カテゴリー: ベーシック10シリーズ Page 11 of 12
◼️10セッション終了半年後 (20210722)
・体の状態
2月 お風呂で息苦しくなる。
3月 首、背中が凝る。体が固くな るのは久しぶり。
4月 体の調子が急によくなる。
5月 歯の定期検診。歯も大切だなと思い歯磨きにいつもより時間をかけるようになる。
6月 夜寝る前に、仰向けになって静かにして体をゆるめるようになる。
7月 左側が時々しびれるようになった。朝起きると左足のかかとが痛むようになる。日中は気にならない。背中の左側が痛むようになる。
・これまでの振り返り
私がロルフィングを受ける目的は「他者との距離のとり方、人間関係改善のヒントを得て落ち着いた生活をしたい」でした。
そして半年経った今、少しずつですが落ち着いた生活をすることができるようになっています。
私は周りに流されやすく、気がつくとずいぶんと無理をしていることがあります。気持ちとは逆の行動をしていて気持ちと体がバラバラです。 でも、だんだんと他者との距離も人間関係にも悩むことは少なくなりました。人間関係はよくなっているとは言えませんが、気持ちとかけ離れない行動が出来ているからかなと思っています。
毎日の小さなこと、花に水やりをしたり、歯磨きを念入りにしたり、寝そべって静かにしたり、という時間を大切にできるようになりました。 なんてことのない時間ですが、私は何かをしていても悩みごとが頭を離れずいろいろ楽しむことができなくなっていました。そのため、落ち着かなくなっていたのだと思います。
このことは、ロルフィングによる大きな変化だと思います。自分に重しができたような感覚があります。 違和感に気がついて調整するにはものすごいエネルギーを使います。そんなときに、何らかのアプローチによってうまく調整できたらいいのではないのかなと思います。 私はロルフィングの力をお借りしたいと思っています。

イラストレーターの方で、毎回手書きで感想をお送り頂いてます。









セッション1
田畑さんのセッションを受けた方から「とてもソフトなタッチ」と伺ってはいましたが、実際に体験してみると、思っていた以上に軽く、そしてピンポイントのタッチで「果たしてこれで何か変化が起こるのか?」と思うほどでした。
けれども、初回は脚の施術が主で、胴体には触れなかったのに、セッション前のチェックでは、呼吸をするときに胸のあたりしか動いていない感覚だったのが、お腹の方まで自然に動く感覚に変化していたことに驚きました。
またセッション後のチェックで歩いた時は、良い意味で身体の重みを感じました。セッション前よりも脚の存在感があり、身体が重力に沿っているような感覚でした。
セッションの最後に感じた、脚の存在感や身体が重力に沿っている感覚は家に帰る頃には感じられなくなってしまっていました・・・
その後、約2週間経ち、今のところ変化というのは特に感じておりません。(初回が終わっただけなので当然だと思います。)
セッション2
最初に田畑さんに、身体の両サイドに立って、どう感じるかを聞かれたましたが、左側に立たれている時に微かに警戒する感覚がありました。右側も警戒感は無くは無かったのですが、左右で違いがあり、普段はまったくその警戒感に気付いていなかったので興味深かったです。
右のふくらはぎに触れてくださっている間、なんだか不思議な安心感があり、とても心地良かったのが印象的でした。また今回も、右足に触れられているのに左足がピクっと動いたりして、それを興味深く感じていました。
途中で出てきた、足の親指から胸まで、ピーンと突っ張る感じは、左半身にたまに出て来るものなのですが(10年くらい前から)右にも出てきたのは恐らく初めてだと思います。
施術前は、歩く時に右足が、ペタッと足の裏全体で床に着く状態でしたが、施術後は、わずかにですが、踵を使いたいような感覚がありました。
セッション3
田畑さんが身体に触れている感覚が無いのに、身体がピクっと動いたりしていて、何をされているのかを伺ったら「見守っている」とおっしゃって、それに驚きました。
私はヒーリングのようなエネルギーワークも行うのですが、そこで、観測者効果ではないですが、最近そういったことを意識する場面があり、田畑さんの言葉を伺って、「見守る」ことの不思議な力を感じたような気がしました。
始まってしばらくして、股関節に、もどかしいような気持ちの悪い感覚が出てきました。これは7~8年前からボディワークの時や、普段も時々出て来る感覚です。
この感覚に対応してくださり、本当にありがとうございました。
あのように、ぎゅーっと足で押したい感覚が出てきたのは初めてで、驚きました。押す角度や、押し返して欲しい角度や力、押し出したいポイントなど、身体の注文は驚くほど細かくて、笑身体ってすごいなあと改めて思いました。
そして、その細かい注文に、的確に対応してくださったこと、本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。
特に右足に関しては、ううう・・と低く呻くような声と涙が出た時に、何かが抜けて行くような感じがありました。
そしてその後、田畑さんがただ足に触れていてくださった、その触れている場所から、微かですが、とても心地良い安心感が出て来ました。
そして最後に、足の指を休ませるということをしてくださった時、これも身体が本当にほっとする感覚で、そして、身体の様々な場所、股関節やふくらはぎ、腰や首の方までピクっと動く感じや、エネルギー的なセンセーションなども起こり、何かプロセスしていたのだと感じます。あの時間をゆっくりと取ってくださったことも、本当にありがたいことでした。
終わってから歩いてみた時に、初めて「土踏まず」を感じました。これまでは、偏平足ではないのに、土踏まずの感触を感じていなかったのだと分かり、驚きでした。
立っている時に、無意識に両足の小指側に体重をかけてしまう状態でしたが、それもだいぶ変化して、親指側、足の内側にも体重をかけられる感じがあります。
セッション4
今回は、これまでの3回でよく起きていた身体の色々なところがピクピクするという反応もほぼ起こらず、感覚的に何かを感じるということも特に無く、途中からは眠ってしまっていたのでしょうか、気付いたら「終わりました」と声を掛けられていたという状態でした。
終わってから歩いた時にも、あまり変化らしい変化には気付けなかったのですが、ほんの僅かですが、(足の調整だったのに何故か)腕の位置が違うような、胸が少し開いたようなそのような感覚でした。
セッション5
3回目の右足のような、左足の股関節の気持ち悪さ、疼きが出てきました。やはりぐーっと押し出したい感覚があり、それをサポートしていただきました。やはりエネルギーが少し抜けたような感じがあり、そして印象的だったのが、終了後にただ横になっている時に「お腹」の感覚を感じた、ということです。お腹の存在を感じた、という方が正しいかもしれません。そして歩いた時は、お腹を中心に左右の足が回転するように出るような感覚で、歩きやすさを感じました。(その後、その感覚は特に感じなくなりましたが(^^;))
セッション6
最初に左足の太ももに少し触れられた時に、それだけなのに、身体の中のピンと張った線(背中から胸にかけてと、腰の一部あたり)が少し緩むような感覚があり、そしてそれが、微かだけれども何ともほっとするような気持ち良いような感じで、本当に田畑さんは魔法使いみたいだなあと思いました。
そして徐々に、左の腰の奥の方にあるピンポイントのような痛みが薄っすら出て来て、それは施術が進むにつれて、どんどん強くなるというか主張してくる感じがあり、とても興味深かったです。
その腰の痛みは、お尻の方や胸の方まで繋がっているようで、少しずつお尻や胸の方にも奥の方の痛みのようなものが出てきました。
右手首も微かに痛みが出て、これは普段はあまり意識したことのない痛みでしたが、もしかすると中学時代の骨折が関係あるのかもしれないと思ったりしました。
その後、特に腰とお尻がどんどん痛くなり、その痛みは、普段そこまで意識したことがなかったのですが、こうしてその痛みが出て来てみると、「ああこの痛みは、結構いつも感じているかもな」と感じました。自分ではあまり気付いていなかった、でもとても馴染みのある痛みでした。
だいぶ痛い状態のまま「仰向けになってください」と言われて仰向けになったので、この痛みはどうなるのだろう…と少し不安でした(^^;)が、田畑さんが腰の下に手を置いて「内臓の重さを感じてみてください」とおっしゃてそのようにしてみると、不思議と、痛みがだいぶ和らぎました。
田畑さんのセッションは、謎と不思議と「???」がいっぱいです。笑
最後に歩いてみた時に、今まで歩く時に、左足にぐーっと乗る割合がすごく高くて、右足に乗る時間はすごく短かったのかも!と、そんな感覚になりました。今までまったくそんな自覚はありませんでした。
セッション7
今回も最初に田畑さんが色々な位置に立たれた時、
位置によって色々な反応が出るのがとても不思議で興味深かったです。
特に右の顔面に、上(頭頂の方)に引っ張られるような感覚と瞼の痙攣が起きたのが
一番大きな反応でした。
口の中の調整を受けるのは初めてでしたが、
軽く触れられるだけなのに、
力が緩むような、微かな何とも言えないような気持ち良さがあったのは、
とても不思議でした。
私は時々喉に、縦に棒のようなものが入ったようなというか、詰まるようなというか、
そういう感覚が出ることがあるのですが、
喉の調整?をしていただいた時に、左側は大きく反応が出て、
その詰まり感のエネルギーが少し緩んだような感じがありました。
セッション8
うつ伏せになって片足を曲げた状態になった時に、身体にかなりの緊張感が出たことに少し驚きました。実は身体は、本当に色々な反応をしているのだなと。
今回は右足のふくらはぎに触れられていた時の、癒着しているものが剥がされて行くような感覚がとても印象的でした。身体の中を、苦しさとも心地良さとも言えない、そして、そのどちらでもあるような感覚が動いて行きました。
ふくらはぎなんて、これまでまったく意識もしたことが無かったですが、そこから生まれる感覚が全身にも及んでいく・広がって行くことに、全身がこんなにも繋がっているのだと、改めて今回も驚きました。
そして田畑さんのセッションは、身体の本当に繊細な部分に働きかけるそういうものなのだなと、今回も深く感じました。
セッション9
今回の動きは、意識しながら行うのがちょっと難しかったですが、伸ばした時に身体の中で頭から脚までの線?が繋がるような不思議な気持ち良さがありました。最後に、身体は動かさずイメージだけで、という時も、実際に身体を動かした時と同じくらいの感覚があり、身体って、イメージだけでもこれほど反応するのだということが分かりました。(もちろん実際にその動きをした後だからだと思いますが。)
適切な意図に基づいた動き・・・しかもそれほど大きくはない動きでも、色々な反応が起こる。身体というのは本当に繊細なのだと感じました。
セッション10
10回目は調整ということでしたが、左半身の訴え?が大きく、その調整をしていただいた形でした。
左半身については、10年ほど前から左の胸と肩甲骨のあたりの内側に、疼きとも痛みとも言えない、何とも言えない気持ちの悪い感覚と、そこを中心に耳の後ろ、足の方までピンと突っ張るような感覚があり、それが何をやっても変わらないような状態でしたので、よっぽど何かが溜まっている?滞っている??状態なのかもしれません。
今回は、途中で出て来た、左足を内側に捩りたくなるような感覚に対して、左足の脛あたりを擦っていただいた時に、身体がほっとするような気持ちが良いような感覚があったのが印象的でした。
また前回のセッションの時の動き・・・身体の脇を下にして横になって、頭を少し上げて腕と足を伸ばす、その動きがとても気持ちが良くて、セッションの時と同じとは行きませんが(^^;)イメージに助けてもらって似たような動きを自分でもしてみています。やはり身体の中の何かが繋がるような感じがあり気持ちが良いです。
10回終えてみて、姿勢など大きくは変化していないかもしれませんが、自分では、足の土踏まずが少し使えるようになった感じがあり、また、土踏まずから、脚の内側、内転筋や股関節まで繋がる感覚が出て来ているのがとても興味深いです。
そして、ロルフィングを受け始めたタイミングで、肚を鍛えることに取り組み始めていました。この2~3ヵ月という短い時間で、少しずつ肚の感覚・・・落ち着きや静かな感じ、を感じることができ始めています。
第10回目
今回のシリーズ中最後のセッション。
会場に向かって歩く時にくるぶしがまだ痛む。しかし右足は楽になってきた。関節を通して呼吸できるように感じる。
上半身、特に首が軽い。
今回はまず仰向けに横たわり、感じ方をチェックする。施術者の立ち位置が決まると、
背中と施術台の間に、上腕部から脚のほうまで順に隙間を作っていく。シーツを使って身体を少し持ち上げたり、背中に手が差し入れられたりする度に、川の流れのようなざわざわした感触が、背中全体から足先に向けて少しづつ流れるのを感じる。
後頭部を使ってバランスを取ったり、左肩を縮めながら眠る癖がわかるようになった。
終了後、座ってみると、下腹部から腿の裏側にかけてとても重い。
手首や肘の関節、前腕部の筋肉が柔らかくなった。
後頭部や頭頂部を意識して歩いてみる。足が痛くなければ、上下動少なく歩くことができている瞬間がある。
肩から後頭部にかけての空間や、頭頂部を延長したところにも意識を向ける。
頭頂部を意識する際に、部屋の天井を限界だと考えるのではなく、その上を捉えると姿勢と重点が変わる。
最後は質疑応答の時間。
Q: 手で加える圧は本当に僅かだけれども、体はその状態を習得して覚えるのか?
A: 一度体験した状態を、今は情報として使わなくても、後で取っておいて、必要な時に必要なだけ使うこともある。
Q: 身体が覚えたり学習したりするにはそれで十分ということなのか?
A: ロルフィングの中にはLess is more という考え方がある。過度の干渉は反発を生むこともあり、良い結果になるとは限らない。
Q: エクササイズするなら何がいいか?
A: パフォーマンスの中の動きをゆっくりやってみるのが良いのではないか。ゆっくり動いて、体に無理がかかりそうなところで止めてみるといい。後は紐トレ。作業する時や、楽器の練習をする時は丸紐を使ってたすき掛けが良い。
最後に。
身体の色々な箇所で新しい感覚を発見することができた。
足指を全部使って歩ける、下腹がまっすぐ前に出る、ふくらはぎが親指と連動している、など。
歩く時など、視覚が空間の全体を捉えている時は、読書時などとは違った働き方をしている。外出自粛令が続いて、デジタル機器に向かう時間が増えるにつれ、視野が狭まっていたのかもしれない。
また、足が弱っていたことにショックを受けた。以前足を挫いて痛めた時の癖なのか、座る時間が長いためもあるのか。また、全く意識していなかったが、以前の足の怪我を庇うような歩き方が長年定着していたということにも気がついた。
自転車だけでは骨に対する刺激が不足する、歩いて骨に衝撃を与えることによって骨の代謝を促す、と田畑さんのコメント。
最も大きな気づきは、これまで自分が、身体が上げる声、時には悲鳴であるような身体の訴えを無視してきたいうことだ。
あえて不快な感覚や苦痛に目をつぶり、忍耐の限界まで自分の肉体を痛めつけて、身体の悲鳴に耳を傾けることをしなかった。
若い頃は、あり余るエネルギーに振り回されないために楽器の練習に没頭した。楽器に依存した、と言い換えることもできる。
そのほかにも、何か集中的に技能を習得する必要があった場合は、自分の身体を矯めることで技術を身に着けようとした。そうしていつしか、身体を酷使して疲れさせることそれ自体を、練習の目的にすり替えることすらあった。
長くなるのでここでは触れないが、当然の帰結として、故障もいくつか経験した。
身体が知っているのに意識が気付いていないことは実はとても多いのだろう。
今回セッションを受けることにしたのは、改めて振り返ると、更年期を迎えて心身のあり方を見直す必要が出てきたためだった。
ロルフィングのアプローチによるならば、力まずにバランスを取れるような心身のあり方を毎瞬発見しつつ、その時その場所での最適な状態を目指すということだろうか。
直接の物理的な刺激が加えられることなく、立ち位置や僅かな接触だけで身体のあり方が変わる。触られている時も触られていない時も、人と人の間にエネルギーが流れ、空間と身体を介してコミュニケーションが成立している。
先の見えない時代をどう生きるか、現代人の私は毎瞬選択していかなければならないが、自分の身体感覚と無意識のはたらきを信頼し、自分と周囲の環境との位置関係を感知することを自分の心身に積極的に許すならば、体感を大きな手がかりとしながら、この乱世を生き延びることができるかもしれない。
非常に身近なところの例を挙げるなら、ラップトップとの角度と距離感、脱力できる寝床作り、同じ姿勢を続けて疲れたら休むこと。もちろんそれだけではなく、無理がかかっている感覚、ニュートラルな状態、積極的にやりたい欲求にそれぞれ意識を向けること。
耳を傾ければ、身体は実は饒舌に語ってくれているように思われる。
一般的に、他のボディワークでは施術者が指導する立場に立って見立てや指導を述べられることがしばしばだ。
田畑さんの一歩引いた介入し過ぎない態度はそれとは異なり、面と向かって評価されたり価値判断されるということがなく、施術を受ける側の感覚や主体性に対する尊重が感じられた。
ありがとうございました。
11回の治療を終えた後、しばらくバランスのとれた身体感覚を体験していたのですが、間もなく強い頭の痛みと揺れが始まり、足裏への荷重の仕方なども、いったん見失った感じになりました。
それがしばらく続いた後、覚醒時の多くの時間、意識の中で過去の記憶が再生されている感じで、その時間を生きているようでした(でも同時に、コロナで世の中の空気が変わっていく苦しさも感じていました)。
過去の出来事の中で、充分に感じられていなかった感情を感じ直したり、現在の視点から過去の様々な状況を捉え直す作業を行っていたのだと思います。十数年分くらいの、私が強くは問題視していなかった期間でした(でも、たくさん気づきがありました)。
その期間の後に交通事故に会い、頭も心も体もばらばらになるという、難しい時間に入って行くので、この2つの時間を繋ごうとする意識の動きなのかな、とも思いました。
現在は、その難しい時の自分の状態を少しずつ思い出してきています。自分に何が起きていたのか把握出来ない、大きなブランクのようなのものなので、怖いけれど良かったと思います。
このような時間を経て、気づいたら、常に頭の上に強い圧力がかかっている感じが無くなっていました。この強い圧力は、「地球に適応できない」と感じる苦しさの原因のひとつだったと思います。まだ、頭、喉、胸、の症状は強いですが、精神的にゆとりが出来て、ひとつ大切なものが解決した気持ちです。
治療の内容はもちろんのこと、治療中に、私の変わった感覚のことを、ごく普通のことのように聞いてくださったり(このことに関して劣等感で一杯だったのです)、いつでも安心、信頼でき、そのままの自分で存在できる時間を過ごさせていただけたことが、どれだけ私に力を与えて下さり、大きく励まされた思いだったか、言葉ではとても表現出来ません。私が体験したことのない、でも、本当に必要としていたことでした。
前述した心身の様々な動きも、受け止める土台を作っていただいて、初めて出てこれたのだろうと思います。
そして、安心感を体験出来たおかげで、自分を守りながら、人や周囲の状況を判断する基準のようなものが、少しずつですが、育ちつつある気もします。年齢的にはとても遅い学びでも、やはり幸せなことだと思います。
本当にどうもありがとうございました。
もう少しだけ、自分のことに専念出来る時間が持てそうなので、焦らず、出来るところまで、自分を理解したいと思っています。
また、先生の治療を受けられる時が来ることを楽しみにしています。
その時は、どうぞよろしくお願いいたします。
ベーシック10の最終日、最後の写真を見た時に、自分の躰が「塔」のように見えた。閃いた言葉はエッフェル塔。二等辺三角形の頂点に頭がのっかっているように見えた。まとまっている印象です。
いつも写真をとっていただく時は、脱力した状態で臨むのに、施術後はピシッと決まった感じで写る自分の姿に驚かされますが、最終日の施術後の写真には感動しました。
セッション1の施術前の写真と最終日の施術後の写真のなんと違うこと。
セッション1の施術前は、見るからにグチャグチャの印象で、身体の各部位は、「自由」というのではなく、方向性がバラバラ、顔も歪んでいる。おまけに髪の毛もグチャグチャだったので、全体的にひどい印象。心も荒れていそうな印象。
最終の写真では、顔も小さくなっていて、リフトアップしていた。整った印象で、精神も落ち着いているんじゃないか? という雰囲気がでており、
ついでに、腰の位置も上に上がって、身体全体が上に引き上げられた感じになりました。
前回の、セッション9の後、膝に抱えていた痛みは全くなくなり、右の首と肩の痛みや緊張に気が付いてもすぐほぐれるという状態でしたが、施術後一週間経った頃に、左の肩から肩甲骨にかけてが、セメントのように固まって重いと感じるが日があり、身体が左に引っ張られている気がしました。
左半身の痛みに身体が引っ張れている感覚は、身体が左へ傾いてしまうんじゃないだろうか? ベーシック10のコースが終わるというのに、せっかくいい感じになったバランスが崩れてしまうのでは? と不安になった。が、
セッション10の施術後に、田畑先生が「自分で自分を治せるようになります」とおっしゃってくださったので、安心しました。
自分で自分を調整できるって便利だ。
しかし、ヤバいと思ったら施術していただこうと思います。
ベーシック10を受けていて、毎回、色々と印象深い内容の施術が多々あって、、、
その内容を、1回目、2回目は、施術の内容と、その時々の身体の反応や意識の変化を覚えていたのに、3回目になったくらいから、施術後、これがすごかった! あれがスゴかった! と心の中はカーニバル状態で帰宅するも、
さあ施術の内容を書きだそうという段になると、すっかり忘れている、ということが続きました。
年齢とともにすすむ健忘症か? という気もするのですが、施術によって、身体がごっそり変わってしまうことで、身体にあった痛みや不快感についての記憶もごっそり消えてしまうのでは? という解釈を、言い訳風だけど、採用することにしました。実際、身体の仕組みや、身体ネットワークがあるなら、その連結方法、身体の各部位の立地条件や、その動きのコンセプトも毎回変化したように感じました。
例えば、歩くということ1つとっても、両脚と足の裏くらいで歩いていると感じていたのに、セッション3くらいで、上半身と連動して右、左と動いて推進していくような···またセッションが進んでいく中で統一感がとれていったり、頭まで連動して動く感じとか、変化していったのです。
身体収の変化が激しくて、それにプラスして頭部も施術を受けるので、脳がつくりだした妄想的な不快感の記憶などもごっそり消えてしったのではないか? と思って忘れる自分を許しています。
とは言え、覚えていることもあります。
最終日、最後に、教わった極めつけに大切なこと。
呼吸は、横隔膜とお腹の両方に同時に入れてOKということです。
合唱の時には、お腹、普段は横隔膜、という風に分けて入れないといけないと思っていたので、セッション中に指示を受けた時に、コンセプト自体を理解できなくて、ガタピシと呼吸を入れることに手間取っていたのですが、
これは、すんなりできるように練習しながら毎日やっていきたいと思います。
あ、、、これを覚えているのは、この呼吸がまだすんなりできる身体に変化していないからなのでしょうか?
解釈に励むのは中断して、呼吸をすることにします。
この呼吸によって、胴体全体に酸素を行き渡らせることができて、肩の内側や腕にまで酸素が行き渡って膨らんで、凝りもとれる感じです。
施術を通して、身体の周り、頭の上や身体の横、脚の下に広がる空間も感じることができるようになりました。呼吸によって身体の内部に広がる空間も感じることができました。
歩くことも楽になりました。
なんというか、気をつけて歩かないと変な風に歩いているかも? と長年気にしていたのですが、脱力状態でも、自然に歩いていれば大丈夫だという気になり楽に歩けています。
窮屈な場所を脱出して広々とした空間に出て晴天を楽しんでいるという感じ。
そして、雨や曇りもゆったりとあたたかくして楽しめる感じです。
ありがとうございました。
2019年12月に片山洋次郎先生とのコラボワークショップで御世話になった方です。ダンスを実践している中で、セッションを通して自身の身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいとのお考えでセッションに臨まれました。
・希望したワーク
Basic 10 Rolfing
・動機
- 田畑さんのロルフィングのやり方、考え方に共感
- 自分は体からのアプローチが合っていると思った
・目的
他者との距離のとり方、人間関係
改善のヒントを得て落ち着いた生活
をしたい
10回のセッションを3つの項目に分けてレポートします
- セッション前の状態
- セッション後の状態
- 日常生活で変えてみたこと
◼️セッション1(20200626)
1. セッション前の状態
・周りが気になり考え事をすることが多く疲れている
・呼吸が浅い
・気分転換が上手くできない
・いつも仕事の事ばかり考えている
2. セッション後の状態
・目線が上がる
・足裏が地面に張り付いている感じ
・呼吸が深くできるようになる
・何か抜けた感じがする
・真っ直ぐ立っている感じ
・日によって頭、背中、右手、左肩、
右足首などに痛みが出る
頭痛薬、湿布薬などで様子を見る
梅雨時期でもあるのであまり気にはならない
3. 日常生活で変えてみたこと
・仕事中の靴をヒールの無いものにした
・椅子なら高さを調整して地面に足が着くようにした
・パソコンに向かう時間を減らす工夫をした
・朝晩、ゆとりがある時に横になってセッションを思い出す
まとめ
目線が高くなったからか、窓の外や空を見上げたりすることが多くなり
空間が広くなった気がして、体が動くようになり落ち着いている
抜けるような感覚を思い出すと
ちょっと気分が変わっていい
これから体のいろいろな部分が調和して動くようになるにつれ、毎日をどんな風に過ごしていくことを選ぶのか楽しみ
セッション2(20200912)
1. セッション前の状態
・左の股関節が痛い
・肩がこっている
・1回目のときとあまり変わらない
2. セッション後の状態
・左の股関節は部屋に入ってセッション前に歩いたときは痛みはなかったが、帰りに外に出たらまた痛み出した。でもそのあとは痛みはなくなっていた。
・セッション中にうつ伏せになっていたときに段々と呼吸が深くなって何か吐き出すような感覚があった。
左腕の位置が落ち着かないけどどうしようこのままでいいかとだまっていたら、しばらくして田畑さんが腕をとったのでわかるんだなあとなんとなくうれしかった。
右足ふくらはぎを押されて、前に外科で治療した場所だったことを思い出した。忘れていてセッション前に話しをしていなかったことだった。
・翌週末に体調が悪く仕事を休む。
病院には行かずに様子を見ながら休息。休日と重なり5連休になったため
ゆっくりできて体調も回復した。
3. 日常生活でかえてみたこと
職場のデスクの配置替えがあった。
前と真逆の位置になってフロア内が広く見渡せるようになった分、前より人の動きが気になる。
その日に食べたいと思うものを食べるようにした。肉を食べたくなることが多くなる。(そういえば、セッション帰りにも焼肉を食べて帰ったことを思い出した。)
まとめ
身体の声を聞けるようになった。
また、デスクの配置替えなどの動きがあったのが面白いなあと思った。
2回目を終了してからセッションを受け続けようという気持ちになった。
1回目の後しばらくはあまり気が進まなかった。
ただ、これはセッションに限らず私のクセでもある。コツコツやり続けることが苦手で飽きやすい。それなのに、10回セッションを申し込んだ。
そして、申し込みしたことを少し後悔したりした。
でも、今身体はセッションに行きたがっていて落ち着いている。身体の声を聞くことを忘れないようにしたいと思う。
セッション3 (20201017)
1. セッション前の状態
・セッション1週間くらい前から足の裏が地面にペタっと着いている感じがする
・いつも不安なことがあると、腰の辺りが浮いてくる感じがするが地面に足の裏が着いているのであまり気にならない
2. セッション後の状態
セッション中にお腹の辺りがムカムカして段々と上がって胸の辺りまできたと思ったら咳が止まらない。すると泣きたくなって泣きながら咳き込む。
目を閉じていたら、自然と目が空いた。生まれたと思った。握っていた手も自然と開いて起き上がりたいのかなと思ったら、ベッドからスルーっと落ちた。ケガをしないような落ちかただったと思う。
落ちた後どんな感じか田畑さんから聞かれて「疲れた」と答えた。
胸の辺りがまだ少しムカムカしていたけれど9割ぐらいは出た感じ。ベッドに上がれるかどうかと聞かれどちらでもよかったので、ベッドに腰掛ける。視界が広くなって窓の外の向こうまで見えて明るい感じ。
左側の肩甲骨の辺りの不具合をゆっくりと調整していただき滞る場所があることを伝える。
その滞る場所が、何か中途半端になっていて解放した方がいいのかもという田畑の言葉に思い辺る節がある。
でも、わたしは解放しないでこのままでもいいのではないかと思ったりもしている。その経験も一部だから離したくないような、なんだかわからない気持ちになる。
セッション前に腰が浮いている感じがあったが、セッション後歩いてみたら全く気にならなくて忘れていた。
帰りは眠くて眠くてタイマーを合わせて電車の中で昼寝しながら帰宅。
3. 日常生活でかえてみたこと
友人と連絡をとり食事に出かけた。時節柄のせいだけでなく、人に会う気にしばらくなれなかったのになあと自分の行動に驚く。
中途半端という言葉が気になり、
ハッキリ表現するようにしてみる。
周りの反応もハッキリとわかり驚く。
左側の滞る場所の調整を自分で思い出しながらやってみる。ゆっくり動くとかなりキツいし疲れる。左側のお腹に触れてしばらくするとお腹が動く。
やっぱり手放したくないような、あの経験が滞っているのかな違うんじゃないかななどいろいろ思いを巡らせながら過ごす。
まとめ
視界が開けたように、いろいろ気がつくことがありセッションを受ける目的でもあった人間関係にも変化が出てきた。自分の感覚を信じて動いてみようと思う。
また、滞っている場所がこれからどうなっていくかが楽しみ。
セッション4(20201031)
1. セッション前の状態
・腰が痛む
セッション前日朝に腰の調子が悪くて起きあがるのが大変だった。
湿布を貼って様子を見ながら過ごす。
・胃の辺りが不快
ガスが溜まっているような、ムカムカする感じ。
・当日は体調がよくない。
2. セッション後の状態
セッション中に前回と同じようにお腹がムカムカしているのがだんだんと上がってきて咳が出る。
また、少しずつ背中が動くのがわかった。
起き上がったときに、自然と前回と逆の向きに腰掛けたのであれっなんでだろうと少し気になった。腰掛けながら骨盤や仙骨を動かすと胃の不快感が和らいだ。
セッション後、歩くと今までで一番強く地に足が着いている感じがした。
すり足になって歩いているようだった。
帰りは胃が不快だったが、食欲はあり食事。また、立ち寄りたいと思った場所にも偶然行けた。腰が痛いし体調もよくないけれど、それなりに動けてたのしかったなあと電車からキレイな満月を見ながら帰宅。
翌日は胃の不快感がなくなっていた。胃の不快感はあったりなかったりが続く。3日後に脇の辺りが締まってくる気がする。鏡を見ると服を着たときの胸の辺り感じがいつもと違う気がする。物を拾おうと頭を下げると前頭部が痛む。4日後には頭痛。
離れて暮らしている家族からギックリ腰になったと連絡があり偶然同じ日だったので驚く。また、気になっていた友人から何年かぶりに帰郷すると連絡がありうれしかった。
3. 日常生活でかえてみたこと
仕事中に骨盤を立たせてみたり仙骨を意識してみたりすると胃の辺りが動いて、スッキリして落ち着く。
まとめ
偶然の出来事が多くあって面白いなあと思った。
左側の滞っている場所は、何か終わっているのに受けとめることができないままになっていることがあるのかなと思った。身体からのアプローチでいろいろなことに気が付かされる。
セッション後も身体が変わっているのがわかって不思議だなあと思う。
セッション5(20201107)
1. セッション前の状態
・腰の痛みは落ち着いた。
・胃の不快感はあったりなかったり。
2. セッション後の状態
今回のセッションはいつもと間合いが違った気がした。
仰向けになり右足首に触れられていると、段々とベッドに沈む感じ。
背中が動く感じがして、前回と同じように咳が出た。立てていた左足がどんどん左側に引っ張られて倒れたかと思ったら、すぐにまた元に戻る。
背中、肩甲骨の辺りから段々と頭に何か抜けていく感じ。そのときに前に歯科治療したところを思い出し気になって田畑さんにお話しする。
起き上がりベッドに腰掛けながらボールを押す動きを左右交互にしてみる。このときに左が押しにくいことを伝えると、田畑さんが少し動きを加えるアドバイスをくれた。右を引きながら左を押してみると押しやすかった。
立ち上がり、音叉で見てもらう。音叉は初めてで右側より左側の方が良く聞こえる。
最後に肩が前に出ていたような気がすることと、今は首を引きたくなることを伝えた。セッション後に写真を見ると1回目の姿勢が前傾だった。
セッション後は安心感があった。
帰りは、とても落ち着いてゆっくり歩いている感じ。
翌日はセッション中に思い出した歯が痛む。胃の不快感もある。
2日目は仕事中の姿勢に気をつけながら骨盤を立てて座るようにするとお腹が鳴る。また、肩がこらなくなったことに気がつく。
3、4日目からは胃の不快感はない。
5日目は背中の骨を鳴らしたくなる。
3. 日常生活でかえてみたこと
セッション翌日に部屋の模様替えをする。床に座ることが多いので、イスに腰掛けて姿勢を意識しながら過ごすようにしてみる。
まとめ
ボールを押す動きは引きながら押すという感覚を思い出した。
身体の動き、姿勢から自分のクセみたいなものにも気がつく。また、周りとの距離のとり方をあらためて見直してみようと思った。
今回のセッション後は体が動きやすくなってきていると感じる。まとまって動くような感じ。
そして、わたしがしたい落ち着いた生活とはどういうことなのかを考えさせられる。
セッション6(20201114)
1. セッション前の状態
・肩、首がこっている。
・胃の不快感はなくなった。
・前日、仕事中に骨盤を立てて座るように意識すると、左半身がボワーっとしびれるような感覚がした。
・重心を左右に移動させる動きをすると左にのせるときにズシッときて、股関節が痛む。
2. セッション後の状態
今回のセッションは CS60でも診てもらった。
うつ伏せになって仙骨をトントンと押されたとき咳が出て、あまり触れられたくないなあと思った。
体が動くたびに「なんだ、なんだ」「わからない、わからない」
と心の中で繰り返していた。
肩、首、頭を押されたとき肩が痛かった。
仰向けになりしばらくすると、左腕がグルグル回って止まらない。回すときに痛むところがあることを伝えCS60で診てもらう。あまりの痛さにビックリしたけれど、田畑さんの笑いにつられて私も笑いが止まらない。痛い箇所が逃げるので、田畑さんがここと言ってつかまえる。いち、にっ、さんっ、いち、にっ、とカウントしてもらって痛みをなんとか乗り切った。
左腕に15年位前に手術の際にした筋肉注射が痛かったことと、小学校を卒業して以来していなかった予防注射をここ2年位続けてしたことを思い出した。田畑さんにお話しすると、注射が体の奥深くまで入って動きに不具合が出ることがあるとのこと。細い針でも体を痛めていることには違いないんだなあと思った。
起き上がりベッドに腰掛けると視界が広くなって明るい。
立ち上がって歩いて見るとバランスが悪いので、少しかがんだりする動きをしたり、首が安定する位置を探したりしながら調整してもらう。
CS60で鎖骨を診てもらう。田畑さんはもう痛くしないからと言ったけれど痛かった。特に左と真ん中が痛くて「ここ?!」と思わず声に出た。
セッション後、重心を左右に移動させる動きをするとあまりブレなくてその場で足踏みをしているような感覚で股関節の痛みはなくなっていた。
また、歩いてみると足だけでなく腰の辺りも前に進んでいる感じがした。
翌日、重い物をほんの少しだけ移動させようとしたらひっくり返りそうになる。
1週間後位から、踵の内側に重心がくるような感じがする。
3. 日常生活でかえてみたこと
・片付けをしたくなって昔の物やある場所を確認する。
・食べなくてもいいなと思うときは食べないで過ごしてみる。
・ここにいるのが相応しいのかどうかと考える場面が出てきているが、どうしたらいいのかわからないままやり過ごす。
まとめ
どうなっていくか楽しみにしていた左側肩甲骨の辺りの滞る場所が、少しずつ楽になっていく感じがする。まさか、左腕の注射が残っているとは思わなかった。あのとき痛かったよなあ、痛いって言えなかったなあと思い出せてよかった。
CS 60は痛かったけれど、痛い痛いと笑い合いながら診てもらったので受けとめられたんじゃないのかなあと思う。
どう感じているのかを落ち着いて振り返る時間を少しでもとろうと思う。
この時間をとる行動が中途半端にしないことにつながるかもしれないとなんとなく思った。
セッション7(20201128)
1. セッション前の状態
・首が凝っている
・頭痛がする
・めがねをかけるのを忘れることがある(視界が明るい感じがするからか)
2. セッション後の状態
今回のセッション中は寝返りを打つことが多かった。
CS60を顔に当ててもらう。
口の中を調整してもらう度に咳がでる。喉の近くに指を入れられたときの咳が今までの中で一番ひどかった。
頭痛は治ったけれど、鼻の辺りが痛くなった。田畑さんに「次に鼻をやりますか」と聞かれ、咳込みながら心の中で「もういいです、すみません」と思っていたら「次にしますか」と言われた。また、泣きたくなり涙が出た。
最近なんとなく、ここに来ていていいのかなと思うようになっている。
このまま寝ていたいな、まだ何かやるのかなと思っていたら起き上がるようにと声を掛けられる。
起き上がったときに、首の辺りが張っているのを伝えると、左右に体をひねるように言われた。そのときに体の中に紐が通っている感じを意識しながらとアドバイスをもらい、やってみると首が楽になった。
帰りは胃が痛む。ズンズンとつくような初めての痛み。翌日には胃の痛みは治る。
翌日、鼻の左側が違和感がある。
鼻水が左側からしか出ない。
セッション後1週間は仕事中に咳が出るが、2週間目には治る。
頭痛がするときがある。休みの日はなく、パソコンのせいかなと思う。
3. 日常生活でかえてみたこと
朝晩ストレッチをする。
肩から首にかけて凝っているのも単純に運動不足なのもあるかなと思い、もう少し運動しようという気分になる。
足だけが先に進むような歩き方をしているのが気になり、意識して腰の辺りから前に進むようにしてみる。
まとめ
体を軽く感じるようになり、少し運動しようという気分になってきたら、悩んでいた人間関係もあまり気にならなくなってきた。
もともと、あまり気にするほうではなかったなあと思い出し、戻っている感じがする。
前回のセッションの後にも思ったが、どう感じていたかを振り返る時間を少しでもとると落ち着いてくる。
やっぱり、体の声を聞くことが大事だなあと思う。
セッション8(20201212)
1. セッション前の状態
・腎臓の辺りが痛む
・胃が不快
2. セッション後の状態
今回のセッションは新しい場所だった。
場所が変わって一番最初のセッションを思い出す。
セッション期間中に重いものを持つことを注意した方がいいのははなぜか?と質問した。
田畑さんからバランスが不安定なときは危ないので注意した方がいいし、引越しと重なる人がいるので…。と言われ、1月に引越しをしたばかりだったのでしたくなったらどうしようとそのとき思ったのだ。
セッションを始めて半年後にセッションする場所が引越した。
今回はほとんど触れられなかった。
でも、うつ伏せに寝ている間中、体はいろいろ動いた。足は広げたり閉じたり、膝から下を上げたり下ろしたり。腕は頭の上に上げたり下ろしたり。その間何か出てきて咳込む。胸骨に CS60をそっとあててもらってパッと離した瞬間にまた咳込む。咳は気管支の辺りから出ている感じがした。
涙も出てきて、心の中で「まだ、何かあるの、もういいんじゃない」と笑いもこみ上げたり「出ろっ」と自分に言い聞かせたり。
起き上がってから、毎回咳込んでばかりいるのがイヤになってきて「これって、出した方がいいですか?」と質問すると「それが何か滞っていることの原因であるなら出したほうが…」と言われて、そうでしたーだから来てます…何を言ってるんだとはずかしくなった。でも、なんで咳ばかり出るのかわからない。
「溺れたこととかありますか?」
確かに小学生の頃プールで溺れそうになった。父と監視員さんに助けられて大事には至らなかったし、今でもプールで泳ぐこともある。
でも、体がアップアップしたことを覚えていたようだった。咳込むのは、そのときの経験から呼吸がうまくできていないために吐き切れてないのが出ているらしい。また、不安になると腰の辺りが浮いてくるような感じがして上半身が上がってくることもこのことからのようだった。
一時期、これはやらないだろうなあと思っていた太極拳になぜかハマってびっくりしたことがある。重心を落としながらの動作なので何か関係があったのかもしれないなあと思ったりした。
セッション後、部屋の中を歩きながら床がムニュムニュして思わず
「この床柔らかいの!?」
「前のよりは柔らかいです」と田畑さん。それにしても柔らかく感じられた。また、窓の外の向こうの景色よりすぐそこのベランダの床に目がいく。
終わりに田畑さんから、「溺れたことがあっても今は大丈夫だということを体で感じられれば」と言われて納得した。
前回のセッション後まであった頭痛も胃痛も今回のセッション後はなかった。また、腎臓の辺りも痛まなくなった。
ただ、仕事中に咳込むことがあってなんでだろう?と不思議に思う。
3. 日常生活でかえてみたこと
今まではやれていたことなのにできなくなったことがある。
露骨でもしようがないと思いながら過ごす。
まとめ
毎日いろいろあるし、ロルフィングを始める前と状況は変わらず、もしかしたら悪くなっているかもしれないけれど、受け止め方が変わった。
今まで自分のキャパシティーがわからなかっただけなのかもしれない。
そのままでもいられるようになってきたと思う。
体がまとまってくるにつれて、何かが小さくなっていって楽になる。
セッション9(20210109)
1. セッション前の状態
・特に痛むところはない
・何かいやな感じや不安になったときは抜けやすい体の右側を意識するようにしてみる
・違和感は体の左側にある
2. セッション後の状態
はじめはうつ伏せになり左手をバランスボールに乗せていたが、すぐに体が左右に伸びてボールはいらないとでもいうように弾いた。上下にも伸びて気持ちよくなってきた。
右側のお腹の辺りがムカムカしてきたけれどあまり気にならない。
このまま寝っ転がっていたいなあと思ったのも束の間、CS60を右側の背中にあてられ痛くて大変なことに。
肝臓の後側の辺りにしばらくあててもらって痛みが収まると、今度はイヤな感じがする。
触れられたくないけれど、ここはやってもらったほうがいいと思いながらあて続けてもらう。
仰向けになり、「ここだ」と言いながら田畑さんが肝臓の前側にCS60をあてると呼吸が深く入り思いっ切り咳がでる。左側の胸骨にもあててもらったが、前側は痛くて「もうだめです」とすぐにあてるのをやめてもらった。
前の左腕にあててもらったときの痛みとは違う痛みで、これまでで一番痛かった。
でも、呼吸はしやすくなった。
今までは、どこまで息を吸えばいいのかわからなくて、深く吸い込み過ぎていたんじゃないのかなという気がした。
すぐに体がしびれてきた。
左側、顔面、右手などいろいろ溜まっているものを放電しているらしい。
ボワーっとした面白い感覚だった。
立ち上がって歩いてみるとどうしても左側に傾く。田畑さんから右側に視線を向けるように意識して歩いてみてとアドバイスをもらいやってみると、すぐにバランスがよくなる。
帰ってお風呂に入りながら、痛かったところを押してみると痛みが振り返して翌日も痛む。
翌朝、布団の中で呼吸が楽ですごく気持ちがいい。実はこの感覚は前にも味わったことがある。体がなにかにやわらかく包まれている感じで忘れられなかった感覚。
また感じることができてうれしい。
3. 日常生活でかえてみたこと
意識を向ける場所を変えてみる。
すると、もしかして前はこういう感じだったんじゃないかな?と何か少しずつ思い出しているような気がする。
まとめ
10回目を受ける前に今までのセッションを振り返ってみた。
アドバイスを忘れがちなことに気がついたので意識してやってみようと思う。
また、気持ちや気分があまり揺れなくなったのか低いけれど落ち着いて過ごしやすい。
◼️10セッション終了半年後 (20210722)
・体の状態
2月 お風呂で息苦しくなる。
3月 首、背中が凝る。体が固くなるのは久しぶり。
4月 体の調子が急によくなる。
5月 歯の定期検診。歯も大切だなと思い歯磨きにいつもより時間をかけるようになる。
6月 夜寝る前に、仰向けになって静かにして体をゆるめるようになる。
7月 左側が時々しびれるようになった。朝起きると左足のかかとが痛むようになる。日中は気にならない。背中の左側が痛むようになる。
・これまでの振り返り
私がロルフィングを受ける目的は「他者との距離のとり方、人間関係改善のヒントを得て落ち着いた生活をしたい」でした。
そして半年経った今、少しずつですが落ち着いた生活をすることができるようになっています。
私は周りに流されやすく、気がつくとずいぶんと無理をしていることがあります。気持ちとは逆の行動をしていて気持ちと体がバラバラです。 でも、だんだんと他者との距離も人間関係にも悩むことは少なくなりました。人間関係はよくなっているとは言えませんが、気持ちとかけ離れない行動が出来ているからかなと思っています。
毎日の小さなこと、花に水やりをしたり、歯磨きを念入りにしたり、寝そべって静かにしたり、という時間を大切にできるようになりました。 なんてことのない時間ですが、私は何かをしていても悩みごとが頭を離れずいろいろ楽しむことができなくなっていました。そのため、落ち着かなくなっていたのだと思います。
このことは、ロルフィングによる大きな変化だと思います。自分に重しができたような感覚があります。 違和感に気がついて調整するにはものすごいエネルギーを使います。そんなときに、何らかのアプローチによってうまく調整できたらいいのではないのかなと思います。 私はロルフィングの力をお借りしたいと思っています。

セッション7回目、はじめに田畑さんに「今回は口と鼻を内側から広げます」と言われ、どんなことをするのだろう?と思いつつ、仰向けのまま覚悟を決めました。
右足の方から順に触れていただき、準備が整ったところで口の中の施術へと進みました。手袋をした田畑さんに、歯茎の根本に触れられるのは、歯医者さんに行った時の感覚に似ていました。軟口蓋や舌の下(舌骨周辺)にも触れていただきました。続いて鼻の中に触れられながら、副鼻腔から肺までを意識しながら呼吸しました。
これまでのセッションを通して、触れられると、その部位や、広い範囲がゆるむ感覚が分かってきました。(逆に状況によっては、触れられると強張る場合もあると思いますが。)そして、触れられたときではなく、日常生活の中で触れられたことを思い出したときにも、感覚に変化が起こるような気がします。
施術を終えて歩いてみると、わずかに頚椎上部の動きが感じられました。田畑さんに伝えると、頭蓋骨と頸椎が繋がる位置を教えてくださいました。普段イメージしていた首よりも、頸椎は上の方まであることが実感できました。
副鼻腔や頸椎など、普段のイメージと、身体の構造のずれがはっきりと感じられたセッションでした。両者のイメージが一致してくると、楽に動けるのだと思います。セッションを通して、自分の体と出会い直しているという思いがますます強くなりました。
次回からは「全身の統合」に進むとのこと。まだまだ楽しみが続きます。