ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

月別: 2020年6月

セラピストへの10分遠隔セッション

対面ロルフィングセッション、及び50分のリモートセッションを2回受けて頂いた方への、10 分遠隔セッションのご感想です。

http://rolfinger.com/Experiences/2020/05/25/ご夫婦で遠隔セッション/

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エネルギーワークのようなものだったのでしょうか。ただ、寝転がっていたときに体の膝などの体の筋を伸ばされるような感覚を感じました。

そのあとは痛みがなくなって、体も軽やかな感じがしました。嬉しくて足を伸ばしてみたら、股関節がぎくっとなりました。

その後、少し痛みはあるのですが、気がつけば、今回のセッションの前のセッションから肩こりや頭痛は解消されています。そう思うと、体が変化しているので、その変化を体全体がバランスを取ろうとしているのでしょうか。

今も少し痛みが残ってはいるのですが、体の柔軟性は出てきています。年齢も、微妙な時期に来ているので、いろいろと体も変化しているので、なんとも言えないこともあるのかもしれませんが、
最近、気づいたのは、変化するまえに、好転反応が起きてその後、痛みがなくなるパターンもあったので、少し様子をみてみるのもと思いました。

ありがとうございます。ただ、ロルフィングは治療ではないと田畑さんがブログのどこかに書いておられた気がするので、体がどう変化していくかということが必ずしも、自分が希望するものでないこともあるということを頭に入れておく方がいいのかなぁと思いました。

Rolfer’s NOTE:

セッションは、治療の意図でワークしているわけではないけれども、
様々な改善は結果として起こってほしいとは思っています。
記載が薬事法に抵触しないようにしたい意図に加え、包括的にセッションをプロセスとして捉えてほしいという両側面から、「治療ではない」という表現になっています。それ故、一般には伝わりにくい説明となってしまいます。
また、ある症状の改善に執着して焦点を合わせ過ぎると、他で起こっていることを見逃してしまうということ避ける意味もあります。

呼吸の浅さとお腹の異様な固さを根本的に改善したい編集業の方

”2年ほど前から月1,2回のペースでCS60に通っていて、ずいぶん楽になってきているのですが、呼吸の浅さとお腹の異様な固さはなかなかよくならず、根本的にどうにかしたいけれど、どうしたらいいのだろう、という状態のなかにいます。ほかに自覚している症状としては、職業柄、慢性的に首と肩、最近は腰と背中も凝っています。”

[第1回目 202063日]

 とにかく、足の裏が地面をしっかりと踏みしめている、というのが一番の感想だ。帰り道に並木橋の交差点で信号待ちをしていたら、自分が内側からじんわりと満たされるような、「幸せ」と呼ぶしかない何かが下のほうから湧いてきたのをよく覚えている。それがまだお腹の下の前のほうに溜まっている。家の廊下(すごく短い)を歩いたり、シャワーを浴びているときにもやってくる。

 なぜこうした感覚になっているのだろうと考えると、足の付け根が安定している感じがある。それは、膝が真っ直ぐで力があっちこっちにいっていないからなような気がする。きっとそれらのあいだも、足以外の場所も、さまざまな事柄がそれらを支えているのだろうけれど、いまのわたしにはそれくらいしかわからない。

 いつもそうなのだけれど、あまり知識がない状態で体験してみて、あとから考えたり、調べたりするのを好むため、今回もよくわかっていない状態でなんとなく申し込んで施術を受けてみた。ただ、健やかな身体、生き方ってどんな状態なんだろう、という疑問はぼんやりとあって、それだけはきいてみたいなと思っていた。でも、答え合わせのようになってしまってはつまらないなと、その質問を飲み込んだのだけれど、帰り道に、自分が在りたい状態というのはこういう感じなのかもしれない、というのをふわっと感じた。

 ついどこが痛い、違和感があると、一点に意識が行きすぎてしまうけれど、一枚の葉っぱが無数に集まって木になり、森をつくるように、あらゆるものが小さく、繊細に、複雑にかかわっていて、その全体性やそこでの流れが止まらないことが大切なんだろうなと。自分の身体のなかにおいても、この世界のなかにおいても。これは初めて感じたり、考えたことではないけれど、すとんと自然な感じで、全身で理解した感覚があって、いまもそのなかにいる。それは、たとえ体調が悪かったり、困難な状況のなかにいたとしても、あまり変わらないのだろう。

 初回でこういう感覚がやってきてしまって、早すぎやしないかというか、一体これからどんなふうになるんだ? と思ってしまうけれど、もしかしたらこの感覚をより微細に見ていくことになるのかもしれない。先の話はあまり意味がないなと思いつつ、忘れるためのメモ。

 あとは、家でK-POPなんかをかけてよく踊っているのだけれど、異様にからだが動きやすくなった。腰のあたりはしっかりしているけれど、ほかはふんわりしている。首はこれまでいつも左を向きにくかったけど、未だにスムーズ。逆に、手首がいつも緊張しているから(これは明らかにPCの使い方のせい)、そこに気を取られやすい。背中と肩甲骨のあたりはまだもやっと変な感じがあって、横になっていると、たまにそれが気になって目が覚めることがある。

2020年6月7日

[第2回目 2020年6月10日]

 いま思うと、前回はあまり集中できてなかったなと思う。生理でからだがぼんやりしていたせいかもしれない。いま起きていることよりも、初回の施術のことをよく思い出していた。レポートに書いて固定してしまった事柄以外の忘れていた出来事を思い出すというか。

 思い出したのは、父や中学時代の友人のことがぼんやり浮かんできたことだ。次の日だかその次の日だかには、最近あまり会えていない20代の頃にずっと一緒にいた友人も出てきた。いまも昔もすごく大切な存在の人もいるし、たいしてかかわらなかった、どう考えても重要じゃないだろうと思う人もいて、そのランダムさに驚いた。それだけの人が自分のなかにいるということだろう。そう考えると、過去の記憶や傷、癖などが自分の身体のなかに眠っていて、それが現在に何らかの作用を及ぼしているという考え方には、頷ける気がする。そんなことをつい考えてしまって、あまり自分の内側に意識が向かなかったように思う。

 そんななか感じたこととして、頭をさわってもらったあとに、左足のふくらはぎが作動する感じがあったことだ。ゴムボールが入って、ふれられて振動が起こった感覚が再生されて、5、6回まだゴムボールがあるような感触で揺れた。そういえば、初回も同じようなことがあったけれど、こんなにビビッドではなかったので興味深かった。ほかの場所でも同じようなことが起きているのかもしれないけれど、どうやら頭をさわられたあとに、足に起こりやすいようだ。

 また、最後のほうと、歩いたときに、電車や風の音が気になった。時間帯のせいかもしれないし、集中力がなかったからかもしれないけれど。自分の身体のことを見ようとしていると、外の情報が入ってきて、それに伴って、自分がいる部屋や8階にいること、この建物の大きさなどに意識がいった。身体のことはよくわからなかった。

 土曜の朝、起きたらまたいつものように左の首が少し痛くて、酷使した覚えも、寝違えた覚えもないのになと思っていたら、日曜の朝には治っていた。左を向くと、まだ肩の後ろのほうにうっすら力が入る感じがあるけれど、痛くはない。こうやって、何かあっても勝手に治ってくれたらいい。

2020年6月14日

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