セッション1
前日まで、本当に今、ロルフィングを受ける意味はあるのか、と思っていたが、田畑さんに料金を事前に振り込んだ時点で、腹が決まった感覚があった。
右か、左か、どちらか気になっていたかというと左。
これは、5歳の時に左(おそらく)の鎖骨を骨折したという事実があるから?
田畑さんが左に立つと、右より嫌な感じがした。首も右側より左側は可動域が狭い。
左側のなにかを避けるように、右側に身体が畳まれていく動作が無意識にでていた。
同じような身体の場所でも、左側を触わられるとビクッとなった。右側だとそのような反応はなかった。
田畑さんが左の鎖骨に触れるか触れないかのタッチで触ると、両膝を立てた足を伝って、お尻がどんどんマットに沈んでいく感覚があった。カエルが足を折り曲げているみたいだと思った。
目をつぶっていたので、どれくらいの動きあったのか正確にはわからないけど、体感ではかなり動いている感覚があった。びっくりした。
翌朝起きると、ピースフルな感覚があった。
左の鎖骨が、赤く浮き上がっていた。
セッションの後は赤くなっていたかはわからない。
赤みは午前中には消えていた。
関連性はわからないけど。
セッション中、お尻がどんどんベットに沈んでいく感覚があったのは、少々思い当たる節がある。
私が、鎖骨を骨折したのは、砂場のへりの段差に手を使わずに突っ込んでいったから。
もしかしたら、骨折した時、おそらく、お尻が砂場にめりこんでいったことと関係がある?
その時のことは、本当に記憶がないので、推測でしかないけれど。
自分の静かさと一緒にいたいと思った。
それが叶っているかは?
でも、そうあろうとはしたな。
セッション2
うつ伏せから始まった。
最初、田畑さんはあまりタッチをしなかった。していなかったが、身体は変わっていくのを感じた。左半身がとける感じ。右半身はよくわからなかった。
その後、本当に触れるか触れないかの感じで下半身をチョンチョンと触られた。
頭を触られる。これは、痛くはないが、ちゃんと触られている感覚があった。
うつ伏せが続いたせいか、首の付け根がいたくなる。
それを伝えると、仰向けになった。
また、おしりが沈む感じが一瞬あった。
首の施術。これもソフトタッチ。
どのタイミングか忘れたが、右手が開いた感覚があった。手放す。
手放したら、落っこちちゃうと思ったけど、宮崎アニメのラピュタの最初みたいに、飛行石が助けてくれるかもと思った。
左手が開く感じはあまりなかった。
今回のセッションは、前回のセッションに比べて、田畑さんから、どうですか?と声をかけられても、言語化できなかった。
変わっているような、変わっていないような。
セッションが終わった直後、歩いてみて。
腰がいつもより、前にある気がする。
ふとももの中に木がある気がした。
それを使って、足を動かしている感じ。
セッション2が終わって、電車待ってる時。
ボーッとする。口がとじない。リュックを前側に抱えたくない。
首が伸びている。腰まわりが軽い感じ。
思い出したこと。
私のこれまでの怪我は、左側に出てくることが多かったようだ。
鎖骨、臀部、足首。
あと、中学の頃、左側の顎がよく外れていた。
ついでに左目の視力は右より悪い。
何か関係ある?
翌朝
足首から力が抜けていることを感じる。
頭を触ってみると、きれいな形になっている気がした。私の頭はいびつな形をしていたと思ったのだが。
その後、幾日か経ち。
人に頼れないという自分を発見した。
どうせ、他人は自分を助けてはくれないと思っている。
セッション3
最初はいつもどおり、動いて、写真撮影。
手を前から、横から上へと動かした。どうですか、と、田畑さんに聞かれた。
何か、すくい取ることが出来る体感であったが、ピンとこないと咄嗟に答えた。
脇が気になると言えば良かったと、後悔した。
今日は横向きのセッション。
自分で好きな方を選んでよいということで、左をなんとはなしに選んだ。
セッションの時は、いつも寝るとき下にするから選んだのだろうと思ったが、よく考えてみると、私が下にするのはたいがい右だ。
理由なんてないのか?
最初は、田畑さんは触らずに施術をしていたように感じた。その後、右足に繊細なタッチ。微調整されているという気持ちになった。
どんどん身体が沈んできて、意識も深いところに潜っている感覚があった。
目をつぶっていると、黒や深い青色のイメージが浮かんできた。
田畑さんにどうですか、と聞かれたことによって意識が戻った。その前に何か思っていたこともあったのだが、忘れてしまった。
右足にワークをしていのに、左側の身体がどんどん沈んでいくのが面白かった。
次は右を下にする。
左を下にするのと、右を下にするのでは、随分と身体の印象が異なる。
腰に違和感が生じたので、それを伝えると微調整をしてくれた。
右側が下の時は、頭を中心にワークが行われた。噛み合わせが変わり、奥歯をより感じるようになった。
右側を下にした時は、意識が深いところには落ちなかった。
次は、仰向けになった。
首がいつもと違う位置にあると気づいた。頭の下の方までベッドについているイメージ。
この辺りになると、田畑さんの問いかけに答えるのが大変だった。ボーッとして、言葉がすぐに出てこない。
足をベッドの上に立てた。
右足を若干左側によせると力が足の方から、体幹に戻る感覚があった。お腹が充実している気がした。
呼吸を続けると、お腹は充実しているが他の部分は軽い感覚があった。
ベッドに腰掛けた。
そうすると、お腹の充実感をあまり感じられなくなった。
施術が終わり、歩いてみて。
足が一直線に出ている気がした。
足が前に出やすい。
着替えてみると、前面が一直線な気がした。
手も伸び伸び動く。
とにかくぼんやりした。
軸が一本すっと入っている気がする。
あまり早くは歩けない。
翌日。
座っていて、腹に充実感を感じている時間が長かった。安心する。
季節も春の兆しを感じるようになってきて、希望があるなぁと感じた。
なんだか、なにかをやりたいし、変わりたいんだけど動けないなぁ。
首が前よりよく動くことに気付いた。
セッション4
セッション当日の朝、秋頃に引越しを検討していたエリアから、物件が空くとの情報を得た。
引越しは、望んでいたことのはずだが、今の環境から変化することに対してとても恐れを感じていることに気付いた。
セッションについて。
横向きになる。最初は右を下にした。
最初の田畑さんのタッチは、水紋のようだと思った。
田畑さんの声掛けと共に骨盤周りを動かす。
途中、フィンランドの石の教会と、草津温泉のカフェが頭に浮かんだ。
連想という感じではなく、唐突に。
田畑さんのタッチは繊細であるが、意図を持っているから、きちんと必要な箇所に働きかけがあると感じた。
次は、左を下にした。
同様に、田畑さんの声掛けと共に、仙骨まわり、尾骨まわりを動かす。
途中、私の動かし方に自信がなくなったが、大丈夫といわれてほっとした。
右を下にするよりも、左を下にした時の方が、ワークしてもらって嬉しい気がした。
やっとここにワークしてもらえたという喜びがある。特に坐骨周り。
とても効いている気がした。
左側のお尻は、交通事故や怪我の影響か、時々痛みが発生する場所である。だから、そう感じたのかもしれない。
最後に、仰向けになる。
最後に骨盤周りに音叉の振動の働きかけがあった。
左側に振動がある時に、骨盤全体が響いている感覚があった。
立ち上がり、歩いてみると、仙骨まわりが、いつもよりスッキリしているのを感じた。今まで、こんなことはなかったので静かな感動があった。
尻餅はトライアンドエラーの証と田畑さんにいわれて、そういう見方もあるんだと思った。
帰り道、歩いていると歯の噛み合わせが変化しているように感じた。
首の納まりが良い。
翌日。
いつもより、空気が胸に入っていると感じた。
左足がいつもより地面についている気がする。
セッション5
ベッドに横たわり、田畑さんが場所を移動する。私からみて、右下にいる時に森の中から見守られているような感覚があった。
ベッドに仰向けに横たわり、左足裏をベッドにつけるように膝を立て、右足をベッドから出して、ベッドの下にあるボールを踏むような形から始まった。
まずおへそ周りを触られる。
その後、右側のどこかにそっと触れられたのだが、何故か左側の足の角度に影響があった。いつも内側の角度に傾けがちであるのだが、自動的に外側に足が移動した。
なんだか、自分が見えない糸に操られている操り人形のようだと思った。
田畑さんの微細なタッチが続いていくと、なんだか顔を動かしたくなったので、動かした。顔をしかめたり、すぼめたり、舌で歯の位置を確かめたり。
田畑さんにどんな気分ですかと尋ねられたので、小さい頃の積木遊びの気分と答えた。家にかつてあった積木の質感や色さえも同時に思い出した。ずっとあの積木を思い出すことなんてなかったのに。
今までも、しかめつらや、歯の位置を舌で確かめたことは何度もあった。しかし、この動きをして、知っているはずなのに、知らないことをしている気分になった。
反対側も同様に右足を立て、左足をベッドから下ろした。
こちら側をやっている時も、やはり自分自身の噛み合わせが気になった。
奥歯をずっと噛み締めていたい気分になった。
最後に、両足をベッドに立てた状態で、施術を受けた。胸骨と喉のあたりに微細なタッチがあった。
セッションが終わり、腕を動かしてみて。
胸まわりも同時に動いていることに気づいた。
今日のセッションは、頭部にワークがなかったのにも関わらず、噛み合わせがとても気になったセッションであった。
田畑さんにそれを伝えると、今回は消化器周りに働きかけをしたので、消化に関わりがある歯のあたりも影響があるのかもしれないとのことであった。
噛み合わせについては、まだ調整中という感覚がある。
セッションが終わり、帰りの電車内で感じたこと。
左足に体重をかけても大丈夫だと思った。
次の日。
ずっと書き物をしていたが、あまり腕が疲れない。痛くなるのは、肩甲骨であった。
物事を困難に感じていたのは、私の在り方がそうであったに過ぎないと感じた。
私が落ち着けば、周りも落ち着いた状態になる。
セッション6
世間は騒がしいが、私自身は落ち着いているという状態にあると感じている。
セッションの前に、新しい動きの提案があった。
体重を右左に移動させる動き。
左足に体重をかけるのは、前より嫌でなくなったが、やはり右足に比べると左足は心許ない気がした。
今回はうつ伏せから始まった。
左足首にクッションを入れてスタート。
足首あたりや膝下あたりへの繊細なタッチがあったように思う。
そうこうしているうちに、何故か肩周りが気になって、動かしてみた。
頭へのワーク。
いろいろな箇所を触られたが、なぜか舌が縦横無尽に口内を動いていた。どこにいたらよいか、ポジションを探していたように感じる。
左腿裏、左坐骨を繊細にタッチされた。何故かくすぐったいと感じた。
次は右足首にクッションをいれた。
左足首と、同様に足首や膝下への働きかけがあったと思う。お尻まで、その動きの波が来ているように感じた。
やはり、肩周りが気になった。
仙骨や骨盤、坐骨へのワーク。左右どちらにも働きかけがあった。
最後に、頭から仙骨まで、呼吸を通すように言われてたのでやってみた。
仰向けになるように伝えられたので、仰向けに。首のカーブが変化し、頭がついている箇所が変化したような気がした。
両膝を立てた状態になる。
左足首側にワークされていくうちに、上半身が勝手に右側に捩れてきた。
田畑さんから首をゆっくり左右に動かすように言われ、しばらく行っていたら収まってきた。
左足首をこすられる。確認しなかったが、何かの器具をあてられていた?(うわさのCS60?)痛くはない。
左足首をかつて捻挫したことを思い出していた。それからしばらく、ヒールの高い靴を履くと、左足首が痛くなっていたことも思い出した。
足を元の位置に戻すと、お尻がよりベッドの方に沈んでいるように感じた。
ベッドの脇に腰掛けると、お腹に充実感があると感じた。
セッション前に教えてもらった左右の体重移動をまた行ってみる。
セッション前より、左足首が頼もしくなった。細い足首が太くなった感じ。
セッションが終わって。
やはり、噛み合わせがまた変わっていると感じる。奥歯がちゃんと噛み合っている感じ。
足がまっすぐ前に出る。
首の付け根と頭蓋骨の接点の様子が変わった気がする。
翌日。
椅子に腰掛けると、うまくお尻が座面に接地している感覚がある。腰に手を当てると、骨盤の角度が変化しているように感じた。
人の目を気にして生きていたなぁと思った。好きに生きようと心に決めると、口の中が緩む。口の中に感じる苦い味がなくなる。
左足に体重をかけても大丈夫な感じって、本当にずいぶん長い間感じていなかったことに気づいた。今までよく頑張ってたな。私の左足。
セッション7
うつ伏せからスタート。
田畑さんが触らずにスタートの位置を探している時、ロルフィングセッション開始時よりも身体がすぐに反応する感じがするなと思った。
まずはチョンチョンと肩など軽いタッチがあった。
なぜか奥歯を噛みしめたくなり、噛みしめた記憶がある。
ついに口の中への働かきかけがあった。顎の骨の重みを感じるよう促されたが、よくわからないなぁと思った。そもそも顎の骨の重さに意識を向けたことなんてこれまでない。
歯ぐきの外側のところに指を入れての施術があった。上顎、下顎、それぞれに。
施術をうけるだけで、口の中の強張りが取れた。また、噛み合わせも変わっていった。
歯ぐきの内側のところにも施術を受けた。口内が緩んでいった。私の口の中って強張っていたんだなぁと気付いた。
鼻にもワーク。
まずは左の鼻。
ちょっとだけ指を入れられた。呼吸をしていた時、お腹が動いていることに気づいた。いつも、お腹が動いていることに意識がいかないのに。次は同様に右の鼻。
鼻が終わると、鼻通りが良くなったことに気づいた。
口と鼻が終わり、右側に首を向けた。
CS60を用いてのワーク。
首や頭部を擦られた。左顎の関節のところも。前回と同様痛くはない。左側の首か肩を擦られた後、何故だか左手の力が一気に抜けた。これはセッション後まで続いている。手の中に吹く風がとても軽やかだ。
前回左足首の時に感じた劇的な変化はなく、それを正直に田畑さんへ伝えたところ、劇的なことは狙っては起きないとの旨のことを伝えられる。
それを聞いて、そりゃそうだと思い、笑ってしまった。
次は左側に首を傾けた。
首、肩、頭部をCS60で同様に擦られる。
頭を擦られた時、いろんな事をぐるぐる考えていたが、その次に喉を擦られた時、咳をしたくなり、それと共にいろんなことを忘れてしまった。
だから、今回のセッションの前半はよく思い出せない。
セッションが終わり歩いてみて。
かかとの中心を感じられるようになった気がした。
自分の身体はS字だと思った。
目線が高くなった気がする。
駅まで歩いてみて。
とにかく足が軽い。特に左足。今まで感じていた重さはなんだったんだろう。
唾を飲み込む時、ノドのつかえが取れている気がした。
朝起きて。
頭がスッキリしてクリアな感じがあった。
翌日夕方。
理由はわからないが頭痛があった。
左手のしびれも一時あった。
セッション8
足を施術されているにもかかわらず、手の力が抜けているのが不思議だった。
脇のあたりを施術されたのは新鮮な感じがした。
今回は施術中の記憶があまりなく、施術中のレポートを詳細に書くことが出来なかった。
セッションが終わって。
お腹がスッキリしている。軽い。
空気が吸いやすい。
今までにない省エネで歩ける。
背骨がどこにあるかわかる。
存在するのに、そこまでエネルギーはいらなかったようだ。そういう感じがする。
セッション中から頭痛がしていたが、帰り道も痛いままであった。
翌日も痛いままだったので、仕事を休んだ。
なんとなく、私は頭頂の場所が体感としてないのではと思った。
頭痛が引いたので散歩する。
重い荷物を持って歩いていたが軽快だ。
花粉で鼻周りがぐしゅぐしゅであるが、その他の身体の部位は軽やかである。
足の裏が、軽やかな感じなんて初めてだ。
別の日。
履いていると滑りやすい靴下を履いて歩いていたら、足首の強張りが、復活した。
靴下を脱いだけど、なおらない。
足首の力みはどうやって取ればいいのだろう。
と、なんとなくネットサーフィンをしていると田畑さんが、はれ豆で収録した動画を発見して試聴してみる。それを見て、自分の身体のうちで、今1番心地よいところに意識を向けてみようという気持ちになった。実際やってみたところ、右足首の力みが少しとれた気がした。
滅多にかけない眼鏡をかけてみる。
これをかけると、ちゃんと頭頂を感じられる気がする。
仕事場で。
いつもよりお腹に空間を感じる。
だからなのか、目線が高い気がした。
首がスムーズに左右に動くことに気づいた。
前より仕事が楽しいと思う時間が増えた。
セッション9
当日の朝、お腹のあたりが痛みだす。
おそらく生理の前触れ。
4日前にも、これより若干軽い痛みがあった。
いつもより痛みがどこにあるか、輪郭線がハッキリしている。骨盤の形が痛みによってわかる気がした。また、いつもより痛みが強くも感じる。
尾骨が痛みで痺れているような気がした。振動を感じる。響くように痛い。
肛門や会陰の方まで痛みが繋がっている。
仕事を休もうかと思ったが、仕事場の近くに来ていたことと、本日仕事帰りにロルフィングの予約をしていたこともあって、様子をみるために一度仕事場に来ることとした。
まだ経血は出ていなかった。
実は、生理痛の軽減にロルフィングが有効なのではと、今回の10シリーズに期待していた。なぜなら、前回の10シリーズ後、生理痛がほとんどなくなったからだ。
しかし、年月が経つにつれ、生理痛が復活してきた。
今回の痛みは、いつもより強い気がするのだが、なぜか、これが私が女であることの証明だと感じた。
いままで、生理の痛みについて、私が女であるせいでこんなにも痛いと思っていたところがあるなと思った。
その後、痛みはおさまり、いつも通り仕事を行うことができた。
やはり、月経が始まり、経血が出たことをセッション前に確認した。
セッション。
横向きになって行われた。
頭頂があまりかんじられない私に、頭頂とはどこか教えてもらうようなセッションであった。
首を上に動かし、バランスボールの上に載せた手、逆の手をスムーズに動かす。
その後、cs60を頭部、肩、仙骨にたくさん当ててもらった。
なぜか、右手のひらを動かしたくなり、動かしたくなくなるまで動かした。終わると手のひらがスッキリした。
右側面のワークもあった。触ってもらって、とても心地よい感じがした。
セッション後。
首が左右に動く可動域が広がった。
胸が開いた。
右手が開いた。
両膝がくっつくようになった。
カカトの内側に変化があった。スッキリしたような。
肩の力が抜けた気がした。
翌朝。
頭を触ってみて、形が変化していると感じた。平になった気がする。
首の後ろも触ってみた。こちらもまっすぐになっている気がする。
生理開始してからの痛みは少しあったが、あまり気にならなかった。
セッション9とセッション10の間は、4日間しか開いていない。
しかし、精神的にショックなことが2つ起こった。なおかつ、誕生日を迎え、引っ越しを決意した。
誕生日は3月にも関わらず東京で雪が降った。私が産まれた日、出生地横浜でも雪が降ったと聞いている。
今年は年女だし、なんとなく生まれ変わりの象徴のような気がした。
今、私は、最終回のロルフィングの予定があることに安心感を抱いている。セーフティーネットがあった、という感じ。
セッション10
セッションはじまり、私はベットにあおむけに寝転ぶ。田畑さんがいつものように最適な場所を探して、場所移動をする。
はじめ右下に田畑さんが立った。顔をそむけたくなるほど、私はその場所にいてほしくなかった。それを正直に伝える。
これまでのセッションでも、田畑さんがいる場所について快不快をかんじてはいたが、これほどまでに嫌な感じを明確にとらえられたのはこのセッションがはじめてであった。
その後、左下に田畑さんが移動し、いろいろ位置を探った後頭上にたたずまれた。この位置が一番私への干渉が少ない気がしたので、それを伝える。
田畑さんは、その場所から私を見守ってくれることとなった。
今回のセッションは田畑さんからのタッチは全くなかった。田畑さんに見守られたり、言葉をかけてもらうことによって私は自分自身で統合をすすめていったように思う。
振り返ると、最終セッションにふさわしい内容だなと思う。いったん区切りの10セッション、独り立ちできるように。
身体が勝手に動くので、それに任せていた。セッション1~9まで、影響があった個所をまるでおさらいしているみたいだなと思った。
途中、頭の中が、今になく全く別のことを考えるようになった。田畑さんにそれを伝えると、田畑さんは頭上ではなく、足元に位置を移動した。そうすると不思議なことに、土の中にいるような気持になり全く動けなくなった。それを伝えると、少しだけ左側に移動された。そうすると動きやすくなり、再びみままに在れるようになった。
その後、少しだけ田畑さんが動いたことを私は感じた。そのことを言葉に出すと、1センチだけ動いたと教えてくれた。その1センチの田畑さんの移動だけで、私の身体の動きは違う質のものになっていた。足を細かく動かしたくなり、動かした。
セッション中に私の身体、私の姿勢、私の顔は私だけのものであるという気持ちが自然にわいてきた。
最後、胸の中心に黒い重いものがあったのでそれを感じることになった。田畑さんの声掛けで、それとは反対のもの、ぴかぴか光ったものを感じることができ、セッションは終焉を迎えた。
その後も身体が勝手に動くような形で、セッションのクロージングを行っていた。しばらくして、田畑さんと目が合って、このセッションは本当に終わりを迎えたと思った。私と田畑さんが感じた終了のタイミングは同時だった。それもすごいなぁと思う。
次の日の朝。
胸の中心から、自然に何かがにとろける感じ。世界は優しくとろけていると感じた。
コロナウイルスのこととか、私自身の将来のこととか、未来はどうなるかわからないけど、どうにかなるかなぁと今、思っている。
縁がある人、あった人に感謝の気持ちがわいてきている。人と関わるのは、こころ温まること。私が与えられることを無理ない範囲で縁がある人に分けていきたい。
嫌だなぁと思っていて、いつか辞めたいと思っていた今の仕事は、実は自分の望みを叶えているものだと気づいた。
ロルフィング10セッション、前に一度受けたことがある私は、このプロセスで何も変わらないのではないかと不安があった。しかし、きちんとセッション1から変化があった。
約15年前、田畑さんの存在を知ることによって、ロルフィングを知った私。それから、私の行動力とか経済力とか職場の場所とかご縁とかいろいろな要素がかみ合い今、田畑さんからのロルフィングを受けることができました。
田畑さん、技を磨いていてくれてありがとうございました。私にとっての(おそらく)一番良いタイミングで、セッションを受けることができました。