ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

カテゴリー: 未分類

17回目の感想

10シリーズ終了後、月一回の割合でムーブメントを受けに入らしている方が、初めてセッションのご感想を寄せて下さいました。ご本人の許可を得て掲載させて頂きます。

↓↓↓

Rolfing session with sensation of pituitary gland.

昨日はセッションありがとうございました


ここやそこが違和感があると種々あったのですが、頭触ってもらいたいなぁって思っていたので、頭を触ってもらった時にはよしっ
と思いました


昨日の今日ではありますが、何となく意識が身体の中にようやく納まった感じがしています
とても新鮮な感じでワクワクしています
ひと昔前は肉体なんてなくて、意識だけだったら、もっと楽で楽しいのになぁって思っていたので、
自分にとっては初めての感覚楽しんでます松果体で見るとか、忘れちゃったりするかも知れませんが
このワクワクはしばらく楽しめそうです
ありがとう


あまりにも嬉しくて、お礼まで

Rolfer’s note: 17回目セッション前の状態として首から下まではとてもつながりがいいけれどもその上がついてきていないように感じるとのことでした。目の使い方に関して、対象を掴みにいくような使い方:いつも先走っているような感覚で、たとえば何かを食べるときも、実際食べる動作をする段階には、意識はすでに食べ終わっていて体験済みなので、さっぱり楽しめていないことに気がついたそうです。
まずムーブメントで目の使い方から入っていって、ある層からつながりが追跡できなくなったので、切口を変えて、松果体の位置を感覚で辿ってもらって、その位置から観ることを試してもらったところ、それがヒットしたようです。

ロルフィングで目指していることと、健康ビジネスとの違い

先週のRolf Movement認定ワークショップに参加された方のうち、お一人だけ、ロルファーではない方が参加していました。その方からの質問から、統合についてのディスカッションになりました。

ロルフィングの基本方針として、クロージャー(終結)があります。ロルフィングでは、自分のバランスに責任をとってもらうことを目指してワークします。個々の状況が違いますが、最終的にロルファーの手助けが必要とならない状況がゴールなのです。

一方、健康ビジネス、商業的目的のセラピー・トリートメントも含まれますが、その商品・その施術を常に消費者が必要となるように、言葉を換えれば、常にお金を落としてくれることが目的になっているかもしれません。

セラピーに限っていうと、今行っている施術が次につながるような目的が含まれるセッションと、今できることは限られているけれども、将来的にクローズできる状況をゴールとしてワークしているセッションでは、その意味が根本的に異なり、そのことがセッション全体に影響しないわけはありません。

施術者が、クライアントを顧客として囲っていることになるとしたら、受け手がすごく調子よくなることを心の底から願っているとはいえないからです。そういう場所にいくと、何となく次の予約を当然のように取らされるたり、後で連絡するように振り切ろうとしても、何となく後髪ひかれるような感じが残ったりします。悪徳セラピストの中には、何かが改善しないのは次に来ないあなたのせいだと脅すケースもあるようです。

世の中の流れも、単体購入から、毎月ちょっとずつ支払う定期購入型の商品やソフトも増えているように感じます。1回限りの購入だと、安定性も少ないのも事実。

セッションに例えると、ロルファー一人の見立てだと、見落としている問題や制限に、別のロルファーだと容易にそれに気づきワークできるため、さらに統合することがあります。よほど、毎回そのセッションが本当の意味での即興的なライブなものであれば、同じロルファーから複数回セッションしても勿論意味があるし、ましてや、セッションを重ねて息も合ってきたレベルであれば、それはそれで大切にしていいと思いますが、ロルファーと受け手はその関係性を作ること自体はセッションのゴールではないことを覚えておく必要があります。

 

遠隔セッションの感想

世界で一番私のロルフィング・セッションを受けてくれているKさんに対面で遠隔のセッションを受けて頂き,感想をレポートして頂きました。

自分が感じた普段のロルフィングとの違いは、まず身体の内部をより簡単にしっかりと、それもセッション開始後すぐから感じ取れることです。なのでリラックスしていくのも早いですが、それだけでなく、しっかり感じ取れることで体の中に充実感や安心感を感じることが増えました。また、ちょっとしたことですが、変化には必要なものだとわかっていても体の中に空間ができたとき、なにか空虚な感じがして不安に感じてしまうこともありました。それが体のどこかに充実感があることで不安にならずにすんだ気がします。いつものセッションをよりパワフルにした印象です。セッション中、部分的に体温が上がることも増えました。そしてセッション後の良い状態、良い感覚が体の中に残りやすいです。以下、セッション中の経過です。
仰向けで右手の平の下に機械を置いて三十秒もしない内に気のせいかと思うほどの微細で高速の振動を感じました。その後、鼻の奥がムズムズしながら広がりました。右手の平で感じていた振動が手首から順に肘、二の腕、肩の側面から前面へと伝わってきて、右腕の内部がすべて振動で隙間なく満たされている感覚になったのですが、その振動が肘近くまで来たあたりで、振動の中にたくさんの小さな粒があることに気づきました。骨や筋肉などの区別なく腕の中いっぱいに満たされていく均一で本当に小さな粒自体が振動している感覚と同時に筋肉自体の感覚も残っていました。骨は元々感じられなかったので、振動の感覚だけでした。ところどころ少し熱も感じました。皮膚も振動している感覚があったので右腕の輪郭が明確になり、腕の形が自然と頭に浮かんでくると、安心感が増してよりリラックス出来ました。その粒子はそれぞれの位置から移動することなくその場で振動していて、振動の強さは場所によって違いましたが振動の幅やリズムに違いは感じられませんでした。ですが、時間が経つにつれ、振動しながら微妙に1ミリ程度ずつその位置を調整しあっているように感じられる部分もありました。
振動は痺れの感覚と近いのですが、痺れとは違い麻痺しているような鈍い感覚は全く無く、逆により敏感に高い解像度で感じられるようになりました。粒子の一つ一つが点描画の最小単位の点ような役割をしてくれるので、振動している部分に関しては強く集中したりする必要もなく、ただ振動を感じているだけで簡単にしっかりと感じ取れました。(今思えば初めての体験に対してのポジティブな緊張感と興味が自然と集中を高めていたので粒子を感じることが出来たと思います。ただ、振動自体は始めはともかく時間がたてば嫌でも気づいてしまうくらいの強さがあるので、やはりそれほど集中する必要もなく簡単に体を感じられると思います。)そのように自分の体のパーツをしっかりと把握出来ているという実感や、粒子が力強く振動している感覚が充実感や安心感につながっているような気がします。
ただ右腕に関してはいつものセッションのような筋肉などのねじれや硬さが緩和されていくタイプの変化の感覚はなかったのでその時はあまり変化した感じはしませんでした。ところがセッション後の感想を書いている時、手首を返したりすると特に右腕の中の筋肉のどこがどう動いてねじれて伸ばされているのかハッキリとわかるようになっていて、その伸ばされた筋肉が戻ろうとする力も強くなっていました。より注意を向けてみると筋肉自体が水分を取り戻したように柔らかく少し膨らんで弾力も増しているのがわかりました。こんなに力んでいたのかと思うほど右腕が深くリラックス出来るようになっていました。今もその感覚は残っています。
それから、それが機械の効果かどうかはわかりませんが先生が確か右の鎖骨に触れたとき、元々その辺りの感覚は鈍くこのセッションでもぎりぎりのところで振動が届かずにいたので身体イメージも全くといっていいほど無かったのですが、これまでと違い接触点の皮膚とその2ミリくらい下までの感覚だけでなく、接触点を中心に長さ3センチくらいの範囲で鎖骨の形や太さ、その中身が鮮明に感じ取れ、その映像が数秒間だけ、はっきりと頭に浮かびました。この頃には軽い喘息の息苦しさも消えていました。
次に機械を腹部に移しましたが、ここでは振動や粒子のような感覚はありませんでした。ただ胸や腹の内部が暖かくなり、また、腹部と背中が物に触れているいるのでその間にある胴体内部を感じ取りやすかったです。ここで、先生が腹部に近い肋骨に触れた時に、鎖骨の時のような感覚はありませんでしたが、そこを中心に天井方向に5ミリ程度引き上げられたような変化があり、その辺りの胸郭に厚みが出て、新しく空間ができた感覚がありました。いつもならここで少し空虚さや不安を感じていたかも知れません。それからしばらくして鈍感だった胸の中心のあたりに、太い束状の筋肉が感じ取れるようになり、そこがかなり強い力で右肩の付け根に引っ張られました。その胸の筋肉の実感はすぐに消えて行きました。それからしばらくして特に胸椎の上半分くらいの周りの筋肉の力みが抜けて、ほんの少しずつ、1ミリにも満たない程度ですがそれぞれの椎骨の間隔が広がったような感覚があり、少し遅れてピンと横に張った紐がゆっくりと静かに緩んでいくように胸椎がベッドに委ねられていき、より深く休めるようになりました。
終了後はまず、視界がクリアに物がくっきりと見えるようになり、視野が広くなりました。側頭部の感覚がはっきりしました。胸郭内部の胸骨柄のあたりに、すこしスペースができて、そこに息が入り、胸に感じていた圧迫感が弱くなりました。胸と肩の境の強張りや硬さも緩和して、胸を開く動きがやりやすく、胸椎自体やその周辺の筋肉にその動作を邪魔されている感覚が減りました。両肩前面と胸を通る筋肉の帯の感覚が胸を開いた時にわかるようになりました。肩、腕の重さが以前より軽く感じられます。腕の重さが首にかかる量も少し減りました。左右を見回した時に急に首にかかる重さも、まだつらいですが、明らかに減っています。みぞおちから股関節までのつながりもまた少しはっきりしました。
Rolfer’s note:  タッチはほとんどせず,「イールドワーク」で用いる,間合いをとって見守る介在をしました。これまで彼に行ってきたロルフィングとの違いがあり,それが意味を持つ変化であることを知ることができました。

各ブログで

こちらでお受け頂いた方々が,個人のページで体験を公開していますので,リンクさせて頂きました。

ロルファー志望の方

元整体師の方の体験

脳梗塞になられた方

ロルファーになられた方

ロルファー志望の方

ロルファー志望の方がご自身のブログに体験記を載せてくれています。

 

慢性的腰痛・肩凝りに加え,心身にまとまりがないと感じている方

 

セッション2

 

◯田畑氏のロルフィングを受けたかった私の理由 以下7点。

 

精神面

 

・自分と自分の身体との不一致感(何とも言えずズレている感じ)を無くしたい。

 

・自分の中の自分自身ではどうにも出来ない大きく・凝り固まった怒り=恐怖 を何とか身体の外へ排出したい。

 

・緊張で常に張りつめている感じのある自分の芯から力を抜かせ、心底から身体全体ゆっくり休みたい。

 

身体面

 

・五十肩?なのか左肩のひょっと動かしたときの激しい痛み

 

・痛み出して3ヶ月位になる右肘腱鞘炎

 

・辛くて堪らないほどの肩こりと首の痛み

 

・歩いている内に始まる腰の痛み

 

当日)

 

施術後お茶もせず真っ直ぐ池袋に向かい買い物。この時全体とても疲れた感のある身体感覚だった。

 

 

 

そのまま買い物中、モーレツな肩こりを感じかなり辛かったがふと気づくと肩こりの痛みは無くなっていた。

 

(痛みの時間は2時間くらいか・・・。)

 

 

 

帰宅すると身体はどこかボォーっとしていて寝たいなぁーという気持ち。その後、落ち着いてゆっくりしたら

 

自分の心持ちが何というか軽くて明るい良い感じがしてちょっと驚く。

 

 

 

 

翌日)

 

朝の犬の散歩で体重を足裏外側(小指)にかけて歩く自分に気づき驚く。

 

 

 

しかし夕方の散歩では またいつもの内側(人差し指・中指)に体重をかけ小指が浮いた感じの歩き方だった。

 

もう一つ、日中の歩きではやたらと踵に重心が乗っかる風で 踵がいたいなと思いつつ歩く。

 

 

身体では、肩こりが酷くずっと痛かった。あまりに痛いので肩にホッカイロを張り温めると少し楽になった。

 

身体全体は どことなくボォーとしただるさでチョット不快な感じ。ただ下半身はスッキリ落ち着いたイメージ有り。

 

 

2日目)

 

朝5時半に目が覚める(起床は6時15分) 以前調子が悪い時もよく早い時間に目が覚めた。

 

目覚めたまま身体を感じると、身体の左半分(頭のてっぺんから足の先まで)はスッと軽い感じ。身体が左右綺麗に分かれている。

 

右半分は重く辛い感じ。特に右肩が固く強張り凝っている!という感じでとても痛い。右肘も強張りすごく痛かった。

 

 

 

朝の散歩は内側重心のいつもの歩き方。 ただ心持ちは重苦しくなく明るいのがうれしい。

 

その日一日 身体全体が油が切れたロボットみたいにギシギシしていた。兎に角肩こりが酷く辛い。

 

 

3日目)

 

 

 

昨日からの酷い肩こりと右肘の痛みが抜けず 今朝も両方の痛さで5時過ぎに目が覚める。

 

あまりの痛さに耐えられずに近所の整骨院に行き、マッサージと電気を受けとても楽になる。

 

その日は一日静かに過ごす。

 

 

4日目)

 

ここのところ朝早く目が覚めるようになっている。今朝は4時半。目覚めると途端にドキドキして不安で嫌な気持ちになる。

 

朝の散歩ではいつもの内側重心歩きで、踵に重心乗ってるなーと感じつつ歩く。

 

他は特になし。

 

5日目)

 

 

今朝も5時半に目が覚め途端に不安でドキドキする。が、今日は日曜で気楽。そのまま8時頃まで寝る。よく眠れた。

 

主人も家に一日居た日。そのせいか どちらかというと心持ちは軽く明るい感じでとてもうれしかった。

 

 

 

 

6日目)

 

今朝5時15分が覚める。同じ感じ。肩こりが酷く辛い。

 

 

 

けれど 今日は散歩後、実に久しぶりにストレッチをして身体を動かそうという気になって軽くストレッチをする。

 

自分の変化に驚く。

 

 

 

セッション3

今回初めて身体の変化感覚を実感。

 

施術中 身体の中の詰まりものを抜かれていくという とても不思議な感覚があった。

真横に向いて寝ている身体が 少しづつ中身を抜かれてぐにゃりとしてしまい

意図せずに身体の向きが変わってしまう奇妙な感覚。

 

施術直後先生に どんなようすですか? と聞かれたが

その時はあまりに直後過ぎて緊張もあり正直よくわからない。肩は強張っていた。

部屋を辞して歩き出し10分程すると 背中がスッと楽な感じで 身体全体がスッキリした感じだった。

 

 

翌日 一人で車の運転をした。

高速道路のかなり遠出をして 帰りに道を間違える。

いつもであれば、自分一人だし高速道路なので、軽いパニックのような焦りが出る。

しかし今回は まったく焦ることなく落ち着いて誤りに対処して無事帰宅。

なぜあんなに落ち着いていられたのか 自分自身大変に不思議。

 

 

施術3日後、身体の内側から綺麗に整えていこうという気持ちを強く持つ。

こうした気持ちを持つことも、ちょっと不思議に感じる。

 

私はロルフィングという言葉は知っていたが、中身はよく知らないので

勝手なイメージで ロルフィング=整体の一種・マッサージに属する方法の一つ と思っていた。

 

なので施術1~2回では 肩こりが消えない等の面に重点を置いて考えていた。

しかし今回3回目を受けて、ロルフィングとは私の考えているような種類のものではなく

全く別のものなのでは? と実感しはじめている。

 

今回感じた 中身が抜き取られるような不思議な感覚。

時間が経ってきてその事が少し自分の中で整理されてきた気がする。

 

あの不思議な感覚は、身体中統一を失ってメチャクチャに詰め込まれていた細胞が

きちんと升目を揃えるように あるべき順序で並べ替えられ、細胞ひとつひとつの形が整形された

という言葉で言い表すと ピッタリくる。

 

結果、身体全体・脳細胞の一つ一つまでが少しづつ整え始められ あるべき綺麗な整列・統一が

行われ始めた感じ。

だから車の運転で焦ることもなく普通の状態でいられたし、身体の内側から綺麗にしたい思いが

表れてきたのだと今は感じています。

 

改めて全10回の施術を楽しみに感じております。

セッション4

 

右半身と左半身での感覚の違い

 

施術を受けるといろいろな感覚が生じる。 それを知ろうとして意識に焦点を合わせてしまうと

生じてきた素直な感覚を邪魔してしまいそう、といって意識に集中しないと それこそ眠ったように

なってしまい何もわからなくなる・・というちょっと不安定な面持ちの意識です。

 

そんな意識で右の施術を受けていると、とても不思議な感覚が起こってきた。

自分の身体の実体が、施術によって現れてくる という感覚だ。

 

今まで有る と思っていた 私の全体像 は実は単なる思い込みであって、

田畑さんに触れられ施術されることによって そこから実体として私の身体がたち現れてくるというような感覚。

自分の実体が創られていくような感覚・・・というとピッタリくるような

とても不思議な感覚だった。

 

 

ところが左半身は全く違った。

 

まず 意識というか頭の中がまったく違う。

左は施術が始まった途端、頭の中が酷く騒がしく落ち着かない。

クリアすぎるカラー写真が目まぐるしく点滅するような感じで、身体を意識するなどという余裕がない。

頭の中がチカチカしている内に左は終了。

 

 

右半身はじっくり自分と対話しながら施術を受け

左半身は施術を必死に受け止めようとした感じか。

左右のアンバランスがとても印象深かった。

 

 

最後の仰向けになっての施術はとても自然に施術を受けた自分という感じ。

例えば、首の位置の施術では そのまま素直に首がぐぅーっと伸びる実感があった。

 

施術終了後は背中がスッキリし

、身長が伸びたような、頭の中がとても軽く感じた。

身体全体がホンワカとして快適な気分で帰宅。

 

 

しかし、あれ程スッキリして帰宅したのに、夕方6時くらいから腰が非常に痛くなる。

痛みの原因になる様なことは一切思い付かず。

 

翌日12月15日、腰の酷い痛みはそのまま続き その痛み具合からぎっくり腰になったと判明

動くのもままならなくなり、この日より3日間近所の整骨院にて治療を受ける。

週末の土日は、以前から予定の温泉旅行へ行き温泉につかりかなり状態は元に戻るが

まだ 少々腰は痛い。

 

この1週間の身体の変化の流れがとても不思議です。

 

セッション5

今回も左右の身体が受ける感覚は違ったものだった。

 

面白かったのは左半身で、施術を受けている内に腕から肩にかけての筋肉というか 細胞が勝手に田畑さんに語り掛けだしたように感じた事。

 

まるで筋肉というか細胞が私の意志と関係なく独立して田畑さんに話し始めたかのような錯覚を覚えた。

 

それは、筋肉・細胞が各自、私とは別個の筋肉格?細胞格?なるものを持って田畑さんに向かって、 こんな風に私は固まっているだとか こんなに辛かったとかワイワイと話しかけているように感じで、すごく面白い感覚だった。

 

右半身は普通の感覚で静かに施術を身体が受けたという思いだけだった。

 

ここまで5回施術を受けて思うことは,

 

1・2回の施術ではわからなかったが、3・4・5回と進むうちに

身体とか自分に対してのイメージが少しづつ変わってきている。

 

私という自己がしっかりとしたものではないような変わらない自己とか自我 というものは実はないのかもしれない,と云う様な思いが、施術を受けている身体から感じています。

 

腰の方はお陰様でとても良くなり、寝起きなど楽に出来るようになりました。

 

 

ありがとうございました。

セッション6

 

前回から3週間近く間が空き、年をまたいでの施術。

 

 

年明け少ししてから、身体の各部位の歪み・ひずみ?がはっきり表面化してきたように

 

感じている。

 

 

 

それは 例えば左肩の五十肩としての痛みや腰の痛みで、

 

これらは以前から持っていた痛みなのだが

 

施術を受けることで身体全体の筋肉や細胞が整い、だから歪みの部位がよりはっきり実感できてきた

 

という事なのでしょうか・・・。

 

 

今回6回目の施術を受けての思いは

 

まだほんの少しづつだけれど、“自分の身体”というものを感じる事が出来るように

 

なってきた気がする という事。

 

 

自分の肩・首・腕の重さやそれが在るという事。

 

今まで“自分の身体”と簡単に口にしていたけれど、実体として自分の身体を意識できた事は

 

一度もなかったように思う。

 

ただ、このように感じだして1週間。

 

 

おかしな言い方だけれど、気持ちがついていかない。

 

身体と意識の関係が 今まで自分が考えていたようなものではない事がわかってきたのだが

 

うまく身体に気持ちが寄り添わない というか・・ なにかちょっと停滞しているような

 

表現しずらいですが、身体は先に進みたがっているのに心は嫌がっているような

 

ちょっと奇妙な心身の在り様です。

 

前回と今回、間が空いたからでしょうか?

 

 

自分の状態がよくわからなくなっています。

 

セッション7

7回の施術を受けて感じていることは、身体はとても順調に調整されている事。

 

何というか 身体の深部が穏やかな感じ と表現したら伝わるでしょうか。

まだ完全ではないのだけれど、身体の各部分のバランスが整ってきているんだろうなと自分で感じるのである。

 

問題は“意識”の方だ。

 

“私の身体”が調整されて蘇ってきて、自分のものになりつつある今

意識・ココロの方が上手く身体についてこられない

これ以上の変化はちょっとキツイ、逃げ出したいよ と意識は落ち着かないです。

 

身体が変わって意識が変わる。意識が変わって身体が変わる。? どっちもありだとは思うけれど

身体が変わって意識が変わる方が、自己コントロールが出来ないだけにキツイように思う。

 

今まで私は、生身の自分を知らなかった。故に生身の他者を意識することがなかった。

それがロルフィングによって自分の身体を持ち始めたので、かなり具体的な他者(田畑さん)が現出してきた。

これは私にとって かなり怖い事です。

 

更に、そうしてきた(生身の他者を意識しない)自分の理由もあるわけで

けれど、私が目的としてロルフィングを受けた結果を出すためには

そこを乗り越えなければならない・・んだろうな と思う。

 

どうしたらいいんだろう・・ どうなるんだろう・・と

今は 出来るんだろうか? という頼りない気持ちです。

変なレポートになりました。すみません。

 

セッション8

前回・今回、7回目・8回目の施術で “頭(意識)と身体の関係”を改めて思った。

 

田畑さんがおっしゃった「今は安全であることを身体に納得させてあげる事」

 

この言葉は 私には目から鱗が落ちる の思いだ。

 

身体が納得しなければ何事も変わらない と教えて頂き、それを実感しているわけだが

 

 

頭と身体の関係・・・がしかしなかなか難しい。

 

前々回の6回までは順調に身体の調整をしてもらった。

 

めちゃめちゃだった身体の中身をきちんと秩序立てて治して頂いたと実感している。

 

回を重ねて、身体の根底が落ち着いてその上の意識が影響する部分に問題が移ってきた今

 

私の大きな問題は、田畑さんへの信頼になってきている。

 

私が、田畑さんの施術時の話しかけに どこまで素直に乗るか。

 

どこまで安心して自分全部を預けるか  という1点になってきている。

 

表面意識では十分信頼しているつもりなのだが、施術中の問いかけや話しかけを

 

聞きながら、この問いかけに乗って自分の感覚を任せたら自分はどうなってしまうのだろうか

 

その時この人は いきなり背を(向けないことはわかっているのに)向けないだろうか 等々余計な気持ちが動いてしまい

身体の感覚に集中しない、 というか集中させない自分が残る。

 

自分がおかしいのは重々承知なのだが この点を今 どうしていいかわからないなぁ と思う。

 

けれど こんな文章を書くことが、私の田畑さんへの甘えであり、大丈夫ですよね という確認なんだろうとも思い

 

こういう自分が嫌だな と思う。

 

袋小路です。   すみません。

 

 セッション9

 

9回目の施術を受けての身体の様子は “すごくリラックスしている”だ。

 

 

このリラックス感を伝えようとした時 私が思い付くイメージで現そうとすると

 

写真家・星野道夫の撮るアラスカの大平原にいる動物たちの姿 が一番ぴったりする気がする。

 

 

 

広大な自然の中、空があり山や大地があって草木がありその中に在るべきひとつとしてそこに居る様な身体の感覚。

 

沢山の生き物の存在のひとつ、丁度パズルの中の一つのピースとしてそこに居て当たり前の者が

 

ただそこに居るという感覚。 私的に言うと ここに居てもいいんだ というリラックス感。

 

 

 

心理カウンセリングの様に、言葉を使って心の在り様を詰めて詰めて自分をを変えようとするのではなく

 

身体をのびのびと伸ばしてもらうことで 身体を感じる心の有りようがこんなにも変わっていくという不思議を思う。

 

 

 

ただなかなか単純には行かなくて、身体の感覚が落ち着きそれに慣れてくると途端に心が反抗してくる。

 

翌日は何とも言えない不安定感。昨日のあの幸せな感覚はどこへいったのか。

 

 

 

今回は腎臓部分を大変丁寧に施術して頂いたと思うが、身体は特にその事に対しては意識が向かない。

 

腎臓部分が軽いとか楽とか温かいとか・・あるいは重いとか不快とか等々 腎臓を意識するようなことはまったく感じない。

 

腎臓 という部分は怒りや悲しみが留まる臓器だというし、そして私は自分の長年手放せない嫌な思い出について

 

田畑さんに訴えている。だからこそ丁寧にその部分を診てくださったと思う。

 

けれど 何も思いがない。それでいいのかもしれないけれど 気にかかってしまう。

 

何故かな?と。

 

やっぱり思ってしまうのは 治りたくないのか自分?という事。辛い辛いと言いながらその辛さを手放したくないのか自分?

 

なんとなくそんな気がするのが困る。元気になりたいはずなのに元気にはなりたくない・・ような。

 

 

 

身体が整ってくる程、見たくない自分・向き合いたくない自分を見せられる思いがしているのは私という個人の性格的なものなんでしょうか?

 

セッション10

今日、施術中自分がガイコツになった。ちょっと面白い感覚だ。 自分が理科室に置いてあるあのガイコツだった。

 

骨を感じて・・とい云われて骨を意識していたら身体の中が骨になって 何だか不思議だった。

 

田畑さんのリードにより静かに自分自身に集中する事を体験し・学んだ。

 

この集中を忘れないようにしたいのだけれど、難しい・・・。

 

10回目。田畑さんが居て自分が居る部屋・空間で、私は素直に横になっていられた。

 

ぴりぴりする緊張感やもぞもぞと落ち着かない不安や恐怖なく、そこに居られた。

 

 

田畑さんの言葉を素直に聞こうとし、余計な思考で頭をうるさくしないでいられた。

 

これは 初めて人を怖がらずにこの場に居ようと素直になれたこと。 人と安心して居られたことだと思った。

 

 

“身体の地殻変動”10回のセッションを終了して思い浮かんだことばがこの言葉。まさに深部から生ずる力による変化です。

 

 

私にとって本当にわからない10回でした。 余計な先入観を持ちたくなくて、田畑さんのホームページを見ませんでした。

 

ほとんど触れるか触れないか・・身体に対して最小限の接触だけ。それ以上具体的な働きかけを感じないのに 何かが変化する不思議。

 

「重力」というものからこんなにも身体が影響を受けているとは知りませんでした。

 

 

施術者と患者の関係も大きいと思えます。 私から見て 田畑さんは実に真っ直ぐで透明でした。

 

患者に近づきもぜず、といって離れるでもなく 自分の存在を押し付けるでもなく、距離を取ろうとするでもなく。

 

淡々とそこにいらした。

 

初めはそれがいいのか嫌なのかよくわからず、ちょっと困りましたが 今はその立ち方がとても良かったんだと思えます。

 

こちら側の勝手な思い込みや理想の投影をきれいに受け流してもらえ、変な緊張や期待を起こさずに済んだからです。

 

施術後半6回目以降は、直後は心穏やかで身体も温かくとても気持ち良いのに 1日経つと何とも言えず心が落ち着かず

 

気分が落ち込む感じになりました。

 

これは 身体の変化と心の変化のズレから来るものなのかと感じました。

 

ですから今は、ちょっと遅れての心の地殻変動が始まりだしている時なのだろうと感じています。

 

それは 楽しくハッピーというよりも、見たくもないものを見なくてはならない感じでしょうか。

 

 

 

半月後・3か月後・半年後・・・その先 と楽しみでもあり、辛く怖いなとも思います。

 

何事も“変化”というのは楽しいばかりではないという事を実感しています。

 

最後にこの10回のセッション 受診前に思っていたものとは全く違う

 

 

想像以上の変化を 体感・実感させて頂きとても感謝しております。

 

ありがとうございました。

エステティシャンの方

Advanced セッション 1

 

【呼吸を意識する】

◎受ける前の状態

歩行→なんとなく普通で特に感じることはなかったがなんとなくぎこちない?

首→左右の動きが狭く、多少の痛みあり

呼吸→みぞおちあたりに意識あり

 

◎セッション開始

最初にベッドに横になった時、

水平なベッドに仰向けに寝ているはずなのですが、

身体が斜め右に傾いているような感覚。

呼吸が浅く短く、緊張していたのか心臓がドクドクしていました。

 

次に右側と左側を意識した時、どちらが楽に感じるか?正直よくわからない感じ。しかし、次第に右手先からひじにかけて、チクチクチリチリした感覚がありました。

 

そのうちだんだんと身体がダルく、部分的にベッドに落ちていくような、起きているような寝ているような感覚。声を掛けられると現実に戻る的な。いつの間にかウトウトと眠っていた場面も数回あったように思います。

 

気付くと呼吸が最初よりも、深く長く安定してきているようでした。

心臓のドクドクもなくなっていました。

 

そして、斜めになっていると感じていた身体がベッドが水平に感じ背中がぴったりとベッドにくっつきました。

そしてどーんと身体全体がベッドに沈んでいくような感覚も途中から出てきました。

 

途中左右に首を動かした時、左首後ろあたりにほんのわすがな痛みを感じましたが、すぐになくなりました。

 

最後起き上がり、歩行をしました。

セッション前?にも歩行を何往復かしましたが、

最後の歩行は、少し肩に動きが出て、手の振り幅も大きくなったように感じ、セッションを受ける前の歩行では身体がかたくなっていてぎこちない動きであった事に気づきました。

 

◎セッション終了後

帰り道、特に上半身がしなやかにうごいているように思いました。

そして左右に動きにくかった首がスムーズになり回せる範囲が増えたように感じています。

 

寝る時、首になんとなく痛みあり

 

【翌日】

肩、肩甲骨周りが固まっていたところに隙間が出来たような感じで、動きやすくなりました。

昨日よりも上半身の中に空間が出来た感じでとても快適。

首はこころなしか動きがよいように思います。

 

更に変化が1つ、耳下腺のあたりがガチガチに硬かったのが、指が少し入るようになりました。

 

ベッドに横になった時斜めになっている感覚あり。

 

【3日目】

肩甲骨周り快適です。

昨晩同様耳下腺も少し柔らかくなっています。

 

【2週間後】

悩みの肩甲骨は、受けた後の快適さから比べると固さが戻ってきていますが、受ける前よりは幾分調子がよいです。耳下腺もまだ固いですが、柔らかさが残っています。

 

Rolfer’s comment :

 

別のところでBasic10シリーズを受けた後,こちらにいらっしゃいました。そのプラクティショナーが米国に移動することと,シリーズ終了後も肩と腰の違和感がワーク直後は解消するが,効果が一週間ももたないとのことで,その改善を目的としてお越しになりました。前の圧力重視のBasic10シリーズと比較して,このセッションが何もされていないくらい軽いタッチにも関わらず,写真で見ると実際に変化することに驚いている様子でした。

 

 

Advanced セッション2

 

骨盤 恥骨 仙骨

◎セッション開始今回はすぐに意識が遠くなりウトウトとセッション中に眠ってしまうことが多かったです。

右を、下にして横になった時の左肩が痛かったが次第で力が抜けたのか、肩が下がり楽になる。

右肩も同様に腕の内側と脇の下がキューっと緊張感があったが、緩和され、空間が少しできたかのような軽さを実感しました。

 

◎セッション後歩行→骨盤あたりゆるいというかスムースに動いてる感じ。骨盤が腰周りと一体化してたことに気付く。

数時間後すぐに治まりましたが頭が少し痛くなりました。(頭痛は普段全くないので)何か影響したのかなと。

寝る時、身体の重みが分散されたように感じ、ベッドとの密着面が広がったように感じました。

 

【2日目】施術時に座るのですが、その時にいつも腰に違和感があったのが、なくなっています。腰と骨盤が一体かしていたのがゆるくなったというか、違和感がなかった。

腰周りが軽い、長時間歩いても歩行がらく。足がすっとでる。

 

【2週間後】腰張りをあまりかんじなくなりました。

 

Rolfer’s note : お聞きしたところによると,腰の違和感は半分になっていて,それは2週間経った後でも持続しているそうです。

 

Advanced セッション3

背中

◎セッション開始

うつ伏せ

途中から特に左腕がスドーンと重く感じました。動かそうと思っても動かない感じ。

今回も前回と同様、うとうとと眠ってしまった時間が長っかったです。

 

途中背中肩甲骨あたりが固く感じだのが田畑さんにほんのすこし押された時に柔らかくなっている事に気付きました。

 

椅子に座った時には、身体の中心が通っているというか、安定感がありました。腰への負担も感じませんでした。肩がダラんとチカラも抜けた感じ。

 

歩行→腕が振れていました。

セッション前は肩甲骨と腕が一体化してたのが、肩甲骨は肩甲骨、腕は腕という感じで空間が出来てそれぞれ独立した動きが出でているように感じました。

 

右足と左足のそれぞれにゆっくりと体重を乗せる動きをセッション前にした時は右と左の体重が乗っている場所が違いましたが、セッション後、揃いました。

 

◎セッション後

自宅に帰りり肩甲骨を触ったところ、埋もれていた肩甲骨が出てました。肩周りがスムーズです。

首の前方右側が、頭を後ろに顎を上に出した時の突っ張りが緩くなっていました。左側の突っ張りはまだ、残っています。

 

首骨の両脇も柔らかくなりました。

 

◎約1ヶ月後

施術時の腕の使い方に変化がありました。いつもは気づくと腕を使いがちなのですが、脇の下を動かしているような感じがしました。

 

そしていつもは長時間歩くと腰が痛くなるのがならなくなり、とても楽でした。

 

Advancedセッション4

 

《セッション中》

ほとんど寝てしまいました。ズッシリとベッドに沈んでいってるぐらいの脱力感があります。肩から上を意識しながら伸びていくのが気持ち良かったです。

 

最後バランスボール的な台*に乗り、脱力し的乗っていると、内腿、おしりの横がプルプルとしてしていました。

帰る時歩行がものすごくスムーズで足の裏がしっかり使えている感じ、内腿もなんだか使えてるような感じがしました。

気になっている首、肩、肩甲骨周りは軽くなりました。

 

《10日以降》

 

変わらず身体はあまり辛くならずに過ごしていましたが首肩肩甲骨周りは相変わらず動きがかたく、はってる感が消えない感じです。

歩いてる時、左側が窓に映ったのを見て、上半身が前のめりになっているのが気になりました。右側が映ったのを見ると真っ直ぐに歩いています。どうやら左が前のめりで右が真っ直ぐの形で歩いてるようで、すごく気になり始めています。

 

*Tuning Board™のこと

 

Rolfer’s Note: 第3回目のセッション以降,腰の違和感はほとんど気にならない状態が継続しているとのことです。

 

Advanced セッション5

 

【口の中】何度か口の中の施術を受けた経験があるのですが、田畑さんのやり方はなんとも言えない感じで、あんな感じでこんな風に変化するんだ!と驚きがありました。

【セッション中】ただ優しく触れられてるだけなのに、お腹がキュルキュルとなり、普段意識していない口の中の喉仏付近に奥行きが出たような感覚。

背中の密着面が増えた感じバランスボールに置いてた手が気付かないうちに、軽くなり乗せていないかのような軽さに気付きました。

【歩行】手の振りが大きくなりました。スムーズ肩でブロックされながら振られてた腕がスムーズに動きがでました。

駅までの帰り道、かかとからドスンドスンと降りて歩いてたのが、土踏まずより前から足の裏が地面に降りて歩けているような感じで負担がなくなりました。

これから変化が楽しみです。

産後バランスを崩された方

10回のセッションを終えて

このたび10回のセッションを受けることができて、とても満足し、そして感謝しています。毎回、セッションに伺うのが楽しみでした。今では気持ちも身体も以前とは別人のようです。

当初は、腰の奥の重苦しさと痛みで途方にくれ、毎日そのことばかり考えてしまい気持ちも晴れず、つらい日々でした。でも、あのときロルフィングを思い出し、受けることを決めて、田畑さんにセッションしていただけて、本当によかったと思います。当初の懸念であった腰の痛みから解放されただけでなく、身体全体のバランスが取れ、歩くこと動くことも楽しくなりました。今はもう運動したくて仕方がありません!鏡の前での身体のチェックも楽しく、あちこち動かしては眺めていると時間のたつのを忘れてしまうほどです。

痛いところがなくなって、身体を好きになってきたら、やりたいこともいっぱいできてきました。気持ちもいたって前向きで、毎日楽しいです。この身体を大切に、凝り固まらせることのないように、適度な運動を続けていきたいと思います。

10回セッションを終えた今でさえ、なぜあんなにソフトなセッションであのように身体が変わり、そして戻らないのか、やっぱり不思議に思ってしまいます。セッション途中も、楽しいながらはてなマークだらけの私でしたが、田畑さんは、常に静かで落ち着いた真摯な姿勢で、まるで「私には真実が分かっています」というかのように、進むべき方向を見据えてよどみなく進んでいかれました。なんといいますか、私以上に、私の身体を信頼してくださっていたような気がします。とても信頼できるロルファーさんで、安心してセッションにのぞめました。ありがとうございました。その確かな技術にも信頼と尊敬を覚えました。これからも少し変化が続くとのことですので、楽しみにしていきたいなと思っています。

ロルフィングがあってよかった。本当に救われました。田畑さん、本当にありがとうございました。

今回ロルフィングを受けようと思ったわけ

 

● それは産後のこと・・・

産後3日目くらいに、自分の身体を鏡で見て愕然としました。「すごいゆがんでる・・・」。妊娠中、お腹の真ん中に縦に走っていた体毛のラインは、お腹がへこんでみたら、おへその辺りで右にぐにゃりとまがり(それだけゆがんでいるということ?!)左右の腰骨のラインは非対称だし、体重は左足だけに乗っているみたいだし、すごくあせりました。このままだと、身体や脚の曲がったおばあちゃんになっちゃう!また、子宮が下に引っ張られるようなしんどさが続き、「そんなことどこにも書いてないよ!もしやわたしだけ?」とあせり、いろんな本からの知識を寄せ集めての自己流で、産後3週間目くらいに、骨盤ベルトでぎゅうぎゅう締めて寝ました。

今思えば、気ばかりあせって、ずいぶんと頭でっかちになっていたと思います。身体が自然に回復していくのを待てなかった。その、骨盤ベルトを締めて寝た次の日、仙骨付近が「ミシミシ」と油が切れた感じがして、「これは、まずい」と思いました。イメージとしては、産後ゆるんでいた骨盤付近が、間違って変なふうに固まって癒着してしまったような感じです。

それからは、仙骨付近がいつも重苦しく、毎日日替わりで腰付近のあちこちが痛み、仰向けに寝ると仙骨あたりが緊張してリラックスできない、という状態になってしまいました。仙骨付近だけでなく、足首から先ががちがちに固まって痛かったり、ひざや手首に痛みを感じるようにもなりました。これもぜんぶ、締めたせいなのだろうか・・・?

妊娠中はとても元気に過ごし、ホメオパシーやゆる体操、操体法などもとてもよく効いて、「自分はそうとううまいことやっている健康な妊婦だ」と自信満々(ちょっと天狗ぎみ?)だっただけに、産後のこの状態にはとても落ち込みました。出産も自然分娩で理想どおりに出来たのに、変にあせって、自ら骨盤をめちゃくちゃにしてしまった、これからこの腰痛と一生付き合っていかなくてはいけないのか?と落ち込みました。ゆがんでいる姿勢をなんとか立て直そうと、産後のリハビリ本などを見て、正しい授乳姿勢や普段の姿勢を鏡の前でまねしてみるのですがうまくできず、それどころか腰の痛みで知らぬ間に前傾姿勢になっているのを母に指摘されたり。もうどれが正しい姿勢なのか、いままでどうやってバランスを保っていたのか、よくわからなくなってしまいました。

 

● そうだ!ロルフィングがあった!

そんなとき、ロルフィングの経験を書いている人のブログを見つけました。

『姿勢が悪い人に「ぴしっとしなさい!」なんつて怒るのは間違っている。こうすればいいんだよ、なんてアドバイスしても無駄だ。筋肉がそーゆー形に慣れちゃってる場合、自力の努力だけで正しい姿勢にしようとしても苦しいばっかりで身にならない。そーゆー時こそロルフィングの出番なのだ。癖のついた筋肉ちゃん(正確には筋膜だっけ?)をあーしてこーしてチョチョイ、としてもらうと、あーら不思議。頑張って正しい姿勢に・・・じゃなくて、一番楽な格好がイコール正しい姿勢になってるのだ。』・・・。

あ!ロルフィング!と、この記述を読んで、以前ロルフィングに興味を持っていたことを思い出しました。たしか、「重力に対し無理のない・・・」というところと、あの男の子のシルエットにすごく納得したのだった・・・。そうだ、いまこそロルフィングを受けたい!きちんと身体を立て直して、痛みと別れ、ゆがみと別れ、正しいバランスの身体に、正しい筋肉をつけていきたい。そして楽しく子育てしたい!と思ったのでした。

そして、ネットで検索し、「書かれていることは少し難しいけれど、これが真実だ、真摯で研究熱心で信頼できそうな方だな」と思って(偉そうな言い方ですみません)

田畑さんにメールをしたのでした。

第1回目のセッション

実は、予約ができて、田畑さんから「産後にロルフィングは役に立つと思います」というメールをいただいて、それだけでもう何割か腰が軽くなるような気がしたのでした。ほんと、こういうひとことは救われる気がするものですね。セッション前のお話タイムでは、「ロルフィングは重力に対して身体を整えるものであって、何らかの不調の治療をするものではない」ということの同意書にサインまでしているのに、ついつい腰の違和感について熱く語ってしまい、ちょっと反省しました。

セッションがはじまって、ソフトなタッチと聞いていましたが、本当に繊細なタッチで驚きました(以前受けたのはもうすこしぐいぐいと痛かったので)。一度受けたことがあるクラニオみたいだなぁと思いました。いつもは仰向けに寝ていると身体が緊張してしまうのですが、そんなこともなく、寝てしまったのには自分でも驚きました。

1,2回少しくすぐったいようなところがあったり、軽くびくっと足が動いたなぁ、身体が動きたがっているのかなぁと思いながらまどろんでいました。

「では歩いてみてください」といわれ、歩いてみてまず、腰がすごく軽くなり、腰一帯がのびのびと伸びた感じがすることに気づきました。そして、左足が勝手に前に出てしまうみたいに、つま先も開いて引っ張られるように前に出ることに気づいて、そうお伝えしました。その後、座って、田畑さんの言われるように身体を動かしました。骨盤を前に倒したり、戻したり。そのときにミシミシいわずに痛みもなく骨盤を倒せることに気づき、さらに「きもちいいところでとめてください」といわれて、一瞬「え?自分でそのポイントを決めていいの?」と思ってしまいました。そうだった、自分の身体だった。うれしかったです。セッション後の写真を見て、胸やお腹の辺りがのびのびしているのを確認して嬉しく思ったし、そういう感じがしている、と思いました。背が伸びたのもびっくりもするけど、そうだろうなぁと納得できる気もしました。帰る途中は、久しぶりに歩くのを楽しんでいました。その日、料理をしているとき、自然に両方の足に体重を乗せていることに気づいて、また驚きました。今までは(妊娠中も)気がつけば左足だけに体重を乗せて立って作業していたのです!そしてその日は眠くて眠くて仕方がなかったです。寝て起きてみると、腰は軽く、その代わりにもう少し上のほうの背中辺りが筋肉痛みたいな感じでした。

その後も、仰向けで寝ていても、まだ仙骨の奥あたりに緊張が残っている感じが多少あるものの、身体全体が緊張して眠れないということはもうありません。(早くも!)

第2回目のセッション

2回目は、「支え(サポート?)を作る」とのこと。うつ伏せで左から。ひざから下を中心に、今回も繊細なタッチ。気持ちいい。ひざやかかとをそっと手で包み込んでもらっているだけのようなのに、はっきりと身体が変わっていくのだから不思議で仕方がない。左だけ終わったところで歩いてみると、歩き始めの数歩は少しふらつくものの、その後は重心が以前より内側になった感じで心地よく歩けました。続いて右側。左よりもじっくりやっていただいている感じ。歩いてみると、こちらはまだあまり重心が内側に感じられず、右足だけ、身体の中心から置いていかれる感じ。それをお伝えして、また座って続きをやっていただきました。1回目のセッション前からの写真を見せていただくと、1回目のセッションが終わってから2回目のセッションまで、戻ったりしていない!つい授乳時に毎回身体を丸めてしまうので、戻ってるんじゃないかとひやひやしていたのですが、そうでなかったと分かってホッとしました。そして、今回2回目の横向きの写真では、足がかかとからまっすぐ上に伸びているのが分かります。ロルフィング特有の「重力」にまっすぐになってきた、と思い、うれしかったです。重心が内側に入った感じがしたのも、重心が乗ってきた、ということなのかな?と思いました。

帰り道、うきうきして歩いていると、ほんの少しの段差に、右足裏を思いっきりぶつけてつまづきました。コーンと右足が釘になって打ち込まれたような・・・。そして腰の下のほう右側に少々痛みが・・・。「あんなに繊細に調整してもらったのに、また台無しにしてしまったのでは!?」とまたまたあせりました。大丈夫かな?しかし、その3日後にも1度右足でつまづきました。足が上がってないのかな?右足が伸びて長くなったのかな?その日はまたまただるくしんどく眠かったです。その後1週間に気づいたこととしては、

・その日、オナラが!驚くほどの回数、オナラが出ました。しかも、くちゃい!内蔵も刺激されたのでしょうか?すいません、こんな話で。

・ウエストから足にかけての左右のラインが、左右対称になっていきそうな予感!

すごくすごく気になっていた左右非対称の腰のライン。鏡を見るたびに暗い気持ちになっていたのですが、すこし対称になってきました。そして、もっときれいになっていきそうな予感・・・。これはうれしい!!すごくうれしい!見た目って、大事ですね。気持ちに大きく影響しますね。特に女性だからかな?「あー、私もオンナだった」と実感しました。もっときれいに健康的になっていくといいなぁ。

・左足、土踏まずの辺りに前から後にかけてアーチを感じました。左足の裏、タコがいっぱいできていて、今までにも「足の裏のアーチがつぶれている」といわれたことがあったのですが、立っているときに、なんとなくアーチの存在を感じました。右足は感じなくて、逆にアーチ部分よりも接地面(足跡になる部分)に意識がいきます。(右足はタコがないのですが)

・右側のお尻から腰付近に重だるい痛みあり。右側に重だるさや痛さがあったのですが、毎日少しずつ違う位置で違う痛みでした。躓いたときに出た痛みと同じだったことも・・。

・眠れるようになりました。

セッションに伺う前は、寝ると身体が緊張して、長い時間眠れなかったのですが、いまは眠れるようになりました。

・歩くと右足にまだ少し違和感があります。右足だけ宙に浮いているような、身体の中心から分離しているような感じが少しあります。

・風邪をひきました。熱はないのですが、寝汗がすごい。さすがに関係ないですかね、これは。

明日、3回目、ますます楽しみです。

よろしくお願いいたします。

第3回目のセッション

3回目のセッション。この日は「身体を前後にひろげる」とのことでした。ぺちゃんこの身体に厚みが出る感じなのかな?と想像しました(アコーディオンみたいに?)。そして、股関節と肩関節を中心にワークするとのこと。横向きになって、足のほうからはじまりました。「股関節」といっても股関節そのものに触れるのではなくて、たとえば大腿のあたりへのタッチだったりしたので少し意外に思いました。股関節につながっていくいくつかの箇所ということでしょうか。腰やわきの下あたりへのタッチの時には、身体が勝手にびくっとなってしまったり、少しくすぐったかったりするのですが、気を遣っていただいて、尊重されている感じがしました。そんなときは私も、「わぁ、勝手に動いてしまってこちらこそすみません!」と思うのですが、なるべく身体を固めてしまわずに「ふ?っとリラックスだ?」と自分に言い聞かせて受けています。いつものように、左側が終わって歩いてみたところ、左腕がよく振れて左足もまっすぐ前に出やすくなったような気がしました。続いて右側です。じーっとしばらくのタッチの後に、時折、足などの部分部分が「ひくっ」というか「きしっ」というように勝手に動きます。これは、「ビックリしたときなどのびくっとした反射的な動き」という激しさのある動きとは違って、なんというのでしょう「筋肉が今までとは違う位置を見つけてその位置におさまるように動いた」という感じがします。これが、何度かありました。右側も終わったところで歩いてみた感じでは、肩が若干後ろへ下がったような、その分鎖骨あたりに陽があたるような感じがしました。そして、その後四つんばいになって、胸の辺りを上(天井のほう)へ近づけるように背を丸めたり、反らせたり。妊娠中にマタニティヨガでやった「猫のポーズ」に似ているな、そういえばこういう姿勢をとるのは久しぶりだなと思いました。妊娠中は、まったく躊躇なくぐにぐにと伸ばしたり縮めたりしていたのが、最近は腰の痛みもあってしばらくこんな動きもしておらず、おそるおそるです。でも、気持ちよかったです。

終わって歩いてみると、ワーク前の右足が宙に浮いた感じがなくなり、安定感が増した感じです。田畑さんにもそういっていただき、やっぱりなぁと思いました。そして、撮った写真を見てみると、びっくり!明らかに、右の股関節あたりのラインが変わっています!左右がさらにそろってきました。うれしい!ものすごく分かりやすく変わっています。本当にビックリしました。身体の中心軸ができてきたという感じです。すごい!すごいなぁ!

その後の変化、気づいたことなど

その日の帰り道は、ウキウキと歩けました。以前より左右にぶれずにまっすぐ歩けている感じです。

これは毎回そうなのですが、その後1週間、毎日のように感じが変わっていきます。身体も少しずつ変化しているということかな?

朝起きて、四つんばいから立ち上がろうとする間、右の股関節が何度か「コキ」といいます。仰向けになって膝を曲げて、股関節からぐるぐる回したときもコキコキいいます。でも股関節回しの時の音は、たまに左側もするし、以前からしてたような気もします。

立って本を読んでいたときに、上半身が左に傾いているのに気づきました。腰から「くの字」に傾けている感じです(鏡は見ていないので体感ですが)。重心がまたもや左にかかっているのだろうか、まずい!?しかし、以前と少し違うのは、以前は右足が宙に浮いているような感じで左足の上に立っている感覚だったのが、今度は注意深く感じてみるに、右足も左足も地面にまっすぐ着いているのに、上半身が左に傾いているということです(右足から逃げている感じ、それで右足に体重が乗ってない感じ)。ちょうど、右上にある物を見上げようとして、首を左に傾けて体重も左足に乗せているような感じです。

その後、同じような身体の使い方をしている瞬間を発見。大きめでたくさん入るやかんから急須にお湯を注ごうとするとき、右手でよいしょとやかんを持ち上げながら、身体を左に傾けて(左側を縮めて)注いでいました。うーん、これは身体の使い方のクセでしょうか。

身体も日々変化しているようなので、適度に動いたほうがいいのかなと思うのですが、なんだかまだ外へ出るのも億劫で、ほとんど家を出ることがありません。身体がいいバランスになったとしても、そのとき支えられるだけの筋肉はまだあるかな?と思ってしまいます。座って、ついテーブルなどに寄りかかるようにしていることも多いです。筋肉の衰えも少々気になるところです。

 

その他・腰の感じ、仙骨あたりの違和感について(これは長い目で見ています)

以前は分厚い鉄板が入っているように硬く、重苦しく、仰向けに寝ると身体が腰を基点に上下にも左右にも反るように身体中が緊張状態に。交感神経スイッチオン!頭蓋骨もキリキリ、胃酸がシャーッ、そして不快感と不安感とイライラに襲われる、という感じでしたが、その鉄板が徐々に薄くなってきた感じです。まだ、「芯がかたい」感じがあるので、セッション4からの身体のコアへのアプローチでどうなっていくのかなと思っています。朝晩は、朝、寝ていることが辛くなって起き、夜、身体を立てて座っていることがしんどくなって寝る、という感じです。しかし、目覚めたときのしんどさ、痛さは、すこーしずつ少なくなってきつつあります。

第4回目のセッション

4回目。いよいよ深層です。4回目から7回目のメニューには魅力的な単語(仙骨とか骨盤底とか)が並んでいてワクワクします。この日は、骨盤底と尾骨と脚の内側、とのことでした。こ、これは私の弱そうなところばかりです。骨盤底は出産で大きく動いたはずのところ。妊娠中も「骨盤底筋を鍛えなさい」とはよく言われていたけれど、鍛えることが出来ていたのかよくわかりません。また「凝ってるなぁ」と思ったことも何回かあるけれど、マッサージに行っても「骨盤底が凝ってるんです」とはいえないものです。尾骨は小学6年のときに転んでひびが入ったところであり、今回の腰の重だるさを感じるエリアでもあるし、脚の内側は、たしか、よく「O脚の人(私です)は使えていない」といわれ「膝に紙を挟んで鍛えて」とも言われますが、それもなかなかできないものです。

セッションは横向きに寝て左の脚の内側からスタートしました。膝、足首、腿のあたり…いつものソフトなタッチです。向きを変えて右脚も。そういえば、第3回頃から私の中で焦点が当たっている右の股関節が、小2の頃に痛かった(たぶん右・原因不明)ことを思い出しました。キャンプの夜みんなで輪になって歩くのですが、大腿骨の中に上向き=股関節に向けて針が入っているようなかんじで1歩1歩歩くたびに激痛なのです。突然そうなって1日くらいで治りました。あれはなんだったのだろう?という思い出です。

その後、仰向けになり尾骨の下に手を当ててもらっていました。これが、とてもここちよく、気持ちもホッとしました。尾骨が「ああ、やっと気づいてもらえた、やっと癒してもらえてる!」といっている感じです!そうやって尾骨が喜んでるのがわかって私も嬉しい、という気持ちでした(なんだか変な言い方ですけど)。その瞬間、胃もぎゅるぎゅる?と音を立てて動きました。ゆるんだのだなぁ。そして、仰向けのまま大きめのゆっくりした動き、脚をあげたり、曲げたり。痛みはないのですがそこはかとなく深いかんじがして、あぁ今まで無意識にヘンな使い方をして足腰には無理をかけてきたんだろうなぁ、それが調整されているのかなぁ、嬉しいなぁという気持ちでいました。

そして歩いてみると、腰の辺りでくっと重さ(重心?)を感じます。それをお話して、今度はイスに浅く腰掛けてのワークに移りました。「仙骨を立ててみてください」とのこと、最近いろんな本で「仙骨の角度」という言葉を目にします。自分では立てたつもりだったのですが、どうもちょっと重心を前に移動させただけだったみたいです。アドバイスにそって、仙骨を上へ伸ばすようにしてみたらこれがまたすごく気持ちよかった。背中側から上下に手を当ててもらって背骨を少しずつそらせるような動きをしました。

もう一度歩いてみると、今度は腰が軽い。不思議です。

帰り道、あっ!と思いました。右足裏のアーチが感じられます。今までは足裏の接地面が意識されていたのに、アーチを感じるということは、右足も重心が内側に乗ってきたのかな?と思いました。

その後、気づいたことなど

4回目を終えて、また一段階、腰の重だるさが取れました。もう「面」が重い感じは薄らぎ、あと少し「硬い芯」がある感じです。毎日少しずつ、気づけばよくなっていってる感じです。朝、起き上がるまでの動作がはやくなっています。

垂れたお尻が気になるので、鏡を見ながらきゅっと締めて(力を入れて)筋肉で持ち上げようとするのですが、その動きでまた仙骨近くの「芯」のあたりが硬く痛くなりそうなので怖くてあまりできません。

左に重心が乗っていくクセがなかなか抜けず、またそれによく気づくようになり、少々落ち着かず気持ち悪いです。しかし、歩いたりバランスボールで弾んだりした後は、偏りが少ないようです(気のせいかもしれませんが)。適度な運動があったほうが、重力の働きと身体が協働できるのかな?

少しずつ身体がラクだったり痛みが和らいだりしているので、だいぶ気持ちも前向きになってきました!動きたい出歩きたい欲が出てきています。感謝です。

ロルフィングを受けるといつも不思議で、「どこがどうなっているのだろう?」という好奇心がわき、「身体運動の機能解剖」という本まで買ってしまいました。身体にはほんとにたくさんの筋肉や腱があるのですね。面白いです。

第5回目のセッション

5回目。セッションに向かうバスの中で、座っていて膝頭をつけてみたら、あまり無理なくくっつけ続けていられることに気づく。今までは、内股の筋肉を鍛えるためにorお行儀よく見えるためにくっつけて座りましょう、といわれても、自然に膝頭が離れてきてしまって、くっつけ続けようとするだけでけっこうしんどかったのです。脚の内側のあたりに変化があったのかな?と思いました。

5回目は、腸腰筋(腸骨筋とか大腰筋とか)とのこと。最近、インナーマッスルとかピラティス界隈でよく聞く名前で、興味津々。まずは仰向けで「大腰筋に行く前に、腕と胸から始めます」とのことで、腕、胸、そして脚へ。左側だけ終わったところで感じてみると、左半身だけ空気でも入れたように、厚みも増え、長さも長くなり体積が増えたように感じました。右半身も終えて、いよいよおへその下あたりの左と右へ。何センチか離れた2箇所に指を置いてもらって(というふうに感じました)「ハイ、ここへ息を入れるようなかんじで」といわれてやってみる。それを少しずつ場所を変えて何箇所かやりました。しかしこんなことするのははじめてなので「これでいいのかな?」と思っていると、「ハイ、そうそう、そうですね」といいタイミングで声をかけてもらえ、「あ、今のでよかったですか?おぉー」となんだか妙にうれしかったです。誉められた子供のよう(笑)。途中「あ、今ここ伸びましたね」といわれたのですが、そう感じられたような、わからなかったような(す、すみません)。でも今回は、他の動きもいろいろあって、今までで一番自分も動きに参加することが多く、ナビされながら一緒に身体を探検していくようでとてもおもしろかったです。

終わりごろ、いつものように、何回か歩いてみてそのつど調整。最後、右腰後方に10円玉くらいの痛みがあるとお伝えすると、浅く腰掛けて背中をそらせたり、左右の脚を交互に前に出すような動きをして調整。すると、ぴたりと痛みが消えてびっくりしました。セッション後のお話では、今回、身体の前面の支えが弱かったので、前面を少し強くなるように(背骨だけでなく前面も使って筒で支えるイメージに)調整もされたとのこと。前面の支えが弱いというのは腹筋(腹直筋)あたりが弱いということかな?と思いました。たしかに妊娠中に伸びきってしまい、産後はお腹を押してもヘコヘコ状態なってしまったのです!そういうこともお見通しなのだなぁ、そしてそれをサポートしてもらえたのだなぁと思いました。また、「筒のイメージ」という言葉はすごく腑に落ちて、帰りに歩きながら「背骨だけじゃない、筒で支えてる」と思ったら、心持ちまで強くなった気がしました。

その後、気づいたこと

次の日の朝、また一段階、腰が軽くなりました。毎回、セッションの次の日の朝、変化に気づくのですが、分厚い鉄板→薄い鉄板→分厚いムシロ→ボール紙と回を重ねるごとに確実に軽くなってます!もう一息、という感じ。

子どもを抱っこするとき、ラクに抱けるようになりました。筒で抱っこしているイメージです。ただいま6キロ超。腰の心配をせずに抱けるのはとても嬉しい。気分が全く違います。(なんだかいいお母さんになったみたい。気のせいか…)

座っていても立っていても以前よりシャンとしてきました。前はあんなにヘナヘナですぐに何かに寄りかかっていたのに。これも胴が筒になっているイメージです。

全体的に体力が底上げされたかのような感覚。いろんな動きが前よりも少しずつ楽になっていたり、痛みを気にせずパッと動けていたり、元気になっています。

筒というイメージを与えてもらうことや、深層の筋肉を(確信まではないながらも)意識やイメージすることが、とても楽しいし、また、いい感じです。脳みそが、ゆっくり咀嚼して納得しておいついてくるような。頭での理解よりも、この変化は先に身体がわかっているだろうなとは思うのですが、頭にも教えてやると、喜ぶ(笑)。

第6回目のセッション

6回目は仙骨を中心にしたセッション。ロルフィングを受けるきっかけのひとつが、仙骨あたりの緊張や重だるさだったし、ベルトでぎゅうぎゅう締めて仙骨近辺を傷めてしまったのでは?という疑惑も持っていたので、6回目は内心とっても期待大、でのぞみました。

今回のセッションはうつ伏せでスタート。4回目の尾てい骨のときのように、仙骨そのものにじわーっと手をあててもらう感じかな?と勝手に予想していたのですが、そうではなくむしろ5回目のセッションと近い感じでした。仙骨あたりにフォーカスしつつ、左右の脚を交互に足裏方向に押し出したり縮めたり、という動き。5回目では同じような動きを仰向けで、今回はうつ伏せで行い、この2回が対になっているように感じました。ただ、5回目が田畑さんとやりとりしながらの(まるで搗くとこねるの)餅つきのような楽しい雰囲気だったのに対し、今回は、静かな静かなセッションでした。どちらがいいということではなくて、毎回違うのがおもしろい。その後、背骨のよこ周辺もワークしていただきました。

終わって歩いてみて、いつものように感想を聞かれるのだが言葉が出てこない。歩くのはなんというか、ふつうにすんなり歩けている。言葉にできない自分にちょっとビックリ。頭が寝ぼけているのかな!?それだけすんなりと歩けていたということかな?

最後にもう一度歩いたとき、背が高くなったような感じ(背中が伸びて頭の位置がやや上部後方に位置しなおした感じ)がしたのですが、写真を見たら感じたように変化していたのでおもしろかったです。

その後、感じたことなど。

・その日は、いつものようにちょっと眠くなり、少し昼寝をしました。

次の日は、今までにないしんどい一日になってビックリしました(睡眠2時間で長距離移動したせいもあるかもしれませんが)。身体がばらばらになったような。脚のほうから身体上部へ向かってしっかりしてきつつあったのが、腰の辺りがリセットされたみたいにぐらぐらになったような。徐々に薄らいでいた仙骨あたりの重い痛みも復活。「あ?これこれこの感じ」と思い出すのはイヤでしたが、いままでのセッション後の経過からいって、これ以上悪くはならないだろうと思い、そんなに焦りはしませんでした。

その次の日、皮を一枚はぐように、重い痛みがやわらぐ。やわらいだ分、その奥に隠れていた身体の感じに気づく。その1、背骨の脇や、わき腹の奥が筋肉痛みたいになっている。その2、腰のツボ(?ロルフィングを始める前に毎週のように通っていた鍼で、鍼さしていたところ)に痛みが残る。

さらにその後。どうも当初の懸念だった仙骨の奥の痛みの芯、みたいなのは、とうとうほとんどなくなったようです!一度不調がぶり返したかのようになって、引くときは芯の痛みも一緒に引いていったよう。まるで、水泳した後、耳に残った水を出すのに「呼び水」と称してさらに耳に水を入れ、一気に出したときのようです。不思議です!

自分が感じた感じで言えば、今回、もっとも大きく作用した感じがします。私の場合は腰が弱点ということだったのか、やはり仙骨というところは中心で影響が大きいということなのか。

上半身が左右の脚に均等に乗る、左だけに乗る、腰をそらせたときにややがくがくする(なめらかでない)ことがある、などからだの様子はその日によって、また朝と夜でも違います。何が影響しているのかな?これからもまたかわっていくのかな?

夜寝るときに、仙骨あたりがジンジンするかんじがあります。またちょっと新しい感覚です。

第7回目のセッション

第7回目は、深層へのワークのうちの最後の回で、首より上です。足元のほうから少しずつ進めてきて、一番上まで来ました。ながらく首のコリと付き合ってきた私としては、今回も期待大なのです。セッションはまずは仰向けで。腕や手に触れつつ、同時に首にも触れていきました。腕や手と首はつながってる(影響しあっている)ということなんだな、と思いました。人差し指を足先方向へ伸ばしてくださいといわれたり、ほんの少しの動きでワークが進んでいくのが不思議です。今回も繊細なワークで…寝てしまいました!どんな感じかしっかり味わうためにも起きて覚えていようと思うのですが…気持ちいい…。その後、ロルフィングに特徴的な、と噂に聞く(?)口の中と鼻の中のワークへとすすみました。まず口の中は、歯茎と唇との境目あたりをゆっくり広げていくような感じです。うーん、不思議。なんとなく気持ちいいです。そして鼻の中!いやぁ、指って入るものですね、鼻の中って広いんですね。そしてさらに広がった気がします。鼻息がますます荒くなりそうです!!身体はいろんなところが縮みがちなのだな、と思いました。こうして伸ばしたり拡げたりすると気持ちいいし、自分の内部空間が広がる感じは、自分に余裕が生まれるような気もします。

終わって歩いてみると、首が少し後ろについたような気がしました。頭の後ろに見えない壁があって、そこに吸い付いてるような感じです。頭と首に安定感があります。そして不思議なことに、頭と首が安定すると、腰が軽く感じられるのです!頭が安定して、腰が喜んでいます!今まではへたくそな皿回しのように、ぐらんぐらんする皿(頭)にふりまわされて、手元(腰)もぐらんぐらんと動かざるを得なかったのが、今は皿(頭)も手元(腰)も垂直に安定している。だから、手元(腰)が上方の面倒を見なくてよく、自由を手に入れてラク、というかんじです。

帰り道、「あ、これで深層が一通り終わったんだ」ということを身体で感じました。全体のバランスが、キリのいいところまで来たんだな、と思います。もしもワークの時間的間隔をあけるなら、第3回の後か第7回の後、というのが分かる気がしました。

その他気づいたこと

その後、よく、肩を下げていたい気分になり、下げて下げて?と自分に言い聞かせて下げることが多くありました。

眼鏡がよくずりおちぎみになり、それを掬いに行くように首が前へ出ている状態が常になっていることを発見しました。そんなこんなでだいぶ首に負担をかけていたのでは?と思います。

腰の重だるさはほとんどなくなり、途中、右のお尻のあたり(最初にぎゅうぎゅう締めたときに痛みが走ったところ)に痛みが残りましたが、それも今はほとんど気にならなくなりました!

抱っこ紐での抱っこも、前より長い時間いけるようになって来ました。こどもは重くなっていってるのに。よかった!

だいぶ気持ちも明るく元気になってきました。気がつけば歩きながら鼻歌を歌い、腕を振り回しています♪

日常生活で痛みを感じることが少なくなると、今度は欲が出てきました。踊れるようになりたい…。腰を曲げたりそらせたり、また左右に腰を振ったりという動きのときに、まだ腰がギクシャクしたり、痛みが怖くて恐る恐るだったりします。左右で動ける範囲に違いがあるのも感じます。なめらかな動きもキレある動きもできる腰になりたいなぁ。

あまり動かず座ってばかりいると、身体の左側が縮んで右腰が出っ張ってゆがんで見えるいつもの癖が出てくるのですが、体側をよく伸ばしたりバランスボールで弾みながら左右に腰を振ったりすると、左右差が少なくなります(これはすぐにわかるくらい)。以前は何をしても変わらなかったのに。

ロルフィングを受けたのをいい機会として、正しい身体の動き方を覚えたいという気持ちが強くなっています。ロルフィングムーブメント、というのは動き方も同時に習っていくものでしたでしょうか?またどんなかんじのものか教えていただきたいです。そして是非受けたいと思います。

第8回目のセッション

10回のワークもいよいよ仕上げ、統合の段階に入って来ました。今回は、上半身を中心にとのことでした。仰向けになって、首と腕、首と腰、そして首と頭など、首を中心に、まさに上半身のいろいろなところとの調整をしていただいているかのようでした。前回もそうでしたが今回も半ばうとうととしてしまいました。私の場合、首へのワークが眠りの国への扉のようです。そしてこれまた前回同様、胃が気持ちよくギュルル?ギュルギュル?と音を立てて動き始めます。ゆるんでる!本当に身体も効果もわかりやすい。嬉しくなります。起き上がった後は、座った姿勢でのワーク。頭が幅広く(肩よりもっとはみ出すくらいに)なっているイメージなどをしました。そのときは、「このイメージのどのへんがロルフィング?」と思っていましたが、今になって思えば、イメージすることで首の辺りの寝ていた(働いていなかった)筋肉が目覚めたのかな?という気がします。その後、歩いてみると、頭の左右の両側を風が吹き抜けていくような、風をきって歩いているような感じがしました。田畑さんが「首や頭のまわりの知覚をひろげました」というようなことをおっしゃって、納得しました。(しかし、そんなこともできるなんてすごい!)他のところも全部、こうして知覚が広がっていったらどんな感覚になるんだろう?きっと、ふだんうまく使えていない休眠状態(?)のような筋肉がまだまだたくさんあるんだろうなぁとおもいます。それを一つ一つ目覚めさせていったら、身体全体としてはさらに気持ちよく、いろいろ感じられておもしろいだろうなぁとイメージしました。

その後気づいたことなど

帰宅してすぐパソコンを見ていたら、頭がいたくなってきました。首と頭がゆるんでいたのに、パソコンで目と頭を使ってキリキリしてしまったのかな?

次の日、その次の日は腰や腰の脇が筋肉痛のようになったりだるくなったりしました。いつもこのようにワーク後はいったん逆戻りのようになって、その後は知らないうちに前よりもよくなっているのがパターンです。

そして、ここのところ首や上半身のワークなのに、痛くなるのはそれとは関係なく毎回腰のエリア。腰はいろんなところと直接つながるからだの中心だからかな?と思います。

歩くことをはじめ、いろいろな動作が本当に安定してきました。そして、怖くなくなってきました。鏡を見ても、うれしいです。感謝です!

 

第9回目のセッション

今回は、セッション前に「どこか気になるところはありますか?」と聞いていただいたので、「左側が狭く感じる」ことをお話しました(あ、あとやっぱり少し気になってしまうO脚のことも)。「左側が狭く感じる」というのは肩幅も胴の部分も股関節の辺りも、右側に比べて動かせる範囲(可動域?)や、正面から見た、見た目そのものの幅が狭く感じる、ということです。その後、下半身中心のワークにうつりました。うつぶせになって「腎臓を下げるようにイメージしてみてください」などの言葉にそって、つぎつぎとやってみます。私もさすがに9回目になって少しは慣れてきました(笑)。言われる箇所に意識を向けてイメージどおりにやってみることで、ふだん意識上にのぼらないその筋肉が、もう少し伸びたりゆるんだりしているのではないかな、と思います。それにしても今回も胃がぎゅるぎゅると鳴りっぱなしで笑ってしまうほどでした。終わった後歩いてみると、左足がすっすっと左前に出るような感じがしました。まさに左側の動かせる範囲が広がっています!田畑さんは「○○(左足とか背中とかの部位)がよく動くようになりましたね」という言い方をされますが、見ておられる側からもそういうふうに見えるのだ、そしてそれがロルフィングの変化だということが腑に落ちた感じがしました。

その他、その後に気づいたこと

楽しく歩くことが出来ていると思います。しみじみと「変わったなぁ」と思います。 身体を動かしたいということだけでなく、いろんなことをはじめてみたくなってきました。気持ちもだいぶ前向きです。

足を肩幅の広さにして立ち、右へ左へ上半身をスライドさせるように体重移動すると、若干ですがまだ左側の動きが悪い(狭い)ことに気づきます。右側へ上半身をスライドさせたときに、スライドしきれず、ややひっかかりがあるかんじです。 首や胸を独立して別々に動かすのが下手で、今後、トライしていきたいと思っています。

 

第10回目のセッション

とうとう最後のセッションとなりました。ワーク前に歩いてみると「だいぶ安定してきましたね」とのお言葉。はい、私もそう思います!いま気になる点として、上半身を左右にスライドさせた時の左右差(上半身を右へ移動させようとすると、左半身に引っ掛かりがあって、右側へうまく乗れない)をお話して、スタートしました。うつ伏せで左の下半身から。脚の裏側全体を丁寧に丁寧に進めていきました。片足の指をそらせ腰のほうへ引き上げるように、反対側の足は足裏方向へ蹴りだすように。地味な動きですが、その動きで腰のあたりの筋肉もよく動くことが、今では感じられるようになりました。右側も終えて歩いてみると、さらに腰が軽くなったよう。上半身を左右へスライドさせてみるとノ!!左の引っ掛かりがなくなり、左右差もなくなっていました!びっくり!お話してみてよかった!すごい劇的な変化にまたもや言葉を失いました。ラストは仰向けで、首や頭、腕を中心に最終調整といった感じ。全て終わって歩いたときには、本当に気持ちよく歩けて、しみじみ感激しました。あんなに気分も鬱々としていたのに、ここまで晴れ晴れと元気になったなぁ、と。奇しくもこの日は私の誕生日。本当に嬉しく、今までで一番いい誕生日だと思いました。最後に、今までの写真を見せていただきました。2ヵ月半前の最初と、10回終わった今では大きく違っていることを、写真も物語っています。以前は、首が詰まっていて猫背で、胴も短くつぶれている感じ。そのうえさらにゆがんでいるのです。それが今では、首も胴もすんなりと伸びやかで、ウエストにはうっすらとくびれが(しかも左右対称)!!見た目にも元気そうです。

 

 

 

Rolfing10シリーズ→Somatic Experiencing

昨年〜今年にかけてロルフィング10シリーズを受けました。

今まで悩みがあると精神面から解決しようとしてきましたが、ロルフィングで身体からアプローチすることで、身体がとても多くのことを伝えようとしていることに気付き、本当に驚きました。

ロルフィングを受ける中で、セッション以外の時間にも、身体のいくつかの部分に、過去の記憶や痛みのような感覚を感じることが多くなりました。

その痛みと記憶のようなものは、大きなエネルギーのようにも感じられ、流したい、手放したい、まるでその痛み自体が身体から解放されたいと願っているかのように感じるようになりました。

田畑さんにお話ししたところ、ソマティックエクスペリエンスという方法があり、記憶を言葉で表現しなくても良く、無理に思い出す必要もないのだと伺い、安全にトライできると思いました。

またロルフィング10シリーズ中、あまり感じたことのないとても安全な感覚を感じており、心から安全と感じる中でセッションを受けられるかも知れないと思いお願いすることにしました。

  • SEセッション1回目

1回目のSEセッションは、ベッドに座り、視界の隅の見えるか見えないかの位置に田畑さんがいらっしゃる状態で始まりました。

ロルフィング終了後もたまに感じており、その時もあった右脛の痛みにまず集中して、田畑さんの問いかけに答えてどんな感じがするかを話していきました。

右脛のその感覚は、初めは痛く冷たく、次第に痺れが起こり、足指や膝、左足指へ移動したり右脛に戻ったり、を繰り返しました。

その間、呼吸にも変化が起こり、吐きやすくなり、お腹の中や、背中側まで深く吸えるようになりました。

気持ちが良くて、でも気持ち良すぎない、とても快適なバランスに近いものを感じました。

次第に怖い感じがしてきて、次は泣きたいような感覚になりました。

怖くて呼吸が苦しくて、田畑さんにお伝えしたところ、ゆっくりと周りを見渡して、足指を動かして、安心な視線の位置や足の位置を探して下さいとのこと。

首をゆっくり動かして周りを見ていると、恐怖はなくなり、最初よりも首が動かしやすく可動域が広がっていました。

安心な位置をぼーっと眺めながら、また右脛の感覚を見ていると、突然左耳にキーンと耳鳴りがしてきました。

その音を聴いていると、あるところで急に、周囲の音が深く、立体的に聴こえてきて、視界が水平にすっと開けました。

頭の周囲を円を描くように開けた感覚で、空間が自分を中心に球状に広がっていくようでした。

この時何もお伝えしなかったのですが、『自己治癒の力とつながった状態』と田畑さんはおっしゃいました。

気づくと更に息を吐くのが楽になっており、とても細く長く吐いていることに驚く自分がいて、そんな自分と距離を取った所に、冷静にそれを見つめる自分がいるように感じました。

引き続き、その感覚にフォーカスしていると、脚の痛みと痺れに気づき、また何となく怖くて不安な感じが出てきました。

それをお伝えしたところ、『呼吸6:脚の痛み4、くらいでその感じを感じてみて下さい』とのこと。

安全で広がっている空間の中で呼吸するのは気持ちがよく、その6:4くらい、をやってみるうちに、脚の痛みが怖くなくなり、不思議と穏やかに楽しい気持ちが湧いてきました。

最後に立ち上がり、歩いてみた時のこと、最初は久しぶりに歩いているようでパーツパーツがちぐはぐだったのが、歩いているうち徐々につながってきて動きがスムーズになり、特に腰と股関節、脛に今までと違う変化を感じました。

この日は最後まで座った状態で、田畑さんは私に触れませんでしたが、自分の中で起こる小さな感覚の移り変わりを、一緒に見守ってもらえている安心感がありました。

SE前と後の写真を見比べると、SE前は右脚に重心がかかっていたのが、SE後の重心は中心の方に動いており、右脚の痛みは、なくなった訳ではなくても溶けるような感じを感じていました。

その後1週間ほどは首の可動域が広くなったように感じ、肩や頭がすっと軽かったです。

また、2週間後に急に、幼い頃に父を亡くした体験とその時の感覚や気持ちが蘇ってきたことは、SEと無関係ではないのではと感じています。

それは自分でも驚くほどリアルな深い感情で、幼い時から長い時間持ってきたことが初めて分かり、人生で初めて心から父の不在と死を悲しみ、怒る感情が湧きました。

その時の感覚は、大きなものでしたが、感情や感覚に飲み込まれるのとは明らかに違っていました。

安全な中で、ただ悲しみ、怒るといった感じだったのが印象に残っています。

  • セッション2回目

2回目のセッションも、前回と同じく、ベッドに座り、床に足を安定させて、首の向きと視線をゆっくり左右に動かし、呼吸を感じるところから始まりました。

1回目の始まりには、右足が安定しなかったのですが、今回は最初から右足の接地面がとても安定しており、安心感を感じました。

逆に左足は、なんとなく角度や接地面が定まらず膝に痛みを感じ、お伝えしたところ、それに意識を向けるようにとのこと。

呼吸の変化については、まず少し息が入りやすくなり、次第に吐きやすくなって肩や胸周辺の力が少しずつ抜け、肩や首の重さを感じる、という順番が前回と同じだと気づきました。

次に、腰の後ろ・背骨の奥の辺りに、ムズムズ感と姿勢をどう保ったら楽なのか分からない定まらない感覚が出てきました。

これは日常から、腰はもちろん、呼吸に関連した肋骨と胸の開き具合・肩の向き・立っている時の膝の曲げ具合などについて、頻繁に感じるわからなさです。

田畑さんにお伝えすると、その感覚に注意を向けておくようにとのこと。

しばらくすると、その感覚は太腿の奥へ移動し、背中の上の方へ、首の後ろへ移って行きました。

自分の立ち位置というか、楽な姿勢がわからないと、漠然とした不安がわきます。

身体を動かしてしっくりくる姿勢を探そうとするのですが結局は見つからず、また同じことの繰り返しでした。

不安を引き起こした感覚にフォーカスするのはとても怖く、とりあえず身体を動かしたり、別のことをしたりという対処をしてきましたが、
その大元の感覚を見つめなければ、繰り返しになるのかも知れないと今回感じました。

考えてみると、それは普段とても不安で怖い作業なのですが、実際やってみると怖さを感じるのは始めのうちだけで、感覚への注意が深まっていくと、身体との繋がりや理由の分からない安心感がわくのでした。

また、今回のセッションでは内臓の感覚が大きかったです。

セッション中盤で、眼球に大きな疲れのような定まらなさが起こり、目を閉じながら眼球の向きを調整し、視線を下に落として眼球が落ち着いてきた時のことでした。

不思議と、左卵巣・子宮と右脚が繋がった感じがして、その部分にあたたかさを感じ、徐々に波のように内臓全体へあたたかさが広がって行きました。

すると、ふわっと視界が明るく広がって、空間の粒子が細かくなったようにも古い映画のように粗くなったようにも感じられ、空間は軽く、身体は適度に重く、とても気持ちが良い状態がほんのしばらく感じられました。

最後に、座ったままで腕をぶら下げながら上体を腿の方へ倒し、両脚の安定と力を借りながら、上体を起こすという動きを何度か行いました。

最初は上手く出来ず、腹筋と背筋など筋肉をどんなバランスで使えば良いのか分からなかったのですが、『内臓の力も借りながら』と伺い、内臓の力もイメージすると、とてもしっくり来る動きが出来るようになりました。

セッション後、姿勢に定まらなさを感じた時にどう対処したら良いか伺うと、
呼吸はしっかり入って来ているかどうか、
周囲の空間との関係性はどうか、
違和感に向いた注意の割合を減らして感覚が届いていない所があるかどうか気付いてみることをしてみると良いとのお話が印象的でした。

姿勢が定まらないと感じることが多かったのは、筋肉だけで何とかしようとしていたからかも知れません。

空間認識について、私は子供時代から先天的に両膝脱臼が起きることがあり、膝が信頼できず、本来は上下左右前後にある空間ですが、安全のために足元方向に常に注意を向ける癖があることに気づきました。

身体のことは、筋肉や関節だけだと思っていましたが、内臓、空間までも確実に関連していることを実感しました。

セッションから1週間の気づきとしては、息を吐く分量が増えたように感じる点、以前より姿勢が安定している点、上と後ろ方向の空間を少しですが感じるようになりました。

  • セッション3回目

前回から1週間後、3回目のSEセッションを受けました。

前回は内臓の存在を強く感じ、内臓と脚のつながり、内臓が腰や背中の姿勢をラクに保つための、大きな助けになることを、この1週間実感して過ごしました。

ロルフィング10シリーズでも内臓を扱う回があったかと思うのですが、その時はさほど内臓を自覚することはありませんでしたので、
今のタイミングで内臓の感覚が出てきたことが嬉しく新鮮です。

また、2回目以降、喉に石が詰まっているような、首がしまっているような、何とも苦しく時には痛みを伴う感覚が起こることが何度かありました。

それはロルフィング10シリーズ終了後、ごく稀に感じてはいましたが、今より弱い感覚でした。

ふと子供の頃に、もっと苦しい同じような感覚を何度か体験したことがあるのを思い出しました。

ロルフィングとSEで、身体が安心して緩んだ
ことにより、今まで長い時間押さえつけてきたおそろしくて見ることが出来なかった感覚が出て来たように思います。

心身共に『安全』と感じられることが、これほど重要だとは思ってもみませんでした。

喉の苦しさも、膝や脛の痛みも、今はこんなにも強く感じるのに、長年感じていなかった。

今では当たり前だなと思いますが、同時にものすごい驚きです。

◆セッション中

SEセッション3回目は、椅子に座った状態で行いました。

回を重ねるごとに、脚への信頼感と脚の強さ、脚と内臓のつながりが強く感じられるようになっています。

今回は、足の接地面のまだ奥、地面の奥から、大きな鐘の響きのような低く繊細な振動を感じました。

田畑さんから、右ももの外側に意識を向けて、それに合わせるように足の向きや位置を調整してみるように言われ、やってみました。

すると、右脚の足裏・脛の内側に不安感と、膝の奥にキーンと一点集中する痛みに似た感覚が起きると共に、右脚の外側には足裏から力強さと安定を感じました。

右膝のキーンとした感覚は脛へ移動し、次第に頭の右上、深度としては中間辺りへ移動、頭に不安を感じるようになりました。

それは上から身体を貫く重く大きな力で、頭痛とは少し違う感覚。
右耳へ〜額〜こめかみへ、モゾモゾと移動し、虫が這うような何とも気持ちの悪い痛みと痺れです。

田畑さんへお伝えすると、その感覚49%:脚の安定感51%といった感じで意識を向けてみるようにとのこと。

しばらくトライしていると、急に目の前が、綺麗で安心な霧がかかったように明るく白っぽくなり、右こめかみの感覚と私だけが、その空間にいるように感じました。

気付くと痛みの感覚と、頭上から身体を貫く力は減っており、こめかみに軽い痺れだけが残っていました。

また、スーッと涼しい風が脛をなでているようにも感じました。

今回は、痛みや不安を感じた時には、内臓の感じにフォーカスするようアドバイスして頂くことが何回かありました。

今回の内臓感覚の変化の順番として、内臓が骨盤の方向へ下がっている感覚→内臓それぞれの間隔が程よく空く感覚→内臓が白く光っているような感覚→最後には内臓が適正な位置に上がったような感覚へと変わっていきました。

◆セッション最後の歩行

最後に歩いてみると、セッション前は脚がどっしりと重力を感じて安定し安心感がありましたが、セッション後には上への力・体重が少し軽くなったような脚の感覚でした。

帰宅中の駅の下り階段では、膝への信頼感が増したように感じ、降りやすくなりました。

◆セッションから1週間

セッションから1週間経ち、頭の上がふわっと軽いような、上へ手を伸ばしたくなることが多かったです。

反対に、上への感覚が薄れる事に気付く機会も多かったです。

軽い山歩きをした際、私は膝の不安から坂道も階段も下りがとても苦手なのですが、なんとなく以前より脚を信頼して下れたように感じました。

これからの上感覚がどうなっていくか楽しみです。

 

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