2024年8月23日 ロルフィング体験 1回目

6,7年前から顎関節と首の不調があり、徐々にひどくなっていました。それが原因なのかはよくわかりませんが、体が歪んでくるのも自覚できるようになり、頭がどんどん膨張して(実際にサイズも大きくなり)来ていて、その上に頭を何かで縛られているような圧迫感と痛みを常に感じていました。頭の中や首の奥の方でギシギシ音がするのが日常茶飯事になり、何とか改善したくあらゆる方法を試しました。整体、鍼、オステオパシー、ヨガやエネルギーワークなど。少し改善しては又同じ状態になるのを繰り返していました。

そのうちに自分自身の内面にも外見に対しても嫌気が刺すようになり、俳優をやっている事もあり、これ以上自分を嫌いになる前に本気で根本から心身を見直す道を見つけようと探していたところに「ロルフィング」との出逢いがあり、田畑先生のサイトに辿り着きました。

なぜかは上手く説明できませんが、サイトを拝見して本物だと感じましたので、すぐに10回のセッションに申し込ませて頂きました。

1日目。とても楽しみにしていましたが、緊張するのかどうなのかわからず施術室にはいりましたが、田畑先生は全く威圧感がなく、(失礼な言い方かも知れません)存在があまり目立たないような感じでそこにいらっしゃいました。あまり多くは言葉を交わしませんでしたが、静かで、人を判断していなくて、委ねていいんだ、とすぐに感じました。

最初はベッドに寝て先生が左側に立ったり右側に立ったりして(位置を決めている)時、

まだ体に触れてもいないのに、お腹の内部が動き出すのを感じました。

くるくるお腹の中が回っていくような感じと、収縮したり広がったりを繰り返す感じでした。

その後お腹に手を当てられた時は熱いと思い、更にお腹が動いて行くのを感じました。

その後、くるぶしを2本の指で挟みながら「この真ん中を感じてみて下さい」と言われ、そこに自分の注意を向けると田畑先生が、「そうです、そうです」と仰り、それが何とも言えない心地良さでした。2本の指の間、自分の足の間で起こってる事をわかってくれてるんだ、という安心感と嬉しい気持ち。くるぶしに触れられている間もお腹の中の動きは続き、左のお尻の中の筋肉が外側に回転していくのを感じました。回転しながら下に流れていくような感じで、行きたい場所に向かっているような感覚でした。そして、いつもギュッと縛り付けられていた頭の感覚が緩んで行く感覚がありました。頭の右側の骨?がパリパリという音と共に左側の方へ移動して行くような感覚で、これも行きたい位置、元のいた場所に戻っていくような感覚でした。最後に先生が頭を触りますと仰りてっぺんに手をあてた時、顔も含め、頭の中にある全てが手の方に吸い込まれるように上に引っ張られるような感じがありました。静かに起き上がって時、頭の縛られた感覚はかなり和らいでいて、後もう少しで元の位置に戻るような感覚でした。

最後に立ち上がって歩いた時、重心が明らかに下にある事を感じました。いつもより安定感があり、歩きやすい。自分がいる、という感覚。芯が戻って来るような感覚でした。

帰り道気づいた事は舌の位置が変わっているという事です。いつも舌の根っこが曲がっているような感じで喉の奥に不快感がありましたが、少し舌がまっすぐになっているような感じでした。そして頭の縛られる感覚はほとんどない。軽い。

次の日起きて驚いたのは、普段目が覚めて起き上がる時に必ず首と頭がバリバリ音を立てるのですが、それがなかったことです。音がしない!それに驚きました。そして、肌に艶が出ている事です。

ありがとうございました。

次回もとても楽しみにしています。

初回の時、時々なぜか泣きたくなったりしたのをなにかが抑えていたような感じがありました。あまり頭でこれはこういう事なのかなと捉えようとしないで2回目を受けさせていただこうと思っています。

2024年8月31日 ロルフィング体験 2回目

1回目から1週間経っていて、既に頭の縛り付けられるような感覚と痛みはかなり減り、初回前と比べると楽に歩けるようになっていました。
今回も、田畑先生が離れた位置で立つ場所を決めていらっしゃる時から、お腹の中が回転するような動き、引っ張られたり拡がったり、ビクビクという感じがありましたが、それは嫌な感じではありませんでした。明日を触らせている間は、左のお尻の中の筋肉が回転して溶けているような感じでした。目を閉じていましたが、瞼の中で紫、緑の光が見えて来て、瞑想のような感覚になり、一瞬眠ってしまったかと思います。
時々、閉じた目がぎゅっと更に強く閉じてくる(実際に目が勝手にしまっていく)感じがあり、頭が動く感じがしました。両方のこめかみの奥の骨?が癒着している感じがしていましたが、それが解放されて行く感じと、パリパリと鳴りながら開いて行きました。それと同時に左上の歯の神経が刺激されて、チクチク痛む感じでした。それも嫌な痛さではなく、動いているから痛いのかな、と思っているとそのうち痛みは消えていました。
今回は連続して深い呼吸が勝手に入って来る感じを味わい、鼻がすっきりしました。(後鼻漏があり、不快でしたが)不快感が減っています。
今朝はまた少し鼻の奥に不快感がありますが、以前に比べると楽です。1回目は、次の日にジーンズの履きやすさに驚きましたが、今回はそれは感じませんでした。
ロルフィングと関係あるかはわからないですが、リアルな夢をよく見るようになっています。
それから、嬉しい事は、8時間の座りっぱなしの仕事が、精神的に前よりも苦痛ではなくなっている事です。
次回も楽しみです。ありがとうございます。

2024年9月3日ロルフィング体験3回目

3回目のセッションはうつぶせでの施術でした。最初はいつものように田畑先生が位置を決める為左に行ったり右に行ったりされていました。この日はとても眠く、すぐに眠気が出てきたのですが、途中でみぞおちの奥の方がギューッと締め付けられるように痛くなり、呼吸が苦しいような感覚になりました。そのことを先生に伝えたところ頭の向きを変えてみるようにとの事で顔を右に向けました。痛みが引き、しばらくはそのまま静かにしていると、呼吸がものすごく深いところまで入っていくのを感じました。俳優のトレーニングとして腹式呼吸をやりますが、息を吐き切った時に自然に空気が入って来る感覚を大事にしています。そういうトレーニングの時よりももっと自然に更に深いところまで入っていくような感じがあり、しかもその息が鼻や口からはいってくるというよりは、体の中心のみぞおちの少し下の部分にあたかも管の先端があって、そこから息が勝手に腹の方に入っていくような感覚があり、とても気持ちがよいものでした。日常ではあまり味合わないようなかなり深いため息を何度もつく、という感覚でした。右に顔を向けてからは、又頭の中の骨が右から上に向かい、それから左に動いて行くのを感じました。少し痛みを伴うのですが、それは不快なものではなく、その骨が行きたい位置に戻ろうとしているような、感覚、嬉しい感覚です。

その後、ゆっくり立ち上がりました。先生は、左斜めの方に立っていました。どんな感じですか?と聞かれたのですが、なんとも言えない感覚で言葉が見つからなかったのですが、右の肩甲骨がやはり行きたい場所へ行こうとしている感じ、右に回転しながら戻ろうとしている?ような感じでした。ぜんまいを巻くような、、。それもほんの少し痛い感じがありますが、不快ではなく、寧ろ体は喜んでいました。左斜めの遠い場所に立っているだけなのに、先生は何をしてるのだろうと思い、一瞬だけ先生の方を見ました。先生が実際何されているかというのは分からないですが、何も言わなくても、今自分が感じている感覚を感じて下さっている、その場で先生にも同じ事が起こっているような、そういう感じでした。それは、とても心地が良く、滅多に味わえないような安心感です。最後に部屋の中を歩いた時、いつもより自分が堂々としている感覚、少し自信が取り戻せたような感覚になっていました。

セッションが終わった2日程経ってからふと思った事なのですが、初回から、抵抗感も違和感もなく、委ねていいと思うような施術というのは、実はものすごい事ではないか、、という事でした。人を判断しないでその場に静かに存在し、待ってくれている感じ。それによって自分は安心して自分に向かえ、自分に戻る事ができるような、そういう体験をしています。

そして、この影響で、心が前より軽くなりました。頭の中でぐるぐる回っていた固執していたことが、然程大した事ではないと思えてきています。頭の中で、ああだこうだと考えていた余計な事が少しづつ消えて行っている事は、日常生活でも創造活動でも目指してた事でしたので、嬉しいです。

次は3週間後です。それまでに自分自身の内部を観察してみます。