ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

カテゴリー: ロルフィング10シリーズ後 Page 1 of 3

登山愛好家のKさんの10シリーズRolfingと8シリーズRolf Movementを経て

2023年の3月に10シリーズのロルフィングを終えて、一年が経過した後に8シリーズのロルフムーブメントを開始し2024年6月に終えた登山愛好家のKさんから、半年後にレポートが届きました。

” 2回目のシリーズ(Rolf Movement)が、6月頃に終わり、4ヶ月くらい経過した先日、坐骨周辺の違和感が完治した気配なのです!!!
10月中旬、山を登っている際、「もうホント腰の不調いらんわ」と、キレ気味に歩いていたのですが、ふと、「尾骨の角度が上がり過ぎでは?」と、思い、尾骨を下げる(尻尾を下げる)感覚で歩きました。
すると、もの凄く歩くことが楽になり、姿勢も良くなり。しばらく歩くと、積年、痛みを感じていた股関節の奥の方で「パキッ」という音がしまして。
それをきっかけに、腰痛が出なくなりました…!!!
使う筋肉も、昔鍛えたインナーを使えている感覚があり、出っ腹が凹みました。
ちなみに、つい先日は、登山口までのフツーの道で派手に転び、膝を割ったと覚悟したのですが、割れておりませんでした!!!
自分の身体に戻ってきた感覚があり、とても嬉しいです!!
9月頭くらいに、約、1週間くらい、涙が止まらないという、結構な感情の排出もありました。
私の計り知れぬ所で色々あっての今なんだろうなぁと思うとなかなか感慨深いです。
という訳で、久々にびっこ引きながらの現状報告でございます。”


別のクライアントも報告頂いたことがありますが、感情解放のプロセスが慢性的痛みの解放につながることがあります。そこに、ご本人の尾骨へのアウェアネッスが伴ったことが、全体の統合を促す結果になったようです。

このようなケースを知ると、慢性的な痛みは、肉体とは別の感情などのレベルとの関係性や、ご本人の身体とのつながりが関係しているので、安直に除けばいいということではないことがわかります。

Kさんのロルフィング体験記はこちらから

太極拳実践者 Uさん (11)

10シリーズ終了後

半年ほど経ちましたので
レポートを提出いたします。

施術いただいていた時期に感じた、
足から力が上に伝わるような感覚は、普段は感じないのですが、意識すると戻ってきます。

重心の位置や、姿勢などを微調整し、「ここかも」という位置を感じ取れます。
そして、その場所は安定していて、余分な力が抜けて、居心地がいい感じがします。
立っているだけで、背中をゆるくマッサージされているような感覚も思い出されます。

今、股関節の痛みがまだあるため、
太極拳の練習を減らし、ヨガをやりはじめました。
しばらくはヨガの方からのアプローチで体を変えて、太極拳に繋げたいと思っています。

体の使い方を変えたくなったら、
また、頼らせていただければと思っています。

登山愛好家のKさん(10シリーズ終了後)

6 months after Rolfing 10 series

<3月~9月の統括>

 今年の夏山は、おかげさまで腰の心配をする必要がなく、着実に山のレベルを上げられたような手ごたえを感じています。

以前は、山行を積み重ねて筋力と体力を付けていく、という感覚でしたが、今は、山行ごとに全身がバージョンアップしていくような感覚があります。

昨年は、腰痛で山小屋内を這うようにして移動しておりましたし、1つ山に行くと2~3回は針治療に通っていました。それが結局、一度も治療には通わずに夏シーズンを終えることができました。強い筋肉痛や痛みが残っても、睡眠で治療ができるようになっています。腰痛は前世の記憶だったのではないかと思うくらいのコンディションの違いです。

 ただ、ちょっと暴走しすぎたのか、生理周期が乱れ、強いPMSが生じ、結果、夏の終わりには、1か月ほどブランクを持たざるを得なくなってしまいました。

 やはり、回復に要する時間は人それぞれであり、世間で推奨される登山頻度、間隔が全員にあてはまるわけではないのだな、と、当たり前のことにようやく気づけた次第です。

 とにかく、3月に集中的にロルフィングを受けさせて頂いた後から、別の人生を生きているような不思議な感覚があります。ロルフィングを受ける前の記憶を思い返すと、何か体に違和感を覚える不思議があるのです。

 正直、7月以降は山と仕事のスケジュールのジャグリングで精いっぱいであり、身体のことを丁寧に見る時間はほとんどありませんでした。

まだ、ザックを持ち上げる際に左座骨~腰に痛みが残っていることもあり、(まだ紅葉登山が続くため)落ち着いたタイミングを見てフォローとしてのセッション受講の機会をいただけましたら幸いです。

<時系列メモ>

●4月~6月のメモ

 ·筋肉痛にならない

 ·下山後がピークで足疲労が弱くなっていく

下山後、すぐにぐったりとした強めの疲労が出る

 ·内臓の位置が少し変わったように思う。特に、胃腸の位置に違いを感じる

 ·睡眠中に身体が再構築されている感覚がある

 ·食べたいものがより狭まってきた

 ·体に痛みが出た場合、交感神経を鎮めて、質のよい睡眠を取ることが一番近道と学ぶ。

  しっかり眠ると、回復&再構築が行われる体感がある

 ·痛みをリカバリーしたあと、立ち姿勢や歩き方が大きく変わる感覚がある

 ·山行が続くと、腰の痛みが消えることがある

  消えたり、出たりするが何がトリガーになっているのかよくわからない

 ·魚(特に生魚)が全く食べられなくなる←夏以降消える

 ·6月中旬、登山靴を新しくする。足指の自由度の出る靴に変えたところ、母指球が着地している感覚が常に持てるようになり、足の筋肉が、ガチッと音を立てて機能しはじめたように感じられた

●7月~9月のメモ

 ·7月に入りアルプスが始まる。3座目くらいから筋肉痛が出なくなる

 ·夜、寝る前、起きた直後など、意識と無意識の間の時間にロルフィング的な動きを身体が勝手に行うことが多くなる

 ·寝ているときの動きが激しすぎて、ベッドから落ちそうになる

 ·まったく食べたくなかった唐揚げをよく食べるようになる←3回くらい食べて止む

 ·筋肉痛が消えると、体幹の立ち上がりが強くなっているように思える

 ·右足に体重が乗っていることがわかる

 ·左足にしかできなかったマメが右足の同位置にできるようになる 

 ·日常の動きで腰の痛みを感じることはないが、くしゃみをすると響く

 ·夜行バスで山に向かったが、特に体の調子が崩れることはなかった

 ·日常で階段の登りをしている最中、尻で上がる感覚を急に掴む

 ·山の渇水により、4リットルの水を持って灼熱のなかを約11時間歩いたところ、腰の痛みが復活

 ·右の母指球の皮だけが大きくめくれる

 ·毎回、違う筋肉が立ち上がっていく感覚がある

 ·登る山は、天気や日程を鑑みて決めているのだが、なぜかアクシデント的に、想定外にレベルの高い山をスケジューリングすることになる流れが続く

 ·ほぼ、満月と同時に来ていた生理が大きくずれ始める

 ·ロルフィング後、山のあともストレッチの必要性を感じず、何もしなかった

  8月23日に鳥海山に登ったあと、初めてストレッチ的な動きを足が始める

  いわゆる普通のストレッチとは全く違う動きだが、目的はストレッチであると感じた

 ·クシャミや咳がかなり腰に響く

 ·一般には、週1~2回で山行を重ねると強くなる、というが、全身の回復とバージョンアップが終わるまでには私の場合、もっともっと時間が必要であるように感じた。

  週1回であっても早すぎる感覚がある

 ·交感神経優位が過ぎたようで、夜、疲れているのに眠れなくなってしまう

 ·山小屋でも眠りにつくまでがとても長くなってしまう

 ·9月第一週、仕事をした際にかなり強い疲労を感じる

  山を休み、力を取り戻すことにする

  寝ながら本を読んでいたら、身体が勝手にストレッチをはじめ、昔強打した左座骨の周り、左の骨盤内のかなりの深部を伸ばすような不思議な動きをはじめた。都合2時間は動き続けていた

 ·実に数年ぶりに、かがむ際の姿勢に痛みを感じなくなった

 ·9月に入ってから、気虚のようになり、しばらく休みを優先する

 ·そうこうしている間に、強いPMSがやってきて、さらに動けなくなる

 ·小麦を食べたくなくなる

 ·9月末、小関さんのプライベートレッスンを受ける

  足にばかり紐を巻いていたが、上半身にもしっかり巻くように教えていただくその後、上半身に巻いて登ったところ、下山時にまったく恐怖心を感じなかった

  何回かずるっと滑ったりもしたが、まったく怖くなかった また、呼吸音が激しかったのだが、落ち着いた

 ·日常から巻くことの大切さも教えていただいたので、日常でも巻き始める 

 ·9月の中旬、突然、家をDIYしたくなる

  山に行ける体調ではないことをいいことに、壁紙を変えたり、IKEAを中心にモノを買いそろえ、しかし取り組む時間が無いために、段ボールだらけの家で暮らすことになる←現在進行形 

 ·山に行けないコンディションでも焦らないように意識することだけはできるようになった。(完全に焦らない、落ち込まないのは無理)

 ここまでが、手元に残っていたメモですが、あまりに山のことしか考えていない微妙なメモであり。。。

ほかに何か変化はなかったか考えてみたのですが。。。

 ·人との付き合いが一層ドライになった

 ·「受け取る」ということに対して根本的な気づきがあった

 ·現実に起きていることに(以前に比べれば)左右されにくくなってきた

 ·いい人でいるのが面倒になり、感情を外に出すことが増えたように思う

というあたりがありました。少ない。実に少ない。大変申し訳ありません。

しかし「受け取る」ということに関する項目は結構私にとっては大きなもので、私も人並みに受け取っていいのか、と思ったことで傷がいえていった瞬間があります。

というわけで、最後の最後にまた左の腰が痛くなってはしまってはいるのですが、おかげさまで大変充実した2023年夏を過ごすことができました。

ロルフィングの存在を忘れず、しかるべきタイミングで思い出した自分をほめてあげたいと思います。

Rolfing10 + Advanced5シリーズ後の感想

アドバンスト5シリーズのまとめのレポートをお送り頂きました。

ロルフィング アドバンストコースまとめ
2021年11月〜2022年7月(全5回)

2018年から2019年にかけて、田畑さんのロルフィング10シリーズをモニターで受けました。そのときから二年ほど経ち、なんとなく必要性を感じたため、軽い気持ちでロルフィングのアドバンストコースを受けることにしました。
結果として、環境や身体、感情の面で、どれも大きな変化がありました。

・環境
前回の10シリーズのときも受けている途中で人間関係に変化が起き、仕事が変わりましたが、今回もまた結果的にお仕事が変わることになりました。前回のセッション時の変化も、精神的にとても辛かったですが、今回は特に苦しかったです。それはたぶん、私が頭で考えた道を進もうとしていたからなのだと思います。
今思えば、アドバンストコースを受けることによって、身体がより私に合う場所に導いてくれたのだと思います。

今のお仕事は偶然いただいたお仕事ですが、元々勤務していたところでした。ただ今回の職場は、なぜかその場に居るとしっくりし、さまざまなタイミングも最終的にちょうどよく合うことが多いです。
今回あらためてこれまでのレポートを読み返してみたところ、1回目のセッションを受けた後に、自分が居て心地よい場所として、今の職場のあるキャンパスを訪れていたことに気づきました。
また、今のお仕事が決まる一ヶ月前くらいから部屋の照明が壊れてしまい、しばらく暗い部屋で過ごしていたのですが、お仕事が決まった日に、修理してもらえる電器屋さんが見つかり、翌日直りました。

また、これまでずっと展覧会をしてきたギャラリーで、創作のワークショップを定期的に開催させていただくようになりました。これもすっと決まりました。

・身体
前職に勤務するようになってからまもなく、なぜかお腹だけが異常に太ってきていましたが、辞めてからは自然に痩せていきました。特に今のお仕事をするようになってからは食生活も変わり、自然と玄米や納豆、味噌汁を好んで食べるようになり、下半身のむくみも取れてきました。先日、靴がとてもゆるく感じたため、靴のかかとに手を入れると、指一本分くらいの隙間ができていました。

大学を出て働くようになってから、いつのまにかひどくなっていた猫背も、久しぶりに会った友人から、ずいぶんよくなったと言われました。小学生の時の自分は猫背ではなかったことに気づき、大学を出てからずっと、絵を描く自分を隠したいと思って猫背になっていたことに気づきました。

・感情
少しずつ自分の自然な気持ちの流れを否定しなくなりました。休みたいときは休み、合わない方とは無理に会おうとしなくなりました。しばらく会っていなかった穏やかな友人と、自然とまた会うようになったり、お仕事で出会う方々もふしぎと穏やかな方が増えました。同じ場所に勤めていても、なぜか以前は、憎み合っていたり、性格的にも激しい方々とお仕事をすることが多かったので、驚きつつどこか納得もしています。
また、今まで自分に向けられた愛情を受け止めることがとても怖かったのですが、少しずつですが、大切に受け止めるられるようになってきました。
日常のなかで、静かな幸せを感じることが多くなりました。

偶然ではありますが、前回の10シリーズのときも、今回のアドバンストコースのときも、最終回の日にクートラスという画家の展示を見ていました。クートラスは、私がとても大切に想っている画家です。

こうして振り返ってみると、さまざま辛いこともありましたが、視点を変えてみれば、私にとって本当に居心地のよい場所に運ばれただけのようにも感じます。

これからもまだ変化していくとは思いますが、身体の流れを信頼して、変わり続けていけたらと思います。

今回の変化は思いがけず本当に辛い道のりになりましたが、毎回強すぎもせず、弱すぎもせず、ちょうどよい距離感で見守り続けてくださった田畑さんには、本当に感謝しています。ありがとうございました。

以前のレポート:10シリーズ〜Advanced 5のレポート

心身を根本から見直す必要を感じて Mさん

2020年1月から10シリーズを開始して、その後も継続してお越しになっている大阪在住の方です。反応性が高く、ほとんど触れないうちに、自発的な動きが始まり、タッチによる介入なしに、自発動によって調整が進んだ例です。以下の写真が示す通り、統合への変化が進んでいます。
写真から、Bi Digital O-Ring Test認定医の先生に、酸化ストレスマーカーである8-OHdGのレベルを測定してもらったところ、10シリーズ前がプラス5だったのに対して、10シリーズ後では、マイナス30とう低レベルに減少しています。

Rolfing 10シリーズ

10シリーズ後

心身を根本から見直す必要を感じて Mさん (14回目)

セッション14

‐セッション台にあおむけになって、思いっきり両手を上に伸ばしたところから始まった。

いろんな動きをしていた中で印象に残っているのは、

 ‐前屈して両足の薬指、小指あたりを手でほぐしていたこと。特に右側はつっている感じ 

 が強くて、なかなか治らず、これ大丈夫かな、と途中不安になったが、何とかもとに戻ってほっとした。

‐やはり前屈で、足の裏をもみほぐしていたこと。このときは上半身と下半身をぴったりとくっつけ、こんなことが自分に出来るのだ、ということにも驚いた。足の裏の感触が本当に柔らかくて、その柔らかさに、触った自分が思わず、わっ、と手を引っ込めてしまいそうになるほどだった。

‐左側頭部のあたりの頭蓋骨を、両手をつかって一生懸命動かそうとしていたこと。

‐後半、立ちあがったとき、左足の小指がぴったりと床に吸い付くように収まる瞬間があり、その時点から、両足から根が生えて、床と一体化したかのようなゆるぎない安定感を感じた。

‐そののち、ひたすら上半身、頭部を揺らして、身体のおさまりの良い場所を探す動きに入る。動きながら頭の中では心地よいリズムが刻まれていて、なんだかとても嬉しくなっていった。田畑さんから「どうですか?」とお尋ねがあって、「気がおさまった」とお答えする。最後には、足踏みをして、大丈夫、と自ら確認していた。

‐セッション前半では、柔らかな緑色の木立にところどころ光が差し込んでいる絵、そして後半では、海に浮かぶ真っ白な灯台が明るい光を放っている絵が思い浮かんだ。

<セッション後の変化>

‐両足が地面にしっかりと着地できている感触が、今までの何倍にもなっている。

‐右肩と右腕のつなぎ目にググっとした動きがあって、隙間ができたような感覚とともに、右ひじが後ろに引きやすく、右腕の自由度が増した感じがする。

‐首を左にたおしたとき、左肩がそれにつれて、スムーズに下がっていくようになっている。

‐夜中の2時ごろになるとなぜか目がさめてしまう日が何日か続いていて、なにかあるのかと思っていたら、外から、おへその下あたりにエネルギーをもらった感触があった日があってびっくりした。

‐また、頭の中心から外に向かって押し広げられるような力を感じる日が数日続いたこともあった。それを感じて迎えた朝は、両肩、両腕がとても軽く感じられて爽快な気分だった。

‐顎関節および足首を頻繁に微調整することがずっと続いている。

‐足指の関節が緩まる感触がある。

‐なんだかおぼろげな右肩に、真新しい角柱の木が、肩側と腕側2方向にギブスのように右肩と右手に重なりあっている夢をみた。朝起きてみたら、右腰の入りと右肩の引きが一層しっかりしていた。

‐この日の翌日と翌々日、右の奥歯上下とも、そして右耳の奥の痛みがひどく、辛かった。

前日の変化と関係しているのだろうか。

‐歩いていると、足は地面をしっかりととらえ、足首から上の脚は上に伸びるような感覚がしている。

‐足の小指が外向きに位置をかえ、着地は小指から、地面をけるときは親指から、のような感覚がでてきたとともに、股関節、骨盤のあたりがとても軽く動くように感じられている。また同時に、右腹手術痕のあたりの緊張が緩まっている気がする。

なにか行動を起こすとき、身体がさっと動けるようになっていることが本当に有難く思われる。そして、常に感じられるようになっているのが、うっすらとした前向きな気持ち。いままでなら、面倒くさい、と感じていたようなことでも、ちょっと工夫したら楽しくやれるじゃない、といった態度が知らず知らずのうちに身についている。疲れても、少し休憩すればまた快調に動き出せるし、心身ともに訳の分からない引っ掛かりが激減していることを日々感じる。

心身を根本から見直す必要を感じて Mさん (13回目後)

セッション14回目前までの気づき

13回目のセッション中後半、ひたすら息を吐き、息を吐き終わるか終わらないかのタイミングで、また次の息をせわしなく、しかも強く吐くのでとても苦しい、という行為を何回か繰り返していた。その行為は、徐々に意識に上ってきて、そして徐々に消えていく、という形であらわれていたのが不思議で、どうしてそんな形をとっていたのかずっと考えていたのだが、いま思うに、表層ではずっとその息を吐き続ける行為をしていて、私の内側では13回目のレポートの内容が進行する、という二重構造になっていたのかな、という感じがしている。

<13回目後から14回目前までの間の変化>

‐右足のかかとがしっかりと着地できるようになった。それとともに、両肩から背中にかけての丸み、お腹の前面部のどっしりとした安定感がより一層感じられ、結果、肩の力みが抜けて、腕が自然に下へと降りている。

‐立っていると、腰から後ろに反り返る動きが自然とでてくる。足がしっかりと床に着地していて、手を腰に当てたりすることもなく、足から自然に湾曲した形で後屈している。

‐かかとの着地の安定感が増したことで、左に比べて引け気味になってしまいがちな右腰が入ってきた感じがある。

‐セッション中しびれを感じた両手だが、余分な力が抜け、そして指先から、なにかが放出されていく感じがある。

‐臀部のあたりから、脚に沿って、特に左脚に顕著だが、いく筋ものなにかが下方に流れている感じが頻繁にしている。

‐立っていたら、左足太ももの付け根のなにかが、ガクガクっとずれた感じがし、それ以降、左脚の動きの自由度がぐっと増した感じがある。動かすとへんな引っ掛かりがなくゆらゆらとゆれるように動かすことができる。

‐右顎がずれて噛みにくい感じが続いていたのだが、

  1. 10セッション中から時折現れている、右側肩甲骨あたりの凝ったような違和感の位置が、下方におりてきた、
  2. 右首の張りを感じている位置が、内側に移ってきて、しばらくしたら、右後ろにふりかえる動きがかなりスムーズになった、
  3. 右股関節を外に開く動きを繰り返した後、右脚が後ろにスムーズに引けるようになった、

が生じたのち、ほぼずれが治まって普通に噛めるようになった。

‐右脚大腿骨への意識がとても薄かったことに気が付いた。今まで、足が股関節から始まっていることへの自覚がほとんどなかった。

‐寝た時の身体の力の抜け具合がより一層高まっていると思う。とくに横向きになったときの布団への身体のあずけ具合がとてもよくなっていて、自分はいったいどれだけ身体を固めて生きてきたのだろうか、といまさらながら痛感させられている。

‐世の中のものは、こんなに色鮮やかだったのか、とびっくりするくらい、色彩の変化がずっと感じられている。そして夜になると街灯やネオンサインが今までとは比べ物にならないくらいの明るさで目に飛び込んでくる。一番驚いているのは、現時点で、老眼が治ってしまっていることである。

10シリーズ終了後のWさん


2020年9月に10シリーズロルフィングを終了されたWさんからレポートをお送り頂きました。

「2021年 環境の変化」
3月 新居購入(以後リノベーションの打ち合わせ開始)
5月 入籍
5月 実父の死去(以後相続の対応)
6月 里帰り出産のため妻の実家に帰省(2ヶ月)
7月 長女誕生
9月 育児休暇取得(1ヶ月)
9月 新居入居

などが主なイベントです。
住居、家族関係の変化が大きく、非常にエネルギーを使った一年でした。また2021年を境に、衣食住、人間関係、仕事なども大きく変わった節目となりました。

「2021年 状態の変化」
ロルフィングを受けてから、身体感覚に一層注意を払うようになり、また快不快の感覚が一層感じやすくなったように思います。
五感、六感で感じるもの。着る物、食べる物、住まい。人、会話、本、作品、言動など。より心地良いものを丁度良く選び、今の自分に合わないものを手放しました。
上記環境の変化も有り、一新されたように思います。

また身体の各部位への認識が上がり、それぞれの繋がりや連動の認識も上がっております。
2021年末に溜まっていた疲れが噴出した感がありますが、ある程度のライン以下にはならない、ベースが整ってきている感があります。

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から~10回終了後

○2022年1月3日現在の状況について  10シリーズ終了2021年8月26日

○身体面

・両腕上腕に重たく何かが溜まっているように感じていた部分が、ここ1ヶ月あまり気にならなくなり、指先まで流れているように感じるようになっている。肩や上半身の力みは、日中忙しくなると力が入ってしまうが、夜寝る前や、朝に意識して呼吸をゆっくりするようにすると、身体が楽になり力みも軽減しているように思う。

・運転等、無理をしたり疲れが溜まってくると腰に痛みを感じるようになった。そういう時は身体を横にし、しっかり休むようになった。前は疲れも気づいてもそのまま頑張っていた所を、身体が教えてくれる時は無理せずに、早めに休養をとるようになったのが1番大きな変化だと思う。

・ひとつ気になるのは、11月末くらいから、舌先と右下の口腔内にしびれや痛みが出ていることで、時々なので、今は様子をみている状態。一応、細菌検査と血液検査をして正常値だったため、ストレスからくるものかもしれない。

○日常、精神面 

・家族を大事にするとともに、自分の思いも以前より素直に伝えられるようになってきた。また誰がどんな状態でもなりべく引っ張られないように、フラットな状態でいられる距離感を探りながら生活しているところである。

・相手の思いを汲み取りすぎて、自分が本当はどう感じているかわからなくならないよう、日々身体の状態も含め、気持ちの部分も丁寧に見て行けたらと思う。

・年末年始、今までしばらく連絡をとっていなかった友人にも自分から連絡してみたりと、人との距離感も変化がでてきたので、あまり力まず、進んでゆきたい。

・12月半ば、久々に歌のレッスンに行った際、以前より声の力みがとれ、柔らかく声がでていると講師の方に言われた。以前の作ったような声が変わってゆけそうな手応えがでてきたので、前向きにボイトレにも取り組んでいるところである。

モデルナワクチン接種中の遠隔セッション

一回目のモデルナ製Covid-19 mRNAワクチン接種後に大きな副反応はないが、自分と自分の体の間に何か膜がある感じを感じているということで、遠隔10分のセッションを希望され、二回目のワクチン接種後に対面セッションを希望された方からの感想です。

以下ご本人の了承を得て転載させて頂きます。

Covid-19 ワクチンと田畑さんの施術の関係性でいくと、1回目の接種のほうが、熱こそでなかったものの接種前と接種後に体が変わった感じ(体内に膜が張られた感じ、知覚や動作が少し遅くなる感じ、自分自身にアクセスしづらい感じ)がして、心身ともに違和感と嫌悪感がありました。頭痛や気持ち悪さ、だるさもありました。

1回目接種の後にうけた遠隔セッションは、短時間で途中から犬が吠えだして離席したりとありましたが上記の症状の改善、違和感の軽減に非常に役立ったと思っています。
このまま状態が改善しなければ2回目の接種はやめようと思い、できることはしてみようとシャーリックhttps://brtbyimedis.shop-pro.jp/?pid=159989079
も取り入れてみました。
遠隔セッション後からは、心身共に回復してきた感じを覚えたので2回目接種する気になりました。
2回目は高熱は出たものの、1回目に感じたほどのつよい違和感はそこまで感じなかったのですが、心身のバランスをもう少し整えたいと思い、9月にセッションを受けた という流れです。
9月のセッション後特に変化があったのは気持ちの方で、なんとなく前向きになってきた、ことを感じました。背中が開いた感じ、とでもいうような。

あの遠隔セッションの冒頭5分は、心身へのfeedbackが早くてダイレクトで、そのあとに受けた60分の対面セッションと、心身へのリアクションがまた違うものでした。遠隔で短時間だからfeedbackは弱く、リアルで長時間だからfeedbackが早く、強いわけではない というのは自分にとっても大きな気づきでした。
ありがとうございました!

追加情報として、写真データをORT認定医7段の医師に酸化ストレスマーカーの8-OHdGのレベルを測定依頼しました。8-OHdGのレベルは、最大 +25〜 -100の範囲で示されます。


ロルフィング前 +10

ロルフィング10シリーズ後 -50 

ロルフィング34回目のセッション後 -60

ワクチン接種後 遠隔セッション後 -5

対面セッション後 -30

➡ 遠隔及び対面セッションによって、酸化ストレスのレベルが低レベルに抑えられていることが示唆されました。ここには示していませんが、他のケースでは、ワクチン接種後にプラスのレベルに酸化ストレスが上昇していたので、遠隔セッションが、功を奏した可能性があります。

いずれにしても、仮にmRNAワクチンによって酸化ストレスが上昇したとしても、遠隔セッション及び対面セッションが酸化ストレス低減に働く可能性が示唆されました。

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