ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

月別: 2020年12月 Page 1 of 2

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session7

セッション7回目、はじめに田畑さんに「今回は口と鼻を内側から広げます」と言われ、どんなことをするのだろう?と思いつつ、仰向けのまま覚悟を決めました。
右足の方から順に触れていただき、準備が整ったところで口の中の施術へと進みました。手袋をした田畑さんに、歯茎の根本に触れられるのは、歯医者さんに行った時の感覚に似ていました。軟口蓋や舌の下(舌骨周辺)にも触れていただきました。続いて鼻の中に触れられながら、副鼻腔から肺までを意識しながら呼吸しました。
これまでのセッションを通して、触れられると、その部位や、広い範囲がゆるむ感覚が分かってきました。(逆に状況によっては、触れられると強張る場合もあると思いますが。)そして、触れられたときではなく、日常生活の中で触れられたことを思い出したときにも、感覚に変化が起こるような気がします。
施術を終えて歩いてみると、わずかに頚椎上部の動きが感じられました。田畑さんに伝えると、頭蓋骨と頸椎が繋がる位置を教えてくださいました。普段イメージしていた首よりも、頸椎は上の方まであることが実感できました。
副鼻腔や頸椎など、普段のイメージと、身体の構造のずれがはっきりと感じられたセッションでした。両者のイメージが一致してくると、楽に動けるのだと思います。セッションを通して、自分の体と出会い直しているという思いがますます強くなりました。
次回からは「全身の統合」に進むとのこと。まだまだ楽しみが続きます。

様々なジャンルを手がけるプロデューサー Rolfing 4/10

横向きからスタート。

右側面をベッドに当てた時は、身体を支えている部分が、ほぼ直線に近い印象で、支点が見つからず安定感がなかった。左足とベッドの間にテンピュールのクッションを入れてもらって少し安心して身体をベッドに任せることができた。 

昔テンピュールのベッドマットを使っていた頃、飼っていたミニチュアシュナウザーがテンピュールのベッドの上に飛び乗って顔の近くで丸くなっていたことを思い出して懐かしい気持ちになった。

 座骨への施術と「骨盤を意識する」という声がけで、ベッドにあたっている身体の側面が骨盤あたりから広がっていった。身体の側面が溶けて広がっていく感覚。

ベッドにあたっていない頭の左側をこすられると、ベッドにあたっていない左側面が腰の辺りから背骨が伸びて丸まっていく感覚を覚えた。

 向きを変えて、左の側面をベッドに当てると、ベッドにあたっている範囲は狭く、やはり線で支えている感覚。安定感がなく緊張した身体は、右足とベッドの間にクッションを入れてもらって、やっと、ベッドに身体をあずられると安心したようだった。

 座骨への施術と骨盤を意識することで、左側面のベッドに接している範囲が広がった。左側面への施術にしたがって、身体の右側面の上においていた右腕と肩甲骨の繋ぎ目が緩んで、右腕が自由になった。自由になった右腕が動きたがっているのに任せて、身体前方から後方へと動かせておいた。身体の中に縮まるように詰まっていた右腕がするすると身体の外へのびていく感覚もあった。

 ベッドにあたっていない頭の右部分をこすられると、腰から頭へ向かって背骨が伸びていく感覚は同じだが、今回は、ベッドにあたっていない右側面は、丸まっていくのではなく、反り返って伸びていく感覚だった。

 施術が終わって、歩いてみると、足の裏と、膝、お尻の下あたり、そして背骨から肩、首、頭へ振動が伝わって身体全体へ動力が吊った割っていく感覚があった。頭が首に乗り、首が肩にのり、腰の上に頭を置いている感覚もあった。頭と肩の間に首があるという感覚とともに前回に続いて首がまたのびたと感じた。首と肩の間に緊張たまっている範囲が狭まった。

 今までの施術の後はトロンとしていたが、今回はパキッとすっきりだった。

身体の色んな部分が身体全体の調和のために連動しているんだと感じた。

様々なジャンルを手がけるプロデューサー Rolfing 3/10

今回の施術は、身体の側面を施術台に乗せて開始だった。

施術台につけた脚を曲げたのかな?

と疑問に思うのは、

施術台に最初に接地したのは右側だったことは覚えているのだが、

左側を施術台に接地させた際、曲げる脚を間違えて、自分が身体のどこを

どう動かしたかが思い出せないまま、曲げていなかった方の脚を曲げて、伸ばしていなかった方の脚を伸ばすように言われた、ことだけ覚えている。

それくらい、身体の各部分がばらばらになったように感じていた。

身体はばらばらになって、新たに組み立てられて繋がった。

施術後、歩いてみたら、右脚を出すと右半身全体で、左足を前に出すと左半身全体が前に進むように感じた。

歩くことが施術前よりも楽だった。

歩く時に足裏にかかる重みが減った。

今回の施術の後に、すぐに感想を書こうという気になれずにいたら、

ほぼ全部のことを忘れてしまった。という感じ。

覚えているのは、

頬骨のあたりを施術された時に、頬が首や肩に大きな力をかけて

のっかっている、と気づいたこと。

そして、もう1つ覚えているのは、

「寝る時にどうやって寝ていますか?」 と訊かれたこと。

「仰向けに寝ています」

と自信を持って答えた。

なぜなら、毎夜、意識的に仰向けに寝ているからだ。

小学校の終わりの頃からの、林間学校とか

修学旅行とかいった強制的な集団での宿泊時、

一人ではなく大勢で一緒に同じ部屋で寝るという自分にとって

不自然は状況で、寝るために、

仰向けに寝て目を閉じて寝たふりをしていると

寝られるということを発見した。

それ以来、「仰向けに寝る癖」がついたというかつけた。

仰向けに寝てすぐに熟睡することを覚えて以来、夢を見る回数も減った。

ほとんど見なくなった。

悪夢からの解放でもあったので、良いことでもあるようで、ちょっと

つまらない。

今回の施術の後、

寝返りをうったり、横向きに寝ていることに

気が付いた。施術を横向きで始めたからだろうか?

寝た後の髪の毛の寝癖もすごい。

仰向けになって寝たふりをして入眠する癖をつけて依頼、髪の毛に

寝癖がつくこともなくなっていたことに改めて気付いたほど、最近の寝癖のすごさは、お見事だ。

12月2日の施術以来、寝ている時の自分はかなりアクティブになった。

かかなかったいびきもたくさんやっている。

毎夜、「スリープサイクル」というアプリで記録をとっているので明かだ。

今まで1ヶ月に1度、いびきをかけばいいほうだったのに。

そして、夜眠くなるようになったのもスゴい変化だ。

鼾はそのうちおさまってほしいのだが、なにかの解放になっているような気がして、いいぞ!と思っている。

夢も見るようになった。

仰向けに固定、で、鼾もかかず夢も見ないミーラのような自分が生き返った

ように感じる。夢も見るようになって嬉しい。

前回の施術の後、首のしつこい痛みがすっぱり取れたと思った翌日、ものすごい頭痛に見舞われた。この頭痛、もしかしてずっとあったのに首の痛みが

すご過ぎて、この頭痛に気付かずにいたのかもしれない。怖ろしいことだ。

1日寝ていたら頭痛もとれた。

今回の施術の後、首と肩の痛みもとれたのだが、一週間経った頃、また痛みが顕れた。奥から盛り上がってきたような痛みだ。

前回の施術の後に感じた、肩と首のまわりに広がる空間、それを感じると痛みはとれる。

今までと違う。

自分が自分の身体を牢屋に閉じ込めていたように感じる。

鼾や夢も含めて施術のおかげさまで、解放された気がする。

鼾も寝癖もいいぞと思う。寝ている間の自分も生きている感じだ。

様々なジャンルを手がけるプロデューサー Rolfing 2/10

前回の施術以来、大分楽になった首の左右側面と首と肩の接地点が、

施術前日の夕方から首をふると右側に痛みを感じるようになっていました。

痛みがあるとは言え、「動かすと痛い」というのは、

前回の施術前の「何もしない状態で痛い」

に較べると随分と楽な状態でした。

今回の施術は、うつ伏せから始まりました。

向けたい方向に顔を向けてのうつ伏せ

ということで顔は右へ向けました。

案の定、右の首の付け根に痛みを感じたのですが、

そもそもの痛みというより、首の置き方が悪いことによる痛みだと感じていました。

痛いのにもかかわらず、ポジションを変えようとは思いもせず、

田畑先生の手で足の甲を支えられつつ、痛いけどいいやと思っていましたら、、、

「今どんな感じですか?」

と声をかけられました。

状況に全く関係ない気がしつつも

「首が痛いです」と答えました。

うつ伏せで上を向いた足の裏に、ボールを置かれました。それまで足の親指だけで支えていた足が地面に触れた気楽さになって肩の力が抜けました。

その後、右脚のふくらはぎの辺りをクルクル小さい円を描く感じでさすっていただいていたら、首から足先までつながるゴムのイメージが頭に浮かび、ねじられてピンと張ったゴムが、円を描くようにさすっていただくことでネジれがとれて緩んでいく感じがしました。

「痛い」と言った途端に首の痛みはとれていたのですが、

ピンと張ったゴムが緩んでいく感覚につれて、首と肩の間がどんどん伸びて、右半身もどんどん伸びて、右脚が左足より20cmくらい長くなってしまったという感覚を覚えていました。

頭の右側と左側をさすっていただいているうちに、左右の脚の長さがそろってきたと感じました。

施術後、立ち上がってみると腰から上の

上半身が軽く感じました。

今までは、自分の身体にしがみつくように

体重をかけてくる上半身を背負っていたんだと思いました。

田畑先生の「身体を動かして感覚を味わってみてください」という言葉に従って、

色々身体を動かしてみましたら、

全身の各部分の接合点の癒着がとれたのか? 

身体のそれぞれの部分が、1つの身体としてコラボする位置関係に変化をつけたり、重心をかける位置も

意識的に工夫出来るようになったと思いました。

今までは硬い1つの固まりだった身体に色んな部分が出来たというか、柔らかい繋がりで動きに自由が生まれたと感じました。

立ち上がってみて、頭の上に空間が広がっていることも感じることができました。大発見でした。

左右上下から壁が迫り来る

狭い場所に閉じ込められていた身体が広々

とした空間に、伸び伸びと居る感覚を味わってウキウキという言葉があう心持ちになりました。

施術後の正面からの写真では、亀が甲羅にひっこめていた首を出したくらいに、首が伸びていました。

施術後、電車に乗って移動中、首の右の付け根に施術前より範囲は小さいですが痛みが出たので、右首のまわりに広い空間を感じてみたら痛みがなくなりました。

様々なジャンルを手がけるプロデューサー Rolfing 1/10

症歴:頭部トラウマがあり、顎関節症手術、腹部内視鏡術を経て、鬱傾向が有り。

ロルフィング10シリーズ初回

施術のベッドに寝転がり、施術の開始を待ちました。
「施術の開始を待つ」
という感覚を持ったことも、
その時にそう感じた、と意識していたこと
も自分の中に芽生えた感覚ながら面白い
と、施術台の上で感じていました。

ベーシック10コースの最初だったわけですが、今までにロルフィングやロルフィングと
CS60のミックスを田畑先生に施術していただいたことが、あり、その度に、身体の微細な変化へ意識を向けているからなのか、
心の変化をくっきりと見つめていることに気がつきます。

10月31日は、施術台から1メートルくらい
距離をとった場所から、田畑先生の立ち位置への感覚を確認してくださる、田畑先生の声かけに、自分の存在がその場所に在ることへの赦しを得た安堵を覚えました。

施術台の上での存在を空間からOKをもらって
「お任せします」という気持ちになりました。

右足の甲の施術中に右肘から下が施術台より
少し浮くようになりそれが最後まで続いたのですが、腕には痺れたという感覚も全くなく、施術前にあった右手首の凝りのような感覚がなくなっていました。

右足はたまに痛くなるような負傷経験の
ある場所で、覚えているだけでも3箇所。
右足の親指: 素足の状態で鉄の扉に挟まれる
右足親指の付け根: 捻挫
右足の甲: 車に轢かれる(骨折はせず)

右親指と甲の痛みはなくなりました。
それから常にある首の痛みが軽くなりました。

最初の施術が
足の部分に集中していたのは
立つ土台ということだったからと施術後、
施術前と後の写真を見ながら
伺いました。

施術前後ろから撮影された
左に傾き縮んでいた私の首は
息を吸いこんだままつぐんだ口元のように
縮こまっていた私の首は、「はぁ〜」と
息を吐いたようにリラックスして見えました。
施術後の首は
また、いっぱい息が吸い込める余地が生まれたようでした。

気がつかないで縮まっていた身体の色々な部分が伸びたようで翌日から2日間は一日中
すごく眠くて、眠りにつく度に
深い眠りを経験しました。

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session6

セッション6回目、10シリーズ後半開始です。

今回は左右へ重心を移す動作を確認してから、施術が始まりました。

器具を使用してさすりながら、調整をしていただきました。セッション後にお聞きすると、CS60とのこと。名前は知っていましたが、実物を見るのは初めてでした。これまでのセッションでも、おそらく使われていたと思います。

調整を終えて仰向けになった時に、背中が充実している感覚がありました。

座った姿勢で両腕を前に伸ばし、まっすぐに上げる動作を確認していただきました。力の伝え方がイマイチ上手くできていない気がしました。腕を使うという単純な動作に、下半身や胴体を効果的に参加させられると良いのですが、なかなか難しいです。

歩いてみると、骨盤が左右へ流れるように動くのが感じられました。上体と下半身が気持ちよく分かれている感じです。この感覚を大切に味わいながら、次回のセッションを待ちたいと思います。

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session5

セッション5回目は仰向けでの施術をして頂きました。
下肢を中心に調整した後、片足をベッドから下ろして丹田辺りを抑えられながら、じっくりと股関節周辺に働きかけていきました。
施術を終え、立ち上がって歩いてみると、これまでと大きく異なる感覚がありました。膝の内側の感覚が強まり、腰が深くなり、上半身が広がった感じがしました。
予想していなかった変化に驚くと共に、開放感のような嬉しさを感じました。10シリーズを半分終えて、すでに期待していた以上に変化していると思います。ここからどのように変わっていくのか、まだまだ楽しみが続きます。

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session4

セッション4回目。始まる前、田畑さんに、歩く際に足で踏みしめる感覚が出てきたことをお伝えしました。
今回は横を向いた姿勢でのセッションでした。首を少し調整し、主に脛から股関節辺りまでを施術していただきました。
右半身を調整された後、左右の感覚が大きく異なるのを感じました。右側の方がゆったりとベッドに沈み込む感覚がありました。
左側の調整を終えて、股関節を意識するよう伝えていただき、座ってみると、骨盤の収まりが良くなり、輪郭がクリアになったように感じました。歩いてみると膝に弾力を感じました。
セッションが進むにつれて、身体の使い方が変わってきたことを感じています。時折、気持ち良く歩けていると感じることがあります。足裏からふくらはぎにかけてや、背中に少し張りがありますが、今まで使えていなかった部分を使えてきたのかな、と思っています。

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session3

セッション3回目は立った姿勢を撮影したあと、歩く動作、そして両腕を上げる動作を行うところから始まりました。腕を上げる際の、下半身の支えを見てくださっていたのだと思います。

今回は横向きの姿勢での施術でした。
最初に右側を下、次に左側を下にした姿勢で、主に膝周りから大腿部を調整いただきました。その後は仰向けになって、両膝を立てて安定する場所を確認しました。最後に上半身を起こして座り、両腕を上げる動作を行いました。体重を足で支えられるようサポートしていただきながら、何度か動作を繰り返しました。しっかりと足で体重を受け止められると、楽に腕を上げられることを実感しました。
セッション中は疲れていたのか、ほとんど眠っているような状態で、感覚を尋ねられても上手く言葉にすることができませんでした。田畑さんにお話すると、「言葉にできない感覚もあるので、何も考えない方がかえって良いこともありますよ」と言っていただきました。また、随意筋と不随筋の関係など、短い会話を通して身体を考えるヒントをたくさん頂いているように感じています。
今回のセッションを終えて、重力と身体との関わりに興味が湧いてきました。

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session2

2回目のセッションは、前回よりも落ち着いて受けることができました。
今回はうつ伏せでのスタートでした。最初に繊細なタッチで身体各部に触れられることで、力みが抜け、呼吸が深くなっていきます。身体とベッドが一体になる程リラックスした状態になったところで、スムーズに施術が始まります。
まず左足から、左膝、左腰と左半身に触れながら、調整をしてくださいました。そして各部の(おそらく姿勢を作る上で大切な)ポイントを抑えていただきながら、半身を水平方向に伸ばしていきました。身体に感覚をインプットするような感じがして、前回印象的だった「再教育」という言葉が思い浮かびました。
右側も触れ方は少し異なりましたが、同様の施術をしていただきました。仰向けに立って膝を立てると、前回のように左に傾くことなく、安定している感じがしました。右首に少し違和感がありましたが、全身が変わろうとしているのだと思いました。
ベッドに腰掛ける姿勢になると、全身がリラックスしていて、赤ちゃんの体に戻ったように感じました。姿勢がだらりと前傾していたので、背中に当てられた手を押し返す、という処置をしてくださいました。これですっきりと座ることができました。
歩いてみると、以前より無駄な動きが減り、スムーズに歩けるように感じました。股関節の位置が定まって、ぶれない感覚です。
施術中に「どういう感じがしますか?」と問いかけられるので、自然と身体の状態に意識が向かいます。すると骨の輪郭や、僅かな皮膚の反応など、普段よりも敏感に察知できます。そういった身体に目を向ける練習も含めて、「再教育」なのだろうと思っています。
田畑さんの施術は迷いがなく合理的で、納得し安心して身体を委ねることができます。次回はどのようなセッションをして頂けるのか、想像もつきませんが楽しみです。

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