ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

カテゴリー: CS60 Page 1 of 3

CS60ワークへのロルファーからの感想と考察

2021年12月に福島での支援活動の合間に、ロルファーの宮原伸宏さんに施術器具であるCS60を用いてワークする機会があったのですが、その後の経過とお気づきになったことをご報告頂きました。以下ご本人の転載許可を得て、レポートをご紹介します。

福島でケアを受けてから1ヶ月ほど経ちまして、不要かも知れませんが、体感のご報告です。

翌日の朝辺りから両膝の疼痛(絞扼感に近い)が出現しまして、最初はツラかったですが、3日程でほぼ消失しました。 ワークの時の(CS60による)叩打によるものなのか、体の使い方の癖やバランスの変化に伴ってのものなのかは判断がつきませんでしたが、膝の内顆周辺の認識は高まった印象ありました。「脚の内側にも膝ができた」といった感じでした。

右鎖骨周辺の固まり感が減り、骨とその周辺の軟部組織の感覚的な区分ができたと同時に、頸椎の認識も高まっているようです。頸椎の認識については、初めはブロックで動いているような感覚が違和感でしたが、徐々にこなれたと言うか、分離して落ち着き違和感は少なくなっています。これには2~3週かかったような気がします。 ワークを受けてからの反応を観て考えたのは、あの(CS60)器具の程好い重さが、身体に与える振動が歩行時に起こる不規則な身体の動揺に近く、骨や軟部組織の認識を高める効果があるのではないかと言うことでした。摩擦の少ない面で擦ることも、細かな振動を与えているように感じました。

上述のように捉えてから、クライアントとのセッションの際に、頸椎・胸椎周辺の問題にも焦点を絞った効果的なワークがしやすくなりました。 ダーツへの効果は、機会がなく確認しておりませんが、体幹背面の左側の認識は安定したように感じます。 右肘周辺の違和感は、時折、振り返しますが、これは、脊柱全体の緊張とも関連しているような印象です。 いずれにしても、気づきの機会を与えて頂き、ありがとうございました。

(CS60による)叩打するテクニックの効果については、1kgくらいの重錘ボール(柔らかいもの)でも再現できたので、やはり、あの重さがポイントなのかと考えています。ボールだと、その後の局所の痛みは生じないようです。10人ほどに試した結果です。 擦るテクニックについては、服の上から深部への刺激を入れる際に、ロルフィングの(肌に直接行う)ストロークと似たような効果が生じている可能性があるかなと考えました。 布地を挟むので、皮膚への刺激はストロークとは異なりますが…あと、手とは違い都度の変化がないので、同じ刺激を反復できるというメリットも有ろうと考えています。

CS60の最も特徴的だなと体感したものは、自分の身体のなかの骨の存在が意識化されることかなと思いました。 緊張の集まる箇所は、張りや重苦しさとして認識されるだけで、骨の存在は希薄になっているように再認識しました。

Rolfer’s note: ロルフィングなどのタッチでは扱わない骨や骨膜への働きかけには、CS60は有効である手応えがあったので、このレポートにある考察はそれを支持するものとして参考になります。

宮原さんは理学療法の講師もされている実力者で、、理学療法士として病院に勤務されており、ロルファーとして東北のいくつかの地域で活動されています。福島での支援活動では、毎回実技のためにマットを車で運んでご協力頂き大変お世話になりました。宮原さん情報

エネルギーワーカーで、イールドワーク習得中のYさん(10シリーズ)

心の平安を求めて〜セッション8

背面から全体のつながりのセッション。
全身4方向の写真を撮ってもらってから、歩く。ぎこちない感じ。なぜか、左の親指先にピンが刺さったような感覚を急に感じて気になる。
うつ伏せからスタート。首は右に向ける。首のつけ根に力がかかって痛い。右手、右足を曲げて、ベッドに触れている面を感じる。
立ち位置を聞かれる。ベッド後方の左右と、上半身に近い所での左右。ベッド後方では、明るい、暗い、をまず感じた。以前ほど違いに差が出なくなった感じがしたが、上半身での立ち位置では、頭の後ろ側になる左に立たれると、振り返って確認したくなった。顔の方の右側では、安心感があった。立ち位置を感じることで、自分の領域が広がって、この身体だけでなく空間まで自分の存在の一部となることに気づく。自分はもっと広くて、自由なんだ、、、、、。
しばらくベッドに触れている面を感じ続ける。こうしていると、内的な微細な動きが少しづつ広がっていって、身体を、あるべき位置に自発的に調整していくようだった。首の痛みが意識の中では強いのだが、その痛みを和らげていく働きが静かに身体の中で進行しているように感じられた。
足からそっと触れられる。呼吸が少しづつ深くなっていく。足にCS60の感触だと思うのだが、今までのような金属の感触が感じられなかった。じーんと温かさが伝わってくる。
体位変換する。顔向きが左から右向きになるだけなのに、垂直に横たわったような感覚。以前にも感じたことがあった。首のストレスがなくなって、身体と意識だけの感覚になる。
左半身のセッションが終わると、上向きになる。両膝を立てる。右膝の位置を調整される。ベッドに腰掛けて、浅く座る。座ると、上半身がすーっとまっすぐに立っている。今までより支えがしっかりできた感じ。頭が少しぼんやりしている。立って歩く。骨盤から先に足がスイスイ出ていく。上半身はそれに乗って、ついていく、という感覚。腿はどうですか?と聞かれて、ああ、腿から足を牽引して進んでいってるんだー、と気づく。
セッション後の写真を撮ってもらう。セッション前と比べると、ああ、体が伸びている、、、。ちぢこまっていたのだな、、。
歩いて帰る道すがら、、、。何かが気楽になっている気がする。物事に対する深刻さが薄れて、ガッチリしていた物の輪郭がぼやけてきている感覚がある事に気づく。物と物が混ざり合ってゆるやかに存在している感覚。自由な感覚、、、。
先日見た、横尾忠則さんの最近の作品のように、ひとつひとつの色や形が混ざって大きい点描になっているような、、、。それは、とても気楽さがあって素晴らしい感覚だと感じた。あの絵の様子が自分の現実にリンクしていると感じるなんてすごい事だ。横尾さんの作品は大好きで、今まで見てきたけど実生活でここまでリアルにリンクするなんてなかった。そんな楽しい、うれしい日が来るなんて、昔の自分に言ってあげたい。
そんなに人生に深刻にならなくていいんだよ〜、生きていることに自由さを感じることもあるんだよ〜、と。

心の平安を求めて〜セッション7

内臓としての消化器と呼吸器のセッション
はじめに全身の4方向の写真を撮ってもらい、歩く。いつもより歩きやすい気がする。体が軽い?、、、?むくんでいるが、湿気もあるが、、、。
上向きになってベッドに寝る。右腕、手のひらに布ごしにcs60の感触。黄オレンジ色の光のかたまりが入ってくる。じわーっと温かくなって、肘まで流れてくる。肘にcs60が触れる。左こめかみにピリピリ反応が出る。上腕、三角筋あたりにcs60の感触。
右足首の上あたりにcs60、摩擦がある。胃が動いて、お腹が鳴る。
左腕も布ごしにcs60が手のひらから当てられて、じわーっと温かくなってその感覚が広がっていく。肘部分はしばらく、ゆっくり摩擦される。この辺りは先週から切り込むような痛みがあったので、少しづつ緩和されたらいいなぁ、、と思う。始終、消化器が反応して動いている。上腕部分まで終わると、一気に呼吸筋が緩んで、深呼吸が起こる。
その後、左足首上部にcs60の感触。
次にお腹にcs60の摩擦が入る。胃の中心あたりの、いつも硬くなって慢性的なこわばりがあるところで、そこに、ピンポイントでcs60のエネルギーがじーんと入ってくる。しばらくすると、こわばりが緩んできてお腹が柔らかくなった感じがする。
口腔内のセッション。右下の口腔内が奥から緩んでいくのがわかる。緩むと口から食道のつながりがリアルに感じられる。口腔上部が終わった時に、口の中がすごく広いトンネルの天井のように丸く広がって、そのトンネルがどんどん伸びていって胃までつながっている様子が見えた。食道ってこんなんなんだー!!!確かに口は消化器の出先器官という認識はあるけど、それをビジュアライズしたのは初めてだった。すごいなああああああーーーー。
次に鼻腔のセッション。鼻の奥は副鼻腔や肺と繋がっていて、日常それを意識する感覚は経験がないが、セッションが終わると、確かに鼻の奥の広がり、そして気管支、肺とのつながりが実感として感じられた。そして、呼吸がものすごくしやすい。鼻の奥は、吸った空気をいくつかのフィルターを通して肺へと送っているんだなぁー!普段全く意識したことがなかったけれど、ものすごくありがたい事なのだと、身体の仕組みに感謝の気持ちがわいてくる。空気の取り込み一つとっても、どれだけ精緻なシステムになっているんだろう!もくもくと身体の仕事をし続けている細胞のひとつひとつの健気さに驚きの気持ちと全て有機的なつながりを持って、連携して常に一番いい状態を作り出そうとがんばっている、命の不思議に圧倒されてしまう。

セッションが終わって、ベッドに腰掛ける。呼吸があんまり楽なので、感動する。両方の肺が、オレンジ色で肋骨の中で、羽根のような形できゅっと収まっているのが浮かぶ。ウエストが細くなって、上半身が逆三角形にまとまっている感覚。肋骨の中の肺が生き生きしている。肺が生き生き、、、、。そんな経験は初めてだ!
4方向の写真を撮ってもらい、歩く。セッション前より歩きやすい感じがする。軽くなって進んでいけそうな気がする。

セッション後約2週間後、朝起きると、前回と同じ左首が回らなくなった。朝方の窓からの風で冷えたのかも、胸鎖乳突筋が固まっている。今回は1日で、ある程度の痛みは緩和されたが、左肩甲骨下部あたりに違和感が出ている。痛みや違和感が出るのは、その時は辛いのだが、その痛みも含めての今の状態がわかるので、部分が全体である感覚として身体の全体像を感じていける、と感じています。

心の平安を求めて〜セッション5

腸腰筋、骨盤を内側から支えるセッション。全身の4方向の写真を撮ってもらい、歩く。少し腕が振れるようになった感じ。
上向きになって、左膝を立てる。倒れないように調整する。左足を立てたら、フワ〜っと体に熱がまわって暖かくなった。伸ばしている足は涼しい。「どうですか?」と聞かれて、「体が暖かいです、伸ばしている足以外は、、。」と答える。では、その暖かさを感じて、と言われる。暖かさを感じる、、、。

左腕に布越しにCS60を当てられる。当てられる部分によって、体の別の部分が反応する。肘の内側は、背中の肋骨の下から2〜3本目あたりが重くなった。上腕、鎖骨あたりに当てられると、左上頭部?だっただろうか、、、。だんだん意識が深く入っていって、寝ているのか、起きているのか、の状態になる。お腹にCS60をスリスリされる。すると骨盤の中がゆるんで、ガクっと立てた膝が外側に開いた。開くので、あっいけない、立てないと、、、でもどんどん内側から外に向かって力が伝わってくるなー、と思って膝が外側に開いていくのを耐えている。
腕の外側にCS60が布越しに当たる。スリスリされると、又、膝がガクッと開いた。ガクッと開くのだが、どこまでも開いて行くのではなく、段階的に開いて行く感じだった。
右膝を立てる。左膝に比べて安定感がある感じがする。腕にCS60をスリスリされる。摩擦されても、膝を立てた足は安定して立っている。外に向かって開かないから、こちら側は、ずっと腕の感覚を感じていよう、と思う。お腹に摩擦される。すると、何かまとまった力が骨盤の中に円を描きながら入っていくのが分かった。オレンジ、金色の丸い尾を引いたエネルギーだ。すると、がくんっと膝が外側に一気にに開いた。すごく開いたので、もう倒れそうだな〜、と思っていて、これ以上開かないように、、と耐えている。しばらくして、膝を伸ばしてもらい、そのまま、じ〜んと上向きになっている。
すると、胸のまんなか辺りに心臓が拍動しているのが見えた。赤、オレンジ色で思ったよりオレンジ色だった。キレイな光ったオレンジ色だった。前回は骨盤の骨格が見えたが、今日は内臓が見えるんだ、、、と思った。心臓は本当に4つの部屋に分かれていてぎゅっとしぼるように血液を送り出している。とても忙しそうだ。ここをもっと寄っていくと僧帽弁とか見えるんだろうか?とか思いながら眺めている。ああ、肺は大きいんだなあ、灰色でつやつやしている。肋骨がきれいにカバーしていて、肺と心臓の位置関係が微妙だなぁ、肺が心臓に押されて、そこはへこんでないのかな〜、などと思っていたら、ベットに座るように声をかけられた。
ゆっくり起き上がってベッドに座る。座ると骨盤が前後に揺れる運動が続いた。少しおさまって、じ〜んと座る。「腰はどうですか?」と聞かれて、すぐに答えられない。腰まわりを感じてみると、、、、何か白い。前回も、白いハガネのような骨盤という印象を持ったが、今回は中身も白いという感じだった。何か整理されて整ったような感じだった。

歩く。左右がばらける。左足が外に外にはずれる。右はまっすぐ歩いているようだ。ちぐはぐな左右差を感じる。もっとゆっくり歩こうと思うのだが、ゆっくり歩けない。そして腕が振れない。しばらく歩くとだんだん体がバランスを保ち始めた。気分はどうですか?と聞かれて、気分、気分、気分、、今の気分はどうなんだろう、、、よくわからないが、よくもなく悪くもなく、少しぼんやりしている感じだった。私は何と答えたのだろか、、、、。
セッション前と後の写真を見せてもらう。背が伸びて、広がりが出ている。やはり左側が上がっている。

週の初めから気分が落ちていて、それは自覚があり、梅雨のせいなのか、寝不足のせいなのか、とにかく沈みがちだった。こういう気分の時はムリせずこの気分のままで特別変化しようとしないでいいと思っている。ただ、気分が落ちているのに伴って、自己卑下的な感情がたくさん出てきているのが、落ち込みをさらに加速させていると感じる。身体の変化に伴って、こころの変化も同時に起こっているのだと思われるので、起きてくる様々な変化を自覚しながら感じ続けようと思う。

心の平安を求めて〜セッション4

今日は下半身内側と骨盤のセッション。まず、全身の写真を撮ってから、歩く。左側が自由な感じ。右はつまってかたい。腕がふれない。
右上になって、ベッドに横になる。右足に少しづつ触れられる。ほんの少しなのに、足のゆがみがとれていく感じだった。仙骨と尾骨のセッションの時、仙骨は体の動きの要なんだな、と思った。ちょうど、丹田の裏にあるんだ、と、位置を感じた。骨盤を前後に動かすワークをしていると、リアルに自分の骨格が浮かんできた。自分の骨格が見えたので、坐骨に触れられた時、坐骨のとんがってる部分がわかった。左上に体位変換。右下になっている肩がうまく落ち着かなくて、体重がより重く感じられた。足のタッチはよく覚えていなくて、骨盤を動かすワークの時、左の骨盤上部に向かってピリピリと痛みが広がった。ゆうべ感じていた痛みに近いが、それより鮮明に細かく感じる。上に向かって放射状に広がる痛みで、黄色い光が何本もパーッと広がっていくように見えた。その時自分は横になって寝ているのだが、上から自分を見下ろすような視点で見えた。また骨盤を動かすと、自分の骨格がスケルトンのように浮かんで、視点は自分に戻った。上向きになる。おなかをCS60だと思う、スリスリされる。スリスリされると、おなかの痛みのあるところがリアルにわかる。常にある痛みだが、普段はそこにフォーカスしないで過ごしている。スリスリされると、畑を耕すみたいに、お腹が整備されてデコボコだったところがフラットになっていくように感じた。両膝を立てる。前回は両膝を建てた時、グラグラして落ち着かなかったが、今回はスッと両膝が立ったので、あれ?と思った。ベッドに腰掛けて座る。骨盤がまっすぐにスッと立っている。そして体幹の中心になっている感覚がある。よく武道なんかで「ハラが決まる」という言い方をするけど、それがこの感覚?!と感じた。骨盤が白いハガネのように力強く、そしてまっぐに立っている。骨盤から内蔵のストレスなしに背骨が伸びている感覚は初めてだった。

立って4方向の写真を撮ってもらってから歩く。歩くことは複雑な体の行程だと思った。歩くことを感じながら歩くとなんだか難しい。普段、私はどうやって歩いているのだろう?右腕はあまり振れないが、セッション前よりスムーズに前進しているように感じた。
セッション前後の写真を見てもらう。背中が広がっている。左側が上がっている。
翌日、今までの落ち着いた感覚ではなくて、些細なことにイライラして怒りっぽい。怒りに自覚的であるけども、その感情は止まらない。骨盤の変化に自分が追いついていないのかな?と感じて過ごした。4日目に今までの落ち着いた感覚が戻ってきた。4日かけて体がいろんな変化を定着させてくれたのかな?と思った。日常の家事をしていると、エプロンの紐が右肩だけがスルリと落ちる。そういえば、よくあった事で、今まで意識してなかったが、左側が上がっているせいだ、と分かった。すると、紐が落ちる頻度が下がった。状況を意識する、それで変化するのだ、と思った。これはこらからの人生にとって大きな気づきだ。

一つ一つ積み重ねて体を整えていくロルフィングのセッションは、体だけではなくてこころも変化していく道程がとても深く、新しい気づきの連続です。体と心の旅をしているようで、次はどんな体験が待っているんだろう!とワクワクする。これからのセッションも大事にして、丁寧に自分と向き合って行きたいと思った。

心の平安を求めて〜セッション2

今日はうつ伏せでのセッション。家を出る時遅くなり、頭の中で1時間間違えていて、落ち着かない感じで行く。鼻が詰まっていてスッキリしない。
まず、写真撮影から。歩く。前回よりスムーズに動いているような感覚。腕が動いている。(1回目は腕が動かなかった)
うつ伏せになると首をどちらに向けても緊張して痛い。田畑さんの立ち位置について聞かれる。左角に立ってもらった方が落ち着く。頭の方に移動するにつれて、幕を引かれているような感じ。頭上で幕が閉じる、、。
左足に、、触れられていないのに、、フワ〜、とかピリ〜、とか感じる。首痛いな〜、とか思っている。どうですか、と聞かれて感じてみると左右差がへって来ている感じがする。布越しにCS60の金属の感触。スリスリ、摩擦はほぼ同じリズムの連続。スリスリされると、右の肩甲骨が上下に動く。肩甲骨は自動運動のようにコントロールしていない動きで、そこに意識すると、もっと余分にいっぱい動き早々だな、と思った。意識せず、そのままにしておく。右足のセッションは、どんどん意識が遠のいていって、、眠ってしまった、、。ので時間が短く感じられた。背中の後は上向きになる。足にCS60をかけてもらったと思うのだが、眠ってしまっていた。
ベットに座る。首を上から引っ張られているような感覚。浅く座って、右ひざを5ミリくらい内側に位置すると視点が下がった。両手を上下に動かす。前回は左肩がかくん、かくん、と肩関節の中で引っかかっていたのに、今回はスムーズに上下している。
写真撮影の後、歩くと、、左はより自由な感じ、右は少し固まっている感じ。(股関節が)どんな感じなのか、感じて考えて歩くと腕が止まってしまう。
セッションの前と後の写真をチェックしてもらうと、背中は全体に広がる。右向きは骨盤が前に出て、足は後ろになって逆くの字だったのが、のびたー!まっすぐに。前向きも背が伸びている。
ロルフィングは肉体の開放なんだ!と思う。肉体だけでなくメンタルにも影響が当然あるのだと思う。先日、帰りの電車が人身事故でしばらく不通になった。駅に人々があふれて、ホームもごった返した。認知症の母がいるので、早く帰らないと、と思うが思ったより冷静でいられた。電車が動き出すまで、いったん改札を出て買い物をしてまた戻る事にして、時間を調整して帰ることができた。以前なら、もう少し焦って、早く帰ること、に意識を集中してしまって気持ちが不安定になっていたと思う。物事を客観視できるようになれて、自分にとって最善の行動を取ることができたことが、うれしかった。そして、これはロルフィングの影響なのでは?と思った。前回もセッション中、不意にありがたい〜気持ちがあふれてきて涙が出た。それは肉体の開放と精神の自由を感じていたのだと、今気づいた。

様々なジャンルを手がけるプロデューサー

様々なジャンルを手がけるプロデューサー Rolfing 8/10

新年を迎えてから2度目のセッションとなったが、また左膝に痛みが出ていた。

しかし、前回のセッション後から右足と左足両方に体重を交互にのせるように歩くことで痛みを感じる機会は減って、かなり楽になっていた。

施術前の歩行では、左膝のまわりに金属の重りがついているような堅さと重さを感じた。歩行中、足の裏が床につくまでの体重移動が意識しないと上手くいず、左脚が膝のところから外側に開いている気がした。

施術台には、前回まで足を置いていた方に頭を乗せてうつ伏せになった。そして、左腿を腰の高さまで上げて膝のところで直角に曲げる。右脚は伸ばしたまま。左腕は頭の方へ置き、右腕は身体の横に沿って置く形。道路に伸びたカエルみたいだと思った。

左膝が痛むようになってから、日常で左膝に負荷をかけている機会が多いことに気付いた。そして大方の姿勢が左膝を中心にしてつくられているような気がしてきてもいた。

椅子に座っている時は、膝の裏と膝の甲、両方を緊張させて力が入っている。床に座ってパソコンに向かうことも多く、その時は左膝を外側に曲げ、3時間以上その姿勢でいたりする。寝る時も仰向けで左脚を腰の位置まであげて膝を折り、施術の最初のポーズの裏返しの格好で眠りにつくことが多い。

脚の内側はいつも伸ばされ、外側は縮んでいる。そんな感じでそこから腰にもねじれが生じているような気にもなっていた。

CS60でふくらはぎ、脚を中心に施術が始まり、右肩の上にCS60が当てられた時には、「大マグロの一本釣り」という言葉が閃いた。右肩の上のCS60が身体全体の電磁波を抜かれているような感覚だった。左足のつま先から始まって左半身全体、左側の腰から大きな緊張が抜けていく感覚。

施術後、ベッドから立ち上がる時に、膝に違和感を感じたが、膝の位置を修正してもらってすぐに違和感は消えた。施術台から立ち上がるのが楽だった。

施術後の歩行では、床がフカフカに感じた。身体の軸が右に傾いた気になったが、それは、今まで左に傾いていた軸が中心にきたからだった。

帰り道で、膝の痛みを感じることはなかった。

他者との距離のとり方、人間関係の改善を動機とした10シリーズ Kさん

・希望したワーク

 Basic 10 Rolfing

・動機

  1. 田畑さんのロルフィングのやり方、考え方に共感
  2. 自分は体からのアプローチが合っていると思った

・目的

  他者との距離のとり方、人間関係

 改善のヒントを得て落ち着いた生活

 をしたい

 10回のセッションを3つの項目に分けてレポートします

  1.  セッション前の状態
  2.  セッション後の状態
  3.  日常生活で変えてみたこと

◼️セッション1(20200626)

   1.  セッション前の状態

・周りが気になり考え事をすることが多く疲れている

・呼吸が浅い

・気分転換が上手くできない

・いつも仕事の事ばかり考えている

 2.  セッション後の状態

・目線が上がる

・足裏が地面に張り付いている感じ

・呼吸が深くできるようになる

・何か抜けた感じがする

・真っ直ぐ立っている感じ

・日によって頭、背中、右手、左肩、

右足首などに痛みが出る

 頭痛薬、湿布薬などで様子を見る

 梅雨時期でもあるのであまり気にはならない

 3. 日常生活で変えてみたこと

・仕事中の靴をヒールの無いものにした

・椅子なら高さを調整して地面に足が着くようにした

・パソコンに向かう時間を減らす工夫をした

・朝晩、ゆとりがある時に横になってセッションを思い出す

まとめ

 目線が高くなったからか、窓の外や空を見上げたりすることが多くなり

空間が広くなった気がして、体が動くようになり落ち着いている

 抜けるような感覚を思い出すと

ちょっと気分が変わっていい

 これから体のいろいろな部分が調和して動くようになるにつれ、毎日をどんな風に過ごしていくことを選ぶのか楽しみ

セッション2(20200912)

1.  セッション前の状態

・左の股関節が痛い

・肩がこっている

・1回目のときとあまり変わらない

2. セッション後の状態

・左の股関節は部屋に入ってセッション前に歩いたときは痛みはなかったが、帰りに外に出たらまた痛み出した。でもそのあとは痛みはなくなっていた。

・セッション中にうつ伏せになっていたときに段々と呼吸が深くなって何か吐き出すような感覚があった。

左腕の位置が落ち着かないけどどうしようこのままでいいかとだまっていたら、しばらくして田畑さんが腕をとったのでわかるんだなあとなんとなくうれしかった。

右足ふくらはぎを押されて、前に外科で治療した場所だったことを思い出した。忘れていてセッション前に話しをしていなかったことだった。

・翌週末に体調が悪く仕事を休む。

病院には行かずに様子を見ながら休息。休日と重なり5連休になったため

ゆっくりできて体調も回復した。

3. 日常生活でかえてみたこと

職場のデスクの配置替えがあった。

前と真逆の位置になってフロア内が広く見渡せるようになった分、前より人の動きが気になる。

その日に食べたいと思うものを食べるようにした。肉を食べたくなることが多くなる。(そういえば、セッション帰りにも焼肉を食べて帰ったことを思い出した。)

まとめ

身体の声を聞けるようになった。

また、デスクの配置替えなどの動きがあったのが面白いなあと思った。

2回目を終了してからセッションを受け続けようという気持ちになった。

1回目の後しばらくはあまり気が進まなかった。

ただ、これはセッションに限らず私のクセでもある。コツコツやり続けることが苦手で飽きやすい。それなのに、10回セッションを申し込んだ。

そして、申し込みしたことを少し後悔したりした。

でも、今身体はセッションに行きたがっていて落ち着いている。身体の声を聞くことを忘れないようにしたいと思う。

セッション3 (20201017)

1.  セッション前の状態

・セッション1週間くらい前から足の裏が地面にペタっと着いている感じがする

・いつも不安なことがあると、腰の辺りが浮いてくる感じがするが地面に足の裏が着いているのであまり気にならない

2. セッション後の状態

 セッション中にお腹の辺りがムカムカして段々と上がって胸の辺りまできたと思ったら咳が止まらない。すると泣きたくなって泣きながら咳き込む。

 目を閉じていたら、自然と目が空いた。生まれたと思った。握っていた手も自然と開いて起き上がりたいのかなと思ったら、ベッドからスルーっと落ちた。ケガをしないような落ちかただったと思う。

 落ちた後どんな感じか田畑さんから聞かれて「疲れた」と答えた。

 胸の辺りがまだ少しムカムカしていたけれど9割ぐらいは出た感じ。ベッドに上がれるかどうかと聞かれどちらでもよかったので、ベッドに腰掛ける。視界が広くなって窓の外の向こうまで見えて明るい感じ。

 左側の肩甲骨の辺りの不具合をゆっくりと調整していただき滞る場所があることを伝える。

 その滞る場所が、何か中途半端になっていて解放した方がいいのかもという田畑の言葉に思い辺る節がある。

 でも、わたしは解放しないでこのままでもいいのではないかと思ったりもしている。その経験も一部だから離したくないような、なんだかわからない気持ちになる。

 セッション前に腰が浮いている感じがあったが、セッション後歩いてみたら全く気にならなくて忘れていた。

 帰りは眠くて眠くてタイマーを合わせて電車の中で昼寝しながら帰宅。

3. 日常生活でかえてみたこと

 友人と連絡をとり食事に出かけた。時節柄のせいだけでなく、人に会う気にしばらくなれなかったのになあと自分の行動に驚く。

 中途半端という言葉が気になり、

 ハッキリ表現するようにしてみる。

 周りの反応もハッキリとわかり驚く。

 左側の滞る場所の調整を自分で思い出しながらやってみる。ゆっくり動くとかなりキツいし疲れる。左側のお腹に触れてしばらくするとお腹が動く。

 やっぱり手放したくないような、あの経験が滞っているのかな違うんじゃないかななどいろいろ思いを巡らせながら過ごす。

まとめ

 視界が開けたように、いろいろ気がつくことがありセッションを受ける目的でもあった人間関係にも変化が出てきた。自分の感覚を信じて動いてみようと思う。

 また、滞っている場所がこれからどうなっていくかが楽しみ。

セッション4(20201031)

1.  セッション前の状態

・腰が痛む

 セッション前日朝に腰の調子が悪くて起きあがるのが大変だった。

 湿布を貼って様子を見ながら過ごす。

・胃の辺りが不快

 ガスが溜まっているような、ムカムカする感じ。

・当日は体調がよくない。

2. セッション後の状態

 セッション中に前回と同じようにお腹がムカムカしているのがだんだんと上がってきて咳が出る。

 また、少しずつ背中が動くのがわかった。

 起き上がったときに、自然と前回と逆の向きに腰掛けたのであれっなんでだろうと少し気になった。腰掛けながら骨盤や仙骨を動かすと胃の不快感が和らいだ。

 セッション後、歩くと今までで一番強く地に足が着いている感じがした。

 すり足になって歩いているようだった。

 帰りは胃が不快だったが、食欲はあり食事。また、立ち寄りたいと思った場所にも偶然行けた。腰が痛いし体調もよくないけれど、それなりに動けてたのしかったなあと電車からキレイな満月を見ながら帰宅。

 翌日は胃の不快感がなくなっていた。胃の不快感はあったりなかったりが続く。3日後に脇の辺りが締まってくる気がする。鏡を見ると服を着たときの胸の辺り感じがいつもと違う気がする。物を拾おうと頭を下げると前頭部が痛む。4日後には頭痛。

 離れて暮らしている家族からギックリ腰になったと連絡があり偶然同じ日だったので驚く。また、気になっていた友人から何年かぶりに帰郷すると連絡がありうれしかった。

3. 日常生活でかえてみたこと

 仕事中に骨盤を立たせてみたり仙骨を意識してみたりすると胃の辺りが動いて、スッキリして落ち着く。

まとめ

 偶然の出来事が多くあって面白いなあと思った。

 左側の滞っている場所は、何か終わっているのに受けとめることができないままになっていることがあるのかなと思った。身体からのアプローチでいろいろなことに気が付かされる。

 セッション後も身体が変わっているのがわかって不思議だなあと思う。

セッション5(20201107)

1.  セッション前の状態

・腰の痛みは落ち着いた。

・胃の不快感はあったりなかったり。

2. セッション後の状態

 今回のセッションはいつもと間合いが違った気がした。

 仰向けになり右足首に触れられていると、段々とベッドに沈む感じ。

 背中が動く感じがして、前回と同じように咳が出た。立てていた左足がどんどん左側に引っ張られて倒れたかと思ったら、すぐにまた元に戻る。

 背中、肩甲骨の辺りから段々と頭に何か抜けていく感じ。そのときに前に歯科治療したところを思い出し気になって田畑さんにお話しする。

 起き上がりベッドに腰掛けながらボールを押す動きを左右交互にしてみる。このときに左が押しにくいことを伝えると、田畑さんが少し動きを加えるアドバイスをくれた。右を引きながら左を押してみると押しやすかった。

 立ち上がり、音叉で見てもらう。音叉は初めてで右側より左側の方が良く聞こえる。

 最後に肩が前に出ていたような気がすることと、今は首を引きたくなることを伝えた。セッション後に写真を見ると1回目の姿勢が前傾だった。

 セッション後は安心感があった。

 帰りは、とても落ち着いてゆっくり歩いている感じ。

 翌日はセッション中に思い出した歯が痛む。胃の不快感もある。

 2日目は仕事中の姿勢に気をつけながら骨盤を立てて座るようにするとお腹が鳴る。また、肩がこらなくなったことに気がつく。

 3、4日目からは胃の不快感はない。

 5日目は背中の骨を鳴らしたくなる。

3. 日常生活でかえてみたこと

 セッション翌日に部屋の模様替えをする。床に座ることが多いので、イスに腰掛けて姿勢を意識しながら過ごすようにしてみる。

まとめ

 ボールを押す動きは引きながら押すという感覚を思い出した。

 身体の動き、姿勢から自分のクセみたいなものにも気がつく。また、周りとの距離のとり方をあらためて見直してみようと思った。

 今回のセッション後は体が動きやすくなってきていると感じる。まとまって動くような感じ。

 そして、わたしがしたい落ち着いた生活とはどういうことなのかを考えさせられる。

セッション6(20201114)

1.  セッション前の状態

・肩、首がこっている。

・胃の不快感はなくなった。

 ・前日、仕事中に骨盤を立てて座るように意識すると、左半身がボワーっとしびれるような感覚がした。

 ・重心を左右に移動させる動きをすると左にのせるときにズシッときて、股関節が痛む。

2. セッション後の状態

 今回のセッションは CS60でも診てもらった。

 うつ伏せになって仙骨をトントンと押されたとき咳が出て、あまり触れられたくないなあと思った。

 体が動くたびに「なんだ、なんだ」「わからない、わからない」

 と心の中で繰り返していた。

 肩、首、頭を押されたとき肩が痛かった。

 仰向けになりしばらくすると、左腕がグルグル回って止まらない。回すときに痛むところがあることを伝えCS60で診てもらう。あまりの痛さにビックリしたけれど、田畑さんの笑いにつられて私も笑いが止まらない。痛い箇所が逃げるので、田畑さんがここと言ってつかまえる。いち、にっ、さんっ、いち、にっ、とカウントしてもらって痛みをなんとか乗り切った。

 左腕に15年位前に手術の際にした筋肉注射が痛かったことと、小学校を卒業して以来していなかった予防注射をここ2年位続けてしたことを思い出した。田畑さんにお話しすると、注射が体の奥深くまで入って動きに不具合が出ることがあるとのこと。細い針でも体を痛めていることには違いないんだなあと思った。

 起き上がりベッドに腰掛けると視界が広くなって明るい。

 立ち上がって歩いて見るとバランスが悪いので、少しかがんだりする動きをしたり、首が安定する位置を探したりしながら調整してもらう。

  CS60で鎖骨を診てもらう。田畑さんはもう痛くしないからと言ったけれど痛かった。特に左と真ん中が痛くて「ここ?!」と思わず声に出た。

 セッション後、重心を左右に移動させる動きをするとあまりブレなくてその場で足踏みをしているような感覚で股関節の痛みはなくなっていた。

 また、歩いてみると足だけでなく腰の辺りも前に進んでいる感じがした。

 翌日、重い物をほんの少しだけ移動させようとしたらひっくり返りそうになる。

 1週間後位から、踵の内側に重心がくるような感じがする。

3. 日常生活でかえてみたこと

・片付けをしたくなって昔の物やある場所を確認する。

・食べなくてもいいなと思うときは食べないで過ごしてみる。

・ここにいるのが相応しいのかどうかと考える場面が出てきているが、どうしたらいいのかわからないままやり過ごす。

まとめ

 どうなっていくか楽しみにしていた左側肩甲骨の辺りの滞る場所が、少しずつ楽になっていく感じがする。まさか、左腕の注射が残っているとは思わなかった。あのとき痛かったよなあ、痛いって言えなかったなあと思い出せてよかった。

 CS 60は痛かったけれど、痛い痛いと笑い合いながら診てもらったので受けとめられたんじゃないのかなあと思う。

 どう感じているのかを落ち着いて振り返る時間を少しでもとろうと思う。

 この時間をとる行動が中途半端にしないことにつながるかもしれないとなんとなく思った。

セッション7(20201128)

1.  セッション前の状態

・首が凝っている

・頭痛がする

・めがねをかけるのを忘れることがある(視界が明るい感じがするからか)

2. セッション後の状態

 今回のセッション中は寝返りを打つことが多かった。

  CS60を顔に当ててもらう。

 口の中を調整してもらう度に咳がでる。喉の近くに指を入れられたときの咳が今までの中で一番ひどかった。

 頭痛は治ったけれど、鼻の辺りが痛くなった。田畑さんに「次に鼻をやりますか」と聞かれ、咳込みながら心の中で「もういいです、すみません」と思っていたら「次にしますか」と言われた。また、泣きたくなり涙が出た。

 最近なんとなく、ここに来ていていいのかなと思うようになっている。

 このまま寝ていたいな、まだ何かやるのかなと思っていたら起き上がるようにと声を掛けられる。

 起き上がったときに、首の辺りが張っているのを伝えると、左右に体をひねるように言われた。そのときに体の中に紐が通っている感じを意識しながらとアドバイスをもらい、やってみると首が楽になった。

 帰りは胃が痛む。ズンズンとつくような初めての痛み。翌日には胃の痛みは治る。

 翌日、鼻の左側が違和感がある。

 鼻水が左側からしか出ない。

 セッション後1週間は仕事中に咳が出るが、2週間目には治る。

 頭痛がするときがある。休みの日はなく、パソコンのせいかなと思う。

3. 日常生活でかえてみたこと

 朝晩ストレッチをする。

 肩から首にかけて凝っているのも単純に運動不足なのもあるかなと思い、もう少し運動しようという気分になる。

 足だけが先に進むような歩き方をしているのが気になり、意識して腰の辺りから前に進むようにしてみる。

まとめ

 体を軽く感じるようになり、少し運動しようという気分になってきたら、悩んでいた人間関係もあまり気にならなくなってきた。

 もともと、あまり気にするほうではなかったなあと思い出し、戻っている感じがする。

 前回のセッションの後にも思ったが、どう感じていたかを振り返る時間を少しでもとると落ち着いてくる。

 やっぱり、体の声を聞くことが大事だなあと思う。

セッション8(20201212)

1.  セッション前の状態

・腎臓の辺りが痛む

・胃が不快

2. セッション後の状態

 今回のセッションは新しい場所だった。

 場所が変わって一番最初のセッションを思い出す。

 セッション期間中に重いものを持つことを注意した方がいいのははなぜか?と質問した。

 田畑さんからバランスが不安定なときは危ないので注意した方がいいし、引越しと重なる人がいるので…。と言われ、1月に引越しをしたばかりだったのでしたくなったらどうしようとそのとき思ったのだ。

 セッションを始めて半年後にセッションする場所が引越した。

 今回はほとんど触れられなかった。

 でも、うつ伏せに寝ている間中、体はいろいろ動いた。足は広げたり閉じたり、膝から下を上げたり下ろしたり。腕は頭の上に上げたり下ろしたり。その間何か出てきて咳込む。胸骨に CS60をそっとあててもらってパッと離した瞬間にまた咳込む。咳は気管支の辺りから出ている感じがした。

 涙も出てきて、心の中で「まだ、何かあるの、もういいんじゃない」と笑いもこみ上げたり「出ろっ」と自分に言い聞かせたり。

 起き上がってから、毎回咳込んでばかりいるのがイヤになってきて「これって、出した方がいいですか?」と質問すると「それが何か滞っていることの原因であるなら出したほうが…」と言われて、そうでしたーだから来てます…何を言ってるんだとはずかしくなった。でも、なんで咳ばかり出るのかわからない。

 「溺れたこととかありますか?」

 確かに小学生の頃プールで溺れそうになった。父と監視員さんに助けられて大事には至らなかったし、今でもプールで泳ぐこともある。

 でも、体がアップアップしたことを覚えていたようだった。咳込むのは、そのときの経験から呼吸がうまくできていないために吐き切れてないのが出ているらしい。また、不安になると腰の辺りが浮いてくるような感じがして上半身が上がってくることもこのことからのようだった。

 一時期、これはやらないだろうなあと思っていた太極拳になぜかハマってびっくりしたことがある。重心を落としながらの動作なので何か関係があったのかもしれないなあと思ったりした。

 セッション後、部屋の中を歩きながら床がムニュムニュして思わず

「この床柔らかいの!?」

「前のよりは柔らかいです」と田畑さん。それにしても柔らかく感じられた。また、窓の外の向こうの景色よりすぐそこのベランダの床に目がいく。

 終わりに田畑さんから、「溺れたことがあっても今は大丈夫だということを体で感じられれば」と言われて納得した。

 前回のセッション後まであった頭痛も胃痛も今回のセッション後はなかった。また、腎臓の辺りも痛まなくなった。

 ただ、仕事中に咳込むことがあってなんでだろう?と不思議に思う。

3. 日常生活でかえてみたこと

 今まではやれていたことなのにできなくなったことがある。

 露骨でもしようがないと思いながら過ごす。

まとめ

 毎日いろいろあるし、ロルフィングを始める前と状況は変わらず、もしかしたら悪くなっているかもしれないけれど、受け止め方が変わった。

 今まで自分のキャパシティーがわからなかっただけなのかもしれない。

 そのままでもいられるようになってきたと思う。

 体がまとまってくるにつれて、何かが小さくなっていって楽になる。 

セッション9(20210109)

1.  セッション前の状態

・特に痛むところはない

・何かいやな感じや不安になったときは抜けやすい体の右側を意識するようにしてみる

・違和感は体の左側にある

2. セッション後の状態

 はじめはうつ伏せになり左手をバランスボールに乗せていたが、すぐに体が左右に伸びてボールはいらないとでもいうように弾いた。上下にも伸びて気持ちよくなってきた。

 右側のお腹の辺りがムカムカしてきたけれどあまり気にならない。

 このまま寝っ転がっていたいなあと思ったのも束の間、CS60を右側の背中にあてられ痛くて大変なことに。

 肝臓の後側の辺りにしばらくあててもらって痛みが収まると、今度はイヤな感じがする。

 触れられたくないけれど、ここはやってもらったほうがいいと思いながらあて続けてもらう。

 仰向けになり、「ここだ」と言いながら田畑さんが肝臓の前側にCS60をあてると呼吸が深く入り思いっ切り咳がでる。左側の胸骨にもあててもらったが、前側は痛くて「もうだめです」とすぐにあてるのをやめてもらった。

 前の左腕にあててもらったときの痛みとは違う痛みで、これまでで一番痛かった。

 でも、呼吸はしやすくなった。

 今までは、どこまで息を吸えばいいのかわからなくて、深く吸い込み過ぎていたんじゃないのかなという気がした。

 すぐに体がしびれてきた。

 左側、顔面、右手などいろいろ溜まっているものを放電しているらしい。

 ボワーっとした面白い感覚だった。

 立ち上がって歩いてみるとどうしても左側に傾く。田畑さんから右側に視線を向けるように意識して歩いてみてとアドバイスをもらいやってみると、すぐにバランスがよくなる。

 帰ってお風呂に入りながら、痛かったところを押してみると痛みが振り返して翌日も痛む。

 翌朝、布団の中で呼吸が楽ですごく気持ちがいい。実はこの感覚は前にも味わったことがある。体がなにかにやわらかく包まれている感じで忘れられなかった感覚。

 また感じることができてうれしい。

3. 日常生活でかえてみたこと

 意識を向ける場所を変えてみる。

 すると、もしかして前はこういう感じだったんじゃないかな?と何か少しずつ思い出しているような気がする。

まとめ

 10回目を受ける前に今までのセッションを振り返ってみた。

 アドバイスを忘れがちなことに気がついたので意識してやってみようと思う。

 また、気持ちや気分があまり揺れなくなったのか低いけれど落ち着いて過ごしやすい。


◼️10セッション終了半年後 (20210722)

・体の状態
2月 お風呂で息苦しくなる。

3月 首、背中が凝る。体が固くなるのは久しぶり。

4月 体の調子が急によくなる。

5月 歯の定期検診。歯も大切だなと思い歯磨きにいつもより時間をかけるようになる。

6月 夜寝る前に、仰向けになって静かにして体をゆるめるようになる。

7月 左側が時々しびれるようになった。朝起きると左足のかかとが痛むようになる。日中は気にならない。背中の左側が痛むようになる。

・これまでの振り返り
 私がロルフィングを受ける目的は「他者との距離のとり方、人間関係改善のヒントを得て落ち着いた生活をしたい」でした。
 そして半年経った今、少しずつですが落ち着いた生活をすることができるようになっています。
 私は周りに流されやすく、気がつくとずいぶんと無理をしていることがあります。気持ちとは逆の行動をしていて気持ちと体がバラバラです。 でも、だんだんと他者との距離も人間関係にも悩むことは少なくなりました。人間関係はよくなっているとは言えませんが、気持ちとかけ離れない行動が出来ているからかなと思っています。
 毎日の小さなこと、花に水やりをしたり、歯磨きを念入りにしたり、寝そべって静かにしたり、という時間を大切にできるようになりました。 なんてことのない時間ですが、私は何かをしていても悩みごとが頭を離れずいろいろ楽しむことができなくなっていました。そのため、落ち着かなくなっていたのだと思います。  

このことは、ロルフィングによる大きな変化だと思います。自分に重しができたような感覚があります。 違和感に気がついて調整するにはものすごいエネルギーを使います。そんなときに、何らかのアプローチによってうまく調整できたらいいのではないのかなと思います。 私はロルフィングの力をお借りしたいと思っています。

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