ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

カテゴリー: 慢性的な違和感 Page 1 of 4

脊柱管狭窄症と診断された方

Rolf Movementを受ける動機:友人*から聞き、わたしの症状も改善されるかお伺いします。56歳女性です。2年前に脊柱管狭窄症と診断されて、当初薬を2ヶ月ほど服用していましたが、やめています。右のおしり下部に痛みが出ます。疲れた時、重いものを持った後、ストレスを感じた時に痛みがあります。
*ご友人は、CS60に通院されていた方で持続的なバランスが欲しいということで、8シリーズRolf Movementを終えた方です。    

Rolf Movement Session 1

てっきり触診があるかと思っていましたが、ほとんどなかったのが意外でした。
何かを変える度にどう感じるかを聞かれましたから自分の体を観察するようにしました。
それまで大きな感じ方はなかったのですが、着替えでレギンスを履いた時にいつもだと右脚の痛みを感じるか、痛みを感じないようによろけるのに、それがありませんでした。以前の健康な時のようでした。

Rolf Movement Session 2

前回から一昨日まで痛くなることなく、治ったのかと思うくらいでした。ところが昨日、今日と痛みが出ていました。ただし、昨日モップをかけても痛くなかったです。先ほどお伺いして痛くなくなりました。今また少し痛みがありますが、もしかして急に寒くなったからかな?

Rolf Movement Session 3

朝起きて感じる痛みがなくなりました。痛みを感じることはありますが、ひどくなく、その日のうちに終わり、朝はリセットされています。関係あるかないか分かりませんが、40代の頃のように話で芸能人などの名前がサッと出てきて、話を遮ることがないことが何回かあり、ちょっと前の自分に戻ったような気持ちになりました。また、昔からあまり水分をとらないのですが、水をこまめに飲むようになりました。

10代半ばから長い間身体の不調を感じてこられたSさん

左半身につっぱりを感じ、左右の骨盤がねじれる感覚があり、左肩のこり、右膝の痛みあり、疲労しやすく、長時間椅子に座ることができないということで、ロルフィングにお越しになりました。

セッション1

10代の半ば頃から、長い間身体の不調を感じていました。左の胴体の前側がつねに突っ張る感覚があり、腰痛、片頭痛、慢性疲労、皮膚の炎症などが生じ、整体などに行くと数日は改善するものの、またしばらくすると体調を崩すパターンを繰り返していました。整体、針治療、理学療法、ヨガのようなボディーワーク、他にも漢方治療など試しましたが、今日まで根本的な解消にはいたりませんでした。

2年ほど前に能楽師の安田登さんの著書で田畑さんのロルフィングのことを知り、以前から気になっていたものの、費用も時間も相応にかかりそうだと思い、セッションを受ける踏ん切りはつきませんでした。

そのような中、今年7月に第一子が生まれました。妻と一緒に育児をするにあたり、子どもを抱えてミルクをあげる動作だけで私はすぐに疲れて動けなくなってしまい、改めて自分の体力のなさを痛感しました。子供と十分に向き合える状態へと身体を変えたいと思いました。そこで、田畑さんのセッションを受けようと決断しました。

セッション1回目、田畑さんにお会いしてみての第一印象は、とにかく自然体の方だということでした。向かい合っているだけで、こちらの余計な力みがなくなって楽になるような感覚を持ちました。

セッションでは、田畑さんはまずとにかく施術を受ける私がどれだけ楽にその場にいられるか、に着目されているように思えました。ベッドに寝た私に対し声掛けをしながら、施術するご自身の立つ場所を変え、私に圧がかかりにくい場所を選んだ後、実際のセッションに入りました。そのような微細な点に配慮されるのが経験になく、新鮮でした。

今回は呼吸に意識を向ける時間が多かったですが、ロルフィングが解剖学、生理学に根差しているということで、施術を受ける側の身体をある程度大きく動かすのかと思っていました。ところが実際に受けてみると、ときにミリ単位で繊細に身体を扱うことを知りました。私が仰向けの状態で、田畑さんから途中、「呼吸はどのような感覚ですか」と聞かれ、あまり普段呼吸に意識が向けられていないことに気づきました。そこでゆっくり、丁寧に呼吸を見つめると、左の肋骨のあたりにもやもやとした違和感がたまって呼吸を邪魔しているのがわかりました。

それが、田畑さんが私の左腕を少し動かしたする間に違和感が次第に胸の中央に移動し、やがて身体の外側に抜けていくのがわかりました。途中から心地良いまどろみが訪れ意識が薄れていったため確かな記憶ではないのですが、田畑さんは私の左肩から手にかけて布のようなものを置き、感覚をそちらに移行していたように思います。

また、違和感のある身体の左側と逆の右膝を立て、そこを丁寧に、わずかな動きで動かしていた記憶もあります。

徐々に霧が晴れていくような心地よい感覚の中で今回のセッションの終了が告げられました。ベッドから再び2本足で立った時、右足の上に骨盤が乗っているのがはっきりと感じられました。

最後に私の左体側に起きる突っ張りについて、種明かしのような助言がありました。身体の右側を痛めた場合にその代わりに左側が頑張って張ってしまうことが多い、とのことでした。中学時代に柔道をして右膝を痛めた時期がありました。たしかに、そのあたりの時期から身体の不調感が始まった記憶があるので、それが不調の大きな原因のように思えました。

セッションから数日経つと、少しづつ左胴体の前側に張りが戻ってきています。回復に向けまだ知っていくことがありそうです。2回目以降の発見を楽しみにしています。

セッション2

前回のセッションから2週間弱が経過しました。セッション後5~6日ほど経過したあたりから、徐々に身体の左側の緊張が強まってきました。緊張が増すに合わせて、疲労も蓄積してきていました。そんな中、ようやく本日のセッションの日を迎えられた、という気持ちでした。

本日のセッションの初めはベッドで右半身を下に横向きになりました。

寝そべった時、田畑さんから「今の感覚はどうですか?」と聞かれました。身体の緊張で感覚が鈍っているのか、うまく答えることができませんでした。ただ、直後施術がなくじっと置かれている時間帯があったので、その間、身体の感覚を探ってみました。横向きだと前回のような呼吸の違和感は感じませんでした。柔らかい右半身の上に木の丸太のような硬い左半身が乗っているようで、右と左で全く別々の身体のようでした。また、左のふくらはぎ、腕など部分部分がパンパンに張っていることに気づきました。

その後、田畑さんが私の頭の場所をわずかに動かしました。すぐに頭の緊張がとれ、頭部がベッドにしずむ感覚が得られました。すると頭部の緊張が取れた半面、胴体、下半身の張りがより明確になりました。足の位置も調整を受けました。その内に、いつの間にかそれまで分離していた左半身と右半身が、一つの身体の感覚にまとまってきました。2つの別々の物体が一つのゼリー状の個体に統合されていくような不思議な感じでした。

次に、逆に右半身を下の横向きの姿勢に変わりました。

今度は緊張している左半身が下なので、よりずっしりと重くベッドに接するような違和感がありました。田畑さんが前回セッションと同様に、私の足に手を置き、わずかな動きで少しづつ擦るように動かしました。その動きを感じているうちに、頭がぼんやりとし、身体もリラックスしていきました。途中少しの時間記憶がないため、おそらく心地よさで寝てしまっていたと思います。

左右横向きの姿勢が終わると。次はベッドに仰向けになりました。両膝を立て、古傷の右膝に触れるかどうかの強さで手を当てられたと思います。その後、私が違和感を感じる場所を見通しているように、張りが残る左肩に触れられました。次に左肋骨の一部に指を当てられ、そこに吸う息を当てるように呼吸するよう言われました。吐くときもまたそこから息が抜けるように、と言われました。この動きの後は肋骨の硬さがフワッとほどけて、ベッド一面に身体が広がるような感覚を覚えました。

一連のセッションが終わった後、部屋の中を歩行し、身体の感覚を再確認しました。最初と比べ、首が長くなり、目線が2~3㎝ほど上がったような気がしました。

ただ田畑さんの目からは私の肋骨の動きに違和感があったのでしょうか、田畑さんが私の後ろに立ち、肋骨を軽く抑えられた状態でしゃがみ動作をするよう指示を受けました。その後、再度部屋の中を歩きました。すると今度は目線の高さは元に戻り、その代わりに足が地面をどっしりと捉える感じが生まれました。

最後に、日常生活でできるワークがないか、と田畑さんに質問してみました。

田畑さんからは「とにかく楽に姿勢をとること」との指摘がありました。姿勢を決めるのは自分の意思で動かす随意筋ではなく、身体の深層にある不随意筋であり、努力して姿勢を変えられるものではないとのことでした。また、無理に良い姿勢をとろうとすると、余計な筋肉が働いて緊張が生まれてしまうとのことでした。

次回約1週間後のセッションまで、いただいたアドバイスを元にちょうどいい塩梅で生活できるか、自分で観察しながら過ごしたいと思います。

セッション3

前回のセッションから9日が経過し、今日はセッション3回目です。身体に疲れは溜まっているものの、1回目のセッション後と比較すると、左半身の緊張はほとんど感じていません。前回の施術後に田畑さんから紐を身体に巻く「ヒモトレ」を紹介され試しているのですが、その効果もあるのかもしれません。

毎回セッションに入る前に部屋の中を歩くのですが、これも前回までは左半身の前側に重心が大きくかかる感覚があったのですが、今日はそうした違和感はありませんでした。

本日のセッションはベッドにうつぶせの状態からスタートしました。田畑さんから首を左右どちらか楽な方に向けるよう促されました。私は首を左向きにし、右の頬がベッドに着く状態にしました。私は目視で確認はしませんでしたが、田畑さんは私の左肩の下にボールを入れたとのことでした。

「どんな感じがしますか?」と聞かれましたが今日は大きな違和感がないため、上手く身体の感覚を伝えることはできませんでした。しばらくそのままの姿勢でいる時間がありました。すると左腕に小さな張りがあることに気づき、田畑さんに伝えました。またそのままの姿勢の時間が続きました。じきに左腕の張りは次第に和らぎ、今度は次第に仙骨付近に硬さを感じ始めました。何も触れられなくても身体の感覚が変わっていき、不思議に感じられました。

そのままの姿勢で5分ほど経過したのでしょうか。その後田畑さんがそっと私の後頭部を指で触り、動かしました。私は疲れがたまっており、意識が心地よく薄らいでいったためはっきりとは分かりませんが、ミリ単位の指の動かし方だったように思います。

次に、うつぶせのまま首を反対の右向きにするよう促されました。また「どんな感じがしますか」と問われました。張りをほとんど感じなくなったため、上手く答えることはできませんでした。

今度は仰向けになり、膝立ちの状態になりました。田畑さんは私の足首あたりを指で触り、わずかに動かすのが感じられました。

そしてセッションの終わりが告げられました。起き上がるよう言われた時、今日はあっという間に終わってしまった感覚がありました。そこでようやく意識が遠のいている時間が長かったことに気づきました。精神的には心地よかったものの、せっかくなのでもう少し意識を留めて身体の感覚を追うことができればよかったかな、と少し後悔しました。

ベッドから立ち上がり、セッション開始前と同じように部屋の中をしばらく歩きました。今日も右足の感覚が変わっていることに気づきました。右半身が横に広がり、右足全体で床を踏めている感覚がありました。普段の生活では右膝の古傷の影響で、右足に力を入れることを躊躇しその分左半身に過剰な負荷をかけているのかもしれない、と思いました。

毎回、セッション開始前とセッション後に田畑さんが私の立ち姿勢の写真を前、横、後ろから撮っています。1回目の開始前の写真と今回のセッション後とを見比べると、一目見てだいぶ左半身の緊張が抜け、また前傾姿勢が改善していることがわかりました。身体の使い方の癖が変わりつつあるのかな、と実感しました。

次は一週間後です。さらなる変化が現れるのを期待します。

セッション4

前回のセッションからちょうど1週間が経ち、本日はセッション4回目です。前回同様、身体の疲れの自覚はあまりなく、昨日あたりから左半身がわずかに張ってきた程度です。

今日のセッションは、ベッドに左半身下の横向き状態からスタートしました。

田畑さんは今日も最初は私から離れたところに立っていました。「どんな感じですか」と感覚を問われました。私は直立時にはあまり意識しませんでしたが、やはり、左半身は右よりも固く、ベッドに接触している身体の左側が上手くなじんでいないことに気づきました。

田畑さんにそのことを伝えると、田畑さんは私の頭の側に移動しました。またどんな感じか問われると、私はなぜか頭の周辺がベッドに沈んでなじんできていることに気づきました。

田畑さんはまた立ち位置を変えました。田畑さんが私の背面側にくると、今度は背中に薄い膜が張ったように少し緊張を感じました。無防備な背面をとられることに対し生物としての危機感のようなものを感じたのでしょうか。田畑さんのわずかな立ち位置で私の感覚が大きく変わるのがとても不思議に思えました。

田畑さんはおそらく緊張の少ない頭側から施術を開始するようでした。最初私の頭の上に軽く手を置きました。その後、首の下あたりにも手を置きました。次第に首の左側の緊張が取れるのを感じました。セッション開始時と比較すると、左半身と右半身の間の差がなくなってきたようです。

次に、反対の右半身が下の横向きになりました。

田畑さんは私の左の座骨にあたりに触れ、わずかに押しました。座骨を押されている時間の中で左足に様々な感覚が生じました。まずは鼠径部のあたりにかすかにビリビリとした刺激が走りました。その後、ふくらはぎの外側あたりが暖かくなりました。ふくらはぎ全体が痺れるような感覚もありました。そして、左足全体が柔らかくなるにつれ、左膝の内側に軽い痛みも感じました。田畑さんが私の座骨から手を放すと、それらの感覚は去っていきました。

仙骨のあたりも触れられました。左の骨盤の硬さが和らぎ、だんだんとマットに沈み込みました。

その後、前回と同じく上向きで膝立ちの姿勢も取りました。田畑さんは私の足首のあたりを抑え、わずかに動かしました。抑えられていない膝が多少揺れましたが、悪い感じはなく、足全体の重さがとれた感がありました。

また「どんな感じですか」と聞かれ、左の上腕とふくらはぎに張りが残っていることを伝えました。すると田畑さんは私の左の眼球の下あたりを抑え、「重さを感じてください」と言いました。言われたように感じようとしてみると、次第に左上腕とふくらはぎの張りも和らいできました。

セッションの終わりが告げられ、また部屋の中を歩きました。今日は左半身はさほど張っていないつもりでしたが、セッション開始前と比較すると鈍っていた身体感覚が戻っているようです。やはり筋肉の緊張で感覚が鈍くなっていたようでした。

セッション前後を写真で比較すると、骨盤の左側が高くなっていたのが水平にそろっていました。やはりまだ普段の生活のなかで左側の筋肉を緊張させる癖は残っているようですが、以前ほど強い張りはなくなっています。前々回に紹介された「ヒモトレ」も続けていますが、少し身体の癖が変わってきている気がします。次回のセッションまで、また変化を観察したく思います。

セッション5

前回のセッションから6日が経過し、セッション5回目です。座り仕事をしていて以前は15時以降は疲れて集中できなかったのが、ここ2週間は夕方になってもあまり疲れを感じない日が増えてきました。セッションと日常「ヒモトレ」を継続している成果かもしれません。

本日のセッションはベッドに仰向けの姿勢から開始しました。田畑さんは最初、私の右足先のそばに立っているようでした。いつも通り「どんな感じですか」と感覚を尋ねられました。「左側の肋骨のあたりにつまりを感じます」を答えました。1回目のセッションでも仰向けで呼吸を確かめる時間がありましたが、その時と似た身体の感覚です。私が答えると、田畑さんは私の左足側に位置を変えたようでした。すると、少し肋骨のつまりが和らぐように思えました。つまりが和らいだことを田畑さんに伝えると、今度は私の頭の側に位置を変えました。ここでは肋骨の感覚は変わりませんが、上半身、とくに肩の辺りがほぐれる感じがしました。田畑さんにそのことを伝えると、田畑さんは私の左肩に上に手を置き、しばらくゆっくりとその状態を保っていました。おそらくまた指で押しながら、少しづつミリ単位で指を動かしていたと思います。私が明確に認識できないくらい、ゆっくりかつ微細な動きでした。どれくらいの時間かはわかりませんが、しばらく肩におかれた指の感覚を感じていました。どこかのタイミングで、また「どんな感じですか」と尋ねられました。身体の感覚に耳を傾けてみると、肋骨のつまりがなくなり、代わりに鳩尾のあたりにモヤモヤした感じを覚えました。これも1回目のセッションの時に似た感覚です。また、じわりと左の骨盤が開いていく感覚も感じました。開く過程で一瞬熱感を伴う痛みを感じましたが、すぐに去っていきました。

次に左膝だけを立てるよう言われました。空気が半分くらい入ったボールがそっとお腹に当てられました。当てられている間は変化がわかりませんでしたが、しばらくしてお腹から離された後、お腹の緊張がほどけた感じがありました。胴体がベッドの上に溶けて広がるような心地良さを覚えました。

そして、右膝も立てるように言われました。田畑さんは私の左右両足の足首あたりに手を置き、またその位置で少しづつ微細に指を動かしているようでした。しばらくして田畑さんが手を放し、どんな感じか尋ねられました。身体の感覚を探ってみると、胸のあたりのモヤモヤは消えていました。胴体部の違和感が抜け、左の上腕と左の足首の前側に張りを感じました。そのことを告げると、田畑さんは私の二の腕を軽く押さえました。しばらくして放すと二の腕の張りも抜け、腕全体がベッドに沈みました。

ベッドから起き、いつも通り部屋の中を歩きました。今日は首の上にしっかりと頭が乗り、安定して前に歩ける感じがしました。なぜか目線の高さはセッション開始時より低くなった気がしました。毎回セッション後に歩くときの身体感覚が違うのが不思議に思えました。そのことを田畑さんに尋ねると、毎回セッションのアプローチが異なり、これといった身体の青写真的な形があるわけではないとのことでした。

帰り道で左足の薬指の周辺にジンジンとした刺激がありました。ただ嫌な感覚というわけではありません。左足の薬指は高校時代にラグビーで強く打撲した場所です。セッションを受けたことにより、古傷がある箇所に反応が起きているように思えました。

身体全体の感じ方だけでなく、身体の扱い方も変わってきました。以前は知らない間に左半身の前側が硬く張っていました。今は身体に緊張が起きる過程が感じ取れるようになってきました。感じ取ることで、必要だと判断した時に意識して休息をとるなど、対処の仕方も変わってきました。対処の仕方を変えることによっても身体の疲れの度合いは減るかと思います。

10回のセッションもあっという間に半分の5回が終了しましたが、引き続き日々自分の身体の声を聴きながら、次回に臨みたいと思います。

セッション6

前回のセッションから1週間日が経過し、計10回セッションの内6回目、あっという間に折り返し点を迎えました。

いつものように立位で前面、側面、背面からの写真を撮った後、部屋の中を歩行しました。歩いている間に田畑さんから今日の調子を尋ねられました。疲労感、身体の左前側の突っ張りは軽減しています。一方で、以前は突っ張ることで身体を支えていたのが無くなったためなのか、ここ2週間は骨盤の右側上部に痛みを感じる時がありました。そのことを田畑さんに伝えると、立位で止まった状態で、左右片足づつ、交互に重心をかける動きをするよう促されました。そして重心をかけた時、左右どちらの足の方が安定するか尋ねられました。試してみると、左足には身体が乗る感覚がするのに対し、右足側は十分に体重を預けることができません。そのことを伝えました。

田畑さんから最初はベッドにうつ伏せになるように言われました。意外ですが、これまでの5回のセッションでうつ伏せの姿勢になった記憶がありません。田畑さんは私の左足側に立ちました。いつも通り「どんな感じですか」と尋ねられました。私は自分の身体感覚を探ってみると、身体の左半身には質量があり、ベッドに沈み込むことに対して抵抗しているようでした。一方で右半身は柔らかくベッドに沈みはするのですが、身体として感覚が頼りなく、弱々しく思えました。そのことを告げた後、田畑さんは私の右足側に移動しました。また感覚を尋ねられました。すると左半身の抵抗感が薄れ、身体の左右の差が少し無くなった気がします。

その後、田畑さんは右足側の下に板のようなものを挟み込み、高さを作ったと思います。そしてボールを私の足に当てました。その後私は頭の周辺に軽く手を触れられた記憶もあります。私はうつ伏せの姿勢の施術が快適だったのか、すぐに気持ちがまどろみ、いつの間にか意識が遠のいていました。

どのくらいの時間が経ったのか定かではありませんですが、意識が戻っても、田畑さんは私の頭の周辺に手を置いていたと思います。「どんな感じですか」と尋ねられました。最初より左半身はだいぶ柔らかになり、右半身は充実感が増し、左右の違いがあまり無くなり一体の身体としてつり合いが取れたように感じられました。

次はベッドに仰向けになるよう告げられました。両膝を立てた状態を作ったところで、「呼吸はどんな感じですか」と尋ねられました。今日は前回までの仰向けの時に感じたような左肋骨の違和感はなく、胸のつかえ、呼吸の苦しさもありませんでした。そのことを伝えると、田畑さんは私の左背中とベッドの間に手を入れ、左の胸の裏側、おそらく肺の裏側に手を当て、しばらく押さえました。胸部の硬さが徐々に和らいでくるのを感じました。

ベッドから起き上がるよう告げられ、また、部屋の中を歩きました。セッション開始時よりも右肩、右足、右半身全体の動きがしっかりと感じられました。動きを止めた後、田畑さんは私の右膝の上、前ももを押さえ、その状態でゆっくりしゃがむように言われました。そして膝の真ん中を感じるようにと言われました。そう言われて、私は改めて右膝がある、という存在を感じました。次に、田畑さんは私の右のお腹に手を当て、「ここを締めるように」と言いました。意識してみると、右膝を曲げるのと連動してお腹の筋肉が締まるのを実感しました。私は「これが身体を使う、ということなのか」とちょっとした感動を覚えました。

セッションの後、私は先ほどの右膝と腹筋の連動を日常でも再現したいと思い、田畑さんに動きを日々感じるのがよいものかと質問してみました。田畑さんからは姿勢を決めるのは意識的な部分ではない、との返答でした。以前も同じ趣旨のことを言われていますが、どうも私は「努力によって姿勢を作り出す」ということにフォーカスしがちのようです。田畑さんは、私の既存の物事の捉え方とは別の視点からアドバイスをくれている気がします。努力をしないでよいとなると個人として何をすべきか迷いますが、以前紹介された「ヒモトレ」は効果を感じているので、しばらく続けようと思います。

次のセッションは頭部に対するアプローチとのことです。頭部は左肩の緊張が高まった時に左側に片頭痛を感じることはあります。ですが身体の緊張度が高くない時はあまり意識しないで済んでいるため、いまだ理解が乏しい箇所です。今回の10シリーズセッションで今までにない感覚を味わえているので、可能な限り、先入観にあまり捉われずにありのままに受けてみたいと思います。

セッション7

前回のセッションから8日が経過しました。前回の右足で地面を踏む感覚を思い出し、身体全体の感覚を感じながら動いてみたいと思い、前日に50分ほどゆっくりランニングをしました。身体の感覚を感じながら、左右の足でバランス良く地面を蹴ることを意識してみました。走った直後は汗をかいて爽快でしたが、次の日セッション当日にはやはり左半身に硬さが生じました。意識で身体のバランスをコントロールするのはやはり難しいと思いました。

今日のセッションはベッドに仰向けの姿勢から始まりました。田畑さんは最初私の右足側に立ちました。「どんな感じですか」と問われました。仰向けでもやはり左半身は硬く、かつ身体の外から細い糸で引っ張られているような突っ張り感がありました。田畑さんは私の右足側に立ち、そのまま頭側に移りました。しばらくすると頭の近くがスーッと和らぐ感覚があったため、そのことを田畑に伝えました。すると頭側から施術を開始するとのことでした。

田畑さんは私の左右の胸のちょうど中央あたりにそっと手を置いたようでした。そのまましばらく手を動かさなかったと思います。徐々に左の骨盤がジワーっと開いていくのを感じました。ベッドに反発していたお尻が段々と沈んでいくのを感じました。私はセッション中に意識が遠のくことが多いため、今日こそは目を開いて意識を保とうと思いしっかりと天井の光を見ていたのですが、いつもの通りいつの間にか意識が失われていました。しばらくして気が付いても田畑さんの手は私の胸の中央あたりにあったと思います。また「どんな感じですか」と問われました。身体の左半身全体の緊張はだいぶ和らぎ、お尻の一部分などにわずかな硬さが残る程度になっていました。田畑さんに「左右が一つの身体になった感じがします」と伝えました。

次に仰向けの姿勢のまま両膝を立てました。首・背中とベッドの間に薄い板状のものを挟まれました。すると、次第に呼吸の通りが良くなってきた気がしました。

そして、田畑さんから顎(の施術)に入ると告げられました。どんなことをするのかな、と思いましたが、田畑さんは紙かビニールのような素材の手袋を手にはめました。口をしっかり開けるように告げられ開けると、指を私の口の下顎の左側にいれました。そして「下顎の重さを感じてください」と言われました。様々な整体を受けてきましたが、これは初めての体験でした。一瞬、「歯医者かっ」と心の中で叫びました。ただ驚きはしたものの、とはいえ田畑さんは他の箇所と同じく、指を丁寧にゆっくりと動かす感じだったので、特に痛みなどはありませんでした。田畑さんは私の口に入れた指を出し、「どんな感じですか」と私に問いかけました。私は何ともいえない感じでしたが、顎の辺りが広がるような感覚を覚えました。次に田畑さんは私の口の下顎の右側にも指を入れました。左右の顎が終わると、下顎全体が顔の上でフワフワ浮いているような感じがしました。上顎も左右行いました。

そしてさらに、鼻にも指を入れるとのことでした。最初は左の鼻ですが、これは指が鼻に入る感覚がヌルっとして正直最初は違和感しかありませんでした。田畑さんは「鼻と口が呼吸でつながっているのを感じてください」「鼻から入る空気が肺に入るのを感じてください」などと私に伝えていたと思います。私は何とか言われた箇所を感じてみようと思いました。が、違和感の中で本当にその箇所を感じられたかはわかりません。続いて右の鼻にも指を入れられました。

左右終わって指が鼻から出た後、また感覚を尋ねられました。私の呼吸がかつてないほどにまっすぐ入るのがわかりました。鼻から入った呼吸が胴を伝ってまっすぐにお腹に届きます。そして、呼吸をするたびにさらに身体の先までつながっていくのを感じました。全身が呼吸で満たされるのがとても快適だったのを覚えています。

セッションの終わりが告げられ、部屋の中を歩きました。まだ呼吸の感覚が残っており、胴体を通る呼吸によって勝手に姿勢が保たれる感じがしました。呼吸の通りが良いと、その心地良さで身体の違和感など吹き飛ぶ感じがしました。歩く時の頭の位置、目線も自然にあるべき場所に定まる気がしました。呼吸が良くできていれば色々な問題が解消されるのかもしれないな、と思いました。

セッションの度に新鮮な経験を味わっていますが、今回はとくに衝撃的な体験を味わえました。次は8回目、終盤に差し掛かってきましたが、日常でも呼吸や身体の感覚を味いながら過ごしたいと思います。

セッション8

前回のセッションから1週間日が経過しました。今年は10月も暖かい日が続きましたが、今週は気温が下がり、寒さに反応する形で身体にも変化を感じます。例年気温が大きく変わるタイミングに不調になりやすく、今年は左肩こりと、それに伴い頭部左側に緊張性の片頭痛が出てきました。セッション前の歩行確認の際に田畑さんにそのことを伝えました。

今日のセッションはベッドにうつ伏せの姿勢からスタートしました。田畑さんは私の膝を左右交互に横に曲げ伸ばしました。平泳ぎの足を片足づつ行うような形です。そしてどの姿勢が落ち着くかを私に尋ねました。私は頭を左側に向け、右足は伸ばしたままで左膝を横に曲げる姿勢が安定したので、それを伝えました。その姿勢から行うとのことでした。田畑さんは私の両ひざを細い紐で軽くくるんで、左肩の下にクッションを挟みました。しばらくは私の足のそばで立ち位置を変えて確かめているようでした。「今どんな感じですか」と尋ねられました。私は左右非対称の姿勢のせいか、身体感覚が良くわかりませんでしたが、左頭部の片頭痛は残っていましたので、その旨を伝えました。田畑さんは私の左ふくらはぎのあたりに手を置き、しばらくそのままわずかに指の力を入れる程度で押さえました。いつもながら、このじっくりとしたペースでかつ微細な強さの指圧がよく身体に作用します。左殿筋の緊張がほどけ、骨盤が徐々に開いていくのが分かりました。その指圧が続いた後、右足のふくらはぎの辺りにも同じように手を置き、またしばらく押しました。

次に、田畑さんは逆の姿勢をとるよう私に促しました。左足を伸ばし、右膝を横に向ける姿勢です。そして同じように両膝を紐でくるみ、右肩の下にクッションを置きました。その後は私の右ふくらはぎをじっくりとしたペースで押しました。左も同じようなペースで押しました。

足へのアプローチが終わった後、田畑さんは私の背中の中心あたりをかるく指で押し続けました。この時点で頭の片頭痛はほぼ消えており、そのことを田畑さんに伝えました。

その後、仰向けの姿勢になり、両膝を曲げるように促されました。田畑さんはまた「どんな感じですか」と私に問いました。仰向けで左右対称の姿勢になると、うつ伏せの時よりも左右差が感じられました。田畑さんに左肩のあたりにわずかに張りが残っていることを伝えました。田畑さんは私の左肋骨のあたりを抑えながら「息を吸う時にここを伸ばすように」と 言いました。そのまま3~4回程度のゆっくり呼吸を繰り返しました。田畑さんが手を離した後、左肩の張りがなくなりました。左骨盤部もより広がりを感じました。

ベッドから立ち上がり部屋の中を歩きました。セッション開始前の片頭痛はなくなり、左半身の微細な動きが感じられました。田畑さんから「左肋骨のあたりに怪我をしたことはありますか?」と問われました。記憶をたどってみると、柔道で投げられた際に肋骨を痛めたことはあります。右膝とは異なり後遺症はないと思っていたのですが、無意識のところで姿勢に影響を与えているのかもしれません。「ヒモトレ」で肋骨のあたりの姿勢を整える紐の巻き方を紹介いただきました。さっそく試してみようと思います。

今回で8回目が終わり、後2回で10シリーズのセッションは終了です。私見としては正直まだ「意識として気づくことで、自分で身体を変えられる部分があるのではないか」と思ってしまう部分があります。ですが田畑さんによると姿勢は意識によって変えられる部分は少ないとのことです。当面はまず10回のセッションを受けきって、その時の自分の変化を感じてみたいと思います。

セッション9

前回のセッションから6日が経過しました。

田畑さんから紹介された「ヒモトレ」で日々身体感覚を感じていて嬉しい発見がありました。思い付きで右足の腿をヒモで巻くのを試していたら、古傷の右膝の痛みを感じなくなりました。正確には、深く曲げたりすると多少の痛みを感じるのですが、歩行など日常生活の動作ではほぼ痛みを感じない状態になりました。右膝をかばわずに、きちんと足の上に骨盤が乗って立つ感覚をもてるようになりました。なぜヒモによって痛みを感じなくなるのかが不思議でしかたなかったのですが、今日のセッションの最後の田畑さんとの話で腑に落ちました。ヒモを巻くことによって無意識のうちに身体全体でバランスを取るようになり、膝の一部で支えていた負担が身体全体に分散されるようになったとのことです。

さて、今日のセッション内容ですが、今までにないアクロバットともいえる姿勢で始まりました。ベッドのやや左側にうつ伏せになり、左手を左側に伸ばしベッドの横置いた大きなバランスボールの上に手のひらを乗せます。二の腕の下あたりにクッションも置きました。右手は逆側に伸ばします。下半身は横向きになりました。腰のあたりで身体が左にねじれる形になります。いつものように田畑さんから「今どんな感じですか」と問われました。ねじれにより左体側がかなり伸ばされているため、左腰に突っ張りを感じるが、気持ちがいい伸びだと答えました。正確には、痛いと思う一歩手前の微妙な心地よさ、という感じでした。

田畑さんは私の首の後ろに手を置き、左手、右手を伸ばすと一緒に、呼吸で首の後ろの伸ばすように私を促しました。私は必死に言われた動作をして上手くいっているのかわかりませんでしたが、腰の突っ張りが和らぐのを感じました。突っ張りの場所自体も左から右腰に、そして左右の腰の中心へと移り変わりました。

次に同じ姿勢を左右反対でも取りました。右手側にバランスボールがあり、腰が右にねじれる形です。こちらの姿勢のほうが安定感はありました。ただ、腰の伸びという点では、最初の左ねじりのほうが高かった感覚がありました。同じように呼吸で首の後ろを伸ばす動作も行いました。これをすると身体の緊張がほどけ、身体がベッドに深く沈みました。

そして、よく以前のセッションからよく行うあお向けの膝立ちの姿勢になりました。今日はここまでで大きく身体をほぐす動作をしたためか、以前のセッション時のような身体の左右の差は感じなく、身体が左右合わせて一つの存在として感じられました。

ベッドでのセッションが終わり、いつものように部屋の中を歩きました。今日はなぜか歩くとふらふらと身体の軸が定まらない感覚がありました。そのことを田畑さんに告げると、田畑さんは私の肋骨あたりを手でサポートしながら、私に呼吸をするよう促しました。何度かこのような動作を繰り返し再び歩くと軸が定まり最後は安定した姿勢で歩けました。

冒頭のヒモトレの効果を感じているうちに、田畑さんのセッションの技術と大きな関連性があると思うようになりました。田畑さんが、立ち位置を変えるなどの微妙な動作で受け手の私の感覚的な心地よさが変わるのが、ヒモをつける場所や結び目の位置を変えて、快適な巻き方を探る行為に似ていると思います。ヒモの付け方を変えて心地良さのポイントを探るのは、大きな努力を要するものではなく、ちょっとしたアジャスト(調整)に近いと思います。これは頑張って根性で何事も達成しようというマインドとは異なる視点です。このことに気づけたのは、誇張ではなく今後の私の人生にとって大きな価値があると思います。

次でセッション最後の10回目ですが、日々頑張りすぎず、少しづつ自分にとって快と感じられる身体の部分を探り、次回を迎えたいと思います。

セッション10

前回のセッションから8日が経過し、10回目、最終回となりました。

のべ約2か月ですがあっという間でした。1回目セッション前に感じていた身体的な不調の内、膝の痛みはヒモトレで平常時ではほぼ解消され、左半身の緊張は2割程度、仕事中の疲労感も7割程度のレベルに軽減されました。

一方残る不安として、腰は大きな痛みはないものの若干骨盤の安定感に懸念は残っています。また、皮膚のかさつき、炎症はまだ出る時はあります。

総合的に見て、身体全体の症状は良い方法に向かっていると思います。

前回のセッションはかなりアクロバットな姿勢から始まったため、今回もどういう形になるかと、最初は内心そわそわしていました。しかし蓋を開けてみると、今回はシンプルにベッドにあお向けの姿勢から始まりました。いつも通り田畑さんは私の足の側で立ち位置を色々と変えていました。田畑さんは私に感覚を尋ね、それを元に場所を決めて開始するパターンが多かったのですが、今日は尋ねることなく、右足側からのアプローチに決めたようでした。

田畑さんは私に右膝だけ立てるよう促しました。そして珍しく、といっては失礼ですが「痛かったら言ってください」といって、脛の辺りに手を当てました。施術ではっきり痛みを感じたことはなかったので意外でした。が、やはり指で押す感覚は微細で、痛みは全く感じません。脛の後、膝、前ももの辺りと、田畑さんは少しづつ指で押さえる部位を移動していました。しばらくして「どんな感じですか」と問われました。田畑さんが押さえているのは私の右足ですが、左の骨盤が広がっていくのを感じていたため、そのことを伝えました。

次に左膝も立てて、同じように脛のあたりからいくつかの部位を指で押されました。

全身が柔らかく統合される感覚の中、心地良さで意識がまどろみ、途中は記憶が抜けてしまいました。たしか頭部のあたりを押さえられる時間もあったかと思います。胸の中央の緊張がほどけ、胸骨の間にスペースができた感覚も覚えました。

ベッドでの施術を終え、いつものように部屋の中を歩きました。開始前わずかにあった左半身の緊張が抜け、全身の微細な動きを感じて歩けました。その後両手を前後、左右に上げ下げの動作も行いました。私はいつも左手を挙げる時に左肩口にわずかに緊張を感じると伝えたところ、田畑さんは私の目を手で覆い、「左目の力を抜き、右目の視界に映るものを見つめるように」と言いました。私は言われた通りにするよう試みました。田畑さんが手を離した後、肩にあったわずかな緊張が抜けていました。目の動きがどう肩とつながりがあるかわかりませんでしたが、見事な変化に驚きました。

これで10シリーズのセッションが終わりました。ロルフィングは解剖学と生理学に根差しているとの事前知識を得ていましたが、今まで受けた整体のアプローチと全く異なり、正直、まだ現在の自分の身体の状態を整理しきれていません。ただ冒頭に記載したとおり、身体全体としての不調感が改善していることは間違いない、と思っています。田畑さんによるとこの後も身体に変化が生じうるとのことでしたので、しばらくは日々起こる身体の状態を観察しようと思います。

日常生活を通して自身の身体を健康でしなやかに保ちたいという航空機パイロット

動機:日常生活を通して自身の身体を健康でしなやかに保ちたい。現状は大きな病気や体調不良はなく、たまに腰や首が痛くなったりする。整体やマッサージに行くと改善するが定期的に起こるので姿勢に問題があるのかと疑っているとのことでした。

セッション1

施術の最中に田畑さんが身体に触れたり、どう感じるか質問されるのですが、自分の体なのにどう感じているか答えるのが難しかったです。普段いかに自分の身体の感覚に注意を向けていないかがより明らかになりました。田畑さんが脛に触れている時に股関節が勝手に開いてき、触れているだけなのにどうしてこんな変化が起こるのか不思議でした。呼吸のワークで胸郭を斜め上方に開くように呼吸するようにガイドしていただいたのですが、こんなに自分の肺に息が入るのかと思うほど息がしやすかったです。施術後に感じた変化としては、左足に体重が乗せられていないということに気づいたことです。田畑さん曰く、子どもの頃に怪我をしたりすると、均等に体重を乗せられなかったりということもあるようなのでその可能性もあるのかなと思います。今までそれは仕方のないこと、自身の身体の特徴なのかとスルーしてきましたがこれが幼少期の怪我によるもので改善できる可能性があるとしたら嬉しいなと思います。また、呼吸がしやすくなった気がします。それに加えて睡眠の質が高い日が増えた気がします。引き続き、変化を感じていきたいと思います。

セッション2

右側を下にした時よりも左を下にした時の方がワークをしていく中でのリラックス感、台に落ち着いていく感覚が大きかった。背中を触れられただけで呼吸が深くなるのがとても不思議に感じた。後日自分でやってみたが変化がなかった。最初に歩いた時は左足の方に乗れていない感じ感あったが、施術後は両足とも地に足がついている感じがすごくあった。また、現在施術から3日経っているが左足に乗れていなかった感覚が薄くなり両足同じ感覚で歩行できている。今まで仕方ないと思っていたことがあの短い時間で変化し非常に驚いている。両足同じ感覚なので、電車などでどちらかの足に体重を乗せる姿勢をとることがなくなった気がする。いつも1時間も歩くと足に疲れが出るのだが、両足に真っ直ぐ乗れているせいか疲れがましになったように感じる。

セッション3

施術中もともと背中にハリがあったが当日はなくリラックスした状態で受けられた左脚に乗れていない感じもほとんどなかった1回目と比較すると台の上に落ち着くまでの時間が短くなった
施術後仕事の後マッサージガンを使って背中を解さなければならないことが多かったが最近はほとんど使っていない電車で座るより立っている方が楽と思えるようになった(これに気がついた時は自分でも驚いた)逆に長時間座っていても腰が痛くならなくなった長時間歩いた時の足の痛みも明らかに減っている以前より睡眠の質が上がっているような気がする疲れにくくなったような気がする

セッション4

横向きでの施術であったが、比較的両側の感覚の違いが少なかったように思う。施術が始まったらすぐに眠気が出てしまい、ただ眠ってしまうとロルフィングの効果がなくなってしまうのかいう思いもあり、頑張って覚醒を保つようにしていた。横向きで尾骶骨?を触って調整をしていた時に後ろ側に体重をかけるよう言われたが、うまく体重を乗せられている感覚が自分的にはなくこれでいいのかなという感じだった。また仰向けで脛を触ってもらっている時にふと思い出したのだが、たまに特にぶつけたり激しい運動をしていないのに脛をぶつけたような痛みが出ることがある。田畑さんの言っていた過去の怪我も影響しているというのはこう言ったことなのだろうかと思った。施術後に関しては日常の立ち止まる瞬間に真っ直ぐ立てているような、身体が軽く支えられているような、背筋が伸びているような感覚が以前より多くある気がする。また、睡眠の質に関しても特に入眠時かなり深く眠れている日が多くある。紐トレを教えていただいて、調べてやってみた。特に襷掛けをしている時に呼吸が楽になるのを感じた、これは田畑さんに背中を触られている時に呼吸が深くなる原理と同じなのではないかと思った。人間は自分の身体を外界からの刺激によって知覚した時、身体的な機能が向上するようになっているのかもしれないと思った。

セッション5

今回特に感じたのは最初に田畑さんが左下に立った時と右下に立った時で感じ方が大きく違った。左足の方が外旋していてベッドにしっかりついているような気がしたためかと思うがそれがなぜ安心感につながったのかはよく分からない。また、今回発見したこととしては脛を触れられている時にお腹の筋肉がピクピク動いている感覚があった。以前も同じことがあった気がしたがたまたまかなと流していたのだがやはり関連があるのかなと今回は思った。施術後に特に顕著だったのは足の上げやすさで、下腿も大腿もすごく軽くてスタスタと上がって驚いた。また、最後に不安定な台の上でバランスを取ったのだが、首を触ってこの間に中心線を持ってきてと言われた瞬間にバランスが取りやすくなってそんな簡単なアサーションだけで変わるのかと不思議に思った。また、猫背気味でもいいから楽な姿勢をしてみてと言われ、普段胸を張りすぎていることに気がつきもう少し「楽さ」を意識して姿勢を取ってみようと思うきっかけになった。帰りにそれを意識して歩いてみたら背骨のあたりが少し緩む感覚を得られた。

セッション6

今回はうつ伏せでの施術であったが、右側を多めに触れていた。特に肩甲骨や腕などを触れる時間が長かったが、しばらくうとうとしてしまって気がついた時には元々心地よかった腕のポジションがそうではなくなっているような気がした。腕を持ち上げて伸ばしたい衝動があったり、肩甲骨のあたりに少し痛みを感じたりした。こんな短時間で、触れただけで体が変わったということかと考えていた。また、最後の方で腰の下の皮を摘んで引っ張り上げたりしていたのだがその時に脊柱がスッと通るような感覚を得た。骨盤を前傾させたい気がして実際に自分でそうしていたと思う。鼻の詰まりも一瞬で改善された。施術後の感想としては左足に乗りやすくなったり、やはりいつものことではあるが足が上げやすくなる感覚がした。また、今回の施術によってではないと思うが最近気がついたこととして首の痛みが全くなくなっていることに気がついた。ロルフィングを始める前には主訴としてシートに書いたと思うが今は全くなくなっている。

セッション7

本日は仰向けでの施術であった。左側半身を中心に触れていただいた。頭にも何回か触れられたが、首から頭にかけて真っ直ぐに芯が通るような感覚がした。口腔内や鼻腔内も施術をしてもらったが意外と苦しくなく、内臓までつながって緩んでいる感じを想像してと言われそうすると自然と胃や腸の方まで緩む感覚があり、これは普段もイメージしてできそうだと思った。施術後は、呼吸がしやすいというのが一番にあって、やはり鼻から空気が通る感覚が気持ちよくあった。また、施術前に腰痛が少しあったのだが現在これを書いている夜まで特に痛みもなく過ごせている。

セッション8

今回は施術前に仕事による内臓の疲れというか痛みのようなものがあった。施術はほとんどうつ伏せの状態で行われたが触れられている側が徐々に台に落ちていくのが刻々と感じられた。最終的には首以外は全て一体化して台に付いている感じになり、首だけはずっと横を向いていたせいか少し苦しさが残っていた。セッションが進むにつれて足を触れることは少なくなっていくのだが最後に写真を確認すると左足が施術前よりも内側に入って支えが強固になっているように見て取れた。その部位に直接触れていなくても体が全体的なバランスを調整しているのかなと思った。

セッション9

8回目の施術前に感じていた内臓の疲れ、痛みについては施術後の午後には特に感じなくなっていた。疲れや痛みがあっても休息によって回復できるという身体作りが大切なのだと思った。今回は仰向けで、片足を台の外に投げ出すような変わった姿勢で施術が行われた。自分は施術の最中に目を強めに瞑っていることが多いのだが、田畑さんに目を開けて首を左右に振って居心地がいい場所を見つめているように言われそうするとそちらの方が楽で身体の変化に集中できた気がする。自分がどうしていると楽なのかに注意を向け、分かったら楽な方に自分を寄せていく。そういうことを日常でも意識したら疲れもだいぶ違うのかなと思った。また、セッション後に田畑さんに質問をさせていただいたのだが、狭い空間に2人で仕事をしているのだが、ペアになった人によって自分のパフォーマンスが変わる気がする。それはなぜかといった内容をお聞きした。田畑さんによると、言語コミュニケーションも影響するがその人との位置関係や距離、目線の置かれ方、そういった非言語コミュニケーションによるところもだいぶ影響していると思うとのことで非常に興味深かった。実際その後の仕事で意識してみると、確かにそういった要素でパフォーマンスが変わるのが感じられた。また、同様にアドバイス頂いたように地面への接触を感じ、お腹の下あたりに意識を下すと、人の目が有ってもそれに影響されにくい心持ちになれ、楽に感じた。この技法?は今後も訓練してもっと楽しく仕事ができるようになると良いと思った。

セッション10

施術前は腰の緊張と若干の痛みが気になっていた。ベッドに横になってからしばらくして、腰はリラックスできていたが、背中上部から首にかけて緊張が解けなかった。緊張しているなと思えば思うほど緊張が強くなっていくような気がしてなかなか解けてくれなかった。また、その時の呼吸は少し早めで浅かったように思う。深呼吸を意識してみたら変わったのかなと後から思った。しかし、田畑さんが首の下に手を置き胸骨のあたりを触れていると緊張がみるみるうちに解けていった。最後写真を見比べると1回目に比べて姿勢や筋肉のつき方に大きな違いが見られ、実際の身体感覚としても主に右足と左足の左右差が無くなり、左足に乗れるようになったという点で大きな変化があった。今後4〜5ヶ月でどのような変化があるのか楽しみにしている。

様々な不調を抱える俳優の方のロルフィング10シリーズ

2024年8月23日 ロルフィング体験 1回目

6,7年前から顎関節と首の不調があり、徐々にひどくなっていました。それが原因なのかはよくわかりませんが、体が歪んでくるのも自覚できるようになり、頭がどんどん膨張して(実際にサイズも大きくなり)来ていて、その上に頭を何かで縛られているような圧迫感と痛みを常に感じていました。頭の中や首の奥の方でギシギシ音がするのが日常茶飯事になり、何とか改善したくあらゆる方法を試しました。整体、鍼、オステオパシー、ヨガやエネルギーワークなど。少し改善しては又同じ状態になるのを繰り返していました。

そのうちに自分自身の内面にも外見に対しても嫌気が刺すようになり、俳優をやっている事もあり、これ以上自分を嫌いになる前に本気で根本から心身を見直す道を見つけようと探していたところに「ロルフィング」との出逢いがあり、田畑先生のサイトに辿り着きました。

なぜかは上手く説明できませんが、サイトを拝見して本物だと感じましたので、すぐに10回のセッションに申し込ませて頂きました。

1日目。とても楽しみにしていましたが、緊張するのかどうなのかわからず施術室にはいりましたが、田畑先生は全く威圧感がなく、(失礼な言い方かも知れません)存在があまり目立たないような感じでそこにいらっしゃいました。あまり多くは言葉を交わしませんでしたが、静かで、人を判断していなくて、委ねていいんだ、とすぐに感じました。

最初はベッドに寝て先生が左側に立ったり右側に立ったりして(位置を決めている)時、

まだ体に触れてもいないのに、お腹の内部が動き出すのを感じました。

くるくるお腹の中が回っていくような感じと、収縮したり広がったりを繰り返す感じでした。

その後お腹に手を当てられた時は熱いと思い、更にお腹が動いて行くのを感じました。

その後、くるぶしを2本の指で挟みながら「この真ん中を感じてみて下さい」と言われ、そこに自分の注意を向けると田畑先生が、「そうです、そうです」と仰り、それが何とも言えない心地良さでした。2本の指の間、自分の足の間で起こってる事をわかってくれてるんだ、という安心感と嬉しい気持ち。くるぶしに触れられている間もお腹の中の動きは続き、左のお尻の中の筋肉が外側に回転していくのを感じました。回転しながら下に流れていくような感じで、行きたい場所に向かっているような感覚でした。そして、いつもギュッと縛り付けられていた頭の感覚が緩んで行く感覚がありました。頭の右側の骨?がパリパリという音と共に左側の方へ移動して行くような感覚で、これも行きたい位置、元のいた場所に戻っていくような感覚でした。最後に先生が頭を触りますと仰りてっぺんに手をあてた時、顔も含め、頭の中にある全てが手の方に吸い込まれるように上に引っ張られるような感じがありました。静かに起き上がって時、頭の縛られた感覚はかなり和らいでいて、後もう少しで元の位置に戻るような感覚でした。

最後に立ち上がって歩いた時、重心が明らかに下にある事を感じました。いつもより安定感があり、歩きやすい。自分がいる、という感覚。芯が戻って来るような感覚でした。

帰り道気づいた事は舌の位置が変わっているという事です。いつも舌の根っこが曲がっているような感じで喉の奥に不快感がありましたが、少し舌がまっすぐになっているような感じでした。そして頭の縛られる感覚はほとんどない。軽い。

次の日起きて驚いたのは、普段目が覚めて起き上がる時に必ず首と頭がバリバリ音を立てるのですが、それがなかったことです。音がしない!それに驚きました。そして、肌に艶が出ている事です。

ありがとうございました。

次回もとても楽しみにしています。

初回の時、時々なぜか泣きたくなったりしたのをなにかが抑えていたような感じがありました。あまり頭でこれはこういう事なのかなと捉えようとしないで2回目を受けさせていただこうと思っています。

2024年8月31日 ロルフィング体験 2回目

1回目から1週間経っていて、既に頭の縛り付けられるような感覚と痛みはかなり減り、初回前と比べると楽に歩けるようになっていました。
今回も、田畑先生が離れた位置で立つ場所を決めていらっしゃる時から、お腹の中が回転するような動き、引っ張られたり拡がったり、ビクビクという感じがありましたが、それは嫌な感じではありませんでした。明日を触らせている間は、左のお尻の中の筋肉が回転して溶けているような感じでした。目を閉じていましたが、瞼の中で紫、緑の光が見えて来て、瞑想のような感覚になり、一瞬眠ってしまったかと思います。
時々、閉じた目がぎゅっと更に強く閉じてくる(実際に目が勝手にしまっていく)感じがあり、頭が動く感じがしました。両方のこめかみの奥の骨?が癒着している感じがしていましたが、それが解放されて行く感じと、パリパリと鳴りながら開いて行きました。それと同時に左上の歯の神経が刺激されて、チクチク痛む感じでした。それも嫌な痛さではなく、動いているから痛いのかな、と思っているとそのうち痛みは消えていました。
今回は連続して深い呼吸が勝手に入って来る感じを味わい、鼻がすっきりしました。(後鼻漏があり、不快でしたが)不快感が減っています。
今朝はまた少し鼻の奥に不快感がありますが、以前に比べると楽です。1回目は、次の日にジーンズの履きやすさに驚きましたが、今回はそれは感じませんでした。
ロルフィングと関係あるかはわからないですが、リアルな夢をよく見るようになっています。
それから、嬉しい事は、8時間の座りっぱなしの仕事が、精神的に前よりも苦痛ではなくなっている事です。
次回も楽しみです。ありがとうございます。

2024年9月3日ロルフィング体験3回目

3回目のセッションはうつぶせでの施術でした。最初はいつものように田畑先生が位置を決める為左に行ったり右に行ったりされていました。この日はとても眠く、すぐに眠気が出てきたのですが、途中でみぞおちの奥の方がギューッと締め付けられるように痛くなり、呼吸が苦しいような感覚になりました。そのことを先生に伝えたところ頭の向きを変えてみるようにとの事で顔を右に向けました。痛みが引き、しばらくはそのまま静かにしていると、呼吸がものすごく深いところまで入っていくのを感じました。俳優のトレーニングとして腹式呼吸をやりますが、息を吐き切った時に自然に空気が入って来る感覚を大事にしています。そういうトレーニングの時よりももっと自然に更に深いところまで入っていくような感じがあり、しかもその息が鼻や口からはいってくるというよりは、体の中心のみぞおちの少し下の部分にあたかも管の先端があって、そこから息が勝手に腹の方に入っていくような感覚があり、とても気持ちがよいものでした。日常ではあまり味合わないようなかなり深いため息を何度もつく、という感覚でした。右に顔を向けてからは、又頭の中の骨が右から上に向かい、それから左に動いて行くのを感じました。少し痛みを伴うのですが、それは不快なものではなく、その骨が行きたい位置に戻ろうとしているような、感覚、嬉しい感覚です。

その後、ゆっくり立ち上がりました。先生は、左斜めの方に立っていました。どんな感じですか?と聞かれたのですが、なんとも言えない感覚で言葉が見つからなかったのですが、右の肩甲骨がやはり行きたい場所へ行こうとしている感じ、右に回転しながら戻ろうとしている?ような感じでした。ぜんまいを巻くような、、。それもほんの少し痛い感じがありますが、不快ではなく、寧ろ体は喜んでいました。左斜めの遠い場所に立っているだけなのに、先生は何をしてるのだろうと思い、一瞬だけ先生の方を見ました。先生が実際何されているかというのは分からないですが、何も言わなくても、今自分が感じている感覚を感じて下さっている、その場で先生にも同じ事が起こっているような、そういう感じでした。それは、とても心地が良く、滅多に味わえないような安心感です。最後に部屋の中を歩いた時、いつもより自分が堂々としている感覚、少し自信が取り戻せたような感覚になっていました。

セッションが終わった2日程経ってからふと思った事なのですが、初回から、抵抗感も違和感もなく、委ねていいと思うような施術というのは、実はものすごい事ではないか、、という事でした。人を判断しないでその場に静かに存在し、待ってくれている感じ。それによって自分は安心して自分に向かえ、自分に戻る事ができるような、そういう体験をしています。

そして、この影響で、心が前より軽くなりました。頭の中でぐるぐる回っていた固執していたことが、然程大した事ではないと思えてきています。頭の中で、ああだこうだと考えていた余計な事が少しづつ消えて行っている事は、日常生活でも創造活動でも目指してた事でしたので、嬉しいです。

次は3週間後です。それまでに自分自身の内部を観察してみます。

2024年9月17日ロルフィング体験4回目

2週間振りのセッション。その間の変化としては、セッション1回目に患っていた後鼻漏が今まで以上にひどい感覚や、頭右側の痛み、多少の時々の気分の落ち込みがありました。でも、8時間のPCを使っての仕事が前より苦痛ではなくなっている事、どうでもいいことは「どうでいいから」と頭から捨てられるようになってきた事、人に対して(電車の中で初めて会う人などにも)愛情がわいてくる感覚、体の軸がキープ出来ている感覚がある事でした。

4回目のセッションは、顔を左に向けてうつ伏せで始まりました。

先生が位置を決めている間、またお腹がぴくぴくと動く感じがあり、エビの動きのようなイメージが見えました。胸がなんとなくざわざわする感じで、咳が出そうな感覚がありました。

そして、その後とにかく呼吸が深くなり、その深い呼吸も意図して起こる事ではなく、自然に空気が深く連続して勝手に入ってくるような感覚でした。息が入って出て行く度に「はあ」という腹からの太い音が漏れるようなそういう感じでした。もの凄いリラックス状態になりました。

そこから先は意識が飛んでしまいあまり覚えていません。半分瞑想、半分寝ていたような状態だったかと思います。明るい光のようなものに包まれて、その後は霞の中にふわっと存在しているような感覚になりました。

立ち上がって歩いた時、「前に進むぞ」という意志のような強さのようなものを感じました。

少しずつなのですが、「わたし」というものが戻って来るような、これでいいんだ、という感覚。忘れていた自分が戻る?ような感覚。「わたし」といっても自己中心な私ではない「私」が自分を客観的に見てくれているような感覚。魂が身体とべったりくっつき過ぎで窮屈だったのが、離れて行くような感覚。

(この感覚は小さい頃知っていた感覚で、何かに守られているような感覚なのですが言葉では上手く表せません。でも、それが戻ってきているような感じがしています。それがまさに自分が求めていたものなので、静かにそれを見守っています。)

その後、立ったまま右手が上がり、勝手に動き出しました。田畑先生は左斜め後ろに立っておられ、そのまま動きに任せて下さいと言ったので、そのまま暫く体に行きたい方に身を任せました。意識的には日常ではやらない動き。変なポーズになり、笑いたくなりました。

それから1週間弱経ちました。右手を上げ下げしたり肩を回したりすると、必ず肩甲骨の中の方でゴリゴリと音がしていたのですが、その音がしない。頑張らなくでも上半身をキープして楽に歩ける。この「頑張らない」という感覚はとても気持ちいい。そういう事が心理、考え方にも影響を与えるのだ、と思います。

2024年9月27日ロルフィング体験5回目

いつもの通り、田畑先生が位置を決めている時、やはりお腹がまずはぴくぴくと動く感じがありました。これは、活元運動に似てるなと思いました。その感覚はとても面白く、体が自分の意志を無視して動き出す感じで、リハーサル中に真実の感じを捉えた時に時々起こる感覚と同じなので、居心地が良かったです。

その後は目を閉じて目の奥に光(ピンク色、緑、紫、白)が見えて、それが動いているのを観察し楽しんでいました。瞑想の時の感覚と似ています。

先生が足の方を触っていても、なぜかいつも頭の方が動く感じがあり、頭の中が動くの事に注意が向いてしまう。これは自分が常に頭や顎に不調を感じて生活して来たから、自然にそちらに意識が行ってしまうからなのだろうか、、、とそんな事を考えながらいつの間にか寝てしまっていました。今回、一番感じたのは、かみ合わせが凄くよくなっているという事。

かみ合わせが正しい位置にあると感じた事です。不調が続いていた時は、とにかくかみ合わせが気持ちが悪く、頑張って合わせている感じがあった為、常に緊張状態にあった首と顎が、今は自然体でいられて楽になっています。

あれから5日程たちますが、相変わらず睡眠時間は少ない割には体がきつくない。

頭の中のバリバリという音はほとんど聞こえなくなっています。

時々、長時間座り放しで居ると顎に違和感を感じ、口が開きにくくなりますが、それも少し歩いたり動いたりすれば元に戻るような体になって来ていて、自分の体を信じられるようになってきています。他人に任せるのではなく、体はちゃんと良い状態を覚えててくれてる、少しづつ自分の体ってすごい、と思えるようになっています。

以前は、整体などに行った後、数日は調子がよくなっても、それは大抵ぬか喜びで、1週間後には元に戻ってしまう自分の体に対して嫌悪感とか裏切られるような感覚がありました。今思えば可哀そうだったと思えてきました。

驚いているのは、あの長年感じていた顎や首の不快感を既に忘れかけているという事。常にあった右の肩甲骨の塊を意識しなくなった事。肩を回すと必ずゴリゴリと音がしていたのが今はしない。これが、本来の体の在り方だったのかと思うと、どれだけ不自然な状態で我慢して何とかやり過ごしてきてたんだろう、、、と思います。

自分の体を認めて行くような日々を送っています。

次回も楽しみにしています。

2024年10月4日ロルフィング体験6回目

5回目の後はかみ合わせも心地よく暫くとても体が気持ちよい感じで過ごしやすかったのですが、6回目の前の日から頭が重く、締め付けられるような感じがありました。特に右側、あの長年煩わしかった部分に違和感が戻っているような。頭の中も少しバリバリと音がする感じがしたので、なんだろうと思いながらも、あまり気にしないようにして6回目セッションに向かいました。

5回目はうつ伏せになって始まりました。右足にとても優しく軽く触れられたのですが、足が勝手に動き出し、その動きが止まらず面白い感覚でした。右のお尻の内部が動く感じや、足が好きなところに導かれていく感じ。多分、自分の体が行きたいところに行く。自分の体がそこに行けば調整されていく事を知っているかのように動いでいく感じでした。

それでもやはり、意識は常に頭の方に行っていて、頭の中の動きを観察していました。

骨が動くような、少しバリバリと音を立てて良い方向へ戻ろうとするような感じでした。

後もう少しで一番良い位置に行きそうなそんな感じがしたところで終了しました。

その日から6日間経ちました。

今回は何故か落ち込みがあります。後頭部と頭の右側、右のこめかみに違和感があり、頭もいままでの5回のセッションの時にはなかったような膨張感が戻るような感覚と目がかすみ見えづらい感じ、又、右の座骨に違和感があり、少し座りにくい感覚があります。

それでも、勿論通い始めた頃の状態には戻ってはいなくて、あの頃のような肩甲骨のゴリゴリはないし、朝起きた時の首の物凄い硬直感はないですが、少し焦りのようなものを感じています。あの頃の状態に戻りたくない、戻ったらどうしようという焦りだと思います。

常に首や顎、頭が縛られて苦しかった時は、それが当たり前になっていて、何とか精神的に自分を鼓舞して頑張って体を保っていました。それが原因でもあり心が落ち込んでしまっても、それは気持ちが弱いから落ち込むだけだからと自分に言い聞かせて更に体に頑張らせていた気がします。それからセッションを受ける事になり、体が正常な状態に戻りつつある時、心も落ち着き、平成でいられる事に気づきました。

この一週間は、身体が心に与える影響がとても大きい事に改めて気づく時間でした。

2024年10月11日日ロルフィング体験7回目

7回目のセッションの前は落ち込みが来て少し不安だったのですが、セッションの日にはそれは落ち着いていました。

7回目のセッションの前は落ち込みが来て少し不安だったのですが、セッションの日にはそれは落ち着いていました。

気づいたのは、回復する力が強くなって来ているという事。20年以上前に鬱になった頃の事を振り返ると、あの頃は常に心がざわざわして、ひやっとするような感覚で過ごしていました。時々今も似たような感覚を急に感じる時があり不安になる時がありますが、このセッションに通い始めてからは、あの感覚がやって来たとしても客観的にそれを観察できるようになってきた気がします。

レポートを書きながらも、ああ、そうだったんだ、客観的になれるようになったんだと改めて気づき、それが嬉しく思えます。

魂と身体がくっつき過ぎて気持ちが悪いという感覚から少しづつ、自分を離れたところからみられるようになっている、、、それはとても気分が良いです。

7回目のセッションは、口と鼻の中の施術でした。

これは、今までに感じたことのない感覚でした。最初は抵抗感がありましたが、すぐに慣れて、そのうちに固い部分が実際に溶けていくような、何かが流れていくような感覚になりました。舌の裏側は痛みから始まり、やはりこの部分もすーっと溶けていき、眠りにつく前のような気持ちよさを感じました。鼻の中も、一瞬だけ抵抗感がありますが、全く痛みがなく、これも溶けていくような感覚と、呼吸が深く入っていく感覚がありました。

起き上がった時は、7回目セッションの前にあった頭の違和感はほぼなくなっていました。

この時も、頭が元の位置に戻ろうとする動きを感じ、後もう少し、後もう少しと頭に伝えているような感覚になりました。実際、後もう少しで頭(身体)が行きたい位置におさまるようなそんな感じがします。

もうすぐ本番なので、毎日リハーサルで、緊張が知らず知らずに身体に影響を与えているのだと思います。今までなら、多分そろそろイライラして来る頃なのですが、今はそのイライラも客観的にみている。まあ、イライラしても大丈夫、そのうち過ぎるから、、と思えています。無理に楽観的になるという感覚ではなく、このままでいいか、、という、良い意味でいい加減でいられる事が心地よいです。

今日の8回目のセッションも楽しみです。

気づいたのは、回復する力が強くなって来ているという事。20年以上前に鬱になった頃の事を振り返ると、あの頃は常に心がざわざわして、ひやっとするような感覚で過ごしていました。時々今も似たような感覚を急に感じる時があり不安になる時がありますが、このセッションに通い始めてからは、あの感覚がやって来たとしても客観的にそれを観察できるようになってきた気がします。

レポートを書きながらも、ああ、そうだったんだ、客観的になれるようになったんだと改めて気づき、それが嬉しく思えます。

魂と身体がくっつき過ぎて気持ちが悪いという感覚から少しづつ、自分を離れたところからみられるようになっている、、、それはとても気分が良いです。

7回目のセッションは、口と鼻の中の施術でした。

これは、今までに感じたことのない感覚でした。最初は抵抗感がありましたが、すぐに慣れて、そのうちに固い部分が実際に溶けていくような、何かが流れていくような感覚になりました。舌の裏側は痛みから始まり、やはりこの部分もすーっと溶けていき、眠りにつく前のような気持ちよさを感じました。鼻の中も、一瞬だけ抵抗感がありますが、全く痛みがなく、これも溶けていくような感覚と、呼吸が深く入っていく感覚がありました。

起き上がった時は、7回目セッションの前にあった頭の違和感はほぼなくなっていました。

この時も、頭が元の位置に戻ろうとする動きを感じ、後もう少し、後もう少しと頭に伝えているような感覚になりました。実際、後もう少しで頭(身体)が行きたい位置におさまるようなそんな感じがします。

もうすぐ本番なので、毎日リハーサルで、緊張が知らず知らずに身体に影響を与えているのだと思います。今までなら、多分そろそろイライラして来る頃なのですが、今はそのイライラも客観的にみている。まあ、イライラしても大丈夫、そのうち過ぎるから、、と思えています。無理に楽観的になるという感覚ではなく、このままでいいか、、という、良い意味でいい加減でいられる事が心地よいです。

今日の8回目のセッションも楽しみです。

2024年10月18日ロルフィング体験8回目

8回目から1週間。連日リハーサルの日々を送りながら、自分の変化に気付き驚く時間でした。イライラした瞬間ごとに、その自分に気付き「あ、イライラが来たのだな。でも、それはそんなに大した事なの?」と自然に語りかけるようになっていて、結局最後には「どうでもいいことだったよね」と言ってる。とても面白いプロセス。そして、自分にとっての大きな発見は、イライラしたり腹が立ったり、焦ったり緊張したりしても「いい」という事。

それをなかった事にしない。あるものはあるけど、それを見つめて観察しているうちに、自然に落ち着いてくるという事。人の潜在意識は、無理強いが嫌いなんだなという事を体で分かって来たような感じがします。ロルフィングの魔法はそういう所にあるのかもしれない。

自分を離れたところから見る。認めてあげる。自然体を受け入れてあげる。そこに至る為の道なのかもしれない。

8回目はとても安らかな居心地よい感じだけが印象に残りました。

頭がすーっとした感じになり、瞑想と夢の間を行き来していました。時々田畑先生に声を掛けられましたが、その時は多分寝ていたので感覚をあまりよく覚えていません。

とにかくすーっと透き通るような感覚が続いていました。

立って歩いた時、いつもよりも(今までで一番かも知れません)重心が下にさがり、どっしりとした感覚になりました。床に足の裏が吸い付き、少し床の中に入っていくような感覚でした。

9回目のセッションも楽しみにしています。

Activeで多忙なAさん(8/10)

Session 8

・8回目のセッション中に感じたこと

毎回同様、セッションが始まったと同時に呼吸に集中してくと

頭の中が瞑想状態になり、時間の感覚がなくなっていく。

徐々に肋骨の下、みぞおちや背中が広がっていき、

吸った呼吸がその広がった空間を巡っていく感覚。

内臓も動き出し、お腹がゴロゴロする。

・8回目のセッション直後

カラダの重心が、足の下からもっと床を突き抜けて、

カラダの外まで下に移動した感じ。

足の下の重心が体を下に引っ張るけど、頭の上から糸で引っ張られたように

背筋や首が居心地いい位置でしっかり伸びている。 

・セッション後の経過

ロルフィング開始から2度目の生理。

いつもより血の色が鮮やかで、そして、生理痛が全くなかった。

生理中の腹痛やだるさのPMSの症状も感じる異なる、とても爽快な生理期間だった。

往復6時間のハードな登山した、疲れは出るものの、バテそうになった時にエネルギーが湧いてくるような、全然運動していないのに、いつもより体力がついたくらい体が動いた。

登山後の筋肉痛も、早く筋肉痛になり、抜けるのも早かった。

登山愛好家のKさん(10/10)

Session 10

〈施術中〉

·前半、腕~手の動きが激しいし、謎の踊りみたいになってるし、笑いが止まらなくなる。それでも腕は動き続けるし、私の右手は派手なことが好きなのかもしれないと思った。あるいは、私を笑わせてくれたのかもしれない

·後半、骨折後ほとんど動かなくなってしまった左足親指の力を入れる動きに移る。両腕や右足が熱い視線で固唾を飲むように見守り応援している感じがした。力を入れると右足に痺れが出たり、手の指が突っ張ったりした。みんな、互いを見守り励ましながら活動してるんだなと思ったらちょっとウルッとした

·最後、小顔矯正みたいのをはじめた。結構痛かった。顔周りは自分で触るのと他人に触られるのと大きく感覚が違うかと思うが、自分の手なのに他人に触られているように感じた

·最後、ベットの上に座ったとき「はい、おしまい」という声が聞こえた

〈施術後〉約一週間の変化

·帰ってきた、という言葉が身体から何回も出てくる

·ソファに座っていると、左足指が勝手に動き、親指が動くようにリハビリをはじめる。左足指や甲が常に動いている。拇指球の横辺りに寝違えたような違和感が続く

·朝、二度寝から起きると目が周りグラグラして気持ち悪くなりしばらく横になる。数時間続く

·浮かび上がってきた感情がうまく開放できず苦しむ

·睡眠時間が長くなり、10時間くらい寝る

·新しい街用のリュックの背面の長さが長すぎたようで、腰のフォームが決まらず、左の尻の奥の何かがズレたような嫌な感覚になる。足が自らズレを直そうとしてくれているのがわかる。

·3時間半、獲得標高700程度のハイキングに出かける。ザックは6キロ前後、靴は軽登山靴で慣らし。靴を履いた際、左足のみ、ゴキュゴキュっときつく寄せられたようなちょっと嫌な感覚があった。

·約1ヶ月ぶりでありながら、息はそんなに苦しくない。スピードが出ないことから、使う部位が大きく変わったことが分かる。休憩無しで歩けるコースだが、疲れたため、2回休憩を取る。

·上りは、ふくらはぎを全く使った感じがしない。太ももの付け根を使った感覚がある。下りで2回ほど、右足だけ滑ったが、その際の左の支えがしっかりしていて、滑った際の動揺が全身には伝わらず、安心感があった。

·下山後、股関節前側に疲労と筋肉痛を感じる。

·下りは膝下の筋肉も使ったが、外側のくるぶしの直上に両足とも負荷を感じた。今までは、ヒラメしか使っていない感覚だったが、使用領域が変わっているし、広がっている

·竹馬感は下山時のほうが強く感じられた。以前と足を置く場所も必然的に変わっている

·一瞬、痛みが走ることがそこかしこにあったが抜けていく

·下山後から、昨日痛めた左の尻が痛くなる。丁度痛みの上に座ってしまう形になり、どんどん痛くなる。

·次の日の朝、股関節付け根が両サイドともに熱を持っている感覚。ただ、嫌な感覚ではなく、足は早く次の山に行きたいと言っている感覚がある。身体が、強くなっていくことを喜んでいるような興奮を感じる

·今までは、身体に鞭打って頭で身体を引っ張っていったが、これからは身体が率先してくれそうな感じがある

·左尻の違和感は残るが昨夜のような痛みではない。様子を見る。

·仕事の際、膝下の外側の筋肉を使って立っている感覚が出る。今までは、くるぶし上の筋肉が使えていない期間が長かったのかもしれない。

·仕事が続き、睡眠の質が下がった際、腰をはじめ、身体のあちこちに痛みがどんどん出てくる状態となった

·きちんとした睡眠が取れると、身体の回復が大きく進んだ。ほぼ、1日寝ていた日によって、腰の痛み含めた違和感が収まっていった

·多少、不調が出ても、とりあえず、身体にまかせて様子を見よう、という気持ちになれている

·蕁麻疹は相かわらず強めに出ている

·左足裏の違和感は地味に続く

登山愛好家のKさん(8/10)

Session 8

〈施術中〉

·腰の痛み、左足裏の違和感、左股関節のつまりなど、具体的な症状にダイレクトにアプローチしてきた感覚がある

·補助により、動きがストライクを掴むまでの時間が短くなり動き全体の流れが加速された感がある

·途中で手の感覚がなくなった。自分の手がどこにあるのかわからず、あるはずのところに手の感覚が見当たらず焦る

·股関節の中の操縦が機能してきた感覚があり、今までにない新感覚の歩き方を感じられた

〈施術後〉

·坐骨で座っている感覚が一層強くなる

·腰~足を集中的に動かしたのだが、首、頭の脱力が強く、だらんと横になる

·腸が継続して動いているようで、おならが継続的に出る(普段は出ない方)

·左股関節に骨がつたかえたような違和感があったのだが、コキッという音ともに取れた

·15分程度の仮眠中、木を叩きつけるような大きな音がして一旦目が覚める

·左の股関節周り~骨盤周り360度が筋肉痛のような痛み

·午後になって肩周り~首にも筋肉痛

·ロルフィングをはじめてから、便意が鈍くなっていたが、朝起きてすぐに便意が来る元の体質に戻ったようである

·握りしめて固くしこりのようになっていた不安感が、みぞおちの裏辺りにあったのが、シュワッと緩む

·筋肉痛は抜けたが、尾てい骨に圧を感じる

·相変わらず、あまり早く歩けない

·歯医者の椅子や、ベッドなど、横になると体が勝手に動きたくなる感覚がある

·次の日の起床時間が早いと、寝ている間に口呼吸になり、のどの奥が乾く感覚や、自身の呼吸音で目が覚めることが自覚できた

·歩いていると、左右の足の距離が離れた感覚がある。竹馬感覚が取り戻される。

·高速バスでつらい体制だったのだが、歩いたり動いたりすると負荷がすっと身体から抜ける感覚がある

·食べることと、太る恐怖がセットになりすぎていることに気付く

登山愛好家のKさん(7/10)

Session 7

〈施術中〉

·腰の痛みが気になり、主体的な動きが出ない

·モゾモゾとした動きから、身体の意思を読み取って頂き、介助によって身体が欲している動きに繋げて頂いた

·古い何かが、反応することを止めているような感覚がある。気持ちの葛藤が激しく、身体に集中できない。

·首前の突っ張りが取れた感覚があり、目の奥が広がり、眼球が2まわりくらいサイズアップした感じがする

〈施術後〉

·直後からめまい、ふらつきがあり、車に酔ったようになる(夕方に治る)

·直後から大腿骨の直ぐ側、外側の何者かが筋肉痛のようになる。全体に筋肉痛が行動の1時間後くらいに出るようになっている

·6回目の施術後から、古い思考と感情と固定概念のセットが出てきている。この古い思考と感情と固定概念のセットがかなり身体に染み込んでいた事を痛感する。また、変えられまいと、反撃してきている感覚が続いている

·あと3回でどうにかしなければならない、という、焦りがあったことに気づく

·笑った際に、口角の位置が左右均等になっている。すこし、目の形も変わったように思える

·腸がモゾモゾと動いている感覚がある

·2時間ほどピアノを弾き続けても、首も肩も痛くならなかった。また、背中にうっすらとした筋肉痛が出た

·7階まで階段を利用しただけで1時間後に太ももが筋肉痛。2時間ほどで抜ける。

·ダイナミックな変化は落ち着いているが、いざ動いてみると以前とは身体が大きく変わっているような不思議な感覚がある

·既存のストレッチ手法ではなく、その時、体が欲している動きをするようになった

·空腹感が感じにくい。しかし、脳で食べてしまっている感覚がある

登山愛好家のKさん(4/10)

Session 4

〈施術中〉

·自分の動きに引くくらい、バタバタとうごいていた。左腰を念入りに伸ばし、途中から、骨盤の裏の三角の部分で床を捉える感覚が生まれた。以前は尾骨で床を捉えていた。

·身体の真ん中の位置がかなり左にズレていたことに気づく。体感だと3~5センチ位右に引き戻されたように感じるほど。

·ピラティスの動きをなぞらえている場面が多かった。

〈施術後〉

·歩く際に右足に、以前より荷重を感じる。右足をしっかりと使えている感じがする。右足の大腿骨の骨が骨盤にしっかりハマっている感覚がある。歩く度に骨グッとはまっている感覚を感じる。代わりに左足はとても楽に感じる。ふわふわと添えている感覚。

·信号などで止まってから歩き出す際、以前は上半身を前に倒して初速をかけていたことに気づく。その動きがなくても腰がしっかりポジションを取れていると歩き出せることを感じた

·家まで40分程度歩いてみたが、フォームが崩れることは無かった。ただ、帰宅後、少し左腰に痛みがあった。

·22時過ぎから、大腿骨周りの筋肉にうっすらとした筋肉痛。

·寝ているときも、臀筋の奥の方がゴニョゴニョ動いている感覚

·朝起きると、寝相により、すこし左の腰が詰まってしまっている感覚があったのでストレッチをする

·両臀部が軽い筋肉痛

·ここ数日、珍しく軽い便秘気味。便も細い。

登山愛好家のKさん(3/10)

Session 3

〈施術中〉

·上身体が感情を表現していたようである 動きたくない、何もしたくない、読み取りたくない、手が怖い、苦しい、痛い、などの表現をしていた。過去の体験と紐づいていることを認識すると次の動きに移った。

·一通り表現すると「あー、気が済んだ」という感じで上半身はスッと何もしなくなった。

·身体の意志に頭がついていけず、頭が動きを拒否するため、身体も諦めてしまったような感覚があった。

·後半は寝てしまったので記憶なし。たまに、自分のいびきで目が覚める。

〈施術後〉※時系列で記載

·右足太もも外側に、定期的に、血液かリンパがザザーッと、大量に流れているようなこそばゆい謎の感覚が起きる(3日ほど続く)

·夜、布団に入り膝を立ててくつろいでいると、両足のふくらはぎにポコポコポコボコと何かが流れているような感覚が続く

·右側面を下にして寝ようとしていたところ、左肩が勝手に動き、バンッと、誰かに突き飛ばされたかのように、後ろに大きく動いた

·歩行時に、大腿骨で歩いている感覚が出る。また、歩行のリズムも、大腿骨のが自然に刻んでいる感覚が出る。筋肉を使って歩いている感覚が無くなる。歩く度に、筋肉がほぐされていく感覚がある。

·坂を下る際、股関節、膝、足首の3点がしっかりとハマっている感覚が出る

·8000歩程度の歩行で、前腿とハムの間の辺りに疲労を感じてしまう。奥の方に軽い筋肉痛を感じる。

·歩いている間、何故か手が浮腫む。指が浮腫み動かしにくい。帰宅後気づいたら直っていた。(ごく軽量のリュックを背負っていたのみ)

·電車で隣の人との距離を取るために多少、体勢を左側に曲げていたら酔ってしまう。左の腰下部あたりに詰まりを感じたので伸ばしたり、首を右に戻すなどして調節を測ったが、隣の人が身体を動かす振動でも酔ってしまうなど、かなり敏感になっているように感じた。左側に窓がある座席だったのもよくなかったのかもしれない。帰りは、右側に窓のある座席にしたところ、行きよりは格段に楽であった。

·(町を)歩いている際に負荷を感じないなめ、歩いた距離の感覚がうまく掴めない。もう着いてしまったのか、という感覚もあるし、実際にいつもよりも早く歩いているようである。(体感では特に早足で歩いている感覚はない)

·12,000歩くらいしか歩いていないのに、両太ももの内側に軽い筋肉痛が出る

·骨折以降、いつの間にか、かかとを臀部の横に置き、モモを伸ばすストレッチが痛くて出来きなくなり、腰と膝が浮いた状態でムリクリやっていたのだが、かなり楽に実施できるようになった。

·以前は、ストレッチというと痛みとの戦いだったのだが、(足のみ)どの部位でも心地よく感じるようになった

·夜、蕁麻疹が出る

·起きた際、腰の痛みが強く、顔を洗うことに苦労したが、伸ばすことで改善

·小一時間の美術展を見ている際、反り腰にならないことに気づく。以前なら気をつけていても反り腰になり、ヘソをぐっと前に出してしまう姿勢を取りがちだった。痛みとともに慌てて元に戻す行為を繰り返していた。また、反り腰を防止しようと力むこともなかった。以前は、腹筋全力で反り腰を止めていた→疲れる→気づいたら反っている

·町中を歩くことが億劫に感じる。足が気だるい。

·歩いていて、頭がクラクラすることがある

·右目の下あたりの痙攣が収まる

·朝、左の腰と股関節あたりに痛みが出る。結構強い痛みで動きに制限がかかる。ストレッチがいけなかったのかもしれない。

·クシャミが左の腰に響く

·身体が締め付けを嫌っているようで、服を来て歩いているだけで酔ったような状態になる。お腹が異様に冷たくなっていたため、温める。

·3~4日、食欲が異様にでていた。特に、炭水化物がたべたくなっていたが落ち着いた感じもある。

·目が大きくなったように感じるし、目が開きやすくなった

·ほぼ無意識で癖になっていた思考&感情のパターンにふと気がついて止められるようになったり、悩んでいることに対してふと答えが降りてくるような感覚があり、同じ感情体験のループが止まったような感覚がある

·左の腰~臀部にじんわりと痛みを感じて目が覚める

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