ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

カテゴリー: ベーシック10シリーズ Page 1 of 12

心身に向き合っていきたいMさん(10/10)

*****<今回のセッションでのこと>*****

はじめ、足の裏からピクピクして、じんじんあたたまるように感じました。
だんだん楽にする感覚が身体全体に広がって、後頭部を伸ばすように委ねるのを思い出し、呼吸がおながにおさまると、手のひらがじんわりしてきました。
力を抜きながら、脚にしっかりとした軸が入っていて固定されているような感覚でした。

呼吸と身体が平坦になるイメージに落ち着いたあと、肋骨あたりに触れられると、自分が保ちたいと思うタッチとの距離感がうまれ、
それに合わせて呼吸をしていると胸から頭側があたたかくなりました。
おへそのほうに触れられると、そっとした感触が背中側までまっすぐ伝わっていき、息を吸うと弧を描くように下腹に移動して、呼吸に合わせて感触が行ったり来たりしました。
平坦だったイメージから、胴体を中心にメリハリが生まれる感じがしました。

この日は花粉の影響なのか、目と鼻の奥が腫れぼったく頭痛もありました。
頭や肩首まわりを伸ばしていただいているうちからすっきりしていき、ありがたかったです。
数日経過しても目の充血感や鼻の腫れぼったい感じがなく、頭も軽く快適です。

セッション中、自分から身体を楽にすることを感じてバランスをとるようなときがあって、
あえて言うと「いまの身体、いまやろうとしていることを理解する」ような感じでした。
これまでのセッションで体感したものや思い出したり内観する時間が自分の身に成りはじめている気がしました。
田畑さんと一緒に身体の声を聴いているような感覚でした。
10シリーズをはじめたころは、緊張からなのか、とてもくすぐったいときがあったのですが、今ではそういうこともなくずっとリラックスようになりました。
ベッドが変わったのかと思うほど、身体にしっくり感じたことをお話ししたときに
「委ねかたが、よりうまくいくようになったのでは」というような感じのお返事をいただき、なるほどと思いました。
身体を起こしてすぐに軽さがあって、関節から手脚がぶら下がっているリラックス感、肩まわりの軽さ、身体全体にサラッとした心地よさがありました。
帰りの身支度をしている時から、なんだか「ようし、やるぞー」という気持ちが湧いてきました。
10シリーズをすべて体験して一区切りの気持ちがあるのか、はじめましての挨拶をしてわくわくしているような心地です。

*****<10シリーズでの体感と共鳴テンセグリティが重なったイメージ>*****

梶川泰司先生の共鳴テンセグリティワークショップをきっかけにロルフィングを知りました。
個人的なイメージではありますが、ときどき共鳴テンセグリティのモデル製作時の体感と重なって思い起こすことがありました。

セッション後、身体自身が身体を持ち上げるような軽やかさを感じ、「身体を支える」概念が経験を通して新しく変わりました。
身体の全部が繋がりあって自分を持ち上げるイメージと、共鳴テンセグリティモデルの張力材と圧縮材が繋がりあって自立する感覚が、似ていると感じます。

ロルフィングセッション中、触れられたり押されたり動かしたりしたとき、身体のネットワークを感じることがあります。
ひとつの箇所から全体が繋がりあってバランスが生まれているように思え、このイメージも震える共鳴テンセグリティモデルと重なる体感的なものがあります。

以上のようなイメージに合わせて、普段の身体の動かしかたにも変化が生まれています。
局部的に力や負荷がかかり「このまま動かすと無理しそうだ」と察して、負担を逃す動きと力の入れかたに切り替えるようになりました。
以前よりも身体を全体として捉える見方が身につき、柔軟に扱えるようになりました。
これは身体以外にも精神的な視点や物事の捉え方にも影響しているだろうと思います。
視点がより柔軟になり、全体的に眺めるような感覚が広まりました。
今のわたし自身の感じ方の傾向も働いていると思いますが、先入観よりも何が起こるか決めつけずにありのままに任せるようなスタンスと
自分自身の中にある自然の存在を感じる感覚があり、それもロルフィングと共鳴テンセグリティを繋ぐイメージとして持っています。
ロルフィングをはじめてから、この点での精神と身体のバランスがうまくいき始めているように思います。

*****<10シリーズの日々での全体的なこと>*****

10シリーズを開始して、いろんな変化や心地を見つけることができ、おもしろい日々です。
レポートを書かいて言語化することも、セッションの一部としてとても大切なものでした。
ロルフィング経験以前では、情報や常識みたいなものを頼って、自分の心身のために「こうした方がいい」と思うこと漠然と手探りしていたように思います。
情報や方法が間違っているということではなく、それ以前に自分にとってどんなことをしたらいいのかを知る術がわからないままでした。
ロルフィングを経験して、それを知る機会に巡り会えたと思います。
頭をからっぽにして、自分自身で体感して、内側の声を聴いて。気付きの日々が新しいものに変わりました。

もしかしたら日常でいろんな情報や空気に触れていくうちに、いつのまにか自分の感覚だけれはいられない気持ちが増えていき、
気づかないうちに自分にプレッシャーをかけているのかもしれません。
セッションの後は、自分の中でいつのまにか凝り固まったものが、ふっと無くなって、リセットさせてくれる心地も感じました。

セッションを重ねていくうちに、「思い出す とはどういうちからがあるのだろう、どんな役割をするのだろう」と考えるようになりました。
心のこと、身体のこと、感覚と意識のこと、いろんな思い出しかたとその力がさまざまにあると感じます。
セッションでのことを思い出す時間は、セッション後も身体続けている何かを見つけるような感じでもあり、セッションの感覚を再生するような感じでもありました。
レポートを書き終わると、身体が整ってスッキリすることがほぼ毎回起こりました。
思い出して向き合っていくことで、体験が自分の身になっていくようでした。

自分の中に見つけた静かな場所のようなものだったり、ごちゃごちゃしていたものがすっきりして明瞭さを感じるような余白の存在感だったり、
セッション中に繰り返し感じられた安心感だったり、自分の中に流れる心地いいものや冷静なものをとても感じられるようになったと思います。
このことが、この先のことをわくわく感じさせてくれます。気楽さのようなものが生まれたのかなと思います。
この気楽さは、柔軟さとか受け入れる力とか、やわらかくて風通しのいいものをもたらしてくれる気がします。
なんと言いますか、身体とは前向きなものなのだなと感じます。

「酷い猫背で」受けにいらしたSさん( 10/10)

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「酷い猫背で」受けにいらしたSさん( 9/10)

「酷い猫背で」受けにいらしたSさん( 8/10)

セッション8

約二ヶ月ぶりの施術を行なっていただいた。 日々の生活で、身体が疲れたと感じると自然と以前の施術中の姿勢や意識が出てくるよう に感じていたことを不思議に思っていたが、今回の施術で間違いなかったと確信できた。

足や腰、背中あたりを触れられていると、身体が思い出したかのように動き出すような感 覚があった。特にうつ伏せ状態の際は、触れられている部分とは逆側に力みがなくなりバ ランスが整っている印象が強かった。

身体が正しいバランスを欲しているような不思議な感覚は、無意識に身体が正しいバラン スを知っているのだと考えた。 時間が経つにつれ、身体が思いだし自然と楽な姿勢へと導いてくれることは、不思議な感 覚だが興味深い出来事であった。

元々あった胸痛は和らぎ就寝の際の姿勢も楽になってきた。

自分自身の身体と会話するかのように、日々楽しみながら残り二回の施術も新たな発見が できるだろうと非常に楽しみにしている。

「酷い猫背で」受けにいらしたSさん( 7/10)

セッション7

施術も七回目となり、上半身や首元を集中的に行なっていただいた。 回数が増えるにつれて、施術中もリラックスできるようになり、体の微妙な変化により気 付けるようになった。

特に口の内部や鼻付近は呼吸との繋がりをしっかり確かめられ、口・鼻から気管支、肺へ とつながる「道」のようなものが開いている感覚になった。 それは日常生活においても歩行中や就寝時などの何気ない瞬間にまで影響があり、無意識 のうちに感じ取れています。

体調の変化も感じられ、胸の痛みの軽減はもちろん腰や首の緊張感も少なくなっているよ うに感じます。

残り三回となり、終盤に向かっていますが日々自らの身体の変化を楽しみつつ次回以降も 施術を行いたいです。

「酷い猫背で」受けにいらしたSさん( 6/10)

セッション6

施術も後半になり、足元からはじまって腰や背中を中心に今回は行っていただいた。 うつ伏せでの施術は初めてであったため、初めは身体の緊張があったように感じた。

しかし、触れられた部分から自然と力が抜け、体全体が重力に逆らわず存在しているよう な浮かんでいる感覚があった。 日常生活でも、歩行中に頭のてっぺんから釣られているように感じることが多く、無意識 のうちにバランスが整っていることに気づくことが多くなった。

また、立ち姿勢の際目線が下向きがちだったが、その目線が逆に疲れるようになり、少し 正面を向いたほうが楽になり、腹部の圧迫も和らいでいるように感じる。 仰向け姿勢で寝る際、腰の裏にタオルを入れ込んでいたが、それが必要なくなったことも 効果として現れているのではないかと感じた。

残り四回となり、より一層の効果が見られることをとても期待しています。

「酷い猫背で」受けにいらしたSさん( 5/10)

セッション5

これまでの四回の施術で足から腰にかけてのバランスが非常に良くなってきたように感じ ると同時に、背中や肩・腰の歪みが気になっていました。

今回はそんなこともあり、足から腰のバランスを再度整えていただくことで、上半身がし っかり乗る?ようにしていただいたように思い、腰を中心に下半身と上半身が真っ直ぐに 乗っている状態が、リラックスした楽な姿勢であると感じました。

また、両手でボールを持って歩行することで、姿勢が猫背にならない体制がバランスが良 いように意識も変化することができました。

ちょうど折り返しなので、残りの施術も楽しみながら実感していきたいと考えておりま す。

「酷い猫背で」受けにいらしたSさん(4/10)

セッション4

四回目から骨盤の施術として新たな体制が多く新鮮なであった。

一回目から三回目に施術を行ってもらった脚のバランスは相変わらず整っているように感 じ、その上にある骨盤やお腹周りが逆にはっきりと疲労しやすいように感じていた。

横向きで足と骨盤の繋ぎ目の動きとともに腸内を意識することで、少しずつお腹の内部に 広がりを感じるのは非常に興味深かったです。

座りながら背骨?辺りを押されつつ、両腕を上げ下げする動作では、酸素が頭から抜けて いくような感覚があり、呼吸が深く感じることができました。

時々呼吸が浅く感じたり、酸素が薄く感じたりしていたので、その改善も期待されるのか なと思いました。 無意識のうちに自らの身体が変化していくことをとても期待して、残り六回を楽しみにし ております。

「酷い猫背で」受けにいらしたSさん(3/10)

セッション3

一回目から引き続き、脚を中心とした施術を行なっていただきました。

三回目では、うつ伏せでの施術もあり、途中左手が重いような感じがあったのですが、 途中から完全に痛みが消えていました。おそらく体制を変えることにより気付かないうち に力みがあったのだと思います。 日常生活では体は様々な体制をとっていますが、その際いかに力みが入りバランスを崩し ているかがよくわかりました。

毎日歩行のバランスが改善され、足から膝そして股関節へ繋がりが感じられるようにな っており、積み木がうまく組み立てるようなイメージを持ちました。ただ、相変わらず胸 の痛みや猫背にはなりがちなので、どのような変化が見られるか 4 回目以降も興味深く受 けたいと思います。

また、日々目覚める際に、起き上がりに重さを感じていたが、軽減されて行っているよう に感じており、足から腰、胸、肩、首など今後の施術を行うことで、どのような変化が起 きていくのか楽しみです。

「酷い猫背で」受けにいらしたSさん(2/10)

セッション2

まず始めに両腕の上げ下げや歩行チェックを行いますが、個人的に気になっていたのは、歩 行の際バランスが悪いことと、胸骨(中心部)の痛みがあることです。今回もそのチェックで は歩行のバランスが少し崩れることや胸の痛みがある事は認識できました。

前回同様、施術は骨折経験のある脚(腸骨)部分を中心に受けました。 やはり、この施術を受けると骨がズレる?滑る?ような感覚を持ち、骨と骨の繋がっている部 分がしっかり合わさるようになりました。 特に今回は、脚の施術を受けている際、腰が軽くなっていることに気づき、いかに体は支え合 って作用しているかを理解することができました。

私自身、サッカーをやっていたこともあり、足の感覚は鋭い方かもしれないと考えていました が、あまり使用しない部位に変化を感じることができたことは非常に興味深かったです。

施術後の歩行チェックや両腕の上げ下げでは、明らかに胸痛は落ち着き、歩行のバランスも安 定感が増しました。 数日たった今でも歩行のバランスは安定し、古傷をかばうような動作が少なくなったように感 じます。

今後は猫背姿勢の改善(見た目だけではなく、臓器への影響・循環の改善)や胸骨の痛み軽減 をどのような形で効果を感じていくことができるのかを非常に楽しみにしております。

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