ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

月別: 2021年9月 Page 1 of 4

心の平安を求めて〜セッション10

全体を統合するセッション

いつも通り、4方向の写真を撮ってもらい、歩く。自然と手が振れるようになった。意識せず歩くことで、腕がフワッ、フワッと動く。
ベッドに仰向けで寝る。立ち位置を聞かれる。左後方、左前方。左後方が落ち着く気がする。
左膝にタッチされる。今までで一番、触れられた感じがする。足裏に凹んだボールでホールドされた。すると、とても安心した。
その前にお腹にタッチされる。ほんの少ししか触れられていないのに、手が離れても、タッチの感触が続いていた。
いつも左側のセッションの方が長く感じられるが、今日は右側も同じく感じられた。右膝の外側上部に、強くタッチされたのが感じられた。
両膝を立てて、もも裏に布越しにcs60の摩擦。腿がぎゅっと強くなったような感覚。
ベッドに腰掛けて座る。今回は意識が飛んで、寝落ちしてしまったようなので、全体がぼんやりとしてしまった。
最後の写真を撮ってもらい、歩く。
セッション後、1回目の写真と今回を見比べる。明らかに伸びやかになっている。

セッション後すぐに、ピアノリサイタルに行ったので、その印象が大きくて、セッションの細かい内容が上書きされてしまったようだが、ピアノの音色を聴いていると、身体の中の感覚がどんどん拡大されていって、身体全体で音を聴いているような感覚になっていった。
自分の中に、今まで会ったこともないような、別人格が登場して、ピアニストに対していろいろ言う。目をつぶると、作曲された時代にタイムスリップしたかのようにその当時の映像が浮かんでくる。まるで今、その場にいるかのようだ。いったい私は誰なんだ、、、、?そして今、ピアニストに話しかけている人は、、、???18世紀のヨーロッパ、、、??
音の広がりと流れとリズム。次々と変化していく音の波の中に、半分意識があるような、ないような、、、ゆらいでいる。身体もあるような、ないような、音の意識だけの感覚を味わう。ふわふわと、たゆたう。この感覚はセッション後の体の変化なのだと感じていた。

「身体の準備ができていれば、それに見合った変化が起きる」
セッション後の私の質問に田畑さんが答えて下さった言葉だ。、、今私に起きている身体の変化は、なるべくしてなっている変化なのだと、それは身体の準備ができている、ということだ。身体の準備ができている、という事はこれから有るであろう様々な変化を乗り越えることができる、という事だ。
今までは、起きてくる様々な出来事に対処するのが精一杯なところがあって、次々といろいろあるのが、大変だなぁと思っていた。
だけど、自分に起こる様々な出来事は、外からやってくるのではなくて、ある程度、自分でコントロールできるんじゃないのか、と思った。引き寄せ、ていう言葉があるけど、自分の精神状態がそれに見合う出来事を引き寄せる、と理解しているけどそれは本当なんだな、と頭でなく、身体で理解できた気がした。
外から来ることに受動的に対処する、のではなくて、内からの欲求で、能動的に進んでいっていて、それに伴ったプロセスが変化となって現れていく、、、ていう事だ。きっと。

10シリーズを終えて、1番の変化は、物事を俯瞰して見れるようになった事だと思う。深刻にならないで、距離感を持っていられる。あれも、これもと罪悪感があったのが、だいぶ薄れた感じだ。これは私にとって、ものすごく大きい事だ。生きることが少し気楽になれたと思うし、楽しんでいいだ、と思えるようにもなった。
そして、身体が底上げされたような、少し体力もついたかも、と思える。休むときは休む選択もできるようになった。いつも気になっていた、左の肩甲骨の痛みが和らいでいるし、身の回りを整えようということに目が向いている。今までずっと気になっていて、やる気が出ないでいた事だった。
身体が整うと身の回りも整えたくなるんだな、と当たり前かもしれないけど、身をもって感じている。

4月からだいたい4ヶ月間のセッションでした。毎回、自分と身体と深く向き合う時間でした。4ヶ月でこれだけ変化を感じることができて、感謝しています。人生の大きな節目になったと思っています。ありがとうございました。

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から~10回目

・セッション中
最初は、田畑さんの立ち位置、足元右側の方が心地よく感じ、そのまま静かに呼吸をしてゆく。
足首に触れられると、膝や背中側腰からお尻にかけて動きがあり、伸びてゆく感じがする。お腹に最初より息が入るようになる。その後、膝、腕と施術が進むにつれ、胸の前だけでなく、背中側まで深く、自然に息が入るようになった。
左側の施術が進む。お腹、へその左わきのあたり、固くなっている感じがあるが、だんだん緊張がほぐれてゆき、ベッドに身体を全体で預けられるようになる。
途中、身体の緊張が緩んだからか、泣きたいような涙がでそうな感覚が一瞬あるが、だんだん心地よさに変わっていった。足のしびれが現れ、その後、足の指先まで血がめぐるような、はっきりとした感覚になってゆく。

頭部へ施術が進むと、目の奥が動くような感じがあり、頭のなかで色々ぐるぐる考えがまとまらない状態からだんだんリラックスしてゆく。眠ってしまいそうな一歩手前、心地よさが感じられる。

施術後
お腹のまわり、ぽかぽか温かい、歩くと足全体で地面を捉えている感じ。

首がすっと伸び、安定して立てている。頭の中がスッキリして、周りからの過度な情報や自分の感情の起伏があまりなく静かな心持ちがしている。

当日夜は、眠りに入るのが早く、いつもより深く眠ることができた。ここ数日、朝は手を握りしめ、肩に力が入った状態で目覚めることが続いていたが、セッション後はそのような状態なく、1週間過ごせている。

今回のセッションで、足の指先まで感覚がしっかり感じられるようになった。
車の運転が続き、お腹の辺りが縮こまったようになっても、夜、横になりゆっくり呼吸することで、背骨の辺りが少し楽になって、足裏までの感覚が戻ってゆく。

日常の変化としては、不思議と今まで相手に対して言葉にできなかったことが、ふと素直に出てくる場面が増え、それによって今まで我慢してなんとか続けてきたことを変えてゆけそうな兆しが見えてきた。身体とともに、今後、自身の環境がどう変化してゆくのか明るい気持ちでみてゆけたらと思う。

エネルギーワーカーで、イールドも習得中のYさん〜10回目

〇セッション当日

・昨日実家で庭仕事を頑張った影響で、全身あちこち痛かったりはしているが、それでも以前より影響が残りにくくなっていると思う。それにしても、10シリーズ最終回前日にするべきことではなかった…。

セッションルームへ行く時に、歩いていると左の脚の方が置いてけぼりになっている感じがある。

・今日は、セッションの時間の直前、急にお腹を下しそうになる。昼食を食べすぎたわけでも消化に悪いものを食べたわけでもない。慌ててトイレへ寄ったが、結局未遂に終わった。前回セッションを受けた日の夜も、わけもなくお腹を下しそうになり未遂に終わったことを思い出すが、セッション前にこの反応が来るとは思わなかった。

・セッションは仰向けで。最初のポジションが決まって、少しその場に留まっていてもらった時、なぜか涙が出そうになったが、自然と引っ込んだ。イールドタッチの後、痛めている左の足首の少し上の辺りをワークされた時、触れられているところがすごく冷たいような、すごく熱いような、不思議な感覚があった。しかも、CSで触れられた時みたいに口内が金属の味になった。

後のことはほとんど覚えていない。うつらうつらして、息を吐くたびにぷーっと音を立てていたことも多かった。

今日は最終回だし、統合だし、どんなことをするのかなぁと思っていたら、今日はイールドのセッションだった!という感じ。これまでは、手数が割と多めで、なるほどこれがロルフィングなんだなと興味深く思っていたが、今回は見守りの時間がたくさんあった。なんとなく、田畑さんも今きっとウトウトしているのかなと思ったりしつつ、おへその上の辺りがよじれるような感覚があったり、左の下腹部辺りに痛みがあったり。

終わってから歩いてみると、左の脚が置いていかれるような感じはなくなっていた。また、昨日の庭仕事で痛くなっていた右の肩甲骨や首の辺りがとても楽になっていた。

アフターの写真を見て、お腹の左側が伸びたような感じがあると田畑さんに言われた。セッション中に痛みを感じた方だなと思った。

帰り道、上りの坂道を歩くのに、足が自然と前へ出て、楽ちんだった。

〇セッション翌日以降

・関節にスペースができてきた分不安定になり、まだ位置が定まらないような感じで、動かすといろんなところに痛みや違和感があったりしている。(10シリーズ期間中は激しい運動をしたり重い物を持ったりしないように、という意味がよく分かりました)

・10シリーズを受け始めてからのこの数か月、身心共にいろんなことがあって、今もまだまさに土台を建て直している真っ最中な気がしている。頭の方では忘れ去っていたけどからだは覚えていたトラウマ的なことが、必要なだけ浮上してきて、もう済んだかなと思ったらまた違う感じで浮上してきたり、ある程度済んでしまったようなものもある。からだが受け取ってきたたくさんの本当はうれしくなかったものたちを、ほぼ自覚なく今までたんまりとため込んできたけれど、この機会にいろいろと手放してこれたようで、とても感謝しています。

昨年の夏頃より、自分なりに心の方からいろいろと取り組んできたが、この10シリーズでは入り口はからだであっても、心の方もさらに深いところに向き合っている感じで、気持ちは低空飛行なことも多いが、そこにどっぷりはまり込んでしまうことは少なくなったなと思う。

呼吸の時に引っかかるような、制限があるような感じがからだから消えたことは大きくて、それを感じるととても平和な心持ちになるし、からだもずいぶん自由になってきた感じがある。とくにお腹の辺りはそんなふうに感じる。

・10シリーズを受けていたこの期間、終始一貫して自分の在り方を尊重してもらっているという感覚があった。何かを正そうとすることのない田畑さんのプラクティショナーとしての立ち方のおかげで、自分の身心に起こる不快に思えるようなことや、言葉に表現し難い感覚を、自分でもジャッジせずにただ見ていられるようになったと思うし、自分のからだに対する信頼感も増したと思う。とくに、9回目のセッションでは、その前日から股関節がズレたような感じがあって、これ以上悪化したらどうしようという不安もあり、早く何とかしたい気持ちがあったが、その時も田畑さんは股関節を正しい位置に治そうとかいうことは全くせずに、むしろそれに関してはほぼスルーだったと思うが(もちろん自分でも本当にまずい状態だと思えば病院に行くなりしたと思うが、このロルフィングのセッション以外には何も特別なことをしていなかったので、セッションを受けての変化の一つかと思って様子を見ていたら、数日でその感じは自然となくなった)、それはいい意味で衝撃だったし、とても有り難かったと今はつくづく思う。

どうもありがとうございました!!

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~9回目

前回のセッションの後、背中側、肩甲骨や脇の下辺りがだいぶほぐれたように感じていたのだが、セッションが始まり、横になってみると、まだ緊張や固さがあるようだった。
田畑さんの立ち位置を意識しながら、ゆっくり呼吸をしてゆくことで、今回は特に、左腕の付け根、肩が回転するように動きはじめ、少しずつほぐれてゆくのが感じられた。
頭を固定し、両手を対角線に伸ばしたり戻したりを繰り返した後は、脇腹の背中側がほぐれて、背筋が楽に伸ばせるよう、変化していた。

いつものセッションはもう少し、身体の変化を追って考えられるが、今回は、後半になると頭がぼっーとして、良く言えばとてもリラックスした状態になって、心地よく身体をベッドに預けていたように思う。

次の日、声をだして歌う機会があったが、1ヶ月前よりも、声の固さがとれてきたように感じられた。無意識に喉をしめて歌ってしまうクセが、高音は喉を開いて響かせるように歌うことが(意識すると)できていて、変化を感じることができ嬉しく思った。

日常の中で無意識に身体の色んな所に力を入れすぎているが、気づいた時に、どんな風にしたら緊張がほぐれるか、セッションを思いだして探ってゆけたらと思う。

エネルギーワーカーで、イールドも習得中のYさん〜9回目

〇セッション当日

・昨夕、ちょっとした動きで、違和感のあった右の股関節がズレたような感じがあって、触ると左に比較して出っ張っているよう。でも、いつもより歩幅を小さくすれば歩行は大丈夫。

・今回のセッションではうつ伏せの体勢でスタート。セッションの中盤で少しうとうとした以外は起きていたのに、終わってから思い出そうとするとあまり思い出せない。最初左向きだった顔を右向きに変えて少しの間、首がとてもスースーとして気持ちよかったこと、何度も大きく息を吐いたことは、よく覚えている。

最後に起き上がると、また耳がきーんとなって、田畑さんの声がくぐもって聞こえた。

終わってから歩いてみると、右の股関節のズレている感じは変わらないが、両足首がしっかりと支えてくれる感じがあった。

・帰ってから、まだ夕ご飯を食べる前だったのに急にお腹を下しそうになった。

〇セッション翌日以降

・右の股関節のズレは、自然と3、4日でほぼ違和感を感じないくらいになった。6日後の今日は実家で庭仕事の手伝いをしていて、結構からだを酷使してしまい、そこら中が痛いので、からだの側面を伸ばそうと右側をゆっくり伸ばしたら、バキッと股関節の辺りが音を立てたようだった。

この股関節以外にも、ちょっとしたことであちこちの関節が音を立てることはそういえば最近よくある。

・7回目のセッションの後くらいから出てきた左の足首の違和感や痛みみたいなものは、以前は横になった時にしか気にならなかったが、最近は普段も感じるようになってきている。(歩行に支障を生じるほどではない)

・体力的にハードなことをしても、持ち直すまでの時間が早くなったと感じている。

・言葉でなんと表現してよいか分からない、でも小さな頃からなじみのある、自分でも厄介だと思っている感情、感覚みたいなものが、かなり久しぶりな感じで10シリーズを受け始めてから時々出てくるが、それとの付き合い方がうまくなってきたような気がする。それがあっても、それにどっぷり埋没しないでいられるようになったようだ。

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~8回目

うつ伏せ(左向き)からスタート。(左手左上、自然に右手のばした状態、左足曲げて開く)

ゆっくり呼吸していくと脇腹から背中にかけて、動き始め、左肩甲骨の辺りが巡りが良くなっていく。
最初、圧迫感があった左上の田畑さんの立ち位置も、身体の緊張がほぐれてゆくと気にならなくなっていた。

右向きになる→首から脇の下にかけて、少しずつ身体動いているのが、感じられる。右足の開きかたを変え、バランスボールで支えてもらうと、肩甲骨の辺りもほぐれてゆき、最初は痛みも伴ったが、腰のあたり延びてゆくように感じられた。
最後の方は、首や肩の方へ引っ張られてゆく感覚が薄れてゆき、背筋が伸びたような心地になり、呼吸が自然に深くできるようになっていた。

今回の施術後、1番の変化は首から背中にかけて、とても身体が楽なったことで、特に、腕の付け根、脇の下の感覚がボンヤリしていたのが、自分で力をいれたり抜いたりした時に、はっきり感覚として感じられるようになっていた。

施術前、歩くとお腹に力が入って硬い感じがしたが、だいぶ緩和されていた。

セッションから1週間たち、肩やお腹が緊張した状態が時々でてきたが、手でほぐしたり、意識して力をぬくようにしてみている。ゆっくり呼吸していくと、セッションの時のように、背中側の方へほぐれてゆく感覚がある時もあり、そういう時は、緊張がほぐれて、身体が楽になっている。
身体も気持ちも、力を入れすぎす、静かに日々、自分の変化をみて行けたらと思う。

エネルギーワーカーで、イールドも習得中のYさん〜8回目

〇セッション当日

・股関節の辺りが違和感があり。ヘタに力を入れたらズレてしまいそうな感じ。また、前回(7回目)のセッション後に出てきた、左足首の痛みも変わらず(横になっている時だけ感じるので、歩行時は気にならない

・シムズポジションという横向きの体勢でセッション開始。今日は統合ということで、まずは右半身が下になる体勢で、右腕と左腕を対角線上にゆっくりと動かして、それと同時に右脚と左脚も対角線上にゆっくり動かしたり。頭の触れてもらっている部分の力を抜きながらとかで、なかなか難しい感じがあった。一番難しかったのは、田畑さんに触れてもらっている首の側面にその重みを預けながら一連の動作をすることだった。思わず首を浮かすようにして動かしてしまいがちだった。

左半身を下にして一連の動作をした時には、1度目はもう少しで脚がつりそうな感じがあった。運動量としてはほんのわずかだと思うのに、全身に汗が噴き出す一歩手前みたいな感覚がある。また、左の肩の辺りから脇の下にかけて、熱いものがじゅわっと流れるような感覚もある。そういえば、この左の脇の下辺りは、先日のワークショップの翌日や翌々日、内部が高速で痙攣するような感じが何回かあったところ。

この後、CSを右耳の周辺に置いてもらってから同じ動作をやった時は、つりそうな感じもなくずっと楽にできた。

・右半身を下にしている時も、お腹がベッドに委ねられている感じがあったが、左半身を下にしてからの後半には、その委ねられている範囲がさらに上の方に拡がっている感覚があった。

・ビフォーアフターの写真を見ると、上半身のシリンダーがしっかりしたのと、お腹のスペースがまた拡がっていた。

・帰り道、階段を上るのに脚を上げようと思わなくても自然と上がる。

・普段動かさないところ、意識していないところを使ったからか、全身いろんな箇所が反応しているような感じで、かなり疲労感もある。とくに、左の仙腸関節の辺りが結構痛む。仙腸関節が痛むと思うなんて、初めてのこと。

〇セッション翌日以降

・3日目、眠くてなかなか起きられないが、目が覚めた時、腰、とくに仙骨の辺りが接地面にすっぽり収まっているような感じがある。呼吸を感じてみると、胸郭がとても柔軟に拡がる感じで、気持ち良い。とはいえ、腰は痛かったりはする。

・最近、股関節とか、膝とか足首とか、今までほとんど自覚のなかったところに違和感や痛みが出ていて、「fragile」(「取り扱い注意」の荷物みたいな(笑))という言葉が思い浮かぶ。セッションから1週間くらい近く経った今は、右股関節辺りの違和感・痛みが結構出てきていて、急に動いたり立ち上がったりするとグキッといきそうな感じがあるから、そっと動くようにしている。でも、いい感じに統合されるまでの途中経過だと思っていられるので、淡々としていられる。というか、この後どうなっていくのかなという興味の方が強い。

・お腹の落ち着きどころがわからない、みたいな感覚が気づいたらなくなっていて、とても楽。

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~7回目

セッションの最初、田畑さんの立ち位置によって、感じ方が随分異なっていた。違和感が少ない場所の時は、だんだん呼吸が変化し、安心してベッドに身体を預けていけるようになっていくようだった。セッションの最後の方は、身体の緊張が大分とけて、どの位置でも重い感じが緩和されていた。

どんな状態か質問されることで、改めて自分の身体の変化に丁寧に目を向けるようになり、少しずつ、力を抜いてゆくことができていたように思う。
今回は、口の中や鼻、顎周辺に触れられてゆく中で、呼吸が深く変化してゆくのが感じられた。特に、口の周りはいつもぼんやりした感覚だったのが、動きがよりはっきり感じられるようになっていた。

セッション中、顎の骨の重みを感じることは難しかったので、なんとなく力をぬくことを意識してセッションを受けていた。口の中、鼻と触れられてゆくと、目の奧が広がっていくようで、鼻から息がより吸いやすくなった。それに伴い、首の後ろやお腹周辺の巡りが良くなっていくようだった。

セッション後も、鼻、器官、肺がつながっているイメージで呼吸をすることを時おり意識してみている。そうすると、肩の力がぬけて、お腹が硬くなっていくのも軽減されているような気がする。

ここ2年ほど、歌を歌う時の声が力んでしまいがちだったのだが、セッションの後、歌う機会があり、何度か声を出すうちに、声の出し方にも変化が出てきて、地声が出しやすくなったように感じた。
残り3回のセッションだが、施術中に気づいたことを日常にも取り入れながら、自身の身体がどう変化するかみて行けたらと思う。

エネルギーワーカーで、イールドも習得中のYさん〜7回目

〇セッション当日

・朝は背中から腰にかけて張っているように感じていたが、セッションのはじめに歩いてみたら、右の足首近く、脛の辺りに違和感があった。

・セッションは仰向けで、首から頭にかけてワークするとのこと。

ベッドに横になった時から、右半身が沈んでいるような、右に傾いているような感じがあったが、田畑さんが最初のポジションを決めようと動くたびに傾きが次第になくなっていった。

まず脚からワークされたが、わりと脚の方と首の方とを行ったり来たりとか、同時にタッチされることが多かった気がする。首をとくに丁寧にワークされたが、その度に仙骨の辺りに熱いものがじゅわーっと広がる感じがあった。

それから、意識がちょっと違うところへ漂う感じがあって、その間からだはぽわんと着ぐるみに包まれているような感じだった。

そして、いよいよ口と鼻へ。今回この10シリーズを受けるにあたっては予備知識を入れないようにしているので(知識に自分の感覚を合わせてしまったり、答え合わせのようなことをしてしまいそうなので)、鼻や口に指を突っ込まれるとは知ってはいたが、どの程度かは分からず少し緊張していた。

口の方は指が入ってきても意外に違和感はなかった。食道や声帯、消化器官までも楽にして拡がる感じを味わうとか、うまく感じられたかは分からないけど、こんな風に感じようと思ったことなかったなと思って(当然ですが)、ちょっと感動した。

鼻は、意外に奥の方まで指が入ってきて、最初胸の内部の方、食道の辺りなのか、肺なのか、横隔膜の辺りなのかは分からないけど、左側のどこかの膜が波打ったような感じがあった。驚いたせいか、拡がろうとしたせいかは分からない。

また、口の時か鼻の時かは忘れたが、仙骨の辺りも反応していたし、横隔膜の辺り、みぞおちの脇の辺りは一瞬かなりの痛みが走った。(これも左側)

最後、起き上がってベッドに腰かけた状態で調整してもらう。

このベッドに腰かけた状態では、自分では真っすぐに座っているつもりでも、毎回仙骨をもっと立てるように言われる。目をつぶった状態で言われた通りにしてみると結構前傾しているような感じがあるが、目を開けてみると前傾していない。

歩いてみたら、左の土踏まずのところが少し痛いような感じ。首はどうかと聞かれたが、その存在すらないような…。首にはどこかしら張りがあるのが常なのに、それが全然なかった。

最後に写真を見たら、腰椎の辺りが拡がって、首なども上に伸びている印象だった。

今回は、オーソドックスなロルフィングの手法を使うことが多かったし、最後の調整は痛くなかったかと気にしていただいた。が、今回も繊細にからだと対話してもらってワークされた感じは変わりなかったし、強い圧も、矯正とは違って、からだが向かいたい方向へ行くためのきっかけを与えてもらったような感じで、痛いは痛かったけど、ダメージになるようなものではなかった。

帰り道、行きよりも断然歩きやすい感じで、お腹もさらに一段階自由になった感じがある。ずっとあった、うまい収まりどころが見つからないという感覚が、だいぶ薄らいでいる。

〇セッション翌日以降

・セッション翌日、首が、普通の姿勢では何の問題もないが、下を向いて携帯を見たりしているとやたらにきつい。また、昨日のセッション中は左半身の横隔膜やらみぞおちの辺りが痛くなったりしていたが、今日は同じ感覚が右のわき腹にある。

呼吸を感じてみると、自然にお腹の奥の方まで空気が入ってくる気がする。普段はこの一歩手前までしか息を吸えないような感覚が以前はあった。

・4日目辺り、お腹を感じてみると、みぞおちの辺りが、息をいっぱい吸い込もうとして、そのまま動きが途中で止まっているような、引っかかって緊張が抜けないでいるような、なんともいえない感覚がある。以前からこの感覚はあるけれど、すごく不快に思えて、あっても感じないようにしていた。今は、この感覚があっても、ジャッジせずになんとか見ていられるような感じ。

・セッションから約2週間後、「支えの充実」という田畑さんの4日間のワークショップに参加した。その間毎日ワークを受けて、ビフォーアフターの写真を見ると日々変わっている。10シリーズを受け始めてからだいぶ歩きやすくなってきていたが、よりよいバランスに変わるポテンシャルがまだあるというのがすごいなぁと思う。2日目にデモセッションを受けたが、呼吸するたびに感じていた横隔膜辺りの引っかかりがだんだん喉の辺りまで上がってきて、それから消えてしまったか、気にならなくなってしまった。その後午後の実習のセッションを受けたとき、本当に呼吸が楽で、何の引っかかりもなくて、とても平和な気持ちになった。このワークショップ期間中はかなり眠気が強かった。

・横隔膜辺りの、何か引っかかったような、動きが途中で止まったような感覚は、ワークショップ後数日経った昨日、今日とまた出てきたが、そのせいで呼吸しづらいような感じはないし、この感覚と共存しやすくなった。

・ワークショップ前から、左足首に違和感がある。歩いている時は気にならないが、横になるとなんとなく痛いような感じ。ワークショップ中に受けた実習のセッションで一時なくなったようだったが、また違和感が出てきている。

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~6回目

・施術前
肩が重い感じで、首筋の辺りが引っ張られている感覚がある。
お腹は、前回よりは良いが、やや固く緊張している。
歩くと少し右側に傾く感じがある。

・セッション中
身体の変化に意識を向けようとしたが、前回よりぼっーとしている気がして、あっという間に時間がたった気がした。
田畑さんからの声かけで、自分の呼吸がだんだん深く、心地良いものに変化していることに改めて気がつく感じだった。

強く印象に残っているのは、背中の辺りの変化で、肩甲骨のあたりが柔らかく動くようになると、とても身体や呼吸が楽になった。何か重い荷物を気づかずずっと背負っていて、それを下ろしたような思いだった。

・施術後
骨盤を動かし、左右に体重移動をする動きが、あまり考えなくてもできるようになっていた。
視界が広がり、呼吸が自然に深く入る感じから、安心感のような、足がしっかり地につくような気持ちがした。

セッション後数日の様子
・普段の生活の中で上半身に力が入っているな…と気がつく機会がより多くなってきた。息を深くすることで、少しだが身体の余分な力がぬけているように思う。

ここ数日の中で一度、先が見えないことやうまくいかないことを考えはじめて、家族に強くあたってしまいそうな、感情のコントロールが難しい時があった。
その時、凄く苛立って感情的になっている自分と、お腹が固くなってきてる、息も浅い、寝不足で疲れてるから寝たら気分が変わるだろうな等々、自分のことを違う視点でみてる自分がいて、結果、感情を爆発させずにすんだ。

・身体の緊張が、気持ちから来ている部分も大きいような気がしてきたので、普段の自分の考えぐせなどを身体と共に、少し丁寧に目を向けてみようと思います。

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