ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

カテゴリー: Tuning Board

2025年8月2日のTuning Boardを用いたRolf Movement体験

特別養護老人ホームに勤務されている介護職のMさんが、退社されたというタイミングで、8月2日の午前中、Rolf Movement® with Tuning Board™ ワークショップ(1回目)に参加されました。以下ご感想をシェアさせて頂きます。

絶好のタイミングで開催されたワークショップ!

セルフケアに利用したくて先月Tuning Board™を購入し、自己流で乗り始めたばかりでした。

Tuning Board™に興味を持って集まった方々と場をシェアできてとても有意義でした。

それぞれの方の動機や感想を聞けて、とても興味深かったです。

3人ひと組になり、居心地のいい場所にいる2人から見守られながら一人がTuning Board™を体験するという形で進みました。

見守り役の時にも共鳴のような感覚を感じたり、回を追うごとに自分の身体もいい感じに整っていくのが感じられました。

Tuning Board™に乗って、最後の方で、田畑さんが骨盤周りに手を添えて前後と左右の中心を意識するという介入をしてくれました。

慣れ親しんだバランスにはまっている時には自分では気づきにくく、なかなかその中から出られないから、こういう時にプラクティショナーという他者が必要な介入をして気づきを促してくれるのはありがたいことだ!と実感しました。

ワークショップが終わって、このところ絶え間なく感じていた「なんか違う、これじゃない」みたいな目の違和感が消えていて、とても爽快でした。

目玉が前に出た、というか正しい位置にはまって、潤っている感じ。

翌日になっても、まだその感じは続いていて、希望を感じました。

体力を消耗して疲れ切って、体内の程よい張力バランスが損なわれている状態だと眼球が引っ込むのだろうか、というアイディアがふと浮かびました(自分自身を振り返ると、ここ数ヶ月そんな状態だった気がします)。

荒唐無稽な仮説かもしれないけど、何か、あり得る気がします。

もしそういうことが実際に起こっているとすれば、眼球に血液を供給する血管などが阻害されたりしてドライアイになりがちだったり、眼球内の老化、劣化が促進されやすくなると容易に予測できるし。

また、偏った重心で十分休養も取れず活動し続けると、そういう状態が引き起こされやすくなるのだろうと思いました。

いろんな意味で、Tuning Board™の大きな可能性を感じられたワークショップでした。

こういった他者とワークする場を重ねて、もっとTuning Board™についての体験を深めていきたいと思いました。

2025年8月2日の呼吸と休息のためのオンラインワークショップの感想

今回8月2日のオンラインワークショップでは、講師がセンタリングする立ち位置を3つに絞り、最終的にCに決定した。coherentが深まり落ち着くタイミングで、アンカーとなる講師がTuning Boardに乗ってバランスを見つける過程を組み入れた。ワークショップ直後の感想では、講師がTuning Boardに乗ったタイミングで、ポジティブな反応が促されたという声があった。
以下、参加された方からの感想を紹介させて頂きます。

臨床心理師のKさん

今日は自分自身が最初に決めるポジションをどこに選んでも横になれるように、、、そんな思いで部屋を準備していました。結果、よかったです。田畑さんが選んだ3ヶ所、Aは両腕が走り出すときの動きを取りたくなって、Bは大腿骨が斜め下に、上顎・舌が斜め上に伸びていくような感覚で部分的な動き・方向性が起きてきて、Cは自然と半目になって表情もほけーっとなっていましたし、全体がふわっとする感覚でした。田畑さんの場所が決まってから、今回は空間に対する声掛けが多かったと感じたのですが、声掛けのあった空間を順に意識してくと、緊張・不安感、心臓もドクドクしてきました。知覚できていない部分であり、自分の死角に気づく、希薄な部分に気づく、だからでしょうか。危険な場所にいるわけでもないのに起きてくるこの反応、解離していたんだなと知的に判断しつつも、その感覚に身を置きながら、付き合いながら過ごしていると、だんだんと馴染んでいって、静かな穏やかな時間が始まり出しました。そんなタイミングで田畑さんがチューニンングボードに乗るというアナウンス。身体の内側が充足していく感覚と、それから、思考がグルグルと考えている、その2つの同時並行プロセスをぼんやり眺めていました。随分と長い時間に感じて、よく休めました。起きる準備に入っていくときはとてもスムーズで、立位になったら視線が低くなっていました。コンパクトにまとまるような感覚というか、全身がちゃんとつながっている感覚です。歩いてみたら、足先から頭までの身体全体がコイルのバネのようで、特に関節とか背骨のカーブに良い弾力が出ていました。始まる前は伸び切ったゴム・まっすぐな針金だった、そう思うぐらいにワークショップの前後に変化が起きてきました。密度の高い空間・時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

今年いっぱいで会社を辞めることを決意したSさん

壁に頭が割と近い位置が自分が横になってしっくりくる位置で、物理的なことは本当に二の次なんだなと改めて思いました。田畑さんの立ち位置は私はBが呼吸が入るなぁと感じ、AかCならCで、どちらも歯や顎関節など顔に微かな動きが出ました。今日は田畑さんがポジション移動する無音の時が深く広く感じて、そこでも安心感が深まったように感じます。ワークが始まってから終わるまで、疲れが溜まってる自覚通りうつらうつらと断片的な夢をずっと見て意識が飛んでいました。自分の振動リズムが動きとして出てきたタイミングがあったのと、田畑さんがチューニングボードに乗って安定するまで私の身体も一緒にバランスを探していたことしか記憶にないです。(バランスしたらすぐまた意識がなくなりました)横向きから仰向けになった時、目が休み方を思い出したような感じで、もっと思い出せる!みたいな感覚があったのでそのままもっと時間を取ろうかと思いましたが、田畑さんガイドによるbefore/afterの違いを感じるほうが大事!とそちらを優先させました。(最近全般的に、せっかくお金を払ってるんだからちょっと無理してでも得られるものは得ないととか、自分の欲深さをよく感じるのを思い出しました。今までは真面目なんだと思ってたけど、それもあるけどカテゴライズがちょっと違うぞというか。)立ってみると右足重心が緩和されて、まだ右寄りながらも身体の中心軸もセンターに近づいた感じで、骨折経験のある左足小指側の足裏や腓骨側と、右上肢(腹腔、胸腔)が充実してきた感じ。歩くと親指が使えて膝がぐらぐらせず安定感が出ました。胸腔が広がったのと、空間と自分が海の中のお魚みたいになじんでそのことにまた安堵したり。お腹もきゅるきゅる動き始めて食欲なかったけどおなか空いてきました。ワークが終わって2時間ほど経ちますが目の使い方がすごくラクになっています。この感じを覚えていようと思います。

介護職退職直後のMさん(yielder)

午前中にRolf Movement® with Tuning Board™のワークショップに参加して、帰宅後、呼吸と休息のためのオンラインワークショップにも参加。今回は、しっかり休息する目的で参加しました。7月末で特養を退職したのですが、有給休暇は年末年始のぎっくり腰の時にほとんど使ってしまったため、退職直前まで普通に勤務していました。猛暑も相まって、かなり疲れが溜まっていたようで、退職翌日は身体が重くて動くのがとても億劫でした。横向きに寝てから、田畑さんがTuning Boardに乗ると、「あ、乗っているんだなー」とわかる気がしました。その辺りで記憶が途絶え、はっと気づいた時にはもう終了近くになっていました。午前中のWSでも相手がTuning Boardに乗っている状態の方が身体共鳴を感じやすかった気がしたのですが、そういうことなのかな。何はともあれ、すっきりしました!!振り返ってみると、ここ1〜2ヶ月は急に暑くなったのもあったし、退職を前にいろんな不安やストレスを抱えて朦朧としながら手探りで前に進んでいた感じ。久しぶりに、ひと息つけたなーという感じがしました。ありがとうございました。

イールド研修Part 1を終えた、間合いの感受性が高いMさん

前回の仰向けと違い、横向きになると思考が騒がしくなるようでした。緊張感や呼吸の浅さ、思考の騒がしさがあり、今の自分にとって横向きは緊張を感じやすいのかもしれないと思いました。体が落ち着つかずポジションを変えても居心地が悪い感じがありました。気になって体のポジションを何度も変えていました。田畑さんがチューニングボードに乗ってから、不思議と身体の緊張が緩みはじめました。頭からお尻までを大きな筒が通ったみたいで、風が流れるように呼吸が深く深く入っていきました。仙骨のあたりから、「悲しい」感覚が背骨を伝って頭から抜けていく不思議な感じもありました。何かよくわからないけど、腰のあたりが穏やかになっていくのを観察していました。しっくりくるようにポジションを変えていくと、横向きでいても苦しかった呼吸が楽になりました。ガチガチと立つような姿勢から、体が床に広がっていくようで、安心して体の重さを委ねているようでした。立ってみると左右に重さがしっかりと乗ってバランスがちょうどよく感じました。始めは立ってるだけで怠さを感じていましたが、終わった後は楽に立っていることができました。普段、呼吸が浅くなりがちですが、ワークショップ参加後は気付くと深い呼吸になっていることが増えました。寝つきもよくなってきたように思います。参加するたびに少しずつ過ごしやすい体へ変わっていくようでとても不思議です。また次回の参加も楽しみです。

隣とのトラブルに巻き込まれたYさん

二回目のオンラインWSをありがとうございました。気がつけば、新しい部屋で初めてのオンラインWSでした。
私自身の状況は、先週に比べて、ずいぶん身体も気持ちも落ち着いてきていましたが、まだ、夜や隣の人の音がこわかったり、急に落ち込んだり、焦りを感じたりする状態が続いていて、あまりそれを周りの人に言えずにいました。
ちょうどオンラインWSが始まる前に外出してきたためか、軽い熱中症のように頭の左側に痛みを感じていました。また、今の状況に焦りを感じ、ひとりで空回りするようなことをしてしまい、自分を責める気持ちでいっぱいでした。また、両足首も久しぶりにぱんぱんにむくんでいました。
今回は横向きで、田畑さんがチューニングボードを使うとのことで、どんな感じになるのだろうと思っていました。また、私のほうでも、いつもお守りのように飾っている黒猫の小さなぬいぐるみを、スマホの近くのしっくりする場所を探して置いてみました。
自分の位置は、いつもはスマホ側に頭が来ることが多いのですが、今回は、スマホに背面と足を向けるような位置が一番落ち着きました。
横向きになり、曲げた方の膝の下にクッションを入れた後、いつのまにか眠ってしまい、田畑さんが位置を移動しているときは意識がありませんでした。
次に目が覚めたときは、田畑さんが、ではチューニングボードに乗ってみます、と言っているときでした。しばらくして、自分のなかにあった、苦しい気持ちや前のめりの気持ちが消えていることに気づきました。
その後、田畑さんがチューニングボードを降りたあと、自分のなかにあった防御の気持ちがなくなり、変な力みが抜けて、ただ自分がそこに自然にいる、という感覚になりました。
引っ越してからは、常に冷房を20度くらいに設定していましたが、田畑さんのWSの終盤で寒さを感じ、温度を28度くらいに設定し直しました。WSが終わってからは、お腹の静けさや、背中の軽さを感じました。また、こめかみに軽く頭痛を感じましたが、呼吸が深くなっていました。今回は、WS後の混乱した気持ちがなくなり、みなさんの感想も落ち着いて聞くことができました。また、信頼する友人や家族に、不安なときは連絡させてほしいと伝えることができました。
WS翌日の今朝は、この部屋で初めて朝まで熟睡することができました。また、目覚めたときに頭痛がし、もう今日はだめかと思いましたが、徐々に回復し、今は背中がとても軽く感じています。また、混乱して決められなかったことも、自分にとって腑に落ちるほうを選ぶことができました。
いまは、田畑さんのWSを楽しみに毎日を過ごしています。身体が自然と向かうほう、心地よいほうに少しずつ進んでいけたらと思います。本当にありがとうございました。

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