ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

カテゴリー: ワークショップ Page 1 of 2

2024年12月6日オンラインワークショップの感想

2024年12月7日のオンラインワークショップ Yielding体験〜身体共鳴を楽しむ を開催しました。講師の部屋で、立ち位置を居心地よくいられる場所としての候補としてA,B,Cの中から、低重心で知覚バランスが良好なAを選択しました。場が深まったところで、テンセグリティモデルを持つ、精油ブレンドを嗅ぐ、ということで講師の知覚状態の変化が、受け手となる参加者の身体共鳴にどのような影響があったのか、実験したところ、以下のような感想が寄せられました。


参加者Tさんのご感想:

田畑さんが、A、B、Cと動かれる中でAで反応は始まっていて、A〜B〜C〜と田畑さんのポジションを変えるなかでCがとても快適でした。その後、Aに動かれた際、Cが快適だったので、抵抗?躊躇?のようなカラダの気配に、何だろう?とその時思いました。そして、Cから合わせるように??Aの共鳴を感じとろうとしているカラダがいました。しっかりとした意志があるようで、これがカラダの知性なのか?と思いました。
(中略)
Cでの共鳴を軸にしながら、腹部の内臓まわりの空間の流れを感じ、
テンセグリティモデルを持たれてからは、頭,脳?が反応したように感じられ、その波が次第に胸部にながれ,膨らみ、そこに空気が多く入るような大きな呼吸がはじまり、胸部全体にいき渡っていったように思います。
精油からは、やはり、Cの共鳴の軸?を中心に腹部、胸部、首,頭部がつながるような流れが続いたまま、全体が沈み、その軸を中心に、全体がまとまるような苦しくはないけれど重めの流れの中にいたように思います。起き上がる時は、カラダが少し重かったです。
セッション中、左股関節のスペースが空虚で左脚とのつながりが希薄でしたが、田畑さんのリードでカラダをスキャンした後歩いてみると股関節がこれまでより内側に収まっていて左足を踏み出すときの、いい加減な踏み出し方ではなくなんと言いますが、踏み出すぞという意志があるように思いました。それは全体性のバランスが整ってこそのカラダの連携なのかなと、思いましたが。
今回は立ったときの縦方向と横、側面、足底の踵の安定感から背面のスペースと、カラダ全体が空間に包まれ、空間との揺らぎをここちよく感じていました。カラダは自主的でもあるけれど、空間の間合いのバランスの中で立っているのだなと感じました。また、カラダの縦のラインのつながりが柔らかでとてもしなやかに感じられました。
・・参加しても寝てばかりいるのかなと思っていた主人も体感を覚えていたようでよかったです。
通常はカラダのことを注視することがないので細かいところまで感じられたことをフシギそうに話していました。また、参加後はいつもカラダが軽いと言ってます。
精油の作用を遠隔でしたが、遠隔でも体験できたこと、うれしく思いました。


参加者Aさんのご感想

久しぶりのオンラインワークショップは、マインドは騒がしいのに身体感覚はyieldに対する信頼感が自分にはあるのだな…と感じました。
これまでは対面でのワークよりオンラインでのワークの方がモードの切り替わり、プロセス共にドラマチックだったのですが、今回は全てにギャップがない、とても繊細で優しい体験となりました。
繊細とは言え、確かにプロセスは起こっておりポジションAでは左半身が左へ流れていく感覚があり、Bでは自分のセンターラインが沈んでいく感覚、Cではセンターラインを界に左右のトーンが均一になって、再びAに戻られた時に身体と空間のトーンの差が薄まったように感じました。
ポジションが決まって程なく頚椎が捻れるようなバラバラと動くような不思議な動きを始め、脊椎や仙骨も僅かに同様の動きを感じました。合わせて顔の方向が何度か変わり、真ん中で静止しました。
田畑さんがテンセグリティモデルを手にされる直前から顎が動き出し、それは起き上がる為に膝を立ててもしばらく続いていました。

顎の動きも下顎が左右、前後に動いたり楕円を描くように動いたり、下顎が床の方へ沈み下唇が上歯の裏側に収まったり、口が大きく開いたりしたりを繰り返していました。
ワーク後のシェアリングでは、自分のコンディションの影響で感覚が鈍くなっているのかなあと思っていましたが、意識は終始クリアで静かで起きたことはほとんど全て覚えているので、もしかしたら、これまでのドラマチックな感覚は、わたしのそう見ていただけなのかも知れませんね。

今も、とてもフラットな感覚のままワークの余韻を味わっています。ありがとうございました。田畑さんも、お元気そうで何よりでした!

追記:ワークショップ開始15分前に突然、感情的なものが溢れ出してきました。その感情の原因は分かっているのですが、なぜこのタイミングなのだろうと不思議でした。

→ Rolfers note: ワークショップ開始15分前にちょうど精油をどれにするか選択したタイミングでした。

(後日談として)牛乳を飲むと鼻の粘膜が増えたり、身体の脈管?が詰まる感じになるのですが、この2週間ほどミルクたっぷりのチャイを毎日飲んで、案の定詰まらせていましたが今朝から鼻の奥が通っています。目覚めも良く午前中のヨガクラスも昨日の影響を感じながら行えました。

→Rolfer’s note: 田畑にも乳製品を多めに摂取した場合に似たような状態になることがあります。

参加者Hさんのご感想

セッション後セルフ・ヒーリング / プロセスが進んでおり左腰と左肩の動きが時間が経過すると共にスムースになってきました😺
セッションの時にTentoriumで見た4つのインフィニティですがサード・アイより下喉仏より上に位置しこの空間に花びらを形取ったFigure 8を見たのは初めてでした
ガイド*に今日のセッションでCrown Chakraが完全にオープンすると言われていたので場所が違うのでは??と思ったのですが彼曰くCrown Chakra = Tentorium =Sphynoidこの蝶形骨に微妙調整が起こりTentoriumのDiaphramがさらにオープンして頭蓋骨に空間ができクラウン・チャクラが拡大するとの事
ここは頭蓋骨の中心で精油を嗅ぐことによって施術者&クライアントに共鳴が起こり迷走神経の司令塔視床下部にリラックス効果が得られるので施術者だけでなくクライアントも精油の香りを嗅ぐと効果抜群!とガイドから話しがありました。

*ガイドは、彼女のガイドのSpiritual Entityのこと。

2024年12月21日オンラインワークショップの感想

12/21の気道/食道を休息させて通りのいい身体を探求するというワークショップの後、頂いた感想をご紹介します。(転載許諾済み)

手順は、参加者の方には、それぞれの部屋で居心地よく横になれる場所を見つけて頂き、今回は上半身を捻る体勢になるようお願いしました。講師はセッションルームで、センタリングできる場所の候補をA、B、Cとし、その中でも低重心だったAを立ち位置に決定しました。消化器系、呼吸器系の臓器を丁寧に感じて頂いた後で、講師が精油を嗅ぐという流れです。参加生は実際に精油を嗅ぐわけではありませんが、講師が嗅覚刺激によって変容した状態に何らかの身体共鳴が起こることを想定して実験的に行っています。

大阪のAさん

今回はパソコン接続直前までバタバタしていたのと、最近の忙しさで妙なテンションの昂ぶりのままの参加となりました。
クラス冒頭、立ち上がって自分の身体をスキャンしていると身体が左回転を起こしていることに気づきました。ふと、骨盤内に意識が向くと骨盤の中身が左に偏っている感覚がありました。部屋の中を歩く時には、左に身体を回転させながら移動したくなり、そのように行いました。しっくりくる場所に留まっていると、正中線を下に流れて、骨盤底から左右に流れ出ていくエネルギー?流れを感じました。
今回のワークの自分のポジションが決まり、田畑さんがポジションを決めていく過程ではAが心地よいフラットな感覚、Bは鳩尾に不快感と感情的な昂ぶりを一気に感じ、Cではその感覚が少し落ち着きました。
ワークが始まると同時に、わたしの住む地域では風雨が激しくなり田畑さんのイントロダクションはほとんど聞き取ることができませんでしたが、徐々に支持面に身体の内側から沈んでいく感覚が起こり、向きを変えた時に支持面に預けていた側の肺が軽くなって鼻の通りが良くなっていました。向きを変えてからは、鳩尾あたりの不快感が再度起こり動悸が始まりました。少し辛い思いがありました。しかし、モニター越しに田畑さんがアロマオイルを使用することが告げられた後、鳩尾の裏から抜け出ていく感覚が始まり落ち着いた気持ちが戻ってきました。
ワークが終わってからは骨盤内の偏りがなくなり、偏っていた側(左側)の鼠蹊部中央にあった痛みが消えていました。また、股関節に限らず膝や肩など関節部に軽やかさがありました。
ワーク終了後はふわふわと軽く酔っ払っているような感覚が就寝するまで続いていました。翌日から胃が軽く、いただく食事全てが美味しく感じられています。また、音に対する感度も高くなっているようで綺麗に音が聞こえていたり同じ音源でも、これまでは気づかなかった音に気づいたりしています。

このワークだけの気づきではありませんが、yieldの基礎トレーニングpart2の時に自分の中にアンカーが降りたような感覚を得た瞬間があったのですが、普段はそのアンカーは意識化されていないのですが自身の体調や状況が大きくアンバランスしている時に確かにアンカーがある・降りているのが深いところで意識されます。もしかしたら、それが安心感や信頼感の源なのかも…

(補足) ワーク前に正中線を下に、そして骨盤底あたりから左右に分かれるように流れるエネルギーのような感覚はワーク後には、その方向が逆になって左右から正中線を昇っていくような流れになっていました。
どちらも本当に微細な感覚でした。

愛媛のTさん

田畑先生が精油を用いたとき、微粒子がドームの中に流れ込み次々に光りながら浸透していくようでした。得も言われぬ幸福感に満たされ「何が起きても大丈夫」と思ってしまいました。ワークの前に解剖図を見た影響でしょうか、器官や部位をイメージしやすかったです。そのせいで前半は思考が優先してしまい身体がついていけてないように感じました。身体の向きを変えてからは、お腹が動き始め「ギュル~」と何度も鳴りました。(ビデオオフだったのでトイレに行きました)自分がシャカリキにならなくても、身体は自然に呼吸し血液をいきわたらせ消化吸収し排泄してくれるのです。この神秘のような働きに「偉いよ」と声掛けしたくなったりもして…。終盤、両膝を立てた後から右の腰に痛みが出ました。動きたくなかったのでその体勢のままイールドし続けていたら寝てしまってました。右の腰の痛みは広範囲から徐々に小さくなりましたが、今日も続いているのでヒモトレに助けてもらっています。今はいろいろな症状がでていますが、あの浸透する感じを大事にしていれば大丈夫にちがいない??
去年のロルフィングの10回目のセッションから、早くも1年を迎えようとしています。思い切り手放した(手放せた)後の人生が続いていることに心より感謝しています。田畑先生、ありがとうございました。

富山のTさんのご主人


 ①右側の肋骨から骨盤までの接地がゴツゴツ感があり、左側はなかった。  ②終了後の足裏の接地感が増した。 ③気道の説明を聞いたあと、呼吸をしたときの気道の感じ方が変わった。  ④(Zoomではこたえなかったこと) ABC地点の移動による変化が、相変わらず分からなかった。聖油の時も然り。

(Tさん談)シェアの時、本人が話したように慢性的な鼻や気管支の違和感があるので参加してよかったと言ってました。
シェアの内容を聞いた後、20年ほど前になりますか??スキー場で、ハイスピードのスキーヤーと衝突して、背中下部の肋骨にヒビが入り、自然治癒するまで、しばらく大変だったことを思い出していました。本人もワタシもすっかり忘れていたことです。

東京のTさん

もともとPCのスピーカーの調子が悪く設定も上手くいかずにはじめ 音声が聞き取りにくく落ち着かなかったのですが横になったら だんだんと左側接地面の骨盤 腸骨のあたりから イールドが上半身に広がっていき田畑さんが香りを嗅いだ後には 後頭骨から首にかけて身体の背面の上部がふわっと広がっていきました。
仰向けになった時には上半身の内側の空間がとても広がった感じがあり お腹から上の身体の中が太い筒のように感じました。
立ち上がった時にも身体が筒になった感覚は変わらずもともとあった首肩周りのこわばりがすっかりなくなっていました。
遠隔は はじめて受けたのですが通称の時とあまり違いを感じず効果を感じることが出来て わたしも可能性を感じました。
興味深い体験をありがとうございました。また タイミングが合えば参加したいです。

京都のYさん

12/7(土)のワークショップ後に、頭痛やふしぎな心臓の動悸を感じることがあり、少し迷いつつ、12/21(土)のワークショップに再度参加しました。ちょうどその直前から、ぎっくり腰と熱っぽさも出てきていたため、ワークショップの最中は、終始もうろうとした状態でしたが、ふしぎと田畑さんが位置を移動するときは意識が戻り、位置による感覚の違いを感じることができました。
結局、ワークショップ翌日の日曜日と月曜日は寝込んでしまいましたが、今回は今までと違い、食欲が多少あり、とても助かりました。田畑さんのオンラインワークショップで気道の通りがよくなっていたからだろうかと思いました。
気がつけば、今年は6月くらいから脚の手術などで毎週緊張が続き、身体をゆるめる時間がずっとありませんでした。
田畑さんのオンラインワークショップで、その緊張をやっと解放できたように思います。今は心臓の動悸もなくなりました。ありがとうございました。

2024年12月14日オンラインワークショップの感想

股関節を通して安定するというタイトルのワークショップにご参加頂いた方々からの体験レポートです。

イールドの技法を実践されているMさん

久しぶりにタイミングが合って参加できました。

特に、今回は夜勤明けのexhaustedな状態(涸渇した感じ)で受ける休息の体験なので、どんな風になるのかとても楽しみでした。

明けの日はいつもうっすら眠くて集中力がないので、WS前に2時間ほど寝てから参加。

今回は、ビデオOFFで参加しました。

メールに記載されたリンクから入室できること、スマホの画面で自分のマイクとビデオの設定がOFFであることを確認できること、参加者の名前も閲覧できることなどを実際に確認できて、あらためて「あ、こういうものか」と実感し安心しました。オンラインに不慣れだった自分にとって、その辺の不安が解消されたのは大きかったです。

受ける場所があまり広くなくてちゃんとした暖房もなく、寒くて布団を被りながらインストラクションを聞くという状況でした。

横になる位置を選べるほどの広さがないので、動ける範囲で頭の向きとちょっとした角度の調整だけしてみました。

うつ伏せで左側を向き、同じ側の股関節を引き上げる姿勢を取り、布団の中で四苦八苦しながらヒモも装着。

田畑さんのポジションについては、3つとも大きな違和感を感じることはなく、どこでもOKという感じでした。強いて言えば、A→B→Cの順に呼吸が大きく入るようになったかなという感じ。

床に接している部分の重さを感じていく時、田畑さんが具体的にその部分を挙げていってくれるのでイメージしやすかったです。

田畑さんが精油を嗅いだ時、それまでは骨格などの枠組みに向いていた意識が、その内側にある空間に転じたような気がしました。ふわっと骨盤内の空間が意識され、広がるような感じ。制限が外され、曲げている左脚をもっと曲げたくなり、下ろしている右脚をもっと伸ばして骨盤内の空間を広げたくなるような、「ねばならない」ではない自発的な自由な感じ。

反対向きをじっくり味わう時間は長くはなかったのですが、仰向けになった時、背中全体がベッドについているのを感じられました。

右の眼窩の中で眼球が微かにムズムズして、うっすら右側の顔が広がるのを感じ、鼻が通っていました。それはWS後もしばらく続いていました。

立ち上がると、鼠径部が伸びた感じがしました。骨で支えられていて、スッと立てる感じ。歩く時は脚がお腹から吊られていて軽い感じ。

開始前は分割されて体重の乗り具合もばらつきがあった足裏が、つながってまとまった感じ。全身に一体感があり、意識はクリア。何というか、顔面に軽さを感じました。

ビデオOFF、マイクOFFのまま皆さんのシェアも興味深く視聴しました。

最後まで顔出しせず失礼かなとは思いつつ、あえて背伸びしないで今日の自分の状態で負担がないと感じられる方法を選択できたことは大きな一歩だったかなと思います。実際、緊張感なくとてもリラックスして受けられました。

イールドを受け始めてそろそろ2年になりますが、セッションのたびに、自分の無意識的な癖に気付いたり、それを自然に手放せたりできるようになってきている感じがしています。

MTさん (お嬢さんも別の部屋で受講)

14日のオンラインセッションはとても不思議でした。自分の脚の認識がガラッと変わったのでなんだかぎこちない歩き方になっています。
何より驚きましたのは、前の晩から左こめかみの血流が悪くなっている認識があり不安を抱えたままセッションに臨み、セッション後に左こめかみがぷっくり膨れ上がったのちサーっと血管の滞りがとれたことです。九死に一生を得たように思いました。ありがとうございました。ちょっとこわいくらいの体験でした。
もうひとつ不思議だと思ったことがあります。昨日(12/13)の21時30分過ぎから股関節が動いていると感じた時に、娘も「あ、腰から下の関節が動いた」と呟いたのです。これってなんなんでしょうか?とても不思議でした。
このところ母の介護で心身ともにヘロヘロ状態なので、今週末(次回のWS)の不思議な究極の休息を楽しみにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

ATさん (ご主人も別の部屋で受講)

前回参加した時に、左股関節と脚のつながりの希薄感が気になっていたので股関節がテーマの今回も参加しました。
左股関節については、出産の数年後、(出産が原因なのかもわかりませんが)しゃがむことが出来なくなり治療することなく放置、いつのまにかしゃがむことが出来るようになっていたという経緯があり、違和感が残ったままでした。また、2年前に歩行時の踝の痛みも関連しているのでしょうか、田畑さんがおっしゃってくださったように何らかの開放が起こり、カラダが安心してくれるようにと思います。
うつ伏せはニガテでしたが、田畑さんがA〜B〜Cと移動され、Cで落ち着ついて呼吸もしやすくなり床に接している部分が、どんどんだらしなく力が抜けてひろがって落ちていくようで心地よく寝入りそうになりました。精油からは、脚を曲げることで浮いている脇腹、下腹部、骨盤あたりで大きな呼吸をしているように、スペースが膨らんでいく感じがありました。
次第に足の付け根あたりにも空気が膨らむかのように足の付け根回りに振動を感じ響きました。坐骨にも振動の響きを感じた時点で、反対側の左脚を曲げる体制に変え、同じような振動が脚の付け回り,坐骨までひろがりましたが、あまり心地のいいものではなく痺れている感じでした。
最後に立った時は、yieldが始まる前の不安定感はなく左右どちらに荷重しても安定していました。いつもは右足から歩き出すのに左足が前に出たことに驚きました。
膝を立て、足裏から骨の重さを感じていった時、脚全体の重さが股関節、骨盤にグッと押しこまれるような重さが強烈に鼠径部、恥骨奥辺りに感じて痺れるようでした。終了後も鈍痛のようにしばらく続きました。
翌日起床後は、治っていました。股関節、鼠径部につっかかりが無くなり軽くスッキリとしてワタシとしてはヘンな感じでした。立つと上半身が軽く乗っているし、脚も軽く歩行時も、股関節辺りがスッキリしているのか軽やかでヘンな感じです。ワーク後3日目、感覚が薄れつつありますが軽やかです。様子を見ていこうと思います。
今回は、カラダの流動するような動きはあまり感じませんでしたが、呼吸とカラダの連動がとても興味深かったです。
今回もありがとうございました。
カラダの全体的な連携としては当然なのでしょうが、寝ている時、上の歯茎がモゾモゾ動くことに目が覚め、夢うつつでみていましたが、今回のテーマ股関節と特に重要な関係があるのでしょうか?

HTさんのご感想  (ATさんのご主人)


 ① 足裏の接地感はビフォーアフターで変わらないものの、足裏からの力の伝わり方に差異があった。足裏からふくらはぎ、腿(大腿骨)、股関節への力の伝達感に直線的な感覚が出てきた。
 ② 両足を紐でつないだが、しばらくして、繋いでいる感覚が消えた。なぜかはわからない。
 ③ スタート15分くらいで、寝落ちした。ABC地点の移動による変化は分からない。また、聖油の影響も感じられるなかった。(寝落ちしていたからか?)

 ④ 最後に立ち上がったときは、身体が軽く感じた。  ⑤、寝落ちしたあとだからかどうかわからないが、目がくっきりと明るくなった。

八ヶ岳ワークショップの感想(Mさん)

2023年9月1〜2日に八ヶ岳ORで行われたワークショップに参加されたMさんからその一ヶ月後に感想をお寄せ頂きました。以下ご紹介させて頂きます。

ワークショップを終えて、しばらく経ちますが、「振り返る」という感覚はしっくり来ません。 今でもずっと自分の中で経験した時間が変化しながら・発見されながら、いろいろに息づいてい るようです。言葉が浮かんで来ても、そんなふうに続いている感覚の中にすぐに還ってしまい、困 りつつも、幸せに感じます。今でも、あの場所でみなさんと一緒に過ごせたことが、じんわりと 嬉しくなります。

<1日目>

共鳴テンセグリティ®モデル制作では、以前参加した30strutsモデルの時とは異なった体感でし た。角度があるからなのか、アクロバティックな感覚がありました。手の中で変わっていく空間 と頭の中のイメージを、忙しなく往き来していました。圧縮材と張力材の長さの関係に繊細なバ ランスを感じました。多角形と角度の関係への視点が、個人的に新鮮で、今まで意識しなかった 視点が出来てきている気がしています。

完成したモデルからは、張力材を弾くときの「やわらかさ」・両手で抑えたり置いて押したと きに感じる「張り」、双方の緩急をとても感じます。細かく左右に捻れて震える様子が、よりいっ そう印象的です。 制作しながら、自分にとってモデルの構造とパターンを解釈する時間があり、人それぞれにモデ ル完成へのプロセスがあるのだと思いました。またそれは、個性の道筋の現れのようにも感じら れ、ワークショップ中、自由な空間が広げられている空気に満ちているのを感じ、わくわくしま した。言語化できないままのものや、発想の可能性が育まれたと思います。

手で触れ、動かしながら考えていく体感と共に、変化や生まれてくるものを感じ、その一連の中 に、頭で理解する以前の経験があり、まるで植物にとって良い土が耕されていくようでした。今 でもふと新しい発想と視点に出会うときに、同時に共鳴テンセグリティ®モデル制作の記憶がちら つくことがあります。ワークショップを通して自分の中でほぐされているものがあるのだと思いま す。 「知る」ということは授かったり受け止めたりすることだけでなく、自発的に扉が開かれたそ の先で、新しい発想や視点に出会いやすいフィールドが出来上がることでもあるのかもしれない と感じます。

<2日目>

3日間を通して思うことですが、ありとあらゆる空間の感じ方に出会えました。 二人組になって互いの安心する静かな位置を探しているとき、決してどちらが一方的に主張し たり、汲み取ったりするのではなく、互いの存在感が均一になっていくような気がしました。 自分の心地よさ、相手を気遣うというよりも信頼するような感覚、立ち止まって心の中を空っ ぽにするように、ただ待ちながら純粋に感じ取られるものだけに身体と心を澄ませる、そうして いくうちに、周りの音は別の質感になっていました。パートナーの方の、声だけがよく聞こえてく る、感じられてくる、相手の中で起こっていることを自分が勝手に想像したりしないで、互いに出 来上がらせていく空間の一部分どうしになるイメージがありました。 周りに調和しながらも、独立した空間を感じました。この感覚は、共鳴テンセグリティ®ドーム の中でも感じられました。

1日目に制作したモデルを使って、身体にどんな反応を感じるのか。

働きかける側のとき、序盤の位置探し・空間づくりの影響なのか、自分が何かをしようと思った り、相手のことを解釈しようとしてはいけないような気がして、なるべく無心で、そこに起こって 来るものを見ようと思いました。共鳴テンセグリティ®モデルを掲げたり触れたりしていると、モ デルが仲介役になって、パートナーの方との何かを繋げてくれているような感覚でした。 パートナーの方が言語化してくれるアウトプットも、抽象的だったり、イメージを共有できるよ うな気がしました。

三人組で位置や空間を変えてみるワークショップでは、テンセグリティドームに入る実験でグ ループごとに個性を感じたので、「違う人との組み合わせだったらまた違うことが起こるんだろ うなあ」というのをより強く思いました。 ワークショップ中、三人で実験していく時間が楽しく不思議さもありつつ、なんだか深遠な心 地よさとイメージの中にいることができ、同じグループだった方々に感謝の気持ちが湧いてきま す。 終盤までたっぷり、動く順番を変えずにやり続けたのですが、順番によって心地よさの探しか たなどが変わってきそうだなと、感想を交わしながら感じました。 自分は三番目に動く役で、繰り返しているうちに先に動く二人が、自分にとっても心地よいと 思うところに動いてくれるので、「あまり動かなくても良いな」と、受身的に心地よい変化を見 つめているのを感じました。静かに佇み苔むしていく岩のような気持ちにもなりつつ、あえて冒 険してみようという気持ちで動いていました。 ずっと静かな気持ちのままで、同調・自立・尊重と「ありのまま」をそこで感じ取っているよ うでした。

共鳴テンセグリティ®ドームの中に入ると、皮膚が微かにじんじんするような感じでした。前方 上に伸びていくような感じを三人ともが感じていました。ドームの中は開放されたまま籠った空 気に包まれている感じでした。風の流れかたが違うように感じました。中で寝っ転がったとき は、時間の流れを忘れるほど静かでした。

<質問や発言しあう時間・全体を通して>

表現のしかたが人それぞれで、その人からそのまま、そのときいま汲み上げられて来ているよ うな言葉に思えて、とても楽しく、学びのある時間でした。抽象的・イメージ的な表現もたくさん あって、共有の余地を感じるやさしい空間だと感じました。 多彩にさまざまな人たちが集まって、言葉にしながら言葉にできないものを共有し合ってい て、ひとりひとりが尊重し合い・され合っている空気を常に感じる、素敵なワークショップでし た。

言葉というものも、また空間なのだと思います。

いろんなことを、静かに繊細にしみじみ感じ続ける3日間でした。 日々、言葉を使うことに対して興味を注いでいるのですが、このワークショップを過ごし、明 らかに楽しさ・おもしろさが倍増しています。

梶川先生の講義と共鳴テンセグリティ®モデル制作のときに出会う新鮮な発想や視点の体感も、 田畑さんの空気で語るような静かな空間の中でのワークショップも、普段じっくり見つめられていなかった大切なことがいっぱい広がっていました。単なる素晴らしい思い出にとどまらない、 新しい種や開花を感じた場所として、私の中に息づいています。 共にした皆さんと初対面とは思えないほど馴染み合えて不思議でした。幼い頃、好奇心のまま にやっていた遊びや感じていたことをたくさん思い出しました。 皆さんから、とても素敵な気持ちをいただきました。自分の中にこれからもずっと変わらな い、やさしく頼もしいものが心の中に灯っています。ワークショップで感じた安心さや感覚は消え るものではありません。 素晴らしい実験と体験、楽しい時間に参加できたことをとても嬉しく思います。 心から、ありがとうございました。

オンラインワークショップの感想 Yさん

ほぼ毎回オンラインワークショップにご参加頂いているYさんからご感想を頂きましたので紹介させて頂きます。

一昨日のオンラインWS、ありがとうございました!

位置が決まって仰向けになっていると、早々に右半身の横隔膜の辺りと肋骨が広がろうとすぐに反応しだし、お腹には何か乗っているような、そして下肢方向へ動こうとしているような、そんな感じがしました。

他にも、耳の奥や、つま先の方とか、下肢だけではなくいろんなところが痛んだり、小刻みに動いたり…。

前歯は、転んだりぶつけたりなど顔面を打ったりしたわけではなく、きわめて平和的な形(?)で折れたのですが、心理的な衝撃はだいぶ大きかったです。

このおかげでいろんな気づきがあり、自分なりに向き合ったりもして、心理的にはかなり落ち着いた頃に参加した今回のオンラインWSでしたが、からだまではしっかり落ち着けていたわけではなかったのを再認識しました。

安心安全の場を感じて、からだのあちこちが一斉に反応しだしたみたいな感じで、我ながら本当に分かりやすいなと思いつつ、セッションを受けていました。

昨日外を歩いているときには、からだが自由にのびのびとしているのを感じ、今日はしっかり地面に足が付いているのを感じています。また、対面セッションを受けた後によく起こる、わき腹や首の方を熱い液体が通るような感じも、時々あります。

新型コロナが広がりだしてからというもの、たくさんの制限に直面するのは残念ですが、一方では恩恵というか、オンラインでこんな風に毎週のようにセッションの機会があったことは本当にありがたかったです。

とくに、予約をとって対面のセッションに行こうという余裕がなかった今回は、まさに助け舟のようでした。ありがとうございました!

遠隔セッション オンラインクラスの感想 Oさん

オンラインワークショップに数回参加頂き、オンライン個人セッションをお受けになった方からのレポートです。

世界情勢が緊迫する中で、地に足をつけること、自分の体の中に「安心」を感じることができたのは、私にとって(そして多分、多くの人にとっても)本当に大切なことだと思います。

セッション中は、体の中にさざ波が感じられるたびに、先生のおっしゃる「Yielding Embodiment Orchestration」の「オーケストラ」のイメージが頭に浮かび、確かにその通りだなと思いました。
また、言葉にあまり重きを置きすぎることは、よくないように思っていた中で、セッション中に「委ねてみてください」という先生の言葉に、何かプツンと細い糸が切れるような感覚がして「安心」が全身に広がった時は、ギフトのような瞬間でした。

人間はやはり「言葉」に頼っている生き物だし、人と人の間をつなぐ信頼を作り出すツールとして「言葉」を大切にしてもいいんだなと思い直しました。

また、先生の記事「イールドワークで学ぶ空間身体学」を読ませていただいて、「安心があってからこその安全」なんだということが書かれていて、とても腑に落ちました。
日本は「安全・安心」が大きく謳われる中で、実は「安全」を求めるばかりに「警戒」が強まり、結果、本当の「安心」が提供できていない傾向があるように思います。私がフランスに来て感じたことは、「フランスは日本ほど安全じゃないかもしれないけれど、安心できる場所がそこかしこに散らばっている」ということでした。
私が日本の社会や、日本の家族に感じられなかったものに対する回答がここにある気がします。

同じ記事の中に、イールドとは「待つこと」であり「施術側がよかれと思う変化を押しつけず、プロセスを無理に進めようとしないこと」というのがあり、これはまさに「子育て」のことだなと直感しました。
そこで、子供達のためにも、イールドをいつか学んでみたいと、思い始めています。
とはいえ、まだ始めたばかりなので、初めはうちの猫(モモちゃん、メス8ヶ月)のお時間を借りて練習させてもらって、ゆくゆくは、心理カウンセラーを目指すパートナーにも、練習に付き合ってもらおうとも思います。彼自身、大病と手術を経験し、身体が「委ねる」とは程遠い状態にある上、将来のクライアントとの「間」を見つける上でもイールドは有用だと思うからです。

イールドは「共鳴」であり、「アート」であり「ワールド」ですね!

オンラインワークショップの感想 Tさん(石灰化沈着性腱板炎)

イールドのワークショップには何度か参加しています。その度にカラダが自然と自己調整をしている自然な動きに逆らわないようただゆったりとマットの上で休んでいます。

感想をと思いますが言葉にすることがとても難しくありがたいと思いつつ、失礼をしていますことお許しください。

肩を通して休息と呼吸を取り戻すその2
今回は「肩」という言葉で参加させていただくことにしました。これまで肩の力が抜けないこと、なぜか肩に力が入ってしまうことにどうしてなんだろうと思っていましたので。この参加した日の翌朝、肩や背中の上部がこれまでにない軽さ、開放感があり、多分今も続いていると思います。
ワークショップの時間はまさに肩を通して休息と呼吸を取り戻す時間だったのだろうと思います。
私事ですが、以前、石灰化沈着性腱板炎で左肩、腕が息もできないような疼痛で治療したことがあります。患部注射で疼痛は治まりましたが左肩や腕がかたまってしまい、動きを取り戻すことに数年かかったように思います。今も何となくシコリのような気配をかんじる気もしますがムリなく腕を前後左右に動かせるようになっています。
イールドのワークショップに参加させていただくようになり、その度にその時の記憶が身体に残っていて自己調整しているのだろうか、と感じていました。
左側の肩や腕、左半身は、身体の各部位とうまく繋がっていないような感じがしてぎこちなくなんとかしようと個別の動きをしているのに連動していないような、。横になっているだけなのに心臓の鼓動が激しくなり、バクバクし、それを見ていると左の肺が縮こまっているようで、それも、見ていると少しずつ呼吸が楽になったのか、肺に、鎖骨の辺りにも空気がたくさん入ってきたような感じがあり鼓動も落ち着いてきました。
ワークショップ2日後の今思うと、息をするのも怖かった疼痛で左の肺は縮こまっていたのでしょうか、思い当たる節が少なからずありますが。
石灰化沈着性腱板炎の痛みが始まったころ、
身体の真ん中、中心から左半身と右半身が真っ二つに音を立てて、分かれてしまったような強い衝撃がありました。不思議過ぎて、整形外科の先生には言えないままで、疼痛も辛かったのですがこの衝撃も何事が起ったのだろうと今も強く記憶に残っています。
そういう経過をカラダは自己調整しながら休息しようとしているのでしょうか、自分のカラダと簡単に思い込み過ごしてきましたが、カラダの自動的な、自然な動き、快適に生きようする動きに深い感動のような思いがわいてきます。
今回のワークショップの最後に上向きで休んでいる時、肩や背中の接地面の広さに驚きました。床の上で休んでいる時、何かから開放されたようなひろがるような何とも言えない心地よさがありました。その寛いでいるような自然な身体をただみているような、ただ身体だけがあるような、静かな居心地でした。

「イールド」とは、身を委ねるという行動のことなのですね。イールドワークの知識はありませんが
そうだったか~と(大雑把で申し訳ないですが)これまでの自分やその身体や過ごしてきた日々がほぐれていくような深い安堵感を感じています。

Onlineワークショップの感想

2021年1月22日(土)に初のZoomによるオンラインで休息のためのワークショップを開催しました。空間身体学的共鳴を用いて、イールドを促すという内容で、離れた距離からでもインターネットを介して、受け手の身体に必要な変化とプロセスが引き出せることを確認しました。 原理的にはできるはずと思っていたので、個人セッションでの経験も蓄積したので今回思い切って開催してみました。

休息のためのワークショップ

大阪在住のMさんの体験:

初めてのワークショップ、Zoomにうまく入ることができなくて、田畑さんの説明の途中から参加、となった。

‐ 畳に身体を横たえていると、すぐに背中側の腰のあたりがスーっとしてきて実体がなくなる感じがやってきた。部屋の空気がとても軽く感じられ、空間がどんどんと広がっていく。その広さを体感するかのように、両手を思いっ切り突き上げては横にひろげる、という動きを繰り返す。身体上部に広がる空間をしっかりと確認しているような感じ。同時に、腹側のウエストあたりにも背中側腰あたりと同様の感覚がやってきて、腰回りがとても軽い。そして腹に思いっきり呼気を吸い込む行為を何度か繰り返す。胴回りのどっしりとした安定感。

‐ この、スーっとした感じ、去年田畑さんが能楽師安田登さんとのコラボイベントで、カメラに背中を向けて琵琶奏者の塩高さんにワーク中、見ている自分の前面がスーっとしてきたときの、あの感じと一緒だ、と思いつつ身体を横たえていた。ただその濃さが今回は3倍増し位に感じられた。

‐ 田畑さんの「こちらが位置を変えると身体の感覚が変わる感じを…」というお話が聞こえてくると、身体はパソコンのある方向にぐっと引き寄せられる。それ以後、音声は途切れ、最後までなにも聞こえなかった。

‐ その後、上半身を起こすと、胴回りがとても軽い。手をあげゆらゆらさせたり、身体をねじったりしながら、空間の広がりを楽しんでいる体感。部屋の中の空気には結構強いゆらぎがあって、風が渡っているような感覚。風神雷神図の風神が浮かんできて、自分は風神になって空間を自由に渡り歩いている。開放感に満ち溢れていて、しばらくしたら、このまま立ち上がって部屋の中を飛び跳ねるのではないか、という感覚まであった。

‐ 気が付くと、部屋の空気は穏やかに落ち着いていて、私は正座をしたままじっとしている。時折、うつ伏せになって腹を支えにして平泳ぎの足をしてみたり、身体を丸めてひたすら一つのまとまりになろうとしたり、顎を引いて前転をしようと試みたりするが、基本は正座のまま。どのくらい時間がたったのか、「もう終わりにしてもよいな…」という気持ちがわいてきたが、穏やかな空気はそのままずっと流れていたし、正座を続けたままでいた。

‐ すると、いきなり左腕を強く振り出したとおもったら、左側頭部のあたりの頭蓋骨がギギっと音をたてて動く。その音と動いた感じの強さに、うっ、大丈夫かな、と思っていると、ほどなく左腰がぐにゃぐにゃっと緩み、緊張がとけていく、という動きに繋がった。

‐ なんだかそのままじっとしておいたほうが良い気がして正座のままでいたら、部屋の空気感が変わってきたので、立ち上がってパソコン画面をのぞいてみると、Zoomが閉じていて、ワークショップはすでに終了していることを知った。

‐「あ、終わってたんだ…」と思うと同時に、なぜだか腹の底から元気が湧き出してきた。そして唐突に「わんぱく小僧」という単語が頭に浮かんできた。エネルギーの塊のような体感があって、「いっぱい食べておっきくなるぞ~」という思いが浮かび上がってきて、ちょっとあっけにとられた。

‐ 翌日は、動きのあった頭蓋骨のあたりが重苦しかったので静かにしていた。翌々日、外に出てみると、空間の広がり、物の立体感が増していて、自分がとても安心して穏やかな気持ちでそこに存在している、という感じを抱いた。日中もなんだか眠い感じが続いている。

新潟のKさんの感想:

1つ目のワークでは、最初に骨盤に違和感があり、ギシギシしていたのですが、そのうちに八の字を描くようにスムーズに動き出しその後に、両肩も同様にギシギシしていたのですが、緩やかに動きだし、顔の筋肉が面白いぐらいに動いたり、後頭部と床の設置面が変化していきました。
2つ目のワークは、上記の通り、迷いながら頭の中で考えてしまったところもあったので、体や心に目を向けることが疎かになってしまったのですが、就寝時に体の自動調整が1つ目のワーク同様に骨盤から頭頂まで進んでいきました。
遠隔のセッションは初めてだったのですが、田畑先生の位置で明らかに体の反応が違うことを体験し、上記のように体の自動調整も下から上に順に上がっていく、エネルギーの循環が生じていく、そんなプロセスを体感しました。

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー

2019年12月に片山洋次郎先生とのコラボワークショップで御世話になった方です。ダンスを実践している中で、セッションを通して自身の身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいとのお考えでセッションに臨まれました。

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session1

ロルフィングセッションを受けるのは初めてなので、楽しみでしたが、少し緊張していました。田畑さんには、子どもの頃、海の岩場で右足の親指を切り、今も右側にうまく体重が乗せられないこと。そのせいか首・肩周りが疲れやすく、左腿裏側が固いことをお伝えしました。
姿勢、歩行の確認をして、ベッドへ横になると思ったよりも柔らかい。楽になれる首の位置を探すと、少し左を向いた角度になりました。
体や空間を丁寧に感じ、呼吸が深まる時間を経て、田畑さんが右足からセッションを始めてくださいました。
ふにゃふにゃのボールを足裏と手に当てられると、つられるように全身の力が抜けました。右足の位置を調節されるのに誘われて、頭の角度が右の方に変わっていきました。足先や脛に丁寧に触れられたのが印象的でした。
続いて左足へ。右足も短い時間の施術だったと思います。両膝を立てると、どんどん左側へ傾いていく。バランスを崩してしまいそうでしたが、それならそれで良い、受け入れようと思いました。傾く動きが落ち着いたところでセッションは終了しました。
歩いてみると、踏み出す足に重みがありました。呼吸は普段より深い。身体の各部に迷いがない感覚。子どもの頃の怪我が、傷はすっかり治っているのに、影響が残っているのは考えてみると当たり前。ですが不思議だとも思いました。田畑さんにそのことを伝えると「再教育することができる」との言葉が返ってきました。治療ではなく、再教育。セッション中は筋肉や骨よりも、微細な組織に働きかけられているように感じていたことを思い出しました。帰り道でも、足取りがしっかりしていて、頭はすっきりしていました。

翌日も右足の親指が以前より使えていると感じました。少し古傷が疼く感じはありますが、嫌な感じではありません。翌々日には、なぜか左足の親指が同じように疼きましたが、すぐに治りました。全身が右足に合わせて変化しようとしているのだと思います。次回のセッションが楽しみです。

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