股関節を通して安定するというタイトルのワークショップにご参加頂いた方々からの体験レポートです。

イールドの技法を実践されているMさん

久しぶりにタイミングが合って参加できました。

特に、今回は夜勤明けのexhaustedな状態(涸渇した感じ)で受ける休息の体験なので、どんな風になるのかとても楽しみでした。

明けの日はいつもうっすら眠くて集中力がないので、WS前に2時間ほど寝てから参加。

今回は、ビデオOFFで参加しました。

メールに記載されたリンクから入室できること、スマホの画面で自分のマイクとビデオの設定がOFFであることを確認できること、参加者の名前も閲覧できることなどを実際に確認できて、あらためて「あ、こういうものか」と実感し安心しました。オンラインに不慣れだった自分にとって、その辺の不安が解消されたのは大きかったです。

受ける場所があまり広くなくてちゃんとした暖房もなく、寒くて布団を被りながらインストラクションを聞くという状況でした。

横になる位置を選べるほどの広さがないので、動ける範囲で頭の向きとちょっとした角度の調整だけしてみました。

うつ伏せで左側を向き、同じ側の股関節を引き上げる姿勢を取り、布団の中で四苦八苦しながらヒモも装着。

田畑さんのポジションについては、3つとも大きな違和感を感じることはなく、どこでもOKという感じでした。強いて言えば、A→B→Cの順に呼吸が大きく入るようになったかなという感じ。

床に接している部分の重さを感じていく時、田畑さんが具体的にその部分を挙げていってくれるのでイメージしやすかったです。

田畑さんが精油を嗅いだ時、それまでは骨格などの枠組みに向いていた意識が、その内側にある空間に転じたような気がしました。ふわっと骨盤内の空間が意識され、広がるような感じ。制限が外され、曲げている左脚をもっと曲げたくなり、下ろしている右脚をもっと伸ばして骨盤内の空間を広げたくなるような、「ねばならない」ではない自発的な自由な感じ。

反対向きをじっくり味わう時間は長くはなかったのですが、仰向けになった時、背中全体がベッドについているのを感じられました。

右の眼窩の中で眼球が微かにムズムズして、うっすら右側の顔が広がるのを感じ、鼻が通っていました。それはWS後もしばらく続いていました。

立ち上がると、鼠径部が伸びた感じがしました。骨で支えられていて、スッと立てる感じ。歩く時は脚がお腹から吊られていて軽い感じ。

開始前は分割されて体重の乗り具合もばらつきがあった足裏が、つながってまとまった感じ。全身に一体感があり、意識はクリア。何というか、顔面に軽さを感じました。

ビデオOFF、マイクOFFのまま皆さんのシェアも興味深く視聴しました。

最後まで顔出しせず失礼かなとは思いつつ、あえて背伸びしないで今日の自分の状態で負担がないと感じられる方法を選択できたことは大きな一歩だったかなと思います。実際、緊張感なくとてもリラックスして受けられました。

イールドを受け始めてそろそろ2年になりますが、セッションのたびに、自分の無意識的な癖に気付いたり、それを自然に手放せたりできるようになってきている感じがしています。

MTさん (お嬢さんも別の部屋で受講)

14日のオンラインセッションはとても不思議でした。自分の脚の認識がガラッと変わったのでなんだかぎこちない歩き方になっています。
何より驚きましたのは、前の晩から左こめかみの血流が悪くなっている認識があり不安を抱えたままセッションに臨み、セッション後に左こめかみがぷっくり膨れ上がったのちサーっと血管の滞りがとれたことです。九死に一生を得たように思いました。ありがとうございました。ちょっとこわいくらいの体験でした。
もうひとつ不思議だと思ったことがあります。昨日(12/13)の21時30分過ぎから股関節が動いていると感じた時に、娘も「あ、腰から下の関節が動いた」と呟いたのです。これってなんなんでしょうか?とても不思議でした。
このところ母の介護で心身ともにヘロヘロ状態なので、今週末(次回のWS)の不思議な究極の休息を楽しみにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

ATさん (ご主人も別の部屋で受講)

前回参加した時に、左股関節と脚のつながりの希薄感が気になっていたので股関節がテーマの今回も参加しました。
左股関節については、出産の数年後、(出産が原因なのかもわかりませんが)しゃがむことが出来なくなり治療することなく放置、いつのまにかしゃがむことが出来るようになっていたという経緯があり、違和感が残ったままでした。また、2年前に歩行時の踝の痛みも関連しているのでしょうか、田畑さんがおっしゃってくださったように何らかの開放が起こり、カラダが安心してくれるようにと思います。
うつ伏せはニガテでしたが、田畑さんがA〜B〜Cと移動され、Cで落ち着ついて呼吸もしやすくなり床に接している部分が、どんどんだらしなく力が抜けてひろがって落ちていくようで心地よく寝入りそうになりました。精油からは、脚を曲げることで浮いている脇腹、下腹部、骨盤あたりで大きな呼吸をしているように、スペースが膨らんでいく感じがありました。
次第に足の付け根あたりにも空気が膨らむかのように足の付け根回りに振動を感じ響きました。坐骨にも振動の響きを感じた時点で、反対側の左脚を曲げる体制に変え、同じような振動が脚の付け回り,坐骨までひろがりましたが、あまり心地のいいものではなく痺れている感じでした。
最後に立った時は、yieldが始まる前の不安定感はなく左右どちらに荷重しても安定していました。いつもは右足から歩き出すのに左足が前に出たことに驚きました。
膝を立て、足裏から骨の重さを感じていった時、脚全体の重さが股関節、骨盤にグッと押しこまれるような重さが強烈に鼠径部、恥骨奥辺りに感じて痺れるようでした。終了後も鈍痛のようにしばらく続きました。
翌日起床後は、治っていました。股関節、鼠径部につっかかりが無くなり軽くスッキリとしてワタシとしてはヘンな感じでした。立つと上半身が軽く乗っているし、脚も軽く歩行時も、股関節辺りがスッキリしているのか軽やかでヘンな感じです。ワーク後3日目、感覚が薄れつつありますが軽やかです。様子を見ていこうと思います。
今回は、カラダの流動するような動きはあまり感じませんでしたが、呼吸とカラダの連動がとても興味深かったです。
今回もありがとうございました。
カラダの全体的な連携としては当然なのでしょうが、寝ている時、上の歯茎がモゾモゾ動くことに目が覚め、夢うつつでみていましたが、今回のテーマ股関節と特に重要な関係があるのでしょうか?

HTさんのご感想  (ATさんのご主人)


 ① 足裏の接地感はビフォーアフターで変わらないものの、足裏からの力の伝わり方に差異があった。足裏からふくらはぎ、腿(大腿骨)、股関節への力の伝達感に直線的な感覚が出てきた。
 ② 両足を紐でつないだが、しばらくして、繋いでいる感覚が消えた。なぜかはわからない。
 ③ スタート15分くらいで、寝落ちした。ABC地点の移動による変化は分からない。また、聖油の影響も感じられるなかった。(寝落ちしていたからか?)

 ④ 最後に立ち上がったときは、身体が軽く感じた。  ⑤、寝落ちしたあとだからかどうかわからないが、目がくっきりと明るくなった。