動機:日常生活を通して自身の身体を健康でしなやかに保ちたい。現状は大きな病気や体調不良はなく、たまに腰や首が痛くなったりする。整体やマッサージに行くと改善するが定期的に起こるので姿勢に問題があるのかと疑っているとのことでした。

セッション1

施術の最中に田畑さんが身体に触れたり、どう感じるか質問されるのですが、自分の体なのにどう感じているか答えるのが難しかったです。普段いかに自分の身体の感覚に注意を向けていないかがより明らかになりました。田畑さんが脛に触れている時に股関節が勝手に開いてき、触れているだけなのにどうしてこんな変化が起こるのか不思議でした。呼吸のワークで胸郭を斜め上方に開くように呼吸するようにガイドしていただいたのですが、こんなに自分の肺に息が入るのかと思うほど息がしやすかったです。施術後に感じた変化としては、左足に体重が乗せられていないということに気づいたことです。田畑さん曰く、子どもの頃に怪我をしたりすると、均等に体重を乗せられなかったりということもあるようなのでその可能性もあるのかなと思います。今までそれは仕方のないこと、自身の身体の特徴なのかとスルーしてきましたがこれが幼少期の怪我によるもので改善できる可能性があるとしたら嬉しいなと思います。また、呼吸がしやすくなった気がします。それに加えて睡眠の質が高い日が増えた気がします。引き続き、変化を感じていきたいと思います。

セッション2

右側を下にした時よりも左を下にした時の方がワークをしていく中でのリラックス感、台に落ち着いていく感覚が大きかった。背中を触れられただけで呼吸が深くなるのがとても不思議に感じた。後日自分でやってみたが変化がなかった。最初に歩いた時は左足の方に乗れていない感じ感あったが、施術後は両足とも地に足がついている感じがすごくあった。また、現在施術から3日経っているが左足に乗れていなかった感覚が薄くなり両足同じ感覚で歩行できている。今まで仕方ないと思っていたことがあの短い時間で変化し非常に驚いている。両足同じ感覚なので、電車などでどちらかの足に体重を乗せる姿勢をとることがなくなった気がする。いつも1時間も歩くと足に疲れが出るのだが、両足に真っ直ぐ乗れているせいか疲れがましになったように感じる。

セッション3

施術中もともと背中にハリがあったが当日はなくリラックスした状態で受けられた左脚に乗れていない感じもほとんどなかった1回目と比較すると台の上に落ち着くまでの時間が短くなった
施術後仕事の後マッサージガンを使って背中を解さなければならないことが多かったが最近はほとんど使っていない電車で座るより立っている方が楽と思えるようになった(これに気がついた時は自分でも驚いた)逆に長時間座っていても腰が痛くならなくなった長時間歩いた時の足の痛みも明らかに減っている以前より睡眠の質が上がっているような気がする疲れにくくなったような気がする

セッション4

横向きでの施術であったが、比較的両側の感覚の違いが少なかったように思う。施術が始まったらすぐに眠気が出てしまい、ただ眠ってしまうとロルフィングの効果がなくなってしまうのかいう思いもあり、頑張って覚醒を保つようにしていた。横向きで尾骶骨?を触って調整をしていた時に後ろ側に体重をかけるよう言われたが、うまく体重を乗せられている感覚が自分的にはなくこれでいいのかなという感じだった。また仰向けで脛を触ってもらっている時にふと思い出したのだが、たまに特にぶつけたり激しい運動をしていないのに脛をぶつけたような痛みが出ることがある。田畑さんの言っていた過去の怪我も影響しているというのはこう言ったことなのだろうかと思った。施術後に関しては日常の立ち止まる瞬間に真っ直ぐ立てているような、身体が軽く支えられているような、背筋が伸びているような感覚が以前より多くある気がする。また、睡眠の質に関しても特に入眠時かなり深く眠れている日が多くある。紐トレを教えていただいて、調べてやってみた。特に襷掛けをしている時に呼吸が楽になるのを感じた、これは田畑さんに背中を触られている時に呼吸が深くなる原理と同じなのではないかと思った。人間は自分の身体を外界からの刺激によって知覚した時、身体的な機能が向上するようになっているのかもしれないと思った。

セッション5

今回特に感じたのは最初に田畑さんが左下に立った時と右下に立った時で感じ方が大きく違った。左足の方が外旋していてベッドにしっかりついているような気がしたためかと思うがそれがなぜ安心感につながったのかはよく分からない。また、今回発見したこととしては脛を触れられている時にお腹の筋肉がピクピク動いている感覚があった。以前も同じことがあった気がしたがたまたまかなと流していたのだがやはり関連があるのかなと今回は思った。施術後に特に顕著だったのは足の上げやすさで、下腿も大腿もすごく軽くてスタスタと上がって驚いた。また、最後に不安定な台の上でバランスを取ったのだが、首を触ってこの間に中心線を持ってきてと言われた瞬間にバランスが取りやすくなってそんな簡単なアサーションだけで変わるのかと不思議に思った。また、猫背気味でもいいから楽な姿勢をしてみてと言われ、普段胸を張りすぎていることに気がつきもう少し「楽さ」を意識して姿勢を取ってみようと思うきっかけになった。帰りにそれを意識して歩いてみたら背骨のあたりが少し緩む感覚を得られた。

セッション6

今回はうつ伏せでの施術であったが、右側を多めに触れていた。特に肩甲骨や腕などを触れる時間が長かったが、しばらくうとうとしてしまって気がついた時には元々心地よかった腕のポジションがそうではなくなっているような気がした。腕を持ち上げて伸ばしたい衝動があったり、肩甲骨のあたりに少し痛みを感じたりした。こんな短時間で、触れただけで体が変わったということかと考えていた。また、最後の方で腰の下の皮を摘んで引っ張り上げたりしていたのだがその時に脊柱がスッと通るような感覚を得た。骨盤を前傾させたい気がして実際に自分でそうしていたと思う。鼻の詰まりも一瞬で改善された。施術後の感想としては左足に乗りやすくなったり、やはりいつものことではあるが足が上げやすくなる感覚がした。また、今回の施術によってではないと思うが最近気がついたこととして首の痛みが全くなくなっていることに気がついた。ロルフィングを始める前には主訴としてシートに書いたと思うが今は全くなくなっている。

セッション7

本日は仰向けでの施術であった。左側半身を中心に触れていただいた。頭にも何回か触れられたが、首から頭にかけて真っ直ぐに芯が通るような感覚がした。口腔内や鼻腔内も施術をしてもらったが意外と苦しくなく、内臓までつながって緩んでいる感じを想像してと言われそうすると自然と胃や腸の方まで緩む感覚があり、これは普段もイメージしてできそうだと思った。施術後は、呼吸がしやすいというのが一番にあって、やはり鼻から空気が通る感覚が気持ちよくあった。また、施術前に腰痛が少しあったのだが現在これを書いている夜まで特に痛みもなく過ごせている。

セッション8

今回は施術前に仕事による内臓の疲れというか痛みのようなものがあった。施術はほとんどうつ伏せの状態で行われたが触れられている側が徐々に台に落ちていくのが刻々と感じられた。最終的には首以外は全て一体化して台に付いている感じになり、首だけはずっと横を向いていたせいか少し苦しさが残っていた。セッションが進むにつれて足を触れることは少なくなっていくのだが最後に写真を確認すると左足が施術前よりも内側に入って支えが強固になっているように見て取れた。その部位に直接触れていなくても体が全体的なバランスを調整しているのかなと思った。

セッション9

8回目の施術前に感じていた内臓の疲れ、痛みについては施術後の午後には特に感じなくなっていた。疲れや痛みがあっても休息によって回復できるという身体作りが大切なのだと思った。今回は仰向けで、片足を台の外に投げ出すような変わった姿勢で施術が行われた。自分は施術の最中に目を強めに瞑っていることが多いのだが、田畑さんに目を開けて首を左右に振って居心地がいい場所を見つめているように言われそうするとそちらの方が楽で身体の変化に集中できた気がする。自分がどうしていると楽なのかに注意を向け、分かったら楽な方に自分を寄せていく。そういうことを日常でも意識したら疲れもだいぶ違うのかなと思った。また、セッション後に田畑さんに質問をさせていただいたのだが、狭い空間に2人で仕事をしているのだが、ペアになった人によって自分のパフォーマンスが変わる気がする。それはなぜかといった内容をお聞きした。田畑さんによると、言語コミュニケーションも影響するがその人との位置関係や距離、目線の置かれ方、そういった非言語コミュニケーションによるところもだいぶ影響していると思うとのことで非常に興味深かった。実際その後の仕事で意識してみると、確かにそういった要素でパフォーマンスが変わるのが感じられた。また、同様にアドバイス頂いたように地面への接触を感じ、お腹の下あたりに意識を下すと、人の目が有ってもそれに影響されにくい心持ちになれ、楽に感じた。この技法?は今後も訓練してもっと楽しく仕事ができるようになると良いと思った。

セッション10

施術前は腰の緊張と若干の痛みが気になっていた。ベッドに横になってからしばらくして、腰はリラックスできていたが、背中上部から首にかけて緊張が解けなかった。緊張しているなと思えば思うほど緊張が強くなっていくような気がしてなかなか解けてくれなかった。また、その時の呼吸は少し早めで浅かったように思う。深呼吸を意識してみたら変わったのかなと後から思った。しかし、田畑さんが首の下に手を置き胸骨のあたりを触れていると緊張がみるみるうちに解けていった。最後写真を見比べると1回目に比べて姿勢や筋肉のつき方に大きな違いが見られ、実際の身体感覚としても主に右足と左足の左右差が無くなり、左足に乗れるようになったという点で大きな変化があった。今後4〜5ヶ月でどのような変化があるのか楽しみにしている。