10シリーズロルフィング第一回目
小さい頃からの過剰な迷走神経反射による失神が頻繁に起こる事を和らげたい、そして軽度の側湾による鎖骨の出方の違いなど、全体的な左右差が気になり、大きな不調があるわけではなかったのですが10シリーズを受けてみようと思いました。
一回目のセッション前後で驚くほど上半身の大きさが変わっていて、とても驚きました。呼吸が浅いし、頭に気が上がりやすいと感じていましたが、まさか上半身が収縮していたとは思ってもいませんでした。セッション前は常に息が喉あたりで詰まってしまうような浅い呼吸でしたが、セッション後はお腹の辺りまですうっとはいる感じで息がしやすい上に喉の奥を通る空気が美味しいようにも感じます。
今まで呼吸法などで深い呼吸を意識してきましたが、お腹まで入る感覚は初めてですし背中でも呼吸を感じることができます。また、横になって背中に感じる感覚が以前とまるで違い、触れ合う面が密度が高いというか暖かく包まれるように心地よいです。この心地よさはセッション後2日経ってもまったく変わっておりません。
いちばん変化を感じた胸は鎖骨に少し触れただけで、主に両足と、すこし手、首周りに触れるのみであれだけ大きさや感覚に変化があるのが本当に不思議です。足で安定して支えることができていなかった為胸が萎んでいたとのことで、胸を開こうとする時肩周りの事しか考えておらず、呼吸を深める、肩を開くなど上手くいかず行き詰まっていた部分だったので、とにかく自分でなんとかするのは無理だったなと思いました。
足の裏の重心のかかり方も外重心がやや内よりの中心に降りている感覚があります。特に左足がしっかり地面につくようになり、両足の裏で踏んで歩けるようになっていて、真ん中に身体の中心?重心がある感覚、安心感、安定感が感じられて歩きやすいです。ただあまりに色々変化したせいか、歩く時、腰の真ん中あたりに少し痛みを感じることがでてきました。
上半身の広がりや骨盤の傾きが水平にもどるなど、見た目にもかなり大きく変化がありましたが、安定した心地よい気分がずっと続いており、そこまでしんどさは感じていた訳ではなかったのに、すごくリラックスしています。
いままで肩こりや悪い姿勢や良くない習慣を変えるために努力や我慢をするのが当たり前だと思っていたのに、心地よさを味わうだけで別物のように身体が変化し、元にも戻らないどころか変化も継続するとは考え方が根本から覆され本当に驚いています。たった一回なのにあまりに大きな変化でまだ戸惑う気持ちもあるのですが、この実際に大きく変化した身体が事実として存在するので納得せざるを得ません。
努力し、無理をして頑張らないと変われない、という前提から解放されつつあり、楽、心地よい、という安心感でさらに身体がゆるむ気がします。いままで呼吸が常に浅い事や、姿勢が良くない事、妙にりきんで力が入っている事などに気がつくたびに自分を責めてしまっていました。
まだ気を抜くと「正しい姿勢をとらなくては」になりがちですが、気持ち良い呼吸や心地よさに立ち戻って次回も楽しみです。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。