今日は下半身内側と骨盤のセッション。まず、全身の写真を撮ってから、歩く。左側が自由な感じ。右はつまってかたい。腕がふれない。
右上になって、ベッドに横になる。右足に少しづつ触れられる。ほんの少しなのに、足のゆがみがとれていく感じだった。仙骨と尾骨のセッションの時、仙骨は体の動きの要なんだな、と思った。ちょうど、丹田の裏にあるんだ、と、位置を感じた。骨盤を前後に動かすワークをしていると、リアルに自分の骨格が浮かんできた。自分の骨格が見えたので、坐骨に触れられた時、坐骨のとんがってる部分がわかった。左上に体位変換。右下になっている肩がうまく落ち着かなくて、体重がより重く感じられた。足のタッチはよく覚えていなくて、骨盤を動かすワークの時、左の骨盤上部に向かってピリピリと痛みが広がった。ゆうべ感じていた痛みに近いが、それより鮮明に細かく感じる。上に向かって放射状に広がる痛みで、黄色い光が何本もパーッと広がっていくように見えた。その時自分は横になって寝ているのだが、上から自分を見下ろすような視点で見えた。また骨盤を動かすと、自分の骨格がスケルトンのように浮かんで、視点は自分に戻った。上向きになる。おなかをCS60だと思う、スリスリされる。スリスリされると、おなかの痛みのあるところがリアルにわかる。常にある痛みだが、普段はそこにフォーカスしないで過ごしている。スリスリされると、畑を耕すみたいに、お腹が整備されてデコボコだったところがフラットになっていくように感じた。両膝を立てる。前回は両膝を建てた時、グラグラして落ち着かなかったが、今回はスッと両膝が立ったので、あれ?と思った。ベッドに腰掛けて座る。骨盤がまっすぐにスッと立っている。そして体幹の中心になっている感覚がある。よく武道なんかで「ハラが決まる」という言い方をするけど、それがこの感覚?!と感じた。骨盤が白いハガネのように力強く、そしてまっぐに立っている。骨盤から内蔵のストレスなしに背骨が伸びている感覚は初めてだった。

立って4方向の写真を撮ってもらってから歩く。歩くことは複雑な体の行程だと思った。歩くことを感じながら歩くとなんだか難しい。普段、私はどうやって歩いているのだろう?右腕はあまり振れないが、セッション前よりスムーズに前進しているように感じた。
セッション前後の写真を見てもらう。背中が広がっている。左側が上がっている。
翌日、今までの落ち着いた感覚ではなくて、些細なことにイライラして怒りっぽい。怒りに自覚的であるけども、その感情は止まらない。骨盤の変化に自分が追いついていないのかな?と感じて過ごした。4日目に今までの落ち着いた感覚が戻ってきた。4日かけて体がいろんな変化を定着させてくれたのかな?と思った。日常の家事をしていると、エプロンの紐が右肩だけがスルリと落ちる。そういえば、よくあった事で、今まで意識してなかったが、左側が上がっているせいだ、と分かった。すると、紐が落ちる頻度が下がった。状況を意識する、それで変化するのだ、と思った。これはこらからの人生にとって大きな気づきだ。

一つ一つ積み重ねて体を整えていくロルフィングのセッションは、体だけではなくてこころも変化していく道程がとても深く、新しい気づきの連続です。体と心の旅をしているようで、次はどんな体験が待っているんだろう!とワクワクする。これからのセッションも大事にして、丁寧に自分と向き合って行きたいと思った。