背面から全体のつながりのセッション。
全身4方向の写真を撮ってもらってから、歩く。ぎこちない感じ。なぜか、左の親指先にピンが刺さったような感覚を急に感じて気になる。
うつ伏せからスタート。首は右に向ける。首のつけ根に力がかかって痛い。右手、右足を曲げて、ベッドに触れている面を感じる。
立ち位置を聞かれる。ベッド後方の左右と、上半身に近い所での左右。ベッド後方では、明るい、暗い、をまず感じた。以前ほど違いに差が出なくなった感じがしたが、上半身での立ち位置では、頭の後ろ側になる左に立たれると、振り返って確認したくなった。顔の方の右側では、安心感があった。立ち位置を感じることで、自分の領域が広がって、この身体だけでなく空間まで自分の存在の一部となることに気づく。自分はもっと広くて、自由なんだ、、、、、。
しばらくベッドに触れている面を感じ続ける。こうしていると、内的な微細な動きが少しづつ広がっていって、身体を、あるべき位置に自発的に調整していくようだった。首の痛みが意識の中では強いのだが、その痛みを和らげていく働きが静かに身体の中で進行しているように感じられた。
足からそっと触れられる。呼吸が少しづつ深くなっていく。足にCS60の感触だと思うのだが、今までのような金属の感触が感じられなかった。じーんと温かさが伝わってくる。
体位変換する。顔向きが左から右向きになるだけなのに、垂直に横たわったような感覚。以前にも感じたことがあった。首のストレスがなくなって、身体と意識だけの感覚になる。
左半身のセッションが終わると、上向きになる。両膝を立てる。右膝の位置を調整される。ベッドに腰掛けて、浅く座る。座ると、上半身がすーっとまっすぐに立っている。今までより支えがしっかりできた感じ。頭が少しぼんやりしている。立って歩く。骨盤から先に足がスイスイ出ていく。上半身はそれに乗って、ついていく、という感覚。腿はどうですか?と聞かれて、ああ、腿から足を牽引して進んでいってるんだー、と気づく。
セッション後の写真を撮ってもらう。セッション前と比べると、ああ、体が伸びている、、、。ちぢこまっていたのだな、、。
歩いて帰る道すがら、、、。何かが気楽になっている気がする。物事に対する深刻さが薄れて、ガッチリしていた物の輪郭がぼやけてきている感覚がある事に気づく。物と物が混ざり合ってゆるやかに存在している感覚。自由な感覚、、、。
先日見た、横尾忠則さんの最近の作品のように、ひとつひとつの色や形が混ざって大きい点描になっているような、、、。それは、とても気楽さがあって素晴らしい感覚だと感じた。あの絵の様子が自分の現実にリンクしていると感じるなんてすごい事だ。横尾さんの作品は大好きで、今まで見てきたけど実生活でここまでリアルにリンクするなんてなかった。そんな楽しい、うれしい日が来るなんて、昔の自分に言ってあげたい。
そんなに人生に深刻にならなくていいんだよ〜、生きていることに自由さを感じることもあるんだよ〜、と。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。