遠隔セッション後の変化についてお話したあと、仰向けの状態からスタート。

セッション13回目

‐開始直後に、どんな感じかのお尋ねがあり、その時、擬音語でいうと、スパッ、とか、シュッ、シャキッ、みたいな白と青の映像が浮かんでいて、口をついて出た言葉が、「自立する」であった。そのあと、腕をぐるぐると回しながら浮かんでいた映像は、オレンジ味の強い赤色で、エネルギーに満ちた何かが、腕の動きと同じくしてくるくる回っている絵。その力に支えられて自分の足で立って歩んでいくようなイメージが浮かんでいた。

‐その後すぐに、なぜかじんわりと涙が滲んできた。今回、記憶がとても曖昧なのだが、身体を丸くして胎児になったり、また、手を軽く握って肘から折り返し、新生児になったような体感が頻繁にあった。涙は、最後に大きな声で笑ってしまうまで、セッションを通して、ずっとこぼれたままであった。

‐先日訪れた三千院にある阿弥陀様に迎えられる。そのあと、木々に覆われた山の姿が現れ、その緑の中に白いものとなって吸い込まれていく。そのあと、叩かれて強さを増していく熱い鉄のような、また、焼きしめられて、堅く丈夫になっていくレンガのような、赤茶色のもののイメージが浮かび、そんなふうにして自分が鍛えられていくのだ、という気持ちが沸き起こった。同時に、両手と、頭のあたりがじんじんとしびれているのを感じた。

‐そのあと、三千院から京都駅に向かうバスで出会った赤ちゃん~そのお子さんは、内から放つ光が強烈で、エネルギーの塊、と感じた~の顔が大写しになって、私は、見事にその赤ちゃんに自分をオーバーラップさせ、嬉しくてしょうがない気持ちでいっぱいになる。

そして、口に手をあてて、笑いを止めることができなかった。

‐セッション後、田畑さんに歩いてみるように促されたが、その子が現れた嬉しさを止めることができず、私はスキップをしてしまう。セッション直後でも、両手のしびれている感じがずっと続いていた。

新幹線から降りた時、身体全体が、ちょっと、きゅっとまとまって凝っているような感じがした。そして、家にたどり着いてみると、何故か、今日のセッションが、ずっと前のことのように思われて仕方がなかった。東京に出かけたのは本当に今日だったのだろうか、とちょっと疑ってしまうみたいな心持ちであった。セッションの時は、いつもの日常の次元とは違うところで田畑さんにお会いしている感は常にあるのだが、それとはまた違って、ちょっと遠い日の記憶、みたいな感じがとても強かった。

‐セッション翌日、起き抜けに感じたことは、のびやかな気分、うまい具合に生きる力が身体にいきわたっている感じ。程度の差はあるけれども、セッション10回目の後に感じた、弾力のある、躍動するような身体の一体感。首から上は上方に伸び、肩から下は、下方に向かう感じがある。とても生きやすい感じがしている。