【セッション中にて】今までのセッションの中でいちばん、身体の反応を表情豊かに感じ取れました。脚に触れられているとき、最初はただ皮膚に触れているなという感じでしたが、それからすぐにほぐれて、どんどんくすぐったくなっていきました。そのくすぐったさが、触れられているところからほかの部分に派生していって、反応が広がっていく感じでした。太腿の裏からはじまって、膝周りと腰下まで波のように感触が広がっていきました。筋肉やお腹の中がピクピク動いておもしろく、じんわりと細胞たちが動いていると思いました。セッション中、身体に違和感が浮き上がって来るのを感じる時は、「いまから整っていくよ」と、体が何かやっているような気がします。そこに、田畑さんのサポートが自然にそっと寄り添われていく感じで、気持ちよく安心感がずっとありました。寝っ転がって身体を静かにさせている最中に「体勢をすこし変えてみよう」と思う時は、身体の奥の声に従っているような感じがします。身体自身が 操作されない・操作しない で動いているのがとても心地よく、癒されます。リラックスしながら、静かに身体が内部で何かをやっている、動いているのを眺めていると、身体が自由になっている気がします。
田畑さんの立ち位置で、自分の身体の声が変わってくるのが不思議です。身体の外側がカチッと感じたり、やわらかく重力に委ねていくようなことが起こったり。セッションルームの空間が、静かに繊細なものを感じられる場所なのだと改めて実感します。部屋に置いてある共鳴テンセグリティ®️の位置が前回と違ったりしてるのを見かけると、「今日はここにいるのね」と、ほっこりします。
【セッション後】2回目のセッション後の感覚と少し似ている印象もありました。よりいっそう、腿全体がやわらかくキュッと均一に締まっている感じです。身体を動かす時、全体が包み込まれながらやわらかく動いて、空洞な軸があるように思えます。その軸に向かって、筋肉達がきゅうっと集まってコンパクトな感じがします。今回のセッション後の一日は、ずっと下半身だけちょっと熱めの温泉に浸かっているような、じんじんじわじわ、あたたかく、身体が中で動いてなにかやってる感じで、静かに過ごしていたのに腿の内側がすこし筋肉痛のようになって、かなり軽くなりました。いままで頑張って脚の姿勢を良くしていたけれど、自然に頑張らずに支え合う姿勢が出来ているらしく、同時に腰と上半身も同じようにリラックスしています。脚がピクピク動くことが、2、3日続きました。今でも身体のどこかしらがピクピク動くことがあります。いままでのセッションのあとに新鮮に感じた筋肉の使い方が、少しよみがえり、改めてバランスが整っていく感じがします。
ロルフィングセッションを始めてから、だんだんと身体の中の滞りがなくなっていくように感じます。心と身体の繋がりに調和が生まれていきます。自分が好きなこと・心地良いことをする時、心と身体がほぐれて、自分の中にサラサラとした流れを感じます。身体全体・身体と心のネットワークがよくなっているような感じで、それはシンプルな心地です。動き方・体勢も、意識して頑張らなくても良い感じのバランスに行ってくれてるような気がします。ちょっと身体を動かしたいとき、今までやらなかった動きをするようになっていて、身体が欲しているものに近い動きをしているのかなと思います。
八ヶ岳のワークショップで、人に共鳴テンセグリティをあててもらった時の感じ方と、自分であてた時の感じ方がずいぶんと違うのが、改めておもしろいなと思いました。人に触れてもらう時と、自分で触れる時の感覚が全然違うということ。当たり前のことなのですが、他者からだから感じられる癒しや安心が、人の中にあるということが素敵だなと思います。自分も誰かの他者であるということを深く考える時間が生まれます。自分自身への向き合い方や、人と人、心と心のあり方を、やさしく見つめられるような気持ちが湧きます。
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