ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

月別: 2021年9月 Page 2 of 4

エネルギーワーカーで、イールドも習得中のYさん〜6回目

〇セッション当日

・左の腸骨の辺りが昨夜ズキズキしていた。そして、今日はセッションに行こうと家を出て歩いていたら、骨盤が右上がりになっているような感覚がある。

・セッションでは、まず立った状態で片膝に体重をかけることを左右交互にする。左に制限がある感じ。

それから、ベッドにうつ伏せの体勢で横になり、落ち着くポジションを探したと思ったら、すぐにイールドタッチ開始。そして、間もなくCSが登場。今回も擦るというよりは、軽く当てる程度がほとんどで、私の口内も反応してまた金属の味になる。

両脚ともまっすぐ伸ばしていたのに、ワークされている左脚が縮まって(曲がって)いて、右脚が弛緩して(伸びて)いるような感覚が出てきた。そしたら田畑さんに、左脚を伸ばして右脚を縮ませるみたいな、今感じているからだの感覚とは逆のことを指示される。他にも、左下半身と右下半身で逆のことをするよう言われたりしたが、うまくできるかな?と思いながらやってみると、「そうそう」と言われて、それを励みに頑張る。

両脚とも一通りCSも使ってワークされたあと、上半身へCSが移ってきたら、口内の金属の味が変わった。音で例えると、今までは低音だったのが高音に変わったような、あるいは、金属の味がうっすらしながら甘みも出てきたような。気のせいかと思ったが、途中また下半身の方にCSが移動したときには低音の味(?)に戻ったようだった。

終盤、起き上がってベッドに座った状態で調整をしてもらったが、かなり強い圧だったにも関わらず、抵抗感は感じなかった。そして、その圧からからだが解放された途端にふぁーっと組織がある方向へ向かっていったような感じがあった。ロルフィングはからだを効率のよい一つのユニットにするという観点がある、というようなことを田畑さんがブログで書いていたが、こういうことなのかなと思った。からだが行きたかった方向へやっと向かえた!みたいな感覚だった。

また、セッション中何度も大きく息を吐いたことをよく覚えている。

最後、立った状態で最初と同じ動きをしてみたが、左側に制限があるような感じはなくなっていた。ただ、何かがあるような感じはしたが、支えみたいな気もするし、いいことなのかもしれないとも思った。でも、田畑さんが、左の視界を拡げて、空間を拡げて拡げて、みたいに言って、それを意識したら、左側には何も留めるものはなくてふわーっとするような感覚になった。

・セッション中は、田畑さんが私のからだと対話しているのを、私はそこに一緒に居て耳を傾けているような感じがずっとしていた。からだがちゃんと会話しているから、私はそれを見ていればいいみたいな。(他人事みたいな感覚だったわけではなく、思考のところで頑張る必要はなかった、という方が正確かも)

このセッション前、数日間初対面の人たちと慣れない場で過ごしていて、(周りのせいではなく自分の在り方がブレていたから)かなり疲れていたので、プラクティショナーとしての田畑さんが、からだに起こっていることにただ着目して、その時々に出てきたことに対して過不足なく対応してくれ、何の期待も押し付けもない、淡々と職人のような在り方をしてくれていることが、今回はとりわけありがたく感じた。

また、今回はワークの途中に「どんな感じですか」となぜか聞かれなかったが、疲れていた私にとってはそれもとてもありがたかった。

・心理面でも今回はたくさんの気づきがあったが、セッションが終わってみたらよく覚えていない。

・セッション後、お店に入って座っていたら、右の骨盤の上部を3本くらいの指でぎゅっと押されている感覚があった。また、夕食を食べ過ぎたわけではなかったが、夜お腹を下した。今日のセッションと何か関係があるのだろうか。

〇セッション翌日以降

・結構ワークしてもらった感じだったので、翌日はどこか筋肉痛とか痛みが出たりするかと思いきや、ほぼ何もなし。心身共に何の不満もない状態という感じで、満足な気持ち。そして、この日も、夕食を食べ過ぎたわけでもないのに、夜お腹を下した。

・2日後、朝方に自分の声で目を覚ます。夢の中で怒って何かを言っていたような。20代くらいまではよくあったが、ものすごく久しぶりにそれをやった。

・2日後くらいから、右の腰、股関節辺りが痛くなって、強弱はあるが何日間か続く。そのうち左の股関節も痛みが出たり。一時は、急に大きな動きをしたりするとおかしなことになってしまいそうなこわさがあった。(今はほぼ治まっている)

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~5回目

◯セッション前の身体の様子
・お腹、肩に力が入っている感じがする。
・歩くとふらつきや左への傾きがある。
・疲れからか頭の中で考えの整理がつきにくい状態。

◯セッション後
・頭の重い感じが軽減し、目がしっかりひらく。
・呼吸がお腹まで通る感じがある。
・全身の巡りが良くなったからか腕全体、セッション直後しびれている
・立ち上がった時、背筋が伸び、お腹と腰の辺りの重い感じ、縮まった感覚がゆるんでいるように思えた。
・足が地面につく感じが、前回よりお腹、腰のあたり(骨盤)全体でどっしりと立っているように思えた。

・セッションの経過
左足首に軽く触れられ、背中側のお腹辺りのびてゆく。
・左の足をベッドサイドにたらし、右足を立てた状態→お腹全体の痛みを伴う緊張がだんだん小さくなってゆき、呼吸の入り方に変化が感じられる。それに伴い、気持ちも、焦りのような慌ただしさが消え、穏やかな気分になっていった。
・へそ周辺にある硬い、緊張の塊のようなものがゆるむにつれ、肩甲骨から背中にかけ楽になる。
・ひざにふれると、太もも、足の付け根部分、少しずつほぐれていく感覚があった。
・お腹の緊張が気持ちの緊張につながっているのか、ゆるむ中で、泣きたいような、リラックスしてきたような不思議な気持ちになる。
・だんだん鼻から上へ、呼吸が抜けるようになり、腕など、力が入ったままの感じが緩和されていった。

セッションの前1週間は、急な大雪があり、身体も、気持ちも疲れや落ちつきのなさなど色々溜め込んでいたように思います。
言葉にできない、身体に溜め込んでいた硬い何かがセッション中ほぐれていくような、そんな感覚がありました。
セッション後1週間、身体の面ではお腹の辺りが硬くなってきたりしますが、
今まであった肩や首のこりはまだあまり感じられず、身体の感じ方が変わってきているような気がします。
やらなければならない目の前のことに変わりはないですが、それに対する自分の気持ちの持ち方に気を配っていってみようと思えているところです。
身体が重かったり、上手く気持ちの整理がつかない時は、呼吸も浅くなっているようなので、まずはゆっくり息をして、年末年始過ごして行けたらと思います。

エネルギーワーカーで、イールドも習得中のYさん〜5回目

〇セッション当日

年齢的に閉経が近いためか、周期が間遠になっていたし勢いも弱かったのが、3回目のセッション後、連日骨盤辺りに働きかける田畑さんのWSに4日間参加したら、その2日目くらいに久しぶりに勢いよく生理が始まった。そして、今朝また生理が始まった。今回は早めではあるものの、周期でちゃんと生理がくるのは久しぶりな気がする。

セッションは、久しぶりに仰向けでスタート。まずは右膝を立てて、足からイールドタッチをされたが、その後CSを腕に当てられた。擦ったりはあまりなく、そっと当ててもらっているだけで、口の中が金属の味に…。そして、その後腸骨の辺りを触れられたりCSを当ててもらったりしながら、顔を反対側へ少し傾けて目の奥の方を休ませて、と言われる。少し時間がかかったけど出来たかな、と思うとそのタイミングで「そうそう」と田畑さんに言われるので、どうやってからだの奥の方のこの微妙な感覚を感じ取っているのだろう、などと考えてしまう。

起き上がる前、手で脚を抱えて、その体勢でも座骨にCSを当ててもらう。

前頭部、額の奥の辺り、骨が動いているのか、緩んだりぎゅーっとなったりをセッションの最初から最後まで繰り返していた。

起き上がったときは、耳がきーんとして、まるで水中にいるかのように田畑さんの声がくぐもって聞こえ、一方で、空調の音のようなものがやけにクリアに耳元で大きく聞こえたり。すぐに元には戻った。

最後、歩いてみたら、慣れないバランスで歩いているような、そうでもないような、不思議な感じだった。

今日で5回、半分のセッションが終わったが、今までで一番からだがいろいろ反応しているように感じた。入力に対して、細やかに各所が必要なだけ応えて動いているみたいで、ちょっと感動的だと思いつつ、一方ではゲラゲラ笑いだしたくなるような感じもあった。この10シリーズのセッションは、からだにとってはすごく贅沢だけど、でも、すごく必要としていたことなんだなと思う。

〇翌日以降

・セッションの翌日は、みぞおちの辺りが、お腹側も背中側もかなり張っているし、腰もかなり痛くて、ちょっと身を屈めるにも防御態勢をとってしまうくらいだったが、徐々に和らぐ。

また、頭の前面が痛みや重さを感じることは結構ある。時々つまづきそうになるのも復活したが、4~5日過ぎたらまたなくなった。

・お腹が最近自分にとってテーマだなと思っている。腰や背中は比較的意識が向きやすいが、お腹辺りのことは意識しようとしないと感じにくい。時々感じてみるようにしてみるが、そのたびに、お腹が居所のないような感じ。収まりのよい場所を見つけられないでいるような感じ。

・4日間クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの一番最初の段階のWSに参加してきたが、その実習でクラニオのプラクティショナー側をやるときに、椅子に座るのに心地よいポジションを確保するのに苦労した。お腹のいい収まりどころが見つけられないからなのか。お腹と連携をとれないような感じがあるので、お腹は今どんな感じかなと見るようにしていると、ここには物理的にも精神的にも嫌な記憶がたくさんあって、小さな頃はとくによくお腹を庇うように腰を曲げていた自分の姿が思い浮かぶ。中高生の頃も、無意識によく片手をお腹に添えていて、友だちに笑わたりしたことを数十年ぶりに思い出した。

・また、お腹のことに関連してか分からないが、ここ何日も朝起きた時になんとなく不安な感じがあって、気持ちが晴れない感じ。

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~4回目

・今回は骨盤の周囲(側面)中心とのことで、自分でも意識をそちらに向けるようにしてセッションを受けてゆく。感覚として後ろ(背中)側に重心があるような感じがあったのが、終わってから写真を見せてもらい、背中側に腰が反っていた部分が真っ直ぐになっていて、見た目としても大きく変化していることを自身の目でも確かめることができた。

・身体を横向きからスタート。脇腹、背中側の腰あたりが伸びてゆく感じから変化が始まった。
その後、下半身全体、足がぐっと伸びるとともに、座骨、恥骨、尾骨が動きだし位置が変化してゆくように思われた。
骨盤まわりの触れられている箇所の力がフッと抜けたり、位置に変化があったりすると、それにともなって、肩周りの力みがとれていった。鼻の奥の方にある詰まりもだんだん取れて行き、自然と鼻呼吸が楽にできるようになった。

・身体を横にした際、前回より力をぬけるようになってきたと思っていたが、
やはり肩周りは力みがあったようで、セッションが進むにつれ、肩甲骨まわりが動きやすくなりリラックスしてゆくのがわかった。
セッションが終わり、立ち上がって歩いてみると、足全体で前に進むような感覚があった。

・セッション後、1週間、背骨にそって腰あたりに心地よい感覚が続く。2、3日車の運転や重い荷物を長時間持つことがあり、身体に負担がかかった日は、しばらく肩がはったりしていた。
しかし、ストレッチをしたり、横になってセッションで起きた身体の変化を思いだしたりする中で、いつもより体がほぐれて緊張をとくことができ、今現在、肩のはりや身体の疲れは抜けている。

セッションを4回うけ、自分の身体の状態に、以前より意識を向けるようになってきたように思う。
普段無意識に、正解や正しいと思えること、こうしなければ~という想いに自分の状態や気持ちを当てはめようとしていることがあるなぁと、最近気がつくようなった。
今、自分がどんなことを感じているか素直に目を向けられるように意識しながら、また1ヶ月変化を見て行きたいと思う。

エネルギーワーカーで、イールドも習得中のYさん〜4回目

〇セッション当日

今回も横向きの体勢で。骨盤底とか内側がテーマだと言われる。座骨や尾骨にワークされるが、頭部や下顎の辺り、そして首にも、CSを使ったりして結構ワークされる。最後はお腹や恥骨の辺りも。開始して間もなく、腕のところに置いてあるクッションが当たっているお腹の辺り以外は、自分のからだと空間の境目がないような感じがしていた。

最後の方は、お腹から脚にかけてふとーい土管みたいなのがある感じになる。

起き上がってベッドに腰かけた体勢で骨盤を立てたりなどの動きをするのは、毎回苦手意識があって、うまくできている気がしない。

アフターの写真は、またお腹周りのスペースが空いた感じと、上へ伸びた感じがあった。

帰り道、歩いていると勝手に脚が前へどんどん出てくれる感じがする。また、電車で座っていると、足底がとてもあたたかい。からだのあちこちにあたたかい液体が流れていく感覚が時々あるが、あの感覚がずっと足底に留まっている感じ。一方で、額の奥の方がぎゅっとしているし、セッション中痛みのあった左側頭部の中の方、耳の後ろ辺りも、なんともいえない痛みみたいなものがある。

帰宅後は眠気を強く感じて、椅子に座ったまま気づくとうつらうつらしたりしていた。

〇翌日以降

・翌日 かなり眠気が強い。喉の奥の方、首の方?はっきりと痛みとまではいえないけれど、なんともいえない違和感みたいなものがある。

・3日目 頚椎の右側とか、みぞおちの右側(背中側)に痛みを時々感じる。

・4日目 前日は心身共に忙しい一日でかなり疲れを感じていたが、朝起きてみたらちゃんと回復していた。そして、午後はyieldの交換セッション。張りを感じていた腰が楽になる。

・5日目 昨日のセッションのおかげか、今日は細かい字が眼鏡なしでもなんとか読める。yieldのセッションの翌日こんな風に目が見えやすくなることが時々ある。

・「私は腰痛持ち」という自己認識(?)がなくなったと思う。今回のセッションの開始時に、田畑さんに腰痛のことを聞かれたときも、腰痛っていつのこと?? なんで聞かれるんだろう??みたいな感じで、ピント外れな答えをしたと思う。腰は、中腰などの無理な体勢をし続けてしまった後などは当然痛くなるが、それが固定した状態とは思っておらず、またその痛みも過ぎていくもの、という認識に変わった。

・少し久しぶりにお腹を下して、やっぱりこのトラウマはそう簡単に解消されないということなのかなと一瞬考えた。でも、この時は明らかに食べ過ぎだと自分で分かっていながら食べて、結果お腹を下した。食べ過ぎたから、容量オーバーで体外に出すということは、よく考えてみたらからだにとっては自然なこと、健全なことなのかもしれないと思い直す。食べ過ぎてもびくともしないからだ、お腹を下したりしないからだは、よく考えてみたら自分では望んでいないし、それは健全ではないのかもしれないと思う。以前のように普通にごはんを食べただけなのにお腹を下す、という状態に戻ったわけではなかった。

・足の上に何かが落ちてきたり、からだのどこかをぶつけたりという、ソフトタッチくらいの偶然の衝撃で、その物との接触面に温かいものがフワーっとまた流れる感覚がある。物相手にそんな反応をしているのが、我ながら可笑しくなる。

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~3回目

・最初、横になると、肩の周りに随分力が入っていることに気がつく。呼吸をなるべく深くするよう意識し、なるべく力をぬいていくようにする。施術が進むにつれ、肩甲骨まわり、脇の下からお腹にかけて、上腕周辺…とだんだん緊張がとけ、巡りが良くなっていくように感じた。それに伴い、鼻の奥の方から呼吸が通ってゆく感覚があり、目や頭の重い感じが軽減されたように思われた。
セッション後は、肩や首周辺で身体を支えていた感覚が、お腹・腰の辺りでバランス良く立てているようで、帰り道の電車もふらつかず、立っていることができた。固くなっていた膝裏の部分も、足全体がほぐれて柔らかくなっていた。

・心理的な面では、セッション後、自分のペースで落ち着いて考えても大丈夫だという心持ちになっている。
普段は周囲が慌ただしかったり、家族との今後を考えたりすると、気が滅入って、頭の整理がつかない状態がしばらく続くが、今は、一時そうなっても、お腹の辺りに意識を向けて身体の力をぬくことで、前より少し気持ちを落ち着けることができているように思う。

身体も気持ちも、力をぬく感覚を少しずつ身につけてゆけたらと思う。また次回のセッションまで身体の変化を意識しながら生活してゆきたい。

心の平安を求めて〜セッション9

全体のつながり 上半身を中心としたセッション
いつもの通り、全身の4方向の写真を撮ってもらい、歩く。今回はいつもより、歩きやすい感じがする。
まず左下で、うつぶせ、横向きで下になっている方の腕は肩から反転して外に向けて置く。右手は曲げて上方に置く。この姿勢がけっこうつらい。腕の付け根、首の付け根部分に力のテンションがかかって痛い。
立ち位置について聞かれる。ベッド後方の背面位置と頭部付近。顔面の後方と前方。顔に向いている方に立たれた時に、腹部に緊張を感じたと思う、、。ここの姿勢に慣れなくて、腹部がこころもとなく感じてしまうが、この姿勢になって横たわっていると、すぐに身体の中のスキャンが始まった。身体がスケルトンになって、骨格をなぞっていくのが見える。頭部から背骨を通って、肋骨、骨盤、股関節、大腿骨、膝、すね、足首、足指まで。それから上半身に戻って、頭蓋骨、頸部、鎖骨、上腕骨、肘、腕、手、手の指。
いつも思う、、、このベッドに横たわるとナゼか身体の中が見えたりする、、。骨格だったり、内臓だったり、、まるで映画のCGようにとてもリアルに見える。自宅で、布団に横になって身体の中をスキャンしようとしても、こんなにクリアに見えることはない。なんとなく、の想像だったりするし、とても暗い映像だ、、。
しばらくすると、この体位にだんだん慣れてきて落ち着いてきた。呼吸が深くなっていく。左肩甲骨に急にまとまった白いエネルギーが入ってきた感覚があった。それは同じ姿勢で体圧がかかっているところが痺れてきているのか、感じているように、何かのエネルギーが入ってきているのかわからないが、印象的だった。そのエネルギーを感じたら、急に意識が遠くなって、、、寝落ちしそうになる、、いや、落ちたかも、、、。

体位変換して、今度は右を下にする。左側に比べて、この体位が辛く感じない。左足にCS60の感触。いつもはじーんと温かく感じるが、今日はキーンと冷えた冷たい感触。その冷たさは、細く、深く身体に入っていく。心地よい。その感触に意識をのせていると、フーッと深くなっていって、そのまま意識が飛んでしまいそうだ、、。
頭部にタッチの感触。田畑さんのガイドによって、頭部の中心に向かって伸びていく動きをする。両腕はそれぞれ、下方に伸ばす。ほんの少しの動きに思われるが、身体が変化していくのが感じられる。
上向きになり、両膝を立てる。足の位置を調整して、身体全体をまとめていく。ベッドに腰掛ける。背中がまっすぐに伸びた感覚がある。そして、胸板が厚くなったような感じもする。胸板というか、本当に身体に板が入って補強されたようだ、、。
歩く。始めより歩きやすい気がする。今までで一番歩きやすいかも、、。歩くのが、いつもぎごちなく感じていて、その時は前に進む動きがスムーズだったような気がする、、。セッション後の写真を見せてもらう。より左上方向かって伸びて広がりが出ていた。
セッション後、窓から緑の見えるお店で昼食をとる。窓ごしに風にゆれる木々が見える。あんまり美しいので目が離せない。太陽の光を受けて緑が濃淡のグラデーションで揺れている。それぞれの木々の緑の色の細かい違いに目が奪われる。風にゆれるとそれぞれの色や形が変化していく。その変化の様が見ていてあきない。いつまでも見ていられる。見ていると、どんどん頭の中がからっぽになっていく。ものすごく心地いい。今までと見える視界が変わったように感じられて、この世界は美しいのだと気づかされる。自分の中身が変わると、見たいものが見えるのだと思った。こころが求めているものが映し出されるんだ、、、、。
毎回セッション後はいろんな気づきがあるけど、今回のビジュアルの変化は大きな喜びだとつくづく思う。目に映るものがそれぞれ美しい、、、。
見えている世界の視覚の変化、そして、外から見えないものが見える透視する感覚、インナービジョン。田畑さんのセッションを受けて、感覚のセンサーが一気に加速して視覚の変化がおきているのではないかなと思う。

そして、いつも感じる、これさえあれば、病気や不調とは無縁の命の源泉のようなエネルギー。私を私にしている大きなチカラ。そのエネルギーと毎回向き合う時間が田畑さんのセッションだった。
そのはたらきを自分の中に認めて、そのエネルギーが行きたい方向へ行かせてあげて、そのエネルギーの発露を素直にそのまま動くようにしてあげること、そういうこ事ができたらいいな〜と思う。
きっとそれが私の人生を歩んでいくことなんだと思う。それを感じさせてくれた田畑さんのセッションに毎回感謝しています。
以上です。いつもありがとうございます。なぜか最終回のレポートのようになってしまいました。

26日、いよいよ最後のセッションですね、楽しみでもあり、寂しくもありますが、どうぞよろしくお願いします。

心の平安を求めて〜セッション8

背面から全体のつながりのセッション。
全身4方向の写真を撮ってもらってから、歩く。ぎこちない感じ。なぜか、左の親指先にピンが刺さったような感覚を急に感じて気になる。
うつ伏せからスタート。首は右に向ける。首のつけ根に力がかかって痛い。右手、右足を曲げて、ベッドに触れている面を感じる。
立ち位置を聞かれる。ベッド後方の左右と、上半身に近い所での左右。ベッド後方では、明るい、暗い、をまず感じた。以前ほど違いに差が出なくなった感じがしたが、上半身での立ち位置では、頭の後ろ側になる左に立たれると、振り返って確認したくなった。顔の方の右側では、安心感があった。立ち位置を感じることで、自分の領域が広がって、この身体だけでなく空間まで自分の存在の一部となることに気づく。自分はもっと広くて、自由なんだ、、、、、。
しばらくベッドに触れている面を感じ続ける。こうしていると、内的な微細な動きが少しづつ広がっていって、身体を、あるべき位置に自発的に調整していくようだった。首の痛みが意識の中では強いのだが、その痛みを和らげていく働きが静かに身体の中で進行しているように感じられた。
足からそっと触れられる。呼吸が少しづつ深くなっていく。足にCS60の感触だと思うのだが、今までのような金属の感触が感じられなかった。じーんと温かさが伝わってくる。
体位変換する。顔向きが左から右向きになるだけなのに、垂直に横たわったような感覚。以前にも感じたことがあった。首のストレスがなくなって、身体と意識だけの感覚になる。
左半身のセッションが終わると、上向きになる。両膝を立てる。右膝の位置を調整される。ベッドに腰掛けて、浅く座る。座ると、上半身がすーっとまっすぐに立っている。今までより支えがしっかりできた感じ。頭が少しぼんやりしている。立って歩く。骨盤から先に足がスイスイ出ていく。上半身はそれに乗って、ついていく、という感覚。腿はどうですか?と聞かれて、ああ、腿から足を牽引して進んでいってるんだー、と気づく。
セッション後の写真を撮ってもらう。セッション前と比べると、ああ、体が伸びている、、、。ちぢこまっていたのだな、、。
歩いて帰る道すがら、、、。何かが気楽になっている気がする。物事に対する深刻さが薄れて、ガッチリしていた物の輪郭がぼやけてきている感覚がある事に気づく。物と物が混ざり合ってゆるやかに存在している感覚。自由な感覚、、、。
先日見た、横尾忠則さんの最近の作品のように、ひとつひとつの色や形が混ざって大きい点描になっているような、、、。それは、とても気楽さがあって素晴らしい感覚だと感じた。あの絵の様子が自分の現実にリンクしていると感じるなんてすごい事だ。横尾さんの作品は大好きで、今まで見てきたけど実生活でここまでリアルにリンクするなんてなかった。そんな楽しい、うれしい日が来るなんて、昔の自分に言ってあげたい。
そんなに人生に深刻にならなくていいんだよ〜、生きていることに自由さを感じることもあるんだよ〜、と。

心の平安を求めて〜セッション7

内臓としての消化器と呼吸器のセッション
はじめに全身の4方向の写真を撮ってもらい、歩く。いつもより歩きやすい気がする。体が軽い?、、、?むくんでいるが、湿気もあるが、、、。
上向きになってベッドに寝る。右腕、手のひらに布ごしにcs60の感触。黄オレンジ色の光のかたまりが入ってくる。じわーっと温かくなって、肘まで流れてくる。肘にcs60が触れる。左こめかみにピリピリ反応が出る。上腕、三角筋あたりにcs60の感触。
右足首の上あたりにcs60、摩擦がある。胃が動いて、お腹が鳴る。
左腕も布ごしにcs60が手のひらから当てられて、じわーっと温かくなってその感覚が広がっていく。肘部分はしばらく、ゆっくり摩擦される。この辺りは先週から切り込むような痛みがあったので、少しづつ緩和されたらいいなぁ、、と思う。始終、消化器が反応して動いている。上腕部分まで終わると、一気に呼吸筋が緩んで、深呼吸が起こる。
その後、左足首上部にcs60の感触。
次にお腹にcs60の摩擦が入る。胃の中心あたりの、いつも硬くなって慢性的なこわばりがあるところで、そこに、ピンポイントでcs60のエネルギーがじーんと入ってくる。しばらくすると、こわばりが緩んできてお腹が柔らかくなった感じがする。
口腔内のセッション。右下の口腔内が奥から緩んでいくのがわかる。緩むと口から食道のつながりがリアルに感じられる。口腔上部が終わった時に、口の中がすごく広いトンネルの天井のように丸く広がって、そのトンネルがどんどん伸びていって胃までつながっている様子が見えた。食道ってこんなんなんだー!!!確かに口は消化器の出先器官という認識はあるけど、それをビジュアライズしたのは初めてだった。すごいなああああああーーーー。
次に鼻腔のセッション。鼻の奥は副鼻腔や肺と繋がっていて、日常それを意識する感覚は経験がないが、セッションが終わると、確かに鼻の奥の広がり、そして気管支、肺とのつながりが実感として感じられた。そして、呼吸がものすごくしやすい。鼻の奥は、吸った空気をいくつかのフィルターを通して肺へと送っているんだなぁー!普段全く意識したことがなかったけれど、ものすごくありがたい事なのだと、身体の仕組みに感謝の気持ちがわいてくる。空気の取り込み一つとっても、どれだけ精緻なシステムになっているんだろう!もくもくと身体の仕事をし続けている細胞のひとつひとつの健気さに驚きの気持ちと全て有機的なつながりを持って、連携して常に一番いい状態を作り出そうとがんばっている、命の不思議に圧倒されてしまう。

セッションが終わって、ベッドに腰掛ける。呼吸があんまり楽なので、感動する。両方の肺が、オレンジ色で肋骨の中で、羽根のような形できゅっと収まっているのが浮かぶ。ウエストが細くなって、上半身が逆三角形にまとまっている感覚。肋骨の中の肺が生き生きしている。肺が生き生き、、、、。そんな経験は初めてだ!
4方向の写真を撮ってもらい、歩く。セッション前より歩きやすい感じがする。軽くなって進んでいけそうな気がする。

セッション後約2週間後、朝起きると、前回と同じ左首が回らなくなった。朝方の窓からの風で冷えたのかも、胸鎖乳突筋が固まっている。今回は1日で、ある程度の痛みは緩和されたが、左肩甲骨下部あたりに違和感が出ている。痛みや違和感が出るのは、その時は辛いのだが、その痛みも含めての今の状態がわかるので、部分が全体である感覚として身体の全体像を感じていける、と感じています。

心の平安を求めて〜セッション6

背中、背面全体のセッション。まず、全身の写真を撮ってもらってから、歩く。左手は振れるが、右手はあまり振れない。歩いた後、ベッドの横で肩幅に立つ。体重の移動をする。移動した方の足は伸ばしたままで体重を受け止める。右側は体重がまっすぐ乗っている感じ。左側は膝下が後ろ側に、弓のようにカーブして体重が逃げているような感じ。体重をうまく支えきれていない様な感覚。
ベッドにうつ伏せになる。田畑さんの立ち位置について聞かれる。右側は明るくて、左側は暗い、と感じた。落ち着くのはどちらですか?、と聞かれて暗い方、、の左側です。と答える。
しばらくそのまま、うつ伏せでいる。今まではうつ伏せになると、首が辛くなってどちらかを向かないといられなかったが、今回は首のストレスを感じなかった。
左足の下に手を添えて、少し支えるように触れられる。触れられると、どんどん呼吸が深くなり、たくさん空気が吸えるようになる。呼吸しているうちに、深呼吸になっていって、どんどん意識が深く入っていってほとんど眠っているようになった。
右足にもシーツの下から、スッスッと少しづつ触れられる。遠くに鳥の声が聞こえる。鳥のさえずりを聞いているうちに眠ってしまったようだ。
上腕にCS60の感触があったように思う。肩甲骨にしっかり触れられる。
上向きになる。両膝を立てる。足を伸ばして起き上がり、ベッドに座る。立ち上がって、セッション前にやった体重移動をやる。左側の体重移動で、左膝から後ろに逃げていた体重の支えが、膝にしっかり乗って、体重を支えるように変化していた。よりしっかり足の支えができた印象だった。
写真を4方向、撮影してもらってから歩く。頭がぼんやりしていて、セッション前の歩行と今とで変化がよくわからなかったが、田畑さんの、「上半身はどうですか?」という声かけで、上半身がしっかり立っていることに気がついた。上半身がブレずにまっすぐ骨盤の上に乗っているように感じた。そして、何か、まとまったような感覚だった。
いつもセッションを受けると、その時間どこか精神的な意識の中の旅に出て、何かを持って帰ってきたような、、瞑想のような、、インナージャーニーのような、、印象が残ります。

その後、約1週間後、首がむち打ちのような症状が出て回らなくなった。冷たい冷房の風がしばらくあたったせいか、梅雨時期で古傷が痛みとして出たせいなのか、わからないが、身体の反応を感じながら観ていった。数日して発熱もあり、身体が変化しているんだな、と経過を見守った。翌日には熱は治まったが、首全体の痛みが左の肩甲骨辺り集約されていった。ここは、長年の違和感のあるところで、このタイミングで痛みとして症状が出たことは、きっと次の展開につながっていくんだろうと思った。
身体を整えることは、身体の歴史に向き合うことなのだと、改めて感じました。

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