ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

カテゴリー: 心のバランス Page 2 of 3

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~4回目

・今回は骨盤の周囲(側面)中心とのことで、自分でも意識をそちらに向けるようにしてセッションを受けてゆく。感覚として後ろ(背中)側に重心があるような感じがあったのが、終わってから写真を見せてもらい、背中側に腰が反っていた部分が真っ直ぐになっていて、見た目としても大きく変化していることを自身の目でも確かめることができた。

・身体を横向きからスタート。脇腹、背中側の腰あたりが伸びてゆく感じから変化が始まった。
その後、下半身全体、足がぐっと伸びるとともに、座骨、恥骨、尾骨が動きだし位置が変化してゆくように思われた。
骨盤まわりの触れられている箇所の力がフッと抜けたり、位置に変化があったりすると、それにともなって、肩周りの力みがとれていった。鼻の奥の方にある詰まりもだんだん取れて行き、自然と鼻呼吸が楽にできるようになった。

・身体を横にした際、前回より力をぬけるようになってきたと思っていたが、
やはり肩周りは力みがあったようで、セッションが進むにつれ、肩甲骨まわりが動きやすくなりリラックスしてゆくのがわかった。
セッションが終わり、立ち上がって歩いてみると、足全体で前に進むような感覚があった。

・セッション後、1週間、背骨にそって腰あたりに心地よい感覚が続く。2、3日車の運転や重い荷物を長時間持つことがあり、身体に負担がかかった日は、しばらく肩がはったりしていた。
しかし、ストレッチをしたり、横になってセッションで起きた身体の変化を思いだしたりする中で、いつもより体がほぐれて緊張をとくことができ、今現在、肩のはりや身体の疲れは抜けている。

セッションを4回うけ、自分の身体の状態に、以前より意識を向けるようになってきたように思う。
普段無意識に、正解や正しいと思えること、こうしなければ~という想いに自分の状態や気持ちを当てはめようとしていることがあるなぁと、最近気がつくようなった。
今、自分がどんなことを感じているか素直に目を向けられるように意識しながら、また1ヶ月変化を見て行きたいと思う。

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~3回目

・最初、横になると、肩の周りに随分力が入っていることに気がつく。呼吸をなるべく深くするよう意識し、なるべく力をぬいていくようにする。施術が進むにつれ、肩甲骨まわり、脇の下からお腹にかけて、上腕周辺…とだんだん緊張がとけ、巡りが良くなっていくように感じた。それに伴い、鼻の奥の方から呼吸が通ってゆく感覚があり、目や頭の重い感じが軽減されたように思われた。
セッション後は、肩や首周辺で身体を支えていた感覚が、お腹・腰の辺りでバランス良く立てているようで、帰り道の電車もふらつかず、立っていることができた。固くなっていた膝裏の部分も、足全体がほぐれて柔らかくなっていた。

・心理的な面では、セッション後、自分のペースで落ち着いて考えても大丈夫だという心持ちになっている。
普段は周囲が慌ただしかったり、家族との今後を考えたりすると、気が滅入って、頭の整理がつかない状態がしばらく続くが、今は、一時そうなっても、お腹の辺りに意識を向けて身体の力をぬくことで、前より少し気持ちを落ち着けることができているように思う。

身体も気持ちも、力をぬく感覚を少しずつ身につけてゆけたらと思う。また次回のセッションまで身体の変化を意識しながら生活してゆきたい。

心の平安を求めて〜セッション9

全体のつながり 上半身を中心としたセッション
いつもの通り、全身の4方向の写真を撮ってもらい、歩く。今回はいつもより、歩きやすい感じがする。
まず左下で、うつぶせ、横向きで下になっている方の腕は肩から反転して外に向けて置く。右手は曲げて上方に置く。この姿勢がけっこうつらい。腕の付け根、首の付け根部分に力のテンションがかかって痛い。
立ち位置について聞かれる。ベッド後方の背面位置と頭部付近。顔面の後方と前方。顔に向いている方に立たれた時に、腹部に緊張を感じたと思う、、。ここの姿勢に慣れなくて、腹部がこころもとなく感じてしまうが、この姿勢になって横たわっていると、すぐに身体の中のスキャンが始まった。身体がスケルトンになって、骨格をなぞっていくのが見える。頭部から背骨を通って、肋骨、骨盤、股関節、大腿骨、膝、すね、足首、足指まで。それから上半身に戻って、頭蓋骨、頸部、鎖骨、上腕骨、肘、腕、手、手の指。
いつも思う、、、このベッドに横たわるとナゼか身体の中が見えたりする、、。骨格だったり、内臓だったり、、まるで映画のCGようにとてもリアルに見える。自宅で、布団に横になって身体の中をスキャンしようとしても、こんなにクリアに見えることはない。なんとなく、の想像だったりするし、とても暗い映像だ、、。
しばらくすると、この体位にだんだん慣れてきて落ち着いてきた。呼吸が深くなっていく。左肩甲骨に急にまとまった白いエネルギーが入ってきた感覚があった。それは同じ姿勢で体圧がかかっているところが痺れてきているのか、感じているように、何かのエネルギーが入ってきているのかわからないが、印象的だった。そのエネルギーを感じたら、急に意識が遠くなって、、、寝落ちしそうになる、、いや、落ちたかも、、、。

体位変換して、今度は右を下にする。左側に比べて、この体位が辛く感じない。左足にCS60の感触。いつもはじーんと温かく感じるが、今日はキーンと冷えた冷たい感触。その冷たさは、細く、深く身体に入っていく。心地よい。その感触に意識をのせていると、フーッと深くなっていって、そのまま意識が飛んでしまいそうだ、、。
頭部にタッチの感触。田畑さんのガイドによって、頭部の中心に向かって伸びていく動きをする。両腕はそれぞれ、下方に伸ばす。ほんの少しの動きに思われるが、身体が変化していくのが感じられる。
上向きになり、両膝を立てる。足の位置を調整して、身体全体をまとめていく。ベッドに腰掛ける。背中がまっすぐに伸びた感覚がある。そして、胸板が厚くなったような感じもする。胸板というか、本当に身体に板が入って補強されたようだ、、。
歩く。始めより歩きやすい気がする。今までで一番歩きやすいかも、、。歩くのが、いつもぎごちなく感じていて、その時は前に進む動きがスムーズだったような気がする、、。セッション後の写真を見せてもらう。より左上方向かって伸びて広がりが出ていた。
セッション後、窓から緑の見えるお店で昼食をとる。窓ごしに風にゆれる木々が見える。あんまり美しいので目が離せない。太陽の光を受けて緑が濃淡のグラデーションで揺れている。それぞれの木々の緑の色の細かい違いに目が奪われる。風にゆれるとそれぞれの色や形が変化していく。その変化の様が見ていてあきない。いつまでも見ていられる。見ていると、どんどん頭の中がからっぽになっていく。ものすごく心地いい。今までと見える視界が変わったように感じられて、この世界は美しいのだと気づかされる。自分の中身が変わると、見たいものが見えるのだと思った。こころが求めているものが映し出されるんだ、、、、。
毎回セッション後はいろんな気づきがあるけど、今回のビジュアルの変化は大きな喜びだとつくづく思う。目に映るものがそれぞれ美しい、、、。
見えている世界の視覚の変化、そして、外から見えないものが見える透視する感覚、インナービジョン。田畑さんのセッションを受けて、感覚のセンサーが一気に加速して視覚の変化がおきているのではないかなと思う。

そして、いつも感じる、これさえあれば、病気や不調とは無縁の命の源泉のようなエネルギー。私を私にしている大きなチカラ。そのエネルギーと毎回向き合う時間が田畑さんのセッションだった。
そのはたらきを自分の中に認めて、そのエネルギーが行きたい方向へ行かせてあげて、そのエネルギーの発露を素直にそのまま動くようにしてあげること、そういうこ事ができたらいいな〜と思う。
きっとそれが私の人生を歩んでいくことなんだと思う。それを感じさせてくれた田畑さんのセッションに毎回感謝しています。
以上です。いつもありがとうございます。なぜか最終回のレポートのようになってしまいました。

26日、いよいよ最後のセッションですね、楽しみでもあり、寂しくもありますが、どうぞよろしくお願いします。

心の平安を求めて〜セッション7

内臓としての消化器と呼吸器のセッション
はじめに全身の4方向の写真を撮ってもらい、歩く。いつもより歩きやすい気がする。体が軽い?、、、?むくんでいるが、湿気もあるが、、、。
上向きになってベッドに寝る。右腕、手のひらに布ごしにcs60の感触。黄オレンジ色の光のかたまりが入ってくる。じわーっと温かくなって、肘まで流れてくる。肘にcs60が触れる。左こめかみにピリピリ反応が出る。上腕、三角筋あたりにcs60の感触。
右足首の上あたりにcs60、摩擦がある。胃が動いて、お腹が鳴る。
左腕も布ごしにcs60が手のひらから当てられて、じわーっと温かくなってその感覚が広がっていく。肘部分はしばらく、ゆっくり摩擦される。この辺りは先週から切り込むような痛みがあったので、少しづつ緩和されたらいいなぁ、、と思う。始終、消化器が反応して動いている。上腕部分まで終わると、一気に呼吸筋が緩んで、深呼吸が起こる。
その後、左足首上部にcs60の感触。
次にお腹にcs60の摩擦が入る。胃の中心あたりの、いつも硬くなって慢性的なこわばりがあるところで、そこに、ピンポイントでcs60のエネルギーがじーんと入ってくる。しばらくすると、こわばりが緩んできてお腹が柔らかくなった感じがする。
口腔内のセッション。右下の口腔内が奥から緩んでいくのがわかる。緩むと口から食道のつながりがリアルに感じられる。口腔上部が終わった時に、口の中がすごく広いトンネルの天井のように丸く広がって、そのトンネルがどんどん伸びていって胃までつながっている様子が見えた。食道ってこんなんなんだー!!!確かに口は消化器の出先器官という認識はあるけど、それをビジュアライズしたのは初めてだった。すごいなああああああーーーー。
次に鼻腔のセッション。鼻の奥は副鼻腔や肺と繋がっていて、日常それを意識する感覚は経験がないが、セッションが終わると、確かに鼻の奥の広がり、そして気管支、肺とのつながりが実感として感じられた。そして、呼吸がものすごくしやすい。鼻の奥は、吸った空気をいくつかのフィルターを通して肺へと送っているんだなぁー!普段全く意識したことがなかったけれど、ものすごくありがたい事なのだと、身体の仕組みに感謝の気持ちがわいてくる。空気の取り込み一つとっても、どれだけ精緻なシステムになっているんだろう!もくもくと身体の仕事をし続けている細胞のひとつひとつの健気さに驚きの気持ちと全て有機的なつながりを持って、連携して常に一番いい状態を作り出そうとがんばっている、命の不思議に圧倒されてしまう。

セッションが終わって、ベッドに腰掛ける。呼吸があんまり楽なので、感動する。両方の肺が、オレンジ色で肋骨の中で、羽根のような形できゅっと収まっているのが浮かぶ。ウエストが細くなって、上半身が逆三角形にまとまっている感覚。肋骨の中の肺が生き生きしている。肺が生き生き、、、、。そんな経験は初めてだ!
4方向の写真を撮ってもらい、歩く。セッション前より歩きやすい感じがする。軽くなって進んでいけそうな気がする。

セッション後約2週間後、朝起きると、前回と同じ左首が回らなくなった。朝方の窓からの風で冷えたのかも、胸鎖乳突筋が固まっている。今回は1日で、ある程度の痛みは緩和されたが、左肩甲骨下部あたりに違和感が出ている。痛みや違和感が出るのは、その時は辛いのだが、その痛みも含めての今の状態がわかるので、部分が全体である感覚として身体の全体像を感じていける、と感じています。

心の平安を求めて〜セッション6

背中、背面全体のセッション。まず、全身の写真を撮ってもらってから、歩く。左手は振れるが、右手はあまり振れない。歩いた後、ベッドの横で肩幅に立つ。体重の移動をする。移動した方の足は伸ばしたままで体重を受け止める。右側は体重がまっすぐ乗っている感じ。左側は膝下が後ろ側に、弓のようにカーブして体重が逃げているような感じ。体重をうまく支えきれていない様な感覚。
ベッドにうつ伏せになる。田畑さんの立ち位置について聞かれる。右側は明るくて、左側は暗い、と感じた。落ち着くのはどちらですか?、と聞かれて暗い方、、の左側です。と答える。
しばらくそのまま、うつ伏せでいる。今まではうつ伏せになると、首が辛くなってどちらかを向かないといられなかったが、今回は首のストレスを感じなかった。
左足の下に手を添えて、少し支えるように触れられる。触れられると、どんどん呼吸が深くなり、たくさん空気が吸えるようになる。呼吸しているうちに、深呼吸になっていって、どんどん意識が深く入っていってほとんど眠っているようになった。
右足にもシーツの下から、スッスッと少しづつ触れられる。遠くに鳥の声が聞こえる。鳥のさえずりを聞いているうちに眠ってしまったようだ。
上腕にCS60の感触があったように思う。肩甲骨にしっかり触れられる。
上向きになる。両膝を立てる。足を伸ばして起き上がり、ベッドに座る。立ち上がって、セッション前にやった体重移動をやる。左側の体重移動で、左膝から後ろに逃げていた体重の支えが、膝にしっかり乗って、体重を支えるように変化していた。よりしっかり足の支えができた印象だった。
写真を4方向、撮影してもらってから歩く。頭がぼんやりしていて、セッション前の歩行と今とで変化がよくわからなかったが、田畑さんの、「上半身はどうですか?」という声かけで、上半身がしっかり立っていることに気がついた。上半身がブレずにまっすぐ骨盤の上に乗っているように感じた。そして、何か、まとまったような感覚だった。
いつもセッションを受けると、その時間どこか精神的な意識の中の旅に出て、何かを持って帰ってきたような、、瞑想のような、、インナージャーニーのような、、印象が残ります。

その後、約1週間後、首がむち打ちのような症状が出て回らなくなった。冷たい冷房の風がしばらくあたったせいか、梅雨時期で古傷が痛みとして出たせいなのか、わからないが、身体の反応を感じながら観ていった。数日して発熱もあり、身体が変化しているんだな、と経過を見守った。翌日には熱は治まったが、首全体の痛みが左の肩甲骨辺り集約されていった。ここは、長年の違和感のあるところで、このタイミングで痛みとして症状が出たことは、きっと次の展開につながっていくんだろうと思った。
身体を整えることは、身体の歴史に向き合うことなのだと、改めて感じました。

心の平安を求めて〜セッション5

腸腰筋、骨盤を内側から支えるセッション。全身の4方向の写真を撮ってもらい、歩く。少し腕が振れるようになった感じ。
上向きになって、左膝を立てる。倒れないように調整する。左足を立てたら、フワ〜っと体に熱がまわって暖かくなった。伸ばしている足は涼しい。「どうですか?」と聞かれて、「体が暖かいです、伸ばしている足以外は、、。」と答える。では、その暖かさを感じて、と言われる。暖かさを感じる、、、。

左腕に布越しにCS60を当てられる。当てられる部分によって、体の別の部分が反応する。肘の内側は、背中の肋骨の下から2〜3本目あたりが重くなった。上腕、鎖骨あたりに当てられると、左上頭部?だっただろうか、、、。だんだん意識が深く入っていって、寝ているのか、起きているのか、の状態になる。お腹にCS60をスリスリされる。すると骨盤の中がゆるんで、ガクっと立てた膝が外側に開いた。開くので、あっいけない、立てないと、、、でもどんどん内側から外に向かって力が伝わってくるなー、と思って膝が外側に開いていくのを耐えている。
腕の外側にCS60が布越しに当たる。スリスリされると、又、膝がガクッと開いた。ガクッと開くのだが、どこまでも開いて行くのではなく、段階的に開いて行く感じだった。
右膝を立てる。左膝に比べて安定感がある感じがする。腕にCS60をスリスリされる。摩擦されても、膝を立てた足は安定して立っている。外に向かって開かないから、こちら側は、ずっと腕の感覚を感じていよう、と思う。お腹に摩擦される。すると、何かまとまった力が骨盤の中に円を描きながら入っていくのが分かった。オレンジ、金色の丸い尾を引いたエネルギーだ。すると、がくんっと膝が外側に一気にに開いた。すごく開いたので、もう倒れそうだな〜、と思っていて、これ以上開かないように、、と耐えている。しばらくして、膝を伸ばしてもらい、そのまま、じ〜んと上向きになっている。
すると、胸のまんなか辺りに心臓が拍動しているのが見えた。赤、オレンジ色で思ったよりオレンジ色だった。キレイな光ったオレンジ色だった。前回は骨盤の骨格が見えたが、今日は内臓が見えるんだ、、、と思った。心臓は本当に4つの部屋に分かれていてぎゅっとしぼるように血液を送り出している。とても忙しそうだ。ここをもっと寄っていくと僧帽弁とか見えるんだろうか?とか思いながら眺めている。ああ、肺は大きいんだなあ、灰色でつやつやしている。肋骨がきれいにカバーしていて、肺と心臓の位置関係が微妙だなぁ、肺が心臓に押されて、そこはへこんでないのかな〜、などと思っていたら、ベットに座るように声をかけられた。
ゆっくり起き上がってベッドに座る。座ると骨盤が前後に揺れる運動が続いた。少しおさまって、じ〜んと座る。「腰はどうですか?」と聞かれて、すぐに答えられない。腰まわりを感じてみると、、、、何か白い。前回も、白いハガネのような骨盤という印象を持ったが、今回は中身も白いという感じだった。何か整理されて整ったような感じだった。

歩く。左右がばらける。左足が外に外にはずれる。右はまっすぐ歩いているようだ。ちぐはぐな左右差を感じる。もっとゆっくり歩こうと思うのだが、ゆっくり歩けない。そして腕が振れない。しばらく歩くとだんだん体がバランスを保ち始めた。気分はどうですか?と聞かれて、気分、気分、気分、、今の気分はどうなんだろう、、、よくわからないが、よくもなく悪くもなく、少しぼんやりしている感じだった。私は何と答えたのだろか、、、、。
セッション前と後の写真を見せてもらう。背が伸びて、広がりが出ている。やはり左側が上がっている。

週の初めから気分が落ちていて、それは自覚があり、梅雨のせいなのか、寝不足のせいなのか、とにかく沈みがちだった。こういう気分の時はムリせずこの気分のままで特別変化しようとしないでいいと思っている。ただ、気分が落ちているのに伴って、自己卑下的な感情がたくさん出てきているのが、落ち込みをさらに加速させていると感じる。身体の変化に伴って、こころの変化も同時に起こっているのだと思われるので、起きてくる様々な変化を自覚しながら感じ続けようと思う。

心の平安を求めて〜セッション4

今日は下半身内側と骨盤のセッション。まず、全身の写真を撮ってから、歩く。左側が自由な感じ。右はつまってかたい。腕がふれない。
右上になって、ベッドに横になる。右足に少しづつ触れられる。ほんの少しなのに、足のゆがみがとれていく感じだった。仙骨と尾骨のセッションの時、仙骨は体の動きの要なんだな、と思った。ちょうど、丹田の裏にあるんだ、と、位置を感じた。骨盤を前後に動かすワークをしていると、リアルに自分の骨格が浮かんできた。自分の骨格が見えたので、坐骨に触れられた時、坐骨のとんがってる部分がわかった。左上に体位変換。右下になっている肩がうまく落ち着かなくて、体重がより重く感じられた。足のタッチはよく覚えていなくて、骨盤を動かすワークの時、左の骨盤上部に向かってピリピリと痛みが広がった。ゆうべ感じていた痛みに近いが、それより鮮明に細かく感じる。上に向かって放射状に広がる痛みで、黄色い光が何本もパーッと広がっていくように見えた。その時自分は横になって寝ているのだが、上から自分を見下ろすような視点で見えた。また骨盤を動かすと、自分の骨格がスケルトンのように浮かんで、視点は自分に戻った。上向きになる。おなかをCS60だと思う、スリスリされる。スリスリされると、おなかの痛みのあるところがリアルにわかる。常にある痛みだが、普段はそこにフォーカスしないで過ごしている。スリスリされると、畑を耕すみたいに、お腹が整備されてデコボコだったところがフラットになっていくように感じた。両膝を立てる。前回は両膝を建てた時、グラグラして落ち着かなかったが、今回はスッと両膝が立ったので、あれ?と思った。ベッドに腰掛けて座る。骨盤がまっすぐにスッと立っている。そして体幹の中心になっている感覚がある。よく武道なんかで「ハラが決まる」という言い方をするけど、それがこの感覚?!と感じた。骨盤が白いハガネのように力強く、そしてまっぐに立っている。骨盤から内蔵のストレスなしに背骨が伸びている感覚は初めてだった。

立って4方向の写真を撮ってもらってから歩く。歩くことは複雑な体の行程だと思った。歩くことを感じながら歩くとなんだか難しい。普段、私はどうやって歩いているのだろう?右腕はあまり振れないが、セッション前よりスムーズに前進しているように感じた。
セッション前後の写真を見てもらう。背中が広がっている。左側が上がっている。
翌日、今までの落ち着いた感覚ではなくて、些細なことにイライラして怒りっぽい。怒りに自覚的であるけども、その感情は止まらない。骨盤の変化に自分が追いついていないのかな?と感じて過ごした。4日目に今までの落ち着いた感覚が戻ってきた。4日かけて体がいろんな変化を定着させてくれたのかな?と思った。日常の家事をしていると、エプロンの紐が右肩だけがスルリと落ちる。そういえば、よくあった事で、今まで意識してなかったが、左側が上がっているせいだ、と分かった。すると、紐が落ちる頻度が下がった。状況を意識する、それで変化するのだ、と思った。これはこらからの人生にとって大きな気づきだ。

一つ一つ積み重ねて体を整えていくロルフィングのセッションは、体だけではなくてこころも変化していく道程がとても深く、新しい気づきの連続です。体と心の旅をしているようで、次はどんな体験が待っているんだろう!とワクワクする。これからのセッションも大事にして、丁寧に自分と向き合って行きたいと思った。

心の平安を求めて〜セッション3

今日は横向きで、右上からスタート。足を足のせに乗せて、右腕はクッションに。その体勢になったら、右足が内側にカーブしながらスーッと伸びていった。田畑さんから立ち位置について聞かれる。左側角?に立ってもらった方がしっくりくる。安心感がある。右側はどんな感じですか?と聞かれて、眠ろうと思っているのに窓を開けられている感じ、と答える。左足の下に手を添えられる。すると、呼吸する筋肉がゆるまって、息が深く吸えるようになる。どんどん深呼吸が始まる。体が酸素を必要としているのがわかる。酸素を体にめぐらせて体は体の仕事をしようとしているんだな、、、と思う。右足はどんどん内側にカーブを描きながら伸びてゆく。上半身は体の中心に落ちてゆくように丸くなってゆく。上半身は中心に吸い込まれて、右足はどんどん伸びてゆく。足は肉体を離れて意識体?のようなっている。黄色い色の足が見える。足は黄色い色をしてスーッと伸びている。

田畑さんにどうですか?と聞かれて、上半身が中心に落ちてゆき、足は伸びていっている、、と答える。では、中心に落ちてゆく感覚を味わってください、と言われる。その感覚を味わうと、どんどん奥に吸収されていく感じだった。何度も深呼吸する。右顎の古傷と右足の親指の怪我が疼くように浮かび上がった。左肩が体重の重みで痛く、痺れるように感じた。左上になるように、体位変換する。ベッドが垂直になっているように感じる。垂直に寝てるのに落ちないな〜、、、と思っている。立ち位置について聞かれる。右側角に立ってもらった方が落ち着く。左足にタッチされる。触れられるにつれて、垂直だった感覚が水平になってゆく。右足にくらべて、あっという間に終わった感じがした。

田畑さんのセッションを受けると、体は肉体だけではなくて、もっと広範囲の領域までが自分の体なんだ、と実感する。言葉で分かったつもりでいても、体でクリアに感じるのとではものすごく違う。自分が思う以上に自分という存在は広がりをもって生きているんだ、と思った。そう思うと、普段いろいろ思ったり、感じたりしている事柄もずいぶんと空間に満ちるものなのだろう。できれば、なるべく心地よい空間にいつもいれたらいいな〜、と思う。
左上から、上向きに体位変換する。両膝を立てる。足の下にシートをひいてしばらくそのまま。足の位置を調整されている感じがする。が、触れられてはいない。

セッションが終わってベットに座る。どうですか?と聞かれて、もっとだるいかと思ったけど、スッキリと座れている、と答える。左の仙骨を意識して、少し浅めに座りなおす。両腕を上げる。セッション前との変化を感じる。引っ掛かりがなくてスムーズに上下する。きれいに円を描けるように上がった。立つ。両足がしっかりした感覚。両手を上げると、腕だけが上がるのではなくて、足から、足が踏み込んでその力が伝わり腕が挙がっていくのが感じられた。腕を上げるのに、足の力を感じたのは初めてだった。歩く。セッション前に歩いた時よりも足の運びがしっかりした感覚。骨盤から動いて、足を牽引して歩いているような感覚。気分はどうですか?と聞かれて、静かな、、落ち着いた感じがしたので、静かな感じです、と答える。ボキャブラリーがないので、どうにもうまく今の気分を言語化できないが、静かな、には、落ち着いた、とか、地に足のついた、とか、安定している、などのニュアンスもあるように思えた。

セッション前とセッション後の姿勢を写真で確認してもらう。左肩が上がって広がった。背が伸びている。体の左側に空間ができた、と言われる。じゃあ、胃とか消火器がのびのびしているのかも、と思った。すると、本当にいつもより食欲が出て、ランチを美味しく頂いた。
その日の朝、出掛けにスマホの電源が落ちたままスイッチが入らなくなってしまった。何度やっても反応がない、、。携帯がつながらないといろいろ不都合が出てくるので、まいったな〜、と思いながら、なぜが、全く焦らなかった。以前にも同じことがあって、その時は、うわ〜!と一気に気分が落ち着かなくなって、あれをすれば、これをやったら、と考えがどんどんめぐって気持ちは焦るばかり。だけど今回は、とりあえず、セッション終わったらランチして近所の携帯ショップに行こう。しか思わなかった。自分でも、全然焦らないんだな、不思議だな〜、携帯機種変更しないといけないのかな、データ移せるのかな、、と思いはしても、今やることを淡々とやる、という事が出来た。この動じない感覚はなんだろう?自分じゃないみたいだ。いつもは外から来るいろんな事象に振り回されて、感情も波立って、体も右往左往していたのに。とはいえ、帰宅し、母の介護中には簡単にイライラしてしまう。そこは自分の課題なんだ、といつも思っている。こらから変化していく事として見ていきたいと思う。

心の平安を求めて〜セッション2

今日はうつ伏せでのセッション。家を出る時遅くなり、頭の中で1時間間違えていて、落ち着かない感じで行く。鼻が詰まっていてスッキリしない。
まず、写真撮影から。歩く。前回よりスムーズに動いているような感覚。腕が動いている。(1回目は腕が動かなかった)
うつ伏せになると首をどちらに向けても緊張して痛い。田畑さんの立ち位置について聞かれる。左角に立ってもらった方が落ち着く。頭の方に移動するにつれて、幕を引かれているような感じ。頭上で幕が閉じる、、。
左足に、、触れられていないのに、、フワ〜、とかピリ〜、とか感じる。首痛いな〜、とか思っている。どうですか、と聞かれて感じてみると左右差がへって来ている感じがする。布越しにCS60の金属の感触。スリスリ、摩擦はほぼ同じリズムの連続。スリスリされると、右の肩甲骨が上下に動く。肩甲骨は自動運動のようにコントロールしていない動きで、そこに意識すると、もっと余分にいっぱい動き早々だな、と思った。意識せず、そのままにしておく。右足のセッションは、どんどん意識が遠のいていって、、眠ってしまった、、。ので時間が短く感じられた。背中の後は上向きになる。足にCS60をかけてもらったと思うのだが、眠ってしまっていた。
ベットに座る。首を上から引っ張られているような感覚。浅く座って、右ひざを5ミリくらい内側に位置すると視点が下がった。両手を上下に動かす。前回は左肩がかくん、かくん、と肩関節の中で引っかかっていたのに、今回はスムーズに上下している。
写真撮影の後、歩くと、、左はより自由な感じ、右は少し固まっている感じ。(股関節が)どんな感じなのか、感じて考えて歩くと腕が止まってしまう。
セッションの前と後の写真をチェックしてもらうと、背中は全体に広がる。右向きは骨盤が前に出て、足は後ろになって逆くの字だったのが、のびたー!まっすぐに。前向きも背が伸びている。
ロルフィングは肉体の開放なんだ!と思う。肉体だけでなくメンタルにも影響が当然あるのだと思う。先日、帰りの電車が人身事故でしばらく不通になった。駅に人々があふれて、ホームもごった返した。認知症の母がいるので、早く帰らないと、と思うが思ったより冷静でいられた。電車が動き出すまで、いったん改札を出て買い物をしてまた戻る事にして、時間を調整して帰ることができた。以前なら、もう少し焦って、早く帰ること、に意識を集中してしまって気持ちが不安定になっていたと思う。物事を客観視できるようになれて、自分にとって最善の行動を取ることができたことが、うれしかった。そして、これはロルフィングの影響なのでは?と思った。前回もセッション中、不意にありがたい〜気持ちがあふれてきて涙が出た。それは肉体の開放と精神の自由を感じていたのだと、今気づいた。

心の平安を求めて〜セッション1

認知症のご家族を介護中の方で、今一番自分が求めるものは「心の平安だ」ということにお気づきになられ、体を整えることで、心も整い、自分を取り巻く周りの状況も変わってくるのではないかという動機で10シリーズロルフィングを開始されました。

1回目はじめに問診を受けて、過去の交通事故について聞かれる。30年くらい前を思い出しながら答える。施術中、左肩に触れられた時に、その時のことが映画を見るように思い出された。私はあの時クラクションを鳴らしたんだ、えっ、直進なのに入ってくるの?と言った言葉の直後、ガーン!!!とぶつけられた。後で、その時左からぶつけられたので、触れられたところが相似していたのに気づいた。
はじめに、田畑さんの立ち位置について聞かれた時、だんだんと自分の意識の領域が広がっていきながら、自分という肉体感覚が薄まっていく感じがした。左が涼しく、右が暖かい、と答える。体の左右差を顕著に感じる。左足が半分沈んで溶解しているような感じ。右足は丸く大きく膨らんでいるような感覚。左側がどんどん沈んで暗くなっていく。目はつぶっているが暗く感じた。
田畑さんに体の状態や呼吸について聞かれるのだが、深く深く意識の淵まで落ちているのでうまく答えられない。今まで体が受けたいろいろなダメージが部分的に島のように違和感となって浮かんでくる。自分が忘れていた古傷も何ヶ所か感じられた。今までの体の傷や痛みの歴史を振り返るような時間だった。深く自分の体と向き合う時間だった。
施術中、そっと触れられている体の部分に意識を向ける。触れられている時と触れられていない時の間が濃密でありながら穏やかで、まるですごくいい瞑想をしているようだった。途中、目の中に黄色い三角の光が見えた。しばらくして消えて、それを追う。すると左右から雲が次々に現れてきた。、、、それを見続けていると、すごく楽だ、、。どんどんリラックスしていって、眠れない時はそうすればいい、、と思う。本当の意味でのリラックス状態にあれば、人は病にはならないのだと分かった。分かった事がでかすぎて、圧倒された。
家に帰ってからも、ふ、と忘れていた体の古傷が思い出された。自分が体に対してケアしているつもりでも未だ治りきれていない、癒されていない箇所があることに気付かされた。

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