ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

投稿者: rolfinger Page 33 of 34

ヨガ実践者

2015年にロルフィングシリーズを開始し,11月に完結したJさんのレポートです。

セッション1

【セッション中に感じたこと】

・「立てた状態の左膝を、田畑さんに預ける」という動作のときに、

左の股関節がするするとひらいていったのが心地よかったです。

南京錠が突然カチン、と外れたような感じで、

どこまでいけるんだろう…?と思いました。

 

・顔がやや左側に傾いている気がして、「ああ、もうちょっと真ん中に行きたい」

と感じたのとまったく同時に、

田畑さんの手が私の頭にかすかに触れてちょうどよい角度に戻ることが出来た、

ということがありました。

声に出さなくても、私の意思はどこかで田畑さんにサインを出したのでしょうか?

寸分たがわぬタイミングだったので、すこし驚き、でも気持ちがよかったです。

 

【セッション直後の写真撮影時】

・セッション前と違って、迷いなく立てました。

「すっと決まる」感じです。

「型が出来た」というほど固くはなくて「すっと収まる」ような。

 

【セッションが終わった帰り道(セッション後10分経過)】

・歩きながら首を回してみるとほぼ痛みがなく、とても驚きました。

後頭部、首、肩と指で押してみても、いつもの痛みが全くないのです。

感覚が麻痺してしまったの?と思うほど。

 

【同じく帰り道(セッション後2時間経過)】

・頭痛を感じました。主に左側。

ただ、首や肩にはいつもの痛みはありませんでした。

(背負っていたリュックが重かったからかな?とも思いましたが、

セッション前には頭痛はありませんでした。)

 

【帰宅後(セッション後約5時間経過)】

・身体の各部分の状態を確かめてみました。

→首を回す:痛みがまったくない。

→立位前屈:セッション前との変化は感じない。

→あぐらからの前屈:いつも感じる股関節(特に左)の痛みがない。

代わりに、いつもは感じない臀部から太腿裏あたりの痛みがあった。

→腰を起点に上半身を旋回:いつも感じる背中の痛みが少ない。

→足裏・手のひらのツボ押し:ほとんど痛みがない。

腰の反射区と言われる、左手小指下1.5センチほどのツボには、やや痛みあり。

→正座からうしろに上体を反らして、前腿を伸ばす:いつも通りの痛み。

 

【セッションの翌朝〜睡眠は5時間ほど】

・起床直後は首のうしろや付け根がかなり痛かったのですが、

それから10分後くらいにもう一度確かめてみたら、

セッション直後の痛みがない状態に戻っていました。

 

・いつもは起きてすぐだと少しふらふらするのですが、

この日はほどなくして「身体が芯を取り戻した」ような感じがしました。

上記の【セッション直後の写真撮影時】の時と近い感覚です。

芯といっても固くはなく

“透明でしなりのあるプラスチック板が身体の奥の方、胸から骨盤の間くらいにある”

という感覚です。

そのしなりによって、ふっ、と中心に戻る感じなのです。

セッション中に

「わたしにはいつも消えない緊張があって、

それは黒くてぎゅっと固い棒状で、芯のように身体の奥に在る」

とお伝えしましたが、その芯とはかなり違います。

 

・呼吸がしやすくなっていることにも気づきました。

いつも食べ過ぎた翌朝は、食べもののたくさん詰まった胃や腸にぶつかって

息が思う存分吸えないのに今朝はそれがなく、すんなりと吸えました。

 

【セッション翌日の昼頃】

・午前中から後頭部左側がズキン、ズキンと規則的なリズムで痛み始めました。

この場所は、日常的に痛むところです。

 

・昨夜のように身体の各所を動かして確認してみると、痛みが取れていたはずの首が

いつもの痛さに戻っていました。

 

・夕方近くになると、左の眉頭付近もズキズキと痛み始めました。

こちらのリズムの方がいくぶん小刻みに感じました。

 

【セッション翌日の夜】

・身体のあちこちを動かして確かめてみましたが、どこもほぼ、

セッション前の感覚に戻っていました。

 

・特に首と肩の痛みが普段気になっているので、そこを何度も確認したのですが、

一晩の間で、痛みがあったりセッション直後の痛みのなさに戻ったりを

繰り返していました。

 

・歩き方、座り方も前の状態に戻っていました。

今朝感じた「しなりのある透明な芯」の存在も、かなり薄らいでいました。

 

・私は食べ過ぎていると感じるので、このセッションを通じて

どうして食べ過ぎてしまうのか?、ちょうどいい量で止めるには?

などを自分に訊いて、その返事を受け取れるようになりたいと思っています。

→セッション当日の夜、翌日の夜、いずれもいつも通り食べ過ぎで、

食欲に関してはセッション前との変化を感じませんでした。

 

・「意識(マインド、頭)が、身体の言っていることを聴かない、

身体はただ意識に従わされて泣きそうになりながら働くのだけれど、

もう疲れて動けなくて立ち尽くしている。」

いつもそういう感覚があるのです。

食べ過ぎることもそうですし、午前中から始まった痛みもそうです。

午前中はパソコンを見つめてウンウン唸りながら過ごしていたのですが、

痛みというサインを伝えてくれていたのに、

マインドは作業を仕上げてしまいたいと押し通し、

結果パソコンに向かい続けていました。

 

・自分自身がマインドと身体とハートの3つに別れていると感じているのですが、

全部が融けあえれば、いまの不安定さや混乱がなくなるのかなと思います。

このセッションで、もしかしたらそういった統合が為されていくのかな、、、?と思います。

 

 

【セッション2日後の朝〜睡眠は7時間ほど】

・首の状態:昨日の朝のように、“起床直後は痛いけどすぐ戻れる”かと思いましたが、

痛いままです。

 

・呼吸:昨日も食べ過ぎたのですが、いつもよりは「胃や腸にぶつかって吸いにくい感」

がありませんでした。

 

・“透明なプラスチック板”の存在はほとんど消えかけています。

椅子への座り方にまた迷いが戻って、背中(肩甲骨より10cmほど下あたり)に

痛みがあります。

 

 

以上がセッション当日から2日後の朝までの記録です。

 

2日後には、身体の感覚がほとんどセッション前に戻っているように感じます。

ただ、微かにですが“透明なプラスチック板”は感じます。

 

“透明”と書いて気づいたのですが、セッションを受けて「色」の変化に気づきました。

セッションの最初にお伝えした「黒い」固い棒状の緊張が「透明」なプラスチック板に

変わったという点です。

 

そういえば、セッションを受けたお部屋の白さが心地よかったのも思い出しました。

光がよく入ってきていて、白の明度が高くて透明に近く感じられました。

なので、いつもは目を閉じているほうが好きなのですが、

あの時は開けていても落ち着いていられました。

あの時感じた透明を、このセッションによって自分の心身にも得たいと思います。

 

 

このように書き起こすことで、身体が伝えてくることを

すこしずつ聴けるようなきっかけが出来ました。

ただ、「痛い・痛くない」「変化を感じた・感じなかった」という

0か100かの知覚が多いと感じたので、

次回からは、その間にある微細な感覚も受け取れたらと思っています。

 

このような機会をくださってありがとうございます。

セッション2

【セッション㈪前日】・美容院に行きましたこの美容院という場所は、わたしにとっていい練習の場です。それは、足場に身を委ねることの練習です。髪を切ってもらっている間、シャンプーしてもらっている間、いつもイスに安心して沈むことができません。今回も施術中ずっと身を固くしたままでした。2ヶ月後くらいにはまたいくと思うので、セッションを経たことで変化があるか観察してみます。

【セッション当日】・行きの電車内どの場所や場面においてもわたしはいつも安心できず、ずっと続く緊張感で心身が疲れます。この日の移動中もそうでした。以前ヒプノセラピー(退行催眠)を受けた際、鎧がイメージに浮かんだことがあったのですが、それは「戦国時代のごとく、常に身の危険を感じている」ような強い思い込みを表していたのかもしれません。その根源は探ってみてもなかなかつかめないのですが、セッションを重ねていく中で見つけたいと思います。

電車のイスに座りながら、前回セッションの最後に味わった座り方のここちよさをまた感じられるか確かめてみたのですが、わからなくなっていました。そのせいか、肩甲骨より10cmほど下あたりの背中に痛みを感じました。(気持ちのいい座り方・気持ちのいい重心のポイントが見つからない時はかならずどこかに痛みを感じます。)

そのあともう少しポイントを探っていたら、ふと「統合」というワードが頭に浮かびました。その言葉を思い浮かべながら座っていたら、すこしラクに座れるようになりました。このセッションにおいては、言葉よりも身体で覚えたことを優先させたいと思っているのですが(アタマを使いたくない)、この時「やっぱり言葉も有効なのかな」と思いました。

【セッション中】・「預ける」という言葉は、身体も心も動かすんだと感じました。(田畑さんがその言葉をおっしゃると、身体が台に沈んでいくのがわかります。)

・視覚を閉じるか、開けるか前回はどちらでもほとんど同じ感覚でしたが、この日は閉じた方が落ち着いていられました。普段視覚を使いすぎている感があるのでセッション中は他の感覚器も働くようにと目を閉じているのですが、あまりそう思い込まずに今後も閉じたり開いたりして視覚の有無がどう作用するかの観察をしていこうと思います。

【セッション直後】・1回目直後同様、身体のあちこちの感覚を確かめてみました。前回との違いを感じたのは首です。1回目セッション直後に感じたクリアさ(痛みや引っ掛かるところがない)がありませんでした。「こうじゃなきゃいけない」という思い込みの意識が、首の角度を固定していたからではないかと自分では感じています。痛みとかコリは、自分にとって本当に心地よいと感じる場所と、いま現在の体勢とのギャップによって生じるものなのかなと思います。

【セッション後2時間経過】・呼吸:クリアではない。腹壁にぶつかる感じです。

・身体全体の感覚:前回レポートに“身体の中心に、透明でしなるプラスチック板があるような感覚”と書きましたが、それは今回のセッション後にはありませんでした。代わって今度は“身体の中に振り子がある”ような感じです。(揺らぎながら、気持ちのいいポイントへ収まっていく)この「揺らぎながら中心を見つける」という感覚はけっこう心地がよいです。中心を探っていくことで自分の足場や居場所をも確保できるような、安心につながっていく感じを受けました。

・精神面:変化を感じませんでした。わたしが持っている心の問題(実父に恐怖がある)にも変化はありませんでした。ただ、「変わることへの恐れを手放そう」という気持ちが浮かびました。変えたいからセッションをお願いしているのに、どこかに「変わりたくない、怖い、変わってもらっちゃ困る」と、服の裾をぎゅっとひっぱって引き留めようとする自分もいるのです。だから、「でもさ、変わることは楽しみなことだよ?」と自分に話しかけました。どんなに素晴らしい施術をしていただいても最後は自分の意識次第だと思うので、いつも開いた状態・恐れからフリーな状態でいようと思います。

・帰りの電車内:いつもは景色を眺めたり車内広告を読んだりするのですが、この日は何もせずひたすら、自分が何か発してくるのを待つ・それをキャッチすることをしていました。呼吸以外はクリアな状態に感じられ、身体の中は白い空間のようでした。

・食欲:この日の夕飯は、ちょっと食べ過ぎたけどいつもよりは少ない、といった量でした。

・身体全体的にはわりと気持ちがいいと感じていましたが、足裏に痛みとまではいかない違和感がありました。「どう接地したらよいのかと迷いがある」ような。

【セッションの翌朝】・首:昨日のセッション直後と変わらない感覚でした。(セッションを受ける前よりは痛みが少ないけれど、付け根のあたりが痛い)

・精神面:気分は悪くないけれど、いつもと変わらないといった状態でした。ここ数年、毎朝起床直後に下腹部卵巣付近に鈍痛を感じるのですが(嫌なことを思い浮かべると胃が痛むというケースはけっこうあると思うのですが、わたしの場合それが胃ではなく卵巣なのです)、この日も痛みました。

・足裏:昨日同様、違和感がありました。朝のうちは右足小指下の出っ張りがあるあたりに痛みを感じ、朝10時頃にはそれが全体に広がりました。

・座り方:この日は座ることに関していろいろと試してみました。わたしは原付に乗るのですが、普通にイスに座るのと違ってハンドルを握るので上半身がやや前傾します。こんな時の心地いいポイントはどこだろうと、いろいろ重心を変えて探っていきました。その後、普通にイスに座る時の重心・ラクに座れるポイントを探す中で思ったことは「人から“これがいいんだよ”と言われた姿勢だと、背中が痛くなる」ということです。

セッションの終わり、「ヨガの先生に言われた座り方」を再現してみせた時、田畑さんは「でもそれって座りづらくないですか?」とおっしゃいましたが、その言葉がすごく響いて残ったのです。「ですよね、実際座りづらいと思ってたんです!」と、うれしくなってしまって。自分の気持ちいいと感じるところがいいんだ、という旨のことを言ってくださって、その時の一連の言葉が自分にとってはとても大きかったです。先述しましたが、アタマを使ってしまう気がしてなるべく言葉には頼らないと思っているけれど、でもやはり言葉を活用することも大事だなと思いました。

それと、人に言われた“姿勢”と書いて思いましたが、いま自分が探しているのは姿勢ではなく、“ポイント(中心のような・重心のような)”です。形でいうと、軸・線ではなく、点・球体。これはけっこう大きな差なのではないかと思います。姿勢は型で、揺れられない。ポイントは自由度があって、心地よい揺らぎがある。ようなイメージです。

【セッション翌日の午後】・歩きながら「自分の気持ちいいポイント」を見つけるのがちょっと楽しみになってきました。

・「身体は言葉では話しかけてこない」というフレーズが急に浮かびました。このところ「言葉はアタマだからあまり使いたくない」ということをよく思うからでしょうか。それはさておき、身体が伝えてくれることを無視しないでその場ですぐ受け取るようにしたいと思っています。

・この日はイスに座っていることが多い1日でした。なるべくダラリとせずに上半身を立てて…などと思っていたのですが、「そうすると気持ちいいから」というより「そうしなければ」という意識でした。そのせいか、身体が固まってしまったように思えました。

でも、疲れたら猫背になってもいい・そうなったとしても自分のポイントがあってそれがラクならば、バランスが取れていたらいいのでは?と思ったり。そんな考え方も出てきて、そうしたら背中の痛みがすこし取れた気がしました。

・昨日のセッション終了後の写真撮影で、アゴの角度をいろいろ変えながら気持ちのよいところを探していたのですが、この日も昨日とはまた違うポイントでした。(昨日は上向き、今日は下向き)

・食欲:夕食すごく食べ過ぎ。

【セッションから2日後の朝】・座り方も歩き方も気持ちのよいポイントが見つからず、背中が痛かったです。

・足裏:全体的に痛かったです。

【セッション㈪から2日後の午後】・歩きながら気持ちのよいポイントを探し続けるけれど、朝同様見つからない。でも座っている時・立って静止している時はわりと心地いいポイントを見つけているし、背中も痛くない。

・今日は1日雨。でも天候の影響を受けている自覚はなかったです。

・精神面:変化感じず。

・食欲:空腹を強く感じたので、そこにあったエナジードリンクを飲んだらおさまった。その時、「すぐに空腹を消そうとせずに、味わってみてもいいのでは?」と思いました。またアタマが身体を黙らせてねじ伏せたように感じたからです。空腹感じた→苦痛ととらえずに、空腹を感じたならただ「ああ、空腹だね」と感じることに専念して、その先の判断をしなくていいのでは?

・首:付け根がかなり痛かったです。でもセッションを受ける前に頻繁に感じていた左後頭部の痛みはこのところありません。不思議だったのが、痛いと感じているところを指圧してみたら痛くなかったことです。いつもならイタ気持ちいいと感じるのに。

・呼吸:食べ過ぎたわりには、わりとどこにもぶつからずに吸えました。

・足裏:どこが特に痛いというわけではなく、全体が疲れていて老廃物が溜まっている感じでした。滞っている感じ。

【セッションから3日後の朝】・午前2時頃に目が覚めました。脚だけなぜか軽く感じました。足裏もです。おなかは重いし、首も痛いし、ちょっと風邪気味、でも脚だけが軽い。正座からうしろに反って前腿を伸ばしてみようとしたものの、足首がすごく痛くて出来ませんでした。でも、しゃがんだ状態から立ち上がるという動作はすごく軽い。

・歩くときの気持ちのいいポイントが見つけられて、背中が痛くない。でも、座るときのポイントは見つからない。

・朝食の食欲:食べ過ぎ

・足裏:外側を使うことが多いなと思って(だけど靴のソールは内側が減っている。写真添付します)、土踏まず側を意識して使うようにしてみました。すると身体を天地に貫く透明な柱のようなものが、身体の真ん中に感じられました。いつも浮かぶのは柱状ではなく、ポイント(ゴルフボールより一回り大きいくらいの球体)だったのに。

・肩の付け根が痛いせいか、頭痛がしました。

【セッションから4日後】・日帰り旅行に行きました新幹線に往復7時間ほど乗ったので同じ体勢が続いたのですが、そんなに疲れなかったです。

・食欲:旅行だと食べ過ぎてしまうのが常なのですが、今回はそうでもありませんでした。

【セッションから5日後と6日後】・両膝が朝から痛みました。雨が降ると痛い、ということがありますが両日とも晴れ。昨日は旅行でたくさん歩いたからなのか、同じ体制でずっと座っていたからか?

・身体が伝えてきてくれること(痛みや疲れ)に、聞こえないふりをせずすぐに受け止めるようになってきたと思います。

・4日後〜6日後にかけて、深く息が吸えないと感じました。身体のことというより、精神的なことに起因しているのではと思います。(このころ、先述した父への恐怖が強まっていたので)

・6日後に、久しぶりに左後頭部の痛みがありました。また、「気持ちいいポイント」を感じようとすると腰に違和感が生じました。

・痛い、とかざっくりした感想が多くて、微細な感覚を掬いとる余裕がないのかなと感じます。ものさしの目盛りが粗いというか…

【セッションから7日後】・朝食の食欲:食べ過ぎ

・移動の電車内でいつもよりストレスを多く感じて、肩が痛くなりました。隣に座った方が寄りかかってきたりとか、脚を開いてきたりとかということがあったからです。こんな時、感情と身体のつながりを感じます。右側に自分にとってイヤだと感じる人が座っていたら、右の肩だけ痛くなるからです。

・座る時の気持ちいいポイントを、今日も探しました。前回セッションの終わりに「ヨガの先生にいいと言われた座り方」を再現してお見せしましたが、その時感じた“三角形のイメージ”が浮かびました。ヨガの先生のおっしゃる座り方は、坐骨の上に垂直に座るというもので、横から見ると直角三角形のイメージです。対して自分の気持ちいい座り方はそれよりも上体がやや前傾して、同じく横から見ると頭頂部・お尻・両膝を結んで二等辺三角形になるイメージです。直角三角形よりも二等辺三角形のほうが、横から力がかかった時に倒れにくいと思うのですが、だからラクだと感じるのかなあと、あくまで自分の中の感覚ですがそんな風に感じています。

以上です。

セッション3

 

セッション10日後の感想が興味深いです。

 

以下全文の転用です。

【セッション4日前】気功のワークショップに行きました。ロルフィングのセッションと合わさると何か変化が起きるのか、気づいたことがあれば書いていこうと思います。

【セッション中】・緊張台に身体を横たえてすぐに緊張がほとんど感じられない状態になったので、回を重ねたゆえの慣れかなと思いましたが、その後は緊張が来たり退いたりの繰り返しでした。どういうきっかけで緊張が起こったり消えたりするのかは自分でもわかりません。うまくコントロール出来ないもののように感じます。ここは安心だと頭では思っているのに、心だか身体だかどちらかわからないところの奥底が、警戒をぎゅっと握って離さないのです。それと今回は、息を吸う時に身体がこわばっていくのをしばしば感じました。(呼吸しづらい、というのとは違います。)

・視覚の有無「身体の状態を感じ取ろうとする時に、視覚の有無はどう影響するのか?」を確かめようと、今回も目を開けたり閉じたりしてみました。身体が窓側を向いているときは、開けていても閉じていても感じ取る鋭敏さは変わりませんでした。(ただ、開けているときは、窓からの光と部屋の白さが脳の中を洗ってくれるような爽快さがあり、リセットや新鮮さを保つ助けになりました)一方、廊下側を向いているときには閉じていた方が集中出来ました。

・田畑さんの手が触れた時に、自分の身体がとるリアクションすこしビクッと緊張することもあれば、そのまま受け入れることもあり箇所によっていろいろなのですが、触れられた瞬間に身体が「うれしい」と言って安心して緩む箇所がありました。左膝、左肩(首の付け根)、左後頭部の3箇所です。いずれも日常生活のなかで痛みを感じる頻度が高い場所です。各々のリアクションの違いはとてもおもしろくて、まるで身体のパーツそれぞれに人格があるように感じるほどです。

・頭部の角度前回セッション後の写真撮影時、心地よい頭部の角度(首の角度、あごの角度)がなかなか見つからず、さまざまな角度を試しました。そして今回、角度を決める基準は「氣が入って来やすいかどうか」でした。頭部(脳)は氣の受信装置だそうで、体内に氣を取り込むためにラジオのアンテナのように入りやすい角度を探るのですが、それを感じながら頭部の角度を見つけていきました。まだまだ気持ちいい角度、姿勢を探す余地はあると思いますが、今日のところは収まりのよい・気持ちいい場所にいられたのではないかと思います。

【セッション終了後】・13:50 セッション終了直後、歩いている時に肩から骨盤までの胴体が型にはまったような固まった感覚があったのですが、この時間になって、その時のまっすぐさは残しつつも身体になじんできたような感覚がありました。気づいた瞬間、身体がフッと軽くなって気持ちよかったです。

・15:00 電車内のイスにだいぶ背中をだらっと預けていたことに気づき、上体を引き上げた時に、軽さを感じました。以前のレポートに何回も書いている、“肩甲骨下10cmくらいの背中にしばしば感じる痛み”もありません。ただ、左後頭部の痛みは継続しています。

・16:30 夕食の食欲食べている最中はいつも「あとこれくらい食べるともう満腹だな」と目測をつけていて、満腹の1割手前で止めようとしているのですが、この日は目測を誤り満腹を1割ほど超えてしまいました。とは言え、これまでの量よりは少なく抑えていると思います。

・18:00 散歩上に書いたような身体の軽さはもう感じませんでした。

・20:00 肩関節、股関節を動かしてみました。肩回し、両手を後ろに組んだ状態で前屈、両足裏を合わせて前屈、開脚して前屈、さまざまな動きで確かめてみました。いつもストレッチする時に感じる痛みがこの時もあり、今のところは動かしやすくなったなどの変化はありません。

・20:30 左後頭部が痛む。頻繁に出るこの箇所の痛みは、何か精神的なひっかかりが、身体に繰り返し同じ動きを強要する(自由を制限する)ことで起きているのではと自分では感じます。ひっかかりとは、以前のレポートにも書きましたが父への恐怖や怒りです。今のところ自覚できる要素はこれだけですが、もしかしたら意識にのぼらないけど心を圧迫していることが他にもあるかもしれません。そこを気づけるよう、今後も探っていくつもりです。それと畳にあぐらをかいていたのですが、いまいち気持ちのいい座り方が見つからないと言った状態でした。

・21:30 月経始まるロルフィングを受け始めてから初めての月経です。ここ数ヶ月の月経痛は比較的軽めですがとても痛む時もあるので、今回はどうなるか楽しみです。

【セッション翌日】・AM3:20 起床時脚:比較的軽く感じました。毎朝太ももの太さを見てむくみ具合を確かめるのですが、この日はわりと細めに見えました。首の付け根:ほぼ痛みなし。身体全体:わりと軽い感じです。立位時の“立ちやすいポイント”もすぐに見つかりました。1回目セッション翌朝に感じた“透明でしなるプラスチック板のような芯”みたいにはっきり感じるものはないけど、すこし揺らぐようなたゆたうような感じがして心地よいです。足裏:起床直後から、外側に重心をかけるのではなく土踏まず側を意識するように歩きました。(その方が気持ちいいからです。)

・AM7:00 立ち方電車内で気持ちのいい立ち方をいろいろ試していたところ、頭頂部(百会と言うのでしょうか)が天に引っ張られる感じと足裏が地面に吸い付いて地に引っ張られる感じが同時に起きて、天地にストレッチされているような感覚になりました。腰が伸びてけっこう気持ちよかったです。

・AM8:00 歩き方足裏の重心を外側にしないように、母子球〜土踏まず〜かかとの内側にラインを感じながら歩いています。普段使わない筋肉が動くので気持ちがいいです。私の身体を正面から見ると骨盤〜太もも〜ふくらはぎが外側に広がっているので、内側を感じながらの歩きを続ければそれらは中心の方へ収まって行くのかな…?と変化を楽しみにしているところです。それと、今日から靴底がすり減っていない靴に変えました。(写真添付します)この観点からも変化を観察していきます。

・AM10:00 月経の状態腰と下腹部に、軽い月経痛・重さがありました。程度はここ数ヶ月とほぼ変わらずです。(月によってひどい時もありますが、この頃はそんなにつらくはありません)

・PM21:30 夕食の食欲自分が思う適量の3倍ほど多く食べました。夜に出掛けて帰宅が遅くなるとその後の夕食は食べ過ぎる傾向にあります。

【セッション2日後】・AM3:30 脚:昨朝同様比較的軽く感じ、外見もむくみが少なめに見えます。月経痛:いつの間にか無くなっていました。痛みや経血量は今のところいつもの月と変わりません。

・AM6:20 朝食の食欲適量と感じる量の1.5倍食べた。

・AM7:20 左後頭部と左膝が痛む。

・歩き方今日も、頭頂部と足裏をそれぞれ天地に引っ張るようにして歩きました。これをやっている時、少し首が自由を失ってこわばる感じがあったのでそうならないよう、全身の振る舞いの自然さや気持ちよさを探りつつ歩きました。

・PM9:30 夕食の食欲適量と感じる量の3倍は食べた。

【セッション3日後】・AM2:30 今朝も少し脚だけが軽く感じました。ただ脚の太さを見ると、むくみは昨日より強いかもしれないです。

・AM6:30 朝食の食欲適量と感じる量の2倍ほど食べた。おとといから適量を超える量が続いていますが原因はわかりません。

【セッション4日後】・起床直後セッション翌朝から毎朝感じていた脚の軽さはこの日はありませんでした。

・食欲昨日も今日の朝も、適量と感じる量の2倍以上は食べていて胃が重い・疲れている感じがします。昼は食べず、夜は適量より少し多いくらいで終えました。食欲は月経周期と関連しているように以前は思っていましたが、今はあまり感じません。

・左後頭部の痛み今日は1日を通して痛みが続きました。夜には頭部全体の頭痛になったので、早く就寝しました。

・股関節、肩関節の感覚肩を回したり、足の裏を合わせたあぐらからの前屈などで状態を確認してみましたが、特にスムーズになっているということはなく、従来の体感と変わりありませんでした。

【セッション5日後】・今月の月経は終了しました。ロルフィングの施術をお願いしてから初めての月経でしたが、従来との差異は特に感じませんでした。

・起床直後今朝も昨日同様、脚の軽さはもうありませんでした。

・食欲昨日の昼から「食べたい」という気持ちより「からだのここちよさ」を採りたくなり、今朝もほぼ適量でした。

・歩き方日常生活の端々で、足裏の外側だけに体重を乗せているのを感じます。それは自分の身体にとってあまり気持ちよくない・自然でないように感じるので、引き続き土踏まず側のラインを感じながら歩くようにしています。頭頂部と足裏が天地にそれぞれ引き伸ばされているような感覚を持って歩くことも続けています。これは気持ちいいと感じているのか自分でもよくわからないのですが、でも「そうしたい」とは思うので、継続しています。ここ2,3日、太ももにいつも意識がいきます。太ももを鏡に映して見る時、常々違和感のような嫌悪感のようなもの抱くのですが、それは「滞り」を感じているのだと思います。流れていないなあという印象です。ここ数日はその堆積が一掃されて流されていくイメージを浮かべながら歩いています。感覚や見た目に変化が出るか、観察していきます。

・左後頭部の痛み今日も断続的に痛みます。夜半から右耳の奥深くも痛み出しました。この部位が痛むのは初めてです。爆弾低気圧と言われる気象状況が影響しているのでしょうか?

【セッション6日後】・起床直後セッション3日後の朝まで感じていた脚の軽さは、もうありません。

・食欲この数日間“適量をすこし超える程度”が続いています。

・座り方セッションをお願いするようになった当初、座るときの気持ちいいポイントを探る中でなかなか見つからず、肩甲骨の下10cmほどあたりの箇所が痛くなることがしばしばあったのですが、最近はそれがないことに今日気づきました。ただ、首の付け根〜首〜左後頭部一帯の痛みはいつもあります。

【セッション7日後】・食欲朝から旺盛で、1日を通して食べ続けていました。普段は昼食を食べず1日2食なのですがこの日は昼食も食べたくなり、夕食は止まらないほど食べ過ぎました。決定的なストレスや身体の変調は自覚していないので、何がきっかけで食欲の変化が起きるのか自分ではわかりません。

【セッション8日後】・食欲昨日の過食で胃腸を休ませたいので、朝食は摂らず昼食はごく軽く、夕食も軽めでした。

・左後頭部の痛み今日は特に強く、結構辛いです。レポートには今まで特に書いていませんでしたが、左頬の引きつりもこの1〜2年頻繁にあって、左後頭部の痛みとセットで起きることもあれば単独で起きることもあります。この日はセットで起きているように感じられました。

・身体全体のこと特筆すべき変化は感じられません。足裏の外側に重心が偏らないこと、天地に引っ張られるような歩き方、自分の気持ちいいポイントで座るなどのことを継続しています。

【セッション9日後】・食欲朝食を適量の1.2倍ほど食べましたが、昼夜の食欲は落ち着いていました。

・左後頭部の痛み昨日に引き続き痛みが強く、頭全体の頭痛も起きました。左頬と左目の痙攣もありました。

・立ち方ここ数日続けている“天地に引っ張られるような”立ち方、歩き方ですが、首がこわばってしまうのが気になっていました。そんな中、“首と膝をゆるめて(フリーにして)、天地に引っ張られるのは頭頂部と足裏ではなく腹筋だ”と意識して立っていたら、首がすこしラクになった気がしました。今まで頭頂部を天に引っ張るように、と思っていましたが知らないうちに首を引っ張っていてそれで負担がかかっていたのかもしれません。頭頂部と足裏という先端ではなく、身体の中央(腹筋)を上下方向に伸ばすように立ってみると、安定感と心地よさが向上するように感じました。

【セッション10日後】・食欲朝食を適量の1.3倍ほど食べましたが、昼夜の食欲は落ち着いていました。

・頭部の痛み今日は左側の痛みはさほどないかわりに、右側が痛みました。(特に右耳の奥深く)睡眠をとったあとは痛みが少ないこと、仕事のある日は痛みが強いことなどから、原因は思考をし過ぎる(頭が余計な苦悩を作り出す)ことなのでは?と思い、試しに思考を止めてアタマを空にしたところ、すーっと痛みが抜けていきました。思考と身体の密接なつながりを感じました。

【セッション11日後の朝】・頭部左眼の下まぶたにけいれんと、左後頭部にやや痛みがあります。

・歩き方首と膝をゆるめて、腹筋を小さな柱として上体を支えて歩こうと試みたところ、いつもは踵から着地するところを膝が先に出ているような感じがしました。それが気持ちの良い歩き方かはまだわかりません。これからも探し続けてみます。

セッション4

 

【セッション中】・「今どんな感じですか?」と問われて「今日は緊張したり解けたりの入れ替わりが頻繁で、身体を長い時間安心して台に預けることができません」と声に出してお伝えした直後、急速に緊張が取れていき、平らでなめらかで落ち着いた存在感を自分に感じました。声に出したのがきっかけだったのか、たまたまのタイミングだったのか、それはわかりません。緊張具合は毎回違うので、いつも興味深く観察しています。緊張が解けるきっかけに法則性が見いだせれば、もっと気持ちよくゆったりと過ごせるのかなと思うので、次回も感じて探っていきたい点です。

・横向きになっている時、右を下にしている時はすんなりと楽に横たわっていられたのに、左が下の時は気持ちのよい体勢が探しきれず、苦しく感じました。身体が輪郭を成さずに、溶けたアイスクリームのようにべちゃーっと流れ出ているような感覚でした。

・今回も目を開けたり閉じたりして「身体の状態を聴き取るには、視覚を使うか封じるかどちらが感度高く出来るのか」を試しました。視覚がある時は、部屋の様子を見ることで「いま自分はこんな場所にいるんだ」という空間込みの自分を感じるので、外から自分を見ているような客観性が出ました。目を閉じれば、より深く自分の中へ入って行けました。併用することがおもしろいと感じました。

・前回も感じたことですが、触れられて気持ちがよいと感じる箇所はいずれも日常的に痛みを感じている場所でした。(左後頭部とか)その部位が「もっと触って欲しい、気に掛けて欲しい、やさしくして欲しい」と主張しているから痛むのかなと思いました。

【セッション後】・お腹の中がすっきり空っぽに感じられ、調子がよくなったのがうれしくて、少し多めにものを入れてしまいました。(固形物ではなく、スムージー)もう少し長く、この空っぽ爽快感を味わっておけばよかったと思いました。スムージーを飲み終えた直後はお腹いっぱいになってしまったのですが、21時現在(セッション4時間後)はセッション直前に感じていた腸の詰まりもなく、すっきりした状態が続いています。

・セッションから1時間後、瞑想のワークショップに参加しました。セッション前日は座っていても疲れてしまって横になりたくなるという状態だったのですが、ワークショップ中はそういったことはなくすんなり気持ちよく存在して(座って)いられました。(イスでもあぐらでも。)ちなみにワークショップの前に20分ほど歩いたのですが、歩行中には特に気持ちよさや普段との違いは感じず、すんなりとした気持ちよさは「座る」という体勢の時に感じられました。また、初めての場所や人の中にいたのに不思議なくらいに落ち着いていました。身体に感じている心地よさが精神に安心を与えたのかなと思いました。

・ワークショップ中、“身体をブラブラと振ったあと、立位で静止して何を感じるか”という時間があったのですが、その時の感覚が気持ちよかったです。足裏全面が床にピタッと吸い付いていて、身体全体は足首を支点にゆっくりとした揺らぎがあるといった状態です。

・食欲先述した通り、セッション10分後くらいに多めのスムージーを飲んで満腹になったものの、22時(セッション5時間後)に帰宅した際にはお腹の中はまたすっきりとした状態になっていました。この2,3日、腸が詰まっているような調子の悪さを感じており、食事の量を抑えていました。しかし今日はそれがなく「食べても大丈夫かも」という気分が食を進ませ、結果、適量と感じる量の3倍以上を食べました。それでもいつものような張りや痛みがなく、相当の満腹感はあるものの不快感はありませんでした。

【セッション翌日】・起床後太ももを見たらいつもより細くなっていて脚のむくみがないことに気づきました。脚も身体全体も軽く感じます。(前回セッションの翌朝は布団から出た時点で軽さを感じたのですが、今朝は身体を動かしているうちにだんだんと軽さを感じてきました)お腹は、昨夜食べたものがまだ入っている感はあるもののそれによる不快感がなくて、調子のよさに驚きました。(あれだけの量を食べた翌朝なら、いつもは必ず滞りや詰まり、痛みがある)これほどセッション後の変化を大きく感じたのは1回目のセッション後以来です。今回のセッションでは骨盤に触れた時にすごく気持ちがよかったのでそれが関係しているのかなと思いました。精神面でいうと、穏やかな安心がありながらきらきらとした元気も溢れてくるのを感じ、身体同様いい状態でした。身体の調子がいいことが、こんなにも気持ちに影響するのかと改めて知りました。

・起床から1時間後出掛ける支度を忙しくしているうちに、起床後に感じられた身体の軽さからくる幸福感が無くなっていつも通りの心持ちになっていました。脚もいつもぐらいの太さになっていました。お腹も苦しさが戻ってきました。また、昨日教わった瞑想をやってみたのですが昨夜のようなすんなりとした身体の存在感がなく、気持ちよく座れませんでした。

・靴底左足かかと外側に付いていた黒いパーツが取れてしまいました。(写真添付します)その他の箇所は、すり減りなどはまだ無いようです。

・PM12:30調子よく感じられたお腹も、この時間になると昨日食べたものがたくさん入っていて重く、呼吸の妨げになっているようにも感じます。イスに座っていても気持ちのよい姿勢が見つけられず、疲れてしまって背がまるくなりました。やはり昨夜の食べ過ぎに起因していると思います。

・16:00お腹の不快感はだいぶ落ち着いています。ただ、今日はイスに座っている時に背中の筋肉が緊張しているのを感じます。心地いい座り姿勢のポイントやバランスが見つからないと午前中から感じていたので、そのことと関連がありそうです。以前感じていた“肩甲骨から10cmほど下あたりの背中が痛む”ことが最近は無くなったなと思っていたのですが、今日緊張しているのはその場所より20cmほど下の位置です。

【セッション2日後】・朝昨朝のように身体の軽さを感じることはありませんでした。脚のむくみ具合は昨日とだいたい同じ(通常よりは細い)でした。

・朝食セッションの直前までは腸の詰まりを感じてあまり食べられなかったのに、セッション後調子がよくなったことを皮切りに適量を大きく超えた食事量が続いています。調子がよくなったとはいえ食べ過ぎればやはりそのあとには重さなどの不快感が来て気持ちのよい状態ではいられなくなるので、自分にとっての適量を摂りたいです。

・AM9:00心地のよい立ち方が見つけられず、腰と、首の付け根(頭と首の境目)に緊張を感じます。また、座位の時は首の付け根から後頭部全体(今日は左だけでなく全体)に、頭痛につながっていきそうな強めの緊張があります。(その後1日を通して頭痛には至りませんでした。)

でも、ふと思ったのが「私は、悪いところにしか意識がいってないな」ということです。調子のよいところ、痛みがなくなったところもあるはずです。だけどいつも痛みや苦しみを感じるところばかりを探しているような気がします。それでは、自分を痛みで包み込んでしまうのではないかと。痛みとは身体のメッセージだから気がつきやすいものなのだとは思うけれど、もう少しフラットな意識で、全体を眺めるように身体を感じていこうと思います。

・気功のワークショップに参加しました。今後何か気づいたことがあればお伝えしていきたいと思います。

・食欲ここ半月ほどは1日2食でしたがこの日は3食、しかも3食すべてにおいて適量と感じる量の2〜3倍は食べました。だいたい毎月、排卵の前は食欲が高まるのですがそこに起因しているのでしょうか?特に大きなストレスがあったなどの自覚がないので原因がわかりません。

・靴屋にてダンスコ(http://www.dansko.jp)というお店で靴を買いました。歩き方の指導をされたのですが、今まで自分がしてきた歩き方とは全然違うものでした。(脚を意識的に大きく振り上げて必ず踵から着地する。つま先の蹴りは要らない。)これが西洋の靴を履いた時の歩き方で、腰から歩く、という方法だそうです。日本人は草履の文化によるツッカケ歩き(つま先から歩く)で、それは靴を履いた時には適さないとのこと。この歩き方で10分ほど歩いてみましたが新しい方法を試すのに精一杯で、全体の感覚や気持ちよく歩けているかはわかりませんでした。(翌日、両脚のすねが痛くなりました)

【セッション3日後】・食欲朝食、夕食共に適量の2倍以上。ただ、今回のセッションを受けてからは、いつも食べ過ぎ後に感じるダメージ(圧迫感、詰まり、重さ)が少ないように感じます。だから「食べ過ぎても大丈夫」と思って多く食べているのかと思います。

【セッション4日後】・朝の様子脚を目視してむくみの程度を確認したところ、セッション翌朝よりは太いものの比較的むくみは少ないように感じました。左太ももの付け根外側に痛みと動かしにくさ、それと背中(胃の裏あたり)にこわばりを感じました。動かしにくさとは、「関節に潤滑油を垂らせたらな〜」と思うような感じで、ギシギシするとまでは行きませんがなめらかでなくすこし引っかかり、そこに痛みが生じているような感覚です。

・頭部の痛み今回のセッション後から今日までの期間は、これまで頻繁に感じていた頭部の痛みがありませんでした。

セッション5

 

【セッション中】

・こころの緊張

開始数分で8割方の緊張がとれて、そのあと右の二の腕に触れたあたりで背骨が台に向かって急速に沈み、緊張がほぼ無くなりました。

前回は緊張が解けたり入ったりの入れ替わりが目まぐるしかったのですが、今日は緊張が少ない状態(何も考えず台に身を沈める)が最後まで一定して続きました。

 

・視覚の有無

今日は目を閉じて視覚を休ませたときの方が身体を感じやすかったです。

(前回は「目を開けていると空間込みで自分を見られて、客観的な視点ができる」と感じたのですが、今日は目が「ただ直線的に正面のものを視る」ことに集中していたため意識が身体に行きませんでした。)

 

・あご

前回セッション後に、台に腰掛けている時に「少し口(あご)を開けて」とおっしゃられたのを覚えていて、今回は最初から意識してあごを下げて口を開いていました。

先述したように今回緊張が早い段階で抜けたのは、このことが関係しているかもしれないと思いました。

 

【セッション後】

・階段での脚の状態

太ももの付け根(前側)の動きが、油をさしたように軽くて脚がなめらかに上がるので階段が昇りやすく感じました。

 

・食欲

今日は前回と違って消化器系の変化は感じませんでした。

夕食は空腹を感じ、適量と感じる量の4倍以上食べました。

前回セッション以降、過食による苦しさからの回復が従来より早くなったと感じているので、今回はどのようになるかを観察していきたいと思います。

 

・首の付け根および頭部

セッション中と、セッション後に部屋の中を繰り返し歩く時にはこわばりを感じていましたが、セッション1時間後くらいに首を回してみたところ痛みはありませんでした。

 

【セッション翌日】

・起床直後

昨夜は夕食も就寝も深夜だったためか、今朝の身体には軽さはありませんでした。

ただ太ももの太さを見るに、むくみはセッション前より少ないと思います。

 

・お腹

やはり過食後不快感(圧迫感、重さ)からの回復は早まっています。

今朝は、まだ胃に食べ物が残っている感はあるものの、感じる苦しさは通常の1割程度です。

 

・階段での脚の状態

昇りやすさは継続しています。

 

・歩く

セッション後に台に腰掛けたり歩いたりした時にも感じたことですが、「背骨が機能している」という感覚があります。

真っ直ぐに伸びていて、天に向かうような活気があるのです。背骨に頼りがいを感じるほどです。

背骨のみならず、身体全体的に天地を貫くまっすぐさ・軽さ・活気を感じます。

シリーズも半分を過ぎ、これがロルフィングがくれる快さなのかなぁ、と思いました。

 

・座る

歩行時同様背骨に存在感があります。それに関連してか、腹筋も支えとして機能しているように感じます。楽な姿勢で座れているので気分が軽いです。安定感、さらにはこころの安心感もあります。

 

・走る

ごくごく短い距離ですが(10数メートル)久し振りに走るという動作をしたのですが、階段を昇る時に感じたなめらかさと同じ箇所にやはり動きやすさを感じて、脚の運びがスムーズに思えました。

 

・左膝

20年以上前から両膝、特に左に痛みを抱えており、とてもつらいです。

しゃがんだ姿勢から立ち上がる時にギシギシと音がしますし、強い痛みがあります。

しかし今日は、音は鳴るものの痛みはごくわずか、いつもの1割ほどです。

これはとてもうれしいことです。

 

・首の付け根と頭部

少し付け根に痛みがありますが、特に問題は感じません。

 

・靴底パーツ

前回のレポートで「左かかと外側の靴底パーツが取れた」とお伝えしましたが、取れたままだと身体のバランスはどうなるかを試してみたくて、修繕せずにいました。

その後特に左右差など感じずにいたのですが今朝突然、左ふくらはぎ下部外側に少し張りを感じました。

ただそんなに強く感じてはいないので、もう少しこのままでバランスの観察を続けるつもりです。

 

【セッション2日後】

・起床直後

昨朝同様身体の軽さは感じなかったです。

脚のむくみ具合はこれも昨朝同様通常よりはやや少ないかと思います。

 

・お腹の状態

昨晩も適量の4〜5倍は過剰に食べました。

しかし今朝も、昨朝同様、胃に食べ物が残っている感はあるもののダメージはあまり感じません。

 

・階段での脚の状態

太ももの付け根前側のなめらかさは続いています。

 

・首の付け根と頭部

付け根にやや痛みはありますが、悪くない状態です。

 

・左膝

ギシギシ鳴るものの、痛みはいつもの1割ほどです。

ただ、20年以上も痛みを継続して感じていたので“膝を動かすと必ず痛む”という観念が強固に頭にこびりついています。そうすると、痛みがほとんど無くなった今でも動かすたびに怖くて身構えてしまいます。そんなことを思っていたら、気のせいなのか昨日よりまた痛みが戻ってきてしまったようにも感じます。

本で「餓死の原因は“食べられないこと”ではなく、“食べられないと死ぬと思い込むこと”にある」と読んだことがあります。せっかく痛みのない膝になったのだから、その事実・今の状態だけを感じようと思います。

 

・歩き方

今日も背骨に頼もしさのような存在感を感じます。

そのせいか、身体全体にまとまりと安心感を覚えて、うれしい気持ちです。

 

【セッション3日後】

・朝の状態

朝の支度をしながら身体を動かす中で、いくぶん軽さや活力を覚えました。

昨日も書いたように身体全体にまとまりが出てきたことで、体内のエネルギーが分散しないから、のように感じます。

 

・食欲

土曜の昼から過食が続いています。

食べ過ぎればお腹の苦しさはありますが、過食した翌朝に感じる回復はやはり早くなっていると思います。

ただ、食べ過ぎでかかる身体への負担は変わらないので、どうして食べ過ぎてしまうのかを自分とよく話し合いたいと思います。

 

【セッション4日後】

・朝の状態

今日も少しですが身体が軽く感じます。

脚のむくみは、見たところ昨日より太く見えます。

 

・食欲

昨晩から今朝は比較的落ち着いています。

きっかけは特にないので、なぜなのかはわかりません。

もっと自分に訊いてみる、耳を傾けてみます。

昨日は朝から夕方まで、胃はいっぱいなのにアタマが食欲を感じ続けていて、常に食べ続けていました。しかしそのダメージは持ち越されず、今の胃腸の状態は悪くないと思います。以前なら翌朝まで重さが続いたはずです。

 

・首の付け根及び頭部

首と肩の境目あたりにすこし痛みがあるものの、不快感はありません。

ずっと続いていた左後頭部の痛みも、先週土曜のセッション以降は無いです。

 

・階段での脚の状態

太ももの付け根前側のなめらかさが続いており、昇りやすいです。

 

・膝

しゃがんだり立ち上がったりを繰り返してみましたが、わずかに左膝が痛むものの従来の5〜10パーセントほどに減りました。

ただ、「痛むんじゃないか」という恐れが脳を締め付けている感覚がしました。

 

・足裏

もともと足裏には常に、もやもや・どろどろとした疲れが、流れられずに渦巻いて滞っている感覚があるのですが、ここ半月くらいは特に滞り、溜まりを感じます。

 

・左目

今朝は時折下側が痙攣します。

この症状は毎日ではないものの、いつも出ています。

 

・背骨

セッション当日や翌日に感じていた「背骨の存在感、頼れる感」は、昨日も今日もほとんど無くなっています。

また、「身体全体のまとまり感」も今はありません。

セッション6

 

【セッション前日】・座り方イスに腰掛けている時にふと、「そういえば、セッションを受け始めた当初は“心地よく座っていられるポイント(重心、意識の置きどころ)”を常に探っていたけれど、最近それをしてないな」と気づきました。探さなくても、身体がスッと、自然に存在できる型をとっているのです。型といってもガチガチなものではなく、形状記憶的なものでもなく、“真ん中へ戻っていく、収束していく”という感じです。前回のレポートにも書きましたが「身体が分散せず、まとまりを感じるようになってきた」という体感と関連しているかもしれません。(歩く時、立位で静止している時は、今もポイントを探している状態です。)

・股関節このところ、エレベーターを待っているわずかな時間に、膝を垂直に上げたり外側に開いたりと股関節を大きく回して感触を確かめているのですが、以前よりひっかからずなめらかです。(左だけはコキッと骨が引っかかって鳴るような感じがあります。)

【セッション中】・心身の緊張心身共に今回がもっとも少なく、台に乗った直後から終わるまで一定していました。

・左右差台に乗った直後は、身体に縦半分の線が引かれて半身ずつに分けられたかのような左右の差異を感じていましたが、時間が経つにつれその境界線は感じなくなっていきました。ただ、ごく微弱でおぼろげな痛みが、左臀部・左眉頭・左肩と場所を変えながら浮かんでは消えてを繰り返していました。左ばかりに感じるのは、自分がそう意識している(体の左側に不調が現れやすい気がする)からかな?と思い一度意識をゼロにして改めて感じてみましたが、微弱な痛みはやはり左側にだけ出ました。

・身体からのサイン感じたことをいろいろ書きましたが、でも今回は身体が発するサイン(痛みにしても心地よさにしても)をあまり感じず、「身体が静かだ」と思いました。

【セッションの帰り道】・膝何度か階段を降りることがあったのですが、左膝の外側に少し痛みが出ました。そのあと電車で立っている時も同じ箇所が少し痛みました。夜になって屈伸をしてみましたが、その時はギシギシと音がするものの痛みはありませんでした。

【セッション当日の夜】・食欲胃は満杯なのにアタマだけが食べたがっており、適量を3倍は超える食事量でした。この日の食欲は質がやや異なりました。いつもなら「うー、食べたい」くらいのライトな欲求なのですが、この日は「貪る」状態で、目や表情はギラギラしていたと思います。

【セッション翌日】・起床直後セッション翌朝の起床時にすごく身体が軽くなっていたことが何度かありましたが、今朝は疲れはないものの軽さもありませんでした。ただ、前夜の夕食と就寝が遅かったのに疲れていないということは、身体はいい調子なのだと思います。脚のむくみは少なく感じました。過食による胃腸のダメージ感もほとんど残っておらず、回復の早さを維持しています。

・膝階段を昇る時降りる時共に、痛みこそないものの、違和感があります。

・歩行時まとまり、身体中央への収束感(頭頂から骨盤までに直径10cmほどの透明な柱があるような感覚で、そこに向かって収まっていく感じ)を感じます。ただ、背中(胃の裏あたり)の筋肉にこわばりがあります。

・座位時腰が少し痛みました。ですが、昨日のセッション後半で台に座っていた時に、田畑さんが「このあたりに支えを感じて」と仰った箇所(胃の裏より10cmほど下あたり)を意識したら、背筋が引き上げられて楽になりました。ただ、この姿勢を30分近く続けていたらまた腰に痛みや緊張が出ました。「身体にとって自然な姿勢ではあったけど、動かさず保持していたから痛くなった」のか、「実際には身体にとって自然で心地よい姿勢ではなかった」のかどちらだろうと思い、腰を少しの間曲げ伸ばししたあと再び先ほどの姿勢に戻ると、痛みは消えました。ほんの少しのブレイクで痛みが解消したことから、「これは今現在の自分にとっては、今のところ自然な姿勢だ」ということと、「そこに固まらず、時折適度な動きを入れることも必要」ということがわかりました。

・首の付け根起床直後はいつもより強い痛みがあったのですが、その後は全く痛くなくなったり少し痛くなったりの入れ替わりが1日のうちでありました。

・左頬や左下まぶたの痙攣わずかですが今日も起きています。

【セッション2日後】・朝の状態疲れも軽さもない、その真ん中に在るような体調でした。昨夜の過食による胃腸のダメージも最小限で、回復速度が上がったことに毎朝驚きます。

・首の付け根今日は1日を通して痛みがありました(強くはありません)。(回した時に感じるだけで、通常時の不快感はありません。)

・歩行時上体にまとまりを感じました。少しずつ変わっていくのがうれしいです。変化を恐れず、楽しみに感じられていることもうれしいです。

・食欲この日は、この2週間の中では落ち着いていました。「量を抑えよう」と意識したのではなく、身体の意図に添った結果です。以前に「このところは、前よりも食欲と月経周期の関連を感じない」と書きましたが、ここ半月は「やはり関連は結構あるかも」と感じています。私の場合、排卵前後に食欲が増し、1度落ち着いたのち月経開始に向かって再び増していき、月経直前から次の排卵まで落ち着いていくというサイクルがあるのですが、今回はその流れに沿っていると感じます。であれば、苦しいほどの過剰量にならないよう身体と話し合っていけば、食欲の増加をそこまで悔いたり気に病んだりはしなくてよいと思います。そもそも気にすればするほど食欲とうまく付き合えなくなると思うので、食欲への意識のフォーカスを少しずつ緩めて行ければと思います。

・膝今日一番強いサインを発しているのは膝です。起床まもなく気づいたのが、左膝内側の痛みでした。その後、左膝外側も痛み出しました。屈伸した時にギシギシという音や強い痛みがあり、加えて今日は静止している状態でも左膝が痛みます。また、今までほとんど右膝は痛みや違和感がなかったのですが、今日は屈伸時にわずかに痛みました。ですが、階段の昇降時は特に痛みなどはありませんでした。このところ膝は痛みがなかったのですが、前回セッション直後から痛みが少しずつ戻ってきています。

【セッション3日後】・朝の様子起床直後はやや疲れがあったものの、朝の支度をする中でだんだんと身体の軽さを感じていきました。

・座位畳にあぐらをかいていた時、背骨がまっすぐスッと立つような感じで(自然なカーブはありつつも)、気持ちのよい状態でした。少し前に「背骨が機能していると感じる」と書きましたが、久しぶりにそれに似た感覚でした。ですが今日のは「それほど強い存在感を出しているわけではなく、そっとちょうどよく支えてくれている」感じです。

・頭部朝の時点では首の付け根に痛みはありません。ずっとあった左後頭部の痛みも、このところはありません。左頬や左下まぶたの痙攣は昨日に引き続きありません。

・膝屈伸を数回した所、ギシギシという音がかなりするものの痛みはほとんどなく、昨日とはだいぶ違います。ただ、いつもはあまり感じない右膝の違和感が、昨日に引き続きまだ少し残っています。

セッション7

【セッション当日】

・月経

今日で4日目。開始2,3日目の経血量ピークを越え、終わりに向かい始めています。

それに合わせてか、昨夜までの適量を超えた食事量が、今朝から落ち着いてきました。

 

・膝

左膝の痛みが毎日続いています。

今日は歩行時・静止時の痛みはないものの、しゃがむと強く痛みます。

痛む箇所は、皿の上あたりだったり、皿の下外側だったりと、日によって変わります。

 

・首、頭部

いつもは斜めに傾けた際に痛みがありましたが、今日は上を向いた時に首の付け根が痛みます。

頭部の痛みはなく、左頬や下まぶたの痙攣もありません。

 

・ヨガ

2ヶ月ぶりにヨガをしました。ロルフィングを受け始めてからは初めてです。

以前と違う感覚はあるかどうか、注意深く確かめながらやりました。

可動域は変わりませんでしたが、「意識が、身体の状態を前よりよく把握している」と感じました。以前は意識と身体が分かれていて、ポーズをとるときに身体は「もうキツイよ」と言っているのに意識が「もっといけるはず」と無理強いしてすごくツラく感じることもしばしばでした。ですが今日は意識と身体の意志が重なり合うところが多くて意見が一致しているという感じで、きつく感じることはほとんどありませんでした。ヨガの先生が「ツラいと感じるところまでやる必要はありません」とよくおっしゃいますが、初めて「そういうことか」とわかった感じです。

ロルフィングをしていただくようになって感じる“まとまり”の理由は、身体の各部が統合されていくという肉体的なことだけでなく、“分かれていた意識と身体が重なっていく”ということにもあるのかなと思いました。

 

・股関節

歩行時、左の股関節に痛みがありました。(ヨガから3時間後)

痛みと言っても、“ストレッチをした時に感じるようなイタ気持ちいい”もので、つらさはありません。

 

【セッション中】

・心身の緊張

今回も心身ともに緊張はほとんど無く、それが最後まで一定していました。

前回レポートに書いた「台の上での身の置き方がしっくり来ない」は無く、早い段階で納得できる姿勢を見つけて落ち着けました。「曲がっていると思われてるかもしれない」という意識も今日は頭にのぼって来ませんでした。“自分の体感”と“身体にとっての心地いい姿勢”がだんだん一致し始めてきたのかもしれません。

 

・口、あご

ここ数回、身体に力が入らないように、いつも口を軽く開けています。

効果を大きく感じるわけではありませんが、口を閉じている時よりも後頭部や頭と首の境目あたりが解放される気がします。

 

・目線

後頭部のこわばりを緩和するために、あごを引いて頭の角度を変えてみたりいろいろ試しましたが、今日は“目線を落とす(足の方を見る)”が有効でした。さらにその状態で目を開けたり閉じたりしてみましたが、開けている方がこわばりが消えやすかったです。まぶたの開閉というごく小さな動作が、わりと大きな差を生むのはおもしろいことだと思います。

 

【セッション後】

・駅への道を歩いていたら、左臀部(表面)なのか左骨盤内(深部)なのか位置がうまく知覚できない漠然とした違和感(ひっかかるような感覚)を感じました。

違和感の発信源を特定しようと骨盤周りを軽く押しながら確かめていくと、仙骨のすぐ左あたりを押したときにイタ気持ちよさを感じました。それだけでは違和感の理由やはっきりした場所はわかりませんでしたが、その後違和感は痛みに近い感覚になっていき、股関節の内側や前側など場所を変えて転々と数カ所に現れ始めました。いずれも共通するのは「左側」ということです。

歩くのを止めて静止した状態で左右股関節を大きく回してみたところ、右に関しては特に気になる感覚が無かったのですが、左は「コキッ」と関節が引っかかる感触がありました。

 

・膝

セッション後すぐに屈伸をして痛みを確かめました。左膝がわずかに痛むものの、今回のセッション前よりもかなりラクに曲げられました。この時点では階段の昇降でも痛みはありませんでした。

ですがセッション後約4時間経過した21:30現在、イスに座った状態で左膝皿の上内側に痛みがあります。

さらに直後は階段昇降に痛みは無かったのに、5時間経過時点では降りる際に左膝の痛みを感じました。

 

・首、頭部

右に首を傾けたときに首の付け根左側が、また、顔を天井に向けた時に両肩が痛みます。

 

・食事量

今日は1日を通して落ち着いていました。

 

【セッション翌日】

・朝のようす

歩いている時、左股関節周りに引っかかりとすこしの痛みがありましたが数分で消えました。

座っている時、腹筋上部に支えが感じられ、上体が天に引き上げられるようにまっすぐ伸びてシャキっとした爽快感がありました。

首、頭部には痛みはありませんでした。

膝は階段を降りる時に、左膝皿の下右側が少し痛みました。昇るときと歩行時、座位時は痛みませんでした。

 

・断食1日目

今日から宿泊施設で断食をします。

まずは体組成計で体内の状態を測定していただきました。

水分量が52%という項目が印象に残りました。60%が理想だそうで、それを下回っていることから「滞在中は水分をよく摂るように」とアドバイスを頂きました。

しかし、去年別の施設でやった断食の際も同じアドバイスがあり、それに従って、「もう飲めない」という身体の訴えをねじ伏せる形で水分を摂り続けた結果、お腹をくだしたという経験があるので、今回は「飲みたい時に飲みたい量を」で行くつもりです。それには身体との会話が必要だから、身体の言っていることを無視しないで語り合ういい機会が頂けたなと思います。

 

その後“1/fゆらぎ”という、身体に電気を流す機器を使用した施術を受けました。マッサージチェアのようなイスに10分ほど座るというものです。

前半は身体に耳を澄ませても何も聴こえてこなかったのですが、後半から(1)左膝(2)右掌中央(3)首と頭の境目(いつものように左のみだけではなく右も)の3箇所に変化を感じました。

このうち(1)(2)は同じ質感の変化でした。どちらも白い光を発しているようなイメージが見えて、スーッと軽くなり気持ちいいのです。

(2)はツボの名前で言うと労宮ですが、この箇所は数年前からずっと、頻繁に痒くなるので掻きすぎて皮膚が荒れているほどなのです。そういう意味では(1)と(2)には“長い間断続的に不調を感じている部位”という点で共通点があります。

(3)の感覚は“気持ちいい”ではなく、こわばりです。セッションの時や普段から感じているものと質は一緒です。

そして施術後、しばらくイスに座ったまま身体はどうなっているか耳を傾けていたところ、身体全体に微弱な刺激がありました。弱めの炭酸水が身体の中を流れているような感じです。気持ちいいのか否か、どちらなのかよくわからない不思議な感触でした。

 

その後、30分間のポールストレッチをしました。

ストレッチ前後の変化を比較するため、始めと終わりに各部の可動域を調べたのですが、ここで一番強い印象が残ったのは「前屈」と「体側伸ばし」をした時です。前屈時、右脚は特に痛みなどは無かったのですが、左膝から15cmほど上の太腿裏がすごく痛かったのです。

逆に体側は右の方が痛みが強く、左の痛みは骨盤脇に出たのに対し、右は二の腕側面が痛みました。体側は膝や首と違って、普段はまったくサインを発しないので「こんなに痛かったのか!」ととても驚きました。

ストレッチ後、ポールから降りて床に直接仰向けになり、背中の感覚を味わう時間があったのですが、背中が床より下に沈んでいるような感じがしたのもとても大きな驚きでした。マットレスなら身体は沈みますが、硬い床の上でのその感覚はとても不思議でした。砂浜に軽く溝を掘ってその窪みに収まっているような感じです。身体はいろんな驚きをくれました。

 

【セッション2日後】

・朝のようす

断食2日目。よく眠れましたがそんなに身体は軽くなく、10段階で言うなら軽さ3くらいといったところです。

首:ほとんど痛みはありません。

腰:昨夜から中央よりやや右寄りのあたりが少し痛みます。

膝:しゃがむと左膝皿の上が少し痛みますが、つかまり立ちしないと痛くて立てない時もあるくらいなので今日はごく軽い方です。

体側伸ばし:左→昨日同様、骨盤側面に痛み。右→昨日痛んだ二の腕側面の痛みはほとんど消え、腰に痛みがあります。

座位:腹筋上部に支えを感じます。腰の下の方、臀部との境目あたりにわずかなこわばりを感じますが痛みではありません。

立位:座位と同じあたりにこわばりがあります。座位では、腹筋上部の支えが身体全体に対してリーダーシップを取っているような感じで、上体は天に伸びて、身体には輪郭を持った存在感があるのに、立位ではリーダーシップを取る部位がなく、ぼんやりふんわりな感じがします。ただ、どちらがいいというわけではなく、このゆるやかな感じも好きです。同じ身体でも立つと座るではこんなにも体感が違うのはおもしろいことですし、いろんなモードがあるとそれぞれを感じる楽しさがあります。

 

・腰

腰右側が痛むのは、昨夜ベッドに腰掛けていた時、正面を向かずに身体右半分を前に出すように斜めに座っていたからだと気付きました。その姿勢でいたのは十数分程度の短い時間だけだったのにわりと大きな反応が出たということは、身体のアラート≪心地いい真ん中の姿勢から外れていることに対して、身体が意識へ伝える警告≫の感度が上がったのかなと思いました。

 

・体操

施設スタッフの方と一緒に朝の体操をしました。

気になったのは右肩と右の首筋から後頭部にかけての部位です。痛みではなく、緊張して縮んでいたのかなという感覚がありました。痛みやこわばりが出るのはだいたいいつも左側なので、今日はいつもと違うことをすこし不思議に感じました。

体操をしながら「変わることへの恐れ」が頭にのぼって来ました。健康になりたくて身体を動かしているつもりだけど、意識の奥底では“痛みのある状態がデフォルト”というのがあって“痛みがどこかにないと、何だかいつもと違うから不安”ということを感じるのです。そういう思いがあると身体は気持ちよくなれないので、“変わることはわくわくすることだよ”と意識に話し掛けていこうと思います。

 

・散歩

急勾配の坂を30分強歩きました。

呼吸が苦しくなるのがイヤなので息が上がらない速度で歩きたいのに、アタマは「速く進まないといけない」という妙な思い込みで迫ってきて、その急かしを抑えようとすこし混乱しながら歩きました。

しかし程なくしてラクに息が出来るようなゆっくりとしたペースが保たれるようになってきて、目的地までほとんど息が切れることなく歩きました。かなりの急な傾斜なのですぐに息が上がりそうになるのですが、息がなくなるまで吐き切ることを続けることで空気を肺へ充分に供給することが出来ました。この深い呼吸に身体が喜んでいるのを感じました。

帰りは同じ道を下りました。行きの登りはどこも痛みなどは無かったのですが、坂を下りる時には左膝皿の下側に痛みを感じました。

 

・散歩後

入浴とストレッチを終え、読書をし、そのあと仰向けになって休んでいると、急に左の眉頭・左肩・左後頭部・仙骨の左脇に痛みが出てきました。

それと昨日から左足の甲が急にズキッと痛くなり、散歩中もずっと痛みました。

いずれも痛みのきっかけや理由がわかりません。

 

・読書の際の体勢

夕方は3時間ほど読書をしたのですが、その時に気持ちよく在れる体勢がなかなか見つかりませんでした。

身体は気持ちいい体勢をもっと探したいのに、アタマは読書を進めたくて意識はもうそちらにしか向いていない。結局、ちょうどいいポジションは見つからず、身体にすこし無理を強いたまま読書を続けました。「散歩後」の項目で書いた痛みは、このことが理由かもしれません。

この2日間はこのような“アタマと身体のせめぎあい”がしばしば起きていて、それをおもしろく、うれしく感じています。今まではいつも身体が抑え込まれていて、せめぎあいにさえならなかったからです。アタマが、身体の言い分を聞き入れるやさしさをすこし得たのかもしれません。

このあと夕食をはさんで再び読書をしたのですがその時は、すこしでも身体が納得いっていなかったら読書を一旦止めて身体の意見を聴きました。それを黙殺すれば、翌日必ず痛みという身体の返事が返ってくることがわかったからです。

 

・身体とアタマ

上で身体とアタマのやり取りについて書きながら、「今の自分の中では、身体とアタマははっきり分かれた別々の存在としてあるのだな」ということがわかりました。

それが普通だと思っていたけれど、改めて考えてみると「別れてていいのかな?」という疑問が出てきました。「分かれているからケンカになる、一致していたら混乱しなくてよいのでは?」と思ったり。でも、分かれているからこそ視点が増えたり、お互いを検証できるとも言えます。

セッションの最中にいつも試みている「身体を感じる」とはどういうことなのか。

分かれているから出来ることなのか、一致していた方がよりダイレクトに身体の声が聴けるのか。

この「身体のサインの感じ方」をこれからもいろいろと試しながら、身体とアタマの心地よい関係性を体得していけたらと思います。

 

【セッション3日後】

・朝のようす

断食3日目。今朝は蚊の羽音に起こされ、まだ眠いのでもう一度寝ようとするものの何だか気持ちよく眠れず、身体に結構疲労を感じました。10段階中疲労度6といったところです。

昨日の散歩の影響か、右臀部に筋肉痛があります。その他の箇所には痛みありません。

膝の状態を屈伸して確かめたところ、ギシギシとなるけれど痛みはありませんでした。

首と肩の境目はすこし痛みましたが起床直後なので当然といった感じで、実際そのあと痛みは減って行きました。

全体の疲労感が比較的大きいものの、痛みは少ないというのが今朝の体調の特徴です。

 

・朝の体操

気になったのは左股関節と首の付け根(左右とも)です。

イスに座り、左膝を両手で抱えて上下左右に動かしながら股関節を回すのですが、膝を上に持ち上げた時に、股関節前側から恥骨付近にかけてがキューっと痛みました。

また、首を右に倒した状態で左腕を斜め下に突き出す(その逆も)動作の時には、左右両方の首の付け根から肩にかけて強い痛みがありました。

 

・体組成測定

2泊3日の断食が終了し再び体組成計に乗り、体幹・両腕・両脚それぞれの筋肉量と脂肪量を五角形グラフで表したシートを頂きました。

筋肉量:体幹部だけが平均より低い。両腕・両脚は平均内で、ほぼ正五角形に近いグラフでした。右腕と左腕の筋肉量差は50グラム、右脚左脚は同量でした。

脂肪量:正五角形のグラフになりました。両腕両脚ともに左右差は50グラムでした。

脚部筋肉量:同年代女性よりやや多めと出ました。今の身体で一番痛むのは膝なので、脚部筋肉が少ないことに理由があるのではと思ったりもしたのですが、量的には少なくないという結果になりました。

筋肉量左右バランスチェック:両腕両脚ともに、グラフの中央に印が付いていました。これは左右のバランスが取れているということだそうです。気になる痛みはいつも左側に出るのでバランスが傾いているのではと自分では思っていましたが、意外な結果となりました。

ほか、内臓脂肪レベル・基礎代謝量・体型判定いずれも標準内でした。

 

セッションで写真を撮って頂く時、“自分の中の体感”と“写真に写った客観的な自分の姿”が同じだったり違ったりがありますが、“体組成計が出してくれた数値”と“自分の感じている自分の身体”にもギャップがあったりなかったりで、とてもおもしろい体験でした。

この5年間ほど毎日、朝晩の体重と体脂肪率を計測していたのですが、今年の9月頃からやめました。増減に一喜一憂することが自分を疲れさせていると思ったのと、数字より実感を指針にしたいと思ったからです。ですがたまにはこういったデータを見て、自分の感覚との差を確認してみるのもおもしろいことだなと思いました。

 

・3日間のまとめ

日常よりも自然がとても多い場所で過ごせたことが、自分にとって大きなことでした。

樹や風や太陽や月、星や夜明け前の空や夕陽に染まった雲などを眺めていたら、人間も自然の一部で、私は自然と一体だし自然そのものなんだとわかりました。だからいつも自然に融けこむようにいたらいいんだ、そこから外れたときに身体のどこかが痛んだりこころが波立ったりするのかなと思いました。

セッション8

 

今回は、セッション翌日から始めた、宿泊施設での断食のことも書きました。ロルフィングとは直接関係ないかもしれませんが、身体が伝えてきてくれることに耳を傾けるいい機会だったので、記録をつけました。

 

【セッション当日】

・月経今日で4日目。開始2,3日目の経血量ピークを越え、終わりに向かい始めています。それに合わせてか、昨夜までの適量を超えた食事量が、今朝から落ち着いてきました。

・膝左膝の痛みが毎日続いています。今日は歩行時・静止時の痛みはないものの、しゃがむと強く痛みます。痛む箇所は、皿の上あたりだったり、皿の下外側だったりと、日によって変わります。

・首、頭部いつもは斜めに傾けた際に痛みがありましたが、今日は上を向いた時に首の付け根が痛みます。頭部の痛みはなく、左頬や下まぶたの痙攣もありません。

・ヨガ2ヶ月ぶりにヨガをしました。ロルフィングを受け始めてからは初めてです。以前と違う感覚はあるかどうか、注意深く確かめながらやりました。可動域は変わりませんでしたが、「意識が、身体の状態を前よりよく把握している」と感じました。以前は意識と身体が分かれていて、ポーズをとるときに身体は「もうキツイよ」と言っているのに意識が「もっといけるはず」と無理強いしてすごくツラく感じることもしばしばでした。ですが今日は意識と身体の意志が重なり合うところが多くて意見が一致しているという感じで、きつく感じることはほとんどありませんでした。ヨガの先生が「ツラいと感じるところまでやる必要はありません」とよくおっしゃいますが、初めて「そういうことか」とわかった感じです。ロルフィングをしていただくようになって感じる“まとまり”の理由は、身体の各部が統合されていくという肉体的なことだけでなく、“分かれていた意識と身体が重なっていく”ということにもあるのかなと思いました。

・股関節歩行時、左の股関節に痛みがありました。(ヨガから3時間後)痛みと言っても、“ストレッチをした時に感じるようなイタ気持ちいい”もので、つらさはありません。

 

【セッション中】

・心身の緊張今回も心身ともに緊張はほとんど無く、それが最後まで一定していました。前回レポートに書いた「台の上での身の置き方がしっくり来ない」は無く、早い段階で納得できる姿勢を見つけて落ち着けました。「曲がっていると思われてるかもしれない」という意識も今日は頭にのぼって来ませんでした。“自分の体感”と“身体にとっての心地いい姿勢”がだんだん一致し始めてきたのかもしれません。

・口、あごここ数回、身体に力が入らないように、いつも口を軽く開けています。効果を大きく感じるわけではありませんが、口を閉じている時よりも後頭部や頭と首の境目あたりが解放される気がします。

・目線後頭部のこわばりを緩和するために、あごを引いて頭の角度を変えてみたりいろいろ試しましたが、今日は“目線を落とす(足の方を見る)”が有効でした。さらにその状態で目を開けたり閉じたりしてみましたが、開けている方がこわばりが消えやすかったです。まぶたの開閉というごく小さな動作が、わりと大きな差を生むのはおもしろいことだと思います。

 

【セッション後】

・駅への道を歩いていたら、左臀部(表面)なのか左骨盤内(深部)なのか位置がうまく知覚できない漠然とした違和感(ひっかかるような感覚)を感じました。違和感の発信源を特定しようと骨盤周りを軽く押しながら確かめていくと、仙骨のすぐ左あたりを押したときにイタ気持ちよさを感じました。それだけでは違和感の理由やはっきりした場所はわかりませんでしたが、その後違和感は痛みに近い感覚になっていき、股関節の内側や前側など場所を変えて転々と数カ所に現れ始めました。いずれも共通するのは「左側」ということです。歩くのを止めて静止した状態で左右股関節を大きく回してみたところ、右に関しては特に気になる感覚が無かったのですが、左は「コキッ」と関節が引っかかる感触がありました。

・膝セッション後すぐに屈伸をして痛みを確かめました。左膝がわずかに痛むものの、今回のセッション前よりもかなりラクに曲げられました。この時点では階段の昇降でも痛みはありませんでした。ですがセッション後約4時間経過した21:30現在、イスに座った状態で左膝皿の上内側に痛みがあります。さらに直後は階段昇降に痛みは無かったのに、5時間経過時点では降りる際に左膝の痛みを感じました。

・首、頭部右に首を傾けたときに首の付け根左側が、また、顔を天井に向けた時に両肩が痛みます。

・食事量今日は1日を通して落ち着いていました。

 

【セッション翌日】

 

・朝のようす歩いている時、左股関節周りに引っかかりとすこしの痛みがありましたが数分で消えました。座っている時、腹筋上部に支えが感じられ、上体が天に引き上げられるようにまっすぐ伸びてシャキっとした爽快感がありました。首、頭部には痛みはありませんでした。膝は階段を降りる時に、左膝皿の下右側が少し痛みました。昇るときと歩行時、座位時は痛みませんでした。

 

・断食1日目今日から宿泊施設で断食をします。まずは体組成計で体内の状態を測定していただきました。水分量が52%という項目が印象に残りました。60%が理想だそうで、それを下回っていることから「滞在中は水分をよく摂るように」とアドバイスを頂きました。しかし、去年別の施設でやった断食の際も同じアドバイスがあり、それに従って、「もう飲めない」という身体の訴えをねじ伏せる形で水分を摂り続けた結果、お腹をくだしたという経験があるので、今回は「飲みたい時に飲みたい量を」で行くつもりです。それには身体との会話が必要だから、身体の言っていることを無視しないで語り合ういい機会が頂けたなと思います。

その後“1/fゆらぎ”という、身体に電気を流す機器を使用した施術を受けました。マッサージチェアのようなイスに10分ほど座るというものです。前半は身体に耳を澄ませても何も聴こえてこなかったのですが、後半から(1)左膝(2)右掌中央(3)首と頭の境目(いつものように左のみだけではなく右も)の3箇所に変化を感じました。このうち(1)(2)は同じ質感の変化でした。どちらも白い光を発しているようなイメージが見えて、スーッと軽くなり気持ちいいのです。(2)はツボの名前で言うと労宮ですが、この箇所は数年前からずっと、頻繁に痒くなるので掻きすぎて皮膚が荒れているほどなのです。そういう意味では(1)と(2)には“長い間断続的に不調を感じている部位”という点で共通点があります。(3)の感覚は“気持ちいい”ではなく、こわばりです。セッションの時や普段から感じているものと質は一緒です。そして施術後、しばらくイスに座ったまま身体はどうなっているか耳を傾けていたところ、身体全体に微弱な刺激がありました。弱めの炭酸水が身体の中を流れているような感じです。気持ちいいのか否か、どちらなのかよくわからない不思議な感触でした。

その後、30分間のポールストレッチをしました。ストレッチ前後の変化を比較するため、始めと終わりに各部の可動域を調べたのですが、ここで一番強い印象が残ったのは「前屈」と「体側伸ばし」をした時です。前屈時、右脚は特に痛みなどは無かったのですが、左膝から15cmほど上の太腿裏がすごく痛かったのです。逆に体側は右の方が痛みが強く、左の痛みは骨盤脇に出たのに対し、右は二の腕側面が痛みました。体側は膝や首と違って、普段はまったくサインを発しないので「こんなに痛かったのか!」ととても驚きました。ストレッチ後、ポールから降りて床に直接仰向けになり、背中の感覚を味わう時間があったのですが、背中が床より下に沈んでいるような感じがしたのもとても大きな驚きでした。マットレスなら身体は沈みますが、硬い床の上でのその感覚はとても不思議でした。砂浜に軽く溝を掘ってその窪みに収まっているような感じです。身体はいろんな驚きをくれました。

 

【セッション2日後】

・朝のようす断食2日目。よく眠れましたがそんなに身体は軽くなく、10段階で言うなら軽さ3くらいといったところです。首:ほとんど痛みはありません。腰:昨夜から中央よりやや右寄りのあたりが少し痛みます。膝:しゃがむと左膝皿の上が少し痛みますが、つかまり立ちしないと痛くて立てない時もあるくらいなので今日はごく軽い方です。体側伸ばし:左→昨日同様、骨盤側面に痛み。右→昨日痛んだ二の腕側面の痛みはほとんど消え、腰に痛みがあります。座位:腹筋上部に支えを感じます。腰の下の方、臀部との境目あたりにわずかなこわばりを感じますが痛みではありません。立位:座位と同じあたりにこわばりがあります。座位では、腹筋上部の支えが身体全体に対してリーダーシップを取っているような感じで、上体は天に伸びて、身体には輪郭を持った存在感があるのに、立位ではリーダーシップを取る部位がなく、ぼんやりふんわりな感じがします。ただ、どちらがいいというわけではなく、このゆるやかな感じも好きです。同じ身体でも立つと座るではこんなにも体感が違うのはおもしろいことですし、いろんなモードがあるとそれぞれを感じる楽しさがあります。

 

・腰腰右側が痛むのは、昨夜ベッドに腰掛けていた時、正面を向かずに身体右半分を前に出すように斜めに座っていたからだと気付きました。その姿勢でいたのは十数分程度の短い時間だけだったのにわりと大きな反応が出たということは、身体のアラート≪心地いい真ん中の姿勢から外れていることに対して、身体が意識へ伝える警告≫の感度が上がったのかなと思いました。

 

・体操施設スタッフの方と一緒に朝の体操をしました。気になったのは右肩と右の首筋から後頭部にかけての部位です。痛みではなく、緊張して縮んでいたのかなという感覚がありました。痛みやこわばりが出るのはだいたいいつも左側なので、今日はいつもと違うことをすこし不思議に感じました。体操をしながら「変わることへの恐れ」が頭にのぼって来ました。健康になりたくて身体を動かしているつもりだけど、意識の奥底では“痛みのある状態がデフォルト”というのがあって“痛みがどこかにないと、何だかいつもと違うから不安”ということを感じるのです。そういう思いがあると身体は気持ちよくなれないので、“変わることはわくわくすることだよ”と意識に話し掛けていこうと思います。

 

・散歩急勾配の坂を30分強歩きました。呼吸が苦しくなるのがイヤなので息が上がらない速度で歩きたいのに、アタマは「速く進まないといけない」という妙な思い込みで迫ってきて、その急かしを抑えようとすこし混乱しながら歩きました。しかし程なくしてラクに息が出来るようなゆっくりとしたペースが保たれるようになってきて、目的地までほとんど息が切れることなく歩きました。かなりの急な傾斜なのですぐに息が上がりそうになるのですが、息がなくなるまで吐き切ることを続けることで空気を肺へ充分に供給することが出来ました。この深い呼吸に身体が喜んでいるのを感じました。帰りは同じ道を下りました。行きの登りはどこも痛みなどは無かったのですが、坂を下りる時には左膝皿の下側に痛みを感じました。

 

・散歩後入浴とストレッチを終え、読書をし、そのあと仰向けになって休んでいると、急に左の眉頭・左肩・左後頭部・仙骨の左脇に痛みが出てきました。それと昨日から左足の甲が急にズキッと痛くなり、散歩中もずっと痛みました。いずれも痛みのきっかけや理由がわかりません。

 

・読書の際の体勢夕方は3時間ほど読書をしたのですが、その時に気持ちよく在れる体勢がなかなか見つかりませんでした。身体は気持ちいい体勢をもっと探したいのに、アタマは読書を進めたくて意識はもうそちらにしか向いていない。結局、ちょうどいいポジションは見つからず、身体にすこし無理を強いたまま読書を続けました。「散歩後」の項目で書いた痛みは、このことが理由かもしれません。この2日間はこのような“アタマと身体のせめぎあい”がしばしば起きていて、それをおもしろく、うれしく感じています。今まではいつも身体が抑え込まれていて、せめぎあいにさえならなかったからです。アタマが、身体の言い分を聞き入れるやさしさをすこし得たのかもしれません。このあと夕食をはさんで再び読書をしたのですがその時は、すこしでも身体が納得いっていなかったら読書を一旦止めて身体の意見を聴きました。それを黙殺すれば、翌日必ず痛みという身体の返事が返ってくることがわかったからです。

 

・身体とアタマ上で身体とアタマのやり取りについて書きながら、「今の自分の中では、身体とアタマははっきり分かれた別々の存在としてあるのだな」ということがわかりました。それが普通だと思っていたけれど、改めて考えてみると「別れてていいのかな?」という疑問が出てきました。「分かれているからケンカになる、一致していたら混乱しなくてよいのでは?」と思ったり。でも、分かれているからこそ視点が増えたり、お互いを検証できるとも言えます。セッションの最中にいつも試みている「身体を感じる」とはどういうことなのか。分かれているから出来ることなのか、一致していた方がよりダイレクトに身体の声が聴けるのか。この「身体のサインの感じ方」をこれからもいろいろと試しながら、身体とアタマの心地よい関係性を体得していけたらと思います。

 

【セッション3日後】

・朝のようす断食3日目。今朝は蚊の羽音に起こされ、まだ眠いのでもう一度寝ようとするものの何だか気持ちよく眠れず、身体に結構疲労を感じました。10段階中疲労度6といったところです。昨日の散歩の影響か、右臀部に筋肉痛があります。その他の箇所には痛みありません。膝の状態を屈伸して確かめたところ、ギシギシとなるけれど痛みはありませんでした。首と肩の境目はすこし痛みましたが起床直後なので当然といった感じで、実際そのあと痛みは減って行きました。全体の疲労感が比較的大きいものの、痛みは少ないというのが今朝の体調の特徴です。

 

・朝の体操気になったのは左股関節と首の付け根(左右とも)です。イスに座り、左膝を両手で抱えて上下左右に動かしながら股関節を回すのですが、膝を上に持ち上げた時に、股関節前側から恥骨付近にかけてがキューっと痛みました。また、首を右に倒した状態で左腕を斜め下に突き出す(その逆も)動作の時には、左右両方の首の付け根から肩にかけて強い痛みがありました。

 

・体組成測定2泊3日の断食が終了し再び体組成計に乗り、体幹・両腕・両脚それぞれの筋肉量と脂肪量を五角形グラフで表したシートを頂きました。筋肉量:体幹部だけが平均より低い。両腕・両脚は平均内で、ほぼ正五角形に近いグラフでした。右腕と左腕の筋肉量差は50グラム、右脚左脚は同量でした。脂肪量:正五角形のグラフになりました。両腕両脚ともに左右差は50グラムでした。脚部筋肉量:同年代女性よりやや多めと出ました。今の身体で一番痛むのは膝なので、脚部筋肉が少ないことに理由があるのではと思ったりもしたのですが、量的には少なくないという結果になりました。筋肉量左右バランスチェック:両腕両脚ともに、グラフの中央に印が付いていました。これは左右のバランスが取れているということだそうです。気になる痛みはいつも左側に出るのでバランスが傾いているのではと自分では思っていましたが、意外な結果となりました。ほか、内臓脂肪レベル・基礎代謝量・体型判定いずれも標準内でした。

セッションで写真を撮って頂く時、“自分の中の体感”と“写真に写った客観的な自分の姿”が同じだったり違ったりがありますが、“体組成計が出してくれた数値”と“自分の感じている自分の身体”にもギャップがあったりなかったりで、とてもおもしろい体験でした。この5年間ほど毎日、朝晩の体重と体脂肪率を計測していたのですが、今年の9月頃からやめました。増減に一喜一憂することが自分を疲れさせていると思ったのと、数字より実感を指針にしたいと思ったからです。ですがたまにはこういったデータを見て、自分の感覚との差を確認してみるのもおもしろいことだなと思いました。

 

・3日間のまとめ日常よりも自然がとても多い場所で過ごせたことが、自分にとって大きなことでした。樹や風や太陽や月、星や夜明け前の空や夕陽に染まった雲などを眺めていたら、人間も自然の一部で、私は自然と一体だし自然そのものなんだとわかりました。だからいつも自然に融けこむようにいたらいいんだ、そこから外れたときに身体のどこかが痛んだりこころが波立ったりするのかなと思いました。

 

 

 

セッション9

 

(前回セッションから9日後)

“こういうのを自己調整能というのかな?”という体感がありました。

 

前回レポート内で

「身体が“なんかイヤだよ”と伝えてくるような姿勢をアタマが無視して続ければ、あとで必ず痛みという返事が返ってくることがわかった。

これからはサインを受け取ったらすぐに身体と話し合って、気持ちよくいられるポジションを探します。」

という旨のことを書き、それから1週間あまり、意識してそれを続けていました。

 

そしてこの日、ベッドに腰掛けていたときにだんだん、

・傾き(支柱を失って身体が崩れていくような)

・収縮(肉体がしぼんでしょぼくれたような)

・落ち込み(精神的なことではなく、身体が重力で下に沈められていくような、背骨が猫背に曲がっていくような、全体に下垂していく感じ)

など複合的な疲れがやってきたので、姿勢を仕切り直そうと身体を持ち上げ始めたとき身体の中心に、垂直方向に通る透明な棒のようなものがあることをふと感じました。

それは棒といってもそんなに輪郭ははっきりしておらず、軸というほど強制力のない、“そこに身体を添わせていけば中心に行ける”と感じられるガイドのようなものでした。

そのゆるやかなガイドにむかってすーっと導かれると、気持ちよさのようなものを感じながら姿勢を再調整できる感覚がありました。

この日も次の日も、なんだか疲れがあり、“身の置き所がわからない、どうやってこの肉体を存在させたらいいのかわからない”という体感がありました。疲れずに在れる姿勢が見つからなかったのです。

なので常にモゾモゾと身体を動かしてはいろいろ体勢を変えていたのですが、そんな中でも時折上述したような“ガイドがある”感覚を得ることがあり、これがロルフィングによって変わっていったことのひとつなんだろうかと思いました。

100パーセント気持ちのいいポジションというのはまだ感じられないですが、こうやって自分で調整していけるのはうれしいことです。セッションを重ねたおかげだと思います、ありがとうございます。

きっかけはプラクティショナーさんに与えていただくとしても、長い人生を生きていく中で自分で直していけることがとても大事だと思うので、今後もその力を身につけていけたらと思います。

 

【前回レポート提出後〜セッション前日】

・膝

前回のレポート提出以降、膝のことをまったく意識せずに過ごしていた自分に気づきました。「痛いと感じることってここ最近なかったよね、どうだったっけな…?」と思って久々に屈伸してみたところ、まったく痛みも違和もありませんでした。

 

・首など頭部

膝同様、この1週間あまりまったく意識に上って来ませんでした。

ただ、レポート提出の3日後、背面全体のアロマオイルトリートメント(ほぼ無圧)を受けた際に施術者さんから「肩に小さなコリがいくつもありました」と指摘を受けました。

それに関してまったく自覚がないわけではなかったのですが、不快感は無かったし、肩からのサインをアタマが無視していたということでもなかったと思います。

前回レポート提出からの1週間は旅をしており、大きくて重いリュックを背負っている時間が長かったのですが、従来なら肩の負担が頭痛につながるということもあったでしょうが今回は影響を感じませんでした。

旅の間の1週間は、ヨガマットの上にあぐらをかいて瞑想をすることが多かったのですが、その時の身体のようすはというと、先述したように膝・頭部など今まで比較的痛みが強かった箇所からのサインはほぼ感じませんでした。それよりも身体全体として“ちょうどいい体勢が見つからない、どうやってこの肉体を存在させておけばよいのかわからない”という体感が強くありました。(精神的な不安定感は伴わない)

なので、イスに座ってみたりベッドに腰掛けてみたり床に直接座ってみたりと座る場所をー探求したり、あぐらなのか体育座りなのか背骨を立てて自立するのか背もたれに寄りかかるのかなどの姿勢もいろいろ試しました。そんなふうに試行錯誤や身体とのやりとりを多くやっていた1週間でした。

「ここだ!」というドンピシャな瞬間も何回かありましたが長くは続きませんでした。でもそういうものなのだろうと今は思います。見つけたポイントで固定したまま動かない、ということは生きている以上ないのかなと思います。いつもそのポイントは遷移していて、それを探ってその都度添わせていく、いつも揺れて流れているというのが生きている身体なのかなと思います。

 

・断食のその後

心身共に、劇的な変化はありませんでした。食事量もすぐ従来のものに戻りました。

でも食べるということが前よりも楽しくなりました。

ものを食べたときのよろこびが強くなりました。

食べることを選んだ自分を責めないようにしよう、と思ったからかもしれません。

身体面で変化はないか、これからも観察を続けます。

 

【セッション中】

・心身の緊張

台に乗った直後からほとんど無く、身体が軽く沈んでいると感じるように身を預けています。

 

・視覚

今回も目を開けた時と閉じた時の体感を比較してみましたが、今日は開けていると視覚が邪魔に感じ、閉じていた方が気持ちよくいられました。

また視線の角度ですが、“脚の方を見て下向きにしていた方が頭部の緊張が緩和しやすい”というのがこれまでの傾向だったので、目を開けているときは主に目を伏せるようにしていたのですが、今日は正面を見ていても頭部のこわばりは生じませんでした。

 

・首肩など頭部

うつ伏せの状態だと首が痛くなりやすいと思うのですが、左右共に痛み・緊張ありませんでした。

左を向いている時と右を向いている時の左右差も無く、どちら向きでも痛みはありませんでした。

ただ左右差で言えば、私はいつも口を(顎を)軽く開いて緩めるようにしているのですが、顔が左を向いている時は口が閉じてしまい開けにくく、右を向いている時は逆に口が自然と開いて開けやすいという感覚がありました。

 

・歩行

いつもセッションの最初と最後に歩きますが、今回は前と後ではかなり体感が変わりました。今までで一番の差異でした。

最初に歩く時はいつもなんとなく、ごく少しですがしっくりこないようなそんな感覚を持つことが多いのですが、この日はいきなりなめらかな質感があってまずそれに驚きました。

セッション後に歩いた時はそのなめらかさはなくなり、代わって感じたものは“空洞感”でした。身体の外郭だけがあって、中の筋肉や体液が空になったような感じがしたのです。

この感覚はたまにあって、主に起床直後の脚に現れます。このシチュエーションでは軽くて動かしやすくて気持ちよさを感じるのですが、今日の場合は気持ちよさも不快もなく、ただ空だなという感覚を味わうのみでその先にはなにも浮かびませんでした。

 

・股関節

膝を立てて仰向けになった際、“何かのきっかけで急にロックが解除されたようにするすると股関節が開いていく”ことが今までのセッションで何回かあったのですが、今日もそれがありました。

きっかけというのは「預けて」という言葉だったり、股関節とは離れた部位(二の腕など)への接触だったりと様々なのですが、この日はこういった外部からの刺激ではなく、自分が発した「リラックスして、緩めて…」という指示に反応して開いていきました。

この開きは、脳を経由せず、自分でもよくわからないまま勝手に股関節がほどけていくような感覚で、いつも不思議に感じます。

 

・頭部

以前氣功の施術を受けた際に「頭部に触った時の反応が一番著しい。施術者の氣をすごい勢いで吸ってくる」と言われたことがあります。ロルフィングでも頭部(頭頂部周辺)に手が触れた時が、一番身体の緩みと心のリラックス、心地よさを感じます。この日もそういった気持ちよさがありました。

 

【セッション翌日】

・朝のようす

今朝は少し身体が重く、鼻水が出て風邪気味です。

久々に左後頭部が強めの痛みを発しています。

脚のむくみは比較的少ないように見えます。

 

・膝

朝の時点では、屈伸の際の痛み・違和感は共にありませんでした。

日中、雨が降ってきたあたりで再び確認してみると、イスから立ち上がる時に少し左膝が痛みました。

今日は混んだ電車に長時間乗っていました。こういう時は膝をずっと曲げたまま動かせないのでだいたい15分もすると左膝が痛み出すのですが、この日はそれがありませんでした。雨が降っていてなおさら痛みやすい状況のはずなのにです。

 

・歩行時

身体のまとまりを感じました。この“まとまり”という感覚はここ最近しばしば感じるのですが、その都度詳細は違います。今朝のは「エネルギーが身体の中央(横隔膜あたり)に集結している」という体感でした。エネルギーが分散せずに集まって塊になることで強い活力となって身体を動かしている感じです。とてもらくで気持ちよく歩けました。

 

・座位時

背骨から頭頂部が自然と天に向かうように伸びて凛とした心地よさを感じました。いつもは途中で背中を緩めたくなるのですが今日はそれがなく、上へまっすぐ伸びる姿勢が長時間続きました。

 

【セッション2日後】

・朝のようす

脚は昨日よりむくんでいるようにみえます。(昨日は塩分を摂りすぎたという自覚があるのでそのせいではと自分では思っています。)

軽く体操をしたところ、腕と、胸郭あたりを中心とした胴体から白い光のようなイメージの活力が湧いてそれが機関車の蒸気のように身体を動かしている、そういった感覚がありました。腕の筋肉にハリ・弾力のようなものを感じました。

最近はこういったエネルギー的なものをよく感じます。筋力が強化されたとか痛みが消えて動かしやすくなったといった物理的な変化よりも、「活力が湧き上がってくる」という感じです。

 

・歩行時

朝食を食べ過ぎて、胃に食べものがたまって重くなり、それが姿勢のバランスを崩しているように感じられました。

重みのせいか腹部が前に突き出し、それを支えようとしてか背面に力が入っています。

背中が少し反って、お腹を先頭に歩いているかのようです。

日中になると胃の重みは消えましたが少々疲労感があり、上述したようなエネルギーは感じませんでした。

夜はまた食べ過ぎたことで全体のバランスが崩れてエネルギーが分散し、疲れを感じました。

歩行時のみならず座っている時も疲れていて、背筋は伸びているけれど自然にというより“努めて”な状態でした。(猫背になるよりはまだ伸びていた方が楽だからという感じです)

今日は食べ過ぎが引き起こす身体へのダメージを強く感じる1日でした。

 

【セッション3日後】

・朝のようす

胃にたくさんの食べものを詰め込んだことによるダメージが今朝も続いています。

昨朝と同じく、軽く体操をしましたが昨日感じたような身体中央深部から湧くハリ感はありませんでした。

脚、顔ともにかなりむくんでいます。

 

・頭部、膝

自発的に痛みなどのサインを伝えてくることはなかったので「調子はどう?」と話しかけるつもりで首を回すと、左肩に強めの痛みがありました。

膝にも、屈伸することで様子を尋ねてみましたが、こちらは両膝共良好な状態でした。階段の昇降でも違和感や痛みはありません。

 

・歩行時、座位時

昨日と同じように、食べものがたくさん入って重い胃を支えようとしているのか、背面が緊張しているのを感じます。

ただ、そのダメージに掻き消されそうになりながらも、身体のまんなかの奥の方に白い光のような力の源があり、それが放射線状に活力を放っているイメージを感じます。これが胃が重くて辛いながらもなんとか身体を動かしてくれているのです。

その“力の源”というイメージは精神面に由来するものでなく、あくまで肉体が作りだしているものだという感じがあります。肉体の健康さが作り出す力、という感じです。

少し前までは、身体に耳を傾けた時に感じるのは“膝が痛い・首肩が痛いなど、各パーツごとに分化した、物理的な感覚”のみでした。今もそれはありますが、加えて、もっと包括的でエネルギー的な体感も出てくるようになってきました。

バラけていた身体の部分たちがつながりを持ちつつあるのかなと感じています。

これからの変化も楽しみです。

セッション10

今回のセッションの冒頭で「どこも問題ない」といった旨のことをお伝えしましたが、改めて思い返すとこの数日、疲労感が強かったです。

原因は過食にあると自分では感じています。断食を終えてからの2週間あまりずっと、毎日適正量(身体が心地よい状態でいられる量)を大幅に超えた食事をし、胃が空になる時がないほど常に何かを摂っているからです。胃の内容物が多いことによる重さと、消化にエネルギーを使って体力を消耗しているだるさがあります。

セッションが進んでいく中で自分の身体と話す機会が従来より格段に増えたので、食欲のコントロールもしやすくなるかなという期待を少ししていたのですが、そうはなりませんでした。身体の声をすくい取る体制は前よりも整っているけれど、せっかく拾えた声をアタマが無視しているという状態です。

 

4回目のセッション以来、過食ダメージからの回復が早くなったと感じていましたが、いま現在その感覚はありません。慣れてしまったとか効果が薄れたではなく、処理能力をさらに超えた量を摂っているということだと思います。

 

過食の原因は、この人生で実現したい何かがあるのにそれが何なのかまだ見つけられないこと、そして、その満たされない思いを食べることで鎮めようとしているからだと自分では感じています。

だけど、ロルフィングで確実に身体は変わってきました。身体の中心に活力が湧くのも感じています。せっかくもたらしていただいた変化です。身体が変わってきていることから来るよろこびでこころを励ましていきながら、食でその都度不満を収めるのではなく、本当にやりたいことにたどり着いてその実行に力を注ぎたいと思っています。

 

・プラスのメッセージ

先述したように、セッション冒頭で「どの箇所からも痛みのサインがないので、身体の存在を忘れてしまうほどだ」と言いました。

けれど今回のセッション直後、膝の屈伸をしてみると左膝が痛みました。首を回すと左の肩に痛みがありました。セッション2日後の今朝は、階段の昇り降りどちらの時も左膝が痛みました。

多分、サインがなかったのではなく聴き流していただけなのではと、今になって思います。

ですが、膝の痛みの有無を確かめるべく屈伸をしたその瞬間、「痛みをいちいち探してピックアップしなくてもいいんじゃないか?」という思いが浮かびました。

 

今回のセッションの最初に私が「ネガティブなサインは受け取りやすいけど、いいサインはあたりまえとして流してしまう」と言った時に、田畑さんが返してくださった「プラスのメッセージも必ずあるはずですよ」という言葉がすごく印象に残りました。

そのあと、「ネガティブサインを受け取るのが得意だったアンテナの機能を、これからはプラスのメッセージも受け取れるように調整して変えていく必要がある」という会話になったのもハッとして心に残っています。

 

私がこれからすることは、ここが痛いです・ここが治りませんと挙げていくことではなく、いつも自己調整能のアンテナを立てて、身体が落ち着けるポジション・健康でいられる在り方へとバランスさせることなのかなと思います。

各部の痛みを感じたらそれはそれで実際に起こっていることとして受け取るけれど、一部の痛みにフォーカスし過ぎて落ち込むよりも、全体として心地いい場所に揺り戻せるようにしていけたらと思っています。

 

【上述したように「これからは全体的にとらえて」という見解になったのですが、セッション中に感じた各部の状態も以下にお伝えしておきたいと思います。】

・心身の緊張

ここ数回のセッションの中では珍しく、心身ともに緊張が解けるのに少々時間を要しました。(10分程度ですが)

前回からすこし時間があいたからかな?と思いますが、この10回を通して田畑さんが安心して身体を預けられる・信頼できる方だと衷心から充分に感じているのに、それでも緊張が生じるというのは、自分でもわからない不思議なことです。

ただ、セッションをお願いするきっかけとなった“イールド”という言葉の意味を、実際に体感することは出来たのでは思います。

ソトコトに寄稿された記事に書かれていた「細胞は生存のためにまず足場を要求する」「足場に委ねる」「屍のポーズは床に対するイールド」などの記述を読み、“このイールドということが、いまの不安定な私にとって助けになってくれるのでは”と感じたのです。

台に2〜3cmの深さの溝があってそこにすっぽりはまって沈んでいるような感覚になったこともありましたし、眠ってしまう瞬間もありました。動物がお腹を出して眠るというのは、心身ともにその場と相手にすっかり委ねている証拠だと思います。

この体感が本来のイールドの意味と合っているかはわかりませんが、それでも私が初めて記事を読んだ時に思った「イールド感を得て、安心して生きたい」という願いを達するきっかけはつかめたと思います。

 

・視覚

身体を感じる際に視覚の有無はどう影響するか、10回を通していろいろ試してきましたが、これは毎回感じ方が違いました。

目を開けていた方が周りの空間を含めた自分が見えて客観的な視点が生まれた時もあれば、目を閉じた方がサインをキャッチする精度が上がると感じた時もありました。

今回は半々で、目を閉じれば深く自分に分け入っていく・掘っていくことが出来ましたし、開けていれば頭頂から爪先までの身体を全体的に見ながらスキャン出来るような感覚がありました。

 

まぶたの開閉だけではなく、目線の角度というのも知覚に大きく影響すると感じました。

その中で今回特におもしろいと感じたのが、「目線で小さく8の字を描いてください。なるべくカクカクしないように」と言われたことでした。

この“カクカクしない”というのが結構難しかったのですが、でもひとつ気付いたことがあります。セッション後に、テレビでフィギュアスケートを観ていたのですが、美しいと感じる演技とあまり好ましく思えない演技との違いは、この“カクカク感”にあるとわかったのです。

私が「何だかいいと思えないな」と感じる選手の踊りはすごくカクカクしていて点と点の間がすべて直線でつながれているように見えました。一方「このひときれいだな」という選手の身のこなしは、身体の動きが描く軌跡に前者のような点の存在を感じず、たおやかな曲線のみがなめらかに流れていくように見えました。

こんなふうに「客観視した時に美しいと思える振る舞い」が、身体を良い方へと導いてくれるのかなと思います。

そして以前、「見た目のまっすぐさと、自分の体感としてのまっすぐさは、だんだん一致してきます」というお話を伺ったのですが、これはその時の話にもつながることだなと思いました。

 

【これからのこと】

・アンテナを調整し直す

マイナスの情報をとらえやすい指向があった知覚のアンテナを、プラスのメッセージも逃さず拾える仕様に変えていきたいと思います。

膝の痛み、首肩の痛み、胃腸の不調などのサインはこれからも幾度となく発されるとは思いますが、それは受け取りつつも、“全体をバランスさせること”に意識を向けていくつもりです。

 

・実感としての気持ちよさと、美しい姿勢

今回のセッションでもそうでしたが、仰向けになった時に「なんだか身体が曲がっている気がして落ち着かない、でもどこをどう直せばしっくりきて安らげるのかわからない」ということが多々あります。ヨガの屍のポーズの時もそうなるのですが、そんな時はいつも、目で身体の曲がり具合を見てまっすぐになるよう直していました。

でもそうやって直すと、どうも身体に納得感・腑に落ちた感が得られないのです。

視覚での判断だけではなく“身体そのものが感じた気持ちよさ”に従うことも大切で、

目で見た“外側の形”だけではなく、“内臓が感じること”を基準にすればまさに「腑に落ちる」在り方が出来るのだと思います。

まずは身体の中で感じていることを大切にする。そして時折鏡で自分の立ち姿を見て「あ、見ても美しい」と思えるようになっていけばいいなと思います。

追記

10回目レポートを提出の際に以下のようなコメントが添えられていました。 (ご本人の許可を得て掲載させて頂きます)

 

” 今までいくつかボディワークを受けてきましたが、終了後に施術内容や注意事項の説明を細かくしてくださる方もおられました。

しかし今回のセッションを通して、そういったことは私の“自分で感じる力”“自分で直す力”を削いでしまうのかもしれないと思うようになりました。

田畑さんがご自分から仰ることは必要最低限のことのみだった(とお見受けする)ので、ともすれば訊き過ぎてしまう・答えを他者に求めてしまいがちな私にとっては、そういったスタンスでいてくださったことはありがたいことでした。

質問すればもちろんやさしく答えて下さいましたが、それもすべてを言うのではなく、少ない言葉の中で示唆してくださるということが多かったので、そのおかげで自分の感覚を大切にすることができました。

 

いつも丁寧に接してくださり、ありがとうございました。

とてもうれしかったです。”

 

Rolfer’s NOTE

ロルフィングは,治療ではない,では何なのか? 身体を通して全体性に向かうプロセスといえます。

ここで受け手の方が感じ,気づいたことは,生き方に違いを創っていく小さいけれども大切なきっかけとなるはずです。

身体の姿勢が変わるとき,人生に対する姿勢も同時に変わるのかもしれません。

 

10シリーズ終了後1ヶ月経過

12月に入って

・1日(火)ヨガクラス通いを再開しました。2014年10月〜2015年7月までは週1ペースで続けていましたが、この4ヶ月間はほとんど運動をせずにいました。

久々のクラスで何か変化はあるだろうか?ということに意識を向けていたのですが、まずは気持ちの新鮮さに気づきました。「新しいことを始めた」ような感じです。この4ヶ月間、ロルフィングを始め氣功、瞑想、アーユルヴェーダ、バッチフラワーレメディなどさまざまなセッションやプラクティスを経験したので、それらを内包した自分にとっては、同じクラスでも新しい気持ちになったのだと思います。

身体面での変化も感じました。ポーズをとっている最中に先生が身体を押してくださるのですが、その時のポーズの深まる幅が前よりも伸びたように思えました。

それと、8回目セッションのレポートにも書きましたが、身体がきついと感じているのにアタマはもっとポーズを深めようと無理を強いることが以前は多々あって、この日もそういう傾向がありました。身体とアタマが乖離せずひとつになっていけばもっと楽になれるのではと感じます。

ヨガ後から夕飯まで、身体的にはもう入らないのにアタマの食べたい欲は止まず、食べものを摂り続けました。10回目レポートにも書いた通り、本当にやりたいことが見つけられずにいる不満を、食べる快感で鎮めるためのものだと思います。それをいつも自覚しつつ、でも食べたがる自分をそんなに責めないで、というのが今の気持ちです。

10回目のセッションの冒頭、台に乗ってしばらくの間、身体が右に反っている感じがしていました。セッション中にお伝えして、調整していただいたおかげでその時は直ったのですが、翌日から今日までの3日間はまた同じ感じが続いています。仰向けの時だけでなく、歩いている時も座っている時もです。右側面(腰のくびれを中心に、わきの下から腰骨あたりまで)の反りが強くなって、上半身が右に曲がっている感じがするのです。肩掛けバッグを左肩に掛けることが多いので、バランスをとろうとして右に反るのかなと思い、バッグを右肩に掛けてみましたが体感は変わりませんでした。あまり一部に意識をフォーカスせず全体のバランスで調整しようと思って、身体の中心をイメージしてそこに添っていこうとしばらく試していたのですが、反りの違和感が強くバランスできませんでした。

・2日(水)昨日から強く痛んでいた膝が、今日は朝からかなり痛んでいます。階段の昇降も痛みますし、しゃがむ時・立ち上がる時は何かに掴まらないと出来ません。

それとこの数日間、体温が低いのがすこし気になります。毎朝基礎体温を測っているのですが、通常より1℃近く低いです。

胃腸に関しては、昨日1日ずっと休める時がありませんでしたが、今朝はそんなに重く感じません。働き続けてくれたおかげで回復しているのでしょう、ありがたく思います。ただ、胃の体積が大きくなって内臓を圧迫しているのか呼吸がしづらいという実感があるので、いつもより深く大きく息の出し入れをしています。

過食による(と自分では感じている)疲労感、膝の痛み、体温の低下、それらを大切な身体からのメッセージとして受け取りつつも、胃腸の回復という身体が頑張ってくれたプラスの事実も、当たり前だと流してしまわずに、感じ取っていきたいと思います。頑張らせないような流れに持っていく取り組みもしつつ…。

10回目レポートで、「ネガティブなサインを受け取ることが得意な知覚のアンテナを、プラスのメッセージも受け取れるように作り変える」旨のことを書きましたが、作り変えるというよりも「感度をあげる」「受け取ったサインは良い悪いに分類せず、すべて同じひとつの情報としてとらえる」ことなのかなとも思っています。じゃないと、痛みがあるという事実を無いものにしてしまう気がするのです。どんなサインも、身体が教えてくれた貴重なメッセージとして大切にいただく。でもひとつひとつにこだわらず、全体をバランスさせること。いまはこんな方針で行きたいと思います。

夜に4時間ぐらいテレビを観ていたのですが、その間ずっとヨガの安定座法で身体の中心線を感じながら、床に対して垂直に心身を下ろしどっしり落ち着かせる、という意識で座っていました。この時は「なんだかうまくいってる」「どうも心地いいぞ」と思えました。そして身体より心に、より作用したように感じました。心身に気持ちよさを感じられるような在り方を、これからも探していきたいと思います。

・3日(木)今日も朝から左膝がかなり痛みます。(階段の昇降、イスに座るときなど)

右半身が右方向へ曲がっている感覚も続いています。立位で静止して身体の状況に耳を傾けてみたところ、左半身はまっすぐで右半身(12/1に書いた箇所とはすこし異なり、右肩甲骨から右腰にかけてのあたり)だけが曲がっているというか縮んでいる感じがしました。なので、そのあたりが伸びるようにストレッチを行いました。

食事量も変わらず多く、お腹がキツいよと言っているのが聴こえるし、身体全体が疲れているのも感じます。この食欲は満たされない気持ちを代替しているだけのものなのだから、早くやりたいことを見つけなくちゃという思いが湧きました。

痛みや違和は感じますが、不快とは違うように思います。それらはあくまで実際に届いたメッセージのひとつ。ただ把握するだけ。痛みの先に「ツラい」という感情は付け加えないようにしよう、うまくいかない箇所があっても全体を機能させよう、というつもりで身体を動かしています。そんなことを考えていたら、田畑さんからいただいたメールの中に全体性という言葉を見つけて、あぁこういうことなのかなと思いました。スポーツのチームプレーみたいなもので、どこか一か所痛いところがあってもその箇所を「なんで痛むんだよ」と糾弾したりせずに、全体としてカバーすれば勝てる(気持ちよく生きられる)。これが自分なりのイメージです。

今日読んでいた潜在意識に関する本の中に「元々、完璧な秩序が潜在意識の中にあり“自然治癒力”というチカラが人間には備わっています。つまり完全な健康体に戻るように元からできているのに、余計なチカラを入れたり、無理に自分の意識だけで何もかもをコントロールしようとすることが“自然治癒力”の邪魔をしてることにもなるわけです。それでは不健康にもなるし、あなたの中に本来眠っているチカラも発揮できません。」という記述を見つけ、いま私がやりたいことってこういうことなのかなと思いました。「身体の奥深くでちいさく声をあげている本来の自分に徹底的に耳を傾けて、どうしたいのか聴き取る。そしてそれを実行する。」ということです。

また、同書には「この空気中に満ち満ちている酸素のように、普段じゅうぶんにあるものはあえて意識しないものです。僕たちはどうしても足りないものにしか意識が向かないようになっているということです。人は足りないものを考えて悩みます。」とあって、これは10回目セッションレポートに書いた“ネガティブなサインを拾うのが得意なアンテナを、プラスのメッセージも感じ取れるように”“ここが痛い、ここが治らないと挙げるのではなく”ということと通じるところがあると思いました。そのあとエレベーターで乗り合わせた人のバッグに“LOOK ON THE BRIGHT SIDE”とプリントされているのを見つけました。“明るい面を見ようよ”というその言葉のタイムリーさに笑ってしまいつつも「そうだよね」と思ったのでした。

・4日(金)瞑想のワークショップに参加しました。ヨガの安定座法で座ろうとしたら左膝がとても痛むので、1時間耐えられるだろうか…と不安がよぎりました。それと同時に、脚の組み方がいつもと逆になっていることに気づきました。(普段は自然と左脚が手前に来るように組むのに、今日はなぜか右脚が手前に来ている。)痛むのはそのせいかな?と思って組み変えると、もっと痛くて曲げるのさえつらいほどでした。何も考えなくても身体は痛みが少ないを選んでいた…というか、何も考えない(意思を介入させない)ことが、身体にとって最善な在り方なのかもと思う出来事でした。

ところでこの直前の文ですが、“身体にとって最善な〜”と、“自分にとって最善な〜”では、どちらの表現が自分の中の感覚と合致するだろう?とすこし迷いました。そしてその時思ったのは、「今のわたしは“身体”と“自分”とを、別ものとして感じているんだ」ということです。ここでの“自分”はアタマ・意思・意識のことです。意思と身体が乖離せずひとつになっている包括的な存在が本来の“自分”だと思うのですが、今現在は離れているのだなと感じました。ワークショップ中、講師の方が「自分を見つめるということは、自分の中に別の自分がいるということですよね。分かれているからややこしくなるんじゃないでしょうか」と仰ってらしたのですが、そこにもつながることだなと思います。身体と精神が融合していくことが、平安でいられるひとつの要素なのかなと思いました。

・5日(土)左膝にかなり強い痛みがあります。歩行は出来ますが、少し曲げるととても痛みます。深く呼吸をしながら(そうした方が痛みが軽減され、動きが深まると思って)ゆっくりと膝の曲げ伸ばしをしていくと、膝の上側の筋肉が硬くなっているような感覚があったので、それをほぐすようにしばらくゆっくりした動きを続けると少しずつ痛みも減っていきました。

・6日(日)朝起きたら膝の痛みが急に減っていることに気づきました。特にケアをしたわけでもないので、何故なのかはわかりません。

上半身右側が曲がっているような感覚は続いています。鏡は見ずに、自分の中の感覚に基づいてバランスを取るようにしています。上半身を左に傾けてみると、胃の裏あたり右側の筋肉に緊張を感じるので、そこを伸ばしていくと気持ちいいバランスに戻れるのかなという気がしています。

断食を終えた11月半ばから約3週間、毎日適量を超えた食事量になっています。胃腸機能の改善が一時感じられなくなることもありましたが、今朝の状態(昨夜のもたれがない)から考えるとやはり「身体はがんばってくれている」と感じられます。うれしく、ありがたく思います。

このままの食事量が続けば身体によくないことが起きるという不安をすこし感じています。でも、この状態はずっとは続かない、適したところに自然に収束していくはず、ならばこの身体の頑張りにもう少し甘えて、食べることを制したり責めたりしなくていいんじゃないかという気もしています。表層の意識で抑えつけてもどこかで綻びが出る。ならば、たとえアタマの暴走だとしても自然に落ち着いていくまで流れに任せて、起こっていることを観察していこうと思います。

テレビで片岡仁左衛門さんのドキュメントを観ていたのですが、舞を舞う仁左衛門丈のお姿に、身体の在り方に関するヒントをいただいたような感覚がありました。軸というほど固定された強い質感ではなく、どこか透明で弾力のある中心線があるような気がしました。そして見ているだけで、自分の身体が気持ちよくチューンアップされたような体感がありました。物理的な手技を受けたわけではなく、ただテレビで見ているだけなのに、です。10回目レポートにフィギュアスケートのことを書きましたが、自己調整を日々重ねているであろうプロの身体というのは美しく、その振る舞いには端で見ている者の身体をも適正な場所に導く力があるのだと驚きました。

・8日(火)膝の痛みですが、4日(金)はとても痛みましたが、今日はほとんど痛みません。いつの間にか知覚が膝の痛みへフォーカスしなくなっている(もしくは痛くても意識に残らない)のか、気づいた時にはあまり痛くなかった、という感じです。

今日、読んでいた本の中で「私たちがすべきことはただ一つ、愛や意識を広げるということだけです。あなたの心や体、まわりのものや人々のすべてに、豊かに愛を込めてあなたの意識を向けてあげてください。」という一文に出会いました。その時ふと、ソトコトで拝読した、イールドに関する以下のような一文「まず足場に委ねる動き、そしてさらには周囲の空間に対して広がろうとする動きによってはじめて、生存と成育が可能となる。 」が頭に浮かびました。この記事を読んだときにまず感じたのは“今の自分に必要なのは、安心できる足場だ”ということだったので、足場という言葉だけに関心が向いていました。でも「周囲に対して広がろうとする動き」も重要なのかもしれないと、今日感じたのです。同書ではさらに「愛や意識を広げることもできれば、縮みこんでかたくなになることもできるのです。」とあり、この文からは、“セッション前後の写真を比較した時にわかった、身体の伸び”を思い出しました。セッション後に写真を見せていただく時、セッション前よりも身体が上方向などに伸びているのがいつも確認できました。“広がろうとする動き”と“意識を周りに広げる”こと、“縮んだ身体が伸びていくこと”と“縮みこんでかたくなになった意識を広げること”。「広げる」というキーワードは、これからも意識に留めておこうと思います。

・9日(水)メガネを新しく作りました。価格が高いけど歪みが少ないとされるレンズと、安いけど縁に行くほど歪んで見える可能性があるというレンズ、私は安い方を選びました。2年前に同じ店で作った時、安い方のレンズでも気にならなかったからです。出来上がってきたメガネを掛けてみると、レンズの中心部は度数もちょうどよく快適なのですが、縁の方は最初に言われた通り歪んで見え、少なくない違和感がありました。すぐに店員さんに申し出て何らかの対策を取ろうと思ったのですが、“少なくない”違和感と書いたように曖昧で、違和の度合いや質感を明確に知覚出来ず、「慣れれば大丈夫かも」と様子を見ることにしてそのまま店を出ました。今まで何度もメガネを作っていますが、検眼で「どちらが見えやすいですか?」などと訊かれる度にいつも悩んでしまいます。自分の視覚がいま感じている状態を、脳がうまく把握できず、どちらなのか伝えられないのです。そのあと、店を出て5分後くらいに頭痛がし始めました。そして1.5時間経過した現在は、右の肩が張っています。(そう言えばこの頃、後頭部も首も肩も痛んでいないことに気付きました。)

・10日(木)歯科検診に行きました。ここでも“明確に知覚できない”という場面がありました。歯を削っていただいたあと、「高過ぎたりしませんか?」と噛み合わせの違和感があるか訊かれたのですが、高いような別に大丈夫なような…と、感じ取ろうとするほど頭がぼんやりしてわからなくなるのです。これも毎回のことです。ロルフィングのセッションで「いまどんな感じですか?」と尋ねられた時にもパッと言葉に表せないことが何度かありましたが、その時は「知覚できない」ではなくて「身体が静かで、何もメッセージを伝えてこない」という状態を感じ取れていました。結局「何か高い気がするけど削ってもらうほどでもないような…」と、自分が本当はどう感じているのかわからないまま終わりました。その後の歯の感覚は、メガネの一件とは違い特に不快な反応は出ず、違和感もほぼ感じなくなりました。繊細に精度高く感じ取ろうとすると神経質になってフォーカスし過ぎてしまう・意識の範囲が狭くなってしまうので、全体性を忘れずにいこうと思います。

・11日(金)先週に引き続き、瞑想のワークショップに参加しました。前回はあぐらで座ると左膝の痛みが強かったのですが、今日はほとんど痛みませんでした。あぐらの足の組み方を見ると、先週はいつもと組み方が逆(痛くない組み方を身体が自然に選んでいのだと思う)だったのですが、痛みのない今日は通常通りの組み方になっていました。

Here&Nowが今回のワークショップのテーマだったのですが、そのHereとNowの大きさをなるべく広くしていくといいよね、というお話を伺いました。8日(火)に書いたように「広げる、をキーワードに」とこのところ思っていますし、昨日書いた「意識の範囲を狭めない」「全体性」ともつながっていく話だと思います。

・12(土)メガネの再調整をしていただきました。いろいろ調べていただいた結果、レンズの焦点と眼の焦点にズレがあったのが違和感の原因とのことで、調整後は驚くほど快適な視界に変わりました。特に驚いたのが、度数を下げたのに、焦点を適正な位置に変えただけでむしろ前よりくっきり見えるようになったことです。

「私が神経質過ぎたわけではないんですよね?」と店員さんに訊いてみると「違いますね、焦点が合っていなかったんです。これでは違和感があるはずです」と答えて下さり、自分のセンサーは間違っていなかったとわかったことがうれしかったです。

9日(水)に書いたように、視力検査の際に明確に知覚できないということが今日はあまりなく、感覚を瞬間的に表現することが出来ました。検査中、対象物を見る時に「眼に力を入れないでくださいね」と言われたのが印象的でした。それは心身の状態を感じ取る時に大切なことだな、心身をちょうどよい状態に保つためにも必要なことだなと思ったからです。

このメガネの一件では、自分の感覚を信じてもいいんだと思えるうれしい体験をさせてもらえました。でももう1点、「自分の感覚を持ち続けるとともに、専門家に任せることも大切」ということも感じました。当初私は、違和感の主な原因は安い方のレンズを選んだことにあると思っていて、店員さんにもそうお伝えしていました。ところが店員さんは、レンズのグレードによるものではなく他の要因の方が大きいかもしれないと様々なアプローチを試み、レンズを変えることなく見事に快適な視界を作り出してくれました。私の方も、メガネの装着感や見え方など自分の目や身体に実際起こっている感覚を細かく伝えていきました。自分の感覚を明確に知覚し判断せずにそのまま伝えること、そして専門家の技術と経験、それが合わさった結果なのだと思います。

その後、エネルギーをどうグラウンディングさせるかというワークショップに参加しました。そこで心に残ったのが「身体と魂が離れていない方が好きなことが出来る。離れていると何かに依存するようになる。」という話でした。身体と意識が別ものとして分かれていて、それが食べものへの依存・食べ過ぎとして表れ、もっと食べたい意識ともう要らないという身体が葛藤して混乱する、という状態が続いているからです。魂と身体が離れている状況下ではもしかすると、本来一緒のはずのお互いが、離れ離れになっていることによって不安や心細さが生じるのかもしれません。それが依存を生むのかなと思いました。

その帰り道と帰宅後は食欲が湧き続け、胃は物理的に満杯なのに食べる意思は続行し、ずっと食べ続けていました。

・13日(日)左だけでなく両方の膝が極めて強く痛み、階段を昇降するのがとても辛いです。今日の天気は雨なので天候によるものかなと思ったのですが、11日(金)の大雨・高温というイレギュラーな天気の日には痛くならなかったので、原因は他のところにありそうですがよくわかりません。

昨日の夜まで過剰な食事量が続いていましたが、この日から落ち着いて来ました。どういうきっかけかはわかりません。でも、瞑想のワークショップに行った時、「瞑想は必ず自分の中のどこかに影響を及ぼしていて、やったあとは何かが変わっています。たぶんわからないと思うし、それでいいんです。潜在意識の中で起きることなので、わからなくて当然なんです」というお話を伺ったことがあります。なので、昨日のエネルギーワークがもたらしたことなのかもしれません。

・15(火)膝の強い痛みはやわらいできました。この日はヨガでしたが身体の中で特に不快だったり動かしにくかったりする箇所はありませんでした。ヨガの先生はレッスン中に何度も「身体が柔らかいからいいわけではなく、どこまで伸びていくかを競っているわけでもなく、大切なのは常にたっぷりと呼吸をすることです」とおっしゃいます。そのことを忘れているわけではなくやろうと思えばやれるけれど、呼吸よりもどこまでポーズを深められるか・どこまで可動域を拡げられるかに注力する自分がいます。呼吸が心身にどう作用しているのか、ときどき感じることはあるけれど(深い呼吸で心を鎮静させるとか)今のところそんなに重要に感じることはありません。でも呼吸をしているからこそこの肉体が生きていられるのだから、“重要に感じることはない”というのは以前にも書いた「プラスのことを当たり前として流してしまっている」ということなのだと思います。“食べ過ぎて圧迫されて呼吸がしづらい”とレポートに書いたこともあるくらいでしたが、今では食べ過ぎてもそういったことはありません。変化した身体を、頑張って働いてくれている身体を感じ続けようと思います。

・16(水)〜18(金)身体に疲れやすさを感じることもありますが、そういう時は「全体性」という言葉を自分にかけます。すると疲れに向いていた意識のフォーカスが解け、身体すべてを包括的に使って生きよう、という感覚になります。狭い範囲に焦点を合わせるよりも、「広げよう、広がろう」という意識でいると心身が落ち着き、よろこびの気持ちが湧きます。

・19(土)13(日)から食欲が落ち着いてきていたのですが、この日の夜は食欲が突如高まりました。胃が容量オーバーでキツい状態なのは把握していたけれど、食べたい気持ちが収まらなかったです。日中強いストレスがかかったとか、きっかけになるような出来事は思い返しても浮かびません。ただ、もうすぐ月経が来ると思うので(卵巣付近にわずかな痛みを感じると、数日中に来ます。)そのせいかもしれません。

食べ過ぎたあとはいつも、姿勢のバランスが崩れているのを感じます。エネルギーを使っているのか疲れてしまって、普通に座っているのもしんどく、横にならないといられないです。立ち上がって歩くと、食べ物ではち切れそうになった胃が前方に突き出て、それを支えようとして背中の筋肉が張っているのがわかります。「全体性、全体性、、、」と思いながら歩くのですが、突き出た胃から始まったバランスの崩れは他の部位にも影響して、身体のパーツ全部がチグハグして・ばらけて、まとまりやつながりを欠いている感覚があります。身体を動かすのに通常の数倍エネルギーがかかる感じです。

・20(日)朝の胃の様子ですが、昨夜の食べものが残っている感はありますが、以前と比べると翌朝感じるダメージが少なくなっていると思います。働いてくれている身体と、この身体を整えてくださった田畑さん、ロルフィングに感謝です。

今朝は朝陽を浴びながら直立し、身体全体のバランスを感じていました。目を閉じて、意識のセンサーを身体中に巡回させ、声が聴こえてこないか探りました。メッセージを受け取るたびに、全体が心地よくバランスするように微調整していくことを楽しみました。

セッションを受ける前に比べたら身体に意識を向ける時間は増えたけれど、でもシリーズが終わってからは、今朝のようにじっくり身体を聴くことはあまりしていなかったかもしれません。対話して、調整していくことは、楽しいことだし気持ちのいいことでもあるので、これからも続けていきたいです。

生理1日目でした。正常とされる周期(28日前後)よりもだいぶ遅くなりました(48日)。先月断食をして、身体にいつもと違う変化が加わったからかなと自分では思っています。今回も生理痛は起こりましたが、比較的軽かったです。ここ半年の中で一番痛みが少なく、痛む時間も短かったと思います。痛みは腰周辺のこわばりをほぐせば和らぐだろうと思い、腰の両脇を2〜3回ずつストレッチしたらわりとすぐに軽減しました。生理痛は身体の状態を知る大事な手がかりなので、今後も観察を続けます。

・21(月)〜22(火)終日とても忙しく、身体への問いかけ・耳を傾けることをまったくしませんでした。立ちあがるときに左膝が痛んだような…というくらいの記憶しかありません。

・23(水)今月に入ってから『広がり』というキーワードを得ました。一部にフォーカスし過ぎず意識を広げて、全体性を感じること。そういったことを頭に置いて生活しているこの頃なのですが、今日はそのことでおもしろい出来事がありました。

ある施設でこの3日間研修をしたのですが、最後に責任者の方からこんな講評をいただきました。「あなたは全体を見ようとしていたけど、ここで求められるのは自分の担当する部門に深く関わっていこうとする姿勢なんです」

身体を探求していく中で出会った『広がり』という概念が、いつの間にか身体のことだけでなく、考え方やものの見方にまで影響していたのかな…?と思いました。

「全体を見ることじゃなくて、何をやっていきたいのか・何を深く突き詰めて行きたいのかが知りたかったんだけど、この3日間のあなたからはそれが見えてこなかった」というお話を頂いたのですが、私自身も同じことを感じていました。全体はつかんだけれど、ここにフォーカスしていきたい・ここにもっと向き合ってみたいと思えるところがここにはなかった、というのが自分の感じた結論でした。

今は、自分にとってそういう時なのだと思います。意識を拡げて・全体を見回しながら、フォーカスしたい・注力したいことを探す。自分が感じている体感と、他者からの指摘が一致した、おもしろい出来事でした。

前だったら、不採用になったこと自体に落ち込んだと思います。でも、今は自分の状況を把握しているから、自分という存在と相手の求めている存在とが合致しなかっただけだとわかります。この“自分の状況を把握する”ということは、ロルフィングのセッションを通じて自分の心身に耳を傾けるようになったからこそ、出来るようになってきたことだと思います。こんな意外な場面にも効果を感じています。

・26日(土)アイススケートをしました。最後にやったのは30年近く前です。ほとんど未経験の動きに対して身体はどう対応していくのだろうと、興味深く思いながら滑りました。最初はスケート靴を履いてリンクまでの道を歩くだけでもすごく怖かったのですが(ブレードの不安定さが予想以上で、足をくじきそうだった)、最後にリンクを降りて再び陸上を歩いた時の感覚はすっかり落ち着いていて、どこに力を置くと安定するかが把握できていることに驚きました。わずか30分ほどの滑走でしたが、身体は“薄いブレードの上でバランスをとる”という行為をすんなり受け入れて対応してくれました。

氷の上では終始手すりにつかまっている状態でしたが、30分間の最後の方では、太もものどの辺りの筋肉を使うと前に進めるのかとか、ブレードの内側を氷に接地させると安定するとか、氷上を前進する時の効率的な動きが自分なりにつかめてきました。最初は、普段テレビでよく見るフィギュアスケーターの動きを思い出してみたり、リンク内の上手なお客さんの動きを見たりしてコツをつかもうと思っていました。でも視覚で外から見るよりもどんどん自分の身体を動かして、内側から要領を得ていく方が早く上達すると感じました。短い時間では滑りを楽しく感じるまでには至らなかったけど、やり慣れてない動きや未体験の動きを身体に課してみることはおもしろいことでした。

それと、この日は久々に自転車に乗ったのですが、片道10分弱なのにとてもしんどく感じました。このところ、身体を動かすことが億劫だし疲れやすさがあります。度重なる過食が身体を重くしていることが原因なのではないかと思います。

・27日(日)ここ数日は比較的落ち着いていた食欲が、昨日は朝から旺盛で、夜も遅い時間にたくさん食べました。そしていつもよりだいぶ少ない睡眠時間(2時間程度)で迎えた今朝、胃腸には何も不快感がありませんでした。9〜10月は顕著にあった腸の滞り感は、今ほとんどありません。回復の速さが継続していると思います。

11月に断食をする前は、“食べ過ぎた翌日の日中は食事をせずに胃を休める”という時間を取っていたのですがこの頃はそれがなく、胃が空になっていなくても何か食べたくなります。多分胃腸の回復速度が上がったからなのでしょうが、もう少し休めてあげたいところです。

朝、階段の昇降で左膝に強めの痛みを感じました。しかしそこで、痛みだけに注意を向けて意識を痛みでいっぱいにするのではなく、左膝に注がれそうな意識を拡大して「その時身体全体としてはどう動き、どう機能するのか」を感じながら歩くようにしました。すると、痛みが散った?というのか、左膝だけにフォーカスしていた時よりも痛みが軽くなるのを感じました。

テレビを見ている間に、ヨガの安定坐法で畳に座り、身体全体のバランスを味わったり、各部の声に耳を傾けたりしていました。身体の中心に正中線を引き、全体がちょうどいい場所に落ち着くようにすこしずつ調整をします。正中線は、透明で質感は軽いイメージです。固定された硬質な軸ではなく、あくまでガイドラインです。その時間は、気持ちのいいものでした。心身ともに元気な方に向かっていく感覚で、なんだかうっすらとよろこびのようなものを感じました。身体に耳を傾ける機会をこまめにとろうと思いました。

・28日(月)昨夜から右腰が痛むようになりました。10回目のセッションの時から、身体が右側に傾いている・反っている・曲がっているような体感がずっとあります。姿勢が真っ直ぐでなく、三日月になったような感覚です。右体側が縮まっているからだろうか?と思い、折に触れて伸ばすようにしているのですが、1ヶ月経った今でも変わりません。この右腰の痛みは、その曲がった姿勢のひずみが痛みとなって顕われたからかもしれません。

そして、身体が窮屈な感じがします。なぜか「自分の意識が、自分が心地よくあることを許可していない」ようで、身体の動きが抑制・制限されている感じがするのです。時折ふっとそういう感覚になるのですが、今回は昨夜から今日にかけて結構長く続いています。そういう時はまずゆっくり大きく呼吸をすることで、内部からストレッチをするようにほぐします。空気をたくさん吸い込んで身体を膨らませ、固くなって縮こまった肉体を内側から押し拡げる感じです。そして、上述したように「許可されていない」という感覚を解くために「いいんだよ、ゆるめていいんだよ」と心の中で自分に声を掛けながら身体の緊張を取り、小さくなっている意識を拡げていきます。今朝は、まだ暗い空を見ながらそういったことをしていました。普段から昼夜問わず空を見るのが好きなのですが、先日お会いした方に「空は“広がり”を表します」と教えていただき、自然と広がりを求めていたのだなとわかりました。

・30(水)いま読んでいる本で「身体が痛むとか思い通りにならない部分に焦点を合わせるのではなく、既に健康体であるとイメージしてそのように振る舞う」という旨の記述を目にしました。「痛みにばかり目を向けない、プラスのメッセージを感じよう」と10回目のセッションで思ったのですが、それを継続しつつ、「ゆるやかなつながりを持ってまとまった、心地の良い身体です」というイメージで意識を満たすことをしてみようと思いました。

畳の上にヨガの安定座法(あぐら)で座って読書をしながら、先述のようにイメージし続けました。左膝に痛みを感じ始めてきたのですが、痛みのない心地の良い身体のイメージで意識を満たすことは続けました。身体は変わっていくのか、しばらく続けてみたいと思います。

・31(木)28(月)に「身体が窮屈な感じがする」と書きましたが、今日もその感覚はあります。自分で自分の心身に外圧をかけているいうな感じです。のびのびと楽しく在ることを、自分に許可していない感じ。なので、先日のように大きく呼吸をして身体を内側から押し拡げ、心の中で大丈夫だよ・いいんだよと緊張を解くような言葉を自分にかけるようにしています。それと、心地よく気持ちいい身体になったイメージをはっきりと浮かべることもしています。フィギュアスケート選手が試合前にウォームアップしている映像をよくテレビで観るのですが、その時の脚の筋肉がとてもしなやかで美しいので、そのイメージをいつも思い浮かべます。“自分の身体も既にそうなっている”というイメージです。

昨夜テレビで、ラグビー日本代表のメンタルコーチのお話を聴きました。キックの成功率を上げるために、蹴る前のルーティン動作を選手とともに考案したという内容です。その方は「頭で考えたことを、書いて文字にして形にすることが大事」とおっしゃっていて、ルーティンを作っていく中でその動作を文章として書き出すよう選手に促す様子が紹介されていました。それは、まさに私もこのレポートを書くことで実践していることです。

コーチの方いわく、選手が「自分は目に見えないことは信じない。だからメンタルコーチなんて要らない」という考えだったため、「いやいやそんなことはないよ、見ることが出来るんだよ」ということを示すために、動作をノートに書いて可視化する作業を課したとのことでした。私の場合は、感じたことを言葉で表していく過程こそが自分の身体を理解する手助けになっていて、“目で見えること”にはそんなに意義を感じません。ただ、やはり感覚を言葉に置き換えていくことは有効なことだと改めて思いました。

1ヶ月分の記録を全部読み返してみました。2日(水)で「『受け取ったサインは良い悪いに分類せず、すべて同じひとつの情報としてとらえる』ことなのかなとも思っています。じゃないと、痛みがあるという事実を無いものにしてしまう気がするのです。」と書いていたのですが、12/31の自分は「痛みがあるという事実は無いものにしていいんじゃないか?」と思っています。それは、30日(水)にも書きましたが、いま読んでいる本で「痛みを知覚していると、その通りの身体になる。既に私の身体は気持ちのよい身体であるイメージすることです」という旨の文章を読んだからです。イメージで身体を変えるなんて現実的でないのかもしれませんが、でも意識の力は大きいと私は思います。これからどうやってこの身体で生きていくのか、意識はこの身体をどう見つめていくのか、いろいろ変遷していくと思うので、その観察を続けていきたいと思います。

 

【2016年1月】

・1日(金)

大晦日の夜に食べたものが、いつもより少し重めに胃に残っているのを感じます。

でも、身体に耳を傾けてみると、全体としては悪くない状態だと思いました。

歩きながらセンサーを身体中に巡らせてみたのですが、ずっと感じていた右側への反り・傾きの感覚が今朝はありません。痛むところもありません。

いい意味で手ごたえがない、といった感じです。物足りなささえ感じるような、すんなりとしてフラットな体感です。

これが本来の在り方なのかもしれません。自然な感じがして気持ちよいです。

 

・2日(土)

落ち着かないような、ざわめくような感じがありました。

身体が発しているものなのか、心のことなのか特定が出来なかったのですが、その時私は畳の上にヨガの安定座法で座り、背骨を頭頂から吊られるような感覚で伸ばし、といったふうに体勢を心地いいポジションへ整えることを始めました。

こういったなんだか落ち着かないという時に、心ではなく、身体からのアプローチを無意識に選択していた自分にすこし驚きました。身体を整えることで対処しよう、と自然に思ったのです。

実際、ちょうどよく気持ちいいと思える場所に身体を調整し直して、しばらく瞑想のように静止していたら、不快感が取れていくのを感じました。

 

今日も「思考が身体に緊張を強いている・のびのびゆったり在ることを許可していない」という感覚がありました。

いつも臨戦態勢というか、常に攻撃に備えてすぐ動けるように待機し、身体が緩むことを心が許していない、という感じです。

自覚している原因としては、同居している家族とうまくいっておらず相手に対して恐怖心を持っていることだと思います。

力が入っているせいか珍しく腰が痛く、心の痛みが身体の痛みにもなっていることを感じました。心的要因が、こんなにも身体へ影響するのかと驚きました。

 

・6日(水)

2日(土)にも書いたように、「思考が、身体にのびのび生きることを許可していない」という感覚が続いています。筋肉が縮こまってしまうのと、呼吸が浅くなるということを特に感じます。

 

でも、「前はずっと続いていた後頭部や首の痛み、この頃全然感じないな。まぶたや頬の痙攣も、もうずっと起きてない」ということをふと思いました。

身体は、セッションを受ける前とは確実に変わっているのだということを改めて実感しました。とてもうれしく、ありがたく思います。

 

・9日(土)

就寝時に、身体がムズムズとくすぐったくなり、じっとしていられないという現象が起こりました。この2,3日、こういった状態が続いています。

解決するべく、身体のどこがくすぐったいのか特定しようとするのですが、じっとしているとムズムズがやって来て耐え切れず、うまくつかめません。

それでももう少し身体に耳を傾けてみると、背中、特に腰付近が発信源のように感じられました。

その辺りの部位を伸ばすためにストレッチをすると、部分によっては痛みがあり、だいぶ固くなっていたことに気づきました。

そして、痛みや固さが取れるまでひとしきりストレッチをしたあとはかなりくすぐったさが減少しました。

今回のことは、運動不足が原因ではないかと自分では思います。身体に滞留したエネルギーが出口を求めてグルグルとうごめいていた結果、ムズムズが起こったのではと思うのです。

ヨガもよいですがもっとアクティブな運動、もしくは運動でなくても抑制されて出られないエネルギーを解放するようなアクティビティが必要なのだと身体が教えてくれているように感じます。

 

・15日(金)

床に座って読書をしている際、左脚全体(左臀部を含む)に違和感がありました。

何度座り直してもしっくり在れるポイントが見つからないまま、1時間ぐらいその体勢を続けました。

 

・16日(土)

左臀部と左後頭部にかなり強い痛みが出ました。

左臀部は、ヨガのポーズやストレッチをするなどして伸ばしたらだいぶ痛みが減りました。

左後頭部は、首のストレッチや指圧をしても痛みは長く続きました。首のうしろ、左肩がとても固くなっていました。

それと、左頬骨に痙攣の一歩手前のような感覚がありました。疼くような、微動しているような感じです。

昨日の左脚の違和感から始まった一連の痛み、何がきっかけになっているのかはわかりません。

最近は無かったことなのでわりと突然のことのように思えるけれど、実は日々のバランスの崩れが積み重なったものなのかもしれません。

毎日の暮らしの中で、ことあるごとに身体が気持ちよくバランスするポイントを探していますが、気づかないズレがあるのかなと思いました。

 

・17日(日)

朝の時点では、頬骨の疼きはまだありますが後頭部と臀部の痛みはありませんでした。

しかし午後になると左後頭部がかなり痛み、親指の腹で指圧することでしのぎました。

(セッション前に頂いた注意書きに、終了後半年は指圧などはあまりおすすめしないとあったので、なるべく深い圧は掛けないようにしました)

 

・18日(月)

朝は左肩が固くなっているのを感じましたが、痛みはありません。

痛いところがあるとそこばかりに注意が向いてしまいますが、意識を大きく拡げて全体のバランスを感じていこうと思います。

 

・19日(火)

ヨガのクラスに行きました。

屍のポーズの際、身体が真っ直ぐでないような感じがして、何度も目視で確認しつつ体勢を調整したのですが、落ち着けるポジションが見つけられませんでした。

 

今の生活の中で体を動かす機会は、この週1回のヨガだけです。

食事を摂るなど、インプットするばかりなので、滞留したエネルギーを開放することが必要だな、とヨガの後はいつも思います。

ヨガで身体を伸ばすと、体内で抑圧されて滞ったものが溶け出していくような感じがします。

 

・20日(水)

うつ伏せで寝そべっていたら、なんだか身体が曲がっているような感覚がありました。

今日は目視をせず、体感だけで調整を試みました。

右に身体を反らしたら“骨格がハマった”という感じで構造的には真っ直ぐになったのかなという感じがしたのですが、でもどうも曲がっている感じがして心地いい体勢ではありませんでした。

 

昨日今日と、自分が心地よくいられるポジションに関して、すこし混乱が生じています。

ただ、近視眼的にものを見て一喜一憂するのでなく、長いタームで、1日1日がプロセスの最中であるととらえて、ゆったりと揺れながら気持ちいい場所を探していきたいと思います。

10 シリーズ終了後,半年経過

 

半年を経たいま、大きな変化は感じませんが、知覚が捉えきれていないだけで実際は静かに着実に、気持ちのいい身体へと変わり続けているような感覚もあります。

目標を失ってぼんやりだらけていたひとつひとつの細胞が、堅固な意志を持って目覚め始めたような感じです。

意識にははっきりとのぼって来ないけれど、確実に効果が身体に浸透しているように思えます。

先日パソコンを使っている時にふと、ロルフィングってOSみたいなものかも、と思いました。

アプリが快適に作動しているのはバックグラウンドでOSが動いてくれているからですが、ロルフィングの効果というのは、そんなふうに見えない・気づかない領域で、でもしっかりと身体の快適さを支えてくれているのだなと感じたからです。

 

施術していただいて一番はっきり感じた変化は後頭部〜首〜肩の痛みが少なくなったことなのですが、その軽さは半年経った今も継続しています。

以前は1ヶ月のうちで「あぁ、マッサージに行きたいなぁ」と思うことが何度もあったのですが、今はそういったことがなくなりました。

 

左膝に20年近く痛みがあるのですが、こちらは今も痛いままです。

痛むのが怖くて意識がそこばかりにフォーカスしているからなのかなと思います。

一部にこだわるのではなく、全体性を感じて身体全体を機能させようとする動きが必要なのかなと思います。

身体の各部を個人、身体全体をチームに例えるなら、個をどうにかしようとせずにチームワークで連携して動こう、そんな感覚です。

この全体性という意識や、全体をバランスさせるという感覚は、田畑さんとのセッションを通じて初めて気づくことが出来た、大切なものです。

 

変化は、ヨガをしている時にも感じます。

ポーズをとっている時など、以前より身体の状態がクリアに伝わってくるのです。

身体が純化されて、知覚と身体を隔てていた靄がとれたような感覚です。

ぼんやりしていた細胞が目覚め始めたと先述しましたが、ヨガ中もそれを感じます。

 

歩く時や座っている時には、身体の中心線をイメージしています。イメージしているというより、自然と想起されます。

これもロルフィングの施術をしていただいてから出てきた感覚で、今も続いています。

中心を感じることで、安定感と心地よいバランスが得られて、疲れにくくなったと感じます。

 

以前からレポート中で何度も、過剰な食事量が気になっている旨を書いてきましたが、現在もそれは続いています。

ちょうどいい食事量を身につけようと、固形物を摂らずに過ごすファスティングを、3月に1週間行いました。

終了後の身体はとても軽く感じられました。

他にも、

・左膝の痛みが消えたこと(通常食に戻して10日目くらいまで無痛状態が持続)

・ロルフィングで痛みが軽減した肩周りに、さらなる軽さが感じられたこと

・月経期間が通常の1.5倍くらい長引いたこと(ファスティングは老廃物の排出を促進すると言われていますが、その影響か?)

など、わりとはっきりとした変化を感じました。

それらはとてもうれしいことでしたが、そうした喜びを実際に体験したにも関わらず、過食する日が今でも多々あります。

その原因を突き止めて、ちょうどいい食事量で過ごしていきたいので、これからも食べるにまつわることを観察していきます。

 

最初、ロルフィングが作用する領域は身体的なことだけなのかなと思っていましたが、心の面にも変化をもたらしてくれたように思えます。

というのは、3月か4月あたりから、外的刺激にあまり影響を受けず落ち着いていられるようになったと感じるのです。身体が気持ちよく動くようになったことで、心に余裕が出来たのかなと思います。

それと、ものごとを悲観的に見る傾向が少なくなりつつあります。

シリーズの後半に田畑さんがくださった言葉「マイナスだけでなく、プラスの情報もあるはずですよ」が効いているのだと思います。それとこのレポートの最初の方に「痛みにフォーカスしない」と書きましたが、ロルフィングを通じて得たこの意識も活きているのだと思います。

生意気な意見ですが、ロルフィングがどれだけよく作用するかは、ロルファーの技術だけではなく、人柄も大きく関わっているように思います。

田畑さんが毎回丁寧に接してくださったことや、情報は必要最低限にとどめてクライアント自身の感じる力を大切にする姿勢などが、直接身体に触れる手技と同じくらい、私によい効果を与えてくださったと感じています。

 

10代の頃からずっと、自分は心が不安定だと感じていて、それをよくしようといろいろと試してきました。

それは本を読むだったり、人に会って話を聴くだったり、旅をして見聞を広めるだったり様々ですが、いずれも精神面からのアプローチでした。心の問題は心で解決するという方法しか浮かばなかったからです。

でも、ソトコトで田畑さんの寄稿を拝読して「ロルフィングで身体を直してみたい」と思いたったことで、とてもおもしろい体験と経験ができました。

身体のことを考えたり感じたりしていた結果気づけば心も変わっていたし、身体から心へアクセスする手段があることを知りました。

 

また、身体のように物理的なことだけでなく、もともと興味のあった領域である“目に見えないこと”も、これからはもっと学んでみたいです。

まずは、精神科医が直接講義してくださるメンタルセラピー講座への参加を予定しているのと、エネルギーワークの講座にも行くつもりです。

そういったことと、今回ロルフィングで得た感覚やヨガのような、身体からの感覚が融け合っていくと、おもしろい発見があるように思えます。

ピラティス講師を目指している方

2015年12月にロルフィングシリーズを終了したIさんのレポートです。

セッション1

 

●受講の動機

約20年間、会社員として一日中PCと向かい合って働く中で、整体やマッサージが欠かせない生活でしたが、2013年春からピラティスを始めてからは、頭痛や首こりからの解放、風邪の悪化が少なくなってきたり、歩くことが前ほど苦にならなくなってきたり、(自己流ジョギングによる)膝痛の改善までもできるような身体の変化を感じ、その仕組みをより深く知りたいと思い、201〇年△月から指導者の養成コースに参加しています。

ピラティスのワークをしている中で余計なところに力が入ってしまい、うまく自分の身体を使えていないと感じていることから、どのようにしたらうまく使えるようになるのか知りたい、

また、身体を上手に使えている人がよく表現する「コアのつながり」等を自身の身体で実感できるようになりたい(身体に備わったインテリジェンスを理解したい)。

そしてそれらを自分で体感できるようになるのと同時に、人に教えるときにもわかり易く説明できるように身体の構造を理解したい

というのが、ロルフィングを受けてみたいと思った動機です。

 

(身体の再構成には、緩めて→再配置する プロセスが必要と言われるようですが、私が受講しているピラティスの流派(米国西海岸ハード系)では「動き続ける」ことから身体の気づきを得ることを趣旨としているため、「緩める」アプローチを知りたい)

 

また、タイミング的には次の仕事(転職)を始めるまでの間に、より正しい方向に進める様に

心身を整えたいということもあります。

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

(すみません、初回は落ち着いて状況を受け入れきれておらず、身体の変化に集中することができなかったので、単純に思ったことを書き留める形で記載いたします)

 

マッサージや整体に慣れ、逆に遠くからそっと見届けられることに慣れていないためか、

または、他者のいる環境ではその空気に合わせていくことが当たり前になってしまっているからなのかどうかわからないですが、そこにあるがままにいる状態でいるには、どうしたらよいかわからず、はじめは所在ない感じがしばらくありました

仰向けでの緊張状態から、徐々に落ち着いて来た頃には、起きているか眠っているのかわからない様な感覚と、やや寒く手足が冷たくなってくるような感じがあったので、何度か手を開いたり閉じたりして感覚を取り戻そうとしました。

筋膜リリース=ほぐれるまでは痛い。数秒痛いのを我慢すれば開放されるというイメージがあったため、とくに指圧なわけでも押し流すわけでもない感触が不思議で、タッチのあとに緩んで行く感覚があるのは、暗示にかかっているかも?とも思ったりしました

 

セッション後は、画像で見せて頂いた様に力みが減り、やや呼吸がし易くなったように思います。また1時間半後くらいから、強烈な眠気と久々にあくびが多く出て、当日の睡眠はいつもより深く眠れました。

セッション2

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション中>・うつ伏せで膝裏やふくらはぎを施術する際、羽毛で撫でられる様なややくすぐったさを感じる繊細な感触がありました。こんなに弱い圧力で本当に筋膜に働きかけることが可能なのだろうかと思っている中で、次第に足側の力が抜けて行く感覚が増えるのと同時に、右臀部の奥の方の「縮こまる様な」痛みの感覚を強く感じる様になってきました。

・仰向けでの鼠蹊部や腹部への施術では、押さえる様なこれまでよりはやや強めの圧を感じました。これなら筋肉なり内臓なりは何か反応するかもと思う様な。それでもマッサージほどの圧力は感じませんでした。

・起き上がり、ベッドに腰掛ける段階で「背中にも空気を入れてみてください」との声かけを頂き、一回目のセッションでの「内臓が余裕を持って入る筒をイメージしてください」という言葉も思い出しながら呼吸をしてみると、前回よりもよりたくさん空気が入ってくる感覚がありました。

・そのまま立ち上がり呼吸をすると、腰掛けていた時と違いわずかに吸気が少ない様な気がし、それは立つ時に背中を反らせてしまう癖が原因の様でした。「『正しい姿勢』のイメージとして持っているものが本来のものとズレていると、最初は違和感があるかも知れないが、呼吸が入る方、身体が楽な方を優先してみてください」という声に従い、背骨の状態を変えると今度は、猫背になっているような違和感がありましたが、実際の画像ではストレートになっていた背筋は正しい方向に湾曲を始めているようでした。

<セッション後>・当日:帰宅後、運動した後の様な筋肉痛のようなダルい感覚が脚全体にありました。一回目と同様に強い眠気も感じました。

翌日(金曜日):一日中下半身に強い筋肉痛を感じていました。特に裏側(ふくらはぎ,腿裏)。また、これは忘れないように、歩きながらも呼吸を背中側にも吸える様に意識していました。この日は夜2時に就寝。いつもは寝てしまうと朝まで起きない(むしろ朝もすっきり目覚めることは多くない)私ですが、3時と6時に目が覚めました。(それでも朝はいつもより辛いわけではありませんでした。)これがセッションと関係があるかどうかは自分でもよくわかりません。

翌々日(土曜日):全体的ですが、特にふくらはぎ上部(膝裏),腿裏(特に左)の筋肉痛が継続していました。午前中におこなったピラティスで座位のワーク中、以前からある「股関節の前側の引きつる様な痛み」が出てこないのが不思議でした。また楽にたくさんの息が吸える様な感覚もあり、いつもより動き易くなっている様な感覚もありました。

その後、この「股関節前側のひきつる様な痛み」は、その後日の同様の姿勢のワークでもほぼ出てきませんでしたが、水曜日(9/30)の練習中にやや復活してきた様な気がしています。

セッション3

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>・歩行確認時の質問で、最近首の凝りがあることに気づきました。呼吸優先の姿勢がとれる様に胸の背中側を意志的に丸めようとしているからなのかわかりません。また、両側の肩付近に(前日までのピラティスの練習によると考えられる)筋肉痛があり、特に左肩は何か奥に引っ掛かる様な感覚がありました。

<セッション中>・側臥位でふんわりしたボールに上の手を休ませ、下側の身体をベッドに預けるイメージで首から足まで施術をしてくださいました。一回目のセッションで教えて頂いた「預ける/委ねる」感覚について、当初はよくわからなかったので、ただその箇所を「重たく重たく。。。」と手探りしている状態でした。たまに田畑さんに「そうそう」と言ってもらえても、その時自分がどのくらいの力でどうしていたのかうまくつかめず、意図通り再現できる気がしなかったのですが、今回は自然にできる様になったのか、心地よく感じる様になってきました。

・タッチの加減が本当に緩やかなので、触れられている感覚があるのに目を向けてみると田畑さんは違う場所にいらしたり、と、不思議な感覚になることが度々ありました。

 

<セッション後>・直後は、身体がゆったりと横に大きく広がった感覚があり、画像でみせてもらうと腰部が縦に伸びていることにとても驚きました。また、外に出ると雨が降っていて、普段なら思い長靴や傘にやや面倒な気がするところですが、雨の中でも軽い感じで歩けるほど身体が軽く感じ、徒歩20分ほどの次の場所まで気持ちよく歩けました。

・午後はピラティスのレッスンですがセッション直後のため、動きの少なめなレッスンを選択しました。いつもよりも身体動かし易い感覚があるのは、いつもと少し違うレッスン内容だったからか、午前中のロルフィングセッションのおかげか明確にはわかりません。

・2回目ほどの筋肉痛はないものの、眠さは前回同様で、翌日は寝足りないぐらいの眠気を感じながら目覚めました。

翌日(金曜日): 眠気が激しく、動くと何とか振り切ることができるのですが、座るとダルさを感じる様な状態が一日続きました。立っていると、左首筋~左肩と両スネに筋肉痛の様な痛みと、首の付け根辺りにダル重さを感じます。これは先日教えて頂いた様に、変化したバランスに対して筋肉の使い方が変わってきたからかもしれません。意識的にその姿勢をとろうとしているわけではない箇所に状態の変化を感じるのは本当に不思議な感覚です

 

(蛇足1)ピラティス養成コース中、コース生同士で指導練習を行うのですがその際に、例えば仰向け寝の姿勢からロールアップで長坐位になる様ムーブメントの中で、「左脇腹がくしゃっとなり易い」と指摘されることが度々ありました。今回のセッション後では、やや上下は異なるものの同じ左側への反応なので、何か改善のヒントにつながるかもしれないと少し気になりました。

(蛇足2)セッションを受ける以前、ソファの上に足を上げて横座りすることが癖になっていましたが、一回目のセッションで立ち上がり方を教えて頂いてから、ソファに座るときも両足で床を踏み込む方が座り易いことを身体が覚えた様で、気づくと両足を床につけている自分がいて面白いです。

セッション4

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>

・2週間前(具体的には10/19)の朝、目覚めると左股関節に違和感があり、立ち上がるのも椅子に腰かけるのも辛い状態になったこと、普通に歩けるまでに3日ほど要した件について、ピラティスの練習以外には特に変わったことをした記憶はないこと、セッション当日も少し違和感を感じていることをお伝えしました

<セッション中>

・第四回目は脚の内側、骨盤底への働きかけとのことで、前回と同様側臥位でボールに上の手、クッションに曲げた上の脚を休ませ、主に腰から膝、踵まで施術をしてくださいました。坐骨へはやや強めの圧を感じたものの、それも少し重いものを掌の付け根で押し上げる様な感じで(見ていないのでわかりませんが)、今回も施術には全く痛みは感じませんでした。全部ちゃんと覚えておきたいと思い、途中までは意識がはっきりしているのですが、セッション心地よさに半分眠りに入ってしまった時間があった様です

 

・ひと月ぶりのセッションだったからか「預ける」感覚を忘れてしまった様で途中少し焦りました。またその後、一回目のセッションと同じ様に、途中から手先足先がとても冷えて来て、感覚がなくなりそうになったので、少しグーパーを繰り返していました。

・また、第二回目と同様に、次第に脚の力が緩んでいく感覚が増えるのと同時に、右臀部の奥の方の「縮こまる様な」「ひきつるような」痛みの感覚を強く感じる様になってきました。

<セッション後>

・施術後いつにも増してお腹まで「太く」大量に空気が入ってくる感じで、とにかく呼吸がし易くなっていました。

 

・歩行確認では自分の足の運びを関節ごとに感じるように歩きました。感触を確かめるようにしているからその様になっていたかと思っていましたが、その後の田畑さんの声に従い、上半身の位置はそのままで踵に乗る様に膝の屈伸を数回行うと、重心が下がった様な、より安定して立てる感覚がし、関節を意識することができないくらい滑らかに歩くことができました

 

・田畑さんから左股関節の痛みについて聞かれ、来た時に感じていた引きつりがないことをお伝えしました。バランスを取るために他の部位に負荷がかかっていることもあるため、右踵にもアプローチしてくださったとのことで、改めて身体は部分ではなく全体でバランスを取ろうとしていることを実感できた気がしました

 

・1階へ降りて扉を開けて外へ出た瞬間、一人なのに笑ってしまいそうな自分を堪えました。

辛かった訳でもないのに、身体が軽くなった感覚でとても気持ちが良くて、いつもより遠回りをして数時間散歩を兼ねて歩き回ってしまいました

 

・歩き過ぎたせいもあるかもしれませんが帰宅すると、ダルさと眠気、足裏の筋肉痛があり、とりあえず仮眠をとらずにはいられないほどの眠気を感じました

 

翌日以降

・立ったり歩いたりする時には、意識的に踵で踏み込むようにしています。それが無駄な力が入ってしまっているのか、ピラティスの練習中に痛めてしまったのかは自分でも判らないのですが、腰の背骨辺りに痛みのような違和感が続いています。

セッション5

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>

・ピラティスのセッション前後に、「ロールダウン」という、立位から屈曲して立位に戻る動きを行うのですが、どうやら私は股関節の屈曲の動きが足りず、腰椎で多く屈曲していることを最近指摘され、股関節の屈曲を意識的に練習しているためか、仙骨の上の辺りの腰の背骨が痛むということをお知らせしました。(本来ならば、股関節が使えず、腰椎の屈曲に頼ってしまうことで痛みが出そうな所ですが。)

<セッション中>

・今回は大腰筋が対象ということで、仰向けで左脚を立てた状態で、ふくらはぎの後、左側の肩や腕にも触るか触らないかぐらいの繊細なタッチでアプローチが始まりましたが、くすぐったい訳でもないのに急に笑いたくなってしまう瞬間がありました。実は同じようなことが以前から数回あるのですが、一体何がおかしいのか自分でも理由がわからず恥ずかしいので、ここで笑ってはいけない、と、静寂の中で堪えるのが大変な時があります。

 

・首の角度をわずかに上向きに回旋した状態で伸ばすようなタッチを受けている時だったと思いますが、呼吸の途中で胸郭の辺りで「パチっ」と一つ音がした後、急にものすごく息が吸いやすくなり、吸気がお腹の底にまで届く様な感じがありました

 

・右側は、左と状態が異なったのか、左の時よりはやや強めの圧を感じる様なタッチで、腕や肩が包まれる様な感じで温かさを感じました

 

・骨盤の左右を上下に引きのばす様な形のまま、腰骨辺りのお腹を優しく押し込む感じで大腰筋(?、すみません用語をきちんと覚えておりませんでした)に接触してくださった時は、普段感じない様な伸びとリラックス感を感じることができました。普段、ピラティスの練習では、四頭筋ではなく「腹圧を入れお腹で太腿を持ち上げる様に」ことを多く練習し、意識的緩めることがなかったので難しく感じましたが、気が付いていなかったつっぱりが緩まる様でとても心地よく感じました。いままでは、背中の一部や臀部、踵くらいしかベッドにつかないものだと思っていたのですが、広く身体の裏側全体がベッドに沈む感じに少し驚きました

 

 

<セッション後>

・今回は雨が降っていたのと前回の様に眠くなると困るので、少しだけカフェで復習をして、寄り道せずにまっすぐ家に帰りましたが、セッションの第二回目と同じく夜まで全く眠くならずに、就寝後朝になるまでに2回も目覚めるという体験をしました。普段は一度寝るとなかなか起きないタイプなので、この様に途中で起きてしまうのは、ここ数年では今回と二回目の時だけなのがとても不思議です。

 

翌日以降

・歩行確認時に田畑さんに教えて頂いた様に「胸の下から振り子が振れるように」脚を振り出して歩く様に意識していますが、以前に増して脚が疲れずに楽にたくさん歩けるようになった気がします。

 

・呼吸も度々練習してみるのですが、セッション中に感じた「お腹の底まで届くような深い呼吸」がなかなか再現できず、少しずつ姿勢を変えたりしながら探ってみています。

 

・当日セッション前まで痛かった腰のどこが痛かったのかわからなくなるほど、痛みを感じなくなってしました。が、施術後4日目(水曜)の夜くらいから、また仙骨の上あたりの背骨の辺りにやや痛みを感じるようになってきてしまいました。屈曲の動き方を変えたばかりなので、不自然な無駄な力みが入ってしまっているのかもしれません。もう少し自然に股関節を使える様になりたいと思います。

セッション6

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>

・第五回目(前週)の時と同様に、仙骨の上の辺りの腰の背骨が痛むということをお知らせしました。(ピラティスの同じムーブメントの課題に対応し続けており、うまく屈曲動作ができていない代償で出る痛みかも知れません)

<セッション中>

・今回はうつ伏せの状態で、ふくらはぎ、腕、腹部、首、足等へのアプローチ。今回も触れるか触れないかぐらいの繊細なタッチで、触れられる部分が次第に軽くなる感じはこれまで同様でした。

 

・今までと異なるのは、軽くなる部分が増えるにつれてそれぞれの重みが身体の真ん中に集まり沈み込んでくるような痛みを感じました。両手両足、身体の側部はベッドに安定して置かれたまま、腰と腹部だけ穴が開いたベッドの上に居るような感じです。仙骨の周りの骨が小さな隙間以上に折り重なる様に寄って来る、「きゅーっ」と集まって押される感じで、仙骨の辺りと右臀部(お尻のエクボの辺り)がとにかく痛くなりました。

 

・しばらくの期間であれば、多少の痛みなどは我慢できる方だと思っていたのですが、その後仰向けになった時に、次の施術を待てずに自分の両手で腰の両端を持ち上げるようにして仙骨周辺を押し広げないといられない位の痛みと重さの感覚がありました。その後田畑さんの声に従って膝を立てたりしている内に、「それは動いている途中ですか?」と問われたのが本当にぴったりな表現で、「徐々に」緩んでいく感覚があったのが不思議でした

<セッション後>

・身体は全体的に軽くなった感じはあったのですが、歩行確認時に脚の運びがカクカクした不自然な動きになっている気がしてしまうので、それをお伝えすると、片脚に乗って(乗った方の腰を外側に出して)立ってみることを勧められました。この姿勢は関節に寄りかかり立っている悪い姿勢と勝手にイメージしてしまっており、普段は意識的にしないようにしていたことが原因かはわかりませんが、最初は(特に左脚)うまく乗ることができませんでした。でも、いざやってみると身体が解放された様に楽に感じ、不思議なことにその後は関節がつながっているような(当たり前ですが。。)自然な感じで歩けるようになりました。

 

・「身体感覚を向上させたい」と思い受け始めたセッションですが、半分を過ぎた所でまだ自分の感覚に自信がなかったので、田畑さんに「私の感覚おかしくないですか?」とお尋ねしたところ、「片脚に乗ってみる時もそうでしたが、身体の動きを頭で制限してしまわずに、身体のインテリジェンスに任せて身体のしたい様にさせてあげてみることも必要」的なことを仰って頂き、自分で身体の動きを制限してしまっていたことを、改めて実感することができました。もう少し、身体の声を無視せず聴ける様にしていきたいと思います。

 

・生理2日目で前日からの下腹部の鈍痛をやや引きずっていたのと、やや喉に痛みがあった為寄り道せずに帰宅しました。前回に続き今回も特に眠さを感じることはなかったのですが、気がつくと夕食後ソファで眠ってしまっていました。1時間ほど仮眠した後お風呂に入り就寝、今回は朝までぐっすり眠ることができました。

(※蛇足ですが、生理痛がこんなに酷く感じたのは何年ぶりかと思う位、(セッション前日の)初日は久々に重かったです。これは自分の感覚をより感じることができるようになったからかはわかりませんが。。)

 

翌日以降

・土日月は喉の痛みとのぼせた状態で活動したためか風邪を少しこじらせしまい、火曜日は鼻炎症状と頭痛が酷く寝て過ごしました。水曜から徐々に回復して木曜は微熱が引いてきました。そのためこの週は主に上半身が重い感覚が多かったです。

セッション7

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>

・前回のセッション直後くらいから週末にかけて風邪をひいてしまい、初めは喉が痛く、ましになるとその後は鼻へ、火曜日は副鼻腔炎かと思う様な酷い頭痛がありました。鼻へのアプローチがあるこの木曜のセッションの日を変更すべきかどうか悩みましたが、くしゃみや咳はほぼなく、鼻水が外に出ることがギリギリ終わっていたので、不安ながらそのまま日程変更を申し出ることなくセッションに臨みました。

・田畑さんには、前回まで感じていた仙骨、腰椎あたりの痛みはほぼ感じなくなっていること、火曜日くらいまで風邪をひいていたが、セッションの前日から回復し当日はだいぶ良くなってきていることをお伝えして、セッションが始まりました。

・歩行確認時に、前回(第6回)のセッション後同様、脚の運びがカクカクした不自然な動きになっている気がしましたが、田畑さんの声に従い片側の股関節に乗る様に立ってみるとやはりスムーズに歩ける様になりました。

<セッション中>

・まず仰向けで口へのアプローチ。セッション前には、歯医者さんの様にギューっと頬裏を広げられたり、歯茎を圧迫されたりすることを想像していましたが、それとは全く異なり、これまでのセッションと同様、そこに指が当てられる様な、置かれている様な感覚でした。

・田畑さんの指が「頰と歯茎の間」を奥の方から順に前歯につたっていき、その後口からいなくなると、指がいた場所に広く空間ができる感じがありました。また、上顎の内側を片側だけ触られた後には片側が噛めなくなる感じ、下顎の施術の後には下側の顎が喉元に引っ込み過ぎて上の歯が噛み合わせられない感じがあり、上顎の中央辺りへのアプローチの後には、喉の真ん中から奥側にかけてパイプが太くなった感じがありました。

・鼻水は終わっていましたが、この日はまだ鼻の奥から喉にかけて粘着質な痰の様なものが貼り付いた感じがあり、やや息苦しい感じを引きずったままセッションを受けていました。鼻へのアプローチで鼻の半分くらいまで指が置かれてしばらくすると、その物体が少しずつどこかに離散していく感じがありました。終わって鼻をかませてもらうと、貼り付いていたものが緩くなって出し易くなるように感じ、頭自体がスッキリした気分になりました。

・その後、鎖骨辺りにしばらく手を置かれていると、さらに呼吸がし易くなる感じがありました。気分を聞かれて、すっきりして呼吸がし易くなったことと、左首筋が突っ張る感じがあることを伝えました。すると田畑さんは両眉の上に指を置き、いつもよりやや強めの圧で頭部を押し引くようにされ、しばらくするとその片方首の突っ張りが消えていました。

・一通り仰向けの施術が終わると、水平に置かれていたはずの身体が、頭側に傾けられた様な(頭部に血が流れて行きそうな)感覚になりました。

・ベッドに腰掛けて首を回旋し左右を見たりした後、椅子に替えて腰掛け、身体に任せて自然に座っていると、上半身が反り返ってしまうほど肩の前側(胸の上部の端辺り)が引き上げようとする感覚が強くあり、田畑さんに後ろで頭を支えてもらわないと、どこまでも行ってしまいそうな気ががするほどでした。

・それに関連して、「後ろに倒れた経験」について聞かれましたが、その時は思い出せませんでした。その後、上半身をやや前に傾けて両手を前下側に出し、田畑さんの差し出した掌にしばらく支えてもらうことで、肩の引き上げ感が徐々に落ち着いてくる感覚がありました。

・セッション前に風邪後の頭重感があったこともの影響するのかも知れませんが、今回のセッションは今まで中で一番と言えるほどのスッキリ感を感じました。

 

<セッション後>

・施術後、20分程の徒歩移動でピラティスの指導練習に向かい、その後、クライアントさんと夕食に参鶏湯や焼き鳥等を食べて、帰宅しました。

・一口しか食べなかったアヒージョの油が合わなかったのか、帰宅後、胃部に不快感を感じ嘔吐を試しましたがうまく行かず、とりあえずシャワーを浴びました。全く眠気がないまま、翌日のためにと横になったのが3時頃でしたが、胃の不快感で5時頃に目覚めてしまい、胃薬を飲みそのままなかなか寝付けずにいました。

・うつらうつらしている間に、「後ろに滑った記憶」がいくつか出てきました。幼少期、近所の小さな川に一人で遊びに行き、滑って全身を汚して帰り呆れられたこと、大学生の時の凍った雪道をブーツで滑り派手に転んで尻もちをついたこと。また、これは「前に倒れた」経験ですが、幼少時、土を運ぶような一輪車に乗せてもらい遊んでいた時、急停止したことで私の身体が前に倒れて顔面を容器の内側に強く打ってしまい、前歯が折れてしまい、歯茎から血が止まらず病院に連れて行かれたこと。

翌日以降・翌日、電車に乗っている時に、首の後ろに痛みというほどではないのですが、違和感というか重みを感じていました。また、その後数日間、起床時に感じるのですが、首がやや痛い感じがありました。寝時勢が良くないのかも知れません。

・セッションの最初の頃の様な、筋肉痛の様を感じることはありませんが、今週はセッションの翌日以降、いつもの就寝時間よりずいぶん早い時間(夕食後20時頃)にソファの上で無意識に寝てしまっていることが多かった様に感じます。特に眠気を感じるというよりも、先に寝落ちてしまっている感じです。風邪の後の回復期だからかも知れませんが。

・火曜日のピラティスのプライベートセッションで、立位やロールダウン(立位で脊柱を流動的に動かして前屈して、元に戻る動作)時に、「右側の骨盤がやや後方に回旋」していて、おそらく同じことが原因かと思われるが、フットワーク(滑車のついたベッドに仰向けで、ベッド下部についたスプリングを股関節の屈伸で引き伸ばしたりする動作)の最中には、骨盤がベッドの右側に寄って行ってしまうことを指摘されました。これは元々持っている身体の癖かもしれませんが、冒頭の左股関節に乗りにくい感覚と何か関連があるかも知れないと思いました。

セッション8

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>

・前々週まであった仙骨周辺の違和感や、前週まであった首や頭部の違和感はほぼなくなったこと、また、ピラティスのムーブメント中の感覚の変化について尋ねて下さったので、(前回のレポートの<セッション後>に記載した)骨盤の右回旋気味の動きを指摘される※ことをお伝えしました。

 

(※詳細:前回のセッションの5日目に受けたピラティスのセッションで、立位やロールダウン(立位で脊柱を流動的に動かして前屈し、元に戻る動作)時に、「右側の骨盤がやや後方に回旋」していること、また、フットワーク(滑車のついたベッドに仰向けになり、ベッド下部に付着するスプリングを股関節の屈伸で引き伸ばしたりする動作。=仰向けのスクワット的な動き)の最中に、骨盤がベッドの右側に寄って行ってしまうことを指摘されました。←以前からの癖だった様に思います)

 

<セッション中>

・今回は「前面のつながり」とのことで、仰向けで足裏から顔まで、前回(第7回)のセッション同様に口の中もアプローチ対象となりました。

 

・施術中、他の多くの部分が緩んで来ると、それまではあまり感じていなかった箇所の違和感に自分が次第にフォーカスして行く様な感じがよくあります。今回は、以前からよく出てくる右尻の梨状筋辺りに引きつる感じがありそれをお伝えすると、ベッドの外に出した片脚の足裏にふっくらしたボールを当てて休ませたり、いくつかのアプローチをして頂きました。なかなかその違和感が消えず、少し心配になったのですが、逆に別の部分へ移っていただくことで、過剰な意識の集中はやや収まった感じがありました。

 

<セッション後>

・セッション後はいつも驚くほど呼吸がし易くなっている感じがするのと、これまで違和感があったわけではないはずなのですが、今回は特に、立った時に違和感なく気持ち良く立つことができ、歩行確認の時もスムーズに歩けている気がしました。

 

・当日は、まっすぐ家に帰り普段と同じ様に過ごしましたが、今回はなかなか寝付けないパターンでした。これまではあまり経験しない「眠れない」ことに焦りを感じることもありましたが、少し慣れてきた気がします。

 

翌日以降

・ピラティスのムーブメントの座位でのワークについて、坐骨で座る感じもできてきて、だいぶ楽に動ける様になりワーク中に痛くて動かせなくなることはほぼなくなりましたが、

ワーク後に、股関節前面のごく一部に突っ張るような違和感がやはり左だけ出てきます。

 

・それに対しては歩行確認の時に教えて頂いた様に、左股関節に乗るような片方の股関節の上で休むようにするといくぶん和らぐ気がするので、それで対応していますが、この突っ張りの発生は身体の使い方に何かおかしい所があるのではないかと気になるため、坐骨への乗り方た正しくできているかどうか、次回お尋ねさせて頂きたいと思います。

セッション9

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション中>・ベッドの左端でうつ伏せになり左腕はベッド外へぶら下げ、右腕は真横に開いて伸ばし、右脚を曲げて開始。左腕や腿の外側にほんの微かに触れるか触れないかほどの感触があった後、右足の裏にふんわりしたボールを当ててくださいました。この時はいつもと同じ様に段々と身体が落ち着いていく感じがしています。

・左肩に触れてもらうと左肩甲骨下辺りの背中が めりめり と、ずり広がっていく様な感じがあり、左肘の時はなぜか腰の左側にその「めりめりと広がる」同じ感触を感じました。

・耳の下、胸鎖乳突筋の辺りを触れてもらうと、頬と顎の(入れたつもりない)力が抜けて、デロンとベッドに沈んで行く感覚がありました。

・顔を斜め下側にしたまま頭の上部を支えてもらい、眼球の力も抜く様に指示を頂いてやってみると、喉仏から両鎖骨の間辺りの喉の奥に空間が広がる様なとても心地よい感覚がありました。右側も同じ様にしてもらった後、しばらく見守られている内にうつらうつらしてしまった様で、やや記憶が消えていました。以前のセッションもそうでしたが、頭部へのアプローチは開放感が大きくて一番気持ち良く感じる様です。

・仰向けになる直前、やはり他の部分が解放された感じになると、右臀部の強張りを感じしまうのですが、その瞬間にそこに触れて下さって、なぜわかるのだろう?と不思議に思いました

・後半、仰向けになりお腹に触れてもらうと途端に内臓が動く音がして少し恥ずかしく思いましたが、いきいき動き出した感じを気持ちよく感じました。

 

<セッション後>・画像で見せて頂くと、胸郭が縦に伸びて骨盤が下に滑り込むような形で内臓の収まる部分が広くなっている様に見えました。

・午前中のセッションの後、動き過ぎない様に書店等ゆっくりで過ごしたのですが、帰宅後はたくさん運動した後の様な心地良い疲れがあり、すぐにぐっすりと眠ることができました。翌朝も満足感を感じながらすっきり目覚めることができました。

 

翌日以降・急に予定が空き天気も素晴らしく良かったので、久しぶりに近所の公園を散歩に出ると、脛の前側が筋肉痛になっていることに気づきました。セッションの初期の頃に感じたものにとてもよく似ていました

・その他については、もっと緩やかな変化な気がします。緩やかな変化とは気づきにくいものですが、最初の頃と比較するといつの間にか「無くなっていること」に気がつきました。アハ体験の様に思い当たると嬉しくなるような。

 

-味の濃いスナック菓子を買うことがなくなりました。かつては無性に食べたくなる時がありつつも身体のことを考えて、(生理前等)食欲がコントロールしにくい時期にだけ制限を解除して食べることがありました。が、最近は食べたい気持ちすら無くなっています。機会があって口にしても前ほどの量は身体が受け付けなくなっている様です。

 

-嫌な引っかかりが少なくなり、ピラティスのムーブメントが以前よりスムーズに行える様になっています。例えば屈曲が無理せず深くできるようになっていたり、ランジをする時も腰や腿に以前の様な硬い引っかかりを感じることがなくなっていたり、どうやってもこれ以上は無理と思う様な拘縮していたはずの股関節が以前より伸展できるようになっている様に感じます。

 

-焦ったり、緊張してしまいがちな考え方への影響も感じます。セッション中「どうですか?」と尋ねて頂く時、違和感や痛みの場所ばかり探してしまうのですが(仕事柄、全体のプロセスの中で不具合が起きそうな場所を探し、それを防ぐ様な見方ばかりしてきたせいなのかはわかりませんが。)、たまに「呼吸がし易い」等の心地よい方の感覚を答えると、田畑さんから「それに気づいていてください/味わっていてください」との言葉を頂くことがあり、最近は日常生活の中でその言葉を思い出して、安心して一呼吸置ける様な心の余裕が生まれてきているように思います。自分のクライアントのセッションでも、すぐに動き始めるよりも最初の呼吸のパートに時間をかけご自身の身体を感じてもらうことに重きを置く様になっています。

セッション10

 

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション>

・最後のまとめの回。仰向けで頭を左右に回して落ち着き易い方に向いてセッション開始。頭部から足先まで一通り触れて頂きましたが、その中でもやはり頭部、特に口の中へアプローチに一番の開放感を感じました。また、お腹の上に手を置いてもらっていると膝が外に開いていく感じとお腹がリラックスするような心地よさを感じました。

 

・次第に、胸郭の広さや体幹全部を使って深く呼吸ができるようになりました。施術中に感じる呼吸の深さには毎度、自分でも驚くほどでしたので、今回が最後のセッションだと思うと、今後同じ呼吸の仕方を一人で再現できるか不安もありました。

 

・セッションの最後の歩行確認では、「空間を支えにして」歩くことが実感できた気がしました。初回の頃、「身体の横の空間も一緒に連れている様に歩いてみてください」という田畑さんの言葉をまるで理解できなかった自分からは想像できませんでしたが。

 

・目線で8の字を描きながら立つ様に言われやってみると、視線につられてしまい身体の揺れを感じていたところ、「視線を固定すると固くなってしまうので、目線は8の字を描く様にしている。それに応じて身体が揺れるのは関節のジョイントに余裕がある証拠で、自然なことです」との田畑さんの言葉に安心し、一連のセッションが流動性を引き出すことを目的にしていたことを思い出し、腑に落ちました。

 

<セッション後>

・真っ直ぐ帰宅すると、首の後ろ筋肉痛、左腰骨上部の縦に筋肉痛、脚全体がダル重さを感じました。

 

・いつもより早い時間から眠気があり、直ぐに寝付いてグッスリ眠れ、翌朝もすっきりの目覚めることができました。

翌日以降・右腰骨の内側に筋肉痛の様な痛みと左踵の前側(くるぶし下部)に痛みを感じました。これもセッション初期と同様で、変化したバランスに対してこれまで使ってこなかった筋肉が使われ始めているのかも知れません。

 

【3日後】

・夜間の睡眠以外で強い眠気を感じるのは久々で、夕方に強い眠気を感じ2時間ほど仮眠を取りました。

 

【1ヶ月後】・セッションの最初の頃から不思議でしょうがない感覚なのですが、今では時間さえ許せばもっと歩いていたい様な、とにかく歩くことが楽に楽しくできるようになっています。(ピラティスを始めてからは、歩くことが「苦にならない」程度でしたが、ロルフィングのセッションを受けてからは、より積極的に「歩きたい」気持ちになっています)

 

・セッションの最初の頃はほぼ毎回、膝周辺に青あざがありましたが、気がつくと最近はそれがありません。指導練習中、限られた時間のセッションを有効に使いたいと、スタジオ内を急いで歩き回っている内に背の低い棒や器具にぶつけたものだったのですが、最近は視野や身体の感覚が広くなったことで、ぶつけることが無くなってきたのだと思います。

 

【最後に】

私はまだまだ勉強中の身ですが、ピラティスを「正しいアライメントで自分の身体を動かす」(身体に意識を向けながら動く)ことで身心を調和させて、全体として身体を快適にしていくものと理解しています。

養成コース中に学ぶピラティスの動きは上級になるにつれて、接地面の少ない不安定な環境の中で身体を自分で支えながら動くというような、必然的に「統合された身体」での動きが要求されるのですが、やはり短期間ではなかなか身体がついて来ず、その原因は身体の使い方の理解の不足や、自分の身体の柔軟性や筋力の不足だと思っていました。

今回、ロルフィング10シリーズのセッションを受ける機会を頂いたことで、「自分では気づかなかった」緊張やこわばりが自分の身体の中にあり、それは優しいアプローチで自然な弾力性を取り戻すことを実感しました。(まだ変化の途中とは思いますが)それにより、エクササイズ中の無駄な力みや、「動きの気持ち良さ」に気づき、より自然に動くことができる様になっている様に思います。このタイミングで受けることができて本当に良かったです。

また、副産物として身体周辺の意識を以前よりも広くとらえられるようなっていたり、以前に増して好んで白湯を飲むようになったりと、なぜか味覚の変化も感じています。

 

(以下、蛇足)

ロルフィングについて理解を深めたいと読んだ書籍の中で、「心はすべての生物に備わった、生きていくための「機能」」であり、「心や感情は「身体性」に固有のものと言える」という記述にはっとしました。(※1)生命を維持していくために、身体が安全で快適な状態でいるための反応として感情や心がある、としたら身体に優しく働きかけて安全な状態であることを認識してもらえば、必然的に余計な緊張が解け、「反応」である心も落ち着いてくる。それは人間だけでなくて、生命活動を行うものならすべてに当てはまるものなのだなぁと、改めて田畑さんのセッションのタッチの柔らかさや、「痛い筋膜リリース」へのご意見を伺った時の言葉を思い出して、ストンと腑に落ちました。ピラティスの指導を行う中でもここで味わった安心感を思い出しながら、クライアントさんが安心してセッションの臨めるように、学びを深めて行きたいと思います。改めまして、どうもありがとうございました。継続するという変化も引き続き楽しみです。

 

以上

 

※1.ボディワーク入門 朱鷺書房 小川隆之、斎藤瑞穂 2005 P92

 

10回終了後9か月経過

●身体の変化や気づいたこと

・より積極的に「歩きたい」気持ちはずっと継続していて、「できれば歩きたい」、また歩く機会が少ない日が続くと「なんだかバランスが取れない様な気持ち」になります。さらに歩く距離が長くなり1時間近く歩いても(背負う荷物以外は)不思議と疲れた感じがありません

・ピラティスの動きの中での無駄な力みが少なくなり、以前よりも細かい部分を意識しつつ全体としての動きを感じられることで、よりスムーズに動ける様になってきたと思います。

 

・2年程前にピラティスのプライベートセッション時に先生が仰っていて、また昨年夏頃に養成コースの同期生が同じ様に言っていた「脚の内側から頭まで中心に伸びるエネルギーが通る感じ」という言葉が以前は全くピンと来なかったのですが、今はくるぶしの内側からお腹の辺りまでは真っ直ぐ力が通る感じを実感できる様になった気がします(頭まで突き抜ける感じはまだ感じられてはいませんが…)。これも10シリーズ後の自然な姿勢への良い変化が原因ではないかと思っています

・「身体周辺の意識を以前よりも広くとらえられるようになった」点も10回目以降から変わらず、周辺の器具に足をぶつけて打ち身のあざを作ることは今もほぼありません。

 

・仕事や生活においても、セッション以前の様な、「むやみに慌てたり緊張し過ぎたりする」ことが少なくなっている様に思います。

 

・味覚と食欲の面では、まだたまに、「気を張り続ける仕事の後」等に「お煎餅などの菓子を食べたくなる」ことがありますが、味の濃いスナックを美味しいと思うことが無くなってしまっているのは、やはり不思議です

 

・「(セッション後)少しずつ進み続ける身体の変化」に気づけていないかも…と自分の身体感覚を不安に思う所もある中、お恥ずかしながら、5月初旬レッスンを受けている時に上級のムーブメント(下肢を持ち上げ胸椎で回旋する動き)中にギックリ腰になってしまいました。

数年前にも2度、ギックリ腰になったことがありますが、ロルフィングセッションを経た自分の感覚は以前と異なり、ただの「腰が痛い」「動けない」という感覚ではなく、下背部が腿の前面に強く引き付けられロックしている感覚として感じました。

 

・「考えている時間が多く、感じている時間が少ない」時代を背景に、最近よく「マインドフルネス」という言葉を耳にします。「感覚に気づき、その感覚を味わう」、ロルフィングを受けている状態はまさにマインドフルネスの体験だったのだと最近になって気がつき、気持ちへの影響があることに合点がいきました。

 

・指導練習でクライアントさんの動きを見る機会を重ねる内に、以前、田畑さんがおっしゃっていた「(不自然に)動いてないところを動いて欲しい」と思う所が、ロルフィングとピラティスは似ているなと思いました。

 

最後に、初めて10シリーズを受けることや、田畑さんを始めロルファーの方々のお話を伺ううちに、今となっては、「必要があって」の自分の身体感覚の鈍さに気づき、そのリセットの必要性を知ることができました。身体と心のつながりについて、田畑さんのロルフィングを通して体感することができて本当に良かったです!一つの統合された仕組みである身体へのリスペクトというか尊重の仕方もとても大事な自分の基礎になっています。本当にどうもありがとうございました。引き続き、これからもどうぞ宜しくお願いいたします

 

2年経過してから劇的変化

田畑先生 お久しぶりです、こんにちは。

2008年の夏にロルフィングを受けました、OOOOと申します。その節は大変お世話になりました。

2年経ちまして、今改めて、これはロルフィングを受けたことでの変化ではないか?と気付く事がありまして、メールを書かせていただきます。

先生のところへ通所した当時は、人生いたるところが混乱していて、本当に無秩序で、体も心もなんとか保っているような状態でした。

ロルフィングには、毎回這うようにお伺いしていて、正直自分が一体、何をしていただいているのかにも、全く意識が向けられないような状態でした。

最後の治療からの3ヶ月は、体調に目立った変化はありませんでした。

それから半年がたって、自分の体が変わり始めていることにようやく気付きました。

全然起きれずにいた過眠が、いつのまにか正常になっているっこと、動悸息切れが起きなくなっていること、気管支炎の消滅、アトピーの改善などなど、

とても緩やかに、しかし確実に起きていた変化に、やっと実感が伴い始めました。

ロルフィング後、心は一旦とてもヘビーな状態になりました。

今まで麻痺していた感覚が蘇るにつれて、痛みや苦しみも感じるようになったからだと思います。

そこからは一年ぐらい、精神的にすったもんだで、どうにか過ごしている間にも、

自分でも不思議なくらい、体はどんどんどんどん、元気になっていきました。

毎年罹っていたインフルエンザにも今年はならず、風邪もひかなくなりました。

そして、今年の3月くらいから、驚く変化がありました。

 

一切、特別なダイエットやトレーニングをしたわけではないのですが、

食習慣が自然に大きく変わり、砂糖や油など、急にあまり欲しくなくなり、

そうこうするうちに、体重が二ヶ月で5キロ減りました。

そして、そこから、どんどん、全身が筋肉質というか、とても引き締まってきました。

100メートル走れば息が切れていたのに、今は6キロのジョギングを楽しんでおります。

事故をした足が痛む事もありません。

もちろん、歩きすぎた日に不調を訴えることはあっても、そのサインを逃さなくつかめるようになりました。

 

今は、本来こんなに素敵な体だったんだなぁ、と嬉しさを噛み締めています。

 

そして、初めてわかったこと。

「これが、健康っていうやつか・・・」

 

慢性的な不調に慣れきっていた自分は、当時、思うように動けない自分を、とことん責めてました。

でも、今、こうして健康になって、改めて、あの頃は本当、病的な状態で、その中で必死やったんやなぁ、と認めることができました。

 

そして、この感覚の変化が精神的にも、変化をもたらしています。

体同様、心も、本当に歪んだまま必死の状態だったのだなぁ、と認められる優しさが芽生えてきました。

 

正直、今まで受け入れて来なかった自分を受け入れていくプロセスは、とてもキツイです。今までの、“混乱”とは違う、とても強烈な苦しさがあります。

でも、それを体が受け止めてくれるというか「ドンと来い」と言ってくれているような頼もしさを感じるのも事実です。

 

痛みの奥に、それでも、これが自分なんだな、というか

そういう一体感を、ようやく感じ始めている今日この頃です。

 

先に体、次に心、そして生活・・・

そんな風に、私は変化していくのかな。

そのように感じています。

 

体が見せてくれた変化が、きっと今、心にも起きているんだ。

そう思うと、希望を感じます。

 

病的な状態からの回復というのも、まさに自立なんだな、と思いました。

 

私は、この一年で、今まで必死に無理をしてしがみついていた生活や人間関係、仕事を手放し、自分をゼロ状態へと戻していました。

 

体と心の変化から、新しい復興を創り上げられるよう、これからも丁寧に意識を向けて、自分を育てようと、感じます。

 

田畑先生には本当に感謝しています。

ただ、ロルフィングが本当にすごいなと思ったのは、

「この健康は私の体が創りだした」という実感を得られている事です。

もちろん、治療をしていただいたのですが、本来の力を取り戻したという感覚が強いです。

この自立心が、本当にすごいと思います。

 

こうやって得られた健康を、自分で維持していけるよう、

いずれ機会を作って、ロルフムーブメントを受けたいと思っています。

 

この健康を田畑先生にも見ていただきたいです!

 

ありがとうございます。

 

OOOO

ヨガ教師 の体験

ROLFINGについて

花村 睦

ロルフィングを御願いしようと思った一番の理由は、

私を無条件に愛してくれた父が3年前に亡くなって、悲しみが薄くならなかったからです。

 

実家に帰って、優しく微笑んでいる写真を見ると、父は幸せな人生を送ったのだろうか…、

私は、父の気持ちや想いを知って父を看取ることができたのだろうか…などと考え、

必ず涙が流れました。喪失という本当の言葉の意味を、今まで知らなかったと思いました。

そして、私の気持ちは、決して言葉で説明できるようなことではない…と分かっていました。

 

この気持ちを断ち切るのではなくて、自分の内側に大切に納めたいと思っていましたが、

『スピリチュアルなヒーリング体験』を騙る怪しげなヒーラーが存在することを知っているので、

『科学的に説明できるような根拠を持った人』に、自分の状態を見てもらおうと決めていました。

 

二つ目の理由は、母が私に繰り返し話してくれたことでした。

当時分娩時に麻酔をすることが流行して、私を産むときに、母は繰り返し麻酔をされました。

母は、2日間麻酔をされて体力的に限界になり、私は「かんし」でこめかみを挟まれて産まれてきました。

小さい頃は、とても怖がりで2歳近くまで、誰かに手をつないでもらわないと歩けなかったそうです。

 

産まれてきたときの私に何が起きていたのか分かりませんが、自分が産まれた瞬間が、

自発的なものではなくて、誰かに強いられた結果だということ(その意味)を、昔から考えてきました。

 

田畑さんのHPの中で、出産時のトラウマについて体験のあった人の話を読んで、

田畑さんにロルフィングの施術をして頂くことで、自分が今まで長い間持ってきた疑問を

解決できるのではないか…と思いました。

 

そして、20年程前に、初めてロルフィングのセッションを受けたときに、『心だけでなく、

身体の筋肉も感情を覚えている』とロルファーの方が話していたのを思い出したので、

もう一度、ロルフィングを受けようと決意しました。

 

自分の中の大きいテーマはこの二つでしたが、10回終わってみて新しい気づきがあったことが

いくつかありましたので、その中で大きい体験を書いてみることにしました。

 

初回、施術を受ける前に治療台に座って真っ直ぐ前を見たときに、

床と壁の境目が右にかしいで、ボールをころがしたら、勢い良く右にころがりそうな感じがしました。

首も左後ろに曲がりませんでした。

 

施術中に、田畑さんに頭を持たれて、呼吸に意識をむけていたら、首と頭のつながり部分が

伸びて広がりました。

首がどんどん伸びてきて、鼻の裏のあたりが、鼻水がながれるような詰まった感じがしました。

 

突然、涙が流れました。恐怖感、自分を変えられるような嫌な気持ち感じていました。

呼吸を続けて落ち着いてきたら、涙がとまり、また後頭部のあたりが伸びました。

 

自分にとって、一番体験が大きかったことです。今現在は、首にかなり自由さを感じています。

左後ろに首をねじっても、稼動域が広がっているのがわかります。

 

「かんし」分娩の後遺症とも関係があるのか…と考えたりしますが、自分では良くわかりません。

 

3回目が終わったころに、自分の感情がまっすぐに直接的になってきたことを感じました。

特に、怒りを悲しみにすりかえずに、怒りの感情としてまっすぐに感じられるようになりました。

人に向けてはいけないような、暴力的な感情であることに戸惑いを覚えました。

 

それと同時に、瞑想中に首が良く動くようになりました。(以前から瞑想をしています)

ある時、夜11時頃寝て夜中の1時頃目が覚めて、瞑想をしたことがあります。

突然首に大きな動きが起きました。

勢い良く水が出たホースを地面に放っておくと、ホースがグルグル回転するような感じ。

頭の中にある何かを脱水機が回って脱水しているような感じ。

20分位続いたあとで静かになり、その後の眠りはとても深くて、本当に静かでした。

それが最後で、それ以来、瞑想中に首が極端に大きく回ることはありません。

 

3回目が終わったあとで、ひどい腰痛になりました。

立っていることができずに、1日寝込みました。ホットタオルで暖め続けたら、痛みはなくなりました。

時々、セッションの後で腰や膝が痛む事がありましたが、通常は暖めれば1日か2日で治りました。

 

4回目が始まる頃には、肋骨の左右の動きをはっきりと自覚できるようになりました。

肋骨が自分を他人と区切っているような、自分の胴体が独立したような感じ。

呼吸が横に広がって、肺に広がりを意識しました。

 

相反するようですが、

それと共に、外側の筋肉や骨が自分を支えているのではないという体験がありました。

背骨が支えているという単純な感覚ではなくて、内側の力が外に広がって自分のコアを感じました。

自分を外側からよろいやコルセットを着て支えなくても、ガードしなくても良いという感じです。

外から自分を固めるのは間違っているような感じで、自分の身体への印象が変り始めました。

 

10回のセッションが終わってから、いつの間にか、腰が痛む事がなくなりました。

以前は、深い前屈などのヨガのポーズをすると、腰が痛むことがありましたが、最近痛みはありません。

 

施術中は、骨盤まわりがゆるんでカタカタと動くのを良く感じました。

終わった後で、ボンヤリして、電車を乗り過ごしたこともありました。

その感覚から、日常の身体の感覚へと戻っていく時間を、とても大切に思いました。

自分の身体に対する気持ちが良いものへ変わることを、いつも望んでいました。

 

施術後半になると、ボイストレーニングの先生や、水泳の先生に、痩せたわけではないのに、

ボディラインが変わった(すっきりとした)と言われるようになりました。

 

最近は、特にダイエットをしているわけではないのに、お腹まわりと背中の脂肪が、少しずつですが、

落ちてきました。

ようやく、外側で自分を守ってきた脂肪をはいらない…ということを、マインドが理解してくれたように

思っています。

 

喪失感と、分娩時のトラウマの解消については、正直なところ、まだ良く分かりません。

もう少し時間が経ち、何か関連するような出来事があったときに、自覚ができる新しい気づきが

でてくるのではないかと思い、ゆっくりと自分を育てようと思っています。

 

これからは、急がず、ゆっくりしたペースで、田畑さんにロルフィングの施術を受けて、

心と身体の調整をしていきたいと思っています。

 

心から感謝しています。

全身の疲労感が強い方

セッション開始前

上半身

“頭痛 肩首こり・腕が回らない 背中の凝り 記憶力が最近落ちた感じがする”

下半身

“腰のハリ感・痛み 両膝痛(歩くと少し)膝下のむくみ感

子宮筋腫(10月に手術予定。現在手術前に筋腫を小さくする為ホルモン療法中)”

“全身の疲労感が強い。休日にゆっくり休んでも出勤1日目にはグッタリとしてしまう。”

1回目

“2009年6月23日 呼吸

” セッションはじめ “

まず通常通り歩いてみる→下半身がギクシャクするような、いつものように膝の内側がすれて歩きにくい。セッション場所に着くまでにすでに両膝が炎症っぽく少し痛かった。視点が上下する感じがする。深呼吸する→いつものように息が入るときにキシキシ詰まるような細いストローで吸っているようで息が入りにくい。最近ではそれが普通になっているのでこんなもんかと。深呼吸といわれても深呼吸が出来ていない?

” セッション中 “

ベッドに横になる→視点が定まらない。腰が浮く。腹が冷たい。落ち着きがない感じ「初めてだし緊張のせいか」と思う。手足などの重みを感じるように言われる→重さを感じる為に力を抜こうと思っても上手く抜けない(これもいつもの状態)体の手首、腕、肩、両あし(右すねを長めに)などワークされる→次第に呼吸がスムーズになり気管につかえていたものが取れたようにスルスルと大量な空気が嘘みたいに気持ちよく出入りする!!!あまりにも少しの空気しか吸えていなかったのだと気付く。息はこめかみ、頭、肩先、横腹まですんなりと入る。体がぽかぽかして安心した感じになる。落ち着く。” 座ってのワーク→座ったときの腰の違和感がへっている 立ってのワーク→仙骨、頭の先、膝、自然と出ていたあご先が引っ込み、骨盤の傾きが良くなったのが一瞬でわかる

終了後

視点のぐらつきがなくなる。やわらかく歩けるようになる。足首の関節にクッションが入ったように感じる。 帰宅時 “安定感がある。足の裏に均等に重さがかかっているような感じ。電車のゆれにいつもよりぐらぐらしない電車のいすに座るといつも腰が痛くなり、足を組んだり、背筋を伸ばしたりして一定の姿勢を取るのが困難だったがそれを全く感じない。

” 帰宅後 “帰宅したのは夕方で1日出歩いたが疲れが少ない夕食後便が出る。いつも冷えた感じのある下半身(大腿部からつま先まで)が全体的にジワーっと暖かくなり、汗ばむ。床に寝転がると今まで腰の下にあった隙間が少なくなっている。腕を回してみると今まで毎日のように痛く腕が上がりにくかったのがすいすい回り腕があがる。この日記をつけるのにパソコンを使ってもいつもの肩痛がない。

” 6月24日 “呼吸は気持ちよく入る。今まで「他人より出ているな」と少し気にしていた恥骨が出ていないのに気付く。足の付け根から爪先までがすんなりと自然き動く。からだの動きが全体的に柔らかい。体の軸が感じられる。

” 6月25日 “肩の高さが揃っている感じ。呼吸が良くできるようになったためか肩も内側から風船で拡げられるようになった感覚。仕事をすると少し肩凝りが残りるが、以前に比べ回復が早い。特に深呼吸をすると風船で凝りを押し上げるようにすると肩こりが和らぐ。ふくらはぎの冷えが良くなる。首から下全身の肌の質感が格段に良くなる♪すべすべに。この日、ロルフィング後初めての出勤。調子に乗って7センチのヒールを履くといつもある腰から下のギクシャクする感じがなく、むしろ安定感がありとても気持ちよく歩ける。外見はさて置き気持ちだけは「私モデル???」って位気持ちよく歩けるのでルンルン。一日中仕事してもまだヒールを疲れが無いのでバスで帰るはずの20分の道のりをヒールで歩いて帰るとさすがにほんの少し腰が痛くなる

” 6月26日 “寝起きの頭の重さはない。朝から心地よい眠気。寝たのは1時を過ぎていたけどいつもとはちがう穏やかな眠気だ。昨日調子にのって高いヒールをはいたせいか少々足の付け根と腰がギクシャクする。でも以前より良い状態。今日は1日細かいデザイン画の清書。肩腰共に痛くて集中出来ず。しかし止めると割とすぐ回復するので休み休み仕事する。食欲は普通。クーラーによる冷え感は昨年よりは気にならない。相変わらず足の裏の安定感、深い呼吸は持続している膝、足の付け根などの色素沈着が薄くなる。呼吸が深くなったから「代謝が良くなる」と先生もおっしゃっていた効果が??♪仕事帰りの膝下のむくみも少ない気がする。血行の改善は特に下半身と、頭に感じる。記憶力が少し戻った。体が、無理のかかった姿勢から自主的に正しい位置へと戻る感覚がある。肩腰膝頭痛の回復がその日のうちに感じられグッタリせずに夜を迎えられる。ロルフィングを受けてから寝つきは悪くなったかな?眠れなく辛いと言うよりは、まだ眠らなくても平気な感じ。読書で眠気をお越し床につく。” 6月27日 6月28日 “呼吸はまだ深いまま。ほっ。疲れは出てきてるが歩みの安定感、気持ちの落ち着きもつづいているしかしいつものように仕事の時は疲れが襲ってきて今朝は体がむくみ重かった。眠気も。でも肩はぴりぴりした根深い感じの凝りではなくいつもよりは楽。肩のリンパは滞り少なくなった。なんだか仕事「しんどいな」と感じたら罪悪感少なく頑張るのやめられてる気がする。胴回りが、筒状が前後に空間が増えバランスが良くなったように思う。

“6月30日” 午前中 “寝起き良い。一回目をしてから夢をあまり見ないで頭の重い感じがなく起きられる感じがする歩行は安定感が持続し、全身の緊張感、肩や頭痛、座っているときの腰や背中の不快感は改善されている。ほんのすこしだけ膝と腰が痛い。一週間の疲れも以前よりたまっていない。”

 

 

2回目

2009年6月30日“足”

セッションはじめ

セッションはじめ

“体の四方の写真をとる

歩いてみる

先生「どうですか?」聞かれるとわかっていながら、うまく言葉が出てこない。

歩行の安定感、膝の痛みが減ったこと、疲れにくくなったことを伝える。

先生「呼吸は?」そうでした。一回目は呼吸をセッションしていただいていたのでした。あまりにも現状が自然になったため

忘れてました。私「沢山吸えるようになりました、楽なままです。いかに空気が吸えていなかったかびっくりしました」”

セッション中

 

“ベッドに横になりワーク開始。今回は足だと言うことでスタート。

爪先や膝膝の裏すねもも、腰の下、横にワークされる。まずは右足つま先から。

先生「足の指が天井まで伸びていく感じをイメージして・・・」

 

足首から膝をワークされているとき関節なのか筋肉なのか全く痛くはないのだが「ギ、ギギギギ…」と鳴り位置の微調整がされた感じ。膝下セッション中に少し眠くなる。

セッション中ショートパンツのウエストのゴムが微妙にうごく。

左の骨盤横部分をワークされているときにすでにワーク済みの右の骨盤の内側?の筋肉が全く触れても動かしてもいない

のに「キューッ」っと勝手に縮まって骨盤の向きを修正しているような感覚。

膝がきちんと天井を向く感じ、全体が少し軽くなったように感じる。

1回目のセッションで呼吸が劇的に入っていった等の時ほどの衝撃的な感動はなかったが微妙な変化。”

立ってのワーク→姿勢を正したまま先生にガイドしてもらいながら膝を曲げる。

歩いてのワーク→膝が微妙にまっすぐに動くようになった感じ。左膝内側が微かに痛い。先生に伝えると頭右上に手をかざされ「このあたりを意識して歩いてみて」歩くと痛みは消える。

終了後

終了直後

“写真で変化を確認。正面からの写真で骨盤が明らかに水平になっている。(ウエストのゴムの移動や筋肉の縮みはこれだったのか??)

1回目のセッションで呼吸が劇的に入っていった等の時ほどの衝撃的な感動はなかったが微妙な変化。”

帰宅時

今回は少し腰、背骨の最後の辺りか少し痛い。

帰宅後

“セッション後に2時間くらい美容院で座りっぱなしだったが、疲労度以前よりは軽いかな。以前は肩がパンパンだったので。

先生「疲労感が強い人は、1回目のセッションでだいぶ楽になる人もいますよ」とのこと。なるほど、大いに改善しました♪

 

安田登著『ロルフィング教室』によるとこのセッションの成果が出るのは、後のセッションになってからで今回はいわば下ごしらえ的なセッションとのこと。なるほど、了解。”

7月1日

“寝起き良好。

日中は少し頭痛と背骨終り辺りの痛みが少々あったがよるにはなくなる。

歩行がまた微妙に良くなったように感じる。上半身の軸を感じるようになる。

1回目終了時に比べて少し疲れやすくなっているような気がする。呼吸を大きくするように努める。

 

(今日は婦人科のリュープリン注射2回目。これから更年期症状(ホットフラッシュなど)が本格的に出てくるかも?)”

7月2日

“昨夜は目がさえてなかなか眠れず。

短時間の睡眠ながら寝起きはまあまあ。呼吸が少し苦しく15分位ヨガをするとだいぶ楽に。腰から背中下部にが少しギクシャク、朝から疲れた感じでからだが重い。足が付け根から全体的に重い膝の動きがスムーズになり、少し走って見るとなめらかに膝が動き痛みもない。一日座りっぱなしだったが、夜には呼吸も回復してきて疲れも緩和していた。”

7月3日

“寝起き良好 みぞおちから胸の辺りが息苦しくキツイものが着られない

 

胃が痛く、背中と腰の緊張あり肩から首も少し凝り。夜、膝下むくみが多少あるが二十分位歩いても膝と足首はよく動き良好。背中腰の緊張は夜まできつめ。

体の軸は整ってきている感じがする。仕事中の疲れは以前と比べまだ良い。

7月4日

“朝 少しだるく顔がむくむ。呼吸は少し息苦しい

 

日中 足の調子は良好。体の軸は日に日にしっかりしてくる感じ。仕事が忙しく上半身は肩、背中腰の痛み。胃が少し痛い。

夜 疲労感が大。自宅に着くと久しぶりにぐったり。仰向け寝し腰の下の隙間がまた空いてしまっている、恥骨もでできた

7月5日

“朝 寝起きはまあまあ。呼吸も今朝はそんなに苦しさを感じない。

家族にはだいぶ目がむくみで腫れていると、疲れがたまっているみたい。

 

恥骨がまた平らに戻っている。歩行は良好。体の軸は感じられたまま。

 

日中

今日はあまり忙しくない。今日は割と上半身はすっきり。

歩行は良好だが下半身はちゃんとむくみっぽい

疲れは軽めにある少し腰が痛い。

 

直立しているのも以前に比べてほとんどからだがブレ無い。

思考もだいぶまとまるようになり集中力も戻ってきた気がする。

苦手だった買い物での決断が早く自信をもって出来るようになった。

 

小さいトラブルなどでイライラせず笑っていなせるようになっている気がする

 

椅子に座ると右足を上に足を組みたくなる

 

 

夜 あまり忙しくなかったせいか疲労感も少なく割とすっきりしている。

いつもなら昨日のひどい疲れがあとを引くがそんな感じも少ない。

回復力は上がっている様子。

 

軸はがしっかりして膝がうまく動いて歩きやすい、

長く歩く自信はまだ無いが今まで疲れるのが嫌で少しでもじっと

休んでいたかった休憩時間や

帰り道に街を散策しようかなと今日はフットワークを軽くしたくなった。”

7月6日

“朝はかなり早く気持ちよく目覚めた。呼吸は楽にできる。

歩行は軸が保たれたままスムーズ。

 

日中は一日デスクワークだったが肩凝り腰の痛みはほとんどなく快調。

昼食後、いつもより体温が上がって感じ少し汗が出る

呼吸も維持されたままで代謝があがってきたような感じがする。

 

夜、疲労感も少なめ。以前は夜になると腰が前に出てしまいいたい感じがあったが

それもロルフィングを経験してからはかなり少なくなった。”

7月7日

AM

“昨夜は夜中に目が覚めあまり良く眠れず。右ふくらはぎが強くつって目覚める。

疲労感も今朝は少しある。

呼吸は少し浅く感じる、歩行は良好”

3回目

2009年7月7日 “体側”

セッションはじめ

写真撮影・歩行を見てもらう

セッション中

ベッドに右側面を上にして横になりセッション。順に左側面も。

膝下、腰、背中など。呼吸が次第に深くなる感じ。

特に変化を感じたのは、左側面を上にした状態での頭から首、背骨に沿って僧帽筋辺りをセッションされたときに肩甲骨の間がキューっと気持ちよく広がり正しい位置に戻る感じを受ける。

座ってのセッション、呼吸をすると胸郭が大きくなっているように感じる、のどの息の通りが良い。

歩行してみると首の付け根、頭頂が後ろの天井から引っ張られるように感じる。バストが上がっている感覚がある”

セッション後

終了直後

首の付け根、頭頂が後ろの天井から引っ張られる感じが続く

帰宅後

“仰向けになってみると胸郭が広がってアンダーバストが大きくなっている感じがあり、肋骨(肋軟骨?)の終わり部分が

前に出てきている。

 

少しだるいが頭がさえてなかなか眠れない。汗が出る。

7月8日

寝起きは良好。顔のむくみもない。首の付け根と頭頂の引っ張られる感じはもうない。

代謝のいい感じの発汗は今日もある、体もすっきりした感じ。体重も減っている。

軸はよりしっかりしてきている。ロルフィングは自分でも完全に忘れてしまっていた正しいポジションに戻してくれている

ような感覚がある。

7月9日

ロルフィング日記

 

“2009年7月7日

 

セッション3回目

 

体側”

セッションはじめ

写真撮影・歩行を見てもらう

セッション中

“ベッドに右側面を上にして横になりセッション。順に左側面も。

膝下、腰、背中など。呼吸が次第に深くなる感じ。

特に変化を感じたのは、左側面を上にした状態での頭から首、背骨に沿って僧帽筋辺りをセッションされたときに肩甲骨の間がキューっと気持ちよく広がり正しい位置に戻る感じを受ける。

座ってのセッション、呼吸をすると胸郭が大きくなっているように感じる、のどの息の通りが良い。

歩行してみると首の付け根、頭頂が後ろの天井から引っ張られるように感じる。バストが上がっている感覚がある”

終了直後

首の付け根、頭頂が後ろの天井から引っ張られる感じが続く

帰宅後

“仰向けになってみると胸郭が広がってアンダーバストが大きくなっている感じがあり、肋骨(肋軟骨?)の終わり部分が

前に出てきている。

 

少しだるいが頭がさえてなかなか眠れない。汗が出る。

 

7月8日

“寝起きは良好。顔のむくみもない。首の付け根と頭頂の引っ張られる感じはもうない。

代謝のいい感じの発汗は今日もある、体もすっきりした感じ。体重も減っている。

 

軸はよりしっかりしてきている。ロルフィングは自分でも完全に忘れてしまっていた正しいポジションに戻してくれている

ような感覚がある。

 

7月9日

“夜になり肩の周りや鎖骨のくぼみの硬さがなくなって柔らかくなっているのに気づく、

ここ数年、泣きたい位ヒドい日も多かった肩凝りが気にならなくなっている。

早くもこの時点でロルフィングをお願いした期待していた大きな目的をあっさり達せられてしまった。

 

重力に従って、ちゃんと素直に立てると言うことは本当にありがたい事なんだ。

そして今まで自らの生活でそれを大いに難しい事にしてしまっていたような気がする。

もっと体を大切に扱わないといけないなと思う。

 

7月10日

“昨日今日と、疲れが出ている。あまり良く眠れない感じ。夜は目が冴え朝は早朝に目が覚めるため二度寝してしまう。

 

体は朝はすっきりとしているが仕事の後は背中から腰にかけて詰まっているようなギクシャクするような感じ。

以前の疲れ方に比べれば格段に軽い。

ホームなどで足を揃えて直立しているときの安定感がとても良くなった。足の長さが揃ったような感覚。以前はかなりグラグラしていたんだなと改めて思う

7月12日

仕事の疲れと注射の副作用でだるく、暑くて寝不足の為ややグッタリめ。疲れると腰の辺りが詰まって背骨が腹の方にカーブが強くなり、足もむくむ。あー疲れた~と思う日は、仰向けになると腰のしたに隙間ができちゃって、恥骨が出てる。

 

骨盤が縮まり内臓がきつく緊張した感じになる。

 

体側へのセッション後は呼吸がより安定した感じ。

頭はクリアになってきてるように思う、記憶力が少しましに。食べ物の自制が効くようになってる感じ。あんまりたくさん食べなくでも満足できる。2キロ痩せた。夏バテか?笑

4回目

7月14日 “骨盤底”

セッションはじめ

写真撮影・歩行を見てもらう

だいぶ安定した歩行が出来るようになった。

セッション中

ベッドに横向きに。セッションが進むとへそ下辺りの内臓がふわっと軽く温かくなる。骨盤がギギギと開く感じと前側に傾き楽な感じに。

仰向けになりセッションしてもらうと、骨盤が今度は右側が内側に心地よく閉まって、しゃんとする。右足もつられてギギギと広がった膝が天井を向く。

 

大きく呼吸をすると、腰骨付近まで呼吸が入る。胴が長くなった感じ。

 

歩いてみる。

足が少し軽くなり、下腹の内臓があったかい。

セッション後

終了直後

内臓があったかい感じ。特に下腹部分。

帰宅後

帰りの電車でも内臓があったかく、ぐるぐる言う。特に子宮の辺りが気持ちあったかく感じる。下腹の緊張感がゆるむ。

 

7月15日

“日中気温33度

むし暑い一日”

“昨夜も朝4時まで暑さと軽い動機で寝付けないが朝は7時に割りとすっきり目覚める。

呼吸は腰骨辺りまで入るような感覚に。歩行の重心は足の裏前方にある感じ。

疲れの為か腰が少し不安。体はややだるく米を食べると胃もたれする、夏バテ気味。

足のむくみはすっきりとしている。汗が気持ちよくちゃんと出る。

ロルフィングをはじめてから汗が良く出るようになった。本日も引き続き子宮があったかい感じがする。

慢性的な疲労感はだいぶ軽くなっていると感じる。”

 

7月19日

“両手首が少し痛くなりやすい

薬のせいかも知れないが起床時食後入浴後とにかく上半身に汗をかく

腰が少し痛い

疲れは溜まりにくくむくみも少ない。

寝つきは悪いが起床時の頭が重たい感じはもうほとんどなく普通に起きられる日がほとんど。

肩凝りがかなり改善。肩が柔らかい♪

 

7月21日

“腰の不安が少しあるが呼吸は安定、疲労感も少なくなっているまま。緊張感はまだ日によって少しある。

脚の安定感があり歩くのが以前と比べ億劫ではなくなってきている。高いヒールも格段に疲れにくい。

夜はなかなか寝付けないまま。でも寝起きはすっきりして電車での居眠りも少なくなったような気がする。

肩凝りがひどい日はほとんどなくなっている。凝ったと感じる時は何回か大きく呼吸をすると以前は入らなかったところまで膨らむ感覚があり内側から楽になる。

 

5回目

2009年7月22日“腸腰筋”

セッションはじめ

写真、歩行

セッション中

ベッドに仰向けに。先生から右すねにあるやけどに関して質問され、

やけどの時の具体的な状況、じぶんの体感、感情楽しかったとか、その感情は体のどの部分で感じたのか等を思いだすよう促され、感情を感じた部分に意識を向けるようにする

だいぶ昔のことなので細かいことまではなかなか思い出せなかった。まさかそんなに昔の事を詳しく聞かれるとは思わなかったので少し戸惑った。

 

たぶんロルフィングを受けていなければ思い出すこともなかったような情報も思い出すことになった。

 

やけどに関しては初めにも質問され、今までの回でもポイントの一つとしてセッションされているのには気づいていた。

やけどをしたのは小学校六年生の事でちょうど明日から冬休みで学校から帰ってお菓子作りをしようとカラメルを作っていたらそれを誤ってスカートから出ていた右すねにべっとりこぼしてしまったのだ。

当時は痛い思いをしたが10年以上経った今では、痕は残っているものの、全く気にもしなくなっていた。

やけど部分や直接的ではないがセッションを通じてそこにつられて引きつれてしまったように感じる部分(今回の場合、喉、みぞおち)にゆっくりと、意識を集中し、そこに呼吸を入れてゆく。

気づいていなかった緊張に気付き、少しずつ体が爪先から温かくなり「もう大丈夫なんだな~」という感覚になってゆく。

その間、先生に爪先、脚やお腹、すね、骨盤の両脇等を意識し呼吸をするよう促され、硬く冷たくつれた部分が、柔らかく温かくなめらかになる。そして呼吸が入る部分がまた少し拡がっていった。

終盤になり左右腰骨の内側、大腰筋を腹の上から押さえられ、腰ごとダイナミックにグイッと右に半回転、左に半回転…みたいに動かしていく。

これはなんとも不思議感覚…気持ちの良いような?ズルズルっと?ツルツルっと?鶏肉を料理するときに脂身とは反対側の表面に付いてる薄い膜がこすり合わされるような。

皮膚の10センチ位内側で、筋膜に包まれた先週先生に図鑑で見せてもらった腰から脚の付けね辺りの大きな筋肉が動くのがはっきりわかりました。今までは動いてる事すら感じる事は出来なかった筋肉でした。「お~!大腰筋が自由になってる~」

セッション後

終了直後

“帰宅中

足首から下がとても温かく、大腿部も次第にぽかぽかしてくる。肩や腰、膝などで関節がポキポキいう。仙骨と腸骨の繋ぎ目が閉まるようなじんわりした軽い痛みがある。ふくらはぎが少しだるい。

帰宅後

 

 

7月24日

“ここのところ寝つきが悪い上に5時ごろ目が覚める日が続き、さすがにしんどくなってきた。寝た気があまりせず、毎日夢を見る。

ホルモン療法のせいか、子宮が重い感じ、上半身の暑さ、上半身背面の緊張が頭まである。疲れで少し腰、首の付けねがだるい

大腰筋のおかげか?顔と膝下のむくみが目に見えて良くなった。一日座りっぱなしでも比較的疲れにくい”

 

7月26日

“朝起きるとふくらはぎが冷えた感じ、駅の階段で膝下がすぐ疲れてしまう。

今日はひたすらダルかった。仕事も終盤になると久しぶりに肩が凝りめまいもある。体が疲れて集中力が無く、仕事中に文字を書くのもしんどかった。ホルモン療法によるホットフラッシュと上半身の発汗も多少ある。

ロルフィングだけの経過を書きたいのになかなか状態を分けて書くのが難しい。

土踏まずと子宮、下腹部あたりが繋がっている感覚が出てきた。土踏まずをマッサージすると下腹部が活性化するイメージ。大腰筋セッション後は脚全体の筋肉が柔らかくむくみにくくなっている。腰の不安感もだいぶ薄らいだ。恥骨がまた出てきている。

 

7月27日

“また5時半に目が覚めてしまう。うまく眠れない。

足のダルさがあるがからだの根本的な作りは正常になっているように思う。

無理な態勢が続いてもすぐに元に戻ってくれる

夕べは仕事の後、最近睡眠状態が悪いのでスーパー銭湯にあったまりにゆく。だいぶ寝つきが良くなった。クーラー&猛暑で体がくたびれてるみたい。足のダルさもそのせいかも。

今日は仕入れのため外回り。いつもより歩いたが、膝や腰がもギシギシいわない、と言うかギシギシいってたことも最近はほぼ忘れて過ごしている。

 

 

6回目

2009年7月28日“仙骨”

セッションはじめ

写真・歩行

左右交互に重心をかえ休めの姿勢を、後ろから先生に見てもらう。

セッション中

うつぶせでベッドへ。頭、脚、腕、背中、腰、等広範囲をゆっくりセッションしてもらう。だんだん体があったまってきて、うつらうつらする。ポカポカしてとっても気持ち良い。特に腰に両手を置かれてのセッションは特に温かくて気持ち良かった。

途中、先生が右のおしりをギューッと押すと、腸骨が後ろに傾いた。

 

 

セッション後

終了直後

“終了後、また歩行と左右の休めの姿勢、写真。腰の辺りがのびのびした感じ。

先生からは、ふくらはぎの形が変わった事、骨盤のラインが水平になったことを写真を見ながら説明してもらう。背面、腎臓辺りが写真で見ても伸びている。先生は「この辺りを冷やしちゃうと、腎臓も萎縮して縮まってしまう」とのこと。この季節、ガンガンクーラーの中に居なければならないことが多く毎日冷えが蓄積されて疲れてる…冷やさないようにしなきゃ。

帰宅後

“帰りは腎臓辺りがずーっとポカポカ温かい。今日は仙骨の回のはずだけど腎臓のほうが印象深いセッションだった。

でも、仙骨がゆるむとリラックスしてねむくなるらしいのでしっかり動いていたのかな。

 

 

7月31日 昨日は腎臓辺りの腰回りがダルく痛かった。目も霞んでいた。

今日は寝起きも雨の日の割には良く朝のうちはダルさが少しと目の霞みがあったが、

午後あたりから腰回りから首の付け根にかけてすっきり快調。視力も回復、肩凝りも緊張感もほとんど無い。精神的にも落ち着いている。

 

毎朝のように出勤するのが辛かった日がいつの間にかスゴく減ってきているのに気付く。調子の良い日が増えてきた。

 

ロルフィングは「良くなった!」と言う感覚を味わう前に、痛みの無いのが当たり前だった生活にいつの間にか戻ってしまっているので、回復の瞬間をつかまえて記録するのが難しい。

いつの間にか辛いのを忘れちゃってるから、なんだかありがたみが噛みしめづらい~笑

 

あとは骨盤周りが柔らかくなったような気がするかなぁ。

8月1日

8月2日一昨日からひどい疲労感、軽いじんましん、肩こり、イライラ。ホルモン療法の副作用だろう。これさえなければ、ロルフィングのお陰できっと、もっと楽チンに成れているんだろうな~と思う。

 

駅まで20分ほど歩くと体が腰から背中、肩まで軽いマッサージを受けているように筋肉が動く感じが気持ち良い。脚から上半身の連携がうまくいってる感じがする。

 

 

8月6日 仙骨のセッション後腰がより安定し下半身と上半身の繋がりが良くなってきている。

午前中の緊張と気分の悪さはまだ有るが、日中の感情の起伏はだいぶ客観的に見られるようになって、仕事でも精神的に落ち着いて楽に過ごせる日が少しづつでてきた。

最近、たまに、自分の体をもう少し信用しても良いのかなとふと思うようになった。

体の言うことばっかり聞いてたんじゃ、人生良い方向に行けないと思い込んでいて、体力が続く限り頑張り続けられる事が

良い道を開くと思っていたみたい。

 

いつの間にか体が欲しがるものが分からなくなってしまっていた。

体が欲するものじゃなく、体に良いと一般的に言われているものをやみくもに食べてたかも。

 

なにが食べたくて、いつ眠りたいのか、もうちょっと体の言うこと聞いとけば良いのかな。

 

8月11日

歩行時にエックス脚気味だったので膝がぶつかる感じが少なくなって来ている。まっすぐ歩けるようになっている。

7回目

2009年8月11日“頭部”

セッションはじめ

写真・歩行

体の調子を少しお話。歩行の感じが良くなった事などを話す。

 

「今日は頭部ですがなにか首から上で気になっている事は?」との先生からの質問。

「ん・・・・・頭部ですかあ?」記憶力が下がったとか、化粧のりが悪いとか、しみが増えたとかそんな事しか思い浮かばなくって、もっとロルフィングっぽい??こと言わなきゃと「あ、あごがずれてます。口を開けると、ほら曲がってるんです。あと肌が痒くなります。」とお話しする。。。

セッション中

仰向けにベッドに。

首を左右楽なほうに傾け、首の側面を両方セッションしてもらう。一緒に腕と肋骨の背面も触ってもらう。頭皮がゆるみ、頭蓋骨の張りが楽になり眠くなる。首も肩もコリが和らぐ。

口腔。先生が薄いゴム手袋をされ口のなかをセッション。歯茎の付け根を少しずつ場所を移動しながら

やや強めに押さえる。舌の下は食道から胃にかけても楽になる。さっきの頭皮がゆるむ感じといい「ああ、人間の皮膚って一枚皮なんだな」と感じる。口はその内部への入り口の一つで。

歯茎の付け根がもしぺりぺりっとはがれたらそのまま頭皮もゴムのマスクみたいに脱げちゃう感じ。

とか思いつつちょっと恥ずかしいのを我慢してセッションしていただく。

先生に感想を聞かれ「痛くないです。でもやや恥じらいが・・・笑」「鼻もありますけどやりますか?いい経験になりますよ笑」 やらないわけには行かないので。。。

呼吸を止めないでといわれつつジェルをつけた先生の小指が鼻の穴にぃ~~。きゃーー。

恥ずかしいけど眉間と目の奥が楽になり、とくに鼻の通りが良くなってまた呼吸が良くなった♪

次は膝を立てて頭の後ろからセッション。このとき骨盤も少し動くのを感じる。

ロルフィングで私がよく感じる事だが触っているところとは離れたところで動きを感じる。

最後は座って呼吸をしながら頭にのせられた先生の手を頭で押し上げるのを数回。

後は歩行。

セッション後

 

終了直後

頭がボーっとして眠くなってしまう。帰りの電車では心地よく居眠り。。。

帰宅後 頭はすっきりしてさくさく動ける。たまっていた家事もすっきり。

鼻の通りはキープされたまま。

帰宅後

“頭はすっきりしてさくさく動ける。たまっていた家事もすっきり。

鼻の通りはキープされたまま。”

 

8月12日

寝起きに鏡を見ると左右の眉の高さが揃っているような気が・・・。先生にはお話し忘れていたがそういえば,化粧をする時にいつも左右の高さが違うのでバランスが取りにくかったのだ。

鼻の通りはよいまま。

8月13日

やはり眉の高さが揃ってきている。顎の間接がゆるくなっているような気がする。

首すじから肩にかけての緊張が和らぐ。首から上の皮膚という袋がゆるまって来ている様に感じる。

鼻は通ったままでたくさんの量の呼吸を出し入れできる。

8月14日

顔の左右のバランスがよくなっている感じ。眉につられてか目の大きさも揃い始めているように感じる。鼻の通りは良いまま、鼻の奥が広がってい感じ。首周りの緊張も和らいだまま。

8月15日

後頭部から首にかけての筋肉がゆるんでいる。眉の高さは今日はまた左右の高さが違って見える。鼻は通ったまま。久しぶりのヨガをしていても呼吸がしやすいので安定しやすくなった。

歩行時の骨盤から大腿部のつながりがスムーズに感じる。初めに比べ足腰の安定感が徐々に良くなっている。腰の不安感も今ではほぼ感じない。

8月16日

頭の緊張が取れやすくなっている。こめかみ辺りが楽になりやすい。首側面から肩にかけての筋肉がゆるみを感じる。

鼻の通りは楽なまま、呼吸はしやすい。胴部分全体に呼吸がより入りやすく感じる。

精神面で冷静さを取り戻し易くなってきているように思う。自己受容しやすくなった。

膝の関節の繋がりがまた良くなっている。

8月17日

昨夜からみずっぽい鼻水が多く、急に耳の奥の鈍痛と、その周辺の後頭部が頭の向きを変えたりしたときにズキンと痛む。

今朝もまだ痛く、痛みがひどくなっていたので休憩中に耳鼻咽喉科へ。鼓膜が炎症しているとのこと。

強く鼻をかんだり、耳掻きしたりするとなる症状なのだそうだが心当たりがない。薬を3日ほど飲めば治るとのこと。

会社で、まとめるのが難しそうな今日のミーティングの進行を任されて自分でもかなりプレッシャーを感じていたのでそのせいのような気もする。緊張がピークになったときに耳に来たのかも。ロルフィングと関係ある症状かどうかは解らないが、頭部を扱った後だったので記録しておこうと思う。

8月18日

耳の痛みもほとんど気にならなくなった。

鼻水は少し出るが、全体的な呼吸は楽なまま。

首から肩にかけての筋肉も楽なまま。

ここ数週間、便通の調子も良くなっている。ほぼ毎日ちゃんとすっきりする。

8月19日

耳の痛みはほぼなくなり、後頭部の痛みがほんの少しになる。

眉の高さ、目の大きさも揃ってきているように思う。

鼻の通りも徐々に復活し、呼吸も楽なまま。

肌の調子も落ち着いているようす。

いつも頭皮の油分が出すぎ髪がしっとりし過ぎる事があるのだが、それも心なしか改善されているように思う。

8回目

2009年8月19日 統合①

セッションはじめ

“写真 歩行”

セッション中

下半身を中心に。ベッドにうつぶせになる。左足はまっすぐ伸ばしたまま、右足をランナーのように曲げる。

つま先から腿の辺りまでを触ってもらい、左はさらに伸ばし骨盤を水平にターンさせるような感じで動作を数回。

足から背中の筋肉ものびている感覚。背中側の内臓を収めている空間に余裕ができたことが感じられる。

これを逆もやった。痛みはないがこれまでよりもやや強めに圧力がかかる。

途中、気持ちが良くてウトウトした。

続いて仰向きになり膝を立て呼吸にあわせながら数回セッションしてもらう。

最後にベッドに座り背中を調整。

 

歩いてみると右臀部に痛みがある。局所的な筋肉痛のような骨がポッキっと鳴る直前のような痛み。

そのようにお話しするとすぐに調整してくださり痛みが和らぐ。

セッション終了後

終了後写真を見ると、肩から背中の辺りが少し伸びやかになっている。

私の体で特にここがポイントになって不調をきたしているというところはあるのですか?とお聞きすると

ちょっと困ったご様子で、そういうことではないらしいが背骨上部と膝周りの脚を指し示しながら、その辺りの繋がりを気にかけて進めて下さっているということ。

 

HPにあった「再教育」という言葉が気になっていたのでその辺のお話しも伺う。人間はもともと歩行が出来るような能力がありそれによってのみ歩けるようになるのだとばかり思っていたのだが、親の歩き方や動作を真似ている部分も大きいのだそう。これはかなり私の思い込みがひっくり返った。

私は父の姿勢に似ていて、疲れると腰の痛くなる部分が全く一緒だった。

親子だからそういう血なんだとばかり思っといたが、遺伝子レベルの遺伝というところだけじゃなくそのまねて歩けるようになった最初の「教育」が今の体の状態を作っている部分が大きいということだろう。

ロルフィングで「再教育」してもらうことで基本的な親から受けた教育を、よりいいものにできたら嬉しい。

 

終了直後

“歩いて帰る途中、また右臀部が痛み出す。でもほおっておくといつの間にか治ってしまう。

頭が少しボーっとして、眠気も出できた。”

8月21日

“腰、膝、足首、の連携がよく、スムーズになっている。膝もクッションがしっかりした。

特に腰(腎臓辺り)まで呼吸が入って伸び、疲れにくくなっている。

顔の皮膚に少し張りが出たようにも感じる。”

 

 

 

9回目

2009年8月25日

統合②

上半身”

セッションはじめ

“歩行、写真

上半身の気になる部分を伝える。頭はボーっとしやすい事。後は取り立ててなかったが前回もチェックしてもらった右手首が手をつくとやや痛みがあった。”

セッション中

“仰向けにベッドに横になる。

手のひらをボードにパーにしてぺったりと付ける。そうして先生が腕全体を本当に少しずつ少しずつ回転させるように

動かしながら腕の付け根まで。肩も一緒に動く頃には中心から肩先までが伸びて緊張がほぐれてゆくのが

分かる。緊張して硬くなっていた肩甲骨周りがゆるんで、ベッドにぺたんと肩がベッドにつくようになる。

途中右肩のところで腕がねじれてついている感じがした。

胴体部分を中央から片側ずつ胸郭を全体を両手で拡げるように外側にすこーし引っ張られる。

もうこの辺で体がゆるんですこしずつ温かく気持ちよくなりウトウト。。。

頭の付け根の緊張も取れ、頭の張りも楽になっている。(ゆるむまで気づかなかったが。)

右肩のねじれもなくなっている。ちょっと痛かった右手首も一緒にチェックしてくださっている様子。

最後の方で脚にも少し触れ、呼吸のチェック。日に日に楽になってきていた呼吸がまたここでダイナミックに

なったように感じる。座っても呼吸のチェック。腰辺りの空間が少し広がった感じ。

最後に歩行。自分では肩が楽になった感じが大きかったが、写真で確認すると腰辺りが伸びているのが分かる。

先生「順調ですね(ふふふ)。」との事。右手首のすっかり痛みがなくなって元通り。痛いところがあると

ロルフィングの凄さがわかりやすい。”

セッション終了後

少しだるく、眠くなる。

 

 

8月26日

“朝ヨガをするも手首の痛みはほとんどひいたまま。肩も動きがよくなって動かしやすい。

なんとも呼吸が大きくなって、ヨガをしながらも精神状態が落ち着きやすくなった。

呼吸をする事自体が味わい深くなんともいえず安心する。”

 

 

10回目

2009年9月2日

下半身

セッションはじめ

 

写真、歩行

セッション中

仰向けにベッドへ。

つま先からセッションされると、つま先付近しか触られていないのに大腿部から腰の内部、背中を通って首、そして耳の後ろまでつながって感じそしてゆるむ感じ。呼吸か深くなりより体に一体感が出てくる。

頭もセッションされる。

特に眉間に手を当てられると眉間から後頭部が貫通しそこに温かいオイルが流れるように

脳がゆるむ感覚がありととってもリラックスする。

セッション終了後

2週間後

“少し肩こりが戻って来てしまっている感じもあるが、周りからは「お尻が上がった!」と羨ましがられる。

ウォーキングをすると大腰筋がちゃんと動く感じがして体の内部からマッサージされているようで気持ちよい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽教師の方

10回目を終えてから1ヶ月以上が経ちました。

その間、いろいろと変化があり、いまも変化が続いていると思います。

例えば、ある箇所が痛くなったり、痛くなくなったり、また痛くなったりなどです。

 

最近の特徴を書きます。

・自分の姿勢のくせに気づくようになりました。

具体的には、

肩を上げている時、

肩を前方に巻いてしまう(胸を閉じるというか)時、

座る時に前かがみな時(ずっと目が悪いせいかもしれません、見えないので)、

歩く時に左足の動きが悪い時、

右顎をかみしめている時(最近ようやくわかりました)、

内臓が緊張している時(忙しくて先のことばかり考えている時になります)、

などです。

気づくってすごいことなので、きっと大きい変化なのだと思います。

・症状的に良くなったこととしては(少なくとも現時点で)、

以前も言いました、声の響き

肩こりの軽減、こっても翌日は治っています。

首の後ろのいたみの軽減(ほとんど痛まない)

腰痛の軽減(変動中ですが、ここ1週間くらいは痛くない)

疲れからの回復力(疲れに対して敏感になったので、必然的に断続的に

体を休めるようになった)

歩きやすさ

自転車をこぐ時にお腹とお尻を意識するととてもこぎやすい(腸腰筋?)

お腹をのばすととても気持ちいいこと(自然と深呼吸?)

・今も引き続き気になることで、できたら改善したいことは、

事故でぶつけた左ほほが、10回目のワークの後にいろいろありましたが

(あつくなったり痛くなったり)、まだもう少し働きかけていただいたほうが

いいような気がすること。

左顎が今でもばきっと鳴ること。

疲れからの回復は良くなりましたが、ひざ下の疲れは残りやすいこと(もともとですが)

椅子の座り方が悪いこと、

つまり、椅子の上に正座したり、足をぶらぶらさせないと長時間もたないことです。

 

(セッション依頼の内容省略)

 

余談ですが。

ロルフィングによる感覚的変化についてです。

力を抜くことで、「響き」や「余韻」(=世界?)を感じられる感性が

開かれたような気がします。

力みに気づく→あまり力まないようになる→世界を感じ世界と調和する方向

という流れがあるような気がしています(大げさな表現ですね)。

きっかけはロルフィング以外にもたくさんありましたが、

そのきっかけとなるメッセージに気づけたのは、

ロルフィングによって比較的ゆったり構えられるようになったことも

関係していると思っています。

今でもいつも急いで前のめりな生活ですが(もうすぐ師走ですしね)、

時々意識してゆっくり動いたりするようになり、それが良い作用をもたらしているような

気がします。

勘が磨かれたり、タイミングは良くなったりという現象はあります。

 

(以下2回目のメール)

 

ロルフィングをしていただいている期間は、

週に1回ゆったりした感覚を思い出すのがとても良かったです。

終わってからしばらくは、またゆったりできないままになってしまうかと

思っていましたが、

最近、意識して自分でゆったり感覚を思い出すことが少しできるようになりました。

(自立?)

 

前回のメールで、省略したことあります。

ロルフィングが関係しているかわかりませんが、時期的に一致したことです。

 

食生活が変わりました。

きっかけは、おそらく、10シリーズ後半の頃、

スーパーで買ってきたみかんの後味をとても「まずい」と感じたことです

(偶然、農薬がきついものだったのかもしれません)。

 

音の響きについて不思議に思ったことがあります(10シリーズの後半?)。

毎日使っているピアノの響きが豊かに変わったと感じる瞬間がありました。

①単に調律をしたせいなのか(毎年していますが、豊かに感じたのは今年だけです)

②弾き方が変わったからなのか

③聴覚が変化したのか

そのどれが理由なのかはわかりませんが。

 

左頬については、

事故から数ヶ月? 痛みを感じる

それ以降?     しこりやひきつりという感じ

10回目の後?   しこりがやわらかくなった感覚

その1週間後?   熱くなったり痛くなったり

さらにその後?   再び、しこりの感じ

という変化です。

 

 

睡眠障害のある方

セッション2の後に以下のようなメールを頂きました。

 

>>

報告が遅れましたが、田畑先生のロルフィングのお陰で睡眠薬を減らす事ができました。

主治医に田畑先生の事を話しましたところ、

 

『眠さ、だるさはそのロルフィングのお陰で自律神経がリラックスして精神的にもすごく良い状態になって来ているためと思われます。

本来眠れなかったものが、ロルフィングで眠れるようになったのではないでしょうか?

そのために今までの薬では、効き過ぎてしまうのだと考えて良いでしょう。眠さ、だるさは薬が強すぎるために出ている作用だと考えられるので、減らして様子を見ましょう。』

 

と言われました。

現在減らしておりますが、眠さ、だるさはなくなりました。つまり、ロルフィングの効果で、薬が減っても眠れるようになったという事だと思います!

 

ありがとうございました!

これからも宜しくお願い申し上げます。

 

<<

慢性疲労の方

メールで頂いた内容をご本人の許可を得て,引用させて頂きました。

(前文略)

 

未だに、あのなでるようなタッチでなぜああも変化するのか、不思議としかいいようがありません。1回目のセッション前後の写真を見せていただいたときと、2回目だったかの時終わった後足の裏につっぱったような痛みがでて、それをお伝えするとまた少し触れられただけで痛みが消えてしまったのは、本当に衝撃的でした。(本来の趣旨からはちょっと外れると思いますがノ)

 

あと、なにより大きかったのは、精神面です。始める前、どうなってしまうのだろうとの不安が大きくて、今思えば肉体よりも精神的に大変で、またそれが、よけいに症状を助長させていたところもある気がします。医師にもなかなかそのあたりが理解してもらえないし、痛みとか不安の程度とかが数値ででるわけでもないので、自分でもうまく表現できない。そのことに対する焦りとか苛立ちとか、「たぶんなおります」というなんとも歯切れのよくない言葉に、どうすればいいんだろう、と色々な意欲も失せてしまっていたように思います。

それが、治療ではない、とはいうものの、何も手を打たずにただ時をやり過ごしているのでなく100%確実とまではいえないけれどもかなり期待の持てることをしている、ということが私をすごく支えてくれていました。

 

症状としてはセッション半ばの頃が一番キツかったと思うのですが、それを何とかやり過ごせたのも「もうすぐ田畑さんに会えて、セッションが受けられる」ということがあったからに他なりません。先ほど挙げた衝撃(笑)の体験もあるので、一筋の希望になっていました。実は9回目のセッション後にMKさんという霊視の先生にお会いしたのですが、 精神面が肉体面にかなり反映されていて、ロルフィングがもたらしたいい影響はかなり大きかったと思いますよ、と言われ(失礼でしたら申し訳ありません)、田畑さんがサイトで書かれていたロルフィングによる精神面の変化とはズレがあるのかもしれませんが、私自身もとても大きかったと思いますし、本当に力を貸していただいたと心から感謝しています。

 

そしてこれからまだ身体は変化していく可能性があるんですよね。楽しみです。

 

(後文略)

>>

鉗子分娩でお生まれになった方

5回セッション後の感想

 

帰り路は仰せの通り とても足取りが軽くて どこまでも歩いていけそうな感じ、歩いていきたい気持ちがしました。

自転車を漕ぐのも軽々だったので吃驚しました。

 

身体は右側が伸びて実感としては左側にグイ〜〜ンと曲がっているような気がします。

歩くときにお尻の後ろ側が意識に上ります。

全体としては 自分を以前より後ろから見ている感じです。

この感じは乗馬に役立つだろうと思うので 今から次のレッスンが楽しみです!

 

いつも吃驚するのですが

例えば何気なく立っているとき ふっ、と「こんな感覚は初めてだ」「生まれ変わったみたいだ」と感じます。

私はこの感じがとても好きです!

 

きょうはセッション中に「今までにコレで腱鞘炎は治るはず」と教わってあれこれ40年近く試してみたことは見当違いだった。。という思いが浮かびました。

それに限らずセッション中によくいろいろ気づき、というよりは思いがふっと浮かんできます。

それらは「う〜〜ん、そうだったんだ」と自分で納得できる物ばかりです。

回を追うごとに本来の自分に近づいていくような気がしています。

 

いつもセッション後より後から気づくことが多いので書いてみました。

 

第7回目後の感想

 

前回のセッションは 今までで一番衝撃的でした。

いろいろお知らせしたいのですが 頭がパンクしているような感じです。なんだか頭が今までの労力の10分の一くらいで機能するようなので 使い方に慣れていないような感じです。セッション後 左へ左へ重心が引っ張られるので いつもは恵比寿に出るのですが 目黒川沿いをぷらぷらぷらぷら大橋まで歩きました。こんなに注意散漫だと 車にはねられるんじゃないか、と自分でも心配なほどでしたが そういう危ない目には一度も合わず 人との会話も普通に成立していたので驚きでした。いつもはもっと注意を集中してそれらのことをしているらしい・・・です。それ以来 ゆるゆるゆるゆる 快状態で暮らしています。

 

帰り道で「今までは夢(現実でないという意味で)を見ていたのだなぁ。。」という思いが浮かんできました。これが全てカンシ分娩のせいだとすると とんでもない暴力ですよね!そういう生まれ方をした子供には出来るだけ早い時期にロルフィングをすべきだと思いました。

 

最初は田畑さんのロルフィングの技術に100%、ロルファーとしてのあり方に100% で 200%満足だと思っていましたが

その後、お話から ロルフィングの求めている物、その求め方(無理なく身体に任せる)などを知り それぞれで100%で今は400%満足です!

こんな素晴らしいものがあったなんて!・・・凄い!考え付いたアイダ・ロルフはどういう人だったのでしょうか?

正しい姿勢を無理にとろうとすると却って無理がかかるので調整された身体にゆだねれば良い方向に向く(・・・というように理解しましたが)という考え方は怠け者の私には思わず「バンザ〜イ。私にピッタリ」と後から気づきましたが あの瞬間、「殆ど宗教の領域だ!」と感動しました。

 

考えてみれば無理にしても出来ないのですよね。多くの人がロルフィングを受けて努力、気力、体力、熱意、能力などなどに頼らない ねじれ、よじれのない身体になれば何かに執着や依存することのない楽で快な人生が送れるかも? 私自身は変化が愉しくて このままず〜〜っとセッションを受け続けていきたい。。と思っていますが 矛盾するようですが コレ(人と技法)に依存しないですむロルフィングのシステムは素晴らしい!と思っています。

 

Rolfer’s note:

鉗子分娩による出産の影響が多岐に渡っている可能性が考えられましたので,髄膜等の深部膜組織に生じていた制限の解放にもつながったのだと思います。

産後バランスを崩された方

10回のセッションを終えて

このたび10回のセッションを受けることができて、とても満足し、そして感謝しています。毎回、セッションに伺うのが楽しみでした。今では気持ちも身体も以前とは別人のようです。

当初は、腰の奥の重苦しさと痛みで途方にくれ、毎日そのことばかり考えてしまい気持ちも晴れず、つらい日々でした。でも、あのときロルフィングを思い出し、受けることを決めて、田畑さんにセッションしていただけて、本当によかったと思います。当初の懸念であった腰の痛みから解放されただけでなく、身体全体のバランスが取れ、歩くこと動くことも楽しくなりました。今はもう運動したくて仕方がありません!鏡の前での身体のチェックも楽しく、あちこち動かしては眺めていると時間のたつのを忘れてしまうほどです。

痛いところがなくなって、身体を好きになってきたら、やりたいこともいっぱいできてきました。気持ちもいたって前向きで、毎日楽しいです。この身体を大切に、凝り固まらせることのないように、適度な運動を続けていきたいと思います。

10回セッションを終えた今でさえ、なぜあんなにソフトなセッションであのように身体が変わり、そして戻らないのか、やっぱり不思議に思ってしまいます。セッション途中も、楽しいながらはてなマークだらけの私でしたが、田畑さんは、常に静かで落ち着いた真摯な姿勢で、まるで「私には真実が分かっています」というかのように、進むべき方向を見据えてよどみなく進んでいかれました。なんといいますか、私以上に、私の身体を信頼してくださっていたような気がします。とても信頼できるロルファーさんで、安心してセッションにのぞめました。ありがとうございました。その確かな技術にも信頼と尊敬を覚えました。これからも少し変化が続くとのことですので、楽しみにしていきたいなと思っています。

ロルフィングがあってよかった。本当に救われました。田畑さん、本当にありがとうございました。

今回ロルフィングを受けようと思ったわけ

 

● それは産後のこと・・・

産後3日目くらいに、自分の身体を鏡で見て愕然としました。「すごいゆがんでる・・・」。妊娠中、お腹の真ん中に縦に走っていた体毛のラインは、お腹がへこんでみたら、おへその辺りで右にぐにゃりとまがり(それだけゆがんでいるということ?!)左右の腰骨のラインは非対称だし、体重は左足だけに乗っているみたいだし、すごくあせりました。このままだと、身体や脚の曲がったおばあちゃんになっちゃう!また、子宮が下に引っ張られるようなしんどさが続き、「そんなことどこにも書いてないよ!もしやわたしだけ?」とあせり、いろんな本からの知識を寄せ集めての自己流で、産後3週間目くらいに、骨盤ベルトでぎゅうぎゅう締めて寝ました。

今思えば、気ばかりあせって、ずいぶんと頭でっかちになっていたと思います。身体が自然に回復していくのを待てなかった。その、骨盤ベルトを締めて寝た次の日、仙骨付近が「ミシミシ」と油が切れた感じがして、「これは、まずい」と思いました。イメージとしては、産後ゆるんでいた骨盤付近が、間違って変なふうに固まって癒着してしまったような感じです。

それからは、仙骨付近がいつも重苦しく、毎日日替わりで腰付近のあちこちが痛み、仰向けに寝ると仙骨あたりが緊張してリラックスできない、という状態になってしまいました。仙骨付近だけでなく、足首から先ががちがちに固まって痛かったり、ひざや手首に痛みを感じるようにもなりました。これもぜんぶ、締めたせいなのだろうか・・・?

妊娠中はとても元気に過ごし、ホメオパシーやゆる体操、操体法などもとてもよく効いて、「自分はそうとううまいことやっている健康な妊婦だ」と自信満々(ちょっと天狗ぎみ?)だっただけに、産後のこの状態にはとても落ち込みました。出産も自然分娩で理想どおりに出来たのに、変にあせって、自ら骨盤をめちゃくちゃにしてしまった、これからこの腰痛と一生付き合っていかなくてはいけないのか?と落ち込みました。ゆがんでいる姿勢をなんとか立て直そうと、産後のリハビリ本などを見て、正しい授乳姿勢や普段の姿勢を鏡の前でまねしてみるのですがうまくできず、それどころか腰の痛みで知らぬ間に前傾姿勢になっているのを母に指摘されたり。もうどれが正しい姿勢なのか、いままでどうやってバランスを保っていたのか、よくわからなくなってしまいました。

 

● そうだ!ロルフィングがあった!

そんなとき、ロルフィングの経験を書いている人のブログを見つけました。

『姿勢が悪い人に「ぴしっとしなさい!」なんつて怒るのは間違っている。こうすればいいんだよ、なんてアドバイスしても無駄だ。筋肉がそーゆー形に慣れちゃってる場合、自力の努力だけで正しい姿勢にしようとしても苦しいばっかりで身にならない。そーゆー時こそロルフィングの出番なのだ。癖のついた筋肉ちゃん(正確には筋膜だっけ?)をあーしてこーしてチョチョイ、としてもらうと、あーら不思議。頑張って正しい姿勢に・・・じゃなくて、一番楽な格好がイコール正しい姿勢になってるのだ。』・・・。

あ!ロルフィング!と、この記述を読んで、以前ロルフィングに興味を持っていたことを思い出しました。たしか、「重力に対し無理のない・・・」というところと、あの男の子のシルエットにすごく納得したのだった・・・。そうだ、いまこそロルフィングを受けたい!きちんと身体を立て直して、痛みと別れ、ゆがみと別れ、正しいバランスの身体に、正しい筋肉をつけていきたい。そして楽しく子育てしたい!と思ったのでした。

そして、ネットで検索し、「書かれていることは少し難しいけれど、これが真実だ、真摯で研究熱心で信頼できそうな方だな」と思って(偉そうな言い方ですみません)

田畑さんにメールをしたのでした。

第1回目のセッション

実は、予約ができて、田畑さんから「産後にロルフィングは役に立つと思います」というメールをいただいて、それだけでもう何割か腰が軽くなるような気がしたのでした。ほんと、こういうひとことは救われる気がするものですね。セッション前のお話タイムでは、「ロルフィングは重力に対して身体を整えるものであって、何らかの不調の治療をするものではない」ということの同意書にサインまでしているのに、ついつい腰の違和感について熱く語ってしまい、ちょっと反省しました。

セッションがはじまって、ソフトなタッチと聞いていましたが、本当に繊細なタッチで驚きました(以前受けたのはもうすこしぐいぐいと痛かったので)。一度受けたことがあるクラニオみたいだなぁと思いました。いつもは仰向けに寝ていると身体が緊張してしまうのですが、そんなこともなく、寝てしまったのには自分でも驚きました。

1,2回少しくすぐったいようなところがあったり、軽くびくっと足が動いたなぁ、身体が動きたがっているのかなぁと思いながらまどろんでいました。

「では歩いてみてください」といわれ、歩いてみてまず、腰がすごく軽くなり、腰一帯がのびのびと伸びた感じがすることに気づきました。そして、左足が勝手に前に出てしまうみたいに、つま先も開いて引っ張られるように前に出ることに気づいて、そうお伝えしました。その後、座って、田畑さんの言われるように身体を動かしました。骨盤を前に倒したり、戻したり。そのときにミシミシいわずに痛みもなく骨盤を倒せることに気づき、さらに「きもちいいところでとめてください」といわれて、一瞬「え?自分でそのポイントを決めていいの?」と思ってしまいました。そうだった、自分の身体だった。うれしかったです。セッション後の写真を見て、胸やお腹の辺りがのびのびしているのを確認して嬉しく思ったし、そういう感じがしている、と思いました。背が伸びたのもびっくりもするけど、そうだろうなぁと納得できる気もしました。帰る途中は、久しぶりに歩くのを楽しんでいました。その日、料理をしているとき、自然に両方の足に体重を乗せていることに気づいて、また驚きました。今までは(妊娠中も)気がつけば左足だけに体重を乗せて立って作業していたのです!そしてその日は眠くて眠くて仕方がなかったです。寝て起きてみると、腰は軽く、その代わりにもう少し上のほうの背中辺りが筋肉痛みたいな感じでした。

その後も、仰向けで寝ていても、まだ仙骨の奥あたりに緊張が残っている感じが多少あるものの、身体全体が緊張して眠れないということはもうありません。(早くも!)

第2回目のセッション

2回目は、「支え(サポート?)を作る」とのこと。うつ伏せで左から。ひざから下を中心に、今回も繊細なタッチ。気持ちいい。ひざやかかとをそっと手で包み込んでもらっているだけのようなのに、はっきりと身体が変わっていくのだから不思議で仕方がない。左だけ終わったところで歩いてみると、歩き始めの数歩は少しふらつくものの、その後は重心が以前より内側になった感じで心地よく歩けました。続いて右側。左よりもじっくりやっていただいている感じ。歩いてみると、こちらはまだあまり重心が内側に感じられず、右足だけ、身体の中心から置いていかれる感じ。それをお伝えして、また座って続きをやっていただきました。1回目のセッション前からの写真を見せていただくと、1回目のセッションが終わってから2回目のセッションまで、戻ったりしていない!つい授乳時に毎回身体を丸めてしまうので、戻ってるんじゃないかとひやひやしていたのですが、そうでなかったと分かってホッとしました。そして、今回2回目の横向きの写真では、足がかかとからまっすぐ上に伸びているのが分かります。ロルフィング特有の「重力」にまっすぐになってきた、と思い、うれしかったです。重心が内側に入った感じがしたのも、重心が乗ってきた、ということなのかな?と思いました。

帰り道、うきうきして歩いていると、ほんの少しの段差に、右足裏を思いっきりぶつけてつまづきました。コーンと右足が釘になって打ち込まれたような・・・。そして腰の下のほう右側に少々痛みが・・・。「あんなに繊細に調整してもらったのに、また台無しにしてしまったのでは!?」とまたまたあせりました。大丈夫かな?しかし、その3日後にも1度右足でつまづきました。足が上がってないのかな?右足が伸びて長くなったのかな?その日はまたまただるくしんどく眠かったです。その後1週間に気づいたこととしては、

・その日、オナラが!驚くほどの回数、オナラが出ました。しかも、くちゃい!内蔵も刺激されたのでしょうか?すいません、こんな話で。

・ウエストから足にかけての左右のラインが、左右対称になっていきそうな予感!

すごくすごく気になっていた左右非対称の腰のライン。鏡を見るたびに暗い気持ちになっていたのですが、すこし対称になってきました。そして、もっときれいになっていきそうな予感・・・。これはうれしい!!すごくうれしい!見た目って、大事ですね。気持ちに大きく影響しますね。特に女性だからかな?「あー、私もオンナだった」と実感しました。もっときれいに健康的になっていくといいなぁ。

・左足、土踏まずの辺りに前から後にかけてアーチを感じました。左足の裏、タコがいっぱいできていて、今までにも「足の裏のアーチがつぶれている」といわれたことがあったのですが、立っているときに、なんとなくアーチの存在を感じました。右足は感じなくて、逆にアーチ部分よりも接地面(足跡になる部分)に意識がいきます。(右足はタコがないのですが)

・右側のお尻から腰付近に重だるい痛みあり。右側に重だるさや痛さがあったのですが、毎日少しずつ違う位置で違う痛みでした。躓いたときに出た痛みと同じだったことも・・。

・眠れるようになりました。

セッションに伺う前は、寝ると身体が緊張して、長い時間眠れなかったのですが、いまは眠れるようになりました。

・歩くと右足にまだ少し違和感があります。右足だけ宙に浮いているような、身体の中心から分離しているような感じが少しあります。

・風邪をひきました。熱はないのですが、寝汗がすごい。さすがに関係ないですかね、これは。

明日、3回目、ますます楽しみです。

よろしくお願いいたします。

第3回目のセッション

3回目のセッション。この日は「身体を前後にひろげる」とのことでした。ぺちゃんこの身体に厚みが出る感じなのかな?と想像しました(アコーディオンみたいに?)。そして、股関節と肩関節を中心にワークするとのこと。横向きになって、足のほうからはじまりました。「股関節」といっても股関節そのものに触れるのではなくて、たとえば大腿のあたりへのタッチだったりしたので少し意外に思いました。股関節につながっていくいくつかの箇所ということでしょうか。腰やわきの下あたりへのタッチの時には、身体が勝手にびくっとなってしまったり、少しくすぐったかったりするのですが、気を遣っていただいて、尊重されている感じがしました。そんなときは私も、「わぁ、勝手に動いてしまってこちらこそすみません!」と思うのですが、なるべく身体を固めてしまわずに「ふ?っとリラックスだ?」と自分に言い聞かせて受けています。いつものように、左側が終わって歩いてみたところ、左腕がよく振れて左足もまっすぐ前に出やすくなったような気がしました。続いて右側です。じーっとしばらくのタッチの後に、時折、足などの部分部分が「ひくっ」というか「きしっ」というように勝手に動きます。これは、「ビックリしたときなどのびくっとした反射的な動き」という激しさのある動きとは違って、なんというのでしょう「筋肉が今までとは違う位置を見つけてその位置におさまるように動いた」という感じがします。これが、何度かありました。右側も終わったところで歩いてみた感じでは、肩が若干後ろへ下がったような、その分鎖骨あたりに陽があたるような感じがしました。そして、その後四つんばいになって、胸の辺りを上(天井のほう)へ近づけるように背を丸めたり、反らせたり。妊娠中にマタニティヨガでやった「猫のポーズ」に似ているな、そういえばこういう姿勢をとるのは久しぶりだなと思いました。妊娠中は、まったく躊躇なくぐにぐにと伸ばしたり縮めたりしていたのが、最近は腰の痛みもあってしばらくこんな動きもしておらず、おそるおそるです。でも、気持ちよかったです。

終わって歩いてみると、ワーク前の右足が宙に浮いた感じがなくなり、安定感が増した感じです。田畑さんにもそういっていただき、やっぱりなぁと思いました。そして、撮った写真を見てみると、びっくり!明らかに、右の股関節あたりのラインが変わっています!左右がさらにそろってきました。うれしい!ものすごく分かりやすく変わっています。本当にビックリしました。身体の中心軸ができてきたという感じです。すごい!すごいなぁ!

その後の変化、気づいたことなど

その日の帰り道は、ウキウキと歩けました。以前より左右にぶれずにまっすぐ歩けている感じです。

これは毎回そうなのですが、その後1週間、毎日のように感じが変わっていきます。身体も少しずつ変化しているということかな?

朝起きて、四つんばいから立ち上がろうとする間、右の股関節が何度か「コキ」といいます。仰向けになって膝を曲げて、股関節からぐるぐる回したときもコキコキいいます。でも股関節回しの時の音は、たまに左側もするし、以前からしてたような気もします。

立って本を読んでいたときに、上半身が左に傾いているのに気づきました。腰から「くの字」に傾けている感じです(鏡は見ていないので体感ですが)。重心がまたもや左にかかっているのだろうか、まずい!?しかし、以前と少し違うのは、以前は右足が宙に浮いているような感じで左足の上に立っている感覚だったのが、今度は注意深く感じてみるに、右足も左足も地面にまっすぐ着いているのに、上半身が左に傾いているということです(右足から逃げている感じ、それで右足に体重が乗ってない感じ)。ちょうど、右上にある物を見上げようとして、首を左に傾けて体重も左足に乗せているような感じです。

その後、同じような身体の使い方をしている瞬間を発見。大きめでたくさん入るやかんから急須にお湯を注ごうとするとき、右手でよいしょとやかんを持ち上げながら、身体を左に傾けて(左側を縮めて)注いでいました。うーん、これは身体の使い方のクセでしょうか。

身体も日々変化しているようなので、適度に動いたほうがいいのかなと思うのですが、なんだかまだ外へ出るのも億劫で、ほとんど家を出ることがありません。身体がいいバランスになったとしても、そのとき支えられるだけの筋肉はまだあるかな?と思ってしまいます。座って、ついテーブルなどに寄りかかるようにしていることも多いです。筋肉の衰えも少々気になるところです。

 

その他・腰の感じ、仙骨あたりの違和感について(これは長い目で見ています)

以前は分厚い鉄板が入っているように硬く、重苦しく、仰向けに寝ると身体が腰を基点に上下にも左右にも反るように身体中が緊張状態に。交感神経スイッチオン!頭蓋骨もキリキリ、胃酸がシャーッ、そして不快感と不安感とイライラに襲われる、という感じでしたが、その鉄板が徐々に薄くなってきた感じです。まだ、「芯がかたい」感じがあるので、セッション4からの身体のコアへのアプローチでどうなっていくのかなと思っています。朝晩は、朝、寝ていることが辛くなって起き、夜、身体を立てて座っていることがしんどくなって寝る、という感じです。しかし、目覚めたときのしんどさ、痛さは、すこーしずつ少なくなってきつつあります。

第4回目のセッション

4回目。いよいよ深層です。4回目から7回目のメニューには魅力的な単語(仙骨とか骨盤底とか)が並んでいてワクワクします。この日は、骨盤底と尾骨と脚の内側、とのことでした。こ、これは私の弱そうなところばかりです。骨盤底は出産で大きく動いたはずのところ。妊娠中も「骨盤底筋を鍛えなさい」とはよく言われていたけれど、鍛えることが出来ていたのかよくわかりません。また「凝ってるなぁ」と思ったことも何回かあるけれど、マッサージに行っても「骨盤底が凝ってるんです」とはいえないものです。尾骨は小学6年のときに転んでひびが入ったところであり、今回の腰の重だるさを感じるエリアでもあるし、脚の内側は、たしか、よく「O脚の人(私です)は使えていない」といわれ「膝に紙を挟んで鍛えて」とも言われますが、それもなかなかできないものです。

セッションは横向きに寝て左の脚の内側からスタートしました。膝、足首、腿のあたり…いつものソフトなタッチです。向きを変えて右脚も。そういえば、第3回頃から私の中で焦点が当たっている右の股関節が、小2の頃に痛かった(たぶん右・原因不明)ことを思い出しました。キャンプの夜みんなで輪になって歩くのですが、大腿骨の中に上向き=股関節に向けて針が入っているようなかんじで1歩1歩歩くたびに激痛なのです。突然そうなって1日くらいで治りました。あれはなんだったのだろう?という思い出です。

その後、仰向けになり尾骨の下に手を当ててもらっていました。これが、とてもここちよく、気持ちもホッとしました。尾骨が「ああ、やっと気づいてもらえた、やっと癒してもらえてる!」といっている感じです!そうやって尾骨が喜んでるのがわかって私も嬉しい、という気持ちでした(なんだか変な言い方ですけど)。その瞬間、胃もぎゅるぎゅる?と音を立てて動きました。ゆるんだのだなぁ。そして、仰向けのまま大きめのゆっくりした動き、脚をあげたり、曲げたり。痛みはないのですがそこはかとなく深いかんじがして、あぁ今まで無意識にヘンな使い方をして足腰には無理をかけてきたんだろうなぁ、それが調整されているのかなぁ、嬉しいなぁという気持ちでいました。

そして歩いてみると、腰の辺りでくっと重さ(重心?)を感じます。それをお話して、今度はイスに浅く腰掛けてのワークに移りました。「仙骨を立ててみてください」とのこと、最近いろんな本で「仙骨の角度」という言葉を目にします。自分では立てたつもりだったのですが、どうもちょっと重心を前に移動させただけだったみたいです。アドバイスにそって、仙骨を上へ伸ばすようにしてみたらこれがまたすごく気持ちよかった。背中側から上下に手を当ててもらって背骨を少しずつそらせるような動きをしました。

もう一度歩いてみると、今度は腰が軽い。不思議です。

帰り道、あっ!と思いました。右足裏のアーチが感じられます。今までは足裏の接地面が意識されていたのに、アーチを感じるということは、右足も重心が内側に乗ってきたのかな?と思いました。

その後、気づいたことなど

4回目を終えて、また一段階、腰の重だるさが取れました。もう「面」が重い感じは薄らぎ、あと少し「硬い芯」がある感じです。毎日少しずつ、気づけばよくなっていってる感じです。朝、起き上がるまでの動作がはやくなっています。

垂れたお尻が気になるので、鏡を見ながらきゅっと締めて(力を入れて)筋肉で持ち上げようとするのですが、その動きでまた仙骨近くの「芯」のあたりが硬く痛くなりそうなので怖くてあまりできません。

左に重心が乗っていくクセがなかなか抜けず、またそれによく気づくようになり、少々落ち着かず気持ち悪いです。しかし、歩いたりバランスボールで弾んだりした後は、偏りが少ないようです(気のせいかもしれませんが)。適度な運動があったほうが、重力の働きと身体が協働できるのかな?

少しずつ身体がラクだったり痛みが和らいだりしているので、だいぶ気持ちも前向きになってきました!動きたい出歩きたい欲が出てきています。感謝です。

ロルフィングを受けるといつも不思議で、「どこがどうなっているのだろう?」という好奇心がわき、「身体運動の機能解剖」という本まで買ってしまいました。身体にはほんとにたくさんの筋肉や腱があるのですね。面白いです。

第5回目のセッション

5回目。セッションに向かうバスの中で、座っていて膝頭をつけてみたら、あまり無理なくくっつけ続けていられることに気づく。今までは、内股の筋肉を鍛えるためにorお行儀よく見えるためにくっつけて座りましょう、といわれても、自然に膝頭が離れてきてしまって、くっつけ続けようとするだけでけっこうしんどかったのです。脚の内側のあたりに変化があったのかな?と思いました。

5回目は、腸腰筋(腸骨筋とか大腰筋とか)とのこと。最近、インナーマッスルとかピラティス界隈でよく聞く名前で、興味津々。まずは仰向けで「大腰筋に行く前に、腕と胸から始めます」とのことで、腕、胸、そして脚へ。左側だけ終わったところで感じてみると、左半身だけ空気でも入れたように、厚みも増え、長さも長くなり体積が増えたように感じました。右半身も終えて、いよいよおへその下あたりの左と右へ。何センチか離れた2箇所に指を置いてもらって(というふうに感じました)「ハイ、ここへ息を入れるようなかんじで」といわれてやってみる。それを少しずつ場所を変えて何箇所かやりました。しかしこんなことするのははじめてなので「これでいいのかな?」と思っていると、「ハイ、そうそう、そうですね」といいタイミングで声をかけてもらえ、「あ、今のでよかったですか?おぉー」となんだか妙にうれしかったです。誉められた子供のよう(笑)。途中「あ、今ここ伸びましたね」といわれたのですが、そう感じられたような、わからなかったような(す、すみません)。でも今回は、他の動きもいろいろあって、今までで一番自分も動きに参加することが多く、ナビされながら一緒に身体を探検していくようでとてもおもしろかったです。

終わりごろ、いつものように、何回か歩いてみてそのつど調整。最後、右腰後方に10円玉くらいの痛みがあるとお伝えすると、浅く腰掛けて背中をそらせたり、左右の脚を交互に前に出すような動きをして調整。すると、ぴたりと痛みが消えてびっくりしました。セッション後のお話では、今回、身体の前面の支えが弱かったので、前面を少し強くなるように(背骨だけでなく前面も使って筒で支えるイメージに)調整もされたとのこと。前面の支えが弱いというのは腹筋(腹直筋)あたりが弱いということかな?と思いました。たしかに妊娠中に伸びきってしまい、産後はお腹を押してもヘコヘコ状態なってしまったのです!そういうこともお見通しなのだなぁ、そしてそれをサポートしてもらえたのだなぁと思いました。また、「筒のイメージ」という言葉はすごく腑に落ちて、帰りに歩きながら「背骨だけじゃない、筒で支えてる」と思ったら、心持ちまで強くなった気がしました。

その後、気づいたこと

次の日の朝、また一段階、腰が軽くなりました。毎回、セッションの次の日の朝、変化に気づくのですが、分厚い鉄板→薄い鉄板→分厚いムシロ→ボール紙と回を重ねるごとに確実に軽くなってます!もう一息、という感じ。

子どもを抱っこするとき、ラクに抱けるようになりました。筒で抱っこしているイメージです。ただいま6キロ超。腰の心配をせずに抱けるのはとても嬉しい。気分が全く違います。(なんだかいいお母さんになったみたい。気のせいか…)

座っていても立っていても以前よりシャンとしてきました。前はあんなにヘナヘナですぐに何かに寄りかかっていたのに。これも胴が筒になっているイメージです。

全体的に体力が底上げされたかのような感覚。いろんな動きが前よりも少しずつ楽になっていたり、痛みを気にせずパッと動けていたり、元気になっています。

筒というイメージを与えてもらうことや、深層の筋肉を(確信まではないながらも)意識やイメージすることが、とても楽しいし、また、いい感じです。脳みそが、ゆっくり咀嚼して納得しておいついてくるような。頭での理解よりも、この変化は先に身体がわかっているだろうなとは思うのですが、頭にも教えてやると、喜ぶ(笑)。

第6回目のセッション

6回目は仙骨を中心にしたセッション。ロルフィングを受けるきっかけのひとつが、仙骨あたりの緊張や重だるさだったし、ベルトでぎゅうぎゅう締めて仙骨近辺を傷めてしまったのでは?という疑惑も持っていたので、6回目は内心とっても期待大、でのぞみました。

今回のセッションはうつ伏せでスタート。4回目の尾てい骨のときのように、仙骨そのものにじわーっと手をあててもらう感じかな?と勝手に予想していたのですが、そうではなくむしろ5回目のセッションと近い感じでした。仙骨あたりにフォーカスしつつ、左右の脚を交互に足裏方向に押し出したり縮めたり、という動き。5回目では同じような動きを仰向けで、今回はうつ伏せで行い、この2回が対になっているように感じました。ただ、5回目が田畑さんとやりとりしながらの(まるで搗くとこねるの)餅つきのような楽しい雰囲気だったのに対し、今回は、静かな静かなセッションでした。どちらがいいということではなくて、毎回違うのがおもしろい。その後、背骨のよこ周辺もワークしていただきました。

終わって歩いてみて、いつものように感想を聞かれるのだが言葉が出てこない。歩くのはなんというか、ふつうにすんなり歩けている。言葉にできない自分にちょっとビックリ。頭が寝ぼけているのかな!?それだけすんなりと歩けていたということかな?

最後にもう一度歩いたとき、背が高くなったような感じ(背中が伸びて頭の位置がやや上部後方に位置しなおした感じ)がしたのですが、写真を見たら感じたように変化していたのでおもしろかったです。

その後、感じたことなど。

・その日は、いつものようにちょっと眠くなり、少し昼寝をしました。

次の日は、今までにないしんどい一日になってビックリしました(睡眠2時間で長距離移動したせいもあるかもしれませんが)。身体がばらばらになったような。脚のほうから身体上部へ向かってしっかりしてきつつあったのが、腰の辺りがリセットされたみたいにぐらぐらになったような。徐々に薄らいでいた仙骨あたりの重い痛みも復活。「あ?これこれこの感じ」と思い出すのはイヤでしたが、いままでのセッション後の経過からいって、これ以上悪くはならないだろうと思い、そんなに焦りはしませんでした。

その次の日、皮を一枚はぐように、重い痛みがやわらぐ。やわらいだ分、その奥に隠れていた身体の感じに気づく。その1、背骨の脇や、わき腹の奥が筋肉痛みたいになっている。その2、腰のツボ(?ロルフィングを始める前に毎週のように通っていた鍼で、鍼さしていたところ)に痛みが残る。

さらにその後。どうも当初の懸念だった仙骨の奥の痛みの芯、みたいなのは、とうとうほとんどなくなったようです!一度不調がぶり返したかのようになって、引くときは芯の痛みも一緒に引いていったよう。まるで、水泳した後、耳に残った水を出すのに「呼び水」と称してさらに耳に水を入れ、一気に出したときのようです。不思議です!

自分が感じた感じで言えば、今回、もっとも大きく作用した感じがします。私の場合は腰が弱点ということだったのか、やはり仙骨というところは中心で影響が大きいということなのか。

上半身が左右の脚に均等に乗る、左だけに乗る、腰をそらせたときにややがくがくする(なめらかでない)ことがある、などからだの様子はその日によって、また朝と夜でも違います。何が影響しているのかな?これからもまたかわっていくのかな?

夜寝るときに、仙骨あたりがジンジンするかんじがあります。またちょっと新しい感覚です。

第7回目のセッション

第7回目は、深層へのワークのうちの最後の回で、首より上です。足元のほうから少しずつ進めてきて、一番上まで来ました。ながらく首のコリと付き合ってきた私としては、今回も期待大なのです。セッションはまずは仰向けで。腕や手に触れつつ、同時に首にも触れていきました。腕や手と首はつながってる(影響しあっている)ということなんだな、と思いました。人差し指を足先方向へ伸ばしてくださいといわれたり、ほんの少しの動きでワークが進んでいくのが不思議です。今回も繊細なワークで…寝てしまいました!どんな感じかしっかり味わうためにも起きて覚えていようと思うのですが…気持ちいい…。その後、ロルフィングに特徴的な、と噂に聞く(?)口の中と鼻の中のワークへとすすみました。まず口の中は、歯茎と唇との境目あたりをゆっくり広げていくような感じです。うーん、不思議。なんとなく気持ちいいです。そして鼻の中!いやぁ、指って入るものですね、鼻の中って広いんですね。そしてさらに広がった気がします。鼻息がますます荒くなりそうです!!身体はいろんなところが縮みがちなのだな、と思いました。こうして伸ばしたり拡げたりすると気持ちいいし、自分の内部空間が広がる感じは、自分に余裕が生まれるような気もします。

終わって歩いてみると、首が少し後ろについたような気がしました。頭の後ろに見えない壁があって、そこに吸い付いてるような感じです。頭と首に安定感があります。そして不思議なことに、頭と首が安定すると、腰が軽く感じられるのです!頭が安定して、腰が喜んでいます!今まではへたくそな皿回しのように、ぐらんぐらんする皿(頭)にふりまわされて、手元(腰)もぐらんぐらんと動かざるを得なかったのが、今は皿(頭)も手元(腰)も垂直に安定している。だから、手元(腰)が上方の面倒を見なくてよく、自由を手に入れてラク、というかんじです。

帰り道、「あ、これで深層が一通り終わったんだ」ということを身体で感じました。全体のバランスが、キリのいいところまで来たんだな、と思います。もしもワークの時間的間隔をあけるなら、第3回の後か第7回の後、というのが分かる気がしました。

その他気づいたこと

その後、よく、肩を下げていたい気分になり、下げて下げて?と自分に言い聞かせて下げることが多くありました。

眼鏡がよくずりおちぎみになり、それを掬いに行くように首が前へ出ている状態が常になっていることを発見しました。そんなこんなでだいぶ首に負担をかけていたのでは?と思います。

腰の重だるさはほとんどなくなり、途中、右のお尻のあたり(最初にぎゅうぎゅう締めたときに痛みが走ったところ)に痛みが残りましたが、それも今はほとんど気にならなくなりました!

抱っこ紐での抱っこも、前より長い時間いけるようになって来ました。こどもは重くなっていってるのに。よかった!

だいぶ気持ちも明るく元気になってきました。気がつけば歩きながら鼻歌を歌い、腕を振り回しています♪

日常生活で痛みを感じることが少なくなると、今度は欲が出てきました。踊れるようになりたい…。腰を曲げたりそらせたり、また左右に腰を振ったりという動きのときに、まだ腰がギクシャクしたり、痛みが怖くて恐る恐るだったりします。左右で動ける範囲に違いがあるのも感じます。なめらかな動きもキレある動きもできる腰になりたいなぁ。

あまり動かず座ってばかりいると、身体の左側が縮んで右腰が出っ張ってゆがんで見えるいつもの癖が出てくるのですが、体側をよく伸ばしたりバランスボールで弾みながら左右に腰を振ったりすると、左右差が少なくなります(これはすぐにわかるくらい)。以前は何をしても変わらなかったのに。

ロルフィングを受けたのをいい機会として、正しい身体の動き方を覚えたいという気持ちが強くなっています。ロルフィングムーブメント、というのは動き方も同時に習っていくものでしたでしょうか?またどんなかんじのものか教えていただきたいです。そして是非受けたいと思います。

第8回目のセッション

10回のワークもいよいよ仕上げ、統合の段階に入って来ました。今回は、上半身を中心にとのことでした。仰向けになって、首と腕、首と腰、そして首と頭など、首を中心に、まさに上半身のいろいろなところとの調整をしていただいているかのようでした。前回もそうでしたが今回も半ばうとうととしてしまいました。私の場合、首へのワークが眠りの国への扉のようです。そしてこれまた前回同様、胃が気持ちよくギュルル?ギュルギュル?と音を立てて動き始めます。ゆるんでる!本当に身体も効果もわかりやすい。嬉しくなります。起き上がった後は、座った姿勢でのワーク。頭が幅広く(肩よりもっとはみ出すくらいに)なっているイメージなどをしました。そのときは、「このイメージのどのへんがロルフィング?」と思っていましたが、今になって思えば、イメージすることで首の辺りの寝ていた(働いていなかった)筋肉が目覚めたのかな?という気がします。その後、歩いてみると、頭の左右の両側を風が吹き抜けていくような、風をきって歩いているような感じがしました。田畑さんが「首や頭のまわりの知覚をひろげました」というようなことをおっしゃって、納得しました。(しかし、そんなこともできるなんてすごい!)他のところも全部、こうして知覚が広がっていったらどんな感覚になるんだろう?きっと、ふだんうまく使えていない休眠状態(?)のような筋肉がまだまだたくさんあるんだろうなぁとおもいます。それを一つ一つ目覚めさせていったら、身体全体としてはさらに気持ちよく、いろいろ感じられておもしろいだろうなぁとイメージしました。

その後気づいたことなど

帰宅してすぐパソコンを見ていたら、頭がいたくなってきました。首と頭がゆるんでいたのに、パソコンで目と頭を使ってキリキリしてしまったのかな?

次の日、その次の日は腰や腰の脇が筋肉痛のようになったりだるくなったりしました。いつもこのようにワーク後はいったん逆戻りのようになって、その後は知らないうちに前よりもよくなっているのがパターンです。

そして、ここのところ首や上半身のワークなのに、痛くなるのはそれとは関係なく毎回腰のエリア。腰はいろんなところと直接つながるからだの中心だからかな?と思います。

歩くことをはじめ、いろいろな動作が本当に安定してきました。そして、怖くなくなってきました。鏡を見ても、うれしいです。感謝です!

 

第9回目のセッション

今回は、セッション前に「どこか気になるところはありますか?」と聞いていただいたので、「左側が狭く感じる」ことをお話しました(あ、あとやっぱり少し気になってしまうO脚のことも)。「左側が狭く感じる」というのは肩幅も胴の部分も股関節の辺りも、右側に比べて動かせる範囲(可動域?)や、正面から見た、見た目そのものの幅が狭く感じる、ということです。その後、下半身中心のワークにうつりました。うつぶせになって「腎臓を下げるようにイメージしてみてください」などの言葉にそって、つぎつぎとやってみます。私もさすがに9回目になって少しは慣れてきました(笑)。言われる箇所に意識を向けてイメージどおりにやってみることで、ふだん意識上にのぼらないその筋肉が、もう少し伸びたりゆるんだりしているのではないかな、と思います。それにしても今回も胃がぎゅるぎゅると鳴りっぱなしで笑ってしまうほどでした。終わった後歩いてみると、左足がすっすっと左前に出るような感じがしました。まさに左側の動かせる範囲が広がっています!田畑さんは「○○(左足とか背中とかの部位)がよく動くようになりましたね」という言い方をされますが、見ておられる側からもそういうふうに見えるのだ、そしてそれがロルフィングの変化だということが腑に落ちた感じがしました。

その他、その後に気づいたこと

楽しく歩くことが出来ていると思います。しみじみと「変わったなぁ」と思います。 身体を動かしたいということだけでなく、いろんなことをはじめてみたくなってきました。気持ちもだいぶ前向きです。

足を肩幅の広さにして立ち、右へ左へ上半身をスライドさせるように体重移動すると、若干ですがまだ左側の動きが悪い(狭い)ことに気づきます。右側へ上半身をスライドさせたときに、スライドしきれず、ややひっかかりがあるかんじです。 首や胸を独立して別々に動かすのが下手で、今後、トライしていきたいと思っています。

 

第10回目のセッション

とうとう最後のセッションとなりました。ワーク前に歩いてみると「だいぶ安定してきましたね」とのお言葉。はい、私もそう思います!いま気になる点として、上半身を左右にスライドさせた時の左右差(上半身を右へ移動させようとすると、左半身に引っ掛かりがあって、右側へうまく乗れない)をお話して、スタートしました。うつ伏せで左の下半身から。脚の裏側全体を丁寧に丁寧に進めていきました。片足の指をそらせ腰のほうへ引き上げるように、反対側の足は足裏方向へ蹴りだすように。地味な動きですが、その動きで腰のあたりの筋肉もよく動くことが、今では感じられるようになりました。右側も終えて歩いてみると、さらに腰が軽くなったよう。上半身を左右へスライドさせてみるとノ!!左の引っ掛かりがなくなり、左右差もなくなっていました!びっくり!お話してみてよかった!すごい劇的な変化にまたもや言葉を失いました。ラストは仰向けで、首や頭、腕を中心に最終調整といった感じ。全て終わって歩いたときには、本当に気持ちよく歩けて、しみじみ感激しました。あんなに気分も鬱々としていたのに、ここまで晴れ晴れと元気になったなぁ、と。奇しくもこの日は私の誕生日。本当に嬉しく、今までで一番いい誕生日だと思いました。最後に、今までの写真を見せていただきました。2ヵ月半前の最初と、10回終わった今では大きく違っていることを、写真も物語っています。以前は、首が詰まっていて猫背で、胴も短くつぶれている感じ。そのうえさらにゆがんでいるのです。それが今では、首も胴もすんなりと伸びやかで、ウエストにはうっすらとくびれが(しかも左右対称)!!見た目にも元気そうです。

 

 

 

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