ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

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本当の自分の状態を感じとり、調整できるようになりたいSさんの10シリーズロルフィング(4/10)

4回目セッション2022/06/24 

セッション中に感じたこと

  • 台から離れたところからのアプローチ。どの立ち位置でどんな感じがするかを聞かれた際、立たれている方角と違う身体の部位が反応したりして興味深く感じた。
  • 横向きに寝た状態でスタートし、体に触れられている感触無しに徐々に頭から状態にかけて台の方向に俯くように傾いていったのが面白かった。
  • 反対向きの時も同様に徐々に傾いたが、傾き加減は浅く、途中スッと体の中心に息が通って呼吸が楽になった。

セッション後に感じたこと

  • セッションからの帰り道、歩いていて、太腿の間のスペースがいつもより広く感じた。スタンスを広くとってどっしり歩いている感覚があった。
  • 歩いている時、右足が内股になっているように感じて目視したら、足先は真っ直ぐ前に向いていた。そのまま内股になっているように感じながら歩くと、内転筋を使って歩けていると気づいた。今までは外側に体重が乗っていたのだ。
  • 過去4日、久しぶりに車の運転を一日大体2ー3時間くらいしたところ、体の左右のバランスが崩れた感じがある。座っている時無意識に脚を組んだことで気づいた。

本当の自分の状態を感じとり、調整できるようになりたいSさんの10シリーズロルフィング(3/10)

3回目セッション 2022/06/17

セッション中に感じたこと

  • 前回よりもより頻繁に今どう感じているのかを聞かれたように思う。なんらかの感覚を感じている場所は特定できるがそれをどう表現するかが難しく感じた。どこにも何も感じない状態の時もあった。
  • 呼吸への意識も促され、体の感覚を感じようと集中するあまり、呼吸が浅くなっていたことに度々気づいた。
  • 施術後立ち上がる時、首の後ろのスペースを意識して保ったまま立ち上がると、そうでない時と比べ、スッと立てたのが面白かった。
  • 終わった後背中が真っ直ぐになった感覚があった。
  • 開始前疲れていて筋肉痛も感じつつ、トボトボ歩いていたのが、終わったあとはしばらくの間楽に歩けた。

セッション後に感じたこと

  • 歩いている時、立っている時、座っているときなど、顎が上がっていることに気づいて調整するようになった。
  • 同じように、肩が上がっていると気づいて下げるようになった。
  • ピラティスやヨガなどで腹筋を使う動作をするとき、首肩に力が入って、肩が上がり、耳と肩の間が近くなっていることに気づくようになった。また、練習中、自分の体のどこにどんな感覚があるのか、より気をつけて観察するようになった。

本当の自分の状態を感じとり、調整できるようになりたいSさんの10シリーズロルフィング(2/10)

2回目セッション (2022/06/14 )

セッション中に感じたこと

  • 前回と同じく、アプローチされる立ち位置によって、圧を感じたり、あまり感じなかったりする違いが興味深かった。
  • 横向きに寝た時、自然に腕を伸ばしているだけなのに、腕の重みで自分の肩こりや筋肉の張りに気づいたのが興味深かった。ほんの少し角度を変えるだけで楽になったので、重力の影響を感じた。
  • 足の内側(リンパのあたり)を押されているときに、身体の別の部分、臀部や、肋骨の辺りなどにも反応があるのが面白く感じた。
  • 自分が今何を感じているのかを感じることが難しかった。何をどう感じているのか、身体の感覚を言葉にするのも難しかった。
  • 最後に立った状態で、首と頭の位置を少しずつ調整した後に歩いた際、太ももの後ろの筋肉痛が感じづらくなった事はとても興味深かった。
  • セッション前後の写真で、明らかに身体の状態が違うのが見て取れ、さらに1回目と比べると、2回目のセッション前の段階で、ロルフィングを受ける前とは顎の位置が違い、変化をキープできているように思った。

セッション後に感じたこと

  • 前回のセッション後の帰り道と同じく、電車で座ったとき、足先を揃えて座ると膝が自然に左右に開いたが、膝の間の隙間が前回より狭まっているように感じた。
  • 歩いているとき、右膝が内側に入っているように感じ、さらに、右の足先も内向きになっているように思い視認したところ、どちらも真っ直ぐに前に出ていた。
  • 座っているとき、仙骨が後ろに倒れ、お腹に力が入っていない状態になっている事が多いと気づいた。例えばリラックスして本を読んだりしているときや、オンラインで動画を見ているときなどはそうなりやすい。ダイニングチェアに座っているときそうなる事が多いが、仕事用の椅子だとちゃんとまっすぐ座れているので、リラックスする場所、座る場所を気をつけようと思う。
  • ヨガの練習中、片足で立つポーズのバランスが取りやすかった。

その他

  • 今日6月16日でファスティング5日目に入り、身体が軽く動きやすくなっている(6月7日の1回目のセッションの時に比べ2.5キロ軽い)。
  • ピラティスのレッスンに2回行った。骨盤の位置や、いろいろな筋肉を意識して動かすので、身体の状態をより感じやすくなりそう。

本当の自分の状態を感じとり、調整できるようになりたいSさんの10シリーズロルフィング

身体的課題:
大腰筋がヘタっていて、腹筋運動や散歩を怠ると、すぐ首肩がバリバリに凝る。ひどい時は偏頭痛に発展する。特に右膝を胸の方に引き寄せるときに股関節の辺りが詰まったような、痛い感じがある。(左も同じだが右の方がひどい)歩いている時にちゃんと大腰筋使えていない、また腹筋運動が足りないとカイロプラクターに指摘されている。
反り腰をよく注意される(ヨガの実践中)。お腹(バンダ)に力がうまく入らない。
トイレが近いー骨盤底筋も弱っていると思う。
夜間の歯の食いしばりや歯軋りが長年あり、奥歯のすり減り、歯の詰め物の破損など悪影響あり。歯列矯正の影響もあるかもしれないが、歯軋りは歯列矯正する前からあり、奥歯のすり減りを指摘された。このままではまた歯が破損するのでは、と心配。

心理的課題:
本当の自分、ありのままの自分を生きたい、自由に、嘘偽りない自分でいたい、と思う反面、自分を出すことに躊躇してしまう。
人を相手にする仕事は好きなのだが、全力で相手の期待に応えようとするあまり、もしくはガッカリさせないようにしようとするあまり、過度に気を使い、結果、自分にかなりのストレス、負荷をかけてしまう。緊張すると、肩に力が入った状態になりやすい。角の緊張が続くと、胃が硬くなったり、トイレが近くなったりする(ひどい時は下痢)。
目標とする状態:通りの良いからだ、開かれたこころ。
リミッターを外して、自由なエネルギーを生きられるようになりたい。無理なく、ニュートラルな状態でいられること。ちゃんと呼吸して、ちゃんと歩ける体。すぐ疲れたり、どこか痛くなったり、なんらかの身体的、心理的不調を誤魔化したりせず、本当の自分の状態を感じとり、調整できるようになりたい。

一回目

セッション中に感じたこと

  • 初めは少し離れた場所から、どう感じるかを確認しながら、私が一番心地よい方向から少しずつ間合いをとって徐々にアプローチしてくださったのと、最初は微かに、タオル越しに身体に触れるというやり方で、少しずつ緊張がほぐれた。施術台がとても寝心地よく、途中少しウトウトした後、身体の緊張がよりほぐれたと思う。
  • 右と左に立たれた場合の自分の感じ方の違いが面白かった。また、常にどう感じるかを聞いてくださったのだが、自分がどう感じているのかを感じて言葉にするということが、思いのほか難しかったが、新鮮でもあった。施術台がとても心地よく、途中少しウトウトした後、身体の緊張がよりほぐれたと思う。
  • セッションの前と後で自分の立ち姿の違いに驚いた。

セッション後に感じたこと

  • セッションの帰り道、電車内で座った時、足先を揃えて座ると、膝が自然と左右に開いて、そこが一番無理ない姿勢だと感じたのが興味深かった。また、歩いている最中、親指の腹が後ろに残るような歩き方をしている自分に気がついた。この現象はセッションから1週間が経つ今も続いている。
  • 帰宅後、歯磨きをしている時や、料理をしている最中、今までは無意識にカウンターや壁などに寄りかかったり、重心をどちらかの足に預けていたのが、寄りかからずにまっすぐ立っている状態が心地よく、逆に今までのように寄りかかる方が違和感を感じた。セッションから1週間が経つ今も、寄りかかってはまっすぐに立つ、ということをしている。
  • 座った時、足を組むことが多かったのが、セッション後は足を自然に揃えて座る方が心地よく感じて、ほとんど足を組んでいない。
  • 立っている時、時々膝が緩む感じがあった。

Covid-19感染後の遠隔セッション

コロナウイルスに感染したのが 2021年5月で、ちゃんと休んでなかったから後遺症が続いている感じが残り,悪化しているわけではないがすぐ疲れてしまうとのことで,3日間連続で10分間の遠隔ヒーリングを実施した。

遠隔1回目

4月18日(月)2022年 

遠隔の感想 施術予定日の前日から体調はすこぶる悪く 施術当日も、朝から寝たままだったので、 開始時刻前にすでに、ベッドに仰向けに寝ていた。

身体を包む空気感に変化が感じられ、時計を見ると約束の 開始時刻になっていた。 身体の上にジェリー状の空気が出現したように感じた。 症状は伝えていなかったのに、 出現したジェリー状の空気が、不調だった内臓を包むように もごもご動き、 問題があると感じていた部分に、正確に触手を伸ばし癒やしてくれた。 腹部、頭痛のする部分、しめつけを感じていた首の付け根に 心地よい刺激を感じた。 施術前日からのあまりの具合の悪さに、 このまま何日も起き上がれないんじゃないか?  あるいは何年もこんな感じだったらどうしようと心配していたのに、 施術が終わって2,3時間寝たら、なんだか大丈夫という感じ。 気分も良くなっている。 効きました。

遠隔2回目

4月19日(火)2022年

昨日は悪夢を見ませんでした。3日続けて悪夢見ていたんですよ!

それと、昨日夜中12時半くらいからまた治療うけているような感覚がありまして、どすって眠れました。 昨日は掃除した後、ものすごく眠くなって身体がだるいまま、iHerbにサプリの注文したりダラダラしてベッドに入ったんですが、12時半くらいに、オヨヨみたいに・・・ 午後の遠隔の時にも思ったんですが、施術うけている時は、 その時の感覚に集中して、先のことや、前に起きたことを一切考えなくなりました。 これすごいことだって思いました。 施術うける前は、この先どうしようとか、あの時、ああしてれば、とかぐるぐる考えていたのに。 本当にありがとうございました。

遠隔3回目

4月20日(水)2022年

ボーンと急に緩んで眠気に襲われたり、その後でなぜかスカッとしている という感覚がありました。 かなりハッキリ感じますので 「遠隔」っていっても目に見える距離ってなんだろう? と思います。 体調もですが鬱ぽくて、それがヒシヒシきつかったんですが、 悪夢もなくなり、働いてない罪悪感もなくなり、田畑先生のお陰様です。 実際、田畑先生の遠隔しか施術といったものなにも受けていなかったものですから

首の左側面が腫れてるので もう少し元気が出たら、 負担にならな検査とかしてみようと思っています。 ですが、 この腫れも、最初に遠隔していただいた翌日からほぼ目立たなくなっちゃってました。

本当にありがとうございます。 心も身体も真面目に向き合っていこうという気になりつつもどこから手をつけていけばいいのやらと思っていまして、 こんなにお力いただきなんとお礼すればいいのか申し訳なくもありなのですが ご恩返しできるようになりたいです。

その後,対面セッションにお越しになりました。

その体験記→「痛みは、自作自演だったのか?」

オンラインワークショップの感想 Yさん

ほぼ毎回オンラインワークショップにご参加頂いているYさんからご感想を頂きましたので紹介させて頂きます。

一昨日のオンラインWS、ありがとうございました!

位置が決まって仰向けになっていると、早々に右半身の横隔膜の辺りと肋骨が広がろうとすぐに反応しだし、お腹には何か乗っているような、そして下肢方向へ動こうとしているような、そんな感じがしました。

他にも、耳の奥や、つま先の方とか、下肢だけではなくいろんなところが痛んだり、小刻みに動いたり…。

前歯は、転んだりぶつけたりなど顔面を打ったりしたわけではなく、きわめて平和的な形(?)で折れたのですが、心理的な衝撃はだいぶ大きかったです。

このおかげでいろんな気づきがあり、自分なりに向き合ったりもして、心理的にはかなり落ち着いた頃に参加した今回のオンラインWSでしたが、からだまではしっかり落ち着けていたわけではなかったのを再認識しました。

安心安全の場を感じて、からだのあちこちが一斉に反応しだしたみたいな感じで、我ながら本当に分かりやすいなと思いつつ、セッションを受けていました。

昨日外を歩いているときには、からだが自由にのびのびとしているのを感じ、今日はしっかり地面に足が付いているのを感じています。また、対面セッションを受けた後によく起こる、わき腹や首の方を熱い液体が通るような感じも、時々あります。

新型コロナが広がりだしてからというもの、たくさんの制限に直面するのは残念ですが、一方では恩恵というか、オンラインでこんな風に毎週のようにセッションの機会があったことは本当にありがたかったです。

とくに、予約をとって対面のセッションに行こうという余裕がなかった今回は、まさに助け舟のようでした。ありがとうございました!

オンラインワークショップの感想 Mさん

<3月3日 首の横から、休息と呼吸を取り戻す>

‐冒頭、田畑さんが位置を決められると、首の後ろの骨に沿った部分にちょっとした広がりができたような感じがあって、とても面白く感じた。

‐第1のワーク: 右腕は、肩から肘、肘から指先までの調整をずっと続けているせいもあって、落ち着き場所がなかなか決まらず、指をちゃんと顔につけているのかもあまりわからない感じだったが、肘を上に向かう矢印のように、というご指示の場面では、右わきがより開くようになった感触があった。

‐第2のワーク:耳を指で挟み、左を上にした時には、顎関節を思いっきり広げて、ムンクの叫びみたいな感じになったし、右を上にした時には、右の脇腹の入り具合をさぐること、そして右の股関節をおもいきり開いて調節することに専念していた。

‐終了直後、仙骨の存在がはじめて意識できて、最近認識できるようになった背骨のイメージとうまい具合につながった。

‐セッションを終えて椅子に座っていたら、左肩が何回か少しずつ動き、肩関節の収まりどころを見つけているような感じがした。

<3月5日 股関節を通して全体を休める>

‐右股関節を引き寄せた時には、右脚をどんどん外側に開いていき、左股関節を引き寄せた時には、うつぶせになって体の内側に左脚をおさめていこうとする動きがあった。股関節を動かすと、肩も同時に動きたがっているのが面白かった。

‐終わって立ち上がった直後は身体にまとまりがなくて、各パーツがばらばらの感触だったが、歩き回ったり、首や肩を回したりしているうちにみるみる全身が整っていったことにとても感動した。セッション開始前は右足に体重がかかり気味、内側と外側ではどちらかというと内側だったのが、終わってみると、足の裏がとても柔らかくなっていて、全面で床に接地できている。膝から下が柔らかく動くようになっている。首も伸びたような感じがした。

‐翌日:太ももの内側に支えができている感じ。脚の付け根のあたりがすっきりとしている。

脚を横に振り上げた時の上げやすさ、脚の軽さ。左膝が緩んでいることを感じ、そしてそれが右腰の柔らかさにつながっていることに気がつく。右肩肩甲骨のあたりにスペースができていることを感じる。膝がゆるんだせいか、O脚が緩和したような感覚がある。背中が柔らかくなり、両肩が下に落ちている。右肩、右腕、右ひじから下の収まり具合を頻繁に調整している。

<3月12日 骨盤帯 特に臀部を通して全体を休める>

‐自分の位置決めの時の感触が、いまひとつしっくりこないままセッション開始。左脚は内側に寄せたがるし、右脚は開いて、のパターンにもっていこうとする流れは変わらない。股関節を意識すると、肩関節も連動している感じがやはり強い。

‐2つのワークが進むにつれ、右半身に比べて左半身の詰まった感じがどんどん強調されていく体感があって、途中、ちょっといやな感じを持ちつつも、そのまま身体の動きにまかせていた。

‐しかし、最後の調整の段階で、左顎を緩め、左骨盤の上あたりを見事に伸ばし、また、左足首をさかんに振って、左足首の骨を、“イテッ”と心の中で大きな声を出してしまうほどにずらし、左右の違和感をみごとに調整しきってワークが終了。セッション直後に椅子に座ってみると、右腰の柔らかさがより一層増していることに気づく。背中がゆるんで、肩が下におちている感じもあった。

オンラインWSに参加させていただいて、ここまで、とてもいい流れをつくることができていると思う。股関節、脚の調整、そしてそれが肩、背中に伝わって、身体全体が着実に整っていっていることを実感している。

左膝、左足首が緩まって、それが右腰の柔らかさに結びついていくなど、思いもよらない変化であったし、さらには、右腰が緩むことが、懸案となっている右肩から右腕にかけての動きの改善を明らかに促していることも実感している。ひとつの変化が思わぬところの変化を引き出す流れがとても面白い。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

オンラインワークショップの感想まとめ

オンラインワークショップの感想 Tさん

先日の肩を扱ったオンラインワークショップに参加された方から感想が届きました。

‐ 自分の場合、「肩」と感情はどうも密接な関係があるらしい。2月10日の肩に焦点をあてたWS1回目では、最初の位置決めのところで、すでに意識がふっとより深いところに落ち、途中嗚咽して、最後は画面に背を向けたまま脱力してセッションが終わってしまったのだが、その2日後、ある夢をみて、起きたら身体の細胞すべてが薄い「怒」に覆いつくされている体感を味わった。

続く2月25日、肩の2回目では、途中から涙がにじんできて、セッション最後には膝を抱えて首をうなだれたまま、「哀」の感情に包まれてセッションが終了した。‐ いまだに「哀」の感情からは抜け切れていないし、とにかく一日中眠くてしようがない日々が続いているが、おかげ様で身体はいたるところで調整を続けていて、特に26日のWS後には、首、肩の全面がグンと伸び、右腰の入りが深まった感じが強くなった。そして、何より、首から下の背骨の感じがリアルに体感できるようになり、それにつれて、背面の自由度が格段に高まっていることを感じる。

‐ また、自分の周りで、まるで計らったかのような嬉しい出来事が起きたりして、今、自分が進んでいる方向は間違っていないな、と実感できている。セッション中、田畑さんは、感じたことや、感覚を「味わう」という言葉をよく口にされるが、たとえ避けたくなるような苦しい負の感情であっても、逃げずに「味わう」ことの先にあるもの、を大切に想いながら、もう少しこのまま進んでいこうと思います。いつもありがとうございます。

遠隔セッション オンラインクラスの感想 Oさん

オンラインワークショップに数回参加頂き、オンライン個人セッションをお受けになった方からのレポートです。

世界情勢が緊迫する中で、地に足をつけること、自分の体の中に「安心」を感じることができたのは、私にとって(そして多分、多くの人にとっても)本当に大切なことだと思います。

セッション中は、体の中にさざ波が感じられるたびに、先生のおっしゃる「Yielding Embodiment Orchestration」の「オーケストラ」のイメージが頭に浮かび、確かにその通りだなと思いました。
また、言葉にあまり重きを置きすぎることは、よくないように思っていた中で、セッション中に「委ねてみてください」という先生の言葉に、何かプツンと細い糸が切れるような感覚がして「安心」が全身に広がった時は、ギフトのような瞬間でした。

人間はやはり「言葉」に頼っている生き物だし、人と人の間をつなぐ信頼を作り出すツールとして「言葉」を大切にしてもいいんだなと思い直しました。

また、先生の記事「イールドワークで学ぶ空間身体学」を読ませていただいて、「安心があってからこその安全」なんだということが書かれていて、とても腑に落ちました。
日本は「安全・安心」が大きく謳われる中で、実は「安全」を求めるばかりに「警戒」が強まり、結果、本当の「安心」が提供できていない傾向があるように思います。私がフランスに来て感じたことは、「フランスは日本ほど安全じゃないかもしれないけれど、安心できる場所がそこかしこに散らばっている」ということでした。
私が日本の社会や、日本の家族に感じられなかったものに対する回答がここにある気がします。

同じ記事の中に、イールドとは「待つこと」であり「施術側がよかれと思う変化を押しつけず、プロセスを無理に進めようとしないこと」というのがあり、これはまさに「子育て」のことだなと直感しました。
そこで、子供達のためにも、イールドをいつか学んでみたいと、思い始めています。
とはいえ、まだ始めたばかりなので、初めはうちの猫(モモちゃん、メス8ヶ月)のお時間を借りて練習させてもらって、ゆくゆくは、心理カウンセラーを目指すパートナーにも、練習に付き合ってもらおうとも思います。彼自身、大病と手術を経験し、身体が「委ねる」とは程遠い状態にある上、将来のクライアントとの「間」を見つける上でもイールドは有用だと思うからです。

イールドは「共鳴」であり、「アート」であり「ワールド」ですね!

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