ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

カテゴリー: ロルフィング10シリーズ後 Page 2 of 3

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から~10回終了後

○2022年1月3日現在の状況について  10シリーズ終了2021年8月26日

○身体面

・両腕上腕に重たく何かが溜まっているように感じていた部分が、ここ1ヶ月あまり気にならなくなり、指先まで流れているように感じるようになっている。肩や上半身の力みは、日中忙しくなると力が入ってしまうが、夜寝る前や、朝に意識して呼吸をゆっくりするようにすると、身体が楽になり力みも軽減しているように思う。

・運転等、無理をしたり疲れが溜まってくると腰に痛みを感じるようになった。そういう時は身体を横にし、しっかり休むようになった。前は疲れも気づいてもそのまま頑張っていた所を、身体が教えてくれる時は無理せずに、早めに休養をとるようになったのが1番大きな変化だと思う。

・ひとつ気になるのは、11月末くらいから、舌先と右下の口腔内にしびれや痛みが出ていることで、時々なので、今は様子をみている状態。一応、細菌検査と血液検査をして正常値だったため、ストレスからくるものかもしれない。

○日常、精神面 

・家族を大事にするとともに、自分の思いも以前より素直に伝えられるようになってきた。また誰がどんな状態でもなりべく引っ張られないように、フラットな状態でいられる距離感を探りながら生活しているところである。

・相手の思いを汲み取りすぎて、自分が本当はどう感じているかわからなくならないよう、日々身体の状態も含め、気持ちの部分も丁寧に見て行けたらと思う。

・年末年始、今までしばらく連絡をとっていなかった友人にも自分から連絡してみたりと、人との距離感も変化がでてきたので、あまり力まず、進んでゆきたい。

・12月半ば、久々に歌のレッスンに行った際、以前より声の力みがとれ、柔らかく声がでていると講師の方に言われた。以前の作ったような声が変わってゆけそうな手応えがでてきたので、前向きにボイトレにも取り組んでいるところである。

モデルナワクチン接種中の遠隔セッション

一回目のモデルナ製Covid-19 mRNAワクチン接種後に大きな副反応はないが、自分と自分の体の間に何か膜がある感じを感じているということで、遠隔10分のセッションを希望され、二回目のワクチン接種後に対面セッションを希望された方からの感想です。

以下ご本人の了承を得て転載させて頂きます。

Covid-19 ワクチンと田畑さんの施術の関係性でいくと、1回目の接種のほうが、熱こそでなかったものの接種前と接種後に体が変わった感じ(体内に膜が張られた感じ、知覚や動作が少し遅くなる感じ、自分自身にアクセスしづらい感じ)がして、心身ともに違和感と嫌悪感がありました。頭痛や気持ち悪さ、だるさもありました。

1回目接種の後にうけた遠隔セッションは、短時間で途中から犬が吠えだして離席したりとありましたが上記の症状の改善、違和感の軽減に非常に役立ったと思っています。
このまま状態が改善しなければ2回目の接種はやめようと思い、できることはしてみようとシャーリックhttps://brtbyimedis.shop-pro.jp/?pid=159989079
も取り入れてみました。
遠隔セッション後からは、心身共に回復してきた感じを覚えたので2回目接種する気になりました。
2回目は高熱は出たものの、1回目に感じたほどのつよい違和感はそこまで感じなかったのですが、心身のバランスをもう少し整えたいと思い、9月にセッションを受けた という流れです。
9月のセッション後特に変化があったのは気持ちの方で、なんとなく前向きになってきた、ことを感じました。背中が開いた感じ、とでもいうような。

あの遠隔セッションの冒頭5分は、心身へのfeedbackが早くてダイレクトで、そのあとに受けた60分の対面セッションと、心身へのリアクションがまた違うものでした。遠隔で短時間だからfeedbackは弱く、リアルで長時間だからfeedbackが早く、強いわけではない というのは自分にとっても大きな気づきでした。
ありがとうございました!

追加情報として、写真データをORT認定医7段の医師に酸化ストレスマーカーの8-OHdGのレベルを測定依頼しました。8-OHdGのレベルは、最大 +25〜 -100の範囲で示されます。


ロルフィング前 +10

ロルフィング10シリーズ後 -50 

ロルフィング34回目のセッション後 -60

ワクチン接種後 遠隔セッション後 -5

対面セッション後 -30

➡ 遠隔及び対面セッションによって、酸化ストレスのレベルが低レベルに抑えられていることが示唆されました。ここには示していませんが、他のケースでは、ワクチン接種後にプラスのレベルに酸化ストレスが上昇していたので、遠隔セッションが、功を奏した可能性があります。

いずれにしても、仮にmRNAワクチンによって酸化ストレスが上昇したとしても、遠隔セッション及び対面セッションが酸化ストレス低減に働く可能性が示唆されました。

リモートワークの影響

緊急事態宣言の間はずっとリモートでの仕事を続けておられたというロルファーの方からセッションのご要望を頂きました。リモートワークでの視覚と身体の使い方を扱うムーブメントが適切だと思い、まずは、イールドによって安全安心な感覚を思い出してもらってから、視覚と関節間の緊張のカップリングを解いていく働きかけを主に行いました。

ご本人の許可を得て、以下ご感想をシェアさせて頂きます。

セッションの間は、結構ぼんやりしていて、身体感覚を言語化するのが難しい状態でした。私にとってはちょっと珍しい状態で、後から振り返ると、視聴覚系の神経とかが緊張気味の状態で「高止まり」みたいになっていたのかも?と思ったりしました。リモートでの打ち合わせや講座受講、PC作業など「コロナの時代のニューアブノーマル」な働き方に、システムが気付かないうちに結構(それもずいぶんと)疲れちゃっていたのかなぁと。何を聞いても「わかりません…」って答えるクライアントの気持ちがわかった様な気もしましたし(笑)言語化できなくてもシステムは変化しているということはセッション後の体感としてあったので、色々と興味深い経験でした。

◆イールド&ムーブメントワークの醍醐味を体感!?セッションの終わりの方で、股関節にワークしていただきながら、優しく目の奥が楽な目線でいるというワークがとても効果的で強く印象(&体感)に残りました◎
日頃PC作業をしている時間が多いこともあり、最近とても目が疲れていました。(ついに老眼もスタートか???)で、たまに自分で視線を柔らかく…など意識したり、ちょっと自分でエクササイズみたいなことしたりもしてはいたのですが…自分でリリースできる範囲を超えて「緊張状態高止まり」みたいになっていたのか…身近に受けられる鍼灸などでメンテナンスも定期的に受けていたのですが、施術を受けた直後はかなり楽になっても、また疲れた状態に陥りがち…という状況でした(←日々の生活の在り方も見直せると良いかもですが…)

ところが、今回のセッションの後、かなり長い間、股関節がspaciousな感じや目の奥が柔らかい視線の感じ…などを自分の身体感覚として思い出すことができました(←現在も進行中…かな?)

足→脚→股関節→腰 と土台が安定したこと(安定感&全身のバランスが改善)、perception が変化したこと など、自分のシステム全体として無理なく、自分の内側から柔らかさとかしなやかさとかが引き出された様な感じがあり、日々の生活の中でも「今、どこが緊張しているか?」気付くことが増えました(←最近、こういう感覚がずいぶんと薄くなっていた自分にも気付かされました(汗)

ロルフィング(&イールド&ムーブメント)の醍醐味というか、可能性というか、そういうものに改めて気付かされた、体感できた様に思いました。

→ 疲れ目(and / or 老眼疑惑!?)かなり改善しました!!

→セッションの前、ちょっと不安があった腰も、セッション後ものすごい安定感を感じました!!

(←寒さなどもあり、引き続き、注意しながら見守りたいと思います。)

舞台のセットや空間デザインを手がける方


舞台のセットや空間デザインを手がける方 10/10

【10回目レポート】

<ロルフィング10を受けての変化>
・歩き方が変わった!施術を受ける前は、歩くときに足の裏全体をペタンペタンとつけて歩いていたと思います。正しい歩き方だと、かかとから着地するとは知ってはいたものの、出来ませんでした。けれど、施術を受けて5回目頃からは自然とかかと着地で歩けるようになり、驚きました。以降、ずっとかかと着地で歩くことができています。

・姿勢が変わった!(身体に軸が通ってまっすぐになっている)歩いているときに特に感じるのですが、身体に芯が通ってまっすぐになっていることに驚きます。以前は猫背で前傾、腰が前に出ていて、、、という感じで、前後に凸凹に曲がっていたような気がするのですが、今はすごくまっすぐです。逆に以前を思い出して凸凹にしてみようとしても出来ず、うまく歩けません。思い立って、(モデルさんがやるように)頭の上に本を乗せて歩いてみましたが、安定していて落ちませんでした!!

・肩が下がった!もともと肩こりでいつも肩や肩甲骨が固まっている感じで、肩が上がっていて、鎖骨が外上がりの斜めでした。(意識をしてグッと下ろしても一瞬のことですぐ戻ってしまう)施術を受けて、鎖骨が水平になってきて、肩が自然におりてきました。(肩をこれ以上グッとおろそうとしても下がりません)肩の力が抜けているのを感じます。

・立ち方が変わった!立っているときに、自分の重心が真ん中にあるかを感じる(意識する)ようになりました。今は、足の裏全体で地面に接地している、と感じられます。フラフラしておらず、しっかり立っている自覚があります。

・呼吸が深くなった!もともと、呼吸が浅くて、体感では、胸の上の方までしか息は入っていない感覚が常でした。いつもハアハアと息をしていて深呼吸するのに力がいる状態でした。それが、初回でいきなり肺やお腹まで息が入るようになり、その後ずっと、通常の呼吸がお腹まで入っています。逆に、胸の上の方だけで息をしようとしても、どうやっていたのか思い出せません。これには本当に驚きました。とても呼吸が楽になり、呼吸するのが気持ちいいと感じるようになりました。

・肩こりになりにくくなり、なっても自然回復するようになった! 30年来のひどい肩こりに悩まされており、ロルフィングを受ける前は、2週間に1回の頻度で鍼灸院に通っていました。一度悪化してしまうととにかく鍼灸院にかかるほかありませんでした。ロルフィングを受けている約3ヶ月の間は鍼灸院に行くことはやめていたのですが、肩こりになりにくい気がしました。また、肩こりになることがあったとしても、数日経つうちに自然回復していくようになり、今まではあり得ないことだったのでとても驚きました。生涯、鍼灸院通いするしかないと思っていたのですが、身体が整うとそもそも肩こりしにくいだけでなく、自分で回復(治癒)することもできるのだと、身体が持つ力に気づかされました。

・あごを噛みしめる癖がなくなったもともと、無意識にあごに力を入れていて、エラの部分が硬く、話すときに首に筋が入っていました。施術後、現在は下顎の骨が上あごの骨に自然とぶら下がっている状態であごの力が抜けているようになりました。エラのはりや硬さもほとんどなくなり、首に筋も出なくなりました。施術では口の中にアプローチする回があって驚いたのですが、こういった変化もロルフィングのおかげかと思います。

・以前より「落ち着いている」「半年前に比べて、話し方、声が変わった」と周りの人に言われました。実際、自分の内面がこの半年で大きく変化しました。それは、思考と感情の仕組みについてなどを学んだり、自分の生き方について考える半年だったこともあり、ロルフィングだけの効果ではないとは思うのですが、ロルフィングを受けて身体が整ったことで思考や感情が変化してきた、という影響は絶対にあったと思います。自分を見つめたいこのタイミングでロルフィングを受けられたことに感謝です。

 <感想>
・ロルフィングというものがどういうものなのかをよく知らないまま、信頼できる方(北海道のSIプラクティショナー菊池由夏さん)に勧められるまま、田畑さんのところを訪ねました。菊池さんのHP http://www.rolf-rainbow.com/?fbclid=IwAR2HgthQC0ldjQzRvD5xy22qXaUmzYzrIXRDPEeROEfOvlVAtgzYn0EEYTw
「空間を使われるかた」とは聞いていたのですが、人と人、人と物との間には力(気?)が生まれること、それを緩ませていく(安心できる空間にしていくこと)から始まるセッションは、とても興味深かったです。本当にささやかにしか身体には触られないのに、なぜビフォーアフターが変化するのか、、、毎回、まるで魔法のようだと思いました。

・ロルフィングが、身体のこりや歪みを治療していく、というよりは、自分らしく生きるために一番自然な身体の状態を取り戻すためのものだと聞いて、本当にその説明がとてもしっくりきました。施術後は、身体に起こる変化に驚くと同時に、少しずつ「楽になる」と感じていました。

・身体と、感情や意識はつながっている、ということを聞いて、施術を受けているタイミングで「自分らしく生きる」ことに意識を向けて変化してきたことは、当然だったのだなと思います。

・施術後、特に自分では何も意識していないのに、日々、勝手に身体が変化していくのは不思議で、楽しかったです。10回を終えて、今後も、田畑さんの元に通うことは無くなっても、今後も身体は変化していくだろうと思います。より「自分を生きる」方向に変化していくだろうと、想像しています。(ということは、もうお会いすることがなくなってしまうのかもしれませんが。それはそれで少し寂しいですね。1年とか2年とか、もっと経ってからかもしれませんが、自分がふと「今またロルフィングを受けたい」と思う時がきたら、ぜひお願いします。

あらためて、田畑さんのロルフィングを受けられたことに、感謝です。本当にありがとうございました。
自分の身体の声を聞いて、より自分を生きていきたいと思います。

舞台のセットや空間デザインを手がける方 7/10

【7回目レポート】

<7回目の施術>
・今回は頭から上のほうの施術にうつっていくと聞いていましたが頭 (頭蓋骨)を正しく整えていくのに、まさか口の中からアプリーチするとは思わなかったので驚きました。

・口の中を触っていただいた後では、頭蓋骨の中の空間を感じました。鼻の後ろの頭全体が、空洞というか、ぽっかりと丸く空間があるような感覚です。本当は骨や脳が詰まっている部分が、まるで何もない空間のように感じたのが面白い感覚でした。
<背術直後>

・ベッドに腰掛けた時に、今までは胴体や足の感じ方が変化したかに意識が向きましたが、今回は身体よりとにかく、頭部がとても意識されました。「頭が身体(首)の上にある」という、当たり前なのですが、いつも特に意識しないでいることを初めてちゃんと感じられた気がしました。
・歩いてみた時の変化も、とにかく「頭部」でした。こんなにはっきりと「頭」を感じながら歩いたことはなかったです。とにかく頭の存在感が凄すぎて、身体や足の変化があるのかないのか、わかりませんでした。
・帰宅中に感じたのですが、「視覚が冴えた」といいますか、街中の看板の文字などがいつもより意識に入ってきました。それまではそこに看板があることすら全く認識していなかったのに、看板の文字情報に目が止まり読んでいた、というようなことです。(長時間続いているわけではないですが、施術後は明らかに変化がありました。)

<施術から現在までの変化>

・顎周り、口周りを整えてもらったことで、顎が頭蓋骨から正しく「ぶら下がる」ようになっているかも!と思いました。もともと、集中する時などに歯を食いしばっている傾向があると言われていて、たしかにいつもエラを押すと気持ちがいい(つまり、エラが凝っている)状態だったのですが、施術後はそのコリが明らかに弱まっています。口(顎)が力を抜いた状態でいられているのだと思いました。 ・鎖骨は平行のままで良い感じです。鎖骨(肩)をさらに降ろそうとすればまだ降りる、という感じだったのが、ほとんど降りなくなりました。(つまり、普通にしている時にすでにちゃんと降りている。)

舞台のセットや空間デザインを手がける方 3/10

【3回目レポート】

今回は左側を向いて横向きでしばらく、その後右側を向いて横向きでしばらく、という施術でしたが、左右に差があるように感じました。左側を向いている時の方が深いリラックスに入りました。(寝そうなくらい気持ちよかったです。)最初にリラックスするとふわふわと柔らかい感じ(雲の上)になるのですが、しばらくすると、身体の重み(重力)を感じました。(重い、という感じではなく、身体を感じられている、という感覚です。)

施術後に感じた変化として、歩く時の足の使い方、です。2回目の後に感じた「歩きやすさ」とはまた別の「歩きやすさ」があり、、、どこの部分がどう変化したのかとても捉えにくかったですが、しばらく歩いて分かったのは、足のスタートの位置が変わった、という感じでした。今までは、足は足の付け根からスタートしているように思っていましたが、施術後は、足が、ウエストの少し下あたりの高さから始まっているような感じがしました。なので、歩く時に、歩幅が大きくなったような、足を腰から使えている感覚がありました。
ちなみに、この変化は、施術後この1週間の間、歩く時に足に意識を向けると、感じることができています。

また、腕の上げ下ろしにも変化がありました。施術直後は「少し可動域がひろがった気がする」くらいでしたが、、日が経つにつれて変化をますます感じるようになりました。具体的には、前から腕を上げていくと今までは耳の横くらいが限界でしたが、今はさらに後ろまで腕が行きます。これはびっくりの変化です!身体が硬くてそんなことは出来ないと思っていました!

施術後に写真を見せていただいて自分で思ったのは、身体がゆるんできている、ということです。背中や、お尻のあたりが、見た目でもふわっとしてきているように見えて、力が抜けている感じがさしました、

1〜2回目から感じている変化、例えば、呼吸が変わらずにお腹まで息が入る感じや、肩がちゃんと下がっているのも、継続していて感動します。

心身を根本から見直す必要を感じて (10シリーズとその後)Mさん

モニターでお申し込み頂いたMさんは、関西から通って頂きました。両者で丁度いい間合いの位置を見つけると、自発動による自己調整が開始して、ほとんどシリーズを通して、触れることなくセッションが進行しました。10シリーズ後は写真データが示すとおり、身体構造が統合されました。

また、B-Digital O-Ring Test協会のORT認定医の先生に写真から酸化ストレスマーカーのレベルを測定して頂いた結果、そのレベルの低下が示唆されました。


以下、ご本人の体験レポートです。

関西から通って頂いたロルフィング10シリーズの体験


心身を根本から見直す必要を感じて セッション13 (Mさん)

遠隔セッション後の変化についてお話したあと、仰向けの状態からスタート。

セッション13回目

‐開始直後に、どんな感じかのお尋ねがあり、その時、擬音語でいうと、スパッ、とか、シュッ、シャキッ、みたいな白と青の映像が浮かんでいて、口をついて出た言葉が、「自立する」であった。そのあと、腕をぐるぐると回しながら浮かんでいた映像は、オレンジ味の強い赤色で、エネルギーに満ちた何かが、腕の動きと同じくしてくるくる回っている絵。その力に支えられて自分の足で立って歩んでいくようなイメージが浮かんでいた。

‐その後すぐに、なぜかじんわりと涙が滲んできた。今回、記憶がとても曖昧なのだが、身体を丸くして胎児になったり、また、手を軽く握って肘から折り返し、新生児になったような体感が頻繁にあった。涙は、最後に大きな声で笑ってしまうまで、セッションを通して、ずっとこぼれたままであった。

‐先日訪れた三千院にある阿弥陀様に迎えられる。そのあと、木々に覆われた山の姿が現れ、その緑の中に白いものとなって吸い込まれていく。そのあと、叩かれて強さを増していく熱い鉄のような、また、焼きしめられて、堅く丈夫になっていくレンガのような、赤茶色のもののイメージが浮かび、そんなふうにして自分が鍛えられていくのだ、という気持ちが沸き起こった。同時に、両手と、頭のあたりがじんじんとしびれているのを感じた。

‐そのあと、三千院から京都駅に向かうバスで出会った赤ちゃん~そのお子さんは、内から放つ光が強烈で、エネルギーの塊、と感じた~の顔が大写しになって、私は、見事にその赤ちゃんに自分をオーバーラップさせ、嬉しくてしょうがない気持ちでいっぱいになる。

そして、口に手をあてて、笑いを止めることができなかった。

‐セッション後、田畑さんに歩いてみるように促されたが、その子が現れた嬉しさを止めることができず、私はスキップをしてしまう。セッション直後でも、両手のしびれている感じがずっと続いていた。

新幹線から降りた時、身体全体が、ちょっと、きゅっとまとまって凝っているような感じがした。そして、家にたどり着いてみると、何故か、今日のセッションが、ずっと前のことのように思われて仕方がなかった。東京に出かけたのは本当に今日だったのだろうか、とちょっと疑ってしまうみたいな心持ちであった。セッションの時は、いつもの日常の次元とは違うところで田畑さんにお会いしている感は常にあるのだが、それとはまた違って、ちょっと遠い日の記憶、みたいな感じがとても強かった。

‐セッション翌日、起き抜けに感じたことは、のびやかな気分、うまい具合に生きる力が身体にいきわたっている感じ。程度の差はあるけれども、セッション10回目の後に感じた、弾力のある、躍動するような身体の一体感。首から上は上方に伸び、肩から下は、下方に向かう感じがある。とても生きやすい感じがしている。

心身を根本から見直す必要を感じて セッション12.5-遠隔 (Mさん)

前日の夜から、左足側面が久しぶりにひどくつってしまったり、その週は、急に左耳が詰まったようになって、聞こえが悪く、ステロイドを服用されたりと、左側に変化が多くおこっているとのことでした。急に左の肩の後ろあたりの痛みがおさまらず、ご予約頂いた当日ご本人曰く、朝起きたら、動かせる状態になくなってしまっていたとのことで、キャンセル をご希望されたのですが、ご予約頂いていた24時間以内での取消にはキャンセル料がかかってしまうため、リモートでのセッションをご提案させて頂きました。

遠隔セッション

セッション予定日前夜から左肩の後ろ側になんとなく痛みを感じ始めた。一晩寝れば治るかな、と思ったが、一夜明けてみると、痛みは治まるどころか酷さを増しており、ピリピリとした痛さとなって左肩後ろを広く覆っていた。少しでも動かすと痛くて、横になってじっとしていないといられない状態であった。

有難いことに、田畑さんが遠隔セッションをお申し出くださり、喜んでお願いすることにした。

‐横になって、ご指示に従って身体のおさまりの良い場所を探すことから始まった。体の向きを決めたあと、10分程度の角度で移動して、よりおさまりの良い場所を探すように、とのご指示だった。自分から心地良い場所を探すことは初めてだったし、肩は少しでも動かすと痛いし、うまくいくかなぁ、とちょっと不安な気持ちであった。痛みのために、10分の角度を一気に動かすことはできなくて、3分づつくらいだっただろうか、おそるおそる動いてみた。1回目、2回目の3分では体感になにか変化があるようには感じられなかったが、3回目の3分で、ん、なにか感じる、と思い、その感覚があっているのかどうか確認したくて、もう一度初めの場所に戻って、最初の3分、次の3分の場所に身体を戻してみた。やはり最初の2回では何も感じることがなく、3回目の場所でなにかをとらえることができて、やっぱりここだ、と確信し、そこにとどまっていると、身体の右側に温かさが感じられだし、続いて、なにかに包まれてほっとするような感じが生じてきた。田畑さんに位置が決まったことをお伝えすると、どんな感じかとのお尋ねがあり、「安心な感じがする」とお答えした。

‐セッションが始まって、身体は自然と動き出したのだが、開始直後はとにかく肩の痛さが先にたち、どんな動きをしているのか感じ取ることが全くできなかった。動きがあるたびに、痛っ、痛っ、と小さく声がでてしまっていたが、セッションが深まっていくにつれて、意識が落ちたままで動いていたのか、痛さは感じることがなくなった。

‐途中、田畑さんに、どんな感じかと何度かお声をかけていただいたときに、はっと意識が戻って動きを体感し、それをお伝えする、という感じだった。一番印象に残っているのは、うつぶせになったまま、左足のももの付け根が痛いにも関わらず、身体はその足を震わせようとしていたことであった。セッション後半は、意識はしっかりとありながらいろんな動きを続けていた。例えば、うつぶせになったまま両手を上に伸ばし、両足は思いっきり開脚などしていたのを覚えているが、その時には痛みはまったく感じていなかった。

‐最後、左足をぐるぐると回したままでセッション終了となった。Zoomが切れたあともしばらく回し続けていたのは覚えているが、その流れのまま眠ってしまっていた。はっとして目覚めたときには、ずいぶん深い眠りに落ちていたなぁ、と感じた。

‐ありがたいことに、翌日午後には肩の痛さはほとんど感じなくなっていた。痛みが治まったあとに感じていた肩のおさまりの悪さも、数日後には居場所を見つけて、ガクッとした感触とともにしっかりとあるべきところに落ち着いてくれてほっとした。

‐同じ時期、右を下にして寝ていると、左の臀部から下にかけて、なにか違和感を感じたので、探ってみると、左肩に感じていたのと同じ質の痛み、でもその程度は肩を100とすると、5とかそのくらいのもの、があって、それが2日ほど続き、痛みがなくなると、右脚内側にしっかりとした支えができているとともに、右側骨盤上の背骨に沿ったあたりに広がりができていた。

‐同じ頃、実兄を強く詰っている夢をみる。兄は表情を変えることなくただただ私に言われるがままでいた。実際、いろいろと言いたいことがないわけではないが、ここまで強い気持ちを抱えているとは正直思ってもいなかった。自分のことではあるが、今後、自分はこの気持ちにどんな形で折り合いをつけていくのか、興味深く思っている。

‐その後、右首の側面がひどく痛くなり、3日くらい寝たままだった。痛さが落ち着いてきたなと思ったころ、立ち上がったら、右腹あたりにとても大きく広がりができた感があり、息を吐いたときに、右側に身体が傾いてしまうと感じるほどだった。そして、3日間、気分が悪くて水分以外、ほぼ摂取していなかったのに、たまっていたものを一気に吐き出すかのように、おもいっきり嘔吐した。呼吸をすると、いつまでも息を吸っていられるかのようで、右のお腹から背中にかけて酸素がどんどんと取り込まれている感じがした。その感覚は今でも変わらずにある。また、右側の視覚が大きく開けて、ものの色が何時にも増して鮮やかに感じられた。

初めての遠隔セッション、自分から心地よい場所を見つける作業がとても新鮮で、ほんのわずかな位置の違いでも、全く異なる体感が生じてくることが本当に不思議だった。セッションの楽しさ、という意味ではもちろん対面に軍配があがるが、変化が着々と、しかもずばっと起きていく、という点で、対面とはまた違った面白さが味わえた。

Page 2 of 3

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén