ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

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心の平安を求めて〜セッション3

今日は横向きで、右上からスタート。足を足のせに乗せて、右腕はクッションに。その体勢になったら、右足が内側にカーブしながらスーッと伸びていった。田畑さんから立ち位置について聞かれる。左側角?に立ってもらった方がしっくりくる。安心感がある。右側はどんな感じですか?と聞かれて、眠ろうと思っているのに窓を開けられている感じ、と答える。左足の下に手を添えられる。すると、呼吸する筋肉がゆるまって、息が深く吸えるようになる。どんどん深呼吸が始まる。体が酸素を必要としているのがわかる。酸素を体にめぐらせて体は体の仕事をしようとしているんだな、、、と思う。右足はどんどん内側にカーブを描きながら伸びてゆく。上半身は体の中心に落ちてゆくように丸くなってゆく。上半身は中心に吸い込まれて、右足はどんどん伸びてゆく。足は肉体を離れて意識体?のようなっている。黄色い色の足が見える。足は黄色い色をしてスーッと伸びている。

田畑さんにどうですか?と聞かれて、上半身が中心に落ちてゆき、足は伸びていっている、、と答える。では、中心に落ちてゆく感覚を味わってください、と言われる。その感覚を味わうと、どんどん奥に吸収されていく感じだった。何度も深呼吸する。右顎の古傷と右足の親指の怪我が疼くように浮かび上がった。左肩が体重の重みで痛く、痺れるように感じた。左上になるように、体位変換する。ベッドが垂直になっているように感じる。垂直に寝てるのに落ちないな〜、、、と思っている。立ち位置について聞かれる。右側角に立ってもらった方が落ち着く。左足にタッチされる。触れられるにつれて、垂直だった感覚が水平になってゆく。右足にくらべて、あっという間に終わった感じがした。

田畑さんのセッションを受けると、体は肉体だけではなくて、もっと広範囲の領域までが自分の体なんだ、と実感する。言葉で分かったつもりでいても、体でクリアに感じるのとではものすごく違う。自分が思う以上に自分という存在は広がりをもって生きているんだ、と思った。そう思うと、普段いろいろ思ったり、感じたりしている事柄もずいぶんと空間に満ちるものなのだろう。できれば、なるべく心地よい空間にいつもいれたらいいな〜、と思う。
左上から、上向きに体位変換する。両膝を立てる。足の下にシートをひいてしばらくそのまま。足の位置を調整されている感じがする。が、触れられてはいない。

セッションが終わってベットに座る。どうですか?と聞かれて、もっとだるいかと思ったけど、スッキリと座れている、と答える。左の仙骨を意識して、少し浅めに座りなおす。両腕を上げる。セッション前との変化を感じる。引っ掛かりがなくてスムーズに上下する。きれいに円を描けるように上がった。立つ。両足がしっかりした感覚。両手を上げると、腕だけが上がるのではなくて、足から、足が踏み込んでその力が伝わり腕が挙がっていくのが感じられた。腕を上げるのに、足の力を感じたのは初めてだった。歩く。セッション前に歩いた時よりも足の運びがしっかりした感覚。骨盤から動いて、足を牽引して歩いているような感覚。気分はどうですか?と聞かれて、静かな、、落ち着いた感じがしたので、静かな感じです、と答える。ボキャブラリーがないので、どうにもうまく今の気分を言語化できないが、静かな、には、落ち着いた、とか、地に足のついた、とか、安定している、などのニュアンスもあるように思えた。

セッション前とセッション後の姿勢を写真で確認してもらう。左肩が上がって広がった。背が伸びている。体の左側に空間ができた、と言われる。じゃあ、胃とか消火器がのびのびしているのかも、と思った。すると、本当にいつもより食欲が出て、ランチを美味しく頂いた。
その日の朝、出掛けにスマホの電源が落ちたままスイッチが入らなくなってしまった。何度やっても反応がない、、。携帯がつながらないといろいろ不都合が出てくるので、まいったな〜、と思いながら、なぜが、全く焦らなかった。以前にも同じことがあって、その時は、うわ〜!と一気に気分が落ち着かなくなって、あれをすれば、これをやったら、と考えがどんどんめぐって気持ちは焦るばかり。だけど今回は、とりあえず、セッション終わったらランチして近所の携帯ショップに行こう。しか思わなかった。自分でも、全然焦らないんだな、不思議だな〜、携帯機種変更しないといけないのかな、データ移せるのかな、、と思いはしても、今やることを淡々とやる、という事が出来た。この動じない感覚はなんだろう?自分じゃないみたいだ。いつもは外から来るいろんな事象に振り回されて、感情も波立って、体も右往左往していたのに。とはいえ、帰宅し、母の介護中には簡単にイライラしてしまう。そこは自分の課題なんだ、といつも思っている。こらから変化していく事として見ていきたいと思う。

心の平安を求めて〜セッション2

今日はうつ伏せでのセッション。家を出る時遅くなり、頭の中で1時間間違えていて、落ち着かない感じで行く。鼻が詰まっていてスッキリしない。
まず、写真撮影から。歩く。前回よりスムーズに動いているような感覚。腕が動いている。(1回目は腕が動かなかった)
うつ伏せになると首をどちらに向けても緊張して痛い。田畑さんの立ち位置について聞かれる。左角に立ってもらった方が落ち着く。頭の方に移動するにつれて、幕を引かれているような感じ。頭上で幕が閉じる、、。
左足に、、触れられていないのに、、フワ〜、とかピリ〜、とか感じる。首痛いな〜、とか思っている。どうですか、と聞かれて感じてみると左右差がへって来ている感じがする。布越しにCS60の金属の感触。スリスリ、摩擦はほぼ同じリズムの連続。スリスリされると、右の肩甲骨が上下に動く。肩甲骨は自動運動のようにコントロールしていない動きで、そこに意識すると、もっと余分にいっぱい動き早々だな、と思った。意識せず、そのままにしておく。右足のセッションは、どんどん意識が遠のいていって、、眠ってしまった、、。ので時間が短く感じられた。背中の後は上向きになる。足にCS60をかけてもらったと思うのだが、眠ってしまっていた。
ベットに座る。首を上から引っ張られているような感覚。浅く座って、右ひざを5ミリくらい内側に位置すると視点が下がった。両手を上下に動かす。前回は左肩がかくん、かくん、と肩関節の中で引っかかっていたのに、今回はスムーズに上下している。
写真撮影の後、歩くと、、左はより自由な感じ、右は少し固まっている感じ。(股関節が)どんな感じなのか、感じて考えて歩くと腕が止まってしまう。
セッションの前と後の写真をチェックしてもらうと、背中は全体に広がる。右向きは骨盤が前に出て、足は後ろになって逆くの字だったのが、のびたー!まっすぐに。前向きも背が伸びている。
ロルフィングは肉体の開放なんだ!と思う。肉体だけでなくメンタルにも影響が当然あるのだと思う。先日、帰りの電車が人身事故でしばらく不通になった。駅に人々があふれて、ホームもごった返した。認知症の母がいるので、早く帰らないと、と思うが思ったより冷静でいられた。電車が動き出すまで、いったん改札を出て買い物をしてまた戻る事にして、時間を調整して帰ることができた。以前なら、もう少し焦って、早く帰ること、に意識を集中してしまって気持ちが不安定になっていたと思う。物事を客観視できるようになれて、自分にとって最善の行動を取ることができたことが、うれしかった。そして、これはロルフィングの影響なのでは?と思った。前回もセッション中、不意にありがたい〜気持ちがあふれてきて涙が出た。それは肉体の開放と精神の自由を感じていたのだと、今気づいた。

心の平安を求めて〜セッション1

認知症のご家族を介護中の方で、今一番自分が求めるものは「心の平安だ」ということにお気づきになられ、体を整えることで、心も整い、自分を取り巻く周りの状況も変わってくるのではないかという動機で10シリーズロルフィングを開始されました。

1回目はじめに問診を受けて、過去の交通事故について聞かれる。30年くらい前を思い出しながら答える。施術中、左肩に触れられた時に、その時のことが映画を見るように思い出された。私はあの時クラクションを鳴らしたんだ、えっ、直進なのに入ってくるの?と言った言葉の直後、ガーン!!!とぶつけられた。後で、その時左からぶつけられたので、触れられたところが相似していたのに気づいた。
はじめに、田畑さんの立ち位置について聞かれた時、だんだんと自分の意識の領域が広がっていきながら、自分という肉体感覚が薄まっていく感じがした。左が涼しく、右が暖かい、と答える。体の左右差を顕著に感じる。左足が半分沈んで溶解しているような感じ。右足は丸く大きく膨らんでいるような感覚。左側がどんどん沈んで暗くなっていく。目はつぶっているが暗く感じた。
田畑さんに体の状態や呼吸について聞かれるのだが、深く深く意識の淵まで落ちているのでうまく答えられない。今まで体が受けたいろいろなダメージが部分的に島のように違和感となって浮かんでくる。自分が忘れていた古傷も何ヶ所か感じられた。今までの体の傷や痛みの歴史を振り返るような時間だった。深く自分の体と向き合う時間だった。
施術中、そっと触れられている体の部分に意識を向ける。触れられている時と触れられていない時の間が濃密でありながら穏やかで、まるですごくいい瞑想をしているようだった。途中、目の中に黄色い三角の光が見えた。しばらくして消えて、それを追う。すると左右から雲が次々に現れてきた。、、、それを見続けていると、すごく楽だ、、。どんどんリラックスしていって、眠れない時はそうすればいい、、と思う。本当の意味でのリラックス状態にあれば、人は病にはならないのだと分かった。分かった事がでかすぎて、圧倒された。
家に帰ってからも、ふ、と忘れていた体の古傷が思い出された。自分が体に対してケアしているつもりでも未だ治りきれていない、癒されていない箇所があることに気付かされた。

エネルギーワーカーで、イールドも習得中のYさん〜3回目

〇セッション前日

数日前から痛みが強かった右手親指の痛みが激減していることに気づく。時間の経過で痛みが軽減したのか、それとも前回の体験レポートを書く過程で、同じ箇所を小さい頃に怪我したことを思い出したことが関係しているのかは分からない。それにしても、あんなに痛かったのに!という感じ。

〇セッション当日

腰からみぞおちの辺りまでかなり張っていて、きつい。セッション前に両手をゆっくり前方へ上げていく動作をすると、左側に引っ掛かりを感じる。

今日は横向きのポジションで。最初安定した位置に収まるのに少し時間がかかる。そして、上半身はベッドへ委ねられるようになっても、下半身がついてこない…と思っていたら、脚の方に沢山ワークをしてもらい、ベッドの方へからだが落ちていき始める。

その後のことは、終わってみるとほとんど覚えていない。が、ただただ、ワークしてもらっているところを感じて、からだがどんな風に反応しているかなと興味を持って見ていた感じ。

終わってから写真を見せてもらったら、お腹のスペースが明らかに広がっていた。

帰り道、首がすごく張っているのを感じる。ホームに電車が来ていたので咄嗟に走ったら、からだがいつもの何倍も楽に速く前へ進む感じがするのに驚く。

〇セッション翌日以降

・数日間は首や股関節の辺りなどが、ひどく張ったり、ずきんずきんと痛くなったり、でも時間の経過とともにいつの間にか痛みが消えている。

また、セッション前はロックがかかったように固まっていると感じていた腰も動きを取り戻しているよう。ただ、無意識だといつもの歩き方をやってしまっているみたいで、それに気づいて「本当はどんな風に動きたいんだろう」と見ていると、歩きやすくなる感じ。

・この10シリーズを受けようと決めた頃から、お腹を下すことが頻繁になっていた。これは、強い不安を抱えていた学生の頃からの癖な気がする。小さい頃から胃腸は弱かったが、学生の頃は食べ過ぎやよくないものを食べたわけでもないのにしょっちゅうお腹を下していた。大人になってからもそれは続いていたが、母が病気になって食事療法をしていたので同じ食事を一定期間だけ私もしていたら、いつの間にかお腹を下すことがほとんどなくなっていた。それが、この1、2年は時々復活していたのだが、とくにここ1か月くらいはかなり激しくて辛かった。それが、2回目のセッション後のレポートを書いていたとき、この10シリーズのセッションをいい機会と捉えて、苦痛だった歯科治療のこととか、右手親指の痛みのことなど、からだが以前のトラウマ的なことを今解消していようとしているのかなと思って、このお腹を下すのも、もしかしたら解消したくて今出てきているのでは…と思ったりしていた。(ちょうどレポートを書いていた日もお腹を下していた)

そして、今回の3回目のセッションを受けた後の写真を見てみたら、お腹のスペースが広くなっていたので、もしかしたらこのお腹を下す癖もなくなるかなと思ったら、本当にその通りになっている。ありがたい!

・4日間、田畑さんの「重心のコア構造と知覚」というテーマのWSに参加。WS中は毎日自分も参加者の方からワークを受けることになるので、毎日ビフォーアフターの写真を撮って見せてもらっていたが、毎日変化していた。1日目と4日目を比較すると、中心に集まって、上にも伸びているような印象があったと思う。WSのテーマが肚とか骨盤内に働きかけるようなものだったからか、その間ずっと元気で、とくに最終日の朝は、駅まで走ってホームまでの長い階段も小走りに上がったのに、普段なら息が整うまで結構時間がかかるところ、あまり苦しくもならず、いつの間にか普通の状態に戻っていたので自分でも驚く。腹の底から力が湧いてくるってこういう感じなのかもしれないと思った。力が有り余るとかではなく、必要な力がちゃんとあるという感じ。

WSが終わった次の日は眠気が強かった。4日間ワークを受け続けたことになるので、からだが調整にエネルギーを使っているのかなと思う。2日間くらいはお尻が筋肉痛みたいになっていたし、腰痛もかなりきつかった。

・WS後は、からだのそこかしこに、気づくと温かいものが流れていくような感覚を頻繁に感じる。

・1、2か月ぶりに会った数人の友人から、顔の感じが変わったと言われた。また、上記WSで2か月ぶりくらいに会った一緒に学んでいる方からも、首の辺りの印象が変わったと言われた。 これは、苦痛だった歯科治療のことにフォーカスしてワークしていただいたおかげと思う。

・前は歩いている時によくつまづきそうになっていたけれど、そういえば今はほとんどつまづくことがないことに気づく。

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~2回目

セッション前
首から背中にかけて、固まっているように考えられる、動かしにくい。腰、足が重い。

セッション中
横になり、呼吸に意識を向けてゆく。セッションが進むうちに、肩の力が抜けてゆき、呼吸の深さが変わってくる。
セッション後、座ると、しっかり体重を預けて座れるようになっていた。
背筋がのび、腰の重さやお腹が緊張している感じも和らいでいた。足も軽く、しっかり地面をとらえて、歩けているように感じた。

セッション後
当日夜は、とても良く眠れた。
翌日は、片道50分の運転を3回行う。いつもなら、帰ってぐったりだが、その日は肩が少し凝る程度で過ごせた。

夜寝ていると、肩が上がって呼吸が浅くなっていることがあるが、
セッションを思い出して、呼吸をゆっくりするよう意識すると、腰の辺りの緊張がとけて、身体全体を布団に預けられるようになる。
今回、生理期間中だったが、セッション後は不思議と生理痛もあまり気にならなくなっていた。
立った時や、歩く時のバランスが少し良くなったように感じる。

今月から、日々の車での送迎がまた開始するので、運転中もあまり力み過ぎないよう気をつけて、
自分自身でも身体を良い方向へもってゆけるよう、意識して過ごせたらと思う。

自分の身体と真剣に向き合いたい

イラストレーターの方で、毎回手書きで感想をお送り頂いてます。

エネルギーワーカーで、イールドも習得中のYさん〜2回目

〇セッション当日

今日はうつ伏せの体勢でスタート。途中、鼻が詰まったようになり鼻から息が出来なくなっていた時以外は、最初から最後までよく息が入って来ていたと思う。

今回右脚から働きかけてもらい、途中からCS60で腰やふくらはぎなど擦ってもらった。鼻が詰まったように感じていた時だったと思うが、首が窮屈になってきて、そのタイミングで田畑さんに声をかけてもらい、首が楽になるように位置を変えたりもした。頭の方もワークしてもらい、最後またCSで足から頭まで右半身、左半身と擦ってもらったら、それまでからだがぎゅっと縮こまっていたことに気づき、元の大きさに戻った感じがした。

頭に手を当ててもらい、呼吸と共に頭の方へ伸びる感じをするのが一番清々しく、からだもうれしいみたいだと思った。

帰りに電車を降りるとき、椅子から立ち上がったら腰が「イタタッ!」となったが、すぐに痛みはひいた。からだがだるいような感じも徐々に出てきたが、気持ちは軽いというか、のびのびしている。

最近、寝るときになると重低音の耳鳴りがしていたのに(昨日まで)、今日はほとんど気にならないくらいになっている。

〇翌日以降

・今回は、1回目の後のような筋肉痛はなく、むしろからだは軽い。腰や胸の奥の方に強い痛みを感じたりもしたが、それも長くは続かない。

・苦痛だった歯科治療で治療された左の奥歯は結局何年か前に抜くことになり、その1本だけ義歯になった。そして、昨年夏頃からイールドやクレニオバイオのセッションを受けたりしていた影響か、中学生の頃強打して以来少しずれたままになっている左の顎関節のところが動いているような感じもあり、義歯も合わなくなってきたと感じ始めてはいた。が、この10シリーズを始めた頃から完全に合わなくなったようで、歯茎に当たって痛いので、外しっぱなしにしていた。物は試しに、先日また入れてみたら、意外にも大丈夫そうに思えたが、すぐに左の頭の奥の方からうっすら鋭い痛みがやってくるので、結局外した。

また、2週間ぶりくらいに、履きなれていたはずのショートブーツを履いて外出したら、足首の辺りが痛くなった。今までは、薄い靴下を履けば若干きつめだけど普通に履けていたのに、靴も合わなくなってしまった

どちらも、以前の自分だったら、だましだましからだを物の方へ合わせてしまっていたと思う。

物だけではなく、人との関係などにおいても同様の傾向があったが、そういう我慢も本当にできなくなってきた。

・4日目の朝起きた時、今までひきずっていた顎の力みが「抜けたな」という感じがした。全部抜けたとは言えなくても、次の段階へ移行したような感じがなぜかする。時々口周りに感じるスースー感はその後もある。

・いつもの美容院でいつものようにシャンプー台に後屈して頭を預けたら、喉の辺りがすごく苦しく感じた。今まで苦しいと感じたことはなかったから不思議。

・6日目の朝起きたとき、右手の親指の付け根辺りが痛むことに気づく。ねじるような動きをするとかなり痛む。以前何度か腱鞘炎のようになったことがあるが(診断を受けたことはない)、前日まで全く何の予兆もなかったし、思い当たるようなことをした覚えもない。同じようなことが今までも何度かあるので、寝ている間に何か負荷をかけるような癖があるのかと思ったり。そういえば、小さな頃家の門を閉めようとしてまさにこの右親指の付け根を強く挟んでしまい、しばらく右手を使えなくて不自由だったのを、今思い出した。このことと何か関係があるのかは分からないが…。

・腰に負担をかけるような態勢でしばらくいることがこの間何度かあったが、自覚しているときは、意外とダメージを引きずらない。でも、緊張していたり何か他のことに気を取られたりしている時に自覚なしに負荷がかかっていた時は、それ自体は短い時間だったとしても、後々ダメージを引きずりがちなことに気づく。

・からだの感覚に意識を向けてみると、セッション中に聞かれた時と同様言葉にはなりにくいが、なぜか泣きたくなったり、近所にある大きな木を見たり赤の他人のうれしい話を見聞きするだけで涙が出そうになったりしている。また、修復は不可能と思うほど悪化していた人との関係が、この半年くらいでなぜか改善傾向になっているのだが、今までは気づけなかったその人の素晴らしい側面がふと見えて、大泣きしたりしている。 

 

臨床心理士のTさん

セッション1

田畑さんのセッションを受けた方から「とてもソフトなタッチ」と伺ってはいましたが、実際に体験してみると、思っていた以上に軽く、そしてピンポイントのタッチで「果たしてこれで何か変化が起こるのか?」と思うほどでした。

けれども、初回は脚の施術が主で、胴体には触れなかったのに、セッション前のチェックでは、呼吸をするときに胸のあたりしか動いていない感覚だったのが、お腹の方まで自然に動く感覚に変化していたことに驚きました。
またセッション後のチェックで歩いた時は、良い意味で身体の重みを感じました。セッション前よりも脚の存在感があり、身体が重力に沿っているような感覚でした。

セッションの最後に感じた、脚の存在感や身体が重力に沿っている感覚は家に帰る頃には感じられなくなってしまっていました・・・
その後、約2週間経ち、今のところ変化というのは特に感じておりません。(初回が終わっただけなので当然だと思います。)

セッション2

最初に田畑さんに、身体の両サイドに立って、どう感じるかを聞かれたましたが、左側に立たれている時に微かに警戒する感覚がありました。右側も警戒感は無くは無かったのですが、左右で違いがあり、普段はまったくその警戒感に気付いていなかったので興味深かったです。

右のふくらはぎに触れてくださっている間、なんだか不思議な安心感があり、とても心地良かったのが印象的でした。また今回も、右足に触れられているのに左足がピクっと動いたりして、それを興味深く感じていました。

途中で出てきた、足の親指から胸まで、ピーンと突っ張る感じは、左半身にたまに出て来るものなのですが(10年くらい前から)右にも出てきたのは恐らく初めてだと思います。
施術前は、歩く時に右足が、ペタッと足の裏全体で床に着く状態でしたが、施術後は、わずかにですが、踵を使いたいような感覚がありました。

セッション3

田畑さんが身体に触れている感覚が無いのに、身体がピクっと動いたりしていて、何をされているのかを伺ったら「見守っている」とおっしゃって、それに驚きました。
私はヒーリングのようなエネルギーワークも行うのですが、そこで、観測者効果ではないですが、最近そういったことを意識する場面があり、田畑さんの言葉を伺って、「見守る」ことの不思議な力を感じたような気がしました。

始まってしばらくして、股関節に、もどかしいような気持ちの悪い感覚が出てきました。これは7~8年前からボディワークの時や、普段も時々出て来る感覚です。
この感覚に対応してくださり、本当にありがとうございました。
あのように、ぎゅーっと足で押したい感覚が出てきたのは初めてで、驚きました。押す角度や、押し返して欲しい角度や力、押し出したいポイントなど、身体の注文は驚くほど細かくて、笑身体ってすごいなあと改めて思いました。
そして、その細かい注文に、的確に対応してくださったこと、本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。

特に右足に関しては、ううう・・と低く呻くような声と涙が出た時に、何かが抜けて行くような感じがありました。
そしてその後、田畑さんがただ足に触れていてくださった、その触れている場所から、微かですが、とても心地良い安心感が出て来ました。
そして最後に、足の指を休ませるということをしてくださった時、これも身体が本当にほっとする感覚で、そして、身体の様々な場所、股関節やふくらはぎ、腰や首の方までピクっと動く感じや、エネルギー的なセンセーションなども起こり、何かプロセスしていたのだと感じます。あの時間をゆっくりと取ってくださったことも、本当にありがたいことでした。
終わってから歩いてみた時に、初めて「土踏まず」を感じました。これまでは、偏平足ではないのに、土踏まずの感触を感じていなかったのだと分かり、驚きでした。
立っている時に、無意識に両足の小指側に体重をかけてしまう状態でしたが、それもだいぶ変化して、親指側、足の内側にも体重をかけられる感じがあります。

セッション4

今回は、これまでの3回でよく起きていた身体の色々なところがピクピクするという反応もほぼ起こらず、感覚的に何かを感じるということも特に無く、途中からは眠ってしまっていたのでしょうか、気付いたら「終わりました」と声を掛けられていたという状態でした。
終わってから歩いた時にも、あまり変化らしい変化には気付けなかったのですが、ほんの僅かですが、(足の調整だったのに何故か)腕の位置が違うような、胸が少し開いたようなそのような感覚でした。

セッション5

3回目の右足のような、左足の股関節の気持ち悪さ、疼きが出てきました。やはりぐーっと押し出したい感覚があり、それをサポートしていただきました。やはりエネルギーが少し抜けたような感じがあり、そして印象的だったのが、終了後にただ横になっている時に「お腹」の感覚を感じた、ということです。お腹の存在を感じた、という方が正しいかもしれません。そして歩いた時は、お腹を中心に左右の足が回転するように出るような感覚で、歩きやすさを感じました。(その後、その感覚は特に感じなくなりましたが(^^;))

セッション6

最初に左足の太ももに少し触れられた時に、それだけなのに、身体の中のピンと張った線(背中から胸にかけてと、腰の一部あたり)が少し緩むような感覚があり、そしてそれが、微かだけれども何ともほっとするような気持ち良いような感じで、本当に田畑さんは魔法使いみたいだなあと思いました。
そして徐々に、左の腰の奥の方にあるピンポイントのような痛みが薄っすら出て来て、それは施術が進むにつれて、どんどん強くなるというか主張してくる感じがあり、とても興味深かったです。

その腰の痛みは、お尻の方や胸の方まで繋がっているようで、少しずつお尻や胸の方にも奥の方の痛みのようなものが出てきました。
右手首も微かに痛みが出て、これは普段はあまり意識したことのない痛みでしたが、もしかすると中学時代の骨折が関係あるのかもしれないと思ったりしました。

その後、特に腰とお尻がどんどん痛くなり、その痛みは、普段そこまで意識したことがなかったのですが、こうしてその痛みが出て来てみると、「ああこの痛みは、結構いつも感じているかもな」と感じました。自分ではあまり気付いていなかった、でもとても馴染みのある痛みでした。
だいぶ痛い状態のまま「仰向けになってください」と言われて仰向けになったので、この痛みはどうなるのだろう…と少し不安でした(^^;)が、田畑さんが腰の下に手を置いて「内臓の重さを感じてみてください」とおっしゃてそのようにしてみると、不思議と、痛みがだいぶ和らぎました。
田畑さんのセッションは、謎と不思議と「???」がいっぱいです。笑

最後に歩いてみた時に、今まで歩く時に、左足にぐーっと乗る割合がすごく高くて、右足に乗る時間はすごく短かったのかも!と、そんな感覚になりました。今までまったくそんな自覚はありませんでした。

セッション7

今回も最初に田畑さんが色々な位置に立たれた時、
位置によって色々な反応が出るのがとても不思議で興味深かったです。
特に右の顔面に、上(頭頂の方)に引っ張られるような感覚と瞼の痙攣が起きたのが
一番大きな反応でした。

口の中の調整を受けるのは初めてでしたが、
軽く触れられるだけなのに、
力が緩むような、微かな何とも言えないような気持ち良さがあったのは、
とても不思議でした。

私は時々喉に、縦に棒のようなものが入ったようなというか、詰まるようなというか、
そういう感覚が出ることがあるのですが、
喉の調整?をしていただいた時に、左側は大きく反応が出て、
その詰まり感のエネルギーが少し緩んだような感じがありました。

セッション8

うつ伏せになって片足を曲げた状態になった時に、身体にかなりの緊張感が出たことに少し驚きました。実は身体は、本当に色々な反応をしているのだなと。
今回は右足のふくらはぎに触れられていた時の、癒着しているものが剥がされて行くような感覚がとても印象的でした。身体の中を、苦しさとも心地良さとも言えない、そして、そのどちらでもあるような感覚が動いて行きました。
ふくらはぎなんて、これまでまったく意識もしたことが無かったですが、そこから生まれる感覚が全身にも及んでいく・広がって行くことに、全身がこんなにも繋がっているのだと、改めて今回も驚きました。
そして田畑さんのセッションは、身体の本当に繊細な部分に働きかけるそういうものなのだなと、今回も深く感じました。

セッション9

今回の動きは、意識しながら行うのがちょっと難しかったですが、伸ばした時に身体の中で頭から脚までの線?が繋がるような不思議な気持ち良さがありました。最後に、身体は動かさずイメージだけで、という時も、実際に身体を動かした時と同じくらいの感覚があり、身体って、イメージだけでもこれほど反応するのだということが分かりました。(もちろん実際にその動きをした後だからだと思いますが。)
適切な意図に基づいた動き・・・しかもそれほど大きくはない動きでも、色々な反応が起こる。身体というのは本当に繊細なのだと感じました。

セッション10

10回目は調整ということでしたが、左半身の訴え?が大きく、その調整をしていただいた形でした。
左半身については、10年ほど前から左の胸と肩甲骨のあたりの内側に、疼きとも痛みとも言えない、何とも言えない気持ちの悪い感覚と、そこを中心に耳の後ろ、足の方までピンと突っ張るような感覚があり、それが何をやっても変わらないような状態でしたので、よっぽど何かが溜まっている?滞っている??状態なのかもしれません。
今回は、途中で出て来た、左足を内側に捩りたくなるような感覚に対して、左足の脛あたりを擦っていただいた時に、身体がほっとするような気持ちが良いような感覚があったのが印象的でした。

また前回のセッションの時の動き・・・身体の脇を下にして横になって、頭を少し上げて腕と足を伸ばす、その動きがとても気持ちが良くて、セッションの時と同じとは行きませんが(^^;)イメージに助けてもらって似たような動きを自分でもしてみています。やはり身体の中の何かが繋がるような感じがあり気持ちが良いです。

10回終えてみて、姿勢など大きくは変化していないかもしれませんが、自分では、足の土踏まずが少し使えるようになった感じがあり、また、土踏まずから、脚の内側、内転筋や股関節まで繋がる感覚が出て来ているのがとても興味深いです。
そして、ロルフィングを受け始めたタイミングで、肚を鍛えることに取り組み始めていました。この2~3ヵ月という短い時間で、少しずつ肚の感覚・・・落ち着きや静かな感じ、を感じることができ始めています。

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~1回目

・セッション中感じたこと
横になり、呼吸に意識を向けると、最初は身体の右側と左側で違う感覚がしました。右側は、少し興奮しているような気がし、左側は停滞している、良くいえば落ち着いているような感じです。
セッションが終わった時は、両側とも自然に血液が流れているような感じで、呼吸がしやすくなりました。

身体の変化は、上腕の張りが軽減し、首の後ろが伸びた感覚がありました。
お腹(へその周辺)が固く緊張していたのも、少し楽になり、立つと肩で支えるのでなく、足でしっかり立てるようになった気がしました。

・セッション後について
当日は、身体が軽く感じ、肩や腕が柔らかく動く心地よさがありました。
セッションを受けた日は、寝つきがとても良かったです。2日目は、なんとなく頭が興奮して夜中に何か目を覚ますを繰り返し(セッション前は良くありました)、3日目からは、夜中目が覚めてたとしても、またすぐ寝れてセッション前より深く眠れる感じがしています。
首やお腹が張ってくる感じが時々戻ることがありますが、呼吸に意識を向けてゆっくり息をしたりすると、少しほぐれるような感じがしています。
頭の中で色々考えてしまうと首や背中が固くなってくるような気がするので、そうなりそうに感じたら、足首や肘、膝の裏をマッサージすると、身体が少し楽になります。(セッション中、触れてもらった時に呼吸がしやすくなった部分をほぐしている感じです)

エネルギーワーカーで、イールドも習得中のYさん〜1回目

〇セッション当日

「今どんな感じか」と聞かれて、うまく答えられないことが多かった。いろいろと感じはするけれど、どんどん過ぎていってしまうし、言葉への変換が出来ない感じだった。

セッションは、頭の上、真ん中辺りに立ってもらって、仰向けの体勢からスタートした。最初のタッチも頭からだったと思う。

顎にワークしてもらったことと、眉間からおでこにかけて、内側がぎゅーっとする感じがかなり長いこと続いていたこと。そのほかのことはあまり覚えていない。

後半、左の膝を立てた状態で、違う箇所を触れられていると、そのたびに左脚が開いていった。ベッドから起き上がって座った状態のとき、仙骨を立ててとか、骨盤をまっすぐにしてみたいなことを田畑さんから言われたが、どう動かせばよいのかさっぱり分からず、次回やりましょうということになった。

最後、歩いてみたら、右膝が尖っていて左膝がぺったんこな感じだった。

セッション前に書いておく質問表にあった「後に残るような苦痛/衝撃」に、歯科治療での痛い経験を一応書いてみたが、それも20年ほど前のこと。数年前、同じ辺りを治療された際に顎が勝手にガクガクし始めたことで思い出したのだった。

頭ではすっかり忘れていたことにからだが反応していることに驚いたので、一応質問表に書いてみたが、普段は全く意識に上らないこと。

それが、セッションでは思いの外このことにフォーカスされたことが驚きだった。

夜には、右足の大転子の辺りや右顎やみぞおちの右側など、右半身に多く痛みを感じる。左半身の方に多くワークしてもらったのに、右側の方が反応しているようなのがおもしろい。

また、顎の辺りの力みは軽減している気がした。

これに関連してか、口を半開きにして顎を意識的に緩めると、寒くて震えた時のように歯がカチカチなっていたのが、夜にそれをしてみたら、ならなくなっていた。最近はこれを試していなかったので、セッション前に既にならなくなっていたのかは分からない。

〇翌日以降

翌日も、やはり右の大転子の辺りや右膝などが痛む。昨日のセッション直後とは逆に、左膝が尖っていて、右膝がぺったんこな感覚。また、両方のふくらはぎが筋肉痛のような感じ。首もかなり痛む。

 時々、喉から食道にかけてか、スースーとした清涼感がある。

4日目くらいから首の辺りがかなり楽になってきたのと、この頃から地面のちょっとした出っ張りにつまづきそうになることが数日続いた。私は、左右の脚の長さが時々違うようなのだけど、短くなるのは今まで決まって右足。そして、この数日つまづいていたのは右足ばかり。

9日目辺りから腰がかなり痛い。からだに負担をかける姿勢を長い時間続けてしまったりしているから当然かと思う。また、お腹がキリキリするような感覚がある。小さな頃から、緊張するとガスが出なくてこの痛みを覚えることがよくあった。ひどい時はからだを九の字にしていた。ここ最近はこの痛みを感じることがなかったし、この日はほぼ家に居たので緊張するようなことも何もなかったのに不思議。

10日目、顎の重さを初めて感じたような気がした。今までは、意識的に顎から力を抜こうとしていた気がするが、顎の重さを感じてそれに抵抗しなければ勝手に力は抜けてくれることを体感した。前日くらいから、唇から顎にかけて時々スースーしている。

〇レポートを書かなくては!と思っているので、セッション後から意識してからだに気づくようにしていると、痛みなども、ずっと同じところに同じ程度感じているわけではなく、場所はどんどん変わっていくし、痛くなくなったり、痛さを増したり、常に変わっていくことがよくわかる。そうすると、いちいち感情が入らずに見ていられるし、悲観的にもならないので楽。今まではからだの反応に結構振り回されていたことがよくわかる。

2月下旬から、住む場所も変わり、仕事に関しても自分で何もかも決めていかなければならなくて、忙しい上に不慣れなことや苦手なことばかりしているが、日々意識してからだに気づくことをしていることが精神衛生上とても助けになっているようだ。

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