様々なジャンルを手がけるプロデューサー Rolfing 10/10
ベーシック10の最終日、最後の写真を見た時に、自分の躰が「塔」のように見えた。閃いた言葉はエッフェル塔。二等辺三角形の頂点に頭がのっかっているように見えた。まとまっている印象です。
いつも写真をとっていただく時は、脱力した状態で臨むのに、施術後はピシッと決まった感じで写る自分の姿に驚かされますが、最終日の施術後の写真には感動しました。
セッション1の施術前の写真と最終日の施術後の写真のなんと違うこと。
セッション1の施術前は、見るからにグチャグチャの印象で、身体の各部位は、「自由」というのではなく、方向性がバラバラ、顔も歪んでいる。おまけに髪の毛もグチャグチャだったので、全体的にひどい印象。心も荒れていそうな印象。
最終の写真では、顔も小さくなっていて、リフトアップしていた。整った印象で、精神も落ち着いているんじゃないか? という雰囲気がでており、
ついでに、腰の位置も上に上がって、身体全体が上に引き上げられた感じになりました。
前回の、セッション9の後、膝に抱えていた痛みは全くなくなり、右の首と肩の痛みや緊張に気が付いてもすぐほぐれるという状態でしたが、施術後一週間経った頃に、左の肩から肩甲骨にかけてが、セメントのように固まって重いと感じるが日があり、身体が左に引っ張られている気がしました。
左半身の痛みに身体が引っ張れている感覚は、身体が左へ傾いてしまうんじゃないだろうか? ベーシック10のコースが終わるというのに、せっかくいい感じになったバランスが崩れてしまうのでは? と不安になった。が、
セッション10の施術後に、田畑先生が「自分で自分を治せるようになります」とおっしゃってくださったので、安心しました。
自分で自分を調整できるって便利だ。
しかし、ヤバいと思ったら施術していただこうと思います。
ベーシック10を受けていて、毎回、色々と印象深い内容の施術が多々あって、、、
その内容を、1回目、2回目は、施術の内容と、その時々の身体の反応や意識の変化を覚えていたのに、3回目になったくらいから、施術後、これがすごかった! あれがスゴかった! と心の中はカーニバル状態で帰宅するも、
さあ施術の内容を書きだそうという段になると、すっかり忘れている、ということが続きました。
年齢とともにすすむ健忘症か? という気もするのですが、施術によって、身体がごっそり変わってしまうことで、身体にあった痛みや不快感についての記憶もごっそり消えてしまうのでは? という解釈を、言い訳風だけど、採用することにしました。実際、身体の仕組みや、身体ネットワークがあるなら、その連結方法、身体の各部位の立地条件や、その動きのコンセプトも毎回変化したように感じました。
例えば、歩くということ1つとっても、両脚と足の裏くらいで歩いていると感じていたのに、セッション3くらいで、上半身と連動して右、左と動いて推進していくような···またセッションが進んでいく中で統一感がとれていったり、頭まで連動して動く感じとか、変化していったのです。
身体収の変化が激しくて、それにプラスして頭部も施術を受けるので、脳がつくりだした妄想的な不快感の記憶などもごっそり消えてしったのではないか? と思って忘れる自分を許しています。
とは言え、覚えていることもあります。
最終日、最後に、教わった極めつけに大切なこと。
呼吸は、横隔膜とお腹の両方に同時に入れてOKということです。
合唱の時には、お腹、普段は横隔膜、という風に分けて入れないといけないと思っていたので、セッション中に指示を受けた時に、コンセプト自体を理解できなくて、ガタピシと呼吸を入れることに手間取っていたのですが、
これは、すんなりできるように練習しながら毎日やっていきたいと思います。
あ、、、これを覚えているのは、この呼吸がまだすんなりできる身体に変化していないからなのでしょうか?
解釈に励むのは中断して、呼吸をすることにします。
この呼吸によって、胴体全体に酸素を行き渡らせることができて、肩の内側や腕にまで酸素が行き渡って膨らんで、凝りもとれる感じです。
施術を通して、身体の周り、頭の上や身体の横、脚の下に広がる空間も感じることができるようになりました。呼吸によって身体の内部に広がる空間も感じることができました。
歩くことも楽になりました。
なんというか、気をつけて歩かないと変な風に歩いているかも? と長年気にしていたのですが、脱力状態でも、自然に歩いていれば大丈夫だという気になり楽に歩けています。
窮屈な場所を脱出して広々とした空間に出て晴天を楽しんでいるという感じ。
そして、雨や曇りもゆったりとあたたかくして楽しめる感じです。
ありがとうございました。
様々なジャンルを手がけるプロデューサー Rolfing 9/10
施術前の歩行では、左膝内側に米粒くらいの痛みポイントがあり、右膝甲に痛みを感じ、痛みが両足に分散した感があった。 施術台には身体左側面を当てて横向き。 身体の下になった左腕は身体後方に向けて伸ばす感じで置いた。右腕は脇下に支えを入れて手を伸ばした位置にバランスボール。 下になった左膝を曲げて、右脚は伸ばした。 左脚の外側が強ばり、内側が緊張している。 CS60での下半身への施術の後に、バランスボールに載せた右手を伸ばすと脚先から腰、肩甲骨を繋ぐラインがぐぅーっと伸びた。
それから頭への施術の後にも、バランスボールに載せた手でバランスボールを前出す方向で腕を伸ばすと、腕が外に向かっていくのに連れて、 腕と、肩の部分で癒着していた首の部分が溶けて頭が上に伸び腕は横に伸び、脚が下に伸び、 腰の空間が広がった感覚があった。 反対側もこの感じで施術がすすみましたが、右脚への施術の最中に、左膝にズーンと響く感覚の後に膝の回りが緩んでいく感覚があった。 施術後、立ち上がると、施術台の上で色んな 方向に分散して広がった身体のパーツに まとまりを感じた。 それからとっても右肩が右へ傾いた感覚があったが、左へ寄っていた軸が中心である右へ向かって移動したからなのだった。 施術後の歩行では、大腿部とふくらはぎが別々でありながら一体感があるという柔軟な感覚があった。
田畑先生が顔の右側でパチンと指を鳴らしてくれて、そうしたら頭の右側の視界が広がった。 腰と肩甲骨存在感が大きくなって 歩行の時の上半身の感覚として、 腰から背中→肩→首→頭 という感覚に「肩甲骨」が加わって 腰→背中→肩甲骨→肩→首→頭 という風になった。 プラス、「パチン」という田畑先生のスナップで、頭の回りに空間が広がった。
様々なジャンルを手がけるプロデューサー Rolfing 8/10
新年を迎えてから2度目のセッションとなったが、また左膝に痛みが出ていた。
しかし、前回のセッション後から右足と左足両方に体重を交互にのせるように歩くことで痛みを感じる機会は減って、かなり楽になっていた。
施術前の歩行では、左膝のまわりに金属の重りがついているような堅さと重さを感じた。歩行中、足の裏が床につくまでの体重移動が意識しないと上手くいず、左脚が膝のところから外側に開いている気がした。
施術台には、前回まで足を置いていた方に頭を乗せてうつ伏せになった。そして、左腿を腰の高さまで上げて膝のところで直角に曲げる。右脚は伸ばしたまま。左腕は頭の方へ置き、右腕は身体の横に沿って置く形。道路に伸びたカエルみたいだと思った。
左膝が痛むようになってから、日常で左膝に負荷をかけている機会が多いことに気付いた。そして大方の姿勢が左膝を中心にしてつくられているような気がしてきてもいた。
椅子に座っている時は、膝の裏と膝の甲、両方を緊張させて力が入っている。床に座ってパソコンに向かうことも多く、その時は左膝を外側に曲げ、3時間以上その姿勢でいたりする。寝る時も仰向けで左脚を腰の位置まであげて膝を折り、施術の最初のポーズの裏返しの格好で眠りにつくことが多い。
脚の内側はいつも伸ばされ、外側は縮んでいる。そんな感じでそこから腰にもねじれが生じているような気にもなっていた。
CS60でふくらはぎ、脚を中心に施術が始まり、右肩の上にCS60が当てられた時には、「大マグロの一本釣り」という言葉が閃いた。右肩の上のCS60が身体全体の電磁波を抜かれているような感覚だった。左足のつま先から始まって左半身全体、左側の腰から大きな緊張が抜けていく感覚。
施術後、ベッドから立ち上がる時に、膝に違和感を感じたが、膝の位置を修正してもらってすぐに違和感は消えた。施術台から立ち上がるのが楽だった。
施術後の歩行では、床がフカフカに感じた。身体の軸が右に傾いた気になったが、それは、今まで左に傾いていた軸が中心にきたからだった。
帰り道で、膝の痛みを感じることはなかった。
身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー
2019年12月に片山洋次郎先生とのコラボワークショップで御世話になった方です。ダンスを実践している中で、セッションを通して自身の身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいとのお考えでセッションに臨まれました。
他者との距離のとり方、人間関係の改善を動機とした10シリーズ Kさん
・希望したワーク
Basic 10 Rolfing
・動機
- 田畑さんのロルフィングのやり方、考え方に共感
- 自分は体からのアプローチが合っていると思った
・目的
他者との距離のとり方、人間関係
改善のヒントを得て落ち着いた生活
をしたい
10回のセッションを3つの項目に分けてレポートします
- セッション前の状態
- セッション後の状態
- 日常生活で変えてみたこと
◼️セッション1(20200626)
1. セッション前の状態
・周りが気になり考え事をすることが多く疲れている
・呼吸が浅い
・気分転換が上手くできない
・いつも仕事の事ばかり考えている
2. セッション後の状態
・目線が上がる
・足裏が地面に張り付いている感じ
・呼吸が深くできるようになる
・何か抜けた感じがする
・真っ直ぐ立っている感じ
・日によって頭、背中、右手、左肩、
右足首などに痛みが出る
頭痛薬、湿布薬などで様子を見る
梅雨時期でもあるのであまり気にはならない
3. 日常生活で変えてみたこと
・仕事中の靴をヒールの無いものにした
・椅子なら高さを調整して地面に足が着くようにした
・パソコンに向かう時間を減らす工夫をした
・朝晩、ゆとりがある時に横になってセッションを思い出す
まとめ
目線が高くなったからか、窓の外や空を見上げたりすることが多くなり
空間が広くなった気がして、体が動くようになり落ち着いている
抜けるような感覚を思い出すと
ちょっと気分が変わっていい
これから体のいろいろな部分が調和して動くようになるにつれ、毎日をどんな風に過ごしていくことを選ぶのか楽しみ
セッション2(20200912)
1. セッション前の状態
・左の股関節が痛い
・肩がこっている
・1回目のときとあまり変わらない
2. セッション後の状態
・左の股関節は部屋に入ってセッション前に歩いたときは痛みはなかったが、帰りに外に出たらまた痛み出した。でもそのあとは痛みはなくなっていた。
・セッション中にうつ伏せになっていたときに段々と呼吸が深くなって何か吐き出すような感覚があった。
左腕の位置が落ち着かないけどどうしようこのままでいいかとだまっていたら、しばらくして田畑さんが腕をとったのでわかるんだなあとなんとなくうれしかった。
右足ふくらはぎを押されて、前に外科で治療した場所だったことを思い出した。忘れていてセッション前に話しをしていなかったことだった。
・翌週末に体調が悪く仕事を休む。
病院には行かずに様子を見ながら休息。休日と重なり5連休になったため
ゆっくりできて体調も回復した。
3. 日常生活でかえてみたこと
職場のデスクの配置替えがあった。
前と真逆の位置になってフロア内が広く見渡せるようになった分、前より人の動きが気になる。
その日に食べたいと思うものを食べるようにした。肉を食べたくなることが多くなる。(そういえば、セッション帰りにも焼肉を食べて帰ったことを思い出した。)
まとめ
身体の声を聞けるようになった。
また、デスクの配置替えなどの動きがあったのが面白いなあと思った。
2回目を終了してからセッションを受け続けようという気持ちになった。
1回目の後しばらくはあまり気が進まなかった。
ただ、これはセッションに限らず私のクセでもある。コツコツやり続けることが苦手で飽きやすい。それなのに、10回セッションを申し込んだ。
そして、申し込みしたことを少し後悔したりした。
でも、今身体はセッションに行きたがっていて落ち着いている。身体の声を聞くことを忘れないようにしたいと思う。
セッション3 (20201017)
1. セッション前の状態
・セッション1週間くらい前から足の裏が地面にペタっと着いている感じがする
・いつも不安なことがあると、腰の辺りが浮いてくる感じがするが地面に足の裏が着いているのであまり気にならない
2. セッション後の状態
セッション中にお腹の辺りがムカムカして段々と上がって胸の辺りまできたと思ったら咳が止まらない。すると泣きたくなって泣きながら咳き込む。
目を閉じていたら、自然と目が空いた。生まれたと思った。握っていた手も自然と開いて起き上がりたいのかなと思ったら、ベッドからスルーっと落ちた。ケガをしないような落ちかただったと思う。
落ちた後どんな感じか田畑さんから聞かれて「疲れた」と答えた。
胸の辺りがまだ少しムカムカしていたけれど9割ぐらいは出た感じ。ベッドに上がれるかどうかと聞かれどちらでもよかったので、ベッドに腰掛ける。視界が広くなって窓の外の向こうまで見えて明るい感じ。
左側の肩甲骨の辺りの不具合をゆっくりと調整していただき滞る場所があることを伝える。
その滞る場所が、何か中途半端になっていて解放した方がいいのかもという田畑の言葉に思い辺る節がある。
でも、わたしは解放しないでこのままでもいいのではないかと思ったりもしている。その経験も一部だから離したくないような、なんだかわからない気持ちになる。
セッション前に腰が浮いている感じがあったが、セッション後歩いてみたら全く気にならなくて忘れていた。
帰りは眠くて眠くてタイマーを合わせて電車の中で昼寝しながら帰宅。
3. 日常生活でかえてみたこと
友人と連絡をとり食事に出かけた。時節柄のせいだけでなく、人に会う気にしばらくなれなかったのになあと自分の行動に驚く。
中途半端という言葉が気になり、
ハッキリ表現するようにしてみる。
周りの反応もハッキリとわかり驚く。
左側の滞る場所の調整を自分で思い出しながらやってみる。ゆっくり動くとかなりキツいし疲れる。左側のお腹に触れてしばらくするとお腹が動く。
やっぱり手放したくないような、あの経験が滞っているのかな違うんじゃないかななどいろいろ思いを巡らせながら過ごす。
まとめ
視界が開けたように、いろいろ気がつくことがありセッションを受ける目的でもあった人間関係にも変化が出てきた。自分の感覚を信じて動いてみようと思う。
また、滞っている場所がこれからどうなっていくかが楽しみ。
セッション4(20201031)
1. セッション前の状態
・腰が痛む
セッション前日朝に腰の調子が悪くて起きあがるのが大変だった。
湿布を貼って様子を見ながら過ごす。
・胃の辺りが不快
ガスが溜まっているような、ムカムカする感じ。
・当日は体調がよくない。
2. セッション後の状態
セッション中に前回と同じようにお腹がムカムカしているのがだんだんと上がってきて咳が出る。
また、少しずつ背中が動くのがわかった。
起き上がったときに、自然と前回と逆の向きに腰掛けたのであれっなんでだろうと少し気になった。腰掛けながら骨盤や仙骨を動かすと胃の不快感が和らいだ。
セッション後、歩くと今までで一番強く地に足が着いている感じがした。
すり足になって歩いているようだった。
帰りは胃が不快だったが、食欲はあり食事。また、立ち寄りたいと思った場所にも偶然行けた。腰が痛いし体調もよくないけれど、それなりに動けてたのしかったなあと電車からキレイな満月を見ながら帰宅。
翌日は胃の不快感がなくなっていた。胃の不快感はあったりなかったりが続く。3日後に脇の辺りが締まってくる気がする。鏡を見ると服を着たときの胸の辺り感じがいつもと違う気がする。物を拾おうと頭を下げると前頭部が痛む。4日後には頭痛。
離れて暮らしている家族からギックリ腰になったと連絡があり偶然同じ日だったので驚く。また、気になっていた友人から何年かぶりに帰郷すると連絡がありうれしかった。
3. 日常生活でかえてみたこと
仕事中に骨盤を立たせてみたり仙骨を意識してみたりすると胃の辺りが動いて、スッキリして落ち着く。
まとめ
偶然の出来事が多くあって面白いなあと思った。
左側の滞っている場所は、何か終わっているのに受けとめることができないままになっていることがあるのかなと思った。身体からのアプローチでいろいろなことに気が付かされる。
セッション後も身体が変わっているのがわかって不思議だなあと思う。
セッション5(20201107)
1. セッション前の状態
・腰の痛みは落ち着いた。
・胃の不快感はあったりなかったり。
2. セッション後の状態
今回のセッションはいつもと間合いが違った気がした。
仰向けになり右足首に触れられていると、段々とベッドに沈む感じ。
背中が動く感じがして、前回と同じように咳が出た。立てていた左足がどんどん左側に引っ張られて倒れたかと思ったら、すぐにまた元に戻る。
背中、肩甲骨の辺りから段々と頭に何か抜けていく感じ。そのときに前に歯科治療したところを思い出し気になって田畑さんにお話しする。
起き上がりベッドに腰掛けながらボールを押す動きを左右交互にしてみる。このときに左が押しにくいことを伝えると、田畑さんが少し動きを加えるアドバイスをくれた。右を引きながら左を押してみると押しやすかった。
立ち上がり、音叉で見てもらう。音叉は初めてで右側より左側の方が良く聞こえる。
最後に肩が前に出ていたような気がすることと、今は首を引きたくなることを伝えた。セッション後に写真を見ると1回目の姿勢が前傾だった。
セッション後は安心感があった。
帰りは、とても落ち着いてゆっくり歩いている感じ。
翌日はセッション中に思い出した歯が痛む。胃の不快感もある。
2日目は仕事中の姿勢に気をつけながら骨盤を立てて座るようにするとお腹が鳴る。また、肩がこらなくなったことに気がつく。
3、4日目からは胃の不快感はない。
5日目は背中の骨を鳴らしたくなる。
3. 日常生活でかえてみたこと
セッション翌日に部屋の模様替えをする。床に座ることが多いので、イスに腰掛けて姿勢を意識しながら過ごすようにしてみる。
まとめ
ボールを押す動きは引きながら押すという感覚を思い出した。
身体の動き、姿勢から自分のクセみたいなものにも気がつく。また、周りとの距離のとり方をあらためて見直してみようと思った。
今回のセッション後は体が動きやすくなってきていると感じる。まとまって動くような感じ。
そして、わたしがしたい落ち着いた生活とはどういうことなのかを考えさせられる。
セッション6(20201114)
1. セッション前の状態
・肩、首がこっている。
・胃の不快感はなくなった。
・前日、仕事中に骨盤を立てて座るように意識すると、左半身がボワーっとしびれるような感覚がした。
・重心を左右に移動させる動きをすると左にのせるときにズシッときて、股関節が痛む。
2. セッション後の状態
今回のセッションは CS60でも診てもらった。
うつ伏せになって仙骨をトントンと押されたとき咳が出て、あまり触れられたくないなあと思った。
体が動くたびに「なんだ、なんだ」「わからない、わからない」
と心の中で繰り返していた。
肩、首、頭を押されたとき肩が痛かった。
仰向けになりしばらくすると、左腕がグルグル回って止まらない。回すときに痛むところがあることを伝えCS60で診てもらう。あまりの痛さにビックリしたけれど、田畑さんの笑いにつられて私も笑いが止まらない。痛い箇所が逃げるので、田畑さんがここと言ってつかまえる。いち、にっ、さんっ、いち、にっ、とカウントしてもらって痛みをなんとか乗り切った。
左腕に15年位前に手術の際にした筋肉注射が痛かったことと、小学校を卒業して以来していなかった予防注射をここ2年位続けてしたことを思い出した。田畑さんにお話しすると、注射が体の奥深くまで入って動きに不具合が出ることがあるとのこと。細い針でも体を痛めていることには違いないんだなあと思った。
起き上がりベッドに腰掛けると視界が広くなって明るい。
立ち上がって歩いて見るとバランスが悪いので、少しかがんだりする動きをしたり、首が安定する位置を探したりしながら調整してもらう。
CS60で鎖骨を診てもらう。田畑さんはもう痛くしないからと言ったけれど痛かった。特に左と真ん中が痛くて「ここ?!」と思わず声に出た。
セッション後、重心を左右に移動させる動きをするとあまりブレなくてその場で足踏みをしているような感覚で股関節の痛みはなくなっていた。
また、歩いてみると足だけでなく腰の辺りも前に進んでいる感じがした。
翌日、重い物をほんの少しだけ移動させようとしたらひっくり返りそうになる。
1週間後位から、踵の内側に重心がくるような感じがする。
3. 日常生活でかえてみたこと
・片付けをしたくなって昔の物やある場所を確認する。
・食べなくてもいいなと思うときは食べないで過ごしてみる。
・ここにいるのが相応しいのかどうかと考える場面が出てきているが、どうしたらいいのかわからないままやり過ごす。
まとめ
どうなっていくか楽しみにしていた左側肩甲骨の辺りの滞る場所が、少しずつ楽になっていく感じがする。まさか、左腕の注射が残っているとは思わなかった。あのとき痛かったよなあ、痛いって言えなかったなあと思い出せてよかった。
CS 60は痛かったけれど、痛い痛いと笑い合いながら診てもらったので受けとめられたんじゃないのかなあと思う。
どう感じているのかを落ち着いて振り返る時間を少しでもとろうと思う。
この時間をとる行動が中途半端にしないことにつながるかもしれないとなんとなく思った。
セッション7(20201128)
1. セッション前の状態
・首が凝っている
・頭痛がする
・めがねをかけるのを忘れることがある(視界が明るい感じがするからか)
2. セッション後の状態
今回のセッション中は寝返りを打つことが多かった。
CS60を顔に当ててもらう。
口の中を調整してもらう度に咳がでる。喉の近くに指を入れられたときの咳が今までの中で一番ひどかった。
頭痛は治ったけれど、鼻の辺りが痛くなった。田畑さんに「次に鼻をやりますか」と聞かれ、咳込みながら心の中で「もういいです、すみません」と思っていたら「次にしますか」と言われた。また、泣きたくなり涙が出た。
最近なんとなく、ここに来ていていいのかなと思うようになっている。
このまま寝ていたいな、まだ何かやるのかなと思っていたら起き上がるようにと声を掛けられる。
起き上がったときに、首の辺りが張っているのを伝えると、左右に体をひねるように言われた。そのときに体の中に紐が通っている感じを意識しながらとアドバイスをもらい、やってみると首が楽になった。
帰りは胃が痛む。ズンズンとつくような初めての痛み。翌日には胃の痛みは治る。
翌日、鼻の左側が違和感がある。
鼻水が左側からしか出ない。
セッション後1週間は仕事中に咳が出るが、2週間目には治る。
頭痛がするときがある。休みの日はなく、パソコンのせいかなと思う。
3. 日常生活でかえてみたこと
朝晩ストレッチをする。
肩から首にかけて凝っているのも単純に運動不足なのもあるかなと思い、もう少し運動しようという気分になる。
足だけが先に進むような歩き方をしているのが気になり、意識して腰の辺りから前に進むようにしてみる。
まとめ
体を軽く感じるようになり、少し運動しようという気分になってきたら、悩んでいた人間関係もあまり気にならなくなってきた。
もともと、あまり気にするほうではなかったなあと思い出し、戻っている感じがする。
前回のセッションの後にも思ったが、どう感じていたかを振り返る時間を少しでもとると落ち着いてくる。
やっぱり、体の声を聞くことが大事だなあと思う。
セッション8(20201212)
1. セッション前の状態
・腎臓の辺りが痛む
・胃が不快
2. セッション後の状態
今回のセッションは新しい場所だった。
場所が変わって一番最初のセッションを思い出す。
セッション期間中に重いものを持つことを注意した方がいいのははなぜか?と質問した。
田畑さんからバランスが不安定なときは危ないので注意した方がいいし、引越しと重なる人がいるので…。と言われ、1月に引越しをしたばかりだったのでしたくなったらどうしようとそのとき思ったのだ。
セッションを始めて半年後にセッションする場所が引越した。
今回はほとんど触れられなかった。
でも、うつ伏せに寝ている間中、体はいろいろ動いた。足は広げたり閉じたり、膝から下を上げたり下ろしたり。腕は頭の上に上げたり下ろしたり。その間何か出てきて咳込む。胸骨に CS60をそっとあててもらってパッと離した瞬間にまた咳込む。咳は気管支の辺りから出ている感じがした。
涙も出てきて、心の中で「まだ、何かあるの、もういいんじゃない」と笑いもこみ上げたり「出ろっ」と自分に言い聞かせたり。
起き上がってから、毎回咳込んでばかりいるのがイヤになってきて「これって、出した方がいいですか?」と質問すると「それが何か滞っていることの原因であるなら出したほうが…」と言われて、そうでしたーだから来てます…何を言ってるんだとはずかしくなった。でも、なんで咳ばかり出るのかわからない。
「溺れたこととかありますか?」
確かに小学生の頃プールで溺れそうになった。父と監視員さんに助けられて大事には至らなかったし、今でもプールで泳ぐこともある。
でも、体がアップアップしたことを覚えていたようだった。咳込むのは、そのときの経験から呼吸がうまくできていないために吐き切れてないのが出ているらしい。また、不安になると腰の辺りが浮いてくるような感じがして上半身が上がってくることもこのことからのようだった。
一時期、これはやらないだろうなあと思っていた太極拳になぜかハマってびっくりしたことがある。重心を落としながらの動作なので何か関係があったのかもしれないなあと思ったりした。
セッション後、部屋の中を歩きながら床がムニュムニュして思わず
「この床柔らかいの!?」
「前のよりは柔らかいです」と田畑さん。それにしても柔らかく感じられた。また、窓の外の向こうの景色よりすぐそこのベランダの床に目がいく。
終わりに田畑さんから、「溺れたことがあっても今は大丈夫だということを体で感じられれば」と言われて納得した。
前回のセッション後まであった頭痛も胃痛も今回のセッション後はなかった。また、腎臓の辺りも痛まなくなった。
ただ、仕事中に咳込むことがあってなんでだろう?と不思議に思う。
3. 日常生活でかえてみたこと
今まではやれていたことなのにできなくなったことがある。
露骨でもしようがないと思いながら過ごす。
まとめ
毎日いろいろあるし、ロルフィングを始める前と状況は変わらず、もしかしたら悪くなっているかもしれないけれど、受け止め方が変わった。
今まで自分のキャパシティーがわからなかっただけなのかもしれない。
そのままでもいられるようになってきたと思う。
体がまとまってくるにつれて、何かが小さくなっていって楽になる。
セッション9(20210109)
1. セッション前の状態
・特に痛むところはない
・何かいやな感じや不安になったときは抜けやすい体の右側を意識するようにしてみる
・違和感は体の左側にある
2. セッション後の状態
はじめはうつ伏せになり左手をバランスボールに乗せていたが、すぐに体が左右に伸びてボールはいらないとでもいうように弾いた。上下にも伸びて気持ちよくなってきた。
右側のお腹の辺りがムカムカしてきたけれどあまり気にならない。
このまま寝っ転がっていたいなあと思ったのも束の間、CS60を右側の背中にあてられ痛くて大変なことに。
肝臓の後側の辺りにしばらくあててもらって痛みが収まると、今度はイヤな感じがする。
触れられたくないけれど、ここはやってもらったほうがいいと思いながらあて続けてもらう。
仰向けになり、「ここだ」と言いながら田畑さんが肝臓の前側にCS60をあてると呼吸が深く入り思いっ切り咳がでる。左側の胸骨にもあててもらったが、前側は痛くて「もうだめです」とすぐにあてるのをやめてもらった。
前の左腕にあててもらったときの痛みとは違う痛みで、これまでで一番痛かった。
でも、呼吸はしやすくなった。
今までは、どこまで息を吸えばいいのかわからなくて、深く吸い込み過ぎていたんじゃないのかなという気がした。
すぐに体がしびれてきた。
左側、顔面、右手などいろいろ溜まっているものを放電しているらしい。
ボワーっとした面白い感覚だった。
立ち上がって歩いてみるとどうしても左側に傾く。田畑さんから右側に視線を向けるように意識して歩いてみてとアドバイスをもらいやってみると、すぐにバランスがよくなる。
帰ってお風呂に入りながら、痛かったところを押してみると痛みが振り返して翌日も痛む。
翌朝、布団の中で呼吸が楽ですごく気持ちがいい。実はこの感覚は前にも味わったことがある。体がなにかにやわらかく包まれている感じで忘れられなかった感覚。
また感じることができてうれしい。
3. 日常生活でかえてみたこと
意識を向ける場所を変えてみる。
すると、もしかして前はこういう感じだったんじゃないかな?と何か少しずつ思い出しているような気がする。
まとめ
10回目を受ける前に今までのセッションを振り返ってみた。
アドバイスを忘れがちなことに気がついたので意識してやってみようと思う。
また、気持ちや気分があまり揺れなくなったのか低いけれど落ち着いて過ごしやすい。
身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session10
10シリーズセッションもとうとう10回目です。ベッドに横になって、首、そして頭をCS60を使った施術、その後、右足を調整という流れでした。
その後チューニングボードに乗って、全体の姿勢を調整しました。ゆらゆらと動く板の上に直立し、バランスを取りながら、田畑さんのアドバイスに従って身体の使い方を改善します。背骨の形や、下肢の骨の位置を観察するようにしながら立つのですが、かなり集中力を要しました。今までは身体を反りすぎていたようで、重心も前の方に偏っていたようです。
床に降りて、歩き出すと上半身と下半身がまとまり、全身が一つになって、前へ進んでいく感じがしました。以前、違和感があった両腕を上げる動作もスムーズになっていました。
最後にこれまでのセッションで撮影した写真を見せていただきました。1回目の施術前の姿勢には、はっきりとした軸がありませんでしたが、10回目を終えると軸ができていることが分かりました。骨盤の開き方にも変化が見られ、足が無理なく地面についており、重心が下がっています。10回の中で、目に見える変化は一定ではなく、変化が大きいときも小さいときもあったようです。
このテキストは10回目のセッションから一週間程度経過した時点で書いています。日々感じる変化としては、立っても座っても、上半身の重さを骨盤で受け止めることができていること。無理して良い姿勢を意識することがなくなり、楽になったこと。丹田を意識して動けるようになったこと等があげられます。呼吸も深くなっていると思います。
今回ロルフィングを初めて受けましたが、立つや歩くといった当たり前の行為に、全身が関わっていることを実感することができました。セッション毎に自分の身体と出会いなおすことができ、とても楽しかったです。自分の身体とはいえ、分からない、知らないことだらけというのも実感し、そこに魅力を感じています。
身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session9
今回はベッドの上に横向きになった状態で、中心軸を意識しながら四肢を伸展させる内容でした。頭の回転させて軸を作り出しながら、両腕と両足を内側から伸ばしていきました。だんだんと呼吸が深くなっていくのが分かりました。
セッション後に歩いてみると、胸部が広がり充実している、腰部がしっかり使えている、身長が伸びている、というような感覚があり、気分も伸びやかでした。一人でトレーニングしても、辿り着けなかった感覚だと思うので、セッションを受けて良かったと思います。次回で10シリーズは最後ですが、同時にここから何かが始まるような予感もしています。
身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session8
足首までをベッドから出した仰向けの姿勢でセッションが始まりました。左膝を立てた姿勢で、丹田周りに触れていただきました。その後両足を調整しながら、膝を立てた方の足の角度を変えていきました。右膝を立て、逆の姿勢でも施術していただきました。最後に両膝を立てて、胸部を外側へ開くように押していただきました。
施術後ベッドに座った姿勢で「どんな感じがしますか?」と聞かれましたが、その時はあまりよく分かりませんでした。息を吸うと、両肩がスムーズに開くのに気づいたくらいです。
立って歩いているとだんだん変化が感じられてきました。最初に膝から下が気持ちよく前に出るのを感じました。次に骨盤がしっかりと立っているのを感じました。普段より骨盤が前傾しているようで、身体が立体的になっているように感じ、歩く際のストレスがかなり減っています。
施術を受けている時は、それ程特別なことをされている感じはしないのですが、施術を終えるとはっきりと変化を感じます。好奇心が抑えきれず、田畑さんに「不思議なのですが、どのようなメカニズムなのですか?」と思わず不躾な質問をしてしまいました(失礼しました、、)。「不思議は不思議のまま味わっていただいて」というお返事でした。残り2回のセッションも身体の不思議をしっかり味わって、少しずつ勉強していこうと思います。
様々なジャンルを手がけるプロデューサー Rolfing 7/10
ずっと続いている膝の痛みが結果的に施術の後になくなるのですが、
施術ルームに到着するまでの間に、足が重くてしょうがなくなり、NIKEのランニング用のスニーカーを購入してしまった。
それ程足が重かった。
NIKEにはきかえると足は軽くなった。
施術ルームに入ると、左膝は存在感を増して膝のまわりだけが大きく腫れたように感じたが、痛みは薄らいだ。
仰向けにベッドに横たわり、今日のメインは顔というか口腔内と鼻の穴。
口の中に指が入り、頬骨の下あたりに指が置かれ、その指に頬骨を預けるようにして頬全体の重さを載せた。頬の所へ顔面の重さをかけようとすると身体全体の重みもそこに横たえるような感覚だった。
眉間に皺が寄る。これは癖なのだが、顔面を土俵にしてシコを踏むような感じで難しい。しかし、意識的に、頬に重さをかけることで、いらない緊張や重圧を、要らない部分にかけていたことに気付くのであった。
頬骨から喉、気管、食道から腸までが弛緩していく。
顔面の肉と骨の間の空間が開いて、そこに風船がひろがっていくようだ。
身体の外が身体の中にある。口から肛門まで、が、ゆるゆる広がって涼しい風が吹き抜けるようだ。この感覚を知ることで、そして意識的に緊張を緩めることでたくさんのストレスから救われるであろう。
そして鼻の穴。指が入るという事実に緊張する。
緊張していたはずなのに、鼻の穴から肺、そして全体へと酸素がジュワ~と広がって、お腹を通って太ももから足の先までがあたたかい。鼻の穴は開放感と栄養を身体へ送り込む働きがあったのだ。いつも軽い鼻炎で鼻水が予測不能なタイミングで垂れてくる鼻の穴を、恐怖の出口として捉えていたのは間違いだった。鼻は幸せ、多幸感の入り口だ。
膝や首、肩の痛みを感じている時は狭い部屋に閉じ込められているようだが、セッションの最中には身体の外と内に広がる空間に風船が浮いているようでちょっとした無重力状態だった。痛みや疲れが溶けてなくなり身体が浮いている。
施術が終わり、ベッドに座った時に、自分の今の年齢の身体をしっくり纏っている感覚になった。大人っぽくなった気がした。
歩行してみると上から吊されているように身体が軽く、同時に、床がいちいち身体の重さを受け止めてくれている感覚もあって、安心して歩けた。