ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

カテゴリー: セッション3

本当の自分の状態を感じとり、調整できるようになりたいSさんの10シリーズロルフィング(3/10)

3回目セッション 2022/06/17

セッション中に感じたこと

  • 前回よりもより頻繁に今どう感じているのかを聞かれたように思う。なんらかの感覚を感じている場所は特定できるがそれをどう表現するかが難しく感じた。どこにも何も感じない状態の時もあった。
  • 呼吸への意識も促され、体の感覚を感じようと集中するあまり、呼吸が浅くなっていたことに度々気づいた。
  • 施術後立ち上がる時、首の後ろのスペースを意識して保ったまま立ち上がると、そうでない時と比べ、スッと立てたのが面白かった。
  • 終わった後背中が真っ直ぐになった感覚があった。
  • 開始前疲れていて筋肉痛も感じつつ、トボトボ歩いていたのが、終わったあとはしばらくの間楽に歩けた。

セッション後に感じたこと

  • 歩いている時、立っている時、座っているときなど、顎が上がっていることに気づいて調整するようになった。
  • 同じように、肩が上がっていると気づいて下げるようになった。
  • ピラティスやヨガなどで腹筋を使う動作をするとき、首肩に力が入って、肩が上がり、耳と肩の間が近くなっていることに気づくようになった。また、練習中、自分の体のどこにどんな感覚があるのか、より気をつけて観察するようになった。

モニタープログラムWさん 3/10

セッション3

「セッション中」
今回は思考や感情が強く出ていました。
例えば脚の施術中は、
あぁ、そういえば以前は自分の脚がO脚でコンプレックスだったなぁ、というネガティブな感じが出て、
その後に、でも中学では学校で一番ジャンプ力があったり、富士山を3回登ったり、良く頑張ってくれてるな、というポジティブな感じが出て、
最後は、元々の自分や経験によって今の形になっているな、ただ在るなというニュートラルな感じになりました。
セッション前半は思考や感情の働きが出て、後半は静かにただ在る感じになりました。
上半身のエネルギー体に厚みや広がりを感じ、また下半身は上半身程の厚みは感じないものの、認識が上がり、輪郭がはっきりしてきた感じがします。

「セッション後」
自分自身をより一層大切にしています。
嫌なことは出来ない感じ、感情や感覚を受け入れて、パートナーや周囲にも伝えるようになりました。
ただ自分はこう感じているよと、自分や相手や世界をより一層信頼して、コミュニケーションしている感じです。
合わないもの、エネルギーが漏れるものがより顕著に分かるので、無理なく手放しが進んでいます。
引き続き、宜しくお願いします。

身体機能を今より向上させたい

■【1回目】
◇セッション中
・初回で緊張の中スタート。
 最初に、落ち着く場所(境界)の確認から丁寧に時間をとってもらえたことで安心した。思考から体へ戻りやすかった。
・首の後ろ緊張・硬直が気になりそこばかりに意識が行きがちだった。
・足裏に気づきを向けていると、みぞおちで何かもやっとした感覚が一瞬あり、すぐそれが過ぎ去り呼吸がひとつ大きく入ったのに気づいた。

◇セッション後
・「背が高くなった感じ。見える景色がいつもより位置が高いと感じた。
 腹背が広くなり伸びているのに、何も頑張って伸ばしていないという感覚が新鮮だった。
・「体の幅感覚が広い」と思った。
 「自分の体と認識する領域」の幅が広いことを感じた。
 特に肋骨回りにとても広い空間があるのを感じた。呼吸がとても楽に入る。
・足裏が広い。着地面が広くしっかり地面についているのを感じた。
・左腕が水平より少し上に上がるようになった。
・目に映る世界が変わったようなワクワクする感覚と、内から湧いてくる活力を感じた。

◇翌日
・朝目覚めた時のスッキリ感に気づく。
・左腕が昨日より更に上がる。1年半上がらなかった腕が真上まで上がる。
・体の快調さ・立ちやすさは昨日より薄れている。体の癖が戻ってしまったのかと気になる。
・丹田への気づきが「全くお留守」になっていることに気づく。
 普段、重心が上に上がりっぱなしで、お腹、腰、足裏への感覚が全くなかったことに気づいた。
・体に活力と歩きたい気持ちが湧いてくるのを感じて、歩く。

*気づき
・一切の判断批判も非難もされないことに、体の中心が広がる感覚がした。心底ほっとしていることに気づいた。これを感じて、
思った以上に、他のセッションで体へのジャッジや批判を受けたことがこたえていて、自分が自分の体への自信を全く失っていたことに気づいた。
しかしそう気づくと、自分の体への判断基準が外にあったことに気づいた。
「私が私の体に気づきを向けること」を、「気が済むまで」味わえる時間と空間があることが何より自分の栄養になった。

◇2日後
・既に体の快調さが薄れている。
・肩が内旋し首が前に出ている。
 首で姿勢のバランスをとって、首で踏ん張っていることに気づいた。
・首の力みに気づいてそれに意識を向けると、首の力みが自然と抜け、首の前傾が戻って顎が引く感じで、首が背骨の上に乗る。と背骨が骨盤に乗る感じ。と、自然と丹田に気力が集中し、お腹が充実する感覚がある。普段、肚に気づきが全くお留守だったと気づく。
・姿勢は既に戻っていることに落ち込むが、そういえば呼吸がしやすい、息苦しさや「吸えない感じ」がないことに気づく。


■【2回目】
◇セッション中
・うつぶせで首の痛みが強くそこばかりに気が行ってしまう。力を抜こうにもますます力が入り硬直していることに気づいた。
・足裏に気づきを向けるとスーと力みが抜け→首〜肩甲骨が開き→硬直した体がベットに沈んでいく変化に気づいた。胸肩が開いたことで首の頑張りが緩み痛みが減った。
・踵を自力で微細に動かすのがとても難しい。足首の固まりを感じた。
・左足首上に触れらるとそこに痛みがある事に初めて気づく。
痛みは強いが止めてほしい痛みではない感じがした。むしろもう少しそこにいてみたい感じ。
とそのタイミングで「ここ大丈夫ですか」と田畑さんからのお声掛けがあり、一人で探求し向き合っているのではないことを感じた。その為安心してそのまま痛みを痛みのまま感じる時間をとれた。そして痛みが薄らいていく感覚にも気づいた。

・仰向けでの右肩甲骨〜肩〜胸のワークの際。
肩と肩甲骨下に手を感じながら十分時間をもらえると、
鎖骨下〜肩関節方向へ何かが広がっていく感覚がし、そのままその動きに気づきを向けていた。
表層よりもっと奥の奥。深部の、感覚としては鎖骨下か小胸筋辺りから腕骨方向への微細な広がるような感覚。
とても微細で、その中に入っていくような同時に外から観察しているような不思議な感覚。自分の体というより何かそれ自体が意図をもった有機体のような感覚。(ごく微細ながら)ただそこに共にい共にそれを体験していた。
田畑さんがパっと離れ距離を置いてくれていることに気づきはしたが、私は私のその体験にいることだけに没頭していて、ただ空間を与えられたことへの有難さをぼーっと外側で感じていた。
その、大きな海で漂っているようなゆっくりとした時間と空間の中で、私の体が体自身のワークを存分にできた。そしてそれを「私が」見守ることができたことが大きい。
体の力を信頼し直していける気がした。
これが十分に行われたそのタイミングで、「今どうですか」とお声がかかり大きなサポートを感じた。
それがあったことで、自分内の体験で終わらず外側とつなげられたようにも思う。

◇セッション後
だるさと疲労感。前回のワクワクと活力が湧く感覚はなく早々に寝た。

◇翌日
・歩きやすい。踵から楽につけて足裏を使える。
・右胸の解放を感じる。
・驚く程、右肩の内旋がない。右肩甲骨の傾きがない。
あれほど、長年、自他共にさじを投げられていた右胸〜肩の萎縮がスペースと時間を与えられたことで、自ら解放が起きていることに、体が広がる感覚がする。
胸という体を守る部分の固まりに体が気づき解放していくプロセスを、あのゆっくりした時間、自分が見守れたのかもしれないとの思いがわき感慨深い。
1つずつ、体との信頼関係を取り戻していく過程にいることを感じる。

*気づき
今回のセッションは、
左アキレス腱と、右胸肩部の2か所のワークが私には大きな体験だったが、
それぞれ違うサポートのされ方だったことがとても助けになった。
左アキレス腱の痛みの部分は、長年違和感がありつつスルーしてきた箇所で、しっかりとフィジカルな体に触れられることで、そこに十分気づきを向けることができ、よりそこへ探求を向ける機会を持てたと思った。
一方右胸肩は、より繊細で深い部分に触れることだった為、もし体に直接触れるサポートであったら、多分TOO MUCHだったように思う。あの時は。
見守られることのこれ以上ないサポートをあの時感じていた。
それがあって、体は体のワークを自ら安心して自分のペースで進められたように感じる。
本当にとても大きな助けだった。


■3回目】
◇セッション中
今回は、いつもより体への気づきと集中が薄いことに気づいたまま終わった。

◇翌日
きのうは大きな体への気づきがなかったが、1日経ってみて明らかな体の変化を感じる。
座りやすい。体側が伸びていて胸が開く。腕を上げた際の肩甲骨の動きと肋骨周辺の空間を感じる。


■【4回目】
セッション前、骨盤の左右差、傾き感を特に感じる。
◇セッション中
・骨盤底へのアプローチの際、
骨盤内のもの(内臓?)がだらっと重みでベット方向に重力に従ってリラックスして下がってくるような感覚がし、骨盤内のものに重みがあることに初めて気づいた。

・仙骨と後頭下に手が当てられた際、
背骨やそれに付随するいろいろな液や波?等が、一気に調整され、体が自ら整っていく感覚を感じた。
仙骨と頭蓋骨のつながりを感じた。

・今までよりも更に、足裏がべったりと、しっかりと地面についている感覚に気づいた。
足裏がしっかりと地面と接し、地面を捉えてその上に体という重さを乗せる土台になっている感覚。

◇翌日
・非常に座りやすいことに気づく。
座骨の下、骨盤底にスペースができて、骨盤の動きに自由さがある感覚。
セッションを受けるたびに、使えなかった所が再び使えるようになる感覚を体験し、一つ一つ体との信頼関係を築き直している感覚。


■【5回目】
2日前に首寝違え、せっかくのワークの機会なのに首が動かず十分味わえないかもしれないと、残念な気持ち。

◇セッション中
お腹へのワークの際、大腰筋に気づきが行くと、ふと「体のことじゃない」という思いがわいた。もっと深くの、体そのものでなく体にため込んだ感情や人生の癖などなど?の、何か深いところに「自分が」触れているという感覚を、体で感じていた。

セッション後、非常に疲れとだるさ、眠気を感じた。夜早々に寝る。

◇翌日
体の重さだるさ。左足の座骨神経痛。

◇2日後
体の痛み、だるさ重さ。しんどい。寒さで気分も重い。体との信頼関係にバラバラ感を感じる。
セッションを受けているのにと自分を非難し落ち込む気持ちに気づく。
強制や矯正されるのを嫌いつつ、自分の中に自分を強制しようとする気持ちがあることに気づく。

(6回目以降に続く)


■全体の気づき
初回後感じたことは、
ロルフィングはかなり能動的なセッションだということ。主体は受け手で、受け手が自分の体のワークを進めるものであること。(私個人の感想です)
またそれを実際体験してみると、体にコンタクトすることは単に物理的な体や個人の体にとどまらず、
カラダという有機体としての意図や流れの中でのことでもあって、
治す変えるでは得られない全体としての健全性のようなことが、本当に今ここで行われているということを、
頭でなく体で、体の内からの実感をもった体験として知ることができた。
これは、自分の体への何にも基づかない信頼を生み、
少しずつ自分の体との信頼関係を取り戻す過程を始められたように感じる。

ご家族のサポートの合間を縫って遠方から ~3回目

・最初、横になると、肩の周りに随分力が入っていることに気がつく。呼吸をなるべく深くするよう意識し、なるべく力をぬいていくようにする。施術が進むにつれ、肩甲骨まわり、脇の下からお腹にかけて、上腕周辺…とだんだん緊張がとけ、巡りが良くなっていくように感じた。それに伴い、鼻の奥の方から呼吸が通ってゆく感覚があり、目や頭の重い感じが軽減されたように思われた。
セッション後は、肩や首周辺で身体を支えていた感覚が、お腹・腰の辺りでバランス良く立てているようで、帰り道の電車もふらつかず、立っていることができた。固くなっていた膝裏の部分も、足全体がほぐれて柔らかくなっていた。

・心理的な面では、セッション後、自分のペースで落ち着いて考えても大丈夫だという心持ちになっている。
普段は周囲が慌ただしかったり、家族との今後を考えたりすると、気が滅入って、頭の整理がつかない状態がしばらく続くが、今は、一時そうなっても、お腹の辺りに意識を向けて身体の力をぬくことで、前より少し気持ちを落ち着けることができているように思う。

身体も気持ちも、力をぬく感覚を少しずつ身につけてゆけたらと思う。また次回のセッションまで身体の変化を意識しながら生活してゆきたい。

心の平安を求めて〜セッション3

今日は横向きで、右上からスタート。足を足のせに乗せて、右腕はクッションに。その体勢になったら、右足が内側にカーブしながらスーッと伸びていった。田畑さんから立ち位置について聞かれる。左側角?に立ってもらった方がしっくりくる。安心感がある。右側はどんな感じですか?と聞かれて、眠ろうと思っているのに窓を開けられている感じ、と答える。左足の下に手を添えられる。すると、呼吸する筋肉がゆるまって、息が深く吸えるようになる。どんどん深呼吸が始まる。体が酸素を必要としているのがわかる。酸素を体にめぐらせて体は体の仕事をしようとしているんだな、、、と思う。右足はどんどん内側にカーブを描きながら伸びてゆく。上半身は体の中心に落ちてゆくように丸くなってゆく。上半身は中心に吸い込まれて、右足はどんどん伸びてゆく。足は肉体を離れて意識体?のようなっている。黄色い色の足が見える。足は黄色い色をしてスーッと伸びている。

田畑さんにどうですか?と聞かれて、上半身が中心に落ちてゆき、足は伸びていっている、、と答える。では、中心に落ちてゆく感覚を味わってください、と言われる。その感覚を味わうと、どんどん奥に吸収されていく感じだった。何度も深呼吸する。右顎の古傷と右足の親指の怪我が疼くように浮かび上がった。左肩が体重の重みで痛く、痺れるように感じた。左上になるように、体位変換する。ベッドが垂直になっているように感じる。垂直に寝てるのに落ちないな〜、、、と思っている。立ち位置について聞かれる。右側角に立ってもらった方が落ち着く。左足にタッチされる。触れられるにつれて、垂直だった感覚が水平になってゆく。右足にくらべて、あっという間に終わった感じがした。

田畑さんのセッションを受けると、体は肉体だけではなくて、もっと広範囲の領域までが自分の体なんだ、と実感する。言葉で分かったつもりでいても、体でクリアに感じるのとではものすごく違う。自分が思う以上に自分という存在は広がりをもって生きているんだ、と思った。そう思うと、普段いろいろ思ったり、感じたりしている事柄もずいぶんと空間に満ちるものなのだろう。できれば、なるべく心地よい空間にいつもいれたらいいな〜、と思う。
左上から、上向きに体位変換する。両膝を立てる。足の下にシートをひいてしばらくそのまま。足の位置を調整されている感じがする。が、触れられてはいない。

セッションが終わってベットに座る。どうですか?と聞かれて、もっとだるいかと思ったけど、スッキリと座れている、と答える。左の仙骨を意識して、少し浅めに座りなおす。両腕を上げる。セッション前との変化を感じる。引っ掛かりがなくてスムーズに上下する。きれいに円を描けるように上がった。立つ。両足がしっかりした感覚。両手を上げると、腕だけが上がるのではなくて、足から、足が踏み込んでその力が伝わり腕が挙がっていくのが感じられた。腕を上げるのに、足の力を感じたのは初めてだった。歩く。セッション前に歩いた時よりも足の運びがしっかりした感覚。骨盤から動いて、足を牽引して歩いているような感覚。気分はどうですか?と聞かれて、静かな、、落ち着いた感じがしたので、静かな感じです、と答える。ボキャブラリーがないので、どうにもうまく今の気分を言語化できないが、静かな、には、落ち着いた、とか、地に足のついた、とか、安定している、などのニュアンスもあるように思えた。

セッション前とセッション後の姿勢を写真で確認してもらう。左肩が上がって広がった。背が伸びている。体の左側に空間ができた、と言われる。じゃあ、胃とか消火器がのびのびしているのかも、と思った。すると、本当にいつもより食欲が出て、ランチを美味しく頂いた。
その日の朝、出掛けにスマホの電源が落ちたままスイッチが入らなくなってしまった。何度やっても反応がない、、。携帯がつながらないといろいろ不都合が出てくるので、まいったな〜、と思いながら、なぜが、全く焦らなかった。以前にも同じことがあって、その時は、うわ〜!と一気に気分が落ち着かなくなって、あれをすれば、これをやったら、と考えがどんどんめぐって気持ちは焦るばかり。だけど今回は、とりあえず、セッション終わったらランチして近所の携帯ショップに行こう。しか思わなかった。自分でも、全然焦らないんだな、不思議だな〜、携帯機種変更しないといけないのかな、データ移せるのかな、、と思いはしても、今やることを淡々とやる、という事が出来た。この動じない感覚はなんだろう?自分じゃないみたいだ。いつもは外から来るいろんな事象に振り回されて、感情も波立って、体も右往左往していたのに。とはいえ、帰宅し、母の介護中には簡単にイライラしてしまう。そこは自分の課題なんだ、といつも思っている。こらから変化していく事として見ていきたいと思う。

エネルギーワーカーで、イールドも習得中のYさん〜3回目

〇セッション前日

数日前から痛みが強かった右手親指の痛みが激減していることに気づく。時間の経過で痛みが軽減したのか、それとも前回の体験レポートを書く過程で、同じ箇所を小さい頃に怪我したことを思い出したことが関係しているのかは分からない。それにしても、あんなに痛かったのに!という感じ。

〇セッション当日

腰からみぞおちの辺りまでかなり張っていて、きつい。セッション前に両手をゆっくり前方へ上げていく動作をすると、左側に引っ掛かりを感じる。

今日は横向きのポジションで。最初安定した位置に収まるのに少し時間がかかる。そして、上半身はベッドへ委ねられるようになっても、下半身がついてこない…と思っていたら、脚の方に沢山ワークをしてもらい、ベッドの方へからだが落ちていき始める。

その後のことは、終わってみるとほとんど覚えていない。が、ただただ、ワークしてもらっているところを感じて、からだがどんな風に反応しているかなと興味を持って見ていた感じ。

終わってから写真を見せてもらったら、お腹のスペースが明らかに広がっていた。

帰り道、首がすごく張っているのを感じる。ホームに電車が来ていたので咄嗟に走ったら、からだがいつもの何倍も楽に速く前へ進む感じがするのに驚く。

〇セッション翌日以降

・数日間は首や股関節の辺りなどが、ひどく張ったり、ずきんずきんと痛くなったり、でも時間の経過とともにいつの間にか痛みが消えている。

また、セッション前はロックがかかったように固まっていると感じていた腰も動きを取り戻しているよう。ただ、無意識だといつもの歩き方をやってしまっているみたいで、それに気づいて「本当はどんな風に動きたいんだろう」と見ていると、歩きやすくなる感じ。

・この10シリーズを受けようと決めた頃から、お腹を下すことが頻繁になっていた。これは、強い不安を抱えていた学生の頃からの癖な気がする。小さい頃から胃腸は弱かったが、学生の頃は食べ過ぎやよくないものを食べたわけでもないのにしょっちゅうお腹を下していた。大人になってからもそれは続いていたが、母が病気になって食事療法をしていたので同じ食事を一定期間だけ私もしていたら、いつの間にかお腹を下すことがほとんどなくなっていた。それが、この1、2年は時々復活していたのだが、とくにここ1か月くらいはかなり激しくて辛かった。それが、2回目のセッション後のレポートを書いていたとき、この10シリーズのセッションをいい機会と捉えて、苦痛だった歯科治療のこととか、右手親指の痛みのことなど、からだが以前のトラウマ的なことを今解消していようとしているのかなと思って、このお腹を下すのも、もしかしたら解消したくて今出てきているのでは…と思ったりしていた。(ちょうどレポートを書いていた日もお腹を下していた)

そして、今回の3回目のセッションを受けた後の写真を見てみたら、お腹のスペースが広くなっていたので、もしかしたらこのお腹を下す癖もなくなるかなと思ったら、本当にその通りになっている。ありがたい!

・4日間、田畑さんの「重心のコア構造と知覚」というテーマのWSに参加。WS中は毎日自分も参加者の方からワークを受けることになるので、毎日ビフォーアフターの写真を撮って見せてもらっていたが、毎日変化していた。1日目と4日目を比較すると、中心に集まって、上にも伸びているような印象があったと思う。WSのテーマが肚とか骨盤内に働きかけるようなものだったからか、その間ずっと元気で、とくに最終日の朝は、駅まで走ってホームまでの長い階段も小走りに上がったのに、普段なら息が整うまで結構時間がかかるところ、あまり苦しくもならず、いつの間にか普通の状態に戻っていたので自分でも驚く。腹の底から力が湧いてくるってこういう感じなのかもしれないと思った。力が有り余るとかではなく、必要な力がちゃんとあるという感じ。

WSが終わった次の日は眠気が強かった。4日間ワークを受け続けたことになるので、からだが調整にエネルギーを使っているのかなと思う。2日間くらいはお尻が筋肉痛みたいになっていたし、腰痛もかなりきつかった。

・WS後は、からだのそこかしこに、気づくと温かいものが流れていくような感覚を頻繁に感じる。

・1、2か月ぶりに会った数人の友人から、顔の感じが変わったと言われた。また、上記WSで2か月ぶりくらいに会った一緒に学んでいる方からも、首の辺りの印象が変わったと言われた。 これは、苦痛だった歯科治療のことにフォーカスしてワークしていただいたおかげと思う。

・前は歩いている時によくつまづきそうになっていたけれど、そういえば今はほとんどつまづくことがないことに気づく。

ドイツで活動されている舞踏家 3/10

3回目

右側を下にして横になりスタートする。

何も触られていないうちから、太ももの裏側、右足の中指など、色々な箇所が反応する。一瞬の短い間、体の左側にエネルギーがゆっくり循環しているのがわかる。

前回は脚の裏側の感覚が少々鈍いように感じられたが、今回、脚の側面は敏感で、火傷の熱さを感じる寸前のように触られるとひりひりする。くすぐったさが痛みに移行する寸前の感じに近い。

触られているのがどこであっても、そことは別の部位が反応する。

首の付け根の後ろ、首の真後ろの頸椎の下部に手を当てられると、非常に気持ちが良い。もっとそうやって触られたい、とその箇所が訴える。美味しい液体をごくごく飲むような感覚だ。訴えの貪欲さが勝つために、観察する視点が薄れる。

頭部を触ってもらう。頭頂からぱっくり頭蓋骨が開き、程なく閉じる。頭頂部と眉間に力を込めて何かを把握しようとする癖があることに気づき、その時はそれをやめてみる。するとだんだん意識が遠のき、眠ってしまう。

左側の体側面を下にして横になると、どこで支えていいのか迷う。右側の時とは裏腹に、それが適切な位置なのかどうか確信できない。前夜睡眠時間が少なかったこともあり、途中から再び寝落ちしてしまう。古い文書は大事にしろ、と長老的な人物に言われる夢を延々と見ていた。

施術後、脚が重い。重力が下方に垂直に向かっており、脚が地面についた時にその重力がリリースされるのがわかる。

胸郭が開いている。特に鎖骨のすぐ下、脇から乳の上にかけてスペースができている。頰骨から鎖骨の間に垂直な空間が生まれ、頬骨の下、頬から上顎の間にも小さなスペースが空いたように感じる。

帰り道、呼吸が通っているのがわかる。特に、鼻の左側から喉奥に向かって空気がするする入ってくるので、何度も吸って本当かどうか確かめる。人がいない所ではマスクを取って息を吸い込んでみる。吸い込める空気量が一気に増えた。電車の中でもマスクを浮かせて観察する。

空気を吸い込んで病気に感染することを恐れて、街中では深い呼吸を避けていたことにも気づく。

電車に乗ると、座るのが楽になっている。骨盤の下で支えるポジションが自然になってきたのに加え、座った際に足の重みが感じられ、その重みを地面に預けていくことができる。そのことを感じるのはとても楽しく、延々とその感覚を座って確かめていたくなる。

正面・背面の写真を見て加齢を実感する。

若い頃から猫背で姿勢が悪い時代が長かったので、反動でそっくり返る癖があり、へそ裏の角度の感覚がまだ掴めていない。

これまで、乗り物での移動中、長時間であれば睡眠時間を確保するため眠っておくのだが、移動後も不自然な姿勢の状態をリセットしないまま、日常生活にそれを持ち越してきた。どんなに疲労をため込んできたことか、と我が事ながら呆れる。

昨年は移動が減った分、運動不足になっていた。同じ姿勢で作業した後もリセットが必要になるはずだ。自分でメンテナンスするにはどうすればいいのだろう?ストレッチ?筋トレ?

強い刺激を知覚することはたやすく、束の間の安心や「やった感」は得られる。

だが、極めてわずかな刺激で触れられるだけで、それどころか注目を向けられるだけでも、身体がそれに対して反応している。このことには大きなヒントがあるように思う。

施術中、田畑さんは一体何をどうしていらっしゃるのだろうか?

様々なジャンルを手がけるプロデューサー

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー – session3

セッション3回目は立った姿勢を撮影したあと、歩く動作、そして両腕を上げる動作を行うところから始まりました。腕を上げる際の、下半身の支えを見てくださっていたのだと思います。

今回は横向きの姿勢での施術でした。
最初に右側を下、次に左側を下にした姿勢で、主に膝周りから大腿部を調整いただきました。その後は仰向けになって、両膝を立てて安定する場所を確認しました。最後に上半身を起こして座り、両腕を上げる動作を行いました。体重を足で支えられるようサポートしていただきながら、何度か動作を繰り返しました。しっかりと足で体重を受け止められると、楽に腕を上げられることを実感しました。
セッション中は疲れていたのか、ほとんど眠っているような状態で、感覚を尋ねられても上手く言葉にすることができませんでした。田畑さんにお話すると、「言葉にできない感覚もあるので、何も考えない方がかえって良いこともありますよ」と言っていただきました。また、随意筋と不随筋の関係など、短い会話を通して身体を考えるヒントをたくさん頂いているように感じています。
今回のセッションを終えて、重力と身体との関わりに興味が湧いてきました。

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