ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

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大学院で舞踏を専攻されたヨガ教師

セッション1

10年以上、受けたいと思いながら踏み出せなかった10シリーズの扉を開けるのはとてもエキサイティングで、けれど自然なことでした。

そのスタートは「開く」と「開ける」のちょうど真ん中にありました。

 

セッションがまず田畑さんの立ち位置を決めていくことから始まるのに、うっすらと感動しながら、自分の中の感覚にフォーカスするのは意外と集中力を要し、すぐに深い意識下まで降りていかなければならないのは大変だと思いながらも「その場にゆだねる」ことに徹しました。

 

体に触れる圧も範囲もとても少ないものながら、確実に変化は起きました。

触れられた場所が膨らむような、沈むような、あるいは力が抜けていくような…様々な感覚がもたらす変化です。

そこから、大きな波が他の部分へと伝わっていきます。呼吸をガイドにしながら深く広く体のネットワークが伸びていくようでした。

ハイライトは2つあり、左肋骨がすうっと閉まっていったことと、右足と右後頭部が左側に互いに伸びあいながら弧を描いていったことです。

体は、自分の意志で自然にある方向へ伸びてからもとに戻りつつ、自分の居場所へ還って行くようでした。

 

見守ってもらえている、十分な時間と空間を与えられ、完全に安全である、その条件の下で、体が自身の意志と知恵で新しいつながりを見出していく場でした。

2時間があっという間で、心地の良いふんわりとした感覚で起き上がりましたが、いつまでもまどろんではいられないという現実。

そこで骨盤の前側〔下腹部)と仙骨の間に自分の軸を見つけ、横隔膜の動きを感じながら、のどの前側の神経を休ませる、鎖骨を心臓の方へと沈めていく…自分は自分の足で、自分の軸で立つという覚悟を再び取り戻していくとき、また意識と体が一致していきました。

 

・セッション直後

少し頭がふんわりとしつつも、頚椎の後ろ側がすっと伸び、骨盤が左右均等の高さになっている写真を見て、その変化が穏やかながら大きなものだったことを実感しました。歩きながらも、新しい体になったことを受け入れられるような、半信半疑のような。けれどその変化が優しすぎて、何かを暴力的に変えられたわけではないことに、自分の権利が守られ、尊重されていることに、穏やかな喜びを感じていました。

セッション中に体が求めれば動いてもいい、目を閉じてもいいのだとうかがって、「その衝動に従う」ということが、次回から私のひとつの課題になるだろうと感じました。

帰宅すると、少し体はだるく眠りたい感じでしたが、横になっても眠れず意識ははっきりしていました。しかし夜は21時には眠りについてしまいました。

 

・セッション1日後

後頭部の広がりと、頚椎ひとつひとつの間が空いているような感覚は新鮮で、呼吸も深すぎず穏やかな波が続いています。

何よりも、日中心理的に辛い感覚が襲ってきたときに、それを追っていかなくてもよいのだ、心地よさを見出しそれをよく感じていけばよいのだ、とセッション中に繰り返していたことを実践するのが、その場をしのぐ助けになりました。

今までは、どうしても辛さや痛みを凝視し、分析してしまう癖がありました。けれど、私には心地よさにとどまる自由がある。制限ではなく、豊かさへと続く道を選ぶのも私自身なのだと改めて感じています。

 

・セッション2日後

珍しく深夜1時まで眠れず、また3時半に起きてしまいました。その時に、自分の呼吸へと意識を向け、鎖骨を休ませる感覚、足が伸びていったときの記憶をたどって、自分で自分を「安全な状態」へと導いていくと、自然にまた眠りにつけました。

私自身が私のよりどころとなる、そんな安心感を作ることができる、新しい感覚でした。

自分自身のために守り守られる体の感覚と意識を、訓練し再習得しているような感じです。

頚椎右側に少し硬さが戻っていましたが、声の出方はいつもより深く、背面の広がりも相変わらず続いています。

 

・セッション3日後

朝、頚椎5番付近に少し筋肉痛のような軽い痛みがありましたが、次第に消失しました。この部位にそのような感覚があったのは初めてです。右の腰部にもいつものだるさが戻ってきました。両足のかかとの当たり具合が少し気になり始めました。

 

・セッション4日後

左骨盤の前傾、右骨盤の後傾、脊柱のねじれ、頚椎の右側の痛みが気になり始めましたが、なるべくセッション後の感覚をもう一度再現するようにしていました。

 

・セッション5日後

横隔膜から腸骨あたりにかけて、胴体部を深くリリースしたので早い時間から眠たくなり、ぐっすりと眠りました。体はいつも通りの自分の体感に戻っています。

 

セッション2

うつ伏せで始まるセッション。田畑さんの姿が見えなくとも、声のする場所や体の存在が心理的に影響を及ぼすことを感じながら、自分がうつ伏せだと意外と体の全面の凹凸をうまくテーブルにゆだねられずに、やりにくいことに気が付きました。

 

また、顔の全面に感覚が集まって頭が痛くなっていきます。と、同時に意識がかなりぼんやりしてほぼ寝ているような感覚で、うつ伏せのセッションは終わってしまいました。

そのせいか、あおむけになった時にはかなり手足がだるく、頭もいたく、やっと視界が開けたことにとても安心していました。

しかし、足へのアプローチだと知っているものの、その変化や反応を感じづらく、自分の感覚もうまく口では伝えられませんでした。膝を立てていると、股関節の感覚がとても気になるので、なかなか落ち着く場所を探すのに苦労しましたが、目線や膝の位置を変えていいということで、ぴたっと何かがはまる場所を見つけることができました。

 

「各パーツの位置はそれでいい気がするけれど、ひとつひとつがバラバラになっているようだ」という感覚があった時には、それを「これでよし」とすることはできたかもしれないけれど、自然のどこか「違う」と感じている違和感を言葉にできることに少し驚き、またその違和感をきちんと掬い取ってもらえたことも、さらに田畑さんへの信頼が深まり、静かに感動していました。言われたとおり、呼吸の心地よさに身をゆだねていると、自然にその感覚のかけらが統合されていきました。

前回、セッション後の「衝動に従うことを許す」という気付きを、今回は目を閉じたくなったり、自然と心地の良い場所を探してみたり、と目の使い方に活かせたと思います。

 

今回のハイライトは、身を起こしてから座っていた時の事、奥歯や耳が広がっていく感覚でした。自分の右に何か自分の感覚が開きたくない部分があったんだ、と思いながら、それが何なのかまるで分らず、けれどそれを追う必要がないことに安心していました。心地のよいところに目を据えたまま、見たくないものを見ないままに、その「少し怖い右」へと感覚を開いていくことで、必要な手綱はしっかりと握ったまま、知らないところへ分け入っていくようでした。

また、座ってから寝ていた時の股関節の心地よさを最初に再現しようとすると、力が少し入って腹部から上に引き上げる感じがありました。けれど、膝から下にはあまり感覚がなく、そのままで「いつもの体」を再現すると、骨盤が左右前後に少しずれていく感じがしました。けれど、そのまま敢えてそのずれたい衝動に沿っていくよう言われました。その変化に従ってから大腿骨を座面に落ち着かせていき、そのずれていきたい感覚が満たされ、収まっていくと、自然と体は正面に戻りたくなってきました。

まったくの新しい感覚(体)を大げさに喜び、それに一足飛びに飛びつくのではなく、今まで共に生きてきたこの体とそれを統合していく。その丁寧な作業が必要なのだと気付き、はっとしました。きっとその時に、今まで置いてきぼりにしてきたものと、きちんと対峙できるのだと思います。

戻ってきた後は、胸が上にふわりと引きあがっている感覚で骨盤がもっと軽く伸びていました。

 

体の変化は前回よりも感じにくく、私は脚に色々な思いを持って生きてきたので、果たしてこれでよいのかどうか少しだけ不安がよぎりましたが、これは理性で捉えるものではない、と田畑さんと自分の体を信じることにしました。

セッション後の写真では、両方の脚にきちんと支えてもらって立っている、という2本の軸ができていました。

 

・セッション1日後

首を左に傾けたくなることが多く、その際大きな音がよく鳴ります。

後頭部はまだ上に伸びてる感じがして、日中いつもの体に戻りそうになった時は、目を据えたまま右の空間を感じた、あの瞬間を再現してみると、少し体が落ち着きます。

呼吸が普段よりも、もう少し上部にまで入ってきて、腰のだるさがほとんどありません。

 

・セッション2日後

逆転のポーズ(逆立ち、三点倒立など)をとった時、軸が両脚にある感覚でした。

相変わらず右に傾けるとよく首が鳴ります。

しきりに脚を組みたくなり、その衝動には従っています。

 

・セッション3日後

体調が悪いのか、手足の冷えがひどくなっていますが、それ以外の変化はありません。

 

・セッション4日後

右手のしびれが出てきましたが、思い当たる理由もなく、セッションとの相関関係も不明です。

 

・セッション5日後

手足の異常な冷えと、右手のしびれが続いています。セッション後1度も右の腰のだるさを感じていないことに気が付きました。

 

セッション3

 

今日は横向きからのスタートで、体の重さをベッドに預けて行くと上側になった腰が後ろに倒れそうになると、腰、背中、肩甲骨の辺りに支えを入れてくれたが、そのほんの少し体を安心させていられるという実感が、体全体に伝わっていきました。手を柔らかいボールの上に置いているときは、どうしても腕は親指側にロールしてしまうので、真下に力を落としていく感覚がつかみにくいと感じました。

 

―喉の前の血管を休ませるようにする。静脈の血が心臓に戻っていくように―何度か繰り返してきたこの誘導は、私の頚椎の空間を変えていきました。今日はさらに、手を触れずに、あご下に置かれた手の存在をただ感じるという指示でまたひとつの統合が導かれました。

たった一滴の指のタッチで脊椎が動き始めます。皮膚が広がって、体中の知恵が発動します。ただ心地よい呼吸をするための時間をとってくれる、そしてそれを全身で味わう。それはまさにヨーガと同じ体験です。言語化をしなければならないという壁がありつつも、そこで出てくる言葉は適切なワードであろうがなかろうが、その言葉のもつ意味よりも、どんな形であれ出てくるものを認め、そこからほんの少しだけ手を添えるように方向を与えてもらっているように感じました。そしてこのロルフィングのセッションの場合は特に、その時間共にいていくれる、見守っていてくれる人がいるということが何よりも大きいのです。

体を起こしてから、ベッドに腰を掛け、股関節から前に体を倒していき、その分だけ足に体重をかけていくと、どうにも足の裏に力を感じたくない自分がいました。そこで太ももと脛の外側を張り出すようにして足の接地面を意識すると一度脊椎が伸び、そこから脚に向かって力が流れ落ちてきました。

 

今回は、歩きながらの統合にいつもよりも多くの時間をかけていたように思います。あごの下の空気の密度とともに歩く、横隔膜を水平に保ち、そこから足が伸びているように歩く、頭の上の空間も意識して…。いくつかのサポートをもらいながら、もはや自分の体が勝手に全体をまとめようとしていくことに、私は歩きながらついていく感じでした。

 

・セッション1日後

ひどい頭痛で目が覚めました。座り姿勢でいることが多かったので、セッション最後に行った、座位での調整を意識して行いました。足の裏へ体重を預ける感覚が少し弱いと感じました。けれど、ふたつの座骨の上に心地よい軸があり、体はとても落ち着いていました。

 

・セッション2日後

真夜中に目が覚めてしまい、眠いのになかなか寝付けなかった時、繊細な羽のようなタッチを思い出し、体を布団に預けるようにすると、どこを触られていると具体的に想像しているわけではないのにセッション中のように、体の中が自然と広がり始め、あるところに落ち着いていく感覚がありました。そうすると、体が落ち着き、再び楽に眠りに落ちることができました。ヨーガのあと、いつもより肋骨全体が軽く、特に背中側がリフトしているようでした。

 

・セッション後3日目

そういえば、と思い出したのが、ロルフィングを受け始めてから眉間の右側にずっと吹き出物が出来ていて、それがとてもひどくなりました。左右に頭を振ると、ひどいめまいがしたのに驚きました。今回は頭がぼんやりすることが多い気がします。

 

・セッション後4日目

1日中歩いているか立っているかでしたが、体がほとんど疲れていませんでした。肋骨が静かに下に向かって閉じている感覚が、重力と体が親和しているようで心地いいです。

 

・セッション後5日目

しばらく続いている「肋骨が閉じている感覚」が、腕を上げるときに体の中心から腕がつながって伸びていく感覚にリンクしていると思いました。右の臀部が少し筋肉痛のような痛みがあり、右の腰がいつもよりも縮んで右肩が下がっているように感じました。吸う息がいつも左ばかりで感じられているのだと気が付きました。体の右側では、あまり呼吸を捉えていないようです。ほんの僅か(1ミリくらいの体感)ながら、脊椎の柔軟性が増しているような気がします。

 

セッション4

セッション開始直後、田畑さんの場所を決めるときに、頭の延長線上でも足元でもなく、少し頭上斜め上にいてもらうことにすると気持ちが落ち着きました。「そこがいい、というのはどんな感じですか?」と聞かれて「存在感を確かに感じるけれども意識に介入しすぎない感じ」と答えた途端、自分のその言葉にはっとして、まるでそれを自分が日常でも望んでいたことかのように感じて、涙が出始めました。また、「それをどこで感じていますか?」と聞かれて「こめかみ」と答えた自分にも驚きました。感情をこめかみで感じていると気付いたのはまったく初めてだったからです。悲しみではなく、ただ体の反応として、涙がよく出るセッションでした。しかし、そこで体の感情を深追いせず、理由づけもせずに、純粋に体の反応を味わい続けるというのは心地のいいものでした。

横向きに寝て、腕をボールに預けることにも前回より慣れ、骨盤が垂直に立たなくとも行きたい方向へと体を倒して行けました。体がうつ伏せに近くまで倒れていったとき、仙骨付近に手を当ててもらい、そちらに少し広がっていくようにすると、体の安定だけでなく心も落ち着いていきました。なぜか、体に従っていくと時々頭では「これでいいのか?」という疑問が浮かびます。その時にそのことを正直に話すと、それをいいとも悪いともせず、わずかな言葉やタッチで、おのずから体がしっかりと心とも融合する場所へと導いてもらっているように思います。今回のセッションでは完全に田畑さんと私の「共同作業」であると感じていました。

今回は骨盤底に働きかけていたので、座骨がふわっとしていく感じや、骨盤底が水平であるという感覚が多く、それは全身にとても優しい安定をもたらしてくれました。

 

・セッション後1日目どこにも流れを妨げるものがない感覚。非常にニュートラルで、すっとしている体と感情。そして足の裏が柔らかくて、床にふわっとつき、体重をかけなくとも接地面が広がっていく感じがしています。骨盤底が水平な感覚と後頭骨が水平な感覚がリンクしていました。

 

・セッション後2日目仕事であったり、子どもに本を読んであげているときにふと、声の出方が変わったと感じました。腹の奥の方から声が少し響くような感じで、それまでコンプレックスであった声の出にくさが、ほんの少しだけ心地よさに変わったようでした。

 

・セッション後3日目疲労がピークに達していることもあり、体は依然として何も変化していないのではないか、とすら感じました。ただ、それは気分によるものであることや、「これをしたのだからこれだけ変わったはず」という思い込みは不要だということもわかっていたので、それについて何も思いましせんでした。

 

・セッション後4日目今週はあまりにもレッスンが多かったせいか、体の精密度が増していて、左の背中にも清々しい芯を感じました。上蓋と横隔膜と骨盤底の水平な広がりが一致すると、背中がもっとストンと後ろに落ちて何かに預けられる安心感が得られました。

 

・セッション後5日目駅のホームで電車を待っている際、私の2倍以上の体重であろう男性が転倒したのに巻き込まれて、私もともに倒れ、その直後から右大転子周辺が痛くなり歩く際にもびっこをひくほどになりました。その後痛みは仙骨の右周辺から、長趾伸筋にまで及びましたが、おそらく炎症だけだろう、ととても冷静に痛みの場所や状態をはっきり把握できたので不安にはなりませんでした。

 

セッション5

立ち位置を決める時、左上にいられると全身が引き上がって頭の方に近く感じるのと同時に身近に感じ、右側だと脚が伸びた。頭部に少し触れられると、こめかみ辺りに当たる手の温かみに涙が出た。圧というよりは、その温度に何かが溶かされるような感じだった。

骨盤を左右に分けて、前後や上下に回転させたりねじったりする動きをしていると、左右に一度分離された体が、自発的にひとつになろうと繋がっていく。見たことのないところに目線が止まった時、後頭部が伸び始めて統合が完了した。

片脚をたらして腸腰筋の伸びを感じると、それは後頭部とリンクしていた。左の肋骨が閉まっていく時、頭を左に向けたくなり、右後頭部の苦しさがぱかーんと開きながら出て行った。いつもは寝ころんだまま足の裏をつけて膝を曲げている体勢が、膝の置き所が難しくてあまり好きではなかったのが、それがサポートとなり他の部分を伸ばしていく体験があった。

起き上がってから座ると、左右の腹横筋を横に張り出すようにすると、胴体部の支えを感じるのか、肩が開いたまま下に落ちた。歩き始めた時には胸郭を左右から誰かに持ってもらっているようなサポートを感じた。その支えが少しくすぐったくて、そして嬉しかった。また胸の真ん中には確かに「中心」があった。そこに支えを感じて歩いてもいいのだという感覚が。

実は今回のハイライトは終わってから何気なくした質問に対する答えだった。次回のセッションまでに少し時間があくので、今回のセッションで心地よかったり、変化があった体の動きや感覚を次のセッションまでの間、復習のように再度たどってみても良いかと聞いたとき、それがいい感じになる間はやってもいいが、体は変化し続けるし前の感覚に固執するようになるからあまりお勧めしないという返事をもらい、そうか、それはそうだと妙に納得すると同時に、いつも体の内側の感覚に目を向けてばかりなのに、「こうあるべきである」という方向にベクトルを向けてしまって、どうしてその瞬間瞬間の体を大事にしようとしていなかったんだろう、と自分自身を振り返った。

 

・セッション後1日目

あまり変化を感じられず、どこかで焦りがあるような感覚。

 

・セッション後2日目

張り出していく腹横筋の中に透明な軸ができていき、その張り出した皮膚の感覚も溶けていく。

 

・セッション後3日目

右頚椎の痛みがひどくて呼吸が浅い。

 

・セッション後5日目

おそらく6時間以上歩き続けていたけれど、疲労感はまったく無し。

 

・セッション後2週間

 

今回は次のセッションまでに5週間空くというスケジュールなので、念のため記録を残しておくと、肩が外に開いて程よく肩甲骨が下りている感覚と、大腿骨の外側に強さを感じる。顎の位置がしっくりせず、もう少し胸椎の上部と頚椎の2~3番あたりの連携を感じたい。

 

・セッション後4週間

Rolf Movementのワークショップを受けていたので、緩めたり繋げたりする流れが自動的に起こるようになっていて、とても快適。とにかくこの体で生きていることが幸せで幸せで仕方がない。いつもある息苦しさ、息をすることをどこかで制御している感じや首の不快感が、気付けばまったく無くなっていた。

 

セッション6

今回は寒気と歯痛があって、どうやら軽く風邪を引きかけているようだったことと、連休が明けてから普段の生活のリズムに戻って疲労があったことからコンディションはあまりよくありませんでした。

しかし、うつ伏せから始まるも、今までよりも力が抜けるのが早く、今回はただただ自動運動が大きく続いていました。

皮膚が広がっていく感覚というよりも、もっと奥の方、筋肉や関節がもこもこと動いてその波が伝わっていく感じです。

大きな動きが起こるとき、それに体を任せていると波に飲み込まれそうなことが何度かありました。

自分の体が自分のものではないことをはっきりと感じながら、ただ「それ」に持っていかれそうなことを怖がらずに向かい合ってみようとするとき、必ず潮は満ちたら引くのだということを思い出す、そしてその満ち引きの間に深い呼吸がある。ー

そんなことを繰り返していた時間でした。

 

座骨に意識を向ける課題が今回はキーとなっていて、その感覚を誘導された時に体全体が大きく変化しようとしていました。

この2時間はそこに向けてデザインされていたように思うし、またそこからなだらかに収束していくカーブさえ完璧に計算されていたような弧を描いていました。

 

何度か左目のみから涙が出ました。それはまったく感情と結びついていない生理的なもので、鼻も同様に左の鼻腔のみが何度かツーンと通ることがありました。

それを繰り返しながら、体が崩した左右のバランスを取っていくようでした。

 

立ち上がって歩いたとき、大きく鎖骨が開いていて、耳や顎といった頭下部の空間を広く感じました。

意外と顎関節は力を入れる・抜くといった上下の感覚のみだったので、それを味わったときにさらに鎖骨や肩甲骨が下に下がり、同時に首が上に伸びていく、とても心地のいい感じがやってきました。

そして再び、自分の脚は2本あるのだ、という喜びで歩き始めました。

 

セッション7

今日は久しぶりに首の後ろがとても張っていて、少し痛みがあった。

やはり、仰向けに寝たときは首を大きく左に向けていたほうが体の力が抜けていくようだった。

その時に左の膝裏が少しぴりぴりして、その感覚と頭から体中の力がベッドにゆだねられていく重さを感じていた。

その次は右に顔を向けたくなり、右腰のだるさを右股関節が頭方向に近づきながらどうにかしようとしているのを眺めていた。

 

内臓頭蓋から呼吸器、消化器官をつなげていく。

上歯茎に触れられているときは上蓋が頭頂方向に広がるように力が抜けていって頭蓋骨の内側全体の空間がふわーっと新たなスペースを獲得していった。

下歯茎の時には後頭部が膨らみ、少し首筋が伸びていくとともに、後頭部が丸みを増していく。

この感覚が欲しかったものだ!と気付きながら、もっともっととその感覚を欲する自分がいた。

初めて、触れている手をしばらくそのままにしていて欲しいと思った。

歯茎の内側に触れられているときは、なかなか力が緩められず、ここでもまだ指を口の中にいれたままにしておいて欲しかった。

けれど、タッチは入口に過ぎないので物理的にそれが無くなった後も反応は続いていく。

ただ左右の鼻腔に指が入っているときも同様に、片鼻が塞がれていて呼吸がしにくくなっているにも関わらず、息は深く入っていたし、

鼻腔が塞がれているはずの半身がそれぞれまぶしい明るさを取り戻していった。

左鼻に指が入っているときは、明らかに左が真っ白で右半身は暗く影のようになっていたが、

次に右鼻に指を入れられたあとは、しっかりと左右が同じ明るさになっていたのに驚いた。

 

体にまとっていた薄い衣がいつの間にか消えていたかのように、少し新しい体で、けれど肩と腸骨がベッドにしっかりと落ちて安定と調和を作りあげているので不安がない。

しっかりとした自分の体がありつつも、気付けば新しい体になっているような感覚は、内部と肘から先にあった。

 

後頭部の広がり、丸みがとても大きくて、首や背骨の存在を忘れるような立ち上がりだったが、

しばらくチューニングボードに乗っていくととても内またになっている気がして、意識しないときはただ乗っていればそこで安定して何の動きも生じないようだったが、力を緩めようとすると、急に難しさがやってきた。

1段階目は仙骨が閉まり、尾骨が垂れてきてよい感じだったものが、2段階目から先に進まない。右の仙腸関節と膝を緩めようとするとうまくいかない。

もどかしさと困難を感じていると、上半身の心地よさを感じて、という田畑さんの言葉ではっと我に返る。

そうだ、眉間にしわを寄せて、自らが作りだした問題とにらみ合う必要などない。息をつめてしまう状況に、わざわざ突進していかなくてもいい。

いつだって体は今の瞬間に最適なバランスを見つけ、この全体性を保っていてくれる。

どんな一瞬にもその美学があり、ただその営みをそのままに、おいしく味わっていればいいのだ。

そうだった、そうだった。

 

セッション後3日目

セッションを受け始めてからほとんどなかった頚椎の張りや痛みが戻ってきていて、ロルフィングをやる前と何も変わっていないような気さえする。

 

セッション後5日目

今日のヨーガの最中に、いわゆる丹田と呼ばれる部位と第4回目のセッションで触れられた恥骨下枝と坐骨枝の感覚がつながって、そこから上歯茎を触られた感覚や、舌の下の柔らかい部分から内臓に至る道筋がすべて体の内側にあたらしい空間をもたらして、体感が一気に変わった。

自分の膝下へのネガティブな意識が思い出箱を開けるようによみがえってきて、ここから何かが変わっていく予感すらした。

 

セッション8

 

第8回目は全体の統合プロセスに入ると聞いていたので、どんな風に来るかと思っていたが、それよりも頭の中がざわざわしていて、膝下も午前中からむくんで重く、全体的に落ち着いていない自分をsettle downさせる方が目前の問題になっていた。

 

仰向けになって頭を左右に振るだけで後頭部の重さが感じられて、思い切り頭を横にして、その重さを台にゆだねていると、まもなく肩や背中が広がっていった。今回は何よりも内臓がよく反応した。胃のあたりから大きな動きが始まって、その動きをよくよく感じていると、すぐに自己が融解していき体が流れに乗りやすくなった。

 

ロルフィングはいつも「集中力」を有すると感じていた。意識を完全に体全体に向けるのはそれなりの感覚の「体力」がいる。しかしそれは「自分」の意識を集めるというよりは、集めてから、自分を構成する諸要素の概念をぱっと手放すことが重要なのだと改めて感じた。

 

上半身の重たさとは対照的に意識のない胴体から、完全に自分の体ではないように感じる下半身。それが胴体の中に納まっている内臓の活発な動きからだんだんと爪先まで呼吸が入ってきた。首を横に傾けたまま、目を水平に動かすように指示されたが、なんと目の動かせる範囲の狭いことか。少しでもその範囲を超えると目の奥がちかちかして目を開けていられないほどのぐらぐらを感じる。けれど相変わらず果敢にそこに向かっていく必要はなく、落ち着く場所で呼吸を繰り返し、片膝を立ていている足の位置を微調整したり、立てた膝のサポートをしてもらったりしながら、とにかくそこで「感じる」「呼吸をする」、それに徹しているだけだった。何かを問いかけられたり、何かを指示されたりしても、今日はほとんど言葉にならない、あるいはしたくなかったり、うまく指示に従えない感じだった。どこか「しない」「できない」ことを肯定する強さがあるようだった。

 

起き上がり、歩き始めると、目は嫌な感覚がないのに前を向けない。少し止まってみると、目線は下にしていたい。目をあまり開きたくない、使いたくない。後退も前進もしないように、目もちょうどいい力で少し開いたまま、体の欲求に従って呼吸をしたり、少し左側に体をねじったりしていると、少しずつ目が明るくなってきた。目線もあがり、少しずつ歩き始めると、膝から下が自主的にしっかりと指1本1本を伸ばして床を押していた。腸骨が広く、耳が顔よりも離れてついているかのように、遠くの風の音が耳の中を貫いた。

 

・セッション後1日目

 

どっと眠気が来ることはなかったけれど、翌朝はなかなか目が覚めなかった。後頭部がとても苦しく、目の奥が目ヤニでどろどろになってコンタクトレンズをはめられない!という不快な夢を見ていた。後頭部と目の違和感は、起きて動き始めるとまもなく無くなった。

 

・セッション後5日目

 

この1週間は寝不足が続いてまともな状態ではなかったが、昨夜はある程度睡眠時間を確保できた。しかしずっと首の不快感が取れない。今までは首を横にぼきっと振って、骨を鳴らせば解消できていた感覚が、音が出ないためずっと詰まったままの木管楽器のようになっている。

 

セッション 9

首はすでにこの10セッションを始める前とは明らかに違っていて、それぞれの頚椎の間に空間を獲得しているのだけれど、時々その一つ一つの水平方向の回転角度がずれている感覚は残っていて、今日も伸びてはいるのにどこか不快感があった。そしていつものように朝からむくんでいて、下半身の中で特に主張をするふくらはぎ。けれどここまでのセッションの中で得た肩や胸の広がりが、それらのアンバランスを包んで補えるだけの余裕を確保していてくれる。

 

右側を下にして右腕を背中側に伸ばし、左手をバランスボールの上に預ける。右ひざを曲げて、左脚はクッションの上に置いて伸ばしている。左手をボールの上に置いたまま前に伸ばしていくと同時に、右手も後ろに向かって伸ばしていくと、だんだん肩回りの力は抜けて台に体が沈んでいく。しかし胴体の力が抜けて左半身が前に倒れていくとともに、右臀部が伸ばされてどんどん痛みに変わっていく。

今回ほどセッション中に痛みが強かったことはなく、ただそれがどのように変化していくか見守りたいと思っていた。また、呼吸やゆだねる感じは普段と変わらなかったので、起こることについていけるような気がしていた。時間がたち、いろいろな刺激を受けながら脊柱の回転や胴体部のつながりが変わっても痛みはまったく減らなかった。

しかし右仙腸関節はこりやすい部分であったので、そこが刺激を受けて大きく反応しているのであれば、それは歓迎したいことだった。おでこに手を当てられたとき、その手の柔らかさと温かさが尋常ではなかった。首の角度を探すのが難しい。ほんの少し顔を動かすだけで、一つ一つの頚椎が組み変わる。最初はどこかどこかと0.1ミリ単位で適切な場所を探していたけれど、それもだいたいのところでやめてしまった。胸椎4番に触れられたとき、重力に従って体の全面に飛び出してくるように感じていた左の浮遊肋骨がすうっと体の中心に吸い込まれるように収まっていった。ちなみにこの左の浮遊肋骨は常日頃前に突き出しているように感じ、不快感があったところで、「飛び出している飛び出している」と自分の身体イメージに過ぎないものだと知りながらも感じていたところが、ドラマティックに収束した。

何度か促されたが、頭頂方向に伸びていくのが難しい。右臀部が完全に感覚を失うほど痛みが強いため、右坐骨を触られても、どうにもすることができない。とても不自由でぎこちない体の中で何とか動きを起こそうとするとき、本当にどこかにゆだねていることが土台となることを感じた。

 

左足の爪先側を伸ばし、右膝を体側に引き寄せながら両手を水平方向に伸ばしていく。が、右臀部が痛みでまったく動かないので膝を引き寄せられず、左足を伸ばそうとすると、体が台から持ち上がってしまう。少し前に倒れた体を垂直に起こすとなんとかできるようになったが、指示された動きがこんなにできないのは初めてだった。

体勢を変えるのにもイテテテとなるが、体を反対側に向け、左側を下にして、まったくおなじ体勢を取る。頭を左下にして寝るのが苦手なため、こちらの方が不快かと思いきや、体全体は楽でこちらでは何の問題もなかった。指示された動きもやりやすく、ただただ心地よさの中にいた。が、痛みを感じないうちに、実は右半身を下にしていた時と同じように、完全に左臀部も伸びきっていた。左半身が前に倒れていたのを垂直に立てようとしたときには、左脚は完全にしびれ、臀部も痛くてしばらく動かせない状態だった。

 

右膝から立て、仰向けになっていると少しずつ左脚が落ち着いてきた。左膝を立て首を左右にゆっくり振ると、どうやら死角があるらしく、視線がスキップする空間があった。指で誘導してもらい、ある地点(顔の真上よりはほんの少し左上方)を見ていると、またたく間に仙骨が開いてきて両股関節のスペースを広げ、爪先までがつながり、下半身が安定してくると今度は上半身を、脊柱を中心につながりが伸びてきて、首の位置が変わった。首の位置と視線が変わると、またつながりを下半身に求めるように両ひざが円を描くように動き、また足裏の付く位置を変えて脚全体が居場所を探していった。左脛が左に倒れたがっている。左側の空間を感じていると両ひざが円を描くように動いて居場所を少し感じているとだんだんとその動きが収まり、足の裏の位置を変えたい衝動が起きたので、それに従うと体全体が落ち着いた。

 

体全体が台に深く根付いていくと、肩関節と股関節が外に向かって開き始め、同時に以前のセッションで得た恥骨下枝&坐骨枝と舌下を緩める感覚を思い出していたら、骨盤内、ちょうどへその下(丹田と言っても可)にぐーっとエネルギーが集まってきて、そこに小さな自分の体全体が収まっていくようだった。

これほど下腹部が充実したことはなかったし、そこに自分があるという感覚が、(「この世界全体と自分は同じものである」という梵我一如の概念に似ていて非なるものだが)自分の中に自分が入っている、また別の入れ子ができていることが面白かった。このまとまりが作られていくときは完全に愛する人とつながっているとき、ひとつになっているときの感覚で、自分が完全に何かと一致して柔らかい光になっているようで、もう少しこのままでいたいと頼んだ。

 

立ってみると、その下腹部の充実感は何でもないかのようにほぼ消えていたが、それは失われて空っぽになったものではなく、その充実感が吸収されたような感覚だった。帰り道、歩いていると仙腸関節の空間がとても広くなっているのに驚いた。あれだけセッション中に痛かった股関節はほとんど何の痛みも感じなかった。

 

・セッション後1日目

左太ももの膝あたりが筋肉痛。仙腸関節が昨日とはうって変わって痛い。首がよく鳴る、以前の状態に戻った。

 

・セッション後2日目

首がとても痛い。久しぶりの右後頭部の凝る感覚。あぁ、まだあるのかという感じ。この日から眠気がきた。

 

・セッション後3日目

移動が多かったせいか、21時には就寝。体は辛くないが、心がざわざわして重たい。

 

・セッション後4日目

頭痛がひどい。特に後頭部蝶外骨のあたりが鈍い痛みで包まれている感じ。一日中眠くて何度も居眠りをする。

 

・セッション後5日目

眠る前も、目覚めてからも、涙が出る。頭痛は消えていて、少し視界はクリア。

 

セッション10

今日はセッションルームに向かう足取りから少し違って、寝不足なのに感覚はクリア、膝下が少し長くなっていて地面よりも一段下にまで伸びている感じだった。ただ最終セッションだからといって期待はしたくないし、終わるのが寂しいとも思いたくない、これが終わることも、そしてそこからまた今まで通りの日々が始まることも、どちらも楽しみだった。

 

台の右端にうつ伏せになり、右腕を下にぶら下げて、右脚をボールの上に預ける。この時の顔の向きが問題だった。うつ伏せになるときは左向きになるのが癖だが、その偏りを無くしたいから右に向けたい。どちらが自分の体の願いなのかわからなかった。従って、直観。いつもこちらが気持ちいいから、ではなく、今こうしたいという衝動に従って、癖とは違う右向きになった。首の角度に安心感があるわけではないけれど、力の抜きづらさもなく、左頬骨の当たりを少し気にしながらも体を台にゆだねていった。後頭部に触れられて、その温かさや柔らかさを感じるのだけれど、そしてそれをもっと感じたいと思うのだけれど、私の頭はそれになじんでいかない。頭頂部に伸びていく動きを促されてもあまりうまくいかない。けれど、次第に左頬骨が右股関節とつながり引き込まれていく感覚が起こり、坐骨や仙骨のあたりに触れられるとともに脊椎が少しずつ動いていった。ひとつひとつの椎骨が右に回転して独立していく感じでどんどん動きが沸いてくる。その動きを実際に体を動かすのではなく、イメージの中でついていくようにすると、今度は内側からの動きは左回転、体は右回転をしたがっていることが分かった。腰椎→胸椎ときた回転が頚椎までこない違和感はその両方の感覚を味わってあげることで緩和していった。

今度は左端で左半身を下に降ろす時にも、顔の向きは自由だったが、その時左向きになるには首が痛かったこともあり、頭ではアンバランスかもと思いながら、体が堂々とまた右向きを選択した。先ほどとは違い、こちら側では全身が割と落ち着いていて、あまり動きが起こらなく、ずーっと深く沈んでいる感じだった。今思えば、右向きの首もそこでこの体に包含されていたのだと思う。

 

仰向けになって左膝を立てる。左右の半身差が大きく、左足の置き位置もなかなか決まらない。そうこうする内に胃や腸がぼこぼこと激しく動きだした。右脚をなるべくゆだねようとすると、右半身が真ん中からどんどんと外側に開いていきたがる。目線が落ち着く場所を探しながら、右手を腹部に置いて内臓の動きを感じていると、どんどんと右脚が落ち着いていった。「右脚の接地面が広がっているように見えますが、どうですか?」と聞かれて同意すると、その瞬間。バーンという大きな音がしたかのように仙腸関節が大きく左右に広がっていった。今脚が落ち着いているって言ったばかりなのに!!という驚いた心の叫びを伴いながら、出産のときの骨盤の広がりを思い出すくらい強力な力でどんどん開き、どうなってしまうのかと思わず眉間に力が入る。骨盤の中にある人の顔がバン!と入ると、少しその動きが収まってきて、今度は右後頭部がぱかーんと口を開くように首が左に傾いていった。左半身を軸にしながら首がどんどん左に伸びていく。その動きに、イメージの中だけでついていくと、それは右から左に水平にうねっていった。蛇の動きのように頭蓋骨が左、右、左…とカーブを繰り返している。とてもダイナミックで、頭につられて脊柱が動いているのも感じられた。

 

今度は左脚を伸ばし、右膝を立てる。膝を立てるのはとても難しくて、なかなか足の置き位置が決まらない。右脛や大腿骨で支えるように、右内転筋も少し感じて…と言われるがなかなかうまくいかず、結局少し手に預けるようにする。右股関節も感じてと言われるが、どう大転子が収まればいいのか頭も体もわからない感じでもやもやする。股関節を腹部と背部から包まれて、この間の空間を感じて、と言われるが意外と下腹部の内側に意識は集まらない。右膝は自分が置き場を決めようとするよりも、外に預ける感覚で落ち着いてくると、左半身にはびくびくざわざわと動きが起こってきた。ぶるぶるっという痙攣のようなものが何度か起こりながら左半身が落ち着いていくのを見守っていた。頭は大きく左に向いていたのだが、左の肋骨は体の中心に向かって回りながら、右腹部はその左肋骨を覆うように左側へと回っていった。

 

その時々に合わせて大きく右や左に向いていた首が真上を向き、正面に目線が戻っていきながら内臓の動きも収まり、両脚をのばす。体全体が台の上で広がり、落ち着いていくと右耳の穴が大きくなったような感覚で、遠くの風の音まではっきりと聞こえるようになった。その右耳の広がりに体をゆだねていると、背中側から皮膚が脚に向かってめくれるように、新しくなっていくようだった。それは足裏から今度は体の前面に。体が大きく脱皮していくように、全体がべろーんと真新しい皮膚になった。

 

座ってから、最初はくらくらしていたものの、下半身の感覚はしっかりしており、何よりも目線がとても広い水平性を獲得していたので、それを心の底から味わった。横に広がっていく世界はとても穏やかで、心地よくて、目の前にはビルがあるのだが地平線や水平線を見ているようだった。しばらくそこでじっとしていると、今度はその真ん中に垂直線が表れてきて、大きな大きな十字の中で、自分の体にもその両方があるような感覚になった。促されて、右足の位置をほんの一ミリ動かした時、普段はそのほんの少しの動きや目線が大きな変化を起こすのに、今回直後はほとんど変化もなく、それを意外に思いながらそう伝えた後、瞬く間に右後頭部がまた先ほどのように左上方に伸び始めた。右後頭部がぱかーんという大きな口を開け、ほとんどの頭部が左側に寄っているように感じながら、その動きについていくと、だんだんその右後頭部が大きくぐるぐるという回転を始めた。もちろん、その通り動くことはせず、イメージの中でついていくのだけれど、そのとき急によく知りもしないホ・オポノポノのことを思い出した。田畑さんがリストバンドをしていた記憶から、よく知らないままに「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」とその回転に対して心の中で繰り返していた。どこで覚えていたのかもわからない、そんな記憶を引っ張り出し、注ぎ込む、それほどに体が動揺していたのだと思う。次第にその大きな回転は不規則で速度を落とした動きになっていき、だんだんと小さくなって、螺旋を描きながら右耳から出ていった。右後頭部はずっと長い間、詰まりやすい場所だった。

立って歩きながら、左半身はどーんと軸のある直線、右は首や腰にカーブのあるS字ラインを描いているように感じたけれど、その左右の違いも含め自分自身であることを心身が納得しているように感じた。違和感というよりもそれが私なのだという自信、そしてなによりもこの体、人生、今ある命を全肯定したいような気分だった。もはや何が起きたのかも知る必要がなかった。そして、ずっと葛藤し苦悩してきたこの自分の体を大好きだと感じていることが、何よりも私がこのセッションを受けた証だと思った。

 

・セッション後数日間の様子

 

何日も忙しく寝不足の日々が続いたり、心が大きく動揺するような出来事もあったりしたが、風通しの良い体の快適さがあればほとんどのことは「大丈夫」だった。無理をする瞬間にも体や呼吸を固めることもないし、疲れたことにも、泣きたいことにも素直でいられる。不快さを感じているときにも心地よい部分に意識を向けたり、今体がどうしたがっているのかを毎瞬間追うことで再び体の有機的なつながりを取り戻したり…このセッションを受けて何かが「完成」「解決」したのではなく、刹那滅するこの存在において、どうやってその変化し続ける瞬間の連続にい続けるか、その在り方を学んだような気がする。そしてそれは、開かれたこの体の智慧に付いていくこの経験と、そこで感じた命と自分に対する絶対的な肯定感が土台となっている。

 

約10年ぶりに数100人の前でやるパフォーマンスに参加した。

踊ることを自分に許せたのもきっとこのタイミングだったのだと思うが、そこで久しぶりに会う友人たちに「とても印象が変わった」と言われて結婚、出産、ヨーガの深まり…と経てきた変化も思い返しながら、それでも一番今の自分に大きかったのはこのロルフィングであったことが口をついて出ていた。「今までの人生も、自分も全肯定できているんだよね。」そう返すと、聞く人誰もが目を丸くして、「それ、すごいね!」「ちょっとすごいわ…。」突拍子もない、大げさにも聞こえるかもしれないこの言葉を、衝撃と納得でみんなが受け取ってくれたのは、きっとそれが私から出た真実だったからだろう。もう一つ驚いたのは、後で自分の踊る姿を映像で確認したときに自分だとは気づかなかったことだ。こんなにも動きが変わっていたなんて…。柔らかくなった脊柱に、音が流れていた。

オペラ歌手でハープ演奏家でもある方

セッション1

【セッション前】

 

心臓の開胸手術による胸骨の痛みが抜けず、日常生活・歌う際に支障がある。

胸骨が常に固く強張っているように感じ、疲労が溜まると鎖骨に痛みが生じる。改善したくセッションを申込んだ。

 

【セッション当日】

歩く。体の状態を観察する。

→胸骨の辺りが強張っている。

 

マットに仰向けになる。

今日のテーマは「呼吸」

呼吸を意識する。

→胸骨の辺りで呼吸が止まっている。

深く呼吸が出来ていない。

 

田畑さんが、左右上下4箇所に立つ。

どの場所にいる時、体が楽かを感じる。

→立つ場所によって体の感じ方が変化した。右側の頭部あたりにいる時が一番楽だった。

 

首を左右に動かし、どちらが楽かを観察する。

→左側はすんなり動くが、右側は途中で左首付け根が痛み、あまり向くことができない。

 

首を楽なところで止め、呼吸を意識する。

 

ここで、田畑さんが足の裏から膝、背中の裏、肘などを調整する。

 

この時の体の状態を観察する。

→強張っていた胸骨が緩んで、深く呼吸できる。

 

胸骨の傷から、背中の裏の間を観察する

→その瞬間、何かが熱くなって解け、流れ始めた。活性化し始めた。

足の裏、手のひら、胸骨、頭部、肘に、勢いよく血が流れ始めた。

体全体がポカポカしてきた。

胸骨の痛みは無く、とてもリラックスしている。呼吸も楽に深く出来ている。

 

首を左右に動かすと、右側がすんなりと動く。肩周りの力も抜けてきた。

 

膝を立てて、膝と肘を外側に広げる。この時に、空間を広げるイメージでとアドバイスを受ける→空間が広くなったのを感じた。視野が広がった。

 

マットに腰掛けて、骨盤を前に動かし、両足で支えながら胸郭にたっぷり息を吸う。→その後歩くと、左側の胸郭が広がった印象があった。筋肉を使っている感覚がある。胸骨の痛みも気にならない。

 

踵に重心が乗っている感じがして、安心する。足の裏全体が地面についている。

 

肩が楽。ずっとポカポカして、血が巡っているのを感じる。右肩、肘、手の指先までの血の流れが分かる。

 

【振り返って】

物の位置や場所によって、体の反応が変わるのが興味深かった。

普段まったく意識していなかった感覚が目覚めた。ピリピリすることもあった。

 

面白かったのは、途中から胃腸がぐるぐる動き出したこと。

 

首周りや肩がガチガチになっていた。

凝視する癖があることに気づいた。

そのせいで視野が狭くなっていた。

顔も外側に動かすことによって視野が広がった。首の可動域も広がった。

 

空気や空間を感じることを、これからも意識したい。

皮膚や体の感覚、センサーを働かせることが、虫の触覚を思い出させた。感じる能力を忘れないでいたい。

 

【セッション後】

数日間、昔痛めた右膝の半月板が再び痛くなった。

身体全体を意識することが出来る。

周りの空間を意識することが出来る。

首回り、肩に力が入るのが分かる。

左の胸郭を使っている感じがする。

胸骨の痛みが軽減した。

体が元気なのを感じる。

 

【最後に】

たった一度のセッションで、ここまで体に変化があるとは思いませんでした。

胸骨の痛みが減ったことは、本当に嬉しいことでした。他にも気付きが沢山ありました。ありがとうございました。

これから体がさらにどう変わっていくのか、次のセッションも楽しみです。

 

セッション2

〜テーマ 足〜

歩く→左足裏が地面に着いていない。

うつ伏せになり、首が楽な所で止める。

 

田畑さんが上下左右に立つ。

どう感じるか?

左頭 存在感がある

左足 少し押される感覚

真後ろ 楽

 

足に触る。

呼吸と重心はどうなっているか?

首が楽な左側を向き、左胸の下にボールを入れる。背骨が呼吸した時に振動しているのを感じる。→どんどん呼吸が深くなる。声も深く低い声に変わってくる。

 

普段、体の後ろ側を意識することが少ないので、知らない感覚・体の状態があった。背骨、坐骨の意識。膝の裏、足の裏。全部、この瞬間に等しく存在している。何か1つのことに集中しがちだが、同時多発的に色んな場所が感じていることがある。体の状態を観察しようとすると、視点が固まってしまうので動かしながら観察することが課題。

内側だけに集中するのではなく、周りの空気・空間を感じながら。外側と内側のバランスは同じように。

 

*外側にあるものを皮膚の中、体の内側に取り込む感じをイメージする→印象的だった。体の輪郭がハッキリしたように感じた。

 

田畑さんが胸骨・胃の下に手を入れる。重心を乗せる、手のひらに任せる。すると、胃がリラックスした。重さも自然に乗っかる。普段あまり意識しない部分。

固まったまま、力が入ったままの状態が多いのではないだろうか。

楽になると、呼吸も自然に入ってくる。

 

背中がフラット。

 

背中と表側との間を感じる。

段々足の裏まで意識が働いていく。

膝の裏側まで意識したことはない。

同じように背骨・坐骨までも意識したことがない。

 

足の裏までの道筋がはっきり分かるような感覚。

 

上半身に集中すると、足を忘れてしまう。忘れると足の指先が冷たくなる。

全身力が抜けていて、呼吸も深い。

胸骨、胃の下に手を入れた後、そこまで意識が働いてリラックスするので、呼吸も深くなる。途中から声が低くなった。これは、深くまで息を吸えて腹式呼吸が出来ている状態。

 

右腕・右胸を外側に押す。この時、肺をイメージする。心臓から来ると思って。

力いっぱい外側に広げる。しばらく続けると、肺が広がった。背中の筋肉も意識

血が巡り、ポカポカする。手汗。

 

交代。

 

さっきとは逆。

右側を向き、右胸にボール。

ぎこちなく、強張っている。

また足の裏から始める。

徐々にリラックスする。

外側の空間・空気を感じること。

 

途中から、リラックスし過ぎて眠くなる

。胃腸が動く。

左側の肺を広げる際、右側より広がらない。無意識のうちに心臓を守りたいのか

力をセーブしている。無理しなくて良いと言っていただく。左側の空間を広げるイメージを持つ。すると、肺も自然と広がった。左側の空間に対して体も開いた。

 

体が開いていく感覚が面白かった。

 

仰向けになり、両膝を立たせる。

足の裏と肘を感じること。首を左右に動かす。左側はスムーズ、右側が途中で右の首筋が痛くなる。

 

左側に頭を向け、楽な位置で止める。

 

天井を眺めながら、右側に立つ田畑さんの合図などを観察する。じっと見るのではなく、視界の外側を感じること。

この時、足裏、肘を軸として、視界の外側を観察すると、体が感知できる距離が広がったので驚いた。外側の空間を意識できると、視野が広がる。頭上の空間まで認識できる。

 

また、左右に動かす。右側に動かした時に痛みはなかった。そう答えると、痛みを探さないでと一言。あぁ、確かにと思った。痛みを何か悪いものとして捉えようとしていたのですが、そうではない。

体の反応に良いも悪いもないし、痛いからと言ってそれは悪いことではない。

わざわざ見つけようとしなくても良いし、体がどう感じるかだけ、シンプルに観察しようと思った。

 

その後、イスに座り坐骨を前に意識しながら、左右にスライドするような動き。

体と体が斜めの方向によく伸び、距離が感じられた。新しい体の中の距離だった

その後歩く。

 

左足裏が地面に着いている。

足の外枠がしっかりした。

足の指先まで、よく血が巡り、意識が行き届いている。術後、どうしても歩く事が減って、足の感覚が薄れている自覚はあった。軽快な歩み。

 

今日の発見は、体の新しい感覚・位置を知った事。知ってる事が増えた。自分の体の事を知っていく過程はとても面白い。背中、肺、周りの空間が開いた。

背中に意識が宿った。

 

【振り返って】

 

今日は、普段あまり意識しない背中の感覚に集中していたので、言葉に表せない事も多く、返答に困った時もあった。

表面に比べて感覚が鈍いのかと思ったが、単に普段意識していないだけで、いざ1つ1つ観察してみると、1つ1つにスポットライトが当たる感じがして、

感覚の地図が広がったようで、背中は広いと思った。

 

坐骨、背骨、肺、膝の裏、足の裏、肘、外側の空間・空気、呼吸、声。

多くの場所に意識を向けようとすると、頭がパンクしそうになる時があった。

各所、様々に感じることがある。その事が今回本当に良い発見となった。

 

肘の中の骨を楽にしてと仰ったと思うのですが、その瞬間骨がマットにゴロンと転がるイメージが思い浮かび、分かりやすかった。普段、骨もあまり意識しないのですが、肘の骨をリラックスすると、肘が本当に力が抜けた楽な状態になった。ポカポカと手汗が出るほど。。

 

【今回感じたこと】

 

田畑さんは、必要最低限の事しか仰らない。だからこそ、自分の体の声に耳をそばだてることが出来る。どう感じますか?と聞いてくれることによって、そのまま流してしまわないで、どう感じるかを言語化することも勉強になる。

 

全て自分がどう感じているかに委ねてくれる。

 

答えは探さなくて良い。正解はない。

 

【セッション後】

背中・胸郭が開いている。

足が地面に着いている。

視野が広がっている。

体が活性化している。

セッション3

 

【セッション前】

セッション②の後は、身体が元気で、足も地に着いている感覚があった。

当日は、外出が続き身体が疲労していた。鎖骨と胸骨と右首の付け根に痛みがある。首まわりが強張っていた。

 

【セッション当日】

歩く→首・鎖骨・胸骨の痛みが気になる。

 

両腕を真っ直ぐ伸ばし、上下に動かす。→これが未だに一番やりにくい動作。肩、鎖骨、胸骨が痛むので、上げづらい。右側が特に。右腕と左腕では違うもののよう。左腕はすんなり上がる。

今度は左右に広げた状態で、上下に。→右側はぎこちなく強張っている。骨が鳴る。上げると胸骨が痛むのではないかと心配になる。

 

台に移動。右側を下にして横になる。足・腕の下にボールを置く。田畑さんが頭頂部、足元などに立つ。身体がどう感じるか。→背面側足元が楽。初回より感じるスピードが早くなった。

 

台に体の右側の重さを乗せる。右側の肺も下に重みを感じる。鎖骨の付け根まで肺だと思って、とアドバイスを受ける。すると力が抜けた。→力が入っていたことに気付く。胸骨の力も抜けたことを感じる。

身体の内側に意識を向ける。お腹に集中して。それが出来たら外側を感じる。

坐骨も周り緩んで。観察する。台に重さを感じる。→右側側面が、台に重みを感じている。

鎖骨から背中の間、喉元から背中の間を観察する。→またビリビリと電気が走るような感覚があり、ポカポカと血流が良くなった。リラックスした。

 

頭頂部を触っていただく。→ジンワリ暖かくなる感じがしたと同時に、頭蓋骨が緩む感覚があった。今まで力を入れて固くしていたことに気付く。

 

額、眉間、眼球なども緩んで楽になった。頭上の空間も感じられるようになった。また、頭頂部がビリビリする感覚がある。頭頂部から首、背骨を通り、坐骨、足の指先まで長い距離に渡って意識が行き届いている。

足の指先に布地を当てる。→指先にまで意識が行き渡っている。だんだんリラックスしてきて、肩周りも楽になっていく。

 

今度は左側。

右側を向いている間も鎖骨と胸骨が痛かったが、左側の方が少し痛みが多い。右腕は内側ではなく外側の方が楽だったので、そうしてもらった。

同じように肺の重みを感じる。心臓が肺の上に乗っかって休んでいるのをイメージしてとアドバイスを受ける。→強張ってぎこちなかった身体がどんどんリラックスしていくのを感じた。心臓の位置を改めて確認でき、心臓そのものをリラックスさせることは新しい発見でした。落ち着きました。

 

また、胸骨と背中の間を観察する時に、心臓の裏側を感じてみて下さいと仰ったのが、目から鱗でした!

心臓の裏側を意識したのは初めてでしたが、改めて心臓の大きさ、幅、などを観察出来たのが嬉しかったです。リラックスしたので、肩周り、鎖骨、胸骨が緩み、リラックスしました。

 

頭頂部から足の指先まで、ちゃんと意識が繋がっている。長い距離を感じる事ができた。

その後、仰向けになる。呼吸はどうか?身体はどうか?ゆっくりと首を左右に動かす。→この時、右側の首が痛む。

目を閉じて、音を聴いて左右に動かす。すると不思議。痛みもなく、可動域も広がった。→視界が可動域を制限したり、体に力を入れているのかもしれない。

立ち上がり、歩く。腕の上げ下げ→最初よりも鎖骨、胸骨、首の痛みが減った。スムーズに行える。

 

【セッション後】

セッション後は、いつも血行が良く、元気になる。

今回は鎖骨、胸骨、首が痛い状態で体に色々な働きかけを行ったので、セッション中・直後は痛みが減少したのですが、帰り道と帰宅後に、特に首の痛みがマックスになりました。いつも安静にしていると治まっていたので、働きかけたからかなぁと思っていましたが、次の日に起きると、全く痛みはなくなっていました。昨日の痛みは、身体の中で色々調整をしていたからかもしれません。

 

改めて、身体の調整能力やバランスを整える力はすごいなぁと思いました。

 

ありがとうございました。また次のセッションも楽しみです。

セッション4

 

これまで、セッションを受けて変わってきたことは、身体が今どのような状態か気づけるようになったことです。

 

例えば、ハープの練習中に腕や肘に力を入れている、アンサンブルで歌うときに身体を固めている、普段の生活で口周りに力を入れている、など無意識のうちにしていることを意識できるようになりました。

また、ロルフィングを始める前は、ハープを30分も弾くと身体中が痛むので、練習を止めざるを得ませんでしたが、セッションを受けた次の日から、1時間以上弾けるようになりました。

身体が元気になり、活発に動けるようになって、気持ちも前向きになりました。

 

4回目のセッションを受けて思ったのは、身体の痛みや身体が感じていることを共有してくださる方が居ると安心するということです。

 

自分1人では気づけないことに意識を向けてくださる。そのおかげで初めて気づくことがあります。

今日は、足と坐骨周りがテーマでした。坐骨に重さを置いて、骨盤を意識します。そして”骨”にフォーカスしました。骨の大きさ、重さ、幅、長さなどを注意深く観察しました。( 実際に見えるわけではありませんが、人体模型を思い浮かべながら想像しました。)身体の中に骨があることを、改めて感じる時間でした。

骨盤周りを、だいぶ狭くしていたかな?と思いました。坐骨と恥骨、骨盤周りと膝までの間、膝から足の指先までの距離を観察します。すると、足の指先から骨盤までが繋がって、ジンジンする感覚がありました。

 

また、そうする中で首周りに力を入れていたので、田畑さんはすぐに気付いて力を抜けるように促して下さいました。「どうだろう?」「こうかな?」など、頭で考える癖がありますが、頭に手を置いて下さったので、リラックスできました。そして、話していると目が大きくなる癖もあるのですが、ただ単に目に力を入れているだけだと気付きました。力を抜く or 力を入れなければ良いと分かり、良い収穫になりました。

座って、腕の上げ下げをしました。とてもスムーズに動くので驚きました。(手術後、一番やりにくい動作なので)骨盤の位置が、自分としてはかなり前に感じましたが、安定感があります。腕を上げる時も、骨盤、足の踵を支えとして上下に引っ張り合うようにします。今まで腕は腕だけで動かしていました。下の支えがあると、何の痛みもなく動かすことが出来て嬉しかったです。身体は全部繋がって連動しているのだなと思いました。また、ハープを弾くときのアドバイスもいただきました。身体に力を入れてしまいがちですが、足の力が抜けて自由であること、前後の移動も骨盤から動かすこと、など、とても役に立つアドバイスでした。

 

【まとめ】

 

骨盤や周辺の骨が開いて緩んでいると、上半身が安心して乗っかることができる。上半身も開いて、呼吸も深くなる。足先まで意識が行き届いて、身体全体をしっかり支えることができる。(足首、膝、恥骨、骨盤周り、首周り、頭蓋骨、目、口周りに力を入れやすい。気をつける。)

 

今回も新しい気づきをありがとうございました。これからも、新しい発見を楽しみにしています。

セッション5

 

かなり身体がキツイ状態で受けたセッションでした。右半身が縮こまって、鎖骨は痛く、首はガチガチに固まっていたのですが、終わってみて楽になりました。

 

額の骨を緩めること、頭蓋骨を緩めること、目の周りを緩めること。最近、特に力を入れていたところだと思います。

 

私の都合でセッションの間隔が開いてしまったのですが、身体を意識する感覚を忘れてはならないなぁと思いました。意識を向ける時間、観察する時間を持とうと思います。

 

股関節を緩めること、またスペースを感じること。今日はこの ”スペースを感じること” が心に響きました。力を入れて、詰まって、強張っていた状態でした。力を抜いて空間、隙間、スペースがあること。そうすることで、足の指先まで意識が行き届くように思います。

 

大腿骨を感じる。ここも初めて意識したところです。

股間接が緩むことで、隙間が生まれて、自由になる。邪魔するものがない。スムーズに動きました。

両足で違う動き。片足は押す、片足は引き上げる。固まっていた部分に油が注ぐ感じ。

膝を立て、緩めつつ、首まわりと距離を感じる。観察する。首を左右に動かす。左側を向く際に、動き辛かったのがなくなりました。

 

足の感覚が戻って来ました。歩いてる時に、大腿骨、大腿筋、股関節周りを意識したことはあまりなかったように思います。ちゃんと意識が通って足の指先まで感覚があり、足の裏が地面にちゃんと着いているのを感じます。

 

そして今回も感じたことは、血の巡りがよくなり、身体が軽くなる。鎖骨の痛みが取れる。首まわりが楽。リラックス。呼吸が深くなる。周りの空間を感じることが出来る。

 

身体が生き返りました!ありがとうございました。

セッション6

背中を中心に

まず、重心を左足、右足と移動させる。

左足は楽、右足は胸骨がこわばる、引きつる、痛みを感じる。

うつ伏せになる。

肩、腕、肘、を触っていただく。だんだん緩んでくる。

胸骨、胸の辺りの重心を感じる。心臓、肺の重みも乗せる。だんだん緩んで脱力する。

緩んで、呼吸も深くなった。細部の筋肉を意識して働きかける。緩んでいく過程が、子供を寝かしつける時に似ていた。完全に寝つきそうになった。

背中がビックリしやすい事も分かった。とてもくすぐったく感じる。背中のそのような感覚もこのロルフィングを通して初めて知った。

足の裏、ふくらはぎにも触れていただき、ものすごく細かく筋肉に働きかけてくださるので、はじめて意識するような場所もあった。発見だった。

背中が生き返ったような感覚。肘を外に押す感覚で肺も広げる、と言うのが面白かった。肺が広がって、体の中のスペースも広がった。

肩周り、首、背中、頭がガチガチだったのが緩まった。

背中は普段なかなか意識しないので、体の感覚が敏感になったように思う。うつ伏せで視界がないことも手伝ったかもしれない。

座った時の背中を意識する。ゆっくりと目線を降ろす過程で、背骨も一本ずつ下げるイメージ。この時に心臓に痛みを感じる。(下の物を取ったり、しゃがんだりする時に痛みやすい)

前屈はせず、背骨の移動を感じる事にする。体の中の事を意識する。外側だけではなく、内側の微細な感覚は、ほんの少し動くだけで変わるのが面白かった。

背中がシュッと伸びて、上半身が引き上げられているのを感じる。同時に首の長さが伸びたような。背中が丸くなりがちだったのが、背筋が伸びて、視線と顔も少し上向きになった。

下を向く、かがむ際に、胸骨や心臓が痛むのを恐れて、キュッと体を硬くしていたことに気付いた。

 

【セッション後】

背中の感覚が、まったく変わりました。活性化して、ものすごく元気。以前は、横になっていないと動けない状態が多かったのですが、今はその逆で、長く寝ていられなくなりました。手術後の状態から、とても大きな変化でした。歌を歌う際にも、背中が働いてくれて、楽に歌えるようになりました。ロルフィングが、日々の生活の原動力になっています。ありがとうございます。

セッション7

首から上を中心に額の骨の力を抜く頭蓋骨の重みを感じる→頭を左にゆっくり倒していく。手のひらに預ける

 

*力を抜く過程で、今まで余計な力が入っていたことに気付く

 

目を閉じて眼球の力を抜く目が楽に出来るところを探す頭と額に手をあててもらう→緩む

 

*頭の面積が広がった。額、眼球が楽。

 

首を左右に動かす。動きやすくなった。目が開きやすい。

 

口腔内の空間→上顎の重みを感じる→下顎の重みを感じる顎の重み。はじめての感覚でした。

 

鼻腔内、軟口蓋→鼻周りがスッキリした。目がぱかっと開く。食道、気管と繋がっている。頭の空間の広がりも感じる。

 

*全身が繋がってるのを感じた。

 

足を立てる片足ずつ、外側に。重みを載せていく。股関節の付け根から首まで繋がっているのを感じた。股関節もリラックスした。

 

骨盤の位置尾てい骨を感じる→いつもの場所より、もっと上。背骨が伸びて、胸郭の位置も変わったが、落ち着いてバランスが取れている。

 

*視界が広がって、色んな方向に意識を向けることができた。

 

【まとめ】

 

頭蓋骨に力を入れていると、狭くなる。緩めてあげると広くなって楽。余計な力が入っていないと、スペースができて色んなことに気付けるようになる。

 

口の中の空間が広がった。特に上顎周辺が柔らかくなった→力が入っていた。

 

鼻の通り、特に息の通り方が良くなった。歌う時の声の通り方もスムーズに。体との繋がりを意識出来たからかもしれない。

 

骨盤の位置が後ろ過ぎている。もう少し前に、中心を意識する。背筋が伸びて、ぐんと上に向かう感じが有る。歩く時もシャキッとして、良い感じに。

 

【感想】

セッションの途中で、頭をぶつけた事はありますか?と尋ねられた。自分で思っている以上に、ぶつけた記憶を覚えていることに驚く。古くは小学生の頃から、最近のことまで頭をぶつけたシーンがザーッと蘇った。体は、経験したことは忘れずに、ちゃんと記憶して、情報として体の中にある。普段の生活でも無意識のうちに、前にぶつけたようなシチュエーションがあれば、それを避けてくれる。それでも懲りずに頭をぶつける私は、頭蓋骨や眼球、顎、首まわりなどに力を入れているから視界が狭く、周囲に意識を向けられていないと気がついた。これからは余計な力を抜いて、体の声を聞いて、電信柱や看板に頭をぶつけることが無いようにしたいと思う。

 

また、慣れないパソコン仕事を始めた直後だったので、眼球や額や頭蓋骨に相当力を入れていたことに気がついた。完全に力を抜いてみて初めて気づくこともある。ふだん無意識に力を入れていることに、もっと気がつくようにしたい。

 

今日も新しい気づきと、リラックスできる時間をありがとうございました。

セッション8

仰向けになる。背中がベッドにくっついてるか観察する

→最初は固くこわばっていた体がだんだん緩んで来て、背中がベッドにくっついてくる。

片方の足を立てる。首を動かして楽な所で止める。鼠径部の下を流れる血管を感じる。

 

→段々と鼠径部周辺が緩んでくる。外側に倒して重さをかけていく。

 

すると、足の裏・手のひら・体がポカポカして、お腹がグルグル動き出した。鼠径部周辺を緩めたことで、何かが反応したのだろうか。面白かった。

 

反対側も同様に。眼球の重さを感じる。額の骨、頭蓋骨の重さも感じる。

 

→目に力を入れていた。視線が落ち着く場所を探す。見ていて楽な場所をボーッと眺める。

 

片方の足をベッドから降ろし、足の裏に重みを感じる。膝と鼠径部の二箇所から、足のつま先側に向かって矢印を出す(ような意識)。膝と鼠径部の間は楽にする。

 

→鼠径部の内側から膝に向かってビヨーンと伸びたように感じた。距離が長く感じられた。膝の感覚を意識するのは久しぶりだった。逆の足は胸の方に寄せて、双方逆方向にスライドさせる。

 

→足の指先から鼠径部まで、まっすぐにつながった感覚。逆も同様に。

 

途中、鎖骨と背中の間を感じる、胸骨と背中の間を感じる。

 

→力が抜けて血が通った感じ。楽になった。

 

ベッドに腰掛けて、足と足の間に少しスペースを空けて座る。田畑さんが、この辺りはどうですか?と右足を調整してくれる。自分にとって右足が左足と平行ではなく、ちょっと右に逸れていると感じた。いつもの自分の癖でその位置が良いと思っていたけれど、調整してくれた位置はバランスが良かった。いつも同じ場所に落ち着かせていることを発見した。

 

そのままの状態から、上半身を前方に倒す。この時、尾骶骨と丹田の間ぐらいを意識。バランスの中心を探す→私の場合、中心の場所を思っているよりも少し前にすると、ちょうど真ん中ぐらいになる。

 

→普段使っていない背中や腰あたりの筋肉を使っている。上半身を少し引き上げている感覚がある。

 

上半身を戻す時に、両膝を前方に押しながら戻る→前後に同じだけのエネルギーが働き、足先から頭のてっぺんまで一本に繋がっている感じがする。いつも上半身の力だけでやっていた。下半身とバラバラになっていた。一本に繋がっていると少しの力で動ける気がする。

 

歩く。この時、はっきりとセッション前とは違うのを実感。まず、足と頭が一本に繋がっているので、少しの力と歩幅で前に進める。鼠径部の辺りが活性化して働いてくれている感じ。いつもバタバタとガニ股?のように歩いていたが、スッスッと歩けたので驚いた。最近、首ギックリになってぎこちなかった首回りも、スムーズに動かせるようになった。

 

また次回も楽しみにしています。

セッション9

*歩く。

どんな状態か?・合わない靴を履いて足や全身が痛い・慣れないパソコン作業で首周りや肩、鎖骨が浮き上がった感覚があり、痛む

*台の上に仰向けになる左の肩の下にボールを入れて、右側に上体を傾ける。右足を膝立てる

 

心臓手術後は胸骨が痛むので、仰向けにしか寝られなかったのですが、未だに上半身を捻る時は左側が痛みます。

 

*田畑さんが色んな箇所に立ち、身体がどう感じるかを観察する

 

圧迫感を感じる所と、楽な所と楽な所に立ち、体の状態を観察する

 

起こった変化・足裏、手などがポカポカ暖かくなる・力が抜けて、台に重みを乗せられる・呼吸が深くなる 等

 

*田畑さんが、脹脛や膝などを調整・まっすぐ伸びた感覚・緩んだ

 

その状態で、また身体を観察する・背面や背骨が台により重みを乗せている・瞼が重くなった。瞼を閉じて、目を休める・左首から肩にかけて、つっぱっている感じがする

 

*田畑さんが、先ほど圧迫感を感じた場所に移動する

 

・圧迫感を感じない・非常にリラックスしている・腰周り、太腿の裏などがしっかり台に着いている・胸骨の痛みが無くなった・頭に血が通ったイメージ、スッキリした

 

*右膝を伸ばして、左肩の下のボールを外す

 

・左側の首がシュッと伸びている・右側の首周り、頭が太い感じ・右脚がシュッと長くなった・右脚の太腿、膝、脹脛の裏がしっかり台に着く・左半身と右半身が、真ん中で2つに分かれて別物のよう

 

*今度は反対。右肩下にボールを入れて、左膝を立てる。同じように圧迫感を感じない場所に田畑さんが立つ。

 

・圧迫感の感じ方が違った・呼吸が深くなっていく・脚が緩み、伸びる・目を休めたら、途中からパッと瞼が軽くなって頭がスッキリした・眉間の力が抜けた・手足と言わず、全身がポカポカした

 

*肋骨周り、胸骨に触れて、観察する

 

・肋骨の動きを意識できた・胸骨の痛む部分、ほとんど感じなくなったが、触れた後に時折痛みがあった・深い呼吸が出来ていた・喉が疲れていることに気付いた

 

*上体を起こして座る、首を動かして観察

 

・若干フラッとする・首を左右に動かしても、胸骨には痛みもなかった

 

*歩く

 

・セッション前と比べて、一番大きかった変化は、脚がシャンと伸びてしっかり歩けたことです。少し脚が伸びたような感覚。

 

・胸骨の痛みは全く感じなかった・鎖骨は浮き上がっている感じはあるが、痛みは無くなった

 

*まとめ

 

今回のセッションを受けている間に改めて思ったのは、ロルフィングは体と対話する時間だなと言うことでした。体の声に集中できます。今回は、左下の歯茎が痛いからそろそろ歯医者に行け、と言う声が聞こえてきました。あとは、喉が疲れていること、目が疲れていることに気付けたのが良かったです。

 

セッション10回目

【セッション前】

私の都合で、前回のセッションから一カ月半近く経ってしまいました。

その間、疲労が蓄積して身体が重く、足が地に着いていない感じがありました。

 

【セッション】

*マットの上に、うつ伏せになる。

 

左脚の脹脛の後ろを触っていただく。

足の指先まで意識が届いているか?

→段々と呼吸が深くなって、足の指先まで意識が行き届いていく。繋がっている感覚。この時、だんだんと身体がポカポカしてくる。特に手のひらと足の裏。

 

左肘を曲げて、意識が届いているか?

左肘、左肩を中心に触っていただく。

→肩周り、背中がどんどん暖かくなる。

 

尾てい骨を意識する。

→左の手のひら、肘、肩、背中を通って、尾てい骨、脹脛、指先まで、一本に繋がった。血流が良くなり、滞りなく流れている感覚でした。体温は上昇、だんだん眠くなってくるぐらい、身体の力が抜け、全身の重みがマットに乗っかっているイメージ。呼吸も深い。

 

*反対側。

 

今度は右側だが、首を右に傾けると首筋と右胸辺りが強張る感じがしたので、クッションを挟んでいただいた。

 

右脚に意識を向けると、左脚よりも意識が行き届くスピードが遅い。なかなか指先まで行かない。何度か脹脛を触っていただき、ようやく通る。

 

右肘、右肩。こちらも触っていただくと→すぐにポカポカしてくる。呼吸も深く、力が抜けていく。またしても寝そうになるぐらいリラックスしている。

 

右側の尾てい骨を感じながら、右肘、右肩、右背中、右尾てい骨、右脹脛、右足首、指先まで一本に繋がるイメージ。

→やはり、左側より意識が繋がるまでに時間がかかる。

 

☆肘、肩、背中を触っていただいてる時、滞っていた血流が勢いよく流れ出し、ものすごく軽くなった。

 

*仰向けになる。

 

鎖骨から肩、肘まで意識を通す。→強張っていた鎖骨周辺が段々緩んでいくのが分かった。

 

鎖骨と、背中の裏側が縦に繋がるのを感じて、心臓の重みが下にあることを意識する→無意識のうちに緊張していた、心臓周辺が段々と解れてくる。呼吸も深くなった。

 

*起き上がり、マットに座る。

 

この時、両膝が平行になるようにする。

そして、肘を上げ下げする。この時、座骨からスタートして、段々背骨が上がってくるのを意識する。→またしても、自然と背骨が曲がってしまうので、もう少し座骨を引き上げるイメージにすると、プラス何ミリか背骨が伸びる気がする。

この時、ちゃんと呼吸をする。

 

*立ち上がって、右手を壁に触れ、顔は正面を向いたまま、上半身だけ左斜め前に移動させる。→これが中々難しい。首と一緒にスライドしてしまいそうになるが、首と上半身は別の方向を向く。

 

反対側も同じことをする。こちらも、同じ様にそれぞれ別方向にスライドさせる。田畑さんが腰をしっかり支えてくれないと、自分1人では中々難しい。

 

→不思議と、中心軸がすっと通り、右と左のバランスが取りやすくなった。

 

*歩いてみる

 

一番変化したのは、脚の感覚。靴底が浅い靴を履いて疲労していたのが、すっと軽くなった。足が地にしっかりと着いて、小幅でもどんどん前に進んでいく。

 

背筋もピンと伸びて、身体も軽く楽になった。ポカポカ血流が良くなって、身体が活性化した。

 

身体全体が一本に繋がっている感覚でした。

 

【セッションを終えて】

次の日、目が覚めてみると、何だか足が伸びて、背が高くなった気がしました。思った以上に疲労していたこと、地に足が着いていなかったことを再確認しました。歩いていて足取りが軽くて嬉しくなりました。

 

【10回セッションを終えて】

心臓手術を終えて、入院中はリハビリの時間がありましたが、退院後は特にありませんので、自分で何とかしなければなりません。でも、自分だけでは限界を感じていた時に、これだ!と思ったのがロルフィングでした。

 

一番始めのセッションで「胸骨と背中の間を感じて下さい」と言われた瞬間に、ビリビリして、血流が勢いよく流れ出したのを感じた時から、身体が元気に、良い方向に回復し始めました。

 

時には、セッションを受けた後に、首の痛みが最高潮に痛くなったりもしましたが、次の日にはさっぱり痛みが消え去っていたりと、本当に身体の反応と言うのは面白い!と思いました。

 

身体の状態を観察できたことは、貴重な体験だったと思います。こんな感覚があるんだ、こんな場所があるんだ、身体って広いな、でも細かいな〜と思ったりもしました。そんな感覚を知れたことも本当に嬉しかったです。身体と対話する時間をありがとうございました。

 

これからも、時折通わせて頂きたいと思っています。

 

さらに9ヶ月経過して

ロルフィング10回シリーズを終えて、9ヶ月が経ちました。その後の様子を報告いたします。

 

セッションを終えて・身体がとても元気になった。

・たくさん動けるようになった。

・行動的&活動的になった。

・ハープや歌の練習ができるようになった。

・疲れている、休みたいと言う身体の声に従えるようになった。

・身体がNOと言っていることをすると、すぐに反応が出るようになった。

 

1番大きな変化は、身体の声に従えるようになったことです。身体がNOと言うことをすると、熱が出たり、起きれなくなりました。身体にすぐ反応が出るようになったのです。身体が嫌がる事はせず、身体を優先しようと思うようになりました。

ロルフィングを受けたことで、どういう状態がゼロであるかを知れたのが良かったです。

脱力して、無理のない時、身体はどんな状態なのか。身体の基本が分かりました。また、人や物との距離の取り方を感じとれるようになったことは、非常に良かったです。

人や物がいる又はある位置によって、身体が感じる圧迫感や不快感が変わってきます。身体が楽なところにいられるように心がけようと思っています。

胸骨の痛みは、まだありますけれども、痛む時の対処法をセッションの中で教わりましたので、生活の中に取り入れています。(胸骨と背中の間を感じる、など)まだ時々身体に無理をさせて熱を出したりしていますが(実は昨日も)、もっと身体を大切にしたいと思います。

これからも、時々通わせていただきます。ありがとうございました。

 

ムチウチによる悪影響がある方

セッション1

 

〇施術当日

正直、あまりロルフィングについて自分で勉強していないので、受けているのに、わからないこともわからないような状態です。

自分の元の体にもどるという所に魅力を感じて施術を受けることにしました。

 

田端さんの声をかけてくれるタイミングが、自分の呼吸が変わったなと感じた時だったりするのが、すごいなーと思いました。

背中の下に手を置かれ、それを抜くと体が開いてマットに背中のつく面積が多くなる感覚がしました。それが、もっと呼吸が深くなり楽になる助けになってくれている感じがしました。

 

感じること、感覚を考えようとすると呼吸が浅くなるような感じがしました。

感覚を言語化したり、意識することが難しいけど、おもしろいし、普段使っていない脳や体を刺激している感じがしました。うまい言葉が思いつかなくて、何だか笑ってしまいました。

 

4月にデモをしていただいた時の感覚が残っていたのかなと思いました。施術していただきながら、その時の感覚と似ている感覚や思い出す感覚があったからです。

後は、体が緩まる。腰が重い感じがありました。

終わった後は胸が開いて、楽になった感じと肩が軽くなりました。

あと、とにかく眠くなって、帰りの電車でずっと寝ていました。

 

〇1週間後

風邪をひいたこともあり、寒暖の差もあり、背中の重さがある。肘までが重い。

〇2週間後

職場で、長時間、背中に扇風機の風が当たることがあり、ムチウチの後遺症か、背中の重さと気持ち悪くなった。

〇3週間後

生理前後で頭痛、眼痛がありました。意識しないと肩が内側に入ってしまうことがありました。

 

意識して、深呼吸をすると体が覚えているような感じがして、以前よりも深く呼吸ができました。

セッション2

〇施術当日

足を中心に施術するとはじめに伝えられ、うつぶせになりました。

施術が進むと、体がどんどん緩み、マットへの体の接地面が多くなる感じがしました。

始め、右をやっていただいたので、左右の違いも感じました。

 

左足首に何かないか?と言われた時に、そういえば左足の股関節を痛めていたことを思い出しました。(病院では異常がわからず、遺伝?重いものを持つ、歩きすぎると痛む。)その影響か、足首は回すとボキボキ音がするのですが、慣れてしまって忘れていました。

 

施術後、足の裏がしっかり地についているのがすごいなと思いました。体も軽いし、呼吸もとても楽でした。終了後、今回は眠くならず、動かしたい感じでたくさん歩いてから帰りました。足の裏がしっかり地面についている感じがして、歩くのがスムーズで、楽でした。左肩にはコリがあるのを感じました。

体の感覚に集中するのは簡単ではないですが、気持ちがいいものだなと思いました。

 

〇4日後

とにかく、歩くのが楽。右膝の痛みがない。左の肩にコリがあるのを感じるが、重かったり、痛みがあるわけではない。

〇1週間後

右肩は軽いが、左肩、背中にはコリがあるのを感じる。歩くことが楽になった。足が地面にしっかり付く感じがして、今まではもっと不安定だったと気付く。

〇10日間後

肩も開いているのを感じる。歩くのもやはり楽に感じる。右膝の痛みがない。

セッション3

〇施術当日

マットに横になる前に両腕を肩に並行に、そしてそのまま耳の横まで持っていき、腕や肩に感じるものを確認しました。私は左の肩、肘までかけてひきつるような感覚がありました。

その後横向きになり、施術が始まると呼吸に意識し、どんどんマットへの接地面が伸びていくような感覚があり、体が軽くなっていきました。とても気持ちがいいです。

施術は本当に触れているだけなのですが、触れられたあとにその部分の力が抜けるような感覚がありました。

座位の状態で、立つ時の腰の動き?力の入れ方に腰が立つ感じがしました。

その後、立位の時にふくらはぎに触れられたのですが、それが肩とつながっているような感覚がありました。

最後に腕を上げると突っ張る感覚が無くなっていて、とても不思議な気持ちになり、何度も腕の上げ下げをやってしまいました。

写真で最後に見ても中心の軸のズレが改善されていることに驚きました。

施術後、体も軽いし、肩もとても楽でした。終了後、今回は生理中だったこともあるのかとても眠くなりました。腰が軽くなりました。

 

〇一週間後

歩くのがやはり楽です。足の裏、指先まで意識する感覚があります。以前より疲れない気がします。後は腰、お腹を立たせた方が楽な感覚があります。

 

〇20日間後

自然と肩が開いています。歩き方も以前より腕を後ろまでふっていることに気づきました。

右側の膝は痛みが全くなく、右側が軽くなっていることを感じます。

左側の腕は突っ張るような感じはないです。ただ、肩の重さ、コリはあります。後、左ひざの痛みもあります。

気持ち的に呼吸を深くするとクヨクヨできないと知りました。深呼吸を意識的に時々しますが、体も心も楽になることを以前よりも体感しています。

後は、頭痛がなかったです。

Rolfer’s note

セッション2回目の後,全体が伸張した一方で骨盤の傾きがより強調されましたが,その2週間後バランスが変わり均等となり,さらに3回目のセッションで頭部〜脊柱〜骨盤の配列が一致していています。

セッション4

〇施術当日側臥位になって、大腿部、背中、首、喉に、施術を受けました。施術が始まる前には体に緊張を感じていましたが、呼吸に意識し、どんどんマットへの接地面が伸びていくような感覚があり、体が緩まるような感覚がありました。今回の施術では、大腿部にはいつもよりも長い時間をかけて頂きました。そのためか、施術後歩幅が広くなったような感覚がありました。喉に触れられた時、今までに体験したことのない感覚がありました。小さい光る玉が喉でピカッと光るようなイメージが湧きました。苦しいわけではないけど、喉が真っすぐになるような?ちょっと不思議な感覚で、面白かったです。最後に立位のまま、首を伸ばす?支えてもらうような施術と、背中の施術により、更に体が楽になり、視界が広くなるような感覚がありました。 終了後、今までも随分姿勢が良くなり、胸を自然に張っていることが多くなっていたのですが、更に背中の肩甲骨の間が広くなったような?更に胸が開いて呼吸が楽になるような感覚がありました。

〇一週間後仕事が忙しく、生理もあり、あまり体に注意を向けられなかったと思います。それでも、頭痛もなく肩こりも軽減しました。2回くらい左大腿部にピリッとした痛みがありました。仕事で喉を酷使したため、しばらく喉の痛みが取れなかったです。

〇12日間後体が軽くなっていることが、当たり前になっている気がします。普段、息が詰まるようなことがあると自然に深呼吸をする癖がついてきています。胸を張る、体が伸びる、広がるような感覚は、やはり施術前にはなかったなと思います。

 

 

田畑さんの声をかけてくださるタイミングがいつも絶妙すぎて驚いてしまいます。(失礼な言い方ですみません)私の中で意識を向けたり、変化したかも?と感じた時に声をかけて下さるので、意識と体がつながっていることもその時に感じます。ロルフィング後は、施術を体が覚えているので、体ってすごいなぁと思います。

 

セッション5

 

 

〇施術当日仰向けになって、施術が始まりました。始めから呼吸が楽にできました。 今回の施術は感覚の知覚化、言語化するように指示が多くありました。感覚に意識を向ける、言語化する、知覚することが難しかったですが、面白くもありました。大腿部、股関節を中心に施術を受けたと思いますが、あんまりよく覚えていません。あまり、知覚化することに慣れてないため、それを考えていた記憶が主になりました。力を逆のベクトルにかけることが、体の中が開くような?あまり経験がない感覚でした。痛いくらいに力をかけたのにその後、痛みもなく、スッキリしたような感じでした。終了後歩いてみると、体は軽く、頭もスッキリして、腰が楽なことを感じました。体が楽で緩んだような感じがあり、帰りの電車では涙が出るほどあくびが出て、直ぐに帰って寝ました。15時くらいから寝たのですが、3時間ぐっすり寝て、本当にスッキリしました。

 

〇一週間後実家がある長野県に帰省しましたが、寒むさに負けました。左側のこめかみから、背中の肩甲骨にかけて筋肉の緊張があり、なかなか痛みが取れませんでした。いきなり気温がマイナスの世界は体にこたえました。

 

〇10日間後東京に戻ってからも偏頭痛があり、起床後に左半分の頭が痛いという状態が2日に続きました。それから体のこわばりも2日程続き、その後は良くなりました。右側は軽いのですが、左側の重い感覚が抜けませんでした。

 

〇2週間後頭痛もなくなり、左肩のコリも減ってきました。ふくらはぎがつることがあり驚きました。運動不足だと思います。

 

〇3週間後肩こりも頭痛もなくなりました。

セッション6

 

 

〇施術当日

 

うつ伏せになって、施術が始まりました。うつ伏せで呼吸を深くすることが難しく感じました。首や頭を中心に施術して頂きましたが、あまり覚えていません。呼吸と感覚に集中していました。

施術が終わり、座位になった時に体も頭もすっきりした感じがありました。しかし、歩いて動いて、左右に首を動かすとバランスが崩れるようで、見え方が変わった?という問もあまりよくわかりませんでした。

 

田畑さんから「サポートします。」と言われて首を支える所に修正して頂きました。そうすると、頭が軽く感じ、支えていることを感じないくらい、楽な位置に収まった感覚がありました。頭の上に柱が立っているようなイメージで、頂点の所から上にひっぱられているような感覚もありました。とにかくスッキリ、気持ちが落ち着くのに、気持ちが上がる感じでした。

 

その後、また歩いてから左右に首を動かうように促され、行うとまたバランスが崩れたようで、指摘されました。「頭の左右の感覚を感じて、正面を見ているときはつながっていても、頭を動かすと、抜けてしまう癖がある。そして抜けたらそのまま抜けたままになってしまう。つながっている感覚と、抜けないように首を動かすように意識して。意識していけば抜けなくなる。」と教えて頂きました。つながっている感覚がなんとなくわかったので、抜けないようにという表現がピッタリだなぁと思いました。つながっていることを意識できるものという感覚も発見と驚きでした。そういうことを感じることができるのにも感動しました。

 

〇一週間後 寒いとつい体に力が入って、姿勢が悪くなっていましたが、気づいたら楽なポジションへ戻り、呼吸も整えるようにしました。頭の頂点の部分に意識して、気づいたときにはつながっている感覚や抜けないように首を左右に動かしてみました。 雪の前日の日だけ、頭痛がある。

 

〇2週間後頭上の柱の感覚、意識しないとできません。でも、意識して呼吸にも集中するとできます。その時は気持ちも落ち着きます。頭痛も肩こりもなく、歩くのも相変わらす、楽です。

セッション7

〇施術当日

 

仰向けになって、施術が始まりました。首の位置を自分の良い位置に置き、呼吸に集中しました。田畑さんが足や肩などをスッと触れるだけでそこの部分がフッと力が抜けるような感覚があります。深く呼吸を続けて体の接地面は広がり、脱力している感覚でした。今回も首や頭を中心に施術して頂きました。今回の口の中、鼻の中の施術は驚きましたが、田畑さんの施術は言葉での情報がほとんど無くて、自分の体を通しての情報なので、違和感なく受けられます。体の反応を信頼しています。今回、頭の重心を預けるような施術があったのですが、それがとても気持ちよかったです。

施術が終わり、いつものように歩いてみました。頭の軽さがすごかった。自分の体はこういう状態になることもできるんだと思いました。頭頂部がひんやりしているような感覚で、田畑さんにも頭の周りに空間が出来た感じがしますと言われました。

 

〇一週間後

 

始めの3日間くらい頭の上のひんやり感があり、頭が軽かったです。今までどんだけ重かったたんだろうと思いました。後、思考がクリアで雑なものがなくなった感じがありました。

その後、仕事で新たなことに頭を使うことがあり、割れんばかりのすごい頭痛でした。でも、また翌日には治りました。頭が緩んでいる感覚と上から引っ張られている感覚は姿勢を正して、深呼吸を何回かすると取り戻せる感じです。そして、頭蓋骨に隙間ができるイメージで呼吸をすると頭が軽くなります。

日常的にできるようになるとなんとなく生活が変わるような気がします。感じるもの、思考が変わる気がします。

 

〇2週間後

 

頭痛もなく、歩くのも変わらず楽です。しばらくロルフィングがないので、出来る時は自分で寝る前や起きたあと、ベッドの上で深呼吸をして、体が緩む感覚をやっています。よく眠れます。

 

〇3週間後

 

調子がいいです。頭痛肩こりもなく、歩くのは楽しいです。体が楽しい様です。頭の感覚はよく忘れてしまいます。取り戻すための深呼吸や静かに自分に集中することは、気持ちがいいです。コツコツ感覚を覚えていきたいです。

 

〇1ヶ月後

 

肩こり、頭痛もないです。歩くのが速くなり、それにふくらはぎの筋肉がついて行ってない感じがします。歩いている時に頭の頭頂部からのつながりを感じるようになりました。以前よりも疲れを感じない気がします。

 

〇1ヶ月半後

 

急に寒くなった日に頭痛がありましたが、寝るとすぐに治りました。ついつい頭頂部のつながりや、頭の感覚を忘れがちです。歩いている時の方が意識しやすいです。

体は、脱力を意識的にすると、逆に力を入れる癖があるのを感じました。気づいたら深呼吸をして、力の入っている所を緩めるように意識しました。それだけで痛みがなくなりました。

セッション8

 

〇施術当日

 

仰向けになって、施術が始まりました。首の位置を自分の良い位置に置き、呼吸に集中しました。初めは右半身を施術して頂き、頭、首を中心にしていただきました。呼吸に集中し、とてもリラックスした感覚でした。その後、首を左右に振るとはじめにあった左側の違和感がなくなっていました。その後、左半身を施術して頂いたのですが、ほとんど覚えていなくて、半分夢の中で、現実と交互にいたような感覚で、施術が終わってからも、ボーっとしていました。

 

頭の置く位置がかわったのを感じました。後で写真を見せていただいても、変化が感じられました。あごの位置や、首の振り方は今後意識していきたいと思います。

 

 

 

〇1日後

 

施術中、膝を立てたままの状態を保つことがあったためか、膝が痛くなりました。曲げる時、階段を下りるときなどに痛みがあります。私の膝の関節は弱いのだなと思います。歩くときは痛みはなく、変わらず頭頂部からのつながりを感じます。

 

〇1週間後

 

頭痛、肩こりはなく。膝の痛みも良くなってきました。自然と姿勢を正していること。呼吸を深くしていることを感じます。その方が自然で楽なので、体の方がそうしてくれます。

 

〇2週間後

 

生理中も痛みがあるところを緩ますように意識しました。生理も楽になってきています。意識をすると体が応えてくれることに慣れてきました。初めは驚いたり疑ったりしていましたが、意識すると応えてくれるので、ロルフィングを受ける前よりずっと体を信用するようになったと思います。

 

〇20日後

 

頭の位置などはよく忘れてしまいますが、姿勢も含めて、体を緩ますこと、体を自分の良い位置に戻すことを自然にやっていることに気づきます。そして、歩くのが楽しいです。

 

セッション9

〇施術当日

 

仰向けになって、施術が始まりました。今回は呼吸がうまくできないなと感じることがありました。下腹部の施術が印象的で、腎臓の血管を広げるようなイメージで呼吸をすることは面白いなと思いました。イメージも呼吸も本当に馬鹿にできない!すごい変化を感じるし、身体が呼吸に集中すると喜んでいるような、リラックスした感覚になります。下腹部、おヘソの下あたりがキュッとまとまって、しっかり立ったような感覚がありました。首を左右に振るところで、今回は肩の位置の修正を受けました。その違いは首が頭をしっかり支えていることを感じられました。

 

 

〇1週間後

 

お腹が痛いわけではないけれど、なんとなく違う感じがありました。真ん中にキュッと集中する感じです。頭痛もなく、よく眠れます。ふと街で自分の姿を見ると、胸を張ってしっかり立っている姿で嬉しくなりました。肩のコリも今回でほとんど感じなくなりました。10年以上の付き合いだったのに!なんと、なくなりました。感動でした。

 

〇2週間後

 

仕事で、ちょっと考えすぎて、左のこめかみがピリッとしました。いけないなーと思って、すぐにそこが緩むイメージで深呼吸を何回かしました。そうすると痛みにまでは行かずに済みました。

 

 

〇20日後

 

以前よくあった生理前の頭痛もなく、身体が軽かったです。身体全体が楽なことを感じます。姿勢が崩れていることの方が気持ち悪く感じるようになりました。 歩くときも足の裏の感覚を感じますし、視線が変わったこと、頭頂部のつながりも感じます。身体ってすごいなと思います。頭痛も一度もなかったです。

 

セッション10

 

〇施術当日

「今日は仕上げです。」の一言から施術が始まりました。

右側から足から頭まで全体的に施術して頂きました。

 

〇1週間後

仕事が繁忙期なこともあって、疲れから久々に眼精疲労、頭痛になる感じがありました。そこで、仕事が終わってから、こめかみに向かって息を吐くように15分程呼吸に集中すると、痛みが消えました。緩むイメージをしたのも良かったのかもしれません。頭痛にならなかったことや、呼吸によって頭痛、眼精疲労がなくなることは、以前には考えられなかったので、ありがたい変化であり、身体が緩む感覚を取り戻したのかな?と感じました。

 

〇2週間後

肩のコリ(むちうち)は常にあるものだったのですが、最近は時々あるものになりました。身体が緩むと思考も硬くならないと感じます。

 

〇20日後

生理前の頭痛もなく、生理痛も楽になりました。

 

〇最後に

約7ヶ月、10回施術をしていただきました。5月に受けたモニタリングの衝撃が忘れられず、施術を受けることにしました。ロルフィングの筋膜に働きかけることや体の構造は、正直私は素人かつ、知識を得ようとしなかったため、今もわかりません。もしかすると理解があったほうが効果はあるのかもしれません???私は感覚に意識を向けたいと思っていたのでこれで良かったと思っています。

受けている時に感じていたことは、宇宙や空にプカプカと浮かんでいるような感覚です。これは完全にリラックスしている状態だと思うのですが。その感覚はとても気持ちがよく、

その感覚を体験できて、今も身体が覚えているのが良かったです。

姿勢が良くなり、長年の肩のコリ、頭痛から開放されたことも、ありがたく、感動的なのですが、一番は身体って元に戻る力やあるべき場所があるということを体験と共に知ることができたことです。身体と気持ちはつながっていて、姿勢よく歩くだけで、気持ちも前向きになりました。

田端さんは施術の時間、私の体に最大限注意を払い、元に戻そうと施術して下さる、そのエネルギーや力のすばらしさに何度も驚き感動しました。そういう時間を自分に与えられたことは私にとってとても自信になりました。

余談ですが、施術のお部屋がとても好きでした。セージの香りやクリスタル、かわいらしい絵や写真。ブルーのカーテン。パーマンのバッチなど。癒されていました。

今後も体の変化を観察していきます。楽しみです。ありがとうございました。

 

様々な治療法を受けた方

セッション1

田畑さんのロルフィングは非常に繊細なタッチで、触っているか触らないか微妙な感じの時もあり、痛みとはほど遠かった。

それでいて、身体がとても楽になって、呼吸も深くなった。

(一回目は呼吸に焦点をあてた。)

 

ちょうど、数日前、整体を習っている友人が、痛いのはいいのだと整体の先生から教わっていると言って、

とても痛い施術をしてくれたばかりだったので、とても助かった。(その時の痛みは2週間も尾を引いた。)

 

はっきり言って、痛いのが効くという施術者は、田畑さんの効果的な施術を受けた後では、

なにかヒーリングをするのとは別の要求が隠されているのではないかと思ってしまった。

痛いと、肉体的だけでなく、精神的な苦痛もおこる。

もし、誰かが以前に整体というのではなく、DVなどの体験を受けていたとしたら、逆にその嫌な体験を思い起こさせてしまっていたのではないかとも思った。

物質的な力を、施術者という権威によって正当化するけれども、それが、相手とのヒエラルキーに立って、相手の身体や精神的な反応を一方的に無視するようであれば、なにか違うのではないか、、、。

 

こんな風に思えたのも、田畑さんが、施術をしながら、私の身体の反応をよく見ているのがわかるからである。

触っては一呼吸置いて、ある反応が起きるのを待ち、無理はせず、まるで私の身体と対話しているようで、そこでは、

対話と調和があり、ヒエラルキーや正当化のような無言の力関係を感じなかった。

 

また、反応を待ち、時間をおいてから、次のステップに進むという作業には、私自身も、自分の身体の反応の意味や

感覚を感じ取る時間を与えてくれる。自分が自分の身体と対話し、考え、感じる時間である。

 

特に貴重だと思ったのは、その部分で、とても痛い施術を一方的に、何も私の身体の反応を待たずに次々とされた場合、

自分で考え、感じるという作業が痛みのために麻痺して、凍り付いてしまい、なにか暴力めいた感じさえ受けてしまうからだ。

 

一時的に痛みを起こす施術でも、それが対話のうちであり、自分と施術者に、その反応について考える時間を与える場合は

違うと思う。自分は尊重されていると感じるし、痛みをある程度、解読できる。

身体の痛みが、ある精神的なストレスや、抑圧し、忘れていたストレスを思い出すきっかけとなってくれることがある。

心と体は繋がっているのだ。

 

何が問題で、何を自分は手放さなければならないのか、、、。

何が痛みを引き起こしているのか。

その鍵を、たとえ痛みであっても、反応を味わう時間を与えられていることで考え、施術者との信頼関係のうちに、

良い方向にかえることができたりもする。

 

自分の身体を通して、自分自身を知ることはとても大切なことだと思う。

自分は最終的には自分でしか変えられないのだから。

 

第一回目は呼吸についてだったが、自分がいかに今まで身体を緊張させて、浅い呼吸でいたのか、施術を受けたあとの状態と

比較して痛感した。

そして、深い呼吸ができるようになった自分でいると、いかに精神的にも安定して、リラックスして世界に向き合えるように

なるのか気づいた。

すると、人や世界に対する見方や感じ方が変わる。

驚きの瞬間だ。

 

だが、いつもの日常生活に戻ると、この新しい私、深い呼吸で、堂々と話し、自分に自信と誇りを漲らせて話す私に人々はどう

反応するのかと不安になりだす。

いつもの、弱弱しく、頼りなさそうに話す、ある意味、”扱いやすい”人から、自分の思っていることを堂々と言う私を

周囲の人々は受け入れるだろうか、、という疑念が頭をもたげだす。

逆に言うと、呼吸が深くなり、落ち着いて、胸も張って、身体の重心も良い位置に変わるということが、どれだけ、自分を尊重し、

自分を愛し、ありのままの自分でいて、人の言いなりではなく、自分の意見をはっきりと言いたいと思わせるまでに

自分の生きるあり方を変えてしまうということは驚くべきことだった。

自分が深い呼吸で、深い声で話したとき、長年抑圧されてきた素直な自分でいたいという欲求が現れたり、

自分のもっと自然な姿のありようや美しさや心地よさに自分自身で感動し始めた。

そして、いったん気づくと、もう後戻りしたくないという気持でいっぱいになった。

 

過去の自分との闘いによって、第一回目の施術の成果も変わってくる。

その成果をどのくらい維持したいかは、自分の過去の人間関係や生活をどのように変え、あるいは抜け出したいかということでもあった。

私の場合、特殊な事情により、第一回目の施術と、二回目との間が空いたので、闘いと、表現してしまうほど、いろいろな観察ができたのだろうと思う。

身体の在り方が変わると、気持ちの持ちようや自分の自尊心まで変わる。本当の自分が素直に表現されるような環境、人間関係、生き方まで求めたいという強い欲求にまで高まる。これに気づいたのは驚きだった。

セッション2

 

ロルフィングの第二回目は、不思議なことに、自分を皮膚で囲まれた肉体という気がしなかった。

量子の集まりで、エネルギーの磁場のような感覚。

その感覚を常に感じていた。

あまりにも、不思議で、なぜ、そのような感覚が自分に訪れたのかはわからない。

その為に、肉体を持った自我という観念も変容をきたしつつあった。

その不思議な感覚を味わっているうちに、なぜ、人は、あるいは自分は過去にとらわれ、過去によって

自分を定義し、あるいは社会的役割などによって、自分はこうだと思うのだろうという疑問が湧いてきた。

私が今、感じているのは、ただの量子のあつまりである。そして、瞬間、瞬間、その量子が引きあい、磁場をつくっているような感じ。

そこには、自分がこうだとか思って定義し、区切ったり、過去について、あれこれ判断し、価値づけしている自分とは違うものである。

この純粋なエネルギーの磁場にある、自由、解放感、そして瞬間に完全にあり、完全に生きるということを味わってみる。

あらゆる価値判断をいったんやめてみる。

なぜ、自分は今までいろんなことにとらわれていたのだろう。私にはもっと自由があるのだ、その瞬間、瞬間、新しい選択をできるのだ。

そんな思いが溢れ出てきた。

そして、セッションの最後には、息をすることが、まるで宇宙の一部であり、宇宙の循環の一つであるような気がした。

なにか、自分と宇宙の大きなつながりを感じたのだ。地球と調和し、宇宙と調和し、調和の中で循環している。

息をすることが、こんなに味わい分かかったのかと思った。

 

このような不思議な体験に驚いていたが、セッションが終わって、日常生活に浸るどっぷりの毎日がくると、感覚は少しづつ薄れてしまう。

 

ピアノの先生に、重心を低くして、もっとたっぷり深く息をして、腕や身体の重さを感じて、腕を引き上げないで、腕の重さで弾きなさいと言われた。

セッションの中で感じた肉体の重さや息の深さが、なかなか日常生活では再現できない。

でも、少なくとも、感じたことがあるというのは救いだ。

ロルフィングを受ける前はピアノの先生が言っていることが、全くつかめなかったからだ。

どうしたら、セッションで感じたことを維持できるのだろうか、と思った。

セッション3

私は足の怪我で、何か月もサポーターをしたり、インソールを入れたりしていたために、

それらを外すと、今度は歩き方に癖が出来てしまい、別なところに痛みがでていた。

 

それで、今回は、その痛みがあると、田畑さんに伝えたのと、首と背中に痛みがあることも伝えた。

 

首と背中に痛みがあるのだから、原因はそこだと思い込んでいたが、田畑さんが腕や指を施術すると、

急に痛みが緩和した。

考えてみれば、腕も、ぶら下がっているわけだし、腕の位置や緊張や疲労によって、

背中に痛みが生じたりしてもおかしくないなあと改めて思った。

 

ロルフィングの施術を受けると、だんだん、身体を一つの有機体のように思えてきて、今まで身体を一つ一つの

部位に応じて、ばらばらに考えていたものが、思考の中でも統合されてくる。

自分の身体に関する感じ方や考え方が少しずつ修正されていく。

今は、とても長い道のりのように感じるが、少しずつでも、進んでいるという感覚を大切にしていきたいと思う。

 

ロルフィングは、触っているような、触れていないような感覚で、それで変化が起こるのだから、施術を受けている

私としてはとても不思議だ。一体、何がおこっているのかは、理解ができないのだが、変化している自分を発見する。

それは、自分の、肉体に関する感じ方や捉え方が、まだ偏っていて、硬直しているせいだろう。

自分の意識が捉えている以上の、もっと多くのことを本来、肉体は感じているのだということだ。だからこそ変化する。

 

こう思うと、今までやった整体とか、つぼを押す小道具などを買ったりしたことは、なにか目に見える形で、押しているとか、

押されているとか、そう確かめることで良くなるだろうと推測し、安心感を得ようとしていたのかもしれない。

どちらかというと、頭でなにかの感情を引き出そうとしていたことが多かったかもしれない。

身体に感じさせないで、どちらかというと、ちまたの「これは効く」という情報を頼りに、その情報どおりやったのだから、

効くはずだという、頭で答えを引き出していたように思う。

 

頭でっかちになり、身体の微妙な反応を感じることを忘れていたために、ロルフィングの、触るか触らないかよくわからないタッチで、

こうも身体に変化が起きることに衝撃を受けた。もっと、自分のいろいろな感覚に根差して、生きることができるのだなと思った。

 

田畑さんは、毎回,ゆだねるということを身体に教えてくれる。でも、ロルフィングが終わって、次の日になり、日常生活に追われると、

また前の癖に戻り、ゆだねるという感覚を忘れてしまっている。これが、どうにかして身につくといいなと思う。

いつも施術の直後で、ゆだねることを感じると、すごく精神的に落ち着いている。

これが、いつもできると、きっと、もっと精神的にゆとりをもって生活できるのだろうと思う。

セッション4

 

今回は、骨盤や骨盤底筋などだった。

セッションを受けた後の写真を見たら、背がのびていた。

いろいろ、身体の変化があったせいか、数日間の間は疲れが出た。

でも、数日たつと、今まで、なかなか習得できなかった「ゆだねる」という感覚が、

ずっと楽にできるようになった。

例えば、立っていても、地面にゆだねているという感覚を味わえるようになってきた。

立つということも、「味わえる」のだという、なにか、もっと慈しみもあって深い気持ちなのだということが

だんだんわかってきて、感動した。

 

ゆだねることができるというのは、安心感があることでもあり、また地面からの愛も感じることである。

自分を受け止めてもらっているという感覚。

 

普段は、旅行で大自然の中にでも行かない限り、滅多に感じないことが、

なぜか、普段の生活で少しずつではあるが、感じられるようになってきている。

車や満員電車や高層ビルに囲まれた地域であっても、ただ立つことに味わい始めれば、そのような風景は消えて、

ただ地球からの愛を感じる。

そして、いつのまにか、有難うといっている自分がある。

 

身体をつきつめていくと、実は大きな愛や、感謝の気持ちにたどりつくのだと気づき、なんだか不思議な気持ちだ。

自分が、今までよりもっと、精神的に落ち着いて、豊かに生活できるようになった気がする。

セッション5

いつも驚かされるのが、身体のある場所を施術してもらっているときに、身体の違う場所に反応が出ることだ。

そして思いもがけない反応が、自分のこれまでの生き方を振り返り、考えさせる結果を導くこともある。

今回は、骨盤を施術しているときに、喉が反応して、声を出したら、普段と違う声になっていた。

身体の深くから出ているような声で、声帯の使い方も素直な感じだった。

逆に、その声で、自分の声帯の使い方が今までなにかおかしかったと感じたのだ。

今まで、自分を閉じ込めて、軽い話し方だったのが、なにか本能的な欲求が芽生え、本来の自分の話し声を

取り戻したいと訴えているかのようだった。

自分の本当のIdentityを取り戻したいというような、、、、。

上手く言えないけれども、とても本源的な欲求や、自己表現への欲求、自意識と自尊心の高まりが沸き上がってきた。

おなかのあたりに、今まで感情をため込んでいたのか、、、、。

その驚きは、感謝と喜びに変わっていった。

新しい、再生した自分を楽しみたいと思った。

施術の当日は、その後も数時間は、その声を維持していたと思う。

だが、休みに入ると、またもとの声に戻っていった。

 

今は、あの時の再生した自分の声を出そうと努力しない限り、なかなか出せない。

努力して出してみたところで、やっぱり、施術の時とは違うなという感じだ。

身体の動かし方で、なにか思い出さなくてはいけないことがあるんだけど、思い出せないというような、、、。

身体が思い出していないというか、、、。

次回を頑張ろうと思う。

セッション6

 

今回は施術中に、丹田が急に意識できるようになった。

なぜ、そうなったのかはよくわからないが、丹田を意識できるようになると、自分の内なる力強さを感じられたり、自尊の念が生まれてきた。

 

日本の武道などをやっている人は丹田に集中したり、気を込めたりするようだが、確かに、丹田に意識が向けられると、今までよりずっと集中できて、雑念が減り、気が澄んできて、自分の力がみなぎってくるように感じた。

 

もっと、生きていることに対して意識的であり、また自分で自分の瞬間、瞬間の生き様を選択しているように感じた。今までの、日常生活に忙しくて流されがちの自分とは違う自分が出てきた。

 

なぜ、どのようにロルフィングの施術が、丹田と関係したのかは自分ではわからない。

でも、結果として、意識できるようになり、その後の一週間は、自分の人生が実際においても少しずつ変化してきた。

そして、周りの期待や評価に振り回されずに、自分がどうありたいのかという、自分の内面からの声に傾け、自分を尊重する余裕が少しずつ出てきた。

 

自分を本当の意味で愛することに一歩近づいたように感じた。

セッション7

 

 

今回は顎など顔の部分を中心に、胸の丹田のところもやってもらった。

初めて、胸にも丹田と言われるポイントがあることを知った。

施術を通して、少し意識できるようになった。以前はいつも人の感情に引き摺られたり、人の気持ちを優先しすぎて、結果的に自分を見失って疲れてしまったり、空虚さが伴うことも多々あった。

だが、今は胸の丹田を感じていると、自分がどうしたいか、どう望んでいるかが段々わかり、人前でもおどおどしなくなったり、人の言いなりにならずに、自分の尊厳を守れるようになったと思う。そして、以前より、自分の気持ちを大切にして人に伝えたり表現したりして、その結果、自分が生きていることの意味や充実感が感じられるようになった。身体が変わると、気持ちの感じ方や、人とのあり方まで影響があるのだと思い、とても驚いた。

 

施術中の話に戻るが、胸の丹田が開くと、自己表現や自尊心や自己主張の気持ちが高まるのか、喉や顔の部分が、身体の内部から変わりたいと訴えているようで、今まで力が入り過ぎたり固まっていた部分が解放されたい身体が話しているように感じた。まさに、身体には、身体の内なる声があるという感じで不思議だった。施術中、身体が自発的に動こうとしていたり、望んでいるのを感じた。

セッション8

 

なにか、目のあたりが詰まっているように以前から感じていたのだが、足の施術をしてもらったときに、その滞りが消えた。

その時に、昔、ショッキングな出来事を見たりして、足がすくむ思いをしたことや、そのほか、思い出して精神的な苦痛を避けるために行動をさけていたことなどが、心の痛みを足に転移させていたことに気づいた。

そして、逆に、足の滞りがなくなったら、見ることで経験した心の苦痛が軽くなったという不思議な体験をした。考えてみたら、日本語は、かなり、どう人間が感情をため込みやすいかを表現する言葉がいくつもある。 ”足がすくむような思い”とか、”肩の荷がおりる”など、、、。実際に、身体がある感情を象徴的に表すことの可能性を示してもくれている。

そして、今回、足の施術を通じて、見ることのストレスが減り、以前よりももっと楽しんで風景を見たり、味わったりできるようになった。 人間は、不思議なもので、あるショッキングな経験をすると、また見るかも、また経験をするかもと、その不安にとらわれ、無意識的に行動が制限されたり、その苦痛な経験の思い出をひきずり、頭の反芻してしまうのだ。その結果、感情や感受性がだんだん平板になってしまう。 今回の施術では、足元がしっかりして、大地を味わえるもっとようになったことで、安心感が生まれ、自分がもう過去にとらわれずにしっかりと今を見つめ、今を味わい、楽しんで生きていけるのだという気持に変化したのだろうと思う。

以前のような、目のかすみや、目の疲れが減った。

精神的なものが、いかに身体に影響しているのかを目の当たりにして驚いた。

セッション9

 

9回目は、かなり足の部分をやり、身体全体と足との有機的なつながりが自分でもよく感じられるようになった。

そして、地面と繋がっている感覚や守られている感覚が強まった。

感想を書いているのは施術を受けた6日後だが、今でも、しっかりと歩いている感覚はある。

もっと、正確に言うと、この6日間の間にいろいろなことが起き、自分のやっていることに自信が持てるような出来事があって、

それとともに身体感覚が深まった感じだ。

うまく、精神的な状況と、肉体的な改善とが結びつき、両方で相乗効果をもたらしたのだろう。

思えば、最初の1回目を受けたときは、10回のコースとは随分多いと思ったものだが、途中では、今度は10回で足りるだろうかと

不安になり、でも今では、10回で自分でやっていこうというような勇気や明るい気持ちが生まれ、ちょうどいい回数だった気がする。

身体が解放されていくなかで、いろいろなトラウマや思い込みから解放され、それが、いろいろな生活の出来事に繋がり、自分の中に自信が生まれ、そしてさらなる自信を生み出す状況をもたらし、身体の解放をうまい具合に維持や強化する方向にいってくれたのだろう。

ストレートネックで、時々首の調子が悪くなるのだが、今までは他の問題が中心にあり、言ってこなかったので、最後の回で見てもらえればなと思う。

セッション10

 

今回は最後の10回目だった。

この10回目が、一番変化が大きかったと感じた。今回は骨盤にかなり働きかけた。

 

自分が気づかなかった幼少の頃のトラウマが蘇り、その時の風景が蘇り、そして消えていった。

自分でも、なぜそんな昔のことを思い出したのだろうと思うくらい不思議だった。 風景が浮かび上がったとき、それはもう過去の自分であり、今の大人の自分は、自分で自分を守ることもできるし、そのような暴力に遭うこともないのだとはっきりと言い聞かせたら、自分の身体に対する尊厳の感覚が芽生え始めた。 とても不思議な感じだった。 いつのまにか無意識のうちで、なにかいつも暴力にさらされているというか、自分の身体が自分のものではなく、他人の影響や支配を受け、侵害されるような感覚、自分の尊厳を失わされる場であるという感覚を、そのような環境から離れた今でも、無意識のうちにひきずっていたようだった。 そのおかげで、自分が自分の身体に違和感や拒否感覚があり、自分の心が上手く自分の身体に繋がっていないというか、自分の身体は、自分の心にとって安心な住処であるという感じがしていなかったようだった。

 

それが、骨盤に働きかけられたことで、浮かび上がり、今の自分と対峙することで、そうした古い思いを手放すことができた。 そして、自分の尊厳を自分の身体を通して知ること、自分の身体は魂の神聖な住まいであり、そのような意味で絶対的な美しさを持っているのだなと思った。

自分の身体を、純粋に、かけがえのない存在として美しいと思えた瞬間だった。

すると、自分の身体に充実感も覚え、ただ生きていて楽しいと心から思えた。

 

今は、この神聖な感情を大切にし、もっともっと育んでいきたいと思った。

 

シリーズ終了後半年経過

ロルフィングを受けて、月日が経ち、一番役に立ったと思われるのは、その考え方に接し、学べたことだったように思う。

自分の身体は、大地も同じように自分を支えてくれていることを味わったり、それを通じて、安心感を得たり、いろいろなことに目を見開かれ、大地が与えてくれる慈愛を感じ、味わうようになったというか、、、。

もっと、自分が大きなものに抱かれているような感覚を持つようになったことだろう。

このことには、とても感謝している。

 

身体のある部分に痛みがあり、それだけを治そうとしていても、また治そうと期待しても、人生は思い通りにはいかない。

誰かにやってもらえば治るのではないかと、医者を探し、お金をかけ、人によっては治療費のお金を稼ぐのに翻弄され、いつの間にか、お金を稼ぐ人生と、いろいろな医院を探す人生に明け暮れる人生に転落し、お金=生き延びる、みたいな、本当の人生の意味がわからなくなってしまうこともある。

 

人生は喜びを味わうために生きているのに、そして人生もどのくらいあるかわからないのに、その時間を犠牲にして、インターネットで情報を探すのに人生の貴重な時間を費やし、治療費を稼ぐのに睡眠時間を削ったり、生活が荒れたり、不規則になったり、医院を探し回り、通うのに疲れ、良くなるかどうか一喜一憂するので1日が終わってしまうことの連続で、いつの間にか、それで一生を終えてしまう人もいるだろう、

 

世の中には、難病もあるし、癌に至っては、高額の、保険が適用されていない治療もあるし、世の中、お金、お金、老後はこれだけ入りますと、宣伝するし、不安もかきたてられる。でも、それを追いかけてもキリがない。

 

完璧な健康を求め、完璧な健康でいることが、そのまま幸せなのだろうか。だとしたら、その幸せのために、残りすくない人生を家族との会話や、自分が大好きなことを犠牲にして、治療費を稼ぐのに明け暮れるのも意味はあるかもしれない。

 

治療に明け暮れるのも人それぞれだが、収入や自分の幸せとのバランスを考えながらするのがいいのではないかと思う。

 

私にとって本当の幸せは、人との愛や、自然への愛や、美や調和に接し、愛を感じ、生きていてよかったと心から思える瞬間であり、それは、自分の体がどのような状況であろうと、心が健康であれば、感じられるものである。

 

私は、ロルフィングで、自分の身体の重さを感じたり、力を抜いたりして、自分の体を観察することにより、自分をいたわり、味わい、愛していくことを学んだように思う。

 

大地からの反発というか、支えを感じたりすることで、自然の慈愛を感じた。

 

その、一見、小さく見える経験が、実は大きな幸せだということをこの数ヶ月、とても感じた。

 

私がこのように思ったのは、手術を受け、入院していて、いろいろな病気を抱えた患者を観察する機会もあったからだ。

 

病院なので、死んでいく人もいるだろう。親戚、家族と思われる人たちが、廊下で言い争い、いがみ合っているのを目の当たりにしたり、中には、看護婦さんにあたる人や、付き添いの人に暴力的な言葉を吐いて、病のストレスを発散している人もいた。

 

その人たちは、自分たちの感情しか見えないけれど、他の患者さんがいて、他の患者さんは、今、自分の病や痛みと闘っていて、穏やかな気持ちでいたいということに気がまわらない。さらに、余命、いくばくかの人にとっては、見ず知らずの他人の怒鳴り声や、相続争いの前哨戦の会話で、貴重な生きている時間を無駄にするは辛いことだ。人生の最後くらいは、美しい愛に満ちた思い出で終えたいものだ。

 

自分が病で辛い、かわいそうだという気持ちでいっぱいで、他人に暴力的な言葉を吐いたり、悪態をついたり、不愉快な気持ちにさせていることに気づかない。

 

また、中には自己憐憫に陥り、看護婦さんにべったりで、看護婦さんが他の患者さんを見るのにも障害になるような、依存症の人もいそうな感じもした。

 

病気や身体が動かなかったり、痛みがあることはもちろん、不安だし、辛いことではあるが、だからと言って、苦しんでいるのは自分だけではないわけだし、思いやりや、日々の小さな幸せを感じながら生きるのが良いのではないかと思った。

 

私が入院中、ベットでしていたのは、ロルフィングで習った、身体の重さを感じ、味わい、大地からの反発を感じることだ。病院では孤独だという人もいるが、私は自分の身体の重さを感じるようにしていたので、そういう風には感じなかった。自分を支えてくれる大地というものがあり、それから深い慈愛を感じる。それを落ち着きに変えていけるのは素晴らしいことだった。生きてここにいることが、それだけでも美しく思えた。

 

体を健康体に治すという気持ちに集中すると、人生はうまくいかないこともある。

お金をかけて、高い治療を受け、健康にはなったが、家族や親戚との間には愛がなかったり、権力関係であったりするのは悲しいことでもあろう。

自分が、どのように生きたいかとことをはっきりさせ、それがぶれない上で、いろいろな治療を試みたりするのがいいのではないかと思った。

 

そういう意味で、ロルフィングを受けるのも、治してもらうという受動的態度で常にいるのではなく、自分がそこから何が学べるかというのをよく考えながら、受けるのが良いと思った。

エサレンマッサージプラクティショナーの方

セッション1

【当日の体調】

良好。昼を食べ過ぎでお腹が重い。

【セッション前】

歩いてみた感じ  左足のひざ下外側に張りを感じ、そこに引っ張られるように重心が左にずれていく感覚がある。

 

ベッドに横になった時は、右半身が小さく固まったような感覚。

ファーストタッチで身体の周囲を取り巻くように触れられた後は身体がベッドに沈み背面全部がしっかりとくっついた。

右足裏に柔らかいボールをあてられて、そこに呼吸をむけるように促されると

右半身が息を吹き返したように柔らかく広がり、左右差がなくなる。

右足首に触れられると喉がつまるような感覚になり、ほぼ同時に胸回りが呼吸とは別に広がるような動きがでる。

上半身へのワークでは右側の上顎骨やその奥にうずくようなずんとする違和感が場所を変えつつ現れては消えて行く。

身体の感覚以外に、右足の膝を立ててワークが始まった時、なぜがうっすら楽しい気持ちになり、勝手に顔が笑ってるのではないかと思ったくらい。

また目を閉じて見える色がピンクやオレンジのように変化していることもあった。

 

呼吸は最初の方では深く入る感覚があったが、その後はすごく静かに穏やかだった。

 

腰掛けた状態では足が地に着かず浮いている感じだったが、調整をしてもらい段々と落ち着いてくる。しばらく自分の輪郭がぼやけているような、ジリジリしているような感じがした。

 

最後の歩きの感じ  後頭部と首の付け根あたりに意識があり、骨盤周りにスペースを感じで楽に立って軽やかに歩ける。

 

【セッション後】

電車にも乗るが1時間くらい歩いてみる、というか歩きたくなる。いつも早足なのだが、普段よりゆったりしたペースになっているのに気づき、歩きながら股関節にスペースができたような、軽さを感じた。

 

家に戻り普段通りに動いていると、いつも左脚が外に向いて立っている癖があるがそれが自然にまっすぐに立っている。

中心にすっくと立っている感覚が続いていて気持ちがいい。

 

2日後、右眼下あたりに打撲のような鈍い違和感が出たが、2日ほどで消える。

セッション中に右顎関節あたりに何回か違和感を感じた事を思い出した。

その後は視界がクリアになっている。

セッション2

【当日の体調】

良好。昼食を食べ過ぎ、お腹が重い。

 

【セッション前】

歩いてみた感じ 首から肩甲骨にかけて固まっている感じ、左脚が短く小さい、右脚は大きく柔らかく地面についている感覚。

うつ伏せからスタート。左半身にアプローチが始まると一気にその側に血が巡りだしたように熱くなる。その熱が落ち着いてくると、ベッドに左半身が沈み込んでいくようにリラックスしている。その後、頭や脚裏側へのアプローチが続くと、体が上下に伸びた感覚。落ち着いて来たところで、反対側に代わり、そのころは意識が遠くなってあまり覚えていないが、左脚がさわさわしたり、歯が浮くような違和感があったり体の中での動きが出てくる。動きがある時は田畑さんはそばで見守っていて、動きが収まって静かになると次に進んで行く。体の中まで見えてるのかなと遠い意識の中で考えたりする。座って後ろ側のサポートを整えてもらったが、言葉の誘導で動くだけで腰椎から順にスペースが出来て行く感じが面白かった。

その後の歩き すっと何の努力もなく立って、いつまでも歩けるような軽さ、最初に感じた首回りの固さはない。立った状態で微妙な調整をしてもらうと(右ひざを軽く曲げ、顔を少し左にむけたところでホールド)体が新しいバランスに合わせて調整している感じがあって、段々と落ち着いて、一見斜めに向いて変なバランスで立っているはずなのに、心地よいバランス感覚になっていくのが不思議。

視界はクリアで、横幅が広く見える。視界はどうかと聞かれて、目を開いてはいるが、体の中の感覚を探る方に行っていて、外界に意識がなかったことに気づく。

最後の歩き セッション後すぐは軽さを感じたが、調整後は力強さが出て、追い風に受けているような、走り出したい感覚の歩きになる。

 

【セッション後】雨で傘を持っていて出来なかったが、両手を振りながらガシガシ歩きたかった。

また今回もお腹がこなれないままでのセッションだったが、セッション中は落ち着いていたのに、帰り道に急に満腹感がぶり返してきて、苦しいくらい。体が心地よいところに戻ると、必要以上に食べ過ぎてたことを思い出したみたいな反応だなと思えた。

一日後 鈍い頭痛が一日続く。内面的に穏やかでなく、自分の嫌な性格面が強く現れる。そういえば、このところ呼吸がしやすいというか意識しやすい状態になっている。

 

【感想】

セッション後、調整前後での歩きの質が、バランスというより強さが変わったのはとても面白かった。

セッション3

 

【当日の体調】

良好。身体はスッキリとしているが、急に寒くなった日なので体の冷えを感じる。

 

【セッション前】

歩いてみた感じ 左右の違いを感じる。左側が小さく固い、右側が大きくふんわりした感じ。左下肢が床に引っ張られているような感覚がある。

両手を左右や前に上げたりして、可動域の確認がある。歩いていた時と同じように左肩がピキピキと鳴って固まっている感じ、右肩に違和感はあるが左に比べるとふわっと大きい感じ。

横向きでのセッションスタート。色々な場所にアプローチがあり、段々と身体がベッドに沈み込んだり、輪郭が薄れて宙に浮いたような感覚になったりすることで、それまでいかに身体が緊張して固まっていたかがわかる。向きを変えて逆側へのアプローチが終わる頃は身体が上下に伸びたようなスペースを感じる。左大腿側面に違和感が出たり収まったりの繰り返しがあるが、以前から固まっていた場所なので、ゆるんで動き出している感じがして今後の変化が楽しみ。両目への重さを感じるワークは目が休まる感じがしてとても気持ちがよかった。

仰向けでは視覚を使っていくつかのアプローチが進んで行くが、ある一点を見ながら目の動かし、腹部にアプローチがあると、以前手術をした際、手術台に上がった時の場面が思い出されなんとも言えない思いになり、涙があふれそうになる。その時は「感情が動いたので」という表現をしたが、実際に悲しいとか辛い、苦しいといった感情は伴っていなくて、何か押し上げられて涙が出てくるような感覚に近かった。田畑さんは、私がしばらく落ち着くまで、安心感を感じれる場所で静観していてもらえたので、自分の状態を言葉で表現することはできなかったけれど、自分の内にわき上がった感覚を自分の中で十分味わえたことで満足したそんな感じだった。

座った状態で骨盤を前傾後傾させながら腹部、胸部、頭部を調整して終了。

セッション前にやった両手を上げる動作では、始まる前は肩の動きが気になったが、セッション後では楽に両腕があがり肩に意識が向かなかった。体側から腕が楽にのびてスペースが出来たのを感じる。

最後の歩き いつも左右のバランスの違いを感じるが、太いパイプが身体の真ん中を通っていてそこを気持ちよく空気が抜けて行くような心地よさを感じながら歩けている。左右の違いを感じなくはないがそれよりも中心がとてもしっかりした感覚が気持ちよい。

 

【セッション後】

終了後立ち話をしている時に、自分が少し大きくなったようなどっしりとした安定感を感じていることに気づく。気分も晴れやかな感じ。

帰り道、歩きが軽い。太ももの前の力が気持ちよく抜けている。その後は仕事に行ったのだが、ほぼ疲れを感じずに、身体の力もいい具合に抜けて楽だった。そういう身体の状態だからか、気分も軽く、周りとの関係性もとてもスムーズに流れて行く。最近感じていた気持ちの面での頑さがほぐれた感じがある。

その後、数日たっているが、呼吸に意識が向く事が多く、深い呼吸をしている。中心軸も気づくとそこにしっかり在る感覚が続いている。

セッション5

 

【当日の体調】良好。スッキリ、胃と肝臓に固さを感じている。

 

【セッション前】歩いてみた感じ  右半身が小さく、固い感じがするが、前回で感じた中心軸の存在がちゃんとある。

横向きからのセッションスタート今日は内転筋と骨盤底へのワークとのこと。脚の内側へのアプローチが続くなかで、ふっと横隔膜がゆるんだというかほどけたような感覚になったり深海の中に沈んだようにぐーっと圧力が体の内側にかかったような初めての感覚もあった。他にも頭の中にぼわーんとした違和感や喉が詰まったような感覚が出たと思うと、田畑さんの手がその場所に置かれるので、なんでわかるんだろ??とぼんやりした頭で思っていた。

終盤でお腹に触れたときは、右脚にさわさわと温かい流れが通り、手が首にあてられると、ふわっと首がゆるんでベッドに沈んでいくので、それまで首に緊張があったことに気づく。

座った時に骨盤がどーんと大きくどっしりした感覚だったが、田畑さんの指示で骨盤を前後に動かすとすーっと頭まで同じ体の幅に整っていく。

最後の歩き  体重を感じないくらい体が軽く、楽々立っている。

 

【セッション後】太ももから力がふわーっと抜けていく感覚。その日は2万歩近く歩いたが、ほとんど疲れを感じなかった。

【感想】ただ寝てるだけ、軽く触れられるだけなのに、こんなに身体が変わるって何でなんだ!!ロルフィング面白い!身体って楽しい!

セッション6

 

【当日の体調】良好。 年末年始の食べ疲れで胃が張っている。

 

【セッション】歩いてみた感じ 一歩めから左頸骨筋の張り感に引っ張られて歩いている感覚。上体は楽にのっている。立ったまま体重を左右に移動させて感覚のチェックもあり。

今回は背面。

うつ伏せでのセッション。体がベッドに沈んでいく感覚を味わっているうちに意識がなくなる。今までのセッションの中でここまで寝てしまったような感覚は初めてだったかも。そんなぼんやりとした中でも、始まって早いうちに体全体、特に手や足の先まであったかくなる感覚が広がっていき(あったかいなぁと思っていたら記憶が無くなっていたというのが正しいかも)リアルな夢をいろいろ見て意識が戻るのを繰り返していたセッションだった。

最後に仰向けになった時、呼吸がとても楽に出入りする感覚が気持ちよかった。座位で骨盤のムーブメントをして調整してもらい、終了。

最後の歩き  最初に感じた左前頸骨筋あたりの張りは感じなくなったが、左大腿部外側に筋肉痛のような違和感が出ている。左股関節、お腹に風通しの良いスペースが出来ている感じ。終わってもしばらくボーッとした感覚が続いていた。

外に出て歩いているうちに段々クリアになっていき、気づいたら左大腿部の違和感も消えていた。とにかく楽に立っていられる感覚が一日続いた。

今日のように、意識がなくて眠ってしまっていたような感覚と今までみたいにに意識はクリアにあるが、体の輪郭や実態感がない感じとの違いが面白い。田畑さん曰く、どちらが良い悪いではなく、その時に必要なプロセスであるとのことだが、自分で自分の身体の中で現在進行系で何が起こっているのか全く分からないのはなんだかもどかしい感じ。自分の意識ではないところで、身体はちゃんと必要なことをやってくれている。

 

ただただ感謝するしかない。

セッション7

 

【当日の体調】少し疲れているが身体は軽い。

 

【セッション】頭周り 口と鼻の中

歩いてみた感じ  軽いけれど、うわついているような感じの歩き。足に重さを感じない。

ひざ下と首にクッションを置いて仰向けからスタート。首を左右に回しながら、空間を見ていく。左側が見やすくそこでとどまるが、目がひどく疲れている事に気づく。頭に少し触れてもらうと、頭の中からふわっと緩む感じがあり、その後視線を動かすとかなり目の疲れが和らいでいる。何度か楽な位置に変えながらセッションが続いていくと、いつしか意識が沈んでいき半分意識が在る感じだけど、すごく静かな深いところに落ち着いている時間がしばらく続き、とても心地よかった。ふと今ここにいるという感覚に戻ったと感じると目の前がオレンジ色に包まれて、田畑さんから「どんな感じですか」と声がかかる。次はいよいよ口の中と鼻の中へ口の中はセッション中特に変化を感じなかったけれど、夜になってみてあごの開閉がスムーズになっているのに気づく。今まで開閉時にカクッとずれる感じがあったがそれが無くなっている。鼻は思いの外痛くなく、どんどん奥が開いていく感覚があり、終わってみると空気がとても気持ちよく出入りして、脳の中にまで空気が入っていくような新鮮な感覚。脳の扉を開けて、空気を入れ替えたように爽やかな気分。これはかなり衝撃的かも。

 

セッション中は目を閉じている間、良く色が見えて、黄色、オレンジ、紫と変わっていった。また楽しいような嬉しいような感覚がうっすらあったけれど、帰り道になんともいえない穏やかな至福感に包まれて、すべてにありがとうという感謝の気持ちで満たされる。ここ数回のセッションでは体の変化というより、気持ちの面での変化をとても感じる。自分の絶対的な存在感やそこからくる安心感に静かに満たされている感じがしている。

セッション8

 

【当日の体調】花粉症の症状で目のかゆみが朝からひどい状態。

 

【セッション】うつ伏せ 骨盤 下肢 腕など

歩いた感じ  目のかゆみに全神経が集中していて、身体の感覚がよくわからない。

うつ伏せの状態で、下肢、腕、骨盤回りへのタッチを感じていると、目のかゆみがスーッと収まっていく。身体は輪郭がなくなり広がって溶けていくように力が抜けていく。その感覚から力が入っていたんだと気づく。特に右側への施術では、下肢に触れていても右の肩甲骨がゆったりと円を描くように広がっていく。骨盤底に初めて感じる違和感があり、しばらく神経がうずいているような感覚が続く。その感覚をぼんやりと感じながら、うとうとしていると仰向けに。腕に触れられている間、首が自己調整を始めて左右に動きながら、ピタッと中心に治まる。右骨盤が下に沈んでいるような感じで左右の違和感があったが、いつのまにか均等になった。一旦座ってみると、全体に身体がキュッと集まって小さくまとまっている感覚があり、田畑さんにそれを伝えると、身体の前後に手を添えて、その間を感じるようにして調整してもらうだけで、いつもの「自分」の大きさに戻った。

歩いてみると中心に気持ちよくまとまっているが、左下腿に固さが残ってそこに引っ張られる感じ。骨盤内の軸の位置を示してもらうと、少し右にひねったところに身体が勝手に動く、ひねって立っているのに身体はとても居心地がいい。「左足指の位置も少し外へ」と言われて動かすと、左下腿の違和感がスーッと消える。そこでの感覚を十分味わうと、身体が中心に自然と戻っていく。不思議・・・

前回のセッションから2ヶ月間が空いたのもあり、結構身体が緊張していたことや、普段の自分のセッションの中で右腕に力が入って肩甲骨から首にかけて負担が来ているなと思ったが、下肢を触れられている時に右肩甲骨がどんどん緩んでいくのは面白い感覚だった。

その後1週間の間に、左股関節が今までと違う位置にいて納まりどころを探しているような感じがあった。また、身体の感覚以上に、感情面の揺れが結構あって、ひとしき味わい尽くしたところで穏やかになった。

セッション9

 

【当日の体調】腰がどんと重い感じ。それ以外は良好。

 

【セッション】腹部から全体のつながりetc

歩いた感じ 腰が重く、そこだけに力が集まっている感じ。

仰向けで片足を曲げて、腹部や腕、肩、頭など上体へのセッション。手先足先がジンジンして皮膚の表面の感覚がクリアになり、その外側の空間が皮膚を包むように覆っている感じがした。そのあとは、とても意識はクリアなままセッションが続き、閉じた目の中で色の変化を感じながら、身体の中は静かだった。田畑さんから「呼吸はどんな感じですか」と何回か聞かれたが、不意に深く呼吸が入る?したくなる?ことが多々あった。今回は全体的にしっかりとしたタッチで特に腹部にはかなり時間をかけていただいていたが、空間が広がり、ふんわりしたお腹に変化していくのを感じていた。セッションが終わり歩いてみると、身長が10cm位高くなり、体重が10kg位減ったような感覚。今までのセッションの中では一番終わった後の、身体の感覚の違いがあった。歩いている時に左膝に少し違和感が出てきたことを伝えると、上体を調整してもらうことでその違和感がすーっと無くっていく。

身体が軽い。上から軽く引っ張られ、下にもピタッと吸い付いているような気持ちのいい姿勢。この感覚をしっかりと覚えておきたいと思う。

帰り道はお腹の深部がなんだかやけに熱い。外の風が冷たかったのでその差をとても感じる。身体の深部で微細に調整している動きを感じながらの帰り道。

 

【セッション後日】身体的には下腿の重さが数日続いていたが、6日経って抜けて来た。感情的にはとても静かで凪いでいる感じが続いているのが初めての感覚。

セッション10

 

【当日の体調】良好。腰に軽い違和感。

 

【セッション】統合セッション

歩いた感じ 右半身が左に比べて大きい感覚。

仰向けで、田畑さんがどの位置に立つと落ち着くかを確認して始まる。立ち位置によって、自分の中の身体の反応の違いが面白い。安心すると感じる場所ではみぞおちあたりにその安心感があり、あったかさを感じる。左側からタッチが始まるが、早い段階から呼吸が落ち着いて、とても静かで省エネモードのような最小限の力で呼吸をしている。頭を触られていないのに、頭がゆっくりと動き始め、顔の全面がふわっと緩んでいくのを感じた後は体の感覚から離れて意識の深いところに落ちていく。といっても意識がなくなる訳ではなく、周りで起こっている事はしっかりと感じている。それは今までに感じたことが無い感覚だったのだが、自分の中の「健全」な部分に包まれて、その「健全さ」がどんどん広がっていくような感覚。体の感覚はなく、「健全」な意識だけに満たされているという至福感。この10セッションの中でも、よく色が見えていたのだが、今回もピンク、白、青と次々と変化していたが、「健全さ」を感じている時は一面がゴールドに輝いていた。かなりの時間その感覚に包まれて、セッションが終わり、座って背面を調整してもらうと、大腿部からふわーっと一気に力が抜けていく。頸椎の位置も微細に調整が入る。そのちょっとした調整にも、今までは意識して動かしていた感じがしたが、今回は自分の意識でどうこうしようとするのではなく、身体が勝手に田畑さんの言うように動き始める感じが面白い。

歩き始めると、身長が伸びてスッキリした感じ。自分の体ではなく、新しく生まれて、これから始まるという感覚を覚えた。

 

【セッション後】

その日は午後から一日中疲れを感じない、軽やかな感覚。いつもより早い時間から眠くなり、早々に寝てしまう。

次の日は体というより気持ちがとても満たされて安心している。その夜、横になっていると、身体の内側で微細に動いているというか、調整しているような動きがいろんな場所で起こっているのを深い意識の中でしばらく感じていた。こんな感覚は初めてで、とても不思議な時間だった。

 

11月からスタートしたロルフィングセッションを終わってみて

 

「自分がリニューアルした」という感覚。体だけが変わるのではなく、それとともにというか体よりももしかしたら、意識=心の変化の方が優先していた感じがする。

5回目くらいから気持ちの安定感を強く感じるようになり、特に最後のセッションではこうなるのか!?というくらいの予想外の感覚(健全さを感じた事)は、体からのアプローチ、しかも繊細にふれているだけなのに、これほどまでに心に影響するのかということを実感できて、自分もボディワーカーの一人としてとても貴重な体験をさせてもらった。まだしばらく身体は変化していくというので、それも楽しみであり、このセッションで得た、気持ちの安定感や健全という感覚はこれからの自分を支えていく大切な重力になると思う。

田畑さんのセッションを受けられたそのご縁に感謝しかありません。

顎関節症と診断された方

セッション1

【改善したい点】

1 顎関節症による諸症状

15年ほど前より「口が開けづらい」「開ける時に音が鳴り、痛みもある」という症状が出始めました。

当時は”顎関節症”という症状があることを知らず、また、生活に不自由するほどの症状ではなかったため、特に医者にかかることはしませんでした。

 

発症から2年ほど後、歯科検診のついでに歯医者に相談したところ、口腔外科への受診を勧められました。

このころは発症当時よりも顎のなる音が大きくなり、顔も(身体も)人目にわかるほど歪んでしまっていました。

 

口腔外科ではレントゲン撮影で見つかった曲がって生えた親知らずを、2本同時に外科手術にて抜歯しましたが完治には至らず。

その後、マウスピース療法などを試したものの、目立った改善はありませんでした。

経過観察のためしばらく通った口腔外科ですが、改善の見られない治療に対する精神的な負担が大きかったため、通院を中断しました。

 

発症当時から顔だけでなく、身体の歪みも自覚しています。

容姿の左右差が大きく、表情もぎこちなくなってしまうため、昔から、そして今も写真に写ることが苦手です。

ただ今は、写真という形に残る思い出をもっと残しておけばよかった、と悔やむこともあります。

 

動作のバランスが取りづらく気を使いながらになるため、その緊張状態からか身体が固く、疲れやすいやすいことが一番の悩み。

ですが、均整の取れた容姿になって、これからは自信を持って写真に写りたい、という願望もあります。

※現在、矯正専門の歯科にて矯正治療中です。

 

2 首周りにある発疹

3年ほど前より首の後ろに発疹が出ています。

発疹が出始めたのは、矯正開始とほぼ同じ時期。

2ヶ月半ほど前から首の前側にも同様の発疹が出始め、目立つ場所なので気になり皮膚科を受診しましたが、原因不明と診断されました。

 

【施術前】

施術当日はいつ雨が降ってもおかしくないようなどんよりとした曇りで、起床時から鈍い頭痛と身体のだるさを感じていました。

元々、雨や台風の前と最中にだけ頭痛がする体質です。

ここ最近、特に肩周りが張っている感じがあったのですが、この日はそれを特に強く感じていました。

 

【施術中】

最初に普段、どうやって歩いているかをチェックしていただきました。

かばんを左右どちらかにかけていることが多いので、歩くときに腕はほとんど振っていないことを、この時はじめて自覚。

 

直接触れての施術はほとんどなかったように思います。

施術の途中途中で、今、身体がどんな感じか?を問いかけられ、自分の感覚を探りながら答える、というのが印象的でした。

最初はとても緊張していたのが嘘のように、途中はリラックスしきって眠ってしまうことも…。

施術が進むにつれ、呼吸が深くなる感じもありました。

最初は肩や肺のあたりまでしか呼吸を感じられなかったのですが、最後の方ではお臍の下まで空気を感じることができました。

 

【施術直後】

右足の親指がしっかりと地面に着いた。これが一番びっくりした点です。

今までずっと、右足での着地が上手くできなくて、日に数回よろめいてしまうことがありました。

でも、施術後すぐに「右足の裏(特に不安定だった親指の付け根あたり)の感覚がいつもと違う!」と気づきました。

ぴたっと地面をとらえて安定しているのを、初めて実感しました。

 

【施術〜3日後】

施術の翌日は仕事で、イベント出店のため1日立ちっぱなし。

いつもだったら終わる頃には足が張って、だるくなった足を引きずるように歩いて帰っていましたが、この日はそういったことはありませんでした。

今までは足だけが特に疲れてしまっていたのが、この日は全身に疲れが分散しているように感じました。

 

施術後の3日目くらいまで、右足の裏に違和感がありました。

嫌な違和感でなく、初めてピタッと地面をとらえているという、良い違和感です。

 

【~一週間後】

右足の裏の違和感が気にならなくなりました。

元に戻ったわけではなく、良い状態に身体が慣れたようです。

このころから、足の疲れというのをほとんど感じなくなりました。

 

しかし、なぜかその上、腰のすぐ下のお尻の付け根あたりが痛くなるようになりました。

時には、腰を曲げたままでいないと辛いほどに…。

痛みはずっと続くわけでなく、たまに、でも1日に1回以上は痛くなる、という状況です。

 

足の疲れがなくなった分、上記のお尻の付け根の痛みと、もともと辛かった肩と首の凝りによく気が付くようになりました。

セッション2

【施術前】

第1回の施術後、お尻の上の部分(腰よりもお尻よりところ)がすごく痛くなってしまうことがあり、前かがみにならないと痛くて立っていられないということが何回かありました。ただ、足裏から問題のお尻の上の部分までの間は特に疲れを感じることもなく、良好でした。

 

首や肩は、相変わらずコリを感じることもありましたが、ロルフィングを受ける前よりも格段にコリの具合が浅くなったと思います。

 

【施術中】

今回も最初に、歩き方をチェックしていただきました。

前回の施術後から感じていた右足裏の安定感は、戻ることなくちゃんと安定したままの状態をキープできているようです。

 

今回はうつ伏せの状態から施術が始まり、初回よりも触れての施術が多かったです。でも、所謂マッサージのように常に触れての施術ではなく、触れる回数が増え、触れる範囲も広くなった、という感じでした。初めにお尻の上の部分の痛みをご相談していたので、そのあたりは触れたり、状態の観察を促されたり、ということが多かったです。

 

また、初回とは違い、頭や顔に触れる施術が多かったのも、印象的でした。

 

【施術直後】

初回後にだいぶ姿勢が良くなったことを実感していたのですが、施術前後の比較写真を見ると、やっぱり2回目の施術後の方がさらに姿勢が良くなっていました。自分が体感する姿勢の良さと、客観的に見た姿勢の良さはまったく違うようです。

 

写真を見る限り、施術後の方が肩がすっと下がり、背中がキレイに広がってピンとしていました。

 

【施術〜3日後】

わたしはもともと、常に身体の表面(皮膚?)がこわばって硬くなっていたのですが、足先~腰までの皮膚が柔らかくなったという体感がありました。また、その影響かはわからないのですが、ふくらはぎの内側と腿の付け根あたりに、肉割れのような蚯蚓腫れができました。

 

ロルフィングの直接の影響かは判断が難しいのですが、なんとなく関連付けて考えてしまうのは、初回から変化の大きかった右足の親指側のふくらはぎに蚯蚓腫れができたからです。痕にならないよう保湿に気を付け、様子を見たいと思います。

 

【~一週間後】

何か劇的に変化した、という体感はないのですが、気が付いたら改善されていた点が2つあります。

 

1つめは、タートルネックや長袖を着ても、肩が凝りにくくなったという点。今まで、身体の歪みのせいかタートルネックや長袖を着ると、身体の左右どちらだけがすごく疲れる、ということがありました。でも、今ではそういうことはほとんど感じなくなりました。

 

2つめは、ストッキングやタイツの縫い目が、ちゃんと身体の真ん中に来るようになったという点。これは女性ならではだと思うのですが、身体に歪みがあるとストッキングの縫い目が左右どちらかにずれてしまい、とても気持ちが悪いのです。でも、気が付くと縫い目が身体の真ん中に来るようになっていました。これは身体、特に現時点ですと下半身の歪みが大幅に改善されたからだと思います。

セッション3

【施術前】

前回、突如として現れたふくらはぎや腿の付け根の蚯蚓腫れは、かさぶた状になっていました。

また、ちょうど、繁忙期に入り始めたところで、常に疲労を感じている状態でした。

施術の一週間ほど前に登山をしたので、下半身にまだ鈍い筋肉痛のような疲労感が残っていました。

 

【施術中】

今回も最初に歩き方をチェックしていただき、腕側をベッドに付けた状態で横になる姿勢から施術が始まりました。

いつもこの姿勢で寝ているので、施術開始後すぐに眠くなってしまいました。

 

今回も足から頭まで、広範囲に触れての施術が多くありました。

印象に残っているのは、股関節の調整をしていただいている時に、「視線だけでゆっくりと8を描いて」と指示されたこと。

この視線の動きにどういった意味があるのかはわからなかったのですが、実践するのがとても難しかったです。

 

前述のとおり今回の施術中はとても眠くて、姿勢を変える、視線を8の字に動かす、

などの自発的な動きが必要な時以外は、ウトウトとして意識が飛んでしまっていました。

 

【施術直後〜3日後】

身体が“良い状態”に慣れつつあることを感じています。歩く時の姿勢が正しい位置で安定してきたようです。

歩行時の股関節の動きが滑らかになり、自然と今までよりも歩幅が広くなってきたように思います。

正しい姿勢で歩くと長時間でも疲れにくいですし、歩いていて気持ちが良いです。

 

また、前回に引き続き「コアが鍛えられている」という実感があります。

別途トレーニングをせずとも、歩いているだけでコアの筋肉が使われているようで、筋肉痛になることもありました。

ヒップアップもできているように思います(そう感じるだけで、実際の見た目にも現れているかはわからないのですが……)。

 

【〜一週間後】

ロルフィングによる変化を体温(数値)で見てみようと思い、朝一で体温測定をして記録をつけるようにしました。

今のところの平均体温は36℃ちょうどくらいですが、目標は平均36.5℃です。

 

首周りに出ている原因不明の湿疹は、だいぶ回復してきたように見えます。

以前のように掻きむしってしまうことも減りましたし、アザのような色味も薄くなりつつあります。

 

この時期(施術後すぐから第3回 目の施術直前まで)は仕事の繁忙期であったため、上記以外に身体の変化に気づく余裕がありませんでした。

身体に意識を向けているときは、「あっ、今はここ が変わりつつあるな」という気づきがあったのですが、

忙しさで何も考えられないと気づくこともできなくなりました。

きっと、気づいていないだけで、少しず つ変化があったのだと思うのですが、

『意識を向けて、気づくことが大切』なのだと思いました。

 

 

セッション4

 

【施術前】

繁忙期は過ぎましたが、その期間中に溜まった疲労がひどく残っていました。

また、生理前ということもあり、身体がとても重かったです。

 

【施術中】

今回も最初に歩き方をチェックしていただき、腕側をベッドに付けた状態で横になる姿勢から施術が始まりました。

前回同様、この姿勢はとても眠くなってしまうので、

どんな施術をしていただいたのかをほとんど覚えていません。

 

今回も広範囲に触れての施術が多くあったような気がします。

特に施術直後に大きな変化の見られた肋骨周りは、

肋骨を手のひらでホールドするような施術があったような…?

 

施術の後半に立ち姿をチェックしていただく際、

今回もまだ骨盤の反りが残っていたようで微調整していただきました。

骨盤の反りがキツイのは自覚しているので、

意識して骨盤を正しい位置でキープするのが、今後しばらくの課題です。

 

【施術直後〜3日後】

施術直後はやはりすっと身体が軽くなりました。

 

施術後の写真比較で、肋骨がきゅっと中心に寄った形になり、

正面からの写真見比べた時ウエストが細くなっていたのには驚きました。

施術の前後で明らかに肋骨の幅が縮まっていました。

 

施術の翌日から、2泊3日で5~6年ぶりにスノーボードをしました。

良くないことに「ロルフィングでケアしているから大丈夫」という慢心で、

ストレッチなどの準備運動をせずにしてしまったので、

後々、筋肉痛で大変な目に合いました。

 

初日に滑った直後から全身が筋肉痛になってしまったのですが、

付き合いもあり翌日も痛む身体に鞭打ってスノーボードをしたら、

帰宅後、あまりに身体が痛くて年末年始はほぼ寝たきりになってしまいました。

 

また、さらに良くないことに、スノーボード中に転んで頭を打ってしまい。

後頭部から首・肩のあたりに、微妙な違和感が残りました。

 

【〜一週間後】

まだ平均体温に変化はなく、36℃くらいです。目標の36.5℃まで、気長に経過観察をしたいと思います。

 

せっかく、今までのロルフィングで好調を維持していたのに、

スノーボードから帰ってきてから身体の調子が絶不調が続いています。

ちょっと動いただけですぐに疲れてしまうし、

頭をぶつけたせいか、顔がとてもむくんでしまいます。

 

また、今まで順調であった生理が人生初?と思うほどに遅れ、

予定の2週間後に始まりました。

この絶不調はPMSによるものかもしれませんが、

ここまでロルフィングで良くなってきた身体が振り出しに戻ってしまったかも…

と不安に思っています。

 

ただ、救いもあって、改善の見えることもありました。

唯一、改善したのは、首周りの発疹です。

これは、目に見えて回復し、真っ赤でただれて所々に血がにじんでいた皮膚が回復し、

今は薄茶色に色が残るのみとなりました。

まだ、薄皮が向けるような状態ですが、酷い痒みも治まりつつあります。

セッション5

 

【施術前】年末にしたスノーボードで全身激しい筋肉痛になってしまいました。また、スノーボードで転んで頭を打ってしまったので、なんとなく後頭部〜首まわりに嫌な違和感がありました。

 

【施術中】今回も最初に歩き方をチェックしていただき、久しぶりに仰向けで施術が始まりました。

今回、特に印象に残ったのは、仰向けで片足の膝を曲げ、もう片方は伸ばしたままの姿勢で行う施術です。

上記の姿勢を保ったまま、いつものように触れるか触れないかくらいの軽いタッチでの施術がありました。その間、徐々に足が外側へ開いていく(骨盤が開いていく?)感覚があり、時に小刻みにカクっと開いていく感覚があり不思議でした。

左右それぞれ行いましたは、足が開いていく感覚は左右ともにありました。自分の意志とは関係なく身体が動くのは、筋肉や骨、身体のあらゆる部分が、あるべき場所(心地よい場所)へと自然におさまっていくからなのかな 、と思いました。

頭で考えるよりも、身体自身がちゃんと正しい場所(姿勢)を知っている、そしてその場所に戻りたがっている、そんな風に感じました。

 

【施術直後〜3日後】施術中に骨盤が開く感覚があったのですが、立ってみると開いた感覚をしっかりと感じました。足を骨盤幅に開くと、いつもより足と足の間にスペースが余裕がありました。

施術後に行う歩行練習では、新しい足の左右幅に慣れなくて、少しぎこちない歩き方になってしまいました。歩きづらい、ということではなく、この感覚に慣れたら歩きやすいだろうな、と思いました。

私はもともとX脚で骨盤の下のほうがすぼまったように感じていたのですが、施術後はすぼまっていた部分がほどよくほぐれて、X脚が若干改善されたように感じました。

前回(第4回)の施術後、ものすごく体調が悪くなったことをご相談したら、「内臓の位置が変わるので、第4回後にそうなる方は多いです」と教えていただきました。頭を打った影響ではなくてホッとしました。

 

【〜一週間後】しばらく忙しいのと、休みの日はひたすらに眠くて、基礎体温が測れずにいました。でも、冷えは感じないていないので、引き続き36℃くらいをキープしているのかな、と思います。

第5回の施術後は、とにかく眠くて仕方がありませんでした。4日間、連休があったのですが、その間はこんこんと眠り続けていました。食事などで起きることはあっても、最低限、日常生活に必要なことをする以外は、本当に眠くて起きていられませんでした。

眠り続けた連休後、数日忙しい日が続き、また2日が休みがあった日も、その2日間とも同じように眠くて仕方がなく、ずっと布団の中にいました。

計6日間、眠り続けたせいか、その後、かなり筋力の衰えを感じ、少し階段を登るだけでも足がだるくなってしまいました。ただ、その点以外はとても調子が良く過ごせています。

セッション6

 

【施術前】体調は可もなく不可もなく。ただ最近、筋肉の緊張が取れて緩んできたせいか身体が重く、階段をちょっと上っただけでもすぐ、筋肉が疲れてしまうようになりました。疲れるのは一瞬ですし、筋肉痛になることもないのですが、少し筋トレ等をした方がいいのかも、と思っています。

 

【施術中】歩き方チェックの後、うつ伏せでの施術が始まりました。背中を触られる施術だったと思うのですが、うつ伏せということもあり眠ってしまって、どんな流れだったかはほとんど覚えていません…(途中、自分のいびきで目が覚めました…)うつ伏せだけでなく、仰向けでの施術もあったと思うのですが、とにかく眠くて、始終夢見心地でした。

 

【施術直後3日後】直後は居眠りのおかげ?なのか、しっかり眠ったあとのようなすっきりした感覚がありました。筋トレをしても良いのかご相談したところ、筋トレよりもウォーキングをした方がいいとのことでした。ロルフィング中は、極力身体に負荷をかけない方がよいそうです。

 

【1カ月半後】今まで、次の施術までこれほど期間が空いたことはないのですが、結論から言うと、私の場合は期間を空けた方が変化がしっかり感じられました。1カ月を過ぎたあたりで、ピシッと姿勢が安定するような感覚をありました。日常生活の中で、「あれ?今、この姿勢がすごく楽だな。軸がしっかり安定してる」というのを、何回も感じるようになったのです。これは、突然感じるようになりました。ハッと気づいたら、姿勢が心地よいポジションに定まっていました。この実感がある直前ではあるのですが、3日間連続で丸一日立ちっぱなしの仕事を経験したり、出張の長距離移動で往復6時間、新幹線に座りっぱなしということがありましたが、いずれも、今まではその後ものすごい疲労感に見舞われていましたが、まったくそういうことが無くなりました。姿勢の良し悪しが疲労感に直接的に影響するのだ、ということを実感しました。余談ですが同僚の話では、新幹線での居眠り中でもものすごく姿勢がよいそうです。眠っているときは無意識なはずなので、無意識でもよい姿勢を維持できていることがうれしいです。そのほか、変化を感じた点が2点。ひとつはウエストのくびれがちょっとだけくっきりしてきたこと、もうひとつは、ブラのストラップ(肩紐)を短く調整する必要が出てきたことです。ブラの件は理由はよくわからないのですが、肩周りの凝り固まりが緩和されたおかげで肩の厚みがなくなったからかな?と思っています。

セッション7

【施術中】

今日は肩から上中心の施術になることを教えていただき、仰向けからスタートしました。

はじめは足の方にも触れる施術があったのですが、変化を感じたのは肩先の方でした。

足に触れられたのに、なぜか肩先がぴったりと着く感覚がありました。

この回のメインである顔周りは、口の中に手を入れる施術(左右)でした。

上あご、下あごの内側に手を入れる施術を受け、

喉~気道~食道あたりまで、一本、呼吸の通り道になる軸が通ったように感じました。

 

【直後】

木製だけど間に空気?が入っている不安定な台に乗っても、

しっかり安定して立つことができ、ほとんどぶれませんでした。

上半身の変化としては、胸の前が広く空いた感じになり、肩も自然に開くようになりました。

下半身は、ひざ上の肉がすっと上に伸びて、施術前よりも足がまっすぐになっていました。

横から撮影した写真を見ると、胃のあたりのでっぱりがへっこんですっきりしていました。

今回は顔周りメインの施術だったせいか、直後に頬が上に上がったのを実感できました。

わたしは顎関節症持ちなのですが、翌日、起き抜けにあくびをしても、顎がカクッと鳴りませんでした。

そのせいか、寝起きの体調が近年で一番良かったです。

※顎の開閉時の音はその後しばらくして、また鳴るようになってしまったのですが、回数は減ってきました。

 

【~約1カ月】

このところ、毎日残業続きで、身体のために良いと思われることは、何もできていない状況でした。

寝る時間も短く、こんな時は今までだと疲れが蓄積していく一方だったのですが、

今は少しの睡眠でも、そこそこ疲れが取れるようになりました。

ロルフィングを始めてから、眠りが深くなって、眠りの質が上がったように思います。

また、施術後にかなり間が空いていても、身体になんらかの前向きな変化があるのが、

ロルフィングとほかの施術との違いであることに、最近気が付きました。

施術直後と施術後しばらくたってからでは、体感が違うのです。

何がどう、というのを細かくは言えないのですが、立ち方が楽に安定してきたなとか、

そういうことにふと気が付くのです。

気付いたときに、身体のどこかが楽になっている。

それがわたしが思うロルフィングの魅力の一つです。

セッション 8

 

<施術前>

3週間前くらいに歯科矯正器具がとれました。

最初は器具の無い感覚に違和感があったけれど、最近やっと慣れてきました。

仕事が変わったこともあり、ここ2カ月ほど、毎日ヒール靴を履いているせいか、

右足だけ外反母趾気味になっており、時折痛みを感じるようになりました。

それが理由かはわかりませんが、右の首~肩にかけて、強張りを感じていました。

 

〇施術当日仰向けになって、施術が始まりました。首の位置を自分の良い位置に置き、呼吸に集中しました。初めは右半身を施術して頂き、頭、首を中心にしていただきました。呼吸に集中し、とてもリラックスした感覚でした。その後、首を左右に振るとはじめにあった左側の違和感がなくなっていました。その後、左半身を施術して頂いたのですが、ほとんど覚えていなくて、半分夢の中で、現実と交互にいたような感覚で、施術が終わってからも、ボーっとしていました。頭の置く位置がかわったのを感じました。後で写真を見せていただいても、変化が感じられました。あごの位置や、首の振り方は今後意識していきたいと思います。

 

〇施術直後

強張っていた右の首~肩のあたりが楽になっていました。

胸の前にしっかり息が入り、呼吸が深く楽になっていました。

施術前後の写真を見比べると、首が少し長くなったような印象です。

帰宅後に鏡をいると、なぜか顔がすっきりしていました。

顔の施術は無かったのに、不思議です。

 

 

〇1日後 施術中、膝を立てたままの状態を保つことがあったためか、膝が痛くなりました。曲げる時、階段を下りるときなどに痛みがあります。私の膝の関節は弱いのだなと思います。歩くときは痛みはなく、変わらず頭頂部からのつながりを感じます。

 

〇1週間後頭痛、肩こりはなく。膝の痛みも良くなってきました。自然と姿勢を正していること。呼吸を深くしていることを感じます。その方が自然で楽なので、体の方がそうしてくれます。

 

〇2週間後 生理中も痛みがあるところを緩ますように意識しました。生理も楽になってきています。意識をすると体が応えてくれることに慣れてきました。初めは驚いたり疑ったりしていましたが、意識すると応えてくれるので、ロルフィングを受ける前よりずっと体を信用するようになったと思います。

 

〇20日後頭の位置などはよく忘れてしまいますが、姿勢も含めて、体を緩ますこと、体を自分の良い位置に戻すことを自然にやっていることに気づきます。そして、歩くのが楽しいです。

 

Rolfer’s note : むち打ちの影響と思われる,偏頭痛や首や肩の違和感は,ほとんど気にならない程度のなっているとのことです。

 

 

〇施術直後

強張っていた右の首~肩のあたりが楽になっていました。

胸の前にしっかり息が入り、呼吸が深く楽になっていました。

施術前後の写真を見比べると、首が少し長くなったような印象です。

帰宅後に鏡をいると、なぜか顔がすっきりしていました。

顔の施術は無かったのに、不思議です。

セッション9回

<施術前>

ここ最近、仕事で大きなプロジェクトを任されたりと、

充実している反面、どうしても仕事責任に比例して残業が多くなり、

帰宅が連日24時を過ぎてしまい、平日の睡眠時間が平均3~4時間程度でした。

食生活には気を付けているので、最悪のコンディションはありませんが、

寝て回復・治癒ということができておらず、慢性的な疲れがぶり返してしまいました。

一度、良くなりかけていた身体の歪みも、睡眠が少ないせいか、

少し戻ってしまったような気がしていました。

 

<施術中>

仰向けの状態からスタートし(今回はすべて仰向けでの施術でした)全身の広い範囲に、

触れる施術が多かったです。

やっぱり、日頃の疲れが裏目に出て、施術が進むにつれてウトウトしてしまい、

どんな施術だったかを細かくは覚えていないのですが、

ロルフィングを始めるきっかけとなった顎関節症の顎周りや、

頬骨のあたりに多く、そしてしっかり触れる施術が多かったのが印象的です。

頭蓋骨をしっかりホールドしたり、詰まっている感じの強い右の頬骨に多く触れらました。

 

<施術直後>

もともと、右半身が詰まっている(縮こまるような感じ)がずっとあったのですが、

それがいっきに解消し、右の眼がぱっちりと開いて二重の幅が左右均一になりました。

また、右の鼻が詰まってしまうことが多かったのですが、それも解消していました。

今までで一番術後の体感があったので、今まで穏やかな変化であったからこそ、

「いっきにこんなに変わってしまってしまって、大丈夫かな?」とも思いました。

その後、3日間くらいは顎関節症のガクッとなる症状は全くといっていいほど治まっていましたが、

すこし疲れた日などは1日に2回ほど(以前は数え切れないほどだった!)音が鳴るときがありました。

助産師の方

セッション1

初めてのセッションでは、ベッドに横になり、身体の重さをベッドに預けられるようにしていきました。私は、首や背中がなかなかベッドにつけられませんでした。身体を預けるのは意外と難しいんだなと思いながら、田畑さんに誘導していただいたり、ボールなどにもたれかかるようにしていくうちに、徐々に身体を預けられるようになっていきました。

その後、ベッドから起き上がって歩いてみると、セッション前と比べてスーッと楽に歩くことができました。身体は、軽く感じました。今まで前に後ろにボコボコしていたのが1本の棒になったような感じがして、身体が薄くなったようでした。呼吸は深くなり、楽になりました。気分的には雑味がなくなってニュートラルになったように思います。驚きでした。

セッションを受けた帰り道、もうこれからは身体を雑に扱えないなという気分になりました。普段私は早歩きなのですが、セッション後数日間は身体を上手に動かそうとするとスピードがゆっくりになり、歩くペースが遅くなりました。ただ、その後は徐々に元の動き方に戻っていった気がします。

セッション2

2回目のセッションでは、主に下半身に対して働きかけてもらいました。田畑さんの誘導に沿って、足先から臀部にひとつづつ意識を向けて、身体をベッドに預けていきました。最初、私は胸だけで呼吸していたかもしれませんが、徐々に、呼吸が臀部や足のほうまで伝わるようになっていきました。今回のセッション後の変化は、お腹が伸びるようになったことです。私はいつも、腰が反っていたと思うのですが、立位や歩行の時に感じていた腰の痛みをあまり感じなくなりました。たくさん歩いても、以前ほど疲れを感じないようになった気がします。前回は、セッション直後に大きな変化を感じ、その感覚は数日間続きました。今回は、セッション直後には前回ほど大きな変化は感じなかったですが、6日経った今日も、感覚が残っています。

セッション3

3回目のセッションでは、主に骨盤周辺と上半身に働きかけてもらいました。

まず、横向きになり、身体をベッドに預けていきます。これまでのセッションを思い出しながら、呼吸が臀部や下肢にまで伝わるよう意識しました。以前より呼吸が楽にできるように変化していることに気付きました。次に、足先から骨盤にかけて、細かくいろんなポイントを田畑さんが軽く触れて誘導してくれるので、そちらに都度意識を向けていきました。今日は、ポイントポイントで脱力し、余計な力を解放していくことを心がけました。上半身、肩、首、頭も同様に、誘導に沿って呼吸を意識しながら余計な力を解放していきました。途中、首を触れられた時、あくびがしばらく止まらなくなりました。あくびをし始めた時、中学1年の時に学校で担任の先生に肩を掴まれて眼鏡が飛ぶほど揺さぶられたことを、なぜか思い出しました。あの時のことを身体がずっと覚えていたのかなと思いながら、とにかく解放しようと身を任せました。その後、ベッドから起き上がり、端坐位になりました。背中が少し後ろに出ていたようで、修正してもらいました。次に、座りながら骨盤を前後に動かすよう言われました。お腹だけで動かそうとすると難しく、背中、足全体を使って骨盤を前後に動かすことを学びました。最後に、両腕を前と横に伸ばしてみて、セッション前後の変化を確認しました。セッション前は右腕が上がりづらかったのが、セッション後は左右差をほとんど感じなくなりました。また、みぞおちと背中の伸びが良くなり、腕を伸ばすことを気持ち良く感じました。セッション後にズボンを履いたとき、ウエストがゆるく感じたのですが、それは骨盤が正しい位置に戻ったからだと伺いました。思わぬ結果もついてきて、ちょっと嬉しかったです。今回のセッションを受けて、自分の身体が変化というか本来の状態に戻っていくことに感動しました。とてもエキサイティングな経験でした。自分の身体を前よりも好きになりそうです。

セッション4

4回目のセッションでは、骨盤とその周囲に働きかけていきました。

いつものように、呼吸を意識し身体をベッドに預けていくことから始めていきます。

セッションを重ねる度に、段々呼吸が深くなり、楽にできるように変化していることに気付きます。

今回は、田畑さんの誘導に沿って、骨盤の左右や前後、仙骨や尾骨に意識を向け、力を解放していきました。普段意識することがほとんどない場所なのでけっこう難しいのですが、サポートしていただきました。尾骨に意識を向けているとき、学生時代にバイト先の店長に叱られてお尻を蹴られたことを思い出しました。痛かったかどうかは覚えていませんが、急な出来事に驚き、恐怖とショックを感じたことを思い出しました。身体はいろいろ覚えているようで、セッションでそれが蘇ってきたのはこれで2回目です。

今回のセッション後に感じた変化は、まず目線がさらに上がったことです。身長が伸びたような感覚でしたが、写真を見せていただくとお腹が伸びていました。また、胸の周辺が広がりました。そして、骨盤が横に広がり、薄くなった感じもありました。実際ズボンを履くと、ウエストがゆるくなっていました。

セッション後の生活では、お腹周りの伸びを実感しています。身体の変化を感じることはとても面白いです。次回のセッションも、身体の変化にもっと意識を向けていきたいと思います。

田畑さんは、変化を強制せず、細やかに誘導してくださいます。そのことに私はいつもほっとすることができ、無理強いされない分自分に正直になり、集中しようと思えています。

セッション5

今回は、骨盤周囲と上半身に働きかける回でした。

セッションは5回目。今までのセッションを通して、田畑さんは自分に危険なことをする人ではないこと、何かを強制したり、脅したりする人ではないことが分かりました。むしろ、必要最小限の関わりで、私の変化を根気強く待ってくださる、個人を尊重する姿勢に感謝しています。そのため、セッションを受ける前からいつもよりリラックスしていました。意識を向けるため誘導するために身体のいろいろな場所を触れられるとき、いつも私は「ここに意識を向けよう」とかたくさん考えていましたが、今回はあまり考えませんでした。頑張って必死に何かを掴もう、得ようとせずに、とにかく手放そうと気持ちを切り替えたいと思い、そう努力しました。すると、いつも以上にリラックスできました。そして、田畑さんへの誘導にもっと早く反応するようになりました。

身体の変化を感じやすいし、変化したあとは気持ちがいい。セッション中に気持ちいいと感じるのは変なことと思い込んでいたのですが、身体の緊張が解放されていくと、とても気持ちいいのです。そうやって、ただ感じるだけの時間を過ごしていると、だんだんと気持ちに変化が起きてきました。

自分は自分でいいんだ、できる人、理想の誰かを演じなくても、このままでいいんだという気持ちが沸き起こってきました。それにとても感動して、慰められて、感動しました。施術後は、肩、肘の力が抜け腕が振りやすい。お腹が縦に伸びて広がりを感じる。胸もさらに開いてリラックス。膝が伸びて、歩くときにまっすぐ下ろすことができる。着地がしっかりしてきた。骨盤周囲が伸びて気持ちいい。という変化があります。この感覚は、数日後も続いています。

セッションは残り5回なので、セッションで気づいたことを日常にどう活かすかについて考えました。

私は医療職で、職場にはいつも緊張感があります。そのピリピリした雰囲気の中で、私の呼吸はとても浅く、息を止めてしまう瞬間もあります。気分が下がっている時は、あえて呼吸を浅くすることもあります。そのことが気になっていたので、呼吸に気を付けるようにし始めました。仕事の合間で深く呼吸すると、段々と自分を労わる気持ちが生まれて、身体の緊張が緩み、気持ちも緊張感がとれリラックスでき、心地よさを感じることができます。仕事中に気持ちいいことをしてはいけないと思い込んでいましたが、そんなことはないようでした。

今まで、私は対象者へのケアに夢中になることで、あるいは仕事そのものに一生懸命になることで、自分を大切にすることから逃げていたのかもしれません。こういう変化を感じると、自分を大事にしたいな、とますます思います。

これからも変化は続いていくと思います。その変化は、次回のレポートに残したいと思います。今回も素晴らしいセッションをありがとうございました。

セッション6

6回目のセッションは、骨盤周囲と上半身を中心に働きかける回でした。

前回は、身体の緊張が解放された気持ちよさを浴びるほど感じました。今回は、その解放感の後、いろいろなものが納まるべき場所に納まったという感覚があり、前回からまた一歩進んだ変化をしみじみと感じました。自分の中に、ぶれない軸がどーんと現れて、人にどう思われようが私は私だという感覚が芽生え、自分を隠そうという意識が消えていきました。その感覚は、あまり味わったことのないもので、とても快感でした。

今、エネルギーがどんどん湧いてきています。セッション後の身体の変化は、喉の伸びを感じた。目線が上がった。背中が縦横に広がり、背中が薄くなった感じがする。骨盤が左右に広がり、内臓が収納された感じがする。歩く時に膝がまっすぐ伸びるようになった。着地がしっかりしてきて、着地した時の感触がそのまま膝に伝わるようになって、歩く時に気持ちいい。肩の緊張がとれて楽になった。腕を振りやすくなった。等です。私は、今まで親の目や周りの目を気にして、興味のあることから自分を遠ざけてきました。社会的に認められそうな枠になんとか自分を入れ込もうと、気持ちを殺しながら頑張ってきました。しかし、どうにもこうにも頑張ってもその枠に入り切らないことに、最近ようやく気がつき始めています。そして、今までやってこなかった、興味のあることを、少しずつやり始めています。

そんな時期に受け始めた田畑さんのセッションを通して、私は今までの生き方を見直し、本来の自分を取り戻す作業に取り組んでいます。セッションを受けること自体、私にとっては毎回ご褒美とプレゼントを同時にもらっているようなものです。

セッションでの田畑さんは、変化を強制したり、何かを批判したり、バカにしたりしません。逆に、おだてたり媚びたりもしません。田畑さんの意思を感じることはなく、客観的に見守って下さいます。そういう守られた空間の中で施術を受けるので、感覚に素直になっても安全だと思いますし、だからこそ深い体験ができるんだと思います。私は今まで何回かセッションのようなものを受けたことがあり、セッション中の繊細になっている状態で、傷つくような言動に遭い、落ち込んだ経験があります。やり方によっては相手を傷つけることもできるので、危険な場合もあると思いますが、田畑さんのセッションは安全だと思うようになってからは、自然とリラックスするようになりました。田畑さんのような方にお会いしたことがなく、始めは警戒していたのですが、今では安心しています。

毎回素晴らしいセッションを提供してくださり、感謝しています。

セッション7

今回は、主に首と頭に働きかける回でした。

まずは仰向けになり、呼吸を整えながら身体をベッドに預けていきます。

足首、膝、骨盤、肩、首、喉と触れながら調節していただくことで、それぞれの部位にある余計な力が抜けて、身体がより深くベッドに沈むようになりました。喉の力を解放した後は、喉の空間が広がり、浮腫みは引き、喉全体が伸びたような感覚でした。次に、口の中に指を入れて、上下左右の顎の力を緩めて、力を解放していきました。同様に、舌の付け根を指で触れながら、イメージして喉〜気管〜肺にかけて緩めていくよう誘導していただきました。

力を緩めている際中で、顎ってこんなに力が入っていたんだなあとか、舌の付け根にも力は入っていたんだなあ等と、初めて気づくことがありました。口の中がリラックスする感覚はとても心地よかったです。

口の次は鼻腔で、左右の鼻腔に指を入れ、鼻腔〜頭の中緩めていくイメージをしていきました。セッション後に鏡を見ると、目がはっきり開いていて、鼻筋が通り、フェイスラインがスッキリしていました。顔の浮腫みも引いていて驚きました。その後、仰向けの状態で両膝を曲げて、お腹と首、肩に働きかけていただきました。

いつも私は膝を立てると膝がぐらぐらして場所が決まらなかったのですが、今日はだいたいここかな?という位置が分かり、ほとんどぐらぐらしなかったので、成長したなと思い嬉しかったです。膝を触れられていると、お腹、特に腹筋が連動してきます。お腹を触れられていると、肩と首が連動してきて、首と頭がより深くベッドに沈んでいきます。最後に、ベッド横に座って、骨盤を支点にして上半身を前に倒したり起こしたりという動きを確認しました。これはセッション後毎回しているのですが、最初の頃は足で踏ん張ることが難しくて足がブルブルしていました。今回は足でしっかり身体を支えられました。お腹と背中の真ん中を探して、その真ん中を軸に身体を倒したり起こしたりするのも、いつもに比べるとスムーズでした。セッションを受けてきたことで、身体が自然といい動きをするようになってきたようです。セッション後はいつも歩きを確認します。首から手が下りているイメージを持ちながら肩の力を緩めると、肩周りがよりリラックスした状態で歩くことができました。

セッション前後の写真を見比べると、背中、お腹の伸びと骨盤の広がりを見てとれます。膝も伸びていて、お腹も伸びていて、これまでのセッションを通して身体は随分改善されてきたんだなあと思い、とても感慨深かったです。これほど変化するとは思っていませんでした。

今まで私は、腰を反って歩いていました。しかし、セッションを通じて、骨盤を基盤として腹筋を使って歩き、膝からまっすぐ着地するようになりました。まだまだ癖はあると思いますが、本当に歩きやすくなってきています。

セッション8

今回は、下半身と骨盤のつながりを主に扱っていただきました。

セッション前、左膝に違和感がありました。歩く時に、いつも左に重心がかかっているような気がしていて、それが原因かなと思っていました。セッションが終わった後、左膝の重い感じはなくなり、左右差も気になりませんでした。それから1週間程経って、また左右の膝上に重い感じがあることに気付きました。私には出てきやすい症状のようです。歩く時に、背筋や腸腰筋を意識するよう田畑さんに教えていただき、セッション直後はなんとかできたのですが、今では難しいです。

そういうのも膝の症状に関係しているのかな?と思ったりします。

 

セッションは残り2回なので、今までのセッションで学んだ、身体の力を解放していくことを普段の生活に取り入れて、セルフケアしていこうと思っています。

セッション9

9回目のセッションでは、これまで回に分けて調節していただいた各場所を一度の回であちこち調節していただきました。

セッション当日私は夜勤明けで、眠気に負けそうでした。眠いので身体も気持ちも緊張が少なくて、身体が変化していくことに抵抗しなかったと思います。その影響でセッションを通して身体のあちこちがどんどん脱力していき解放されて、気がつけばタコみたいになっていました。変化を望んでいるはずなのに、大きな変化には臆病になっていて実はいつも抵抗しているんだ、と思いました。

毎回セッション後は、端座位から上半身を起こしたり倒したりする動作をします。いつも以上に足を踏ん張り、身体を支えることができました。背骨を一本一本動かす感覚で上半身を起こす・倒す動作は、とても興味深く楽しかったです。自分で身体を操っているという感覚を初めて味わいました。自分の身体をこんなに緻密に動かすことができるなんて知りませんでした。9回目だし、新しい体験や発見はそんなにないだろうと思っていましたが、もっと探求できるような感じがします。そして、もっと変化していきたいと思います。

セッション10

10回目のセッションでは、9回目と同様に全身の調節をしていただきました。

全体的に、田畑さんの誘導に対して身体がスムーズに反応していた気がします。いつもより股関節がすぐに緩むようになったり、脱力が簡単にできるようになったり。また、力を解放した後、お腹の広がりや喉の広がりなどの変化をよりはっきりと感じられました。

端座位のとき、身体を支えるためのお腹の中心(芯)を探すというのを初めて行いました。ここ!という明確な感じは分かりませんでしたが、なんとなくここかな?という場所を、じっくりと探すことができました。そして、その中心を意識して改めて端座位になると、膝やふくらはぎに力を入れずに上半身を支えて座ることができました。今までで、端座位のときはいつも膝を踏ん張っていたので、驚き、感激。ますます身体への興味をもちました。

立位では、膝が過伸展していることを教えていただきました。自分では姿勢を正そうとして膝を伸ばしている感覚だったので、新たな発見でした。そこで、膝の伸展具合を少し緩ませて立つ、歩くことを学びました。

 

セッション後はいつも普段通りに過ごしています。それでも少しずつ身体が変化を続けているのは、セッションの効果だと思います。半年後まで変化が続くということなので、引き続き経過を見ていきたいと思います。

 

プロに身体を調整してもらうのは、とても有意義なことだと思います。自分だけでは決して得られない変化を経験しました。また、誰のセッションを受けるかというのは重要です。身体は昔のことも記憶していました。自分では忘れようと抑圧していたことを、セッション中に思い出した経験から、そう思います。よくも悪くもものすごい影響があるので、これからもその選択は慎重にするつもりです。

10回終了後半年経って

・セッションを受けるまでは、太ももや脛をぶつけてよく青あざをつくっていた。セッション  を始めてから徐々にその頻度が減り、今ではなくなった。

・左膝がいつも痛くてだるく感じていた。最近はあまり気にならなくなった。

・緊張で呼吸が浅くなっているとき、すぐに呼吸を整えて切り替えできるようになった。

・身体を気にする時間が減った。

という変化がありました。

 

でも、私が一番嬉しかったのは、田畑さんがいつもニュートラルな感じで関わってくださったことです。私はそのおかげでセッション中に自分に向き合いやすくなりました。また、セッションは、自分を大切にするってどういうこちだろう?と考えるきっかけにもなりました。

そのきっかけで、私の人生はどんどんよくなってきています。

 

どうもお世話になりました  ありがとうございました!

 

自衛官の方

セッションを受けて

 

率直な感想を申しますと、「これしかされないのか!?」という印象でした。

でも確実に体は変化していて、すごく不思議な感じでした。

最近、体の使い方や感覚について、よく意識するようにはしていたのですが、セッション中になかなか変化に気づかなかったのがもどかしかったです。

これから、もっと感覚を研ぎ澄まして、変化に気づけるようになりたいと感じました。

写真を見て、先生のご指摘の通り、体の歪みが改善されてて、驚きました。

特に、お尻が上がっていたのは、はっきりとわかって、骨盤を意識してみると、しゃがんだときに楽さを感じたり、座ったときに腰が軽く感じました。

一番驚いたのは、

翌日、仕事で実施した射撃訓練での出来事です。

自衛官といえど私は、職種上あまり銃を触れることがなく、その日使った9ミリ拳銃に至っては、7年ぶりに使うものであり、周りの隊員より不慣れさを隠せませんでした。

それでも、なんとなく前日施術を受けた呼吸を意識したりして、リラックスしながら、射撃を実施した結果、80人中3位に入り、自分にこんなに射撃のセンスがあると思いもよりませんでした。

好結果が、一概にロルフィングの効果かは判断しかねますが、なにか不思議なパワーが宿ったようで、次回以降のセッションが楽しみになりました。

セッション翌日、翌々日に体がだるくなるようなことがあると忠告を頂いてましたが、そのような感覚なく、むしろ、体が調子よく、疲れにくいです。

次回もよろしくお願いします。

 

理学療法士でピラティス有資格者

セッション1

 

●セッションを受ける前の主訴

・表面的には痛みをとりたい(首、肩、頭痛)。

・すぐに緊張して硬くなる体をコントロールできるようになりたい。

・すぐ疲れてしまうので、できることに制限をかけてしまう。

・頭を使うと疲れてしまうのが自覚しているのに、自分の想像以上のスピードで思考が先走るため体と調和がとれない。

・気候、気圧の変化に敏感すぎてしんどい。

・刺激の閾値が低い、感受性が高いと感じるがそれでいつも疲れる。

・体が先にノーと言ってくるので、何がストレスかがわからなくなる。

 

 

●初めてお会いした際

平然を装ってはいたと思いますが、知らない人に会うのはあまり得意なことではないので、緊張していたと思います。

 

田畑さんがあまり、言葉が多くなく、距離があって入り込まれないことで逆に安心をしました。

 

後で振り返ると、初めて会う人、行く場所、見るもの、意図的にではなくてもかなりの早さで目で情報を集めに行き、主観的に何かしらの評価をしようしていることに気がつきました。

 

 

●受けている間

・呼吸に意識を向けることが、強い力を使わないと向かないことに気がついた。

→いつも呼吸が浅いという認識あるが、なかなか変えられないのはそういうわけかと感じれた。

 

・施術者の位置だけで違和感のレベルが変わり、自分の身体の感覚がとても変化したことに驚いた。

 

・聴覚や、視覚、空気感などに対して体が不随意(自分が意識していると思っているよりも更に)に働いていることを非常に感じた。

 

・痛みや違和感などがなくならないと、呼吸の変化が解りずらかった。

 

・常に症状(痛い、違和感)に意識が向いてしまうことがわかった。

 

・心地が良いより、心地悪いに意識がむく。

→普段から問題をみつけて、それを解決しなければいけないという仕事のやり方、考え方にとらわれている気がする。(本来はそうすることがベストではないというのは気がついているのに)

 

・左手を伸ばすイメージで、体幹、下肢のいつもチカラが入りずらいところに力が入る。イメージするだけで体の準備はできるということを感じる。

 

・逆に如何にいつも手先、足先などわかりやすい所だけで身体を使おうとしているかを感じる。

 

・いつも不調がある左側は何かに頼る余裕がないことを感じる。感覚かない、支えられないから独りでに頑張って辛くなってるんだなと感じる。

 

 

●セッション後帰り

・歩くのが楽、背中が丸くならない。

 

・気持ちも軽くなる。

 

・足の裏で地面を捉える感じがある。

 

・帰り本屋に寄って本を読もうとしたが、くらくらしてぼーっとするのですぐに止めて帰る。

 

・座ると置き場所がわからない。立つ方が楽。(いつもと反対)

 

・本や携帯を見るといつもの距離感だとくらくらしてしまうので見るのを止める。

 

・だらだらと引きずらない。体が変化していることを認めてできないことを止める。体を守る意識が働きやすかった。

 

 

●次の日~2日後

・朝すっきりと目がさめる。こんなに爽快におきれたのは記憶がないくらい。驚いた。

 

・朝ご飯、弁当を準備をする余裕がいつもよりある。頑張らなくても動ける。朝辛くてぐうたらしてる自分にいつも嫌気がさすので、自己嫌悪にならない。

 

・午前中は仕事をするときに普段よりすっきりしていた。

 

・仕事に対する意識も軽くなる。タッチも明確になる。

 

・余計な事をやらない。余計な場所を触らない。他者との距離がとりやすかった。

 

・午後は3時頃に疲れて頭痛が起きそうだったので薬を飲む。ロキソニン一錠。

 

 

●3~4日後あたりの出来事

・横になって呼吸に任せる時間を意識的に作るようになった。

 

・頭で考えないようにするようにと考える。

 

・脊髄レベルでまず体を整えることを意識する。

 

・自分の体の置き場所がいいところを探すようになった。関節の角度、位置、頭、体、足の向きなど。動きやすいところ、体に任せるように意識をして動かす。

 

・脳の中で起きていることを整理すること。心、からだ、頭、感情、理論といった言葉になると分かりやすいようで曖昧にみえる表現でごまかすことをすこしやめてみること。

 

・仕事するときに一人になる環境をより選択するようになった。余計な会話に加わらない、余計な情報を耳に目に入れない。

 

 

●5~7日後の出来事

・やりたくない仕事(今までならば嫌でも未来の自分のためや、相手のために引き受けていたもの)を断ることができた。

 

・自信とは、自分の本能的な感覚だけをそっと受け入れてを信じることだという感じがすっとわかったような気がした。

 

・諦めることが出来るようになってきた。思うように行かないときは、それを手放しすしかない、しょうがないという思考が出てきた。

 

・まだ起こっていないことに期待を抱かなくなった感じがする。

 

・感情を出すけど、それを無防備に相手に言葉としてひょいと出してしまう前に、少し待つことが出来るようになった気がする。

 

・反応する刺激は人の感情や、表情や、空気感や、言葉など。思っていたよりも入り込んでくるんだと納得する。心構えがあるので、まえより落ち込まない。

 

・ならば自分のために意図的に環境を変えなければいけないということも理解する。

 

・座ることが心地が悪いことがおおい。座るということは、人間(今の私だけ?)には思っているより難しい事だと感じる。人間は立って歩くように出来た生き物みたいだ。

 

・体が落ち着くためには関節が求心位にあると楽で、その方向に筋肉は勝手に持って行きたがることをより実感する。きゅーっと引きつけられる感じ。

 

 

 

●それ以降

・首から下は比較的楽になり、左下肢にも意識して体重をかけられるようになった。

 

・首、頭は痛みや重さなど違和感が強くて、疲れるとすぐ横になりたくなる。

 

・前は体が辛くなると思い通りにならないことにいらいらして、自分の体を憎んでいた気がするが、今は大事にするようになっていることに気がついた。思っていたよりも答えは近くにあるのかもしれないと思う。

 

・前よりも少し感情を出すようになった気がする。パートナーに対して怒ったりできるようになってきたこと。まだ人前では泣けないが、1人のときに涙がちゃんと出るようになった。

 

・体に合わないと感じるもの甘いもの、小麦粉を食べるのを止めれるようになってきた。以前は具合が悪くなるとわかっても疲れると食べてしまっていた。

 

 

●その他

・体が辛くなると、セッションのときに手を当ててもらった感覚を思い出して働きかけてみた。

 

・セッション後の自分の感覚を書きだす、書きながら自分の内側を探るということをしていると、それにさえ力が向きすぎてしまうことを感じる。ちょこちょこ。これは書いておこうとふと思うくらいがちょうど良い。

 

・いままでセラピストとして何かを与えなければということばかりを考えてきたが、それは自分を予想以上に消耗させ、お互いにとって良いやり取りではないのではないかと考えたりする。

 

・自分の感情と、相手の感情を混ぜないようにすることの大切さを時折意識するようになった。

 

 

★自分の今の精神状態

・実はこれはセッションを受ける理由ではありませんでしたが、9月の頭に実の母を亡くしました。そういうタイミングでした。

それは想像していたよりも理解のできないことで、今自分がどこで何をやっているのかわからなくなることがまだまだよくあります。

考えていたよりも母と私の心の中での繋がりはとても大きかったことを実感しています。

認識したいことと、したくないことがありまだ自分の思考にシャットダウンをします。

でも以前より空想の中に自分を置かなくもなったような気がします。

 

セッション2

●当日までの感覚(大まかに)

・何かあるといつも呼吸を意識するようになりました。そうすると自分の真ん中に戻ることができて周りの物事人と丁度良い距離を作り出すきっかけになります。自己の居場所を作ることができると過剰に外の何かに反応してしまうことが少なくなりました。他者との境界線が曖昧になりそうな時は努めて深い呼吸を意識するようになりました。

 

・前は歩くと身体が重たくて足が進まず歩くこと自体が苦痛でしたが、歩くことが最近

は好きになってきました。何か少しでも億劫に感じないことは大切なことだと感じます。

 

 

●当日セッション時

・当日は体調がやや悪く、寝起きはキャンセルの連絡をしようかと悩みましたが、家人が用事で出掛け、1人になり自分のペースでお風呂に入り動き出したら思ったよりも身体は楽に動いたので伺うことにしました。

これまた、家人の私に対する対応や、私が相手の気持ちを勝手に先読みしようとすることで状態が様々に変わることを感じました。

 

・セッションは腹臥位からスタート。うつ伏せでゆっくりと時間をかけて呼吸を意識することはあまりないので(大抵は背臥位で横になる癖がある)、腹部や腰部がベッドに落ち込んで行く感じを感じたのは少し新感覚でとても良い体験でした。途中うつ伏せになって力を抜いたつもりでもさらに徐々に力がぱらぱらと抜ける感覚があり、自分の身体の重さを感じることに心地よさを覚えました。最近いつも骨盤を屈曲位で固めていることを自覚出来るるようになり、それを開放するのにはいつも意識的な呼吸の促しをしてやや能動的に脊柱を伸展(骨盤を前傾)させたり(坐位)、股関節や膝を屈曲して脱力するような動作(立位)が必要ですが、うつ伏せてお腹を重く落として行くように呼吸をしていくと、丁度よい感じでぱらぱらじわじわと腰椎下部や仙腸関節周囲が解けていくような感じがしました。

 

・ただ腹部をベッドに置いていく感じで続けていると、今度は逆に押し付けようとする力が生じてきたり、それを解こうとすると今度は違うところに意識が向きすぎていたりと丁度いいを持続する意識の強さは難しいなと思いました。意識の向く方向や強度はいつも自分の中でひっかかるポイントや課題だということも改めて感じました。

 

・その後は部屋の温度や呼吸の感じが心地よく半分まどろみながらセッションを受けていて。気持ちが良かったなという感覚しかあまり残っていません。少し体調が悪かったせいもあると思います。私は何かしらのセッションを受けてもいつも頭で合理的になるように考えてたり、相手の様子を自然と伺ってしまうので、腹臥位で視覚を中心とした感覚が制御されていたのは良い方向に働いていたと思います。

 

・セッションが進むにつれ田畑さんのタッチが増えましたが、いつも身体の左側は痛みを感じることで存在を感じていますが、輪郭がはっきりしないところがあり、触ってもらうと自分の輪郭が出来あがる感覚がありました。この輪郭のでき方は、自分で運動をして身体認識をする感じともまた少し異なっており、線は細くても輪郭がはっきりわかることは、自己を認識する上でとても役に立つ感じがしました。頑張らずにでも、自然と意識させられるということはなんだか有り難い感じだなと思いました。

 

・この輪郭がうまくわからないということは、自分の内側と外側にいつも混乱してしまうことと大きく関わる気がします。体としてどう感じるかということが、情緒的にも、思考的にも、その他精神的と言われてしまうことに大きく関わっていると感じています。

 

・気が付くと下腹部伸びるような感覚で呼吸ができるようになっていました。足の感じはどんな感じがしますかと言われた時はあまりうまく言葉にするこができませんでしたが、私の場合はいつも違和感を伴う身体の何かしらの感覚に敏感なので、うまく説明できないほうが体のほうでうまくまとまってくれているのかもしれないなと後になって思います。

 

・歩行をしてみて、セッション前は歩行周期に後ろに足がいかない(股関節が伸展しない)ことが気になるといいましたが、終わってから歩くとこれまたうまく言葉が出てきませんでした。起きた時から上部胸椎が伸展しやすく歩きやすさは感じました。歩行に関して足を後ろに蹴りだしだいということ対する執着もなんだか違うなと今となっては感じます。

言葉で何かにフォーカスをあてるということは、段階を踏まずそこにのみ意識を繋げるので身体全体でみるとちぐはぐすることが多いと良く感じます。ただセッション後1週間から2週間程度たってから歩いていて歩行周期全体に荷重することが怖くなく、足を後ろに蹴り出せる感覚が出るようになりました。筋肉の短縮からか、違和感は出ますが良い違和感と実感が出来ます。体と受けとる感覚(思考を含めた)がうまく咬み合っている印象があります。

 

・安静立位の状態で左下肢の下腿のポジションを意識しながら上肢の挙上を促された時は、右下肢よりも難しく感じました。左下肢の支持性の弱さを改めて感じましたが、あえてそこにフォーカスをあてて意識出来たことは問題を整理する助けになります。問題解決思考というか、理屈や理由がわかると勝手に肥大する恐れや不安が消え、上手く自己とむきあえるようになるとも思っています。

 

 

●セッション後

・部屋から出て駅まで歩く間は、以前のような背中が上に伸びるような軽い感じはなく。なんとなくゆっくりとした、少し重たいような、穏やかな変化でした。ただ地に足が着いている感じがあり、以前とは違う重みのあるほっとした感じになりました。

 

・下腹部が下に伸びやすい感覚は1週間ほど持続したように感じます。その後そこが顕著でなくなりましたが、呼吸に意識を向けやすくなる感覚は更に増しました。以前は何か作業をしたりすると、体に自己を留めておくことが出来なかったり、気がついたら呼吸が非常に浅くなっているということが多々ありましたが、僅かなきっかけを自分に与えることで呼吸を使って自分をコントロールするということができるようになり、何かに集中しながらもそれを片隅で意識ができるようになりました。この両立は非常に難しいと感じていたので、少しずつ可能になってきたところに変化を感じます。

 

・それに伴い仕事中に頸部が非常に痛くなる、肩が痛くて患者様(クライアント様)に上手く触れられない(触れたくない)と感じることが非常に少なくなりました。仕事後の疲労感は相変わらず強いですが、痛みのストレスが少し軽減されたことは精神的にも前向きでいられる気もします。

 

・以前は背中を丸めてだらしなくみるような姿勢が一番体にとって楽な感じがして(力の使い方が非効率だったが、脱力していることでなんとか状態を保っていた)、悪い姿勢で身体が痛くなってもそこから脱却することができませんでしたが、今は自分で姿勢を修正する余力ができるようになってきました。座った状態で足に体重がかけられるようになったのも一因だと思います。

 

・左の股関節で上手く支えられない感じはまだありありますが、そこから関節のポジションや筋の緊張を変えることで、より働きやすい状態を作ることができるようになって気がします。

 

・今回は初回に比べセッション後の変化に対する気付きがぽんぽんと浮かんで来ることがあまり少なく、特に言葉として明確に置き換わるような感覚が少なかった気がします。ただ体に馴染んでいる感じはあり、身体が重たくて辛い、動きたくない、何をするにも億劫に感じるという感覚は以前より昇らなくなってきました。あえて言葉として思考に落としこまなくても上手く回っていたのかもしれないなという思いがあります。

 

 

セッション3

 

●当日までの感覚・②の以前と大きな違いはなかったように感じます。ただ全体的に少しずつ軽くなってきた感じがします。歩きやすさも増しました。何かアクションを起こす時に無駄に考えることがなくなり、すぐに体を動かせるようになったのは自分でも驚く時があります。以前は動きたいのに体が辛くて動けないことだらけでした。

 

●当日セッション時・特に大きく気になることはなし。当日は職場から自転車で向かったので、いつもセッション前に歩きながら体を感じることなく到着しました。最近歩くのが苦手になっていたせいか、もともと立位での抗重力活動が苦手なのか、自転車の方がスムーズに動くことができます。

 

・セッション前に両上肢を前方、側方に挙上、スクワット動作をして体の確認をしました。 上肢を挙上した時に左、右とも違う違和感がありました。自分自身としてはそれが常なので特になんとも感じない程度。スクワットも特に違和感はありませんでしたが、少し違う方法でアドバイスをいただくと自分が規定している動き以外での楽さを感じました。動きを自分でつくるということは、自分の施行、概念のもとになるのでそれに固執することになり、それから外れるきっかけを自らつくるということは難しいです。

 

・セッションは側臥位からスタート。腹臥位の時と同じように、横向きでもここまで力を抜けられるんだという感覚と、左右の違いを余計に感じました。横方向にもこれだけ広がることが出来る、体の横方向の距離はこれぐらいという感覚がありました。右を上にした時はあまり違和感は感じませんでしたが、左を上にした時はは左が無防備になったようでとても嫌な感じがしました。自分の体であって自分のものではなくなっている感じがまだあります。普段何かに集中していたり、自分で上手くごまかしていて気がつかないところにこのような環境、姿勢、他者の関わりで気がつくことができることを感じました。

 

・起きて再度上肢を挙上すると床と足の繋がりを感じるようになり、上肢の動作に対する反作用の矢印が自分の身体の中にあることを感じました。床反力や、相対的なベクトルの理論は机上の知識としては頭のなかにあり、他者にもそれを使ったり、手の中の反応として落としこむことはありますが、自分の体の中でこれほど明確に感じたのは初めてだったので驚きました。その動きに対して同等の、もしくは緩衝するための力の動きが体の中で生じなければ、普段如何に努力的に、または他に衝撃をあたえるような動きをしているのかなということを感じました。また、それを意図的に行うということと、自然と出来るということの違いを感じます。

 

・セッション直後の歩行は足の裏や足趾が非常に敏感になり、足趾の根本、足趾で床をとられる感覚が非常に明確になりました。これも今まで色々なセッションで足部を刺激したり、モビライゼーションを行うことで固有受容器の働きが明確になることはありましたが、ここまで床をしっかり捉えるといった反応は初めてで驚きました。

 

●セッション後・帰りにご飯を食べるため椅子に座ったり、徒歩で移動しましたが、胸の周りがぽっかりと空洞に感じるような感覚がありました。胸のあたりに大きな穴があいたようなイメージが重なりました。そのせいか、自分の認識している身体のイメージが少し動いたことで、ふらふらくらくらする感覚がありました。その後自転車で自宅まで帰りましたが、途中で雨が降り出したこともあり、自分の体に注意が落ちていかない状態で自宅まで帰りました。

 

・次の日からは特にセション後のくらくらとした感覚は残っておらず、自分の身体に馴染んた感じがありました。

 

・前回もそうでしたが、今回のセッションもやや意識が半分落ちたような状態ですすんでいく感じがあり、セッション中は自分の反応がうまく自分で捉えられていない面もあります。ただ自分の奥底ではそれを受け取ることができていて、それに対する信頼感や満足している感覚はあります。何かを評価したり、それに対して判断を下すという感覚はほぼでてきていないように思います。現象に対して単に納得している感じがしました。それでも他者に対する一方的な依存や責任転嫁とは違って、自己が自分の真ん中にある感じがして安心しています。

 

・その後は痛みに対する感覚が全体的に落ちた感じがします。以前はいつもどこかが痛いということに疲れてはてていましたしたが、今は痛い時と痛くない時が明確になりつつあり、痛い時はそれに対して適切に対応することをするようになり、慢性的な痛みに対する恐怖や疲労といったものが意識に昇らなくなってきたと思います。

 

・逆にいつ、何をすると、どう痛くなるかということが明確になってきたため、それに対する予防や対処法を冷静に考えれるようになって来たと思います。不安のために、訳もなく何かに頼りたいといった依存感や、自分自身への頼りなさが軽減したように感じます。

 

・体が以前より全体的に楽になってきたことにより、より身体性をもった活動が出来るようになってきました。セッションを受ける前の主訴としてあった、思考だけが自分の中を飛び出す感じはかなり軽減してきたように感じます。思考が具体性がなく頭だけになっている感じの違和感にも気が付きやすくなり、思考のスピードを落としたり、より現実的に優先順位を考えていくこと、紙に書いて抽象性をはぶくといった動作も以前より簡単に取り掛かれるようになりました。ただ体が楽になってきたからこそ、自分の許容量を広げたい感覚が強いです。もともと活動的で、刺激をもとめやすいタイプなため(その刺激を求める理由も自分の体の中にちゃんと根拠がありそうですが)動きたいという気持ちとそれをまだ無理せずいこうという気持ちがいったりきたりしています。自分の感覚としては心地良い体の感じとして今はそこの6割ちょっとぐらいかなと感じています。

 

・セッション1、2回目に感じた歩きやすさは、逆に意識に昇らなくなった気がします。歩くこと自体への憂鬱感は減りましたが、歩いていて体の前側ばかりを使ってしまうことによく気が付きます。筋肉の張りも同様です。まだ矢状面、特に前方優位に体を使う癖が強いです。しかし自分の癖に対しても極限的な見方をするのではなくて、全体的な視点が出できたように思います。自分型に戻っているときも、セッション後のイメージを再現することで、立て直す行動がとれるようになってきました。

 

・これは自分の身体的変化と平行して出てきた感覚だと思いますが、環境というものを以前は自分の外側にあるものだと認識していましたが、今は自己を含めての環境だと認識するようになりました。自己にとっての他者ではなく、他者にとっての自己を認識出来るようになってきたのは、まだ小さい円や線ではありますが、非常に大きいと思っています。以前より内側、外側といった視点の持ち方が変化してきたように思いますし、これはこれからも変化していきそうです。

 

セッション4

 

 

●当日の体調、セッション前・③回目の後から少し肩の痛みが強くなってきた感じがあり、寝る前に痛みがでる、仕事中に痛みがでるといった状態がありました。自分の中では年末年始を挟んだことや、その間少し慌ただしかったためかなといった印象があります。どうもいつの間にか自分のペースが掴めなくなってくると緊張が高くなることを最近はっきりと自覚するようになってきました。当日もやや肩周囲に違和感あり。ただ困る程ではない感じで、あ、少し痛いなーだるいなといった感じでした。

・胸から下が楽になってきた感じは徐々に大きくなっており、その逆で頭、首、顎の重さや硬さに余計に意識が向いてしまう感じがあります。

 

●セッション時・今回は骨盤底にフォーカス。今回は横になった時点で身体の置き場所が少し定まらない感じがあり。呼吸を意識するように促されて、あ、そうそう力を抜くのはどうするんだっけと意図的に強めに自分に呼びかけないと少し落ち着きませんでした。最初に左を上にしての側臥位。肩の力が上手く抜けずベッドに身体をあずけようとするとバランスが崩れそうで、下腿も少し浮いてしまっていました。足の裏にボールで軽く圧をかけてもらうと安心して足全体の力が抜けるようになり驚きました。ふと地に足がついていることの大切さを実感しました。また反応する能力があるのに発揮できていない力が体の中には沢山眠っているということを改めて感じました。大きな力でその力によって潰れてしまっていたり、防御的にその力が上手く使えない感覚が実際あり本来の身体の機能を尊重する程度や加減があるということを感じます。

・その後セッション中に頚のあたりや頭部へまたとても軽いのですが、しっかりとしたアプローチがありそのたびに身体がふわりと広がり柔らかくなるのを感じました。いつも頚や頭はかちかちに固めてしまう自覚もあるのでその広がりはとても安心感があり、身体が楽なときはどんな時かというのを感じたような気がしました。

・骨盤底に対しては寛骨、仙骨、恥骨と触知で誘導されながら意識を促されましたが、左右で意識のしやすさに違いがあったり、なかなか意識しづらいところがあったりしました。仕事柄頭の中では骨模型がすぐに思い浮かぶし、教科書的な要素がすぐに出てきます。それを自分の中で思うように描けないことにちょっとした混乱や焦りがあることを自分で発見しました。あー混乱しているなということを感じ、少し客観的に眺めるような感じもありました。わかっているのがあたり前、解っていなければいけないという暗示というか、拘りでいつも自分を縛っているのかもしれないなと思います。

・付随して、これは今回強く感じたことですが、レポートを書くためにあえて何かを変えようとしている訳ではないですが、自分で感じたことを思いとどめておこうという気持ちが根底にはあるようです。こんな気付きがあるなというのを私が直接感じながらもそれを少し離れたところから眺めようとするもう一人の自分がいます。その自分がいることで逆に気がついたことがあるのは面白いなと感じました。

・最後に仰向きになり頚を左右に動かしたとき、その時はあまり何も感じませんでしたが、振り返ると自分の左の空間は一回目のセッションのときよりも広がっている感じがありました。自分の内側の感覚だけに固執すると頚の違和感はまだありますが、その前に広がっている空間、視界は広がっているなと感じました。

・起き上がるとふらふらする感じがありました。これは他者に身体に触れられたり、何かアプローチをしてもらうと良くあります。特に自分の形が思っていたよりも大きく揺すぶられたり、いままでとの差異が大きいと出る印象があります。起きてから左右に体を捻ってみてどんな感じがしますかと尋ねられて、何を言葉にすれば良いのだろうとうまく言葉で説明することができませんでした。本来はもっと何でも感じることを云えばよいのに。こういうときにどういう答えを期待しているのだろうということをベースの所で考えているのだなと後で思いました。

・立ち上がってみると肩から上がすこしふわふわする感覚がありました。これは嫌な感じではなく、自分がはっきりとせず気体のように動いたり流れたりしてもやもやふわふわしている感じです。いつも自身をかちっと止めたり、定めたりしてしまう私にとってはそこが良い意味でぼやけた感じがしました。その後立ち止まって目線を少し遠くして呼吸に意識を向けると頚の前と気管支のあたりがすっと通る感じがしました。そこでの感覚を感じてみてくださいと言われてより注意をむけたのも良かったです。

 

●セッション後・帰りは自転車に乗って帰りましたが、かけていた眼鏡が合わないような感じがあり後頭部が少し違和感を感じました。またセッション後はいつもそうなのですが緊張感が少し緩むせいか(時間的にも)何か飲んだり食べたりしたくなります。今回はそれが非常に強くて頭では早く帰ろうとしましたが、体に何かを入れないと動いてくれそうもないなという感覚がありました。最近はそういう体の訴えを尊重する生活をするようになってきています。

・次の日は頭痛があり、また少し落ち着かず全体的にぼーっとしてしまう感じがありました。

・週末に小さな講義の仕事があり、その資料をつくるのに久しぶりに夜遅くまで起きて仕事をしていました。考えてみると体調を崩してもう限界だと感じたころから色んなことをセーブするようになってから、病院の外での仕事をなるべく制限するようにしていて、そのような仕事をするのは一年半ぶりでした。その時は壊れる自分も怖かったし、仕事のペースを減らしてからはまた頑張るようになるとまた潰れてしまうのではないかという不安がいつもつきまとっていたのをふと思い出しました。今回仕事を受ける時はそんな恐れが出なかった事、資料づくりなどの準備が以前はそれすらも苦しかったのに今回はスムーズに淡々と仕事が出来たこと。以前と少しずつでも確かに変化していることを間実ことが出来たエピソードでした。

・セッション後三日目。近くのデパートまで買い物に行ったとき歩くのが前よりも早くなっていることに気がつきました。以前は夫の歩くペースについていくのがやっとで、置いていかれそうになることが多かったですが、今回は並んで相手に速度を合わせて歩いていても苦痛に感じることはありませんでした。

・セッション後四日目。雪が降って寒い日でした。ここ3年くらい東京に雪が降るような寒波の日は体調が凄く悪く、頭痛やめまいでき上がれないような日が多かったのですが、今回はあまり調子が悪くなりませんでした。夕方あたりから頭痛や肩こりが酷くなりましたが、それでも体の調子が全体的良くなっていることがわかりました。また歩くときに今まではややワイドベースになりやすく、がに股で歩くような形になっていましたが、ふと足を閉じて前に出そう意識をしてみたらすっと足が前にでて骨盤がすっと起きやすくなりました。歩いていてそのような歩き方が出来た事に少し驚き、足の内側で支えながら歩いている感じが筋肉を意識的に使わなくてもはっきりとわかったのは新しい感覚でした。

・セッションから五日目あたり。仕事をしていて患者さんとの距離感がまた変化したことを感じました。以前よりも待つ事ができ、相手に対する期待が減ったというか、そのままで尊重できる距離になってきたとふと感じました。以前は相手に触れている事自体が苦痛に感じることも多かったのですが、そういった感情が出る前に対応の仕方を変えるようになっています。逆に自分が相手に反応を求めすぎていたこと、その反応を求めようとするあまりにしていたことも多かったのだなという思いがふと浮かんできたりしました。

・その頃から自分の痛みに対しても見方がまた少し変わってきた感じがあります。自分の中にそれを生むようなきっかけや癖があることが頭はわかっていても、それを体の中に落とし込むことが出来ていなかっのかもしれないと感じるようになりました。以前はどんなに動き回っても頑張っていないと感じでいましたし、いつも努力が足りないと感じていた気がしますが、今は不思議とそう思わなくなっていて、感じ方や考え方が知らぬ間に大きく変化していることがわかりました。自然と自分を大切にするということが腑に落ちて来た感じがあります。

・今回はセッション後良い変化も多かったですが、逆に自分の内側の深いところがぐっと浮かんできた感じがあり、それはやっと出て来たかという感覚と見たくない、押し込めておきたいという感情があります。今回ロルフィングを受けようと思ったのも、ふと今なら受けれるなという色々なタイミングがあり、勿論慢性的な痛みや疲労感に対する主訴を初めとして変わりたいということが前提で受けているですが、ふと今回セッション後に変わりたくないという自分が自分自身の中にいることに少し気がつきました。良く慢性的に痛みがある人はそういう傾向があるということもいわれており、でも痛みで色んな事に困っているのは自分なのでそれを利益に捉えることはないと否定していた所があります。なので変わりたくない自分がいることに気がついたのはまさかという気持ちとやっぱりそうなのかという気持ちがあります。変わりたくないのは何故なのか、変わりたくないのは具体的に何なのか理由はすっとは出てきませんが、いつも頑固で何かを固持している自分がいてそれに違和感を感じたり、自己嫌悪したり、でもその主張を貫こうとすることもよくあることも自覚しています。自身の小さなプライドというか考え方の癖というかそれだけでは上手く説明できませんが、ここら辺は自分の体の使い方や意識の向け方にも大きく影響していると思います。ここら辺の感情は奥の方ででたりはいったりまだ小さな動きなので、またどう変わっていくかも体の変化と合わせて素直に感じていけたらいいなというのが今の所です。

 

セッション5

 

5回めのセッション中から後で感じたことで特に直感的に、また恒常的に印象に残っていること。(心身共に)・セッション中に初めて人に触られるのは本当は好きではないんだと感じた。・肩の力が抜けて関節がかくかくする。・左の親指が身体の中に入ってきた。・変化したくないのは痛みで困っている状態を持続したいのではなくて、今までの仕事に対する考え方や姿勢を基本的には変えたくないということ。・その姿勢を変えることに漠然とした不安や恐怖があるということ。・一度離した他者との距離をまた違う形で近づくようになりはじめてきた。・直感で受け止める物事と、理屈がつけられることが混在していて混乱している最中。・いつも正解を求めようとしている。

 

●セッション中・腸腰筋、内臓など腹腔内へフォーカス仰向けからスタート。仰臥位からのスタートは久々。一回目のと差異を感じました。普段仰向きで寝ることは普段自宅でも行っていますがその時は感じないことをセッションでは感じられて、今までとの差異も感じられるのが印象的でした。身体の左側はまだうまくベッドにつけていない感じ。でも1回目とは圧力と身体の広がりが違いました。

 

・セッションが始まってすぐに、そのセッションでの接触で嫌な感じがした訳ではないのに、私は人に触られるのが嫌いなんだ!と思いました。いままでは人に触れるもの触れられるもの好きだと思っていました。勉強会にいくと参加者でお互いに触れ合う機会があり、それは嫌ではありませんが、その後体調が悪くなることは良くありました。仕事や学ぶために無意識で嫌なことを良しとしていたのだなと思いました。入ってくると辛くなる情報にいつも自分は無防備だなと感じることがあります。そこに居なければいけないと思うと、ぎりぎりまで我慢をしているとおもます。これは日々の中でもありふれていてどうすればよいか悩ましいなと思うのが現状です。

・腸腰筋の起始部へのアプローチの時にこんなとこまで足繋がっているのかと改めて自分の身体に落としこむと少し驚く。外の知識と自分の中にあるものへの理解は違うことをセッションの度に感じます。

・田畑さんがベッド横にたって、どう感じるかを聞かれた時左の足元は違和感を感じなかった。上半身の横までくるとぐーーっと圧力を感じる。以前は左の足元でもすごい嫌な感じがあったのでこれも1回めとの差異を感じました。

・左の頚部、額部は支えてもらうと強張りが抜けるが、すぐ戻ってしまう。また左は身体の違和感が存在の指標で、空間へ伸ばしていくのは難しい。

・腹部へのアプローチは空間が広がるような、でもそこにとどまるような良いとも悪いともいえない不思議な感覚でした。

・ベッドから起きてたつと、足がずっしりと重く(良い意味で)床に対して踏み込まなくても繋がっていることを感じる。あまり感じたことのない感覚でした。

・終わって帰るときはとてもすっきりしていて、そのすっきり感が強すぎて少しハイテンションになっている感じがありました。

 

●セション後2日目・調子がよくなり逆に上手く寝付けず夜に何度か目が冷めました。寝ててもなんだかそわそわしていていました。寝起きは良かったでう。

・家事をしてばたばた動く。以前より何事も億劫に思うことはなくなってきた。考えるよりも身体が動くことが生活をする上で非常に助けになります。

 

●セッション後3日目・小さな講習会へ。聞いた情報は為にはなるが場の雰囲気や相手の発信するエネルギーが強すぎてどんどんと身体が辛くなる。頭痛が酷くなる。寒さや気圧の変化もあるか。自宅にまっすぐ戻り横になると落ち着きました。最近すこしおちついていましたがここ2、3年はこういうことが顕著です。

・変化したくなかったのは、いままでのペースで物事を続けていくということ。身体が思うように動かなくなってペースを落としたにしても、根本的には変えたくないと動いていることに改めて気がつく。

 

●セッション後4日目・全体的に以前より良く寝るようになった。食べるものも甘いものは欲しなくなり、外食は更に受け付けなくなってきている。逆に調子の悪い時はそういうものが欲しくなる。いらいらすると自分の内側がおかしいことに気がつくようになってきました。

・左の親指を意識する機会が増えてきた。左の親指を強く突き指してそのあと痛みや動きの悪さが強く思うように使えなくなった時期と徐々に体調を崩した時期がかぶっています。ここ半年くらい意識的に動かすようになり、セッション後からちょっとした気付きで親指を自分の身体図式に入れようと働きかけているのを実感しています。

・人に何かを相談したり、頼ったりするのが苦手なのは認識していましたが、ある人にコンタクトを取った時にそれをすごい感じて、何事も相手の出方を既に予想して動いていることに気が付きました。これは身体に問題がでても同じで基本的にはもう我慢ができないというところまで、仕事を無理したり、相手に何かしら損失が出るだとろうと考えてしまうと動けなくなることを自覚しています。医療職で相手の何かを提供するときに抱え込まなくてもよいものまで抱えることが多いのだと改めて感じます。

・それでも最近は仕事中の相手へのタッチや接触の数がかなり減りながらも以前より明確な変化が出るようにはなってきました。少しずつ相手と自分を尊重する、信頼するということは私の課題です。

 

●セッション後5日目・立ち仕事をしていて、以前より左足に体重がかけられていることに気がつく。

・家人とのやり取りの中で以前は考え方が悲観的だったが、最近は余裕があったこと感じることがあった。これは体の変化とも比例しているのだろうなと思います。

 

●セッション後6日目・仕事中にお互いが心地よい空気やエネルギーが流れている人とそうでない人の違いがとてもはっきりしてきた。よい時間を過ごせるのをお互いが感じてるのも判るようになりましたし、相手の反応や私の反応も意識しなくても相乗してとても良い方向に進んでいきます。この感覚は以前からありましたが、より顕著になったと強く感じました。

・仕事をしていて、いつも自分にも相手にも正解を求めているなと感じる。いつも問題を解決しなければならないと思いながら仕事をしてきましたし、結果をださなければいけないと考えて仕事してきました。この考え方の是非は難しいです。しかし、特に相手の反応に違和感を感じる人に対しては強く正解を求める傾向があるなと感じます。しかしその対応の仕方が以前よりも感情的にはならなくなってはきているのを感じてはいます。

・今日はレポートを書きながらいろんな現象に考えを巡らせてしまうこともどうなのか解らなくもなりました。苦笑いつもいつも頭のなかでは何かを考えています。浮かんだり消えたり流れていますが。ただその流れを故意に止めてしまうと頭や顎や肩も固くなりやすくなります。身体はありのままだなと感じます。

 

セッション6

 

特に感じた事。・今回は前半は特に精神的な変化よりも体の変化への気づきが多かった。・自己の身体に対して今までよりも客観的にみて、現象を認識できるようになったことを沢山感じた。・体に適切な筋緊張。力をただ抜くのではなく、そこにいる、在るための緊張を調節すること。過剰なところは減らし、足りないところは補う。・セッションでの姿勢の影響もあるのかしばらくうつ伏せに寝るのが楽になった(逆に仰向きの姿勢がやや苦しく感じるようになった)。・体調を崩しても、精神的な疲労が強くても大きな崩れがなくなった。感情が出ても捨てれるようになったのは大きい。・集中力があがり、物事の処理スピードがあがったように感じている。後半は外部環境に対する敏感さもやや落ち着いた印象がある。・調子が良くなって来たぶん、不定愁訴的なものはかなり軽減し、問題点も極限化してきて顎、首周囲の違和感が残るのがわかる。・寝起きが良くなり、日中も眠くなることはなくなってきた。

 

 

セッション前・身体的な違和感はなし。思考が飛び回りやすい状態であるのを感じながらセッションに向かう。・キーワードみたいなものがぽんぽんと浮かんでは消える感じは調子が良い時の感覚がある。意識があるけど少し薄い感じ。

 

セッション中・今回はうつ伏せでスタート。全体的に緊張が抜けやすく、違和感なくセッションに入ることが出来ました。・違和感があっても一定して呼吸がしやすい。この感覚はいままであちこちに意識が向くと混乱する状態とは対極に在る感じでとても新鮮だったと共に、一定の呼吸が通っていることへの強さを感じました。・触れられるときにふと柔らかくて大きな安心感を感じた。全開の触られたくないという感じとはまた違う感覚が印象的でした。・うつ伏せの状態で力を抜こうとすると足が好ましくない方向に転がりそうな感じがし、そのときに足の裏にボールをあてて頂いて力が抜けずぎず、でもそこだと丁度よい場所と筋緊張であるとろに落ち着いた。その変化を感じると共に、その変化を体が自然と受け入れる感覚ととても好ましく感じました。・左側頭部を触れてアプローチして頂いている時に、いつも違和感のある肩も一緒に反応し、関節の求心性が高まる位置に体を調整をしようとしている反応があった。体自身が上手く調整しようとする力は不思議ででも本来体はそう作られているのだと思います。・いつも低いとか、高いとかではなくてその人のより適切な筋緊張があることをいつも感じる。今回はそれをとても感じ取った。・今回は最初から最後まで呼吸がしやすかったのが印象に残っています。起き上がって立ったときも今まで一番それを感じました。・特に胸の上の方に呼吸がとても入りやすく、胸がやや前方に引き上げやすいのを非常に感じた。・立つと視点が合わずくらくらする。特に体の変化に目が着いていかない感じ。自分の不調がでやすいときはめまいも起きやすいがその感じがなんとなくわかる気がした。今回セッションを受ける時も自分の内側の感覚と外側の感覚の隔たりをいつも凄い感じることを不思議に、そして不便に思う事があったからですが、その理由を自分で理解する一助になる感じがしました。その差に混乱する必要は本来はないこと、今回も違和感を不快に感じることがなかったのはとても穏やかな気持ちになれました。

 

セッション後・今までで一番体が楽だった。どこがというのではなく全体が。自転車だったが、思わず歩きたくて暫く歩いた。・今までで一番セッション後に体が統合されている感覚があった。ひとつのものとして違和感なく引き受けられる感じ。・やろうと思っていたことをぱたぱたとこなす。スムーズに体が動くので嬉しいし、それが家族のためにもなっていることが感じられたのも嬉しい。ざらざらとしたものが残らない感じ。・前回と同じようにまた少し眠りが浅い。軽すぎて自分が自分の中で浮いてしまいそうな感じ。・仰向きが落ち着かなくてうつ伏せで寝る。お腹がついていると安心する。

 

セッション翌日・金・走りたくなった。最近少しずつこういう感覚が増えてきた。ついつい小走りしたくなるような。・家人と些細なことで喧嘩をしたが、お互いのコミュニケーション不足であることを認識。今までのように抱え込んで感情的になることがなかった。気持ちの落ち込みも以前なら凄く強かったが、切り替えがうまく出来引きずらずに過ごせたのはとても大きい変化だと思う。感情を捨てる事。

 

セッション後2日目・土・朝から少し体調が悪い。そういう時の電車の中は本当に辛くなる。これはまだ変わらない。・足を組んでいて今は右を上に組むようにしているが、そうすると左の下肢が右下肢の接触に対応して外転位への収縮が入りやすい。・左の下肢が外側に向きやすく、外側に引っ張られやすいのを自覚していたが、普段無意識になることが多かった。内側への収縮を意識するようになった。・身体への触知は意図はあっても、その刺激が明確でなければ意味を成さないというか、逆方向への意識を誘導してしまうことになってしまうことも多い。

 

セッション後4日目・月・仕事時に体を丸めているよるも伸展している方が楽なことを感じた。いつも上背部が重たくなり、誰かに揉みほぐしてもらいたくなったり、背中が凝って辛くなる感じがあって背骨をぽきぽきと慣らしてごまかすことが多かったが、姿勢を変えるとその辛さから抜け出せるようになることがわかったし、対応を変えることが出来た。この対応を変えることが出来るというのは大きな変化というか成長だと思った。抜け出したいのに、抜け出せないというのは堂々巡りになる。・相変わらずうつぶせが好き。

 

セッション後5日目・火・起きたときから頭が重たくて、顎が痛い。夜中に噛み締めていたよう。この感じは久しぶり。頭痛が悪化しないように痛み止めを飲む。・今回のセッションの後は調子のよいところと、そうでは感じがはっきりしているのに共存していて不思議な感じ。・職場でトラブルがありその対応に追われる。普段なら落ち込むところも冷静に対応している。淡々。・感情はあるけど、出てもすぐ捨てる。残さない。反応はするけど、ひきずらない。今回の精神的な変化の一番感じたところです。

 

その後の変化はあまり文字とイメージになって意識にのぼってきませんでした。仕事でも、プライベートでも忙しかったり、トラブルが多かったり、体調もいまいちの日が続いたり、こうやって文字にすると良くない一週間とちょっとでしたが、比較的心と体は穏やかに過ごしました。

セッション7

 

⚫️セッション中、後セッションを開始して呼吸を落ち着ける。今日も呼吸は比較的スムーズ。田畑さんの誘導やアプローチで体のあちこちに意識が引っ張られるが、混乱はしない。頭蓋へのアプローチをきっかけにしてだったか、前回やその前も何度かあったが、左の脚をベッドに押し付けるように力が入る。左下肢の緊張を高めて、関節を安定させたい感じにいつもみえる。今日はいつもより強く次第にスイッチが入ったように動き出した。螺旋を描くように8の字をゆっくり描いているような感じがした。体の中にその螺旋のリズムに合わせるように波ができる。つられて右の下肢の中にも一定のリズムが漂う感じがする。足の動きはどれぐらい動いているか、実際は動いているのかいないのかも解らないような感覚に陥る。頭はクリアで意識はあるるけど、体は半分トーンを落としたすこし曖昧で半分意識が落ちたような中に漂う。上の顎へのアプローチ。体が浮き上がる。下の顎へのアプローチ。口の中がはっきりする。存在がはっきりするような。違和感もなにもなく一瞬クリアな感じ。喉のした。体が沈んでいく。ベッドごとが柔らかく沈んでいくように。鼻腔へのアプローチ。左の頭の中は広げられるが、右は広がらない。右目の奥に幾つもの星のようなものかくるくると回るようにみえた。ああ宇宙ってこんな感じなのかというような景色。セッション後歩くと足元の周りに空間ができた。自分の外側に空間を感じる感覚は初めてだった。いつも自分の輪郭を気にしていたけれど、自分の空間はもう少し広げてあげると安定がする。帰りは足取りが軽いこと重いのと両方。帰りの渋谷の人混みの中楽に感じたが、混んでる電車の中は自分の空間を広げたいのに、広げることができずに苦しくなる。

 

⚫️翌日

長く立っている用事があり腰に違和感があり。場の雰囲気にのまれたり、感情が揺すぶられ流ようなことかあっても大きく崩れないのを感じる。冷静になりすぎることに恐怖も感じるが、前は自分の中に5人くらいいて切り替わっている感じが、今は完全に切り替わるのでは無くて自分の中で共存しているのを感じることができる。体が楽なところが逆にここで良いのかと思う感じを時々感じる。自分の体に関してもその状態を少し距離を置いたところから眺めることができる。いつも自分を体を縮めることで無意識に自己を守りたいという感覚は生体の防衛本能として強いのだなぁと思う。夜は動き出すと元気になりすぎる。そこで頭も体も動くことで快感を覚えると寝るときに上手く寝付けない。寝る前の時間の使い方は要注意。計画を感情の赴くままにではなくて知的に遂行するべき。自分の外にある空間に気づくには体を固めていては気づけないこと。いつも骨盤を屈曲方向に固める癖があるが、そうすると周囲と交われないことを感じる。ああ、そういうことか、殻があるんだと思う。境界線は無くても硬くてもいけない。ちょうど良いところは何処だろう。

 

⚫️2日後朝やや頭が重い。寝起きはあまり良くないが、体を動かしてしまえば違和感はなし。仕事中左の頬に力が入る感じは変わらず。体をゆっくりと観察する。決めつけず、答えを求めずただ観察する。左の肩の関節臼は居場所が定まらないのがよくわかる。ふわふわ。それを定めようとあちこちに小刻みに力が入る。正解を求めるように。左の親指は反りたがる。そこでバランスを保ちたいように。思考が浮かんでは消える。ただ大切なものはまた出てくるし、要らないものはなくなるから、追わない。右は硬い。左は緩い。左には空気が入っていくが、右には入っていかない。今日は右を緩めたいと感じる。

 

⚫️3日後朝からだが重たく動きたくない感じ。体に聴いてみるとやはり動きたくない感じはあるが、動いてしまうと楽にはなる。生理が始まった様子。頭痛はなし。

 

⚫️5日後親指が動かしやすくなったのを実感する。弱いところに適切な意識を向けれるようになるには準備が必要だと感じる。特に気になるところが複数あると何処にどれくらいの意識を向けるというコントロールが非常に難しい。食べるもの、体に入るものへの反応が敏感。甘いものを食べると一気に疲れる。食事管理、間食管理は感情のコントロールにもとても大切だと感じる。

 

⚫️1週間後心地が良いということは、単に安定しているということとも違うと思う。そこにいるこもも心地がよいし、でもただずっとそこに留まるのとは少し違う。変われるということ含める。止まらない。人間は細胞でできたものであり、常に動いているのものであり、変するものだからである。リズム。フロー。

 

⚫️20日後他者への依存。自分が思っているよりも他者の世界に引き込まれやすい。これも前に感じていたことをよりはっきりと、でもそれが良いとか悪いとか、何かに反応してしまう特別なものがあるとか。余計な感情をくっつけずに感じることができる。ただ、自分が体がどういう反応をしやすいかということへの気づき。共感は良いけど相手に飲み込まれると自分の感覚をなくなる。人、思考のあり方。でもそれは自分が考える他者なので、世界をどう観るか。自分の体の痛みが強くなり始めた時は、医療者として人をひたすら診る、触れるという、相手の世界に入り込むことに没頭し始めた時から始まっている。自己の身体はは体として切り離さないといけない。

 

⚫️その後3ヶ月を経て3月4月中は花粉の刺激がトリガーになって顔がぱんぱんに腫れたり、高熱が4度も出たり、幼少期からでていなかったアトピーが出てきたり、下痢が続いたり体調が落ち着かない日々が続いていた。ここ1週間あたりでようやく落ち着きを取り戻し、というか以前より少し土台が底上げされて体が普段に戻ったようなかんじがする。3月4月は職場を変え、新しい職場になり、自分では大丈夫だと思っているところで体が正直に反応していることに気がついた。以前はそんなことない、大丈夫と言い聞かせていたが、今は無理をしない、そんな自分を素直に受け入れるようになってきていると思う。新しいことを始めようとするたびにそこに漂う空気に翻弄されるけれど、体調を崩してもあらあらと思って休ませてあげるだけで、自分を過保護にしたり、自己嫌悪したりすることが随分と少なくなってきた。まだ調子が壊れることへの不安はあるが、以前のように前にも後ろにも進めないといった訳のわからない不安は減ってきたように感じる。いつもは症状のでる左の肩や首は自己調整が少しずつ出来るようになってきていて、前は常時50%以上の違和感を感じていたものが、今は2、3割に減ってきている。体の健やかさは、絶えず健康でいられるということではなくて、何があっても自分でどうにか日々のぶれに対応ができるということが大切だと感じる。体の中の恒常性の幅や大きさや柔らかさ。それを身を以て実感をもって少しずつ感じることが出来るようになっている。

 

⚫️セッション中、後

セッション前全体的に調子はまずまず。歩いていて足の動きがぎこちないと感じる。

体に注意を向けるときに以前よりすっとあちこちに意識が向けられるようになってきている気がする。呼吸の入りづらさや硬さも感じることはなくなってきた。

セッションが落ち着いてきて呼吸が落ち着き、力が上手く抜けるようになると左の上下肢が不随意的な、でも一定のリズムの収縮を感じる。

背骨を中心とした矢状面のアプローチが多いと感じた。

頸が左右より上下に動かしやすくなり、頭の上の空間が広がった感覚がある。

目も上方向に動かしやすくなった。

セッション中に田畑さんの存在や位置が気になる時があり、自分の空間に入られること、自分の体に触れられることに敏感というか、以前とはまた違った意味でより感受性が強くなっているのを感じる。それと同時にやはり意図的に何かを変えようとして触れられたり、自分の適刺激以上で触れられる事は嫌だと明確に感じられるようになってきている。

終わった後は体が真っ直ぐ上に伸び上に浮いているような感覚がする。

帰りは歩きのぎこちなさはなくなっており、体を意識せずとも、苦なく体を伸展するすることが出来る。

セッション後はいつも座るよりも立っている方が楽に感じることが多いが、今回も座っていつもの自分の癖に入る事に逆に違和感を感じた。

 

⚫️セッション翌日以降

今回は日にち単位ではあまり違いを感じることがなかったが、この一週間同じような変化を感じた。

・座ると体を背中を伸ばしたくなり、足のポジションや骨盤、股関節の位置など機能的なポジションにもっていきたくなった。

・首が上下に動かしやすい。逆に左右へ少し動かしずらい感じがある。

・歩きやすい。股関節の伸展が出しやすい。もっと歩きたいと感じる。

・左右へ動かしづらく感じたことと関係あるか、首の違和感や疲労がいつもより強く全体的に疲れやすく感じた。

・頭の置き場所がわからなくなることが多かった。

・疲れたり、頭痛がして早く寝てしまう日が多かった。

・逆に首の違和感を意識してしまうと寝付きが悪くなる日もあった。

・自分の不調に敏感になり、無理をすることが無くなってきた。症状が出て来た時点で休む事や予防的なアクションを考えれるようになってきた。

・自分の今までの癖と(思考も含め)田畑さんのセッションを受けて変わってきているところが自分の中で両方存在する感覚がある。

 

⚫️その他

ロルフィングを受ける過程の中で色々なものに影響を受けやすいということが良い意味で明確になってきている。

何か不調があっても以前は何かに依存しようとする気持ちの方が強かったが、今は自分で出来る事、頼らなければいけないバランスが良くなっていると感じる。

不調を悪を捉えて自分と切り離してしまうような視点はほぼ無くなってきている。

自分が心地よいと感じられること、エネルギーがうまく循環することは何なのかが少しずつ頭だけでなく、体レベルで感じられるようになってきており、思っているよりもいつも自分の気持ちを頭だけで理屈的に制御していることが多いのを感じる。

この先今感じることをどういう視点でまた捉えていくか、さらに変化の選択があるなと感じる。

 

セッション8

 

⚫️セッション中、後セッション前

 

全体的に調子はまずまず。歩いていて足の動きがぎこちないと感じる。体に注意を向けるときに以前よりすっとあちこちに意識が向けられるようになってきている気がする。呼吸の入りづらさや硬さも感じることはなくなってきた。セッションが落ち着いてきて呼吸が落ち着き、力が上手く抜けるようになると左の上下肢が不随意的な、でも一定のリズムの収縮を感じる。背骨を中心とした矢状面のアプローチが多いと感じた。頸が左右より上下に動かしやすくなり、頭の上の空間が広がった感覚がある。目も上方向に動かしやすくなった。セッション中に田畑さんの存在や位置が気になる時があり、自分の空間に入られること、自分の体に触れられることに敏感というか、以前とはまた違った意味でより感受性が強くなっているのを感じる。それと同時にやはり意図的に何かを変えようとして触れられたり、自分の適刺激以上で触れられる事は嫌だと明確に感じられるようになってきている。終わった後は体が真っ直ぐ上に伸び上に浮いているような感覚がする。帰りは歩きのぎこちなさはなくなっており、体を意識せずとも、苦なく体を伸展するすることが出来る。セッション後はいつも座るよりも立っている方が楽に感じることが多いが、今回も座っていつもの自分の癖に入る事に逆に違和感を感じた。

 

⚫️セッション翌日以降

 

今回は日にち単位ではあまり違いを感じることがなかったが、この一週間同じような変化を感じた。

 

・座ると体を背中を伸ばしたくなり、足のポジションや骨盤、股関節の位置など機能的なポジションにもっていきたくなった。

 

・首が上下に動かしやすい。逆に左右へ少し動かしずらい感じがある。

 

・歩きやすい。股関節の伸展が出しやすい。もっと歩きたいと感じる。

 

・左右へ動かしづらく感じたことと関係あるか、首の違和感や疲労がいつもより強く全体的に疲れやすく感じた。

 

・頭の置き場所がわからなくなることが多かった。

 

・疲れたり、頭痛がして早く寝てしまう日が多かった。

 

・逆に首の違和感を意識してしまうと寝付きが悪くなる日もあった。

 

・自分の不調に敏感になり、無理をすることが無くなってきた。症状が出て来た時点で休む事や予防的なアクションを考えれるようになってきた。・自分の今までの癖と(思考も含め)田畑さんのセッションを受けて変わってきているところが自分の中で両方存在する感覚がある。

 

⚫️その他

 

ロルフィングを受ける過程の中で色々なものに影響を受けやすいということが良い意味で明確になってきている。

何か不調があっても以前は何かに依存しようとする気持ちの方が強かったが、今は自分で出来る事、頼らなければいけないバランスが良くなっていると感じる。

 

不調を悪を捉えて自分と切り離してしまうような視点はほぼ無くなってきている。

 

自分が心地よいと感じられること、エネルギーがうまく循環することは何なのかが少しずつ頭だけでなく、体レベルで感じられるようになってきており、思っているよりもいつも自分の気持ちを頭だけで理屈的に制御していることが多いのを感じる。

この先今感じることをどういう視点でまた捉えていくか、さらに変化の選択があるなと感じる。

 

セッション9

 

⚫️セッション中、当日センション中。呼吸はしやすい。少しなだらかな変化はあるものの体の中に凸凹がなく平坦な感覚。特にセッションの部屋ではスイッチが入りやすく、穏やかになることが多い、セッション後新宿へ。人混みは本当に苦手で、いつも人の圧力や情報量の多さや、匂い雰囲気などの空気感が自分に入り込んできてしまう感覚があるが、自分の周りにスペースがあることを一瞬はっきり感じた。それを保ちながら歩ける感覚は新鮮だったが、自分の居る空間が柔らかくて楽だなと感じた。

 

⚫️セッション翌日

3.4時間しか寝れなかったが比較的すっきり目が覚める。 会社の研修でほぼ1日座っていたが比較的快適に1日を過ごす。 朝ストレッチをしていたら思いの外体が硬いことに驚いたが、寝れなくなったり、首が痛くなったり、調子が崩れる時のひとつの目安のひとつに出来るなと感じる。

 

⚫️セッション2日後

よく寝れてすっきり目がさめる。歩いていて足の裏で体重を捉えることが出来る。そういえば歩いていて無性に辛い、しんどいと感じることがなくなっている。自然とエスカレーターやエレベーターよりも階段を選択していることに気がついた。 動いている中で体を動かすことが苦だと考えることが生活の中では殆どなくなってきている。だらだらといつも漠然と辛いというのがなくなり、良い悪いの波がはっきりしてきた感覚がある。 痛みがない時は、不調がない時の8割近くまで戻っているかなと感じた。 自分が一つのものとして繋がっている感覚がある。何処かに注意がいきすぎて、何処かを忘れてるといったちぐはぐさがないのを感じる。 そういえば最近は感情もあまり波がなく落ち着いているように感じる。感情はあるけれど、それを無理に外に出すような爆発感や自分の中に溜め込んでしまう感じもない。 ゆっくり少しずつ、でも確かに変化をしていることを実感する。 以前はその変化にも気がつかなかったりあまり受け付けない傾向があった気がするが、今は変わったことも認識できるし、受け入れることができる。

 

⚫️セッション3日後

足の裏の感覚が解り易くなっている。自分の足に自分の体が乗っていることが認識できる。

 

⚫️セッション1週間後

以前は歩くと足が前に出す状態になってしまっていたのが、自然と後ろに足を送り出すことが出来ていることに驚いた。

 

⚫️その他・前回は矢状面の繋がりがぎゅっと強くなった感覚があったが、今回はそれが広がって自分の空間が広がった感じがした。

 

・以前より自分の輪郭のなさの不安定な感じが薄まってきているし、輪郭も自分の皮膚より広がってきている感覚がある。

 

・パーソナルスペースが少しずつ柔らかく広がっているような感覚。

 

・よく寝れる日が続いている

 

・物事への集中力が高くなってきた。行動することへの一歩も以前より前に出し易くなり、身体とそこに乗っかる気持ちが連動していることを本当に感じる。

 

・肩の痛みは生活の中ではほぼ気にならなくなってきている。調子が悪いときは無駄な力が入っていることがよくわかるし、それを自分自身に預けることへの変換が少しずつスムーズに出来るようになってきている。

 

・食事が以前よりしっかり食べるれるようになり、また食べても太らなくなってきたので外見のために食事を制限しようとする感覚がほぼなくなって来た。

 

・様々な変化が急に変わるのではなく、徐々にじわじわと変わってきて自分にしっかり馴染んできているのを感じる。それに以前はすぐの変化を感じ求めていたし、相手にも求めていたが、今は自分の体が中心にあるので、現状を見つめつつ直ぐには変わらないことも受け止められるようになってきたし、それでも徐々に努力することを考えれるようになってきた気がする。

 

・疲れすぎても他者の手を借りて改善しようという感じが無くなってきており、自分の力で日々を過ごせる、生きれるようになってきているのは嬉しいし、気持ちもぶれないので落ち着いていられる。

 

セッション10

 

●セッション前

 

特に特別な何かはなし。ただ向かうときにふと思ったのがロルフィングのセッションはただ受けるものでもなく、その場と空間と経過と田畑さんと私の何かしらの反応や呼応があって成り立つものなんだとふと感じる。だから何かを一方的に述べたり、求めたり、意図したり、特別な感情があがってくる訳ではないんだなと思ったりしながら向かう。

 

●セッション中

 

特に何も指示がなくてもすっと自分の身体の中にはいっていける。しばらく呼吸をしていると呼吸の以外に体の中に一定のリズムがあることに気がついた。引いて寄せる波のように、呼吸が上の方に引かれるときと下の方に空間が出来るパターンが繰り返される。 田畑さんの気配はずっと感じていたが、それでもそれに影響をされることがなく、自分の中のリズムを追うことができる。 右足の裏に少し触れられた時に股関節の根元まですっと繋がる感覚があり、最初は体の中をすっと通るラインで感じたものが皮膚や筋肉が少しぴくぴくと繋がっていく感じがあり、そのあと右足がくるくると回るように動き出した。 右足の動きに合わせて左足を少しポジショニングするとそこから左足に動きがスイッチして左足が動き出す。自分の意図ではないところで動いて、先が読めないが、ある程度無意識に自分のの中でコントロールをしてる顕在意識と潜在意識の間を漂うような感じ。 左の手が動き出して少ししたところで田畑さんに如何ですかと尋ねられて、今起きていることをそのまま説明した。この動きを止めたらいいか、そのままで良いかわからないけどそのまま流れに任せてみていると伝えたところ、動きを止めてみてそれをイメージで動かしてみてくださいといわれたので、身体の内側でその動きを意識してみる。 つられて動きそうにはなるけれど、それを少し内側に入れてあげると、黒いもにょもにょとした線が体の中でうごめくのを感じるようになった。 次に田畑さんが左の肋骨の下に軽く手をあてると横隔膜がぐっーーと下にに下がっていってお腹全体が背中の後ろの方にぐっーと下に押し込まれる感覚が強くなった。 でも呼吸は不思議と苦しくない。お腹を膨らませることも出来るし、自分で意図しなくてとその空間は保ったまま呼吸をする事ができる。全く意図的な指令は出さずに無意識でも体の中の空間を留めておく事が出来ることに新鮮でそして驚きを感じた。 無駄な力が入らず、体の力を信頼できるした時の体の反応は本当に驚くべきものだ。 そこからまた少しづつまた体の奥から呼吸とは違うリズムが現れて徐々に、お腹から胸の方に空間が広がっていつった。 体全体のもぞもぞはまだ内側にあってそのもぞもぞを利用して自分の意識で部分的に、意図的に背中を広げたり、首の後ろを緩めたり、如何様にも操作出来るような感覚にふと陥る。 ただそれだと何処かに注意が向きすぎたり、少しその力が強すぎるのでまた緩めたり、思考をなくそうとしてみたりと試みてみる。 ベッド上のセッションの最後の方で体をありのままに任せようとして、力は抜けているのにやはり体の知覚に合わせて何かを考えたり、思ったり、それに合わせて次の思考がまた巡らされたり、なかなか真っ白になることは難しいと感じた。 最後の最後で自分の中の空間が鎖骨の下から頭の方に抜けてふっと視界が上の方まで楽になって、あ、全身が広がって抜けたと思った瞬間に田畑さんから起き上がりましょうという声がかかった。その絶妙なすーっとした私の抜け方と田畑さんの声の掛けるタイミングはあまりにも自然過ぎて驚かないくらい綺麗なやり取りだなぁと少し冷静にでも感心して起き上がった。 10セッションが終わりました!という特別な何かではなくて最後は本当に自然に流れすぎてちゃんと感想をいうことも、田畑さんに特別に何かを尋ねることも、この10セッションで感じた事や時間に感謝を敢えていうこともそういう意図や欲が全く起こらず(あまりにも自然すぎてお金すら払い忘れるほど。泣)いそいそとするりと帰りました。笑 そうするりと返して頂けることに、私としては安心感とまた違う繋がりを感じる事が出来てとても嬉しく思ったりもしながら帰った。

 

●2日後

 

月曜日は電車通勤で満員電車に乗り込む。電車にのる瞬間に体がぎゅっと縮こまるのがわかった。その瞬間がはっきりと解ったというのはとても大きい。以前はなんとなくやだな、どうも調子が悪くなるという曖昧なもので、その変化に対する自分自身の変化も拒否するような姿勢をとってきたからだ。 今はだからこそ自分が出来ることを探ることができる。自分の外の空間は広げられないので、内側に入り込みすぎてしまうのゆっくりと広げてあげる。 力を抜くのが上手くなって気がする。その反面自分で無理矢理に緩めても上手くいかないことを多く感じる。身体が緩むためには緩むための準備が必要なんだと感じる。 自分の意識で何かを行うというのは、やはりエネルギーが強すぎるのかもしれないと感じる。私の場合は。まだ内側にあるこの力をどの様にコントロールしてよいかわからないんだなと感じる。 実はセッションに対して特別な変化を期待していた訳ではなかった。ただ田畑さんを信頼していたという感覚はあるし、その信頼というか心の置き方は少しずつそして徐々にしっかりとしたものになっていた。 最初にセッションを受けた理由はあるものの、何かを想定してそれを熱望していた訳でもなく。 それが逆に良かったのかもしれないと今では感じる事が出来る。 田畑さんが何も説明をしようとしないからこそ、私は勝手に想像することもやめて、ただセッションの時間を大切にすることができた。 レポートも最初は留めておこうとする気持ちがあったが、後半はふと湧き出てくる感覚に任せる様になった。

 

●3日後

 

ふと、一年前あたりはまだ身体がしんどい日々が多くて生きること自体が辛いとよく思っていたことを思いだす。色んな環境が変化しての今だけれども今はそんな気分になることがないなというのを思い出した。 風呂場で体を触っていて、あ、自分の体になってきたなぁとしみじみ思った。右手、左手、両足、左の手親指は少しまだ感覚が薄いけど、それでも繋がっている。

 

●4日後

 

自分の知覚の状態が以前よりゆっくりしっかり捉える事ができる。外部環境に自分の身体がどう反応しているか、以前は体で先に感じてそれを後で何となく頭で解析して捉えていたが、今は反応しているその時には体がどうなっているのかを感じる事ができる。 前はその変化を良い反応の時は得意な能力として捉え、悪い反応の時は不調となって現れるために自分を疎ましく思っていたが今はそれを自分の中で起こるただ現象として捉える事ができる。●

 

●2週間後

 

顎のスペースを空けることを少しずつ生活のなかで意識するようになってきた。ずっととくにここ2年くらい左の頬を口の中で噛んでしまうのが癖だったが、それが少し減ってきた気がする。口の中のスペース。以前は本当に頭痛が酷くて辛かったが、その原因が最近するすると自分でもわかるようになってきている。 嫌な空間にいくと逆に身体を思い切り崩さないと座っていられるないのは余計顕著な気もするが、世間一般的にはよろしくない姿勢や格好も自分なりの対応の仕方なのだなと思って、でもあまりにもだしないのは宜しくないので上手く誤摩化さなければなんて思ったりもする。

 

●3週間後から今の感覚

 

ロルフィングを受けて何が変わったかは、表面的にわかりやすい姿勢や自分の体の快適さはそうだが、自分の中で大きく変化したこと、感じていることを言葉にすると死にたいと思わなくなったこと、別に今死んでもいいやという無感覚な感情を持たなくなったことだと思う。

 

 

なんとなく小さいことから生きるのが辛い、生きづらいと思っていたし、好奇心が旺盛で色々なものを楽しむことが出来ても情熱的な感覚の裏側にはいつも冷酷な自分がいて、考えを巡らせると日々を過ごすことは暇つぶしのようなものだという虚無の世界にたどり着いてしまう。

結果生きていても死んでも一緒と心の底ではいつも思っていた。

最近は自分の内側の感覚と外の世界の隔たりが大きすぎて揺すぶられることに疲弊していたし、実際痛みが体から離れないことで物理的にも辛く感じていた日々が多かったために、その感情はここ何年かは一段と大きくなっていた気がする。今は過去の物にも、先のものにも囚われずに良い意味で無心でいられる瞬間のほうが多くなってきたし、何かに突っ込みすぎる自分を冷静に見れる自分もいる。自分の心の中の核心というかどうしても囚われずにいられないものはあまり変わりがないが、それでもその感情をふと投げ出すことが出来るし、先の見えないものに対する不安や焦りは無くなっている。

ロルフィングを終えて、何が不安かわからないような子供の時期以来、所謂社会の中で生きるようになってから、今までで一番穏やかに日々を刻んでいっているような気がする。

 

シリーズ終了後, 半年経過して

現在の状態から思う事

 

•歩くのが楽:セッションを受け始める前にいつも感じていた上手く足が進まない、歩くのが苦手、歩くのがしんどいといった状態に比べて、今は歩く事が好きになり、毎日進んで散歩に行くというところまでは行きませんが、運動不足になると歩きたいなと思うようになっています。

 

足が後ろまで運べる、足が大きく出せるという感覚はセッションの最初の方からでてきましたが、それは現在も継続しています。

 

人の一番の根源的な歩くという動きが自然と違和感無く出来るということは安心感があります。

 

•体調が良いとき、悪く感じるときの差がはっきりしてきた:以前は何かしら痛みなどの症状が出ても薬で抑えつけるのが常で、それを自分とは切り離して面倒なものと思って忙しく過ごす日々が多かったですが、今は自分の状態が良いか、悪いかが以前より身近で詳細なものになり、このままいくと良くないぞというのも明確になってきました。そのため自分の基本的な寝る、食べる、動くを大切にするようになってきましたし、キャパオーバーな時は何かを止める、断るということが出来るようになって来た気がします。まだまだ何かを手放すことが難しいこともありますが、この変化が自分にとってとても助けになっている気がします。

 

•以前とは違う感覚で自分の感覚(感性?体質?)を理解出来るようになってきた:以前は自分の感覚に翻弄させられることが多く、でもそれに対する理解も防御もなかったためただ表面的な結果だけがどーんと押し付けられて混乱することが多かったですが、今は自分が心地の良い場所、人、物、動作と反対に苦手な物が解るようになってきていて、ただそれを直感、感覚的な感じよりももう少し確固に判断している感じがあります。お互いに衝動的なものが減っている気がします。

 

•自分を観れる自分がいる:上記と似ていますが、これは良くないぞ、パニックになりそうだぞ、といった時にもそれを冷静に眺められる自分がいます。こんな時にはどうすればよいんだっけと自分に語りかけてくれるので、より感情と体を安全なところに戻しやすくなって来た気がします。

 

•以前より自分の個(孤)がはっきりしてきた:仕事が組織にがっつりと所属している過形態でなくなったため余計に感じるのかもしれませんが、自己の置き場所が以前よりはっきりしてきた気がします。それによって孤独感も感じることもありますが、他者に対する隔たりは逆に思っているよりも低くなっている気がします。自分と他者の間も大きくなっている気がします。

 

•休む時間が増えた:明らかに社会人になってから一番ゆとりのある生活をしています。精神的にはまだ慌ただしい感じもありますが、時間的には空白が圧倒的に増えています。

 

以前は空白がもったいないと思ってほぼ休みのない生活を送っていましたが、今は空白が沢山欲しいと思います。なので自分の信号を自分で受け止めれるようになっているのだと思います。

 

 

Post 10セッション

 

セッション中久しぶりに伺って少し緊張したが、セッションが始まると落ち着く。いつものように自然と体が動きだす。少し動きをコントロールしながら自分の中にその動きが漂うのを感じる。あっというまに終わってしまったような感じがあるが、セッション中の問いや刺激が以前よりマイルドに体に馴染む感じがある。終わった後に写真をとってもらってびっくり。10シリーズが終わったあと、また母が亡くなった時期前後から調子が崩れ始めて、元に戻っているような感じがあったが元には戻ってはいなく、更に変化が体に馴染んでいる感じがして驚いた。
10/29セッションが終わって着替えようとした瞬間にふと今までの体の中に持続していた嫌な緊張感がすっと途切れたことを感じる。すっきりしていてお腹も軽くなり何かを食べたくなる。帰り道歩いているとふくらはぎが軽く痙攣して普段ここを使っていなかったことを実感。ご飯を食べると体がずんと重くなり我にかえるような感じがする。体が休みたがっていて横になりたかったが仕事があったためカフェでぼーっとする。
10/31久しぶりにしっかりとした月経がある。母の命日の少し前から調子が崩れていたので一度リセットできて安心をする。セッション後に感じた緊張の糸がぱちんと切れて緩んだ感覚がとても影響していることを感じる。
11/3久しぶりに祝日に休みを取った。秋晴れの気持ちが良い日。朝は眠くて寝坊ぎみ。出かけるも体はスイッチオフモード。やらなければいけないこともあるがまずは休息と思って帰宅後昼寝をする。自分が動きたいか、休みたいかがとても良くわかる。10シリーズのあともそれを実感したが、その感覚がより一層厚くなったような感じ。

セッション後意識してメモを取っていたのはここまで。その後も続けてセッションを受けたいと思っていましたが、徐々に体を変化を追っていたらその変化が留まらず、心身ともに本当に良いタイミングで妊娠となり今に至ってしまいました。妊娠後も安定期前、安定期後心身ともに振れ幅は大きくないですが、寧ろ色々な体の変化を内側からじわじわとした感じで今までにはない不思議な内向的な状態で過ごしていました。
思春期以降月経のリズムは崩れている状態が普通で、仕事をするようになってからそれは著明に表れており、自分で体の状態を意識する前から自然と体が守りに入ることは自覚していました。その不調の重要性を若い時はさほど認識していませんでしたが、30代前から体が思うように動かなくなるのを自覚して自分が子供を産めるかどうかは潜在的に常に不安に思っていたように思います。今回色々な流れで10シリーズを受けることを決めて、その後またセッションを受けた後に体がリセットされたように感じてその後妊娠したのは、自分の中では決して偶然とは感じてはいないです。(10シリーズの開始時に自然と妊娠出来る体を作りたいとお伝えしてはいませんでしたが、体調や自分の感覚を整えた結果として暗に思っていたのは事実です。)

 

妊娠経過中はやはり未体験の日々の連続なので不安はありましたが、辛くてどうしようもないと思うような悪阻もなく過ごしました。8ヶ月になった今は後半に突入した安心感もあり、ようやく自分の今の状態での体の変化も比較的上手く受け止められるようになり、仕事量も減ったことで外向き内向きの感覚が良いバランスで生活が出来ている所です。
10シリーズを受ける前は歩くのが辛い、前に進まないと思っていましたが、体が重くなった今もお腹のちょっとした張り以外は辛いと思う事な動いて、歩いています。
セッション中に感じ取った体の置き場所を探すこと、身を預ける感覚を作る事は今でもちょっとした不調に役立っていて、いつもベットの上のイメージを引き出して使っています。ありがとうございます。自分の内側から湧き出る動きに身を任せる、逆に抑制するスイッチの存在やオンオフも以前より身近にあることを感じています。今までになく自分の感覚を疑わず、でも捕われず、素直に日々暮らしていると思います。

 

 

ヨガ実践者

2015年にロルフィングシリーズを開始し,11月に完結したJさんのレポートです。

セッション1

【セッション中に感じたこと】

・「立てた状態の左膝を、田畑さんに預ける」という動作のときに、

左の股関節がするするとひらいていったのが心地よかったです。

南京錠が突然カチン、と外れたような感じで、

どこまでいけるんだろう…?と思いました。

 

・顔がやや左側に傾いている気がして、「ああ、もうちょっと真ん中に行きたい」

と感じたのとまったく同時に、

田畑さんの手が私の頭にかすかに触れてちょうどよい角度に戻ることが出来た、

ということがありました。

声に出さなくても、私の意思はどこかで田畑さんにサインを出したのでしょうか?

寸分たがわぬタイミングだったので、すこし驚き、でも気持ちがよかったです。

 

【セッション直後の写真撮影時】

・セッション前と違って、迷いなく立てました。

「すっと決まる」感じです。

「型が出来た」というほど固くはなくて「すっと収まる」ような。

 

【セッションが終わった帰り道(セッション後10分経過)】

・歩きながら首を回してみるとほぼ痛みがなく、とても驚きました。

後頭部、首、肩と指で押してみても、いつもの痛みが全くないのです。

感覚が麻痺してしまったの?と思うほど。

 

【同じく帰り道(セッション後2時間経過)】

・頭痛を感じました。主に左側。

ただ、首や肩にはいつもの痛みはありませんでした。

(背負っていたリュックが重かったからかな?とも思いましたが、

セッション前には頭痛はありませんでした。)

 

【帰宅後(セッション後約5時間経過)】

・身体の各部分の状態を確かめてみました。

→首を回す:痛みがまったくない。

→立位前屈:セッション前との変化は感じない。

→あぐらからの前屈:いつも感じる股関節(特に左)の痛みがない。

代わりに、いつもは感じない臀部から太腿裏あたりの痛みがあった。

→腰を起点に上半身を旋回:いつも感じる背中の痛みが少ない。

→足裏・手のひらのツボ押し:ほとんど痛みがない。

腰の反射区と言われる、左手小指下1.5センチほどのツボには、やや痛みあり。

→正座からうしろに上体を反らして、前腿を伸ばす:いつも通りの痛み。

 

【セッションの翌朝〜睡眠は5時間ほど】

・起床直後は首のうしろや付け根がかなり痛かったのですが、

それから10分後くらいにもう一度確かめてみたら、

セッション直後の痛みがない状態に戻っていました。

 

・いつもは起きてすぐだと少しふらふらするのですが、

この日はほどなくして「身体が芯を取り戻した」ような感じがしました。

上記の【セッション直後の写真撮影時】の時と近い感覚です。

芯といっても固くはなく

“透明でしなりのあるプラスチック板が身体の奥の方、胸から骨盤の間くらいにある”

という感覚です。

そのしなりによって、ふっ、と中心に戻る感じなのです。

セッション中に

「わたしにはいつも消えない緊張があって、

それは黒くてぎゅっと固い棒状で、芯のように身体の奥に在る」

とお伝えしましたが、その芯とはかなり違います。

 

・呼吸がしやすくなっていることにも気づきました。

いつも食べ過ぎた翌朝は、食べもののたくさん詰まった胃や腸にぶつかって

息が思う存分吸えないのに今朝はそれがなく、すんなりと吸えました。

 

【セッション翌日の昼頃】

・午前中から後頭部左側がズキン、ズキンと規則的なリズムで痛み始めました。

この場所は、日常的に痛むところです。

 

・昨夜のように身体の各所を動かして確認してみると、痛みが取れていたはずの首が

いつもの痛さに戻っていました。

 

・夕方近くになると、左の眉頭付近もズキズキと痛み始めました。

こちらのリズムの方がいくぶん小刻みに感じました。

 

【セッション翌日の夜】

・身体のあちこちを動かして確かめてみましたが、どこもほぼ、

セッション前の感覚に戻っていました。

 

・特に首と肩の痛みが普段気になっているので、そこを何度も確認したのですが、

一晩の間で、痛みがあったりセッション直後の痛みのなさに戻ったりを

繰り返していました。

 

・歩き方、座り方も前の状態に戻っていました。

今朝感じた「しなりのある透明な芯」の存在も、かなり薄らいでいました。

 

・私は食べ過ぎていると感じるので、このセッションを通じて

どうして食べ過ぎてしまうのか?、ちょうどいい量で止めるには?

などを自分に訊いて、その返事を受け取れるようになりたいと思っています。

→セッション当日の夜、翌日の夜、いずれもいつも通り食べ過ぎで、

食欲に関してはセッション前との変化を感じませんでした。

 

・「意識(マインド、頭)が、身体の言っていることを聴かない、

身体はただ意識に従わされて泣きそうになりながら働くのだけれど、

もう疲れて動けなくて立ち尽くしている。」

いつもそういう感覚があるのです。

食べ過ぎることもそうですし、午前中から始まった痛みもそうです。

午前中はパソコンを見つめてウンウン唸りながら過ごしていたのですが、

痛みというサインを伝えてくれていたのに、

マインドは作業を仕上げてしまいたいと押し通し、

結果パソコンに向かい続けていました。

 

・自分自身がマインドと身体とハートの3つに別れていると感じているのですが、

全部が融けあえれば、いまの不安定さや混乱がなくなるのかなと思います。

このセッションで、もしかしたらそういった統合が為されていくのかな、、、?と思います。

 

 

【セッション2日後の朝〜睡眠は7時間ほど】

・首の状態:昨日の朝のように、“起床直後は痛いけどすぐ戻れる”かと思いましたが、

痛いままです。

 

・呼吸:昨日も食べ過ぎたのですが、いつもよりは「胃や腸にぶつかって吸いにくい感」

がありませんでした。

 

・“透明なプラスチック板”の存在はほとんど消えかけています。

椅子への座り方にまた迷いが戻って、背中(肩甲骨より10cmほど下あたり)に

痛みがあります。

 

 

以上がセッション当日から2日後の朝までの記録です。

 

2日後には、身体の感覚がほとんどセッション前に戻っているように感じます。

ただ、微かにですが“透明なプラスチック板”は感じます。

 

“透明”と書いて気づいたのですが、セッションを受けて「色」の変化に気づきました。

セッションの最初にお伝えした「黒い」固い棒状の緊張が「透明」なプラスチック板に

変わったという点です。

 

そういえば、セッションを受けたお部屋の白さが心地よかったのも思い出しました。

光がよく入ってきていて、白の明度が高くて透明に近く感じられました。

なので、いつもは目を閉じているほうが好きなのですが、

あの時は開けていても落ち着いていられました。

あの時感じた透明を、このセッションによって自分の心身にも得たいと思います。

 

 

このように書き起こすことで、身体が伝えてくることを

すこしずつ聴けるようなきっかけが出来ました。

ただ、「痛い・痛くない」「変化を感じた・感じなかった」という

0か100かの知覚が多いと感じたので、

次回からは、その間にある微細な感覚も受け取れたらと思っています。

 

このような機会をくださってありがとうございます。

セッション2

【セッション㈪前日】・美容院に行きましたこの美容院という場所は、わたしにとっていい練習の場です。それは、足場に身を委ねることの練習です。髪を切ってもらっている間、シャンプーしてもらっている間、いつもイスに安心して沈むことができません。今回も施術中ずっと身を固くしたままでした。2ヶ月後くらいにはまたいくと思うので、セッションを経たことで変化があるか観察してみます。

【セッション当日】・行きの電車内どの場所や場面においてもわたしはいつも安心できず、ずっと続く緊張感で心身が疲れます。この日の移動中もそうでした。以前ヒプノセラピー(退行催眠)を受けた際、鎧がイメージに浮かんだことがあったのですが、それは「戦国時代のごとく、常に身の危険を感じている」ような強い思い込みを表していたのかもしれません。その根源は探ってみてもなかなかつかめないのですが、セッションを重ねていく中で見つけたいと思います。

電車のイスに座りながら、前回セッションの最後に味わった座り方のここちよさをまた感じられるか確かめてみたのですが、わからなくなっていました。そのせいか、肩甲骨より10cmほど下あたりの背中に痛みを感じました。(気持ちのいい座り方・気持ちのいい重心のポイントが見つからない時はかならずどこかに痛みを感じます。)

そのあともう少しポイントを探っていたら、ふと「統合」というワードが頭に浮かびました。その言葉を思い浮かべながら座っていたら、すこしラクに座れるようになりました。このセッションにおいては、言葉よりも身体で覚えたことを優先させたいと思っているのですが(アタマを使いたくない)、この時「やっぱり言葉も有効なのかな」と思いました。

【セッション中】・「預ける」という言葉は、身体も心も動かすんだと感じました。(田畑さんがその言葉をおっしゃると、身体が台に沈んでいくのがわかります。)

・視覚を閉じるか、開けるか前回はどちらでもほとんど同じ感覚でしたが、この日は閉じた方が落ち着いていられました。普段視覚を使いすぎている感があるのでセッション中は他の感覚器も働くようにと目を閉じているのですが、あまりそう思い込まずに今後も閉じたり開いたりして視覚の有無がどう作用するかの観察をしていこうと思います。

【セッション直後】・1回目直後同様、身体のあちこちの感覚を確かめてみました。前回との違いを感じたのは首です。1回目セッション直後に感じたクリアさ(痛みや引っ掛かるところがない)がありませんでした。「こうじゃなきゃいけない」という思い込みの意識が、首の角度を固定していたからではないかと自分では感じています。痛みとかコリは、自分にとって本当に心地よいと感じる場所と、いま現在の体勢とのギャップによって生じるものなのかなと思います。

【セッション後2時間経過】・呼吸:クリアではない。腹壁にぶつかる感じです。

・身体全体の感覚:前回レポートに“身体の中心に、透明でしなるプラスチック板があるような感覚”と書きましたが、それは今回のセッション後にはありませんでした。代わって今度は“身体の中に振り子がある”ような感じです。(揺らぎながら、気持ちのいいポイントへ収まっていく)この「揺らぎながら中心を見つける」という感覚はけっこう心地がよいです。中心を探っていくことで自分の足場や居場所をも確保できるような、安心につながっていく感じを受けました。

・精神面:変化を感じませんでした。わたしが持っている心の問題(実父に恐怖がある)にも変化はありませんでした。ただ、「変わることへの恐れを手放そう」という気持ちが浮かびました。変えたいからセッションをお願いしているのに、どこかに「変わりたくない、怖い、変わってもらっちゃ困る」と、服の裾をぎゅっとひっぱって引き留めようとする自分もいるのです。だから、「でもさ、変わることは楽しみなことだよ?」と自分に話しかけました。どんなに素晴らしい施術をしていただいても最後は自分の意識次第だと思うので、いつも開いた状態・恐れからフリーな状態でいようと思います。

・帰りの電車内:いつもは景色を眺めたり車内広告を読んだりするのですが、この日は何もせずひたすら、自分が何か発してくるのを待つ・それをキャッチすることをしていました。呼吸以外はクリアな状態に感じられ、身体の中は白い空間のようでした。

・食欲:この日の夕飯は、ちょっと食べ過ぎたけどいつもよりは少ない、といった量でした。

・身体全体的にはわりと気持ちがいいと感じていましたが、足裏に痛みとまではいかない違和感がありました。「どう接地したらよいのかと迷いがある」ような。

【セッションの翌朝】・首:昨日のセッション直後と変わらない感覚でした。(セッションを受ける前よりは痛みが少ないけれど、付け根のあたりが痛い)

・精神面:気分は悪くないけれど、いつもと変わらないといった状態でした。ここ数年、毎朝起床直後に下腹部卵巣付近に鈍痛を感じるのですが(嫌なことを思い浮かべると胃が痛むというケースはけっこうあると思うのですが、わたしの場合それが胃ではなく卵巣なのです)、この日も痛みました。

・足裏:昨日同様、違和感がありました。朝のうちは右足小指下の出っ張りがあるあたりに痛みを感じ、朝10時頃にはそれが全体に広がりました。

・座り方:この日は座ることに関していろいろと試してみました。わたしは原付に乗るのですが、普通にイスに座るのと違ってハンドルを握るので上半身がやや前傾します。こんな時の心地いいポイントはどこだろうと、いろいろ重心を変えて探っていきました。その後、普通にイスに座る時の重心・ラクに座れるポイントを探す中で思ったことは「人から“これがいいんだよ”と言われた姿勢だと、背中が痛くなる」ということです。

セッションの終わり、「ヨガの先生に言われた座り方」を再現してみせた時、田畑さんは「でもそれって座りづらくないですか?」とおっしゃいましたが、その言葉がすごく響いて残ったのです。「ですよね、実際座りづらいと思ってたんです!」と、うれしくなってしまって。自分の気持ちいいと感じるところがいいんだ、という旨のことを言ってくださって、その時の一連の言葉が自分にとってはとても大きかったです。先述しましたが、アタマを使ってしまう気がしてなるべく言葉には頼らないと思っているけれど、でもやはり言葉を活用することも大事だなと思いました。

それと、人に言われた“姿勢”と書いて思いましたが、いま自分が探しているのは姿勢ではなく、“ポイント(中心のような・重心のような)”です。形でいうと、軸・線ではなく、点・球体。これはけっこう大きな差なのではないかと思います。姿勢は型で、揺れられない。ポイントは自由度があって、心地よい揺らぎがある。ようなイメージです。

【セッション翌日の午後】・歩きながら「自分の気持ちいいポイント」を見つけるのがちょっと楽しみになってきました。

・「身体は言葉では話しかけてこない」というフレーズが急に浮かびました。このところ「言葉はアタマだからあまり使いたくない」ということをよく思うからでしょうか。それはさておき、身体が伝えてくれることを無視しないでその場ですぐ受け取るようにしたいと思っています。

・この日はイスに座っていることが多い1日でした。なるべくダラリとせずに上半身を立てて…などと思っていたのですが、「そうすると気持ちいいから」というより「そうしなければ」という意識でした。そのせいか、身体が固まってしまったように思えました。

でも、疲れたら猫背になってもいい・そうなったとしても自分のポイントがあってそれがラクならば、バランスが取れていたらいいのでは?と思ったり。そんな考え方も出てきて、そうしたら背中の痛みがすこし取れた気がしました。

・昨日のセッション終了後の写真撮影で、アゴの角度をいろいろ変えながら気持ちのよいところを探していたのですが、この日も昨日とはまた違うポイントでした。(昨日は上向き、今日は下向き)

・食欲:夕食すごく食べ過ぎ。

【セッションから2日後の朝】・座り方も歩き方も気持ちのよいポイントが見つからず、背中が痛かったです。

・足裏:全体的に痛かったです。

【セッション㈪から2日後の午後】・歩きながら気持ちのよいポイントを探し続けるけれど、朝同様見つからない。でも座っている時・立って静止している時はわりと心地いいポイントを見つけているし、背中も痛くない。

・今日は1日雨。でも天候の影響を受けている自覚はなかったです。

・精神面:変化感じず。

・食欲:空腹を強く感じたので、そこにあったエナジードリンクを飲んだらおさまった。その時、「すぐに空腹を消そうとせずに、味わってみてもいいのでは?」と思いました。またアタマが身体を黙らせてねじ伏せたように感じたからです。空腹感じた→苦痛ととらえずに、空腹を感じたならただ「ああ、空腹だね」と感じることに専念して、その先の判断をしなくていいのでは?

・首:付け根がかなり痛かったです。でもセッションを受ける前に頻繁に感じていた左後頭部の痛みはこのところありません。不思議だったのが、痛いと感じているところを指圧してみたら痛くなかったことです。いつもならイタ気持ちいいと感じるのに。

・呼吸:食べ過ぎたわりには、わりとどこにもぶつからずに吸えました。

・足裏:どこが特に痛いというわけではなく、全体が疲れていて老廃物が溜まっている感じでした。滞っている感じ。

【セッションから3日後の朝】・午前2時頃に目が覚めました。脚だけなぜか軽く感じました。足裏もです。おなかは重いし、首も痛いし、ちょっと風邪気味、でも脚だけが軽い。正座からうしろに反って前腿を伸ばしてみようとしたものの、足首がすごく痛くて出来ませんでした。でも、しゃがんだ状態から立ち上がるという動作はすごく軽い。

・歩くときの気持ちのいいポイントが見つけられて、背中が痛くない。でも、座るときのポイントは見つからない。

・朝食の食欲:食べ過ぎ

・足裏:外側を使うことが多いなと思って(だけど靴のソールは内側が減っている。写真添付します)、土踏まず側を意識して使うようにしてみました。すると身体を天地に貫く透明な柱のようなものが、身体の真ん中に感じられました。いつも浮かぶのは柱状ではなく、ポイント(ゴルフボールより一回り大きいくらいの球体)だったのに。

・肩の付け根が痛いせいか、頭痛がしました。

【セッションから4日後】・日帰り旅行に行きました新幹線に往復7時間ほど乗ったので同じ体勢が続いたのですが、そんなに疲れなかったです。

・食欲:旅行だと食べ過ぎてしまうのが常なのですが、今回はそうでもありませんでした。

【セッションから5日後と6日後】・両膝が朝から痛みました。雨が降ると痛い、ということがありますが両日とも晴れ。昨日は旅行でたくさん歩いたからなのか、同じ体制でずっと座っていたからか?

・身体が伝えてきてくれること(痛みや疲れ)に、聞こえないふりをせずすぐに受け止めるようになってきたと思います。

・4日後〜6日後にかけて、深く息が吸えないと感じました。身体のことというより、精神的なことに起因しているのではと思います。(このころ、先述した父への恐怖が強まっていたので)

・6日後に、久しぶりに左後頭部の痛みがありました。また、「気持ちいいポイント」を感じようとすると腰に違和感が生じました。

・痛い、とかざっくりした感想が多くて、微細な感覚を掬いとる余裕がないのかなと感じます。ものさしの目盛りが粗いというか…

【セッションから7日後】・朝食の食欲:食べ過ぎ

・移動の電車内でいつもよりストレスを多く感じて、肩が痛くなりました。隣に座った方が寄りかかってきたりとか、脚を開いてきたりとかということがあったからです。こんな時、感情と身体のつながりを感じます。右側に自分にとってイヤだと感じる人が座っていたら、右の肩だけ痛くなるからです。

・座る時の気持ちいいポイントを、今日も探しました。前回セッションの終わりに「ヨガの先生にいいと言われた座り方」を再現してお見せしましたが、その時感じた“三角形のイメージ”が浮かびました。ヨガの先生のおっしゃる座り方は、坐骨の上に垂直に座るというもので、横から見ると直角三角形のイメージです。対して自分の気持ちいい座り方はそれよりも上体がやや前傾して、同じく横から見ると頭頂部・お尻・両膝を結んで二等辺三角形になるイメージです。直角三角形よりも二等辺三角形のほうが、横から力がかかった時に倒れにくいと思うのですが、だからラクだと感じるのかなあと、あくまで自分の中の感覚ですがそんな風に感じています。

以上です。

セッション3

 

セッション10日後の感想が興味深いです。

 

以下全文の転用です。

【セッション4日前】気功のワークショップに行きました。ロルフィングのセッションと合わさると何か変化が起きるのか、気づいたことがあれば書いていこうと思います。

【セッション中】・緊張台に身体を横たえてすぐに緊張がほとんど感じられない状態になったので、回を重ねたゆえの慣れかなと思いましたが、その後は緊張が来たり退いたりの繰り返しでした。どういうきっかけで緊張が起こったり消えたりするのかは自分でもわかりません。うまくコントロール出来ないもののように感じます。ここは安心だと頭では思っているのに、心だか身体だかどちらかわからないところの奥底が、警戒をぎゅっと握って離さないのです。それと今回は、息を吸う時に身体がこわばっていくのをしばしば感じました。(呼吸しづらい、というのとは違います。)

・視覚の有無「身体の状態を感じ取ろうとする時に、視覚の有無はどう影響するのか?」を確かめようと、今回も目を開けたり閉じたりしてみました。身体が窓側を向いているときは、開けていても閉じていても感じ取る鋭敏さは変わりませんでした。(ただ、開けているときは、窓からの光と部屋の白さが脳の中を洗ってくれるような爽快さがあり、リセットや新鮮さを保つ助けになりました)一方、廊下側を向いているときには閉じていた方が集中出来ました。

・田畑さんの手が触れた時に、自分の身体がとるリアクションすこしビクッと緊張することもあれば、そのまま受け入れることもあり箇所によっていろいろなのですが、触れられた瞬間に身体が「うれしい」と言って安心して緩む箇所がありました。左膝、左肩(首の付け根)、左後頭部の3箇所です。いずれも日常生活のなかで痛みを感じる頻度が高い場所です。各々のリアクションの違いはとてもおもしろくて、まるで身体のパーツそれぞれに人格があるように感じるほどです。

・頭部の角度前回セッション後の写真撮影時、心地よい頭部の角度(首の角度、あごの角度)がなかなか見つからず、さまざまな角度を試しました。そして今回、角度を決める基準は「氣が入って来やすいかどうか」でした。頭部(脳)は氣の受信装置だそうで、体内に氣を取り込むためにラジオのアンテナのように入りやすい角度を探るのですが、それを感じながら頭部の角度を見つけていきました。まだまだ気持ちいい角度、姿勢を探す余地はあると思いますが、今日のところは収まりのよい・気持ちいい場所にいられたのではないかと思います。

【セッション終了後】・13:50 セッション終了直後、歩いている時に肩から骨盤までの胴体が型にはまったような固まった感覚があったのですが、この時間になって、その時のまっすぐさは残しつつも身体になじんできたような感覚がありました。気づいた瞬間、身体がフッと軽くなって気持ちよかったです。

・15:00 電車内のイスにだいぶ背中をだらっと預けていたことに気づき、上体を引き上げた時に、軽さを感じました。以前のレポートに何回も書いている、“肩甲骨下10cmくらいの背中にしばしば感じる痛み”もありません。ただ、左後頭部の痛みは継続しています。

・16:30 夕食の食欲食べている最中はいつも「あとこれくらい食べるともう満腹だな」と目測をつけていて、満腹の1割手前で止めようとしているのですが、この日は目測を誤り満腹を1割ほど超えてしまいました。とは言え、これまでの量よりは少なく抑えていると思います。

・18:00 散歩上に書いたような身体の軽さはもう感じませんでした。

・20:00 肩関節、股関節を動かしてみました。肩回し、両手を後ろに組んだ状態で前屈、両足裏を合わせて前屈、開脚して前屈、さまざまな動きで確かめてみました。いつもストレッチする時に感じる痛みがこの時もあり、今のところは動かしやすくなったなどの変化はありません。

・20:30 左後頭部が痛む。頻繁に出るこの箇所の痛みは、何か精神的なひっかかりが、身体に繰り返し同じ動きを強要する(自由を制限する)ことで起きているのではと自分では感じます。ひっかかりとは、以前のレポートにも書きましたが父への恐怖や怒りです。今のところ自覚できる要素はこれだけですが、もしかしたら意識にのぼらないけど心を圧迫していることが他にもあるかもしれません。そこを気づけるよう、今後も探っていくつもりです。それと畳にあぐらをかいていたのですが、いまいち気持ちのいい座り方が見つからないと言った状態でした。

・21:30 月経始まるロルフィングを受け始めてから初めての月経です。ここ数ヶ月の月経痛は比較的軽めですがとても痛む時もあるので、今回はどうなるか楽しみです。

【セッション翌日】・AM3:20 起床時脚:比較的軽く感じました。毎朝太ももの太さを見てむくみ具合を確かめるのですが、この日はわりと細めに見えました。首の付け根:ほぼ痛みなし。身体全体:わりと軽い感じです。立位時の“立ちやすいポイント”もすぐに見つかりました。1回目セッション翌朝に感じた“透明でしなるプラスチック板のような芯”みたいにはっきり感じるものはないけど、すこし揺らぐようなたゆたうような感じがして心地よいです。足裏:起床直後から、外側に重心をかけるのではなく土踏まず側を意識するように歩きました。(その方が気持ちいいからです。)

・AM7:00 立ち方電車内で気持ちのいい立ち方をいろいろ試していたところ、頭頂部(百会と言うのでしょうか)が天に引っ張られる感じと足裏が地面に吸い付いて地に引っ張られる感じが同時に起きて、天地にストレッチされているような感覚になりました。腰が伸びてけっこう気持ちよかったです。

・AM8:00 歩き方足裏の重心を外側にしないように、母子球〜土踏まず〜かかとの内側にラインを感じながら歩いています。普段使わない筋肉が動くので気持ちがいいです。私の身体を正面から見ると骨盤〜太もも〜ふくらはぎが外側に広がっているので、内側を感じながらの歩きを続ければそれらは中心の方へ収まって行くのかな…?と変化を楽しみにしているところです。それと、今日から靴底がすり減っていない靴に変えました。(写真添付します)この観点からも変化を観察していきます。

・AM10:00 月経の状態腰と下腹部に、軽い月経痛・重さがありました。程度はここ数ヶ月とほぼ変わらずです。(月によってひどい時もありますが、この頃はそんなにつらくはありません)

・PM21:30 夕食の食欲自分が思う適量の3倍ほど多く食べました。夜に出掛けて帰宅が遅くなるとその後の夕食は食べ過ぎる傾向にあります。

【セッション2日後】・AM3:30 脚:昨朝同様比較的軽く感じ、外見もむくみが少なめに見えます。月経痛:いつの間にか無くなっていました。痛みや経血量は今のところいつもの月と変わりません。

・AM6:20 朝食の食欲適量と感じる量の1.5倍食べた。

・AM7:20 左後頭部と左膝が痛む。

・歩き方今日も、頭頂部と足裏をそれぞれ天地に引っ張るようにして歩きました。これをやっている時、少し首が自由を失ってこわばる感じがあったのでそうならないよう、全身の振る舞いの自然さや気持ちよさを探りつつ歩きました。

・PM9:30 夕食の食欲適量と感じる量の3倍は食べた。

【セッション3日後】・AM2:30 今朝も少し脚だけが軽く感じました。ただ脚の太さを見ると、むくみは昨日より強いかもしれないです。

・AM6:30 朝食の食欲適量と感じる量の2倍ほど食べた。おとといから適量を超える量が続いていますが原因はわかりません。

【セッション4日後】・起床直後セッション翌朝から毎朝感じていた脚の軽さはこの日はありませんでした。

・食欲昨日も今日の朝も、適量と感じる量の2倍以上は食べていて胃が重い・疲れている感じがします。昼は食べず、夜は適量より少し多いくらいで終えました。食欲は月経周期と関連しているように以前は思っていましたが、今はあまり感じません。

・左後頭部の痛み今日は1日を通して痛みが続きました。夜には頭部全体の頭痛になったので、早く就寝しました。

・股関節、肩関節の感覚肩を回したり、足の裏を合わせたあぐらからの前屈などで状態を確認してみましたが、特にスムーズになっているということはなく、従来の体感と変わりありませんでした。

【セッション5日後】・今月の月経は終了しました。ロルフィングの施術をお願いしてから初めての月経でしたが、従来との差異は特に感じませんでした。

・起床直後今朝も昨日同様、脚の軽さはもうありませんでした。

・食欲昨日の昼から「食べたい」という気持ちより「からだのここちよさ」を採りたくなり、今朝もほぼ適量でした。

・歩き方日常生活の端々で、足裏の外側だけに体重を乗せているのを感じます。それは自分の身体にとってあまり気持ちよくない・自然でないように感じるので、引き続き土踏まず側のラインを感じながら歩くようにしています。頭頂部と足裏が天地にそれぞれ引き伸ばされているような感覚を持って歩くことも続けています。これは気持ちいいと感じているのか自分でもよくわからないのですが、でも「そうしたい」とは思うので、継続しています。ここ2,3日、太ももにいつも意識がいきます。太ももを鏡に映して見る時、常々違和感のような嫌悪感のようなもの抱くのですが、それは「滞り」を感じているのだと思います。流れていないなあという印象です。ここ数日はその堆積が一掃されて流されていくイメージを浮かべながら歩いています。感覚や見た目に変化が出るか、観察していきます。

・左後頭部の痛み今日も断続的に痛みます。夜半から右耳の奥深くも痛み出しました。この部位が痛むのは初めてです。爆弾低気圧と言われる気象状況が影響しているのでしょうか?

【セッション6日後】・起床直後セッション3日後の朝まで感じていた脚の軽さは、もうありません。

・食欲この数日間“適量をすこし超える程度”が続いています。

・座り方セッションをお願いするようになった当初、座るときの気持ちいいポイントを探る中でなかなか見つからず、肩甲骨の下10cmほどあたりの箇所が痛くなることがしばしばあったのですが、最近はそれがないことに今日気づきました。ただ、首の付け根〜首〜左後頭部一帯の痛みはいつもあります。

【セッション7日後】・食欲朝から旺盛で、1日を通して食べ続けていました。普段は昼食を食べず1日2食なのですがこの日は昼食も食べたくなり、夕食は止まらないほど食べ過ぎました。決定的なストレスや身体の変調は自覚していないので、何がきっかけで食欲の変化が起きるのか自分ではわかりません。

【セッション8日後】・食欲昨日の過食で胃腸を休ませたいので、朝食は摂らず昼食はごく軽く、夕食も軽めでした。

・左後頭部の痛み今日は特に強く、結構辛いです。レポートには今まで特に書いていませんでしたが、左頬の引きつりもこの1〜2年頻繁にあって、左後頭部の痛みとセットで起きることもあれば単独で起きることもあります。この日はセットで起きているように感じられました。

・身体全体のこと特筆すべき変化は感じられません。足裏の外側に重心が偏らないこと、天地に引っ張られるような歩き方、自分の気持ちいいポイントで座るなどのことを継続しています。

【セッション9日後】・食欲朝食を適量の1.2倍ほど食べましたが、昼夜の食欲は落ち着いていました。

・左後頭部の痛み昨日に引き続き痛みが強く、頭全体の頭痛も起きました。左頬と左目の痙攣もありました。

・立ち方ここ数日続けている“天地に引っ張られるような”立ち方、歩き方ですが、首がこわばってしまうのが気になっていました。そんな中、“首と膝をゆるめて(フリーにして)、天地に引っ張られるのは頭頂部と足裏ではなく腹筋だ”と意識して立っていたら、首がすこしラクになった気がしました。今まで頭頂部を天に引っ張るように、と思っていましたが知らないうちに首を引っ張っていてそれで負担がかかっていたのかもしれません。頭頂部と足裏という先端ではなく、身体の中央(腹筋)を上下方向に伸ばすように立ってみると、安定感と心地よさが向上するように感じました。

【セッション10日後】・食欲朝食を適量の1.3倍ほど食べましたが、昼夜の食欲は落ち着いていました。

・頭部の痛み今日は左側の痛みはさほどないかわりに、右側が痛みました。(特に右耳の奥深く)睡眠をとったあとは痛みが少ないこと、仕事のある日は痛みが強いことなどから、原因は思考をし過ぎる(頭が余計な苦悩を作り出す)ことなのでは?と思い、試しに思考を止めてアタマを空にしたところ、すーっと痛みが抜けていきました。思考と身体の密接なつながりを感じました。

【セッション11日後の朝】・頭部左眼の下まぶたにけいれんと、左後頭部にやや痛みがあります。

・歩き方首と膝をゆるめて、腹筋を小さな柱として上体を支えて歩こうと試みたところ、いつもは踵から着地するところを膝が先に出ているような感じがしました。それが気持ちの良い歩き方かはまだわかりません。これからも探し続けてみます。

セッション4

 

【セッション中】・「今どんな感じですか?」と問われて「今日は緊張したり解けたりの入れ替わりが頻繁で、身体を長い時間安心して台に預けることができません」と声に出してお伝えした直後、急速に緊張が取れていき、平らでなめらかで落ち着いた存在感を自分に感じました。声に出したのがきっかけだったのか、たまたまのタイミングだったのか、それはわかりません。緊張具合は毎回違うので、いつも興味深く観察しています。緊張が解けるきっかけに法則性が見いだせれば、もっと気持ちよくゆったりと過ごせるのかなと思うので、次回も感じて探っていきたい点です。

・横向きになっている時、右を下にしている時はすんなりと楽に横たわっていられたのに、左が下の時は気持ちのよい体勢が探しきれず、苦しく感じました。身体が輪郭を成さずに、溶けたアイスクリームのようにべちゃーっと流れ出ているような感覚でした。

・今回も目を開けたり閉じたりして「身体の状態を聴き取るには、視覚を使うか封じるかどちらが感度高く出来るのか」を試しました。視覚がある時は、部屋の様子を見ることで「いま自分はこんな場所にいるんだ」という空間込みの自分を感じるので、外から自分を見ているような客観性が出ました。目を閉じれば、より深く自分の中へ入って行けました。併用することがおもしろいと感じました。

・前回も感じたことですが、触れられて気持ちがよいと感じる箇所はいずれも日常的に痛みを感じている場所でした。(左後頭部とか)その部位が「もっと触って欲しい、気に掛けて欲しい、やさしくして欲しい」と主張しているから痛むのかなと思いました。

【セッション後】・お腹の中がすっきり空っぽに感じられ、調子がよくなったのがうれしくて、少し多めにものを入れてしまいました。(固形物ではなく、スムージー)もう少し長く、この空っぽ爽快感を味わっておけばよかったと思いました。スムージーを飲み終えた直後はお腹いっぱいになってしまったのですが、21時現在(セッション4時間後)はセッション直前に感じていた腸の詰まりもなく、すっきりした状態が続いています。

・セッションから1時間後、瞑想のワークショップに参加しました。セッション前日は座っていても疲れてしまって横になりたくなるという状態だったのですが、ワークショップ中はそういったことはなくすんなり気持ちよく存在して(座って)いられました。(イスでもあぐらでも。)ちなみにワークショップの前に20分ほど歩いたのですが、歩行中には特に気持ちよさや普段との違いは感じず、すんなりとした気持ちよさは「座る」という体勢の時に感じられました。また、初めての場所や人の中にいたのに不思議なくらいに落ち着いていました。身体に感じている心地よさが精神に安心を与えたのかなと思いました。

・ワークショップ中、“身体をブラブラと振ったあと、立位で静止して何を感じるか”という時間があったのですが、その時の感覚が気持ちよかったです。足裏全面が床にピタッと吸い付いていて、身体全体は足首を支点にゆっくりとした揺らぎがあるといった状態です。

・食欲先述した通り、セッション10分後くらいに多めのスムージーを飲んで満腹になったものの、22時(セッション5時間後)に帰宅した際にはお腹の中はまたすっきりとした状態になっていました。この2,3日、腸が詰まっているような調子の悪さを感じており、食事の量を抑えていました。しかし今日はそれがなく「食べても大丈夫かも」という気分が食を進ませ、結果、適量と感じる量の3倍以上を食べました。それでもいつものような張りや痛みがなく、相当の満腹感はあるものの不快感はありませんでした。

【セッション翌日】・起床後太ももを見たらいつもより細くなっていて脚のむくみがないことに気づきました。脚も身体全体も軽く感じます。(前回セッションの翌朝は布団から出た時点で軽さを感じたのですが、今朝は身体を動かしているうちにだんだんと軽さを感じてきました)お腹は、昨夜食べたものがまだ入っている感はあるもののそれによる不快感がなくて、調子のよさに驚きました。(あれだけの量を食べた翌朝なら、いつもは必ず滞りや詰まり、痛みがある)これほどセッション後の変化を大きく感じたのは1回目のセッション後以来です。今回のセッションでは骨盤に触れた時にすごく気持ちがよかったのでそれが関係しているのかなと思いました。精神面でいうと、穏やかな安心がありながらきらきらとした元気も溢れてくるのを感じ、身体同様いい状態でした。身体の調子がいいことが、こんなにも気持ちに影響するのかと改めて知りました。

・起床から1時間後出掛ける支度を忙しくしているうちに、起床後に感じられた身体の軽さからくる幸福感が無くなっていつも通りの心持ちになっていました。脚もいつもぐらいの太さになっていました。お腹も苦しさが戻ってきました。また、昨日教わった瞑想をやってみたのですが昨夜のようなすんなりとした身体の存在感がなく、気持ちよく座れませんでした。

・靴底左足かかと外側に付いていた黒いパーツが取れてしまいました。(写真添付します)その他の箇所は、すり減りなどはまだ無いようです。

・PM12:30調子よく感じられたお腹も、この時間になると昨日食べたものがたくさん入っていて重く、呼吸の妨げになっているようにも感じます。イスに座っていても気持ちのよい姿勢が見つけられず、疲れてしまって背がまるくなりました。やはり昨夜の食べ過ぎに起因していると思います。

・16:00お腹の不快感はだいぶ落ち着いています。ただ、今日はイスに座っている時に背中の筋肉が緊張しているのを感じます。心地いい座り姿勢のポイントやバランスが見つからないと午前中から感じていたので、そのことと関連がありそうです。以前感じていた“肩甲骨から10cmほど下あたりの背中が痛む”ことが最近は無くなったなと思っていたのですが、今日緊張しているのはその場所より20cmほど下の位置です。

【セッション2日後】・朝昨朝のように身体の軽さを感じることはありませんでした。脚のむくみ具合は昨日とだいたい同じ(通常よりは細い)でした。

・朝食セッションの直前までは腸の詰まりを感じてあまり食べられなかったのに、セッション後調子がよくなったことを皮切りに適量を大きく超えた食事量が続いています。調子がよくなったとはいえ食べ過ぎればやはりそのあとには重さなどの不快感が来て気持ちのよい状態ではいられなくなるので、自分にとっての適量を摂りたいです。

・AM9:00心地のよい立ち方が見つけられず、腰と、首の付け根(頭と首の境目)に緊張を感じます。また、座位の時は首の付け根から後頭部全体(今日は左だけでなく全体)に、頭痛につながっていきそうな強めの緊張があります。(その後1日を通して頭痛には至りませんでした。)

でも、ふと思ったのが「私は、悪いところにしか意識がいってないな」ということです。調子のよいところ、痛みがなくなったところもあるはずです。だけどいつも痛みや苦しみを感じるところばかりを探しているような気がします。それでは、自分を痛みで包み込んでしまうのではないかと。痛みとは身体のメッセージだから気がつきやすいものなのだとは思うけれど、もう少しフラットな意識で、全体を眺めるように身体を感じていこうと思います。

・気功のワークショップに参加しました。今後何か気づいたことがあればお伝えしていきたいと思います。

・食欲ここ半月ほどは1日2食でしたがこの日は3食、しかも3食すべてにおいて適量と感じる量の2〜3倍は食べました。だいたい毎月、排卵の前は食欲が高まるのですがそこに起因しているのでしょうか?特に大きなストレスがあったなどの自覚がないので原因がわかりません。

・靴屋にてダンスコ(http://www.dansko.jp)というお店で靴を買いました。歩き方の指導をされたのですが、今まで自分がしてきた歩き方とは全然違うものでした。(脚を意識的に大きく振り上げて必ず踵から着地する。つま先の蹴りは要らない。)これが西洋の靴を履いた時の歩き方で、腰から歩く、という方法だそうです。日本人は草履の文化によるツッカケ歩き(つま先から歩く)で、それは靴を履いた時には適さないとのこと。この歩き方で10分ほど歩いてみましたが新しい方法を試すのに精一杯で、全体の感覚や気持ちよく歩けているかはわかりませんでした。(翌日、両脚のすねが痛くなりました)

【セッション3日後】・食欲朝食、夕食共に適量の2倍以上。ただ、今回のセッションを受けてからは、いつも食べ過ぎ後に感じるダメージ(圧迫感、詰まり、重さ)が少ないように感じます。だから「食べ過ぎても大丈夫」と思って多く食べているのかと思います。

【セッション4日後】・朝の様子脚を目視してむくみの程度を確認したところ、セッション翌朝よりは太いものの比較的むくみは少ないように感じました。左太ももの付け根外側に痛みと動かしにくさ、それと背中(胃の裏あたり)にこわばりを感じました。動かしにくさとは、「関節に潤滑油を垂らせたらな〜」と思うような感じで、ギシギシするとまでは行きませんがなめらかでなくすこし引っかかり、そこに痛みが生じているような感覚です。

・頭部の痛み今回のセッション後から今日までの期間は、これまで頻繁に感じていた頭部の痛みがありませんでした。

セッション5

 

【セッション中】

・こころの緊張

開始数分で8割方の緊張がとれて、そのあと右の二の腕に触れたあたりで背骨が台に向かって急速に沈み、緊張がほぼ無くなりました。

前回は緊張が解けたり入ったりの入れ替わりが目まぐるしかったのですが、今日は緊張が少ない状態(何も考えず台に身を沈める)が最後まで一定して続きました。

 

・視覚の有無

今日は目を閉じて視覚を休ませたときの方が身体を感じやすかったです。

(前回は「目を開けていると空間込みで自分を見られて、客観的な視点ができる」と感じたのですが、今日は目が「ただ直線的に正面のものを視る」ことに集中していたため意識が身体に行きませんでした。)

 

・あご

前回セッション後に、台に腰掛けている時に「少し口(あご)を開けて」とおっしゃられたのを覚えていて、今回は最初から意識してあごを下げて口を開いていました。

先述したように今回緊張が早い段階で抜けたのは、このことが関係しているかもしれないと思いました。

 

【セッション後】

・階段での脚の状態

太ももの付け根(前側)の動きが、油をさしたように軽くて脚がなめらかに上がるので階段が昇りやすく感じました。

 

・食欲

今日は前回と違って消化器系の変化は感じませんでした。

夕食は空腹を感じ、適量と感じる量の4倍以上食べました。

前回セッション以降、過食による苦しさからの回復が従来より早くなったと感じているので、今回はどのようになるかを観察していきたいと思います。

 

・首の付け根および頭部

セッション中と、セッション後に部屋の中を繰り返し歩く時にはこわばりを感じていましたが、セッション1時間後くらいに首を回してみたところ痛みはありませんでした。

 

【セッション翌日】

・起床直後

昨夜は夕食も就寝も深夜だったためか、今朝の身体には軽さはありませんでした。

ただ太ももの太さを見るに、むくみはセッション前より少ないと思います。

 

・お腹

やはり過食後不快感(圧迫感、重さ)からの回復は早まっています。

今朝は、まだ胃に食べ物が残っている感はあるものの、感じる苦しさは通常の1割程度です。

 

・階段での脚の状態

昇りやすさは継続しています。

 

・歩く

セッション後に台に腰掛けたり歩いたりした時にも感じたことですが、「背骨が機能している」という感覚があります。

真っ直ぐに伸びていて、天に向かうような活気があるのです。背骨に頼りがいを感じるほどです。

背骨のみならず、身体全体的に天地を貫くまっすぐさ・軽さ・活気を感じます。

シリーズも半分を過ぎ、これがロルフィングがくれる快さなのかなぁ、と思いました。

 

・座る

歩行時同様背骨に存在感があります。それに関連してか、腹筋も支えとして機能しているように感じます。楽な姿勢で座れているので気分が軽いです。安定感、さらにはこころの安心感もあります。

 

・走る

ごくごく短い距離ですが(10数メートル)久し振りに走るという動作をしたのですが、階段を昇る時に感じたなめらかさと同じ箇所にやはり動きやすさを感じて、脚の運びがスムーズに思えました。

 

・左膝

20年以上前から両膝、特に左に痛みを抱えており、とてもつらいです。

しゃがんだ姿勢から立ち上がる時にギシギシと音がしますし、強い痛みがあります。

しかし今日は、音は鳴るものの痛みはごくわずか、いつもの1割ほどです。

これはとてもうれしいことです。

 

・首の付け根と頭部

少し付け根に痛みがありますが、特に問題は感じません。

 

・靴底パーツ

前回のレポートで「左かかと外側の靴底パーツが取れた」とお伝えしましたが、取れたままだと身体のバランスはどうなるかを試してみたくて、修繕せずにいました。

その後特に左右差など感じずにいたのですが今朝突然、左ふくらはぎ下部外側に少し張りを感じました。

ただそんなに強く感じてはいないので、もう少しこのままでバランスの観察を続けるつもりです。

 

【セッション2日後】

・起床直後

昨朝同様身体の軽さは感じなかったです。

脚のむくみ具合はこれも昨朝同様通常よりはやや少ないかと思います。

 

・お腹の状態

昨晩も適量の4〜5倍は過剰に食べました。

しかし今朝も、昨朝同様、胃に食べ物が残っている感はあるもののダメージはあまり感じません。

 

・階段での脚の状態

太ももの付け根前側のなめらかさは続いています。

 

・首の付け根と頭部

付け根にやや痛みはありますが、悪くない状態です。

 

・左膝

ギシギシ鳴るものの、痛みはいつもの1割ほどです。

ただ、20年以上も痛みを継続して感じていたので“膝を動かすと必ず痛む”という観念が強固に頭にこびりついています。そうすると、痛みがほとんど無くなった今でも動かすたびに怖くて身構えてしまいます。そんなことを思っていたら、気のせいなのか昨日よりまた痛みが戻ってきてしまったようにも感じます。

本で「餓死の原因は“食べられないこと”ではなく、“食べられないと死ぬと思い込むこと”にある」と読んだことがあります。せっかく痛みのない膝になったのだから、その事実・今の状態だけを感じようと思います。

 

・歩き方

今日も背骨に頼もしさのような存在感を感じます。

そのせいか、身体全体にまとまりと安心感を覚えて、うれしい気持ちです。

 

【セッション3日後】

・朝の状態

朝の支度をしながら身体を動かす中で、いくぶん軽さや活力を覚えました。

昨日も書いたように身体全体にまとまりが出てきたことで、体内のエネルギーが分散しないから、のように感じます。

 

・食欲

土曜の昼から過食が続いています。

食べ過ぎればお腹の苦しさはありますが、過食した翌朝に感じる回復はやはり早くなっていると思います。

ただ、食べ過ぎでかかる身体への負担は変わらないので、どうして食べ過ぎてしまうのかを自分とよく話し合いたいと思います。

 

【セッション4日後】

・朝の状態

今日も少しですが身体が軽く感じます。

脚のむくみは、見たところ昨日より太く見えます。

 

・食欲

昨晩から今朝は比較的落ち着いています。

きっかけは特にないので、なぜなのかはわかりません。

もっと自分に訊いてみる、耳を傾けてみます。

昨日は朝から夕方まで、胃はいっぱいなのにアタマが食欲を感じ続けていて、常に食べ続けていました。しかしそのダメージは持ち越されず、今の胃腸の状態は悪くないと思います。以前なら翌朝まで重さが続いたはずです。

 

・首の付け根及び頭部

首と肩の境目あたりにすこし痛みがあるものの、不快感はありません。

ずっと続いていた左後頭部の痛みも、先週土曜のセッション以降は無いです。

 

・階段での脚の状態

太ももの付け根前側のなめらかさが続いており、昇りやすいです。

 

・膝

しゃがんだり立ち上がったりを繰り返してみましたが、わずかに左膝が痛むものの従来の5〜10パーセントほどに減りました。

ただ、「痛むんじゃないか」という恐れが脳を締め付けている感覚がしました。

 

・足裏

もともと足裏には常に、もやもや・どろどろとした疲れが、流れられずに渦巻いて滞っている感覚があるのですが、ここ半月くらいは特に滞り、溜まりを感じます。

 

・左目

今朝は時折下側が痙攣します。

この症状は毎日ではないものの、いつも出ています。

 

・背骨

セッション当日や翌日に感じていた「背骨の存在感、頼れる感」は、昨日も今日もほとんど無くなっています。

また、「身体全体のまとまり感」も今はありません。

セッション6

 

【セッション前日】・座り方イスに腰掛けている時にふと、「そういえば、セッションを受け始めた当初は“心地よく座っていられるポイント(重心、意識の置きどころ)”を常に探っていたけれど、最近それをしてないな」と気づきました。探さなくても、身体がスッと、自然に存在できる型をとっているのです。型といってもガチガチなものではなく、形状記憶的なものでもなく、“真ん中へ戻っていく、収束していく”という感じです。前回のレポートにも書きましたが「身体が分散せず、まとまりを感じるようになってきた」という体感と関連しているかもしれません。(歩く時、立位で静止している時は、今もポイントを探している状態です。)

・股関節このところ、エレベーターを待っているわずかな時間に、膝を垂直に上げたり外側に開いたりと股関節を大きく回して感触を確かめているのですが、以前よりひっかからずなめらかです。(左だけはコキッと骨が引っかかって鳴るような感じがあります。)

【セッション中】・心身の緊張心身共に今回がもっとも少なく、台に乗った直後から終わるまで一定していました。

・左右差台に乗った直後は、身体に縦半分の線が引かれて半身ずつに分けられたかのような左右の差異を感じていましたが、時間が経つにつれその境界線は感じなくなっていきました。ただ、ごく微弱でおぼろげな痛みが、左臀部・左眉頭・左肩と場所を変えながら浮かんでは消えてを繰り返していました。左ばかりに感じるのは、自分がそう意識している(体の左側に不調が現れやすい気がする)からかな?と思い一度意識をゼロにして改めて感じてみましたが、微弱な痛みはやはり左側にだけ出ました。

・身体からのサイン感じたことをいろいろ書きましたが、でも今回は身体が発するサイン(痛みにしても心地よさにしても)をあまり感じず、「身体が静かだ」と思いました。

【セッションの帰り道】・膝何度か階段を降りることがあったのですが、左膝の外側に少し痛みが出ました。そのあと電車で立っている時も同じ箇所が少し痛みました。夜になって屈伸をしてみましたが、その時はギシギシと音がするものの痛みはありませんでした。

【セッション当日の夜】・食欲胃は満杯なのにアタマだけが食べたがっており、適量を3倍は超える食事量でした。この日の食欲は質がやや異なりました。いつもなら「うー、食べたい」くらいのライトな欲求なのですが、この日は「貪る」状態で、目や表情はギラギラしていたと思います。

【セッション翌日】・起床直後セッション翌朝の起床時にすごく身体が軽くなっていたことが何度かありましたが、今朝は疲れはないものの軽さもありませんでした。ただ、前夜の夕食と就寝が遅かったのに疲れていないということは、身体はいい調子なのだと思います。脚のむくみは少なく感じました。過食による胃腸のダメージ感もほとんど残っておらず、回復の早さを維持しています。

・膝階段を昇る時降りる時共に、痛みこそないものの、違和感があります。

・歩行時まとまり、身体中央への収束感(頭頂から骨盤までに直径10cmほどの透明な柱があるような感覚で、そこに向かって収まっていく感じ)を感じます。ただ、背中(胃の裏あたり)の筋肉にこわばりがあります。

・座位時腰が少し痛みました。ですが、昨日のセッション後半で台に座っていた時に、田畑さんが「このあたりに支えを感じて」と仰った箇所(胃の裏より10cmほど下あたり)を意識したら、背筋が引き上げられて楽になりました。ただ、この姿勢を30分近く続けていたらまた腰に痛みや緊張が出ました。「身体にとって自然な姿勢ではあったけど、動かさず保持していたから痛くなった」のか、「実際には身体にとって自然で心地よい姿勢ではなかった」のかどちらだろうと思い、腰を少しの間曲げ伸ばししたあと再び先ほどの姿勢に戻ると、痛みは消えました。ほんの少しのブレイクで痛みが解消したことから、「これは今現在の自分にとっては、今のところ自然な姿勢だ」ということと、「そこに固まらず、時折適度な動きを入れることも必要」ということがわかりました。

・首の付け根起床直後はいつもより強い痛みがあったのですが、その後は全く痛くなくなったり少し痛くなったりの入れ替わりが1日のうちでありました。

・左頬や左下まぶたの痙攣わずかですが今日も起きています。

【セッション2日後】・朝の状態疲れも軽さもない、その真ん中に在るような体調でした。昨夜の過食による胃腸のダメージも最小限で、回復速度が上がったことに毎朝驚きます。

・首の付け根今日は1日を通して痛みがありました(強くはありません)。(回した時に感じるだけで、通常時の不快感はありません。)

・歩行時上体にまとまりを感じました。少しずつ変わっていくのがうれしいです。変化を恐れず、楽しみに感じられていることもうれしいです。

・食欲この日は、この2週間の中では落ち着いていました。「量を抑えよう」と意識したのではなく、身体の意図に添った結果です。以前に「このところは、前よりも食欲と月経周期の関連を感じない」と書きましたが、ここ半月は「やはり関連は結構あるかも」と感じています。私の場合、排卵前後に食欲が増し、1度落ち着いたのち月経開始に向かって再び増していき、月経直前から次の排卵まで落ち着いていくというサイクルがあるのですが、今回はその流れに沿っていると感じます。であれば、苦しいほどの過剰量にならないよう身体と話し合っていけば、食欲の増加をそこまで悔いたり気に病んだりはしなくてよいと思います。そもそも気にすればするほど食欲とうまく付き合えなくなると思うので、食欲への意識のフォーカスを少しずつ緩めて行ければと思います。

・膝今日一番強いサインを発しているのは膝です。起床まもなく気づいたのが、左膝内側の痛みでした。その後、左膝外側も痛み出しました。屈伸した時にギシギシという音や強い痛みがあり、加えて今日は静止している状態でも左膝が痛みます。また、今までほとんど右膝は痛みや違和感がなかったのですが、今日は屈伸時にわずかに痛みました。ですが、階段の昇降時は特に痛みなどはありませんでした。このところ膝は痛みがなかったのですが、前回セッション直後から痛みが少しずつ戻ってきています。

【セッション3日後】・朝の様子起床直後はやや疲れがあったものの、朝の支度をする中でだんだんと身体の軽さを感じていきました。

・座位畳にあぐらをかいていた時、背骨がまっすぐスッと立つような感じで(自然なカーブはありつつも)、気持ちのよい状態でした。少し前に「背骨が機能していると感じる」と書きましたが、久しぶりにそれに似た感覚でした。ですが今日のは「それほど強い存在感を出しているわけではなく、そっとちょうどよく支えてくれている」感じです。

・頭部朝の時点では首の付け根に痛みはありません。ずっとあった左後頭部の痛みも、このところはありません。左頬や左下まぶたの痙攣は昨日に引き続きありません。

・膝屈伸を数回した所、ギシギシという音がかなりするものの痛みはほとんどなく、昨日とはだいぶ違います。ただ、いつもはあまり感じない右膝の違和感が、昨日に引き続きまだ少し残っています。

セッション7

【セッション当日】

・月経

今日で4日目。開始2,3日目の経血量ピークを越え、終わりに向かい始めています。

それに合わせてか、昨夜までの適量を超えた食事量が、今朝から落ち着いてきました。

 

・膝

左膝の痛みが毎日続いています。

今日は歩行時・静止時の痛みはないものの、しゃがむと強く痛みます。

痛む箇所は、皿の上あたりだったり、皿の下外側だったりと、日によって変わります。

 

・首、頭部

いつもは斜めに傾けた際に痛みがありましたが、今日は上を向いた時に首の付け根が痛みます。

頭部の痛みはなく、左頬や下まぶたの痙攣もありません。

 

・ヨガ

2ヶ月ぶりにヨガをしました。ロルフィングを受け始めてからは初めてです。

以前と違う感覚はあるかどうか、注意深く確かめながらやりました。

可動域は変わりませんでしたが、「意識が、身体の状態を前よりよく把握している」と感じました。以前は意識と身体が分かれていて、ポーズをとるときに身体は「もうキツイよ」と言っているのに意識が「もっといけるはず」と無理強いしてすごくツラく感じることもしばしばでした。ですが今日は意識と身体の意志が重なり合うところが多くて意見が一致しているという感じで、きつく感じることはほとんどありませんでした。ヨガの先生が「ツラいと感じるところまでやる必要はありません」とよくおっしゃいますが、初めて「そういうことか」とわかった感じです。

ロルフィングをしていただくようになって感じる“まとまり”の理由は、身体の各部が統合されていくという肉体的なことだけでなく、“分かれていた意識と身体が重なっていく”ということにもあるのかなと思いました。

 

・股関節

歩行時、左の股関節に痛みがありました。(ヨガから3時間後)

痛みと言っても、“ストレッチをした時に感じるようなイタ気持ちいい”もので、つらさはありません。

 

【セッション中】

・心身の緊張

今回も心身ともに緊張はほとんど無く、それが最後まで一定していました。

前回レポートに書いた「台の上での身の置き方がしっくり来ない」は無く、早い段階で納得できる姿勢を見つけて落ち着けました。「曲がっていると思われてるかもしれない」という意識も今日は頭にのぼって来ませんでした。“自分の体感”と“身体にとっての心地いい姿勢”がだんだん一致し始めてきたのかもしれません。

 

・口、あご

ここ数回、身体に力が入らないように、いつも口を軽く開けています。

効果を大きく感じるわけではありませんが、口を閉じている時よりも後頭部や頭と首の境目あたりが解放される気がします。

 

・目線

後頭部のこわばりを緩和するために、あごを引いて頭の角度を変えてみたりいろいろ試しましたが、今日は“目線を落とす(足の方を見る)”が有効でした。さらにその状態で目を開けたり閉じたりしてみましたが、開けている方がこわばりが消えやすかったです。まぶたの開閉というごく小さな動作が、わりと大きな差を生むのはおもしろいことだと思います。

 

【セッション後】

・駅への道を歩いていたら、左臀部(表面)なのか左骨盤内(深部)なのか位置がうまく知覚できない漠然とした違和感(ひっかかるような感覚)を感じました。

違和感の発信源を特定しようと骨盤周りを軽く押しながら確かめていくと、仙骨のすぐ左あたりを押したときにイタ気持ちよさを感じました。それだけでは違和感の理由やはっきりした場所はわかりませんでしたが、その後違和感は痛みに近い感覚になっていき、股関節の内側や前側など場所を変えて転々と数カ所に現れ始めました。いずれも共通するのは「左側」ということです。

歩くのを止めて静止した状態で左右股関節を大きく回してみたところ、右に関しては特に気になる感覚が無かったのですが、左は「コキッ」と関節が引っかかる感触がありました。

 

・膝

セッション後すぐに屈伸をして痛みを確かめました。左膝がわずかに痛むものの、今回のセッション前よりもかなりラクに曲げられました。この時点では階段の昇降でも痛みはありませんでした。

ですがセッション後約4時間経過した21:30現在、イスに座った状態で左膝皿の上内側に痛みがあります。

さらに直後は階段昇降に痛みは無かったのに、5時間経過時点では降りる際に左膝の痛みを感じました。

 

・首、頭部

右に首を傾けたときに首の付け根左側が、また、顔を天井に向けた時に両肩が痛みます。

 

・食事量

今日は1日を通して落ち着いていました。

 

【セッション翌日】

・朝のようす

歩いている時、左股関節周りに引っかかりとすこしの痛みがありましたが数分で消えました。

座っている時、腹筋上部に支えが感じられ、上体が天に引き上げられるようにまっすぐ伸びてシャキっとした爽快感がありました。

首、頭部には痛みはありませんでした。

膝は階段を降りる時に、左膝皿の下右側が少し痛みました。昇るときと歩行時、座位時は痛みませんでした。

 

・断食1日目

今日から宿泊施設で断食をします。

まずは体組成計で体内の状態を測定していただきました。

水分量が52%という項目が印象に残りました。60%が理想だそうで、それを下回っていることから「滞在中は水分をよく摂るように」とアドバイスを頂きました。

しかし、去年別の施設でやった断食の際も同じアドバイスがあり、それに従って、「もう飲めない」という身体の訴えをねじ伏せる形で水分を摂り続けた結果、お腹をくだしたという経験があるので、今回は「飲みたい時に飲みたい量を」で行くつもりです。それには身体との会話が必要だから、身体の言っていることを無視しないで語り合ういい機会が頂けたなと思います。

 

その後“1/fゆらぎ”という、身体に電気を流す機器を使用した施術を受けました。マッサージチェアのようなイスに10分ほど座るというものです。

前半は身体に耳を澄ませても何も聴こえてこなかったのですが、後半から(1)左膝(2)右掌中央(3)首と頭の境目(いつものように左のみだけではなく右も)の3箇所に変化を感じました。

このうち(1)(2)は同じ質感の変化でした。どちらも白い光を発しているようなイメージが見えて、スーッと軽くなり気持ちいいのです。

(2)はツボの名前で言うと労宮ですが、この箇所は数年前からずっと、頻繁に痒くなるので掻きすぎて皮膚が荒れているほどなのです。そういう意味では(1)と(2)には“長い間断続的に不調を感じている部位”という点で共通点があります。

(3)の感覚は“気持ちいい”ではなく、こわばりです。セッションの時や普段から感じているものと質は一緒です。

そして施術後、しばらくイスに座ったまま身体はどうなっているか耳を傾けていたところ、身体全体に微弱な刺激がありました。弱めの炭酸水が身体の中を流れているような感じです。気持ちいいのか否か、どちらなのかよくわからない不思議な感触でした。

 

その後、30分間のポールストレッチをしました。

ストレッチ前後の変化を比較するため、始めと終わりに各部の可動域を調べたのですが、ここで一番強い印象が残ったのは「前屈」と「体側伸ばし」をした時です。前屈時、右脚は特に痛みなどは無かったのですが、左膝から15cmほど上の太腿裏がすごく痛かったのです。

逆に体側は右の方が痛みが強く、左の痛みは骨盤脇に出たのに対し、右は二の腕側面が痛みました。体側は膝や首と違って、普段はまったくサインを発しないので「こんなに痛かったのか!」ととても驚きました。

ストレッチ後、ポールから降りて床に直接仰向けになり、背中の感覚を味わう時間があったのですが、背中が床より下に沈んでいるような感じがしたのもとても大きな驚きでした。マットレスなら身体は沈みますが、硬い床の上でのその感覚はとても不思議でした。砂浜に軽く溝を掘ってその窪みに収まっているような感じです。身体はいろんな驚きをくれました。

 

【セッション2日後】

・朝のようす

断食2日目。よく眠れましたがそんなに身体は軽くなく、10段階で言うなら軽さ3くらいといったところです。

首:ほとんど痛みはありません。

腰:昨夜から中央よりやや右寄りのあたりが少し痛みます。

膝:しゃがむと左膝皿の上が少し痛みますが、つかまり立ちしないと痛くて立てない時もあるくらいなので今日はごく軽い方です。

体側伸ばし:左→昨日同様、骨盤側面に痛み。右→昨日痛んだ二の腕側面の痛みはほとんど消え、腰に痛みがあります。

座位:腹筋上部に支えを感じます。腰の下の方、臀部との境目あたりにわずかなこわばりを感じますが痛みではありません。

立位:座位と同じあたりにこわばりがあります。座位では、腹筋上部の支えが身体全体に対してリーダーシップを取っているような感じで、上体は天に伸びて、身体には輪郭を持った存在感があるのに、立位ではリーダーシップを取る部位がなく、ぼんやりふんわりな感じがします。ただ、どちらがいいというわけではなく、このゆるやかな感じも好きです。同じ身体でも立つと座るではこんなにも体感が違うのはおもしろいことですし、いろんなモードがあるとそれぞれを感じる楽しさがあります。

 

・腰

腰右側が痛むのは、昨夜ベッドに腰掛けていた時、正面を向かずに身体右半分を前に出すように斜めに座っていたからだと気付きました。その姿勢でいたのは十数分程度の短い時間だけだったのにわりと大きな反応が出たということは、身体のアラート≪心地いい真ん中の姿勢から外れていることに対して、身体が意識へ伝える警告≫の感度が上がったのかなと思いました。

 

・体操

施設スタッフの方と一緒に朝の体操をしました。

気になったのは右肩と右の首筋から後頭部にかけての部位です。痛みではなく、緊張して縮んでいたのかなという感覚がありました。痛みやこわばりが出るのはだいたいいつも左側なので、今日はいつもと違うことをすこし不思議に感じました。

体操をしながら「変わることへの恐れ」が頭にのぼって来ました。健康になりたくて身体を動かしているつもりだけど、意識の奥底では“痛みのある状態がデフォルト”というのがあって“痛みがどこかにないと、何だかいつもと違うから不安”ということを感じるのです。そういう思いがあると身体は気持ちよくなれないので、“変わることはわくわくすることだよ”と意識に話し掛けていこうと思います。

 

・散歩

急勾配の坂を30分強歩きました。

呼吸が苦しくなるのがイヤなので息が上がらない速度で歩きたいのに、アタマは「速く進まないといけない」という妙な思い込みで迫ってきて、その急かしを抑えようとすこし混乱しながら歩きました。

しかし程なくしてラクに息が出来るようなゆっくりとしたペースが保たれるようになってきて、目的地までほとんど息が切れることなく歩きました。かなりの急な傾斜なのですぐに息が上がりそうになるのですが、息がなくなるまで吐き切ることを続けることで空気を肺へ充分に供給することが出来ました。この深い呼吸に身体が喜んでいるのを感じました。

帰りは同じ道を下りました。行きの登りはどこも痛みなどは無かったのですが、坂を下りる時には左膝皿の下側に痛みを感じました。

 

・散歩後

入浴とストレッチを終え、読書をし、そのあと仰向けになって休んでいると、急に左の眉頭・左肩・左後頭部・仙骨の左脇に痛みが出てきました。

それと昨日から左足の甲が急にズキッと痛くなり、散歩中もずっと痛みました。

いずれも痛みのきっかけや理由がわかりません。

 

・読書の際の体勢

夕方は3時間ほど読書をしたのですが、その時に気持ちよく在れる体勢がなかなか見つかりませんでした。

身体は気持ちいい体勢をもっと探したいのに、アタマは読書を進めたくて意識はもうそちらにしか向いていない。結局、ちょうどいいポジションは見つからず、身体にすこし無理を強いたまま読書を続けました。「散歩後」の項目で書いた痛みは、このことが理由かもしれません。

この2日間はこのような“アタマと身体のせめぎあい”がしばしば起きていて、それをおもしろく、うれしく感じています。今まではいつも身体が抑え込まれていて、せめぎあいにさえならなかったからです。アタマが、身体の言い分を聞き入れるやさしさをすこし得たのかもしれません。

このあと夕食をはさんで再び読書をしたのですがその時は、すこしでも身体が納得いっていなかったら読書を一旦止めて身体の意見を聴きました。それを黙殺すれば、翌日必ず痛みという身体の返事が返ってくることがわかったからです。

 

・身体とアタマ

上で身体とアタマのやり取りについて書きながら、「今の自分の中では、身体とアタマははっきり分かれた別々の存在としてあるのだな」ということがわかりました。

それが普通だと思っていたけれど、改めて考えてみると「別れてていいのかな?」という疑問が出てきました。「分かれているからケンカになる、一致していたら混乱しなくてよいのでは?」と思ったり。でも、分かれているからこそ視点が増えたり、お互いを検証できるとも言えます。

セッションの最中にいつも試みている「身体を感じる」とはどういうことなのか。

分かれているから出来ることなのか、一致していた方がよりダイレクトに身体の声が聴けるのか。

この「身体のサインの感じ方」をこれからもいろいろと試しながら、身体とアタマの心地よい関係性を体得していけたらと思います。

 

【セッション3日後】

・朝のようす

断食3日目。今朝は蚊の羽音に起こされ、まだ眠いのでもう一度寝ようとするものの何だか気持ちよく眠れず、身体に結構疲労を感じました。10段階中疲労度6といったところです。

昨日の散歩の影響か、右臀部に筋肉痛があります。その他の箇所には痛みありません。

膝の状態を屈伸して確かめたところ、ギシギシとなるけれど痛みはありませんでした。

首と肩の境目はすこし痛みましたが起床直後なので当然といった感じで、実際そのあと痛みは減って行きました。

全体の疲労感が比較的大きいものの、痛みは少ないというのが今朝の体調の特徴です。

 

・朝の体操

気になったのは左股関節と首の付け根(左右とも)です。

イスに座り、左膝を両手で抱えて上下左右に動かしながら股関節を回すのですが、膝を上に持ち上げた時に、股関節前側から恥骨付近にかけてがキューっと痛みました。

また、首を右に倒した状態で左腕を斜め下に突き出す(その逆も)動作の時には、左右両方の首の付け根から肩にかけて強い痛みがありました。

 

・体組成測定

2泊3日の断食が終了し再び体組成計に乗り、体幹・両腕・両脚それぞれの筋肉量と脂肪量を五角形グラフで表したシートを頂きました。

筋肉量:体幹部だけが平均より低い。両腕・両脚は平均内で、ほぼ正五角形に近いグラフでした。右腕と左腕の筋肉量差は50グラム、右脚左脚は同量でした。

脂肪量:正五角形のグラフになりました。両腕両脚ともに左右差は50グラムでした。

脚部筋肉量:同年代女性よりやや多めと出ました。今の身体で一番痛むのは膝なので、脚部筋肉が少ないことに理由があるのではと思ったりもしたのですが、量的には少なくないという結果になりました。

筋肉量左右バランスチェック:両腕両脚ともに、グラフの中央に印が付いていました。これは左右のバランスが取れているということだそうです。気になる痛みはいつも左側に出るのでバランスが傾いているのではと自分では思っていましたが、意外な結果となりました。

ほか、内臓脂肪レベル・基礎代謝量・体型判定いずれも標準内でした。

 

セッションで写真を撮って頂く時、“自分の中の体感”と“写真に写った客観的な自分の姿”が同じだったり違ったりがありますが、“体組成計が出してくれた数値”と“自分の感じている自分の身体”にもギャップがあったりなかったりで、とてもおもしろい体験でした。

この5年間ほど毎日、朝晩の体重と体脂肪率を計測していたのですが、今年の9月頃からやめました。増減に一喜一憂することが自分を疲れさせていると思ったのと、数字より実感を指針にしたいと思ったからです。ですがたまにはこういったデータを見て、自分の感覚との差を確認してみるのもおもしろいことだなと思いました。

 

・3日間のまとめ

日常よりも自然がとても多い場所で過ごせたことが、自分にとって大きなことでした。

樹や風や太陽や月、星や夜明け前の空や夕陽に染まった雲などを眺めていたら、人間も自然の一部で、私は自然と一体だし自然そのものなんだとわかりました。だからいつも自然に融けこむようにいたらいいんだ、そこから外れたときに身体のどこかが痛んだりこころが波立ったりするのかなと思いました。

セッション8

 

今回は、セッション翌日から始めた、宿泊施設での断食のことも書きました。ロルフィングとは直接関係ないかもしれませんが、身体が伝えてきてくれることに耳を傾けるいい機会だったので、記録をつけました。

 

【セッション当日】

・月経今日で4日目。開始2,3日目の経血量ピークを越え、終わりに向かい始めています。それに合わせてか、昨夜までの適量を超えた食事量が、今朝から落ち着いてきました。

・膝左膝の痛みが毎日続いています。今日は歩行時・静止時の痛みはないものの、しゃがむと強く痛みます。痛む箇所は、皿の上あたりだったり、皿の下外側だったりと、日によって変わります。

・首、頭部いつもは斜めに傾けた際に痛みがありましたが、今日は上を向いた時に首の付け根が痛みます。頭部の痛みはなく、左頬や下まぶたの痙攣もありません。

・ヨガ2ヶ月ぶりにヨガをしました。ロルフィングを受け始めてからは初めてです。以前と違う感覚はあるかどうか、注意深く確かめながらやりました。可動域は変わりませんでしたが、「意識が、身体の状態を前よりよく把握している」と感じました。以前は意識と身体が分かれていて、ポーズをとるときに身体は「もうキツイよ」と言っているのに意識が「もっといけるはず」と無理強いしてすごくツラく感じることもしばしばでした。ですが今日は意識と身体の意志が重なり合うところが多くて意見が一致しているという感じで、きつく感じることはほとんどありませんでした。ヨガの先生が「ツラいと感じるところまでやる必要はありません」とよくおっしゃいますが、初めて「そういうことか」とわかった感じです。ロルフィングをしていただくようになって感じる“まとまり”の理由は、身体の各部が統合されていくという肉体的なことだけでなく、“分かれていた意識と身体が重なっていく”ということにもあるのかなと思いました。

・股関節歩行時、左の股関節に痛みがありました。(ヨガから3時間後)痛みと言っても、“ストレッチをした時に感じるようなイタ気持ちいい”もので、つらさはありません。

 

【セッション中】

・心身の緊張今回も心身ともに緊張はほとんど無く、それが最後まで一定していました。前回レポートに書いた「台の上での身の置き方がしっくり来ない」は無く、早い段階で納得できる姿勢を見つけて落ち着けました。「曲がっていると思われてるかもしれない」という意識も今日は頭にのぼって来ませんでした。“自分の体感”と“身体にとっての心地いい姿勢”がだんだん一致し始めてきたのかもしれません。

・口、あごここ数回、身体に力が入らないように、いつも口を軽く開けています。効果を大きく感じるわけではありませんが、口を閉じている時よりも後頭部や頭と首の境目あたりが解放される気がします。

・目線後頭部のこわばりを緩和するために、あごを引いて頭の角度を変えてみたりいろいろ試しましたが、今日は“目線を落とす(足の方を見る)”が有効でした。さらにその状態で目を開けたり閉じたりしてみましたが、開けている方がこわばりが消えやすかったです。まぶたの開閉というごく小さな動作が、わりと大きな差を生むのはおもしろいことだと思います。

 

【セッション後】

・駅への道を歩いていたら、左臀部(表面)なのか左骨盤内(深部)なのか位置がうまく知覚できない漠然とした違和感(ひっかかるような感覚)を感じました。違和感の発信源を特定しようと骨盤周りを軽く押しながら確かめていくと、仙骨のすぐ左あたりを押したときにイタ気持ちよさを感じました。それだけでは違和感の理由やはっきりした場所はわかりませんでしたが、その後違和感は痛みに近い感覚になっていき、股関節の内側や前側など場所を変えて転々と数カ所に現れ始めました。いずれも共通するのは「左側」ということです。歩くのを止めて静止した状態で左右股関節を大きく回してみたところ、右に関しては特に気になる感覚が無かったのですが、左は「コキッ」と関節が引っかかる感触がありました。

・膝セッション後すぐに屈伸をして痛みを確かめました。左膝がわずかに痛むものの、今回のセッション前よりもかなりラクに曲げられました。この時点では階段の昇降でも痛みはありませんでした。ですがセッション後約4時間経過した21:30現在、イスに座った状態で左膝皿の上内側に痛みがあります。さらに直後は階段昇降に痛みは無かったのに、5時間経過時点では降りる際に左膝の痛みを感じました。

・首、頭部右に首を傾けたときに首の付け根左側が、また、顔を天井に向けた時に両肩が痛みます。

・食事量今日は1日を通して落ち着いていました。

 

【セッション翌日】

 

・朝のようす歩いている時、左股関節周りに引っかかりとすこしの痛みがありましたが数分で消えました。座っている時、腹筋上部に支えが感じられ、上体が天に引き上げられるようにまっすぐ伸びてシャキっとした爽快感がありました。首、頭部には痛みはありませんでした。膝は階段を降りる時に、左膝皿の下右側が少し痛みました。昇るときと歩行時、座位時は痛みませんでした。

 

・断食1日目今日から宿泊施設で断食をします。まずは体組成計で体内の状態を測定していただきました。水分量が52%という項目が印象に残りました。60%が理想だそうで、それを下回っていることから「滞在中は水分をよく摂るように」とアドバイスを頂きました。しかし、去年別の施設でやった断食の際も同じアドバイスがあり、それに従って、「もう飲めない」という身体の訴えをねじ伏せる形で水分を摂り続けた結果、お腹をくだしたという経験があるので、今回は「飲みたい時に飲みたい量を」で行くつもりです。それには身体との会話が必要だから、身体の言っていることを無視しないで語り合ういい機会が頂けたなと思います。

その後“1/fゆらぎ”という、身体に電気を流す機器を使用した施術を受けました。マッサージチェアのようなイスに10分ほど座るというものです。前半は身体に耳を澄ませても何も聴こえてこなかったのですが、後半から(1)左膝(2)右掌中央(3)首と頭の境目(いつものように左のみだけではなく右も)の3箇所に変化を感じました。このうち(1)(2)は同じ質感の変化でした。どちらも白い光を発しているようなイメージが見えて、スーッと軽くなり気持ちいいのです。(2)はツボの名前で言うと労宮ですが、この箇所は数年前からずっと、頻繁に痒くなるので掻きすぎて皮膚が荒れているほどなのです。そういう意味では(1)と(2)には“長い間断続的に不調を感じている部位”という点で共通点があります。(3)の感覚は“気持ちいい”ではなく、こわばりです。セッションの時や普段から感じているものと質は一緒です。そして施術後、しばらくイスに座ったまま身体はどうなっているか耳を傾けていたところ、身体全体に微弱な刺激がありました。弱めの炭酸水が身体の中を流れているような感じです。気持ちいいのか否か、どちらなのかよくわからない不思議な感触でした。

その後、30分間のポールストレッチをしました。ストレッチ前後の変化を比較するため、始めと終わりに各部の可動域を調べたのですが、ここで一番強い印象が残ったのは「前屈」と「体側伸ばし」をした時です。前屈時、右脚は特に痛みなどは無かったのですが、左膝から15cmほど上の太腿裏がすごく痛かったのです。逆に体側は右の方が痛みが強く、左の痛みは骨盤脇に出たのに対し、右は二の腕側面が痛みました。体側は膝や首と違って、普段はまったくサインを発しないので「こんなに痛かったのか!」ととても驚きました。ストレッチ後、ポールから降りて床に直接仰向けになり、背中の感覚を味わう時間があったのですが、背中が床より下に沈んでいるような感じがしたのもとても大きな驚きでした。マットレスなら身体は沈みますが、硬い床の上でのその感覚はとても不思議でした。砂浜に軽く溝を掘ってその窪みに収まっているような感じです。身体はいろんな驚きをくれました。

 

【セッション2日後】

・朝のようす断食2日目。よく眠れましたがそんなに身体は軽くなく、10段階で言うなら軽さ3くらいといったところです。首:ほとんど痛みはありません。腰:昨夜から中央よりやや右寄りのあたりが少し痛みます。膝:しゃがむと左膝皿の上が少し痛みますが、つかまり立ちしないと痛くて立てない時もあるくらいなので今日はごく軽い方です。体側伸ばし:左→昨日同様、骨盤側面に痛み。右→昨日痛んだ二の腕側面の痛みはほとんど消え、腰に痛みがあります。座位:腹筋上部に支えを感じます。腰の下の方、臀部との境目あたりにわずかなこわばりを感じますが痛みではありません。立位:座位と同じあたりにこわばりがあります。座位では、腹筋上部の支えが身体全体に対してリーダーシップを取っているような感じで、上体は天に伸びて、身体には輪郭を持った存在感があるのに、立位ではリーダーシップを取る部位がなく、ぼんやりふんわりな感じがします。ただ、どちらがいいというわけではなく、このゆるやかな感じも好きです。同じ身体でも立つと座るではこんなにも体感が違うのはおもしろいことですし、いろんなモードがあるとそれぞれを感じる楽しさがあります。

 

・腰腰右側が痛むのは、昨夜ベッドに腰掛けていた時、正面を向かずに身体右半分を前に出すように斜めに座っていたからだと気付きました。その姿勢でいたのは十数分程度の短い時間だけだったのにわりと大きな反応が出たということは、身体のアラート≪心地いい真ん中の姿勢から外れていることに対して、身体が意識へ伝える警告≫の感度が上がったのかなと思いました。

 

・体操施設スタッフの方と一緒に朝の体操をしました。気になったのは右肩と右の首筋から後頭部にかけての部位です。痛みではなく、緊張して縮んでいたのかなという感覚がありました。痛みやこわばりが出るのはだいたいいつも左側なので、今日はいつもと違うことをすこし不思議に感じました。体操をしながら「変わることへの恐れ」が頭にのぼって来ました。健康になりたくて身体を動かしているつもりだけど、意識の奥底では“痛みのある状態がデフォルト”というのがあって“痛みがどこかにないと、何だかいつもと違うから不安”ということを感じるのです。そういう思いがあると身体は気持ちよくなれないので、“変わることはわくわくすることだよ”と意識に話し掛けていこうと思います。

 

・散歩急勾配の坂を30分強歩きました。呼吸が苦しくなるのがイヤなので息が上がらない速度で歩きたいのに、アタマは「速く進まないといけない」という妙な思い込みで迫ってきて、その急かしを抑えようとすこし混乱しながら歩きました。しかし程なくしてラクに息が出来るようなゆっくりとしたペースが保たれるようになってきて、目的地までほとんど息が切れることなく歩きました。かなりの急な傾斜なのですぐに息が上がりそうになるのですが、息がなくなるまで吐き切ることを続けることで空気を肺へ充分に供給することが出来ました。この深い呼吸に身体が喜んでいるのを感じました。帰りは同じ道を下りました。行きの登りはどこも痛みなどは無かったのですが、坂を下りる時には左膝皿の下側に痛みを感じました。

 

・散歩後入浴とストレッチを終え、読書をし、そのあと仰向けになって休んでいると、急に左の眉頭・左肩・左後頭部・仙骨の左脇に痛みが出てきました。それと昨日から左足の甲が急にズキッと痛くなり、散歩中もずっと痛みました。いずれも痛みのきっかけや理由がわかりません。

 

・読書の際の体勢夕方は3時間ほど読書をしたのですが、その時に気持ちよく在れる体勢がなかなか見つかりませんでした。身体は気持ちいい体勢をもっと探したいのに、アタマは読書を進めたくて意識はもうそちらにしか向いていない。結局、ちょうどいいポジションは見つからず、身体にすこし無理を強いたまま読書を続けました。「散歩後」の項目で書いた痛みは、このことが理由かもしれません。この2日間はこのような“アタマと身体のせめぎあい”がしばしば起きていて、それをおもしろく、うれしく感じています。今まではいつも身体が抑え込まれていて、せめぎあいにさえならなかったからです。アタマが、身体の言い分を聞き入れるやさしさをすこし得たのかもしれません。このあと夕食をはさんで再び読書をしたのですがその時は、すこしでも身体が納得いっていなかったら読書を一旦止めて身体の意見を聴きました。それを黙殺すれば、翌日必ず痛みという身体の返事が返ってくることがわかったからです。

 

・身体とアタマ上で身体とアタマのやり取りについて書きながら、「今の自分の中では、身体とアタマははっきり分かれた別々の存在としてあるのだな」ということがわかりました。それが普通だと思っていたけれど、改めて考えてみると「別れてていいのかな?」という疑問が出てきました。「分かれているからケンカになる、一致していたら混乱しなくてよいのでは?」と思ったり。でも、分かれているからこそ視点が増えたり、お互いを検証できるとも言えます。セッションの最中にいつも試みている「身体を感じる」とはどういうことなのか。分かれているから出来ることなのか、一致していた方がよりダイレクトに身体の声が聴けるのか。この「身体のサインの感じ方」をこれからもいろいろと試しながら、身体とアタマの心地よい関係性を体得していけたらと思います。

 

【セッション3日後】

・朝のようす断食3日目。今朝は蚊の羽音に起こされ、まだ眠いのでもう一度寝ようとするものの何だか気持ちよく眠れず、身体に結構疲労を感じました。10段階中疲労度6といったところです。昨日の散歩の影響か、右臀部に筋肉痛があります。その他の箇所には痛みありません。膝の状態を屈伸して確かめたところ、ギシギシとなるけれど痛みはありませんでした。首と肩の境目はすこし痛みましたが起床直後なので当然といった感じで、実際そのあと痛みは減って行きました。全体の疲労感が比較的大きいものの、痛みは少ないというのが今朝の体調の特徴です。

 

・朝の体操気になったのは左股関節と首の付け根(左右とも)です。イスに座り、左膝を両手で抱えて上下左右に動かしながら股関節を回すのですが、膝を上に持ち上げた時に、股関節前側から恥骨付近にかけてがキューっと痛みました。また、首を右に倒した状態で左腕を斜め下に突き出す(その逆も)動作の時には、左右両方の首の付け根から肩にかけて強い痛みがありました。

 

・体組成測定2泊3日の断食が終了し再び体組成計に乗り、体幹・両腕・両脚それぞれの筋肉量と脂肪量を五角形グラフで表したシートを頂きました。筋肉量:体幹部だけが平均より低い。両腕・両脚は平均内で、ほぼ正五角形に近いグラフでした。右腕と左腕の筋肉量差は50グラム、右脚左脚は同量でした。脂肪量:正五角形のグラフになりました。両腕両脚ともに左右差は50グラムでした。脚部筋肉量:同年代女性よりやや多めと出ました。今の身体で一番痛むのは膝なので、脚部筋肉が少ないことに理由があるのではと思ったりもしたのですが、量的には少なくないという結果になりました。筋肉量左右バランスチェック:両腕両脚ともに、グラフの中央に印が付いていました。これは左右のバランスが取れているということだそうです。気になる痛みはいつも左側に出るのでバランスが傾いているのではと自分では思っていましたが、意外な結果となりました。ほか、内臓脂肪レベル・基礎代謝量・体型判定いずれも標準内でした。

セッションで写真を撮って頂く時、“自分の中の体感”と“写真に写った客観的な自分の姿”が同じだったり違ったりがありますが、“体組成計が出してくれた数値”と“自分の感じている自分の身体”にもギャップがあったりなかったりで、とてもおもしろい体験でした。この5年間ほど毎日、朝晩の体重と体脂肪率を計測していたのですが、今年の9月頃からやめました。増減に一喜一憂することが自分を疲れさせていると思ったのと、数字より実感を指針にしたいと思ったからです。ですがたまにはこういったデータを見て、自分の感覚との差を確認してみるのもおもしろいことだなと思いました。

 

・3日間のまとめ日常よりも自然がとても多い場所で過ごせたことが、自分にとって大きなことでした。樹や風や太陽や月、星や夜明け前の空や夕陽に染まった雲などを眺めていたら、人間も自然の一部で、私は自然と一体だし自然そのものなんだとわかりました。だからいつも自然に融けこむようにいたらいいんだ、そこから外れたときに身体のどこかが痛んだりこころが波立ったりするのかなと思いました。

 

 

 

セッション9

 

(前回セッションから9日後)

“こういうのを自己調整能というのかな?”という体感がありました。

 

前回レポート内で

「身体が“なんかイヤだよ”と伝えてくるような姿勢をアタマが無視して続ければ、あとで必ず痛みという返事が返ってくることがわかった。

これからはサインを受け取ったらすぐに身体と話し合って、気持ちよくいられるポジションを探します。」

という旨のことを書き、それから1週間あまり、意識してそれを続けていました。

 

そしてこの日、ベッドに腰掛けていたときにだんだん、

・傾き(支柱を失って身体が崩れていくような)

・収縮(肉体がしぼんでしょぼくれたような)

・落ち込み(精神的なことではなく、身体が重力で下に沈められていくような、背骨が猫背に曲がっていくような、全体に下垂していく感じ)

など複合的な疲れがやってきたので、姿勢を仕切り直そうと身体を持ち上げ始めたとき身体の中心に、垂直方向に通る透明な棒のようなものがあることをふと感じました。

それは棒といってもそんなに輪郭ははっきりしておらず、軸というほど強制力のない、“そこに身体を添わせていけば中心に行ける”と感じられるガイドのようなものでした。

そのゆるやかなガイドにむかってすーっと導かれると、気持ちよさのようなものを感じながら姿勢を再調整できる感覚がありました。

この日も次の日も、なんだか疲れがあり、“身の置き所がわからない、どうやってこの肉体を存在させたらいいのかわからない”という体感がありました。疲れずに在れる姿勢が見つからなかったのです。

なので常にモゾモゾと身体を動かしてはいろいろ体勢を変えていたのですが、そんな中でも時折上述したような“ガイドがある”感覚を得ることがあり、これがロルフィングによって変わっていったことのひとつなんだろうかと思いました。

100パーセント気持ちのいいポジションというのはまだ感じられないですが、こうやって自分で調整していけるのはうれしいことです。セッションを重ねたおかげだと思います、ありがとうございます。

きっかけはプラクティショナーさんに与えていただくとしても、長い人生を生きていく中で自分で直していけることがとても大事だと思うので、今後もその力を身につけていけたらと思います。

 

【前回レポート提出後〜セッション前日】

・膝

前回のレポート提出以降、膝のことをまったく意識せずに過ごしていた自分に気づきました。「痛いと感じることってここ最近なかったよね、どうだったっけな…?」と思って久々に屈伸してみたところ、まったく痛みも違和もありませんでした。

 

・首など頭部

膝同様、この1週間あまりまったく意識に上って来ませんでした。

ただ、レポート提出の3日後、背面全体のアロマオイルトリートメント(ほぼ無圧)を受けた際に施術者さんから「肩に小さなコリがいくつもありました」と指摘を受けました。

それに関してまったく自覚がないわけではなかったのですが、不快感は無かったし、肩からのサインをアタマが無視していたということでもなかったと思います。

前回レポート提出からの1週間は旅をしており、大きくて重いリュックを背負っている時間が長かったのですが、従来なら肩の負担が頭痛につながるということもあったでしょうが今回は影響を感じませんでした。

旅の間の1週間は、ヨガマットの上にあぐらをかいて瞑想をすることが多かったのですが、その時の身体のようすはというと、先述したように膝・頭部など今まで比較的痛みが強かった箇所からのサインはほぼ感じませんでした。それよりも身体全体として“ちょうどいい体勢が見つからない、どうやってこの肉体を存在させておけばよいのかわからない”という体感が強くありました。(精神的な不安定感は伴わない)

なので、イスに座ってみたりベッドに腰掛けてみたり床に直接座ってみたりと座る場所をー探求したり、あぐらなのか体育座りなのか背骨を立てて自立するのか背もたれに寄りかかるのかなどの姿勢もいろいろ試しました。そんなふうに試行錯誤や身体とのやりとりを多くやっていた1週間でした。

「ここだ!」というドンピシャな瞬間も何回かありましたが長くは続きませんでした。でもそういうものなのだろうと今は思います。見つけたポイントで固定したまま動かない、ということは生きている以上ないのかなと思います。いつもそのポイントは遷移していて、それを探ってその都度添わせていく、いつも揺れて流れているというのが生きている身体なのかなと思います。

 

・断食のその後

心身共に、劇的な変化はありませんでした。食事量もすぐ従来のものに戻りました。

でも食べるということが前よりも楽しくなりました。

ものを食べたときのよろこびが強くなりました。

食べることを選んだ自分を責めないようにしよう、と思ったからかもしれません。

身体面で変化はないか、これからも観察を続けます。

 

【セッション中】

・心身の緊張

台に乗った直後からほとんど無く、身体が軽く沈んでいると感じるように身を預けています。

 

・視覚

今回も目を開けた時と閉じた時の体感を比較してみましたが、今日は開けていると視覚が邪魔に感じ、閉じていた方が気持ちよくいられました。

また視線の角度ですが、“脚の方を見て下向きにしていた方が頭部の緊張が緩和しやすい”というのがこれまでの傾向だったので、目を開けているときは主に目を伏せるようにしていたのですが、今日は正面を見ていても頭部のこわばりは生じませんでした。

 

・首肩など頭部

うつ伏せの状態だと首が痛くなりやすいと思うのですが、左右共に痛み・緊張ありませんでした。

左を向いている時と右を向いている時の左右差も無く、どちら向きでも痛みはありませんでした。

ただ左右差で言えば、私はいつも口を(顎を)軽く開いて緩めるようにしているのですが、顔が左を向いている時は口が閉じてしまい開けにくく、右を向いている時は逆に口が自然と開いて開けやすいという感覚がありました。

 

・歩行

いつもセッションの最初と最後に歩きますが、今回は前と後ではかなり体感が変わりました。今までで一番の差異でした。

最初に歩く時はいつもなんとなく、ごく少しですがしっくりこないようなそんな感覚を持つことが多いのですが、この日はいきなりなめらかな質感があってまずそれに驚きました。

セッション後に歩いた時はそのなめらかさはなくなり、代わって感じたものは“空洞感”でした。身体の外郭だけがあって、中の筋肉や体液が空になったような感じがしたのです。

この感覚はたまにあって、主に起床直後の脚に現れます。このシチュエーションでは軽くて動かしやすくて気持ちよさを感じるのですが、今日の場合は気持ちよさも不快もなく、ただ空だなという感覚を味わうのみでその先にはなにも浮かびませんでした。

 

・股関節

膝を立てて仰向けになった際、“何かのきっかけで急にロックが解除されたようにするすると股関節が開いていく”ことが今までのセッションで何回かあったのですが、今日もそれがありました。

きっかけというのは「預けて」という言葉だったり、股関節とは離れた部位(二の腕など)への接触だったりと様々なのですが、この日はこういった外部からの刺激ではなく、自分が発した「リラックスして、緩めて…」という指示に反応して開いていきました。

この開きは、脳を経由せず、自分でもよくわからないまま勝手に股関節がほどけていくような感覚で、いつも不思議に感じます。

 

・頭部

以前氣功の施術を受けた際に「頭部に触った時の反応が一番著しい。施術者の氣をすごい勢いで吸ってくる」と言われたことがあります。ロルフィングでも頭部(頭頂部周辺)に手が触れた時が、一番身体の緩みと心のリラックス、心地よさを感じます。この日もそういった気持ちよさがありました。

 

【セッション翌日】

・朝のようす

今朝は少し身体が重く、鼻水が出て風邪気味です。

久々に左後頭部が強めの痛みを発しています。

脚のむくみは比較的少ないように見えます。

 

・膝

朝の時点では、屈伸の際の痛み・違和感は共にありませんでした。

日中、雨が降ってきたあたりで再び確認してみると、イスから立ち上がる時に少し左膝が痛みました。

今日は混んだ電車に長時間乗っていました。こういう時は膝をずっと曲げたまま動かせないのでだいたい15分もすると左膝が痛み出すのですが、この日はそれがありませんでした。雨が降っていてなおさら痛みやすい状況のはずなのにです。

 

・歩行時

身体のまとまりを感じました。この“まとまり”という感覚はここ最近しばしば感じるのですが、その都度詳細は違います。今朝のは「エネルギーが身体の中央(横隔膜あたり)に集結している」という体感でした。エネルギーが分散せずに集まって塊になることで強い活力となって身体を動かしている感じです。とてもらくで気持ちよく歩けました。

 

・座位時

背骨から頭頂部が自然と天に向かうように伸びて凛とした心地よさを感じました。いつもは途中で背中を緩めたくなるのですが今日はそれがなく、上へまっすぐ伸びる姿勢が長時間続きました。

 

【セッション2日後】

・朝のようす

脚は昨日よりむくんでいるようにみえます。(昨日は塩分を摂りすぎたという自覚があるのでそのせいではと自分では思っています。)

軽く体操をしたところ、腕と、胸郭あたりを中心とした胴体から白い光のようなイメージの活力が湧いてそれが機関車の蒸気のように身体を動かしている、そういった感覚がありました。腕の筋肉にハリ・弾力のようなものを感じました。

最近はこういったエネルギー的なものをよく感じます。筋力が強化されたとか痛みが消えて動かしやすくなったといった物理的な変化よりも、「活力が湧き上がってくる」という感じです。

 

・歩行時

朝食を食べ過ぎて、胃に食べものがたまって重くなり、それが姿勢のバランスを崩しているように感じられました。

重みのせいか腹部が前に突き出し、それを支えようとしてか背面に力が入っています。

背中が少し反って、お腹を先頭に歩いているかのようです。

日中になると胃の重みは消えましたが少々疲労感があり、上述したようなエネルギーは感じませんでした。

夜はまた食べ過ぎたことで全体のバランスが崩れてエネルギーが分散し、疲れを感じました。

歩行時のみならず座っている時も疲れていて、背筋は伸びているけれど自然にというより“努めて”な状態でした。(猫背になるよりはまだ伸びていた方が楽だからという感じです)

今日は食べ過ぎが引き起こす身体へのダメージを強く感じる1日でした。

 

【セッション3日後】

・朝のようす

胃にたくさんの食べものを詰め込んだことによるダメージが今朝も続いています。

昨朝と同じく、軽く体操をしましたが昨日感じたような身体中央深部から湧くハリ感はありませんでした。

脚、顔ともにかなりむくんでいます。

 

・頭部、膝

自発的に痛みなどのサインを伝えてくることはなかったので「調子はどう?」と話しかけるつもりで首を回すと、左肩に強めの痛みがありました。

膝にも、屈伸することで様子を尋ねてみましたが、こちらは両膝共良好な状態でした。階段の昇降でも違和感や痛みはありません。

 

・歩行時、座位時

昨日と同じように、食べものがたくさん入って重い胃を支えようとしているのか、背面が緊張しているのを感じます。

ただ、そのダメージに掻き消されそうになりながらも、身体のまんなかの奥の方に白い光のような力の源があり、それが放射線状に活力を放っているイメージを感じます。これが胃が重くて辛いながらもなんとか身体を動かしてくれているのです。

その“力の源”というイメージは精神面に由来するものでなく、あくまで肉体が作りだしているものだという感じがあります。肉体の健康さが作り出す力、という感じです。

少し前までは、身体に耳を傾けた時に感じるのは“膝が痛い・首肩が痛いなど、各パーツごとに分化した、物理的な感覚”のみでした。今もそれはありますが、加えて、もっと包括的でエネルギー的な体感も出てくるようになってきました。

バラけていた身体の部分たちがつながりを持ちつつあるのかなと感じています。

これからの変化も楽しみです。

セッション10

今回のセッションの冒頭で「どこも問題ない」といった旨のことをお伝えしましたが、改めて思い返すとこの数日、疲労感が強かったです。

原因は過食にあると自分では感じています。断食を終えてからの2週間あまりずっと、毎日適正量(身体が心地よい状態でいられる量)を大幅に超えた食事をし、胃が空になる時がないほど常に何かを摂っているからです。胃の内容物が多いことによる重さと、消化にエネルギーを使って体力を消耗しているだるさがあります。

セッションが進んでいく中で自分の身体と話す機会が従来より格段に増えたので、食欲のコントロールもしやすくなるかなという期待を少ししていたのですが、そうはなりませんでした。身体の声をすくい取る体制は前よりも整っているけれど、せっかく拾えた声をアタマが無視しているという状態です。

 

4回目のセッション以来、過食ダメージからの回復が早くなったと感じていましたが、いま現在その感覚はありません。慣れてしまったとか効果が薄れたではなく、処理能力をさらに超えた量を摂っているということだと思います。

 

過食の原因は、この人生で実現したい何かがあるのにそれが何なのかまだ見つけられないこと、そして、その満たされない思いを食べることで鎮めようとしているからだと自分では感じています。

だけど、ロルフィングで確実に身体は変わってきました。身体の中心に活力が湧くのも感じています。せっかくもたらしていただいた変化です。身体が変わってきていることから来るよろこびでこころを励ましていきながら、食でその都度不満を収めるのではなく、本当にやりたいことにたどり着いてその実行に力を注ぎたいと思っています。

 

・プラスのメッセージ

先述したように、セッション冒頭で「どの箇所からも痛みのサインがないので、身体の存在を忘れてしまうほどだ」と言いました。

けれど今回のセッション直後、膝の屈伸をしてみると左膝が痛みました。首を回すと左の肩に痛みがありました。セッション2日後の今朝は、階段の昇り降りどちらの時も左膝が痛みました。

多分、サインがなかったのではなく聴き流していただけなのではと、今になって思います。

ですが、膝の痛みの有無を確かめるべく屈伸をしたその瞬間、「痛みをいちいち探してピックアップしなくてもいいんじゃないか?」という思いが浮かびました。

 

今回のセッションの最初に私が「ネガティブなサインは受け取りやすいけど、いいサインはあたりまえとして流してしまう」と言った時に、田畑さんが返してくださった「プラスのメッセージも必ずあるはずですよ」という言葉がすごく印象に残りました。

そのあと、「ネガティブサインを受け取るのが得意だったアンテナの機能を、これからはプラスのメッセージも受け取れるように調整して変えていく必要がある」という会話になったのもハッとして心に残っています。

 

私がこれからすることは、ここが痛いです・ここが治りませんと挙げていくことではなく、いつも自己調整能のアンテナを立てて、身体が落ち着けるポジション・健康でいられる在り方へとバランスさせることなのかなと思います。

各部の痛みを感じたらそれはそれで実際に起こっていることとして受け取るけれど、一部の痛みにフォーカスし過ぎて落ち込むよりも、全体として心地いい場所に揺り戻せるようにしていけたらと思っています。

 

【上述したように「これからは全体的にとらえて」という見解になったのですが、セッション中に感じた各部の状態も以下にお伝えしておきたいと思います。】

・心身の緊張

ここ数回のセッションの中では珍しく、心身ともに緊張が解けるのに少々時間を要しました。(10分程度ですが)

前回からすこし時間があいたからかな?と思いますが、この10回を通して田畑さんが安心して身体を預けられる・信頼できる方だと衷心から充分に感じているのに、それでも緊張が生じるというのは、自分でもわからない不思議なことです。

ただ、セッションをお願いするきっかけとなった“イールド”という言葉の意味を、実際に体感することは出来たのでは思います。

ソトコトに寄稿された記事に書かれていた「細胞は生存のためにまず足場を要求する」「足場に委ねる」「屍のポーズは床に対するイールド」などの記述を読み、“このイールドということが、いまの不安定な私にとって助けになってくれるのでは”と感じたのです。

台に2〜3cmの深さの溝があってそこにすっぽりはまって沈んでいるような感覚になったこともありましたし、眠ってしまう瞬間もありました。動物がお腹を出して眠るというのは、心身ともにその場と相手にすっかり委ねている証拠だと思います。

この体感が本来のイールドの意味と合っているかはわかりませんが、それでも私が初めて記事を読んだ時に思った「イールド感を得て、安心して生きたい」という願いを達するきっかけはつかめたと思います。

 

・視覚

身体を感じる際に視覚の有無はどう影響するか、10回を通していろいろ試してきましたが、これは毎回感じ方が違いました。

目を開けていた方が周りの空間を含めた自分が見えて客観的な視点が生まれた時もあれば、目を閉じた方がサインをキャッチする精度が上がると感じた時もありました。

今回は半々で、目を閉じれば深く自分に分け入っていく・掘っていくことが出来ましたし、開けていれば頭頂から爪先までの身体を全体的に見ながらスキャン出来るような感覚がありました。

 

まぶたの開閉だけではなく、目線の角度というのも知覚に大きく影響すると感じました。

その中で今回特におもしろいと感じたのが、「目線で小さく8の字を描いてください。なるべくカクカクしないように」と言われたことでした。

この“カクカクしない”というのが結構難しかったのですが、でもひとつ気付いたことがあります。セッション後に、テレビでフィギュアスケートを観ていたのですが、美しいと感じる演技とあまり好ましく思えない演技との違いは、この“カクカク感”にあるとわかったのです。

私が「何だかいいと思えないな」と感じる選手の踊りはすごくカクカクしていて点と点の間がすべて直線でつながれているように見えました。一方「このひときれいだな」という選手の身のこなしは、身体の動きが描く軌跡に前者のような点の存在を感じず、たおやかな曲線のみがなめらかに流れていくように見えました。

こんなふうに「客観視した時に美しいと思える振る舞い」が、身体を良い方へと導いてくれるのかなと思います。

そして以前、「見た目のまっすぐさと、自分の体感としてのまっすぐさは、だんだん一致してきます」というお話を伺ったのですが、これはその時の話にもつながることだなと思いました。

 

【これからのこと】

・アンテナを調整し直す

マイナスの情報をとらえやすい指向があった知覚のアンテナを、プラスのメッセージも逃さず拾える仕様に変えていきたいと思います。

膝の痛み、首肩の痛み、胃腸の不調などのサインはこれからも幾度となく発されるとは思いますが、それは受け取りつつも、“全体をバランスさせること”に意識を向けていくつもりです。

 

・実感としての気持ちよさと、美しい姿勢

今回のセッションでもそうでしたが、仰向けになった時に「なんだか身体が曲がっている気がして落ち着かない、でもどこをどう直せばしっくりきて安らげるのかわからない」ということが多々あります。ヨガの屍のポーズの時もそうなるのですが、そんな時はいつも、目で身体の曲がり具合を見てまっすぐになるよう直していました。

でもそうやって直すと、どうも身体に納得感・腑に落ちた感が得られないのです。

視覚での判断だけではなく“身体そのものが感じた気持ちよさ”に従うことも大切で、

目で見た“外側の形”だけではなく、“内臓が感じること”を基準にすればまさに「腑に落ちる」在り方が出来るのだと思います。

まずは身体の中で感じていることを大切にする。そして時折鏡で自分の立ち姿を見て「あ、見ても美しい」と思えるようになっていけばいいなと思います。

追記

10回目レポートを提出の際に以下のようなコメントが添えられていました。 (ご本人の許可を得て掲載させて頂きます)

 

” 今までいくつかボディワークを受けてきましたが、終了後に施術内容や注意事項の説明を細かくしてくださる方もおられました。

しかし今回のセッションを通して、そういったことは私の“自分で感じる力”“自分で直す力”を削いでしまうのかもしれないと思うようになりました。

田畑さんがご自分から仰ることは必要最低限のことのみだった(とお見受けする)ので、ともすれば訊き過ぎてしまう・答えを他者に求めてしまいがちな私にとっては、そういったスタンスでいてくださったことはありがたいことでした。

質問すればもちろんやさしく答えて下さいましたが、それもすべてを言うのではなく、少ない言葉の中で示唆してくださるということが多かったので、そのおかげで自分の感覚を大切にすることができました。

 

いつも丁寧に接してくださり、ありがとうございました。

とてもうれしかったです。”

 

Rolfer’s NOTE

ロルフィングは,治療ではない,では何なのか? 身体を通して全体性に向かうプロセスといえます。

ここで受け手の方が感じ,気づいたことは,生き方に違いを創っていく小さいけれども大切なきっかけとなるはずです。

身体の姿勢が変わるとき,人生に対する姿勢も同時に変わるのかもしれません。

 

10シリーズ終了後1ヶ月経過

12月に入って

・1日(火)ヨガクラス通いを再開しました。2014年10月〜2015年7月までは週1ペースで続けていましたが、この4ヶ月間はほとんど運動をせずにいました。

久々のクラスで何か変化はあるだろうか?ということに意識を向けていたのですが、まずは気持ちの新鮮さに気づきました。「新しいことを始めた」ような感じです。この4ヶ月間、ロルフィングを始め氣功、瞑想、アーユルヴェーダ、バッチフラワーレメディなどさまざまなセッションやプラクティスを経験したので、それらを内包した自分にとっては、同じクラスでも新しい気持ちになったのだと思います。

身体面での変化も感じました。ポーズをとっている最中に先生が身体を押してくださるのですが、その時のポーズの深まる幅が前よりも伸びたように思えました。

それと、8回目セッションのレポートにも書きましたが、身体がきついと感じているのにアタマはもっとポーズを深めようと無理を強いることが以前は多々あって、この日もそういう傾向がありました。身体とアタマが乖離せずひとつになっていけばもっと楽になれるのではと感じます。

ヨガ後から夕飯まで、身体的にはもう入らないのにアタマの食べたい欲は止まず、食べものを摂り続けました。10回目レポートにも書いた通り、本当にやりたいことが見つけられずにいる不満を、食べる快感で鎮めるためのものだと思います。それをいつも自覚しつつ、でも食べたがる自分をそんなに責めないで、というのが今の気持ちです。

10回目のセッションの冒頭、台に乗ってしばらくの間、身体が右に反っている感じがしていました。セッション中にお伝えして、調整していただいたおかげでその時は直ったのですが、翌日から今日までの3日間はまた同じ感じが続いています。仰向けの時だけでなく、歩いている時も座っている時もです。右側面(腰のくびれを中心に、わきの下から腰骨あたりまで)の反りが強くなって、上半身が右に曲がっている感じがするのです。肩掛けバッグを左肩に掛けることが多いので、バランスをとろうとして右に反るのかなと思い、バッグを右肩に掛けてみましたが体感は変わりませんでした。あまり一部に意識をフォーカスせず全体のバランスで調整しようと思って、身体の中心をイメージしてそこに添っていこうとしばらく試していたのですが、反りの違和感が強くバランスできませんでした。

・2日(水)昨日から強く痛んでいた膝が、今日は朝からかなり痛んでいます。階段の昇降も痛みますし、しゃがむ時・立ち上がる時は何かに掴まらないと出来ません。

それとこの数日間、体温が低いのがすこし気になります。毎朝基礎体温を測っているのですが、通常より1℃近く低いです。

胃腸に関しては、昨日1日ずっと休める時がありませんでしたが、今朝はそんなに重く感じません。働き続けてくれたおかげで回復しているのでしょう、ありがたく思います。ただ、胃の体積が大きくなって内臓を圧迫しているのか呼吸がしづらいという実感があるので、いつもより深く大きく息の出し入れをしています。

過食による(と自分では感じている)疲労感、膝の痛み、体温の低下、それらを大切な身体からのメッセージとして受け取りつつも、胃腸の回復という身体が頑張ってくれたプラスの事実も、当たり前だと流してしまわずに、感じ取っていきたいと思います。頑張らせないような流れに持っていく取り組みもしつつ…。

10回目レポートで、「ネガティブなサインを受け取ることが得意な知覚のアンテナを、プラスのメッセージも受け取れるように作り変える」旨のことを書きましたが、作り変えるというよりも「感度をあげる」「受け取ったサインは良い悪いに分類せず、すべて同じひとつの情報としてとらえる」ことなのかなとも思っています。じゃないと、痛みがあるという事実を無いものにしてしまう気がするのです。どんなサインも、身体が教えてくれた貴重なメッセージとして大切にいただく。でもひとつひとつにこだわらず、全体をバランスさせること。いまはこんな方針で行きたいと思います。

夜に4時間ぐらいテレビを観ていたのですが、その間ずっとヨガの安定座法で身体の中心線を感じながら、床に対して垂直に心身を下ろしどっしり落ち着かせる、という意識で座っていました。この時は「なんだかうまくいってる」「どうも心地いいぞ」と思えました。そして身体より心に、より作用したように感じました。心身に気持ちよさを感じられるような在り方を、これからも探していきたいと思います。

・3日(木)今日も朝から左膝がかなり痛みます。(階段の昇降、イスに座るときなど)

右半身が右方向へ曲がっている感覚も続いています。立位で静止して身体の状況に耳を傾けてみたところ、左半身はまっすぐで右半身(12/1に書いた箇所とはすこし異なり、右肩甲骨から右腰にかけてのあたり)だけが曲がっているというか縮んでいる感じがしました。なので、そのあたりが伸びるようにストレッチを行いました。

食事量も変わらず多く、お腹がキツいよと言っているのが聴こえるし、身体全体が疲れているのも感じます。この食欲は満たされない気持ちを代替しているだけのものなのだから、早くやりたいことを見つけなくちゃという思いが湧きました。

痛みや違和は感じますが、不快とは違うように思います。それらはあくまで実際に届いたメッセージのひとつ。ただ把握するだけ。痛みの先に「ツラい」という感情は付け加えないようにしよう、うまくいかない箇所があっても全体を機能させよう、というつもりで身体を動かしています。そんなことを考えていたら、田畑さんからいただいたメールの中に全体性という言葉を見つけて、あぁこういうことなのかなと思いました。スポーツのチームプレーみたいなもので、どこか一か所痛いところがあってもその箇所を「なんで痛むんだよ」と糾弾したりせずに、全体としてカバーすれば勝てる(気持ちよく生きられる)。これが自分なりのイメージです。

今日読んでいた潜在意識に関する本の中に「元々、完璧な秩序が潜在意識の中にあり“自然治癒力”というチカラが人間には備わっています。つまり完全な健康体に戻るように元からできているのに、余計なチカラを入れたり、無理に自分の意識だけで何もかもをコントロールしようとすることが“自然治癒力”の邪魔をしてることにもなるわけです。それでは不健康にもなるし、あなたの中に本来眠っているチカラも発揮できません。」という記述を見つけ、いま私がやりたいことってこういうことなのかなと思いました。「身体の奥深くでちいさく声をあげている本来の自分に徹底的に耳を傾けて、どうしたいのか聴き取る。そしてそれを実行する。」ということです。

また、同書には「この空気中に満ち満ちている酸素のように、普段じゅうぶんにあるものはあえて意識しないものです。僕たちはどうしても足りないものにしか意識が向かないようになっているということです。人は足りないものを考えて悩みます。」とあって、これは10回目セッションレポートに書いた“ネガティブなサインを拾うのが得意なアンテナを、プラスのメッセージも感じ取れるように”“ここが痛い、ここが治らないと挙げるのではなく”ということと通じるところがあると思いました。そのあとエレベーターで乗り合わせた人のバッグに“LOOK ON THE BRIGHT SIDE”とプリントされているのを見つけました。“明るい面を見ようよ”というその言葉のタイムリーさに笑ってしまいつつも「そうだよね」と思ったのでした。

・4日(金)瞑想のワークショップに参加しました。ヨガの安定座法で座ろうとしたら左膝がとても痛むので、1時間耐えられるだろうか…と不安がよぎりました。それと同時に、脚の組み方がいつもと逆になっていることに気づきました。(普段は自然と左脚が手前に来るように組むのに、今日はなぜか右脚が手前に来ている。)痛むのはそのせいかな?と思って組み変えると、もっと痛くて曲げるのさえつらいほどでした。何も考えなくても身体は痛みが少ないを選んでいた…というか、何も考えない(意思を介入させない)ことが、身体にとって最善な在り方なのかもと思う出来事でした。

ところでこの直前の文ですが、“身体にとって最善な〜”と、“自分にとって最善な〜”では、どちらの表現が自分の中の感覚と合致するだろう?とすこし迷いました。そしてその時思ったのは、「今のわたしは“身体”と“自分”とを、別ものとして感じているんだ」ということです。ここでの“自分”はアタマ・意思・意識のことです。意思と身体が乖離せずひとつになっている包括的な存在が本来の“自分”だと思うのですが、今現在は離れているのだなと感じました。ワークショップ中、講師の方が「自分を見つめるということは、自分の中に別の自分がいるということですよね。分かれているからややこしくなるんじゃないでしょうか」と仰ってらしたのですが、そこにもつながることだなと思います。身体と精神が融合していくことが、平安でいられるひとつの要素なのかなと思いました。

・5日(土)左膝にかなり強い痛みがあります。歩行は出来ますが、少し曲げるととても痛みます。深く呼吸をしながら(そうした方が痛みが軽減され、動きが深まると思って)ゆっくりと膝の曲げ伸ばしをしていくと、膝の上側の筋肉が硬くなっているような感覚があったので、それをほぐすようにしばらくゆっくりした動きを続けると少しずつ痛みも減っていきました。

・6日(日)朝起きたら膝の痛みが急に減っていることに気づきました。特にケアをしたわけでもないので、何故なのかはわかりません。

上半身右側が曲がっているような感覚は続いています。鏡は見ずに、自分の中の感覚に基づいてバランスを取るようにしています。上半身を左に傾けてみると、胃の裏あたり右側の筋肉に緊張を感じるので、そこを伸ばしていくと気持ちいいバランスに戻れるのかなという気がしています。

断食を終えた11月半ばから約3週間、毎日適量を超えた食事量になっています。胃腸機能の改善が一時感じられなくなることもありましたが、今朝の状態(昨夜のもたれがない)から考えるとやはり「身体はがんばってくれている」と感じられます。うれしく、ありがたく思います。

このままの食事量が続けば身体によくないことが起きるという不安をすこし感じています。でも、この状態はずっとは続かない、適したところに自然に収束していくはず、ならばこの身体の頑張りにもう少し甘えて、食べることを制したり責めたりしなくていいんじゃないかという気もしています。表層の意識で抑えつけてもどこかで綻びが出る。ならば、たとえアタマの暴走だとしても自然に落ち着いていくまで流れに任せて、起こっていることを観察していこうと思います。

テレビで片岡仁左衛門さんのドキュメントを観ていたのですが、舞を舞う仁左衛門丈のお姿に、身体の在り方に関するヒントをいただいたような感覚がありました。軸というほど固定された強い質感ではなく、どこか透明で弾力のある中心線があるような気がしました。そして見ているだけで、自分の身体が気持ちよくチューンアップされたような体感がありました。物理的な手技を受けたわけではなく、ただテレビで見ているだけなのに、です。10回目レポートにフィギュアスケートのことを書きましたが、自己調整を日々重ねているであろうプロの身体というのは美しく、その振る舞いには端で見ている者の身体をも適正な場所に導く力があるのだと驚きました。

・8日(火)膝の痛みですが、4日(金)はとても痛みましたが、今日はほとんど痛みません。いつの間にか知覚が膝の痛みへフォーカスしなくなっている(もしくは痛くても意識に残らない)のか、気づいた時にはあまり痛くなかった、という感じです。

今日、読んでいた本の中で「私たちがすべきことはただ一つ、愛や意識を広げるということだけです。あなたの心や体、まわりのものや人々のすべてに、豊かに愛を込めてあなたの意識を向けてあげてください。」という一文に出会いました。その時ふと、ソトコトで拝読した、イールドに関する以下のような一文「まず足場に委ねる動き、そしてさらには周囲の空間に対して広がろうとする動きによってはじめて、生存と成育が可能となる。 」が頭に浮かびました。この記事を読んだときにまず感じたのは“今の自分に必要なのは、安心できる足場だ”ということだったので、足場という言葉だけに関心が向いていました。でも「周囲に対して広がろうとする動き」も重要なのかもしれないと、今日感じたのです。同書ではさらに「愛や意識を広げることもできれば、縮みこんでかたくなになることもできるのです。」とあり、この文からは、“セッション前後の写真を比較した時にわかった、身体の伸び”を思い出しました。セッション後に写真を見せていただく時、セッション前よりも身体が上方向などに伸びているのがいつも確認できました。“広がろうとする動き”と“意識を周りに広げる”こと、“縮んだ身体が伸びていくこと”と“縮みこんでかたくなになった意識を広げること”。「広げる」というキーワードは、これからも意識に留めておこうと思います。

・9日(水)メガネを新しく作りました。価格が高いけど歪みが少ないとされるレンズと、安いけど縁に行くほど歪んで見える可能性があるというレンズ、私は安い方を選びました。2年前に同じ店で作った時、安い方のレンズでも気にならなかったからです。出来上がってきたメガネを掛けてみると、レンズの中心部は度数もちょうどよく快適なのですが、縁の方は最初に言われた通り歪んで見え、少なくない違和感がありました。すぐに店員さんに申し出て何らかの対策を取ろうと思ったのですが、“少なくない”違和感と書いたように曖昧で、違和の度合いや質感を明確に知覚出来ず、「慣れれば大丈夫かも」と様子を見ることにしてそのまま店を出ました。今まで何度もメガネを作っていますが、検眼で「どちらが見えやすいですか?」などと訊かれる度にいつも悩んでしまいます。自分の視覚がいま感じている状態を、脳がうまく把握できず、どちらなのか伝えられないのです。そのあと、店を出て5分後くらいに頭痛がし始めました。そして1.5時間経過した現在は、右の肩が張っています。(そう言えばこの頃、後頭部も首も肩も痛んでいないことに気付きました。)

・10日(木)歯科検診に行きました。ここでも“明確に知覚できない”という場面がありました。歯を削っていただいたあと、「高過ぎたりしませんか?」と噛み合わせの違和感があるか訊かれたのですが、高いような別に大丈夫なような…と、感じ取ろうとするほど頭がぼんやりしてわからなくなるのです。これも毎回のことです。ロルフィングのセッションで「いまどんな感じですか?」と尋ねられた時にもパッと言葉に表せないことが何度かありましたが、その時は「知覚できない」ではなくて「身体が静かで、何もメッセージを伝えてこない」という状態を感じ取れていました。結局「何か高い気がするけど削ってもらうほどでもないような…」と、自分が本当はどう感じているのかわからないまま終わりました。その後の歯の感覚は、メガネの一件とは違い特に不快な反応は出ず、違和感もほぼ感じなくなりました。繊細に精度高く感じ取ろうとすると神経質になってフォーカスし過ぎてしまう・意識の範囲が狭くなってしまうので、全体性を忘れずにいこうと思います。

・11日(金)先週に引き続き、瞑想のワークショップに参加しました。前回はあぐらで座ると左膝の痛みが強かったのですが、今日はほとんど痛みませんでした。あぐらの足の組み方を見ると、先週はいつもと組み方が逆(痛くない組み方を身体が自然に選んでいのだと思う)だったのですが、痛みのない今日は通常通りの組み方になっていました。

Here&Nowが今回のワークショップのテーマだったのですが、そのHereとNowの大きさをなるべく広くしていくといいよね、というお話を伺いました。8日(火)に書いたように「広げる、をキーワードに」とこのところ思っていますし、昨日書いた「意識の範囲を狭めない」「全体性」ともつながっていく話だと思います。

・12(土)メガネの再調整をしていただきました。いろいろ調べていただいた結果、レンズの焦点と眼の焦点にズレがあったのが違和感の原因とのことで、調整後は驚くほど快適な視界に変わりました。特に驚いたのが、度数を下げたのに、焦点を適正な位置に変えただけでむしろ前よりくっきり見えるようになったことです。

「私が神経質過ぎたわけではないんですよね?」と店員さんに訊いてみると「違いますね、焦点が合っていなかったんです。これでは違和感があるはずです」と答えて下さり、自分のセンサーは間違っていなかったとわかったことがうれしかったです。

9日(水)に書いたように、視力検査の際に明確に知覚できないということが今日はあまりなく、感覚を瞬間的に表現することが出来ました。検査中、対象物を見る時に「眼に力を入れないでくださいね」と言われたのが印象的でした。それは心身の状態を感じ取る時に大切なことだな、心身をちょうどよい状態に保つためにも必要なことだなと思ったからです。

このメガネの一件では、自分の感覚を信じてもいいんだと思えるうれしい体験をさせてもらえました。でももう1点、「自分の感覚を持ち続けるとともに、専門家に任せることも大切」ということも感じました。当初私は、違和感の主な原因は安い方のレンズを選んだことにあると思っていて、店員さんにもそうお伝えしていました。ところが店員さんは、レンズのグレードによるものではなく他の要因の方が大きいかもしれないと様々なアプローチを試み、レンズを変えることなく見事に快適な視界を作り出してくれました。私の方も、メガネの装着感や見え方など自分の目や身体に実際起こっている感覚を細かく伝えていきました。自分の感覚を明確に知覚し判断せずにそのまま伝えること、そして専門家の技術と経験、それが合わさった結果なのだと思います。

その後、エネルギーをどうグラウンディングさせるかというワークショップに参加しました。そこで心に残ったのが「身体と魂が離れていない方が好きなことが出来る。離れていると何かに依存するようになる。」という話でした。身体と意識が別ものとして分かれていて、それが食べものへの依存・食べ過ぎとして表れ、もっと食べたい意識ともう要らないという身体が葛藤して混乱する、という状態が続いているからです。魂と身体が離れている状況下ではもしかすると、本来一緒のはずのお互いが、離れ離れになっていることによって不安や心細さが生じるのかもしれません。それが依存を生むのかなと思いました。

その帰り道と帰宅後は食欲が湧き続け、胃は物理的に満杯なのに食べる意思は続行し、ずっと食べ続けていました。

・13日(日)左だけでなく両方の膝が極めて強く痛み、階段を昇降するのがとても辛いです。今日の天気は雨なので天候によるものかなと思ったのですが、11日(金)の大雨・高温というイレギュラーな天気の日には痛くならなかったので、原因は他のところにありそうですがよくわかりません。

昨日の夜まで過剰な食事量が続いていましたが、この日から落ち着いて来ました。どういうきっかけかはわかりません。でも、瞑想のワークショップに行った時、「瞑想は必ず自分の中のどこかに影響を及ぼしていて、やったあとは何かが変わっています。たぶんわからないと思うし、それでいいんです。潜在意識の中で起きることなので、わからなくて当然なんです」というお話を伺ったことがあります。なので、昨日のエネルギーワークがもたらしたことなのかもしれません。

・15(火)膝の強い痛みはやわらいできました。この日はヨガでしたが身体の中で特に不快だったり動かしにくかったりする箇所はありませんでした。ヨガの先生はレッスン中に何度も「身体が柔らかいからいいわけではなく、どこまで伸びていくかを競っているわけでもなく、大切なのは常にたっぷりと呼吸をすることです」とおっしゃいます。そのことを忘れているわけではなくやろうと思えばやれるけれど、呼吸よりもどこまでポーズを深められるか・どこまで可動域を拡げられるかに注力する自分がいます。呼吸が心身にどう作用しているのか、ときどき感じることはあるけれど(深い呼吸で心を鎮静させるとか)今のところそんなに重要に感じることはありません。でも呼吸をしているからこそこの肉体が生きていられるのだから、“重要に感じることはない”というのは以前にも書いた「プラスのことを当たり前として流してしまっている」ということなのだと思います。“食べ過ぎて圧迫されて呼吸がしづらい”とレポートに書いたこともあるくらいでしたが、今では食べ過ぎてもそういったことはありません。変化した身体を、頑張って働いてくれている身体を感じ続けようと思います。

・16(水)〜18(金)身体に疲れやすさを感じることもありますが、そういう時は「全体性」という言葉を自分にかけます。すると疲れに向いていた意識のフォーカスが解け、身体すべてを包括的に使って生きよう、という感覚になります。狭い範囲に焦点を合わせるよりも、「広げよう、広がろう」という意識でいると心身が落ち着き、よろこびの気持ちが湧きます。

・19(土)13(日)から食欲が落ち着いてきていたのですが、この日の夜は食欲が突如高まりました。胃が容量オーバーでキツい状態なのは把握していたけれど、食べたい気持ちが収まらなかったです。日中強いストレスがかかったとか、きっかけになるような出来事は思い返しても浮かびません。ただ、もうすぐ月経が来ると思うので(卵巣付近にわずかな痛みを感じると、数日中に来ます。)そのせいかもしれません。

食べ過ぎたあとはいつも、姿勢のバランスが崩れているのを感じます。エネルギーを使っているのか疲れてしまって、普通に座っているのもしんどく、横にならないといられないです。立ち上がって歩くと、食べ物ではち切れそうになった胃が前方に突き出て、それを支えようとして背中の筋肉が張っているのがわかります。「全体性、全体性、、、」と思いながら歩くのですが、突き出た胃から始まったバランスの崩れは他の部位にも影響して、身体のパーツ全部がチグハグして・ばらけて、まとまりやつながりを欠いている感覚があります。身体を動かすのに通常の数倍エネルギーがかかる感じです。

・20(日)朝の胃の様子ですが、昨夜の食べものが残っている感はありますが、以前と比べると翌朝感じるダメージが少なくなっていると思います。働いてくれている身体と、この身体を整えてくださった田畑さん、ロルフィングに感謝です。

今朝は朝陽を浴びながら直立し、身体全体のバランスを感じていました。目を閉じて、意識のセンサーを身体中に巡回させ、声が聴こえてこないか探りました。メッセージを受け取るたびに、全体が心地よくバランスするように微調整していくことを楽しみました。

セッションを受ける前に比べたら身体に意識を向ける時間は増えたけれど、でもシリーズが終わってからは、今朝のようにじっくり身体を聴くことはあまりしていなかったかもしれません。対話して、調整していくことは、楽しいことだし気持ちのいいことでもあるので、これからも続けていきたいです。

生理1日目でした。正常とされる周期(28日前後)よりもだいぶ遅くなりました(48日)。先月断食をして、身体にいつもと違う変化が加わったからかなと自分では思っています。今回も生理痛は起こりましたが、比較的軽かったです。ここ半年の中で一番痛みが少なく、痛む時間も短かったと思います。痛みは腰周辺のこわばりをほぐせば和らぐだろうと思い、腰の両脇を2〜3回ずつストレッチしたらわりとすぐに軽減しました。生理痛は身体の状態を知る大事な手がかりなので、今後も観察を続けます。

・21(月)〜22(火)終日とても忙しく、身体への問いかけ・耳を傾けることをまったくしませんでした。立ちあがるときに左膝が痛んだような…というくらいの記憶しかありません。

・23(水)今月に入ってから『広がり』というキーワードを得ました。一部にフォーカスし過ぎず意識を広げて、全体性を感じること。そういったことを頭に置いて生活しているこの頃なのですが、今日はそのことでおもしろい出来事がありました。

ある施設でこの3日間研修をしたのですが、最後に責任者の方からこんな講評をいただきました。「あなたは全体を見ようとしていたけど、ここで求められるのは自分の担当する部門に深く関わっていこうとする姿勢なんです」

身体を探求していく中で出会った『広がり』という概念が、いつの間にか身体のことだけでなく、考え方やものの見方にまで影響していたのかな…?と思いました。

「全体を見ることじゃなくて、何をやっていきたいのか・何を深く突き詰めて行きたいのかが知りたかったんだけど、この3日間のあなたからはそれが見えてこなかった」というお話を頂いたのですが、私自身も同じことを感じていました。全体はつかんだけれど、ここにフォーカスしていきたい・ここにもっと向き合ってみたいと思えるところがここにはなかった、というのが自分の感じた結論でした。

今は、自分にとってそういう時なのだと思います。意識を拡げて・全体を見回しながら、フォーカスしたい・注力したいことを探す。自分が感じている体感と、他者からの指摘が一致した、おもしろい出来事でした。

前だったら、不採用になったこと自体に落ち込んだと思います。でも、今は自分の状況を把握しているから、自分という存在と相手の求めている存在とが合致しなかっただけだとわかります。この“自分の状況を把握する”ということは、ロルフィングのセッションを通じて自分の心身に耳を傾けるようになったからこそ、出来るようになってきたことだと思います。こんな意外な場面にも効果を感じています。

・26日(土)アイススケートをしました。最後にやったのは30年近く前です。ほとんど未経験の動きに対して身体はどう対応していくのだろうと、興味深く思いながら滑りました。最初はスケート靴を履いてリンクまでの道を歩くだけでもすごく怖かったのですが(ブレードの不安定さが予想以上で、足をくじきそうだった)、最後にリンクを降りて再び陸上を歩いた時の感覚はすっかり落ち着いていて、どこに力を置くと安定するかが把握できていることに驚きました。わずか30分ほどの滑走でしたが、身体は“薄いブレードの上でバランスをとる”という行為をすんなり受け入れて対応してくれました。

氷の上では終始手すりにつかまっている状態でしたが、30分間の最後の方では、太もものどの辺りの筋肉を使うと前に進めるのかとか、ブレードの内側を氷に接地させると安定するとか、氷上を前進する時の効率的な動きが自分なりにつかめてきました。最初は、普段テレビでよく見るフィギュアスケーターの動きを思い出してみたり、リンク内の上手なお客さんの動きを見たりしてコツをつかもうと思っていました。でも視覚で外から見るよりもどんどん自分の身体を動かして、内側から要領を得ていく方が早く上達すると感じました。短い時間では滑りを楽しく感じるまでには至らなかったけど、やり慣れてない動きや未体験の動きを身体に課してみることはおもしろいことでした。

それと、この日は久々に自転車に乗ったのですが、片道10分弱なのにとてもしんどく感じました。このところ、身体を動かすことが億劫だし疲れやすさがあります。度重なる過食が身体を重くしていることが原因なのではないかと思います。

・27日(日)ここ数日は比較的落ち着いていた食欲が、昨日は朝から旺盛で、夜も遅い時間にたくさん食べました。そしていつもよりだいぶ少ない睡眠時間(2時間程度)で迎えた今朝、胃腸には何も不快感がありませんでした。9〜10月は顕著にあった腸の滞り感は、今ほとんどありません。回復の速さが継続していると思います。

11月に断食をする前は、“食べ過ぎた翌日の日中は食事をせずに胃を休める”という時間を取っていたのですがこの頃はそれがなく、胃が空になっていなくても何か食べたくなります。多分胃腸の回復速度が上がったからなのでしょうが、もう少し休めてあげたいところです。

朝、階段の昇降で左膝に強めの痛みを感じました。しかしそこで、痛みだけに注意を向けて意識を痛みでいっぱいにするのではなく、左膝に注がれそうな意識を拡大して「その時身体全体としてはどう動き、どう機能するのか」を感じながら歩くようにしました。すると、痛みが散った?というのか、左膝だけにフォーカスしていた時よりも痛みが軽くなるのを感じました。

テレビを見ている間に、ヨガの安定坐法で畳に座り、身体全体のバランスを味わったり、各部の声に耳を傾けたりしていました。身体の中心に正中線を引き、全体がちょうどいい場所に落ち着くようにすこしずつ調整をします。正中線は、透明で質感は軽いイメージです。固定された硬質な軸ではなく、あくまでガイドラインです。その時間は、気持ちのいいものでした。心身ともに元気な方に向かっていく感覚で、なんだかうっすらとよろこびのようなものを感じました。身体に耳を傾ける機会をこまめにとろうと思いました。

・28日(月)昨夜から右腰が痛むようになりました。10回目のセッションの時から、身体が右側に傾いている・反っている・曲がっているような体感がずっとあります。姿勢が真っ直ぐでなく、三日月になったような感覚です。右体側が縮まっているからだろうか?と思い、折に触れて伸ばすようにしているのですが、1ヶ月経った今でも変わりません。この右腰の痛みは、その曲がった姿勢のひずみが痛みとなって顕われたからかもしれません。

そして、身体が窮屈な感じがします。なぜか「自分の意識が、自分が心地よくあることを許可していない」ようで、身体の動きが抑制・制限されている感じがするのです。時折ふっとそういう感覚になるのですが、今回は昨夜から今日にかけて結構長く続いています。そういう時はまずゆっくり大きく呼吸をすることで、内部からストレッチをするようにほぐします。空気をたくさん吸い込んで身体を膨らませ、固くなって縮こまった肉体を内側から押し拡げる感じです。そして、上述したように「許可されていない」という感覚を解くために「いいんだよ、ゆるめていいんだよ」と心の中で自分に声を掛けながら身体の緊張を取り、小さくなっている意識を拡げていきます。今朝は、まだ暗い空を見ながらそういったことをしていました。普段から昼夜問わず空を見るのが好きなのですが、先日お会いした方に「空は“広がり”を表します」と教えていただき、自然と広がりを求めていたのだなとわかりました。

・30(水)いま読んでいる本で「身体が痛むとか思い通りにならない部分に焦点を合わせるのではなく、既に健康体であるとイメージしてそのように振る舞う」という旨の記述を目にしました。「痛みにばかり目を向けない、プラスのメッセージを感じよう」と10回目のセッションで思ったのですが、それを継続しつつ、「ゆるやかなつながりを持ってまとまった、心地の良い身体です」というイメージで意識を満たすことをしてみようと思いました。

畳の上にヨガの安定座法(あぐら)で座って読書をしながら、先述のようにイメージし続けました。左膝に痛みを感じ始めてきたのですが、痛みのない心地の良い身体のイメージで意識を満たすことは続けました。身体は変わっていくのか、しばらく続けてみたいと思います。

・31(木)28(月)に「身体が窮屈な感じがする」と書きましたが、今日もその感覚はあります。自分で自分の心身に外圧をかけているいうな感じです。のびのびと楽しく在ることを、自分に許可していない感じ。なので、先日のように大きく呼吸をして身体を内側から押し拡げ、心の中で大丈夫だよ・いいんだよと緊張を解くような言葉を自分にかけるようにしています。それと、心地よく気持ちいい身体になったイメージをはっきりと浮かべることもしています。フィギュアスケート選手が試合前にウォームアップしている映像をよくテレビで観るのですが、その時の脚の筋肉がとてもしなやかで美しいので、そのイメージをいつも思い浮かべます。“自分の身体も既にそうなっている”というイメージです。

昨夜テレビで、ラグビー日本代表のメンタルコーチのお話を聴きました。キックの成功率を上げるために、蹴る前のルーティン動作を選手とともに考案したという内容です。その方は「頭で考えたことを、書いて文字にして形にすることが大事」とおっしゃっていて、ルーティンを作っていく中でその動作を文章として書き出すよう選手に促す様子が紹介されていました。それは、まさに私もこのレポートを書くことで実践していることです。

コーチの方いわく、選手が「自分は目に見えないことは信じない。だからメンタルコーチなんて要らない」という考えだったため、「いやいやそんなことはないよ、見ることが出来るんだよ」ということを示すために、動作をノートに書いて可視化する作業を課したとのことでした。私の場合は、感じたことを言葉で表していく過程こそが自分の身体を理解する手助けになっていて、“目で見えること”にはそんなに意義を感じません。ただ、やはり感覚を言葉に置き換えていくことは有効なことだと改めて思いました。

1ヶ月分の記録を全部読み返してみました。2日(水)で「『受け取ったサインは良い悪いに分類せず、すべて同じひとつの情報としてとらえる』ことなのかなとも思っています。じゃないと、痛みがあるという事実を無いものにしてしまう気がするのです。」と書いていたのですが、12/31の自分は「痛みがあるという事実は無いものにしていいんじゃないか?」と思っています。それは、30日(水)にも書きましたが、いま読んでいる本で「痛みを知覚していると、その通りの身体になる。既に私の身体は気持ちのよい身体であるイメージすることです」という旨の文章を読んだからです。イメージで身体を変えるなんて現実的でないのかもしれませんが、でも意識の力は大きいと私は思います。これからどうやってこの身体で生きていくのか、意識はこの身体をどう見つめていくのか、いろいろ変遷していくと思うので、その観察を続けていきたいと思います。

 

【2016年1月】

・1日(金)

大晦日の夜に食べたものが、いつもより少し重めに胃に残っているのを感じます。

でも、身体に耳を傾けてみると、全体としては悪くない状態だと思いました。

歩きながらセンサーを身体中に巡らせてみたのですが、ずっと感じていた右側への反り・傾きの感覚が今朝はありません。痛むところもありません。

いい意味で手ごたえがない、といった感じです。物足りなささえ感じるような、すんなりとしてフラットな体感です。

これが本来の在り方なのかもしれません。自然な感じがして気持ちよいです。

 

・2日(土)

落ち着かないような、ざわめくような感じがありました。

身体が発しているものなのか、心のことなのか特定が出来なかったのですが、その時私は畳の上にヨガの安定座法で座り、背骨を頭頂から吊られるような感覚で伸ばし、といったふうに体勢を心地いいポジションへ整えることを始めました。

こういったなんだか落ち着かないという時に、心ではなく、身体からのアプローチを無意識に選択していた自分にすこし驚きました。身体を整えることで対処しよう、と自然に思ったのです。

実際、ちょうどよく気持ちいいと思える場所に身体を調整し直して、しばらく瞑想のように静止していたら、不快感が取れていくのを感じました。

 

今日も「思考が身体に緊張を強いている・のびのびゆったり在ることを許可していない」という感覚がありました。

いつも臨戦態勢というか、常に攻撃に備えてすぐ動けるように待機し、身体が緩むことを心が許していない、という感じです。

自覚している原因としては、同居している家族とうまくいっておらず相手に対して恐怖心を持っていることだと思います。

力が入っているせいか珍しく腰が痛く、心の痛みが身体の痛みにもなっていることを感じました。心的要因が、こんなにも身体へ影響するのかと驚きました。

 

・6日(水)

2日(土)にも書いたように、「思考が、身体にのびのび生きることを許可していない」という感覚が続いています。筋肉が縮こまってしまうのと、呼吸が浅くなるということを特に感じます。

 

でも、「前はずっと続いていた後頭部や首の痛み、この頃全然感じないな。まぶたや頬の痙攣も、もうずっと起きてない」ということをふと思いました。

身体は、セッションを受ける前とは確実に変わっているのだということを改めて実感しました。とてもうれしく、ありがたく思います。

 

・9日(土)

就寝時に、身体がムズムズとくすぐったくなり、じっとしていられないという現象が起こりました。この2,3日、こういった状態が続いています。

解決するべく、身体のどこがくすぐったいのか特定しようとするのですが、じっとしているとムズムズがやって来て耐え切れず、うまくつかめません。

それでももう少し身体に耳を傾けてみると、背中、特に腰付近が発信源のように感じられました。

その辺りの部位を伸ばすためにストレッチをすると、部分によっては痛みがあり、だいぶ固くなっていたことに気づきました。

そして、痛みや固さが取れるまでひとしきりストレッチをしたあとはかなりくすぐったさが減少しました。

今回のことは、運動不足が原因ではないかと自分では思います。身体に滞留したエネルギーが出口を求めてグルグルとうごめいていた結果、ムズムズが起こったのではと思うのです。

ヨガもよいですがもっとアクティブな運動、もしくは運動でなくても抑制されて出られないエネルギーを解放するようなアクティビティが必要なのだと身体が教えてくれているように感じます。

 

・15日(金)

床に座って読書をしている際、左脚全体(左臀部を含む)に違和感がありました。

何度座り直してもしっくり在れるポイントが見つからないまま、1時間ぐらいその体勢を続けました。

 

・16日(土)

左臀部と左後頭部にかなり強い痛みが出ました。

左臀部は、ヨガのポーズやストレッチをするなどして伸ばしたらだいぶ痛みが減りました。

左後頭部は、首のストレッチや指圧をしても痛みは長く続きました。首のうしろ、左肩がとても固くなっていました。

それと、左頬骨に痙攣の一歩手前のような感覚がありました。疼くような、微動しているような感じです。

昨日の左脚の違和感から始まった一連の痛み、何がきっかけになっているのかはわかりません。

最近は無かったことなのでわりと突然のことのように思えるけれど、実は日々のバランスの崩れが積み重なったものなのかもしれません。

毎日の暮らしの中で、ことあるごとに身体が気持ちよくバランスするポイントを探していますが、気づかないズレがあるのかなと思いました。

 

・17日(日)

朝の時点では、頬骨の疼きはまだありますが後頭部と臀部の痛みはありませんでした。

しかし午後になると左後頭部がかなり痛み、親指の腹で指圧することでしのぎました。

(セッション前に頂いた注意書きに、終了後半年は指圧などはあまりおすすめしないとあったので、なるべく深い圧は掛けないようにしました)

 

・18日(月)

朝は左肩が固くなっているのを感じましたが、痛みはありません。

痛いところがあるとそこばかりに注意が向いてしまいますが、意識を大きく拡げて全体のバランスを感じていこうと思います。

 

・19日(火)

ヨガのクラスに行きました。

屍のポーズの際、身体が真っ直ぐでないような感じがして、何度も目視で確認しつつ体勢を調整したのですが、落ち着けるポジションが見つけられませんでした。

 

今の生活の中で体を動かす機会は、この週1回のヨガだけです。

食事を摂るなど、インプットするばかりなので、滞留したエネルギーを開放することが必要だな、とヨガの後はいつも思います。

ヨガで身体を伸ばすと、体内で抑圧されて滞ったものが溶け出していくような感じがします。

 

・20日(水)

うつ伏せで寝そべっていたら、なんだか身体が曲がっているような感覚がありました。

今日は目視をせず、体感だけで調整を試みました。

右に身体を反らしたら“骨格がハマった”という感じで構造的には真っ直ぐになったのかなという感じがしたのですが、でもどうも曲がっている感じがして心地いい体勢ではありませんでした。

 

昨日今日と、自分が心地よくいられるポジションに関して、すこし混乱が生じています。

ただ、近視眼的にものを見て一喜一憂するのでなく、長いタームで、1日1日がプロセスの最中であるととらえて、ゆったりと揺れながら気持ちいい場所を探していきたいと思います。

10 シリーズ終了後,半年経過

 

半年を経たいま、大きな変化は感じませんが、知覚が捉えきれていないだけで実際は静かに着実に、気持ちのいい身体へと変わり続けているような感覚もあります。

目標を失ってぼんやりだらけていたひとつひとつの細胞が、堅固な意志を持って目覚め始めたような感じです。

意識にははっきりとのぼって来ないけれど、確実に効果が身体に浸透しているように思えます。

先日パソコンを使っている時にふと、ロルフィングってOSみたいなものかも、と思いました。

アプリが快適に作動しているのはバックグラウンドでOSが動いてくれているからですが、ロルフィングの効果というのは、そんなふうに見えない・気づかない領域で、でもしっかりと身体の快適さを支えてくれているのだなと感じたからです。

 

施術していただいて一番はっきり感じた変化は後頭部〜首〜肩の痛みが少なくなったことなのですが、その軽さは半年経った今も継続しています。

以前は1ヶ月のうちで「あぁ、マッサージに行きたいなぁ」と思うことが何度もあったのですが、今はそういったことがなくなりました。

 

左膝に20年近く痛みがあるのですが、こちらは今も痛いままです。

痛むのが怖くて意識がそこばかりにフォーカスしているからなのかなと思います。

一部にこだわるのではなく、全体性を感じて身体全体を機能させようとする動きが必要なのかなと思います。

身体の各部を個人、身体全体をチームに例えるなら、個をどうにかしようとせずにチームワークで連携して動こう、そんな感覚です。

この全体性という意識や、全体をバランスさせるという感覚は、田畑さんとのセッションを通じて初めて気づくことが出来た、大切なものです。

 

変化は、ヨガをしている時にも感じます。

ポーズをとっている時など、以前より身体の状態がクリアに伝わってくるのです。

身体が純化されて、知覚と身体を隔てていた靄がとれたような感覚です。

ぼんやりしていた細胞が目覚め始めたと先述しましたが、ヨガ中もそれを感じます。

 

歩く時や座っている時には、身体の中心線をイメージしています。イメージしているというより、自然と想起されます。

これもロルフィングの施術をしていただいてから出てきた感覚で、今も続いています。

中心を感じることで、安定感と心地よいバランスが得られて、疲れにくくなったと感じます。

 

以前からレポート中で何度も、過剰な食事量が気になっている旨を書いてきましたが、現在もそれは続いています。

ちょうどいい食事量を身につけようと、固形物を摂らずに過ごすファスティングを、3月に1週間行いました。

終了後の身体はとても軽く感じられました。

他にも、

・左膝の痛みが消えたこと(通常食に戻して10日目くらいまで無痛状態が持続)

・ロルフィングで痛みが軽減した肩周りに、さらなる軽さが感じられたこと

・月経期間が通常の1.5倍くらい長引いたこと(ファスティングは老廃物の排出を促進すると言われていますが、その影響か?)

など、わりとはっきりとした変化を感じました。

それらはとてもうれしいことでしたが、そうした喜びを実際に体験したにも関わらず、過食する日が今でも多々あります。

その原因を突き止めて、ちょうどいい食事量で過ごしていきたいので、これからも食べるにまつわることを観察していきます。

 

最初、ロルフィングが作用する領域は身体的なことだけなのかなと思っていましたが、心の面にも変化をもたらしてくれたように思えます。

というのは、3月か4月あたりから、外的刺激にあまり影響を受けず落ち着いていられるようになったと感じるのです。身体が気持ちよく動くようになったことで、心に余裕が出来たのかなと思います。

それと、ものごとを悲観的に見る傾向が少なくなりつつあります。

シリーズの後半に田畑さんがくださった言葉「マイナスだけでなく、プラスの情報もあるはずですよ」が効いているのだと思います。それとこのレポートの最初の方に「痛みにフォーカスしない」と書きましたが、ロルフィングを通じて得たこの意識も活きているのだと思います。

生意気な意見ですが、ロルフィングがどれだけよく作用するかは、ロルファーの技術だけではなく、人柄も大きく関わっているように思います。

田畑さんが毎回丁寧に接してくださったことや、情報は必要最低限にとどめてクライアント自身の感じる力を大切にする姿勢などが、直接身体に触れる手技と同じくらい、私によい効果を与えてくださったと感じています。

 

10代の頃からずっと、自分は心が不安定だと感じていて、それをよくしようといろいろと試してきました。

それは本を読むだったり、人に会って話を聴くだったり、旅をして見聞を広めるだったり様々ですが、いずれも精神面からのアプローチでした。心の問題は心で解決するという方法しか浮かばなかったからです。

でも、ソトコトで田畑さんの寄稿を拝読して「ロルフィングで身体を直してみたい」と思いたったことで、とてもおもしろい体験と経験ができました。

身体のことを考えたり感じたりしていた結果気づけば心も変わっていたし、身体から心へアクセスする手段があることを知りました。

 

また、身体のように物理的なことだけでなく、もともと興味のあった領域である“目に見えないこと”も、これからはもっと学んでみたいです。

まずは、精神科医が直接講義してくださるメンタルセラピー講座への参加を予定しているのと、エネルギーワークの講座にも行くつもりです。

そういったことと、今回ロルフィングで得た感覚やヨガのような、身体からの感覚が融け合っていくと、おもしろい発見があるように思えます。

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