ロルフィング体験

Rolfing Experiences with Rolfer Hiroyoshi TAHATA

カテゴリー: 援助職(医療・身体技法・セラピスト)

ロルフィング講師の感想 その1

ロルフィング教員会議でデモンストレーション


2017年にRolf Instituteのボールダー本部で開催された教員会議で,間を用いたデモンストレーションを行いました。その際にデモクライアントとなってくれた,ロルフィング講師のリサ(写真上)がその時の体験を送ってくれましたので,ご本人の了解を得て掲載します。

 I am grateful that I stepped forward for the opportunity to be your, Hiro’s, demonstration client for 2017 faculty meeting.  This was a courageous act for me – sharing myself in this way in front of a group – as I am a rather private individual.  My curiosity to understand and experience the work that Hiro brings forward was compelling.  I wanted a felt-sense exploration.  The session proved to be one of my more profound Rolfing® Structural Integration experiences.

私は、2017年のRolf Instituteの教員会議でヒロのデモクライアントになる機会を得たことに感謝します。これは私にとっては勇敢な行為でした – グループの前でこのように自分自身をシェアする- 私はむしろ私的な存在です。ヒロがもたらす仕事を理解し経験する私の好奇心は魅力的でした。私はフェルトセンスを探求したいと思っていました。セッションは私にとって,より深いRolfing®Structural Integrationの経験の1つであることが証明されました。

In response to your question, Hiro, of what I was noticing as I stood in front of the group at the beginning of the session, I verbally shared that I felt a notable and long-lived discomfort deep in my right hip and that I felt more weight in my left side and through my left leg.  When walking, I felt more ease, fluidity, and more anterior:posterior motion of my left ilia relative to my right.  There was a “hitch in my giddy-up” on my right side and my low back ached.

あなたの質問に応えて、セッションの始めに私がグループの前に立っていたときに私が気づいていたことについてコメントしましたが、私の右の股関節の深いところで顕著で長い期間そこにある不快感を感じ、私の左側と私の左の脚を介してより重さを感じました。歩いているとき、私はより快適、流動性、およびより多く前側を感じた:私の左の腸骨の後ろの動きは、私の右と相対的です。私の右側には “ぎこちなく痛い”があり、腰に痛みがありました。

While lying supine on the table, eyes softly closed, I gradual became more peaceful and much more aware.  The growing rich awareness included the physicality of my body, the spaciousness of my being, and a novel type of dialog . I remember a gentle curiosity as I felt into and within my cells. I noticed the space and texture between cells.  There was time of discomfort around the left side of my peritoneal bag – internally with organs and also with visceral connections inside and outside of peritoneal bag.  Some time passed and what I remember next were very intense connections and attentions at my right side in and around L3 to L5 and the associated areas of my spinal cord and dural tube.  It felt like very specific and refined palpations that keenly invited my attention.  The refined “palpations”, connections and attention had a quality of accuracy, clarity and refinement that I do not remember ever experiencing before when touched.   I recall a feeling of building focus and sense of sorting that brought ease and relief.  During this entire time lying supine I believe you physically, hands on, lightly and briefly touched me once on my leg.

マッサージテーブルに仰向けに横たわっている間、目はやわらかく閉じ、徐々に穏やかになって、はるかに認識しました。意識が豊かに広がり、私の体の肉体、私の存在感は広がり、そして新しいタイプのやり取りが含まれていました。私は自分の細胞の中と内部で感じるような穏やかな好奇心を覚えています。私は細胞間の空間と質感に気づいたのです。私の腹膜の左側には不快感がありました。臓器が内部にあり、腹腔内および腹腔内に内臓のつながりが感じられました。いくらか時間が経過し、私が次に覚えていることは、腰椎3番から5番までの私の右側の脊髄と硬膜菅の関連領域に非常に強く結びついていました。私の注意を惹きつけたのは、非常に特異的で洗練された触診を受けている時のような感覚でした。洗練された「触診」、つながり、注意は、実際に触れときにこれまで経験したことのないような精度、明瞭さ、洗練されたクオリティを持っていました。私は、心地よさと安らぎをもたらしたフォーカスと感覚を築く感覚を思い出します。私が仰向けになっている間、物理的に短く一度だけ私の足に触れたと思います。

この後,テ−ブル上でのワ−ク後,深い気づきについての記述があります。

親子で受けて頂いた方の不思議な体験

Rolfer’s Note : まず10シリーズ終了後に80代のお母様にロルフィングセッションを受けて頂いたところ,消化器系や聴覚にも改善が認められ,ダブル遷宮にも親子で旅行されるなどなど,単に身体の調子がよくなるというところに留まらず,生き方や人生の流れに乗るためのきっかけになることがあるロルフィングのプロセスとしての,いわば,お手本になるようなご体験をレポート頂きました。ご本人の了承を得て全文転載します。

田畑先生、ロルフィングに巡り合う所から、不思議な事がいっぱいでビックリ感動、感謝しております。

長くなり申し訳ございませんがお礼と感謝を込めて、書きます。お時間の許す時にでも、目を通して頂ければ…ありがたいです。

これまで母とは仲良しではなくて距離を置いてきたのですが、田畑先生のセッションを受け始めてすぐに、これは母に受けてもらいたい!何故か私がロルフィングを勉強してからじゃ間に合わない!と思いました。(50歳超えてロルファーになりたいなと無謀にも思って調べたらとんでもなくて…)でもあの母が行くかどうか、10回続けられるのか?もわからず、とにかく話してみたらOKで、10回の途中で嫌になったらやめてもいいからと言って連れて行きました。

初回は、まだ電車の西武線が東横線と繋がっていなくて、恵比寿駅からタクシーか、渋谷駅から乗り換えて代官山駅から徒歩と同行して、高齢の母には大変で続けられるのか?と思いましたが、

2回目からは、なんと東横線が西武線と繋がって、楽々一人で通える状況になって、このタイミングの良さにビックリです!

10回終えて、ちょうど待っていたように遷宮のタイミングで伊勢詣りへ、母も私も行った事がなくて、今迄2人で旅行した事も無くて、こんな事になるなんてビックリです!ツアーで他の方々について行くのが大変だったんですが、楽しくて、出雲大社詣り&厳島神社のツアーにも参加してしまいました。

翌年(2014年)5月には、千葉県の神崎寺の主催する西国33観音巡りツアーで兵庫、大阪の9ヶ寺を訪ねました。山登りの所はバスの中で待っていたりしましたが、必死で楽しく付いて行けました。

先生のセッションを受けていなければ、この様な素敵な出来事はあり得なかったと母共々、この不思議な流れに驚き深謝申し上げております。

そしてロルフィングの機関誌に載せて頂き世界デビューとは凄い母⁉︎です。

そして、私ですが、初回セッション受けて、ロルファーは無理、どうしようかなと(事務職をしているのに)何故か思ってしまいました。

急に、ハワイは凄い所だな世界の人が癒されに行くなんて他には無いなとふと思って、…今迄アンチハワイでその上、新婚旅行のカナダ帰りに寄ったオアフ島で元夫が(8年前離婚したんですが)、結婚指輪をハナウマベイで落として無くすなんて事もあり…

ホ・オポノポノのモーナ・ナラマクシメオナさんを調べたらカフナで州宝でロミロミの原型を行っていたと知り、1回目のセッション後、2013年1月からロミロミを学び始めました。通っているスクールで9月にハワイ島のハワイアンのクムさんの所へ約1週間学びに行く企画があり、仕事を辞めて行ってしまいました。

戻って10〜12月先輩のロミロミの店を手伝ったんですが、翌年2014年1月から3月はハローワークの職業訓練校で介護の勉強をして、資格取得し4月から訪問介護のヘルパーとして働き始めました。

ですが、4月半ばに又ハワイ島のクムさんの講習に何故か1週間前に急に参加したくなり、行ってしまいました。それが3月にクムさんの元へ戻ってきたヘイアウのある土地でプライベートビーチで皆既月食の時に行われる最初の講習だと行ってわかりました。

介護で勉強した心と身体の事が、ロミロミとも繋がって何故か楽しく訪問介護ヘルパーの仕事を今しています。ロミロミは出張で将来できればいいなと思ってます。

何故、介護なんだろうと自分でも?でした、一番苦手な所と思ってました、母もなんで?あんたが?とビックリ!そしてまたちょうど待っていたように、母のすぐ下の妹が4月に介護が必要な状況になり、私の学んだ事がすぐ役立ってスムーズに事が運び、母も(私の妹と同居しているのに)介護の申請ができ支援が受けられました。

なんだかわからない物事の自然な流れがあるんだなと感じる毎日です。巡り合うタイミングの物凄さにビックリする出来事がまだまだあって生きることが楽しくなってきました。心と身体と魂との繋がりの不思議さを感じるようになりました。

長くなって申し訳ありません、読んで戴きありがとうございます。

先生に巡り合えたお陰様で、母に思いもよらぬ親孝行ができて嬉しく、深く感謝申し上げます。ありがとうございます。また、宜しくお願いします。

 

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臨床心理士の方へのSE

SEを体験して

 

臨床心理士として日頃クライエントさんの抱えるストレスや傷つきについてお話をうかがっています。そのため、自身の中にいろいろなエネルギーをとどめ過ぎないように、心と身体のバランスを整えることを心がけています。呼吸法、ストレッチなど自分でもいろいろと試みていて、SEもその一つとして体験を希望しました。

ことばでのやりとり中心のカウンセリングと大きく異なり、SEで悩みや不安などについて深くお話することはありませんでした。セッション中ずっといすに座り、プラクティショナーの方の導きで、身体の感覚に意識を向けていくことが中心で、プラクティショナーの方に触れられることも全くないセッションもありました。

それなのに、セッション後は毎回全身がほんのりあたたかくなっていて、運動をした後のような、空気がたくさん胸に入ってくるようなさわやかな感じがしました。座ったままなのにそれは不思議な感覚で、子どもの頃の体育の後のような爽快感がありました(汗をかくこともなく、さわやかな感覚だけがあります)。その感覚を味わうのを楽しみにセッションに通いました。5回目のセッションの後、胸が大きく開いてそこに道ができて空気が直接入るようになったと感じる程呼吸が楽になりました。その後のセッションで、目を動かすワークをした時には少しクラクラして、いろいろと体に起こる変化に少し不安になったこともありましたが、順調に呼吸が楽になり、肩のこわばりなどもなくなり、体の心地よさを感じるようになりました。

強い緊張場面などではまだ呼吸が浅くなり声も出しづらくなる傾向がありますが、以前はそちらが日常的な状態であったことを考えると大きな変化がSEの体験を通してあったことをあらためて思います。身体の感覚を意識していくことは、自分で行うことですが、プラクティショナーの方が視界の端で「そう、そう」とうなずいて見守って下さっている様子がほんの少し見えることから「これでいい」と思える大きな安心感を得ていたと感じています。

ことばにならない何かが心にある時、身体の感覚に意識を向けてエネルギーを解放していくSEが助けになることを体験することができました。ありがとうございました。

SEを体験して・2

 

SEを1・2週間に1回のペースでしばらく継続して体験させていただきました。SEを継続していく中で、呼吸が腹式に変化している様子が感じられました。その感じになかなか慣れませんでしたが、体はその方が楽ですし、時間の経過とともに新しい呼吸のあり方にも慣れることができました。

その他には、目に映るものの彩度が増したり、頭痛がやわらいだりといった変化を経験しました。それらの変化も、呼吸の変化と同じくはじめは慣れなくて、こんなに感じ方が変化して私は大丈夫だろうか・・と不安に思うこともありました。しかし、その不安もSEのセッション中に、今の感覚に集中し、新しい体の感覚に気づいて、そこにとどまっているうちに、自然に消えていきました。そのような変化→不安→落ち着きという体験を幾度も経験することができました。

そして、SEの体験を通して、今私の心には、心配にはなるけれど、何とかなるだろうという自分の力に対する安心感、それは自信というほどの堅固なものではありませんが、心の奥で深く確信している感じがあります。

目の前に難しい課題がある。不安もあり、心配もある。そんな時、以前の私は「きっとできないだろう」と思っていましたが、今は「やってみないとわからない」と思うようになりました。それは小さな気持ちの変化のようでもありますが、とてもはっきりとした違いを感じています。ことばのやりとりがほとんどない中で、このような認知・意識の変容が比較的短期間で起こったことは驚きでした。

身体の感覚を意識する新たな体験のそばでいつもプラクティショナーの方の見守りと導きがあったことを思います。貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。

 

 

エサレンマッサージプラクティショナーの方

セッション1

【当日の体調】

良好。昼を食べ過ぎでお腹が重い。

【セッション前】

歩いてみた感じ  左足のひざ下外側に張りを感じ、そこに引っ張られるように重心が左にずれていく感覚がある。

 

ベッドに横になった時は、右半身が小さく固まったような感覚。

ファーストタッチで身体の周囲を取り巻くように触れられた後は身体がベッドに沈み背面全部がしっかりとくっついた。

右足裏に柔らかいボールをあてられて、そこに呼吸をむけるように促されると

右半身が息を吹き返したように柔らかく広がり、左右差がなくなる。

右足首に触れられると喉がつまるような感覚になり、ほぼ同時に胸回りが呼吸とは別に広がるような動きがでる。

上半身へのワークでは右側の上顎骨やその奥にうずくようなずんとする違和感が場所を変えつつ現れては消えて行く。

身体の感覚以外に、右足の膝を立ててワークが始まった時、なぜがうっすら楽しい気持ちになり、勝手に顔が笑ってるのではないかと思ったくらい。

また目を閉じて見える色がピンクやオレンジのように変化していることもあった。

 

呼吸は最初の方では深く入る感覚があったが、その後はすごく静かに穏やかだった。

 

腰掛けた状態では足が地に着かず浮いている感じだったが、調整をしてもらい段々と落ち着いてくる。しばらく自分の輪郭がぼやけているような、ジリジリしているような感じがした。

 

最後の歩きの感じ  後頭部と首の付け根あたりに意識があり、骨盤周りにスペースを感じで楽に立って軽やかに歩ける。

 

【セッション後】

電車にも乗るが1時間くらい歩いてみる、というか歩きたくなる。いつも早足なのだが、普段よりゆったりしたペースになっているのに気づき、歩きながら股関節にスペースができたような、軽さを感じた。

 

家に戻り普段通りに動いていると、いつも左脚が外に向いて立っている癖があるがそれが自然にまっすぐに立っている。

中心にすっくと立っている感覚が続いていて気持ちがいい。

 

2日後、右眼下あたりに打撲のような鈍い違和感が出たが、2日ほどで消える。

セッション中に右顎関節あたりに何回か違和感を感じた事を思い出した。

その後は視界がクリアになっている。

セッション2

【当日の体調】

良好。昼食を食べ過ぎ、お腹が重い。

 

【セッション前】

歩いてみた感じ 首から肩甲骨にかけて固まっている感じ、左脚が短く小さい、右脚は大きく柔らかく地面についている感覚。

うつ伏せからスタート。左半身にアプローチが始まると一気にその側に血が巡りだしたように熱くなる。その熱が落ち着いてくると、ベッドに左半身が沈み込んでいくようにリラックスしている。その後、頭や脚裏側へのアプローチが続くと、体が上下に伸びた感覚。落ち着いて来たところで、反対側に代わり、そのころは意識が遠くなってあまり覚えていないが、左脚がさわさわしたり、歯が浮くような違和感があったり体の中での動きが出てくる。動きがある時は田畑さんはそばで見守っていて、動きが収まって静かになると次に進んで行く。体の中まで見えてるのかなと遠い意識の中で考えたりする。座って後ろ側のサポートを整えてもらったが、言葉の誘導で動くだけで腰椎から順にスペースが出来て行く感じが面白かった。

その後の歩き すっと何の努力もなく立って、いつまでも歩けるような軽さ、最初に感じた首回りの固さはない。立った状態で微妙な調整をしてもらうと(右ひざを軽く曲げ、顔を少し左にむけたところでホールド)体が新しいバランスに合わせて調整している感じがあって、段々と落ち着いて、一見斜めに向いて変なバランスで立っているはずなのに、心地よいバランス感覚になっていくのが不思議。

視界はクリアで、横幅が広く見える。視界はどうかと聞かれて、目を開いてはいるが、体の中の感覚を探る方に行っていて、外界に意識がなかったことに気づく。

最後の歩き セッション後すぐは軽さを感じたが、調整後は力強さが出て、追い風に受けているような、走り出したい感覚の歩きになる。

 

【セッション後】雨で傘を持っていて出来なかったが、両手を振りながらガシガシ歩きたかった。

また今回もお腹がこなれないままでのセッションだったが、セッション中は落ち着いていたのに、帰り道に急に満腹感がぶり返してきて、苦しいくらい。体が心地よいところに戻ると、必要以上に食べ過ぎてたことを思い出したみたいな反応だなと思えた。

一日後 鈍い頭痛が一日続く。内面的に穏やかでなく、自分の嫌な性格面が強く現れる。そういえば、このところ呼吸がしやすいというか意識しやすい状態になっている。

 

【感想】

セッション後、調整前後での歩きの質が、バランスというより強さが変わったのはとても面白かった。

セッション3

 

【当日の体調】

良好。身体はスッキリとしているが、急に寒くなった日なので体の冷えを感じる。

 

【セッション前】

歩いてみた感じ 左右の違いを感じる。左側が小さく固い、右側が大きくふんわりした感じ。左下肢が床に引っ張られているような感覚がある。

両手を左右や前に上げたりして、可動域の確認がある。歩いていた時と同じように左肩がピキピキと鳴って固まっている感じ、右肩に違和感はあるが左に比べるとふわっと大きい感じ。

横向きでのセッションスタート。色々な場所にアプローチがあり、段々と身体がベッドに沈み込んだり、輪郭が薄れて宙に浮いたような感覚になったりすることで、それまでいかに身体が緊張して固まっていたかがわかる。向きを変えて逆側へのアプローチが終わる頃は身体が上下に伸びたようなスペースを感じる。左大腿側面に違和感が出たり収まったりの繰り返しがあるが、以前から固まっていた場所なので、ゆるんで動き出している感じがして今後の変化が楽しみ。両目への重さを感じるワークは目が休まる感じがしてとても気持ちがよかった。

仰向けでは視覚を使っていくつかのアプローチが進んで行くが、ある一点を見ながら目の動かし、腹部にアプローチがあると、以前手術をした際、手術台に上がった時の場面が思い出されなんとも言えない思いになり、涙があふれそうになる。その時は「感情が動いたので」という表現をしたが、実際に悲しいとか辛い、苦しいといった感情は伴っていなくて、何か押し上げられて涙が出てくるような感覚に近かった。田畑さんは、私がしばらく落ち着くまで、安心感を感じれる場所で静観していてもらえたので、自分の状態を言葉で表現することはできなかったけれど、自分の内にわき上がった感覚を自分の中で十分味わえたことで満足したそんな感じだった。

座った状態で骨盤を前傾後傾させながら腹部、胸部、頭部を調整して終了。

セッション前にやった両手を上げる動作では、始まる前は肩の動きが気になったが、セッション後では楽に両腕があがり肩に意識が向かなかった。体側から腕が楽にのびてスペースが出来たのを感じる。

最後の歩き いつも左右のバランスの違いを感じるが、太いパイプが身体の真ん中を通っていてそこを気持ちよく空気が抜けて行くような心地よさを感じながら歩けている。左右の違いを感じなくはないがそれよりも中心がとてもしっかりした感覚が気持ちよい。

 

【セッション後】

終了後立ち話をしている時に、自分が少し大きくなったようなどっしりとした安定感を感じていることに気づく。気分も晴れやかな感じ。

帰り道、歩きが軽い。太ももの前の力が気持ちよく抜けている。その後は仕事に行ったのだが、ほぼ疲れを感じずに、身体の力もいい具合に抜けて楽だった。そういう身体の状態だからか、気分も軽く、周りとの関係性もとてもスムーズに流れて行く。最近感じていた気持ちの面での頑さがほぐれた感じがある。

その後、数日たっているが、呼吸に意識が向く事が多く、深い呼吸をしている。中心軸も気づくとそこにしっかり在る感覚が続いている。

セッション5

 

【当日の体調】良好。スッキリ、胃と肝臓に固さを感じている。

 

【セッション前】歩いてみた感じ  右半身が小さく、固い感じがするが、前回で感じた中心軸の存在がちゃんとある。

横向きからのセッションスタート今日は内転筋と骨盤底へのワークとのこと。脚の内側へのアプローチが続くなかで、ふっと横隔膜がゆるんだというかほどけたような感覚になったり深海の中に沈んだようにぐーっと圧力が体の内側にかかったような初めての感覚もあった。他にも頭の中にぼわーんとした違和感や喉が詰まったような感覚が出たと思うと、田畑さんの手がその場所に置かれるので、なんでわかるんだろ??とぼんやりした頭で思っていた。

終盤でお腹に触れたときは、右脚にさわさわと温かい流れが通り、手が首にあてられると、ふわっと首がゆるんでベッドに沈んでいくので、それまで首に緊張があったことに気づく。

座った時に骨盤がどーんと大きくどっしりした感覚だったが、田畑さんの指示で骨盤を前後に動かすとすーっと頭まで同じ体の幅に整っていく。

最後の歩き  体重を感じないくらい体が軽く、楽々立っている。

 

【セッション後】太ももから力がふわーっと抜けていく感覚。その日は2万歩近く歩いたが、ほとんど疲れを感じなかった。

【感想】ただ寝てるだけ、軽く触れられるだけなのに、こんなに身体が変わるって何でなんだ!!ロルフィング面白い!身体って楽しい!

セッション6

 

【当日の体調】良好。 年末年始の食べ疲れで胃が張っている。

 

【セッション】歩いてみた感じ 一歩めから左頸骨筋の張り感に引っ張られて歩いている感覚。上体は楽にのっている。立ったまま体重を左右に移動させて感覚のチェックもあり。

今回は背面。

うつ伏せでのセッション。体がベッドに沈んでいく感覚を味わっているうちに意識がなくなる。今までのセッションの中でここまで寝てしまったような感覚は初めてだったかも。そんなぼんやりとした中でも、始まって早いうちに体全体、特に手や足の先まであったかくなる感覚が広がっていき(あったかいなぁと思っていたら記憶が無くなっていたというのが正しいかも)リアルな夢をいろいろ見て意識が戻るのを繰り返していたセッションだった。

最後に仰向けになった時、呼吸がとても楽に出入りする感覚が気持ちよかった。座位で骨盤のムーブメントをして調整してもらい、終了。

最後の歩き  最初に感じた左前頸骨筋あたりの張りは感じなくなったが、左大腿部外側に筋肉痛のような違和感が出ている。左股関節、お腹に風通しの良いスペースが出来ている感じ。終わってもしばらくボーッとした感覚が続いていた。

外に出て歩いているうちに段々クリアになっていき、気づいたら左大腿部の違和感も消えていた。とにかく楽に立っていられる感覚が一日続いた。

今日のように、意識がなくて眠ってしまっていたような感覚と今までみたいにに意識はクリアにあるが、体の輪郭や実態感がない感じとの違いが面白い。田畑さん曰く、どちらが良い悪いではなく、その時に必要なプロセスであるとのことだが、自分で自分の身体の中で現在進行系で何が起こっているのか全く分からないのはなんだかもどかしい感じ。自分の意識ではないところで、身体はちゃんと必要なことをやってくれている。

 

ただただ感謝するしかない。

セッション7

 

【当日の体調】少し疲れているが身体は軽い。

 

【セッション】頭周り 口と鼻の中

歩いてみた感じ  軽いけれど、うわついているような感じの歩き。足に重さを感じない。

ひざ下と首にクッションを置いて仰向けからスタート。首を左右に回しながら、空間を見ていく。左側が見やすくそこでとどまるが、目がひどく疲れている事に気づく。頭に少し触れてもらうと、頭の中からふわっと緩む感じがあり、その後視線を動かすとかなり目の疲れが和らいでいる。何度か楽な位置に変えながらセッションが続いていくと、いつしか意識が沈んでいき半分意識が在る感じだけど、すごく静かな深いところに落ち着いている時間がしばらく続き、とても心地よかった。ふと今ここにいるという感覚に戻ったと感じると目の前がオレンジ色に包まれて、田畑さんから「どんな感じですか」と声がかかる。次はいよいよ口の中と鼻の中へ口の中はセッション中特に変化を感じなかったけれど、夜になってみてあごの開閉がスムーズになっているのに気づく。今まで開閉時にカクッとずれる感じがあったがそれが無くなっている。鼻は思いの外痛くなく、どんどん奥が開いていく感覚があり、終わってみると空気がとても気持ちよく出入りして、脳の中にまで空気が入っていくような新鮮な感覚。脳の扉を開けて、空気を入れ替えたように爽やかな気分。これはかなり衝撃的かも。

 

セッション中は目を閉じている間、良く色が見えて、黄色、オレンジ、紫と変わっていった。また楽しいような嬉しいような感覚がうっすらあったけれど、帰り道になんともいえない穏やかな至福感に包まれて、すべてにありがとうという感謝の気持ちで満たされる。ここ数回のセッションでは体の変化というより、気持ちの面での変化をとても感じる。自分の絶対的な存在感やそこからくる安心感に静かに満たされている感じがしている。

セッション8

 

【当日の体調】花粉症の症状で目のかゆみが朝からひどい状態。

 

【セッション】うつ伏せ 骨盤 下肢 腕など

歩いた感じ  目のかゆみに全神経が集中していて、身体の感覚がよくわからない。

うつ伏せの状態で、下肢、腕、骨盤回りへのタッチを感じていると、目のかゆみがスーッと収まっていく。身体は輪郭がなくなり広がって溶けていくように力が抜けていく。その感覚から力が入っていたんだと気づく。特に右側への施術では、下肢に触れていても右の肩甲骨がゆったりと円を描くように広がっていく。骨盤底に初めて感じる違和感があり、しばらく神経がうずいているような感覚が続く。その感覚をぼんやりと感じながら、うとうとしていると仰向けに。腕に触れられている間、首が自己調整を始めて左右に動きながら、ピタッと中心に治まる。右骨盤が下に沈んでいるような感じで左右の違和感があったが、いつのまにか均等になった。一旦座ってみると、全体に身体がキュッと集まって小さくまとまっている感覚があり、田畑さんにそれを伝えると、身体の前後に手を添えて、その間を感じるようにして調整してもらうだけで、いつもの「自分」の大きさに戻った。

歩いてみると中心に気持ちよくまとまっているが、左下腿に固さが残ってそこに引っ張られる感じ。骨盤内の軸の位置を示してもらうと、少し右にひねったところに身体が勝手に動く、ひねって立っているのに身体はとても居心地がいい。「左足指の位置も少し外へ」と言われて動かすと、左下腿の違和感がスーッと消える。そこでの感覚を十分味わうと、身体が中心に自然と戻っていく。不思議・・・

前回のセッションから2ヶ月間が空いたのもあり、結構身体が緊張していたことや、普段の自分のセッションの中で右腕に力が入って肩甲骨から首にかけて負担が来ているなと思ったが、下肢を触れられている時に右肩甲骨がどんどん緩んでいくのは面白い感覚だった。

その後1週間の間に、左股関節が今までと違う位置にいて納まりどころを探しているような感じがあった。また、身体の感覚以上に、感情面の揺れが結構あって、ひとしき味わい尽くしたところで穏やかになった。

セッション9

 

【当日の体調】腰がどんと重い感じ。それ以外は良好。

 

【セッション】腹部から全体のつながりetc

歩いた感じ 腰が重く、そこだけに力が集まっている感じ。

仰向けで片足を曲げて、腹部や腕、肩、頭など上体へのセッション。手先足先がジンジンして皮膚の表面の感覚がクリアになり、その外側の空間が皮膚を包むように覆っている感じがした。そのあとは、とても意識はクリアなままセッションが続き、閉じた目の中で色の変化を感じながら、身体の中は静かだった。田畑さんから「呼吸はどんな感じですか」と何回か聞かれたが、不意に深く呼吸が入る?したくなる?ことが多々あった。今回は全体的にしっかりとしたタッチで特に腹部にはかなり時間をかけていただいていたが、空間が広がり、ふんわりしたお腹に変化していくのを感じていた。セッションが終わり歩いてみると、身長が10cm位高くなり、体重が10kg位減ったような感覚。今までのセッションの中では一番終わった後の、身体の感覚の違いがあった。歩いている時に左膝に少し違和感が出てきたことを伝えると、上体を調整してもらうことでその違和感がすーっと無くっていく。

身体が軽い。上から軽く引っ張られ、下にもピタッと吸い付いているような気持ちのいい姿勢。この感覚をしっかりと覚えておきたいと思う。

帰り道はお腹の深部がなんだかやけに熱い。外の風が冷たかったのでその差をとても感じる。身体の深部で微細に調整している動きを感じながらの帰り道。

 

【セッション後日】身体的には下腿の重さが数日続いていたが、6日経って抜けて来た。感情的にはとても静かで凪いでいる感じが続いているのが初めての感覚。

セッション10

 

【当日の体調】良好。腰に軽い違和感。

 

【セッション】統合セッション

歩いた感じ 右半身が左に比べて大きい感覚。

仰向けで、田畑さんがどの位置に立つと落ち着くかを確認して始まる。立ち位置によって、自分の中の身体の反応の違いが面白い。安心すると感じる場所ではみぞおちあたりにその安心感があり、あったかさを感じる。左側からタッチが始まるが、早い段階から呼吸が落ち着いて、とても静かで省エネモードのような最小限の力で呼吸をしている。頭を触られていないのに、頭がゆっくりと動き始め、顔の全面がふわっと緩んでいくのを感じた後は体の感覚から離れて意識の深いところに落ちていく。といっても意識がなくなる訳ではなく、周りで起こっている事はしっかりと感じている。それは今までに感じたことが無い感覚だったのだが、自分の中の「健全」な部分に包まれて、その「健全さ」がどんどん広がっていくような感覚。体の感覚はなく、「健全」な意識だけに満たされているという至福感。この10セッションの中でも、よく色が見えていたのだが、今回もピンク、白、青と次々と変化していたが、「健全さ」を感じている時は一面がゴールドに輝いていた。かなりの時間その感覚に包まれて、セッションが終わり、座って背面を調整してもらうと、大腿部からふわーっと一気に力が抜けていく。頸椎の位置も微細に調整が入る。そのちょっとした調整にも、今までは意識して動かしていた感じがしたが、今回は自分の意識でどうこうしようとするのではなく、身体が勝手に田畑さんの言うように動き始める感じが面白い。

歩き始めると、身長が伸びてスッキリした感じ。自分の体ではなく、新しく生まれて、これから始まるという感覚を覚えた。

 

【セッション後】

その日は午後から一日中疲れを感じない、軽やかな感覚。いつもより早い時間から眠くなり、早々に寝てしまう。

次の日は体というより気持ちがとても満たされて安心している。その夜、横になっていると、身体の内側で微細に動いているというか、調整しているような動きがいろんな場所で起こっているのを深い意識の中でしばらく感じていた。こんな感覚は初めてで、とても不思議な時間だった。

 

11月からスタートしたロルフィングセッションを終わってみて

 

「自分がリニューアルした」という感覚。体だけが変わるのではなく、それとともにというか体よりももしかしたら、意識=心の変化の方が優先していた感じがする。

5回目くらいから気持ちの安定感を強く感じるようになり、特に最後のセッションではこうなるのか!?というくらいの予想外の感覚(健全さを感じた事)は、体からのアプローチ、しかも繊細にふれているだけなのに、これほどまでに心に影響するのかということを実感できて、自分もボディワーカーの一人としてとても貴重な体験をさせてもらった。まだしばらく身体は変化していくというので、それも楽しみであり、このセッションで得た、気持ちの安定感や健全という感覚はこれからの自分を支えていく大切な重力になると思う。

田畑さんのセッションを受けられたそのご縁に感謝しかありません。

助産師の方

セッション1

初めてのセッションでは、ベッドに横になり、身体の重さをベッドに預けられるようにしていきました。私は、首や背中がなかなかベッドにつけられませんでした。身体を預けるのは意外と難しいんだなと思いながら、田畑さんに誘導していただいたり、ボールなどにもたれかかるようにしていくうちに、徐々に身体を預けられるようになっていきました。

その後、ベッドから起き上がって歩いてみると、セッション前と比べてスーッと楽に歩くことができました。身体は、軽く感じました。今まで前に後ろにボコボコしていたのが1本の棒になったような感じがして、身体が薄くなったようでした。呼吸は深くなり、楽になりました。気分的には雑味がなくなってニュートラルになったように思います。驚きでした。

セッションを受けた帰り道、もうこれからは身体を雑に扱えないなという気分になりました。普段私は早歩きなのですが、セッション後数日間は身体を上手に動かそうとするとスピードがゆっくりになり、歩くペースが遅くなりました。ただ、その後は徐々に元の動き方に戻っていった気がします。

セッション2

2回目のセッションでは、主に下半身に対して働きかけてもらいました。田畑さんの誘導に沿って、足先から臀部にひとつづつ意識を向けて、身体をベッドに預けていきました。最初、私は胸だけで呼吸していたかもしれませんが、徐々に、呼吸が臀部や足のほうまで伝わるようになっていきました。今回のセッション後の変化は、お腹が伸びるようになったことです。私はいつも、腰が反っていたと思うのですが、立位や歩行の時に感じていた腰の痛みをあまり感じなくなりました。たくさん歩いても、以前ほど疲れを感じないようになった気がします。前回は、セッション直後に大きな変化を感じ、その感覚は数日間続きました。今回は、セッション直後には前回ほど大きな変化は感じなかったですが、6日経った今日も、感覚が残っています。

セッション3

3回目のセッションでは、主に骨盤周辺と上半身に働きかけてもらいました。

まず、横向きになり、身体をベッドに預けていきます。これまでのセッションを思い出しながら、呼吸が臀部や下肢にまで伝わるよう意識しました。以前より呼吸が楽にできるように変化していることに気付きました。次に、足先から骨盤にかけて、細かくいろんなポイントを田畑さんが軽く触れて誘導してくれるので、そちらに都度意識を向けていきました。今日は、ポイントポイントで脱力し、余計な力を解放していくことを心がけました。上半身、肩、首、頭も同様に、誘導に沿って呼吸を意識しながら余計な力を解放していきました。途中、首を触れられた時、あくびがしばらく止まらなくなりました。あくびをし始めた時、中学1年の時に学校で担任の先生に肩を掴まれて眼鏡が飛ぶほど揺さぶられたことを、なぜか思い出しました。あの時のことを身体がずっと覚えていたのかなと思いながら、とにかく解放しようと身を任せました。その後、ベッドから起き上がり、端坐位になりました。背中が少し後ろに出ていたようで、修正してもらいました。次に、座りながら骨盤を前後に動かすよう言われました。お腹だけで動かそうとすると難しく、背中、足全体を使って骨盤を前後に動かすことを学びました。最後に、両腕を前と横に伸ばしてみて、セッション前後の変化を確認しました。セッション前は右腕が上がりづらかったのが、セッション後は左右差をほとんど感じなくなりました。また、みぞおちと背中の伸びが良くなり、腕を伸ばすことを気持ち良く感じました。セッション後にズボンを履いたとき、ウエストがゆるく感じたのですが、それは骨盤が正しい位置に戻ったからだと伺いました。思わぬ結果もついてきて、ちょっと嬉しかったです。今回のセッションを受けて、自分の身体が変化というか本来の状態に戻っていくことに感動しました。とてもエキサイティングな経験でした。自分の身体を前よりも好きになりそうです。

セッション4

4回目のセッションでは、骨盤とその周囲に働きかけていきました。

いつものように、呼吸を意識し身体をベッドに預けていくことから始めていきます。

セッションを重ねる度に、段々呼吸が深くなり、楽にできるように変化していることに気付きます。

今回は、田畑さんの誘導に沿って、骨盤の左右や前後、仙骨や尾骨に意識を向け、力を解放していきました。普段意識することがほとんどない場所なのでけっこう難しいのですが、サポートしていただきました。尾骨に意識を向けているとき、学生時代にバイト先の店長に叱られてお尻を蹴られたことを思い出しました。痛かったかどうかは覚えていませんが、急な出来事に驚き、恐怖とショックを感じたことを思い出しました。身体はいろいろ覚えているようで、セッションでそれが蘇ってきたのはこれで2回目です。

今回のセッション後に感じた変化は、まず目線がさらに上がったことです。身長が伸びたような感覚でしたが、写真を見せていただくとお腹が伸びていました。また、胸の周辺が広がりました。そして、骨盤が横に広がり、薄くなった感じもありました。実際ズボンを履くと、ウエストがゆるくなっていました。

セッション後の生活では、お腹周りの伸びを実感しています。身体の変化を感じることはとても面白いです。次回のセッションも、身体の変化にもっと意識を向けていきたいと思います。

田畑さんは、変化を強制せず、細やかに誘導してくださいます。そのことに私はいつもほっとすることができ、無理強いされない分自分に正直になり、集中しようと思えています。

セッション5

今回は、骨盤周囲と上半身に働きかける回でした。

セッションは5回目。今までのセッションを通して、田畑さんは自分に危険なことをする人ではないこと、何かを強制したり、脅したりする人ではないことが分かりました。むしろ、必要最小限の関わりで、私の変化を根気強く待ってくださる、個人を尊重する姿勢に感謝しています。そのため、セッションを受ける前からいつもよりリラックスしていました。意識を向けるため誘導するために身体のいろいろな場所を触れられるとき、いつも私は「ここに意識を向けよう」とかたくさん考えていましたが、今回はあまり考えませんでした。頑張って必死に何かを掴もう、得ようとせずに、とにかく手放そうと気持ちを切り替えたいと思い、そう努力しました。すると、いつも以上にリラックスできました。そして、田畑さんへの誘導にもっと早く反応するようになりました。

身体の変化を感じやすいし、変化したあとは気持ちがいい。セッション中に気持ちいいと感じるのは変なことと思い込んでいたのですが、身体の緊張が解放されていくと、とても気持ちいいのです。そうやって、ただ感じるだけの時間を過ごしていると、だんだんと気持ちに変化が起きてきました。

自分は自分でいいんだ、できる人、理想の誰かを演じなくても、このままでいいんだという気持ちが沸き起こってきました。それにとても感動して、慰められて、感動しました。施術後は、肩、肘の力が抜け腕が振りやすい。お腹が縦に伸びて広がりを感じる。胸もさらに開いてリラックス。膝が伸びて、歩くときにまっすぐ下ろすことができる。着地がしっかりしてきた。骨盤周囲が伸びて気持ちいい。という変化があります。この感覚は、数日後も続いています。

セッションは残り5回なので、セッションで気づいたことを日常にどう活かすかについて考えました。

私は医療職で、職場にはいつも緊張感があります。そのピリピリした雰囲気の中で、私の呼吸はとても浅く、息を止めてしまう瞬間もあります。気分が下がっている時は、あえて呼吸を浅くすることもあります。そのことが気になっていたので、呼吸に気を付けるようにし始めました。仕事の合間で深く呼吸すると、段々と自分を労わる気持ちが生まれて、身体の緊張が緩み、気持ちも緊張感がとれリラックスでき、心地よさを感じることができます。仕事中に気持ちいいことをしてはいけないと思い込んでいましたが、そんなことはないようでした。

今まで、私は対象者へのケアに夢中になることで、あるいは仕事そのものに一生懸命になることで、自分を大切にすることから逃げていたのかもしれません。こういう変化を感じると、自分を大事にしたいな、とますます思います。

これからも変化は続いていくと思います。その変化は、次回のレポートに残したいと思います。今回も素晴らしいセッションをありがとうございました。

セッション6

6回目のセッションは、骨盤周囲と上半身を中心に働きかける回でした。

前回は、身体の緊張が解放された気持ちよさを浴びるほど感じました。今回は、その解放感の後、いろいろなものが納まるべき場所に納まったという感覚があり、前回からまた一歩進んだ変化をしみじみと感じました。自分の中に、ぶれない軸がどーんと現れて、人にどう思われようが私は私だという感覚が芽生え、自分を隠そうという意識が消えていきました。その感覚は、あまり味わったことのないもので、とても快感でした。

今、エネルギーがどんどん湧いてきています。セッション後の身体の変化は、喉の伸びを感じた。目線が上がった。背中が縦横に広がり、背中が薄くなった感じがする。骨盤が左右に広がり、内臓が収納された感じがする。歩く時に膝がまっすぐ伸びるようになった。着地がしっかりしてきて、着地した時の感触がそのまま膝に伝わるようになって、歩く時に気持ちいい。肩の緊張がとれて楽になった。腕を振りやすくなった。等です。私は、今まで親の目や周りの目を気にして、興味のあることから自分を遠ざけてきました。社会的に認められそうな枠になんとか自分を入れ込もうと、気持ちを殺しながら頑張ってきました。しかし、どうにもこうにも頑張ってもその枠に入り切らないことに、最近ようやく気がつき始めています。そして、今までやってこなかった、興味のあることを、少しずつやり始めています。

そんな時期に受け始めた田畑さんのセッションを通して、私は今までの生き方を見直し、本来の自分を取り戻す作業に取り組んでいます。セッションを受けること自体、私にとっては毎回ご褒美とプレゼントを同時にもらっているようなものです。

セッションでの田畑さんは、変化を強制したり、何かを批判したり、バカにしたりしません。逆に、おだてたり媚びたりもしません。田畑さんの意思を感じることはなく、客観的に見守って下さいます。そういう守られた空間の中で施術を受けるので、感覚に素直になっても安全だと思いますし、だからこそ深い体験ができるんだと思います。私は今まで何回かセッションのようなものを受けたことがあり、セッション中の繊細になっている状態で、傷つくような言動に遭い、落ち込んだ経験があります。やり方によっては相手を傷つけることもできるので、危険な場合もあると思いますが、田畑さんのセッションは安全だと思うようになってからは、自然とリラックスするようになりました。田畑さんのような方にお会いしたことがなく、始めは警戒していたのですが、今では安心しています。

毎回素晴らしいセッションを提供してくださり、感謝しています。

セッション7

今回は、主に首と頭に働きかける回でした。

まずは仰向けになり、呼吸を整えながら身体をベッドに預けていきます。

足首、膝、骨盤、肩、首、喉と触れながら調節していただくことで、それぞれの部位にある余計な力が抜けて、身体がより深くベッドに沈むようになりました。喉の力を解放した後は、喉の空間が広がり、浮腫みは引き、喉全体が伸びたような感覚でした。次に、口の中に指を入れて、上下左右の顎の力を緩めて、力を解放していきました。同様に、舌の付け根を指で触れながら、イメージして喉〜気管〜肺にかけて緩めていくよう誘導していただきました。

力を緩めている際中で、顎ってこんなに力が入っていたんだなあとか、舌の付け根にも力は入っていたんだなあ等と、初めて気づくことがありました。口の中がリラックスする感覚はとても心地よかったです。

口の次は鼻腔で、左右の鼻腔に指を入れ、鼻腔〜頭の中緩めていくイメージをしていきました。セッション後に鏡を見ると、目がはっきり開いていて、鼻筋が通り、フェイスラインがスッキリしていました。顔の浮腫みも引いていて驚きました。その後、仰向けの状態で両膝を曲げて、お腹と首、肩に働きかけていただきました。

いつも私は膝を立てると膝がぐらぐらして場所が決まらなかったのですが、今日はだいたいここかな?という位置が分かり、ほとんどぐらぐらしなかったので、成長したなと思い嬉しかったです。膝を触れられていると、お腹、特に腹筋が連動してきます。お腹を触れられていると、肩と首が連動してきて、首と頭がより深くベッドに沈んでいきます。最後に、ベッド横に座って、骨盤を支点にして上半身を前に倒したり起こしたりという動きを確認しました。これはセッション後毎回しているのですが、最初の頃は足で踏ん張ることが難しくて足がブルブルしていました。今回は足でしっかり身体を支えられました。お腹と背中の真ん中を探して、その真ん中を軸に身体を倒したり起こしたりするのも、いつもに比べるとスムーズでした。セッションを受けてきたことで、身体が自然といい動きをするようになってきたようです。セッション後はいつも歩きを確認します。首から手が下りているイメージを持ちながら肩の力を緩めると、肩周りがよりリラックスした状態で歩くことができました。

セッション前後の写真を見比べると、背中、お腹の伸びと骨盤の広がりを見てとれます。膝も伸びていて、お腹も伸びていて、これまでのセッションを通して身体は随分改善されてきたんだなあと思い、とても感慨深かったです。これほど変化するとは思っていませんでした。

今まで私は、腰を反って歩いていました。しかし、セッションを通じて、骨盤を基盤として腹筋を使って歩き、膝からまっすぐ着地するようになりました。まだまだ癖はあると思いますが、本当に歩きやすくなってきています。

セッション8

今回は、下半身と骨盤のつながりを主に扱っていただきました。

セッション前、左膝に違和感がありました。歩く時に、いつも左に重心がかかっているような気がしていて、それが原因かなと思っていました。セッションが終わった後、左膝の重い感じはなくなり、左右差も気になりませんでした。それから1週間程経って、また左右の膝上に重い感じがあることに気付きました。私には出てきやすい症状のようです。歩く時に、背筋や腸腰筋を意識するよう田畑さんに教えていただき、セッション直後はなんとかできたのですが、今では難しいです。

そういうのも膝の症状に関係しているのかな?と思ったりします。

 

セッションは残り2回なので、今までのセッションで学んだ、身体の力を解放していくことを普段の生活に取り入れて、セルフケアしていこうと思っています。

セッション9

9回目のセッションでは、これまで回に分けて調節していただいた各場所を一度の回であちこち調節していただきました。

セッション当日私は夜勤明けで、眠気に負けそうでした。眠いので身体も気持ちも緊張が少なくて、身体が変化していくことに抵抗しなかったと思います。その影響でセッションを通して身体のあちこちがどんどん脱力していき解放されて、気がつけばタコみたいになっていました。変化を望んでいるはずなのに、大きな変化には臆病になっていて実はいつも抵抗しているんだ、と思いました。

毎回セッション後は、端座位から上半身を起こしたり倒したりする動作をします。いつも以上に足を踏ん張り、身体を支えることができました。背骨を一本一本動かす感覚で上半身を起こす・倒す動作は、とても興味深く楽しかったです。自分で身体を操っているという感覚を初めて味わいました。自分の身体をこんなに緻密に動かすことができるなんて知りませんでした。9回目だし、新しい体験や発見はそんなにないだろうと思っていましたが、もっと探求できるような感じがします。そして、もっと変化していきたいと思います。

セッション10

10回目のセッションでは、9回目と同様に全身の調節をしていただきました。

全体的に、田畑さんの誘導に対して身体がスムーズに反応していた気がします。いつもより股関節がすぐに緩むようになったり、脱力が簡単にできるようになったり。また、力を解放した後、お腹の広がりや喉の広がりなどの変化をよりはっきりと感じられました。

端座位のとき、身体を支えるためのお腹の中心(芯)を探すというのを初めて行いました。ここ!という明確な感じは分かりませんでしたが、なんとなくここかな?という場所を、じっくりと探すことができました。そして、その中心を意識して改めて端座位になると、膝やふくらはぎに力を入れずに上半身を支えて座ることができました。今までで、端座位のときはいつも膝を踏ん張っていたので、驚き、感激。ますます身体への興味をもちました。

立位では、膝が過伸展していることを教えていただきました。自分では姿勢を正そうとして膝を伸ばしている感覚だったので、新たな発見でした。そこで、膝の伸展具合を少し緩ませて立つ、歩くことを学びました。

 

セッション後はいつも普段通りに過ごしています。それでも少しずつ身体が変化を続けているのは、セッションの効果だと思います。半年後まで変化が続くということなので、引き続き経過を見ていきたいと思います。

 

プロに身体を調整してもらうのは、とても有意義なことだと思います。自分だけでは決して得られない変化を経験しました。また、誰のセッションを受けるかというのは重要です。身体は昔のことも記憶していました。自分では忘れようと抑圧していたことを、セッション中に思い出した経験から、そう思います。よくも悪くもものすごい影響があるので、これからもその選択は慎重にするつもりです。

10回終了後半年経って

・セッションを受けるまでは、太ももや脛をぶつけてよく青あざをつくっていた。セッション  を始めてから徐々にその頻度が減り、今ではなくなった。

・左膝がいつも痛くてだるく感じていた。最近はあまり気にならなくなった。

・緊張で呼吸が浅くなっているとき、すぐに呼吸を整えて切り替えできるようになった。

・身体を気にする時間が減った。

という変化がありました。

 

でも、私が一番嬉しかったのは、田畑さんがいつもニュートラルな感じで関わってくださったことです。私はそのおかげでセッション中に自分に向き合いやすくなりました。また、セッションは、自分を大切にするってどういうこちだろう?と考えるきっかけにもなりました。

そのきっかけで、私の人生はどんどんよくなってきています。

 

どうもお世話になりました  ありがとうございました!

 

理学療法士でピラティス有資格者

セッション1

 

●セッションを受ける前の主訴

・表面的には痛みをとりたい(首、肩、頭痛)。

・すぐに緊張して硬くなる体をコントロールできるようになりたい。

・すぐ疲れてしまうので、できることに制限をかけてしまう。

・頭を使うと疲れてしまうのが自覚しているのに、自分の想像以上のスピードで思考が先走るため体と調和がとれない。

・気候、気圧の変化に敏感すぎてしんどい。

・刺激の閾値が低い、感受性が高いと感じるがそれでいつも疲れる。

・体が先にノーと言ってくるので、何がストレスかがわからなくなる。

 

 

●初めてお会いした際

平然を装ってはいたと思いますが、知らない人に会うのはあまり得意なことではないので、緊張していたと思います。

 

田畑さんがあまり、言葉が多くなく、距離があって入り込まれないことで逆に安心をしました。

 

後で振り返ると、初めて会う人、行く場所、見るもの、意図的にではなくてもかなりの早さで目で情報を集めに行き、主観的に何かしらの評価をしようしていることに気がつきました。

 

 

●受けている間

・呼吸に意識を向けることが、強い力を使わないと向かないことに気がついた。

→いつも呼吸が浅いという認識あるが、なかなか変えられないのはそういうわけかと感じれた。

 

・施術者の位置だけで違和感のレベルが変わり、自分の身体の感覚がとても変化したことに驚いた。

 

・聴覚や、視覚、空気感などに対して体が不随意(自分が意識していると思っているよりも更に)に働いていることを非常に感じた。

 

・痛みや違和感などがなくならないと、呼吸の変化が解りずらかった。

 

・常に症状(痛い、違和感)に意識が向いてしまうことがわかった。

 

・心地が良いより、心地悪いに意識がむく。

→普段から問題をみつけて、それを解決しなければいけないという仕事のやり方、考え方にとらわれている気がする。(本来はそうすることがベストではないというのは気がついているのに)

 

・左手を伸ばすイメージで、体幹、下肢のいつもチカラが入りずらいところに力が入る。イメージするだけで体の準備はできるということを感じる。

 

・逆に如何にいつも手先、足先などわかりやすい所だけで身体を使おうとしているかを感じる。

 

・いつも不調がある左側は何かに頼る余裕がないことを感じる。感覚かない、支えられないから独りでに頑張って辛くなってるんだなと感じる。

 

 

●セッション後帰り

・歩くのが楽、背中が丸くならない。

 

・気持ちも軽くなる。

 

・足の裏で地面を捉える感じがある。

 

・帰り本屋に寄って本を読もうとしたが、くらくらしてぼーっとするのですぐに止めて帰る。

 

・座ると置き場所がわからない。立つ方が楽。(いつもと反対)

 

・本や携帯を見るといつもの距離感だとくらくらしてしまうので見るのを止める。

 

・だらだらと引きずらない。体が変化していることを認めてできないことを止める。体を守る意識が働きやすかった。

 

 

●次の日~2日後

・朝すっきりと目がさめる。こんなに爽快におきれたのは記憶がないくらい。驚いた。

 

・朝ご飯、弁当を準備をする余裕がいつもよりある。頑張らなくても動ける。朝辛くてぐうたらしてる自分にいつも嫌気がさすので、自己嫌悪にならない。

 

・午前中は仕事をするときに普段よりすっきりしていた。

 

・仕事に対する意識も軽くなる。タッチも明確になる。

 

・余計な事をやらない。余計な場所を触らない。他者との距離がとりやすかった。

 

・午後は3時頃に疲れて頭痛が起きそうだったので薬を飲む。ロキソニン一錠。

 

 

●3~4日後あたりの出来事

・横になって呼吸に任せる時間を意識的に作るようになった。

 

・頭で考えないようにするようにと考える。

 

・脊髄レベルでまず体を整えることを意識する。

 

・自分の体の置き場所がいいところを探すようになった。関節の角度、位置、頭、体、足の向きなど。動きやすいところ、体に任せるように意識をして動かす。

 

・脳の中で起きていることを整理すること。心、からだ、頭、感情、理論といった言葉になると分かりやすいようで曖昧にみえる表現でごまかすことをすこしやめてみること。

 

・仕事するときに一人になる環境をより選択するようになった。余計な会話に加わらない、余計な情報を耳に目に入れない。

 

 

●5~7日後の出来事

・やりたくない仕事(今までならば嫌でも未来の自分のためや、相手のために引き受けていたもの)を断ることができた。

 

・自信とは、自分の本能的な感覚だけをそっと受け入れてを信じることだという感じがすっとわかったような気がした。

 

・諦めることが出来るようになってきた。思うように行かないときは、それを手放しすしかない、しょうがないという思考が出てきた。

 

・まだ起こっていないことに期待を抱かなくなった感じがする。

 

・感情を出すけど、それを無防備に相手に言葉としてひょいと出してしまう前に、少し待つことが出来るようになった気がする。

 

・反応する刺激は人の感情や、表情や、空気感や、言葉など。思っていたよりも入り込んでくるんだと納得する。心構えがあるので、まえより落ち込まない。

 

・ならば自分のために意図的に環境を変えなければいけないということも理解する。

 

・座ることが心地が悪いことがおおい。座るということは、人間(今の私だけ?)には思っているより難しい事だと感じる。人間は立って歩くように出来た生き物みたいだ。

 

・体が落ち着くためには関節が求心位にあると楽で、その方向に筋肉は勝手に持って行きたがることをより実感する。きゅーっと引きつけられる感じ。

 

 

 

●それ以降

・首から下は比較的楽になり、左下肢にも意識して体重をかけられるようになった。

 

・首、頭は痛みや重さなど違和感が強くて、疲れるとすぐ横になりたくなる。

 

・前は体が辛くなると思い通りにならないことにいらいらして、自分の体を憎んでいた気がするが、今は大事にするようになっていることに気がついた。思っていたよりも答えは近くにあるのかもしれないと思う。

 

・前よりも少し感情を出すようになった気がする。パートナーに対して怒ったりできるようになってきたこと。まだ人前では泣けないが、1人のときに涙がちゃんと出るようになった。

 

・体に合わないと感じるもの甘いもの、小麦粉を食べるのを止めれるようになってきた。以前は具合が悪くなるとわかっても疲れると食べてしまっていた。

 

 

●その他

・体が辛くなると、セッションのときに手を当ててもらった感覚を思い出して働きかけてみた。

 

・セッション後の自分の感覚を書きだす、書きながら自分の内側を探るということをしていると、それにさえ力が向きすぎてしまうことを感じる。ちょこちょこ。これは書いておこうとふと思うくらいがちょうど良い。

 

・いままでセラピストとして何かを与えなければということばかりを考えてきたが、それは自分を予想以上に消耗させ、お互いにとって良いやり取りではないのではないかと考えたりする。

 

・自分の感情と、相手の感情を混ぜないようにすることの大切さを時折意識するようになった。

 

 

★自分の今の精神状態

・実はこれはセッションを受ける理由ではありませんでしたが、9月の頭に実の母を亡くしました。そういうタイミングでした。

それは想像していたよりも理解のできないことで、今自分がどこで何をやっているのかわからなくなることがまだまだよくあります。

考えていたよりも母と私の心の中での繋がりはとても大きかったことを実感しています。

認識したいことと、したくないことがありまだ自分の思考にシャットダウンをします。

でも以前より空想の中に自分を置かなくもなったような気がします。

 

セッション2

●当日までの感覚(大まかに)

・何かあるといつも呼吸を意識するようになりました。そうすると自分の真ん中に戻ることができて周りの物事人と丁度良い距離を作り出すきっかけになります。自己の居場所を作ることができると過剰に外の何かに反応してしまうことが少なくなりました。他者との境界線が曖昧になりそうな時は努めて深い呼吸を意識するようになりました。

 

・前は歩くと身体が重たくて足が進まず歩くこと自体が苦痛でしたが、歩くことが最近

は好きになってきました。何か少しでも億劫に感じないことは大切なことだと感じます。

 

 

●当日セッション時

・当日は体調がやや悪く、寝起きはキャンセルの連絡をしようかと悩みましたが、家人が用事で出掛け、1人になり自分のペースでお風呂に入り動き出したら思ったよりも身体は楽に動いたので伺うことにしました。

これまた、家人の私に対する対応や、私が相手の気持ちを勝手に先読みしようとすることで状態が様々に変わることを感じました。

 

・セッションは腹臥位からスタート。うつ伏せでゆっくりと時間をかけて呼吸を意識することはあまりないので(大抵は背臥位で横になる癖がある)、腹部や腰部がベッドに落ち込んで行く感じを感じたのは少し新感覚でとても良い体験でした。途中うつ伏せになって力を抜いたつもりでもさらに徐々に力がぱらぱらと抜ける感覚があり、自分の身体の重さを感じることに心地よさを覚えました。最近いつも骨盤を屈曲位で固めていることを自覚出来るるようになり、それを開放するのにはいつも意識的な呼吸の促しをしてやや能動的に脊柱を伸展(骨盤を前傾)させたり(坐位)、股関節や膝を屈曲して脱力するような動作(立位)が必要ですが、うつ伏せてお腹を重く落として行くように呼吸をしていくと、丁度よい感じでぱらぱらじわじわと腰椎下部や仙腸関節周囲が解けていくような感じがしました。

 

・ただ腹部をベッドに置いていく感じで続けていると、今度は逆に押し付けようとする力が生じてきたり、それを解こうとすると今度は違うところに意識が向きすぎていたりと丁度いいを持続する意識の強さは難しいなと思いました。意識の向く方向や強度はいつも自分の中でひっかかるポイントや課題だということも改めて感じました。

 

・その後は部屋の温度や呼吸の感じが心地よく半分まどろみながらセッションを受けていて。気持ちが良かったなという感覚しかあまり残っていません。少し体調が悪かったせいもあると思います。私は何かしらのセッションを受けてもいつも頭で合理的になるように考えてたり、相手の様子を自然と伺ってしまうので、腹臥位で視覚を中心とした感覚が制御されていたのは良い方向に働いていたと思います。

 

・セッションが進むにつれ田畑さんのタッチが増えましたが、いつも身体の左側は痛みを感じることで存在を感じていますが、輪郭がはっきりしないところがあり、触ってもらうと自分の輪郭が出来あがる感覚がありました。この輪郭のでき方は、自分で運動をして身体認識をする感じともまた少し異なっており、線は細くても輪郭がはっきりわかることは、自己を認識する上でとても役に立つ感じがしました。頑張らずにでも、自然と意識させられるということはなんだか有り難い感じだなと思いました。

 

・この輪郭がうまくわからないということは、自分の内側と外側にいつも混乱してしまうことと大きく関わる気がします。体としてどう感じるかということが、情緒的にも、思考的にも、その他精神的と言われてしまうことに大きく関わっていると感じています。

 

・気が付くと下腹部伸びるような感覚で呼吸ができるようになっていました。足の感じはどんな感じがしますかと言われた時はあまりうまく言葉にするこができませんでしたが、私の場合はいつも違和感を伴う身体の何かしらの感覚に敏感なので、うまく説明できないほうが体のほうでうまくまとまってくれているのかもしれないなと後になって思います。

 

・歩行をしてみて、セッション前は歩行周期に後ろに足がいかない(股関節が伸展しない)ことが気になるといいましたが、終わってから歩くとこれまたうまく言葉が出てきませんでした。起きた時から上部胸椎が伸展しやすく歩きやすさは感じました。歩行に関して足を後ろに蹴りだしだいということ対する執着もなんだか違うなと今となっては感じます。

言葉で何かにフォーカスをあてるということは、段階を踏まずそこにのみ意識を繋げるので身体全体でみるとちぐはぐすることが多いと良く感じます。ただセッション後1週間から2週間程度たってから歩いていて歩行周期全体に荷重することが怖くなく、足を後ろに蹴り出せる感覚が出るようになりました。筋肉の短縮からか、違和感は出ますが良い違和感と実感が出来ます。体と受けとる感覚(思考を含めた)がうまく咬み合っている印象があります。

 

・安静立位の状態で左下肢の下腿のポジションを意識しながら上肢の挙上を促された時は、右下肢よりも難しく感じました。左下肢の支持性の弱さを改めて感じましたが、あえてそこにフォーカスをあてて意識出来たことは問題を整理する助けになります。問題解決思考というか、理屈や理由がわかると勝手に肥大する恐れや不安が消え、上手く自己とむきあえるようになるとも思っています。

 

 

●セッション後

・部屋から出て駅まで歩く間は、以前のような背中が上に伸びるような軽い感じはなく。なんとなくゆっくりとした、少し重たいような、穏やかな変化でした。ただ地に足が着いている感じがあり、以前とは違う重みのあるほっとした感じになりました。

 

・下腹部が下に伸びやすい感覚は1週間ほど持続したように感じます。その後そこが顕著でなくなりましたが、呼吸に意識を向けやすくなる感覚は更に増しました。以前は何か作業をしたりすると、体に自己を留めておくことが出来なかったり、気がついたら呼吸が非常に浅くなっているということが多々ありましたが、僅かなきっかけを自分に与えることで呼吸を使って自分をコントロールするということができるようになり、何かに集中しながらもそれを片隅で意識ができるようになりました。この両立は非常に難しいと感じていたので、少しずつ可能になってきたところに変化を感じます。

 

・それに伴い仕事中に頸部が非常に痛くなる、肩が痛くて患者様(クライアント様)に上手く触れられない(触れたくない)と感じることが非常に少なくなりました。仕事後の疲労感は相変わらず強いですが、痛みのストレスが少し軽減されたことは精神的にも前向きでいられる気もします。

 

・以前は背中を丸めてだらしなくみるような姿勢が一番体にとって楽な感じがして(力の使い方が非効率だったが、脱力していることでなんとか状態を保っていた)、悪い姿勢で身体が痛くなってもそこから脱却することができませんでしたが、今は自分で姿勢を修正する余力ができるようになってきました。座った状態で足に体重がかけられるようになったのも一因だと思います。

 

・左の股関節で上手く支えられない感じはまだありありますが、そこから関節のポジションや筋の緊張を変えることで、より働きやすい状態を作ることができるようになって気がします。

 

・今回は初回に比べセッション後の変化に対する気付きがぽんぽんと浮かんで来ることがあまり少なく、特に言葉として明確に置き換わるような感覚が少なかった気がします。ただ体に馴染んでいる感じはあり、身体が重たくて辛い、動きたくない、何をするにも億劫に感じるという感覚は以前より昇らなくなってきました。あえて言葉として思考に落としこまなくても上手く回っていたのかもしれないなという思いがあります。

 

 

セッション3

 

●当日までの感覚・②の以前と大きな違いはなかったように感じます。ただ全体的に少しずつ軽くなってきた感じがします。歩きやすさも増しました。何かアクションを起こす時に無駄に考えることがなくなり、すぐに体を動かせるようになったのは自分でも驚く時があります。以前は動きたいのに体が辛くて動けないことだらけでした。

 

●当日セッション時・特に大きく気になることはなし。当日は職場から自転車で向かったので、いつもセッション前に歩きながら体を感じることなく到着しました。最近歩くのが苦手になっていたせいか、もともと立位での抗重力活動が苦手なのか、自転車の方がスムーズに動くことができます。

 

・セッション前に両上肢を前方、側方に挙上、スクワット動作をして体の確認をしました。 上肢を挙上した時に左、右とも違う違和感がありました。自分自身としてはそれが常なので特になんとも感じない程度。スクワットも特に違和感はありませんでしたが、少し違う方法でアドバイスをいただくと自分が規定している動き以外での楽さを感じました。動きを自分でつくるということは、自分の施行、概念のもとになるのでそれに固執することになり、それから外れるきっかけを自らつくるということは難しいです。

 

・セッションは側臥位からスタート。腹臥位の時と同じように、横向きでもここまで力を抜けられるんだという感覚と、左右の違いを余計に感じました。横方向にもこれだけ広がることが出来る、体の横方向の距離はこれぐらいという感覚がありました。右を上にした時はあまり違和感は感じませんでしたが、左を上にした時はは左が無防備になったようでとても嫌な感じがしました。自分の体であって自分のものではなくなっている感じがまだあります。普段何かに集中していたり、自分で上手くごまかしていて気がつかないところにこのような環境、姿勢、他者の関わりで気がつくことができることを感じました。

 

・起きて再度上肢を挙上すると床と足の繋がりを感じるようになり、上肢の動作に対する反作用の矢印が自分の身体の中にあることを感じました。床反力や、相対的なベクトルの理論は机上の知識としては頭のなかにあり、他者にもそれを使ったり、手の中の反応として落としこむことはありますが、自分の体の中でこれほど明確に感じたのは初めてだったので驚きました。その動きに対して同等の、もしくは緩衝するための力の動きが体の中で生じなければ、普段如何に努力的に、または他に衝撃をあたえるような動きをしているのかなということを感じました。また、それを意図的に行うということと、自然と出来るということの違いを感じます。

 

・セッション直後の歩行は足の裏や足趾が非常に敏感になり、足趾の根本、足趾で床をとられる感覚が非常に明確になりました。これも今まで色々なセッションで足部を刺激したり、モビライゼーションを行うことで固有受容器の働きが明確になることはありましたが、ここまで床をしっかり捉えるといった反応は初めてで驚きました。

 

●セッション後・帰りにご飯を食べるため椅子に座ったり、徒歩で移動しましたが、胸の周りがぽっかりと空洞に感じるような感覚がありました。胸のあたりに大きな穴があいたようなイメージが重なりました。そのせいか、自分の認識している身体のイメージが少し動いたことで、ふらふらくらくらする感覚がありました。その後自転車で自宅まで帰りましたが、途中で雨が降り出したこともあり、自分の体に注意が落ちていかない状態で自宅まで帰りました。

 

・次の日からは特にセション後のくらくらとした感覚は残っておらず、自分の身体に馴染んた感じがありました。

 

・前回もそうでしたが、今回のセッションもやや意識が半分落ちたような状態ですすんでいく感じがあり、セッション中は自分の反応がうまく自分で捉えられていない面もあります。ただ自分の奥底ではそれを受け取ることができていて、それに対する信頼感や満足している感覚はあります。何かを評価したり、それに対して判断を下すという感覚はほぼでてきていないように思います。現象に対して単に納得している感じがしました。それでも他者に対する一方的な依存や責任転嫁とは違って、自己が自分の真ん中にある感じがして安心しています。

 

・その後は痛みに対する感覚が全体的に落ちた感じがします。以前はいつもどこかが痛いということに疲れてはてていましたしたが、今は痛い時と痛くない時が明確になりつつあり、痛い時はそれに対して適切に対応することをするようになり、慢性的な痛みに対する恐怖や疲労といったものが意識に昇らなくなってきたと思います。

 

・逆にいつ、何をすると、どう痛くなるかということが明確になってきたため、それに対する予防や対処法を冷静に考えれるようになって来たと思います。不安のために、訳もなく何かに頼りたいといった依存感や、自分自身への頼りなさが軽減したように感じます。

 

・体が以前より全体的に楽になってきたことにより、より身体性をもった活動が出来るようになってきました。セッションを受ける前の主訴としてあった、思考だけが自分の中を飛び出す感じはかなり軽減してきたように感じます。思考が具体性がなく頭だけになっている感じの違和感にも気が付きやすくなり、思考のスピードを落としたり、より現実的に優先順位を考えていくこと、紙に書いて抽象性をはぶくといった動作も以前より簡単に取り掛かれるようになりました。ただ体が楽になってきたからこそ、自分の許容量を広げたい感覚が強いです。もともと活動的で、刺激をもとめやすいタイプなため(その刺激を求める理由も自分の体の中にちゃんと根拠がありそうですが)動きたいという気持ちとそれをまだ無理せずいこうという気持ちがいったりきたりしています。自分の感覚としては心地良い体の感じとして今はそこの6割ちょっとぐらいかなと感じています。

 

・セッション1、2回目に感じた歩きやすさは、逆に意識に昇らなくなった気がします。歩くこと自体への憂鬱感は減りましたが、歩いていて体の前側ばかりを使ってしまうことによく気が付きます。筋肉の張りも同様です。まだ矢状面、特に前方優位に体を使う癖が強いです。しかし自分の癖に対しても極限的な見方をするのではなくて、全体的な視点が出できたように思います。自分型に戻っているときも、セッション後のイメージを再現することで、立て直す行動がとれるようになってきました。

 

・これは自分の身体的変化と平行して出てきた感覚だと思いますが、環境というものを以前は自分の外側にあるものだと認識していましたが、今は自己を含めての環境だと認識するようになりました。自己にとっての他者ではなく、他者にとっての自己を認識出来るようになってきたのは、まだ小さい円や線ではありますが、非常に大きいと思っています。以前より内側、外側といった視点の持ち方が変化してきたように思いますし、これはこれからも変化していきそうです。

 

セッション4

 

 

●当日の体調、セッション前・③回目の後から少し肩の痛みが強くなってきた感じがあり、寝る前に痛みがでる、仕事中に痛みがでるといった状態がありました。自分の中では年末年始を挟んだことや、その間少し慌ただしかったためかなといった印象があります。どうもいつの間にか自分のペースが掴めなくなってくると緊張が高くなることを最近はっきりと自覚するようになってきました。当日もやや肩周囲に違和感あり。ただ困る程ではない感じで、あ、少し痛いなーだるいなといった感じでした。

・胸から下が楽になってきた感じは徐々に大きくなっており、その逆で頭、首、顎の重さや硬さに余計に意識が向いてしまう感じがあります。

 

●セッション時・今回は骨盤底にフォーカス。今回は横になった時点で身体の置き場所が少し定まらない感じがあり。呼吸を意識するように促されて、あ、そうそう力を抜くのはどうするんだっけと意図的に強めに自分に呼びかけないと少し落ち着きませんでした。最初に左を上にしての側臥位。肩の力が上手く抜けずベッドに身体をあずけようとするとバランスが崩れそうで、下腿も少し浮いてしまっていました。足の裏にボールで軽く圧をかけてもらうと安心して足全体の力が抜けるようになり驚きました。ふと地に足がついていることの大切さを実感しました。また反応する能力があるのに発揮できていない力が体の中には沢山眠っているということを改めて感じました。大きな力でその力によって潰れてしまっていたり、防御的にその力が上手く使えない感覚が実際あり本来の身体の機能を尊重する程度や加減があるということを感じます。

・その後セッション中に頚のあたりや頭部へまたとても軽いのですが、しっかりとしたアプローチがありそのたびに身体がふわりと広がり柔らかくなるのを感じました。いつも頚や頭はかちかちに固めてしまう自覚もあるのでその広がりはとても安心感があり、身体が楽なときはどんな時かというのを感じたような気がしました。

・骨盤底に対しては寛骨、仙骨、恥骨と触知で誘導されながら意識を促されましたが、左右で意識のしやすさに違いがあったり、なかなか意識しづらいところがあったりしました。仕事柄頭の中では骨模型がすぐに思い浮かぶし、教科書的な要素がすぐに出てきます。それを自分の中で思うように描けないことにちょっとした混乱や焦りがあることを自分で発見しました。あー混乱しているなということを感じ、少し客観的に眺めるような感じもありました。わかっているのがあたり前、解っていなければいけないという暗示というか、拘りでいつも自分を縛っているのかもしれないなと思います。

・付随して、これは今回強く感じたことですが、レポートを書くためにあえて何かを変えようとしている訳ではないですが、自分で感じたことを思いとどめておこうという気持ちが根底にはあるようです。こんな気付きがあるなというのを私が直接感じながらもそれを少し離れたところから眺めようとするもう一人の自分がいます。その自分がいることで逆に気がついたことがあるのは面白いなと感じました。

・最後に仰向きになり頚を左右に動かしたとき、その時はあまり何も感じませんでしたが、振り返ると自分の左の空間は一回目のセッションのときよりも広がっている感じがありました。自分の内側の感覚だけに固執すると頚の違和感はまだありますが、その前に広がっている空間、視界は広がっているなと感じました。

・起き上がるとふらふらする感じがありました。これは他者に身体に触れられたり、何かアプローチをしてもらうと良くあります。特に自分の形が思っていたよりも大きく揺すぶられたり、いままでとの差異が大きいと出る印象があります。起きてから左右に体を捻ってみてどんな感じがしますかと尋ねられて、何を言葉にすれば良いのだろうとうまく言葉で説明することができませんでした。本来はもっと何でも感じることを云えばよいのに。こういうときにどういう答えを期待しているのだろうということをベースの所で考えているのだなと後で思いました。

・立ち上がってみると肩から上がすこしふわふわする感覚がありました。これは嫌な感じではなく、自分がはっきりとせず気体のように動いたり流れたりしてもやもやふわふわしている感じです。いつも自身をかちっと止めたり、定めたりしてしまう私にとってはそこが良い意味でぼやけた感じがしました。その後立ち止まって目線を少し遠くして呼吸に意識を向けると頚の前と気管支のあたりがすっと通る感じがしました。そこでの感覚を感じてみてくださいと言われてより注意をむけたのも良かったです。

 

●セッション後・帰りは自転車に乗って帰りましたが、かけていた眼鏡が合わないような感じがあり後頭部が少し違和感を感じました。またセッション後はいつもそうなのですが緊張感が少し緩むせいか(時間的にも)何か飲んだり食べたりしたくなります。今回はそれが非常に強くて頭では早く帰ろうとしましたが、体に何かを入れないと動いてくれそうもないなという感覚がありました。最近はそういう体の訴えを尊重する生活をするようになってきています。

・次の日は頭痛があり、また少し落ち着かず全体的にぼーっとしてしまう感じがありました。

・週末に小さな講義の仕事があり、その資料をつくるのに久しぶりに夜遅くまで起きて仕事をしていました。考えてみると体調を崩してもう限界だと感じたころから色んなことをセーブするようになってから、病院の外での仕事をなるべく制限するようにしていて、そのような仕事をするのは一年半ぶりでした。その時は壊れる自分も怖かったし、仕事のペースを減らしてからはまた頑張るようになるとまた潰れてしまうのではないかという不安がいつもつきまとっていたのをふと思い出しました。今回仕事を受ける時はそんな恐れが出なかった事、資料づくりなどの準備が以前はそれすらも苦しかったのに今回はスムーズに淡々と仕事が出来たこと。以前と少しずつでも確かに変化していることを間実ことが出来たエピソードでした。

・セッション後三日目。近くのデパートまで買い物に行ったとき歩くのが前よりも早くなっていることに気がつきました。以前は夫の歩くペースについていくのがやっとで、置いていかれそうになることが多かったですが、今回は並んで相手に速度を合わせて歩いていても苦痛に感じることはありませんでした。

・セッション後四日目。雪が降って寒い日でした。ここ3年くらい東京に雪が降るような寒波の日は体調が凄く悪く、頭痛やめまいでき上がれないような日が多かったのですが、今回はあまり調子が悪くなりませんでした。夕方あたりから頭痛や肩こりが酷くなりましたが、それでも体の調子が全体的良くなっていることがわかりました。また歩くときに今まではややワイドベースになりやすく、がに股で歩くような形になっていましたが、ふと足を閉じて前に出そう意識をしてみたらすっと足が前にでて骨盤がすっと起きやすくなりました。歩いていてそのような歩き方が出来た事に少し驚き、足の内側で支えながら歩いている感じが筋肉を意識的に使わなくてもはっきりとわかったのは新しい感覚でした。

・セッションから五日目あたり。仕事をしていて患者さんとの距離感がまた変化したことを感じました。以前よりも待つ事ができ、相手に対する期待が減ったというか、そのままで尊重できる距離になってきたとふと感じました。以前は相手に触れている事自体が苦痛に感じることも多かったのですが、そういった感情が出る前に対応の仕方を変えるようになっています。逆に自分が相手に反応を求めすぎていたこと、その反応を求めようとするあまりにしていたことも多かったのだなという思いがふと浮かんできたりしました。

・その頃から自分の痛みに対しても見方がまた少し変わってきた感じがあります。自分の中にそれを生むようなきっかけや癖があることが頭はわかっていても、それを体の中に落とし込むことが出来ていなかっのかもしれないと感じるようになりました。以前はどんなに動き回っても頑張っていないと感じでいましたし、いつも努力が足りないと感じていた気がしますが、今は不思議とそう思わなくなっていて、感じ方や考え方が知らぬ間に大きく変化していることがわかりました。自然と自分を大切にするということが腑に落ちて来た感じがあります。

・今回はセッション後良い変化も多かったですが、逆に自分の内側の深いところがぐっと浮かんできた感じがあり、それはやっと出て来たかという感覚と見たくない、押し込めておきたいという感情があります。今回ロルフィングを受けようと思ったのも、ふと今なら受けれるなという色々なタイミングがあり、勿論慢性的な痛みや疲労感に対する主訴を初めとして変わりたいということが前提で受けているですが、ふと今回セッション後に変わりたくないという自分が自分自身の中にいることに少し気がつきました。良く慢性的に痛みがある人はそういう傾向があるということもいわれており、でも痛みで色んな事に困っているのは自分なのでそれを利益に捉えることはないと否定していた所があります。なので変わりたくない自分がいることに気がついたのはまさかという気持ちとやっぱりそうなのかという気持ちがあります。変わりたくないのは何故なのか、変わりたくないのは具体的に何なのか理由はすっとは出てきませんが、いつも頑固で何かを固持している自分がいてそれに違和感を感じたり、自己嫌悪したり、でもその主張を貫こうとすることもよくあることも自覚しています。自身の小さなプライドというか考え方の癖というかそれだけでは上手く説明できませんが、ここら辺は自分の体の使い方や意識の向け方にも大きく影響していると思います。ここら辺の感情は奥の方ででたりはいったりまだ小さな動きなので、またどう変わっていくかも体の変化と合わせて素直に感じていけたらいいなというのが今の所です。

 

セッション5

 

5回めのセッション中から後で感じたことで特に直感的に、また恒常的に印象に残っていること。(心身共に)・セッション中に初めて人に触られるのは本当は好きではないんだと感じた。・肩の力が抜けて関節がかくかくする。・左の親指が身体の中に入ってきた。・変化したくないのは痛みで困っている状態を持続したいのではなくて、今までの仕事に対する考え方や姿勢を基本的には変えたくないということ。・その姿勢を変えることに漠然とした不安や恐怖があるということ。・一度離した他者との距離をまた違う形で近づくようになりはじめてきた。・直感で受け止める物事と、理屈がつけられることが混在していて混乱している最中。・いつも正解を求めようとしている。

 

●セッション中・腸腰筋、内臓など腹腔内へフォーカス仰向けからスタート。仰臥位からのスタートは久々。一回目のと差異を感じました。普段仰向きで寝ることは普段自宅でも行っていますがその時は感じないことをセッションでは感じられて、今までとの差異も感じられるのが印象的でした。身体の左側はまだうまくベッドにつけていない感じ。でも1回目とは圧力と身体の広がりが違いました。

 

・セッションが始まってすぐに、そのセッションでの接触で嫌な感じがした訳ではないのに、私は人に触られるのが嫌いなんだ!と思いました。いままでは人に触れるもの触れられるもの好きだと思っていました。勉強会にいくと参加者でお互いに触れ合う機会があり、それは嫌ではありませんが、その後体調が悪くなることは良くありました。仕事や学ぶために無意識で嫌なことを良しとしていたのだなと思いました。入ってくると辛くなる情報にいつも自分は無防備だなと感じることがあります。そこに居なければいけないと思うと、ぎりぎりまで我慢をしているとおもます。これは日々の中でもありふれていてどうすればよいか悩ましいなと思うのが現状です。

・腸腰筋の起始部へのアプローチの時にこんなとこまで足繋がっているのかと改めて自分の身体に落としこむと少し驚く。外の知識と自分の中にあるものへの理解は違うことをセッションの度に感じます。

・田畑さんがベッド横にたって、どう感じるかを聞かれた時左の足元は違和感を感じなかった。上半身の横までくるとぐーーっと圧力を感じる。以前は左の足元でもすごい嫌な感じがあったのでこれも1回めとの差異を感じました。

・左の頚部、額部は支えてもらうと強張りが抜けるが、すぐ戻ってしまう。また左は身体の違和感が存在の指標で、空間へ伸ばしていくのは難しい。

・腹部へのアプローチは空間が広がるような、でもそこにとどまるような良いとも悪いともいえない不思議な感覚でした。

・ベッドから起きてたつと、足がずっしりと重く(良い意味で)床に対して踏み込まなくても繋がっていることを感じる。あまり感じたことのない感覚でした。

・終わって帰るときはとてもすっきりしていて、そのすっきり感が強すぎて少しハイテンションになっている感じがありました。

 

●セション後2日目・調子がよくなり逆に上手く寝付けず夜に何度か目が冷めました。寝ててもなんだかそわそわしていていました。寝起きは良かったでう。

・家事をしてばたばた動く。以前より何事も億劫に思うことはなくなってきた。考えるよりも身体が動くことが生活をする上で非常に助けになります。

 

●セッション後3日目・小さな講習会へ。聞いた情報は為にはなるが場の雰囲気や相手の発信するエネルギーが強すぎてどんどんと身体が辛くなる。頭痛が酷くなる。寒さや気圧の変化もあるか。自宅にまっすぐ戻り横になると落ち着きました。最近すこしおちついていましたがここ2、3年はこういうことが顕著です。

・変化したくなかったのは、いままでのペースで物事を続けていくということ。身体が思うように動かなくなってペースを落としたにしても、根本的には変えたくないと動いていることに改めて気がつく。

 

●セッション後4日目・全体的に以前より良く寝るようになった。食べるものも甘いものは欲しなくなり、外食は更に受け付けなくなってきている。逆に調子の悪い時はそういうものが欲しくなる。いらいらすると自分の内側がおかしいことに気がつくようになってきました。

・左の親指を意識する機会が増えてきた。左の親指を強く突き指してそのあと痛みや動きの悪さが強く思うように使えなくなった時期と徐々に体調を崩した時期がかぶっています。ここ半年くらい意識的に動かすようになり、セッション後からちょっとした気付きで親指を自分の身体図式に入れようと働きかけているのを実感しています。

・人に何かを相談したり、頼ったりするのが苦手なのは認識していましたが、ある人にコンタクトを取った時にそれをすごい感じて、何事も相手の出方を既に予想して動いていることに気が付きました。これは身体に問題がでても同じで基本的にはもう我慢ができないというところまで、仕事を無理したり、相手に何かしら損失が出るだとろうと考えてしまうと動けなくなることを自覚しています。医療職で相手の何かを提供するときに抱え込まなくてもよいものまで抱えることが多いのだと改めて感じます。

・それでも最近は仕事中の相手へのタッチや接触の数がかなり減りながらも以前より明確な変化が出るようにはなってきました。少しずつ相手と自分を尊重する、信頼するということは私の課題です。

 

●セッション後5日目・立ち仕事をしていて、以前より左足に体重がかけられていることに気がつく。

・家人とのやり取りの中で以前は考え方が悲観的だったが、最近は余裕があったこと感じることがあった。これは体の変化とも比例しているのだろうなと思います。

 

●セッション後6日目・仕事中にお互いが心地よい空気やエネルギーが流れている人とそうでない人の違いがとてもはっきりしてきた。よい時間を過ごせるのをお互いが感じてるのも判るようになりましたし、相手の反応や私の反応も意識しなくても相乗してとても良い方向に進んでいきます。この感覚は以前からありましたが、より顕著になったと強く感じました。

・仕事をしていて、いつも自分にも相手にも正解を求めているなと感じる。いつも問題を解決しなければならないと思いながら仕事をしてきましたし、結果をださなければいけないと考えて仕事してきました。この考え方の是非は難しいです。しかし、特に相手の反応に違和感を感じる人に対しては強く正解を求める傾向があるなと感じます。しかしその対応の仕方が以前よりも感情的にはならなくなってはきているのを感じてはいます。

・今日はレポートを書きながらいろんな現象に考えを巡らせてしまうこともどうなのか解らなくもなりました。苦笑いつもいつも頭のなかでは何かを考えています。浮かんだり消えたり流れていますが。ただその流れを故意に止めてしまうと頭や顎や肩も固くなりやすくなります。身体はありのままだなと感じます。

 

セッション6

 

特に感じた事。・今回は前半は特に精神的な変化よりも体の変化への気づきが多かった。・自己の身体に対して今までよりも客観的にみて、現象を認識できるようになったことを沢山感じた。・体に適切な筋緊張。力をただ抜くのではなく、そこにいる、在るための緊張を調節すること。過剰なところは減らし、足りないところは補う。・セッションでの姿勢の影響もあるのかしばらくうつ伏せに寝るのが楽になった(逆に仰向きの姿勢がやや苦しく感じるようになった)。・体調を崩しても、精神的な疲労が強くても大きな崩れがなくなった。感情が出ても捨てれるようになったのは大きい。・集中力があがり、物事の処理スピードがあがったように感じている。後半は外部環境に対する敏感さもやや落ち着いた印象がある。・調子が良くなって来たぶん、不定愁訴的なものはかなり軽減し、問題点も極限化してきて顎、首周囲の違和感が残るのがわかる。・寝起きが良くなり、日中も眠くなることはなくなってきた。

 

 

セッション前・身体的な違和感はなし。思考が飛び回りやすい状態であるのを感じながらセッションに向かう。・キーワードみたいなものがぽんぽんと浮かんでは消える感じは調子が良い時の感覚がある。意識があるけど少し薄い感じ。

 

セッション中・今回はうつ伏せでスタート。全体的に緊張が抜けやすく、違和感なくセッションに入ることが出来ました。・違和感があっても一定して呼吸がしやすい。この感覚はいままであちこちに意識が向くと混乱する状態とは対極に在る感じでとても新鮮だったと共に、一定の呼吸が通っていることへの強さを感じました。・触れられるときにふと柔らかくて大きな安心感を感じた。全開の触られたくないという感じとはまた違う感覚が印象的でした。・うつ伏せの状態で力を抜こうとすると足が好ましくない方向に転がりそうな感じがし、そのときに足の裏にボールをあてて頂いて力が抜けずぎず、でもそこだと丁度よい場所と筋緊張であるとろに落ち着いた。その変化を感じると共に、その変化を体が自然と受け入れる感覚ととても好ましく感じました。・左側頭部を触れてアプローチして頂いている時に、いつも違和感のある肩も一緒に反応し、関節の求心性が高まる位置に体を調整をしようとしている反応があった。体自身が上手く調整しようとする力は不思議ででも本来体はそう作られているのだと思います。・いつも低いとか、高いとかではなくてその人のより適切な筋緊張があることをいつも感じる。今回はそれをとても感じ取った。・今回は最初から最後まで呼吸がしやすかったのが印象に残っています。起き上がって立ったときも今まで一番それを感じました。・特に胸の上の方に呼吸がとても入りやすく、胸がやや前方に引き上げやすいのを非常に感じた。・立つと視点が合わずくらくらする。特に体の変化に目が着いていかない感じ。自分の不調がでやすいときはめまいも起きやすいがその感じがなんとなくわかる気がした。今回セッションを受ける時も自分の内側の感覚と外側の感覚の隔たりをいつも凄い感じることを不思議に、そして不便に思う事があったからですが、その理由を自分で理解する一助になる感じがしました。その差に混乱する必要は本来はないこと、今回も違和感を不快に感じることがなかったのはとても穏やかな気持ちになれました。

 

セッション後・今までで一番体が楽だった。どこがというのではなく全体が。自転車だったが、思わず歩きたくて暫く歩いた。・今までで一番セッション後に体が統合されている感覚があった。ひとつのものとして違和感なく引き受けられる感じ。・やろうと思っていたことをぱたぱたとこなす。スムーズに体が動くので嬉しいし、それが家族のためにもなっていることが感じられたのも嬉しい。ざらざらとしたものが残らない感じ。・前回と同じようにまた少し眠りが浅い。軽すぎて自分が自分の中で浮いてしまいそうな感じ。・仰向きが落ち着かなくてうつ伏せで寝る。お腹がついていると安心する。

 

セッション翌日・金・走りたくなった。最近少しずつこういう感覚が増えてきた。ついつい小走りしたくなるような。・家人と些細なことで喧嘩をしたが、お互いのコミュニケーション不足であることを認識。今までのように抱え込んで感情的になることがなかった。気持ちの落ち込みも以前なら凄く強かったが、切り替えがうまく出来引きずらずに過ごせたのはとても大きい変化だと思う。感情を捨てる事。

 

セッション後2日目・土・朝から少し体調が悪い。そういう時の電車の中は本当に辛くなる。これはまだ変わらない。・足を組んでいて今は右を上に組むようにしているが、そうすると左の下肢が右下肢の接触に対応して外転位への収縮が入りやすい。・左の下肢が外側に向きやすく、外側に引っ張られやすいのを自覚していたが、普段無意識になることが多かった。内側への収縮を意識するようになった。・身体への触知は意図はあっても、その刺激が明確でなければ意味を成さないというか、逆方向への意識を誘導してしまうことになってしまうことも多い。

 

セッション後4日目・月・仕事時に体を丸めているよるも伸展している方が楽なことを感じた。いつも上背部が重たくなり、誰かに揉みほぐしてもらいたくなったり、背中が凝って辛くなる感じがあって背骨をぽきぽきと慣らしてごまかすことが多かったが、姿勢を変えるとその辛さから抜け出せるようになることがわかったし、対応を変えることが出来た。この対応を変えることが出来るというのは大きな変化というか成長だと思った。抜け出したいのに、抜け出せないというのは堂々巡りになる。・相変わらずうつぶせが好き。

 

セッション後5日目・火・起きたときから頭が重たくて、顎が痛い。夜中に噛み締めていたよう。この感じは久しぶり。頭痛が悪化しないように痛み止めを飲む。・今回のセッションの後は調子のよいところと、そうでは感じがはっきりしているのに共存していて不思議な感じ。・職場でトラブルがありその対応に追われる。普段なら落ち込むところも冷静に対応している。淡々。・感情はあるけど、出てもすぐ捨てる。残さない。反応はするけど、ひきずらない。今回の精神的な変化の一番感じたところです。

 

その後の変化はあまり文字とイメージになって意識にのぼってきませんでした。仕事でも、プライベートでも忙しかったり、トラブルが多かったり、体調もいまいちの日が続いたり、こうやって文字にすると良くない一週間とちょっとでしたが、比較的心と体は穏やかに過ごしました。

セッション7

 

⚫️セッション中、後セッションを開始して呼吸を落ち着ける。今日も呼吸は比較的スムーズ。田畑さんの誘導やアプローチで体のあちこちに意識が引っ張られるが、混乱はしない。頭蓋へのアプローチをきっかけにしてだったか、前回やその前も何度かあったが、左の脚をベッドに押し付けるように力が入る。左下肢の緊張を高めて、関節を安定させたい感じにいつもみえる。今日はいつもより強く次第にスイッチが入ったように動き出した。螺旋を描くように8の字をゆっくり描いているような感じがした。体の中にその螺旋のリズムに合わせるように波ができる。つられて右の下肢の中にも一定のリズムが漂う感じがする。足の動きはどれぐらい動いているか、実際は動いているのかいないのかも解らないような感覚に陥る。頭はクリアで意識はあるるけど、体は半分トーンを落としたすこし曖昧で半分意識が落ちたような中に漂う。上の顎へのアプローチ。体が浮き上がる。下の顎へのアプローチ。口の中がはっきりする。存在がはっきりするような。違和感もなにもなく一瞬クリアな感じ。喉のした。体が沈んでいく。ベッドごとが柔らかく沈んでいくように。鼻腔へのアプローチ。左の頭の中は広げられるが、右は広がらない。右目の奥に幾つもの星のようなものかくるくると回るようにみえた。ああ宇宙ってこんな感じなのかというような景色。セッション後歩くと足元の周りに空間ができた。自分の外側に空間を感じる感覚は初めてだった。いつも自分の輪郭を気にしていたけれど、自分の空間はもう少し広げてあげると安定がする。帰りは足取りが軽いこと重いのと両方。帰りの渋谷の人混みの中楽に感じたが、混んでる電車の中は自分の空間を広げたいのに、広げることができずに苦しくなる。

 

⚫️翌日

長く立っている用事があり腰に違和感があり。場の雰囲気にのまれたり、感情が揺すぶられ流ようなことかあっても大きく崩れないのを感じる。冷静になりすぎることに恐怖も感じるが、前は自分の中に5人くらいいて切り替わっている感じが、今は完全に切り替わるのでは無くて自分の中で共存しているのを感じることができる。体が楽なところが逆にここで良いのかと思う感じを時々感じる。自分の体に関してもその状態を少し距離を置いたところから眺めることができる。いつも自分を体を縮めることで無意識に自己を守りたいという感覚は生体の防衛本能として強いのだなぁと思う。夜は動き出すと元気になりすぎる。そこで頭も体も動くことで快感を覚えると寝るときに上手く寝付けない。寝る前の時間の使い方は要注意。計画を感情の赴くままにではなくて知的に遂行するべき。自分の外にある空間に気づくには体を固めていては気づけないこと。いつも骨盤を屈曲方向に固める癖があるが、そうすると周囲と交われないことを感じる。ああ、そういうことか、殻があるんだと思う。境界線は無くても硬くてもいけない。ちょうど良いところは何処だろう。

 

⚫️2日後朝やや頭が重い。寝起きはあまり良くないが、体を動かしてしまえば違和感はなし。仕事中左の頬に力が入る感じは変わらず。体をゆっくりと観察する。決めつけず、答えを求めずただ観察する。左の肩の関節臼は居場所が定まらないのがよくわかる。ふわふわ。それを定めようとあちこちに小刻みに力が入る。正解を求めるように。左の親指は反りたがる。そこでバランスを保ちたいように。思考が浮かんでは消える。ただ大切なものはまた出てくるし、要らないものはなくなるから、追わない。右は硬い。左は緩い。左には空気が入っていくが、右には入っていかない。今日は右を緩めたいと感じる。

 

⚫️3日後朝からだが重たく動きたくない感じ。体に聴いてみるとやはり動きたくない感じはあるが、動いてしまうと楽にはなる。生理が始まった様子。頭痛はなし。

 

⚫️5日後親指が動かしやすくなったのを実感する。弱いところに適切な意識を向けれるようになるには準備が必要だと感じる。特に気になるところが複数あると何処にどれくらいの意識を向けるというコントロールが非常に難しい。食べるもの、体に入るものへの反応が敏感。甘いものを食べると一気に疲れる。食事管理、間食管理は感情のコントロールにもとても大切だと感じる。

 

⚫️1週間後心地が良いということは、単に安定しているということとも違うと思う。そこにいるこもも心地がよいし、でもただずっとそこに留まるのとは少し違う。変われるということ含める。止まらない。人間は細胞でできたものであり、常に動いているのものであり、変するものだからである。リズム。フロー。

 

⚫️20日後他者への依存。自分が思っているよりも他者の世界に引き込まれやすい。これも前に感じていたことをよりはっきりと、でもそれが良いとか悪いとか、何かに反応してしまう特別なものがあるとか。余計な感情をくっつけずに感じることができる。ただ、自分が体がどういう反応をしやすいかということへの気づき。共感は良いけど相手に飲み込まれると自分の感覚をなくなる。人、思考のあり方。でもそれは自分が考える他者なので、世界をどう観るか。自分の体の痛みが強くなり始めた時は、医療者として人をひたすら診る、触れるという、相手の世界に入り込むことに没頭し始めた時から始まっている。自己の身体はは体として切り離さないといけない。

 

⚫️その後3ヶ月を経て3月4月中は花粉の刺激がトリガーになって顔がぱんぱんに腫れたり、高熱が4度も出たり、幼少期からでていなかったアトピーが出てきたり、下痢が続いたり体調が落ち着かない日々が続いていた。ここ1週間あたりでようやく落ち着きを取り戻し、というか以前より少し土台が底上げされて体が普段に戻ったようなかんじがする。3月4月は職場を変え、新しい職場になり、自分では大丈夫だと思っているところで体が正直に反応していることに気がついた。以前はそんなことない、大丈夫と言い聞かせていたが、今は無理をしない、そんな自分を素直に受け入れるようになってきていると思う。新しいことを始めようとするたびにそこに漂う空気に翻弄されるけれど、体調を崩してもあらあらと思って休ませてあげるだけで、自分を過保護にしたり、自己嫌悪したりすることが随分と少なくなってきた。まだ調子が壊れることへの不安はあるが、以前のように前にも後ろにも進めないといった訳のわからない不安は減ってきたように感じる。いつもは症状のでる左の肩や首は自己調整が少しずつ出来るようになってきていて、前は常時50%以上の違和感を感じていたものが、今は2、3割に減ってきている。体の健やかさは、絶えず健康でいられるということではなくて、何があっても自分でどうにか日々のぶれに対応ができるということが大切だと感じる。体の中の恒常性の幅や大きさや柔らかさ。それを身を以て実感をもって少しずつ感じることが出来るようになっている。

 

⚫️セッション中、後

セッション前全体的に調子はまずまず。歩いていて足の動きがぎこちないと感じる。

体に注意を向けるときに以前よりすっとあちこちに意識が向けられるようになってきている気がする。呼吸の入りづらさや硬さも感じることはなくなってきた。

セッションが落ち着いてきて呼吸が落ち着き、力が上手く抜けるようになると左の上下肢が不随意的な、でも一定のリズムの収縮を感じる。

背骨を中心とした矢状面のアプローチが多いと感じた。

頸が左右より上下に動かしやすくなり、頭の上の空間が広がった感覚がある。

目も上方向に動かしやすくなった。

セッション中に田畑さんの存在や位置が気になる時があり、自分の空間に入られること、自分の体に触れられることに敏感というか、以前とはまた違った意味でより感受性が強くなっているのを感じる。それと同時にやはり意図的に何かを変えようとして触れられたり、自分の適刺激以上で触れられる事は嫌だと明確に感じられるようになってきている。

終わった後は体が真っ直ぐ上に伸び上に浮いているような感覚がする。

帰りは歩きのぎこちなさはなくなっており、体を意識せずとも、苦なく体を伸展するすることが出来る。

セッション後はいつも座るよりも立っている方が楽に感じることが多いが、今回も座っていつもの自分の癖に入る事に逆に違和感を感じた。

 

⚫️セッション翌日以降

今回は日にち単位ではあまり違いを感じることがなかったが、この一週間同じような変化を感じた。

・座ると体を背中を伸ばしたくなり、足のポジションや骨盤、股関節の位置など機能的なポジションにもっていきたくなった。

・首が上下に動かしやすい。逆に左右へ少し動かしずらい感じがある。

・歩きやすい。股関節の伸展が出しやすい。もっと歩きたいと感じる。

・左右へ動かしづらく感じたことと関係あるか、首の違和感や疲労がいつもより強く全体的に疲れやすく感じた。

・頭の置き場所がわからなくなることが多かった。

・疲れたり、頭痛がして早く寝てしまう日が多かった。

・逆に首の違和感を意識してしまうと寝付きが悪くなる日もあった。

・自分の不調に敏感になり、無理をすることが無くなってきた。症状が出て来た時点で休む事や予防的なアクションを考えれるようになってきた。

・自分の今までの癖と(思考も含め)田畑さんのセッションを受けて変わってきているところが自分の中で両方存在する感覚がある。

 

⚫️その他

ロルフィングを受ける過程の中で色々なものに影響を受けやすいということが良い意味で明確になってきている。

何か不調があっても以前は何かに依存しようとする気持ちの方が強かったが、今は自分で出来る事、頼らなければいけないバランスが良くなっていると感じる。

不調を悪を捉えて自分と切り離してしまうような視点はほぼ無くなってきている。

自分が心地よいと感じられること、エネルギーがうまく循環することは何なのかが少しずつ頭だけでなく、体レベルで感じられるようになってきており、思っているよりもいつも自分の気持ちを頭だけで理屈的に制御していることが多いのを感じる。

この先今感じることをどういう視点でまた捉えていくか、さらに変化の選択があるなと感じる。

 

セッション8

 

⚫️セッション中、後セッション前

 

全体的に調子はまずまず。歩いていて足の動きがぎこちないと感じる。体に注意を向けるときに以前よりすっとあちこちに意識が向けられるようになってきている気がする。呼吸の入りづらさや硬さも感じることはなくなってきた。セッションが落ち着いてきて呼吸が落ち着き、力が上手く抜けるようになると左の上下肢が不随意的な、でも一定のリズムの収縮を感じる。背骨を中心とした矢状面のアプローチが多いと感じた。頸が左右より上下に動かしやすくなり、頭の上の空間が広がった感覚がある。目も上方向に動かしやすくなった。セッション中に田畑さんの存在や位置が気になる時があり、自分の空間に入られること、自分の体に触れられることに敏感というか、以前とはまた違った意味でより感受性が強くなっているのを感じる。それと同時にやはり意図的に何かを変えようとして触れられたり、自分の適刺激以上で触れられる事は嫌だと明確に感じられるようになってきている。終わった後は体が真っ直ぐ上に伸び上に浮いているような感覚がする。帰りは歩きのぎこちなさはなくなっており、体を意識せずとも、苦なく体を伸展するすることが出来る。セッション後はいつも座るよりも立っている方が楽に感じることが多いが、今回も座っていつもの自分の癖に入る事に逆に違和感を感じた。

 

⚫️セッション翌日以降

 

今回は日にち単位ではあまり違いを感じることがなかったが、この一週間同じような変化を感じた。

 

・座ると体を背中を伸ばしたくなり、足のポジションや骨盤、股関節の位置など機能的なポジションにもっていきたくなった。

 

・首が上下に動かしやすい。逆に左右へ少し動かしずらい感じがある。

 

・歩きやすい。股関節の伸展が出しやすい。もっと歩きたいと感じる。

 

・左右へ動かしづらく感じたことと関係あるか、首の違和感や疲労がいつもより強く全体的に疲れやすく感じた。

 

・頭の置き場所がわからなくなることが多かった。

 

・疲れたり、頭痛がして早く寝てしまう日が多かった。

 

・逆に首の違和感を意識してしまうと寝付きが悪くなる日もあった。

 

・自分の不調に敏感になり、無理をすることが無くなってきた。症状が出て来た時点で休む事や予防的なアクションを考えれるようになってきた。・自分の今までの癖と(思考も含め)田畑さんのセッションを受けて変わってきているところが自分の中で両方存在する感覚がある。

 

⚫️その他

 

ロルフィングを受ける過程の中で色々なものに影響を受けやすいということが良い意味で明確になってきている。

何か不調があっても以前は何かに依存しようとする気持ちの方が強かったが、今は自分で出来る事、頼らなければいけないバランスが良くなっていると感じる。

 

不調を悪を捉えて自分と切り離してしまうような視点はほぼ無くなってきている。

 

自分が心地よいと感じられること、エネルギーがうまく循環することは何なのかが少しずつ頭だけでなく、体レベルで感じられるようになってきており、思っているよりもいつも自分の気持ちを頭だけで理屈的に制御していることが多いのを感じる。

この先今感じることをどういう視点でまた捉えていくか、さらに変化の選択があるなと感じる。

 

セッション9

 

⚫️セッション中、当日センション中。呼吸はしやすい。少しなだらかな変化はあるものの体の中に凸凹がなく平坦な感覚。特にセッションの部屋ではスイッチが入りやすく、穏やかになることが多い、セッション後新宿へ。人混みは本当に苦手で、いつも人の圧力や情報量の多さや、匂い雰囲気などの空気感が自分に入り込んできてしまう感覚があるが、自分の周りにスペースがあることを一瞬はっきり感じた。それを保ちながら歩ける感覚は新鮮だったが、自分の居る空間が柔らかくて楽だなと感じた。

 

⚫️セッション翌日

3.4時間しか寝れなかったが比較的すっきり目が覚める。 会社の研修でほぼ1日座っていたが比較的快適に1日を過ごす。 朝ストレッチをしていたら思いの外体が硬いことに驚いたが、寝れなくなったり、首が痛くなったり、調子が崩れる時のひとつの目安のひとつに出来るなと感じる。

 

⚫️セッション2日後

よく寝れてすっきり目がさめる。歩いていて足の裏で体重を捉えることが出来る。そういえば歩いていて無性に辛い、しんどいと感じることがなくなっている。自然とエスカレーターやエレベーターよりも階段を選択していることに気がついた。 動いている中で体を動かすことが苦だと考えることが生活の中では殆どなくなってきている。だらだらといつも漠然と辛いというのがなくなり、良い悪いの波がはっきりしてきた感覚がある。 痛みがない時は、不調がない時の8割近くまで戻っているかなと感じた。 自分が一つのものとして繋がっている感覚がある。何処かに注意がいきすぎて、何処かを忘れてるといったちぐはぐさがないのを感じる。 そういえば最近は感情もあまり波がなく落ち着いているように感じる。感情はあるけれど、それを無理に外に出すような爆発感や自分の中に溜め込んでしまう感じもない。 ゆっくり少しずつ、でも確かに変化をしていることを実感する。 以前はその変化にも気がつかなかったりあまり受け付けない傾向があった気がするが、今は変わったことも認識できるし、受け入れることができる。

 

⚫️セッション3日後

足の裏の感覚が解り易くなっている。自分の足に自分の体が乗っていることが認識できる。

 

⚫️セッション1週間後

以前は歩くと足が前に出す状態になってしまっていたのが、自然と後ろに足を送り出すことが出来ていることに驚いた。

 

⚫️その他・前回は矢状面の繋がりがぎゅっと強くなった感覚があったが、今回はそれが広がって自分の空間が広がった感じがした。

 

・以前より自分の輪郭のなさの不安定な感じが薄まってきているし、輪郭も自分の皮膚より広がってきている感覚がある。

 

・パーソナルスペースが少しずつ柔らかく広がっているような感覚。

 

・よく寝れる日が続いている

 

・物事への集中力が高くなってきた。行動することへの一歩も以前より前に出し易くなり、身体とそこに乗っかる気持ちが連動していることを本当に感じる。

 

・肩の痛みは生活の中ではほぼ気にならなくなってきている。調子が悪いときは無駄な力が入っていることがよくわかるし、それを自分自身に預けることへの変換が少しずつスムーズに出来るようになってきている。

 

・食事が以前よりしっかり食べるれるようになり、また食べても太らなくなってきたので外見のために食事を制限しようとする感覚がほぼなくなって来た。

 

・様々な変化が急に変わるのではなく、徐々にじわじわと変わってきて自分にしっかり馴染んできているのを感じる。それに以前はすぐの変化を感じ求めていたし、相手にも求めていたが、今は自分の体が中心にあるので、現状を見つめつつ直ぐには変わらないことも受け止められるようになってきたし、それでも徐々に努力することを考えれるようになってきた気がする。

 

・疲れすぎても他者の手を借りて改善しようという感じが無くなってきており、自分の力で日々を過ごせる、生きれるようになってきているのは嬉しいし、気持ちもぶれないので落ち着いていられる。

 

セッション10

 

●セッション前

 

特に特別な何かはなし。ただ向かうときにふと思ったのがロルフィングのセッションはただ受けるものでもなく、その場と空間と経過と田畑さんと私の何かしらの反応や呼応があって成り立つものなんだとふと感じる。だから何かを一方的に述べたり、求めたり、意図したり、特別な感情があがってくる訳ではないんだなと思ったりしながら向かう。

 

●セッション中

 

特に何も指示がなくてもすっと自分の身体の中にはいっていける。しばらく呼吸をしていると呼吸の以外に体の中に一定のリズムがあることに気がついた。引いて寄せる波のように、呼吸が上の方に引かれるときと下の方に空間が出来るパターンが繰り返される。 田畑さんの気配はずっと感じていたが、それでもそれに影響をされることがなく、自分の中のリズムを追うことができる。 右足の裏に少し触れられた時に股関節の根元まですっと繋がる感覚があり、最初は体の中をすっと通るラインで感じたものが皮膚や筋肉が少しぴくぴくと繋がっていく感じがあり、そのあと右足がくるくると回るように動き出した。 右足の動きに合わせて左足を少しポジショニングするとそこから左足に動きがスイッチして左足が動き出す。自分の意図ではないところで動いて、先が読めないが、ある程度無意識に自分のの中でコントロールをしてる顕在意識と潜在意識の間を漂うような感じ。 左の手が動き出して少ししたところで田畑さんに如何ですかと尋ねられて、今起きていることをそのまま説明した。この動きを止めたらいいか、そのままで良いかわからないけどそのまま流れに任せてみていると伝えたところ、動きを止めてみてそれをイメージで動かしてみてくださいといわれたので、身体の内側でその動きを意識してみる。 つられて動きそうにはなるけれど、それを少し内側に入れてあげると、黒いもにょもにょとした線が体の中でうごめくのを感じるようになった。 次に田畑さんが左の肋骨の下に軽く手をあてると横隔膜がぐっーーと下にに下がっていってお腹全体が背中の後ろの方にぐっーと下に押し込まれる感覚が強くなった。 でも呼吸は不思議と苦しくない。お腹を膨らませることも出来るし、自分で意図しなくてとその空間は保ったまま呼吸をする事ができる。全く意図的な指令は出さずに無意識でも体の中の空間を留めておく事が出来ることに新鮮でそして驚きを感じた。 無駄な力が入らず、体の力を信頼できるした時の体の反応は本当に驚くべきものだ。 そこからまた少しづつまた体の奥から呼吸とは違うリズムが現れて徐々に、お腹から胸の方に空間が広がっていつった。 体全体のもぞもぞはまだ内側にあってそのもぞもぞを利用して自分の意識で部分的に、意図的に背中を広げたり、首の後ろを緩めたり、如何様にも操作出来るような感覚にふと陥る。 ただそれだと何処かに注意が向きすぎたり、少しその力が強すぎるのでまた緩めたり、思考をなくそうとしてみたりと試みてみる。 ベッド上のセッションの最後の方で体をありのままに任せようとして、力は抜けているのにやはり体の知覚に合わせて何かを考えたり、思ったり、それに合わせて次の思考がまた巡らされたり、なかなか真っ白になることは難しいと感じた。 最後の最後で自分の中の空間が鎖骨の下から頭の方に抜けてふっと視界が上の方まで楽になって、あ、全身が広がって抜けたと思った瞬間に田畑さんから起き上がりましょうという声がかかった。その絶妙なすーっとした私の抜け方と田畑さんの声の掛けるタイミングはあまりにも自然過ぎて驚かないくらい綺麗なやり取りだなぁと少し冷静にでも感心して起き上がった。 10セッションが終わりました!という特別な何かではなくて最後は本当に自然に流れすぎてちゃんと感想をいうことも、田畑さんに特別に何かを尋ねることも、この10セッションで感じた事や時間に感謝を敢えていうこともそういう意図や欲が全く起こらず(あまりにも自然すぎてお金すら払い忘れるほど。泣)いそいそとするりと帰りました。笑 そうするりと返して頂けることに、私としては安心感とまた違う繋がりを感じる事が出来てとても嬉しく思ったりもしながら帰った。

 

●2日後

 

月曜日は電車通勤で満員電車に乗り込む。電車にのる瞬間に体がぎゅっと縮こまるのがわかった。その瞬間がはっきりと解ったというのはとても大きい。以前はなんとなくやだな、どうも調子が悪くなるという曖昧なもので、その変化に対する自分自身の変化も拒否するような姿勢をとってきたからだ。 今はだからこそ自分が出来ることを探ることができる。自分の外の空間は広げられないので、内側に入り込みすぎてしまうのゆっくりと広げてあげる。 力を抜くのが上手くなって気がする。その反面自分で無理矢理に緩めても上手くいかないことを多く感じる。身体が緩むためには緩むための準備が必要なんだと感じる。 自分の意識で何かを行うというのは、やはりエネルギーが強すぎるのかもしれないと感じる。私の場合は。まだ内側にあるこの力をどの様にコントロールしてよいかわからないんだなと感じる。 実はセッションに対して特別な変化を期待していた訳ではなかった。ただ田畑さんを信頼していたという感覚はあるし、その信頼というか心の置き方は少しずつそして徐々にしっかりとしたものになっていた。 最初にセッションを受けた理由はあるものの、何かを想定してそれを熱望していた訳でもなく。 それが逆に良かったのかもしれないと今では感じる事が出来る。 田畑さんが何も説明をしようとしないからこそ、私は勝手に想像することもやめて、ただセッションの時間を大切にすることができた。 レポートも最初は留めておこうとする気持ちがあったが、後半はふと湧き出てくる感覚に任せる様になった。

 

●3日後

 

ふと、一年前あたりはまだ身体がしんどい日々が多くて生きること自体が辛いとよく思っていたことを思いだす。色んな環境が変化しての今だけれども今はそんな気分になることがないなというのを思い出した。 風呂場で体を触っていて、あ、自分の体になってきたなぁとしみじみ思った。右手、左手、両足、左の手親指は少しまだ感覚が薄いけど、それでも繋がっている。

 

●4日後

 

自分の知覚の状態が以前よりゆっくりしっかり捉える事ができる。外部環境に自分の身体がどう反応しているか、以前は体で先に感じてそれを後で何となく頭で解析して捉えていたが、今は反応しているその時には体がどうなっているのかを感じる事ができる。 前はその変化を良い反応の時は得意な能力として捉え、悪い反応の時は不調となって現れるために自分を疎ましく思っていたが今はそれを自分の中で起こるただ現象として捉える事ができる。●

 

●2週間後

 

顎のスペースを空けることを少しずつ生活のなかで意識するようになってきた。ずっととくにここ2年くらい左の頬を口の中で噛んでしまうのが癖だったが、それが少し減ってきた気がする。口の中のスペース。以前は本当に頭痛が酷くて辛かったが、その原因が最近するすると自分でもわかるようになってきている。 嫌な空間にいくと逆に身体を思い切り崩さないと座っていられるないのは余計顕著な気もするが、世間一般的にはよろしくない姿勢や格好も自分なりの対応の仕方なのだなと思って、でもあまりにもだしないのは宜しくないので上手く誤摩化さなければなんて思ったりもする。

 

●3週間後から今の感覚

 

ロルフィングを受けて何が変わったかは、表面的にわかりやすい姿勢や自分の体の快適さはそうだが、自分の中で大きく変化したこと、感じていることを言葉にすると死にたいと思わなくなったこと、別に今死んでもいいやという無感覚な感情を持たなくなったことだと思う。

 

 

なんとなく小さいことから生きるのが辛い、生きづらいと思っていたし、好奇心が旺盛で色々なものを楽しむことが出来ても情熱的な感覚の裏側にはいつも冷酷な自分がいて、考えを巡らせると日々を過ごすことは暇つぶしのようなものだという虚無の世界にたどり着いてしまう。

結果生きていても死んでも一緒と心の底ではいつも思っていた。

最近は自分の内側の感覚と外の世界の隔たりが大きすぎて揺すぶられることに疲弊していたし、実際痛みが体から離れないことで物理的にも辛く感じていた日々が多かったために、その感情はここ何年かは一段と大きくなっていた気がする。今は過去の物にも、先のものにも囚われずに良い意味で無心でいられる瞬間のほうが多くなってきたし、何かに突っ込みすぎる自分を冷静に見れる自分もいる。自分の心の中の核心というかどうしても囚われずにいられないものはあまり変わりがないが、それでもその感情をふと投げ出すことが出来るし、先の見えないものに対する不安や焦りは無くなっている。

ロルフィングを終えて、何が不安かわからないような子供の時期以来、所謂社会の中で生きるようになってから、今までで一番穏やかに日々を刻んでいっているような気がする。

 

シリーズ終了後, 半年経過して

現在の状態から思う事

 

•歩くのが楽:セッションを受け始める前にいつも感じていた上手く足が進まない、歩くのが苦手、歩くのがしんどいといった状態に比べて、今は歩く事が好きになり、毎日進んで散歩に行くというところまでは行きませんが、運動不足になると歩きたいなと思うようになっています。

 

足が後ろまで運べる、足が大きく出せるという感覚はセッションの最初の方からでてきましたが、それは現在も継続しています。

 

人の一番の根源的な歩くという動きが自然と違和感無く出来るということは安心感があります。

 

•体調が良いとき、悪く感じるときの差がはっきりしてきた:以前は何かしら痛みなどの症状が出ても薬で抑えつけるのが常で、それを自分とは切り離して面倒なものと思って忙しく過ごす日々が多かったですが、今は自分の状態が良いか、悪いかが以前より身近で詳細なものになり、このままいくと良くないぞというのも明確になってきました。そのため自分の基本的な寝る、食べる、動くを大切にするようになってきましたし、キャパオーバーな時は何かを止める、断るということが出来るようになって来た気がします。まだまだ何かを手放すことが難しいこともありますが、この変化が自分にとってとても助けになっている気がします。

 

•以前とは違う感覚で自分の感覚(感性?体質?)を理解出来るようになってきた:以前は自分の感覚に翻弄させられることが多く、でもそれに対する理解も防御もなかったためただ表面的な結果だけがどーんと押し付けられて混乱することが多かったですが、今は自分が心地の良い場所、人、物、動作と反対に苦手な物が解るようになってきていて、ただそれを直感、感覚的な感じよりももう少し確固に判断している感じがあります。お互いに衝動的なものが減っている気がします。

 

•自分を観れる自分がいる:上記と似ていますが、これは良くないぞ、パニックになりそうだぞ、といった時にもそれを冷静に眺められる自分がいます。こんな時にはどうすればよいんだっけと自分に語りかけてくれるので、より感情と体を安全なところに戻しやすくなって来た気がします。

 

•以前より自分の個(孤)がはっきりしてきた:仕事が組織にがっつりと所属している過形態でなくなったため余計に感じるのかもしれませんが、自己の置き場所が以前よりはっきりしてきた気がします。それによって孤独感も感じることもありますが、他者に対する隔たりは逆に思っているよりも低くなっている気がします。自分と他者の間も大きくなっている気がします。

 

•休む時間が増えた:明らかに社会人になってから一番ゆとりのある生活をしています。精神的にはまだ慌ただしい感じもありますが、時間的には空白が圧倒的に増えています。

 

以前は空白がもったいないと思ってほぼ休みのない生活を送っていましたが、今は空白が沢山欲しいと思います。なので自分の信号を自分で受け止めれるようになっているのだと思います。

 

 

Post 10セッション

 

セッション中久しぶりに伺って少し緊張したが、セッションが始まると落ち着く。いつものように自然と体が動きだす。少し動きをコントロールしながら自分の中にその動きが漂うのを感じる。あっというまに終わってしまったような感じがあるが、セッション中の問いや刺激が以前よりマイルドに体に馴染む感じがある。終わった後に写真をとってもらってびっくり。10シリーズが終わったあと、また母が亡くなった時期前後から調子が崩れ始めて、元に戻っているような感じがあったが元には戻ってはいなく、更に変化が体に馴染んでいる感じがして驚いた。
10/29セッションが終わって着替えようとした瞬間にふと今までの体の中に持続していた嫌な緊張感がすっと途切れたことを感じる。すっきりしていてお腹も軽くなり何かを食べたくなる。帰り道歩いているとふくらはぎが軽く痙攣して普段ここを使っていなかったことを実感。ご飯を食べると体がずんと重くなり我にかえるような感じがする。体が休みたがっていて横になりたかったが仕事があったためカフェでぼーっとする。
10/31久しぶりにしっかりとした月経がある。母の命日の少し前から調子が崩れていたので一度リセットできて安心をする。セッション後に感じた緊張の糸がぱちんと切れて緩んだ感覚がとても影響していることを感じる。
11/3久しぶりに祝日に休みを取った。秋晴れの気持ちが良い日。朝は眠くて寝坊ぎみ。出かけるも体はスイッチオフモード。やらなければいけないこともあるがまずは休息と思って帰宅後昼寝をする。自分が動きたいか、休みたいかがとても良くわかる。10シリーズのあともそれを実感したが、その感覚がより一層厚くなったような感じ。

セッション後意識してメモを取っていたのはここまで。その後も続けてセッションを受けたいと思っていましたが、徐々に体を変化を追っていたらその変化が留まらず、心身ともに本当に良いタイミングで妊娠となり今に至ってしまいました。妊娠後も安定期前、安定期後心身ともに振れ幅は大きくないですが、寧ろ色々な体の変化を内側からじわじわとした感じで今までにはない不思議な内向的な状態で過ごしていました。
思春期以降月経のリズムは崩れている状態が普通で、仕事をするようになってからそれは著明に表れており、自分で体の状態を意識する前から自然と体が守りに入ることは自覚していました。その不調の重要性を若い時はさほど認識していませんでしたが、30代前から体が思うように動かなくなるのを自覚して自分が子供を産めるかどうかは潜在的に常に不安に思っていたように思います。今回色々な流れで10シリーズを受けることを決めて、その後またセッションを受けた後に体がリセットされたように感じてその後妊娠したのは、自分の中では決して偶然とは感じてはいないです。(10シリーズの開始時に自然と妊娠出来る体を作りたいとお伝えしてはいませんでしたが、体調や自分の感覚を整えた結果として暗に思っていたのは事実です。)

 

妊娠経過中はやはり未体験の日々の連続なので不安はありましたが、辛くてどうしようもないと思うような悪阻もなく過ごしました。8ヶ月になった今は後半に突入した安心感もあり、ようやく自分の今の状態での体の変化も比較的上手く受け止められるようになり、仕事量も減ったことで外向き内向きの感覚が良いバランスで生活が出来ている所です。
10シリーズを受ける前は歩くのが辛い、前に進まないと思っていましたが、体が重くなった今もお腹のちょっとした張り以外は辛いと思う事な動いて、歩いています。
セッション中に感じ取った体の置き場所を探すこと、身を預ける感覚を作る事は今でもちょっとした不調に役立っていて、いつもベットの上のイメージを引き出して使っています。ありがとうございます。自分の内側から湧き出る動きに身を任せる、逆に抑制するスイッチの存在やオンオフも以前より身近にあることを感じています。今までになく自分の感覚を疑わず、でも捕われず、素直に日々暮らしていると思います。

 

 

ピラティス講師を目指している方

2015年12月にロルフィングシリーズを終了したIさんのレポートです。

セッション1

 

●受講の動機

約20年間、会社員として一日中PCと向かい合って働く中で、整体やマッサージが欠かせない生活でしたが、2013年春からピラティスを始めてからは、頭痛や首こりからの解放、風邪の悪化が少なくなってきたり、歩くことが前ほど苦にならなくなってきたり、(自己流ジョギングによる)膝痛の改善までもできるような身体の変化を感じ、その仕組みをより深く知りたいと思い、201〇年△月から指導者の養成コースに参加しています。

ピラティスのワークをしている中で余計なところに力が入ってしまい、うまく自分の身体を使えていないと感じていることから、どのようにしたらうまく使えるようになるのか知りたい、

また、身体を上手に使えている人がよく表現する「コアのつながり」等を自身の身体で実感できるようになりたい(身体に備わったインテリジェンスを理解したい)。

そしてそれらを自分で体感できるようになるのと同時に、人に教えるときにもわかり易く説明できるように身体の構造を理解したい

というのが、ロルフィングを受けてみたいと思った動機です。

 

(身体の再構成には、緩めて→再配置する プロセスが必要と言われるようですが、私が受講しているピラティスの流派(米国西海岸ハード系)では「動き続ける」ことから身体の気づきを得ることを趣旨としているため、「緩める」アプローチを知りたい)

 

また、タイミング的には次の仕事(転職)を始めるまでの間に、より正しい方向に進める様に

心身を整えたいということもあります。

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

(すみません、初回は落ち着いて状況を受け入れきれておらず、身体の変化に集中することができなかったので、単純に思ったことを書き留める形で記載いたします)

 

マッサージや整体に慣れ、逆に遠くからそっと見届けられることに慣れていないためか、

または、他者のいる環境ではその空気に合わせていくことが当たり前になってしまっているからなのかどうかわからないですが、そこにあるがままにいる状態でいるには、どうしたらよいかわからず、はじめは所在ない感じがしばらくありました

仰向けでの緊張状態から、徐々に落ち着いて来た頃には、起きているか眠っているのかわからない様な感覚と、やや寒く手足が冷たくなってくるような感じがあったので、何度か手を開いたり閉じたりして感覚を取り戻そうとしました。

筋膜リリース=ほぐれるまでは痛い。数秒痛いのを我慢すれば開放されるというイメージがあったため、とくに指圧なわけでも押し流すわけでもない感触が不思議で、タッチのあとに緩んで行く感覚があるのは、暗示にかかっているかも?とも思ったりしました

 

セッション後は、画像で見せて頂いた様に力みが減り、やや呼吸がし易くなったように思います。また1時間半後くらいから、強烈な眠気と久々にあくびが多く出て、当日の睡眠はいつもより深く眠れました。

セッション2

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション中>・うつ伏せで膝裏やふくらはぎを施術する際、羽毛で撫でられる様なややくすぐったさを感じる繊細な感触がありました。こんなに弱い圧力で本当に筋膜に働きかけることが可能なのだろうかと思っている中で、次第に足側の力が抜けて行く感覚が増えるのと同時に、右臀部の奥の方の「縮こまる様な」痛みの感覚を強く感じる様になってきました。

・仰向けでの鼠蹊部や腹部への施術では、押さえる様なこれまでよりはやや強めの圧を感じました。これなら筋肉なり内臓なりは何か反応するかもと思う様な。それでもマッサージほどの圧力は感じませんでした。

・起き上がり、ベッドに腰掛ける段階で「背中にも空気を入れてみてください」との声かけを頂き、一回目のセッションでの「内臓が余裕を持って入る筒をイメージしてください」という言葉も思い出しながら呼吸をしてみると、前回よりもよりたくさん空気が入ってくる感覚がありました。

・そのまま立ち上がり呼吸をすると、腰掛けていた時と違いわずかに吸気が少ない様な気がし、それは立つ時に背中を反らせてしまう癖が原因の様でした。「『正しい姿勢』のイメージとして持っているものが本来のものとズレていると、最初は違和感があるかも知れないが、呼吸が入る方、身体が楽な方を優先してみてください」という声に従い、背骨の状態を変えると今度は、猫背になっているような違和感がありましたが、実際の画像ではストレートになっていた背筋は正しい方向に湾曲を始めているようでした。

<セッション後>・当日:帰宅後、運動した後の様な筋肉痛のようなダルい感覚が脚全体にありました。一回目と同様に強い眠気も感じました。

翌日(金曜日):一日中下半身に強い筋肉痛を感じていました。特に裏側(ふくらはぎ,腿裏)。また、これは忘れないように、歩きながらも呼吸を背中側にも吸える様に意識していました。この日は夜2時に就寝。いつもは寝てしまうと朝まで起きない(むしろ朝もすっきり目覚めることは多くない)私ですが、3時と6時に目が覚めました。(それでも朝はいつもより辛いわけではありませんでした。)これがセッションと関係があるかどうかは自分でもよくわかりません。

翌々日(土曜日):全体的ですが、特にふくらはぎ上部(膝裏),腿裏(特に左)の筋肉痛が継続していました。午前中におこなったピラティスで座位のワーク中、以前からある「股関節の前側の引きつる様な痛み」が出てこないのが不思議でした。また楽にたくさんの息が吸える様な感覚もあり、いつもより動き易くなっている様な感覚もありました。

その後、この「股関節前側のひきつる様な痛み」は、その後日の同様の姿勢のワークでもほぼ出てきませんでしたが、水曜日(9/30)の練習中にやや復活してきた様な気がしています。

セッション3

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>・歩行確認時の質問で、最近首の凝りがあることに気づきました。呼吸優先の姿勢がとれる様に胸の背中側を意志的に丸めようとしているからなのかわかりません。また、両側の肩付近に(前日までのピラティスの練習によると考えられる)筋肉痛があり、特に左肩は何か奥に引っ掛かる様な感覚がありました。

<セッション中>・側臥位でふんわりしたボールに上の手を休ませ、下側の身体をベッドに預けるイメージで首から足まで施術をしてくださいました。一回目のセッションで教えて頂いた「預ける/委ねる」感覚について、当初はよくわからなかったので、ただその箇所を「重たく重たく。。。」と手探りしている状態でした。たまに田畑さんに「そうそう」と言ってもらえても、その時自分がどのくらいの力でどうしていたのかうまくつかめず、意図通り再現できる気がしなかったのですが、今回は自然にできる様になったのか、心地よく感じる様になってきました。

・タッチの加減が本当に緩やかなので、触れられている感覚があるのに目を向けてみると田畑さんは違う場所にいらしたり、と、不思議な感覚になることが度々ありました。

 

<セッション後>・直後は、身体がゆったりと横に大きく広がった感覚があり、画像でみせてもらうと腰部が縦に伸びていることにとても驚きました。また、外に出ると雨が降っていて、普段なら思い長靴や傘にやや面倒な気がするところですが、雨の中でも軽い感じで歩けるほど身体が軽く感じ、徒歩20分ほどの次の場所まで気持ちよく歩けました。

・午後はピラティスのレッスンですがセッション直後のため、動きの少なめなレッスンを選択しました。いつもよりも身体動かし易い感覚があるのは、いつもと少し違うレッスン内容だったからか、午前中のロルフィングセッションのおかげか明確にはわかりません。

・2回目ほどの筋肉痛はないものの、眠さは前回同様で、翌日は寝足りないぐらいの眠気を感じながら目覚めました。

翌日(金曜日): 眠気が激しく、動くと何とか振り切ることができるのですが、座るとダルさを感じる様な状態が一日続きました。立っていると、左首筋~左肩と両スネに筋肉痛の様な痛みと、首の付け根辺りにダル重さを感じます。これは先日教えて頂いた様に、変化したバランスに対して筋肉の使い方が変わってきたからかもしれません。意識的にその姿勢をとろうとしているわけではない箇所に状態の変化を感じるのは本当に不思議な感覚です

 

(蛇足1)ピラティス養成コース中、コース生同士で指導練習を行うのですがその際に、例えば仰向け寝の姿勢からロールアップで長坐位になる様ムーブメントの中で、「左脇腹がくしゃっとなり易い」と指摘されることが度々ありました。今回のセッション後では、やや上下は異なるものの同じ左側への反応なので、何か改善のヒントにつながるかもしれないと少し気になりました。

(蛇足2)セッションを受ける以前、ソファの上に足を上げて横座りすることが癖になっていましたが、一回目のセッションで立ち上がり方を教えて頂いてから、ソファに座るときも両足で床を踏み込む方が座り易いことを身体が覚えた様で、気づくと両足を床につけている自分がいて面白いです。

セッション4

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>

・2週間前(具体的には10/19)の朝、目覚めると左股関節に違和感があり、立ち上がるのも椅子に腰かけるのも辛い状態になったこと、普通に歩けるまでに3日ほど要した件について、ピラティスの練習以外には特に変わったことをした記憶はないこと、セッション当日も少し違和感を感じていることをお伝えしました

<セッション中>

・第四回目は脚の内側、骨盤底への働きかけとのことで、前回と同様側臥位でボールに上の手、クッションに曲げた上の脚を休ませ、主に腰から膝、踵まで施術をしてくださいました。坐骨へはやや強めの圧を感じたものの、それも少し重いものを掌の付け根で押し上げる様な感じで(見ていないのでわかりませんが)、今回も施術には全く痛みは感じませんでした。全部ちゃんと覚えておきたいと思い、途中までは意識がはっきりしているのですが、セッション心地よさに半分眠りに入ってしまった時間があった様です

 

・ひと月ぶりのセッションだったからか「預ける」感覚を忘れてしまった様で途中少し焦りました。またその後、一回目のセッションと同じ様に、途中から手先足先がとても冷えて来て、感覚がなくなりそうになったので、少しグーパーを繰り返していました。

・また、第二回目と同様に、次第に脚の力が緩んでいく感覚が増えるのと同時に、右臀部の奥の方の「縮こまる様な」「ひきつるような」痛みの感覚を強く感じる様になってきました。

<セッション後>

・施術後いつにも増してお腹まで「太く」大量に空気が入ってくる感じで、とにかく呼吸がし易くなっていました。

 

・歩行確認では自分の足の運びを関節ごとに感じるように歩きました。感触を確かめるようにしているからその様になっていたかと思っていましたが、その後の田畑さんの声に従い、上半身の位置はそのままで踵に乗る様に膝の屈伸を数回行うと、重心が下がった様な、より安定して立てる感覚がし、関節を意識することができないくらい滑らかに歩くことができました

 

・田畑さんから左股関節の痛みについて聞かれ、来た時に感じていた引きつりがないことをお伝えしました。バランスを取るために他の部位に負荷がかかっていることもあるため、右踵にもアプローチしてくださったとのことで、改めて身体は部分ではなく全体でバランスを取ろうとしていることを実感できた気がしました

 

・1階へ降りて扉を開けて外へ出た瞬間、一人なのに笑ってしまいそうな自分を堪えました。

辛かった訳でもないのに、身体が軽くなった感覚でとても気持ちが良くて、いつもより遠回りをして数時間散歩を兼ねて歩き回ってしまいました

 

・歩き過ぎたせいもあるかもしれませんが帰宅すると、ダルさと眠気、足裏の筋肉痛があり、とりあえず仮眠をとらずにはいられないほどの眠気を感じました

 

翌日以降

・立ったり歩いたりする時には、意識的に踵で踏み込むようにしています。それが無駄な力が入ってしまっているのか、ピラティスの練習中に痛めてしまったのかは自分でも判らないのですが、腰の背骨辺りに痛みのような違和感が続いています。

セッション5

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>

・ピラティスのセッション前後に、「ロールダウン」という、立位から屈曲して立位に戻る動きを行うのですが、どうやら私は股関節の屈曲の動きが足りず、腰椎で多く屈曲していることを最近指摘され、股関節の屈曲を意識的に練習しているためか、仙骨の上の辺りの腰の背骨が痛むということをお知らせしました。(本来ならば、股関節が使えず、腰椎の屈曲に頼ってしまうことで痛みが出そうな所ですが。)

<セッション中>

・今回は大腰筋が対象ということで、仰向けで左脚を立てた状態で、ふくらはぎの後、左側の肩や腕にも触るか触らないかぐらいの繊細なタッチでアプローチが始まりましたが、くすぐったい訳でもないのに急に笑いたくなってしまう瞬間がありました。実は同じようなことが以前から数回あるのですが、一体何がおかしいのか自分でも理由がわからず恥ずかしいので、ここで笑ってはいけない、と、静寂の中で堪えるのが大変な時があります。

 

・首の角度をわずかに上向きに回旋した状態で伸ばすようなタッチを受けている時だったと思いますが、呼吸の途中で胸郭の辺りで「パチっ」と一つ音がした後、急にものすごく息が吸いやすくなり、吸気がお腹の底にまで届く様な感じがありました

 

・右側は、左と状態が異なったのか、左の時よりはやや強めの圧を感じる様なタッチで、腕や肩が包まれる様な感じで温かさを感じました

 

・骨盤の左右を上下に引きのばす様な形のまま、腰骨辺りのお腹を優しく押し込む感じで大腰筋(?、すみません用語をきちんと覚えておりませんでした)に接触してくださった時は、普段感じない様な伸びとリラックス感を感じることができました。普段、ピラティスの練習では、四頭筋ではなく「腹圧を入れお腹で太腿を持ち上げる様に」ことを多く練習し、意識的緩めることがなかったので難しく感じましたが、気が付いていなかったつっぱりが緩まる様でとても心地よく感じました。いままでは、背中の一部や臀部、踵くらいしかベッドにつかないものだと思っていたのですが、広く身体の裏側全体がベッドに沈む感じに少し驚きました

 

 

<セッション後>

・今回は雨が降っていたのと前回の様に眠くなると困るので、少しだけカフェで復習をして、寄り道せずにまっすぐ家に帰りましたが、セッションの第二回目と同じく夜まで全く眠くならずに、就寝後朝になるまでに2回も目覚めるという体験をしました。普段は一度寝るとなかなか起きないタイプなので、この様に途中で起きてしまうのは、ここ数年では今回と二回目の時だけなのがとても不思議です。

 

翌日以降

・歩行確認時に田畑さんに教えて頂いた様に「胸の下から振り子が振れるように」脚を振り出して歩く様に意識していますが、以前に増して脚が疲れずに楽にたくさん歩けるようになった気がします。

 

・呼吸も度々練習してみるのですが、セッション中に感じた「お腹の底まで届くような深い呼吸」がなかなか再現できず、少しずつ姿勢を変えたりしながら探ってみています。

 

・当日セッション前まで痛かった腰のどこが痛かったのかわからなくなるほど、痛みを感じなくなってしました。が、施術後4日目(水曜)の夜くらいから、また仙骨の上あたりの背骨の辺りにやや痛みを感じるようになってきてしまいました。屈曲の動き方を変えたばかりなので、不自然な無駄な力みが入ってしまっているのかもしれません。もう少し自然に股関節を使える様になりたいと思います。

セッション6

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>

・第五回目(前週)の時と同様に、仙骨の上の辺りの腰の背骨が痛むということをお知らせしました。(ピラティスの同じムーブメントの課題に対応し続けており、うまく屈曲動作ができていない代償で出る痛みかも知れません)

<セッション中>

・今回はうつ伏せの状態で、ふくらはぎ、腕、腹部、首、足等へのアプローチ。今回も触れるか触れないかぐらいの繊細なタッチで、触れられる部分が次第に軽くなる感じはこれまで同様でした。

 

・今までと異なるのは、軽くなる部分が増えるにつれてそれぞれの重みが身体の真ん中に集まり沈み込んでくるような痛みを感じました。両手両足、身体の側部はベッドに安定して置かれたまま、腰と腹部だけ穴が開いたベッドの上に居るような感じです。仙骨の周りの骨が小さな隙間以上に折り重なる様に寄って来る、「きゅーっ」と集まって押される感じで、仙骨の辺りと右臀部(お尻のエクボの辺り)がとにかく痛くなりました。

 

・しばらくの期間であれば、多少の痛みなどは我慢できる方だと思っていたのですが、その後仰向けになった時に、次の施術を待てずに自分の両手で腰の両端を持ち上げるようにして仙骨周辺を押し広げないといられない位の痛みと重さの感覚がありました。その後田畑さんの声に従って膝を立てたりしている内に、「それは動いている途中ですか?」と問われたのが本当にぴったりな表現で、「徐々に」緩んでいく感覚があったのが不思議でした

<セッション後>

・身体は全体的に軽くなった感じはあったのですが、歩行確認時に脚の運びがカクカクした不自然な動きになっている気がしてしまうので、それをお伝えすると、片脚に乗って(乗った方の腰を外側に出して)立ってみることを勧められました。この姿勢は関節に寄りかかり立っている悪い姿勢と勝手にイメージしてしまっており、普段は意識的にしないようにしていたことが原因かはわかりませんが、最初は(特に左脚)うまく乗ることができませんでした。でも、いざやってみると身体が解放された様に楽に感じ、不思議なことにその後は関節がつながっているような(当たり前ですが。。)自然な感じで歩けるようになりました。

 

・「身体感覚を向上させたい」と思い受け始めたセッションですが、半分を過ぎた所でまだ自分の感覚に自信がなかったので、田畑さんに「私の感覚おかしくないですか?」とお尋ねしたところ、「片脚に乗ってみる時もそうでしたが、身体の動きを頭で制限してしまわずに、身体のインテリジェンスに任せて身体のしたい様にさせてあげてみることも必要」的なことを仰って頂き、自分で身体の動きを制限してしまっていたことを、改めて実感することができました。もう少し、身体の声を無視せず聴ける様にしていきたいと思います。

 

・生理2日目で前日からの下腹部の鈍痛をやや引きずっていたのと、やや喉に痛みがあった為寄り道せずに帰宅しました。前回に続き今回も特に眠さを感じることはなかったのですが、気がつくと夕食後ソファで眠ってしまっていました。1時間ほど仮眠した後お風呂に入り就寝、今回は朝までぐっすり眠ることができました。

(※蛇足ですが、生理痛がこんなに酷く感じたのは何年ぶりかと思う位、(セッション前日の)初日は久々に重かったです。これは自分の感覚をより感じることができるようになったからかはわかりませんが。。)

 

翌日以降

・土日月は喉の痛みとのぼせた状態で活動したためか風邪を少しこじらせしまい、火曜日は鼻炎症状と頭痛が酷く寝て過ごしました。水曜から徐々に回復して木曜は微熱が引いてきました。そのためこの週は主に上半身が重い感覚が多かったです。

セッション7

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>

・前回のセッション直後くらいから週末にかけて風邪をひいてしまい、初めは喉が痛く、ましになるとその後は鼻へ、火曜日は副鼻腔炎かと思う様な酷い頭痛がありました。鼻へのアプローチがあるこの木曜のセッションの日を変更すべきかどうか悩みましたが、くしゃみや咳はほぼなく、鼻水が外に出ることがギリギリ終わっていたので、不安ながらそのまま日程変更を申し出ることなくセッションに臨みました。

・田畑さんには、前回まで感じていた仙骨、腰椎あたりの痛みはほぼ感じなくなっていること、火曜日くらいまで風邪をひいていたが、セッションの前日から回復し当日はだいぶ良くなってきていることをお伝えして、セッションが始まりました。

・歩行確認時に、前回(第6回)のセッション後同様、脚の運びがカクカクした不自然な動きになっている気がしましたが、田畑さんの声に従い片側の股関節に乗る様に立ってみるとやはりスムーズに歩ける様になりました。

<セッション中>

・まず仰向けで口へのアプローチ。セッション前には、歯医者さんの様にギューっと頬裏を広げられたり、歯茎を圧迫されたりすることを想像していましたが、それとは全く異なり、これまでのセッションと同様、そこに指が当てられる様な、置かれている様な感覚でした。

・田畑さんの指が「頰と歯茎の間」を奥の方から順に前歯につたっていき、その後口からいなくなると、指がいた場所に広く空間ができる感じがありました。また、上顎の内側を片側だけ触られた後には片側が噛めなくなる感じ、下顎の施術の後には下側の顎が喉元に引っ込み過ぎて上の歯が噛み合わせられない感じがあり、上顎の中央辺りへのアプローチの後には、喉の真ん中から奥側にかけてパイプが太くなった感じがありました。

・鼻水は終わっていましたが、この日はまだ鼻の奥から喉にかけて粘着質な痰の様なものが貼り付いた感じがあり、やや息苦しい感じを引きずったままセッションを受けていました。鼻へのアプローチで鼻の半分くらいまで指が置かれてしばらくすると、その物体が少しずつどこかに離散していく感じがありました。終わって鼻をかませてもらうと、貼り付いていたものが緩くなって出し易くなるように感じ、頭自体がスッキリした気分になりました。

・その後、鎖骨辺りにしばらく手を置かれていると、さらに呼吸がし易くなる感じがありました。気分を聞かれて、すっきりして呼吸がし易くなったことと、左首筋が突っ張る感じがあることを伝えました。すると田畑さんは両眉の上に指を置き、いつもよりやや強めの圧で頭部を押し引くようにされ、しばらくするとその片方首の突っ張りが消えていました。

・一通り仰向けの施術が終わると、水平に置かれていたはずの身体が、頭側に傾けられた様な(頭部に血が流れて行きそうな)感覚になりました。

・ベッドに腰掛けて首を回旋し左右を見たりした後、椅子に替えて腰掛け、身体に任せて自然に座っていると、上半身が反り返ってしまうほど肩の前側(胸の上部の端辺り)が引き上げようとする感覚が強くあり、田畑さんに後ろで頭を支えてもらわないと、どこまでも行ってしまいそうな気ががするほどでした。

・それに関連して、「後ろに倒れた経験」について聞かれましたが、その時は思い出せませんでした。その後、上半身をやや前に傾けて両手を前下側に出し、田畑さんの差し出した掌にしばらく支えてもらうことで、肩の引き上げ感が徐々に落ち着いてくる感覚がありました。

・セッション前に風邪後の頭重感があったこともの影響するのかも知れませんが、今回のセッションは今まで中で一番と言えるほどのスッキリ感を感じました。

 

<セッション後>

・施術後、20分程の徒歩移動でピラティスの指導練習に向かい、その後、クライアントさんと夕食に参鶏湯や焼き鳥等を食べて、帰宅しました。

・一口しか食べなかったアヒージョの油が合わなかったのか、帰宅後、胃部に不快感を感じ嘔吐を試しましたがうまく行かず、とりあえずシャワーを浴びました。全く眠気がないまま、翌日のためにと横になったのが3時頃でしたが、胃の不快感で5時頃に目覚めてしまい、胃薬を飲みそのままなかなか寝付けずにいました。

・うつらうつらしている間に、「後ろに滑った記憶」がいくつか出てきました。幼少期、近所の小さな川に一人で遊びに行き、滑って全身を汚して帰り呆れられたこと、大学生の時の凍った雪道をブーツで滑り派手に転んで尻もちをついたこと。また、これは「前に倒れた」経験ですが、幼少時、土を運ぶような一輪車に乗せてもらい遊んでいた時、急停止したことで私の身体が前に倒れて顔面を容器の内側に強く打ってしまい、前歯が折れてしまい、歯茎から血が止まらず病院に連れて行かれたこと。

翌日以降・翌日、電車に乗っている時に、首の後ろに痛みというほどではないのですが、違和感というか重みを感じていました。また、その後数日間、起床時に感じるのですが、首がやや痛い感じがありました。寝時勢が良くないのかも知れません。

・セッションの最初の頃の様な、筋肉痛の様を感じることはありませんが、今週はセッションの翌日以降、いつもの就寝時間よりずいぶん早い時間(夕食後20時頃)にソファの上で無意識に寝てしまっていることが多かった様に感じます。特に眠気を感じるというよりも、先に寝落ちてしまっている感じです。風邪の後の回復期だからかも知れませんが。

・火曜日のピラティスのプライベートセッションで、立位やロールダウン(立位で脊柱を流動的に動かして前屈して、元に戻る動作)時に、「右側の骨盤がやや後方に回旋」していて、おそらく同じことが原因かと思われるが、フットワーク(滑車のついたベッドに仰向けで、ベッド下部についたスプリングを股関節の屈伸で引き伸ばしたりする動作)の最中には、骨盤がベッドの右側に寄って行ってしまうことを指摘されました。これは元々持っている身体の癖かもしれませんが、冒頭の左股関節に乗りにくい感覚と何か関連があるかも知れないと思いました。

セッション8

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション前>

・前々週まであった仙骨周辺の違和感や、前週まであった首や頭部の違和感はほぼなくなったこと、また、ピラティスのムーブメント中の感覚の変化について尋ねて下さったので、(前回のレポートの<セッション後>に記載した)骨盤の右回旋気味の動きを指摘される※ことをお伝えしました。

 

(※詳細:前回のセッションの5日目に受けたピラティスのセッションで、立位やロールダウン(立位で脊柱を流動的に動かして前屈し、元に戻る動作)時に、「右側の骨盤がやや後方に回旋」していること、また、フットワーク(滑車のついたベッドに仰向けになり、ベッド下部に付着するスプリングを股関節の屈伸で引き伸ばしたりする動作。=仰向けのスクワット的な動き)の最中に、骨盤がベッドの右側に寄って行ってしまうことを指摘されました。←以前からの癖だった様に思います)

 

<セッション中>

・今回は「前面のつながり」とのことで、仰向けで足裏から顔まで、前回(第7回)のセッション同様に口の中もアプローチ対象となりました。

 

・施術中、他の多くの部分が緩んで来ると、それまではあまり感じていなかった箇所の違和感に自分が次第にフォーカスして行く様な感じがよくあります。今回は、以前からよく出てくる右尻の梨状筋辺りに引きつる感じがありそれをお伝えすると、ベッドの外に出した片脚の足裏にふっくらしたボールを当てて休ませたり、いくつかのアプローチをして頂きました。なかなかその違和感が消えず、少し心配になったのですが、逆に別の部分へ移っていただくことで、過剰な意識の集中はやや収まった感じがありました。

 

<セッション後>

・セッション後はいつも驚くほど呼吸がし易くなっている感じがするのと、これまで違和感があったわけではないはずなのですが、今回は特に、立った時に違和感なく気持ち良く立つことができ、歩行確認の時もスムーズに歩けている気がしました。

 

・当日は、まっすぐ家に帰り普段と同じ様に過ごしましたが、今回はなかなか寝付けないパターンでした。これまではあまり経験しない「眠れない」ことに焦りを感じることもありましたが、少し慣れてきた気がします。

 

翌日以降

・ピラティスのムーブメントの座位でのワークについて、坐骨で座る感じもできてきて、だいぶ楽に動ける様になりワーク中に痛くて動かせなくなることはほぼなくなりましたが、

ワーク後に、股関節前面のごく一部に突っ張るような違和感がやはり左だけ出てきます。

 

・それに対しては歩行確認の時に教えて頂いた様に、左股関節に乗るような片方の股関節の上で休むようにするといくぶん和らぐ気がするので、それで対応していますが、この突っ張りの発生は身体の使い方に何かおかしい所があるのではないかと気になるため、坐骨への乗り方た正しくできているかどうか、次回お尋ねさせて頂きたいと思います。

セッション9

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション中>・ベッドの左端でうつ伏せになり左腕はベッド外へぶら下げ、右腕は真横に開いて伸ばし、右脚を曲げて開始。左腕や腿の外側にほんの微かに触れるか触れないかほどの感触があった後、右足の裏にふんわりしたボールを当ててくださいました。この時はいつもと同じ様に段々と身体が落ち着いていく感じがしています。

・左肩に触れてもらうと左肩甲骨下辺りの背中が めりめり と、ずり広がっていく様な感じがあり、左肘の時はなぜか腰の左側にその「めりめりと広がる」同じ感触を感じました。

・耳の下、胸鎖乳突筋の辺りを触れてもらうと、頬と顎の(入れたつもりない)力が抜けて、デロンとベッドに沈んで行く感覚がありました。

・顔を斜め下側にしたまま頭の上部を支えてもらい、眼球の力も抜く様に指示を頂いてやってみると、喉仏から両鎖骨の間辺りの喉の奥に空間が広がる様なとても心地よい感覚がありました。右側も同じ様にしてもらった後、しばらく見守られている内にうつらうつらしてしまった様で、やや記憶が消えていました。以前のセッションもそうでしたが、頭部へのアプローチは開放感が大きくて一番気持ち良く感じる様です。

・仰向けになる直前、やはり他の部分が解放された感じになると、右臀部の強張りを感じしまうのですが、その瞬間にそこに触れて下さって、なぜわかるのだろう?と不思議に思いました

・後半、仰向けになりお腹に触れてもらうと途端に内臓が動く音がして少し恥ずかしく思いましたが、いきいき動き出した感じを気持ちよく感じました。

 

<セッション後>・画像で見せて頂くと、胸郭が縦に伸びて骨盤が下に滑り込むような形で内臓の収まる部分が広くなっている様に見えました。

・午前中のセッションの後、動き過ぎない様に書店等ゆっくりで過ごしたのですが、帰宅後はたくさん運動した後の様な心地良い疲れがあり、すぐにぐっすりと眠ることができました。翌朝も満足感を感じながらすっきり目覚めることができました。

 

翌日以降・急に予定が空き天気も素晴らしく良かったので、久しぶりに近所の公園を散歩に出ると、脛の前側が筋肉痛になっていることに気づきました。セッションの初期の頃に感じたものにとてもよく似ていました

・その他については、もっと緩やかな変化な気がします。緩やかな変化とは気づきにくいものですが、最初の頃と比較するといつの間にか「無くなっていること」に気がつきました。アハ体験の様に思い当たると嬉しくなるような。

 

-味の濃いスナック菓子を買うことがなくなりました。かつては無性に食べたくなる時がありつつも身体のことを考えて、(生理前等)食欲がコントロールしにくい時期にだけ制限を解除して食べることがありました。が、最近は食べたい気持ちすら無くなっています。機会があって口にしても前ほどの量は身体が受け付けなくなっている様です。

 

-嫌な引っかかりが少なくなり、ピラティスのムーブメントが以前よりスムーズに行える様になっています。例えば屈曲が無理せず深くできるようになっていたり、ランジをする時も腰や腿に以前の様な硬い引っかかりを感じることがなくなっていたり、どうやってもこれ以上は無理と思う様な拘縮していたはずの股関節が以前より伸展できるようになっている様に感じます。

 

-焦ったり、緊張してしまいがちな考え方への影響も感じます。セッション中「どうですか?」と尋ねて頂く時、違和感や痛みの場所ばかり探してしまうのですが(仕事柄、全体のプロセスの中で不具合が起きそうな場所を探し、それを防ぐ様な見方ばかりしてきたせいなのかはわかりませんが。)、たまに「呼吸がし易い」等の心地よい方の感覚を答えると、田畑さんから「それに気づいていてください/味わっていてください」との言葉を頂くことがあり、最近は日常生活の中でその言葉を思い出して、安心して一呼吸置ける様な心の余裕が生まれてきているように思います。自分のクライアントのセッションでも、すぐに動き始めるよりも最初の呼吸のパートに時間をかけご自身の身体を感じてもらうことに重きを置く様になっています。

セッション10

 

●身体の変化や気づいたこと(セッションの感想)

<セッション>

・最後のまとめの回。仰向けで頭を左右に回して落ち着き易い方に向いてセッション開始。頭部から足先まで一通り触れて頂きましたが、その中でもやはり頭部、特に口の中へアプローチに一番の開放感を感じました。また、お腹の上に手を置いてもらっていると膝が外に開いていく感じとお腹がリラックスするような心地よさを感じました。

 

・次第に、胸郭の広さや体幹全部を使って深く呼吸ができるようになりました。施術中に感じる呼吸の深さには毎度、自分でも驚くほどでしたので、今回が最後のセッションだと思うと、今後同じ呼吸の仕方を一人で再現できるか不安もありました。

 

・セッションの最後の歩行確認では、「空間を支えにして」歩くことが実感できた気がしました。初回の頃、「身体の横の空間も一緒に連れている様に歩いてみてください」という田畑さんの言葉をまるで理解できなかった自分からは想像できませんでしたが。

 

・目線で8の字を描きながら立つ様に言われやってみると、視線につられてしまい身体の揺れを感じていたところ、「視線を固定すると固くなってしまうので、目線は8の字を描く様にしている。それに応じて身体が揺れるのは関節のジョイントに余裕がある証拠で、自然なことです」との田畑さんの言葉に安心し、一連のセッションが流動性を引き出すことを目的にしていたことを思い出し、腑に落ちました。

 

<セッション後>

・真っ直ぐ帰宅すると、首の後ろ筋肉痛、左腰骨上部の縦に筋肉痛、脚全体がダル重さを感じました。

 

・いつもより早い時間から眠気があり、直ぐに寝付いてグッスリ眠れ、翌朝もすっきりの目覚めることができました。

翌日以降・右腰骨の内側に筋肉痛の様な痛みと左踵の前側(くるぶし下部)に痛みを感じました。これもセッション初期と同様で、変化したバランスに対してこれまで使ってこなかった筋肉が使われ始めているのかも知れません。

 

【3日後】

・夜間の睡眠以外で強い眠気を感じるのは久々で、夕方に強い眠気を感じ2時間ほど仮眠を取りました。

 

【1ヶ月後】・セッションの最初の頃から不思議でしょうがない感覚なのですが、今では時間さえ許せばもっと歩いていたい様な、とにかく歩くことが楽に楽しくできるようになっています。(ピラティスを始めてからは、歩くことが「苦にならない」程度でしたが、ロルフィングのセッションを受けてからは、より積極的に「歩きたい」気持ちになっています)

 

・セッションの最初の頃はほぼ毎回、膝周辺に青あざがありましたが、気がつくと最近はそれがありません。指導練習中、限られた時間のセッションを有効に使いたいと、スタジオ内を急いで歩き回っている内に背の低い棒や器具にぶつけたものだったのですが、最近は視野や身体の感覚が広くなったことで、ぶつけることが無くなってきたのだと思います。

 

【最後に】

私はまだまだ勉強中の身ですが、ピラティスを「正しいアライメントで自分の身体を動かす」(身体に意識を向けながら動く)ことで身心を調和させて、全体として身体を快適にしていくものと理解しています。

養成コース中に学ぶピラティスの動きは上級になるにつれて、接地面の少ない不安定な環境の中で身体を自分で支えながら動くというような、必然的に「統合された身体」での動きが要求されるのですが、やはり短期間ではなかなか身体がついて来ず、その原因は身体の使い方の理解の不足や、自分の身体の柔軟性や筋力の不足だと思っていました。

今回、ロルフィング10シリーズのセッションを受ける機会を頂いたことで、「自分では気づかなかった」緊張やこわばりが自分の身体の中にあり、それは優しいアプローチで自然な弾力性を取り戻すことを実感しました。(まだ変化の途中とは思いますが)それにより、エクササイズ中の無駄な力みや、「動きの気持ち良さ」に気づき、より自然に動くことができる様になっている様に思います。このタイミングで受けることができて本当に良かったです。

また、副産物として身体周辺の意識を以前よりも広くとらえられるようなっていたり、以前に増して好んで白湯を飲むようになったりと、なぜか味覚の変化も感じています。

 

(以下、蛇足)

ロルフィングについて理解を深めたいと読んだ書籍の中で、「心はすべての生物に備わった、生きていくための「機能」」であり、「心や感情は「身体性」に固有のものと言える」という記述にはっとしました。(※1)生命を維持していくために、身体が安全で快適な状態でいるための反応として感情や心がある、としたら身体に優しく働きかけて安全な状態であることを認識してもらえば、必然的に余計な緊張が解け、「反応」である心も落ち着いてくる。それは人間だけでなくて、生命活動を行うものならすべてに当てはまるものなのだなぁと、改めて田畑さんのセッションのタッチの柔らかさや、「痛い筋膜リリース」へのご意見を伺った時の言葉を思い出して、ストンと腑に落ちました。ピラティスの指導を行う中でもここで味わった安心感を思い出しながら、クライアントさんが安心してセッションの臨めるように、学びを深めて行きたいと思います。改めまして、どうもありがとうございました。継続するという変化も引き続き楽しみです。

 

以上

 

※1.ボディワーク入門 朱鷺書房 小川隆之、斎藤瑞穂 2005 P92

 

10回終了後9か月経過

●身体の変化や気づいたこと

・より積極的に「歩きたい」気持ちはずっと継続していて、「できれば歩きたい」、また歩く機会が少ない日が続くと「なんだかバランスが取れない様な気持ち」になります。さらに歩く距離が長くなり1時間近く歩いても(背負う荷物以外は)不思議と疲れた感じがありません

・ピラティスの動きの中での無駄な力みが少なくなり、以前よりも細かい部分を意識しつつ全体としての動きを感じられることで、よりスムーズに動ける様になってきたと思います。

 

・2年程前にピラティスのプライベートセッション時に先生が仰っていて、また昨年夏頃に養成コースの同期生が同じ様に言っていた「脚の内側から頭まで中心に伸びるエネルギーが通る感じ」という言葉が以前は全くピンと来なかったのですが、今はくるぶしの内側からお腹の辺りまでは真っ直ぐ力が通る感じを実感できる様になった気がします(頭まで突き抜ける感じはまだ感じられてはいませんが…)。これも10シリーズ後の自然な姿勢への良い変化が原因ではないかと思っています

・「身体周辺の意識を以前よりも広くとらえられるようになった」点も10回目以降から変わらず、周辺の器具に足をぶつけて打ち身のあざを作ることは今もほぼありません。

 

・仕事や生活においても、セッション以前の様な、「むやみに慌てたり緊張し過ぎたりする」ことが少なくなっている様に思います。

 

・味覚と食欲の面では、まだたまに、「気を張り続ける仕事の後」等に「お煎餅などの菓子を食べたくなる」ことがありますが、味の濃いスナックを美味しいと思うことが無くなってしまっているのは、やはり不思議です

 

・「(セッション後)少しずつ進み続ける身体の変化」に気づけていないかも…と自分の身体感覚を不安に思う所もある中、お恥ずかしながら、5月初旬レッスンを受けている時に上級のムーブメント(下肢を持ち上げ胸椎で回旋する動き)中にギックリ腰になってしまいました。

数年前にも2度、ギックリ腰になったことがありますが、ロルフィングセッションを経た自分の感覚は以前と異なり、ただの「腰が痛い」「動けない」という感覚ではなく、下背部が腿の前面に強く引き付けられロックしている感覚として感じました。

 

・「考えている時間が多く、感じている時間が少ない」時代を背景に、最近よく「マインドフルネス」という言葉を耳にします。「感覚に気づき、その感覚を味わう」、ロルフィングを受けている状態はまさにマインドフルネスの体験だったのだと最近になって気がつき、気持ちへの影響があることに合点がいきました。

 

・指導練習でクライアントさんの動きを見る機会を重ねる内に、以前、田畑さんがおっしゃっていた「(不自然に)動いてないところを動いて欲しい」と思う所が、ロルフィングとピラティスは似ているなと思いました。

 

最後に、初めて10シリーズを受けることや、田畑さんを始めロルファーの方々のお話を伺ううちに、今となっては、「必要があって」の自分の身体感覚の鈍さに気づき、そのリセットの必要性を知ることができました。身体と心のつながりについて、田畑さんのロルフィングを通して体感することができて本当に良かったです!一つの統合された仕組みである身体へのリスペクトというか尊重の仕方もとても大事な自分の基礎になっています。本当にどうもありがとうございました。引き続き、これからもどうぞ宜しくお願いいたします

 

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