統合セッション(8-10)の理解を深める

ロルフィング10シリーズの8,9,10回目では,統合を扱います。

統合とは何ぞや?という問いかけに対しての答えは,言葉での説明には限界があって,こういう”感じ”としか伝えられないところがあります。

昨日までの4日間のロルフ・ムーブメント認定クラス〜SI10シリーズのイールドワークへの翻訳では,まさにこのテーマに取り組みました。

同テーマでこれまで,5回クラスを行ってきましたが,今回突然閃いたこと。それは,つながりをつくる主体は,受け手であって,それをプラクティショナーはコントロールできない,こと。できるとすれば,つながりが引き出されるような,条件や場を提供することだけであること。それを踏まえた上で,講義したり実習するととても楽で居ることができました。

今回のクラスで興味深かったのは,最終日の10セッション目としての生徒さん同士の交換セッションが,施術者の介在度合いが最も少なかったにも関わらず,もっとも変化した印象が強かったことです。

私のワークショップでの最も大切にしていることは,最終日に参加生全員の心身のバランスが整って,統合された状態で終えることです。

クラスの内容が情報として優れていることと,実習の成果がそれに比例していなければ,意味がない。ボディワーカーは身体が資本ですから。