月別アーカイブ: 2019年10月

ワークショップ参加者の感想

空間と身体シリーズのワークショップを熱心に受けて頂いている方から、感想が届きました。以下ご本人の許可を得て転載させて頂きます。

先日は「頭の中心から観ることで、空間認識を変える」のWSありがとうございました。

私は近視+乱視+老眼で遠距離、中距離の単焦点レンズの眼鏡、中近両用の累進レンズの眼鏡3つを常に携帯して生活しています(コンタクトレンズで右眼の角膜を傷めると盲目になってしまい、「今日は盲人なので出勤できません」などとは言えないため)。

会議室でミーティング中に遠距離の眼鏡を利用すると、メモを取る手元は当然ボケて良く見えないのですが、松果体を意識すると手元のノートにも焦点が合わせやすいです。

今までは30分位手元を凝視していると焦点が合うことを体感していたのですが、時間を短縮できるようになりました。そしてJuicyな骨、私の左膝に効果ありと期待しています。

Rolfer’s Note: このクラスで松果体を本当に扱っているのか?と懐疑的なご意見もきこえてきそうですが、大切なのは意識の向け方によって、目の使い方や空間認識が変わること。そしてそれが役立つことがあるということです。

イールドワークにおける「いい間合い」

“いい間合い” – good Maをどう説明したらいいのかを、Anne 編集主幹は、intersubjectivityという言葉を使って説明の助けにしてくれた。


interoception -内的感覚は個々の固有の感覚で、それを頼りに間合いを見つけるのだけれど、プラクティショナーもクライアントも「相互の」主観の中から見つけることが、間とイールドのワークの鍵になっている。


施術側だけ、いい気分で、受け手はなんらかの圧迫を感じている場合は、マウンティングが起きている。その反対は、クライアント様は神様です!のいいなりのしもべ状態。

セラピーの現場や様々な状況でそのどちらかの関係性は起こりがちだが、そのどちらでもない関係性、つまりお互いが心地よく感じられるコンステレーション、それが「いい間合い」ということになる。イールドワークでは、このいい間合いによって誘導される場と感覚を重視している。それが、プロセスを安全に進める、意味のある定着する変化につながる。


さらにいうとそのコンステレーションも、いくつか選択肢があって、常に揺らいでいる。いくつも層が重なり合って、それを一つ一つ降りていくと、深い安全・安心を伴う「静寂」にアクセスすることができて、重力の音を聴くことができるのではないかと思っている。