COVID-19感染についての考察

病原体に接しないと、抗体を介しての液性免疫は獲得できない。元々持っているマクロファージなどが活躍する先天的自然免疫が常に何とかしてくれてる。弱ってて免疫が落ちてて、そこにどっかりウイルスが入ってくれば、そりゃ自然免疫も太刀打ちできないが、通常の健康体なら、この自然免疫でまず押さえ込み、次に抗体を作って外敵がある程度の数やってきても、対抗できる体制ができる。だから、病原体あるいはその抗原に接しないことには、抗体だのみの液性免疫は獲得されない。

だから、はしかパーティみたいな乱暴な接し方は推奨されないとしても、お外は開放系でウイルスは何某かの形で接する機会は普通にあるので、自然免疫で発症を抑えられる程度の健康体で、きわめて微量のウイルス(できれば弱毒化した)に接するということが、ウイルスへの免疫を獲得する自然な流れだと思う。 
その積み重ねが、必ず疫病は収束するということにつながっている。

だから、健康な人は普通に暮らせばそれでちょうどいいことになると思う。

感染イコール発症ではないので、元々持っている自然免疫をもっと信じていいと思っています。

インフルエンザとCOVID-19の検査方法の違い

インフルエンザ検査は、抗原抗体反応を利用した測定で、一方COVID-19は、PCR法で測定されている。

PCR法は、ノーベル賞を受賞したマリス博士が開発した画期的な方法で、原理的には、一個のウイルス遺伝子が検体に含まれていれば、陽性として検知することができる。ノイズを拾い難く特異性が高く、高感度。遺伝子増幅に時間がかかるので、その日のうちには結果がでない。
一方、一般の病院で実施されているインフルエンザ検査は、数十分で簡易判定可能で、ウイルスに対する抗体(動物由来の大抵モノクローナル抗体)を使って、それが結合するかどうかで判定する。ウイルスとの結合に特異性はあるけど、PCRのように増幅する工程がないため、ある程度のまとまった数のウイルスがないと、検出できない。つまり、ウイルスがあっても微量が故に、陰性になる可能性がPCR法よりも高い。

インフルエンザの検査も同じPCR法でもし行っていたら、感染してるけど、発症しない健康な人結構いますねってことになるはず。だから、インフルエンザより、COVID-19の方が感度よく検出されている分、広まりや危険性が強い印象に一見なっているけど、結局感染率や致死率は、同程度ということに代わりは無い。

COVID-19について未知でわからないことがあることや、検査用の抗体作成が未だなので、しかたなくPCR法で測定せざるを得ない状況で、そこにメディアの伝え方にも問題があるため、必要以上に「怖れ」が煽られているように思います。

重症の人が原因特定のための診断として用いる必要性はあるとしてもPCR陽性者がたくさんいることをことさら強調してもあまり意味がありません。

感染は液性免疫を獲得するために必要と考えれば、恐れることはない。そして、あくまで感染イコール発症ではない。

発症までいかないようにするには自然免疫の維持しかない。

自然免疫を維持するには、日頃からの食生活や十分な休息がベースにありますが、免疫を計る一つの指標、ナチュラルキラー細胞の活性(NK活性)、これを上げるには、高周波成分を含む、いい音を全身で浴びるといいことが、ハイパーソニック効果の研究結果からわかっています。自然音、和楽器やガムランの響きにはその成分がリッチに含まれているそうです。

かたや、自宅に籠もって、不安を煽るようなニュースばかり見ていると、NK活性は自ずと下がることになります。

外から言われて、内向きに何かを控えたりするより、
心を明るくしたり、自分を上げてくれる活動やアートに触れる場所に足を運んだ方が、免疫にはプラスになります。

自粛モードは、小規模のいいお店や大切な企画を潰すきっかけになり、社会機能を低下させ、結果個人にも悪影響をもたらします。すでに多くの方が、震災時の自粛で経験しているばずです。それを意味なく助長させてはいけないと思います。

ウイルスに対する消毒作業の限界

手洗いやうがいの励行が叫ばれていますが、それはほどほどでいいと思います。アルコール消毒をやり過ぎれば、手や指先の皮膚の表皮の油脂が除かれて、荒れやすくなり、皮膚のバリアとしての機能が低下します。殺菌用アルコール類は、買い占めの影響で売り切れ続出ですが、他に逆性せっけんなどの薬剤も殺菌に役立ちます。過去病院にいくと白い琺瑯の洗面器に医師が手をつけていた光景があると思いますが、それは塩化ベンザルコニウム、商品名オスバンで、それは3月1日現在、薬局で見かけます。ただ、オスバンは、指先が荒れやすいので、それより皮膚に優しい、クロルヘキシジングルコン酸塩液(商品名ヒビテン)がお勧めですが、入手が以前より困難のようです。喉のうがいには、イソジンが有効です。これらを使用することで、かなりの殺菌効果を得ることができます。ただ、外からできるだけ病原体を入れないことも大切とはいえ、それには限界があります。

免疫を上げる補助として

からだに侵入してきて闘う実行部隊としての免疫系を維持するために、栄養と休息を取ることが基本です。その補助として、医学実験データがあるものは、

〇 チャーガ:C型肝炎ウイルスを10分で1/100に <https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22462058>

プロポリス、乳果オリゴ糖(商品名オリゴワン)、ロイテリ菌などです。