基礎免疫・自然免疫には個人差あり

今回の武漢ウイルス禍にどう対処するのか、専門家のどの考えを取り入れるか? 諸説入り乱れて判断しづらい状況かと思います。

病原体への免疫の働き (犯罪に対する対処)

  1. 低病原性・少量病原体 → 元々の自然免疫で対処 (警察が軽い違反者から罰金取る)
  2. 低病原性・多量病原体 → 同上   (警察官増員で対応)
  3. 高病原性・少量病原体 → 自然免疫で対処し、免疫記憶成立 (逮捕後、前科)
  4. 高病原性・多量病原体 → ① T細胞性免疫で対処(機動隊出動)
  5. 高病原性・大量病原体 → ② B細胞免疫-抗体産生 (自衛隊出動)

専門家の先生によって、武漢ウイルスに対して、自然免疫で十分対応できているという捉え方もあるし、T細胞免疫で何とかなっているという見方もあります。大切なのは、上記5まですべての対処法で、自然免疫との連携が必ずあるということで、その能力には個人差があるということ。 風邪を滅多にひかない人がいる一方で、毎年風邪引いたり、胃腸の調子も常に悪い人がいます。それは決して年齢では計れない。また、その時の体調で自然免疫は上下します。だから、ある人の免疫系では、自然免疫で武漢ウイルスを処理できてるケースもあるし、ある人は自然免疫では対応できずにB細胞免疫まで動員されたケースもあるでしょう。

となると、自然免疫が十分働いて、免疫記憶が成立しないケースでは、いくら抗体や抗原検査をしてもバックグラウンド以下の反応しか得られません。また、免疫記憶が成立していても、生体は無駄なことをしないので、時が経つと、その病原体をブラックリストから外して、変異によって変装した病原体への対処が遅れるケースもあるでしょう。変異した株がメジャーになる前に、少数派の段階でウイルスに接しておく方が免疫のリンパ球教育には有利になります。

免疫担当細胞は、幹細胞から作られ、抗菌ペプチドや抗体はタンパク質から作られますので、それらの材料の供給のためにも、楽しい空間で仲間と一緒にステーキ会食、間違いなく最高の作戦です。

調査の結果、多くの人の血中にウイルスの抗体ができてないから、感染がこれから広がると脅すポンコツ学者もいますが、そもそも抗体 – 獲得免疫が作動する必要が常にあるかというと、そんなことはありません。カイコなどの昆虫を含む無脊椎動物には、自然免疫しかないことが知られています。ヒトを含む脊椎動物でも、感染初期の抵抗性、ガンや生活習慣病の予防、傷の修復などにおいて、特定の病原体だけに反応する獲得免疫よりも有効だと考えられ、依然として免疫の中心なのだと思います。 

自分としては、奥村先生と上久保先生の情報が科学的ベースもあって信頼できるのですが、自然免疫でこと足りるとなると、ワクチンビジネスあがったりになりますし、弱毒性武漢ウイルスが大量に行き渡って集団免疫確立してたということになると、水際対策を怠ったことを認めてしまうため、行政は上久保理論を取り入れられないのだと推測します。政治家が最も恐れるのは、感染ではなく、失政がクローズアップされ支持率が低下することです。

飲食店時短など完全な的外れ失笑失策です。密を避けるというなら、むしろ、飲食店時間延長、交通機関増便で、ゆったりすればいい。密になるなら、密でない別のお店に分散するとか、8人集まってもいいけど、4人席でちょっと離れて、お酒も一人2,3杯に抑えてなどなど、一律に禁止事項を増やして統制しようとするポンコツなやり方ではなく、お客としての個人に判断を任せ、お店側にも判断・対策してもらえるよう、行政がお願いする立場が健全なのではないかと思うわけです。

後期高齢者の方が、せっかくそれまで健康に生きてきたのに年齢だけで、感染リスクが高いと一律に区分けされて、ワクチンを打たされたり、行動を制限されるのはたまったものではありません。高齢になるのは生きていれば誰もが避けられることではないので他人事ではありません。そして、ワクチン接種が他国間の往来に必須のような仕組みになるのは、絶対反対です。

結局ヒトが目指すべきは、自由で幸福な生き方です。 どんな困難な状況でもそれを見失ってはいけない。ワクチン接種やPCR検査の義務化、行動の制限、これらは、進むべき方向性ではないはずです。とれあえず、今は個人の裁量で感染対策しながらも、生活における活動量をなるべく減らさないようにすること、それが周囲を活かし、自分もサバイヴすることにつながると思います。