万病の元、酸化ストレスのレベルを下げる – (1)

酸化ストレスマーカーの一つ、8-OHdGが低レベルで抑えられることは、がんや心臓病、認知症などの生活習慣病になり難い、つまり健康レベルが高いことを意味する。酸化ストレスを抑えることができれば、万病の原因とされる慢性炎症も抑えられ、昨今、Covid-19感染による重症化で問題となるサイトカインストームのリスクも低くなることが期待できる。

大雑把なイメージでいうと、体内がサビ難い、酸化していない状況をつくるということである。健康体であれば、活性酸素の消去系酵素が十分な働きをしてくれるため、速やかにO2ラジカルを消去してくれる。一方、エイジングと共にこの消去系もやや働きが悪くなり、消去されないO2ラジカルが細胞に傷害を与える。これが老化である。傷害によって、至るところで炎症が長期化し、慢性炎症となる。この慢性炎症が様々な疾患と関連していることが近年明らかになっている。

各種ビタミンやポリフェノール類など抗酸化物質を摂取することが、酸化ストレスを低下させることにつながるが、それ以外に、水素が豊富に溶存している電界水素水を飲用するという手段がある。サプリメント由来の抗酸化物質は、比較的分子構造が大きな分子であるため、作用部位が限定される。一方、水に溶存しているとその制限がない。

父の新居に浄水器を導入しようとして、いくつか検討していたが、日本トリム社の電解水素水整水器を選んだ。理由は、様々な研究機関との共同研究が進めれていることと、この水一本で勝負していることにも好感がもてたことによる。

https://www.nihon-trim.co.jp/research/collaboration/

初期投資はコストがかかるが、ボトルの水を買い続けるよりは低コストである。早速数日前から飲み始めてみたが、悪くない。 農業に用いている例もあるそうで、メロンが倍の大きさになるという収量増加が見込まれたり、養鶏所の給水に応用すると臭いが減るという応用例があるとのこと。

飲用ではなく、もっと直接的に点滴する療法を行っている施設もある。

点滴までしなくとも、飲用で同様の効果は期待できると考えられる。

水の重要性は誰しも認識していると思うが、長い目で見ると、悪くない投資ではないかと思う。

電解水素水整水を利用する際の注意点としては、水に溶存している水素は保存がむづかしい。長期保存できない。容器内ですぐ揮発してしまうので、きちんとした整水器でフレッシュな状態で使い切ることが大切である。他社の製品も検討したが、データの数値として示されていないことが多いので注意が必要である。