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rolfinger について

米国Rolf Institute認定ロルファー&ロルフムーブメントプラクティショナー。

ハイパーソニック効果

いい音楽をいい音で聴きたいという気持ちは,高校生以来ずっと続いている。LP盤から,CDに移行する際,デジタル化に伴い20KHzより高い音はカットしているとのこと。理由は,人間の聴覚が認識できるのがその周波数帯までというのが常識となっていることが根拠らしい。

しかし,実際にはそうではなく,40KHz以上の周波数をカットせずに,原音ができるだけ忠実に再現される大容量のデータをそのまま再生する技術が可能となった。いわゆるハイレゾである。

超高周波の音を含むハイパーハイレゾ音源には,なんと基幹脳を刺激する働きがあり,ハイパーソニック効果と呼ばれて研究が進んでいる。 基幹脳が刺激されると,免疫細胞の一種ナチュラル・キラー細胞が活性化され,血中のストレスホルモンが減少する効果が確かめられたという。

しかも,高周波部分だけ被験者に聴かせても効果は得られず,その他の周波数帯の成分もハイパーソニック効果を発現するには必要とのこと。

なんだか,一成分を取りだしても効果がでない辺りは,漢方のような作用である。

もう一つ非常に興味深いのは,このサウンドの効果は,ヘッドフォンでは得られず,スピーカーを通して体表がそれを感知する必要があるらしい。

となると,皮膚の表層の細胞が音波を感知して微細なレベルでゆらぎ,それが結果的に基幹脳まで影響を与えるというのだから,触れるか触れないかの微細なタッチであっても,相当な影響があることが予想できると思うのは都合がいいだろうか。

 

産後のセッションの感想

先日,無事お子さんを出産された方がセッションにいらっしゃいました。以下,ご本人の了承を得て,感想を転用させて頂きます。

昨日、ふとおなか周りを眺めたとき、なんとなくシェイプが変わっており。
感覚を向けてみると、内蔵のおさまり感、それに、丹田の辺りにどっしりとしたものを感じました。

…ハラが決まれば、内蔵も居場所を見つけられる。
そういう感じがあり。
今回のセッションで1番変わったのは、実はハラだったんじゃないかなぁ? と思いました。

セッション中、からだから伝わってきた強くなりたい、という想い。
…強さってなんだろう? と思いながらのセッション後半に、膝の柔軟性が出てきたことや、揺れてもいいと思えたこと。

ハラ感覚の変容と強さへの想い、膝のこと。それってどういう関係なのかなぁ? …と、今は思っています。

また出来事として、なんとなく数ヶ月未読にしていたメールを開いて、返事を書きました。
うやむやにして保留にしていたこと。
引っ張り出して、見つめて、actする勇気を得たのかな…と。

新しいハラ。
続けて伺って、あれこれ色んな角度から眺めたり使ったりしてみたい気持ちもありますが、

しばらく自分の居場所で、日々味わい付き合ってみようかと思います。

想い、つのっていたんだなぁ。機が熟したのだなぁ…と、長くなりました。

10シリーズ・ロルフィングを既に終えられた方で,産後特に調子が崩れたわけではないが,バランスをより整えたいのでセッションを受けたいとのご希望でした。主に骨盤底下の支えを充実させるワークを重点的に行いました。特に内臓空間に直接的な働きかけはありませんでした。

 

10シリーズRolfingを終えた後,数回SEを受けた方からの感想

以下ご紹介します。

◆ロルフィング~SE~現在の変化

ロルフィングを始めてから1年ちょっと経ち、変化したことを挙げたいと思います。
以前の自分からは想像もできないような変化がいくつもあり、特に精神面での変化に感動しています。
生きているだけで満たされていて、光や風や緑や海に感動して泣くなんて事は自分には一生起こらないと思っていました。本当に感謝しています。

・ハイヒールばかり履いていたが、徐々に履きたくなくなり、今は年に数回しか履か なくなった

・洋服の締め付けに違和感を感じるようになり、ゆるい服を着るようになった

・冷えに敏感になった

・疲れに敏感になった
(疲れやすくなったと感じていた時期があったが、疲れに対する感覚が鋭くなったからだと思う)

・声が低くなった
(声が心地よく体の中に響くような感じがする事がある)

・肩こりが軽くなった

・マッサージに行かなくなった
(安心できない人に体を触られたくないと思う)

・人混みが苦手になった
(今までは人混みが落ち着くと思っていた)

・海の近くに引っ越した
(小学生の頃から夢だった)

・自分の体を否定しなくなった

・セッション中に微細な感覚をとらえようとすることで、身体が驚くほど多くのメッセージを送ってくれている事に気付き、身体は細胞レベルで生きようとしていると実感した

・一人じゃないと感じるようになった

・今までは落ち込みや不安に飲み込まれ、心が敵になることが多かったが、心も私の命を輝かすために、身体とともに何よりも私をサポートしてくれていると強く感じるようになった

・死にたいと思う事がなくなった(本当に嬉しい)

・生きているだけで幸せと感じる事が増えた
(今までの人生でそんなことを感じた事はなかった!)

・光や風や自然の美しさに心から感動する

・母親との関係に向き合い始めた

・父親を亡くしたことを、初めて悲しむことができた

・人といる時に、過剰に自分を演じる度合いが減った

・自分と他人の境界が以前よりはっきりしてきた

・自分の安全を守ることを大切にしだした

生きる姿勢

10回のRolfingシリーズを終えた方からのレポートが届きました。その中に印象的な記述が含まれていましたのでご紹介します。身体の姿勢だけでなく,生きることに対しての捉え方に違いが生まれたのかもしれません。

 

以下一部を転載します。

ロルフィングを受けて何が変わったかは、表面的にわかりやすい姿勢や自分の体の快適さはそうだが、自分の中で大きく変化したこと、感じていることを言葉にすると死にたいと思わなくなったこと、別に今死んでもいいやという無感覚な感情を持たなくなったことだと思う。

なんとなく小さいことから生きるのが辛い、生きづらいと思っていたし、好奇心が旺盛で色々なものを楽しむことが出来ても情熱的な感覚の裏側にはいつも冷酷な自分がいて、考えを巡らせると日々を過ごすことは暇つぶしのようなものだという虚無の世界にたどり着いてしまう。

結果生きていても死んでも一緒と心の底ではいつも思っていた。

最近は自分の内側の感覚と外の世界の隔たりが大きすぎて揺すぶられることに疲弊していたし、実際痛みが体から離れないことで物理的にも辛く感じていた日々が多かったために、その感情はここ何年かは一段と大きくなっていた気がする。今は過去の物にも、先のものにも囚われずに良い意味で無心でいられる瞬間のほうが多くなってきたし、何かに突っ込みすぎる自分を冷静に見れる自分もいる。自分の心の中の核心というかどうしても囚われずにいられないものはあまり変わりがないが、それでもその感情をふと投げ出すことが出来るし、先の見えないものに対する不安や焦りは無くなっている。

 ロルフィングを終えて、何が不安かわからないような子供の時期以来、所謂社会の中で生きるようになってから、今までで一番穏やかに日々を刻んでいっているような気がする。

全文はこちら

 

Pre-nerveな領域

ここで発展させて技法,The Art of Yieldについてのインタビュー記事を書いてくれた,Kathy McConnelが,2年前にワークショップの中で,このワークの扱う領域は,pre-nerveだと表現したことを思い出した。

細胞が生存し,増えていくときに足場となる母胎を必要とし,細胞骨格のダイナミクスを得ることが必要となる。このワークは,その原初的な振る舞いを刺激することになるが,それは,神経支配となる前の状態への個々の細胞へのはたらきかけになる。

 

 

 

 

福島・郡山ワークショップ

今回で9回目となる郡山訪問。

複数回参加してくれている福島市在住の男性が,このワークショップに参加してきて,3.11の震災の前より,むしろ調子がいいと語ってくれた。

また,いわき市在住の女性は,本当は毎回参加したいのだけれど,3.11以降,家の状況は一変してしまい,家に籠もるようになってしまったという。以前は活動的にボディワークやワークショップを受けに東京まで出てくるような活動的な生活を送っていたにも関わらず。気持ちが外に向かないために,今回のワークショップもそうとう思い切る必要があったとのことだった。とても今回の活動にも感謝をしてくれていた。

似たような状況の方が,潜在的にいらっしゃる可能性を考えると,今後さらに継続してワークショップと個人セッションをしていく意義は高いと改めて思った。

 

 

 

 

西洋医療処置との違い

ロルフィングで行うこととオーセンティックな医療処置との違いは大雑把にいうとこんなところです。

1.固定するのではなく,空間と動きを与える。

2.感覚を鈍くするのではなく,感覚を上げる。

3.薬や療法に依存した状況から,責任をとれるように促す。

 

  1. どこか痛めた場合,なるべく動かさないようにする処置が初期の医療処置には必要ですが,回復のためには,傷の治癒と経過に応じて,損傷した場所と周辺の関係性を取り戻すためには,少しづつ動かしていくことが必要です。医師はあまり責任をとりたくないので,永遠に動かすのはだめという脅しをかけるケースもあります。セカンドオピニオンを求めつつ,自分の責任のもとにリハビリする選択もあるでしょう。その場所に動きがあれば,血液やリンパなどの体液の循環も促されますし,動きがあることで感覚も出てきます。
  2. 耐えられない痛みを一時的に回避するのに,鎮痛剤を処方するのは必要かもしれません。しかし,大元のことを考えると,無理に仕事をするより,身体は休息を必要としているからその痛みを表現しているかもしれない,と考えてみるのも悪くない想像です。そのサインを神経細胞を死滅させる薬剤を注入する神経ブロック注射でごまかし続けるのは,いかがなものでしょう。痛みを感じる感度は落ちます。当然ですが,そのセンサーをなくしてしまうわけですから。痛みをないものとしてしまうと,そのツケはどこかにでてくる可能性は大です。ロルフィングは全体性を回復するのにつながりをつくっていきます。その過程で様々な感覚が戻ってくることが多く観察されます。また,痛みや負担が掛かっている箇所の負荷を減らすには,負荷をかけなくていいような繋がりのある状態や動きができるように働きかけます。
  3. 痛みや違和感に没入したり,圧倒されていると,そのことに対して責任をとることを忘れがちです。その状況になっている様々な要因を作りだしているのは,まず自分であって,それを少しづつでも変えられる可能性を持っているのも自分です。この状況では仕方がない,変えられることなど一個もないと思い込んでいる場合は,とことんそれを味わうことも大切です。でも,可能性は常にあります。どんな状況でも少しずつ違いを作っていけば,全体も少しずつ変わりはじめます。ロルフィングで目指しているのは,シリーズが終了するころには,とりあえずバランスを自分の責任でとれるようにすること。依存するようにマッサージや整体に通っていた状況から抜け出すと,そのことによって,自分への信頼が高まってくるのを感じる方は少なくありません。一時的なほぐしを否定はしませんが,依存からそれを楽しみとして受けるスタンスでは意味が異なります。これは体験からしか感じることができないので,お伝えするのは難しいでしょう。

 

ロルフィングシリーズ終了後,半年経過して

昨年末に10シリーズを終えた方から,半年経過後のレポートをお送り頂きました。おもなところを抜粋します。

↓↓

施術していただいて一番はっきり感じた変化は後頭部〜首〜肩の痛みが少なくなったことなのですが、その軽さは半年経った今も継続しています。

以前は1ヶ月のうちで「あぁ、マッサージに行きたいなぁ」と思うことが何度もあったのですが、今はそういったことがなくなりました。

・左膝の痛みが消えたこと(通常食に戻して10日目くらいまで無痛状態が持続)

・ロルフィングで痛みが軽減した肩周りに、さらなる軽さが感じられたこと

・月経期間が通常の1.5倍くらい長引いたこと(ファスティングは老廃物の排出を促進すると言われていますが、その影響か?)

など、わりとはっきりとした変化を感じました。

それと、ものごとを悲観的に見る傾向が少なくなりつつあります。

身体のことを考えたり感じたりしていた結果気づけば心も変わっていたし、身体から心へアクセスする手段があることを知りました。

↑↑

1回目から10回目までの全文は以下のサイトに掲載。http://rolfing.asia/pg214.html

60歳を超えて、今の自分が一番軽やかで元気だ、 と自信を持って言えるのが嬉しい

先日,10シリーズを終えた方から,感想をお送り頂きました。ご本人の了承を得て,掲載させて頂きます。


セッション10回シリーズを終えて

幼少時より神経過敏で疲れやすかったのですが、
50歳を迎える頃、身体の不調に耐えられなくなりました。
長年の不調が絡まりあい、堆積し、日々何とかしたいと焦りながら、
ドクターショッピングから始まり、様々な療法を試して10数年、そして、ロルフィングに出会いました。

『筋膜の緊張を取るには、ロルフィングがいいですよ』と、
あるカウンセラーに勧められ、翌日には予約しました。

ほとんど予備知識がなかったため、
なぜ歩かされるのか?
なぜ写真を撮られるのか?
なんだか不快感がありました。(恥ずかしいからです)

2回目、いつものように『今はどんな感じですか?』と田畑さん。
わたしは痛い所、痺れている所を答えました。

『楽になった所があるでしょう?』ともう一度尋ねられた時、
あら探しばかりしている自分に気づき、唖然としました。
恥ずかしがるのは違うな、田畑さんを信頼しついて行こう、
と思った瞬間でもありました。

普段の日常生活でも、
自分の身体の内部に意識を向け始めました。
すると、身体は様々な情報を、常にわたしに発信してくれていることを知り、
自分の身体を愛おしく思い始めています。
また、身体ってなんて面白いんだ、と大きな発見をした気分です。

ロルフィングは、施術者と受け手の協働のようにも感じました。
自分が能動的に関われるのも嬉しいです。

色々な症状が出ては消え、出ては消えを繰り返していましたが、
後半から、身体の内部が連携し始めたようです。
今は、驚くほど首肩が軽く、よく回るようになり、
圧迫されるような頭痛は消え、喉のつまりも消え、
右脇の鈍い痛みが、ごそっと取れた時にはびっくりしました。
10年来の不眠も消えています。
思いがけず、気持の切り替えが早くなったのも嬉しいです。

60歳を超えて、今の自分が一番軽やかで元気だ、
と自信を持って言えるのが嬉しいです。

軽く、あたたかいタッチの田畑さんの手、指は、
眠っているわたしの身体に、そっと語りかけているように感じます。

ネガティヴなこと、余計なことはおっしゃらない、
そして断定なさらない。
そんな姿勢の田畑さんの言葉が、今も心に響いています。

10回シリーズを終えてもうすぐ2週間。
体内の修復作業が、今も続いているのを感じます。
しっかりと身体の内部を意識しながら過ごしたいと思っています。
ありがとうございます。

2016年4月6日

体験者からのロルフィングの特徴

顎関節症と診断され矯正歯科で長期治療を行ってきた方が,10シリーズロルフィング体験として,7回目の後,以下のような感想を寄せてくれています。

” 施術後にかなり間が空いていても、身体になんらかの前向きな変化があるのが、ロルフィングとほかの施術との違いであることに、最近気が付きました。

施術直後と施術後しばらくたってからでは、体感が違うのです。
何がどう、というのを細かくは言えないのですが、立ち方が楽に安定してきたなとか、
そういうことにふと気が付くのです。

気付いたときに、身体のどこかが楽になっている。
それがわたしが思うロルフィングの魅力の一つです。”

第1回目からの体験の全文は,以下のサイトでご覧頂けます。

顎関節症と診断された方のロルフィング体験