Post 10 調整セッションについて

髪の毛を切ってもらうために,床屋さん若しくは美容師さんにお願いする場合に,上手な美容師さんに切ってもらうと,髪がの伸びた時まで,両サイドや前後のバランスがよくて,数ヶ月先まで長持ちするのですが,一方,安いけど下手なお店で手早く済ませると,結局のところ,すぐ左右の違いや,粗が目立ち始めて,すぐまた切る必要が生じたりします。

身体アプローチも同じで,セッションしたすぐ後だけいいけど,長持ちしないところに通う回数が多くなると,回数と時間をかけると,単価は安いかもしれないけど,時間のロスや快適度合いを考えるとトータルにお得とはいえないことになります。

以前は,単発の調整Post10セッションは,通常より料金を低く設定していたのですが,クオリティの高いものを提供できれば,それだけ,長い時間快適でいられることになるから,下げる必要はなくて,むしろそのクオリティを上げる方に集中とエネルギーをかけた方がいいと今は思っています。

これにはいろんな考え方があるので,どれがいいとかはないです。10回せっかく通ってくれたから,メンテナンスは安く気軽に来て貰える設定にしています,という考えもOKだと思うし,何となく顧客を大事にしているニュアンスも出せるのでそれも一つの考え方ですが,それだと,どこかで顧客を囲うことにもなります。

Post10には,10回後の状態に維持するという意味で使われるのですが,身体の分子は3ヶ月あれば置き換わってしまうことを考えると,ある状態を保つこと自体が難しいわけで,変わり続ける中で,ベターな状態を探せるように,プラクティショナー側も進化し続けなければ,対応できないでしょう。

料金は厳密な意味でいろんなものをダイレクトに反映します。安いことにも高すぎることにも隠された意味があるので,丁度いい,交換ができるように設定するのは意外と奥深い作業です。