災害に際して,避難指示はでていたのか?危機管理はできていたのか?どこに責任があったのか?などなどいろんな意見がでる。 どこからどこまでが安全な領域なのか?,突き詰めると答えはでない。
ただ一つ言えるのは,必要な時に身体感覚を通して,いざというときにそれを察知できるかどうかが鍵なのだと思う。 周囲の状況や情報はあくまで参考としても,これはいよいよマズイっとなった時に身体は絶対に反応してそれを教えてくれるはずだ。
身体感覚がしっかりあるかどうかは,なにも運動ができるとかダンスがうまいとか,関係ない。思考や他の人の考えばかりを優先するのではなく,とりあえず,腑に落ちることを優先させて,誰かの考えではなく自分の身体の声・感覚を感じるようにするとどんどん育ってくる。
そうすれば,いざというときに,危険を事前に察知するだけでなく,人生の大きな流れに自分が乗っているのかどうか,身体がセンサーとして働いてくれる。
固有の身体のセンサー,それを育てることが,この先の険しい時代を生き残るための武器になると思う。