「空間身体学」 宣言

人生の中で、何かを宣言する機会ってほとんどないと思いますが、先日のVACANTでのイベントを、空間身体学という学問を提唱する日にしましょう、という片山洋次郎先生の御提案頂きました。敬愛する先生と一緒に宣言するのは誠に光栄です。 

身体を理解する上で、既存の概念には収まらないので、新しい学とすることで、様々な分野からの賛同を得たいと思います。

そこで、片山先生との間でとりまとめた「空間身体学」骨子です。

空間身体学:

・空間に対して広がりを持つ存在として身体を捉え、その在り方を研究する

・身体は空間から孤立した存在ではない

・身体のバランスは、外部環境との絶え間ない相互作用によって成り立つ

・それらの関係性の中で身体を動的な存在と捉え、身体とは何かを動的感覚による  実践的体験を元に探求する。

“ロルフィング・整体ばかりでなく、多様なボディワーク、瞑想、ヨーガや、武術、ダンスなどの領域で、身体を空間への連続体と感じている人たちとともに、身体と空間をつなぐ”学”を起こしていきたいと思います。さらには景観や建築やモノと身体のつながりをも探求していけると面白いことになりそうです。” (片山先生談)

どんな展開になるのか、来年から楽しみです。