美しい街並みのサンタクルーズ。リベラルで革新的な雰囲気は居心地がよかったです。
今年の4/1〜4にカリフォルニア州サンタクルーズで,私のワーク(Yielding work)を紹介するワークショップしたときの写真です。
Yield: An Alternative Perspective for Effecting Structural and Functional Change Part 2
with Hiroyoshi Tahata, Rolf-Movement® Instructor
This 4-day exploration presents new dimensions in working from the perspective of Yield. This reality reveals itself naturally when a practitioner attends to their own interoceptive state. Shifting to this point of reference establishes a field of transformation.
Yield is an active orientation and contact with the scaffold (the cellular matrix). The cell is the minimal unit of life. The cell/embryo needs to interact with its surroundings for survival and growth. This interaction is the most primal movement of life. After moving independently, the cell forms an interactive relationship with its surroundings, transforming itself toward greater “order” and a collective and functioning form, such as an organ.
Random fluctuation is irregular movement with no constant frequency.
The accumulation of random fluctuations of the cell may be important for a shift to coherency and “order”. Cellular motility transforms into the collective form by accumulating the signaling of random fluctuations. These fluctuations serve the purpose of promoting coherence and systemic integration. Yield underlies all other movement and supports the emergence of a coherent and motile field throughout the body, cultivating both depth and reorganization.
This training will:
1.Focus on Core session (the 5th hr to 7th hr ) of 10 series with Yielding touch.
2. Introduce new approach to cranium through mouth and nose and core space.
3.Explore connectivity of the client’s body to the space around with hands-off.
4.Deepen the practitioner’s ability to resonate with the field relationship arising between themselves and their clients.
Dates: April 1 (Wednesday) – 4 (Friday) 2015
Location: Subud center
Instructor: Hiroyoshi Tahata is a certified advanced Rolfer and Rolf Movement Instructor, living in Tokyo. He has worked as a research biochemist at the Hayashibara Biochemical Laboratories for 9 years where he studied megakaryocyte potentiating activity.
For more information & photos of Hiro’s work: http://www.rolfinger.com/HirozWork.html
To register: contact Carol Agneessens. carolagneessens@mac.com
This workshop will be open initially to peer faculty participants. It will then be open by invitation to colleagues who have expressed an interest in Hiro’s work.
ロルファーの三浦正貴さん,大久保圭祐さんと共に開催したロルフィング説明会。
今回ご参加頂いた方に対して,実際のセッションのデモを担当しました。
最近の傾向としては,空間との関係性を扱うことが多くなり,そのワークが反映されたデモ内容となっています。 筋膜構造を直接的にしっかりしたタッチで扱う,というベーシックなテクニックは用いず,変化がひきだされるような場を整え,内側からの反応がでてくるのを待ち,見守る,なかなか実際にどうように働きかけするのか,言葉で伝えるのは難しいですが,動画を見て頂くのが手っ取り早いです。
むち打ちからの回復には,知覚からのアプローチがとても重要です。
全長約45分,説明しながらのセッションでしたが,Rolf Instituteからの指示により,セッションは30分以内に収まるように加工しています。主に見守って待つ時間をカットして編集しています。
アイダ・ロルフ博士の生誕を記念して,各地でロルフィングのイベントが開催されました。私達6人のグループは,5月17日日曜日に子供さん対象で行うキッズ・ロルフィングをすることになり,三浦正貴君がオーガナイズを率先して引き受けてくれました。告知から募集・受付まで時間とエネルギーを使う仕事,こういう地味な積み重ねで徳を積んでいるに違いない,ありがとう三浦くん!
子供さんへのロルフィングは,通常の枠と異なり,大変な勉強になります。気分に正直なので,間合いの取り方やコンタクトするまでに時間がかかったり,結局のところ決められた時間の中で,できることをしていく。今まで何を学んだかとか,いつも何をしているとか,肩書きとか,そういったものが子供には関係ないので,素の状態で向き合って今に集中するしかありません。
小さいお子さんは特に,大人から通常得られるような言葉のフィードバックは返ってこないので,観察力をフルに使って身体からのかすかな情報を頼りに進めることになります。
今回は親御さんも含め5人の方にワークしました。その中でお一人障害を抱えるお子さんを担当したのですが,少しでの何かのプロセスが進んでくれたらいいなあと思います。お母さんの期待とかこちらで出したい結果とか,周辺のことはその時身体が求めることとずれていたりします。何かしら次のセッションに橋渡しできればそれでよかったのかもしれないし,お母さんも気づかないような微かな変化がもたらされたかもしれない。とにかく,それはそれとして,やったことにOKを出してクローズするしかありません。
こういうことはとにかく続けていくことが大切なんだろうな,という気がします。
キッズ・ロルフィングは,自分のワークを見直すいい機会になります。
今回で5回目となる片山先生とのワークショップ。毎回楽しい体験です。
空間に対して働きかけるという斬新な内容にも関わらず,参加者のみなさんが,違和感なくついてきてくれるのも驚きでした。参加者どうしでペアを組んでの交換ワーク後,みなさんいい感じになってるのを観るのはいつもうれしい。
息子さんの活之さんの最後のコメントもとても感動的でした。お父さんへのリスペクトを忘れず,でも自分に正直であろうとする姿勢は,いつも真摯に受け手と向かい合っているからこそ,なのだと思います。
違う切り口から入っているようで,片山先生の身がまま整体とYieldワークベースのRolfingワークには,驚く程の共通点があります。それぞれを別の視点から眺めると,それぞれのワーク自体が立体的な解釈となります。無意識でしていることや当たり前にしていることに,秘密やコツが隠れているのだけれど,それが表にでることで,ワーク一つ一つの意味合いがまた変わってくる。そんな発見がいくつもできる貴重な時間です。
片山先生ありがとうございます。活之さんもありがとう。
アシスタントの鹿野さん,安西さんありがとうございます。
それから,このクラスを企画取りまとめてくれている藤本靖さんに感謝です。
来日する度,レーネンさんのセッションを受ける機会に恵まれています。
サイキックでスピリチュアルな方々はたくさんいるけど,信頼できる情報を提供してくれるのは,全体の比率からすると,ほんのわずかです。
レーネンさんの情報はいつも正確でそして厳しく,温かい。
自分の今のワークの鍵である,心地いいところからワークすることに,ずっとレーネンさんは後押ししてくれました。
身体が決していい状態とはいえないのに,毎年ハワイ島からはるばる来てくれるその情熱にいつも感謝しています。
レンタルサーバーを引っ越しして,気持ちも新たにまっさらな状態から開始しようと思います。
1998年4月30日にロルファーとして認定され,先日の同日時を持ちまして,17年目に突入です。キャリアとしては,先達が30年以上はざらにいらっしゃるので,まだまだ新米として新たな気持ちで臨む所存です。
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先週の10月9日,10年ぶりに松江を訪れた。
島根大学の恩師,柴田均教授の退官記念と最終講義に参加するためである。所属していた,研究室は,ラン藻を太陽電池として利用するという独創的研究をされた落合英夫先生が,岡山大学勤務時代に当時修士課程だった柴田先生と共に松江に来て研究室を創られたのが始まり。その後すぐ,落合先生は,研究室の卒業生である澤嘉弘先生を助手として迎え,落合 – 柴田 – 澤の”生化研”ができた。未だに研究室は10年ごとに集まり,卒業生の研究室への思い入れは強い。これは,他の研究室や学部には見られない特色で,その理由は,3人の先生の円滑な協力体制と信頼関係がコアになっていたことが一つの理由だと思う。 研究の業績や就職が優先されるようなこともなく,今考えると,チームワークのお手本がそこにあったような気がする。
なので,事あるごとに研究室をふと思い出すことがあるが,どこか心のよりどころになっている経験であり,単なる通過点というよりは,ホームとしての感覚が強い。
落合先生はすでに退官されているが,松江に帰れば,研究室には柴田先生と澤先生がいて迎えてくれるような気がいつもしていたが,柴田先生の講義を聴くのはもう最後なのかと思うと,寂しい気持ちでいっぱいである。
柴田先生の最終講義では,チューリップの花びらの開閉には,アクアポリンというタンパク質が,水分子の通過をリン酸化・脱リン酸化によって調節していることを明らかにし,インパクト指数の高い論文にも掲載されたことを知った。非常に興味深い研究であることと,国の地方大学への締め付けが厳しくなったいる流れの中で,すばらしい結果を残されていることを知り,感動した。そこには澤先生を始め学生さんとのすばらしい連携もあったのだろう。
学部長になられたあたりまでは知っていたが,生化研のほとんど隣にあった別学科の研究室にいらした山本先生が学長になって,親交のあった柴田先生を副学長に指名したとの経緯を知った。人と人とがうまく信頼で繋がり連携しているすばらしい例である。そして,退官記念パーティにも多くの卒業生が集まり,柴田人気は健在だった。
この研究室に3年間在籍して本当によかったとしみじみ思う。
澤先生が退官する前に遊びにいかなくっちゃ!