ガンディーの名言

NHKの100分で名著という番組で,ガンディーが取り上げられた回を観ました。

“良きことはカタツムリのようにゆっくり進む。だから、自分のためでなく人々のために働く人は、いたずらに急がない。なぜなら、人々が良きことを受け入れるには、多くの時間が必要なことを知っているからだ。”  - ガーンディー

つい成果をすぐ求めたり,お得な情報で欲望を満たし,せっかちに成りがちな現代人にとって響く言葉ですし,身体教育にも当てはまります。

ロルフィングのプロセスに翻訳すると,こんな風に:

”良き変化は,カタツムリのようにゆっくり進む。だから,施術者自身のためでなく,受け手のためにワークする施術者は,いたずらに急がない。なぜなら身体が良き変化を受け容れるには,多くの時間が必要なことを知っているからだ。”

 

最終的にいい着地点を見つけた10シリーズ 〜 トラウマや投影を越えて

先週120min枠で10回シリーズを終了された方から最終セッションのレポートをお送り頂きました。

以下,紹介します。

10回目。田畑さんが居て自分が居る部屋・空間で、私は素直に横になっていられた。  ぴりぴりする緊張感やもぞもぞと落ち着かない不安や恐怖なく、そこに居られた。  田畑さんの言葉を素直に聞こうとし、余計な思考で頭をうるさくしないでいられた。

これは 初めて人を怖がらずにこの場に居ようと素直になれたこと。 人と安心して居られたことだと思った。

“身体の地殻変動”10回のセッションを終了して思い浮かんだことばがこの言葉。まさに深部から生ずる力による変化です。

ほとんど触れるか触れないか・・身体に対して最小限の接触だけ。それ以上具体的な働きかけを感じないのに 何かが変化する不思議。

患者に近づきもぜず、といって離れるでもなく 自分の存在を押し付けるでもなく、距離を取ろうとするでもなく。

初めはそれがいいのか嫌なのかよくわからず、ちょっと困りましたが 今はその立ち方がとても良かったんだと思えます。

こちら側の勝手な思い込みや理想の投影をきれいに受け流してもらえ、変な緊張や期待を起こさずに済んだからです。

施術後半6回目以降は、直後は心穏やかで身体も温かくとても気持ち良いのに 1日経つと何とも言えず心が落ち着かず 気分が落ち込む感じになりました。  これは 身体の変化と心の変化のズレから来るものなのかと感じました。

ですから今は、ちょっと遅れての心の地殻変動が始まりだしている時なのだろうと感じています。

何事も“変化”というのは楽しいばかりではないという事を実感しています。

最後にこの10回のセッション 受診前に思っていたものとは全く違う
想像以上の変化を 体感・実感させて頂きとても感謝しております。

ありがとうございました。

Rolfer’s Note: セッション中盤から,身体が整っていくことに反して,トラウマ的な体験を思い出したり,ロルファーとの距離感や投影などが表面化してきたセッションでした。施術側としては,間合いを詰めすぎず,かといって離れすぎない距離を大切にしながら,セッションを進めました。最終的にいい着地点が見つかり,シリーズ中盤に浮上してきたトラウマや投影を越えてシリーズを完結できてうれしく思います。

上記はいくつか抜粋した形で掲載させて頂きましたが,完全版は以下のページにアップしています。http://rolfing.asia/pg203.html

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腸内環境の重要性

”ある種の腸の細胞は,特定のタイプの細菌を認識し,この細菌を認識したことで,免疫細胞が健康に欠かせない物質を放出する。”

土と内臓  微生物がつくる世界

デイビッド・モントゴメリー+アン・ビクレー著 築地書館

非常にインパクトのある知見です。消化管内は空間的には体内にありますが,解剖学的には体の外の空間として扱われ,体内の主要な代謝や免疫とは距離がありました。が,この知見によって,腸内の菌が,積極的に体内の免疫に影響を与えているということが示唆されたわけです。

ということは,つまり想像以上に腸内環境は重要で免疫と密に関連しているということになります。

腸内環境を安定した状態に保とうと考えた時に,その菌叢の質,つまりどのような菌がどのような割合で含まれているのか?  抗生物質を服用すれば,当然全体の菌数は減少しますが,服用を止めた後に全体の菌が同じ割合で増えてくる保証はありませんし,食品添加物としての保存料の増殖抑制も細かくみれば,菌の種類によって効きやすさ,感受性が異なるはずです。増殖速度も菌によって異なることを考えると,腸内の菌叢にむやみに悪影響を与えない食生活が極力求められるような気がします。

食生活の乱れは,免疫系に直接的に影響を与えるので,食品に対する捉え方をもう少し見直してもいいかもしれません。