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Rolf Instituteの季刊誌にインタビュー記事掲載

今月発行されたRolf Institute®の季刊誌Structural Integrationのコラム欄Faculty perspective(教員の視点)として,インタビュー記事が掲載されました。

聞き手となってくれたのは,今年の春にサンタクルーズで開催したワークショップに参加してくれたベイエリア在住のロルファーKathy McConellさん。実際に学んだ内容をセッションに取り入れて,効果を上げているとのこと。

彼女のクライアントは,あまりタッチが軽いのに変化するので驚いているそうです。また,ある長く通っているクライアントからは,

”ロルファーが何もしなければしないほど,私はより多く感覚が増すようだ。”

というフィードバックもあったそうです。

日本で発展した技法が,こうして海外でも使われ広がって行くのはうれしい限りです。

以下の場所から全文が閲覧できます。

The Art of Yield

 

 

 

セッション中に提供する情報について

ワーク中にこちらから受け手の方に言葉でお伝えすることは最小限でありたいと思っています。セッション中或いは後に,身体がオープンになっている状態で入ってくる内容には注意を払う必要があります。無防備な状態で入ってくるので,それが深層の意識まで影響を与える可能性があるからです。

セッションしていて,どこどこでこんなパターンを指摘されたとか,あるインストラクターにこう指導された,ということに非常に影響を受けすぎたり,それに執着していることをたまに目にします。こうした情報は的を得ている場合もあれば外れている場合もあるし,今現在はそこに拘らなくていいことがほとんどです。にも関わらず,その言葉が深層心理にこびり付いてしまっているのは,かえって害になります。表向きクライアントのサポートをしようと見せかけつつ,実はプラクティショナーの思い込みを押しつけている例も少なくないように思います。

さらに,身体や知覚を通しての働きかけが中心ですが,その入力情報によって,受け手のシステムがどんな反応を示すか?については自由であり,施術側が何かを期待して観ていることが,受け手が起こしたい変化を阻害することにもつながるからです。

言葉や説明が足らないと思われがち?かもしれない田畑のセッションですが,その姿勢を汲み取って頂けるとやはりうれしいです。

先日10回のセッションを終えた方が,メールで以下のような感想をお寄せ頂きました。ご本人の許可を得て紹介させて頂きます。

↓ ↓

”今までいくつかボディワークを受けてきましたが、終了後に施術内容や注意事項の説明を細かくしてくださる方もおられました。

しかし今回のセッションを通して、そういったことは私の“自分で感じる力”“自分で直す力”を削いでしまうのかもしれないと思うようになりました。
田畑さんがご自分から仰ることは必要最低限のことのみだった(とお見受けする)ので、ともすれば訊き過ぎてしまう・答えを他者に求めてしまいがちな私にとっては、そういったスタンスでいてくださったことはありがたいことでした。
質問すればもちろんやさしく答えて下さいましたが、それもすべてを言うのではなく、少ない言葉の中で示唆してくださるということが多かったので、そのおかげで自分の感覚を大切にすることができました。

いつも丁寧に接してくださり、ありがとうございました。とてもうれしかったです。”

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交通事故の影響のある方へのセッション

交通事故によるむち打ちの影響がある方へのセッションです。

RolfingSessionByHiro

セッション後の写真データから;

第1回目のセッション直後より,一ヶ月経過後の方が,より身体の統合が進んでいることが観察できます。首は頭部をより垂直に支えています。

以下,お寄せ頂いた体験レポートの抜粋です。

〇第1回目のセッション当日

自分の元の体にもどるという所に魅力を感じて施術を受けることにしました。

背中の下に手を置かれ、それを抜くと体が開いてマットに背中のつく面積が多くなる感覚がしました。それが、もっと呼吸が深くなり楽になる助けになってくれている感じがしました。

感じること、感覚を考えようとすると呼吸が浅くなるような感じがしました。

 

終わった後は胸が開いて、楽になった感じと肩が軽くなりました。

〇3週間後

生理前後で頭痛、眼痛がありました。意識しないと肩が内側に入ってしまうことがありました。意識して、深呼吸をすると体が覚えているような感じがして、以前よりも深く呼吸ができました。

〇第2回目のセッション当日

施術が進むと、体がどんどん緩み、マットへの体の接地面が多くなる感じがしました。

左足首に何かないか?と言われた時に、そういえば左足の股関節を痛めていたことを思い出しました。(病院では異常がわからず、遺伝?重いものを持つ、歩きすぎると痛む。)その影響か、足首は回すとボキボキ音がするのですが、慣れてしまって忘れていました。

施術後、足の裏がしっかり地についているのがすごいなと思いました。体も軽いし、呼吸もとても楽でした。終了後、今回は眠くならず、動かしたい感じでたくさん歩いてから帰りました。足の裏がしっかり地面についている感じがして、歩くのがスムーズで、楽でした。左肩にはコリがあるのを感じました。体の感覚に集中するのは簡単ではないですが、気持ちがいいものだなと思いました。

〇4日後

とにかく、歩くのが楽。右膝の痛みがない。左の肩にコリがあるのを感じるが、重かったり、痛みがあるわけではない。

〇1週間後

右肩は軽いが、左肩、背中にはコリがあるのを感じる。歩くことが楽になった。足が地面にしっかり付く感じがして、今まではもっと不安定だったと気付く。

〇10日間後

肩も開いているのを感じる。歩くのもやはり楽に感じる。右膝の痛みがない。

体験記の全文

120分Rolfingセッションの体験記

レポートとしては初となる,Rolfing120分コースの体験記です。 クライアントは,イールドワークに興味があってお申込みになりました。痛みと施術,セッションで得た体験を生活にどう活かすか?についての考察を含む深い内容です。

以下転載します。

第一回目

田畑さんのロルフィングは非常に繊細なタッチで、触っているか触らないか微妙な感じの時もあり、痛みとはほど遠かった。 それでいて、身体がとても楽になって、呼吸も深くなった。

(一回目は呼吸に焦点をあてた。)

ちょうど、数日前、整体を習っている友人が、痛いのはいいのだと整体の先生から教わっていると言って、とても痛い施術をしてくれたばかりだったので、とても助かった。(その時の痛みは2週間も尾を引いた。)

はっきり言って、痛いのが効くという施術者は、田畑さんの効果的な施術を受けた後では、なにかヒーリングをするのとは別の要求が隠されているのではないかと思ってしまった。

痛いと、肉体的だけでなく、精神的な苦痛もおこる。もし、誰かが以前に整体というのではなく、DVなどの体験を受けていたとしたら、逆にその嫌な体験を思い起こさせてしまっていたのではないかとも思った。

物質的な力を、施術者という権威によって正当化するけれども、それが、相手とのヒエラルキーに立って、相手の身体や精神的な反応を一方的に無視するようであれば、なにか違うのではないか、、、。

こんな風に思えたのも、田畑さんが、施術をしながら、私の身体の反応をよく見ているのがわかるからである。

触っては一呼吸置いて、ある反応が起きるのを待ち、無理はせず、まるで私の身体と対話しているようで、そこでは、対話と調和があり、ヒエラルキーや正当化のような無言の力関係を感じなかった。

また、反応を待ち、時間をおいてから、次のステップに進むという作業には、私自身も、自分の身体の反応の意味や感覚を感じ取る時間を与えてくれる。自分が自分の身体と対話し、考え、感じる時間である。

特に貴重だと思ったのは、その部分で、とても痛い施術を一方的に、何も私の身体の反応を待たずに次々とされた場合、自分で考え、感じるという作業が痛みのために麻痺して、凍り付いてしまい、なにか暴力めいた感じさえ受けてしまうからだ。

一時的に痛みを起こす施術でも、それが対話のうちであり、自分と施術者に、その反応について考える時間を与える場合は違うと思う。自分は尊重されていると感じるし、痛みをある程度、解読できる。

身体の痛みが、ある精神的なストレスや、抑圧し、忘れていたストレスを思い出すきっかけとなってくれることがある。

心と体は繋がっているのだ。

何が問題で、何を自分は手放さなければならないのか、、、。

何が痛みを引き起こしているのか。

その鍵を、たとえ痛みであっても、反応を味わう時間を与えられていることで考え、施術者との信頼関係のうちに、良い方向にかえることができたりもする。

自分の身体を通して、自分自身を知ることはとても大切なことだと思う。

自分は最終的には自分でしか変えられないのだから。

第一回目は呼吸についてだったが、自分がいかに今まで身体を緊張させて、浅い呼吸でいたのか、施術を受けたあとの状態と比較して痛感した。

そして、深い呼吸ができるようになった自分でいると、いかに精神的にも安定して、リラックスして世界に向き合えるようになるのか気づいた。

すると、人や世界に対する見方や感じ方が変わる。

驚きの瞬間だ。

だが、いつもの日常生活に戻ると、この新しい私、深い呼吸で、堂々と話し、自分に自信と誇りを漲らせて話す私に人々はどう反応するのかと不安になりだす。

いつもの、弱弱しく、頼りなさそうに話す、ある意味、”扱いやすい”人から、自分の思っていることを堂々と言う私を周囲の人々は受け入れるだろうか、、という疑念が頭をもたげだす。

逆に言うと、呼吸が深くなり、落ち着いて、胸も張って、身体の重心も良い位置に変わるということが、どれだけ、自分を尊重し、自分を愛し、ありのままの自分でいて、人の言いなりではなく、自分の意見をはっきりと言いたいと思わせるまでに自分の生きるあり方を変えてしまうということは驚くべきことだった。

自分が深い呼吸で、深い声で話したとき、長年抑圧されてきた素直な自分でいたいという欲求が現れたり、自分のもっと自然な姿のありようや美しさや心地よさに自分自身で感動し始めた。

そして、いったん気づくと、もう後戻りしたくないという気持でいっぱいになった。

過去の自分との闘いによって、第一回目の施術の成果も変わってくる。

その成果をどのくらい維持したいかは、自分の過去の人間関係や生活をどのように変え、あるいは抜け出したいかということでもあった。

私の場合、特殊な事情により、第一回目の施術と、二回目との間が空いたので、闘いと、表現してしまうほど、いろいろな観察ができたのだろうと思う。

身体の在り方が変わると、気持ちの持ちようや自分の自尊心まで変わる。本当の自分が素直に表現されるような環境、人間関係、生き方まで求めたいという強い欲求にまで高まる。これに気づいたのは驚きだった。

肺癌の疑いがある方へのワーク

セッション開始当初は,身体を意識してもらうと,感じる感覚のほとんどが痛みに焦点があっていましたが,セッションが進むにつれ,少しづつ,身体の様々な場所に感覚が蘇ってくるとともに,痛み以外の例えば,楽な感覚や動きやすさ,軽さなどの感覚も出てきたようです。

身体の辛さ以外に注意が行き始めると,知覚が広がり,そのことによって,目に入ってくる情報も広がり,質も変わってきます。動きや知覚が変わることによって,パターン化し,囚われた状態から自由になり,前向きに生活する”きっかけ”が生まれます。

それは,思考からではなく,身体の動きが変わることが実のある根本からの改善につながります。

何かが治る治らない,痛い,痛くないというような身体状況の改善より,むしろ意義のある変化だと思います。

http://rolfing.asia/pg216.html

心臓弁手術を受けた方へのワーク (続報)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大手術を受けられて,10回のセッションを提供したところですが,心身が楽になってきたことに加え,手術後常用していた睡眠導入剤を使わなくとも,眠れるようになったとの感想をいただきました。

医療的な介入はときとして必要ですが,その後十分な回復に持って行くには,安静と時間の経過だけでは不十分といえます。

医療処置による影響はどうしても身体に残るので,ソマティックな働きかけを是非活用してもらいたいと思います。

 

スクリーンショット 2015-11-16 14.45.16

 

 

Aさんのセッション1の感想

様々な深い気づきの伴うレポートをお寄せ頂きました。
【ロルフィングレポート①】

●セッションを受ける前の主訴
・表面的には痛みをとりたい(首、肩、頭痛)。
・すぐに緊張して硬くなる体をコントロールできるようになりたい。
・すぐ疲れてしまうので、できることに制限をかけてしまう。
・頭を使うと疲れてしまうのが自覚しているのに、自分の想像以上のスピードで思考が先走るため体と調和がとれない。
・気候、気圧の変化に敏感すぎてしんどい。
・刺激の閾値が低い、感受性が高いと感じるがそれでいつも疲れる。
・体が先にノーと言ってくるので、何がストレスかがわからなくなる。
●初めてお会いした際
平然を装ってはいたと思いますが、知らない人に会うのはあまり得意なことではないので、緊張していたと思います。

田畑さんがあまり、言葉が多くなく、距離があって入り込まれないことで逆に安心をしました。

後で振り返ると、初めて会う人、行く場所、見るもの、意図的にではなくてもかなりの早さで目で情報を集めに行き、主観的に何かしらの評価をしようしていることに気がつきました。
●受けている間
・呼吸に意識を向けることが、強い力を使わないと向かないことに気がついた。
→いつも呼吸が浅いという認識あるが、なかなか変えられないのはそういうわけかと感じれた。

・施術者の位置だけで違和感のレベルが変わり、自分の身体の感覚がとても変化したことに驚いた。

・聴覚や、視覚、空気感などに対して体が不随意(自分が意識していると思っているよりも更に)に働いていることを非常に感じた。

・痛みや違和感などがなくならないと、呼吸の変化が解りずらかった。

・常に症状(痛い、違和感)に意識が向いてしまうことがわかった。

・心地が良いより、心地悪いに意識がむく。
→普段から問題をみつけて、それを解決しなければいけないという仕事のやり方、考え方にとらわれている気がする。(本来はそうすることがベストではないというのは気がついているのに)

・左手を伸ばすイメージで、体幹、下肢のいつもチカラが入りずらいところに力が入る。イメージするだけで体の準備はできるということを感じる。

・逆に如何にいつも手先、足先などわかりやすい所だけで身体を使おうとしているかを感じる。

・いつも不調がある左側は何かに頼る余裕がないことを感じる。感覚かない、支えられないから独りでに頑張って辛くなってるんだなと感じる。
●セッション後帰り
・歩くのが楽、背中が丸くならない。

・気持ちも軽くなる。

・足の裏で地面を捉える感じがある。

・帰り本屋に寄って本を読もうとしたが、くらくらしてぼーっとするのですぐに止めて帰る。

・座ると置き場所がわからない。立つ方が楽。(いつもと反対)

・本や携帯を見るといつもの距離感だとくらくらしてしまうので見るのを止める。

・だらだらと引きずらない。体が変化していることを認めてできないことを止める。体を守る意識が働きやすかった。
●次の日〜2日後
・朝すっきりと目がさめる。こんなに爽快におきれたのは記憶がないくらい。驚いた。

・朝ご飯、弁当を準備をする余裕がいつもよりある。頑張らなくても動ける。朝辛くてぐうたらしてる自分にいつも嫌気がさすので、自己嫌悪にならない。

・午前中は仕事をするときに普段よりすっきりしていた。

・仕事に対する意識も軽くなる。タッチも明確になる。

・余計な事をやらない。余計な場所を触らない。他者との距離がとりやすかった。

・午後は3時頃に疲れて頭痛が起きそうだったので薬を飲む。ロキソニン一錠。
●3〜4日後あたりの出来事
・横になって呼吸に任せる時間を意識的に作るようになった。

・頭で考えないようにするようにと考える。

・脊髄レベルでまず体を整えることを意識する。

・自分の体の置き場所がいいところを探すようになった。関節の角度、位置、頭、体、足の向きなど。動きやすいところ、体に任せるように意識をして動かす。

・脳の中で起きていることを整理すること。心、からだ、頭、感情、理論といった言葉になると分かりやすいようで曖昧にみえる表現でごまかすことをすこしやめてみること。

・仕事するときに一人になる環境をより選択するようになった。余計な会話に加わらない、余計な情報を耳に目に入れない。
●5〜7日後の出来事
・やりたくない仕事(今までならば嫌でも未来の自分のためや、相手のために引き受けていたもの)を断ることができた。

・自信とは、自分の本能的な感覚だけをそっと受け入れてを信じることだという感じがすっとわかったような気がした。

・諦めることが出来るようになってきた。思うように行かないときは、それを手放しすしかない、しょうがないという思考が出てきた。

・まだ起こっていないことに期待を抱かなくなった感じがする。

・感情を出すけど、それを無防備に相手に言葉としてひょいと出してしまう前に、少し待つことが出来るようになった気がする。

・反応する刺激は人の感情や、表情や、空気感や、言葉など。思っていたよりも入り込んでくるんだと納得する。心構えがあるので、まえより落ち込まない。

・ならば自分のために意図的に環境を変えなければいけないということも理解する。

・座ることが心地が悪いことがおおい。座るということは、人間(今の私だけ?)には思っているより難しい事だと感じる。人間は立って歩くように出来た生き物みたいだ。

・体が落ち着くためには関節が求心位にあると楽で、その方向に筋肉は勝手に持って行きたがることをより実感する。きゅーっと引きつけられる感じ。

●それ以降
・首から下は比較的楽になり、左下肢にも意識して体重をかけられるようになった。

・首、頭は痛みや重さなど違和感が強くて、疲れるとすぐ横になりたくなる。

・前は体が辛くなると思い通りにならないことにいらいらして、自分の体を憎んでいた気がするが、今は大事にするようになっていることに気がついた。思っていたよりも答えは近くにあるのかもしれないと思う。

・前よりも少し感情を出すようになった気がする。パートナーに対して怒ったりできるようになってきたこと。まだ人前では泣けないが、1人のときに涙がちゃんと出るようになった。

・体に合わないと感じるもの甘いもの、小麦粉を食べるのを止めれるようになってきた。以前は具合が悪くなるとわかっても疲れると食べてしまっていた。
●その他
・体が辛くなると、セッションのときに手を当ててもらった感覚を思い出して働きかけてみた。

・セッション後の自分の感覚を書きだす、書きながら自分の内側を探るということをしていると、それにさえ力が向きすぎてしまうことを感じる。ちょこちょこ。これは書いておこうとふと思うくらいがちょうど良い。

・いままでセラピストとして何かを与えなければということばかりを考えてきたが、それは自分を予想以上に消耗させ、お互いにとって良いやり取りではないのではないかと考えたりする。

・自分の感情と、相手の感情を混ぜないようにすることの大切さを時折意識するようになった。

★自分の今の精神状態
・実はこれはセッションを受ける理由ではありませんでしたが、9月の頭に実の母を亡くしました。そういうタイミングでした。
それは想像していたよりも理解のできないことで、今自分がどこで何をやっているのかわからなくなることがまだまだよくあります。
考えていたよりも母と私の心の中での繋がりはとても大きかったことを実感しています。
認識したいことと、したくないことがありまだ自分の思考にシャットダウンをします。
でも以前より空想の中に自分を置かなくもなったような気がします。

セッション2の感想

Hさんからのレポートです。

2回目のセッションでは、主に下半身に対して働きかけてもらいました。
田畑さんの誘導に沿って、足先から臀部にひとつづつ意識を向けて、身体をベッドに預けていきました。最初、私は胸だけで呼吸していたかもしれませんが、徐々に、呼吸が臀部や足のほうまで伝わるようになっていきました。
今回のセッション後の変化は、お腹が伸びるようになったことです。私はいつも、腰が反っていたと思うのですが、立位や歩行の時に感じていた腰の痛みをあまり感じなくなりました。たくさん歩いても、以前ほど疲れを感じないようになった気がします。前回は、セッション直後に大きな変化を感じ、その感覚は数日間続きました。今回は、セッション直後には前回ほど大きな変化は感じなかったですが、6日経った今日も、感覚が残っています。

自衛官の方のロルフィング体験

以下,お送り頂いたレポートを転載します。

レポート no.1

第一回目のセッションを受けて。

率直な感想を申しますと、「これしかされないのか!?」という印象でした。
でも確実に体は変化していて、すごく不思議な感じでした。
最近、体の使い方や感覚について、よく意識するようにはしていたのですが、セッション中になかなか変化に気づかなかったのがもどかしかったです。
これから、もっと感覚を研ぎ澄まして、変化に気づけるようになりたいと感じました。
写真を見て、先生のご指摘の通り、体の歪みが改善されてて、驚きました。
特に、お尻が上がっていたのは、はっきりとわかって、骨盤を意識してみると、しゃがんだときに楽さを感じたり、座ったときに腰が軽く感じました。
一番驚いたのは、
翌日、仕事で実施した射撃訓練での出来事です。
自衛官といえど私は、職種上あまり銃を触れることがなく、その日使った9ミリ拳銃に至っては、7年ぶりに使うものであり、周りの隊員より不慣れさを隠せませんでした。
それでも、なんとなく前日施術を受けた呼吸を意識したりして、リラックスしながら、射撃を実施した結果、80人中3位に入り、自分にこんなに射撃のセンスがあると思いもよりませんでした。
好結果が、一概にロルフィングの効果かは判断しかねますが、なにか不思議なパワーが宿ったようで、次回以降のセッションが楽しみになりました。
セッション翌日、翌々日に体がだるくなるようなことがあると忠告を頂いてましたが、そのような感覚なく、むしろ、体が調子よく、疲れにくいです。
次回もよろしくお願いします。

セッション直後からさらに変化する身体

モニタープログラムに参加された方のセッション7直後の身体より,4日経過した後の身体の方が左右のバランスが整う結果となっています。

セッション直後にバランスさせようとするのではなく,身体の自己構成力に任せて,変化を引き出すのが,このワークの目指すところです。

これが,処置ではなく,プロセスとして大局的にとらえるロルフィングの特徴といえます。

比較の写真を以下の場所にアップしています。

Rolphoto gallary