馴れたことから先に進む

クライアントの方の中に,今受けている治療と併行してシリーズを受けてもいいですか?という質問を受けることがあります。

治療だけでなく,ジムで運動の後トリートメントとしてのマッサージを受ける,というサイクルを続けてきた方にとっては,それを休止するということに抵抗があるようです。

ロルファーとしては,今まで受けてきた治療なりエクササイズは有効だったことは否定しなけど,さらに先に進みたいわけですよね?と思うわけです。何かに通わなければ,自分が維持できないとすれば,健全な関係とはいえないはず。もちろん楽しみや好奇心で受け続けるのはアリだと思います。そこには健全な距離のある関係性だからです。

10シリーズを受けている間とその後約半年は,できるだけプロセスを干渉する可能性のある介入は避けて身体と向き合う,というのが望ましい姿勢です。

受けている治療等が一段落ついて準備ができたところで,シリーズを開始することをおすすめします。

ロルファーは,もう何かに強く依存しながらバランスしなくてもいい状態に移行してほしくてワークしています。そういう姿勢でワークすべきだと私は思っています。

でも,ひょっとして,何度もリピートして来てくれるようにビジネスとして施術を提供しているとしたら,果たしてその提供者は,本当に受け手の健康を思ってワークしているのか,チェックしたほうがいいかもしれません。

 

 

信頼関係を築いていて,いつでもwelcomeで,且つ来ない自由も許している関係性なら,何度も訪れる価値のある場所だと思いますが,そうでないとしたら,一度再考した方がいいかもしれません。

ロルフィングの感想とガーンディーの言葉

チネイザンの施術者がロルフィング10シリーズを受けていますが,8回目を終えたところで感想が届きましたので紹介します。

今まで身体の調子が良くないと、食のせいにしてなにか正しい食に改善しようとしてみたり、セラピスト頼りにしたりしてきた。お金や時間や足を使ってなんとかしてもらわねばとやってきた。

今、疲れたら、長く寝る。
食べるのを止める、減らす。お金使わない日をする、楽。という、自分でできることで養生できるようになったのが変化だなぁと思う。
人にしてもらいたかったいろんなこと。
自分でしてあげられることが増えた。

医者(西洋医学の)がいることで,不摂生してもよいという甘えの生活態度が生まれてしまうので,医者はいらない,とガーンディーは断じていますが,体験的にそれに気づいた例なのかもしれません。

また,この方は,以下のようにも綴っています。

ロルフィング8回終わり、分かりやすい変化があらねばという気持ちがどこかにあった。
でも、ゆっくりでよいし、変化がなければないという反応を受け入れることで何か知るだろうな,と思える。

この感想は,

「よいものはかたつむりのようにゆっくり進む。」

 – ガーンディー

という言葉をそのまま体現しているように聞こえます。