姿勢というより,体型が変わっています。 9年前に10シリーズロルフィングを終了し,年2回くらいのペースでいらした方が,最後のセッションから一年経過した後の写真データ。 腸の一部を切除したことのある方へのワーク例(7回途中) 子供の成長を助ける 小学生の時に脊柱側湾症と診断された方の3回のロルフィングセッションの結果 Rolfing Logo boy
 

ロルフィング(Rolfing)とは?

 ロルフィング(正式名称はRolfing® Structural Integration)は、生化学者であるアイダ P ロルフ博士(1896〜1979)によって確立された身体を構造的に統合するためのホリスティックなシステムです。アイダは、50年間にわたって、人間がより効率的に機能するための,バランスのとれた身体を創りだす手法を研究し開発しました。彼女は、身体の筋膜組織(Fascia)に手技により働きかけることにより、各部分があるべき配置に調整されると、肉体的あるいは感情的な傷(トラウマ)から解放され、肉体が機能的になるだけでなく、感情的、心理的そして精神的にも調和への変化- 統合がおこることを見いだしたのです。他の技法と比べユニークな点は,機能的で有機的なまとまりのある身体へ再教育し,外部環境との関係性,とりわけ重力に着目する点です。受け手が身体をより満足のいく状態(Well-being)へと移行するためのプロセス ,それがRolfing®です。 Rolfing®と名付けられたStructural Integrationは,The Rolf Instituteによって公式認定されたロルファーから提供されます。 
 

ロルフィングの原理と方法

 骨の構造のみでは直立できないように、骨をつないでいる筋肉や靭帯などによって初めて、姿勢が決まり立つことが可能です。身体をテントに例えるなら、骨は堅いポール部分に相当し、ポールだけをまっすぐにしようとしたり、1つのロープだけを修正しても、全体のロープのバランスを整えない限り、テントは上手く張れません。つまり支柱ではなく構造にとって重要なのは,周辺の柔軟な構造物の吊り合いや,張りだといえます。ロルフィングは、テントのロープやシート部分に相当する筋肉群のバランスを整えるために、筋膜や靭帯を通じて身体の構造を整えます。筋膜の物性と神経支配の筋肉の張力により,その筋肉全体の張力が決定するので,筋膜に直接あるいは,感覚器を通じて神経系と対話しながら,よりバランスされた状態を身体に入力していきます。制限されていた組織が有機的かつ適切な張力を回復することがきっかけとなって,自らバランスを再構成する潜在能が引き出されます。受け手の身体をどう捉えるかというロルファーのPerspective(観点)が,ワークの仕上がりに大きく影響を与えます。

基本的なロルフィングは,10回のシリーズから構成され、受け手の身体が、持続的に快適なバランスを維持し、全身がつながりをもった美しい機能的な動きができるようにデザインされています。 いずれにしても,より自由で開かれた状態は,体験を通してのみ感じることができるのです。

 

身体の機能性を高め、自己の可能性を向上させるための確かな技法

 オリンピックメダリスト、大リーガー選手、音楽家、作家など世界の一流の人々が、Rolfing®を推奨し、パフォーマンスの向上のみならず、さまざまなレベルに及ぶ変化を感想として述べています。学術的な研究結果も発表されており、UCLA運動力学科のValerie V Hunt博士らは、ロルフィング後の身体の動きがよりスムーズで自然でダイナミックかつエネルギーにみちていることを報告しています。また、John T. Cottingham PhD.らは、ロルフィングが交感神経を鎮め、自律神経を安定化させることを示すデータを報告しています。(Physical Therapy, vol.68,No.9.pp.1364,1988) 年齢を問わず,安全かつ確かに身体を根本的に調整するための技法として,Rolfing®をお勧めします。

ロルファーの教育機関The Rolf Institute
アイダ ロルフ存命中に設立され,彼女の遺産である基本ロルフィング10レシピの本質を保存し,さらに発展させることと,その担い手であるRolferを養成する唯一の教育/認定機関が,米国コロラド州にあるThe Rolf Institute®です。身体統合に必要な解剖/運動機能学,生理学に関しての集中的な教育がなされ,入学試験や論文審査,実際のワークを経て,初めてロルファー(Rolfer TM)として認定されます。正確で安全にストラクチュラルワークを行うためには,身体についての理解と手が必要不可欠です。
現在のRolf Instituteのカリキュラムでは,受け手の反応を尊重した痛みを強要しない効率的なやり方へと発展し,クライアントとの信頼関係も重視されています。アイダは,最期までInsitituteにおいてRolferの教育に当たっていましたが,彼女の没後も優れたインストラクター達が有効なアイディアを持ち込み,それらを統合しながら,カリキュラムは発展し続けています。画一的なマニュアル的手技を教え込むのではなく,受け手の身体に応じた柔軟な組み立てと,パーソナルスキルを確立できるようサポートするのがインストラクターの役目です。さらに,Rolfing®後の身体がより機能的となるためのRolf Movement Integrationや,より深いレベルでの統合を引き出すためのAdvanced Rolfing®など,”その先”を学ぼうとする姿勢に答えるためのトレーニングを常に提供し続けているのがRolfing®のメッカ,The Rolf Instituteなのです。

 

ロルフィング(Rolfing®)を受ける

 全世界では,約1536人のRolferが活躍しています(2010年)。医師や修道僧,教師,弁護士,外交官,ヨガインストラクター,猟師,研究職などさまざまなバックグラウンドをもつ仲間がいます。日本においては,約100名の公式認定Rolferが活躍しています(2015年8月現在)。毎年数名づつ増えていますので,最新の情報は,Rolf InstituteのFind a Rolferのページ或いは日本ロルフィング協会のロルファー一覧でご確認ください。

まず,自分がこれだと思うRolferを選び,満足のいくRolfing®体験をしましょう。最初のRolfing®体験は,貴重で重要です。セッション自体,ロルファーの背景にある経験や人間性がどうしても影響するのと,受け手の方とのコラボレイションでもあることから,ロルファー選びは慎重にした方がいいでしょう。認定トレーニング修了後,ロルファーはその後のトレーニングや経験を通して自らのスタイルを各自確立していくので,ロルファーが異なると,タッチやスキルも含めて全く違った印象や体験をするのは珍しいことではありません。
 もし,少しでもRolferになる気持ちがあるのなら,そのための資金,エネルギー,時間も必要です。自分のRolfing体験がRolferを目指すモチベーションに大きく影響することを覚えておいてください。自分の身体への探求と実際に機能する身体を造っておくことも大切な準備になります。Rolfing®トレーニングに参加するには,公式認定Rolferから,Rolfing®10シリーズとRolfTM Movement practitionerから,Movement 5セッションを受けておくことが,必要条件となります。それから,Rolf Instituteの教育プログラムを読んでみてください。

 

ロルフィングの可能性

  ロルフィングは,いわゆる治療とは異なるプロセスですが,交通事故などによるムチ打ちなどの後遺症や ,手術後の慢性的な痛みや違和感から回復する例も多く観察されています。これらの原因が,深部靭帯組織の構造的制限に由来している場合は有効となる可能性が高いからです。。

 さまざまな他の治療法を試したけれども,改善が認められなかった場合,ロルファーのスキルが結果に大きく関係してきますが,ロルフィングを試してみる価値は十分あるでしょう。受け手側の変化に対する容量にも依存するので,過剰な期待は禁物ですが,身体パフォーマンスの向上はもちろん,老化のプロセスを遅らせるなど等 ,ロルフィングにはさまざまな可能性が潜んでいます。
また,ロルフィングは,肉体のみならず,さまざまなレベルに影響が及び,深い体験を伴うこともあります。人生のターニングポイントで受けたり,ロルフィングを受けることがライフスタイルを変えるきっかけになることもある”あなどれない”プロセスです。

 
 

 

私にとってのロルフィング®

受け手の方とのセッションで大切にしているのは,内側から身体が望む変化を引き出すということです。そのために必要な感覚は,委ねる(Yield),流れ(flow),そして一体感(coherency)です。身体が高い共鳴状態に誘導されると,組織の繊細な動きが活発化し,流れが生まれます。それによって停滞していた場所に動きが回復し,全体と連携し始めます。この反応は,繊細なタッチによって誘導され,ロルファーの開かれた存在状態が媒介します。身体の自己調整能を尊重し,そこに信頼を置くということは,結果的に変化を引き出し,受け手の方に力を戻す(empower)ということにつながります。この一体化した状態を維持し,セッションを閉じると,そこからまた,継続した変化を受け手自ら起こすことができるのです。

ロルファー田畑浩良

どんな方々がセッションに来てますか?

人生のターニングポイントで,いろんなことをリセット中の方
ワークショップでロルフィングを受けるタイミングと感じた方
臨床心理士で,まず自分の身体感覚を育てたいと感じた方
膝や股関節が先天的に脱臼したことがあって,不調を感じている方
慢性的に疲労する体質となり,仕事の効率も低下し,なんとか状況を変えたい方
出生時に鉗子分娩等で頭部が損傷し,頚部に慢性的な緊張を抱えている方
原因不明で長時間立っているのが苦痛でバイトも困難な若者
親にネグレクトされ,幼少時に歯科治療を受けられず,顎関節周辺を外科手術された方
Dystoniaと診断されたピアニストの方
近親者が亡くなり,そこから立ち直っていない方
特に不具合はないが,身体とより繫がるという感覚を持ちたいという動機の方
あらゆる治療法を試したが,変調が改善しなかったという方
他でロルフィングを受けたが,望む効果が得られなかった方
交通事故後,外科手術を受け,変調が続く学生さん
定期的にパフォーマンス向上を目指すフラの踊り手

 などなど
 

援助職:

医師,看護師,ロルファー,サイキックチャネラー,ピラティス講師,ヨガ教師,臨床心理士,理学療法士,セミナー講師
 

アーティスト:

伝統芸能(浪曲師,能楽師)ハープ演奏家,ピアニスト,ボイストレーナー,シンガーソングライター,カメラマン,オペラ歌手,バレエ講師,クムフラ
 

その他文化人:

作家,大学教授(心理学,人文学),歌人
 

その他:

主婦,ビジネスマン,社交ダンス愛好家,キャビンアテンダント,会社役員,ホ・ポノポノ講師,NPO役員,
 
等の方々がお越しになっています。

併せて,ロルフィング体験セッション前後の写真による比較もご覧下さい。

 

 
10回終了後も,高頻度でお受け頂く必要のある方や18歳未満と80歳以上の方,及び研究対象として指定させて頂いた場合に限り,セッション料金を変更させて頂くことがあります。