ロルファー 田畑浩良
Certified Advanced Rolfer™
Hiroyoshi Tahata has worked as a Rolfer since 1998. He joined the Rolf Movement faculty of the Rolf Institute® in 2009.
He brings to this work a depth of creativity and understanding that integrates the principles of structure and function through a gentle and non-invasive approach to transformation. His background in biochemistry clearly bridges the inquiry between science and art. While working at a biotechnology-based company, before becoming a Rolfer, they collaborated on a project with two physicians, Drs. Omura and Shimotsuura, who are using a procedure they call the Bi-Digital O-Ring Test (US patent No.5579783). From his experience with doctors, Hiro understood that it is possible to heal a living organism with very little stimulation.
The essence of the Art of Yield came out of his collaboration with his mentor, Carol Agneessens. With the support of his mentor and much clinical research with clients, Hiro found a way to incorporate the Art of Yield into the 10 series of Rolfing.
In collaboration with Yojiro Katayama, the originator of Migama Seitai, Hiro continues to explore the art of incorporating the Japanese concept of 'ma'.
His latest work, uses 'ma' to promote a profound experience and physical geometric balance ; to find out more and see before and after photos from the work, visit https://yielding.work/.
Hiro provides Rolf Movement® certification program and continues to study/teach Spatial Somatics and the Art of Yield with his colleagues internationally.
He is independently-minded for LGBT, relegion, thought, race, nationality,etc.
体を資本とするトップアスリートや伝統芸能などのパフォーマー、医療・教育など援助職の方々にもセッションを提供させて頂いています。職業、性別、人種、民族や思想、宗教に関わらず、真剣に身体とつながろうとされている方ならどなたでも大歓迎です。生涯現役で、健康寿命をできるだけ長く快適に過ごすお手伝いをしたいと考えています。
Bio
経歴 :
'87〜95年(株)林原生物化学研究所,現:(株)林原に研究員として勤務。
巨核球成熟因子の探索及び、Bi-Digital O-Ring Testにも関わる。
自身の交通事故体験からくる不調に対してRolfingの有効性を体感し、'95年退社と同時に米国コロラド州ロルフ研究所のトレーニングに入る。
'98年からロルファーとして活動開始。
'99年日本人初のRolf Movmentプラクティショナーとして認定。
'09年Rolf InstituteのRolf Movement教員として認定され、以後ムーブメントの認定クラスを教え始める。
2010年から2023年迄に認定プログラムを227日(1702時間)提供。
提供中のセッション
Advanced Rolfing® SI
Rolf Movement® Integration
Somatic Experiencing®
Yielding Embodiment®Orchestration (The Art of Yield)
Skype/Zoom session with SE/Rolfing
The work with Ma (Spatial Somatic art)
ロルファーになった経緯 My process to become a Rolfer
中学校3年14才の夏に交通事故に遭いました。歩行中、車が突っ込んできて左大腿部を強打、宙に舞って草むらに着地し、命拾いしました。車に当てられた瞬間、視界が真っ暗になって、意識は完全に身体から離れ、痛いと叫んでいる自分の声を別のところから聞いている自分がいたのを覚えています。
全身打撲した身体は痛みの感覚が遮断され、日が経つのに連れて、強打した大腿部にだんだん感覚が戻ってきましたが、以前のようには動かず、不安定なバランスになりました。左膝の痛みにはじまり、毎年のようにギックリ腰になる快適さを失った状況だったため、そこから、なんとか身体のバランスを取り戻したいと思うようになりました。高校生になって、本屋で精神世界マップという宝島社から出ている本の中にロルフィングという言葉を知り、なんとも言えない魅力あるその響きがずっと心に残っていました。
バイオ系企業林原に入社して研究員として働いていた時に、ホロトロピックブリージングのワークショップに参加して、その時に日本人ロルファー一号である幸田良隆さんがいらしたのをきっかけにロルフィングをお願いすることになりました。身体の感覚が鈍い自分としては、何が変わったのかあまり把握できないまま終わったのですが、毎年のように苦しんでいたギックリ腰にならないことに後から気づきました。当時はセッション後どう感じるのか聞かれても、どう答えていいのかわかりませんでした。その段階がスタートラインだったので、クライアントの方が身体感覚を言語化できない歯がゆさはよく理解できます。
研究員をずっと続ける人生かと思いきや、母が癌でこの世を去る出来事がありました。当時の勤め先は、インターフェロンなどの癌研究を行っていましたが、その事に対して無力感を感じたこともあって、病気や人生について考える転機になりました。ちょうど、それから2年後担当プロジェクトが完結するタイミングとなり、思い切ってボディワーカーを目指すべく、1995年にコロラド州ボールダーでロルフィングトレーニングを開始しました。
自分のそれまでの体験がすべてセッションに活きることに気づかされます。交通事故になったこと、それによって感覚が遮断されたことと、バランスが悪くなってそれが心理的にどう影響するのかという体験。痛みなどどんな感覚にせよ感じることができるうちはまだマシで、感覚がないことが一番問題だということ。そして、足・脚の支えの重要性を肌で知っていること、どんなに感覚が鈍いところからスタートしても、ワークを通じて身体感覚とバランスを取り戻せる、膝や腰・肩の激痛を知っているが、それもロルフィングで改善することが可能だという経験が、ワークする上での強みになっています。
語学は非常に難がありましたので、そもそもロルファーになれるかどうかわからない状況だった当時からすると、その後の認定Rolf Movementのプラクティショナーになるのも高いハードルで、さらにその施術者を養成する教員になるなど、夢のまた夢でしたが、恩師であるCarol Agneessens先生との出会いが契機になりました。先生の後押しによって、Movementの教員養成のプロセスを終えることができ、2009年にアジア人として初となるファカルティ(教員)として認定されました。亡き母は、高校の教員でしたが、自分も気がついたら教職に着いたのはなんとも不思議です。
修了したトレーニング Professional training
Basic Rolfing® Certification - 1998
Rolf Movement® Certification - 1999
Advanced Rolfing® Certification - 2003
Rolf Movement ® Faculty - 2009
Somatic Experiencing ® Certification - 2011
Hayshibara Biochemical Laboratories, Okayama, April 1987 to Octorber1995.
Searching the new biologically active agent such as Megakaryocyte potentiator.
CranioSacral cource with Jim Asher Level 1 and 2 in 1994 and 1995.
Spinal Biomechanics with Liz Gaggini and Ray McColl in 1999.Spinal mechanics with Michael Salveson in 2001
Visceral Manipulation - Digestive system with Liz Gaggoni in 1999
Visceral Manipulation - Thorax with Didier Pratt D.O. in 2000.
Visceral Manipulation - Urogenital system with Didier Pratt D.O. in 2001.
Assisting Rolf Movement certification program with Carol Agneessens , Tokyo 2005
Assisting Rolf Movement certification program with Carol Agneessens, Tokyo,2007
Assisting Principles week of Unit 2 with Rebecca Carli-Mills, Boulder,2008
Teaching solo movement class in Unit 1, Kyoto, 2008
Teaching solo movemet workshop, Tokyo, 2009
Provided 42 workshops for 147 days toward Rolf Movement™ certification since 2009 (〜2018)
3 days workshop about Yielding work for faculty members of Rolf Institute in 2014
8 days Rolf Movement workshop for US Rolfers in 2015 and 2016 respectively.
提供可能な公式教育プログラム
1.Rolf Movement®プラクティショナー養成認定プログラム
ロルファー向けの30日間認定コース。
2.Rolfing®BasicトレーニングのPrinciples クラス
Phase 2第一週のロルフィングの原則・基本方針のクラス
3.欧州RolfingトレーニングのMentoring program
欧州トレーニングに特徴的な面倒見のいいプログラムです。
4.IASI(International Association of Structural Integration)の継続教育クラス
IASIの継続教育の単位を取得できるクラスを提供します。
Testimonial 推薦
坂本龍一 Ryuichi Sakamoto
ROLFING®
I discovered "Rolfing" by reading an article in some magazine awhile ago, and had a desire to try it out.I tried to understand the concept of "Rolfing"during the very first session I had in Tokyo, but could not grasp the depth of the concept then.
However, I started to feel the balance of the body adjusting, and felt that the axis of the body was getting straight.It is also so nice to see the difference in my body before and after a session by having digital photos taken as proof.
ロルフィング® - 私は、少し前ある雑誌の記事で”ロルフィング”を見つけました。。そして、試してみたいと思ったのです。東京で受けた最初のセッションの間にロルフィングのコンセプトを理解しようと試みたのですが、その概念の深淵さを掴むことはできませんでした。しかしながら、自分のからだのバランスが調整されていると感じ、からだの軸がまっすぐになってきていると感じました。証拠として、セッションの前後で撮ったデジタルの写真データの違いを確認することも素晴らしいことです。
ウィリアム・レーネン William Reinen
「私は、田畑浩良さんをよく知っていますが、田畑さんはとても直感的に体の問題を突き止め、ロルフィングを使ってヒーリングを行う能力があり、さまざまな肉体の問題に対処します。田畑さんとのセッションをおすすめします。
田畑さんにお会いして以来、私は田畑さんへヒーラーとして、人間として、田畑さんの地球への思いやりに大きな尊敬を抱いています。
田畑さんは人が安全と心地よさを感じるエネルギーを放出し、田畑さんのロルフィングのセッションをお受けになる方はパワフルな経験をすることができるでしょう。
田畑さんはクライアントと友人をゆったりとさせるナチュラルなコミュニケーションのスキルも持ちますので、人は田畑さんとコミュニケーションをすると理解されていると感じます。人が本当は何を言っているのかを聞くことができる人です。
クライアント、友人、家族に対して、知性、思いやり、洞察を合わせ持つ、特殊な能力も持ちます。自分の意見を人に課すことなく、個を生かすことを知っている人です。」
ジュディス・カーペインター Judith Carpenter (故人)
吉本ばなな Banana Yoshimoto
本当のことしか言わない妻の公式サイトでリンクしてもらってます。
Rolex・ジャパン社長 ブルース・ベイリー Bruce Bailey
能楽師 安田登氏
安田さんは第一期ロルフィングトレーニングを一緒に立ち上げた日本のロルフィングの功労者のお一人ですが、ワークショップでコラボさせて頂いたり、書籍でお勧めロルファーとしてご推薦頂いています。
キャシー・マコーネル、Advanced Rolfer、Rolf Movement practitioner,
2015年のワークショップでイールドを学んだ後:
ロルフィングのプラクティスにおいて、私はマインドフルな状態でセッションを開始し、 変容の場を創り出す意図と共に、セッションを通して、豊かな自分の存在を維持する助けとなる”あるトーン”になることが分かった。私は自分の身体の背後、特に「肚」に意識を向け続ける限りにおいて、その場の中に「流れ」を呼び込むことができる。時間はゆっくり流れ、 直感が浮かび上がる。私が何かを成し遂げたいという考えが空間に侵入する前に、手は次にどこかに行こうとしているかがわかるようだ。すべてがより透過性あるように感じる。呼吸、身体、とりわけクライアントの身体が。私の思考に基づくセッションの組み立ては、「今にここにいる」ことよりも後回しになる。
Another important inspiration for this quest was learning Hiroyoshi Tahata’s ‘Yield’ approach to Rolf Movement (Tahata and McConnell 2015). Tahata is a Certified Advanced Rolfer and Rolf Movement Instructor who came to Rolfing SI from a cellular-biology background. He uses the back side of his fingers, lightly resting on the client, to evoke an almost instantaneous, system-wide activation of motility. He also uses the back of his hands, under the body, to cue the client’s system to yield to gravity. If you ever have the opportunity to watch him work, the dance he leads between interoception and exteroception is exquisite.
リサ・メイ・フェアマン, Rolf Institute Rolfing教員
2017年Rolf Institute教員会議でデモセッションした後での感想:
一緒にセッションしたことが、私にとっては、過去の溺れて死にかけた事故によって、鈍く不明瞭になっていた身体と精神のつながりと在り方を取り戻す助けになりました。
もう一つシェアしたいのは、セッション前後で体験したことが、私が数年前溺水事故で経験した臨死あるいは一度死んで蘇生する体験、に非常に似ているということです。その時の体験は、つながっていて居心地がいい感覚-肉体的、霊的、情動的で、深く、深淵な喜びと安らかな感覚でした。溺れている間、どんなにもがいて足に絡まったロープから逃れようとしてもそれが無理だと分かった瞬間、私は明晰(clear)になりました。私は自分を解き放ち、自由になり流動的になるのを感じました。それは素晴らしい体験でしたが、私が死にかけた溺水事故の体験が、どうこのMA(間)を用いたロルフィングセッションと関連しているのかはわかりません。想像するに、様々な形態をとるにせよ、本質的に深く満たされた喜びと安心を体験する時には共通点があるのかもしれません。或いは、恐らくですが、私がMA(間)について、その性質、つまり一呼吸置くこと、空間、関係性、それらをちょうど理解しはじめる時なのかもしれないということです。
ヒロ、興味は尽きません。あなたのワークと重要な概念であるMA(間)をシェアしてくれてありがとう。
メアリーボンド, Rolf Institute名誉Rolf Movement教員
Bond先生の著書「Your Body Mandala」にて、田畑のワークについて書いて頂いています。
ヒロのワークは、非常に繊細です。彼のタッチは軽く簡潔で、それはまるで、離れたところで、ギターをつま弾くような感じです。彼のプレゼンスは、安全の本質を伝えています。
"Hiro's work is exceedingly subtle. His touch is light and brief - fleeting, like the strum of a guitar in a distant room. His presence conveys the essence of safty..."
RELATIONSHIP 私のワークに影響を与えた人々
Bi-Digital O-Ring Test認定医
(株)林原に在籍中,研究員だった時に共同研究のため,久留米で3ヶ月ほど御世話になりました。先生のO-Ring診断で選んだサプリメントや漢方の処方だけで,数センチの固形腫瘍がみるみる退縮していく症例を現場で目の当たりにしたことは貴重な経験でした。身体の持つセンサーとしての潜在力,と微細な刺激の可能性,健康について多くのことを学ばせて頂きました。それから20年経って,再び今度はロルファーという別の立場でお会いすることになったのも縁を感じています。
Rolf Institute Rofing&Movement講師
私が,Rolf Movementの教員になるように後押ししてくれた恩師です。1999年のワシントンD.C.でのRolf Movement認定コースで彼女から,Yieldingを紹介してもらったことが,私の転機になりました。具体的に何かの技術を習うというより,彼女からはいろんなインスピレーションをもらうことが多く,人に何かを伝える,教える姿勢にはいつも感動します。彼女のユニークな視点によるBiodynamicなクレニオや胎生学のクラスをアシストするのは,とても貴重な時間となっています。
The delicate weaving of silken flesh
A tapestry of body's wear
Hands nimble and knowing
Which threads to weave and which threads to leave.
Intelligent hands sensing the whole
Seeing implicit beauty, a flower unfolding
Dowsing for waters of life giving mystery
He touches a soul's depth.
You, my friend, are a master weaver
Humbly threading healing alchemy
Spaciousness of breath, bone and gesture
The body of liquid crystalline glows.
Anchoring resilience within the matrix
Gravity’s flow between heaven and earth
My body aligns with grace and ease
Opening to the call of the muse
Giving thanks for the silence in which to listen.
To Hiro
Tokyo movement training 2007
With love from Carol
ロルファー,Tuning Board®考案者
私のベーシックトレーニング中に,私の先生Patricが,1日ダレルを呼んで統合のクラスを開いてくれました。クライアントが立ったままで,離れたところから語りかけるように指示を出すトラッキングでみるみる身体が統合されていくのを目の当たりにしました。ちょっとした変化の度に合いの手を入れるタイミングが,自分が知覚していることと一致していてとても驚いたのを覚えています。そのトラッキング技術を習えると期待して,彼の名刺に書いてあったSomatic Experiencingのトレーニングを受けたのですが,結局それを習うことはありませんでした。彼のオリジナルの技だったのです。この独特のトラッキングは,自分に取り入れているパワフルな技の一つです。
身がまま整体
10年以上前に片山先生とはじめてワークを交換したとき,他のどのロルファーより自分のロルフィングに近い感覚を感じました。それは,矯正しようとする意図から距離を置いて,共鳴を通じて相手と響き合う動的な感覚からワークする同じ種族に会えたような懐かさを感じました。コラボ・ワークショップを通じて,動的感覚はさらに深化し続けています。
ロルファー
日本のロルフィングの発展について