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Rolf Instituteで開催されたRolf Movement認定ワークショップ報告

Rolf Instituteで開催されたRolf Movement認定ワークショップ報告

2024年9月9日から4日間、米国コロラド州ボールダーのDr.Ida.Rolf Instituteにて、”Seeing centering in Hara, integration with Ma“という題目でワークショップを教えてきました。参加希望者が増えて、講師1人に対して8名が基本のところ、18名まで枠を広げて締め切り、それでも10数名がキャンセル待ちという有り難い状況でした。人数が増えた分、クオリティが下がらないか一抹の不安もありましたが、教員仲間やイールドに対して共感してくれているロルファーも多かったので、協力的で安全で静かな変容の場が安定して保持されていました。通訳としても参加してくれた、智子バルドリッジさんの助けもありがたく、また、Instituteのクラス運営をよく知る、ムート延子さんとニール・アンダーソンのバックアップもうれしかった。
2008年のTeacher in trainingのためのPrinciples週を教えた時以来のInstitute本部でのワークショップでした。

Rolf Movementトレーニングの恩師、Rebecca Carli-Mills先生や、教員養成課程にあるCalyn McHose先生、教員仲間であるDuffy Allen、Neal Anderson、ムート延子さんも参加して下さったリッチなクラスでした。過去7,8年前にSantaCruzで開かれたクラスに参加してくれた、MeikeさんやLarrenさん、昨年のクラスに参加してくれたSteveさんやJennyさん、Tomoko さんも通訳を兼ねながら助けてくれました。この写真をクリックすると、Facebook上のこの写真に寄せられたコメントを見ることができます。

このクラスの後日談として、このクラスが、触れないことを扱ったり、他のファカルティが教えていないのではないか?Rolf Movement認定ワークショップとして認められるのか?という懸念が、割とクラシックなRolfingを教えていて、今回参加していないファカルティから、出されたようで、それに対して、Rebecca先生が一つ一つの質問に回答して対応してくれたのです。結果、認定ワークショップとして問題ないとする結論でしたが、Rebecca先生が参加してくれていて、幸運だったと思います。

従来の丹田の位置ではなく、真骨盤内をテンセグリティとした場合の中心は、さらに低い位置にあり、このポイントを、True Pelvic Centering Point(TPCP)として、ここにセンタリングする感覚を得るための間合いを体得してもらうのがこのクラスのハイライトでした。ロルファーは、Proprioception-体内位置感覚やInteroception-内受容感覚が優れているため、場所さえ示せば、感覚を共有するのはそれほど難しくはありません。ただ、精度を上げるためには、センタリングするポイントを前後でも調整する必要があります。この微調整によって、変容の場のクオリティが全く変わってしまうことも、デモンストレーションしました。この微調整に関しては、年単位のプラクティスを要します。参加者のほとんどが、一回のワークショップでは足りないことを悟ったのか、来年にまた次のクラスを開いて欲しいとのリクエストの声が多数上がりました。そのリクエストに応えつつ、waiting listに載った今回参加できなかった人々向けのクラスも開催しようと思います。その他、SIプラクティショナーのスタディグループから、オンラインでクラスを開いて欲しいというリクエストも来たりと、肚、間、そしてイールドの技法に関して、興味は高まっているようです。

参加してくれたロルファーの感想を紹介します。

Lauren Harmonさんの感想です。
https://www.facebook.com/share/p/JgqPJf43TbLCCRkf/
FB投稿記事の和訳:

長年にわたり、田畑浩良(Hiroyoshi Tahata)さんから学ぶ機会を得る前から、彼のワークについて耳にしていました。そして彼がロルファーや人間であることの意味を拡大していることに、とても深く共鳴しました。2016年にサンタクルーズで彼のクラスに参加できた時、それはまるで帰郷したかのようで、私が世界に対して自分の「魔法」を提供するやり方が正しいのだと感じ、ロルファーやプラクティショナーとして、自分の仕事や提供物が「普通の定義」から外れていても大丈夫なのだと確認できました。この経験は、セッションにおいて、人々や馬と関わる際に、私自身でいる自由を深く与えてくれました。

最初のクラス以来、彼ともっと多くの時間を共有することを夢見てきましたが、この8年間、その機会はなかなか巡ってきませんでした。しかし、今週、再び彼の生徒として学ぶ機会を得たことに、心から感謝しています。彼のワークは、人類が癒され、再び統合されるための入口です。彼からセッションを受けることができたこと、そして美しいクラスメートたちとの時間を持てたことに、言葉では表現しきれないほどの感謝の気持ちを感じています。

田畑さんとのセッションは、私に自分でも知らなかったテンセグリティの感覚を見つけさせてくれました。私はまったく新しい感覚を得て、完全に支えられていると感じ、最良の形で永遠に変わりました。私の可能性の認識が無限に広がったのです。浩良さん、そしてクラスメートの皆さん、本当にありがとうございました🙏💕

日本からRolfing インストラクターとしてご活躍のムート延子さんもFB上でこのクラスの感想をシェアしてくれています。
https://www.facebook.com/share/p/bxKAuhkYozTGYAAC/

FB投稿記事の和訳:

夢が叶いました。田畑浩良(Hiroyoshi Tahata)さんのワークショップに参加し、「肚」と「間」を体験しました。通訳はバルドリッジ智子さんでした。浩良さんは、クライアントのシステムを優しく、非侵襲的に快適な状態に導く方法を私たちに教えてくれました。その方法をいくつかの言葉で説明するのは簡単ではありません。http://yielding.work/index.html
私が体験したセッションは、まるで深海の底に横たわって休息しているような感覚でした。身体の様々な部分で小さな動きが現れては消えていき、徐々にベッドに沈み込んでいきました。それはまるで、体内のすべての液体が一滴のように拡がっていくような感じでした。その後、ゆっくりと重力場に戻り、座り、立ち上がると、まるで新しい体になったような感覚がありました。

先週末から、この考え方をロルフィングのセッションに取り入れ始め、良い結果を感じています。イールドの世界はまだまだ奥深いです。ぜひご自身でも体験してみませんか?

その他 FB上で寄せられたコメントの訳を紹介します。

ケビン・フランク先生 (Rolf Movement Faculty)
私はその場にはいませんでしたが、(2017年の)教員会議のプレゼンテーションで田畑さんの重要なワークを見たことがあります。しかし、カリン(今回参加してくれたCalyn McHoseさんでケビンさんのパートナー)はそこにいて、田畑さんがロルフ・ムーブメントの分野に追加しているものに対して深い感謝の気持ちを持ち帰りました。ソマティックムーブメント教育の広い分野における、異文化間の素晴らしい相互交流の例です。ブラボー!

マイケ・グルンドマンさん(参加者の一人)
田畑さん、あなたの深い知恵と教えに今も畏敬の念を抱いています! あなたのワークをこの世界にもたらしてくれて本当にありがとうございます。心から感謝しています。

バルドリッジ智子さん(通訳としてもお手伝い頂きました)
肚(TPCP:True Pelvic Centering point )と間の理解を深めるこの機会を得られたことにとても感謝しています。田畑先生、教えとご指導を本当にありがとうございました。素晴らしいロルフィング/ロルフ・ムーブメントの先生方を含む素敵な仲間と一緒に学べたことは本当に幸運でした。私たちが創り出した(あるいは見つけた?)空間は、とても静かでありながら力強く、癒しの場でした。クラスに参加された皆さん、ありがとうございました。また今後も一緒に学べることを楽しみにしています🙏


上記、TCPCのセンタリングポイントを見つける作業は、イールドの基礎研修でもお伝えしている重要項目です。



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