ラインと共にワークする、という意味の理解が深まっている今日この頃です。
ラインが引き出されるように触れる、そのために、圧力を用いたり、Intentionを向けるなど、いろんな方法がとられます。ラインとはmid line(正中線)からではなく、まずサポートとしての左右の2軸それぞれのつながりを確立すること。そのことによって、その間から、mid line(正中線)が立ち上がってくる、という現象があります。左右それぞれの軸のCore lineが繋がってくると、上肢帯/下肢帯が再構成されます。Core Lineのつながりがprimaryに重要です。そのためになら、どのような技術を使ってもそれを引き出すべきべきです。Core Lineのつながりが得られないままシリーズを終えてしまうと、統合は遠くにあります。実際にロルフィング10シリーズを終えたけれども、何も起きなかったという話を聞くことがあります。いくら様々なプロセスがあるとはいえ、数年経過して、何も自覚できないようであれば、ロルフィング体験は起きていないといえます。ロルフィングを受けることは、イコール統合を意味していません。残念ながら。重力線が上手く身体を通り抜けるためには、geometricな、言葉を換えるとenergeticなLINEが身体に顕在化している必要があります。それによって、ロルフィング体験が得られるのです。
上級ロルフィング教員のJeffrey Maitland先生は、エネルギーについて以下のようにコメントしています。
… instead of trying to explain energy or say what it is (whether it is spiritual, physical, or incorporeal), I begin with a much simpler and more circumspect question: How do you experience energy? …At the heart of energy work is the ability both to feel and to manifest the capacity to do work. Thus, as a preliminary and tentative attempt to understand how we experience energy,
” from Structural Integration(ジャーナル名): The Journal of the Rolf Institute (June 2017), The Felt Capacity to Do Work; Working with Energy, by Jeffrey Maitland and Deborah Weidhaas, Certified Advanced Rolfers.
……エネルギーを説明したり、それが何であるか(スピリチュアルなものなのか、物理的なものなのか、それとも実体のないものなのか)を語ろうとする代わりに、私はもっとシンプルで慎重な質問から始める。すなわち、 エネルギーをどのように体験するのか? …エネルギー・ワークの核心は、まずワークをする能力を感じ、また顕在化させる能力である。したがって、私たちがエネルギーをどのように経験するかを理解するための予備的かつ暫定的な試みとして、私たちは、エネルギーとはワークをするために感じる能力であると言うことができる: