ここ最近,知り合いにもpcr陽性になったり罹ったという人が増えてきた。自分は,月一回下津浦先生によるO-Ring診断でコロナウイルス感染についてチェックしてきたが,抗原検査キットなら試してみたい気持ちもあって,ここ4日間連続測定してみた。pcr検査は原理上,擬陽性や偽陰性の確率が高く,確定診断には適さないことと,鼻粘膜からのサンプリングは侵襲性が高い。一方,抗原検査はスパイク蛋白質に特異的に結合するモノクローナル抗体による検査なので,pcrとは測定の質も信頼性も異なる。比較的安価に入手できるため購入して,測定してみた。いずれも小林製薬のものである。
結果は,以下の写真に示す通り,どのCのコントロールにはラインが検出されているが(これはこの測定自体がうまくいっていることを示すコントロール),T,つまり検体にはラインが検出されないことから陰性という結果だった。そもそも何の症状もないので当たり前の結果であるが,実際測ったらどうなるかはやってみないとわからない。
pcrは,症状がないなら絶対やるべきではないが,クライアントの状況はそれぞれ異なるので,免疫弱者の方に接する機会がある場合やクライアント自体が相当免疫が落ちているような注意が必要な場合は,こうした検査で確認して安心してもらうのも一つ手段としてありかもしれない。