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遠隔セッション

遠隔セッション

Spatial Somatic Art of remote healing

セッションルームにお越し頂かなくても,現象として,遠隔のセッションによって,身体共鳴が起こり,その場に身をあずける動きが促され,深い休息と共に様々な変化が促されます。個々に反応や体験は異なりますが,慢性的な疲労状態がリセットされることもあります。

10分の間だけで 様々な反応があり濃密な時間でした。セッション後もしばらく堪能してゆったりと過ごせました。その間 呼吸がどんどん深くなっていくのですが今朝になって 呼吸を感じて安心することをはじめて実感したような感覚を味わいました。今も日常で様々な対応の中にいても身体のどこかに落ち着いた感覚があります。

 ーこれから登山に行くクライアント

おかげさまで何やっても取れなかった慢性疲労がすっかり楽になり体が軽いです。

遠隔セッションでは,どのようなことをしているのかというと,まず,クライアントの方にはゆったりとくつろげる場所で横になって頂きます。セッションでは,携帯電話でテキストメッセージを通じて開始を告げます。その間,プラクティショナーである私は,クライアントの方の存在を意識しながら,その空間に於ける丁度いい間合いを感じられる場所を見つけ,ただそこに留まります。その時の知覚は,肚に感覚が集まり同時に空間に対して広がりが感じられる状態です。この場所は,相互作用で生まれる固有の位置関係になります。そこが見つかると受け手の身体の反応が開始します。一旦この状態にコンディショニングされると,後は介入がなくても,自発的にプロセスが進みます。 10分間はこのコンディショニングに必要な時間で,反応はその後も続きますが,ご自宅でゆっくり横になったまま,必要なだけ変化を見守ることができるのがオンラインの利点です。

遠隔セッションは,感染症や医療処置,事故をはじめとする様々なストレス後に生じた,慢性的に疲労している状態からの快復に役立つ可能性があります。パンデミック禍や様々な理由で対面セッションが不可能な場合にも適用できます。突発的な事故で動けない場合や,高齢になって外出がままならない状態になった場合にも応用できる受け皿としたいと考えています。

遠隔セッションは,一度対面した経験のあるクライアントだけ反応が引き出されるわけではありません。経験によってプロセスが補填されるような心理系セラピーの遠隔とは概念が違うようです。また,zoomを通してグループで行っても,共鳴現象は起きます。サイエンティフィックな解釈はまだまだこれからですが,多くの方にご活用頂きたいと考えています。

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