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Yielding Embodiment® Orchestrationの特徴

通常の徒手療法の多くは、触れることが介入になっていると思いますが、Yielding Embodiment Orchstration (YEO)が重視しているのは、触れることよりむしろ、触れる前と手を離した後の施術者のプレゼンス – 「在り方」です。特に、受け手の身体システムが、介入を受け容れる準備ができてから、働きかけることが重要で、そのためには、受け手とプラクティショナーが相互に安全安心を感じる位置関係を最初に探っていきます。この時、プラクティショナーの肚を感じることを通して、最初に落ち着ける位置関係を決め、第一ポジションとします。そこにしばらく留まることで、安全安心のレベルが深まり、それをきっかけに、多くの場合、受け手の身体システムのさまざまな方向への親和性が高まっていき、介入に対する準備につながります。

トレーニングの特徴は、負担や変化を強いることがないため、連日の効果セッションにも関わらず、調子は上がっていきます。調子を崩したり、情報が未消化になると、せっかく何かを学んでもEmbodyされず、身にならない使えない情報になってしまいます。

相互主観の中で安全安心な場を誘導し、肚の感覚を重視することで、ワークによる変容は、特定の例えば、神経系だけ、とか筋膜系だけ、といった限定された変化ではなく、全体のシステムが包括した変化を起こすようです。→経験的なものですが。
実際に、5/2-5のクラスでは私が参加生の実習時間に受け手になる機会があったのですが、右肩の関節でもパーツでもなく、全体の細胞が一斉にちょっとずつ側方に広がって、まるで腕が「生えた」ような感覚になり、反応が収まると背中が軽くなっていつも負担になる違和感が消えてしまった変化がありました。ワークして頂いたのが、クレニオのバイオを実践されている方で、その背景も関係したと思いますが、とにかく今まで経験したことのない、衝撃的なセッションでした。
というような変化もあり、実習以外は実りあるディスカッションに費やされますが、イールドワークを詰めていくと以下のような原則?が浮かび上がってきました。(なぜか訛りが)


Yielding Embodiment®の本質:
急がば回れ    (虫がいいこというんでねえ!)
まねっこはなんねえ (間合いは組み合わせでその都度違う)
わからんことはわからんでええ (身体が起こすことはわからんのやから)
してみにゃ、わからん(こんな症状に効きますか?という質問に対して)

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